JP2015035153A - 商品販売データ処理装置、情報端末、及び制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯型の情報端末を商品販売データ処理に活用して作業効率の向上を図る。【解決手段】ドッキングステーションへの装着及びそのドッキングステーションからの離脱が自在な携帯型の複数の情報端末を備える。情報端末は、ドッキングステーションに装着された状態で他の情報端末と無線による通信リンクが形成された場合、その形成先の情報端末と連係して商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面を通信リンク先の情報端末と分担して表示する。また、情報端末は、ドッキングステーションから離脱した状態で他の情報端末と無線による通信リンクが形成された場合、その形成先の情報端末との連系により商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面のうち上記分担分の表示画面を表示する。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、携帯型の情報端末を含む商品販売データ処理装置、情報端末、及び制御プログラムに関する。
買物客がレジカウンタに持ち込む商品のデータを読取り、その読取りデータを商品販売データとして処理する商品販売データ処理装置例えばPOS(Point Of Sales)端末が知られている。
このPOS端末は、店舗のレジカウンタに設置される据置型である。
一方、表示画面に対する手指のタッチ操作によって情報入力が可能な携帯型の情報端末、例えばタブレット型情報端末の普及及び低価格化が著しい。
上記のような携帯型の情報端末をPOS端末として活用することで、作業効率が向上すると考えられる。
一実施形態の商品販売データ処理装置は、据置型のドッキングステーションと、表示手段を有し前記ドッキングステーションへの装着及びそのドッキングステーションからの離脱が自在な携帯型の複数の情報端末とを備える。情報端末は、通信リンク制御手段、装着時制御手段、及び離脱時制御手段を含む。通信リンク制御手段は、無線による通信リンクを端末相互間で形成する。装着時制御手段は、ドッキングステーションに装着された状態で前記通信リンクが形成された場合、その形成先の情報端末と連係して商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面を通信リンク先の情報端末と分担して前記表示手段で表示する。離脱時制御手段は、ドッキングステーションから離脱した状態で前記通信リンクが形成された場合、その形成先の情報端末との連系により前記商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面のうち前記分担分の表示画面を前記表示手段で表示する。
以下、商品販売データ処理装置の一実施形態について、図面を用いて説明する。なお、この実施形態は、タブレット型情報端末を活用してPOS端末としての機能を実現してなる商品販売データ処理装置を例示する。
図1において、1は据置型のドッキングステーションで、店舗のレジカウンタに設置される。10aはドッキングステーション1への装着及びその取外しが自在な情報端末、例えばタブレット型情報端末(以下、タブレット端末と略称する)である。タブレット端末10aをドッキングステーション1に装着した状態を図1に示し、タブレット端末10aをドッキングステーション1から離脱した状態を図2に示す。
ドッキングステーション1は、箱形の筐体の正面にスキャナ用の読取窓2を備え、同筐体の左側面に用紙発行口3を備える。タブレット端末10aを持ち上げてドッキングステーション1から離脱させると、図2のように、ドッキングステーション1の筐体の上部に傾斜状の端末装着部4が露出する。端末装着部4は、タブレット端末接続用の拡張用コネクタ5を備える。
また、ドッキングステーション1は、用紙発行口3が配置されている筐体左側面の上部に、左側方への引出しと筐体内への格納が自在な板状のアーム6を備える。さらに、ドッキングステーション1は、筐体背面の上部に、斜め上方への引出しと筐体内への格納が自在な板状のアーム7を備える。
タブレット端末10aは、片手で持つことが可能な矩形状の筐体で覆われ、その筐体の上面にタッチパネル式表示部(表示手段)11を備える。タッチパネル式表示部11は、手指によるタッチ操作が可能で、そのタッチ操作をデータの入力として受付ける。また、タブレット端末10aは、後述のドッキング用コネクタ68を筐体の背面に備えるとともに、アーム6,7のいずれかを挟み込んで当該筐体をドッキングステーション1に保持させるための保持用部材を筐体の背面に備える。
タブレット端末10aの背面側をドッキングステーション1の端末装着部4に載置し、かつタブレット端末10aのドッキング用コネクタ68を拡張用コネクタ5に嵌め込むことにより、タブレット端末10aとドッキングステーション1との電気的な接続が完了する。この電気的な接続の完了をもって、ドッキングステーション1に対するタブレット端末10aの装着が完了する。
装着後のタブレット端末10を持ち上げてドッキング用コネクタ68を拡張用コネクタ5から抜き離すことで、タブレット端末10aとドッキングステーション1との電気的な接続が解除される。この解除をもって、タブレット端末10aのドッキングステーション1からの離脱が完了する。
ドッキングステーション1の端末装着部4にタブレット端末10aを装着し、かつアーム6を引出してそのアーム6に拡張表示用のタブレット端末10xを取付けた状態を図3に示す。この場合、タブレット端末10xのタッチパネル式表示部11と、タブレット端末10aのタッチパネル式表示部とが、左右方向に並んだ状態となる。
ドッキングステーション1の端末装着部4にタブレット端末10aを装着し、かつアーム7を引出してそのアーム7に拡張表示用のタブレット端末10xを取付けた状態を図4に示す。この場合、タブレット端末10xのタッチパネル式表示部11と、タブレット端末10aのタッチパネル式表示部とが、上下方向に並んだ状態となる。
ドッキングステーション1の端末装着部4にタブレット端末10aを装着し、かつアーム6,7を共に引出してそのアーム6,7に拡張表示用の2つのタブレット端末を取付けることも可能である。
ドッキングステーション1のアーム6またはアーム7に取付けたタブレット端末10xは、ドッキングステーション1との電気的な接続はないので、ドッキングステーション1から離脱した状態にあるといえる。
タブレット端末10xは、タブレット端末10aとまったく同じ構成及び機能を有するもので、ドッキングステーション1が設置されるレジカウンタの内棚などに用意される。レジカウンタの係員は、ドッキングステーション1に装着したタブレット端末10aだけでは表示画面が小さいと感じる場合に、レジカウンタ内のタブレット端末10xを取出してそれをアーム6またはアーム7に取付ける。
店舗内に複数のレジカウンタが設置されている場合、その各レジカウンタ上に1台ずつドッキングステーション1が載置される。タブレット端末については、タブレット端末10a,10xだけでなく、さらにタブレット端末10b,10c,…10nが用意される。これらタブレット端末10a,10b,10c,…10n,10xの台数は、各ドッキングステーション1に1台ずつ装着する分と、係員が手持ちで作業したり拡張表示用とする分を含む台数である。
タブレット端末10a,10b,10c,…10n,10xは、互いに接近した場合に無線による通信リンクを端末相互間で形成し、電波によるデータの送受信を互いに行うことが可能である。
少なくとも1台のドッキングステーション1及び複数のタブレット端末10a,10b,10c,…10n,10xにより、商品販売データ処理装置が構成される。この商品販売データ処装置を用いたPOSシステムの概略を図5に示す。
POSシステムは、複数台の商品販売データ処理装置と、これら商品販売データ処理装置を一元的に管理する店舗サーバ20とを含む。各商品販売データ処理装置のドッキングステーション1と店舗サーバ20とは、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク21を介して双方向通信可能に接続される。また、通信ネットワーク21及びその通信ネットワーク21に接続された1台または複数台の無線中継機22により、各タブレット端末と店舗サーバ20とが双方向通信可能に接続される。各タブレット端末は、ドッキングステーション1に装着されているときもドッキングステーション1から離脱しているときも、POS端末としての機能を実現できる。
係員は、レジカウンタでのキャッシャーの業務に就くとき、手持ちのタブレット端末をレジカウンタ上のドッキングステーション1に装着し、タブレット端末のタッチパネル式表示部11の表示に従って通常のPOS端末と同様の会計業務を行う。また、係員は、タブレット端末を持って店内を動き回りながら、手持ちのタブレット端末を用いて例えば在庫管理業務を行うことも可能である。
ドッキングステーション1及びタブレット端末10aの要部を図6に示す。
ドッキングステーション1は、上記拡張用コネクタ5のほかに、バスライン40、通信インターフェース41、補助記憶デバイス(記憶手段)42、電源ユニット43、スキャナ44、プリンタ45、I/Oコントローラ46,47などを備える。バスライン40は、アドレスバス及びデータバスを含む。このバスライン40に、通信インターフェース41、補助記憶デバイス42、電源ユニット43、スキャナ44、プリンタ45、I/Oコントローラ46,47を接続される。
ドッキングステーション1は、上記拡張用コネクタ5のほかに、バスライン40、通信インターフェース41、補助記憶デバイス(記憶手段)42、電源ユニット43、スキャナ44、プリンタ45、I/Oコントローラ46,47などを備える。バスライン40は、アドレスバス及びデータバスを含む。このバスライン40に、通信インターフェース41、補助記憶デバイス42、電源ユニット43、スキャナ44、プリンタ45、I/Oコントローラ46,47を接続される。
通信インターフェース41は、通信ネットワーク21に接続される。通信インターフェース41は、通信ネットワーク21を介してタブレット端末10aと店舗サーバ20との間のデータ送受信を行う。
補助記憶デバイス42は、コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス42は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(Hard Disk Drive)、あるいはSSD(solid state drive)などである。補助記憶デバイス42は、タブレット端末10aのCPU60が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU60での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス42は、アプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
電源ユニット43は、商用交流電源30の電圧を当該ドッキングステーション1の動作用電圧に変換し出力する。また、電源ユニット43は、タブレット端末10aに対する充電用電圧を出力する。この充電用電圧は、拡張用コネクタ5を介してタブレット端末10aに伝わる。スキャナ44は、読取窓2に翳されるバーコード等を光学的に読み取る。スキャナ44は、カメラによって撮像した商品画像からその商品に付されるバーコード等を読み取るタイプであってもよい。
プリンタ45は、レシートやジャーナル用のロール紙を搭載し、そのロール紙に対する例えばサーマル方式のプリントを行う。プリントされた用紙は、用紙発行口3から排出されるとともに所定の長さで切断される。I/Oコントローラ46は、ドッキングステーション1の筐体の背面または側面に外付け接続される機器例えばドロワ51を制御する。I/Oコントローラ47は、ドッキングステーション1の筐体の背面または側面に外付け接続される機器例えばカードリーダライタ52を制御する。カードリーダライタ52は、電子マネーカードに対するデータの読取り及び書込みが可能である。
一方、タブレット端末10aは、CPU(Central Processing Unit)60及びこのCPU60に接続したバスライン61を備える。さらに、タブレット端末10aは、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、タッチパネルコントローラ64、無線通信ユニット65、時計部66、USB(Universal Serial Bus)コネクタ67、ドッキング用コネクタ68、バッテリ69を備える。バスライン61は、アドレスバス及びデータバスを含む。このバスライン61に、ROM62、RAM63、タッチパネルコントローラ64、無線通信ユニット65、時計部66、USBコネクタ67、ドッキング用コネクタ68を接続する。
CPU60は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU60は、オペレーティングシステム、及びアプリケーションプログラムなどの制御プログラムに従って、POS端末としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM62は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM62は、上記オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムなどの制御プログラムを記憶する。ROM62は、CPU60が各種の処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。
RAM63は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM63は、CPU60が各種の処理を実行する上で必要なデータを必要に応じて記憶する。またRAM63は、CPU60が各種の処理を行う際のワークエリアとしても利用される。
タッチパネル式表示部11は、文字や画像を表示するディスプレイ11d、及びこのディスプレイ11dに対するタッチ操作を検知するタッチセンサ11tを備える。タッチパネルコントローラ64は、ディスプレイ11dの表示を制御するとともに、タッチセンサ11tの出力信号からタッチ操作の位置座標を検知する。さらに、タッチパネルコントローラ64は、検知した位置座標とディスプレイ11dの表示内容とに基づき、タッチパネル式表示部11に対するタッチ操作をデータの入力として検出する。
無線通信ユニット65は、無線中継機22との間で無線通信を利用してデータの送受信を行う。また、無線通信ユニット65は、CPU60からの指令に基づき、他のタブレット端末の無線通信ユニット65との相互間において、無線による通信リンクを形成する。この通信リンクの形成に、例えばBluetooth(登録商標)や近距離無線通信(Near Field Communication)の技術を用いる。時計部66は、現在の日付及び時刻を計時する。
USBコネクタ67は、USB規格に準拠した通信方式を有する種々のUSBデバイスを着脱自在に接続するためのものである。このUSBコネクタ67には、上記ドロワ51や上記カードリーダライタ52を接続することが可能である。
ドッキング用コネクタ68は、タブレット端末10aをドッキングステーション1に接続するためのもので、タブレット端末10aの筐体の背面に配置される。
バッテリ69は、タブレット端末10aの動作用電圧を出力するもので、ドッキングステーション1から拡張用コネクタ5及びドッキング用コネクタ68を介して供給される充電用電圧により充電される。
そして、CPU60は、ROM62内の制御プログラムに基づく主要な機能として、次の(1)〜(6)の手段を有する。
(1)タッチパネル式表示部11に対するタッチ操作を、タッチパネルコントローラ64の検出結果に基づき、商品の販売に係るデータの入力として受付ける入力手段。
(1)タッチパネル式表示部11に対するタッチ操作を、タッチパネルコントローラ64の検出結果に基づき、商品の販売に係るデータの入力として受付ける入力手段。
(2)ドッキングステーション1におけるスキャナ44の読取りデータを商品の販売に係るデータの入力として受付ける入力手段。
(3)ドッキングステーション1への装着及びそのドッキングステーション1からの離脱を検出する検出手段。この検出手段は、具体的には、ドッキング用コネクタ68を介して確認信号を送出し、この確認信号がドッキング用コネクタ68に戻る場合は装着されていると判定し、確認信号がドッキング用コネクタ68に戻らない場合は離脱していると判定する。
(4)無線通信ユニット65を制御することにより、他のタブレット端末との間で無線による通信リンクを形成する通信リンク制御手段。
(5)ドッキングステーション1に装着された状態で上記通信リンクが形成された場合、その形成先のタブレット端末と連係して、上記入力手段で受付けた入力データに基づく商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面を通信リンク先のタブレット端末と分担してタッチパネル式表示部11で表示する装着時制御手段。
(6)ドッキングステーション1から離脱した状態で上記通信リンクが形成された場合、その形成先のタブレット端末との連系により上記商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面のうち上記分担分の表示画面をタッチパネル式表示部11で表示する離脱時制御手段。
表示画面は、商品販売データ処理の内容を示す明細画面、及び商品販売データ処理の実行に必要な操作キー画面を含む。表示画面の分担については、係員により表示形式として指定される。(5)の装着時制御手段及び(6)の離脱時制御手段は、この表示形式の指定内容に基づき、明細画面及び操作キー画面を互いに分担し合ってタッチパネル式表示部11で表示する。
なお、(4)の通信リンク制御手段は、具体的には、次の(41)〜(43)の手段を含む。
(41)ドッキングステーション1から離脱しているとき、当該タブレット端末を拡張表示画面として用いるか否かを指定するための拡張指定画面をタッチパネル式表示部11で表示する表示制御手段。
(41)ドッキングステーション1から離脱しているとき、当該タブレット端末を拡張表示画面として用いるか否かを指定するための拡張指定画面をタッチパネル式表示部11で表示する表示制御手段。
(42)上記拡張指定画面において拡張表示画面として用いることが指定されたとき、上記通信リンクの形成を他のタブレット端末に対し無線により要求する要求手段。
(43)ドッキングステーション1に装着された状態で上記要求を受けたとき、その要求元のタブレット端末が予め登録されたタブレット端末であることを条件に、その要求元のタブレット端末との間で無線による通信リンクを形成する形成手段。
なお、(43)の形成手段は、具体的には、次の(43a)〜(43e)の手段を含む。
(43a)ドッキングステーション1に装着された状態で上記要求を受けたとき、その要求元のタブレット端末が予め登録されたタブレット端末であることを条件に、その要求元のタブレット端末に対し応諾の旨を無線により返信する手段。
(43a)ドッキングステーション1に装着された状態で上記要求を受けたとき、その要求元のタブレット端末が予め登録されたタブレット端末であることを条件に、その要求元のタブレット端末に対し応諾の旨を無線により返信する手段。
(43b)ドッキングステーション1から離脱している状態で上記要求に対する応諾の返信を1つのタブレット端末から受けたとき、その返信元のタブレット端末に対し上記通信リンクの形成を無線により指示する手段。
(43c)ドッキングステーション1から離脱している状態で上記要求に対する応諾の返信を複数のタブレット端末から受けたとき、その複数のタブレット端末のいずれか1つを通信リンク先として指定させるためのリンク先指定画面をタッチパネル式表示部11で表示する手段。
(43d)上記リンク先指定画面において1つのタブレット端末が指定されたとき、その指定されたタブレット端末に対し上記通信リンクの形成を無線により指示する手段。
(43e)ドッキングステーション1に装着された状態で上記指示を受けたとき、その指示元のタブレット端末との間で無線による通信リンクを形成する手段。
ここまではタブレット端末10aの機能について述べたが、他のタブレット端末10b,10c,…10n,10xもタブレット端末10aと同じ機能を有する。
[1]図1・図3・図4のようにドッキングステーション1に装着されたタブレット端末10aの制御を図7のフローチャートを参照しながら説明する。
タブレット端末10aのCPU60は、タッチパネル式表示部11の初期画面上における業務の指定を監視する(Act1)。初期画面へのタッチ操作によって例えば会計業務が指定されたとき(Act1のYES)、CPU60は、会計業務用のアプリケーションプログラムを起動し(Act2)、そのアプリケーションプログラムに基づいて商品販売データ処理の1つである会計処理を実行する(Act3)。この実行中、CPU60は、図8に示すように、会計処理の実行に関わる表示画面をタッチパネル式表示部11で表示する。この表示画面は、例えば明細画面81及び操作キー画面82,83,84を1画面内に集約したものである。
明細画面81は、登録される商品の名称・単価・個数などを示す文字表示をその登録順に並べるとともに、登録された商品の合計金額、買物客からの預かり金額、買物客への釣銭額などの文字表示を含む。操作キー画面82は、商品名が記載された商品登録用の操作キーを縦横に配列したものである。操作キー画面83は、商品名が記載された商品登録用の操作キー及び業務名が記載された業務指定用の操作キーを縦横に配列したものである。操作キー画面84は、数値入力用の操作キーを縦横に配列したいわゆるテンキー画面である。
CPU60は、会計処理の実行に伴い、他のタブレット端末から無線による通信リンク形成の要求があるかどうか監視する(Act4)。要求がないとき(Act4のNO)、CPU60は、タッチパネル式表示部11の表示画面における例えば終了キーのタッチ操作による終了操作を監視する(Act12)。終了操作がなければ(Act12のNO)、CPU60は、Act3に戻って会計処理を継続する。
会計処理の実行中に通信リンク形成の要求を受けた場合(Act4のYES)、CPU60は、その要求元のタブレット端末が予め登録されたタブレット端末であることを条件に(Act5のYES)、その要求元のタブレット端末に対し応諾の旨を無線により返信する(Act6)。
要求元のタブレット端末が予め登録されたタブレット端末でない場合(Act5のNO)、CPU60は、Act12において終了操作を監視する。終了操作がなければ(Act12のNO)、CPU60は、Act3に戻って連系モードによる会計処理を継続する。
なお、CPU60は、要求元のタブレット端末が予め登録されたタブレット端末であるかどうかを、通信リンク形成の要求に含まれる端末識別コードとROM62に予め登録した端末識別コードとの比較により、判定する。すなわち、通信リンク形成の要求に含まれる端末識別コードがROM62内の端末識別コードと合致した場合、CPU60は、要求元のタブレット端末が予め登録されたタブレット端末であると判定する。通信リンク形成の要求に含まれる端末識別コードがROM62内の端末識別コードと合致しない場合、CPU60は、要求元のタブレット端末が予め登録されたタブレット端末でないと判定する。
CPU60は、Act6の返信に伴い、要求元のタブレット端末から通信リンク形成の指示があるかどうかを監視する(Act7)。指示がない場合(Act7のNO)、CPU60は、タイムカウントt1を実行し(Act8)、そのタイムカウントt1と予め定められた設定時間t1sとを比較する(Act9)。設定時間t1sは、例えば5秒〜10秒程度である。
通信リンク形成の指示がないままタイムカウントt1が設定時間t1sに達した場合(Act7のNO、Act8、Act9のYES)、CPU60は、Act12において終了操作を監視する。終了操作がなければ(Act12のNO)、CPU60は、Act3に戻って会計処理を継続する。
タイムカウントt1が設定時間t1sに達しないうちに通信リンク形成の指示があった場合(Act9のNO、Act7のYES)、CPU60は、その指示元のタブレット端末との間で無線による通信リンクを形成する(Act10)。そして、CPU60は、会計処理を通信リンク先のタブレット端末と連係して実行するための連係モードを設定する(Act11)。
続いて、CPU60は、Act12において終了操作を監視する。終了操作がなければ(Act12のNO)、CPU60は、Act3に戻って連系モードによる会計処理を開始する。
連系モードによる会計処理において、CPU60は、通信リンク先のタブレット端末から通知される表示形式に従い、図8に示した明細画面81及び操作キー画面82,83,84のいずれか一方をタッチパネル式表示部11で表示する。
当該タブレット端末10aで明細画面81を表示する表示形式の場合、CPU60は、明細画面81をタッチパネル式表示部11の表示画面いっぱいに拡大して表示する。これに伴い、CPU60は、操作キー画面82,83,84を通信リンク先のタブレット端末においてできるだけ拡大して表示させる。さらに、CPU60は、当該タブレット端末10aにおける明細画面81へのタッチ操作、及び通信リンク先のタブレット端末における操作キー画面82,83,84へのタッチ操作を、商品の販売に係るデータの入力として受付ける。そして、CPU60は、受付けた入力データに基づき、連系モードの会計処理を継続する。
当該タブレット端末10aで操作キー画面82,83,84を表示する表示形式の場合、CPU60は、操作キー画面82,83,84をタッチパネル式表示部11の表示画面にできるだけ拡大して表示する。これに伴い、CPU60は、明細画面81を通信リンク先のタブレット端末の表示画面いっぱいに拡大して表示させる。さらに、CPU60は、当該タブレット端末10aにおける操作キー画面82,83,84へのタッチ操作、及び通信リンク先のタブレット端末における明細画面81へのタッチ操作を、商品の販売に係るデータの入力として受付ける。そして、CPU60は、受付けた入力データに基づき、連系モードの会計処理を継続する。
終了操作があった場合(Act12のYES)、CPU60は、連系モードの会計処理を終了する(Act13)。この終了は、連係状態にある通信リンク先のタブレット端末に対する処理終了の指示を含む。CPU60は、Act1に戻って業務の指定を監視する。
一方、CPU60は、業務の指定がないときも(Act1のNO)、他のタブレット端末から無線による通信リンク形成の要求があるかどうか監視する(Act14)。要求がないとき(Act14のNO)、CPU60は、Act1に戻って業務の指定の監視を継続する。
業務の指定がない状態で通信リンク形成の要求を受けた場合(Act14のYES)、CPU60は、その要求元のタブレット端末が予め登録されたタブレット端末であることを条件に(Act15のYES)、その要求元のタブレット端末に対し応諾の旨を無線により返信する(Act16)。
要求元のタブレット端末が予め登録されたタブレット端末でない場合(Act15のNO)、CPU60は、Act1に戻って業務の指定の監視を継続する。
CPU60は、Act16の返信に伴い、要求元のタブレット端末から通信リンク形成の指示があるかどうかを監視する(Act17)。指示がない場合(Act17のNO)、CPU60は、タイムカウントt1を実行し(Act18)、そのタイムカウントt1と設定時間t1sとを比較する(Act19)。
通信リンク形成の指示がないまま、タイムカウントt1が設定時間t1sに達した場合(Act17のNO、Act18、Act19のYES)、CPU60は、Act1に戻って業務の指定の監視を継続する。
タイムカウントt1が設定時間t1sに達しないうちに通信リンク形成の指示があった場合(Act19のNO、Act17のYES)、CPU60は、その指示元のタブレット端末との間で無線による通信リンクを形成する(Act20)。そして、CPU60は、今後指定される業務の処理を通信リンク先のタブレット端末と連係して実行するための連係モードを設定する(Act21)。
こうして、処理の実行前に連系モードを設定した場合、CPU60は、次の業務指定、アプリケーションプログラム起動、及び処理実行に際し(Act1のYES、Act2、Act3)、連系モードの処理を初めから実行する。
[2]ドッキングステーション1から離脱している例えばタブレット端末10xの制御について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
タブレット端末10xのCPU60は、図10に示す拡張指定画面を起動後の初期画面としてタッチパネル式表示部11で表示する(Act31)。拡張指定画面は、タブレット端末10xを拡張表示画面として用いるか否かを係員に指定させるためのもので、『拡張表示画面として使用しますか?』という案内文字101、YES釦102、NO釦103の表示を含む。
NO釦103がタッチ操作された場合(Act32のNO)、タブレット端末10xのCPU60は、業務指定画面をタッチパネル式表示部11で表示する(Act33)。そして、タブレット端末10xのCPU60は、業務指定画面における業務の指定を監視する(Act34)。指定がない場合(Act34のNO)、タブレット端末10xのCPU60は、タイムカウントt2を実行し(Act35)、そのタイムカウントt2と予め定められた設定時間t2sとを比較する(Act36)。設定時間t2sは、例えば10秒〜15秒程度である。
指示がないままタイムカウントt2が設定時間t2sに達した場合(Act34のNO、Act35、Act36のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、Act31に戻って拡張指定画面を表示する。
タイムカウントt2が設定時間t2sに達しないうちに例えば在庫管理業務が指定された場合(Act36のNO、Act34のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、在庫管理業務に対応するアプリケーションプログラムを起動する(Act37)。そして、タブレット端末10xのCPU60は、起動したアプリケーションプログラムに基づいて、商品販売データ処理の1つである在庫管理処理を実行する(Act38)。タブレット端末10xのCPU60は、在庫管理処理の実行に関わる表示画面をタッチパネル式表示部11で表示する。
タブレット端末10xのCPU60は、在庫管理処理の実行に伴い、タッチパネル式表示部11の表示画面における終了操作を監視する(Act39)。
終了操作がなければ(Act39のNO)、タブレット端末10xのCPU60は、在庫管理処理を継続する(Act38)。終了操作があった場合(Act39のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、在庫管理処理を終了する(Act40)。この終了後、タブレット端末10xのCPU60は、Act31に戻って拡張指定画面を表示する。
一方、係員は、タブレット端末10xを拡張表示画面として使用する場合、ドッキングステーション1からアーム6,7のいずれかを引出してそのアームにタブレット端末10xを取付ける。そして、係員は、拡張指定画面のYES釦102にタッチ操作する。
YES釦102がタッチ操作された場合(Act32のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、他のタブレット端末に対し、通信リンクの形成を無線により要求する(Act41)。この要求は、タブレット端末10xの無線通信可能距離に存するタブレット端末に到達する。図3や図4のようにドッキングステーション1上のタブレット端末10aに隣接してタブレット端末10xを取付けた場合、タブレット端末10xが発する要求は距離の近いタブレット端末10aに少なくとも到達する。
この要求に伴い、タブレット端末10xのCPU60は、他のタブレット端末から応諾の返信があるかどうかを監視する(Act42)。応諾がない場合(Act42のNO)、タブレット端末10xのCPU60は、タイムカウントt3を実行し(Act43)、そのタイムカウントt3と予め定められた設定時間t3sとを比較する(Act44)。設定時間t3sは、例えば5秒〜6秒程度である。
応諾の返信がないままタイムカウントt3が設定時間t3sに達した場合(Act42のNO、Act43、Act44のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、Act31に戻って拡張指定画面を表示する。
タイムカウントt3が設定時間t3sに達しないうちに応諾の返信があった場合(Act44のNO、Act42のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、その返信が1つであるか複数であるかを判定する(Act45)。
返信がタブレット端末10aからの1つだけの場合(Act45のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、その返信元のタブレット端末10aに対し通信リンクの形成を無線により指示する(Act46)。この指示を受けたタブレット端末10aは、当該タブレット端末10xとの間で無線による通信リンクを形成する(図7のフローチャートにおけるAct7のYES、Act10)
タブレット端末10xのCPU60は、通信リンク形成の指示に続き、図11に示す表示形式指定画面をタッチパネル式表示部11で表示する(Act47)。表示形式指定画面は、通信リンクが形成された2つのタブレット端末の表示画面を左右上下方向にどのように並べるかを、係員に指定させるためのものである。表示形式指定画面は、『表示形式を指定してください』という案内文字104及び確定釦109の表示を含む。表示形式指定画面は、左が明細画面で右が操作キー画面となる画面配置パターン105及びその指定釦105aの表示、左が操作キー画面で右が明細画面となる画面配置パターン106及びその指定釦106aの表示を含む。さらに、表示形式指定画面は、上が明細画面で下が操作キー画面となる画面配置パターン107及びその指定釦107aの表示、下が操作キー画面で上が明細画面となる画面配置パターン108及びその指定釦108aの表示を含む。
タブレット端末10xのCPU60は、通信リンク形成の指示に続き、図11に示す表示形式指定画面をタッチパネル式表示部11で表示する(Act47)。表示形式指定画面は、通信リンクが形成された2つのタブレット端末の表示画面を左右上下方向にどのように並べるかを、係員に指定させるためのものである。表示形式指定画面は、『表示形式を指定してください』という案内文字104及び確定釦109の表示を含む。表示形式指定画面は、左が明細画面で右が操作キー画面となる画面配置パターン105及びその指定釦105aの表示、左が操作キー画面で右が明細画面となる画面配置パターン106及びその指定釦106aの表示を含む。さらに、表示形式指定画面は、上が明細画面で下が操作キー画面となる画面配置パターン107及びその指定釦107aの表示、下が操作キー画面で上が明細画面となる画面配置パターン108及びその指定釦108aの表示を含む。
タブレット端末10xのCPU60は、表示形式指定画面の表示に伴い、その表示形式指定画面へのタッチ操作を監視する(Act48)。
指定釦105a,106a,107a,108aのいずれかへのタッチ操作に続いて確定釦109へのタッチ操作があった場合(Act48のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、そのタッチ操作に応じた表示形式を通信リンク先のタブレット端末10aに無線により通知する(Act49)。
例えば、指定釦105aのタッチ操作に続いて確定釦109がタッチ操作された場合、タブレット端末10xのCPU60は、左が明細画面で右が操作キー画面となる画面配置パターン105の表示形式を通信リンク先のタブレット端末10aに通知する。
表示形式の通知後、タブレット端末10xのCPU60は、通信リンク先のタブレット端末10aとの連係処理を開始する(Act50)。すなわち、タブレット端末10xのCPU60は、タブレット端末10aで起動中のアプリケーションプログラムと同じアプリケーションプログラムを起動し、タブレット端末10aの処理の一部を請け負う。タブレット端末10a,10xの相互間に、タブレット端末10aが親機でタブレット端末10xが子機の関係が成立する。
親機であるタブレット端末10aのCPU60は、画面配置パターン105の表示形式の通知をタブレット端末10xから受けた場合、明細画面81を子機であるタブレット端末10xで表示させ、操作キー画面82,83,84をタブレット端末10aで表示する。
商品を持った買物客がレジカウンタの右側から左側へと移動していく形態の店舗の場合、係員は、図3のようにドッキングステーション1上のタブレット端末10aの左側にタブレット端末10xを配置する。さらに、係員は、タブレット端末10xの表示形式指定画面において指定釦105a及び確定釦109をタッチ操作して、画面配置パターン105の表示形式を指定する。
画面配置パターン105の表示形式が指定された場合のタブレット端末10a,10xの表示例を図12に示す。左側のタブレット端末10xは、明細画面81をタッチパネル式表示部11の表示画面いっぱいに拡げて表示する。右側のタブレット端末10aは、操作キー画面82,83,84をタッチパネル式表示部11の表示画面いっぱいに拡げて表示する。係員は、右側のタブレット端末10aにおける操作キー画面82,83,84を手指でタッチ操作しながら、左側のタブレット端末10xにおける明細画面81を視て処理結果を確認する。
このように、本来は1画面に収まる明細画面81及び操作キー画面82,83,84を2つのタブレット端末10a,10xで分担し合って表示することにより、明細画面81及び操作キー画面82,83,84をそれぞれの表示画面においてできるだけ拡大して表示することができる。したがって、タブレット端末10a,10xが小形でも、表示内容を係員に的確に知らせることができる。
明細画面81が表示画面いっぱいに拡がるので、買物客が多量の商品を購入する場合でも、その購入に関わる多くの明細情報を1画面内にできるだけまとめて表示することができる。したがって、明細画面81をスクロール操作しながら明細情報を確認するといった面倒な作業が少なくなる。ひいては、係員の作業効率が向上する。
操作キー画面82,83,84が表示画面いっぱいに拡がるので、操作キーが見易くなって係員の操作が容易となる。この点でも、係員の作業効率が向上する。
狭い店舗の場合、図4のようにドッキングステーション1上のタブレット端末10aの上側にタブレット端末10xを配置することもある。この場合、係員は、タブレット端末10xの表示形式指定画面において指定釦107a及び確定釦109をタッチ操作して、画面配置パターン107の表示形式を指定する。
画面配置パターン105の表示形式が指定された場合のタブレット端末10a,10xの表示例を図13に示す。上側のタブレット端末10xは、明細画面81をタッチパネル式表示部11の表示画面いっぱいに拡げて表示する。下側のタブレット端末10aは、操作キー画面82,83,84をタッチパネル式表示部11の表示画面いっぱいに拡げて表示する。係員は、下側のタブレット端末10aが表示する操作キー画面82,83,84を手指でタッチ操作しながら、上側のタブレット端末10xが表示する明細画面81を視て処理結果を確認する。
子機であるタブレット端末10xのCPU60は、Act50での連係処理の開始に伴い、親機であるタブレット端末10aからの処理終了の指示を監視する(Act51)。
タブレット端末10aから処理終了の指示を受けたとき(Act51のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、タブレット端末10aと連係して実行中の会計処理を終了する(Act40)。
ところで、Act45の判定において、複数のタブレット端末10a,10bから返信があった場合(Act45のNO)、タブレット端末10xのCPU60は、図14に示すリンク先指定画面をタッチパネル式表示部11で表示する(Act52)。
リンク先指定画面は、返信があった複数のタブレット端末のいずれか1つを通信リンク先として係員に指定させるためのものである。リンク先指定画面は、『リンク先を指定してください』という案内文字111及び確定釦114の表示を含む。さらに、リンク先指定画面は、『タブレット端末10a』という案内文字112及びその指定釦112aの表示、『タブレット端末10b』という案内文字113及びその指定釦113aの表示を含む。
タブレット端末10xのCPU60は、リンク先指定画面へのタッチ操作を監視する(Act53)。タッチ操作がない場合(Act53のNO)、タブレット端末10xのCPU60は、タイムカウントt4を実行し(Act54)、そのタイムカウントt4と予め定められた設定時間t4sとを比較する(Act55)。設定時間t4sは、例えば10秒〜15秒程度である。
確定釦114へのタッチ操作がないままタイムカウントt4が設定時間t4sに達した場合(Act53のNO、Act44、Act55のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、Act31に戻って拡張指定画面を表示する。
タイムカウントt4が設定時間t4sに達しないうちに指定釦112aのタッチ操作及び確定釦114へのタッチ操作があった場合(Act55のNO、Act53のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、タブレット端末10aに対し、通信リンクの形成を無線により指示する(Act56)。タイムカウントt4が設定時間t4sに達しないうちに指定釦113aのタッチ操作及び確定釦114へのタッチ操作があった場合(Act55のNO、Act53のYES)、タブレット端末10xのCPU60は、タブレット端末10bに対し、通信リンクの形成を無線により指示する(Act56)。
このように、通信リンクを形成し得るタブレット端末が複数存在する状況では、実際にどのタブレット端末を通信リンクを形成するかを、係員に選ばせることができる。
なお、上記実施形態では、ドッキングステーション1に2つのアーム6,7を設けたが、アームの個数および位置については適宜に選定可能である。
商品販売データ処理装置の譲渡は一般に、制御プログラム等のプログラムがROMに記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、コンピュータ装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、このコンピュータ装置とは個別に譲渡された制御プログラム等がユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。制御プログラム等の譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいは通信ネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ドッキングステーション、2…読取窓、3…用紙発行口、4…端末装着部、5…拡張用コネクタ、6,7…アーム、10a,10b,10c,…10n,10x……タブレット端末(情報端末)、11…タッチパネル式表示部、61…CPU、63…RAM、65…無線通信ユニット、68…ドッキング用コネクタ、81…明細画面、82,83,84…操作キー画面
Claims (6)
- 据置型のドッキングステーションと、
表示手段を有し、前記ドッキングステーションへの装着及びそのドッキングステーションからの離脱が自在な携帯型の複数の情報端末と、
を備え、
前記情報端末は、
無線による通信リンクを端末相互間で形成する通信リンク制御手段と、
前記ドッキングステーションに装着された状態で前記通信リンクが形成された場合、その形成先の情報端末と連係して商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面を通信リンク先の情報端末と分担して前記表示手段で表示する装着時制御手段と、
前記ドッキングステーションから離脱した状態で前記通信リンクが形成された場合、その形成先の情報端末との連系により前記商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面のうち前記分担分の表示画面を前記表示手段で表示する離脱時制御手段と、
を含む、
ことを特徴とする商品販売データ処理装置。 - 前記表示手段は、タッチ操作を入力として受付けるタッチパネル式表示部であり、
前記表示画面は、前記商品販売データ処理の内容を示す明細画面、及び前記商品販売データ処理の実行に必要な操作キー画面を含み、
装着時制御手段は、予め指定された表示形式に基づき、前記明細画面及び前記操作キー画面のいずれか一方を前記タッチパネル式表示部で表示し、
離脱時制御手段は、前記表示形式に基づき、前記明細画面及び前記操作キー画面のいずれか一方を前記タッチパネル式表示部で表示する、
ことを特徴とする請求項1記載の商品販売データ処理装置。 - 前記通信リンク制御手段は、
前記ドッキングステーションから離脱しているとき、当該タブレット端末を拡張表示画面として用いるか否かを指定するための指定画面を前記表示手段で表示する表示制御手段と、
前記指定画面において前記拡張表示画面として用いることが指定されたとき、前記通信リンクの形成を無線により要求する要求手段と、
前記ドッキングステーションに装着された状態で前記要求を受けたとき、その要求元の情報端末が予め登録された情報端末であることを条件に、その要求元の情報端末との間で無線による通信リンクを形成する形成手段と、
を含む、
ことを特徴とする請求項1記載の商品販売データ処理装置。 - 前記形成手段は、
前記ドッキングステーションに装着された状態で前記要求を受けたとき、その要求元の情報端末が予め登録された情報端末であることを条件に、その要求元の情報端末に対し応諾の旨を無線により返信する手段と、
前記ドッキングステーションから離脱している状態で前記要求に対する応諾の返信を1つの情報端末から受けたとき、その返信元の情報端末に対し前記通信リンクの形成を無線により指示する手段と、
前記ドッキングステーションから離脱している状態で前記要求に対する応諾の返信を複数の情報端末から受けたとき、その複数の情報端末のいずれか1つを通信リンク先として指定させるためのリンク先指定画面を前記表示手段で表示する手段と、
前記リンク先指定画面において1つの情報端末が指定されたとき、その指定された情報端末に対し前記通信リンクの形成を無線により指示する手段と、
前記ドッキングステーションに装着された状態で前記指示を受けたとき、その指示元の情報端末との間で無線による通信リンクを形成する手段と、
を含む、
ことを特徴とする請求項3記載の商品販売データ処理装置。 - 表示手段を有し、ドッキングステーションへの装着及びそのドッキングステーションからの離脱が自在な携帯型の情報端末であって、
他の情報端末との間で無線による通信リンクを形成する通信リンク制御手段と、
前記ドッキングステーションに装着された状態で前記通信リンクが形成された場合、その形成先の情報端末と連係して商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面を通信リンク先の情報端末と分担して前記表示手段で表示する装着時制御手段と、
前記ドッキングステーションから離脱した状態で前記通信リンクが形成された場合、その形成先の情報端末との連系により前記商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面のうち前記分担分の表示画面を前記表示手段で表示する離脱時制御手段と、
を含む、
ことを特徴とする情報端末。 - 表示手段及びコンピュータを有し、ドッキングステーションへの装着及びそのドッキングステーションからの離脱が自在な携帯型の情報端末であって、
前記コンピュータを、
他の情報端末との間で無線による通信リンクを形成する通信リンク制御手段と、
前記ドッキングステーションに装着された状態で前記通信リンクが形成された場合、その形成先の情報端末と連係して商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面を通信リンク先の情報端末と分担して前記表示手段で表示する装着時制御手段と、
前記ドッキングステーションから離脱した状態で前記通信リンクが形成された場合、その形成先の情報端末との連系により前記商品販売データ処理を実行するとともに、その実行に関わる表示画面のうち前記分担分の表示画面を前記表示手段で表示する離脱時制御手段と、
して機能させるための制御プログラム。
Priority Applications (1)
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JP2013166422A JP2015035153A (ja) | 2013-08-09 | 2013-08-09 | 商品販売データ処理装置、情報端末、及び制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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-
2013
- 2013-08-09 JP JP2013166422A patent/JP2015035153A/ja active Pending
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