JP2015054147A - 消火設備を備える軌条車両 - Google Patents

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政樹 樋口
Masaki Higuchi
政樹 樋口
光 高橋
Mitsuru Takahashi
光 高橋
淳一 國本
Junichi Kunimoto
淳一 國本
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Abstract

【課題】小さい取り付け作業工数で消火設備を備えることができるとともに、軌条車両の車内空間に消火剤を効果的に噴霧して速やかに消火できる消火設備を備える軌条車両を提供すること。
【解決手段】軌条車両10は、屋根上に消火装置20を備えるとともに、軌条車両10の車内に手すり22と、この手すり22に接続される握り棒26を備えている。手すり22および握り棒26には消火剤が噴射するノズル29を備えており、消火装置20と手すり22とは屋根構体12を貫通する態様で備えられる接続管21によって接続されている。非常時には消火装置20に内蔵される消火剤が、接続管21を経由して手すり22や握り棒26の内部の空間に圧送される。つまり、手すり22や握り棒22を中空の筒体で構成し、その内部を消火装置20に備えられる消火剤を圧送する管路(流路)として供されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、火災が発生した時に消火剤を圧縮空気によって車内に敷設された配管に圧送するとともに、この配管の各部に備えられたノズルから消火剤を車内に噴射する消火設備を備える軌条車両に係り、特に、消火剤を車内に供給する配管の構成に関する。
一般に、日本における鉄道車両の火災対策は、燃えにくい(不燃)材料で車両を構成することが基本になっている。具体的には「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」に、車両の電線は機器の発熱等による火災発生を防ぐことができるものを採用すること、また、アーク又は熱を発生するおそれのある機器は適切な保護装置が供えられたものであること、さらに、旅客車の車体は、予想される火災の発生及び延焼を防ぐことができる構造及び材質でなければならないことなどが明記されている。
特許文献1には、鉄道車両に供されるスプリンクラーシステムが開示されている。このスプリクラーシステムの特徴は、簡単な保守によって消火設備の機能が維持できることに加えて、乗客等の悪戯に対するシステムの耐性を高めたことなどである。
米国特許出願公開第2006/0038029号明細書
従来、軌条車両に供される消火設備は、消火剤タンクと、この消火剤を圧送する高圧空気が蓄圧された高圧タンクと、軌条車両の車内各部に消火剤を圧送する配管などから構成されている。これら配管は、軌条車両の構体を構成する屋根構体の車内側や、側構体の上端部の車内側に備えられた支持部に固定されており、敷設された配管はその任意の箇所に消火剤を噴射するノズルを備えている。これら配管等は、屋根構体の車内側に備えられる天井パネル等の内装材によって遮蔽されているので乗客等の目には触れない。配管に備えられる複数のノズルの先端部のみが、天井パネルや内装材に備えられる開口部に嵌入されて車内側に露出しているので、非常時には軌条車両の車内各部にノズルから消火剤を噴射することができる。
屋根構体に敷設された配管に備えられるノズルと、屋根構体と側構体の上端部とに固定される天井パネルとの位置関係を把握した後、天井パネルにノズルの先端部が嵌入される開口部を加工していた。ところが、鉄道車両を構成する屋根構体の寸法公差(誤差)や、屋根構体に取り付けられる配管および天井パネルの取り付け交差(誤差)等のため、ノズルの先端部が天井パネルに備えられた開口部に嵌入できない場合があり、天井パネルの取り付けに時間を要する場合があった。
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたものであり、小さい取り付け作業工数で消火設備を備えることができるとともに、軌条車両の車内空間に消火剤を効果的に噴霧して速やかに消火できる消火設備を備える軌条車両を提供することを目的としている。
本発明によれば、上記課題は、消火剤と前記消火剤を圧送する蓄圧源を有す消火装置と、前記消火設備に接続されるとともに前記消火剤を軌条車両の各部に圧送する配管と、から構成される消火設備を備える軌条車両において、前記軌条車両の内部に備えられる手すりを前記配管とした消火設備を備える軌条車両によって解決できる。
本発明によれば、小さい取り付け作業工数で消火設備を備えることができるとともに、軌条車両の車内に効率よく消火剤を散布できる軌条車両を提供することができる。
図1は、モノレール車両の側面図である。 図2は、消火設備を備えるモノレール車両のA−A断面図である。 図3は、図2に示した消火設備を備える鉄道車両のB−B断面図である。 図4は、図3に示した握り棒のC部の垂直断面の拡大図である。 図5は、図4に示した握り棒のD−D断面図である。
軌条車両とは、敷設された軌道に沿って運行される輸送機関の総称であり、鉄道車両、路面電車、新交通システム、モノレール車両等を含む。以下、実施例1において、軌条車両の代表例としてモノレール車両に適用された本発明の例を図1〜図5を用いて説明する。
図1は、モノレール車両10の側面図である。モノレール車両10は、支柱に支持された軌道(桁)50に沿って進む3両編成のモノレール車両を構成している。各モノレール車両10の屋根上には消火装置20が備えられている。消火装置20は、火災等の火炎の勢いを弱めるため、または、火災を鎮火するための消火剤が封入されているタンクと、消火剤を圧送する動力源となる高圧空気が蓄圧されている高圧タンクと、から構成されている。
消火設備は、前述した消火装置20と、この消火装置20に接続されるとともにモノレール車両10の車内の各部に消火剤を散布する複数のノズルを備えた配管と、から構成されている。なお、図1では、消火装置20がモノレール車両10の屋根上に備えられる例を示したが、消火装置20はモノレール車両10の任意の場所に設置すればよい。例えば、消火装置20を、モノレール車両10の車内、または、軌条車両10を支持する台車を覆う防音スカートの内部等に備えても良い。
図2は、実施例1の消火設備を備えるモノレール車両のA−A断面図であり、図3は、図2に示した消火設備を備えるモノレール車両のB−B断面図である。モノレール車両10は、床面をなす台枠16と、台枠16の幅方向110の両端部に立設される側構体14と、側構体14の上端部に配設される屋根構体12と、から構成されている。モノレール車両10は、軌道50の上を転動する走行輪40に支持されるとともに、屋根構体12の上部には消火装置20が備えられる。モノレール車両10の車内には、腰掛18や、モノレール車両10の幅方向110の端部の天井に備えられる天井パネル30や、手すり22、握り棒26などが備えられる。手すり22には離散的に吊革(吊り輪)19が備えられる。
手すり22は、鉄道車両10の車内に置いて略水平面内において一巡する閉じた管路を構成している。握り棒26は手すり22に一方の端部を接続するとともに鉛直方向に垂下して他方の端部は台枠(床)16に固定されている。
屋根上に備えられる消火装置20と、手すり22と、は屋根構体12を貫通する態様で備えられる接続管21によって接続されている。非常時には消火装置20に内蔵される消火剤が、手すり22や握り棒26の内部の空間に圧送される。つまり、手すり22や握り棒26を中空の筒体で構成し、その内部を消火装置20に備えられる消火剤を圧送する管路(流路)として供されている。
手すり22は、手すり22に接続される握り棒26に向けて緩やかに傾斜する態様で備えられており、消火装置20から手すり22を経て握り棒26に至る経路を圧送される消火剤の流れを促進するとともに、後述する消火装置20の点検時に手すり22の内部に消火剤等が残留することを抑制している。
握り棒26の台枠16を貫通した下端部に接続される配管27の終端部の近傍には、ドレインコック28が備えられている。ドレインコック28は、消火装置20に義務付けられている点検時(例えば1年毎)に、握り棒26等の内部に残留した消火剤等を握り棒26の外部へ排出する際に開放するものであり、通常は閉鎖されている。
図4は、図3に示した手すり22のC部の垂直断面の拡大図である。手すり22の長手方向に任意の間隔Pを置いて、軌条車両の下方(床面)に向けて消火剤を噴霧状に噴出する複数のノズル29が備えられている。ノズル29は、乗客等がノズル29を備えた握り棒26を把持したときに邪魔にならないように、手すり22の外表面からの突出量を小さくするとともに手すり22の外面と滑らかに接続できる形態を備えている。握り棒26に備えられるノズル29についても同様である。
図5は、図4に示した握り棒のD−D断面図である。ノズル29は、鉛直下方をA2の方向とすると、A2から角度αの位置のA1方向と、A2から角度βの方向と、に消火剤を噴霧できるようにノズル29を備えている。図5では手すり22の断面内の周方向に沿ってA1からA3の位置にノズル29を備えた例を示したが、軌条車両10の車内空間に効果的に消火剤を供給できるように、手すり22の長手方向に任意のピッチPで位置A1からA3を任意に備えてもよい。同様に、図示はしないが鉛直方向に備えられる握り棒26の床面から任意の高さに離散的にノズル29を備えてもよい。
手すり22の長手方向に沿って複数の位置(A1からA3)にノズル29を備えること、さらに、握り棒26の高さ方向に離散的にノズル29を備える(ノズル29が3次元的に配置される)ことによって、軌条車両10の車内に3次元的に消火剤を噴霧することができるので火災が生じた場合に効果的に火勢を抑制することができる。さらに、握り棒26の床面の近くにノズル29を備えた場合、仮に床面に火元がある場合は火元の近くのノズル29から消火剤を噴霧することができるので、効果的に火勢を弱めることができる。
さらに、鉄道車両10の車内に、乗客等が身体を保持するために備えられる手すり22および握り棒26を消火剤が圧送される流路として用いるため、消火剤が供給される管路を新たに備える必要がないので、軌条車両10の重量の増加や設置工数の増加や部品点数の増加等を抑制することができる。
さらに、手すり22は手すり22に接続する握り棒26との接続部に向けて緩やかに傾斜する態様で備えられているため、消火装置20の点検時に手すり22の内部に残留する消火剤を速やかに排出することができる。このため、手すり22に備えられるノズル29が残留した消火剤等によって目づまりすることを未然に抑制することができる。
10…軌条車両 12…屋根構体
14…側構体 16…床(台枠)
18…座席 19…吊革(吊り輪)
20…消火装置 22…手すり
26…握り棒 27…配管
28…ドレインコック 29…ノズル
30…天井パネル 40…走行輪
50…軌道

Claims (5)

  1. 消火剤と前記消火剤を圧送する蓄圧源を有す消火装置と、前記消火設備に接続されるとともに前記消火剤を軌条車両の各部に圧送する配管と、から構成される消火設備を備える軌条車両において、
    前記軌条車両の内部に備えられる手すりを前記配管としたこと
    を特徴とする消火設備を備える軌条車両。
  2. 請求項1に記載された消火設備を備える軌条車両において、
    前記配管は前記手すりに接続されるとともに鉛直方向に備えられる握り棒であること
    を特徴とする消火設備を備える軌条車両。
  3. 請求項2に記載された消火設備を備える軌条車両において、
    前記手すりおよび前記握り棒には前記消火剤を噴射するノズルが離散的に備えられていること
    を特徴とする消火設備を備える軌条車両。
  4. 請求項2に記載された消火設備を備える軌条車両において、
    前記手すりは前記握り棒との接続部に向けて緩やかに傾斜する態様で前記軌条車両に備えられること
    を特徴とする消火設備を備える軌条車両。
  5. 請求項4に記載された消火設備を備える軌条車両において、
    前記握り棒の下端部に接続される配管にドレインコックが備えられること
    を特徴とする消火設備を備える軌条車両。
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