JP2015041307A - 照合装置及び照合方法、照合システム、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

照合装置及び照合方法、照合システム、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 「本人らしさ」が低下するような粗雑な偽装であっても、その偽装を、より正確に検知すると共に、照合の対象である対象物を照合することが可能な照合装置等を提供する。【解決手段】 照合装置1は、対象物を表す画像を構成する情報を含む画像情報101に基づいて、画像情報101に所定の動作を含むか否かを検知する検知部2と、検知部2より検知する際に用いた画像情報101と、予め保持された特徴量とに基づき照合し、その照合結果に基づいて、対象物が特定の対象物であるか否かを判定する照合部3とを備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、照合の対象である対象物を撮像した画像等に基づき対象物を照合する技術分野に関する。
人の顔や顔の一部を用いて人物を照合するシステムは、本人ではない他人の顔写真や画像表示装置によって表示された顔写真を、カメラに提示するといった、いわゆる「なりすまし」行為によって、本人を他人として照合してしまう場合がある。
このような、「なりすまし」を検知する方法としては、係るシステムに提示された照合の対象物(以降、「照合対象物」と称する)が生体であるか否かを判定することによって、「なりすまし」を検知することが一般的に知られている。そのため、係る方法は、「ライブネスチェック」、または「生体検知」と呼ばれることも多い。
「なりすまし」を検知する方法は、上述した検知方法だけでなく、さまざまな技術が古くから利用されてきた。
例えば、係る検知方法は、顔等の照合対象物と、カメラとの距離に基づいて、顔や口及び目等の顔の部位のサイズを推定する。さらに、検知方法は、サイズを推定した結果、照合対象物が人体として適切か否か判定する。
また、一例として、係る検知方法は、照合対象物の温度を計測する。検知方法は、計測した温度が人体表面の温度か否かを判定する。検知方法は、照合対象物が立体物であるか否かを判定する。
このように、係る検知方法は、照合対象物のサイズや温度等に基づいて、その照合対象物が人体であるか否かを判定することによって、当該照合対象物が生体であると検知する技術が知られている。
一方で、係る検知方法には、照合の対象(以降、「照合対象」と称する)である人物による「所定の動作」を検知することによって、当該照合対象である人物が生体であると検知する技術が存在する。即ち、検知方法は、照合対象である人物が人間らしい動きをしたか否かを判定する。
この「所定の動作」を検知する技術は、カメラ等によって撮像した顔、顔の一部(部位)及び顔の周辺を表す人体画像を、画像処理することによって、「所定の動作」を検知する。
「所定の動作」を検知するに際して、係る「所定の動作」を検知する技術において利用するセンシングデバイスは、カメラのみである。そのため、「所定の動作」を検知する技術は、導入するためのコストを低く抑えることができる。即ち、「所定の動作」を検知する技術は、産業上非常に有用である。
ここで、本願出願に先立って存在する代表的な関連技術としては、例えば、特許文献1乃至特許文献3が知られている。
特許文献1は、個人識別装置、個人識別方法および個人識別プログラムを記録した記録媒体に関する技術を開示する。
特許文献1に開示された個人識別装置は、時系列に撮像された画像を利用して照合対象である人物のまばたき動作を検知する。個人識別装置は、まばたき動作を検知した場合に、「なりすまし」ではないと判定する。
個人識別装置は、「なりすまし」でないと判定した場合に、照合対象である人物を照合する。個人識別装置は、照合対象である人物がまばたき動作をするまで照合対象である人物を照合する処理を完了できないことがデメリットとなる。
特許文献2は、生体照合装置、生体照合システム、生体照合方法及びプログラムに関する技術を開示する。
まばたき動作を検知する特許文献1に対して、特許文献2は、照合対象である人物に対して特定の動作をするように要求する技術が開示されている。
より具体的に、係る生体照合システムは、照合対象である人物が目を閉じた後に目を開けるといった、「所定の動作」を検知した場合に、「なりすまし」ではないと判定する。
係る生体照合システムは、「なりすまし」ではないと判定した場合に、照合対象である人物の照合を開始する。
特許文献1及び特許文献2に開示された技術は、「なりすまし」でないと判定した場合のみに、照合対象である人物を照合する。
一方で、特許文献3に開示された顔認証装置は、「なりすまし」であると判定した場合であっても、照合対象である人物を照合する。
より具体的に、係る顔認証装置は、照合対象である人物を撮像した画像と、テンプレート画像として予め登録された照合対象である人物を表す画像とに基づいて、照合対象である人物が登録された照合対象である人物か否かを判定する。
さらに、係る顔認証装置は、目や口等の顔の部位の変化を検出することによって、照合対象である人物が生体か否かを検知する。
即ち、照合対象である人物が生体でないと検知した場合であっても、係る顔認証装置は、照合対象である人物を照合することができる。その結果、照合対象である人物が登録されている照合対象の人物であると判定した場合に、当該顔認証装置は、生体を識別する際に用いる閾値を高めに設定する。これにより、係る顔認証装置は、誤照合してしまうリスクを低減することができる。
特開平11−339048号公報 特開2002−251614号公報 特開2006−330936号公報
特許文献1に開示された個人識別装置は、時系列に撮像された異なるフレーム画像に基づいて、それらフレーム画像間の差分画像を生成する。個人識別装置は、生成した差分画像に、例えば、照合対象である人物の目、口等を表す顔の部位があるか否かを判定する。
係る個人識別装置は、例えば、紙等の遮蔽物を照合対象である人物の目に被せた場合であっても、顔の部位があると判定する。
特許文献2に開示された生体照合装置は、照合対象である人物を撮像した画像から目を表す部分画像を検出する。さらに、生体照合装置は、検出した目を表す部分画像から抽出された特徴点と、予め記憶された特徴点とに基づいて照合する。
これにより、係る生体照合装置は、目や口等の顔の部位が動作したことを検知することができる。即ち、当該生体照合装置は、「目を開いた状態」と「目を閉じた状態」とを明確に識別することができる。
しかしながら、特許文献2には、顔写真を提示する等の「本人らしさ」が低下するような粗雑な偽装か否かを判別する手法について、考慮されておらず何ら述べられていない。そのため、係る生体照合装置では、例えば、手描きされた目のような模様であっても、目が動作したと検知する虞がある。
特許文献3に開示された顔認証装置は、時系列に撮像された異なる複数のフレーム画像に基づいて、それらフレーム画像間の差分画像を生成する。当該顔認証装置は、差分画像に基づいて、目及び口を表す領域を推定する。
係る顔認証装置は、推定したそれぞれの領域において画素数をカウントする。さらに、当該顔認証装置は、カウントした値が予め設定した閾値を超えた場合に、例えば、目に動き(所定の動作)があったと判定する。
係る顔認証装置は、目、または口の何れか一方のみに動きがあったと判定した場合に、生体であると検知する。また、係る顔認証装置は、撮像された画像を用いて予め登録されたテンプレート画像に対するテンプレートマッチングを行うことによって、照合対象である人物を照合する。
しかしながら、係る顔認証装置は、例えば、紙等の遮蔽物を照合対象である人物の口に被せた場合に、目、または口の何れか一方のみに動きがあったと判定する。即ち、顔認証装置では、依然として、生体であると誤検知する可能性がある。
このように、特許文献1乃至特許文献3に開示された技術は、例えば、顔写真を提示する等の「本人らしさ」が低下するような粗雑な偽装を見逃した場合に、顔写真に含まれる人物を照合する。即ち、係る技術では、「本人らしさ」が低下するような粗雑な偽装を見逃した場合に、誤照合する虞がある。
例えば、目を閉じた後に目を開ける等の「所定の動作」を検知することを利用者が既に知っている場合に、係る偽装の方法(つまり、「なりすまし」が検知されるのを回避する方法)は、考案されやすい。
特に、「なりすまし」される本人と異なる人物の顔を撮像した顔写真を使用する偽装の方法は、容易に考案でき、且つ容易に実施することができる。即ち、「本人らしさ」が低下するような粗雑な偽装は、悪意のある第三者によって、行われやすい。
さらに、上述した偽装方法の他に、例えば、係る偽装の方法としては、「所定の動作」をする第三者を表す画像を利用する。また、当該偽装の方法は、「所定の動作」に見えるように複数の画像を貼り合わせることによって生成した画像を利用する。または、偽装の方法は、照合対象である人物を撮像した顔写真に遮蔽物をかぶせるといった手法が存在する。
より具体的に、一例として、ここでは、照合対象である人物が「目を閉じる動作」を所定の動作として検知する場合について説明する。
例えば、照合対象である人物(つまり、なりすまされる人物)と異なる第三者は、当該照合対象である人物が目を開いた状態を表す顔写真を、容易に入手することができる。さらに、係る第三者にとっては、不特定の人物(照合対象である人物と異なる人物)が目を閉じた状態を表す顔写真を入手することも容易である。
まず、係る第三者は、照合対象である人物が目を開いた状態を表す顔写真を、例えば、照合対象である人物を撮像するカメラに提示する。第三者は、照合対象である人物が目を開いた状態を表す顔写真を、不特定の人物が目を閉じた状態を表す顔写真に差し替える。
さらに、係る第三者は、不特定の人物が目を閉じた状態を表す顔写真を、照合対象である人物が目を開いた状態を表す顔写真に差し替える。即ち、第三者は、係る目を開いた状態を表す顔写真を改めて提示する。
これにより、特許文献1乃至特許文献3に開示された技術は、顔写真の変化を「所定の動作(つまり、目を閉じる動作)」として検知する。即ち、係る技術は、生体であると誤検知する。さらに、係る技術は、改めて提示された照合対象である人物が目を開いた状態を表す顔写真に基づいて、照合対象の人物であると照合する。
このような問題が生じる理由は、係る技術は、生体であると判定した後に照合対象である人物を照合する。このため、偽装によって生体であると誤検知した場合に、係る技術では、照合対象である人物として誤照合してしまうからである。
尚、照合対象である人物を照合後に、照合対象である人物が生体であるか否かを検知する場合であっても、係る技術では、同様の問題を解決することができない。
本発明の主たる目的は、「本人らしさ」が低下するような粗雑な偽装であっても、その偽装を、より正確に検知すると共に、照合の対象である対象物を照合することが可能な照合装置等を提供することを主たる目的とする。
上記の課題を達成すべく、本発明に係る照合装置は、以下の構成を備えることを特徴とする。
即ち、本発明に係る照合装置は、
照合対象である対象物を表す画像を構成する情報を含む画像情報に基づいて、その画像情報に第1動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に前記第1動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知する検知部と、
前記生体であると検知した場合には、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、記憶部に保持された照合対象として特定の対象物による前記第1動作を表す画像または前記第1動作をしていないことを表す画像の何れかの画像に基づき抽出された特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記生体であると検知した際に照合した結果と、前記第1動作をしていない状態であると検知した際に照合した結果とに基づいて、前記対象物が前記特定の対象物であるか否かを判定する照合部と、
を備えることを特徴とする。
或いは、同目的は、上記に示す照合装置を含む照合システムによっても達成される。
また、同目的を達成すべく、本発明に係る照合方法は、以下の構成を備えることを特徴とする。
即ち、本発明に係る照合方法は、
情報処理装置によって、
照合対象である対象物を表す画像を構成する情報を含む画像情報に基づいて、その画像情報に第1動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に前記第1動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知し、
前記生体であると検知した場合には、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、記憶部に保持された照合対象として特定の対象物による前記第1動作を表す画像または前記第1動作をしていないことを表す画像の何れかの画像に基づき抽出された特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記生体であると検知した際に照合した結果と、前記第1動作をしていない状態であると検知した際に照合した結果とに基づいて、前記対象物が前記特定の対象物であるか否かを判定する、
ことを特徴とする。
尚、同目的は、上記の各構成を有する照合装置及び照合方法を、コンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、及びそのコンピュータ・プログラムが格納されている、読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、「本人らしさ」が低下するような粗雑な偽装であっても、その偽装を、より正確に検知すると共に、照合の対象である対象物を照合することが可能な照合装置等を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における照合装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における照合装置が行う動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における照合装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における照合装置が行う動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における照合装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態における照合装置が行う動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態における照合装置を含む照合システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態における照合装置が行う動作を示すフローチャートである。 本発明に係る各実施形態を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成を例示的に説明するブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態における照合装置1の構成を示すブロック図である。
図1において、照合装置1は、検知部2と、照合部3とを備える。
より具体的に、検知部2は、照合対象である対象物を表す画像(画像を構成する情報)を含む画像情報101に基づいて、その画像情報101に所定の動作(以降、説明の便宜上、「第1動作」と称する)を含むと検知した場合に、画像情報101が表す画像に含まれた対象物が生体であると検知する。
また、検知部2は、第1動作をしていない状態であることを検知する。即ち、検知部2は、照合の対象である対象物を照合しやすい(自然な)状態であることを検知する。
ここで、照合しやすい(自然な)状態とは、例えば、人物を照合する場合に、人物が目を開き、且つ口を閉じた無表情であることを表す状態を含む。但し、本実施形態を例に説明する本発明は、前述した構成には限定されない(以下、各実施形態においても同様)。
より具体的に、検知部2は、画像情報101に基づいて、その画像情報101に第1動作を含まないと検知した場合に、第1動作をしていない状態であると検知する。
画像情報101は、例えば、カメラ等の撮影機器によって撮像された照合対象である対象物を表す画像を含む時系列な複数の画像フレームによって構成される動画像である。
より具体的に、画像情報101は、例えば、人物を照合する場合に、照合対象である人体の顔、または目や口等の顔の部位(一部)を表す部分画像を含む。
尚、上述した本実施形態では、説明の便宜上、一例として、画像情報101は、時系列な複数の画像フレームによって構成される動画像を例に説明した。しかしながら本発明に係る実施形態は、係る構成に限定されない。
画像情報101は、時系列な複数の画像フレームによって構成される画像を採用してもよい。また、例えば、画像情報101は、照合対象である対象物を表す画像から抽出された特徴量を採用してもよい。
第1動作とは、画像情報101に基づき検知部2が検知するところの対象物、または対象物の部位の動作である。
より具体的に、第1動作は、例えば、人物を照合する場合に、照合対象である人物の顔、または顔の部位の動作である。
第1動作は、例えば、人物の顔を上下左右に動かす、顔を左右に傾ける、目(瞼)の開閉、眼球(虹彩)の動き、口の開閉動作を採用することができる。
尚、第1動作は、上述した動作の何れか、または1つ以上の動作を組み合わせてもよい。
より具体的に、一例として、目の開閉動作を第1動作に採用する場合に、第1動作は、「目を閉じる」動作を表すこととする。検知部2は、画像情報101に「目を閉じる」動作を含むと検知した場合に、画像情報101が表す画像に含まれた対象物が生体であると検知する。
また、検知部2は、画像情報101に「目を閉じる」動作を含まないと検知した場合に、第1動作をしていない状態であると検知する。例えば、検知部2は、画像情報101に「目を開く」動作を検知した場合に、画像情報101に「目を閉じる」動作を含まないと検知してもよい。また、例えば、検知部2は、画像情報101に「目を開いている」状態を検知した場合に、画像情報101に「目を閉じる」動作を含まないと検知してもよい。
また、一例として、口の開閉動作を第1動作に採用する場合に、第1動作は、「口を開く」動作を表すこととする。検知部2は、画像情報101に「口を開ける」動作を含むと検知した場合に、画像情報101が表す画像に含まれた対象物が生体であると検知する。
また、検知部2は、画像情報101に「口を開ける」動作を含まないと検知した場合に、第1動作をしていない状態であると検知する。例えば、検知部2は、画像情報101に「口を閉じる」動作を検知した場合に、画像情報101に「口を開く」動作を含まないと検知してもよい。また、例えば、検知部2は、画像情報101に「口を閉じている」状態を検知した場合に、画像情報101に「口を開ける」動作を含まないと検知してもよい。
これにより、検知部2は、画像情報101に基づいて、「目を閉じている」と識別した場合には、画像情報101に第1動作を含むと検知することができる。
また、検知部2は、画像情報101に基づいて、例えば、「目を開いている」と識別した場合には、画像情報101に第1動作を含まないと検知することができる。即ち、検知部2は、画像情報101に第1動作を含まないと検知することによって、第1動作が終了したと判定することができる。
次に、照合部3は、検知部2により対象物が生体であると検知した場合に、画像情報101に第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報101と、記憶部4に保持された特徴量102とに基づいて、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを照合する。
また、照合部3は、検知部2により対象物が第1動作をしていない状態であると検知した場合に、第1動作をしていない状態であると検知した際に用いた画像情報101と、特徴量102とに基づいて、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを照合する。
ここで、特徴量102とは、照合部3が照合の対象である対象物を照合するに際して利用するデータである。即ち、画像により人物を照合する場合に、特徴量102は、照合対象である個人を区別しやすいように変換された数値列(ベクトル)である。
より具体的に、特徴量102は、予め記憶部4に保持された照合対象である特定の対象物による第1動作をしていないこと(つまり、第1動作と異なる動作及び状態)を表す画像に基づいて抽出された特徴量である。
尚、上述した本実施形態では、説明の便宜上、一例として、特徴量102は、照合対象である特定の対象物による第1動作をしていないことを表す画像に基づいて抽出された特徴量を採用する例に説明した。
しかしながら本発明に係る実施形態は、係る構成に限定されない。特徴量102は、照合対象である特定の対象物による第1動作を表す画像に基づいて抽出された特徴量を採用してもよい。
また、対象物を表す画像に基づき任意の統計的パターン認識技術を用いて、特徴量を抽出する技術自体は、現在では一般的な技術を採用することができるので、本実施形態における詳細な説明は省略する(以下、各実施形態においても同様)。
照合部3は、検知部2により対象物が生体であると検知した際に照合した結果(以降、説明の便宜上、「第1の照合結果」と称する)と、第1動作をしていない状態であると検知した際に照合した結果(以降、説明の便宜上、「第2の照合結果」と称する)とに基づいて、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合の対象として予め記憶部4に保持された特定の対象物であるか否かを判定する。
記憶部4は、特徴量102を保持する。記憶部4は、コンピュータによるデータの読み書きが可能な不揮発性の記憶デバイスである。
より具体的に、一例として、記憶部4は、情報処理装置等の電子機器に搭載されたハードディスクドライブ(Hard_disk_drive:以降、「HDD」と称する)等の不揮発性の記憶装置を採用することができる。
また、一例として、記憶部4は、不図示の通信ネットワークに接続されたストレージデバイス(不図示)を採用してもよい。但し、本実施形態を例に説明する本発明は、前述した構成には限定されない(以下の実施形態においても同様)。
以下の説明において、より具体的に、本実施形態における照合装置1の動作について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態における照合装置1が行う動作を示すフローチャートである。係るフローチャートに沿って照合装置1の動作手順を説明する。
ここでは、説明の便宜上、一例として、照合装置1は、照合対象である人物の目の開閉動作を検知することとする。第1動作は、「目を閉じる」動作を表すこととする。また、画像情報101は、照合対象である人物を表す部分画像を含むこととする。
尚、説明の便宜上、上述した構成を例に説明するが、本実施形態を例に説明する本発明は、前述した構成にはこれに限定されない(以下の実施形態においても同様)。
ステップS101:
検知部2は、画像情報101に基づいて、画像情報101が表す画像に含まれる人物が生体であるか否かを検知する。即ち、検知部2は、画像情報101に基づいて、その画像情報101に第1動作を含むか否かを検知する。
より具体的に、検知部2は、一般的に知られた任意の統計的パターン認識技術を用いて、生成された識別器によって、画像情報101が表す画像に含まれる人物が「第1動作」を表す状態か否かを識別する。検知部2は、「第1動作」を表す状態であると識別した場合に、画像情報101に第1動作を含むと検知する。
任意の統計的パターン認識技術としては、一般的に知られたサポートベクトルマシン、ニューラルネットワーク、学習ベクトル量子化及びブースティング等を採用することができる。
例えば、検知対象である人物において「目の開閉」を識別する場合に、識別器は、任意の統計的パターン認識技術によって、目の周辺を含む「目を閉じた状態」及び「目を開けた状態」を表す多数の人体画像を学習することにより生成される(以下、各実施形態においても同様)。
ステップS102において「YES」:
検知部2は、画像情報101が表す画像に含まれる人物が生体であると検知した場合に、処理をステップS103及びステップS104に進める。
ステップS102において「NO」:
検知部2は、画像情報101が表す画像に含まれる人物が生体でないと検知した場合に、次の映像フレームの処理を進める。即ち、検知部2は、処理をステップS101に戻す。
ステップS103:
照合部3は、検知部2が生体であると検知した際に用いた画像情報101が表す画像に含まれる人物が照合対象である特定の人物であるか否かを照合する。照合部3は、処理をステップS107に進める。
より具体的に、照合部3は、検知部2が生体であると検知した際に用いた画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された特徴量102とに基づいて、当該画像情報101が表す画像に含まれる人物が照合対象である特定の人物であるか否かを照合する。
尚、照合部3が画像情報101から特徴量を抽出すると共に、抽出した特徴量と特徴量102とに基づき照合する技術自体は、現在では一般的な技術を採用することができるので、本実施形態における詳細な説明は省略する(以下、各実施形態においても同様)。
ステップS104:
検知部2は、画像情報101に基づいて、その画像情報101に第1動作を含むか否かを検知する。
より具体的に、検知部2は、画像情報101が表す画像に含まれる人物が「第1動作」を表す状態か否かを識別する。検知部2は、「第1動作」を表す状態でないと識別した場合に、画像情報101に第1動作を含まないと検知する。
尚、ステップS104において、検知部2が画像情報101に第1動作を含むか否かを検知する際に用いる画像情報101は、ステップS101において、検知部2が画像情報101に第1動作を含むか否かを検知する際に用いた画像情報101と異なる画像情報である。即ち、ステップS101において用いる画像情報101とステップS104において用いる画像情報101とは、別の映像フレームである(以下、各実施形態においても同様)。
尚、検知部2が画像情報101に第1動作を含むか否かを検知する手法は、上述したステップS101において画像情報101に第1動作を含むか否か検知した手法を採用することができる。そのため、重複する説明は省略する。
ステップS105において「NO」:
検知部2は、画像情報101に第1動作を含まないと検知した場合に、処理をステップS106に進める。
ステップS105において「YES」:
検知部2は、画像情報101に第1動作を含むと検知した場合に、次の映像フレームの処理を進める。即ち、検知部2は、処理をステップS101に戻す。
ステップS106:
照合部3は、検知部2が第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報101が表す画像に含まれる人物が照合対象である特定の人物であるか否かを照合する。照合部3は、処理をステップS107に進める。
より具体的に、照合部3は、検知部2が第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された特徴量102とに基づいて、当該画像情報101が表す画像に含まれる人物が照合対象である特定の人物であるか否かを照合する。
ステップS107:
照合部3は、ステップS103において照合した結果(第1の照合結果)と、ステップS106において照合した結果(第2の照合結果)とに基づいて、画像情報101が表す画像に含まれる人物が照合対象である特定の人物であるか否かを判定する。
より具体的に、照合部3は、生体であると検知した際に用いた画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された特徴量102とに基づき照合した結果(第1の照合結果)と、第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された特徴量102とに基づき照合した結果(第2の照合結果)とに基づいて、画像情報101が表す画像に含まれる人物が照合対象である特定の人物であるか否かを判定する。
尚、上述したステップS103、ステップS106及びステップS107に示す判定結果は、照合対象である特定の対象物であることを示す「真」、または照合対象である特定の対象物でないことを示す「偽」の2値で表してもよい。また、当該判定結果は、照合対象である対象物らしさを表す数値(照合スコア)で表してもよい。
判定結果として「真」、または「偽」を表す2値を採用した場合に、照合部3は、第1の照合結果と、第2の照合結果との論理積(AND)をとり、その結果に応じて判定する。
より具体的に、第1及び第2の照合結果が「真」を表す場合に、照合部3は、「真」、つまり、照合対象である特定の対象物であると判定する。その一方で、第1及び第2の照合結果の何れかが「偽」を表す場合に、照合部3は、「偽」、つまり、照合対象である特定の対象物でないと判定する。
また、判定結果として数値(照合スコア)を採用した場合に、照合部3は、第1の照合結果と第2の照合結果との線形和、または最小値と、所定の閾値との比較結果に応じて、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを判定する。
より具体的に、一例として、照合部3は、係る線形和、または最小値と、所定の閾値とを比較した結果、閾値より小さい場合に、照合対象である特定の対象物でないと判定する。一方で、照合部3は、比較した結果、閾値以上の場合に、照合対象である特定の対象物であると判定してもよい。
また、照合部3は、第1の照合結果と第2の照合結果との照合スコアの値を、確率として扱えるように、例えば、「0.0」から「1.0」の実数としてスケーリングする。
照合部3は、スケーリングされた第1の照合結果の値と、第2の照合結果の値とを乗算する。照合部3は、乗算することによって求めた値と、所定の閾値とを比較した結果に応じて、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを判定する。
また、照合部3は、値「1」からスケーリングされた第1の照合結果の値と、第2の照合結果の値とを乗算することによって求めた値を減算する。照合部3は、減算することによって求めた値を、例えば、ソフトマックス関数を用いて変換する。照合部3は、変換した値と、所定の閾値とを比較した結果に応じて、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを判定する。
所定の閾値は、例えば、管理者によって予め設定される構成を採用してもよい。また、所定の閾値は、照合部3による判定結果に応じて、設定される構成を採用してもよい。
尚、上述した本実施形態では、説明の便宜上、一例として、照合装置1は、ステップS101において画像情報101に第1動作を含むか否かを検知後にステップS104において画像情報101に第1動作を含むか否かを検知する構成を例に説明した。
しかしながら本発明に係る実施形態は、係る構成に限定されない。
より具体的に、例えば、本実施形態において、照合装置1は、図2に示すステップS104乃至ステップS106において説明した処理を、ステップS101乃至ステップS103において説明した処理よりも先に実行する構成を採用することができる。即ち、検知部2は、画像情報101に第1動作を含むと検知する処理、または画像情報101に第1動作を含まないと検知する処理の何れか一方の処理を実行すると共に、その何れか一方の処理を実行後に他方の処理を実行する構成を採用することができる。
この場合に、図2に示すステップS104において、検知部2は、第1動作が終了したことを検知するのではなく、照合対象である対象物が照合可能な状態(第1動作をしていない状態)であることを検知する構成を採用することができる(以下、各実施形態においても同様)。
また、照合装置1は、図2に示すステップS104、ステップS103、ステップS105、ステップS106の順に処理を実行する構成を採用してもよい。さらに、照合装置1は、ステップS103、ステップS104乃至ステップS106において説明した処理を略並列に実行する構成を採用してもよい。
このように本実施の形態に係る照合装置1によれば、「本人らしさ」が低下するような粗雑な偽装であっても、その偽装を、より正確に検知すると共に、照合の対象である対象物を照合することができる。その理由は、以下に述べる通りである。
即ち、検知部2は、画像情報101に基づいて、その画像情報101に所定の動作(第1動作)を含むか否かを検知する。これにより、検知部2は、より正確に照合対象である対象物が生体か否かを検知することができる。さらに、照合部3は、検知部2によって、画像情報101に所定の動作を含むと検知した際に用いた画像情報101と、画像情報101に所定の動作を含まないと検知した際に用いた画像情報101とに基づいて、画像情報101が表す画像に含まれる対象物を照合する。照合部3は、その所定の動作を含むと検知した際の照合結果と、その所定の動作を含まないと検知した際の照合結果とに基づいて、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを判定することができるからである。
このように、照合装置1は、照合対象である対象物(本人)らしさを検証することができる。また、照合装置1は、「本人らしさ」が低下するような粗雑な偽装であっても、なりすまされた対象物を照合する、つまり、誤照合してしまう問題を防ぐことができる。
<第2の実施形態>
次に、上述した本発明の第1の実施形態に係る照合装置1を基本とする第2の実施形態について説明する。以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明する。その際、上述した各実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明は省略する。
本発明の第2の実施形態における照合装置10について、図2乃至図4を参照して説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態における照合装置10の構成を示すブロック図である。
図3において、照合装置10は、第1の動作検知部11と、第2の動作検知部12と、第1の照合部13と、第2の照合部14と、判定部15とを備える。
より具体的に、第1の動作検知部11と、第2の動作検知部12とは、第1の実施形態において説明した検知部2に相当する。
第1の動作検知部11は、図2に示すステップS101及びステップS102において説明した処理を実行する。
第2の動作検知部12は、図2に示すステップS104及びステップS105において説明した処理を実行する。
第1の照合部13と、第2の照合部14と、判定部15とは、第1の実施形態において説明した照合部3に相当する。
第1の照合部13は、図2に示すステップS103において説明した処理を実行する。第2の照合部14は、図2に示すステップS106において説明した処理を実行する。判定部15は、図2に示すステップS107において説明した処理を実行する。
より具体的に、第1の照合部13は、第1の動作検知部11が生体であると検知した際に用いた画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された第1特徴量103とに基づいて、当該画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを照合する。第1の照合部13は、照合結果(第1の照合結果)を判定部15に与える。
第2の照合部14は、第2の動作検知部12が第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された第2特徴量104とに基づいて、当該画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを照合する。第2の照合部14は、照合結果(第2の照合結果)を判定部15に与える。
判定部15は、第1の照合結果と、第2の照合結果とに基づいて、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合の対象として予め記憶部5に保持された特定の対象物であるか否かを判定する。
記憶部4は、第1特徴量103と、第2特徴量104とを保持する。
本実施形態において、第1特徴量103は、照合対象である特定の対象物による第1動作を表す画像に基づいて抽出された特徴量である。第2特徴量104は、照合対象である特定の対象物による第1動作をしていないことを表す画像に基づいて抽出された特徴量である。
図4は、本発明の第2の実施形態における照合装置10が行う動作を示すフローチャートである。係るフローチャートに沿って照合装置10の動作手順を説明する。
尚、図4に示すステップS201、ステップS202、ステップS204及びステップS205において実行する処理は、図2に示すステップS101、ステップS102、ステップS104及びステップS105において説明した処理と同様である。そのため、重複する説明は省略する。
ステップS203:
第1の照合部13は、第1の動作検知部11が生体であると検知した際に用いた画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された第1特徴量103とに基づいて、当該画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを照合する。
第1の照合部13は、照合結果(第1の照合結果)を判定部15に対して与える。第1の照合部13は、処理をステップS207に進める。
ステップS206:
第2の照合部14は、第2の動作検知部12が第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された第2特徴量104とに基づいて、当該画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを照合する。
第2の照合部14は、照合結果(第2の照合結果)を判定部15に対して与える。第2の照合部14は、処理をステップS207に進める。
ステップS207:
判定部15は、第1の照合結果と、第2の照合結果とに基づいて、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを判定する。
このように本実施の形態に係る照合装置10によれば、第1の実施形態において説明した効果を享受できると共に、さらに、より速やかに、精度よく「本人らしさ」が低下するような粗雑な偽装を検知すると共に、照合の対象である対象物を照合することができる。
その理由は、照合装置10は、第1の実施形態において説明した検知部2が実行する処理を第1の動作検知部11と、第2の動作検知部12とに分散して実行する。さらに、照合装置10は、第1の実施形態において説明した照合部3が実行する処理を第1の照合部13と、第2の照合部14と、判定部15とに分散して実行する。このため、照合装置10は、それぞれの処理が終了することを待つことなく処理を実行することができるからである。
また、照合装置10は、第1動作を表す画像及び第1動作をしていないことを表す画像に基づいて抽出された特徴量(第1特徴量103及び第2特徴量104)と、画像情報101から抽出した特徴量とに基づき照合するため、より精度よく照合の対象である特定の対象物を照合することができるからである。
<第3の実施形態>
次に、上述した本発明の第2の実施形態に係る照合装置10を基本とする第3の実施形態について説明する。以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明する。その際、上述した各実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明は省略する。
本発明の第3の実施形態における照合装置20について、図4乃至図6を参照して説明する。
図5は、本発明の第3の実施形態における照合装置20の構成を示すブロック図である。
図5において、照合装置20は、第1の動作検知部21と、第2の動作検知部12と、第1の照合部13と、第2の照合部14と、判定部15とを備える。
本実施形態において、照合装置20は、第1の動作検知部21の動作が第2の実施形態において説明した第1の動作検知部11の動作と異なる。
第2の実施形態において説明した第1の動作検知部11は、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が「第1動作」を表す状態、または「第1動作をしていない」ことを表す状態の何れかの状態を識別する構成を例に説明した。
本実施形態において、第1の動作検知部21は、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が「対象物でない」ことを表す状態、「対象物による第1動作」を表す状態及び「対象物による第1動作をしていない」ことを表す状態の何れかの状態を識別する構成を採用する。
これにより、第1の動作検知部21は、より精度よく「なりすまし」を検知することができる。
より具体的に、一例として、人物を照合する場合に、第1の動作検知部21は、画像情報101が表す画像に含まれる人物が「人物でない」ことを表す状態、「人物による第1動作」を表す状態及び「人物による第1動作をしていない」ことを表す状態の何れかの状態を識別する。
これにより、第1の動作検知部21は、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が生体であるか否かを検知するだけでなく、目、眼球及び口等の人体の各部位が人体であるか否かを識別する。即ち、第1の動作検知部21は、「目でない」及び「目であるかのように偽装した」場合であっても、その偽装を、より精度よく検知することができる。
以下の説明において、より具体的に、本実施形態における第1の動作検知部21の動作について説明する。
図6は、本発明の第3の実施形態における照合装置20が行う動作を示すフローチャートである。係るフローチャートに沿って照合装置20の動作手順を説明する。
尚、図6に示すステップS302乃至ステップS307において実行する処理は、図4に示すステップS202乃至ステップS207において説明した処理と同様である。そのため、重複する説明は省略する。
ステップS301:
第1の動作検知部21は、画像情報101に基づいて、画像情報101に対象物による第1動作を含むと検知した場合に、画像情報101に含まれた対象物が生体であると判定する。
本実施形態において、第1の動作検知部21は、統計的パターン認識技術を用いて、生成された識別器によって、画像情報101が表す画像に含まれる対象物が「対象物でない」ことを表す状態、「対象物による第1動作」を表す状態、及び「対象物による第1動作をしていない」ことを表す状態の何れかの状態を識別する。
例えば、検知対象である人物において「目の開閉」を識別する場合に、識別器は、任意の統計的パターン認識技術によって、「目でない」及び「目であるかのように偽装した」ことを表す多数の人体画像と、目の周辺を含む「目を閉じた状態」及び「目を開けた状態」を表す多数の人体画像とを学習することにより生成される。
尚、上述した本実施形態では、説明の便宜上、一例として、照合装置20は、第1の動作検知部21により3つ(「対象物でない」、「対象物による第1動作」及び「対象物による第1動作をしていない」)の状態を識別する構成を例に説明した。
しかしながら本発明に係る実施形態は、係る構成に限定されない。照合装置20は、第2の動作検知部12も3つの状態を識別する構成を採用してもよい(以下、各実施形態においても同様)。
このように本実施の形態に係る照合装置20によれば、各実施形態において説明した効果を享受できると共に、さらに、より精度よく「なりすまし」を検知することができる。
その理由は、照合装置20の第1の動作検知部21は、3つの状態を識別することができるからである。即ち、第1の動作検知部21は、第1動作を検知するだけでなく、第1動作をした部位が本当に対象物であるか否かを検証するように動作する。そのため、例えば、対象物でないものによって偽装された場合であっても、より精度よく「なりすまし」を検知することができる。これにより、照合装置20は、なりすまされた対象物を照合する、つまり、誤照合してしまう問題を防ぐことができるからである。
より具体的に、一例として、「なりすまし」の対象である人物を表す顔写真に写った両目を表す部分に細長い紙を被せることによって、目を閉じたように偽装した場合であっても、照合装置20は、正確に「なりすまし」を検知することができる。
<第4の実施形態>
次に、上述した本発明の第2の実施形態に係る照合装置10を基本とする実施形態について説明する。以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明する。その際、上述した各実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明は省略する。
本発明の第4の実施形態における照合装置30について、図4、図7、図8を参照して説明する。
図7は、本発明の第4の実施形態における照合装置30を含む照合システム50の構成を示すブロック図である。
図7において、照合システム50は、大別して、照合装置30を含む第1情報処理装置51と、第2情報処理装置52とを備える。
照合装置30は、第1の動作検知部11と、第2の動作検知部12と、第1の照合要求部31と、第2の照合要求部32と、判定部15とを備える。
本実施形態において、第1の照合部33と、第2の照合部34と、記憶部4とは、第1情報処理装置51と異なる(つまり、別体の)第2情報処理装置52が備える。
第1情報処理装置51と、第2情報処理装置52とは、不図示の通信ネットワークを介して、通信可能に接続する。
より具体的に、第1の照合要求部31は、第1の動作検知部11によって画像情報101が表す画像に含まれる対象物が生体であると検知するのに応じて、第2情報処理装置52の第1の照合部33に対して、画像情報101が表す画像に含まれる対象物を照合するように要求(以降、単に「照合要求」とも記す)する。
第1の照合要求部31は、照合要求するに際して、第1の照合部33に対して第1の動作検知部11が画像情報101に第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報101を送信する。
また、第1の照合要求部31は、第1の照合部33から第1の照合結果を受信すると共に、受信した第1の照合結果を判定部15に対して与える。
第2の照合要求部32は、第2の動作検知部12によって、第1動作をしていない状態であると検知するのに応じて、第2情報処理装置52の第2の照合部34に対して、画像情報101が表す画像に含まれる対象物を照合するように要求する。
第2の照合要求部32は、照合要求するに際して、第2の照合部34に対して第2の動作検知部12が画像情報101に第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報101を送信する。
また、第2の照合要求部32は、第2の照合部34から第2の照合結果を受信すると共に、受信した第2の照合結果を判定部15に対して与える。
尚、上述した本実施形態では、説明の便宜上、一例として、第1の照合要求部31と、第2の照合要求部32とは、照合要求するに際して、第1の照合部33、または第2の照合部34に対して画像情報101を送信する構成を例に説明した。
しかしながら本発明に係る実施形態は、係る構成に限定されない。第1の照合要求部31と、第2の照合要求部32とは、照合要求するに際して、第1の照合部33、または第2の照合部34に対して画像情報101に基づいて、抽出した特徴量を送信する構成を採用してもよい。
その場合に、第1の照合要求部31と、第2の照合要求部32とは、画像情報101に基づいて、特徴量を抽出する構成を採用することができる。
尚、第1の照合要求部31と、第2の照合要求部32とが画像情報101に基づいて、特徴量を抽出する技術自体は、現在では一般的な技術を採用することができるので、本実施形態における詳細な説明は省略する(以下、各実施形態においても同様)。
第1の照合部33は、第1の照合要求部31から照合要求と画像情報101とを受信するのに応じて、処理を開始する。
より具体的に、第1の照合部33は、画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された第1特徴量103とに基づいて当該画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを照合する。さらに、第1の照合部33は、第1の照合結果を第1の照合要求部31に対して送信する。
第2の照合部34は、第2の照合要求部32から照合要求と画像情報101とを受信するのに応じて、処理を開始する。
第2の照合部34は、画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された第2特徴量104とに基づいて、当該画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを照合する。さらに、第2の照合部34は、第2の照合結果を第2の照合要求部32に対して送信する。
以下の説明において、より具体的に、本実施形態における照合装置30の動作について説明する。
図8は、本発明の第4の実施形態における照合装置30が行う動作を示すフローチャートである。係るフローチャートに沿って照合装置30の動作手順を説明する。
尚、図8に示すステップS401、ステップS402、ステップS406、ステップS407及びステップS411において実行する処理は、図4に示すステップS201、ステップS202、ステップS204、ステップS205及びステップS207において説明した処理と同様である。そのため、重複する説明は省略する。
ステップS403:
第1の照合要求部31は、照合要求と、第1の動作検知部11が画像情報101に第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報101とを第1の照合部33に対して送信する。
ステップS404:
第1の照合部33は、第1の照合要求部31から照合要求と、第1の動作検知部11が画像情報101に第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報101とを受信する。
第1の照合部33は、受信した画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された第1特徴量103とに基づいて、当該画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを照合する。次に、第1の照合部33は、第1の照合結果を第1の照合要求部31に対して送信する。
ステップS405:
第1の照合要求部31は、第1の照合部33から第1の照合結果を受信すると共に、受信した第1の照合結果を判定部15に対して与える。
ステップS408:
第2の照合要求部32は、照合要求と、第2の動作検知部12が画像情報101に第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報101とを第2の照合部34に対して送信する。
ステップS409:
第2の照合部34は、第2の照合要求部32から照合要求と、第2の動作検知部12が画像情報101に第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報101とを受信する。
第2の照合部34は、受信した画像情報101から抽出した特徴量と、記憶部4に保持された第2特徴量104とに基づいて、当該画像情報101が表す画像に含まれる対象物が照合対象である特定の対象物であるか否かを照合する。次に、第2の照合部34は、第2の照合結果を第2の照合要求部32に対して送信する。
ステップS410:
第2の照合要求部32は、第2の照合部34から第2の照合結果を受信すると共に、受信した第2の照合結果を判定部15に対して与える。
尚、上述した本実施形態では、説明の便宜上、一例として、照合システム50は、第1の動作検知部11、第2の動作検知部12、第1の照合要求部31、第2の照合要求部32及び判定部15を含む第1情報処理装置51と、第1の照合部33、第2の照合部34及び記憶部4を含む第2情報処理装置52とによって構成する例を説明した。
しかしながら本発明に係る実施形態は、係る構成に限定されない。照合システム50は、は、例えば、第2の実施形態において説明した照合装置10を構成する全ての各部を含む第1情報処理装置51によって構成してもよい。
このように本実施の形態に係る照合装置30によれば、各実施形態において説明した効果を享受できると共に、さらに、速やかに「本人らしさ」が低下するような粗雑な偽装を検知すると共に、照合の対象である対象物を照合することができる。
その理由は、第1の照合部33と、第2の照合部34とは、照合装置30と異なる情報処理装置51において動作する。即ち、照合装置30は、第1の照合部33と、第2の照合部34と、第1の動作検知部11と、第2の動作検知部12と、判定部15とにおいて実行する処理を分散することができる。これにより、例えば、第1情報処理装置51の演算能力が低い場合であっても、照合装置30は、速やかにそれぞれの処理を実行することができるからである。
また、本実施形態によれば、複数の照合装置30においてシステムを運用する場合であっても、そのシステムを導入するためのコストを低く抑えることができる。
その理由は、照合装置30は、対象物を照合するに際して利用する特徴量(第1特徴量103及び第2特徴量104)を1つの情報処理装置において管理することができるからである。
さらに、照合装置は、例えば、一般的に知られたパーソナルコンピュータや携帯端末装置、スマーフォン等の情報端末装置に適用することができる。
(ハードウェア構成例)
上述した実施形態において図面に示した各部は、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。これらの各ソフトウェアモジュールは、専用のハードウェアによって実現してもよい。但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定されうる。この場合のハードウェア環境の一例を、図9を参照して説明する。
図9は、本発明の模範的な実施形態に係る端末特定装置を実行可能な情報処理装置300(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図9は、図1に示した照合装置1、或いは、図3に示した照合装置10、図5に示した照合装置20及び図7に示した照合装置30、の全体または一部の照合装置を実現可能なサーバ等のコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。
図9に示した情報処理装置300は、CPU(Central_Processing_Unit)301、ROM(Read_Only_Memory)302、RAM(Random_Access_Memory)303、ハードディスク304(記憶装置)、並びに外部装置との通信インタフェース(Interfac:以降、「I/F」と称する)305、CD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記憶媒体307に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ308を備え、これらの構成がバス306(通信線)を介して接続された一般的なコンピュータである。
そして、上述した実施形態を例に説明した本発明は、図9に示した情報処理装置300に対して、その説明において参照したブロック構成図(図1、図3、図5、図7)或いはフローチャート(図2、図4、図6、図8)の機能を実現可能なコンピュータ・プログラムを供給した後、そのコンピュータ・プログラムを、当該ハードウェアのCPU301に読み出して実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き可能な一時記憶メモリ(RAM303)またはハードディスク304等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、CD−ROM等の各種記憶媒体307を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することができる。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記憶媒体によって構成されると捉えることができる。
尚、上述した各実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。しかしながら、上述した実施形態により例示的に説明した本発明は、以下には限らない。即ち、
(付記1)
照合対象である対象物を表す画像を構成する情報を含む画像情報に基づいて、その画像情報に第1動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に前記第1動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知する検知部と、
前記生体であると検知した場合には、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、記憶部に保持された照合対象として特定の対象物による前記第1動作を表す画像または前記第1動作をしていないことを表す画像の何れかの画像に基づき抽出された特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記生体であると検知した際に照合した結果と、前記第1動作をしていない状態であると検知した際に照合した結果とに基づいて、前記対象物が前記特定の対象物であるか否かを判定する照合部と、
を備えることを特徴とする照合装置。
(付記2)
前記検知部は、
前記第1動作を含むと検知する処理、または前記第1動作を含まないと検知する処理の何れか一方の処理を実行し、該何れか一方の処理を実行後に他方の処理を実行することを、
特徴とする付記1に記載の照合装置。
(付記3)
前記照合部は、
さらに前記生体であると検知した場合に、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、前記特定の対象物による第1動作を表す画像に基づき抽出された第1特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特定の対象物による第1動作をしていないことを表す画像に基づき抽出された第2特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合する
ことを特徴とする付記1または付記2に記載の照合装置。
(付記4)
前記検知部は、
前記第1動作及び該第1動作をしていないことを表す画像に基づき統計的パターン認識技術を用いて学習することにより生成された識別器によって前記第1動作を表す状態か否か、または前記第1動作をしていないことを表す状態か否かの何れかの状態を識別すると共に、前記第1動作を表す状態であると識別した場合に、前記第1動作を含むと検知し、前記第1動作をしていないことを表す状態であると識別した場合には、前記第1動作を含まないと検知する
ことを特徴とする付記1乃至付記3に記載の照合装置。
(付記5)
前記検知部は、
さらに前記画像情報に基づいて、前記対象物でないことを表す状態、前記対象物による前記第1動作を表す状態及び前記対象物による前記第1動作をしていないことを表す状態の何れかの状態を識別すると共に、該対象物による前記第1動作を表す状態であると識別した場合に、前記生体であると検知することを特徴とする付記4に記載の照合装置。
(付記6)
前記対象物は人物であって、
前記第1動作は、
前記画像情報に基づき前記検知部が検知するところの前記人物の顔を上下左右に動かす、顔を左右に傾ける、顔の部位である目の開閉動作、眼球の動き及び口の開閉動作の何れか、または1つ以上の動作を組み合わせた動作である
ことを特徴とする付記1乃至付記4の何れかに記載の照合装置。
(付記7)
前記検知部は、
前記目の開閉動作を検知し、前記画像情報に前記人物が目を閉じる動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に目を閉じる動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知する
ことを特徴とする付記1乃至付記6の何れかに記載の照合装置。
(付記8)
前記検知部は、
前記口の開閉動作を検知し、前記画像情報に前記人物が口を開ける動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に口を開ける動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知する
ことを特徴とする付記1乃至付記6の何れかに記載の照合装置。
(付記9)
第1情報処理端末と、第2情報処理端末とが通信ネットワークを介して通信可能に接続された照合システムであって、
前記第1情報処理端末は、
照合対象である対象物を表す画像を構成する情報を含む画像情報に基づいて、その画像情報に第1動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に前記第1動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知する検知部と、
前記生体であると検知した場合には、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報に基づいて、照合するように要求する第1の照合要求部と、
前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報に基づいて、照合するように要求する第2の照合要求部と、
第1の照合結果と第2の照合結果とに基づいて、照合対象として特定の対象物であるか否かを判定する判定部と、を備え
前記第2情報処理端末は、
前記第1の照合要求部からの要求に応じて、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、前記特定の対象物による第1動作を表す画像に基づき抽出された第1特徴量とに基づいて、前記特定の対象物か否かを照合すると共に前記第1の照合結果を送信する第1の照合部と、
前記第2の照合要求部からの要求に応じて、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特定の対象物による第1動作をしていないことを表す画像に基づき抽出された前記第2特徴量とに基づいて、前記特定の対象物か否かを照合すると共に前記第2の照合結果を送信する第2の照合部と、
を備えることを特徴とする照合システム。
(付記10)
情報処理装置によって、
照合対象である対象物を表す画像を構成する情報を含む画像情報に基づいて、その画像情報に第1動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に前記第1動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知し、
前記生体であると検知した場合には、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、記憶部に保持された照合対象として特定の対象物による前記第1動作を表す画像または前記第1動作をしていないことを表す画像の何れかの画像に基づき抽出された特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記生体であると検知した際に照合した結果と、前記第1動作をしていない状態であると検知した際に照合した結果とに基づいて、前記対象物が前記特定の対象物であるか否かを判定する、
ことを特徴とする照合方法。
(付記11)
照合対象である対象物を表す画像を構成する情報を含む画像情報に基づいて、その画像情報に第1動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に前記第1動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知する機能と、
前記生体であると検知した場合には、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、記憶部に保持された照合対象として特定の対象物による前記第1動作を表す画像または前記第1動作をしていないことを表す画像の何れかの画像に基づき抽出された特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記生体であると検知した際に照合した結果と、前記第1動作をしていない状態であると検知した際に照合した結果とに基づいて、前記対象物が前記特定の対象物であるか否かを判定する機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
1 照合装置
2 検知部
3 照合部
4 記憶部
10 照合装置
11 第1の動作検知部
12 第2の動作検知部
13 第1の照合部
14 第2の照合部
15 判定部
20 照合装置
21 第1の動作検知部
30 照合装置
31 第1の照合要求部
32 第2の照合要求部
33 第1の照合部
34 第2の照合部
50 照合システム
51 第1情報処理装置
52 第2情報処理装置
101 画像情報
102 特徴量
103 第1特徴量
104 第2特徴量
300 情報処理装置
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 ハードディスク
305 通信インタフェース
306 バス
307 記憶媒体
308 リーダライタ

Claims (10)

  1. 照合対象である対象物を表す画像を構成する情報を含む画像情報に基づいて、その画像情報に第1動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に前記第1動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知する検知部と、
    前記生体であると検知した場合には、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、記憶部に保持された照合対象として特定の対象物による前記第1動作を表す画像または前記第1動作をしていないことを表す画像の何れかの画像に基づき抽出された特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記生体であると検知した際に照合した結果と、前記第1動作をしていない状態であると検知した際に照合した結果とに基づいて、前記対象物が前記特定の対象物であるか否かを判定する照合部と、
    を備えることを特徴とする照合装置。
  2. 前記検知部は、
    前記第1動作を含むと検知する処理、または前記第1動作を含まないと検知する処理の何れか一方の処理を実行し、該何れか一方の処理を実行後に他方の処理を実行することを、
    特徴とする請求項1に記載の照合装置。
  3. 前記照合部は、
    さらに前記生体であると検知した場合に、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、前記特定の対象物による第1動作を表す画像に基づき抽出された第1特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特定の対象物による第1動作をしていないことを表す画像に基づき抽出された第2特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照合装置。
  4. 前記検知部は、
    前記第1動作及び該第1動作をしていないことを表す画像に基づき統計的パターン認識技術を用いて学習することにより生成された識別器によって前記第1動作を表す状態か否か、または前記第1動作をしていないことを表す状態か否かの何れかの状態を識別すると共に、前記第1動作を表す状態であると識別した場合に、前記第1動作を含むと検知し、前記第1動作をしていないことを表す状態であると識別した場合には、前記第1動作を含まないと検知する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の照合装置。
  5. 前記検知部は、
    さらに前記画像情報に基づいて、前記対象物でないことを表す状態、前記対象物による前記第1動作を表す状態及び前記対象物による前記第1動作をしていないことを表す状態の何れかの状態を識別すると共に、該対象物による前記第1動作を表す状態であると識別した場合に、前記生体であると検知することを特徴とする請求項4に記載の照合装置。
  6. 前記対象物は人物であって、
    前記第1動作は、
    前記画像情報に基づき前記検知部が検知するところの前記人物の顔を上下左右に動かす、顔を左右に傾ける、顔の部位である目の開閉動作、眼球の動き及び口の開閉動作の何れか、または1つ以上の動作を組み合わせた動作である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の照合装置。
  7. 前記検知部は、
    前記目の開閉動作を検知し、前記画像情報に前記人物が目を閉じる動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に目を閉じる動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の照合装置。
  8. 第1情報処理端末と、第2情報処理端末とが通信ネットワークを介して通信可能に接続された照合システムであって、
    前記第1情報処理端末は、
    照合対象である対象物を表す画像を構成する情報を含む画像情報に基づいて、その画像情報に第1動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に前記第1動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知する検知部と、
    前記生体であると検知した場合には、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報に基づいて、照合するように要求する第1の照合要求部と、
    前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報に基づいて、照合するように要求する第2の照合要求部と、
    第1の照合結果と第2の照合結果とに基づいて、照合対象として特定の対象物であるか否かを判定する判定部と、を備え
    前記第2情報処理端末は、
    前記第1の照合要求部からの要求に応じて、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、前記特定の対象物による第1動作を表す画像に基づき抽出された第1特徴量とに基づいて、前記特定の対象物か否かを照合すると共に前記第1の照合結果を送信する第1の照合部と、
    前記第2の照合要求部からの要求に応じて、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特定の対象物による第1動作をしていないことを表す画像に基づき抽出された前記第2特徴量とに基づいて、前記特定の対象物か否かを照合すると共に前記第2の照合結果を送信する第2の照合部と、
    を備えることを特徴とする照合システム。
  9. 情報処理装置によって、
    照合対象である対象物を表す画像を構成する情報を含む画像情報に基づいて、その画像情報に第1動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に前記第1動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知し、
    前記生体であると検知した場合には、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、記憶部に保持された照合対象として特定の対象物による前記第1動作を表す画像または前記第1動作をしていないことを表す画像の何れかの画像に基づき抽出された特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記生体であると検知した際に照合した結果と、前記第1動作をしていない状態であると検知した際に照合した結果とに基づいて、前記対象物が前記特定の対象物であるか否かを判定する、
    ことを特徴とする照合方法。
  10. 照合対象である対象物を表す画像を構成する情報を含む画像情報に基づいて、その画像情報に第1動作を含むと検知した場合には、該対象物が生体であると検知し、前記画像情報に前記第1動作を含まないと検知した場合には、前記第1動作をしていない状態であると検知する機能と、
    前記生体であると検知した場合には、前記第1動作を含むと検知した際に用いた画像情報と、記憶部に保持された照合対象として特定の対象物による前記第1動作を表す画像または前記第1動作をしていないことを表す画像の何れかの画像に基づき抽出された特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記第1動作をしていない状態であると検知した場合には、前記第1動作を含まないと検知した際に用いた画像情報と、前記特徴量とに基づき前記特定の対象物か否かを照合し、前記生体であると検知した際に照合した結果と、前記第1動作をしていない状態であると検知した際に照合した結果とに基づいて、前記対象物が前記特定の対象物であるか否かを判定する機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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