JP2015032842A - 固体撮像素子、撮像装置、および補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固体撮像素子を構成する多数の画素出力を分割制御している場合において、各画素の特性のばらつきを抑止する。【解決手段】 本開示の第1の側面である固体撮像素子は、有効画素領域と遮光画素領域を有する画素部と、前記画素部を構成する多数の画素からライン毎に画素値を読み出す複数の読み出し部と、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された画素値を用いて補正データを生成する、前記複数の読み出し部にそれぞれ対応する複数の補正データ生成部と、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値を、対応する前記補正データ生成部により生成された前記補正データを用いて補正する補正部とを備える。本開示は、撮像機能を有する電子装置に適用できる。【選択図】 図1

Description

本開示は、固体撮像素子、撮像装置、および補正方法に関し、特に、多数の画素出力を分割制御することにより生じ得る画素特性のばらつきを補正できるようにした固体撮像素子、撮像装置、および補正方法に関する。
従来、CCDやCMOSなどの固体撮像素子では、固体撮像素子の各画素の特性のばらつきなどに起因して、出力される画像信号に横筋成分(ラインノイズ)が生じてしまう、いわゆるストリーキングが発生し得る。
この対策としては、固体撮像素子の内部に各画素の特性のばらつきを抑制するアナログ回路を設けたり、固体撮像素子の後段のISP(Image Signal Processor)にて各画素の特性のばらつきを除去したりする方法が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−157953号公報
しかしながら、アナログ回路を設ける方法では、各画素の特性のばらつきを低減できるものの、費用対効果、カラムピッチ、コンパレータ仕様などの様々な要因が影響して、その低減にも限界があり、画像信号上に認識できるバラつきが残ってしまう。
一方、ISPにて補正する方法では、画像信号に生じた横筋を除去できる。しかしながら、固体撮像素子にて膨大な数の画素出力を分割制御している場合(例えば上下2方向に分割制御している場合など)、ISPでは固体撮像素子内部の分割制御の情報が無いために、分割制御に起因する画素特性のばらつきを取り除くことができない。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、固体撮像素子を構成する多数の画素出力を分割制御している場合において、各画素の特性のばらつきを抑止できるようにするものである。
本開示の第1の側面である固体撮像素子は、有効画素領域と遮光画素領域を有する画素部と、前記画素部を構成する多数の画素からライン毎に画素値を読み出す複数の読み出し部と、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された画素値を用いて補正データを生成する、前記複数の読み出し部にそれぞれ対応する複数の補正データ生成部と、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値を、対応する前記補正データ生成部により生成された前記補正データを用いて補正する補正部とを備える。
前記補正データ生成部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された全ての色の画素値を平均して横筋補正量を生成することができ、前記補正部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値と、対応する前記補正データ生成部により生成された前記横筋補正量との差分を算出することができる。
前記補正データ生成部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された各色の画素値を色毎に平均して色段差補正量を生成することができ、前記補正部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された各色の画素値と、対応する前記補正データ生成部により生成された各色の色段差補正量との差分を算出することができる。
本開示の第1の側面である固体撮像素子は、前記補正部により算出された前記差分をオフセット値に加算することにより出力値を算出するオフセット加算部をさらに備えることができる。
本開示の第2の側面である撮像装置は、固体撮像素子が搭載された撮像装置において、前記固体撮像素子は、有効画素領域と遮光画素領域を有する画素部と、前記画素部を構成する多数の画素からライン毎に画素値を読み出す複数の読み出し部と、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された画素値を用いて補正データを生成する、前記複数の読み出し部にそれぞれ対応する複数の補正データ生成部と、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値を、対応する前記補正データ生成部により生成された前記補正データを用いて補正する補正部とを備える。
本開示の補正方法は、有効画素領域と遮光画素領域を有する画素部と、前記画素部を構成する多数の画素からライン毎に画素値を読み出す複数の読み出し部とを備える固体撮像素子の補正方法において、前記複数の前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された画素値を用いて、前記複数の前記読み出し部毎に前記補正データを生成する補正データ生成ステップと、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値を、対応する前記補正データを用いて補正する補正ステップとを含む。
本開示の第1乃至第3の側面においては、複数の読み出し部により画素部からライン毎に読み出された画素値のうちの遮光画素領域から読み出された画素値を用いて、前記複数の前記読み出し部毎に前記補正データが生成され、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値が、対応する前記補正データを用いて補正される。
本開示の第1乃至第3の側面によれば、固体撮像素子を構成する多数の画素出力を分割制御している場合において、各画素の特性のばらつきを抑止できる。
本開示を適用したイメージセンサの構成例を示すブロック図である。 画素部の色の配置の一例を示す図である。 画素部の遮光(OPB)領域と有効画素領域を示す図である。 画像信号に生じる横筋成分のイメージを示す図である。 横筋補正処理を説明するフローチャートである。 横筋補正処理の具体例を示す図である。 4画素により1個のFDを共有している場合を示す図である。 図7の場合における画素の特性のばらつきの一例を示す図である。 色段差補正処理を説明するフローチャートである。 色段差補正処理を説明するための図である。 色段差補正処理を説明するための図である。
以下、本開示を実施するための最良の形態(以下、実施の形態と称する)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<実施の形態>
[イメージセンサの構成例]
図1は、本開示の実施の形態であるイメージセンサ(固体撮像素子)の構成例を示している。このイメージセンサ10は、ディジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどに代表される撮像装置の他、撮像機能を有する電子装置などに搭載され得るものである。
イメージセンサ10は、画素部11、カラムAD部12N,12S、およびロジックブロック13から構成される。
画素部11は、光電変換を行なう膨大な数の画素が縦横に配列されて構成される。図2は、画素部11を構成する画素の色の配置の一例を示している。同図の例の場合、RとGrが横方向に交互に配置されたライン(行)と、BとGbが横方向に交互に配置されたラインとが、縦方向に交互に配置されて構成される。
図3は、画素部11を構成する有効画素領域21と遮光画素領域(以下、OPB領域と称する)22の配置を示している。
有効画素領域21は、画素部11の大部分を占め、画像信号として出力するための実データを検出するための画素が配列されている領域であり、そのサイズは出力する画像信号の画角に応じて決定される。OPB領域22は、画素部11の両端を占め、有効画素領域21で検出される画像信号を補正するための補正データを検出するための画素が配列されている領域であり、そのサイズを大きくすることにより補正データの精度を上げることができる。
カラムAD部12NとカラムAD部12Sは、画素部11の全ラインを半分ずつ担当してライン毎に読み出しを行なう。例えば、カラムAD部12Nは、画素部11の全ラインのうちの上側半分から、1ライン毎に属する画素から光電変換に基づく電気信号を列(カラム)方向に読み出してAD変換を行い、その結果得られる画素値(以下、読み出しデータNとも称する)を補正データ生成部14Nおよび補正部15に出力する。同様に、カラムAD部12Sは、画素部11の全てのラインのうちの下側半分から、1ライン毎に属する画素から光電変換に基づく電気信号を列方向に読み出してAD変換を行い、その結果得られる画素値(以下、読み出しデータSとも称する)を補正データ生成部14Sおよび補正部15に出力する。なお、カラムAD部12NとカラムAD部12Sとで、画素部11の全ラインを上下に分けて分担するのではなく、例えば、カラムAD部12Nが偶数行を、カラムAD部12Sが奇数行を担当するなど、それぞれが担当するラインの決め方は任意である。
補正データ生成部14Nは、カラムAD部12Nから入力されるOPB領域の上半分のラインの画素の画素値に基づき、横筋補正処理(後述)および色段差補正処理(後述)に用いる横筋補正量、並びに色段差補正処理に用いるR段差補正値、Gr段差補正値、Gb段差補正値、およびB補正値を算出して補正部15に出力する。補正データ生成部14Sは、カラムAD部12Sから入力されるOPB領域の下半分のラインの画素の画素値に基づき、横筋補正処理に用いる横筋補正量、並びに色段差補正処理に用いるR段差補正値、Gr段差補正値、Gb段差補正値、およびB補正値を算出して補正部15に出力する。
以下、カラムAD部12NとカラムAD部12Sを個々に区別する必要がない場合、単にカラムAD部12と称する。補正データ生成部14Nと補正データ生成部14Sについても同様とする。
なお、本実施の形態においては、カラムAD部12と補正データ生成部14の組の数を2としたが、この組の数を増加させてもよい。これによって、より高速に画素部11から電気信号を読み出すことができる。ただし、カラムAD部12毎にAD変換の特性のばらつきが異なるので、カラムAD部12と補正データ生成部14の組毎に独立した状態で以下に説明する色段差補正処理を実行する必要がある。
補正部15は、横筋補正処理において、ライン毎に補正データ生成部14Nまたは14Sから入力される横筋補正量を基準とする有効画素領域の画素の画素値の差分を算出し、その結果を横筋補正済画素値としてオフセット加算部16に出力する。
また、補正部15は、色段差補正時において、ライン毎に補正データ生成部14Nまたは14Sから入力される横筋補正量を基準とする色段差補正値の差分を算出し、この差分を有効画素領域の画素値に加算して、その結果を色段差補正済画素値としてオフセット加算部16に出力する。
オフセット加算部16は、補正部15から入力される、有効画素領域の横筋補正済画素値または色段差補正済画素値に所定のオフセット値を加算し、その結果を補正済センサ出力値として後段に出力する。
[横筋補正処理について]
次に、横筋補正処理について説明する。図4は、画像信号に生じる横筋成分(ラインノイズ)のイメージを示している。すなわち、横筋成分は有効画素領域21だけでなく、同じラインのOPB領域22にも発生する。そこで本開示では、横筋補正処理とし、ライン毎にOPB領域22の画素の画素値を用いて、有効画素領域21の画素の画素値に生じ得る横筋成分を補正するようにする。
図5は、横筋補正処理を説明するフローチャートである。この横筋補正処理は、画素部11の全てのライン(横方向の画素列)が順次、処理対象に指定されて実行される。
ステップS1において、カラムAD部12Nは、画素部11の上側半分のうち、処理対象に指定された1ラインに属する全ての画素から電気信号を読み出してAD変換し、その結果得られた画素値(読み出しデータ)を補正データ生成部14Nおよび補正部15に出力する。カラムAD部12Sについても同様である。
ステップS2において、補正データ生成部14Nは、カラムAD部12Nから入力された1ライン分の画素値のうち、OPB領域の色に拘わりなく全ての画素の画素値の平均値を横筋補正量として算出して補正部15に出力する。補正データ生成部14Sについても同様である。
ステップS3において、補正部15は、画像の上側半分については処理対象のラインの有効画素領域の各画素の画素値と、補正データ生成部14Nからの横筋補正量との差分を算出し、その結果を横筋補正済画素値としてオフセット加算部16に出力する。また、補正部15は、画像の下側半分については処理対象のラインの有効画素領域の各画素の画素値と、補正データ生成部14Sからの横筋補正量との差分を算出し、その結果を横筋補正済画素値としてオフセット加算部16に出力する。
ステップS4において、オフセット加算部は、補正部15から入力された各画素の横筋補正済画素値に所定のオフセット値を加算することにより、各画素についての横筋補正済センサ出力値を算出して後段に出力する。
ステップS5においては、画素部11の全てのラインが処理対象に指定されたか否かが判定される。この判定が否定である場合(処理対象とされていないラインが残っている場合)、処理はステップS1に戻されて、それ以降が繰り返される。反対に、この判定が肯定である場合(処理対象とされていないラインが残っていない場合)、この横筋補正処理は終了される。
図6は、同一ライン上に存在する有効画素領域の画素A,B,Cに対する横筋補正処理の具体例を示している。
例えば、画素Aについては、カラムAD部12から出力された段階の画素値aと横筋補正量との差分=(a−横筋補正量)は0であるので、画素Aの横筋補正済画素値は0となり、その補正済センサ出力値a’はオフセット値と同じ値となる。
また例えば、画素Bについては、カラムAD部12から出力された段階の画素値bと、横筋補正量との差分=(b−横筋補正量)は正の値であるので、画素Bの横筋補正済画素値は正の値となり、その補正済センサ出力値b’はオフセット値よりも大きな値となる。
また例えば、画素Cについては、カラムAD部12から出力された段階の画素値cと、横筋補正量との差分=(c−横筋補正量)は負の値であるので、画素Cの横筋補正済画素値は負の値となり、その補正済センサ出力値c’はオフセット値よりも小さな値となる。
以上に説明した横筋補正処理では、複数存在するカラムAD部12毎のそれぞれ独立した系で横筋補正量を算出するので、画像信号に生じ得る横筋成分を、適切、且つ、速やかに除去することが可能となる。
[色段差補正処理について]
次に、色段差補正処理について説明する。図7は、画素部11において複数の画素(図7の場合、R,Gr,B,Gbの4画素)でFDを共有している場合を示している。この場合、FDを共有する各画素の特性にはばらつきが有り得るので、これらの画素に同じ光量を当てても出力する画素値にもばらつきが生じ得る。色段差補正処理は、このような画素値のばらつきの補正を抑えるために行なわれる。
図8は、図7の場合に対応する画素の特性のばらつきの一例を示している。図8の例では、RおよびGrの画素では4画素の平均値よりも高い画素値が出力され、GbおよびBの画素では4画素の平均値よりも低い画素値が出力されている。
図8の場合、色段差補正処理では、RおよびGrの画素は画素値を下げる方向に補正され、GbおよびBの画素では画素値を上げる方向に補正される。
図9は、色段差補正処理を説明するフローチャートである。この色段差補正処理は、画素部11の全てのライン(横方向の画素列)が順次処理対象に指定されて実行される。
ステップS11において、カラムAD部12Nは、画素部11の上側半分のうち、処理対象に指定された1ラインに属する全ての画素から電気信号を読み出してAD変換し、その結果得られた画素値(読み出しデータ)を補正データ生成部14Nおよび補正部15に出力する。カラムAD部12Sについても同様である。
ステップS12において、補正データ生成部14Nは、カラムAD部12Nから入力された1ライン分の画素値のうち、OPB領域の色に拘わりなく全ての画素の画素値の平均値を横筋補正量として算出して補正部15に出力する。補正データ生成部14Sについても同様である。
ステップS13において、補正データ生成部14Nは、カラムAD部12Nから入力された1ライン分の画素値のうち、OPB領域の各色の画素の画素値の平均値(R色段差補正値、Gr色段差補正値、B色段差補正値、Gb色段差補正値)を算出して補正部15に出力する。補正データ生成部14Sについても同様である。
ステップS14において、補正部15は、画素の色毎に、画像の上側半分については補正データ生成部14Nから入力された横筋補正量と色段差補正量との差分を算出し、この差分を処理対象のラインの有効画素領域の同じ色の画素の画素値に加算することにより色段差補正済画素値を算出する。さらに、補正部15は、色段差補正済画素値と横筋補正量との差分を算出してオフセット加算部16に出力する。
また、補正部15は、画像の下側半分については、補正データ生成部14Sから入力された横筋補正量と色段差補正量との差分を算出し、この差分を処理対象のラインの有効画素領域の同じ色の画素の画素値に加算することにより色段差補正済画素値を算出する。さらに、補正部15は、色段差補正済画素値と横筋補正量との差分を算出してオフセット加算部16に出力する。
ステップS15において、オフセット加算部は、補正部15から入力された差分に所定のオフセット値を加算することにより、各画素についての色段差補正済センサ出力値を算出して後段に出力する。
ステップS16においては、画素部11の全てのラインが処理対象に指定されたか否かが判定される。この判定が否定である場合(処理対象とされていないラインが残っている場合)、処理はステップS11に戻されて、それ以降が繰り返される。反対に、この判定が肯定である場合(処理対象とされていないラインが残っていない場合)、この色段差補正処理は終了される。
図10は、有効画素領域のRの画素に対する色段差補正処理の具体例を示している。
まず、同じラインのOPB領域の全ての画素の画素値の平均値(横筋補正量)が算出され、次にOPB領域のRの画素の平均値(R色段差補正量)が算出される。次に、横筋補正量とR色段差補正量との差分=(横筋補正量−R色段差補正量)が算出され、この差分が有効画素領域のRの画素の画素値rに加算されて色段差補正済画素値r’=r+(横筋補正量−R色段差補正量)が算出される。さらに、色段差補正済画素値r’と横筋補正量との差分=r+(横筋補正量−R色段差補正量)−横筋補正量=r−R色段差補正量がオフセット値に加算されて色段差補正済センサ出力値r''とされる。
図11は、有効画素領域のBの画素に対する色段差補正処理の具体例を示している。
まず、同じラインのOPB領域の全ての画素の画素値の平均値(横筋補正量)が算出され、次にOPB領域のBの画素の平均値(B色段差補正量)が算出される。次に、横筋補正量とB色段差補正量との差分=(横筋補正量−B色段差補正量)が算出され、この差分が有効画素領域のBの画素の画素値bに加算されて色段差補正済画素値b’=b+(横筋補正量−B色段差補正量)が算出される。さらに、色段差補正済画素値b’と横筋補正量との差分=b+(横筋補正量−B色段差補正量)−横筋補正量=b−B色段差補正量がオフセットに加算されて色段差補正済センサ出力値b''とされる。
図10および図11を参照して上述した具体例からも明らかなように、色段差補正処理による色段差補正済センサ出力値は、最終的に、Rの画素の場合は有効画素領域の画素値r−R色段差補正量+オフセット値、Bの画素の場合は有効画素領域の画素値b−B色段差補正量+オフセット値となる。有効画素領域のGrの画素、およびGbの画素についても同様である。
したがって、最終的な色段差補正済センサ出力値の演算に横筋補正量は必要ないので、ステップS12における横筋補正量を算出する処理や、ステップS14における横筋補正量を用いた演算を省略してもよい。具体的には、有効画素領域の画素の画素値から、同じ色の色段差補正済画素値を減算し、さらにオフセット値を加算することにより色段差補正済センサ出力値を算出するようにしてもよい。
以上に説明したように、色段差補正処理では、複数存在するカラムAD部12毎のそれぞれ独立した系で横筋補正量と色段差補正量を算出するので、カラムAD部12に起因する画素毎の特性のばらつきを適切に補正することができる。
なお、本実施の形態では、横筋補正処理と色段差補正処理とをそれぞれ個別に説明したが、これらを統合して一連の補正処理をとして実行するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、処理対象のラインのOPB領域22の画素の画素値を横筋補正量や色段差補正量の算出に用いたが、さらに、処理対象のラインの近傍のライン(例えば、上または下の少なくとも一方のラインなど)のOPB領域22の画素の画素値も追加して、横筋補正量や色段差補正量の算出に用いてもよい。これにより、補正の精度をより上げることができる。
本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)
有効画素領域と遮光画素領域を有する画素部と、
前記画素部を構成する多数の画素からライン毎に画素値を読み出す複数の読み出し部と、
前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された画素値を用いて補正データを生成する、前記複数の読み出し部にそれぞれ対応する複数の補正データ生成部と、
前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値を、対応する前記補正データ生成部により生成された前記補正データを用いて補正する補正部と
を備える固体撮像素子。
(2)
前記補正データ生成部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された全ての色の画素値を平均して横筋補正量を生成し、
前記補正部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値と、対応する前記補正データ生成部により生成された前記横筋補正量との差分を算出する
前記(1)に記載の固体撮像素子。
(3)
前記補正データ生成部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された各色の画素値を色毎に平均して色段差補正量を生成し、
前記補正部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された各色の画素値と、対応する前記補正データ生成部により生成された各色の色段差補正量との差分を算出する
前記(1)または(2)に記載の固体撮像素子。
(4)
前記補正部により算出された前記差分をオフセット値に加算することにより出力値を算出するオフセット加算部を
さらに備える前記(2)または(3)に記載の固体撮像素子。
10 イメージセンサ, 11 画素部, 12 カラムAD部, 13 ロジックブロック, 14 補正データ生成部, 15 補正部, 16 オフセット加算部, 21 有効画素領域, 22 遮光画素領域(OPB領域)

Claims (6)

  1. 有効画素領域と遮光画素領域を有する画素部と、
    前記画素部を構成する多数の画素からライン毎に画素値を読み出す複数の読み出し部と、
    前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された画素値を用いて補正データを生成する、前記複数の読み出し部にそれぞれ対応する複数の補正データ生成部と、
    前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値を、対応する前記補正データ生成部により生成された前記補正データを用いて補正する補正部と
    を備える固体撮像素子。
  2. 前記補正データ生成部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された全ての色の画素値を平均して横筋補正量を生成し、
    前記補正部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値と、対応する前記補正データ生成部により生成された前記横筋補正量との差分を算出する
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記補正データ生成部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された各色の画素値を色毎に平均して色段差補正量を生成し、
    前記補正部は、前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された各色の画素値と、対応する前記補正データ生成部により生成された各色の色段差補正量との差分を算出する
    請求項2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記補正部により算出された前記差分をオフセット値に加算することにより出力値を算出するオフセット加算部を
    さらに備える請求項2に記載の固体撮像素子。
  5. 固体撮像素子が搭載された撮像装置において、
    前記固体撮像素子は、
    有効画素領域と遮光画素領域を有する画素部と、
    前記画素部を構成する多数の画素からライン毎に画素値を読み出す複数の読み出し部と、
    前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された画素値を用いて補正データを生成する、前記複数の読み出し部にそれぞれ対応する複数の補正データ生成部と、
    前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値を、対応する前記補正データ生成部により生成された前記補正データを用いて補正する補正部とを備える
    撮像装置。
  6. 有効画素領域と遮光画素領域を有する画素部と、
    前記画素部を構成する多数の画素からライン毎に画素値を読み出す複数の読み出し部とを備える固体撮像素子の補正方法において、
    前記複数の前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記遮光画素領域から読み出された画素値を用いて、前記複数の前記読み出し部毎に前記補正データを生成する補正データ生成ステップと、
    前記読み出し部により前記画素部からライン毎に読み出された前記画素値のうちの前記有効画素領域から読み出された画素値を、対応する前記補正データを用いて補正する補正ステップと
    を含む補正方法。
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