JP2015055189A - 内燃機関のフィルタの取付構造 - Google Patents

内燃機関のフィルタの取付構造 Download PDF

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順一 中島
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Abstract

【課題】フランジにおけるフィルタの強固な保持及び良好なシール性を確保することができる内燃機関のフィルタの取付構造を提供する。【解決手段】目開きの異なる3つのフィルタ21は積層されている。積層された3つのフィルタ21は、これらの取付部21bが2枚のガスケット25によって挟持され、この状態で溶着されてガスケット25と一体化される。又、一対のフランジ26の少なくとも一方には、周状の段部26aが形成されている。段部26aは、積層されたフィルタ21が一体化されることによりガスケット25に生じた板厚部分の進入を許容する。これにより、フランジ26は、フィルタ21が一体化されたガスケット25を強固に挟持することができ、フィルタ21を良好に保持するとともにシール面の面圧を高めて良好なシール性を確保することができる。【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関の排ガスが流れる排ガス配管に、排ガス中の異物を除去するためのフィルタを取り付ける内燃機関のフィルタの取付構造に関する。
近年、内燃機関による燃料の利用効率を向上させるために、内燃機関における燃料の燃焼に伴って排出される排ガスを利用することが積極的に行われている。例えば、排ガス中に含まれる未燃燃料を再度内燃機関に導入することにより、内燃機関による燃料の利用効率を向上させるようにしている。
このように排ガス中に含まれる未燃燃料を再度内燃機関に導入する場合には、排ガス中に含まれる異物(コンタミ)が内燃機関及び周辺機器に侵入することを確実に防止するに必要がある。この場合、一般に、排ガス配管には、異物を除去するためのフィルタが設けられるようになっている。
ところで、排ガス中の異物を確実に除去するためには、すなわち、フィルタの性能を向上させるためには、フィルタの目開きを小さく(所謂、目を細かく)する必要がある。しかし、単に、フィルタの目開きを小さく(目を細かく)すると、フィルタ自体の機械的な強度の低下を招く虞がある。従って、安価にフィルタの性能を向上させるためには、目開きの異なる複数のフィルタを重ねて排ガス配管に取り付けることが極めて有効である。
一方で、排ガス配管にフィルタを取り付ける際、排ガス配管を形成する種々の配管同士を接続するためのフランジによって挟持されて取り付けられる場合がある。この場合、排気ガスの漏れをシールするガスケットもフランジによって挟持される。このため、フィルタ及びガスケットを挟持したフランジ同士を、例えば、ボルトとナットによって締結した場合、フランジ間におけるファルタを挟持する部分の間隔(厚み)がガスケットを挟持する部分の間隔(厚み)と異なる可能性がある。この場合には、フランジ同士をボルトとナットにより締結する際の軸力が分散してしまい、言い換えれば、ガスケットのシール面における面圧を十分に確保することができず、ガスケットのシール性能の低下が懸念される。
そこで、従来から、例えば、下記特許文献1に示された内燃機関のフィルタの取付構造は知られている。この従来の内燃機関のフィルタの取付構造では、互いに接続される低圧EGR管と接続管に一対のフランジが設けられ、それらの間にガスケットが挟持されるようになっている。そして、この従来の内燃機関のフィルタの取付構造では、ガスケットは、フランジの間に挟持されて排ガスをシールするシール部と、シール部の内側に配置されてフィルタの取付部が係合した状態でフィルタを保持する保持部とを有するようになっている。このような、従来の内燃機関のフィルタの取付構造によれば、ガスケットの内周部分に形成された保持部にてフィルタを係合させて保持するため、フランジがフィルタを挟持する構造ではない。このため、仮に、複数のフィルタを重ねた場合にも、例えば、ボルトとナットによりフランジ同士を締結する際の軸力の分散を防止して、ガスケットのシール性能を確保することができるようになっている。
特開2011−202536号公報
上記従来の内燃機関のフィルタの取付構造においては、ガスケットに形成された保持部に対してフィルタを単に挿入して係合させるようになっている。言い換えれば、フィルタは、フランジの締結状態に関係なく保持されるようになっている。ところで、特に、内燃機関に用いられるフィルタに対しては長期間に渡り脱落することなく良好なフィルタの性能を発揮することが要求されるが、上記従来の内燃機関のフィルタの取付構造では、フィルタをフランジ間で強固に保持することができず、その結果、良好なフィルタの性能が発揮できない可能性がある。又、上記従来の内燃機関のフィルタの取付構造では、ガスケットの内側(内周側)に保持部を形成する必要があるため、シール性能の低下が懸念される。
本発明は、上記した問題に対処するためになされたものであり、その目的の一つは、フランジにおけるフィルタの強固な保持及び良好なシール性能を確保することができる内燃機関のフィルタの取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するための、本発明の特徴は、内燃機関から排出された排ガスが流れる排ガス配管に排ガス中の異物を除去するための金属製のフィルタを取り付ける内燃機関のフィルタの取付構造であって、前記排ガス配管を構成する配管部材の端部同士を互いに接合するように対向して設けられた一対のフランジと、前記一対のフランジの間に挟持された少なくとも2枚のガスケットと、目開きの異なる複数のフィルタと、を備え、前記複数のフィルタは、積層され、且つ、外周端部が前記ガスケットによって挟持された状態で、前記ガスケットに対して一体的に溶着されており、前記一対のフランジのうちの少なくとも一方のフランジは、積層されて前記ガスケットに対して一体的に溶着された前記複数のフィルタの前記外周端部に対応する部分の進入を許容する段部を有するように構成されることにある。
この場合、前記複数のフィルタは、目開きの相対的に大きい2つのフィルタによって目開きの相対的に小さい1つのフィルタが挟まれて積層されるように構成することができる。そして、これらの場合、前記排ガス配管は、例えば、前記排ガスの一部を、前記内燃機関に新気を吸入させる吸気配管に還流させるための排ガス還流管を含んで構成されており、前記一対のフランジのうちの少なくとも一方のフランジは、前記排ガス還流管の端部に設けられるように構成することができる。
これらによれば、目開きの異なる複数のフィルタを積層することができるため、フィルタの性能を良好に確保することができるとともに、例えば、目開きの相対的に大きなフィルタによって目開きの相対的に小さなフィルタを挟むことにより、積層後の機械的な強度を十分に確保することができる。これにより、例えば、排ガス還流管においてフィルタを設けて異物を除去する場合であっても、長期間に渡り良好なフィルタの性能を発揮することができる。
そして、このように積層した複数のフィルタは2枚のガスケット間に挟持された状態で一体的にガスケットに対して溶着されて組み付けられ、フランジはフィルタが一体的に溶着されたガスケットを強固に挟持することができる。この場合、一対のフランジのうちの少なくとも一方に段部を形成することができるため、この段部がガスケットの一般部(シール部)に比してフィルタの外周端部を挟持することによって厚さが増大する部分(板厚部分)の進入を許容する、所謂、板厚部分(外周部分に対応する部分)を逃がすことができる。
これにより、積層された複数のフィルタはガスケットを介してフランジによって強固に挟持されて保持される。従って、長期間に渡り脱落することなく異物の除去を行うことができる。又、フランジに形成された段部がフィルタの外周部分に対応する部分、すなわち、ガスケットのシール部分よりも厚くなる板厚部分を逃がすことができるため、ガスケットの大部分がフランジによって強固に挟持されることにより、シール面における面圧を高めることができて極めて良好なシール性能を発揮することができる。
本発明の実施形態に係り、本発明を適用した内燃機関の構成を概略的に示す図である。 図1のフィルタの構成を説明するための図である。 図1及び図2のフィルタの取付部分を拡大して示す断面図である。 フィルタとガスケットとの溶着を説明するための断面図である。 フィルタの取付部分を更に拡大して示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係り、本発明による内燃機関のフィルタの取付構造が適用される内燃機関(以下、「エンジン」と称呼する。)1の構成を概略的に示している。エンジン1は、例えば、4つの気筒2を有する車両用のディーゼルエンジンである。
各気筒2には、吸気配管3及び排ガス配管4が接続されている。吸気配管3は、1本の吸気管5と、この吸気管5に吸気チャンバ6を介して接続された吸気マニホールド7とにより構成されており、吸気マニホールド7は各気筒2に接続されている。
吸気管5には、上流側から順に、スロットル弁8、ターボチャージャー9のコンプレッサ10及びインタークーラー11が配置されている。スロットル弁8は、図示省略のアクチュエータで駆動されることにより、気筒2に吸入される新気の量を調整する。コンプレッサ10は、後述するタービン17が回転することによって、吸気を過給するようになっている。インタークーラー11は、過給によって温度が上昇した吸気を冷却するものである。
一方、排ガス配管4は、各気筒2に接続された排気マニホールド12と、その下流側に接続された1本の排気管13と、排気管13と吸気管5との間に互いに並列に接続された
高圧EGR管14及び排ガス還流管としての低圧EGR管15とにより構成されている。
排気管13には、上流側から順に、ターボチャージャー9のタービン17、NOx触媒18及びDPF19が配置されている。タービン17は、排気管13を流れる排ガスによって回転し、タービンシャフト17aを介してコンプレッサ10を一体的に回転させて過給動作を行わせるようになっている。
NOx触媒18は、例えば、ゼオライト等を担持しており、エンジン1のリーン運転時に排ガス中のNOxを補足するとともに、リッチ運転時に還元剤が供給されて補足したNOxを還元状態で脱離させることにより、排ガスを浄化する。DPF19は、例えば、セラミック等から構成されており、排ガス中の煤等のパティキュレートを捕集することにより、排ガスを浄化する。
又、高圧EGR管14は、排気管13のタービン17よりも上流側から分岐し、吸気管5のインタークーラー11よりも下流側に合流している。このため、高圧EGR管14を介して、高圧・高温の排ガスが高圧EGRガスとして吸気管5に還流する。ここで、高圧EGR管14には、高圧EGRガス量を制御するための高圧EGR制御弁20が設けられている。
一方、低圧EGR管15は、排気管13のタービン17よりも下流側、より詳しくは、排気管13のDPF19よりも下流側から分岐し、吸気管5のコンプレッサ10よりも上流側に合流している。このため、低圧EGR管15を介して、高圧EGRガスよりも低圧
・低温の排ガスが低圧EGRガスとして吸気管5に還流する。
又、低圧EGR管15には、上流側から、すなわち、DPF19側から吸気管5側に向かう順に、低圧EGRガス中の異物(コンタミ)を補足するためのフィルタ21と、低圧EGRガスを冷却するためのEGRクーラー22と、低圧EGRガス量を制御するための低圧EGR制御弁23が配置されている。尚、低圧EGRガス中の異物には、DPF19の下流側において生成された酸化物の他、DPF19から脱落したセラミック片等が含まれる。
次に、フィルタ21の構成及び取付構造について説明する。フィルタ21は、図2に概略的に示すように、保形性を有する金属製のメッシュフィルタであり、半球状のフィルタ本体21aと、フィルタ本体21aの外周端部に形成された鍔状の取付部21bとから構成されている。そして、本実施形態においては、図2に示すように、フィルタ本体21aにおけるメッシュの目開きが異なる複数のフィルタ21を積層するようになっている。具体的に、本実施形態においては、メッシュの目開きが相対的に大きいフィルタ本体21aを有するフィルタ21(以下、このフィルタ21を粗いフィルタ21と称呼する。)を2枚用い、この2枚の粗いフィルタ21間に、メッシュの目開きが相対的に小さいフィルタ本体21aを有するフィルタ21(以下、このフィルタ21を細かいフィルタ21と称呼する。)を挟むように積層する。ここで、粗いフィルタ21におけるフィルタ本体21aの目開きとしては、例えば、180μm程度であり、細かいフィルタ21におけるフィルタ本体21aの目開きとしては、例えば、75μm程度である。
そして、このように、粗いフィルタ21、細かいフィルタ21及び粗いフィルタ21の順で積層されたこれらのフィルタ21(以下、3つのフィルタ21が積層された状態を単にフィルタ21とも称呼する。)は、図3に概略的に示すように、DPF19を収容するケーシング19aから突出する接続管24と低圧EGR管15との接続部分に、積層されたフィルタ本体21aが低圧EGR管15内の通路を塞ぎ、フィルタ本体21aの開口が上流側に向いた状態で、取り付けられる。このとき、フィルタ21は、2枚のガスケット25,25によってその外周端部である取付部21bが挟持されて一体的に溶着された状態とされ、一対のフランジ26,26によってガスケット25,25が強固に挟持されることにより取り付けられる。
各ガスケット25は、例えば、薄肉のステンレス鋼板等で構成され、低圧EGR管15及び接続管24の管内径よりも僅かに大きな内径を有する貫通穴を有するドーナツ板状に形成されている。このため、ガスケット25,25は、その内周端部側にてフィルタ21の積層された取付部21bを挟持し、外周端部側が一対のフランジ26,26によって挟持される。これにより、ガスケット25,25は、一対のフランジ26,26によって挟持されることによって積層されたフィルタ21を強固に支持するとともに、一対のフランジ26,26によって挟持される部分にて流通する排ガスの漏出を阻止するシール性能を発揮する。ここで、以下の説明においては、積層された状態の3つのフィルタ21の取付部21b(外周端部)及びこの取付部21b(外周端部)を挟持するガスケット25,25の内周端部を合わせて板厚部分と称呼する。尚、本実施形態においては、2枚のガスケット25,25を用いて実施するが、2枚以上であればガスケット25の数については限定されるものではない。
各フランジ26は、鋼板等で構成され、比較的厚いドーナツ板状に形成されている。一対のフランジ26,26は、低圧EGR管15及び接続管24の各端部において互いに対向するように設けられており、各端部に対して一体的に固着されている。そして、一対のフランジ26,26は、ボルト及びナット等の締付具27により、2枚のガスケット25,25を挟持した状態で締め付けられるようになっている。又、一対のフランジ26,26のうちの少なくとも一方、具体的に本実施形態においては低圧EGR管15の端部に固着されるフランジ26には、締付具27によって締め付けられた状態において上述した板厚部分の進入を許容する、すなわち、板厚部分を逃がすための段部26aが周状に形成されている。
このように構成されるフィルタ21のガスケット25及びフランジ26に対する組み付けは、以下のように行われる。先ず、図2に示したように、粗いフィルタ21上に細かいフィルタ21を重ね、更に、細かいフィルタ21上に粗いフィルタ21を重ねる。続いて、このように積層された3つのフィルタ21の取付部21b(外周端部)を2枚のガスケット25,25の内周端部に対して一体的に溶着する。すなわち、フィルタ本体21aを一方のガスケット25に形成されている貫通穴に挿通させ、図4に示すように、重ねられた3つのフィルタ21の取付部21bを2枚のガスケット25,25の内周端部側にて挟む。この状態において、取付部21bとガスケット25,25の内周端部とを、例えば、抵抗溶接等により溶着して一体化する。
次に、このようにフィルタ21が一体的に溶着されたガスケット25,25は、一対のフランジ26,26によって強固に挟持される。このとき、フランジ26,26が締付具27による締め付けに伴い、フィルタ21が一体化されたガスケット25,25における板厚部分は、図5に概略的に示すように、例えば、低圧EGR管15側のフランジ26に対して周状に形成された段部26a内に進入する。言い換えれば、ガスケット25,25における板厚部分は、段部26aに逃げる。これにより、フィルタ21が一体化されたガスケット25,25における板厚部分以外の部分は、図5に概略的に示すように、略平行とされた一対のフランジ26,26の対向面により、均一の厚さを維持した状態で挟持される。従って、シール面における面圧を高めることができて、良好なシール性能を発揮することができる。
以上の説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、粗いフィルタ21、細かいフィルタ21及び粗いフィルタ21のように、目開きの異なる3つのフィルタ21を積層することができる。このように、特に、細かいフィルタ21を設けることができることにより、排ガス中の異物を除去するフィルタ性能を良好に確保することができる。又、機械的な強度の高い粗いフィルタ21の間に機械的な強度の低い細かいフィルタ21を挟むことにより、積層した状態におけるフィルタ21の機械的な強度を十分に確保することができる。これにより、低圧EGR管15にフィルタ21を設けて流通する排ガス中の異物を除去する場合であっても、長期間に渡り良好なフィルタ性能を発揮することができる。
更に、上記実施形態によれば、積層された3つのフィルタ21の取付部21b(外周端部)を2枚のガスケット25,25の内周端部側で挟持し、この状態で、例えば、抵抗溶接等の溶着により積層された3つのフィルタ21と2枚のガスケット25,25とを一体化することができる。そして、一対のフランジ26,26は、フィルタ21が一体化された2枚のガスケット25,25を強固に挟持することができる。このとき、積層されたフィルタ21を一体的に挟持することによってガスケット25に生じる板厚部分は、低圧EGR管15に固着されるフランジ26に周状に形成される段部26aに進入することができる。すなわち、板厚部分は、一対のフランジ26,26が締付具27によって締め付けられることに伴って段部26aに逃げることができる。
これにより、積層された3つのフィルタ21は、ガスケット25,25を介してフランジ26,26によって強固に挟持されて保持される。従って、エンジン1に取り付けられる環境においても、フィルタ21は長期間に渡り脱落することなく異物の除去を行うことができる。又、フランジ26に形成された段部26aが、積層されたフィルタ21を挟持することによってガスケット25,25に生じた板厚部分を逃がすことができるため、ガスケット25の外周端部方向の大部分がフランジ26によって均一に且つ強固に挟持される。従って、シール面における面圧を高めることができて極めて良好なシール性能を発揮することができる。
本発明に実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明に目的を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、3つのフィルタ21を積層、すなわち、粗いフィルタ21、細かいフィルタ21及び粗いフィルタ21をこの順に積層して実施した。この場合、異物除去の要求性能に応じて、2つのフィルタ21を、例えば、細かいフィルタを粗いフィルタ21に積層するようにして実施することも可能である。或いは、4つ以上の目開きの異なるフィルタ21を積層して実施することも可能である。これらの場合においても、目開きの異なるフィルタ21を積層することにより、機械的な強度を向上させることができるとともにフィルタ性能を良好に確保することができて、上記実施形態と同等の効果が得られる。
更に、上記実施形態においては、低圧EGR管15に固着されるフランジ26にのみ段差26aを形成して実施した。この場合、低圧EGR管15に固着されるフランジ26に加えて接続管24に固着されるフランジ26にも段差26aを形成して実施可能であることは言うまでもない。更には、接続管24に固着されるフランジ26にのみ段差26aを形成して実施することも可能である。このように、対向する一対のフランジ26,26のうちの少なくとも一方に段差26aを形成することにより、板厚部分を逃がすことができるため、上記実施形態と同等の効果が得られる。
1…エンジン(内燃機関)、2…気筒、3…吸気配管、4…排ガス配管、5…吸気管、6…吸気チャンバ、7…吸気マニホールド、8…スロットル弁、9…ターボチャージャー、10…コンプレッサ、11…インタークーラー、12…排気マニホールド、13…排気管、14…高圧EGR管、15…低圧EGR管、17…タービン、18…NOx触媒、19…DPF、20…高圧EGR制御弁、21…フィルタ、21a…フィルタ本体、21b…取付部(外周端部)、22…EGRクーラー、23…低圧EGR制御弁、24…接続管、25…ガスケット、26…フランジ、26a…段部、27…締付具

Claims (3)

  1. 内燃機関から排出された排ガスが流れる排ガス配管に排ガス中の異物を除去するための金属製のフィルタを取り付ける内燃機関のフィルタの取付構造であって、
    前記排ガス配管を構成する配管部材の端部同士を互いに接合するように対向して設けられた一対のフランジと、
    前記一対のフランジの間に挟持された少なくとも2枚のガスケットと、
    目開きの異なる複数のフィルタと、を備え、
    前記複数のフィルタは、
    積層され、且つ、外周端部が前記ガスケットによって挟持された状態で、前記ガスケットに対して一体的に溶着されており、
    前記一対のフランジのうちの少なくとも一方のフランジは、
    積層されて前記ガスケットに対して一体的に溶着された前記複数のフィルタの前記外周端部に対応する部分の進入を許容する段部を有するように構成された内燃機関のフィルタの取付構造。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のフィルタの取付構造において、
    前記複数のフィルタは、
    目開きの相対的に大きい2つのフィルタによって目開きの相対的に小さい1つのフィルタが挟まれて積層される内燃機関のフィルタの取付構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の内燃機関のフィルタの取付構造において、
    前記排ガス配管は、
    前記排ガスの一部を、前記内燃機関に新気を吸入させる吸気配管に還流させるための排ガス還流管を含んで構成されており、
    前記一対のフランジのうちの少なくとも一方のフランジは、
    前記排ガス還流管の端部に設けられるように構成された内燃機関のフィルタの取付構造。
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