JP2015038432A - 電気試験装置及び電気試験方法 - Google Patents

電気試験装置及び電気試験方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015038432A
JP2015038432A JP2013169600A JP2013169600A JP2015038432A JP 2015038432 A JP2015038432 A JP 2015038432A JP 2013169600 A JP2013169600 A JP 2013169600A JP 2013169600 A JP2013169600 A JP 2013169600A JP 2015038432 A JP2015038432 A JP 2015038432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
insulating
liquid
sample
insulating gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013169600A
Other languages
English (en)
Inventor
勝見 健一
Kenichi Katsumi
健一 勝見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Exsim Co Ltd
Original Assignee
Exsim Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exsim Co Ltd filed Critical Exsim Co Ltd
Priority to JP2013169600A priority Critical patent/JP2015038432A/ja
Publication of JP2015038432A publication Critical patent/JP2015038432A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

【課題】地球温暖化係数が高いSF6ガスを用いることなく電気試験を行うことができる電気試験装置及び電気試験方法を提供する。【解決手段】電気試験装置1は、試料TSを収容する試験容器10と、試験容器10に収容された試料TSに電圧を印加する電圧印加部20と、試験容器10内に設けられ、絶縁液体を気化させることで絶縁ガスを生成し、当該絶縁ガスを供給する絶縁ガス供給部30とを備え、絶縁ガス供給部30により供給された絶縁ガスの雰囲気中において、電圧印加部20により試料TSに高電圧を印加して電気試験を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、高電圧電気機器の電気特性を試験するために使用される電気試験装置及び電気試験方法に関する。
一般に、ケーブル終端接続部等の高電圧電気機器に用いられる電気部品(ブッシング(套管)、エポキシ座等)については、使用前に安全性を確認するために、商用周波耐電圧試験、商用周波部分放電試験、雷インパルス耐電圧試験等の各種電気試験が行われる。このような電気試験を空気中で行うと、課電部や試料の突起、角部又は付着異物から気中放電や表面閃絡が発生するため、一般には、絶縁耐力の高い絶縁ガス雰囲気中に試料を配置した状態で電気試験が行われる。
従来の電気試験装置では、絶縁ガスとして六フッ化硫黄(SF6)が用いられている。SF6ガスは、乾燥空気(酸素:約20%、窒素:約80%)や窒素(N2)ガス等の自然ガスより優れた絶縁耐力を有するため、電気試験用の絶縁ガスとして好適である。
特許文献1には、容器に絶縁ガスを効率的に充填する手法として、液状の絶縁媒体に絶縁ガスを吹き込むことにより形成された泡を容器内に充填させた後、泡を形成していた液状の絶縁媒体を排出することが開示されている。特許文献1に記載の技術によれば、排気バルブから出てくる泡(絶縁ガスを内包している)を目視で確認できるので、容器内に泡、すなわち絶縁ガスが充填された時点を遅滞なく知得することができる。
特開平3−243105号公報
しかしながら、SF6ガスは、地球温暖化係数が二酸化炭素(CO2)の23900倍であり、京都議定書における排出量削減対象の温室効果ガスとして指定されており、電気試験の分野でも使用削減が求められている。
そこで、SF6ガスの代替ガスが模索されているが、環境適応性(地球温暖化係数が低いこと)や毒性の有無の観点から候補として挙がる代替ガス(乾燥空気やN2ガス等)は、SF6ガスに比較して絶縁耐力が低く、電気試験用の絶縁ガスに要求される特性を十分に満足しない場合がある。
本発明の目的は、地球温暖化係数が高いSF6ガスを用いることなく電気試験を行うことができる電気試験装置及び電気試験方法を提供することである。
本発明に係る電気試験装置は、
試料を収容する容器と、
前記容器に収容された前記試料に電圧を印加する電圧印加部と、
前記容器内に設けられ、絶縁液体を気化させることで絶縁ガスを生成し、当該絶縁ガスを供給する絶縁ガス供給部と、
を備え、
前記絶縁ガス供給部は、
前記絶縁液体を貯留する液体容器と、
前記絶縁液体を気化するための加熱部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る電気試験方法は、
試料を収容する容器内で絶縁液体を気化させることで絶縁ガスを生成し、当該絶縁ガスを、前記容器内に供給する第1の工程と、
前記絶縁ガスの雰囲気中において、前記試料に電圧を印加して電気特性を測定する第2の工程と、
を有することを特徴とする。
本発明に係る電気試験装置及び電気試験方法によれば、容器内で絶縁液体を気化した絶縁ガスの雰囲気中において、地球温暖化係数が高いSF6ガスを用いることなく電気試験を行うことができる。また、絶縁液体としてフッ素系液体を用いた場合は、絶縁耐力の高いフッ素系ガスの雰囲気中において地球温暖化係数が高いSF6ガスを用いることなく比較的高い電圧でも閃絡せずに電気試験を行うことができる。
本実施の形態に係る電気試験装置の概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る電気試験装置の概略構成を示す図である。図1に示す電気試験装置1は、例えばブッシング(套管)やエポキシ座等の電気部品を試料TSとして、商用周波耐電圧試験、商用周波部分放電試験、雷インパルス耐電圧試験等の各種電気試験を行うための設備である。
図1に示すように、電気試験装置1は、試験容器10、電圧印加部20、絶縁ガス供給部30および回収部40を備える。
試験容器10は、例えばポリカーボネート製の容器である。試験容器10は、試料TSを収容する収容部11と、収容部11の開口を閉塞する蓋部12を有する。蓋部12はゴムパッキン等のシール部材(図示せず)を介して収容部11の上部に載置される。電気試験を行う際、試験容器10内は、絶縁ガス供給部30から供給された絶縁ガスで充填される。
なお、安定した絶縁ガス雰囲気中で電気試験を行うには、試験容器10において、収容部11と蓋部12は、気密に固定しておくことが望ましい。但し、フロリナート(商品名)等のフッ素系液体を後述するように絶縁液体として用いた場合のように、気化した絶縁ガス(この場合、フッ素系ガス)の比重が空気より重い場合は、電気試験を行う際の試験容器10内の絶縁性が確保されていれば、ボルトの締め付け等により収容部11と蓋部12を気密に固定しておかなくても良い。これにより、容易に蓋部12の開閉を行うことができるので、試料TSの交換作業が容易化され、試験サイクル時間の短縮化を図ることができ、試験効率が向上する。試験サイクル時間とは、1つ又は複数の試料TSについて必要な電気試験を行うために電気試験の準備〜後片付けまでにかかる時間であって、課電時間や試料交換等の作業時間を含む時間である。
試料TSには、例えば、高電圧電極とエポキシ樹脂等からなる絶縁体と埋込金具とを備える既知のブッシング(套管)や、エポキシ樹脂等からなる絶縁体と埋込金具とを備える既知のエポキシ座などが使用される。
電圧印加部20は、印加電圧を調整可能な試験用トランスで構成される。電圧印加部20から試験用リード線TLが引き出され、この試験用リード線TLが試料TSの高電圧電極の一端に接続される。試料TSの他端(ここでは、埋込金具のフランジ部)は接地される。エポキシ座のように高電圧電極が無い試料TSの場合は、シールド電極(図示せず)が試料TSに取り付けられる。この場合、試験用リード線TLはシールド電極に接続される。電圧印加部20は、試験用リード線TLを介して試料TSに電圧を印加する。
絶縁ガス供給部30は、試験容器10内に設けられ、試料台31、気化装置収容部32、液体容器33および加熱部34を備える。試料台31には、試料TSが載置される。試料台31は例えばステンレス製の板状部材である。金属製の試料台31が接地されることにより、試料台31に載置され試料台31と電気的に接続された試料TSの埋込金具が接地される。試料台31は、気化装置収容部32に載置された状態で固定される。試料台31には、多数の貫通孔31aが形成されている。
気化装置収容部32は、液体容器33および加熱部34を収容する。液体容器33は、有底筒形状を有し、例えばフッ素系液体(例えばフロリナート(商品名)又はハイドロフルオロエーテル)等の絶縁液体を貯留する容器である。本実施の形態では、絶縁液体は、沸点が95[℃]のフロリナートFC−770(3M製)である。
なお、電気試験装置1で使用される絶縁液体の沸点は、試料TSのガラス転移温度(Tg)以下であることが望ましい。例えば試料TSがエポキシ樹脂からなるブッシング(套管)やエポキシ座の場合、電気試験装置1で使用されるフッ素系不活性液体の沸点は、埋込金具よりもガラス転移温度が低く試料TSの大部分を占めるエポキシ樹脂のガラス転移温度以下であることが望ましい。もし、フッ素系不活性液体の沸点が試料TSのガラス転移温度より高いと、試料TSの周囲は試料TSのガラス転移温度より高い温度で気化された高温のフッ素系不活性ガスで覆われることとなり、試料TSの物性が変わってしまうおそれがある。試料TSの物性が変わってしまうと、試料TSに対する電気試験の結果を正しく得られなくなってしまうばかりでなく、試料TSが製品の場合は製品として使用できなくなってしまう。また、絶縁液体の沸点が低い場合(例えば、沸点が56[℃]のフロリナートFC−72(3M製))、夏場などに温度管理された部屋において絶縁液体が保管されていないと、絶縁液体がすぐに気化してしまい望ましくない。よって、電気試験装置1で使用される絶縁液体の沸点は、所定の範囲(例えば、70〜95[℃])に含まれることが望ましい。
加熱部34は、液体容器33の底面下部に配置されている。加熱部34は、ヒーター等の加熱源34aを内蔵し、液体容器33に貯留されている絶縁液体(ここではフッ素系液体)を加熱して気化させ、絶縁ガス(ここではフッ素系ガス)を生成する。加熱源34aの温度は、温度制御部(図示せず)によって、絶縁液体の沸点よりも少し高い温度に制御される。生成された絶縁ガスは、試料台31の底部に向かって上昇した後、試料台31に形成された貫通孔31aを通過して、試験容器10の上部にも供給され、充填される。これにより、絶縁ガスは、試料TSの周囲に供給される。
回収部40は、冷却部41、回収容器46および圧縮機61を備える。冷却部41は、貯水タンク42と、貯水タンク42に収容される配管43とを備える。配管43の一端と試験容器10との間には、試験容器10内に充填された絶縁ガス(ここではフッ素系ガス)を配管43に導くための配管50が設けられている。配管50により導かれた絶縁ガスは、配管43内を流れる際、冷却水供給部44により貯水タンク42に供給される冷却水によって冷却され、液化する。貯水タンク42内において絶縁ガスを冷却することにより温められた水は、排出部45から排出される。配管43の他端と、回収容器46との間には、貯水タンク42内において液化することによって生成された絶縁液体を回収容器46に導くための配管51が設けられている。配管51の途中には、回収容器46に向かって一方向にだけ絶縁液体を流し、逆方向の流れを阻止するための逆止弁54が設けられている。
回収容器46と収容部11との間には、収容部11の底面に溜まった絶縁液体を回収容器46に導くための配管52が設けられている。収容部11内において、試料台31に形成された貫通孔31aを通過して、試験容器10の上部にも供給された絶縁ガスは、加熱部34から離れたことによる温度低下によって液化し、収容部11の底面に向かって下降してしまう場合があるからである。配管52の途中には、ポンプ56および逆止弁55が設けられている。ポンプ56は、配管52を介して、収容部11の底面に溜まった絶縁液体を回収容器46に搬送するための液体搬送ポンプである。逆止弁55は、回収容器46に向かって一方向にだけ絶縁液体を流し、逆方向の流れを阻止する。
回収容器46は、冷却部41にて絶縁ガス(ここではフッ素系ガス)を液化させることで生成された絶縁液体(ここではフッ素系液体)、および収容部11の底面に溜まった絶縁液体(ここではフッ素系液体)を回収して貯留する。回収容器46と液体容器33との間には、回収容器46に貯留されている絶縁液体を液体容器33に供給するための配管53が設けられている。回収容器46に接続されている圧縮機61は、圧縮気体(例えば、窒素ガス)を回収容器46内に供給することによって、回収容器46の内部圧力を高める。回収容器46の内部圧力が高まることにより、回収容器46に貯留されている絶縁液体は、配管53内を流れて、液体容器33に供給される。つまり、本実施の形態では、回収部40は、試験容器10内に充填された絶縁ガス(ここではフッ素系ガス)を液化させることで生成された絶縁液体、および収容部11の底面に溜まった絶縁液体(ここではフッ素系液体)を回収して再利用を図ることにより、液体容器33に貯留される絶縁液体(ここではフッ素系液体)を効率的に活用する。
本実施の形態では、回収容器46には、試験容器10と回収容器46の内部圧力が高まりすぎることを防止するため、リザーバーバッグ60が接続されている。リザーバーバッグ60は、伸縮性を有し、回収容器46内で気化した絶縁ガスを吸入することによって、回収容器46の内部圧力を低下させる。
電気試験装置1を用いて商用周波耐電圧試験等の各種電気試験を行う場合、まず、試験容器10内に試料TSを配置する。そして、試料TSの一端(高電圧電極)に試験用リード線TLを接続し、他端(ここでは、埋込金具のフランジ部)を接地し、試験容器10の蓋部12を収容部11の上に載置する。
次に、加熱部34の電源を入れ、液体容器33に貯留されている絶縁液体(ここではフッ素系液体)を加熱して気化させ、絶縁ガス(ここではフッ素系ガス)を生成する(第1の工程)。生成された絶縁ガスは、試料台31の底部に向かって上昇した後、試料台31に形成された貫通孔31aを通過して、試験容器10の上部にも供給され、充填される。これにより、絶縁ガスは、試料TSの周囲に供給される。
この状態で、電圧印加部20により試料TSに電圧を印加して、電気特性(一例としてここでは商用周波耐電圧)を測定する(第2の工程)。試験中は、絶縁ガス供給部30による絶縁ガスの供給が継続して行われ、試料TSの周囲は絶縁ガスで覆われるので、気中放電や表面閃絡が発生することなく、電気試験を安定して行うことができる。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、電気試験装置1は、試料TSを収容する試験容器10と、試験容器10に収容された試料TSに電圧を印加する電圧印加部20と、試験容器10内に設けられ、絶縁液体を気化させることで絶縁ガスを生成し、当該絶縁ガスを供給する絶縁ガス供給部30とを備え、絶縁ガス供給部30は、絶縁液体を貯留する液体容器33と、絶縁液体を気化するための加熱部34とを備え、絶縁ガス供給部30により供給された絶縁ガスの雰囲気中において、電圧印加部20により試料TSに高電圧を印加して電気試験を行う。
また、電気試験装置1を用いた電気試験方法は、試料TSを収容する試験容器10内で絶縁液体を気化させることで絶縁ガスを生成し、当該絶縁ガスを試験容器10内に供給する第1の工程と、絶縁ガスの雰囲気中において、試料TSに電圧を印加して電気特性を測定する第2の工程とを有する。
電気試験装置1及びこれを用いた電気試験方法によれば、試験容器10内で絶縁液体を気化した絶縁ガスの雰囲気中において、地球温暖化係数が高いSF6ガスを用いることなく電気試験を行うことができる。また、絶縁液体としてフッ素系液体を用いた場合は、絶縁耐力の高いフッ素系ガスの雰囲気中において地球温暖化係数が高いSF6ガスを用いることなく比較的高い電圧でも閃絡せずに電気試験を行うことができる。
また、本実施の形態では、電気試験装置1の回収部40は、試験容器10から導出された絶縁ガスを冷却して液化させる冷却部41と、冷却部41にて絶縁ガスを液化して生成される絶縁液体を回収する回収容器46とを備え、回収した絶縁液体を絶縁ガス供給部30に供給する。この構成により、電気試験で使用された絶縁ガス(ここではフッ素系ガス)を大気に放出させることなく、液化させて再利用することができるため、環境に負荷を与えず、絶縁液体(ここではフッ素系液体)を効率的に使用することができる。環境に負荷を与えない点からも、試験容器10において、収容部11と蓋部12は、フッ素系ガス等の絶縁ガスが大気中に極力放出しないように気密に固定しておくことが望ましい。
なお、上記実施の形態では、圧縮機61が、圧縮気体を回収容器46に供給することによって、回収容器46の内部圧力を高める例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、圧縮機61の代わりに窒素ボンベを設け、当該窒素ボンベから圧縮気体(窒素ガス)を回収容器46に供給させることによって、回収容器46の内部圧力を高めても良い。
また、上記実施の形態において、回収部40は、冷却部41を備えなくても良い。この場合、試験容器10と回収容器46との間には、試験容器10内に充填された絶縁ガスが流れる配管が設けられる。絶縁液体の沸点は常温より高いのでこの配管を流れる際、絶縁ガスは、冷却されて容易に液化する。ただし、試験容器10内に充填された絶縁ガスをより確実に液化させる観点からは、回収部40は、冷却部41を備えることが望ましい。また、回収部40は、収容部11の底面に溜まった絶縁液体のみを回収するものであっても良い。
また、上記実施の形態において、電気試験装置1は、回収部40を備えなくても良い。この場合、絶縁ガス供給部30による絶縁ガスの供給が継続して行われることによって、試験容器10の内部圧力が高まりすぎることを防止するため、試験容器10にリザーバーバッグが接続されることが望ましい。また、収容部11の底面に溜まった絶縁液体を液体容器33に戻すことによって、液体容器33に貯留される絶縁液体を効率的に活用しても良い。
また、上記実施の形態において、絶縁液体としてフッ素系液体の場合について述べたが、電気試験を行う環境(常温近傍の温度)における絶縁媒体の状態が液体であれば、フッ素系液体に限らず、フッ素系液体以外の絶縁液体を適用してもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 電気試験装置
10 試験容器
11 収容部
12 蓋部
20 電圧印加部
30 絶縁ガス供給部
31 試料台
31a 貫通孔
32 気化装置収容部
33 液体容器
34 加熱部
34a 加熱源
40 回収部
41 冷却部
42 貯水タンク
43,50,51,52,53 配管
44 冷却水供給部
45 排出部
46 回収容器
54,55 逆止弁
56 ポンプ
60 リザーバーバッグ
61 圧縮機

Claims (8)

  1. 試料を収容する容器と、
    前記容器に収容された前記試料に電圧を印加する電圧印加部と、
    前記容器内に設けられ、絶縁液体を気化させることで絶縁ガスを生成し、当該絶縁ガスを供給する絶縁ガス供給部と、
    を備え、
    前記絶縁ガス供給部は、
    前記絶縁液体を貯留する液体容器と、
    前記絶縁液体を気化するための加熱部と、
    を備えることを特徴とする電気試験装置。
  2. 前記容器内の前記絶縁ガスが液化して生成される絶縁液体を回収する回収部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気試験装置。
  3. 前記回収部は、前記容器から導出された絶縁ガスを冷却して液化させる冷却部を備えることを特徴とする請求項2に記載の電気試験装置。
  4. 前記回収部は、回収した前記絶縁液体を前記絶縁ガス供給部に供給することを特徴とする請求項2または3に記載の電気試験装置。
  5. 前記絶縁液体の沸点は、前記試料のガラス転移温度以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電気試験装置。
  6. 前記絶縁液体はフッ素系液体であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電気試験装置。
  7. 試料を収容する容器内で絶縁液体を気化させることで絶縁ガスを生成し、当該絶縁ガスを、前記容器内に供給する第1の工程と、
    前記絶縁ガスの雰囲気中において、前記試料に電圧を印加して電気特性を測定する第2の工程と、
    を有することを特徴とする電気試験方法。
  8. 前記絶縁液体はフッ素系液体であることを特徴とする請求項7に記載の電気試験方法。
JP2013169600A 2013-08-19 2013-08-19 電気試験装置及び電気試験方法 Pending JP2015038432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169600A JP2015038432A (ja) 2013-08-19 2013-08-19 電気試験装置及び電気試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169600A JP2015038432A (ja) 2013-08-19 2013-08-19 電気試験装置及び電気試験方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015038432A true JP2015038432A (ja) 2015-02-26

Family

ID=52631589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013169600A Pending JP2015038432A (ja) 2013-08-19 2013-08-19 電気試験装置及び電気試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015038432A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108918977A (zh) * 2018-05-02 2018-11-30 沈阳工业大学 一种低温条件下电介质气固界面闪络特性测量装置及方法
CN109541408A (zh) * 2018-11-30 2019-03-29 华北电力大学 一种低沸点绝缘液体绝缘特性测试腔

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108918977A (zh) * 2018-05-02 2018-11-30 沈阳工业大学 一种低温条件下电介质气固界面闪络特性测量装置及方法
CN108918977B (zh) * 2018-05-02 2024-02-06 沈阳工业大学 一种低温条件下电介质气固界面闪络特性测量装置及方法
CN109541408A (zh) * 2018-11-30 2019-03-29 华北电力大学 一种低沸点绝缘液体绝缘特性测试腔

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104246942B (zh) 先进的电解质体系及其在能量储存装置中的用途
JP5950170B2 (ja) 電池製造方法
JP2015038432A (ja) 電気試験装置及び電気試験方法
CN103706415B (zh) 一种用于低温存储杜瓦的样品杆
MX2016014972A (es) Aparato electrico para la generacion, transmision, distribucion y/o uso de energia electrica y metodo para recuperar una sustancia de un medio de aislamiento de este aparato.
BRPI0511781B1 (pt) Dispositivo e método para recuperar hexafluoreto de enxofre de um grau reutilizável de uma fonte de gás potencialmente contaminada
CN108666009A (zh) 一种中高压电气设备绝缘和灭弧介质及其选取方法
JP2012021554A (ja) 消火用ハロンガスの回収・再充填方法及びその装置
JP2014070981A (ja) 電気試験装置及び電気試験方法
JP4439655B2 (ja) Sf6ガス回収装置
JP5771564B2 (ja) 電気試験装置及び電気試験方法
JP5535289B2 (ja) 電気試験装置及び電気試験方法
CN205826832U (zh) 袋状电池组装测试套件
CN204832425U (zh) 绝缘试验装置
CN104215884A (zh) 气体绝缘状态模拟检测装置和气体绝缘状态检测方法
CN107624195B (zh) 绝缘液体膨胀组件
JP5539420B2 (ja) 電気試験装置及び電気試験方法
CN211262630U (zh) 一种实验室用气密性检测设备
JP5979088B2 (ja) 高圧タンクの膨脹検査方法
CN209166751U (zh) 打压缓冲罐
JP4047505B2 (ja) Sf6ガス回収装置
CN113945816A (zh) 一种模拟电气设备内故障气体的试验装置及其控制方法
CN208520409U (zh) 电池实验工装
CN113092967A (zh) 一种固体绝缘介质与无机粉体宏观界面沿面放电测试***
CN103558297A (zh) 变压器油色谱分析标准油压力式保存装置及其方法