JP2015035688A - 基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信品質の低下を抑制しつつ基地局の省電力化を実現可能にする。【解決手段】大セル基地局MeNB200Aが管理する大セルと、小セル基地局PeNB200Bが管理する小セルとが重複エリアを有し、大セル基地局MeNB200Aが、X2インターフェイスを介して小セル基地局PeNB200Bを管理する構成で、大セル基地局MeNB200Aは、小セル基地局PeNB200Bの負荷が閾値よりも小さい場合に、小セル基地局PeNB200Bに対して、消費電力を削減する省電力モードの設定要求を送信し(S102)、小セル基地局PeNB200Bは、小セル内のユーザ端末UE100−1、100−2を、大セルもしくは隣接する小セルにハンドオーバさせた上で(S103,S109)、小電力モードに移行する(S111)。【選択図】図9

Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられる基地局に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、基地局の消費電力を削減するエナジーセービング技術が導入されている(例えば、非特許文献1参照)。例えば、通信トラフィックの少ない夜間などにおいて、基地局が管理するセルの運用を停止することにより、基地局の消費電力を削減できる。
3GPP技術報告書 「TR 36.927 V11.0.0」 2012年9月
しかしながら、基地局が管理するセルの運用を停止させることにより、基地局の消費電力を削減できるものの、当該セルと接続を確立していたユーザ端末が通信不能になる。従って、ネットワーク全体の通信品質の低下を抑制しつつ、基地局の省電力化を実現することが求められている。
そこで、本発明は、通信品質の低下を抑制しつつ基地局の省電力化を実現可能にすることを目的とする。
一実施形態に係る基地局は、セルを管理する基地局である。当該基地局は、消費電力を削減する省電力モードの設定要求を送信する送信部を備える。前記送信部は、前記セル内に設置され、前記セルよりも小さい小セルを管理する小セル基地局に対して、前記設定要求を送信する。
本発明に係る基地局によれば、通信品質の低下を抑制しつつ基地局の省電力化を実現可能にする。
図1は、LTEシステムの構成図である。 図2は、UEのブロック図である。 図3は、eNBのブロック図である。 図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 図6は、第1実施形態に係る移動通信システムの動作環境を説明するための説明図である。 図7は、実施形態に係る間欠送信を説明するための図である。 図8は、実施形態に係る送信アンテナ数削減を説明するための図である。 図9は、第1実施形態に係る移動通信システムの動作の一例を説明するシーケンス図である。 図10は、第2実施形態に係る移動通信システムの動作環境を説明するための説明図である。 図11は、第2実施形態に係る移動通信システムの動作の一例を説明するシーケンス図である。 図12は、第2実施形態の変更例に係る移動通信システムの動作の一例を説明するシーケンス図である。
本実施形態に係る基地局(MeNB200A)は、セルを管理する基地局である。当該基地局は、消費電力を削減する省電力モードの設定要求を送信する送信部を備える。前記送信部は、前記セル内に設置され、前記セルよりも小さい小セルを管理する小セル基地局に対して、前記設定要求を送信する。
第1実施形態において、前記送信部は、前記基地局の負荷が閾値よりも低い場合に、前記小セル基地局に対して、前記設定要求を送信する。
第2実施形態に係る基地局は、前記セル内に設置され、前記小セルに隣接し前記セルよりも小さい隣接小セルを管理する隣接小セル基地局から前記隣接小セル基地局の負荷を示す負荷情報を受信する受信部をさらに備える。前記送信部は、前記負荷情報が示す前記隣接小セル基地局の負荷が閾値よりも低い場合に、前記小セル基地局に対して、前記設定要求を送信する。
第2実施形態の変更例において、前記送信部は、前記セル内に設置され、前記小セルに隣接し前記セルよりも小さい隣接小セルを管理する隣接小セル基地局に対して、前記小セル基地局との接続を確立するユーザ端末が前記隣接小セル基地局へハンドオーバを行うことを許容するか否かの問い合わせを送信する。前記送信部は、前記問い合わせに対する前記隣接小セル基地局からの回答結果に応じて、前記設定要求を送信する。
第2実施形態の変更例において、前記送信部は、前記問い合わせとともに、前記隣接小セル基地局へハンドオーバを行うと予測されるユーザ端末の数、及び、予測される前記隣接小セル基地局の増加負荷量の少なくとも一方を送信する。
第1実施形態において、前記送信部は、前記基地局及び前記小セル基地局とユーザ端末とが一対の接続を確立可能である場合、前記小セル基地局に対して、前記設定要求を送信する。
第1実施形態において、前記省電力モードとして、前記消費電力を削減する方法が異なる複数種類のモードが規定されている。前記送信部は、前記複数種類のモードから選択された少なくとも1以上のモードを示すモード情報を含む前記設定要求を送信する。
第1実施形態において、前記送信部は、前記省電力モードとして、前記消費電力が削減された状態でユーザ端末と通信可能なモードを示すモード情報を含む前記設定要求を送信する。
第1実施形態において、前記送信部は、前記省電力モードの開始及び/又は終了を示す時間情報含む前記設定要求を送信する。
第1実施形態に係る基地局(PeNB200B)は、セルを管理する基地局である。当該基地局は、前記基地局の消費電力を削減する省電力モードを設定する制御部と、前記セルよりも大きく、内側に前記基地局が設置された大セルを管理する大セル基地局からの前記省電力モードの設定要求を受信する受信部と、を備える。前記制御部は、前記設定要求に基づいて、前記省電力モードを設定する。
第1実施形態において、前記省電力モードとして、前記消費電力を削減する方法が異なる複数種類のモードが規定されている。前記受信部は、前記複数種類のモードから選択された少なくとも1以上のモードを示すモード情報を含む前記設定要求を受信する。前記制御部は、前記モード情報に応じて、前記省電力モードを設定する。
第1実施形態において、前記制御部は、前記基地局との接続を確立するユーザ端末が前記基地局からのハンドオーバを行うための制御を行う。前記制御部は、前記ユーザ端末がハンドオーバを行った後に前記省電力モードを設定する。
第1実施形態において、前記省電力モードとして、前記消費電力を削減する方法が異なる複数種類のモードが規定されている。前記受信部は、前記複数種類のモードから選択された少なくとも1以上のモードを示すモード情報を含む前記設定要求を受信する。前記制御部は、前記モード情報に応じて、ハンドオーバを行わせるユーザ端末の数を決定する。
第1実施形態において、前記受信部は、前記省電力モードの開始及び/又は終了を示す時間情報含む前記設定要求を受信する。前記制御部は、前記時間情報に応じて、前記省電力モードを設定する。
第1実施形態に係る基地局は、前記省電力モードを設定した後に、前記省電力モードを設定したことを示す情報を前記大セル基地局に送信する送信部をさらに備える。
[第1実施形態]
(LTEシステム)
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、セルを管理しており、セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。
なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、OAM400(Operation and Maintenance)と)を含む。また、EPC20は、コアネットワークに相当する。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。
OAM400は、オペレータによって管理されるサーバ装置であり、E−UTRAN10の保守及び監視を行う。
次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。
UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ101は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。
バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200(後述するMeNB200A、PeNB200B及びPeNB200Bを含む)は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ240’としてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ201は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。物理レイヤは、物理チャネルを用いて上位レイヤに伝送サービスを提供する。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割り当てリソースブロックを決定するMACスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ使用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各シンボルの先頭には、サイクリックプレフィックス(CP)と呼ばれるガード区間が設けられる。リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルにより構成される無線リソース単位はリソースエレメント(RE)と称される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、セル固有参照信号(CRS)が分散して配置される。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主に物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、復調参照信号(DMRS)及びサウンディング参照信号(SRS)が配置される。
(第1実施形態に係る動作)
(1)動作環境
次に、本実施形態に係る移動通信システムの動作環境について、図6を用いて説明する。図6は、第1実施形態に係る移動通信システムの動作環境を説明するための説明図である。
図6に示すように、MeNB200Aが管理する大セル内に、PeNB200Bが設置される。PeNB200Bは、大セルよりも小さい小セルを管理する。また、PeNB200Bは、UE100−1及びUE100−2との接続を確立する。なお、本実施形態において、UE100−1は、UE100−2に比べて、小セルのセル端に位置する。また、MeNB200AとPeNB200Bとの間には、X2インターフェイスが確立されている。
MeNB200Aは、PeNB200Bに対して、省電力モードの設定要求を送信する。PeNB200Bは、省電力モードの設定要求に基づいて、省電力モードを設定する。なお、省電力モードについては、以下で説明する。
(2)省電力モード
省電力モードは、消費電力を削減するモードである。本実施形態において、eNB200(PeNB200B)の消費電力を削減するモードとして、以下の消費電力を削減する方法が異なる複数種類のモードが規定されている。
省電力モードとしては、「間欠送信(DTX:Discontinuous Transmission)」、「送信アンテナ数削減(ANT reduced)」、「送信電力削減(TxPower reduced)」、「通信容量削減(Capacity reduced)」、「セルの運用停止(Deactivation)」などがある。
間欠送信とは、eNB200が無線信号の送信を間欠的に行う省電力モードである。図7は、本実施形態に係る間欠送信を説明するための図である。図7に示すように、eNB200は、セル固有参照信号(CRS)を間欠的に送信する。図7の例では、CRSは5サブフレームに1回の割合で送信されている。eNB200は、CRSを送信しない期間(サブフレーム)に送信停止区間(DTX区間)を設定する。送信停止区間においては、eNB200の無線送受信機210(特に、パワーアンプ)への給電を停止できるため、エナジーセービングを実現できる。
送信アンテナ数削減とは、eNB200が無線信号の送信に使用するアンテナ数(以下、「使用アンテナ数」という)を減少させる省電力モードである。図8は、本実施形態に係る送信アンテナ数削減を説明するための図である。図8に示すように、eNB200は、複数のアンテナ201のうちの一部のみを使用して無線信号を送信する。使用アンテナ数を減少させることにより、eNB200(特に、無線送受信機210)の消費電力が低下するため、エナジーセービングを実現できる。
送信電力削減とは、eNB200が送信電力を低下させつつ、余剰無線リソースを使用して送信データの冗長伝送を行う省電力モードである。送信電力を低下させることにより、eNB200(特に、無線送受信機210)の消費電力が低下するため、eNB200のエナジーセービングを実現できる。
通信容量削減とは、eNB200と接続可能なUE数又はeNB200が割当可能な無線リソース量を制限する省電力モードである。このような制限を行うことにより、eNB200(特に、プロセッサ240)の消費電力が低下するため、eNB200のエナジーセービングを実現できる。
セルの運用停止とは、eNB200が管理するセルの運用を停止する省電力モードである。具体的には、eNB200が無線信号の送信を停止する。セルの運用を停止することにより、eNB200の無線送受信機210(特に、パワーアンプ)への給電を停止できるため、エナジーセービングを実現できる。また、eNB200は、無線信号の送信だけでなく、UE100からの受信を停止してもよい。
上述の「間欠送信」、「送信アンテナ数削減」、「送信電力削減」及び「通信容量削減」は、消費電力が削減された状態でUE100と通信可能なモード(適宜「部分的オフ(Partial OFF)モード」と称する)である。
なお、eNB200(PeNB200B)は、複数種類のモードから少なくとも1以上のモードを選択し、選択した(複数の)モードを省電力モードとして設定することが可能である。
(3)動作シーケンス
次に、本実施形態に係る動作シーケンスについて、図9を用いて説明する。図9は、第1実施形態に係る移動通信システムの動作の一例を説明するシーケンス図である。
図9に示すように、異なるeNB200(MeNB200A及びPeNB200B)により管理されるセルの組み合わせである一対のセルとUE100とが一対の接続を確立する方式である二重接続(Dual Connectivity)方式に用いられる接続を、Xnインターフェイスを介して確立している。また、上述したように、PeNB200Bは、UE100−1及びUE100−2と接続(RRC_CONNECTED)を確立している。また、PeNB200Bは、省電力モードを設定しておらず、小セルを運用するためのスイッチがオン状態(Switch ON)である。
図9に示すように、ステップS101において、MeNB200Aは、PeNB200Bに省電力モードの設定要求を送信するか否かの判定(ES decision)を行う。本実施形態において、MeNB200Aは、PeNB200Bが管理する小セル内に存在する(複数の)UE100を受け入れることが可能である場合に、PeNB200Bに省電力モードの設定要求を送信すると判定する。
MeNB200Aは、例えば、以下の場合に、PeNB200Bに省電力モードの設定要求を送信すると判定する。
(a)MeNB200Aの負荷(例えば、バッファ容量、トラフィック値、接続UE数、無線リソースの使用率など)が閾値よりも低い場合
(b)PeNB200Bに接続するUE100の数が、MeNB200Aが接続を許容するUE100の数未満である場合
(c)PeNB200Bに接続するUE100が、MeNB200Aに接続した場合に、UE100のQoSを満たすことが可能である場合
(d)MeNB200A及びPeNB200BとUE100とが一対の接続を確立可能である場合(MeNB200A及びPeNB200Bが二重接続を可能な場合)
(e)PeNB200Bの電源供給状況が悪化した場合(例えば、PeNB200Bの電源供給が遮断された場合(バッテリ駆動となった場合)、PeNB200Bのバッテリ残量が規定値を下回った場合、又はPeNB200Bの自家発電電力(ソーラー等)の出力電力が規定値を下回った場合)
(f)MeNB200の上位装置(例えば、OAM400)からの指示
MeNB200Aは、上記判定のために用いられる情報(例えば、PeNB200Bに接続するUE100の数)を、Xnインターフェイスを介して、PeNB200Bに要求してもよい。
なお、eNB200Aは、上記(a)〜(e)の項目のうち、複数の項目を考慮して、PeNB200Bに省電力モードの設定要求を送信すると判定してもよい。
以下において、MeNB200Aは、PeNB200Bに省電力モードの設定要求を送信すると判定したと仮定して、説明を進める。
ステップS102において、MeNB200Aは、消費電力を削減する省電力モードの設定要求(Cell Deactivation Request)をPeNB200Bに送信する。PeNB200Bは、設定要求を受信する。
設定要求は、複数種類のモードから選択された少なくとも1以上のモードを示すモード情報を含んでもよい。また、設定要求は、消費電力が削減された状態でUE100と通信可能な省電力モードである部分的オフモードを示すモード情報(Transition)を含んでも良い。例えば、モード情報は、具体的な省電力モード(又は複数の具体的な省電力モードの組み合わせ)を示す情報であってもよいし、PeNB200Bが任意に選択可能であることを示す情報であってもよい。また、設定要求は、前記モード情報の代わりに、セルの運用停止を示す情報(Deactivation)を含んでも良い。
また、設定要求は、省電力モードの開始及び/又は終了を示す時間情報を含んでも良い。時間情報は、サブフレーム番号、システムフレーム番号、時間又は時刻であってもよいし、省電力モードの設定時間を示すタイマ値であってもよい。
また、設定要求は、PeNB200BがハンドオーバさせるUE100の数を示す情報(例えば、MeNB200がハンドオーバを許容可能なUE100の数の上限値、又は、ハンドオーバさせるUE100の数の指定値)を含んでもよい。
本実施形態において、設定要求は、部分的オフモードを示すモード情報(Transition)を含むと仮定して、説明を進める。
ステップS103において、MeNB200A、PeNB200B及びUE100−1は、ハンドオーバ手続を実行する。PeNB200Bは、モード情報の受信に応じて、省電力モードの設定を行う前に、ハンドオーバ手続を実行する。具体的には、PeNB200Bは、自セルのセル端側に位置するUE100−1がPeNB200BからMeNB200Aへハンドオーバを行うための制御を行う。なお、PeNB200Bは、UE100(UE100−1及びUE100−2)の位置を判断するために測定報告(Measurement Report)を受信するために、UE100に測定を設定(Measurement Configuration)してもよい。
また、PeNB200Bは、設定要求に応じて、ハンドオーバを行わせるUE100の数を決定してもよい。PeNB200Bは、設定要求にハンドオーバさせるUE100の数を示す情報が含まれない場合、省電力モードによって削減される消費電力が大きさに応じて、ハンドオーバを行わせるUE100の数が大きくなるように、ハンドオーバを行わせるUE100の数を決定してもよい。PeNB200Bは、モード情報がセルの運用停止を示す情報である場合、ハンドオーバを行わせるUE100の数をPeNB200Bに接続する全UE100の数と決定してもよい。
ステップS104において、ハンドオーバ手続の終了によって、MeNB200AとUE100−1との間に接続(RRC_CONNECTED)が確立される。
ステップS105において、PeNB200Bは、受信した設定要求に基づいて、省電力モードを設定する。具体的には、PeNB200Bは、設定要求に含まれるモード情報に応じて、省電力モード(部分的オフモード:Transition mode)を設定する。本実施形態において、PeNB200Bは、UE100−1がハンドオーバを行った後に、省電力モードを設定する。
PeNB200Bは、設定要求が時間情報を含む場合、時間情報に応じて、省電力モードを設定する。具体的には、時間情報が示す省電力モードの開始時間及び/又は終了時間に合わせて省電力モードが開示及び/又は終了するように設定する。
ステップS106において、PeNB200Bは、設定要求に対する応答(Cell Deactivation Response)をMeNB200Aに送信する。MeNB200Aは、設定要求に対する応答を受信する。
設定要求に対する応答は、省電力モードを設定したことを示す情報を含んでもよいし、部分的オフモードを設定したことを示す情報(Transition)を含んでもよい。
ステップS107において、ステップS101と同様に、MeNB200Aは、PeNB200Bに設定要求を送信するか否かの判定を行う。MeNB200Aは、PeNB200Bが省電力モードを行うことによって、増加したMeNB200Aの負荷を考慮して、PeNB200Bに設定要求を送信するか否かの判定を行ってもよい。例えば、MeNB200Aは、PeNB200Bが省電力モードを設定する前後におけるMeNB200Aの負荷の増加率が閾値よりも低い場合、PeNB200Bに設定要求を送信すると判定してもよい。
以下、MeNB200Aは、PeNB200Bに省電力モードの設定要求を送信すると判定したと仮定して、説明を進める。
ステップS108において、ステップS102と同様に、MeNB200Aは、設定要求をPeNB200Bに送信する。PeNB200Bは、設定要求を受信する。
本実施形態において、設定要求は、セルの運用停止を示す情報(Deactivation)を含む。
ステップS109において、ステップS103と同様に、MeNB200A、PeNB200B及びUE100−2は、ハンドオーバ手続を実行する。本実施形態において、設定要求は、セルの運用停止を示す情報を含むため、PeNB200Bは、PeNB200Bと接続する全UE100に対してハンドオーバを行わせると決定する。本実施形態において、PeNB200Bは、UE100−2に対してハンドオーバを行わせると決定する。
ステップS110において、ハンドオーバ手続の終了によって、MeNB200AとUE100−2との間に接続(RRC_CONNECTED)が確立される。
ステップS111において、ステップS105と同様に、PeNB200Bは、省電力モードを設定する。本実施形態において、PeNB200Bは、セルの運用を停止する省電力モードを設定する。これにより、小セルを運用するためのスイッチがオフ状態(Switch OFF)である。
ステップS112において、ステップS106と同様に、PeNB200Bは、設定要求に対する応答をMeNB200Aに送信する。MeNB200Aは、設定要求に対する応答を受信する。
本実施形態において、設定要求に対する応答は、セルの運用を停止する省電力モードを設定したことを示す情報(Deactivation)を含む。
(第1実施形態のまとめ)
本実施形態において、MeNB200A(無線送受信機210)は、大セル内に設置され、小セルを管理するPeNB200Bに対して、設定要求を送信する。これにより、UE100は、PeNB200Bが省電力モードを設定することによって、PeNB200Bとの接続を確立できなくなったとしても、MeNB200Aとの接続を確立することによって通信不能となることを抑制できる。また、PeNB200Bが省電力モードを設定するため、PeNB200Bの省電力化を実現可能となる。
また、本実施形態において、MeNB200A(無線送受信機210)は、MeNB200Aの負荷が閾値よりも低い場合に、PeNB200Bに対して、設定要求を送信可能である。これにより、MeNB200Aは、PeNB200BからのUE100を受け入れることが充分可能であるため、UE100が通信不能にならず、通信品質の低下を抑制できる。
また、本実施形態において、MeNB200A(無線送受信機210)は、MeNB200A及びPeNB200BとUE100とが一対の接続を確立可能である場合、PeNB200Bに対して、設定要求を送信可能である。これにより、MeNB200Aは、PeNB200Bと接続するUE100と接続を確立することが可能であるため、当該接続の確立によって、UE100が通信不能にならず、通信品質の低下を抑制できる。
また、本実施形態において、省電力モードとして、消費電力を削減する方法が異なる複数種類のモードが規定されている。MeNB200A(無線送受信機210)は、複数種類のモードから選択された少なくとも1以上のモードを示すモード情報を含む設定要求を送信可能である。これにより、MeNB200Aは、状況に応じた省電力化をPeNB200Bに行わせることが可能である。
また、本実施形態において、MeNB200A(無線送受信機210)は、省電力モードとして、消費電力が削減された状態でUE100と通信可能なモードを示すモード情報を含む設定要求を送信可能である。これにより、PeNB200Bが小セルの運用を停止しないため、PeNB200Bと接続するUE100が、通信不能になることを抑制可能である。
また、本実施形態において、MeNB200A(無線送受信機210)は、省電力モードの開始及び/又は終了を示す時間情報を含む設定要求を送信可能である。これにより、MeNB200Aは、PeNB200Bが設定モードを行う時間を制御できる。
また、本実施形態において、PeNB200B(無線送受信機210)は、MeNB200Aからの省電力モードの設定用を受信する。PeNB200B(制御部)は、設定要求に基づいて、省電力モードを設定する。これにより、PeNB200Bが省電力モードを設定しても、MeNB200Aが、PeNB200Bと接続するUE100と接続可能であるため、UE100の通信品質の低下を抑制できる。
また、本実施形態において、PeNB200B(無線送受信機210)は、複数種類のモードから選択された少なくとも1以上のモードを示すモード情報を含む設定要求を受信可能である。PeNB200B(制御部)は、モード情報に応じて、省電力モードを設定可能である。これにより、PeNB200Bは、状況に応じた省電力化を図ることができる。
また、本実施形態において、PeNB200B(制御部)は、UE100がPeNB200BからMeNB200Aへのハンドオーバを行うための制御を行うことが可能である。PeNB200B(制御部)は、UE100がハンドオーバを行った後に、省電力モードを設定可能である。これにより、UE100は、シームレスな通信が可能であり、通信品質の低下を抑制できる。
また、本実施形態において、PeNB200B(制御部)は、複数種類のモードから選択された少なくとも1以上のモードを示すモード情報を含む設定要求を受信可能である。PeNB200B(制御部)は、モード情報に応じて、ハンドオーバを行わせるUE100の数を決定可能である。これにより、MeNB200Aの負荷が大幅に増加することを抑制できる。
また、本実施形態において、PeNB200B(無線送受信機210)は、省電力モードの開始及び/又は終了を示す時間情報を含む設定要求を受信可能である。PeNB200B(制御部)は、時間情報に応じて、省電力モードを設定可能である。これにより、MeNB200Aは、PeNB200Bが設定モードを行う時間を制御できる。
また、本実施形態において、PeNB200B(無線送受信機210)は、省電力モードを設定したことを示す情報をMeNB200Aに送信可能である。これにより、MeNB200Aは、PeNB200Bが省電力モードを設定したことを確認できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る移動通信システムについて、説明する。なお、上述した実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
上述した実施形態では、MeNB200Aは、PeNB200Bに隣接するeNB200を考慮しなかったが、本実施形態では、MeNB200Aは、PeNB200Bに隣接するeNB200を考慮して、PeNB200Bに設定要求を送信する。
(第2実施形態に係る動作)
(1)動作環境
本実施形態に係る移動通信システムの動作環境について、図10を用いて説明する。図10は、第2実施形態に係る移動通信システムの動作環境を説明するための説明図である。
図10に示すように、MeNB200Aが管理する大セル内に、PeNB200B及びPeNB200Cが設置される。PeNB200B及びPeNB200Cのそれぞれは、大セルよりも小さい小セルを管理する。また、PeNB200Bは、UE100との接続を確立する。UE100は、PeNB200Bの小セル及びPeNB200Cの小セルの両方のセル端に位置する。また、MeNB200AとPeNB200Bとの間、MeNB200AとPeNB200Cとの間、及び、PeNB200BとPeNB200Cとの間には、X2インターフェイスが確立されている。
MeNB200Aは、PeNB200Cを考慮して、PeNB200Bに対して、省電力モードの設定要求を送信する。
(2)動作シーケンス
次に、本実施形態に係る動作シーケンスについて、図11を用いて説明する。図11は、第2実施形態に係る移動通信システムの動作の一例を説明するシーケンス図である。
第1実施形態と同様に、PeNB200Bは、UE100−1及びUE100−2と接続(RRC_CONNECTED)を確立している。また、PeNB200Bは、省電力モードを設定しておらず、小セルを運用するためのスイッチがオン状態(Switch ON)である。
図11に示すように、ステップS201において、PeNB200Cは、MeNB200AにPeNB200Cの負荷を示す負荷情報(例えば、RESOURCE STATUS RESPONSE)を送信する。PeNB200Cは、X2インターフェイスを介して負荷情報を送信してもよい。なお、PeNB200Cは、MeNB200Aからの要求(例えば、RESOURCE STATUS REQUEST)に応じて、負荷情報を送信してもよいし、周期的に負荷情報を送信してもよいし、PeNB200Cの負荷が閾値よりも低い場合に、負荷情報を送信してもよい。PeNB200Cは、PeNB200Cの負荷が閾値よりも高い場合に、負荷情報を送信してもよい。
負荷情報は、例えば、PeNB200Cのバッファ容量又はトラフィック値を示す情報である。
ステップS202において、ステップS101と同様に、MeNB200Aは、PeNB200Bに省電力モードの設定要求を送信するか否かの判定を行う。
本実施形態において、MeNB200Aは、PeNB200Cの負荷が閾値よりも低い場合に、PeNB200Bに対して、設定要求を送信すると判定する。
なお、MeNB200Aは、PeNB200Cからの負荷情報の受信をトリガとして、設定要求を送信するか否かの判定を行ってもよい。
以下において、MeNB200Aは、PeNB200Bに、セルの運用停止を示す情報(Deactivation)を含む設定要求を送信すると判定したと仮定して、説明を進める。
ステップS203は、ステップS108に対応する。なお、MeNB200Aは、PeNB200Cへハンドオーバ要求を送信する指示を含む設定要求を送信してもよい。
ステップS204において、ステップS103と同様に、PeNB200B、PeNB200C及びUE100は、ハンドオーバ手続を実行する。
ステップS205において、ハンドオーバ手続の終了によって、PeNB200CとUE100との間に接続(RRC_CONNECTED)が確立される。
ステップS206及びS207は、ステップS111及びS112に対応する。
(第2実施形態の変更例に係る動作)
次に、第2実施形態の変更例に係る動作について、図12を用いて説明する。図12は、第2実施形態の変更例に係る移動通信システムの動作の一例を説明するシーケンス図である。
上述した第1及び第2実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
上述した第2実施形態では、MeNB200Aは、PeNB200Bに隣接するPeNB200Cの負荷情報に基づいて、PeNB200Bに対して、設定要求を送信するか否かの判定を行った。本実施形態において、MeNB200Aが設定要求を送信するか否かの判定のために、PeNB200Bに対して、問い合わせを送信する。
ステップS301において、MeNB200Aは、PeNB200Bとの接続を確立するUE100がPeNB200Cへハンドオーバを行うことを許容するか否かの問い合わせ(Inquiry message)をPeNB200Cに送信する。
MeNB200Aは、問い合わせとともに、PeNB200Cへハンドオーバを行うと予測されるUE100の数、及び予測されるPeNB200Cの増加負荷量の少なくとも一方をPeNB200Cに送信してもよい。
MeNB200Aは、UE100の位置情報に応じて、PeNB200Cへハンドオーバを行うと予測されるUE100の数を決定してもよい。また、MeNB200Aは、PeNB200Bの負荷に基づいて、予測されるPeNB200Cの増加負荷量を決定してもよい。
なお、MeNB200Aは、例えば、PeNB200Bから受信したPeNB200Bとの接続を確立するUE100の測定報告(Measurement Report)に基づいて、問い合わせを行う隣接eNB200を決定してもよい。
ステップS302において、PeNB200Cは、PeNB200Bとの接続を確立するUE100がPeNB200Cへハンドオーバを行うことを許容するか否かの判定を行う。PeNB200Cは、自身の負荷が閾値よりも低い場合に、ハンドオーバを行うことを許容すると判定してもよい。また、PeNB200Bは、予測UE100数及び予測増加負荷量の少なくとも一方に基づいて、ハンドオーバを行うことを許容するか否かの判定を行ってもよい。
本実施形態において、PeNB200Cは、ハンドオーバを行うことを許容すると判定したと仮定して説明を進める。
ステップS303において、PeNB200Cは、問い合わせに対する応答(Inquiry messeage Response)をMeNB200Aに送信する。MeNB200Aは、問い合わせに対する応答を受信する。
本実施形態において、問い合わせに対する応答は、ハンドオーバを行うことを許容する旨の情報を含む。
ステップS304において、MeNB200Aは、問い合わせに対するPeNB200Cからの回答結果である問い合わせに対する応答に応じて、設定要求を送信するか否かの判定を行う。
具体的には、MeNB200Aは、PeNB200Cがハンドオーバを行うことを許容する場合、設定要求を送信すると判定し、PeNB200Cがハンドオーバを行うことを許容しない場合、設定要求を送信しないと判定する。
ステップS305からS309は、第2実施形態のステップS203からS207に対応する。
(第2実施形態のまとめ)
本実施形態において、MeNB200A(無線送受信機210)は、PeNB200Cの負荷を示す負荷情報を受信可能である。MeNB200A(無線送受信機210)は、PeNB200Cの負荷が閾値よりも低い場合に、PeNB200Bに対して、設定要求を送信可能である。これにより、MeNB200Aは、PeNB200BからPeNB200Cへハンドオーバを行うUE100を考慮して、設定要求を送信するか否かの判定を行うことができる。
また、本実施形態の変更例において、MeNB200A(無線送受信機210)は、PeNB200Cに対して、PeNB200Bとの接続を確立するUE100がPeNB200Cへハンドオーバを行うことを許容するか否かの問い合わせを送信可能である。MeNB200A(無線送受信機210)は、問い合わせに対するPeNB200Cからの回答結果に応じて、設定要求を送信可能である。これにより、MeNB200Aは、PeNB200Bの状態を考慮して、設定要求を送信するか否かの判定を行うことができる。
また、本実施形態の変更例において、MeNB200A(無線送受信機210)は、問い合わせとともに、PeNB200Cへハンドオーバを行うと予測されるUE100の数、及び、予測されるPeNB200Cの増加負荷量の少なくとも一方を送信可能である。これにより、PeNB200Cは、PeNB200Bの状況に応じて、ハンドオーバを行うことを許容するか否かを適切に判定することができる。
[その他実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態では、MeNB200Aが、設定要求を送信するか否かの判定を行っていたが、ネットワーク装置(MeNB200Aの上位装置(例えば、MME)、判定サーバなど)が当該判定を行ってもよい。
また、上述した第1実施形態と第2実施形態とは、適宜組み合わされて実施されてもよい。例えば、MeNB200Aは、MeNB200Aの負荷及びPeNB200Cの負荷に基づいて、設定要求を送信するか否かの判定を行ってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明をLTEシステムに適用する一例を説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
10…E−UTRAN、 20…EPC、 100,100−1,100−2,100−3…UE(ユーザ端末)、 101…アンテナ、 110…無線送受信機、 120…ユーザインターフェイス、 130…GNSS受信機、 140…バッテリ、 150…メモリ、 160,160’…プロセッサ、 200,200−1,200−2,200−3…eNB(無線基地局)、 200A…MeNB、 200B,200C…PeNB、 201…アンテナ、 210…無線送受信機、 220…ネットワークインターフェイス、 230…メモリ、 240,240’…プロセッサ、 300…MME/S−GW、 400…OAM

Claims (15)

  1. セルを管理する基地局であって、
    消費電力を削減する省電力モードの設定要求を送信する送信部を備え、
    前記送信部は、前記セル内に設置され、前記セルよりも小さい小セルを管理する小セル基地局に対して、前記設定要求を送信することを特徴とする基地局。
  2. 前記送信部は、前記基地局の負荷が閾値よりも低い場合に、前記小セル基地局に対して、前記設定要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記セル内に設置され、前記小セルに隣接し前記セルよりも小さい隣接小セルを管理する隣接小セル基地局から前記隣接小セル基地局の負荷を示す負荷情報を受信する受信部をさらに備え、
    前記送信部は、前記負荷情報が示す前記隣接小セル基地局の負荷が閾値よりも低い場合に、前記小セル基地局に対して、前記設定要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  4. 前記送信部は、前記セル内に設置され、前記小セルに隣接し前記セルよりも小さい隣接小セルを管理する隣接小セル基地局に対して、前記小セル基地局との接続を確立するユーザ端末が前記隣接小セル基地局へハンドオーバを行うことを許容するか否かの問い合わせを送信し、
    前記送信部は、前記問い合わせに対する前記隣接小セル基地局からの回答結果に応じて、前記設定要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  5. 前記送信部は、前記問い合わせとともに、前記隣接小セル基地局へハンドオーバを行うと予測されるユーザ端末の数、及び、予測される前記隣接小セル基地局の増加負荷量の少なくとも一方を送信することを特徴とする請求項4に記載の基地局。
  6. 前記送信部は、前記基地局及び前記小セル基地局とユーザ端末とが一対の接続を確立可能である場合、前記小セル基地局に対して、前記設定要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  7. 前記省電力モードとして、前記消費電力を削減する方法が異なる複数種類のモードが規定されており、
    前記送信部は、前記複数種類のモードから選択された少なくとも1以上のモードを示すモード情報を含む前記設定要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  8. 前記送信部は、前記省電力モードとして、前記消費電力が削減された状態でユーザ端末と通信可能なモードを示すモード情報を含む前記設定要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  9. 前記送信部は、前記省電力モードの開始及び/又は終了を示す時間情報含む前記設定要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  10. セルを管理する基地局であって、
    前記基地局の消費電力を削減する省電力モードを設定する制御部と、
    前記セルよりも大きく、内側に前記基地局が設置された大セルを管理する大セル基地局からの前記省電力モードの設定要求を受信する受信部と、を備え、
    前記制御部は、前記設定要求に基づいて、前記省電力モードを設定することを特徴とする基地局。
  11. 前記省電力モードとして、前記消費電力を削減する方法が異なる複数種類のモードが規定されており、
    前記受信部は、前記複数種類のモードから選択された少なくとも1以上のモードを示すモード情報を含む前記設定要求を受信し、
    前記制御部は、前記モード情報に応じて、前記省電力モードを設定することを特徴とする請求項10に記載の基地局。
  12. 前記制御部は、前記基地局との接続を確立するユーザ端末が前記基地局からのハンドオーバを行うための制御を行い、
    前記制御部は、前記ユーザ端末がハンドオーバを行った後に前記省電力モードを設定することを特徴とする請求項10に記載の基地局。
  13. 前記省電力モードとして、前記消費電力を削減する方法が異なる複数種類のモードが規定されており、
    前記受信部は、前記複数種類のモードから選択された少なくとも1以上のモードを示すモード情報を含む前記設定要求を受信し、
    前記制御部は、前記モード情報に応じて、ハンドオーバを行わせるユーザ端末の数を決定することを特徴とする請求項12に記載の基地局。
  14. 前記受信部は、前記省電力モードの開始及び/又は終了を示す時間情報含む前記設定要求を受信し、
    前記制御部は、前記時間情報に応じて、前記省電力モードを設定することを特徴とする請求項10に記載の基地局。
  15. 前記省電力モードを設定した後に、前記省電力モードを設定したことを示す情報を前記大セル基地局に送信する送信部をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の基地局。
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