JP2015049678A - 記録媒体管理システム及び記録媒体管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の駅の改札機を記録媒体が通過した際の情報を捜索等の目的に応じて適切に処理可能な記録媒体管理システム及び記録媒体管理装置を提供することである。
【解決手段】実施形態の記録媒体管理システムにおいて、記録媒体通過情報管理装置は、改札機が記録媒体から読み取った記録媒体識別子と記録媒体が改札機を通過した際の状況を示す情報とを対応付けた記録媒体通過情報を記憶し、記録媒体識別子管理装置から受信した検索要求の検索条件が示す時間帯に改札機を通過したことを示す記録媒体通過情報を検索し、検索結果を送信する。記録媒体識別子管理装置は、捜索対象の期間として指定された時間帯を検索条件とする検索要求を送信し、検索要求に応じて記録媒体通過情報管理装置が送信する記録媒体通過情報に基づき、捜索対象者が所持する記録媒体の記録媒体識別子である捜索対象記録媒体識別子を特定する。
【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、記録媒体管理システム及び記録媒体管理装置に関する。
固有のカード識別子(ID番号)が付与されたICカードが利用されている(例えば、特許文献1参照)。
駅の改札機を通過するにあたり、切符などに代わり、ICカードが利用されるようになってきている。このような鉄道用のICカードは、プリペイドカードあるいは定期券としての機能を有している。鉄道の利用者は、自己が所有するICカードを改札機に読み取らせる。改札機に読み取らせたICカードがプリペイドカードであれば、事前にカードに入金された金額のうちから運賃が差し引かれ、利用者は改札機を通過することができる。また、自動改札機に読み取らせたICカードが定期券である場合、定期券により指定された区間内であれば、利用者は自動改札機を通過することができる。
特許第3816460号公報
例えば、犯罪者あるいは行方不明者などの捜索対象者を捜索するにあたり、捜索対象者が鉄道を利用する可能性のあることを考慮すれば、鉄道用のICカードが改札機を通過した際の情報を利用して捜索対象者を捜索できるようにすることが好ましい。
しかし、現状において、各駅の改札機をICカードが通過した際の情報を利用して捜索対象者の捜索等に利用できるようなシステムは構築されていない。
本発明が解決しようとする課題は、複数の駅の改札機を記録媒体が通過した際の情報を捜索対象者の捜索等の目的に応じて適切に処理することのできる記録媒体管理システム及び記録媒体管理装置を提供することである。
実施形態の記録媒体管理システムは、複数の駅に備えられる記録媒体通過情報管理装置と、前記記録媒体通過情報管理装置の各々と通信網を経由して接続される記録媒体識別子管理装置とを備える。前記記録媒体通過情報管理装置は、記録媒体通過情報管理部と検索部とを備える。前記記録媒体通過情報管理部は、改札機が記録媒体の通過に応じて前記記録媒体から読み取った記録媒体識別子と、前記記録媒体が改札機を通過した際の状況を示す所定の情報とを対応付けた記録媒体通過情報を記録媒体通過情報記憶部に記憶させる。前記検索部は、前記記録媒体識別子管理装置から受信した検索要求における検索条件が示す時間帯に改札機を通過したことを示す記録媒体通過情報を前記記録媒体通過情報記憶部が記憶する記録媒体通過情報のうちから検索し、検索した記録媒体通過情報を検索結果として前記記録媒体識別子管理装置に送信する。前記記録媒体識別子管理装置は、検索要求部と捜索対象記録媒体識別子特定部とを備える。前記検索要求部は、検索対象として指定された駅に設置された記録媒体通過情報管理装置に対して、捜索対象の期間として指定された時間帯を検索条件とする検索要求を送信する。前記捜索対象記録媒体識別子特定部は、前記検索要求に応じて前記記録媒体通過情報管理装置から検索結果として送信される記録媒体通過情報に基づいて、捜索対象者が所持する記録媒体の記録媒体識別子である捜索対象記録媒体識別子を特定する。
第1実施形態におけるICカード管理システムの構成例を示す図。 第1実施形態における改札機の構成例を示す図。 第1実施形態におけるカード通過情報管理装置の構成例を示す図。 第1実施形態におけるカード通過情報記憶部が記憶するカード通過情報の構造例を示す図。 第1実施形態におけるカード識別子管理サーバの構成例を示す図。 第1実施形態における検索結果記憶部が記憶する検索結果の構造例を示す図。 改札機がICカードの通過に応じて実行する処理手順例を示すフローチャート。 カード通過情報管理装置が改札機から送信されたカード通過情報の受信に応じて実行する処理手順例を示すフローチャート。 カード通過情報管理装置がカード識別子管理サーバから送信された検索要求に応じて実行する処理手順例を示すフローチャート。 カード識別子管理サーバが実行する処理手順例を示すフローチャート。 改札機が捜索対象者対応動作に対応して実行する処理手順例を示すフローチャート。 第2実施形態におけるカード識別子管理サーバが検索要求の送信のために実行する処理手順例を示すフローチャート。 第2実施形態の変形例としてのカード識別子管理サーバが実行する処理手順例を示す図。 第3実施形態におけるカード通過情報管理装置の構成例を示す図。 第3実施形態におけるカード通過情報管理装置が検索条件の記憶のために実行する処理手順例を示すフローチャート。 第3実施形態におけるカード通過情報管理装置が、過去の検索に利用した検索条件を満たすカード通過情報の受信に応じて、受信したカード通過情報を検索結果として処理するための処理手順例を示すフローチャート。
以下、実施形態のICカード管理システムについて図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
[ICカード管理システムの構成例]
図1は、本実施形態のIC(Integrated Circuit)カード(記録媒体)管理システムの構成例を示している。
同図に示すように、本実施形態のICカード管理システムは、複数の駅1−1〜1−Nごとに、改札機200、監視盤300、カード通過情報管理装置400を備える。なお、以降の説明にあたり、駅1−1〜1−Nについて特に区別しない場合には駅1と記載する。
また、本実施形態のICカード管理システムは、各駅のカード通過情報管理装置400と通信網600を介して接続されるカード識別子管理サーバ(記録媒体識別子管理装置)500を備える。
1つの駅1においては、例えば改札口ごとに1以上の所定台数の改札機200が備えられる。改札機は鉄道用のICカード100に対応している。ICカード100は、例えばプリペイドカード機能あるいはプリペイドカード機能と定期券とが併用されたカードであり、利用客が所持する。
利用客が、駅の改札口から駅構内に入場あるいは駅構外に出場するために改札機200を通過する際には、自己が所持するICカード100を改札機200の所定位置にかざす。これにより、改札機200がICカード100に記憶された情報の読み取りを行う。情報の読み取りが行われたICカードがプリペイドカード機能を有していれば、出場の際にはICカードに入金されている金額から運賃が差し引かれる。また、情報の読み取りが行われたICカードが定期券である場合には、定期券が示す区間内であれば、利用客はそのまま改札機200を通過できる。
ここで、ICカード100には、ICカードごとに固有となるカード識別子が記憶されており、改札機200がICカード100から読み取る情報にはカード識別子が含まれる。改札機200は、監視盤300と通信が可能なように接続されており、ICカード100からカード識別子を読み取るのに応じて、読み取ったカード識別子を監視盤300に送信する。
監視盤300は、同じ駅1内の改札機200のそれぞれと通信が可能なように接続されている。また、監視盤300は、同じ駅1内のカード通過情報管理装置400と接続されている。
監視盤300は、改札機200から送信されたカード識別子などの情報を受信するのに応じて、受信した情報をカード通過情報管理装置400に転送する。
また、監視盤300は、カード通過情報管理装置400から送信された情報を受信するのに応じて、受信した情報を改札機200に転送する。
カード通過情報管理装置400は、同じ駅1の改札機200から送信されたカード識別子を含むカード通過情報を生成し、生成したカード通過情報を記憶する。カード通過情報は、改札機200を通過したICカード100についての通過状況を示す情報である。なお、ICカード100が改札機200を通過するということは、駅構内への入場または駅構外への出場にあたって、ICカード100を所持した利用者がICカード100を改札機200に読み取らせて通過したことに対応する。
また、カード通過情報管理装置400は、カード識別子管理サーバ500から送信された検索要求を受信するのに応じて、記憶しているカード通過情報のうちから、受信した検索要求が示す検索条件に一致するカード通過情報を検索する。カード通過情報管理装置400は、検索されたカード通過情報を検索結果としてカード識別子管理サーバ500に送信する。
例えば、捜索対象者を捜索するにあたり、捜索を行う捜索者は、過去の或る日の時間帯において捜索対象者がどのように鉄道を利用したかを推定することにより、捜索対象者が入出場した可能性の高い駅と、入出場した時刻に対応した時間帯との組合せを推定する、カード識別子管理サーバ500に入力する。これにより、検索対象の駅と、検索条件としての時間帯が指定される。なお、検索要求としての時間帯には日付も指定されている。
上記の指定に応じて、カード識別子管理サーバ500は、検索対象として指定された駅1におけるカード通過情報管理装置400に対して検索要求を送信する。検索要求においては、検索条件としての時間帯が示される。検索要求の送信に応じて、カード通過情報管理装置400は、検索条件としての時間帯に改札機200を通過したことを示すカード通過情報を検索結果としてカード識別子管理サーバ500に送信する。カード識別子管理サーバ500は、受信したカード通過情報を記憶する。
捜索者は、捜索対象者が入出場した可能性の高い駅と、入出場した時刻に対応した時間帯との組合せについて、1つではなく、複数推定する。このような駅と時間帯との組合せの数については、できるだけ多いほうが、捜索対象者に対応するカード識別子を特定するためには好ましい。
捜索者は、推定した駅と時間帯との組合せごとに対応してカード識別子管理サーバ500に検索要求を送信させ、検索結果として受信されるカード通過情報を記憶する。
そして、カード識別子管理サーバ500は、上記のように記憶されたカード通過情報を利用して捜索対象者が所持するICカードのカード識別子を特定する。以降において、捜索対象者が所持するICカードのカード識別子については捜索対象識別子と呼ぶ。
一例として、カード識別子管理サーバ500は、記憶されたカード通過情報が含むカード識別子の出現頻度についての統計を求める。このように統計を求めた場合に、出現頻度が高いカード識別子ほど捜索対象者のものである可能性が高い。そこで、カード識別子管理サーバ500は、上記のようにカード通過情報についてカード識別子の出現頻度についての統計を求め、出現頻度が最も高いカード識別子を捜索対象カード識別子とすればよい。
カード識別子管理サーバ500は、上記のように特定した捜索対象カード識別子を、各駅1の改札機200のそれぞれに送信する。このために、カード識別子管理サーバ500は、捜索対象カード識別子を、各駅1のカード通過情報管理装置400に対して、改札機200への転送指示とともに送信する。
カード通過情報管理装置400は、転送指示に従って、送信された捜索対象カード識別子を、監視盤300を介して改札機200の各々に送信する。改札機200は、送信された捜索対象カード識別子を記憶する。
改札機200は、捜索対象カード識別子を記憶している場合、ICカード100から情報を読み取るごとに、読み取った情報に含まれるカード識別子が、記憶している捜索対象カード識別子と一致するか否かについて判定する。
改札機200は、読み取ったカード識別子が捜索対象カード識別子と一致していなければ通常の動作を実行する。
これに対して、読み取ったカード識別子が捜索対象カード識別子と一致した場合、改札機200は、駅構内側の扉(構内側扉)と駅構外側の扉(構外側扉)とのいずれも閉じるように動作する。これにより、捜索対象者は、改札機200の構内側扉と構外側扉とにより進路をふさがれ、動くことができない状態となる。これにより、捜索対象者を確保できる可能性が高くなる。
あるいは、読み取ったカード識別子が捜索対象カード識別子と一致した場合には、構内側扉と構外側扉とを閉めるのに代えて、改札機200が備えるランプを捜索対象者が通過しようとしていることを示す所定の態様で点灯させてもよい。例えば、捜索対象者が通過しようとしていることを示す所定のパターンによりランプを点滅させればよい。また、構内側扉と構外側扉とを閉める動作と、ランプを点灯させる動作とが組み合わされてもよい。
[改札機の構成例]
図2を参照して、改札機200の構成例について説明する。同図に示す改札機200は、通信部201、リーダライタ部202、カード処理部203、動作制御部204、捜索対象カード識別子記憶部205、カード識別子送信制御部206、構内側扉207、構外側扉208及びランプ209を備える。
通信部201は、監視盤300と通信を実行する。
リーダライタ部202は、通信範囲内のICカード100から情報を読み取る。また、リーダライタ部202は、通信範囲内のICカード100に対して情報を書き込む。例えば、プリペイド方式のICカード100の残高から運賃を差し引くような場合には、リーダライタ部202に残金を変更するための情報の書き込みが行われる。
カード処理部203は、リーダライタ部202によりICカード100から読み取られた情報を利用して各種の処理を実行する。一例として、カード処理部203は、プリペイド方式のICカード100から読み取った情報に基づいては、残金から運賃を差し引くなどの処理を実行する。また、出場時において残金が運賃よりも少ない場合には、カード処理部203は、動作制御部204にその旨を通知する。通知に応じて、動作制御部204は、構外側扉208を閉じる。また、例えば入場時における残金が初乗り料金よりも少ないような場合にも、カード処理部203は、動作制御部204にその旨を通知する。通知に応じて、動作制御部204は、構内側扉207を閉じる。
また、カード処理部203は、ICカード100から読み出した情報に基づいて、ICカード100の所持者の年齢、性別などを動作制御部204に通知する。動作制御部204は、所持者の年齢、性別などに応じて、例えば特定の色を点灯させるなどしてランプ209の点灯制御を実行することもできる。
動作制御部204は、上記したように、カード処理部203からの通知などに応じて、構内側扉207、構外側扉208の開閉制御や、ランプ209の点灯制御を実行する。
また、動作制御部204は、改札機200がICカード100の通過に応じて読み取ったカード識別子が、改札機200にて取得された捜索対象カード識別子と一致するのに応じて、捜索対象者の通過に対応した所定の動作(捜索対象者対応動作)を改札機200に実行させる。
つまり、改札機200は、カード識別子管理サーバ500から送信された捜索対象カード識別子を捜索対象カード識別子記憶部205に記憶させる。動作制御部204は、ICカード100から情報が読み取られるごとに、読み取られた情報に含まれるカード識別子をカード処理部203から入力し(あるいはリーダライタ部202が読み取った情報を入力し、入力した情報からカード識別子を取り出してもよい)、捜索対象カード識別子記憶部205に記憶されている捜索対象カード識別子と比較する。
そして、ICカード100から読み取られたカード識別子と捜索対象カード識別子とが一致する場合には、動作制御部204は、捜索対象者対応動作として、前述のように、構内側扉207と構外側扉208の両者を閉じるように動作させる。あるいは、動作制御部204は、捜索対象者対応動作として、ランプ209を所定のパターンにより点滅させるなどの動作を行わせてもよい。
捜索対象カード識別子記憶部205は、カード識別子管理サーバ500から送信され、通信部201にて受信された捜索対象カード識別子を記憶する。
カード識別子送信制御部206は、リーダライタ部202によりICカード100から情報が読み取られるごとに、読み取られた情報に含まれるカード識別子を、通信部201から監視盤300を介してカード通過情報管理装置400に送信する。
構内側扉207は、改札機200の駅構内側に備えられる扉である。構外側扉208は、改札機200の駅構外側に備えられる扉である。前述のように、構内側扉207と構外側扉208のそれぞれの開閉は、動作制御部204によって制御される。
ランプ209は、改札機200において駅員などが監視可能な位置に設けられ、動作制御部204の制御に応じて点灯する。
[カード通過情報管理装置の構成例]
図3を参照して、カード通過情報管理装置400の構成例について説明する。同図に示すカード通過情報管理装置400は、通信部401、カード通過情報管理部402、カード通過情報記憶部403及び検索部404を備える。
通信部401は、通信網600を介してカード識別子管理サーバ500と通信を実行する。また、通信部401は、監視盤300と通信を実行する。
カード通過情報管理部402は、改札機200がICカード100の通過に応じてICカード100から読み取ったカード識別子と、ICカード100が改札機200を通過した際の状況を示す所定の情報とを対応付けたカード通過情報を、カード通過情報記憶部403に記憶させる。
改札機200は、ICカード100の通過に応じてICカード100から情報を読み取るごとに、読み取った情報に含まれるカード識別子を含むカード通過情報を生成し、生成したカード通過情報を、監視盤300を介してカード通過情報管理装置400に送信する。
カード通過情報管理部402は、改札機200からカード通過情報を受信するごとに、受信したカード通過情報を、カード通過情報記憶部403に記憶させる。
カード通過情報記憶部403は、1以上のカード通過情報を記憶する。
図4は、カード通過情報記憶部403が記憶するカード通過情報の構造例を示している。同図に示すようにカード通過情報記憶部403は、複数のカード通過情報を記憶する。1つのカード通過情報は、カード識別子、改札口番号、通過日時、入出区分を対応付けた構造である。
カード通過情報におけるカード識別子は、改札機200から受信したカード識別子である。改札口番号は、対応のカード識別子を読み取った改札機200が設置された改札口を示す番号である。
通過日時は、対応のカード識別子が読み取られたICカード100が改札機200を通過した日時である。具体的には、通過日時は、対応のカード識別子がカード通過情報管理装置400にて受信された日時とすればよい。
このようにカード識別子、改札口番号、通過日時、入出区分を含むカード通過情報は、前述のように、対応のカード識別子のICカード100が通過した改札機200により生成されたものである。
入出区分は、対応のカード識別子が読み取られたICカード100の改札機200の通過が駅構内への入場と、駅構外への出場のいずれであるのかを示す。
説明を図3に戻す。カード識別子管理サーバ500からはカード通過情報管理装置400に対しては、前述のように検索要求が送信される。
検索部404は、受信した検索要求の検索条件が示す時間帯に改札機を通過したことを示すカード通過情報をカード通過情報記憶部403が記憶するカード通過情報のうちから検索する。検索部404は、検索したカード通過情報を検索結果としてカード識別子管理サーバ500に送信する。
[カード識別子管理サーバの構成例]
図5を参照して、カード識別子管理サーバ500の構成例について説明する。同図に示すカード識別子管理サーバ500は、通信部501、入力部502、検索要求部503、検索結果処理部504、検索結果記憶部505、捜索対象カード識別子特定部506及び捜索対象カード識別子送信部507を備える。
通信部501は、通信網600を介して各駅1のカード通過情報管理装置400と通信を実行する。
入力部502は、検索対象の駅と検索条件としての時間帯を入力する。検索対象の駅と検索条件の入力の態様としては、例えば、操作によって指定された検索対象の駅と検索条件とを入力するようにしてもよい。あるいは、通信網やデータインターフェースを介して外部から伝送された検索対象の駅と検索条件とを入力するようにしてもよい。
前述のように、検索対象の駅と検索条件としての時間帯は、捜索対象者について推定した過去の行動に基づいて決定されたものである。
検索要求部503は、検索対象として指定された駅1に設置されたカード通過情報管理装置400に対して、時間帯を検索条件とする検索要求を送信する。
つまり、検索要求部503は、入力部502が入力した検索対象の駅1におけるカード通過情報管理装置400に、入力部502が入力した時間帯としての検索条件が示される検索要求を送信する。
検索結果処理部504は、検索要求の送信に応じてカード通過情報管理装置400から送信され、通信部501にて受信された検索結果を、検索結果記憶部505に記憶させる。
ここで、カード通過情報管理装置400から送信される検索結果は、図4に示したようにカード通過情報記憶部403に記憶されるカード通過情報のうち、通過日時が検索条件としての時間帯に含まれているカード通過情報である。
検索結果処理部504は、例えば、上記のようにカード通過情報管理装置400から送信された検索結果としてのカード通過情報に、検索結果の送信元のカード通過情報管理装置400が設置された駅を示す情報を付加して検索結果記憶部505に記憶させる。
検索結果記憶部505は、検索結果を記憶する。
図6は、検索結果記憶部505が記憶する検索結果の構造例を示している。同図に示すように、検索結果記憶部505が記憶する検索結果は、カード識別子ごとに駅名、改札口番号、通過日時、入出区分を対応付けた構造である。ここで、1つの検索結果に含まれる情報のうち、カード識別子、改札口番号、通過日時、入出区分は、カード通過情報管理装置400から検索結果として送信されたカード通過情報に対応する。また、検索結果における駅名は、例えば検索結果処理部504が付した情報である。なお、カード通過情報管理装置400が、検索したカード通過情報に駅名の情報を含めた情報を検索結果としてカード識別子管理サーバ500に送信するようにしてもよい。
説明を図5に戻す。
捜索対象カード識別子特定部506は、検索要求に応じてカード通過情報管理装置400から検索結果として送信されるカード通過情報に基づいて、捜索対象カード識別子を特定する。
具体的に、捜索対象カード識別子特定部506は、前述のように、検索結果記憶部505に記憶された検索結果としてのカード通過情報について、同じカード識別子を含むカード通過情報ごとに統計を求める。そして、捜索対象カード識別子特定部506は、カード識別子の出現頻度が最も高いカード識別子を捜索対象カード識別子として特定すればよい。
捜索対象カード識別子送信部507は、捜索対象カード識別子特定部506により特定された捜索対象カード識別子が改札機200にて取得されるように送信する。つまり、捜索対象カード識別子送信部507は、捜索対象カード識別子特定部506により特定された捜索対象カード識別子を、通信部501から各駅1のカード通過情報管理装置400に送信するとともに、捜索対象カード識別子の改札機200への転送を指示する。カード通過情報管理装置400は、転送の指示に応じて受信した捜索対象カード識別子を監視盤300に送信する。監視盤300は受信した捜索対象カード識別子を改札機200に転送する。これにより、改札機200にて捜索対象カード識別子特定部506により特定された捜索対象カード識別子が取得される。
[処理手順例]
図7のフローチャートは、改札機200がICカード100の通過に応じて実行する処理手順例を示している。
改札機200において、カード識別子送信制御部206は、ICカード100が改札機200を通過するのに応じて、ICカード100からの情報の読み取りがリーダライタ部202により行われるのを待機している(ステップS101−NO)。
そして、ICカード100からの情報の読み取りが行われるのに応じて(ステップS101−YES)、カード識別子送信制御部206は、ICカード100から読み取られた情報から取り出したカード識別子と、改札口番号、通過日時、入出区分を含むカード通過情報を生成する(ステップS102)。
カード識別子送信制御部206は、ステップS102により生成したカード通過情報を、監視盤300を介してカード通過情報管理装置400に送信する(ステップS103)。
図8のフローチャートは、改札機200から送信されたカード通過情報の受信に応じて、カード通過情報管理装置400が実行する処理手順例を示している。
カード通過情報管理装置400において、カード通過情報管理部402は、改札機200から送信されるカード通過情報が受信されるのを待機している(ステップS201−NO)。
そして、図7のステップS103により改札機200から送信されたカード通過情報が受信されるのに応じて(ステップS201−YES)、カード通過情報管理部402は、受信したカード通過情報をカード通過情報記憶部403に記憶させる(ステップS202)。
図9のフローチャートは、カード通過情報管理装置400が、カード識別子管理サーバ500から送信された検索要求に応じて実行する処理手順例を示している。
カード通過情報管理装置400において、検索部404は、カード識別子管理サーバ500から送信された検索要求が通信部401にて受信されるのを待機している(ステップS211−NO)。
そして、検索要求が受信されるのに応じて(ステップS211−YES)、検索部404は、カード通過情報記憶部403から、検索要求における検索条件が示す時間帯に通過日時が含まれるカード通過情報を検索する(ステップS212)。
検索部404は、ステップS212により検索されたカード通過情報を、検索結果としてカード識別子管理サーバ500に送信する(ステップS213)。
図10のフローチャートは、カード識別子管理サーバ500が実行する処理手順例を示している。
カード識別子管理サーバ500において、入力部502は、検索対象の駅を入力する(ステップS301)。
また、入力部502は、検索条件としての時間帯を入力する(ステップS302)。
検索要求部503は、ステップS301にて入力した検索対象の駅1ごとのカード通過情報管理装置400に対して、ステップS302にて入力した時間帯を検索条件とする検索要求を通信部501から送信させる(ステップS303)。
ステップS303により送信した検索要求に応じて、カード通過情報管理装置400からは検索結果としてのカード通過情報がカード識別子管理サーバ500に送信され、送信されたカード通過情報が通信部501にて受信される。
検索結果処理部504は、受信した検索結果としてのカード通過情報を、検索結果記憶部505に記憶させる(ステップS304)。
次に、検索要求部503は、捜索対象者の捜索に必要な全ての検索対象の駅と検索条件(時間帯)との組合せによる検索を行ったか否かについて判定する(ステップS305)。
まだ、カード通過情報管理装置400に検索させていない検索対象の駅と検索条件との組合せがある場合(ステップS305−NO)、検索要求部503は、ステップS301に処理を戻す。これにより、次の検索対象の駅と検索条件との組合せによるカード通過情報の検索が実行される。
そして、全ての検索対象の駅と検索条件(時間帯)との組合せによる検索が行われたのに応じて(ステップS305−YES)、捜索対象カード識別子特定部506は、以下の処理を実行する。
つまり、捜索対象カード識別子特定部506は、検索結果記憶部505に記憶されたカード通過情報を利用して、例えば前述のようにカード識別子についての統計を求めるなどして、捜索対象カード識別子を特定する(ステップS306)。
捜索対象カード識別子送信部507は、ステップS306によって特定された捜索対象カード識別子を、前述のように、カード通過情報管理装置400、監視盤300を介して各駅の改札機200に対して送信する(ステップS307)。
図11のフローチャートは、改札機200が捜索対象者対応動作に対応して実行する処理手順例を示している。
改札機200において、通信部201は、カード識別子管理サーバ500から送信された捜索対象カード識別子が受信されるのを待機している(ステップS111−NO、ステップS113−NOによりステップS111に戻る手順)。
そして、捜索対象カード識別子が受信されると(ステップS111−YES)、通信部201は、受信した捜索対象カード識別子を捜索対象カード識別子記憶部205に記憶させる(ステップS112)。
また、動作制御部204は、捜索対象カード識別子記憶部205に記憶されている捜索対象カード識別子と同じカード識別子がリーダライタ部202によって読み取られたか否かについて判定する(ステップS113)。
このために、動作制御部204は、リーダライタ部202によりICカード100から情報が読み取られるのに応じて、読み取られた情報に含まれるカード識別子をカード処理部203から入力する。動作制御部204は、カード処理部203から入力したカード識別子が、捜索対象カード識別子記憶部205に記憶されている捜索対象カード識別子と同じであるか否かについて判定すればよい。
捜索対象カード識別子と異なるカード識別子が読み取られた場合(ステップS113−NO)、動作制御部204は、ステップS111に処理を戻す。この場合、捜索対象者対応動作は特に行われることはなく、改札機200は通常の動作を実行する。
これに対して、捜索対象カード識別子と同じカード識別子が読み取られた場合(ステップS113−YES)、動作制御部204は、捜索対象者対応動作を実行する(ステップS114)。つまり、動作制御部204は、前述のように、構内側扉207と構外側扉208の両者を閉じるための制御を実行する。あるいは、動作制御部204は、捜索対象者が通過したこと示す所定の態様によりランプ209を点灯させる。
<第2実施形態>
[概要]
続いて、第2実施形態について説明する。
これまでの説明から理解されるように。第1実施形態の構成によってはカード識別子管理サーバ500により捜索対象カード識別子が特定される。このように捜索対象カード識別子が特定された場合、その後の捜査などにあたって、捜索対象カード識別子の所持者である捜索対象者の行動を把握したいような場合もあると考えられる。
そこで、第2実施形態のカード識別子管理システムとしては、以降説明するように、特定された捜索対象カード識別子を利用して、捜索対象者の鉄道の利用状況を把握可能なように構成される。
[処理手順例]
図12のフローチャートは、第2実施形態におけるカード識別子管理サーバ500が検索要求の送信のために実行する処理手順例を示している。なお、第2実施形態におけるICカード管理システムの全体構成については図1と同様でよい。また、改札機200、カード通過情報管理装置400及びカード識別子管理サーバ500の構成は、それぞれ、図2、図3及び図5と同様でよい。
カード識別子管理サーバ500において、入力部502は、検索条件として、捜索対象カード識別子特定部506が特定した捜索対象カード識別子を入力する(ステップS311)。このように、第1実施形態においては、検索条件が時間帯とされていたのに対して、第2実施形態においては、検索条件が捜索対象カード識別子である点が異なる。
検索要求部503は、ステップS311により入力された捜索対象カード識別子を検索条件とする検索要求を、通信部501から、各駅1のカード通過情報管理装置400に対して送信させる(ステップS312)。
なお、ステップS312において送信する検索要求としては、捜索対象カード識別子とともに、例えば「○○月○○日から××月××日まで」というように、検索範囲としての期間を含めてもよい。
上記の検索要求の受信に応答したカード通過情報管理装置400の検索処理は、図9に準ずる。ただし、この場合の検索部404は、ステップS212において、時間帯を検索条件として検索するのではなく、捜索対象カード識別子を検索条件として検索する。つまり、検索部404は、検索条件としての捜索対象カード識別子を含むカード通過情報を、カード通過情報記憶部403から検索する。
通信部501は、ステップS312により送信した検索要求に応じて、カード通過情報管理装置400から検索結果として送信されるカード通過情報を受信する。そこで、検索結果処理部504は、受信された検索結果としてのカード通過情報を、検索結果記憶部505に記憶させる(ステップS313)。
そして、検索結果処理部504は、検索結果記憶部505に記憶された検索結果としてのカード通過情報を利用して、捜索対象者の鉄道利用状況を解析する(ステップS314)。例えば、検索結果処理部504は、捜索対象者の鉄道利用状況の解析として、時間経過に従った駅の入出場の履歴を生成することができる。
<第2実施形態の変形例>
[概要]
次に、第2実施形態の変形例について説明する。
例えば第1実施形態においては、捜索対象カード識別子を1つに特定できない場合もあると考えられる。一例として、カード通過情報のカード識別子の出現頻度について統計を求める場合、最も高い出現頻度が複数のカード識別子で同じであれば、特定される捜索対象カード識別子は複数になる。このような場合に対応して、第2実施形態の変形例では、捜索対象カード識別子を検索条件として検索したカード通過情報を利用することによって、捜索対象カード識別子を絞り込んでいくことが可能なように構成される。
具体例として、例えば、或る事件の発生現場との関係から推定した捜索対象者の行動パターンに従って捜索対象カード識別子を特定したところ、複数の捜索対象カード識別子が特定されたとする。この段階で、事件後の捜索対象者の行動パターンについて既に把握されているような場合、特定された複数の捜索対象カード識別子ごとのカード通過情報に基づいて鉄道の利用状況を割り出せば、捜索対象者の行動パターンからかけ離れている鉄道の利用状況の捜索対象カード識別子については、候補から除外できる。
このように、複数の捜索対象カード識別子が特定された場合には、捜索対象カード識別子を検索条件として検索したカード通過情報に基づいて捜索対象カード識別子の絞り込みを行うことができる。
[処理手順例]
図13のフローチャートは、第2実施形態の変形例としてのカード識別子管理サーバ500が実行する処理手順例を示している。なお、同図において、図11と同様となる処理のステップについては、図11と同一符号を付している。
図13において、ステップS311、S312、S313の各処理は、図11と同様である。
そのうえで、捜索対象カード識別子特定部506は、ステップS313により記憶されたカード通過情報の内容に基づいて対応のICカード100の所持者の行動パターンを推定する。捜索対象カード識別子特定部506は、推定した所持者の行動パターンが、捜索対象者について推定あるいは特定されている行動パターンと一定以上に乖離しているか否かについて判定する(ステップS321)。なお、この乖離の判定のためのアルゴリズムについては特に限定されない。
そして、推定した所持者の行動パターンと捜索対象者の行動パターンとの乖離が一定以内である場合(ステップS321−NO)、捜索対象カード識別子特定部506は、ステップS322をスキップしてステップS323に処理を進める。これにより、今回のステップS311により検索条件として入力された捜索対象カード識別子は候補から除外されることなく残る。
一方、推定した所持者の行動パターンが捜索対象者の行動パターンと一定以上乖離している場合、(ステップS321−YES)、捜索対象カード識別子特定部506は、今回のステップS311により検索条件として入力された捜索対象カード識別子を候補から除外する(ステップS322)。
そして、捜索対象カード識別子特定部506は、全ての捜索対象カード識別子について、ステップS311からS322までの処理を実行したか否かについて判定する(ステップS323)。
まだ処理していない捜索対象カード識別子が残っている場合(ステップS323−NO)、捜索対象カード識別子特定部506は、ステップS311に処理を戻す。これにより、次の捜索対象カード識別子についての処理が行われる。
これに対して、全ての捜索対象カード識別子についての処理を終了した場合(ステップS323−YES)、捜索対象カード識別子特定部506は、同図に示す処理を終了する。
このような処理によって、複数の捜索対象カード識別子の候補についての絞り込みを行っていくことが可能になり、捜索対象者の特定をより高い精度で行うことが可能になる。
<第3実施形態>
[概要]
これまでの実施形態において、カード通過情報管理装置400は、カード識別子管理サーバ500からの検索要求に応答して検索を行い、検索結果をカード識別子管理サーバ500に送信するようにされていた。
これに対して、第3の実施形態のカード通過情報管理装置400は、検索要求の受信に応じて一旦検索を行った後においては以下のように動作する。
つまり、第3のカード通過情報管理装置400は、改札機200から受信した新規のカード通過情報の内容が過去の検索に利用されたのと同じおける検索条件を満たしていれば、その新規のカード通過情報を、検索結果としてカード識別子管理サーバ500に送信するように構成される。
このような構成であれば、カード通過情報管理装置400は、過去に受信したのと同じ検索要求を逐一受信しなくとも、一度検索を行った際の検索条件を満たすカード通過情報が新規に得られるのに応じて、そのカード通過情報をカード識別子管理サーバ500に送信することができる。
これにより、カード識別子管理サーバ500は、カード通過情報の収集のために逐一検索要求を送信する必要がなくなり、ICカード管理システムにおける処理負荷の軽減、トラフィックの軽減、処理の効率化などが図られる。
図14は、第3実施形態に対応するカード通過情報管理装置400の構成例を示している。なお、同図において図3と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
図14に示すカード通過情報管理装置400においては、図3に示す構成に対して、検索条件記憶部405がさらに備えられる。
検索条件記憶部405は、検索部404が検索に利用した検索条件を記憶する。なお、検索条件記憶部405は、これまでに検索部404が検索した検索条件の全てを記憶する必要はなく、これまでに検索部404が検索した検索条件のうちから指定された検索条件を記憶すればよい。また、検索条件記憶部405に記憶させるべき検索条件を指定する情報は、例えば、カード識別子管理サーバ500が送信する検索要求に含めるようにすればよい。
そのうえで、第3実施形態の検索部404は、改札機200がICカードからカード識別子を読み取ったのに応じて新規に得られたカード通過情報が、過去の検索に利用した検索条件と一致する場合に、新規に得られたカード通過情報を検索結果とする。
つまり、検索部404は、改札機200がICカードから情報を読み取ったのに応じて、改札機200から送信されたカード通過情報を受信すると、受信したカード通過情報の内容が検索条件記憶部405に記憶されている検索条件を満たしているか否かについて判定する。
そして、受信したカード通過情報が検索条件記憶部405に記憶されている検索条件を満たしている場合、検索部404は、受信したカード通過情報を、過去に行った検索の検索結果として、カード識別子管理サーバ500に対して送信する。
[処理手順例]
図15のフローチャートは、検索条件の記憶のためにカード通過情報管理装置400が実行する処理手順例を示している。
カード通過情報管理装置400において、検索部404は、カード識別子管理サーバ500から送信された検索要求が通信部401にて受信されるのを待機している(ステップS221−NO)。
検索要求が受信されるのに応じて(ステップS221−YES)、検索部404は、カード通過情報記憶部403から、検索要求が示す検索条件を満たすカード通過情報を検索する(ステップS222)。なお、ここでの検索条件は、第1実施形態に対応する時間帯であってもよいし、第2実施形態に対応する捜索対象カード識別子であってもよい。
検索部404は、ステップS222により検索されたカード通過情報を、検索結果としてカード識別子管理サーバ500に送信する(ステップS223)。
そのうえで、検索部404は、ステップS222での検索に利用した検索条件を、検索条件記憶部405に記憶させる(ステップS224)。
図16のフローチャートは、カード通過情報管理装置400が、過去の検索に利用した検索条件を満たすカード通過情報の受信に応じて、受信したカード通過情報を検索結果として処理するための処理手順例を示している。なお、同図において、図8と同様の処理となるステップについては同一符号を付している。
カード通過情報管理装置400において、カード通過情報管理部402は、改札機200から送信されるカード通過情報が受信されるのを待機している(ステップS201−NO)。そして、改札機200から送信されたカード通過情報が受信されるのに応じて(ステップS201−YES)、カード通過情報管理部402は、受信したカード通過情報をカード通過情報記憶部403に記憶させる(ステップS202)。
続いて、第3実施形態の検索部404は、ステップS201に対応して受信したカード通過情報が、検索条件記憶部405に記憶されている検索条件を満たすか否かについて判定する(ステップS203)。
検索条件を満たしていなければ(ステップS203−NO)、検索部404は、ステップS201に処理を戻す。この場合、新規に得られたカード通過情報については、検索結果として送信されることはない。
これに対して、検索条件を満たしている場合(ステップS203−YES)、検索部404は、ステップS201に対応して受信したカード通過情報を検索結果としてカード識別子管理サーバ500に対して送信する(ステップS204)。ステップS204の処理を終了した後、検索部404は、ステップS201に処理を戻す。
<その他変形例>
これまでの説明におけるICカード管理システムでは、各駅1において、改札機200とカード通過情報管理装置400との間に監視盤300が介在している。しかし、監視盤300を省略して、改札機200とカード通過情報管理装置400との間で直接的に通信が実行されるように構成してもよい。
なお、監視盤300は駅1において備えられる既存の設備であることから、上記の実施形態のように、監視盤300をICカード管理システムに含めることで、既存の設備を利用して効率的に改札機200とカード通過情報管理装置400との通信を実現できる。
また、上記の実施形態においては、駅1ごとにカード通過情報管理装置400が備えられ、その上位にカード識別子管理サーバ500が備えられる構成を採っている。つまり、カード通過情報管理装置400により駅単位でカード通過情報を収集しておき、カード識別子管理サーバ500がカード通過情報管理装置400に対して検索要求を行うことで、捜索対象者の捜索に必要な情報を選択的に収集するという構成である。
これに対して、例えば、カード識別子管理サーバ500にカード通過情報管理装置400の機能を含めたICカード管理装置を構成し、ICカード管理装置と、駅1ごとの改札機200とが通信網600経由で通信を行うように構成してもよい。
上記のICカード管理装置は、以下の機能部を備えて構成することができる。
つまり、ICカード管理装置は、カード通過情報管理部と、カード通過情報記憶部と、検索部と、捜索対象カード識別子特定部とを備える。先の各実施形態において、カード通過情報管理部、カード通過情報記憶部、検索部は、カード通過情報管理装置400において備えられ、捜索対象カード識別子特定部は、カード識別子管理サーバ500において備えられている。
そのうえで、ICカード管理装置におけるカード通過情報管理部は、複数の駅において設置される各改札機200がICカード100の通過に応じてICカード100から読み取ったカード識別子と、ICカード100が改札機200を通過した際の状況を示す所定の情報とを対応付けたカード通過情報をカード通過情報記憶部に記憶させる。
検索部は、カード通過情報記憶部が記憶するカード通過情報のうちから、検索対象として指定された駅の改札機を検索条件が示す時間帯に通過したことを示すカード通過情報を検索する。
捜索対象カード識別子特定部は、検索部が検索したカード通過情報に基づいて、捜索対象カード識別子を特定する。
そのうえで、ICカード管理装置としては、特定された捜索対象カード識別子を改札機200に送信し、捜索対象カード識別子を改札機200に記憶させることで、改札機200に捜索対象者対応動作を実行させることもできる。
また、ICカード管理装置としては、第2の実施形態のように、特定された捜索対象カード識別子を検索条件としてカード通過情報を検索するように構成することもできる。
また、本実施形態の記録媒体としては、ICカード100の他に、ICカード100と同等の機能を備えて構成される携帯電話やスマートフォンなどであってもよい。
以上述べた少なくともひとつの実施形態のICカード管理システムまたはICカード管理装置では、ICカード100が改札機200を通過するのに応じて得られる各駅のカード通過情報が収集され、収集されたカード通過情報のうちから検索条件を満たすカード通過情報を取得することができる。これにより、複数の駅の改札機をICカードが通過した際の情報を捜索対象者の捜索等の目的に応じて適切に処理することが可能になる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100…ICカード
200…改札機
201…通信部
202…リーダライタ部
203…カード処理部
204…動作制御部
205…捜索対象カード識別子記憶部
206…カード識別子送信制御部
207…構内側扉
208…構外側扉
209…ランプ
400…カード通過情報管理装置
401…通信部
402…カード通過情報管理部
403…カード通過情報記憶部
404…検索部
405…検索条件記憶部
500…カード識別子管理サーバ
501…通信部
502…入力部
503…検索要求部
504…検索結果処理部
505…検索結果記憶部
506…捜索対象カード識別子特定部
507…捜索対象カード識別子送信部

Claims (7)

  1. 複数の駅に備えられる記録媒体通過情報管理装置と、前記記録媒体通過情報管理装置の各々と通信網を経由して接続される記録媒体識別子管理装置とを備え、
    前記記録媒体通過情報管理装置は、
    改札機が記録媒体の通過に応じて前記記録媒体から読み取った記録媒体識別子と、前記記録媒体が改札機を通過した際の状況を示す所定の情報とを対応付けた記録媒体通過情報を記録媒体通過情報記憶部に記憶させる記録媒体通過情報管理部と、
    前記記録媒体識別子管理装置から受信した検索要求における検索条件が示す時間帯に改札機を通過したことを示す記録媒体通過情報を前記記録媒体通過情報記憶部が記憶する記録媒体通過情報のうちから検索し、検索した記録媒体通過情報を検索結果として前記記録媒体識別子管理装置に送信する検索部とを備え、
    前記記録媒体識別子管理装置は、
    検索対象として指定された駅に設置された記録媒体通過情報管理装置に対して、捜索対象の期間として指定された時間帯を検索条件とする検索要求を送信する検索要求部と、
    前記検索要求に応じて前記記録媒体通過情報管理装置から検索結果として送信される記録媒体通過情報に基づいて、捜索対象者が所持する記録媒体の記録媒体識別子である捜索対象記録媒体識別子を特定する捜索対象記録媒体識別子特定部とを備える
    記録媒体管理システム。
  2. 前記捜索対象記録媒体識別子特定部により特定された捜索対象記録媒体識別子が改札機にて取得されるように送信する捜索対象記録媒体識別子送信部を前記記録媒体識別子管理装置においてさらに備え、
    改札機が記録媒体の通過に応じて読み取った記録媒体識別子が、前記改札機にて取得された捜索対象記録媒体識別子と一致するのに応じて、捜索対象者の通過に対応した所定の動作を前記改札機に実行させる動作制御部をさらに備える
    請求項1に記載の記録媒体管理システム。
  3. 前記動作制御部は、
    前記改札機に構内側扉と構外側扉とを閉じる動作を実行させる
    請求項2に記載の記録媒体管理システム。
  4. 前記動作制御部は、
    前記改札機に、捜索対象者が通過していることを示す所定の態様によりランプを点灯させる
    請求項2または3に記載の記録媒体管理システム。
  5. 前記検索要求部は、
    各駅に設置された記録媒体通過情報管理装置に対して、前記捜索対象記録媒体識別子特定部により特定された捜索対象記録媒体識別子を検索条件とする検索要求を送信し、
    前記検索部は、
    受信した検索要求の検索条件が示す捜索対象記録媒体識別子と一致する記録媒体識別子を含む記録媒体通過情報を検索し、検索した記録媒体通過情報を検索結果として前記記録媒体識別子管理装置に送信する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の記録媒体管理システム。
  6. 前記検索部は、
    改札機が記録媒体から記録媒体識別子を読み取ったのに応じて新規に得られた記録媒体通過情報が、過去の検索に利用した検索条件と一致する場合に、前記新規に得られた記録媒体通過情報を検索結果とする
    請求項1から5のいずれか一項に記載の記録媒体管理システム。
  7. 複数の駅において設置される各改札機が記録媒体の通過に応じて前記記録媒体から読み取った記録媒体識別子と、前記記録媒体が改札機を通過した際の状況を示す所定の情報とを対応付けた記録媒体通過情報を記録媒体通過情報記憶部に記憶させる記録媒体通過情報管理部と、
    前記記録媒体通過情報記憶部が記憶する記録媒体通過情報のうちから、検索対象として指定された駅の改札機を検索条件が示す時間帯に通過したことを示す記録媒体通過情報を検索する検索部と、
    前記検索部が検索した記録媒体通過情報に基づいて、捜索対象記録媒体識別子を特定する対象記録媒体識別子特定部と
    を備える記録媒体管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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