JP2015022419A - 隊列走行制御装置、隊列走行制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の課題は、車群同士の間に他の車両が割り込んできても、良好な隊列走行を維持することである。
《第1実施形態》
《構成》
同一車線上の複数の車両で隊列を形成して走行するために、先行車両との相対関係に応じて自車両の走行を制御する技術として、ACC(Adaptive Cruise Control)やCACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)等がある。先ずACCは、車両の前方に搭載したレーダを用いて、前方を走行する車両との車間距離を一定に保ち、必要に応じてドライバーへの警告を行うシステムである。一方、CACCは、車車間通信によって他車の加減速情報を共有することで、より的確な走行制御を行うシステムであり、ACCより短い車間距離での走行や、制御の遅れによるハンチング(車間の変動)の少ない安定した走行が可能となる。本実施形態では、CACCを利用した隊列走行を例に説明する。
図1は、隊列走行制御装置を示す概略構成図である。
本実施形態における隊列走行制御装置は、CACCスイッチ11と、車輪速センサ12と、周辺状況認識装置13と、通信装置14と、ナビゲーションシステム15と、コントローラ16と、を備える。
レーダ装置は、自車両前方に存在する前方物体までの距離、相対速度、及び方位を検出する。このレーダ装置は、フロントグリル内に設けられたミリ波レーダからなり、検出した各種データをコントローラ16に出力する。距離及び相対速度については、例えばFM‐CW(Frequency Modulation-Continuous Wave)方式を利用し、ドップラ効果による周波数差に応じて距離及び相対速度を検出し、方位については、例えばDBF(Digital Beam Forming)方式を利用し、複数のチャンネルで受信した反射波の位相差に応じて方位を検出する。
駆動力制御装置20は、回転駆動源の駆動力を制御する。例えば、回転駆動源がエンジンであれば、スロットルバルブの開度、燃料噴射量、点火時期などを調整することで、エンジン出力(回転数やエンジントルク)を制御する。回転駆動源がモータであれば、インバータを介してモータ出力(回転数やモータトルク)を制御する。
ブレーキ制御装置50は、各車輪の制動力を制御する。例えば、アンチスキッド制御(ABS)、トラクション制御(TCS)、スタビリティ制御(VDC:Vehicle Dynamics Control)等に用いられるブレーキアクチュエータにより、各車輪に設けられたホイールシリンダの液圧を制御する。
図2は、隊列走行制御処理を示すフローチャートである。
先ずステップS101では、各種データを読込む。
続くステップS102では、例えば非駆動輪(従動輪)の車輪速平均値を自車速Vsとして算出する。
続くステップS104では、目標車間時間Ttを実現するための第一の目標車間距離Dt1を、下記の数式に示すように、目標車間時間Tt、及び先行車両の車速Vaに応じて算出する。先行車両の車速Vaは、先行車両との相対速度Vrと自車速Vsとの差分によって算出する。
Dt1=Va×Tt
先ず、下記の数式に示すように、先行車両の車速Va、第一の目標車間距離Dt1と車間距離Drとの偏差ΔD(=Dt1−Dr)、及び先行車両との相対速度Vrに応じて、基礎目標車速Vb算出する。ここで、K1はVaに乗じるゲインであり、K2はΔDに乗じるゲインであり、K3はVrに乗じるゲインであり、f{ }は、K1×Va、K2×ΔD、及びK3×Vrに応じて基礎目標車速Vbを演算するための関数を表している。
Vb=f{K1×Va、K2×ΔD、K3×Vr}
そして、下記の数式に示すように、予め定めた伝達特性に従い、基準目標車速Vbに一次遅れ系のフィルタ処理を施すことにより、最終的な目標車速Vtを算出する。
Gt=f{Vs、Vt}
Gc1=f{Gt}×Ts
続くステップS110では、エンジントルク指令値に応じて駆動力制御装置20を駆動制御すると共に、ブレーキ液圧指令値に応じてブレーキ制御装置50を駆動制御してから所定のメインプログラムに復帰する。
上記が本実施形態の隊列走行制御処理である。
図3は、車群編成処理を示すフローチャートである。
先ずステップS121では、車群同士の間に対して隣接車線から他車両が割り込んできたことを判断する。ここでは、周辺状況認識装置13、及び通信装置14により、他車両の割り込みを判断する。例えば、後側の車群に属する先頭車両が、自車両の目の前(正面)に他車両が割り込んできたことを、レーダ装置やステレオカメラから判断する。そして、目の前に割り込まれた先頭車両は、自車両の目の前に他車両が割り込んできたことを、通信装置14を介して前側の車群に属する他の車両に伝達する。こうして、自車両が属する車群においては、通信装置14を介して自車両の属する車群の後に他車両が割り込んできたことを判断する。なお、自車両後方に存在する後方物体までの距離、相対速度、及び方位を検出するレーダ装置を搭載していれば、そのレーダ装置の検出結果に基づいて、自車両の後に他車両が割り込んできたことを判断してもよい。
ステップS123では、自車両の属する車群を再編成することなく、現在の車群を維持したまま所定のメインプログラムに復帰する。
続くステップS125では、他車両Aを加えた新たな車群に属する車両台数が予め定めた上限台数を上回っているか否かを判定する。上限台数は、例えば5台程度である。ここで、車群に属する車両台数が上限台数以下であるときには、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。一方、車群に属する車両台数が上限台数を上回っているときには、車群の分割が必要であると判断してステップS126に移行する。
上記が本実施形態の車群編成処理である。
次に、第1実施形態の作用について説明する。
本実施形態は、同一車線上の複数の車両で隊列を形成して走行するために、各車両が車間時間制御を実行する。
先ず、車群の中で、自車両が先頭車両であるか後続車両であるかに応じて目標車間時間Ttを設定し、自車両が先頭車両であるときには、後続車両であるときよりも長い目標車間時間Ttを設定する(ステップS103)。そして、この目標車間時間Ttを実現するための第一の目標車間距離Dt1を算出し(ステップS104)、この第一の目標車間距離Dt1を実現するための目標車速Vtを算出する(ステップS105)。
ここでは、片側二車線の道路で、左側の同一車線上を、2つの車群を編成して隊列走行している。前側の車群1には、5台の車両が属しており、車車間通信を介して、先頭車両から順に#1、#2、#3、#4、#5というIDを付与している。また、後側の車群2にも、5台の車両が属しており、車車間通信を介して、先頭車両から順に#1、#2、#3、#4、#5というIDを付与している。何れの車群においても、先頭車両を除く後続車両では、後続車両用の目標車間時間TtHによって車間時間制御が行われるが、後側の車群2において、その先頭車両では、先頭車両用の目標車間時間TtFによって車間時間制御が行われる。
この状態で、車群1と車群2との間に対して、右側の隣接車線から他車両Aが割り込んできたとする。このとき、割り込んできた他車両Aの扱いが問題となる。例えば、他車両Aを、後側の車群2に連結することが考えられる。しかしながら、他車両Aを車群2の先頭車両とすると、先頭車両用の目標車間時間TtHを実現しようと、他車両Aが減速するので、この減速が後側の車群2に伝播し、不安定になる可能性がある。また、他車両Aを1台だけの車群とし、車群1及び車群2は、そのままの編成を維持することも考えられるが、割り込みが発生する度に、新たな車群を形成していると、交通効率が低下してしまう。
そこで、車群1と車群2との間に対して隣接車線から他車両Aが割り込んできたときには(ステップS122の判定が“Yes”)、この他車両Aを前側の車群1に連結して再編成する(ステップS124)。
この再編成により、車群1には、6台の車両が属するようになり、先頭車両から順に#1、#2、#3、#4、#5、#6というIDを新たに付与する。すなわち、割り込んできた他車両Aには、#6というID番号を付与し、車群1へ加入する。このように、他車両Aを前側の車群1に連結し、車群1の最後尾車両としても、後続車両用の目標車間時間TtFを実現しようとするので、大きく減速することがない。したがって、他車両Aの減速が後側の車群2に伝播し、不安定になることを抑制できる。勿論、車群2に減速は求められるが、元の編成を維持したままであるため、先頭車両を#1の車両から他車両Aに切り替えて再編成する場合と比べれば、はるかに安定した隊列を維持することができる。
この再編成により、前側の車群1a及び後側の車群1bが編成される。車群1aには、3台の車両が属するようになり、先頭車両から順に#1、#2、#3というID番号を付与する。これらは、車群1の#1、#2、#3の車両である。また、車群1bにも、3台の車両が属するようになり、先頭車両から順に#1、#2、#3というID番号を付与する。これらは、車群1の#4、#5、#6の車両である。こうして、車群1aは、さらに2台の車両を連結可能となり、車群1bも、さらに2台の車両を連結可能となる。
このように、分割して再編成することにより、車群が長くなり過ぎることを抑制し、適度な車群長さを保った状態で、良好な隊列走行を維持することができる。
以上より、ステップS104〜S110の処理が「走行制御部」に対応し、ステップS122〜S127の処理が「車群編成部」に対応し、ステップS121の処理が「割り込み判断部」に対応する。また、CACCスイッチ11、ステップS103の処理が「目標車間時間設定部」に対応する。
《効果》
次に、第1実施形態における主要部の効果を記す。
(1)本実施形態に係る隊列走行制御装置は、同一車線上の複数の車両と隊列を形成して走行するものにおいて、先行車両に追従するために自車両の加減速度を制御する。そして、隊列内における複数の車両によって車群を編成し、車群同士の間に対して隣接車線から他車両が割り込んできたと判断したときに、他車両を前側の車群に連結して再編成する。
このように、車群同士の間に対して他車両が割り込んできたら、他車両を前側の車群に連結して再編成するので、他車両を後側の車群に連結しようとして後側の車群が不安定になる、といった事態を回避することができる。すなわち、後側の車群が不安定になることを抑制し、良好な隊列走行を維持することができる。
このように、上限台数を上回るときに、車群を分割して再編成することで、車群が長くなり過ぎることを抑制し、適度な車群長さを保った状態で、良好な隊列走行を維持することができる。
このように、予め定めた時間Tmが経過するまで待ち、それから隊列の分割を行うことで、安定した状態でスマートに再編成を行い、良好な隊列走行を維持することができる。
(4)本実施形態に係る隊列走行制御装置は、車群同士の車間距離が、車群内における各車両同士の車間距離よりも広くなるように、隊列内の各車両の加減速度を制御する。
このように、車群同士の車間距離を、車群内における各車両同士の車間距離よりも広くすることで、隣接車線を走行する他車両が容易に車線変更することができる。
このように、後続車両であるか先頭車両であるかに応じて目標車間時間Ttを設定することで、車群同士の車間距離を、車群内における各車両同士の車間距離よりも広くすることができる。
このように、車群同士の間に対して他車両が割り込んできたら、他車両を前側の車群に連結して再編成するので、他車両を後側の車群に連結しようとして後側の車群が不安定になる、といった事態を回避することができる。すなわち、後側の車群が不安定になることを抑制し、良好な隊列走行を維持することができる。
《構成》
本実施形態は、他車両Aと通信可能であるか否かを判断し、他車両Aと通信可能であると判断したときに、他車両Aで、車間時間制御、定速走行制御、及びマニュアル操作のうち、何れが行われているかを判断するものである。そして、その判断結果に応じて、他車両Aに割り込まれた後側の車群に属する先頭車両の目標車間時間Ttを設定するものである。
装置構成は、前述した第1実施形態と同様である。
ここでは、前述した第1実施形態におけるステップS103の処理を変更してあり、他のステップS101、S102、S104〜S110の処理については、前述した第1実施形態と同様であるため、共通部分については詳細な説明を省略する。
ステップS103では、自車両が隊列内の先頭車両であるか、又は後続車両であるか、つまりID番号が#1であるか、又はそれ以外であるかに応じて目標車間時間Ttを設定する。具体的には、自車両が先頭車両であるときには、車間時間設定スイッチによって設定された先頭車両用の目標車間時間TtHを目標車間時間Ttとして設定する。一方、自車両が後続車両であるときには、車間時間設定スイッチによって設定された後続車両用の目標車間時間TtFを目標車間時間Ttとして設定する。
図7は、目標車間時間Ttの設定に用いるテーブルである。
先ず、他車両Aと通信可能であり、且つ他車両Aで車間時間制御(CACC)が行われているときには、目標車間時間Ttを、車間時間設定スイッチの操作により設定された目標車間時間TtHに設定する。例えば1.8sec程度である。
また、他車両Aと通信不可能であるときには、目標車間時間Ttを予め定めた車間時間TNGに設定する。車間時間TNGは、車間時間TOFF(1.1sec程度)よりも大きく、且つ車間時間設定スイッチの操作により設定された先頭車両用の目標車間時間TtH(1.8sec程度)よりも小さな範囲で設定される。例えば1.2sec程度である。
上記が本実施形態の隊列走行制御処理である。
次に、第2実施形態の作用について説明する。
図8は、他車両Aに割り込まれた後側の車群について説明した図である。
ここでは、片側二車線の道路で、左側の同一車線上を、2つの車群を編成して隊列走行している。前側の車群1には、5台の車両が属しており、車車間通信を介して、先頭車両から順に#1、#2、#3、#4、#5というIDを付与している。また、後側の車群2にも、5台の車両が属しており、車車間通信を介して、先頭車両から順に#1、#2、#3、#4、#5というIDを付与している。何れの車群においても、先頭車両を除く後続車両では、後続車両用の目標車間時間TtHによって車間時間制御が行われる。Sかしながら、後側の車群2において、その先頭車両では、他車両Aとの通信の可否、及び他車両Aのシステム作動状況に応じて、目標車間時間Ttが設定され、この目標車間時間Ttによって車間時間制御が行われる。
一方、他車両AがCACC非搭載である等して、CACCが行われていないときには、目標車間時間Ttを、先頭車両用の目標車間時間TtHよりも短くしている。すなわち、目標車間時間TtHは、隊列に対して車線変更等の割り込みを許容するために、車群同士の間に意図的に設けたスペースであって、隊列走行に加入しない又は加入できない車両に対しては、それほどスペースを空ける必要がないからである。このように、他車両AでCACCが行われていないときには、目標車間時間Ttを目標車間時間TtHよりも短くすることで、交通効率の低下を抑制することができる。
このように、後側の車群2において、その先頭車両では、他車両Aとの通信の可否、及び他車両Aのシステム作動状況に応じて、目標車間時間Ttを設定することで、良好な隊列走行を維持することができる。
本実施形態において、その他、前述した第1実施形態と共通する部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
以上、目標車間時間Ttの設定に用いるテーブルが「目標車間時間設定部」に含まれる。
《効果》
次に、第2実施形態における主要部の効果を記す。
(1)本実施形態の隊列走行制御装置は、先ず他車両Aと通信可能であるか否かを判断する。そして、他車両Aと通信可能であると判断したときに、他車両Aとの通信により、他車両Aで、車間時間制御、定速走行制御、及びマニュアル操作のうち、何れが行われているかを判断する。そして、これらの判断結果に応じて、他車両に割り込まれた後側の車群に属する先頭車両の目標車間時間Ttを設定する。
このように、他車両Aが割り込んできた後側の車群2において、その先頭車両では、他車両Aとの通信の可否、及び他車両Aのシステム作動状況に応じて、目標車間時間Ttを設定することで、良好な隊列走行を維持することができる。
このように、他車両Aで車間時間制御以外が行われているときに、目標車間時間Ttを、先頭車両用の目標車間時間TtHよりも短くすることで、交通効率の低下を抑制することができる。
このように、他車両Aで定速走行制御が行われているときに、目標車間時間Ttを、後続車両用の目標車間時間TtFよりも長くすることで、適度な車間時間THWを確保しつつ、交通効率の低下を抑制することができる。
このように、他車両Aでマニュアル操作が行われているときには、定速走行制御が行われているときよりも、目標車間時間Ttを長くすることで、適度な車間時間THWを確保しつつ、交通効率の低下を抑制することができる。
このように、他車両Aと通信不可能であるときには、マニュアル操作が行われているときよりも、目標車間時間Ttを長くすることで、適度な車間時間THWを確保しつつ、交通効率の低下を抑制することができる。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。また、各実施形態は、任意に組み合わせて採用することができる。
12 車輪速センサ
13 周辺状況認識装置
14 通信装置
15 ナビゲーションシステム
16 コントローラ
20 駆動力制御装置
50 ブレーキ制御装置
Claims (11)
- 同一車線上の複数の車両と隊列を形成して走行する隊列走行制御装置において、
先行車両に追従するために自車両の加減速度を制御する走行制御部と、
前記隊列内における複数の車両によって車群を編成する車群編成部と、
前記車群編成部が編成した車群同士の間に対して隣接車線から他車両が割り込んできたことを判断する割り込み判断部と、を備え、
前記車群編成部は、
前記割り込み判断部で他車両が割り込んできたと判断したときに、前記他車両を前側の前記車群に連結して再編成することを特徴とする隊列走行制御装置。 - 前記車群編成部は、
前記他車両を連結することで、前記車群に属する車両台数が、予め定めた上限台数を上回る場合は、前記車群を分割して再編成することを特徴とする請求項1に記載の隊列走行制御装置。 - 前記車群編成部は、
前記他車両を連結してから予め定めた時間が経過したときに、前記車群を分割して再編成することを特徴とする請求項2に記載の隊列走行制御装置。 - 前記走行制御部は、
前記車群編成部で編成した車群同士の車間距離が、車群内における各車両同士の車間距離よりも広くなるように、自車両の加減速度を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の隊列走行制御装置。 - 先行車両に対する目標車間時間を設定する目標車間時間設定部を備え、
前記走行制御部は、
前記目標車間時間設定部で設定した目標車間時間を実現するために、自車両の加減速度を制御することにより車間時間制御を行い、
前記目標車間時間設定部は、
自車両が前記車群内の先頭車両を除く後続車両であるときには、予め定めた後続車両用目標車間時間を設定し、自車両が前記車群内の先頭車両であるときには、前記後続車両用目標車間時間よりも長い範囲で、予め定めた先頭車両用目標車間時間を設定することを特徴とする請求項4に記載の隊列走行制御装置。 - 予め定めた車速を維持するために、自車両の加減速度を制御することを定速走行制御と定義し、運転者が自らの加減速操作によって自車両の加減速度を調整することをマニュアル操作と定義し、
前記他車両と通信可能であるか否かを判断し、前記他車両と通信可能であると判断したときに、前記他車両との通信により、前記他車両で、前記車間時間制御、前記定速走行制御、及び前記マニュアル操作のうち、何れが行われているかを判断する他車両状態判断部と、を備え、
前記目標車間時間設定部は、
前記他車両に割り込まれた後側の前記車群に属する先頭車両の目標車間時間を、前記他車両状態判断部の判断結果に応じて設定することを特徴とする請求項5に記載の隊列走行制御装置。 - 前記目標車間時間設定部は、
前記他車両状態判断部が前記他車両で前記定速走行制御か前記マニュアル操作が行われていると判断したとき、又は前記他車両と通信不可能であると判断したときには、前記目標車間時間を、前記先頭車両用目標車間時間よりも短くすることを特徴とする請求項6に記載の隊列走行制御装置。 - 前記目標車間時間設定部は、
前記他車両状態判断部が前記他車両で前記定速走行制御が行われていると判断したときには、前記目標車間時間を、前記後続車両用目標車間時間よりも長くすることを特徴とする請求項7に記載の隊列走行制御装置。 - 前記目標車間時間設定部は、
前記他車両状態判断部が前記他車両で前記マニュアル操作が行われていると判断したときには、前記定速走行制御が行われていると判断したときよりも、前記目標車間時間を長くすることを特徴とする請求項7又は8に記載の隊列走行制御装置。 - 前記目標車間時間設定部は、
前記他車両状態判断部が前記他車両と通信不可能であると判断したときには、前記マニュアル操作が行われていると判断したときよりも、前記目標車間時間を長くすることを特徴とする請求項7〜9の何れか一項に記載の隊列走行制御装置。 - 同一車線上の複数の車両と隊列を形成して走行する際に、
先行車両に追従するために自車両の加減速度を制御し、
前記隊列内における複数の車両によって車群を編成し、前記車群同士の間に対して隣接車線から他車両が割り込んできたら、前記他車両を前側の前記車群に連結して再編成することを特徴とする隊列走行制御方法。
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