JP2012050721A - 昇降式椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】老人、身障者が座部の高さを容易に調整することができ、生産コストの低減化を図る昇降式椅子を提供すること。
【解決手段】支持体1の一対の下部前支脚3と下部後支脚4に沿って昇降する上部前支脚11と上部後支脚12を肘掛け板13により連結し、上部前支脚11と上部後支脚12を連結する水平杆に座部16を載置した可動体10と、可動体10の高さを調整する昇降装置を備え、昇降装置は、軸着したカム板に形成した水平溝にロッドを進退自在に収容し、内端をカム板に連結し外端は上部前支脚及び上部後支脚内に挿入し、上部前支脚11及び上部後支脚12内にロッドの軸方向に対し横方向に出没する可動ラックを設け、可動ラックを下部前支脚3及び下部後支脚4の縦溝に対設した固定ラックに係合させ、ロッドを前進させて外端を可動ラックに穿設したロック孔に嵌入することにより、可動体10を支持体1に固定し、座部16を所望の高さに調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、座部を座高に応じた高さに調整可能な昇降式椅子に関するものである。
特開2003−33245号、実用新案登録第3005679号の各公報に、座部の高さを調整することができる椅子が開示されている。
上記特開2003−33245号公報の昇降椅子は、座部と脚部を高さ規制が可能な左右一対のX字状のリンクよりなる昇降装置と、
後脚に取り付けられたラック部材に、座部に取り付けられ且つラック部材側に付勢されたロック部材と、このロック部材の操作レバーを備えた昇降操作装置とよりなり、
操作レバーを操作し、ロック部材をバネに抗し後退させてラック部材との係合を解除し、上記昇降装置により水平に保たれている座部を所定の高さに昇降させた後、操作レバーから手を離し、バネ力によりロック部材を前進させ、ラック部材に係合させて座部の高さを保持するものである。
即ち、この昇降椅子は、左右のX字状のリンク機構よりなる昇降装置により座部の水平状態を維持しながら、後部の昇降操作装置により座部の高さを調整するものであるから、構造が煩雑で、生産コストも高価となる。また座部を昇降させる場合、バネにより重くなっている昇降レバーから手を離すことができない。しかも操作レバーは、座部の後側に位置するため、椅子の後側に回って調整操作をしなければならない煩わしさがある。
上記実用新案登録第3005679号の椅子は、下部の脚に対して上部の脚を昇降させ、上部の脚に固定した座部の高さを調整するものであるが、脚部の長さを調整する度に複数のボルトを脱着しなければならないので、操作が面倒であり、老人、身障者向きではない。
特開2003−33245号公報 実用新案登録第3013962号公報
本発明は、老人も、また身障者も座部の高さを容易に調整することができ、しかも生産コストの低減化を図ることができる昇降式椅子を提供することを目的としている。
本発明に係る請求項1の昇降式椅子は、逆U字型の台盤の両端部に下部前支脚を樹立し、台盤の後部に下部後支脚を樹立し、左右一対の下部前支脚と下部後支脚の上端より夫々内側面に開口部を有する縦溝を形成した支持体と、
支持体における左右一対の下部前支脚と下部後支脚の各縦溝に沿って昇降する左右一対の上部前支脚と上部後支脚の上端を逆U字型の肘掛け板により連結し、左右一対の上部前支脚と上部後支脚との下端を、左右方向の水平杆と前後方向の水平杆とよりなる連結部材により連結し、この連結部材上に座部を載置した可動体と、
可動体を昇降させて座部の高さを調整する昇降装置とを備えた昇降式椅子であって、
上記昇降装置は、連結部材における左右方向の水平杆の中央部上面に、前向きの操作レバーを備えたカム板を回動自在に軸着し、このカム板の左右及び後側の水平杆の上面に水平溝を形成し、各水平溝に夫々ロッドを進退自在に収容してその内端をカム板に連結し、外端は夫々上部前支脚及び上部後支脚内に挿入し、このロッドに対応させて上部前支脚及び上部後支脚内に、ロッドの軸方向に対して横方向に出没する可動ラックを設け、この可動ラックを、下部前支脚及び下部後支脚の縦溝の内側面に対設した上下に長い固定ラックに、バネにより付勢して係合させ、この係合状態において、ロッドを前進させてその外端を可動ラックに穿設したロック孔に嵌入することにより、可動体を支持体に固定し、座部を所望の高さに調整することを特徴としている。
可動体が支持体に固定された状態において、座部の下側に前向きに突出している操作レバーによりカム板を回動させ、弧状の偏心スリットが移動すると、各水平杆上の水平溝内に収容した3本のロッドが後退してその外端が可動ラックのロック孔から離脱し、可動ラックはロック状態を解除される。そこで可動体を昇降させると、バネにより付勢された可動ラックが固定ラックに接しながら摺動し、可動ラックが固定ラックに係合する度に、ロック孔がロッドの前端に合致する。座部が所望の高さに達したとき、操作レバーによりカム板を逆回動させ、弧状の偏心スリットを逆移動させると、各ロッドが前進してその外端がロック孔に嵌入し、可動ラックはロック状態となり、上部前支脚は下部前支脚に、上部後支脚は下部後支脚に夫々固定され、支持体と可動体が一体となって、座部が所望の高さに保持される。
本発明に係る請求項1の昇降式椅子は、座部の下側に前向きに突出した操作レバーを操作して、3本のロッドを同時に後退させた後、操作レバーから手を離し、両手を使って可動体を昇降させて座部の高さを調整するものであるから、調整操作が容易であり、老人用、身障者用としても最適である。
またこの昇降式椅子は、昇降装置により、可動体をバランス良く昇降させ、座部の高さを調整するここができるので、特開2003−33245号公報のような左右一対のX字状のリンク機構は不要である。そのため、外観がシンプルであり、また低コストで生産することができるという効果がある。
本発明に係る昇降式椅子の実施形態を示す斜視図である。 同上縦断側面図である。 同上実施形態における昇降装置の横断面図である。 同上実施形態における昇降装置の縦断面図である。 同上昇降装置におけるカム板とロッドの連係状態を示す縦断面図である。 同上昇降装置における可動ラックのロック状態を示す縦断面図である。 同上横断面図である。 同上昇降装置のロック状態の斜視図である。
以下、本発明に係る昇降式椅子の実施形態を図1〜図8を参照して詳細に説明する。
符号1は木製の支持体であり、逆U字型の台盤2の両端部に下部前支脚3を樹立し、台盤2の後部に下部後支脚4を樹立し、この左右一対の下部前支脚3と下部後支脚4とを、左右方向の水平杆5aと前後方向の水平杆5bとよりなる逆T字型の連結部材5により連結し、且つ左右一対の下部前支脚3と下部後支脚4の上端より、上記連結部材5の上方位置まで、内側面に開口部6を有する縦溝7を形成している。この縦溝7は、一対の下部前支脚3と下部後支脚4の内側面より形成した切欠き部8内に、左右の突縁9aにより上記開口部6を形成したアルミニュウム製チャンネル(以下アルミ型材という)9を嵌着して構成している。
符号10は木製の可動体であり、上記支持体1における一対の下部前支脚3と下部後支脚4の各縦溝7に昇降自在に嵌入する左右一対の上部前支脚11と上部後支脚12の上端を平面逆U字型の肘掛け板13により連結し、肘掛け板13の後部及び上部後支脚12には背凭れ14を設けている。また上部前支脚11と上部後支脚12の下端は、左右方向の水平杆15a と前後方向の水平杆15b とよりなる逆T字型の連結部材15により連結し、この左右方向の水平杆15a と前後方向の水平杆15b 上に座部16を載置し、座部16の下面に設けた二股状の止め金具17を上記水平杆15a 、及び水平杆15b に着脱自在に嵌合している。
前記上部前支脚11と上部後支脚12は、夫々左右両側面に全長に亘ってスリット18を設け、このスリット18を前記縦溝7における左右の突縁9aに昇降自在に嵌合し、スリット18より外側部11a 12a を縦溝7内に嵌入し、スリット18より内側部11b 12b を下部前支脚3及び下部後支脚4の内側に突出させている。
符号19は昇降装置であり、連結部材15における水平杆15a の中央部に枢軸20により回動自在に軸着し、且つ外周部には、後記する3本のロッドを進退させる弧状の偏心スリット21、即ち先端が内側に傾斜した偏心スリット21を形成し、更に前端には前向きの操作レバー22を突設した円形のカム板23と、
左右方向の水平杆15a と前後方向の水平杆15b の上面に、カム板23を挟んで形成した左右の水平溝24内、及び後側の水平溝24内に、夫々進退自在に収容し、且つその内端に設けたピン25をカム板23の弧状の偏心スリット21に係合させ、外端を上部前支脚11、上部後支脚12の貫通孔26に挿入したロッド27と、
下部前支脚3と下部後支脚4とのアルミ型材9の内側面に固定したジュラコン(ポリプラスチックス株式会社の登録商標)製の縦長の固定ラック28と、
上部前支脚11と上部後支脚12の下部の切欠き29内に嵌着したジュラコン製のケース30内に、前記固定ラック28の方向に出没自在に嵌合し、且つ圧縮バネ31により付勢されて常に固定ラック28に係合しているジュラコン製の可動ラック32とよりなり、
上記可動ラック32には、固定ラック28との係合状態において、前記ロッド27に合致するロック孔33を形成している。このロック孔33の開口端には、テーパー面34を周設し、ロッド27がロック孔33に確実に嵌入するように構成している。
図1〜図4に示す木製の可動体10が木製の支持体1に固定された状態において、座部16の下側に前向きに突出している操作レバー22を図3に鎖線で示す位置まで回動させ、カム板24を回動させると、偏心スリット21の移動に伴ない3本のロッド27のピン25が内側に引かれ、各ロッド27が後退してその外端が可動ラック32のロック孔35から離脱する。このロック解除の状態において、肘掛け板13、或いは座部16を持って可動体10を昇降させると、圧縮バネ31により付勢された可動ラック32が固定ラック28に接しながら摺動し、固定ラック28に係合する度に、ロック孔33がロッド27の前端に合致する。座部16が所望の高さに達したとき、操作レバー22を図3の実線の位置に戻し、カム板23を逆回動させると、偏心スリット21の移動に伴ない3本のロッド27のピン25が外側に押され、各ロッド27が前進して外端がロック孔33に嵌入し、可動ラック32はロック状態となり、座部16が所望の高さに保持される。
上記実施形態の昇降式椅子は、操作レバー22によりロッド27を後退させた後、操作レバー22から手を離し、両手で可動体10を昇降させることができ、また可動体10は上部の前後支脚11,12のスリット18が、下部の前後支脚3,4のアルミ型材9の左右の突縁9aに案内されて軽快に摺動するため、昇降操作が極めて容易であり、一般用の椅子として、老人や身障者用の椅子として使用し得るものである。
1 支持体
2 台 盤
3 下部前支脚
4 下部後支脚
5 連結部材
7 縦 溝
10 可動体
11 上部前支脚
12 上部後支脚
13 肘掛け板
14 背凭れ
15 連結部材
16 座 部
17 止め金具
19 昇降装置
20 枢 軸
21 偏心スリット
22 操作レバー
23 カム板
24 水平溝
25 ピ ン
27 ロッド
28 固定ラック
30 ケース
31 圧縮バネ
32 可動ラック
33 ロック孔

Claims (1)

  1. 逆U字型の台盤の両端部に下部前支脚を樹立し、台盤の後部に下部後支脚を樹立し、左右一対の下部前支脚と下部後支脚の上端より夫々内側面に開口部を有する縦溝を形成した支持体と、
    支持体における左右一対の下部前支脚と下部後支脚の各縦溝に沿って昇降する左右一対の上部前支脚と上部後支脚の上端を逆U字型の肘掛け板により連結し、左右一対の上部前支脚と上部後支脚との下端を、左右方向の水平杆と前後方向の水平杆とよりなる連結部材により連結し、この連結部材上に座部を載置した可動体と、
    可動体を昇降させて座部の高さを調整する昇降装置とを備えた昇降式椅子であって、
    上記昇降装置は、連結部材における左右方向の水平杆の中央部上面に、前向きの操作レバーを備えたカム板を回動自在に軸着し、このカム板の左右及び後側の水平杆の上面に水平溝を形成し、各水平溝に夫々ロッドを進退自在に収容してその内端をカム板に連結し、外端は夫々上部前支脚及び上部後支脚内に挿入し、このロッドに対応させて上部前支脚及び上部後支脚内に、ロッドの軸方向に対して横方向に出没する可動ラックを設け、この可動ラックを、下部前支脚及び下部後支脚の縦溝の内側面に対設した上下に長い固定ラックに、バネにより付勢して係合させ、この係合状態において、ロッドを前進させてその外端を可動ラックに穿設したロック孔に嵌入することにより、可動体を支持体に固定し、座部を所望の高さに調整することを特徴とした昇降式椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015047334A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 株式会社ナナミ 昇降椅子
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