JP2015019118A - 撮像装置、撮像システムおよび撮像装置の制御プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像システムおよび撮像装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】独立した複数の撮像装置を用いて動画像データとしての3D画像データを取得する場合、対応するフレームごとの露光タイミングの同期が取れていないと、被写体像にずれが生じた見苦しい3D画像となることがある。
【解決手段】撮像装置は、動画撮影処理を制御する制御部と、制御部が動画撮影処理を実行している間に他の装置から動画撮影処理に関する同期信号を受信する受信部とを備え、制御部は、受信部が受信した同期信号に基づいて動画撮影処理を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置、撮像システムおよび撮像装置の制御プログラムに関する。
3D画像を撮影する撮像装置が多く提案されている。例えば、通常は2D画像を撮影する単眼カメラに対して追加用の撮像ユニットをジョイントさせることにより、同時撮影を実行して3D画像データを取得する撮像装置が知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開平11−355624号公報
独立した複数の撮像装置を用いて動画像データとしての3D画像データを取得する場合、対応するフレームごとの露光タイミングの同期が取れていないと、被写体像にずれが生じた見苦しい3D画像となることがある。
本発明の第1の態様における撮像装置は、動画撮影処理を制御する制御部と、制御部が動画撮影処理を実行している間に他の装置から動画撮影処理に関する同期信号を受信する受信部とを備え、制御部は、受信部が受信した同期信号に基づいて動画撮影処理を制御する。
本発明の第2の態様における撮像装置は、他の装置における動画撮影処理を制御する制御部が動画撮影処理を実行している間に動画撮影処理に関する同期信号を他の装置へ送信する送信部を備える。
本発明の第3の態様における第1撮像装置と第2撮像装置を含む撮像システムは、第1撮像装置が、動画撮影処理に用いる同期信号を生成する同期信号生成部と、同期信号を第2撮像装置へ送信する送信部とを備え、第2撮像装置が、同期信号を受信する受信部と、同期信号に基づいて動画撮影処理を制御する制御部とを備える。
本発明の第4の態様における撮像装置の制御プログラムは、動画撮影処理を実行している間に他の装置から動画撮影処理に関する同期信号を受信する受信ステップと、受信ステップで受信した同期信号に基づいて動画撮影処理を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
同期撮影の概念を説明するための撮影風景の図である。 第1の実施形態に係る撮像システムの構成を示すブロック図である。 同期撮影の一連の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る撮影動作処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る撮像システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る撮影動作処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る撮像システムの構成を示すブロック図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、同期撮影の概念を説明するための撮影風景の図である。本実施形態においては、複数台の撮像装置を並べて動画撮影するシステムを想定する。それぞれの撮像装置は、単体でも動画撮影を行うことができる、動画撮影機能を備えたデジタルカメラ、携帯電話、デジタルビデオカメラ等である。以下の実施形態においては、動画撮影機能を備えたデジタルカメラを例に説明する。
デジタルカメラ100およびデジタルカメラ200は、それぞれ三脚810に固定されて、シーン900の方向に向けられている。デジタルカメラ100とデジタルカメラ200のぞれぞれは、互いにタイミングを合わせて動画撮影を実行することにより、立体視を実現する3D映像の素材としての動画ファイルを生成する。このとき、デジタルカメラ100とデジタルカメラ200の設置間隔は、3D映像における基線長に比例し、それぞれのレンズの光軸の交差角は、3D映像における輻輳角に相当する。このように設置されたデジタルカメラ100およびデジタルカメラ200が、図示するようなシーン900に対して撮影を行うと、再生される3D映像は、それぞれの被写体距離に応じた奥行き感をもって観察される。
3D映像データは、デジタルカメラ100が生成した動画ファイルとデジタルカメラ200が生成した動画ファイルが、PC等の外部画像処理装置により処理されて、例えばH.264/MVCフォーマットとして再構成される。3D映像データを生成するためには、デジタルカメラ100が生成する動画ファイルの各フレームと、デジタルカメラ200が生成する動画ファイルの各フレームが、互いに同期していることが望ましい。本実施形態においては、デジタルカメラ100とデジタルカメラ200は、互いにケーブル800で接続されており、これを用いてフレーム間の同期を図る。
図2は、第1の実施形態に係る撮像システムの構成を示すブロック図である。撮像システムは、ケーブル800によって互いに接続されたマスターカメラとしてのデジタルカメラ100とスレーブカメラとしてのデジタルカメラ200によって構成される。デジタルカメラ100とデジタルカメラ200は、同一機種のカメラであることが好ましいが、互いに異なる機種であっても以下に説明する同期機構を備えるのであれば問題ない。異なる機種であることに起因する機能等の差異が及ぼす影響については、後述する撮影前処理によって対処する。
まず、デジタルカメラ100について説明する。デジタルカメラ100は、撮像素子102で受光した被写体像を、静止画像データまたは動画像データとして記録、出力できる。本実施形態においては、主に動画像データの生成、出力に関して詳細に説明する。
デジタルカメラ100は光学系101を備える。光学系101は、ズームレンズ、フォーカスレンズ等により構成される。被写体光は光軸に沿って光学系101に入射し、撮像素子102の受光面に被写体像として結像する。
撮像素子102は、被写体像である光学像を光電変換する素子であり、CCDセンサ、CMOSセンサ等が用いられる。撮像素子102は、撮影制御部111によって駆動されて、画像信号を出力する。画像信号は、ゲインコントロール、ノイズ除去などのアナログ処理が施された後にデジタル化されて、内部メモリ103で一旦記憶される。これらの処理は、撮像素子102に組み込まれた処理回路、または、別途設けられたAFE、DFEなどの専用回路で実行される。
内部メモリ103へ記憶された画像信号は、画像処理部107へ順次読み出される。画像処理部107は、読み出した画像信号にホワイトバランス処理、ガンマ処理、補間処理等の画像処理を施してフレーム画像とし、選択されたフレームレートにより動画像データとして記録媒体、表示装置等へ出力する。
内部メモリ103は、高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリであり、例えばDRAM、SRAMなどが用いられる。内部メモリ103は、画像処理部107が行う画像処理等において、ワークメモリとしての役割も担う。
デジタルカメラ100は、上記の画像処理における各々の要素も含めて、システム制御部109により直接的または間接的に制御される。システム制御部109は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであるシステムメモリ110を備えている。システムメモリ110は、EEPROM(登録商標)等により構成される。システムメモリ110は、デジタルカメラ100の動作時に必要な定数、変数、プログラム等を、デジタルカメラ100の非動作時にも失われないよう記録している。システム制御部109は、これらの定数、変数、プログラム等を適宜内部メモリ103に展開して、デジタルカメラ100の制御に利用する。
画像処理部107から出力された動画像データは、表示制御部104の制御に従って、液晶パネル等により構成される表示部105で表示され得る。また、表示制御部104は、動画像データの表示と共に、もしくは動画像データを表示することなく、デジタルカメラ100の各種設定に関する様々なメニュー項目を、表示部105に表示することができる。
メモリIF108は、メモリカード190と接続するインタフェースである。メモリIF108は、メモリカード190を装着するカードスロットを備える。メモリカード190としては、例えばフラッシュメモリが利用される。なお、生成された動画像データは、外部機器の記録媒体、表示装置等へ出力することもできる。この場合、メモリIF108は、PCと通信するLANユニット、TVモニタ等と接続するHDMI端子等の接続部を含む。
デジタルカメラ100は、ユーザからの操作を受け付ける操作部材106を備えている。システム制御部109は、操作部材106が操作されたことを検知する。システム制御部109は、検出された操作に応じた動作を実行する。例えば、操作部材106としてのレリーズボタンが操作されたことを検知したときには、システム制御部109は、被写体像を光電変換して動画像データを生成する一連の撮影動作を実行する。
撮影制御部111は、システム制御部109とホットラインで接続されて、システム制御部109によって制御される。撮影制御部111は、クロック信号を生成するタイミングジェネレータ112を含む。撮影制御部111は、このクロック信号を分周して、撮像素子102の電荷読み出しにおける一ライン分の水平同期に用いるHD同期信号と、一フレーム分の垂直同期に用いるVD同期信号を生成する。
動画像データとして単位時間当たりに何フレームを出力するか、すなわち動画出力のフレームレートに対しては、数種類の規格が制定されている。代表的なものとして、NTSC系(29.97Hz、59.94Hz)、PAL系(25Hz、50Hz)、その他(23.976Hz)のフレームレートが挙げられる。撮影制御部111は、システム制御部109によって設定されたフレームレートに即したHD同期信号とVD同期信号を生成する。
デジタルカメラ100が単体として、またはマスターカメラとして利用される場合には、撮影制御部111は、HDラインを介してHD同期信号を、VDラインを介してVD同期信号を撮像素子102へ供給する。このとき、VDラインに介在して設けられているVDスイッチ113は、撮影制御部111の制御によって閉状態にされる。デジタルカメラ100がスレーブカメラとして利用される場合には、VDスイッチ113は、撮影制御部111の制御によって開状態にされ、撮影制御部111から撮像素子102へのVD同期信号の供給は停止される。
撮影制御部111は、撮像素子102との間で制御ラインを介して、同期信号以外の制御信号の授受を行う。制御ラインは、例えば、撮像素子102がVD同期信号に同期して画像信号を出力した旨を示すVDACK信号を、撮像素子102から撮影制御部111へ伝送する。また、撮像素子102が間引き出力を行う場合に、出力ライン等を指定する指定信号を、撮影制御部111から撮像素子102へ伝送する。
デジタルカメラ100は、同期機構を実現する機能部品として外部接続IF114を備える。外部接続IF114は、主な端子としてVD同期信号等を伝送するファンクションラインを接続するファンクション端子、レリーズ信号を伝送するレリーズ信号ラインを接続するレリーズ端子、電源起動信号を伝送する電源起動信号ラインを接続する電源起動端子、データ信号を送信するデータ送信ラインを接続するTX端子、およびデータ信号を受信するデータ受信ラインを接続するRX端子を有する。
ファンクション端子に接続されるファンクションラインは、デジタルカメラ100の内部で第1ラインと第2ラインに分岐される。第1ラインは、 システム制御部109と接続される。第2ラインは、VDスイッチ113と撮像素子102の間のVDラインに接続される。分岐点にはファンクションスイッチ115が設けられており、 システム制御部109は、ファンクションスイッチ115により、ファンクションラインを第1ラインと接続するか第2ラインと接続するかを制御する。すなわち、ファンクションラインは、第1ラインおよび第2ラインに対して選択的に接続される。
デジタルカメラ200の構成もデジタルカメラ100と同様である。デジタルカメラ200は、デジタルカメラ100の光学系101、撮像素子102、内部メモリ103、表示制御部104、表示部105、操作部材106、画像処理部107、メモリIF108に対応して光学系201、撮像素子202、内部メモリ203、表示制御部204、表示部205、操作部材206、画像処理部207、メモリIF208を備える。また、システム制御部109、システムメモリ110、撮影制御部111、タイミングジェネレータ112、VDスイッチ113、外部接続IF114、ファンクションスイッチ115に対応して、システム制御部209、システムメモリ210、撮影制御部211、タイミングジェネレータ212、VDスイッチ213、外部接続IF214、ファンクションスイッチ215を備える。また、メモリIF208には、メモリカード290が接続される。また、各構成の機能、役割も同様である。
デジタルカメラ100とデジタルカメラ200がケーブル800によって接続されて、同期撮影を実行する場合について説明する。デジタルカメラ100とデジタルカメラ200がケーブル800によって接続された状態で、デジタルカメラ100の電源がONにされると、システム制御部109は、デジタルカメラ100を起動すると共に、電源起動信号ラインを介してシステム制御部209へ電源起動信号を送信する。システム制御部209は、電源起動信号を受信すると、電源をONにしてデジタルカメラ200を起動する。なお、デジタルカメラ200は、電源OFFの状態でも電源起動信号を受信する回路には通電を継続している。
システム制御部109は、ファンクションスイッチ115を第1ライン側に接続させる。また、システム制御部209も、ファンクションスイッチ215を第1ライン側に接続させる。そして、システム制御部109は、ファンクションラインを介してシステム制御部209へMS信号を送信すると共に、デジタルカメラ100をマスターカメラとして規定する。システム制御部209は、MS信号を受信すると、デジタルカメラ200をスレーブカメラとして規定する。
ケーブル800において、デジタルカメラ100のTX端子は、デジタルカメラ200のRX端子と接続されており、デジタルカメラ100のRX端子は、デジタルカメラ200のTX端子と接続されている。システム制御部109とシステム制御部209は、撮影前処理としてカメラ機能、撮影条件等に関する情報の授受を、データ送信ラインおよびデータ受信ラインを介して実行する。詳細については後述する。
デジタルカメラ100の操作部材106としてのレリーズボタンが押し下げられたことを検知すると、システム制御部109は、レリーズ信号ラインを介して撮影開始信号であるレリーズ信号をシステム制御部209へ送信する。続けて、システム制御部109は、VDスイッチ113を閉状態に移行させると共に、ファンクションスイッチ115を第2ライン側へ接続する。システム制御部209は、レリーズ信号を受信すると、VDスイッチ213を開状態に移行させると共に、ファンクションスイッチ215を第2ライン側へ接続する。
この動作により、マスターカメラであるデジタルカメラ100は、自身の撮影制御部111から供給されるVD同期信号により撮像素子102の電荷読み出しにおける垂直同期を実現する。同時に、スレーブカメラであるデジタルカメラ200は、デジタルカメラ100の撮影制御部111からファンクションラインを介して供給されるVD同期信号により撮像素子202の電荷読み出しにおける垂直同期を実現する。すなわち、撮像素子102の電荷読み出しにおける垂直同期も、撮像素子202の電荷読み出しにおける垂直同期も、撮影制御部111で生成される同一のVD同期信号により実行される。したがって、デジタルカメラ100で撮影される各フレームとデジタルカメラ200で撮影される各フレームとは、互いにタイミングが一致する。
なお、本実施形態においては電荷読み出しにおける一ライン分の水平同期に用いるHD同期信号は、それぞれ自身の撮影制御部で生成されるHD同期信号である。しかし、外部接続IF114、214の転送速度等が確保できるのであれば、HD同期信号についても、マスターカメラからスレーブカメラへ転送して共有化を図っても良い。
次に、同期撮影の一連の処理を説明する。図3は、同期撮影の一連の処理を示すフローチャートである。フローは、デジタルカメラ100の電源がONにされた時点から開始される。なお、図のフローでは、受信については特にステップとして明示していないが、送り手側から送信した信号は、受け手側で受信されることとする。また、図のフローは、すべての処理を表すのではなく、それぞれの処理に付随する処理を行う場合もある。
デジタルカメラ100の電源がONにされると、システム制御部109は、ステップS101で、上述のようにデジタルカメラ100を起動すると共に、電源起動信号をシステム制御部209へ送信する。続いてステップS102で、MS信号をシステム制御部209へ送信して、デジタルカメラ100をマスターカメラとする起動動作を完了させる。
この間、システム制御部209は、システム制御部109から電源起動信号を受信してデジタルカメラ200の電源をONにする。そして、MS信号をシステム制御部109から受信して、ステップS201で、デジタルカメラ200をスレーブカメラとする起動動作を完了させる。
それぞれのデジタルカメラで起動動作が完了すると、続いて撮影前処理を実行する。撮影前処理は、デジタルカメラ100とデジタルカメラ200のそれぞれの機能、設定されている撮影条件等の差異により生じる画像間の非対応を防ぎ、立体視を実現する3D映像の素材として互いに対応した動画ファイルを生成するための処理である。
マスターカメラであるデジタルカメラ100のシステム制御部109は、ステップS103で、データ送信ラインを介して動画撮影に関する撮影条件をシステム制御部209へ送信する。動画撮影に関する撮影条件は様々な項目を含む。例えば、光学系101における現在の焦点距離、被写界に対するフォーカスポイント、設定されているフレームレート、絞り値、ホワイトバランス、ISO感度、圧縮レート、測光方式を含む。
スレーブカメラであるデジタルカメラ200のシステム制御部209は、ステップS202で、データ受信ライン(デジタルカメラ100側からはデータ送信ラインに相当する)を介してデジタルカメラ100の撮影条件を取得する。そして、取得した撮影条件を受け入れて、デジタルカメラ200に同様の撮影条件を設定できるか否かを判断する。例えば、デジタルカメラ100での光学系101の焦点距離が135mmに設定されている場合に、デジタルカメラ200の光学系201においてパワーズームにより変更できる焦点距離の範囲が28mm−120mmであれば、システム制御部209は受け入れ不可能と判断する。あるいは、デジタルカメラ100のフレームレートが23.976Hzに設定されている場合に、デジタルカメラ200が当該フレームレートをサポートしていなければ、システム制御部209は受け入れ不可能と判断する。
システム制御部209は、取得した撮影条件が受け入れ可能であると判断した場合にはステップS205へ進み、デジタルカメラ200の撮影条件を取得した撮影条件に一致させる設定処理を実行する。例えば、受け入れた撮影条件としての焦点距離が90mmであれば、パワーズームを駆動して光学系201の焦点距離を90mmに変更する。
システム制御部209は、取得した撮影条件が受け入れ不可能であると判断した場合にはステップS203へ進む。システム制御部209は、ステップS203で、取得した撮影条件に対して、受け入れ可能なパラメータ値に変更した変更希望条件を生成する。このとき、受け入れ可能なパラメータ値は、取得した撮影条件の当該パラメータ値に最も近い値を採用する。上記の例において撮影条件としての焦点距離が135mmであった場合、受け入れ可能な焦点距離として120mmを採用する。システム制御部209は、データ送信ライン(デジタルカメラ100側からはデータ受信ラインに相当する)を介して変更希望条件をシステム制御部109へ送信する。
デジタルカメラ100のシステム制御部109は、ステップS104で、ステップS103における撮影条件の送信から一定時間の間、システム制御部209からの変更希望条件の受信待ちを行う。変更希望条件を受信しない場合は、システム制御部109は、デジタルカメラ200がステップS103の撮影条件を受け入れたと判断してステップS108へ進む。変更希望条件を受信した場合は、システム制御部109は、ステップS105へ進み、当該変更希望条件がデジタルカメラ100で受け入れることができるか否かを判断する。
ステップS105におけるシステム制御部109の判断は、ステップS202におけるシステム制御部209の判断と同様である。すなわち、システム制御部109は、システム制御部209が示した変更希望条件が、デジタルカメラ100における機能等の範囲内であって設定可能であるか否かを判断する。システム制御部109は、ステップS105でシステム制御部209からの変更希望条件を受け入れ可能と判断したら、ステップS107へ進み、当該変更希望条件をこれから実行する動画撮影の撮影条件として再度システム制御部209へ送信する。システム制御部209からの変更希望条件を受け入れ不可能と判断したら、ステップS106へ進み、同期撮影の停止を指示する停止指令を送信する。すなわち、以後の同期撮影を実行しない旨の指令をシステム制御部209へ送信する。システム制御部109は、停止指令を送信したら一連の同期撮影処理を終了させる。
システム制御部209は、ステップS203で変更希望条件を送信した後、システム制御部109からの返信を待つ。そして、ステップS204で、停止指令を受信したか、または、変更希望条件に即した新たな撮影条件を受信したかを判断する。システム制御部209は、停止指令を受信した場合は、一連の同期撮影処理を終了させる。新たな撮影条件を受信した場合は、ステップS205へ進む。
デジタルカメラ100のシステム制御部109は、ステップS108で、上記の処理によってデジタルカメラ200との間で擦り合わされた撮影条件をデジタルカメラ100へ適用する。そしてステップS109へ進み、ユーザのレリーズボタン操作による撮影開始指示があるまで待機する。同様に、デジタルカメラ200のシステム制御部209は、ステップS205で、デジタルカメラ100との間で擦り合わされた撮影条件をデジタルカメラ200へ適用する。そして、ステップS206へ進み、システム制御部109から撮影開始信号であるレリーズ信号が送信されてくるまで待機する。すなわち、デジタルカメラ100とデジタルカメラ200は、互いに撮影条件が一致した状態で撮影処理の開始を待つ。
デジタルカメラ100のシステム制御部109は、ステップS109で撮影開始の指示を受け付けたら、ステップS110へ進み、撮影開始信号としてレリーズ信号を、レリーズ信号ラインを介してシステム制御部209へ送信する。そして、ステップS111で撮影動作処理を実行して一連の同期撮影処理を終了する。デジタルカメラ200のシステム制御部209は、ステップS206でシステム制御部109から撮影開始信号を受信したら、ステップS207へ進み、撮影動作処理を実行して一連の同期撮影処理を終了する。
図4は、第1の実施形態に係るステップS111の撮影動作処理を示すフローチャートである。図4のフローも図3のフローと同様に、受信については特にステップとして明示していないが、送り手側から送信した信号は、受け手側で受信されることとする。また、図のフローは、すべての処理を表すのではなく、それぞれの処理に付随する処理を行う場合もある。
マスターカメラであるデジタルカメラ100のシステム制御部109は、ステップS131で、VD同期信号を送信する準備として送信接続処理を実行する。具体的には、システム制御部109は、撮影制御部111を介してVDスイッチ113を閉状態に移行させると共に、ファンクションスイッチ115を第2ライン側へ接続する。スレーブカメラであるデジタルカメラ200のシステム制御部209は、ステップS231で、VD同期信号を受信する準備として受信接続処理を実行する。具体的には、システム制御部209は、撮影制御部211を介してVDスイッチ213を開状態に移行させると共に、ファンクションスイッチ215を第2ライン側へ接続する。
システム制御部109は、ステップS231のシステム制御部209によるVD同期信号の受信準備が完了した後に、ステップS132で、撮影制御部111へ送信開始指示を与えることにより、VD同期信号の送信を開始する。VD同期信号は、撮影制御部111によって連続的に生成されるので、ステップS132でVD同期信号の送信が開始されると、後のステップS138においてシステム制御部109から送信終了指示があるまでは、継続的に撮像素子202へ供給される。これにより、撮像素子102も撮像素子202も、上述の接続状態が維持されている間は、撮影制御部111によって生成されたVD同期信号に同期して以下のフレーム処理を実行する。
デジタルカメラ100のシステム制御部109および撮影制御部111は、ステップS133で、撮影制御部111のVD同期信号に同期しつつ、協働して逐次生成されるフレームの処理を実行する。フレーム処理が継続される間は、ステップS134からステップS137のチェックが定期的に実行される。
ステップS134においてシステム制御部109は、フレーム処理に抜けまたは重複が発生したか否かを判断する。画像処理部107は、バッファーメモリとして用いる内部メモリ103の余裕量等に起因して、取得したフレームの一部を抜いて(破棄して)、あるいは、同一のフレームを重複させて(連続させて)、時間軸とフレームレートの関係を維持させる場合がある。しかし、このようなフレームの抜けおよび重複は、同期撮影においては互いの動画ファイルのフレーム対応関係を棄損するので、好ましくない。そこで、システム制御部109は、フレーム処理に抜けまたは重複が発生した場合には、撮影を中止すべくステップS138へ進む。
ステップS135においてシステム制御部109は、メモリカード190の残容量が、予め定められた容量B未満になったか否かを判断する。同期撮影を目的として動画撮影を行う場合、一方のデジタルカメラのみが撮影を継続することは好ましくない。そこで、システム制御部109は、メモリカード190の残容量が乏しくなった場合には、撮影を中止すべくステップS138へ進む。容量Bは、例えば、メモリカード190の全体容量に対して90%の容量が設定される。
ステップS136においてシステム制御部109は、システム制御部209から撮影終了信号を受信したか否かを判断する。スレーブカメラであるデジタルカメラ200側でも、フレーム処理に対して抜けおよび重複がチェックされており、また、メモリカード290の残量量もチェックされている。システム制御部209は、フレーム処理に抜けまたは重複が発生した場合、および、メモリカード290の残容量が乏しくなった場合に撮影終了信号をシステム制御部109へ送信する。システム制御部109は、システム制御部209から撮影終了信号を受信した場合には、撮影を中止すべくステップS138へ進む。
ステップS137においてシステム制御部109は、ユーザがレリーズボタンを再度操作して撮影終了を指示したか否かを検出する。撮影終了を検知したら、撮影を中止すべくステップS138へ進む。検知しなければ、ステップS133へ戻ってフレーム処理を継続する。
システム制御部109は、ステップS138で、撮影制御部111に対してVD同期信号の供給を停止さる送信終了指示を与える。これにより撮像素子202へのVD同期信号の送信が終了する。そして、シスシステム制御部109は、ステップS139へ進み、送信接続の解除処理を実行する。具体的には、システム制御部109は、少なくともファンクションスイッチ115を第1ライン側へ接続する。続いてシステム制御部109は、ステップS140で、レリーズ信号ラインを介して、撮影終了信号をシステム制御部209へ送信する。
デジタルカメラ200のシステム制御部209および撮影制御部211は、ステップS232で、撮影制御部111のVD同期信号の供給を受けつつ、協働して逐次生成されるフレームの処理を実行する。フレーム処理が継続される間は、ステップS233、S234、S236のチェックが定期的に実行される。
ステップS233においてシステム制御部209は、フレーム処理に抜けまたは重複が発生したか否かを判断する。また、ステップS234においてシステム制御部209は、メモリカード290の残容量が、予め定められた容量B未満になったか否かを判断する。これらの処理は、実質的にはステップS134、S135と同様である。ステップS235では、上述のように、システム制御部209は、フレーム処理に抜けまたは重複が発生した場合、および、メモリカード290の残容量が乏しくなった場合に撮影終了信号をシステム制御部109へ送信する。
ステップS236においてシステム制御部209は、システム制御部109から撮影終了信号を受信したか否かを判断する。受信していないと判断した場合は、ステップS232へ戻ってフレーム処理を継続する。ステップS235で撮影終了信号を送信した後、または、ステップS236で撮影終了信号を受信したと判断した場合は、システム制御部209は、撮影制御部211を介してVDスイッチ213を閉状態に移行させると共に、ファンクションスイッチ215を第1ライン側へ接続して、ステップS237へ進む。
デジタルカメラ100のシステム制御部109は、ステップS141で、自らが生成した画像データに関して、同期撮影において生成された動画ファイルであることを示すマスターファイル情報を、データ送信ラインを介してシステム制御部209へ送信する。マスターファイル情報は、例えば、デジタルカメラ200で生成される動画ファイルのタグ情報として記述される、同期撮影対象としてのファイル名であったり、撮影時刻であったりする。すなわちマスターファイル情報は、デジタルカメラ200にとって他の装置であるデジタルカメラ100との関連性を示す情報である。
デジタルカメラ200のシステム制御部209は、マスターファイル情報を受信したら、ステップS237で、自らが生成した画像データに関して、同期撮影において生成された動画ファイルであることを示すスレーブファイル情報を、データ送信ラインを介してシステム制御部109へ送信する。スレーブファイル情報は、マスターファイル情報に対応する情報である。
システム制御部109は、ステップS142で、自らのマスターファイル情報と共に受信したスレーブファイル情報をタグ情報として記述して、動画ファイルの生成処理を完了させ、撮影動作処理を終了する。
システム制御部209は、ステップS238で、自らのスレーブファイル情報と共に受信したマスターファイル情報をタグ情報として記述して、動画ファイルの生成処理を完了させ、撮影動作処理を終了する。
第1の実施形態においては、マスターカメラで生成したVD同期信号を、スレーブカメラで継続的に共有することにより、同期撮影を実現した。しかし、スレーブカメラで生成したVD同期信号を、マスターカメラで生成したVD同期信号で定期的に修正することにより、同期撮影を実現しても良い。
図5は、第2の実施形態に係る撮像システムの構成を示すブロック図である。第2の実施形態に係る撮像システムを構成するマスターカメラであるデジタルカメラ300とスレーブカメラであるデジタルカメラ400は、それぞれ第1実施形態に係るデジタルカメラ100とデジタルカメラ200の各構成と類似する。同一機能を有する構成については同一の符番を付して、その説明を省略する。
デジタルカメラ300は、第2ラインに介在する送受切替スイッチ313を備える。送受切替スイッチ313は、ファンクションスイッチ115側の第2ラインと、VDラインに接続される第2ラインの延長ラインまたは撮影制御部311に接続される第3ラインとを選択的に接続する。送受切替スイッチ313は、システム制御部309によって制御される。なお、第1実施形態におけるVDスイッチ113は備えない。
デジタルカメラ400も、デジタルカメラ300の構成と同様である。すなわち、デジタルカメラ400は、第2ラインに介在する送受切替スイッチ413を備える。送受切替スイッチ413は、ファンクションスイッチ215側の第2ラインと、VDラインに接続される第2ラインの延長ラインまたは撮影制御部411に接続される第3ラインとを選択的に接続する。送受切替スイッチ413は、システム制御部409によって制御される。なお、第1実施形態におけるVDスイッチ213は備えない。
デジタルカメラ300がマスターカメラとして機能し、デジタルカメラ400がスレーブカメラとして機能する場合、デジタルカメラ300のシステム制御部309は、送受切替スイッチ313を第2ラインの延長ライン側に接続し、デジタルカメラ400のシステム制御部409は、送受切替スイッチ413を第3ライン側に接続する。このような接続状態においては、デジタルカメラ300の撮影制御部311で生成されたVD同期信号が、ファンクションラインを介して、デジタルカメラ400の撮影制御部411に供給される。
撮影制御部411は、撮像素子202へ供給するVD同期信号の生成タイミングを、供給される撮影制御部311のVD同期信号により修正する。すなわち、自身で生成するVD同期信号を撮影制御部311のVD同期信号に一致させる。システム制御部409は、ファンクションスイッチ215と送受切替スイッチ413の接続状態を制御することにより、撮影制御部411に対してVD同期信号の修正を、定常的に、あるいは、特定のタイミングにおいて実行させることができる。なお、デジタルカメラ300がスレーブカメラとして機能し、デジタルカメラ400がマスターカメラとして機能する場合は、接続状態を逆転させれば良い。
ここで、システム制御部409が、撮影制御部411に対してVD同期信号の修正を、特定のタイミングにおいて実行させる場合について説明する。図6は、第2の実施形態に係る撮影動作処理を示すフローチャートである。図6のフローも図3のフローと同様に、受信については特にステップとして明示していないが、送り手側から送信した信号は、受け手側で受信されることとする。また、図のフローは、すべての処理を表すのではなく、それぞれの処理に付随する処理を行う場合もある。
また、図4のフローにおける処理と同一の処理についてはその説明を省略する。なお、図4のフローにおいて、フレーム処理中における撮影終了判断処理であるステップS134、S135、S233およびS234は、本実施形態におけるフレーム処理中においても採用し得るが、その処理は図4における処理と同様であるので、本フロー上では省略してある。
マスターカメラであるデジタルカメラ300のシステム制御部309は、ステップS331で、VD同期信号を送信する準備として送信接続処理を実行する。具体的には、システム制御部309は、送受切替スイッチ313を第2ラインの延長ライン側に接続し、ファンクションスイッチ115を第2ライン側へ接続する。スレーブカメラであるデジタルカメラ400のシステム制御部409は、ステップS431で、VD同期信号を受信する準備として受信接続処理を実行する。具体的には、システム制御部409は、送受切替スイッチ413を第3ライン側に接続し、ファンクションスイッチ215を第2ライン側へ接続する。
システム制御部309は、ステップS431のシステム制御部409によるVD同期信号の受信準備が完了した後に、ステップS332で、撮影制御部311へ送信指示を与えることにより、VD同期信号を送信する。撮影制御部411は、このVD同期信号を受信して、ステップS432で、タイミングジェネレータ212を用いて自ら生成するVD同期信号の生成タイミングを修正する。すなわち、撮影が開始される直前にVD同期信号同士の一致を図る。
デジタルカメラ300のシステム制御部309および撮影制御部311は、ステップS133で、協働して逐次生成されるフレームの処理を実行する。フレーム処理が継続される間に、ステップS334では、システム制御部309は、ユーザの静止画撮影指示を検出する。近時のデジタルカメラは、動画撮影中であっても静止画撮影の指示を受け付けた場合は、動画撮影を中断して静止画撮影を実行できる機能を備えるが、デジタルカメラ300も、この機能を備える。そこで、システム制御部309は、静止画撮影の指示を検出したら、ステップS335へ進み、静止画撮影処理を実行して静止画像ファイルをメモリカード190へ記録する。そして、ステップS336へ進み、撮影制御部311へ送信指示を与えてVD同期信号を撮影制御部411へ送信する。
デジタルカメラ400のシステム制御部409は、ステップS232でフレーム処理を開始した後に、ステップS434でVD同期信号を受信したか否かを判断する。受信したと判断した場合には、ステップS435へ進み、当該VD同期信号により、タイミングジェネレータ212を用いて自ら生成するVD同期信号の生成タイミングを修正する。すなわち、静止画撮影処理を実行したタイミングに合わせてVD同期信号同士の一致を図る。
デジタルカメラ300のシステム制御部309は、ステップS337で、処理対象のフレームが、動画撮影処理において設定されるフレーム画像群としてのGOPの区切りに相当するか否かを、画像処理部107の出力により判断する。システム制御部309は、処理対象のフレームがGOPの区切りに相当すると判断したら、ステップS336へ進み、撮影制御部311へ送信指示を与えてVD同期信号を撮影制御部411へ送信する。
デジタルカメラ400のシステム制御部409は、上述の通り、ステップS434でVD同期信号を受信したか否かを判断する。受信したと判断した場合には、ステップS435へ進み、当該VD同期信号により、タイミングジェネレータ212を用いて自ら生成するVD同期信号の生成タイミングを修正する。この場合、1GOPが終了するタイミングに合わせてVD同期信号同士の一致を図る。なお、ここでは、GOP単位でVD同期信号同士の一致を図るが、これに替えて、またはこれに加えて、例えばチャプター単位など、他のフレーム画像群が生成されるタイミングに合わせて一致を図っても良い。
以上のように、予め定められたタイミングに合わせて、マスターカメラのVD同期信号により、スレーブカメラのVD同期信号の生成タイミングを修正する。なお、マスターカメラ側からスレーブカメラ側へのVD同期信号の供給は、システム制御部309による撮影制御部311への送信指示後に継続的に行われても良いし、修正のタイミングに合わせて実行される送信指示に合わせて必要期間に限定して行われても良い。限定して供給を行う場合は、ステップS331のVD同期信号送信接続処理と、ステップS431のVD同期信号受信接続処理を、その都度実行しても良い。
以上の実施形態においては、マスターカメラ側からスレーブカメラ側へVD同期信号を供給したが、VD同期信号をマスターカメラとスレーブカメラのいずれにも供給するクロック供給装置を外部装置として別途設けても良い。
図7は、第3の実施形態に係る撮像システムの構成を示すブロック図である。第3の実施形態に係るシステムを構成するマスターカメラおよびスレーブカメラは、図2を用いて説明したデジタルカメラ100およびデジタルカメラ200のそれぞれと同様であるので、個々の構成についての説明は省略する。
クロック供給装置500は、タイミングジェネレータ512を備えており、デジタルカメラ100の撮像素子102およびデジタルカメラ200の撮像素子202へ、共通のVD同期信号を供給する。具体的には、図4におけるステップS131で、システム制御部109は、撮影制御部111を介してVDスイッチ113を開状態に移行させると共に、ファンクションスイッチ115を第2ライン側へ接続する。また、ステップS231でシステム制御部209は、撮影制御部211を介してVDスイッチ213を開状態に移行させると共に、ファンクションスイッチ215を第2ライン側へ接続する。そしてステップS132に相当するVD同期信号の送信処理をクロック供給装置500が実行する。
このような構成の場合、クロック供給装置500は、デジタルカメラ100とはケーブル830によって接続され、デジタルカメラ200とはケーブル840によって接続される。しかし、ファンクションラインにおけるVD同期信号の流れが異なる他は、図2のシステムにおけるケーブル800の各信号の流れと同様である。
以上の実施形態においては、マスターカメラ1台に対してスレーブカメラ1台のシステムについて説明したが、もちろん、スレーブカメラを複数台としても良い。この場合、生成される各動画ファイルは、多視差映像を実現する素材になり得る。
また、以上の実施形態においては、先に電源をONにしたデジタルカメラをマスターカメラとし、他のデジタルカメラをスレーブカメラとしたが、いずれをマスターカメラとするかは、様々な仕様を採用することができる。例えば、ユーザによってレリーズボタンが操作されたデジタルカメラをマスターカメラとすることができるし、ユーザによって予め設定されたデジタルカメラをマスターカメラとすることもできる。
また、第2の実施形態においては、それぞれのデジタルカメラにおけるVD同期信号が一致するように修正する場合について説明したが、例えば右目用のフレームと左目用のフレームを交互に表示させる形式の3D映像の素材を生成する場合には、互いに半周期ずれるように修正しても良い。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 デジタルカメラ、101 光学系、102 撮像素子、103 内部メモリ、104 表示制御部、105 表示部、106 操作部材、107 画像処理部、108 メモリIF、109 システム制御部、110 システムメモリ、111 撮影制御部、112 タイミングジェネレータ、113 VDスイッチ、114 外部接続IF、115 ファンクションスイッチ、190 メモリカード、200 デジタルカメラ、201 光学系、202 撮像素子、203 内部メモリ、204 表示制御部、205 表示部、206 操作部材、207 画像処理部、208 メモリIF、209 システム制御部、210 システムメモリ、211 撮影制御部、212 タイミングジェネレータ、213 VDスイッチ、214 外部接続IF、215 ファンクションスイッチ、290 メモリカード、300 デジタルカメラ、309 システム制御部、311 撮影制御部、313 送受切替スイッチ、400 デジタルカメラ、409 システム制御部、411 撮影制御部、413 送受切替スイッチ、500 クロック供給装置、512 タイミングジェネレータ、800、830、840 ケーブル、810 三脚、900 シーン

Claims (15)

  1. 動画撮影処理を制御する制御部と、
    前記制御部が前記動画撮影処理を実行している間に他の装置から前記動画撮影処理に関する同期信号を受信する受信部と
    を備え、
    前記制御部は、前記受信部が受信した前記同期信号に基づいて前記動画撮影処理を制御する撮像装置。
  2. 前記受信部は、前記他の装置である外部撮像装置が電荷読み出しの垂直同期に用いるVD同期信号を前記同期信号として受信する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記受信部は、前記同期信号の受信に先立って前記外部撮像装置の撮影条件情報を受信し、
    前記制御部は、前記撮影条件情報に基づいて前記動画撮影処理を制御する請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記撮影条件情報の少なくとも一部の条件を一致させて前記動画撮影処理を制御する請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、前記撮影条件情報の少なくとも一部の条件を一致させられない場合は、前記同期信号に基づいた前記動画撮影処理の制御を実行しない請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. クロック信号を生成するクロック信号生成部を備え、
    前記制御部は、前記同期信号と、前記クロック信号生成部が生成した、電荷読み出しの水平同期に用いるHD同期信号とに基づいて前記動画撮影処理を制御する請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御部は、前記クロック信号生成部が生成した、電荷読み出しの垂直同期に用いるVD同期信号の同期タイミングを、前記同期信号により修正する請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記制御部は、前記動画撮影処理中に、静止画撮影処理を実行したタイミングに合わせて前記同期タイミングを修正する請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部は、前記動画撮影処理において設定されるフレーム画像群が生成されるタイミングに合わせて前記同期タイミングを修正する請求項7または8の記載の撮像装置。
  10. 前記制御部が前記動画撮影処理の間にフレーム画像の抜けおよび重複の少なくともいずれかを生じさせた場合に、前記他の装置へその旨を送信する送信部を備える請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記制御部は、前記他の装置との関連性を示す情報を、前記動画撮影処理によって生成された動画像データに関連付ける請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 他の装置における動画撮影処理を制御する制御部が前記動画撮影処理を実行している間に前動画撮影処理に関する同期信号を前記他の装置へ送信する送信部を備える撮像装置。
  13. 前記他の装置の機能情報を受信する受信部を備え、
    前記送信部は、前記機能情報に基づいて複数の候補から選択された前記同期信号を前記他の装置へ送信する請求項12に記載の撮像装置。
  14. 第1撮像装置と第2撮像装置を含む撮像システムであって、
    前記第1撮像装置は、
    動画撮影処理に用いる同期信号を生成する同期信号生成部と、
    前記同期信号を前記第2撮像装置へ送信する送信部と
    を備え、
    前記第2撮像装置は、
    前記同期信号を受信する受信部と、
    前記同期信号に基づいて動画撮影処理を制御する制御部と
    を備える撮像システム。
  15. 動画撮影処理を実行している間に他の装置から前記動画撮影処理に関する同期信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した前記同期信号に基づいて前記動画撮影処理を制御する制御ステップと
    をコンピュータに実行させる撮像装置の制御プログラム。
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