JP2015030400A - 手押し車用ハンドルの高さ調節機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバーが不意に操作されてハンドルが下降してしまうことがなく、しかもコンパクトな構成としてハンドルの可動域を十分に確保できる手押し車用ハンドルの高さ調節機構を提供する。【解決手段】パイプ固定位置Lとパイプ可動位置Uと間で回動可能な操作レバー14に、上下方向にスライド自在なストッパー部18を取り付け、該ストッパー部18が、操作レバー14をパイプ可動位置Uに回動自在とする安全ロック解除位置αと、パイプ可動位置Uに回動することを規制する安全ロック位置βとの間で移動可能とし、操作レバー14が不意に操作されてハンドル11が下降してしまうことを防止できるようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、歩行補助車、介護用車椅子、シルバーカー、あるいは乳母車などの手押し車のハンドル高さ調節機構に関する。
上記のような手押し車を移動する際は、使用者がハンドルを握って前に押すので、通常はハンドルの高さを使用者の体格に合わせて調節できるような構成となっている。ここで、従来知られているハンドルの高さ調節機構としては、例えば特許文献1のように、入れ子式の内管と外管とによってハンドルの高さを調節するものとして、外管に取り付けたハウジングに枢着されたレバーにピンを取り付け、バネの付勢力でピンが内管の係止孔に挿入された状態を保持してハンドルの高さを固定する構造が提案されている。そして、ハンドルの高さを調節する際は、レバーを回動してピンを係止孔から引き抜いてハンドルを上下移動させる。
しかしながら上記特許文献1に提案されているような機構においては、レバーが外部に露出しているため、このレバーに使用者の体の一部が不意に触れてレバーがロック解除され、これによりハンドルが突然下降してしまうおそれがあった。
上記のような問題を解決する手段として、例えば特許文献2のように、操作レバーが枢着された高さ調節機構部に、上下方向にスライドする環状のストッパーを設け、環状のストッパーをスライドさせることで操作レバーの回動を禁止してロックピンが係止孔から抜けないようにする機構が提案されている。
特許第4095377号公報 実用新案登録第3178719号公報
しかしながら、上記特許文献2に提案されているような環状のストッパーを適用した場合、該ストッパーが高さ調節機構部から外側に突出して大きくはみ出すため、該高さ調節機構部がハンドル等の他の部材と干渉してしまい、結果としてハンドルの高さを調節することのできる可動域が制限されてしまうという問題があった。
そこで本発明は、簡易な構成でハンドルの高さ調節を行うことができ、しかも、上記したような不意の操作によって操作レバーがロック解除されることを防止でき、さらにハンドルの高さを調節できる範囲を十分に確保することができる手押し車用ハンドルの高さ調節機構を提供することを目的とする。
本発明は、上部にハンドルを有するハンドルパイプと、前記ハンドルパイプを支持するハンドルポストとが入れ子式に組み付けられ、前記ハンドルパイプと前記ハンドルポストとの距離を変更することで前記ハンドルの高さを調節可能とした手押し車用ハンドルの高さ調節機構であって、前記ハンドルパイプ及び前記ハンドルポストのうち外側に配置されている方に固定されている操作レバー支持部材と、 前記操作レバー支持部材に回動軸を介して回動自在に取り付けられている操作レバーと、前記操作レバーが一側へ回動して所定のパイプ固定位置に位置すると、前記ハンドルポストに対して前記ハンドルパイプが固定され、前記操作レバーが他側へ回動して所定のパイプ可動位置に位置すると、該ハンドルポストに対して該ハンドルパイプが移動可能となるパイプ固定機構部と、を備えており、前記操作レバーは、前記回動軸が設けられている基部と、前記基部に対してスライド自在に取り付けられ、一側の安全ロック位置と他側の安全ロック解除位置との間で移動可能なストッパー部と、を有し、前記操作レバーが前記パイプ固定位置に位置した状態で前記ストッパー部が安全ロック位置に位置すると前記ストッパー部が前記操作レバー支持部材の周縁部に係止されて前記操作レバーがパイプ可動位置の方向へ回動することが規制され、前記操作レバーが前記パイプ固定位置に位置した状態で前記ストッパー部が安全ロック解除位置に位置すると前記ストッパー部が前記操作レバー支持部材の周縁部に対して係止されず、前記操作レバーはパイプ可動位置の方向へ回動自在となることを特徴とする手押し車用ハンドルの高さ調節機構である。
上記構成の基本構造として、前記操作レバーをパイプ可動位置に回動させると前記ハンドルが高さ調節可能となる。一方、該操作レバーをパイプ固定位置に回動させると該ハンドルが固定される。さらに、本発明特有の構造として、該操作レバーがパイプ固定位置に位置した状態で、前記ストッパー部を安全ロック位置に位置させると該操作レバーがパイプ可動位置の方向へ回動することが規制される。このように、該操作レバーの不意の操作によってハンドルが下降してしまうことを抑制するためのストッパー部を該操作レバーに取り付けることにより、前記手押し車用ハンドルの高さ調節機構全体の構成を小型化することができる。したがって、結果的に、従来構成よりもハンドルの高さ調節可能な可動域を十分に確保することが可能となり、使用者の体格に柔軟に対応できる手押し車を提供することが可能となる。
また、前記ストッパー部の外周面には、該ストッパー部をスライド移動させるための指掛け部が設けられていることが望ましい。
かかる構成とすることにより、前記ストッパー部のスライド移動を前記指掛け部に指を掛けて行うことができ、力の弱い使用者でも容易に該ストッパー部の移動を行うことができるようになる。また、使用者が該ストッパー部をスライド移動させる際に、指掛け部が使用者によって視認されることでロック操作が迅速かつ容易となる利点もある。
上記構成において、パイプ固定位置に位置する前記操作レバーの一端部に設けられた押圧部を押圧すると、前記操作レバーがパイプ可動位置の方向に回動する構成にあって、前記操作レバーの回動軸を基準として、前記ストッパー部の指掛け部は、前記操作レバーの他端部に設けられていることが望ましい。
かかる構成は、前記押圧部の押圧によって前記操作レバーがパイプ可動位置に回動するものとした場合、前記押圧部と前記ストッパー部の指掛け部とは前記回動軸を基準として互いに反対の位置に配されていることを特徴とするものである。かかる構成とすることにより、該指掛け部に指を掛けて操作したときにその力が該押圧部を押圧する方向へ働くことを抑制でき、該ストッパー部のみを的確にスライド操作することができる。一方、仮に該押圧部と該指掛け部とが該回動軸を基準として同じ側に配されている場合、該操作レバーがパイプ固定位置に位置した状態で該ストッパー部を安全ロック解除位置から安全ロック位置にスライドさせようとすると、該指掛け部に掛かる力によって該操作レバーも回動してしまう不具合がある。
さらに、前記操作レバーの回動軸が左右方向に定められ、前記押圧部が前記回動軸よりも下側に配置され、前記指掛け部が前記回動軸よりも上側に配置され、前記ストッパー部は、上下方向にスライド移動し、下向きに移動すると安全ロック位置に位置するように構成されていることが望ましい。
かかる構成は、前記ストッパー部が下方に移動した場合に安全ロック位置に位置するように構成されているため、手押し車の走行中に該ストッパー部が上方に移動してしまうことがなく、それ故、不用意に安全ロックが解除されてしまうことを防止できる。したがって、手押し車の走行中に前記操作レバーが意図せず回動してハンドルが可動してしまう、ということを抑止できる。
そして、前記ストッパー部には、前記安全ロック位置に位置した際に、前記操作レバーの基部又は前記操作レバー支持部材に設けられている位置決め部に係止する被係止部が設けられていることが望ましい。
かかる構成とすることにより、前記ストッパー部を前記安全ロック位置に位置させる際に、該ストッパー部を確実に該安全ロック位置に位置決めすることができ、該ストッパー部の脱落を防止できる。
本発明の手押し車用ハンドルの高さ調節機構は、操作性を損なうことなく操作レバーの不意の操作を確実に抑制できる効果がある。しかも、全体構造を小型化することができるため、ハンドルの可動域を十分に確保することができる効果がある。
実施例1にかかる歩行補助車の全体斜視図である。 手押し車用ハンドルの高さ調節機構を示す斜視図である。 操作レバー支持部材を示しており、(a)は斜視図、(b)は縦断面図である。 操作レバーの基部を示しており、(a)は表側を示す斜視図、(b)は裏側を示す斜視図である。 操作レバーのストッパー部を示しており、(a)は表側を示す斜視図、(b)は裏側を示す斜視図である。 ロックピンを示す斜視図である。 (a)は、操作レバーがパイプ固定位置にあり、ストッパー部が安全ロック解除位置にある状態を示す斜視図であり、(b)はその状態を示す縦断面図である。 (a)は、操作レバーがパイプ可動位置にあり、ストッパー部が安全ロック解除位置にある状態を示す斜視図であり、(b)はその状態を示す縦断面図である。 (a)は、操作レバーがパイプ固定位置にあり、ストッパー部が安全ロック位置にある状態を示す斜視図であり、(b)はその状態を示す縦断面図である。 実施例2であって、操作レバーがパイプ固定位置にあり、ストッパー部が安全ロック解除位置にある状態を示す斜視図である。 実施例3であって、(a)は、操作レバーがパイプ固定位置にあり、ストッパー部が安全ロック解除位置にある状態を示す斜視図であり、(b)は、操作レバーがパイプ固定位置にあり、ストッパー部が安全ロック位置にある状態を示す斜視図である。
以下、本発明の手押し車用ハンドルの高さ調節機構を具体化した実施例を詳細に説明する。なお本発明は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜設計変更が可能である。
〔実施例1〕
図1に示すように、手押し車としての歩行補助車1は、左右一対のベースパイプ2,2を有し、該左右一対のベースパイプ2,2は、折り畳み可能なX枠4によって結合されている。また、該ベースパイプ2,2からは、それぞれハンドルポスト3,3が上方に向かって延設されており、該ハンドルポスト3,3との間であって、前記X枠4の上側には座部5が形成されている。また、該ハンドルポスト3,3間には、背もたれ6が架け渡されている。
さらに、前記ハンドルポスト3の上端部には、該ハンドルポスト3に内挿されるハンドルパイプ8がそれぞれ入れ子式に組み付けられている。また、該ハンドルパイプ8上側は、略水平後方に向けて湾曲したブレーキレバー10を有するハンドル11が設けられている。そして、使用者は該ハンドル11を握って歩行することができ、またブレーキがかかった状態で前記座部5に腰を下ろし、前記背もたれ6に背中を預けることができる。
また、前記歩行補助車1にあっては、ハンドル11の高さを調節可能とする手押し車用ハンドルの高さ調節機構1A(以下「高さ調節機構1A」ともいう)が備えられている。以下、前記高さ調節機構1Aを添付図面に従って説明する。
図2に示すように、前記ハンドルパイプ8には、高さ調節用の調節孔9が所定間隔を置いて上下方向に沿って複数設けられている。また、前記ハンドルパイプ8に対して外側に配置されているハンドルポスト3の上端部には、操作レバー支持部材7が外嵌固定されている。さらに詳述すると、図3bに示すように、前記操作レバー支持部材7には、相対的に外側に配置された嵌着溝7aと、相対的に内側に配置された貫通状の挿通孔7bとが設けられている。前記嵌着溝7aは、下向きのみに開放されており、前記ハンドルポスト3の上端部が挿入されて嵌着される。一方、前記挿通孔7bは、上下方向に貫通しており、上側から前記ハンドルパイプ8が挿通される。
また、図3aに示すように、前記操作レバー支持部材7の後面(使用者側に向く面)には、操作レバー取付凹部15が形成されており、該操作レバー取付凹部15内に操作レバー14が収容される(図2等参照)。また、該操作レバー取付凹部15には、前記操作レバー14を囲む壁構造の周縁部15Aが環状に形成されている。さらに、該操作レバー取付凹部15には、左右方向に開口した左右一対の取付孔13,13が配設されている。該取付孔13には、軸部材である回動軸12が挿通され(図7b参照)、該回動軸12を介して前記操作レバー14が回動自在に取り付けられる。さらに、該取付孔13,13の上方には、前後方向に開口した貫通孔7cが配設されている。該貫通孔7cには、図6に示すロックピン21が挿入される(図7b参照)。
また、図7等に示すように、前記操作レバー14の下端部と、前記操作レバー支持部材7との間には、前後方向に配向されたコイルバネ16が取り付けられ、軸支された操作レバー14の下端部を、該操作レバー支持部材7に対して離間させる方向に付勢している。
次に、操作レバー14の詳細な構造について添付図面に従って説明する。
図4に示すように、前記操作レバー14は、主要部となる基部17と、該基部17の表面側に取り付けられたストッパー部18との2部材で構成されている。
図4に示すように、前記基部17には、前記操作レバー支持部材7に取り付けられる回動軸12が挿入される取付孔20と、前記ロックピン21の取付軸21a(図6参照)が取り付けられるロックピン取付軸孔22とが設けられている。また、該基部17の下端部表面側(使用者側)には、段部23が設けられており、該段部23の段差面により移動規制部24aが構成されている。また、該基部17には、上端部から左右側縁に沿ってU字状の立ち上がり部25が形成されており、該立ち上がり部25の内周面にはガイド溝26が設けられている。
一方、図5に示すように、前記ストッパー部18の表面側(使用者側)にあって、前記回動軸12の取付位置を基準として下側部分となる一端部27には、***形状の押圧部28が設けられ、これに対し上側部分となる他端部29には、突起形状の指掛け部30が突設されている。また、該ストッパー部18の押圧部28の裏側(前方に向く側)には、舌片形状の被係止部31が突設されている。さらに該ストッパー部18は、上端部から左右側縁に沿って形成されたU字形状のガイド凸部32が突設されている。そして、該ガイド凸部32が前記基部17のガイド溝26内に摺動自在に嵌入されることで、該ストッパー部18が該基部17に対して脱落することなく上下方向にスライド移動自在となっている。
図6に示すように、前記ロックピン21は、前記基部17に取り付けられる取付軸21aを有しており、図7等に示すように、該取付軸21aが前記ロックピン取付軸孔22に挿入されている。そして、該ロックピン21の先端部21cが前記ハンドルパイプ8の調節孔9に挿入されることによって前記ハンドルポスト3と該ハンドルパイプ8とが固定されてハンドルパイプ8が相対移動不能に固定される。なお、該ハンドルパイプ8の調節孔9と該ロックピン21とからなる固定機構によって、パイプ固定機構部33が構成されている。また、本実施例における高さ調節機構1Aは、上記した操作レバー支持部材7、操作レバー14、及びパイプ固定機構部33によって構成されている。
次に、添付図面に従って、高さ調節機構1Aの操作態様について説明する。
図7に示すように、前記高さ調節機構1Aにおいて、通常時は前記コイルバネ16の付勢力に従って前記操作レバー14が一側(上側)へ回動してパイプ固定位置Lに位置している。このようなパイプ固定位置Lに配されることで、前記ロックピン21の先端部21cが前記ハンドルパイプ8の所望の調節孔9に挿入され、前記ハンドルポスト3に対して該ハンドルパイプ8が固定される。
なお、このとき、前記ストッパー部18は、上側へスライド移動されており、該ストッパー部18の前記被係止部31が前記基部17の位置規制部24aに当接して位置規制されている。また、この状態では、該ストッパー部18の上端が前記基部17の立ち上がり部25にも当接している。このときのストッパー部18の位置は、安全ロック解除位置αであり、該ストッパー部18は前記操作レバー支持部材7の周縁部15Aに対して係止されていない。
そして、図8に示すように、前記コイルバネ16の付勢力に抗して前記操作レバー14の押圧部28を押しながら該操作レバー14を他側(下側)へ回動させてパイプ可動位置Uに位置させると、前記ロックピン21の先端部21cが前記ハンドルパイプ8の調節孔9から抜き出され、前記ハンドルパイプ8と前記ハンドルポスト3との距離を変更することでハンドル11の高さが調節可能となる。
また、図9に示すように、前記操作レバー14が前記パイプ固定位置Lに位置した状態で、前記ストッパー部18を下向きにスライド移動させると、該ストッパー部18は、所定位置で位置規制され、該ストッパー部18の下端部が該操作レバー支持部材7の周縁部15A上に臨んだ状態となる。具体的には、該ストッパー部18の前記被係止部31が、前記周縁部15Aの内周面で構成された位置決め部15Bに当接したところで該ストッパー部18は位置規制される。そして、このストッパー部18の位置が、該ストッパー部18の安全ロック位置βであり、図9bに示すように、該操作レバー14を他側(下側)へ回動させようとしても、該ストッパー部18の裏面が前記周縁部15A上端に当接することで該操作レバー14が該操作レバー支持部材7に係止され、パイプ可動位置U方向への回動が規制される。なお、前記ストッパー部18を下向きにスライド移動させる際は、該ストッパー部18に突設されている指掛け部30に指を掛けて、該ストッパー部18を押し下げればよい。
一方、前記操作レバー14を前記パイプ可動位置Uに位置させてハンドル11の高さ調節を行いたい場合は、まずストッパー部18を押し上げて安全ロック位置βから安全ロック解除位置αに移動させ(図7参照)、それから操作レバー14の押圧部28を押してパイプ固定位置Lからパイプ可動位置Uに回動させればよい。なお、該ストッパー部18を押し上げる際には、該ストッパー部18の押圧部28の下端を指で押し上げるようにしても構わない。
ところで、該ストッパー部18を安全ロック解除位置αから安全ロック位置βへスライド移動させようとする際には、まず該ストッパー部18を押しつける水平成分の力が加わる。ここで、本実施例の構成は、上述のように押圧部28と指掛け部30とが操作レバー14の回動軸12を基準として互いに反対側に配置されているため、ストッパー部18の操作時に該操作レバー14がパイプ可動位置U側へ回動することがない。
なお、本実施例の高さ調節機構1Aは、前記ストッパー部18を前記操作レバー14に取り付けた構造としたため、操作レバー14の誤動作を防止するための機構が大型化してしまうことがなくなり、ハンドル11の高さ調節可能な可動域を十分に確保することが可能となる。また、該ストッパー部18に指掛け部30が形成されていると、力の弱い使用者でも容易に該ストッパー部18を操作できると共に、該指掛け部30が使用者によって視認されることでロック操作等が迅速かつ容易に行える利点がある。さらに、ストッパー部18を上下方向に移動させる構成とし、しかも下方に移動させて安全ロック位置βとする構成としたため、歩行補助車1の走行中において不用意にストッパー部18が安全ロック解除位置αとなるおそれがなく、該操作レバー14が意図せずパイプ可動位置Uとなってしまうことを防止できる。
〔実施例2〕
なお、図10に示す高さ調節機構1Bのように、操作レバー14の押圧部28と、指掛け部30とを一体的に形成し、操作レバー14の回動軸12を基準として同じ側(下側)の端部27に押圧部28と指掛け部30とを設けてもよい。
〔実施例3〕
また、図11に示す高さ調節機構1Cのように、操作レバー14のストッパー部18を基部17に対して前後方向のピン35を中心にして左右方向に回動させながらスライド移動し、安全ロック解除位置α(図11a参照)と安全ロック位置β(図11b参照)との間で位置変換可能としても構わない。
また、本発明は上記実施例1〜3の構成に限定されるものではない。例えばハンドルパイプ8を外管として、ハンドルポスト3を該ハンドルパイプ8内へ挿入する内管とした構成でも構わない。また押圧部28は***形状である必要はなく、例えば平坦な非***形状であっても構わない。また、指掛け部30は突起形状である必要はなく、操作が良好であるならば例えば窪み形状であっても構わない。また、前記回動軸12に対する押圧部28と指掛け部30との配置は、上下逆であってもよい。また、押圧部28及び/又は指掛け部30が設けられていない構成も本発明に含まれる。また、ストッパー部18を位置決めするための位置決め部15B及び被係止部31の形状は、上記実施例に限定されず、適宜設計変更可能である。例えば、位置決め部15Bは操作レバー14の基部17に設けられた段差部であってもよい。
1 歩行補助車
1A〜1C 手押し車用ハンドルの高さ調節機構
3 ハンドルポスト
7 操作レバー支持部材
8 ハンドルパイプ
11 ハンドル
12 回動軸
14 操作レバー
15A 周縁部
15B 位置決め部
17 基部
18 ストッパー部
27 一端部
28 押圧部
29 他端部
30 指掛け部
31 被係止部
33 パイプ固定機構部
L パイプ固定位置
U パイプ可動位置
α 安全ロック解除位置
β 安全ロック位置

Claims (5)

  1. 上部にハンドルを有するハンドルパイプと、前記ハンドルパイプを支持するハンドルポストとが入れ子式に組み付けられ、前記ハンドルパイプと前記ハンドルポストとの距離を変更することで前記ハンドルの高さを調節可能とした手押し車用ハンドルの高さ調節機構であって、
    前記ハンドルパイプ及び前記ハンドルポストのうち外側に配置されている方に固定されている操作レバー支持部材と、
    前記操作レバー支持部材に回動軸を介して回動自在に取り付けられている操作レバーと、
    前記操作レバーが一側へ回動して所定のパイプ固定位置に位置すると、前記ハンドルポストに対して前記ハンドルパイプが固定され、前記操作レバーが他側へ回動して所定のパイプ可動位置に位置すると、該ハンドルポストに対して該ハンドルパイプが移動可能となるパイプ固定機構部と、
    を備えており、
    前記操作レバーは、
    前記回動軸が設けられている基部と、
    前記基部に対してスライド自在に取り付けられ、一側の安全ロック位置と他側の安全ロック解除位置との間で移動可能なストッパー部と、
    を有し、
    前記操作レバーが前記パイプ固定位置に位置した状態で前記ストッパー部が安全ロック位置に位置すると前記ストッパー部が前記操作レバー支持部材の周縁部に係止されて前記操作レバーがパイプ可動位置の方向へ回動することが規制され、
    前記操作レバーが前記パイプ固定位置に位置した状態で前記ストッパー部が安全ロック解除位置に位置すると前記ストッパー部が前記操作レバー支持部材の周縁部に対して係止されず、前記操作レバーはパイプ可動位置の方向へ回動自在となる
    ことを特徴とする手押し車用ハンドルの高さ調節機構。
  2. 前記ストッパー部の外周面には、該ストッパー部をスライド移動させるための指掛け部が設けられている
    請求項1に記載の手押し車用ハンドルの高さ調節機構。
  3. パイプ固定位置に位置する前記操作レバーの一端部に設けられた押圧部を押圧すると、前記操作レバーがパイプ可動位置の方向に回動する構成にあって、
    前記操作レバーの回動軸を基準として、前記ストッパー部の指掛け部は、前記操作レバーの他端部に設けられている
    請求項2に記載の手押し車用ハンドルの高さ調節機構。
  4. 前記操作レバーの回動軸が左右方向に定められ、前記押圧部が前記回動軸よりも下側に配置され、前記指掛け部が前記回動軸よりも上側に配置され、
    前記ストッパー部は、上下方向にスライド移動し、下向きに移動すると安全ロック位置に位置するように構成されている
    請求項3に記載の手押し車用ハンドルの高さ調節機構。
  5. 前記ストッパー部には、前記安全ロック位置に位置した際に、前記操作レバーの基部又は前記操作レバー支持部材に設けられている位置決め部に係止する被係止部が設けられている
    請求項4に記載の手押し車用ハンドルの高さ調節機構。
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