JP2015020731A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Kenji Hashimoto
賢志 橋元
謙人 廣畑
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謙人 廣畑
清二 石川
Seiji Ishikawa
清二 石川
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Abstract

【課題】タイヤ内面にタイヤ周方向に沿って貼付けられた部材を備える空気入りタイヤにおいて、手作業で部材の貼付け作業を行う場合の貼付け作業性を向上するための技術を提供することを目的とする。【解決手段】タイヤ内面に、タイヤ周方向に沿って配設された周方向部材4を備える空気入りタイヤにおいて、タイヤ内面に、タイヤ周方向に沿って延びる周方向突起5または溝が少なくとも1本で設けられてなり、周方向部材4が、周方向突起5または溝を基準としてタイヤ内面に貼り付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、タイヤ内面に周方向に沿って貼付けられた部材を備える空気入りタイヤの改良に関する。
一般に、リムに組んで車両に取り付けられた空気入りタイヤにおいては、車両の走行中にトレッド部表面が路面の凹凸に接触して振動することによって、タイヤ内腔に充填された空気の空洞共鳴が生ずる。この空洞共鳴は、いわゆるロードノイズの主たる原因であり、その共鳴周波数の多くは180〜300Hzの範囲内に存在する。ロードノイズが車室内に伝達されると、他の周波数帯域の騒音とは異なり、鋭く高いピーク値となるため、車室内の乗員にとって耳障りな騒音となる。
このようなタイヤの空洞共鳴を抑制してロードノイズを低減するために、タイヤ内面に不織布やスポンジ材などの吸音性を有する部材を配置して、この部材により空洞共鳴音を吸音することで低騒音化を図る技術が知られている。例えば、特許文献1では、タイヤ内面に不織布が固着されてなる空気入りタイヤが提案されている。これら不織布やスポンジ材のタイヤ内面への貼着方法としては、手作業または専用の貼り付け装置による方法があるが、手作業により貼着を行うことが一般的である。
特開2004−82387号公報(特許請求の範囲等)
上記部材をタイヤ内面に、タイヤ周方向に沿って貼り付ける場合、外観上、部材はタイヤ周方向にまっすぐ貼り付けられていることが望ましい。しかしながら、タイヤ内面にはタイヤ周方向に沿う目印がないため、作業に習熟していない作業者の場合、まっすぐに貼り付けることは困難であり、まっすぐに貼り付けられず貼付け位置がずれた際には貼り直しが必要となるため、製造歩留まりを低下させる原因となっていた。
そこで本発明の目的は、上記問題を解消して、タイヤ内面にタイヤ周方向に沿って貼付けられた部材を備える空気入りタイヤにおいて、手作業で部材の貼付け作業を行う場合の貼付け作業性を向上するための技術を提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、下記構成とすることにより上記問題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の空気入りタイヤは、タイヤ内面に、タイヤ周方向に沿って配設された周方向部材を備える空気入りタイヤにおいて、前記タイヤ内面に、タイヤ周方向に沿って延びる周方向突起または溝が少なくとも1本で設けられてなり、前記周方向部材が、該周方向突起または溝を基準として該タイヤ内面に貼り付けられていることを特徴とするものである。
本発明の空気入りタイヤは、好適には、タイヤ製造時の加硫工程において、生タイヤをタイヤ径方向内側から膨らませるブラダーを用いて加硫されてなるものであって、前記周方向突起または溝が、該ブラダーの外表面に設けられた周方向溝または突起により形成されたブラダーリッヂであることが好ましい。
本発明によれば、タイヤ内面にタイヤ周方向に沿って貼付けられた部材を備える空気入りタイヤにおいて、手作業で部材の貼付け作業を行う場合の貼付け作業性を向上することが可能となった。
本発明の空気入りタイヤの一例を示す幅方向断面図である。 (a)本発明の一例、(b)本発明の他の例、および、(c)従来例の、ブラダーリッヂの形成状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に、本発明の空気入りタイヤの一例を示す幅方向断面図を示す。図示する空気入りタイヤは、一対のビード部11と、そのタイヤ半径方向外側に連なる一対のサイドウォール部12と、一対のサイドウォール部12間に跨って延在するトレッド部13とからなる。図示するタイヤは、一対のビード部11内にそれぞれ埋設されたビードコア1間にトロイド状に延在する少なくとも1枚、図示例では1枚のカーカスプライからなるカーカス2を骨格とし、カーカス2のクラウン部タイヤ半径方向外側には、少なくとも1枚、通常は2枚以上、図示例では2枚のベルト3a,3bよりなるベルト層3が配置されている。
図示するように、本発明の空気入りタイヤは、タイヤ内面に、タイヤ周方向に沿って配設された周方向部材4を備えている。また、本発明のタイヤにおいては、タイヤ内面に、タイヤ周方向に沿って延びる周方向突起5が設けられており、周方向部材4が、この周方向突起5を基準としてタイヤ内面に貼り付けられている点に特徴がある。
このように、タイヤ内面に、タイヤ周方向の目印となる周方向突起5を設けたことで、この周方向突起5を、周方向部材4をタイヤ内面に貼り付ける作業を行う際の基準とすることができる。よって、作業に習熟していない作業者でも容易に周方向部材4をまっすぐ貼付けることが可能となり、周方向部材4の貼付け位置がずれる不良の発生を低減して、貼付け作業性を向上させることができる。また、この周方向突起5は、周方向溝であってもよい。
周方向突起5または溝は、周方向部材4をタイヤ内面に貼り付ける際の目印とすることができるものであればよいので、少なくとも1本で設ければよい。図示例では、周方向突起5が、周方向部材4のタイヤ幅方向外側近傍に片側1本ずつ、計2本で設けられているが、片側2本以上として、計3本以上で設けることもできる。また、周方向突起5または溝は、タイヤ内面の、周方向部材4の貼付け位置以外の箇所であれば、どのような位置に形成してもよいが、より貼付け作業性を向上する観点からは、図示するように、周方向部材4の貼付け位置の幅方向端部を規定する位置に設けることが好ましい。
周方向突起5または溝の形状については、特に制限はなく、例えば図示するような、断面略半円形状とすることができる。また、周方向突起5または溝は、タイヤの全周にわたり形成することが好ましいが、全周で連続的につながっていても、または、部分的に破線状となってつながっていなくてもよい。さらに、周方向突起5または溝の寸法としては、目印にできる程度の大きさであればよく、特に制限はないが、例えば、幅は0.5mm〜3mm程度、突起の場合の高さは0.5mm〜3mm、溝の場合の深さは0.5mm以下とすることができる。
本発明において、タイヤ内面に貼付ける周方向部材4としては、不織布やスポンジ等の吸音性を有する材料よりなる吸音材などを挙げることができる。周方向部材4として吸音材をタイヤ内面に貼付けることで、タイヤの空洞共鳴を低減して、ロードノイズの低減を図る効果を得ることができる。ここで、本発明において不織布とは、繊維を織ることなく結合させた素材をいい、例えば、レーヨンやアラミド等の有機繊維、および、ガラスやカーボン等の無機繊維などからなるものを用いることができる。また、本発明においてスポンジとは、人工または天然のいわゆる多孔構造体をいい、例えば、ゴムや合成樹脂を発泡させてなるいわゆる合成スポンジの他、動物性または植物性のいわゆる天然スポンジを用いることができる。
本発明の空気入りタイヤは、タイヤ製造時の加硫工程において、生タイヤをタイヤ径方向内側から膨らませるタイヤ加硫用のブラダーを用いて加硫することにより、製造することができる。すなわち、かかるブラダーの外表面に、上記周方向突起5または溝に対応する周方向溝または突起を設けておくことで、加硫に伴いこの周方向溝または突起がタイヤ内面に転写されて、ブラダーリッヂとしての周方向突起5または溝が形成されることになる。よって、本発明の空気入りタイヤは、加硫時に用いるブラダーの外表面に所定の周方向溝または突起を設けておくのみで、通常のタイヤ製造工程により、容易に製造することが可能である。
ここで、加硫時に用いるブラダーには、通常、ブラダーとタイヤとの間に存在するエアを抜く目的で、タイヤのトレッド部13からビード部11までに対応する領域に、タイヤ幅方向に対し傾斜する方向に延びるエア抜き溝が設けられている。図2(c)に、このエア抜き溝により加硫後のタイヤ内面に形成される従来のブラダーリッヂ6を示す。これに対し本発明の一例のタイヤは、図2(a)に示すように、タイヤ内面に、従来のブラダーリッヂ6に加えて、周方向溝により形成されるブラダーリッヂとしての周方向突起5を有している。また、本発明のタイヤにおいては、周方向部材4の貼付け領域の幅によっては、図2(b)に示すように、従来のブラダーリッヂ6と周方向突起5とが、交差していてもよい。なお、図2(b)のように、従来のブラダーリッヂ6と周方向突起5とを交差させて、すなわち、エア抜き溝と周方向溝と交差させて形成した場合、図2(a)のように交差させない場合よりも、加硫時のエア抜け性についても向上することができる。
本発明のタイヤにおいては、上記周方向部材4および周方向突起5または溝を備える点のみが重要であり、それ以外の点については特に制限されず、常法に従い適宜構成することが可能である。例えば、本発明のタイヤにおいて、トレッド部13の表面には適宜トレッドパターンが形成されており、最内層にはインナーライナー(図示せず)が形成されている。さらに、本発明のタイヤにおいて、タイヤ内に充填する気体としては、通常の、若しくは、酸素分圧を変えた空気、または、窒素等の不活性ガスを用いることができる。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
<実施例>
図1に示すような、タイヤ内面に、タイヤ周方向に沿って配設された周方向部材を備える空気入りタイヤを、加硫後のタイヤのタイヤ内面に、周方向部材を貼付けることによって作製した。タイヤ内面には、タイヤ製造時の加硫工程において、生タイヤをタイヤ径方向内側から膨らませるブラダーを用いて加硫する際に、使用するブラダーの外表面に周方向溝を設けておくことで、図1,図2(a)に示すように、ブラダーリッヂとしての2本の周方向突起が、タイヤ周方向に沿って形成されていた。周方向突起の寸法は、幅1mm、高さ0.5mmとした。
<従来例>
ブラダーリッヂとして、図2(c)に示すように、従来のエア抜き用のブラダーリッヂのみを形成した以外は実施例と同様にして、タイヤ内面に、タイヤ周方向に沿って配設された周方向部材を備える空気入りタイヤを、加硫後のタイヤのタイヤ内面に、周方向部材を貼付けることによって作製した。
結果として、実施例においては、2本の周方向突起を基準としてタイヤ内面に周方向部材を貼り付けることで、従来例の場合と比較して貼付け不良の発生率が低減して、作業性が向上することが確かめられた。
1 ビードコア
2 カーカス
3 ベルト層
4 周方向部材
5 周方向突起
6 ブラダーリッヂ
11 ビード部
12 サイドウォール部
13 トレッド部

Claims (2)

  1. タイヤ内面に、タイヤ周方向に沿って配設された周方向部材を備える空気入りタイヤにおいて、
    前記タイヤ内面に、タイヤ周方向に沿って延びる周方向突起または溝が少なくとも1本で設けられてなり、前記周方向部材が、該周方向突起または溝を基準として該タイヤ内面に貼り付けられていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. タイヤ製造時の加硫工程において、生タイヤをタイヤ径方向内側から膨らませるブラダーを用いて加硫されてなり、前記周方向突起または溝が、該ブラダーの外表面に設けられた周方向溝または突起により形成されたブラダーリッヂである請求項1記載の空気入りタイヤ。
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