JP2015031917A - 投射用ズームレンズおよび画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
上記各図において、図の左方が「拡大側」、右方が「縮小側」である。繁雑を避けるために、これらの図において符号を共通化する。
上記各図において、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群をこの順序で、それぞれ符号G1ないしG3で示す。
これら実施の形態・実施例において、ライトバルブとしては「微小ミラーデバイスであるDMD」を想定しているが、勿論、ライトバルブがこれに限定される訳ではない。
即ち、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3の屈折力配分は「負・負・正」である。
(2) 1.5 < |f1|/Fw < 2.1
(3) 1.9 < f3/Fw < 2.7
(4) 38度 < ωw 。
条件(1)を満足することにより、非点収差補正の最適解が得られ、像面湾曲増大も有効に抑制可能となる。
この発明の投射用ズームレンズにおける第1レンズ群ないし第3レンズ群の屈折力配分「負・負・正」は、条件(1)を満足させ易い。
この発明の投射用ズームレンズのように3レンズ群構成では、第1レンズ群の焦点距離が小さすぎても、大きすぎても、第1レンズ群の「収差補正上の負担」が大きい。
この発明の投射用ズームレンズにおいては、第2レンズ群を「収差補正群」、第3レンズ群を「変倍群」とすることができる。
中でも、球面収差とコマ収差に対する影響が大きい。
上記の如く、この発明の「投射用ズームレンズ」は、投射画像を結像する投射光束として「斜光線の光束」が用いられる。
第1レンズ群は、レンズ径の大きいレンズが用いられるので、第1レンズ群の構成枚数が4枚以上となると、第1レンズ群が大型化し易い。
投射用ズームレンズ4と照明系2のスペースの上記の如き関係上、投射用ズームレンズ4のバックフォーカスをある程度確保する必要がある。
従って、変倍中においてもバックフォーカスは十分に大きく確保される。
Fno:開口数
R:曲率半径(非球面にあっては「近軸曲率半径」)
D:面間隔
Nd:屈折率
νd:アッベ数
BF:バックフォーカス 。
+C4・H4+C6・H6+C8・H8+C10・H10+・・・ 。
実施例1の投射用ズームレンズは、図1に示したものである。
レンズL23とレンズL24は接合されている。
レンズL33とレンズL34は接合されている。
実施例1のデータを表1に示す。
非球面のデータを表2に示す。
条件(1)〜(4)のパラメータの値を、表4に示す。
図2の上段は「広角端(広角と表示)」、中段は「中間焦点距離(中間と表示)」、下段は「望遠端(望遠と表示)」での収差を示している。
「非点収差」の図における「T」はタンジェンシアル、「S」はサジタルの各光線に対するものであることを示す。
実施例2の投射用ズームレンズは、図3に示したものである。
レンズL23とレンズL24は接合されている。
実施例2のデータを表5に示す。
非球面のデータを表6に示す。
条件(1)〜(4)のパラメータの値を、表8に示す。
実施例3の投射用ズームレンズは、図5に示したものである。
実施例3のデータを表9に示す。
非球面のデータを表10に示す。
条件(1)〜(4)のパラメータの値を、表12に示す。
実施例4の投射用ズームレンズは、図7に示したものである。
実施例4のデータを表13に示す。
非球面のデータを表14に示す。
条件(1)〜(4)のパラメータの値を、表16に示す。
実施例5の投射用ズームレンズは、図9に示したものである。
レンズL23とレンズL24は接合されている。
レンズL33とレンズL34は接合されている。
実施例5のデータを表17に示す。
非球面のデータを表18に示す。
条件(1)〜(4)のパラメータの値を、表20に示す。
実施例1ないし5では、歪曲収差が積極的に小さく補正できているが、これは、第1レンズ群に非球面レンズを配した結果に他ならない。
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
Claims (12)
- 画像表示素子に表示された投射用画像を、被投射面に、前記投射用画像の拡大画像として投射し、拡大表示させる画像表示装置の投射光学系を構成する投射用ズームレンズであって、
拡大側から縮小側へ向かって順次、負の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を有し、第3レンズ群内に開口絞りを配してなる、3レンズ群構成の投射用ズームレンズ。 - 請求項1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
第1レンズ群の焦点距離:f1、第2レンズ群の焦点距離:f2が、条件:
(1) 0.10 < f1/f2 < 0.25
を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1または2に記載の投射用ズームレンズにおいて、
第1レンズ群の焦点距離:f1、レンズ全系の広角端の焦点距離:Fwが、条件:
(2) 1.5 < |f1|/Fw < 2.1
を満足すること特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1ないし3の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
第3レンズ群の焦点距離:f3、レンズ全系の広角端の焦点距離:Fwが、条件:
(3) 1.9 < f3/Fw < 2.7
を満足すること特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1ないし4の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
変倍時には最も拡大側のレンズ群が固定されることを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項5記載の投射用ズームレンズにおいて、
変倍時には、第2レンズ群と第3レンズ群とが移動することを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項6記載の投射用ズームレンズにおいて、
広角端から望遠端への変倍に際して、第2レンズ群が縮小側へ、第3レンズ群が拡大側へ、それぞれ移動することを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1ないし7の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
第1レンズ群の屈折力が、絶対値において最も大きいことを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1ないし8の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
広角端における半画角:ωwが、条件:
(4) 38度 < ωw
を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1ないし9の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
第1レンズ群が、3枚以下のレンズで構成されていることを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1〜10の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
第1レンズ群が、非球面のレンズを少なくとも1枚有することを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 光源と、
投射されるべき投射用画像を表示する画像表示素子と、
前記光源から射出した光で、上記画像表示素子を照明する照明光学系と、
該照明光学系により照射され、前記投射用画像により変調された投射光束を入射され、被投射面に前記投射用画像の拡大画像を投射する投射光学系と、を備え、
前記投射光学系として、請求項1ないし11の任意の1に記載の投射用ズームレンズを用いることを特徴とする画像表示装置。
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