JP2015018415A - 診療情報表示制御装置および方法並びにプログラム - Google Patents

診療情報表示制御装置および方法並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015018415A
JP2015018415A JP2013145247A JP2013145247A JP2015018415A JP 2015018415 A JP2015018415 A JP 2015018415A JP 2013145247 A JP2013145247 A JP 2013145247A JP 2013145247 A JP2013145247 A JP 2013145247A JP 2015018415 A JP2015018415 A JP 2015018415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical
item
information
display
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013145247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5879308B2 (ja
Inventor
泰助 井上
Taisuke Inoue
泰助 井上
昭治 金田
Shoji Kaneda
昭治 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2013145247A priority Critical patent/JP5879308B2/ja
Priority to US14/327,472 priority patent/US20150019246A1/en
Publication of JP2015018415A publication Critical patent/JP2015018415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5879308B2 publication Critical patent/JP5879308B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H15/00ICT specially adapted for medical reports, e.g. generation or transmission thereof
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H50/00ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics
    • G16H50/20ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics for computer-aided diagnosis, e.g. based on medical expert systems

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】診療情報表示制御装置および方法並びにプログラムにおいて、参照すべき複数の診療情報を適切に表示して、診療情報の見落しを低減する。
【解決手段】対象期間を取得し、複数の診療項目と、診療項目にそれぞれ対応する表示対象患者の診療データと、診療データの登録基準時とを互いに対応づけた複数の診療情報を取得し、複数の診療情報のうち、対象期間内に登録基準時が含まれる複数の診療情報を対象診療情報として取得し、表示画面に表示させる複数の診療項目を対応付けてなる診療項目群を複数取得し、複数の診療項目群から、対象診療情報に対応付けられた複数の診療項目のうちの所定の診療項目である対象診療項目を含む診療項目群を表示項目群として抽出し、複数の診療情報に基づいて、抽出された表示項目群に含まれる複数の診療項目に対応する表示対象患者の診療データを表示画面に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の診療項目の診療データを表示させる診療情報表示制御装置および方法並びにプログラムに関するものである。
近年、医療分野においては、診察が行われる際に患者に対して実施された検査結果などの複数の診療情報が表示され、病名の診断や治療方針などを決定するための参考情報として利用されている。
患者に実施される検査には様々な種類があり、実際の医療現場では、患者に特定の疾患が疑われるときには、その特定の疾患の診断に診断上注目すべき所定の診療項目の診療データをより効率良く把握したいという要望がある。
そこで、例えば特許文献1乃至4においては、表示対象となる診療情報の診療データのうち、異常値を示すもののみを識別表示するなど優先度をつけて診療情報を表示することによって、注目すべき診療情報を見易く表示する技術を開示している。
特開2009−110282号公報 特開2001−160110号公報 特開2007−226833号公報 特開2004−529401号公報
一方、疾患によっては、異常値を示す診療データだけでなく、所定の複数の診療項目について各診療データを総合的に勘案して、異常の兆候を判断すべき場合があり、特に、合併症など複雑な症状を示す症例を正確に診断するために、診断上参照すべき診療項目に対する診療データの見落としを抑制したいという要求が高まっている。しかしながら、特許文献1乃至4に開示された技術おいては、参照すべき複数の診療項目のうち、異常値などの問題を示さない性質の項目については特に識別表示がされず、診断上参照すべき診療項目に対する診療データについて医師らの見落としが発生するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、組み合わせて参照すべき複数の診療項目を適切に表示して、診療情報の見落しを低減することができる診療情報表示制御装置および方法並びにプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の診療情報表示制御装置は、対象期間を取得する対象期間取得部と、複数の診療項目と、診療項目にそれぞれ対応する表示対象患者の診療データと、診療データの登録基準時とを互いに対応づけた複数の診療情報を取得し、複数の診療情報のうち、対象期間内に登録基準時が含まれる複数の診療情報を対象診療情報として取得する診療情報取得部と、表示画面に表示させる複数の診療項目を対応付けてなる診療項目群を複数取得し、複数の診療項目群から、対象診療情報に含まれる所定の診療項目である注目診療項目を含む診療項目群を表示項目群として抽出する項目群抽出部と、複数の診療情報に基づいて、抽出された表示項目群に含まれる複数の診療項目に対応する表示対象患者の診療データを表示画面に表示させる表示制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の診療情報表示制御方法は、診療情報表示制御装置に実行させる診療情報表示制御方法であって、対象期間を取得する対象期間取得ステップと、複数の診療項目と、診療項目にそれぞれ対応する表示対象患者の診療データと、診療データの登録基準時とを互いに対応づけた複数の診療情報を取得し、複数の診療情報のうち、対象期間内に登録基準時が含まれる複数の診療情報を対象診療情報として取得する診療情報取得ステップと、表示画面に表示させる複数の診療項目を対応付けてなる診療項目群を複数取得し、複数の診療項目群から、対象診療情報に含まれる所定の診療項目である注目診療項目を含む診療項目群を表示項目群として抽出する項目群抽出ステップと、複数の診療情報に基づいて、抽出された表示項目群に含まれる複数の診療項目に対応する表示対象患者の診療データを表示画面に表示させる表示制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明の診療情報表示制御プログラムは、コンピュータを、対象期間を取得する対象期間取得部と、複数の診療項目と、診療項目にそれぞれ対応する表示対象患者の診療データと、診療データの登録基準時とを互いに対応づけた複数の診療情報を取得し、複数の診療情報のうち、対象期間内に登録基準時が含まれる複数の診療情報を対象診療情報として取得する診療情報取得部と、表示画面に表示させる複数の診療項目を対応付けてなる診療項目群を複数取得し、複数の診療項目群から、対象診療情報に含まれる所定の診療項目である注目診療項目を含む診療項目群を表示項目群として抽出する項目群抽出部と、複数の診療情報に基づいて、抽出された表示項目群に含まれる複数の診療項目に対応する表示対象患者の診療データを表示画面に表示させる表示制御部として機能させることを特徴とする。
上記「診療情報」は、診療項目と、診療項目に対応する診療データと、診療データの登録基準時とを対応付けられたものであればいかなるものであってもよい。例えば、診療情報の例として、検体検査情報や画像検査情報などの検査情報と、投薬情報などの治療情報と、表示対象者の診断、症状、外科的な処置など診断に関する情報を医師らが記録した電子カルテや退院サマリなどの診断情報と、表示対象者の体温、血圧、呼吸数などの患者の生体情報などがあげられる。なお、画像検査情報は、表示対象者の画像を用いた検査に関する検査情報であればいかなるものであってもよく、例えば、超音波診断装置、CT装置、MRI装置、CR装置などの各種モダリティにより撮影された画像およびその読影レポートなどがあげられる。
また、「診療データの登録基準時」は、月、週、日または時刻など任意の単位で表したものであってよく、診療データの取得時や診療データが取得されたと実質的に見なせる時など診療項目毎に任意に設定された所定の時であればよい。例えば、診療データが最初に入力(または取得)された時、診療データが最後に更新された時のいずれかとすることができる。なお、例えば、画像検査であれば画像が撮影された時を登録基準時とすることができ、検体検査であれば、検体検査が実施された時を登録基準時とすることができ、電子カルテであれば、電子カルテが作成された時または最後に更新された時を登録基準時とすることができ、投薬情報であれば、薬剤の投与された時を登録基準時とすることができ、生体情報であれば、生体情報が測定された時を登録基準時とすることができる。
また、上記「診療項目群」は、表示画面に表示させる複数の診療項目を対応付けてなるものであり、医学診断上総合的に判断すべき複数の診療項目を含む診療項目のセットである。また、診療項目群は、任意の医学的な観点に基づいて、医学診断上総合的に判断すべき複数の診療項目が適切に選択されて対応付けられたものであることが好ましい。例えば、診療項目群を、疾患ごとに、疾患の診断に用いられる複数の診療項目を対応付けてなるようにすることが考えられる。また、診療項目群を、症状(または互いに関連する症状からなる症候群)ごとに、その症状(または症候群)の診断に用いられる複数の診療項目を対応付けてなるようにしてもよい。
また、「注目診療項目」は、診療項目のうち1つ以上の診療項目を任意に設定可能である。また、所定の疾患に対して既知の兆候を示す診療項目など診断上注目すべき診療項目を注目診療項目とすることが好ましい。例えば、注目診療項目は、対象診療情報の診療項目のうち、診療データが異常値を示す診療項目および/または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目とすることができる。
また、「注目診療項目を含む診療項目群」とは、注目診療項目を少なくとも1つ以上含む診療項目群であればよく、注目診療項目を必ずしも全て含む必要はない。
また、上記「対象期間」は任意の期間であってよく、「対象期間」として表示対象患者の注目すべき診療情報を含む可能性が高い期間が適切に選択されて取得されることが好ましい。また、対象期間取得部は、任意の方法により対象期間を取得してよい。例えば、対象期間取得部は、任意のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を採用して、マウスやキーボードやタッチパネルなどの入力手段からの期間の入力を受け付けて入力された期間を対象期間とすることができる。
また、本発明に係る診療情報表示制御装置において、対象期間取得部を、推定疾患と、診療科と、所定の基準期間とを予め互いに対応付けた期間対応付け情報を取得し、表示対象患者に対する推定疾患と表示画面を参照する診療科を取得し、期間対応付け情報に基づいて、表示対象患者に対する推定疾患と表示画面を参照する診療科に応じた所定の基準期間を対象期間として取得するように構成してもよい。
なお、上記「表示対象患者に対する推定疾患」は、いかなる方法で推定されたものであってもよく、例えば、診療情報に含まれる電子カルテや退院サマリなどの診断情報から抽出した疾患を、対象期間取得部による期間決定のための推定疾患として用いることができる。また、表示対象患者の過去の検査結果などの診療情報から任意の技術によって推定した疾患を推定疾患として用いてもよい。また、上記「表示画面を参照する診療科」は、内科、循環器科などの診療科を特定する情報であればよい。また、診療科は任意の方法で取得したものであってよい。診療科端末のIDなどから診療科端末が属する診療科を取得してもよく、診療科端末にログインしたユーザの情報から診療科を取得してもよく、マウスやキーボードなどの入力部からのマニュアル入力操作を受け付けて診療科を取得してもよい。
また、本発明に係る診療情報表示制御装置において、対象期間取得部を、所定の診療項目を複数対応付けてなる期間決定用診療項目群と、所定の基準期間を互いに対応付けたさらなる期間対応付け情報を取得し、表示対象患者の複数の診療情報に含まれる診療項目のうち、診療データが異常値を示す診療項目または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目であって、登録基準時が最新の診療項目を最新診療項目として取得し、さらなる期間対応付け情報に基づいて、最新診療項目を含む期間決定用診療項目群に対応する基準期間を対象期間として取得するように構成してもよい。
上記「所定の基準期間」は、所定の期間を特定可能であれば、任意の方法で所定の期間を規定したものであってもよい。例えば、基準期間を、基準期間の開始時と終了時によって規定してもよく、基準期間を、基準期間の開始時(または終了時)と所定の期間によって規定してもよい。例えば、さらなる期間対応付け情報における、基準期間を、最新診療項目に対応する診療データの登録基準日を含む月を基準月とし、基準月の前後1年などの期間としてもよく、現在日を基準時(基準日)として基準日から過去6ヶ月の期間としてもよく、最新診療項目と同じ診療項目の診療データの登録基準日のうち最も古い日を開始時とし、最新診療項目の診療データの登録基準日を終了時としてもよい。
また、上記「期間決定用診療項目群」は、任意の医学的な観点に基づいて、医学診断上類似又は同一の原因に基づいて、既知の特徴的な結果をもたらす複数の診療項目が適切に選択されて対応付けられたものであることが好ましい。例えば、期間決定用診療項目群を、疾患ごとに、その疾患である場合に異常値を示す診療項目およびその疾患である場合に所定期間に大きく変動する可能性の高い診療項目の中から選ばれる任意の組合せを対応付けてなるようにすることが考えられる。この一例として、期間決定用診療項目群を、肝機能障害の兆候を示す診療項目である、AST(アスパラギン酸アミノ基転移酵素)とALT(アラニンアミノ基転移酵素)とからなるものとし、ASTとALTからなる期間決定用診療項目群に対応する基準期間を、ASTとALTの診療データの両方が異常値を示す最新の登録基準時を最終日とし、この最終日から過去に所定の日数遡った日を開始日とする期間とすることができる。また、診療項目群を、症状(または互いに関連する症状からなる症候群)ごとに、その症状(または症候群)である場合に異常値を示す診療項目およびその疾患である場合に所定期間に大きく変動する可能性の高い診療項目の中から選ばれる任意の組合せを対応付けてなるようにしてもよい。
また、本発明に係る診療情報表示制御装置において、項目群抽出部は、注目診療項目を含む診療項目群が複数抽出された場合に、診療項目群候補ごとに優先度を算出し、表示制御装置は、算出された優先度を視認可能に複数の診療項目群を表示項目群候補として表示画面に表示させるものであり、項目群抽出部は、表示画面上に表示された表示項目群候補の指定を取得し、取得した表示項目群候補を表示項目群として抽出するように構成してもよい。
上記「優先度を視認可能に表示画面に表示させる」とは、複数の表示項目群のそれぞれの優先度が理解可能であればいかなる方法で表示させるものも含む。例えば、優先度順にソートして、優先度の高いものから順に表示項目群名を表示してもよく、文字の大きさや色によって優先度に応じて強調の度合いを変えて表示項目群名を表示してもよく、表示項目群名ごとに優先度を示す数値や指標を表示してもよい。
また、本発明に係る診療情報表示制御装置において、項目抽出部が診療項目群候補ごとに優先度を算出する場合に、項目群抽出部は、診療項目群候補ごとに、診療項目群候補に含まれる診療項目と対象診療情報に含まれる診療項目とが一致するほど優先度が高くなるように重み付けて優先度を算出することが好ましい。
また、本発明において、項目抽出部が診療項目群候補ごとに優先度を算出する場合に、項目群抽出部は、対象診療情報の診療項目のうち、診療データが異常値を示す診療項目および/または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目と、診療項目群候補に含まれる診療項目が一致するほど優先度が高くなるように重み付けて優先度を算出することが好適である。
なお、上記における、「診療データが異常値を示す診療項目」について、異常値は、医学診断上の知見に基づいて、診療項目ごとに、診療データの値が注意すべき水準である値が適切に設定されることが好ましい。診療データの値と標準値との差の絶対値が所定の閾値より大きいものを異常値と判断してもよく、正常範囲と異常範囲を規定し、異常範囲に含まれる診療データの値を異常値と判断してもよく、陽性か陰性を示す検査において診療データが陽性を示すものを異常値と判断してもよい。また、「診療データが異常値を示す診療項目」を判別する場合に、診療情報取得部は、例えば、診療項目ごとに、診療データの異常値と正常値の範囲を予め対応付けた判別情報を取得し、判別情報に基づいて、複数の診療情報から異常値を有する診療情報を抽出し、抽出された診療情報の診療項目を、診療データが異常値を示す診療項目として取得することが考えられる。また、疾患毎に、異常値と判断される数値範囲を異ならせてもよく、この場合には、例えば、表示対象患者の推定疾患を取得し、推定疾患に応じて、表示対象患者の診療データに適用する異常値の数値範囲を異ならせることが考えられる。
また、上記における、「診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目」について、所定のしきい値は、診療項目ごとに、医学診断上の知見に基づいて、診療データが注意すべき水準の変化を示していると判断可能な、適切な期間における適切な変動量が設定されることが好ましい。例えば、所定期間における生体情報の値の差の絶対値や、所定期間における検体検査の値の差の絶対値や、所定期間における画像データにおける病変領域のサイズ(長径、面積、体積などを示す値)の差の絶対値を診療データの変動として用いることが考えられる。また、「診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目」を判別する場合に、診療情報取得部は、診療項目ごとに、診療データの所定の期間における変動量が注意すべき水準であることを判別する所定のしきい値を予め対応付けたしきい値情報を取得し、しきい値情報に基づいて、表示対象患者の複数の診療情報から変動がしきい値以上である診療情報を抽出し、抽出された診療情報の診療項目を診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目として取得することが考えられる。また、疾患毎に、異常値と判断される数値範囲を異ならせてもよく、この場合には、例えば、表示対象患者の推定疾患を取得し、推定疾患に応じて、表示対象患者の診療データに適用する変動の所定のしきい値を異ならせることが考えられる。
本発明の診療情報表示制御装置および方法並びにプログラムは、対象期間を取得し、複数の診療項目と、診療項目にそれぞれ対応する表示対象患者の診療データと、診療データの登録基準時とを互いに対応づけた複数の診療情報を取得し、複数の診療情報のうち、対象期間内に登録基準時が含まれる複数の診療情報を対象診療情報として取得し、表示画面に表示させる複数の診療項目を対応付けてなる診療項目群を複数取得し、複数の診療項目群から、対象診療情報に対応付けられた複数の診療項目のうちの所定の診療項目である対象診療項目を含む診療項目群を表示項目群として抽出し、複数の診療情報に基づいて、抽出された表示項目群に含まれる複数の診療項目に対応する表示対象患者の診療データを表示画面に表示させるようにしたので、組み合わせて参照すべき所定の診療項目を適切に対応付けた診療項目群から表示項目群を適切に抽出して、抽出された表示項目群に基づいて、総合的に勘案することが有効である複数の診療項目にそれぞれ対応する診療データを好適に表示することができ、診断上注目すべき診療データの見落しを低減して、医師らの診断精度と診断効率の向上を支援できる。
本発明の診療情報表示制御装置の一実施形態を用いた医療情報システムの概略構成を示すブロック図 対象期間取得時の診療情報表示制御画面の一例を示す図 表示項目群指定時の診療情報表示制御画面の一例を示す図 表示項目群に従って表示された診療情報表示制御画面の一例を示す図 本発明の診療情報表示制御装置の一実施形態を用いた医療情報システムの処理の流れを説明するためのフローチャート
本発明の診療情報表示制御装置の実施の形態について、以下図1に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る診療情報表示制御装置を適用した医療情報システムの概略構成を示す図であり、本発明の一実施形態における診療情報表示制御装置の機能ブロック図である。
図1に示したように、医療情報システム10は、診療情報表示制御装置1、診療科端末2、電子カルテ管理サーバ4、画像診断システム6、および検査データ管理サーバ7がネットワークを介して通信可能に接続されて構成されている。
電子カルテ管理サーバ4は、電子カルテが記憶された電子カルテデータベースを備えたコンピュータであり、オペレーティングシステムやデータベース管理用ソフトウェアに加え、診療科端末2等の要求に応じて、各電子カルテに対応付けられた画像や、検査結果等の診療情報の検索および検索結果の送受信を行なうためのソフトウェアが組み込まれている。電子カルテ管理サーバ4は、電子カルテに管理付けられた各診療情報を取得可能に、診療情報表示制御装置1、診療科端末2、検査データ管理サーバ7、画像診断システム6などとネットワークを介して接続されている。
検査データ管理サーバ7は、検査データが記憶された検査データ管理データベースを備えたコンピュータであり、オペレーションシステムなどの標準的なソフトウェアに加え、検査データの管理用ソフトウェアが組み込まれている。各診療科端末2から入力された検査オーダにしたがって検査室で実施された検体検査の検査日とその検査結果データの検体検査情報は、各検査室に配置される不図示の検査室端末において、検査オーダや患者IDと関連づけて入力され、ネットワークを介して検査データ管理データベースに記憶される。
画像診断システム6は、公知のコンピュータシステムであり、ここでは、画像診断医用ワークステーション(不図示)と、CT、MRI等のモダリティ(不図示)と、CT、MRI等のモダリティでの撮影によって得られた画像データが格納された画像データベースを備えた画像管理サーバ61と、撮影で得られた画像の読影結果を含む読影レポートが格納された読影レポートデータベースを備えた読影レポートサーバ62とがネットワークを介して通信可能に接続された構成となっている。画像診断医用ワークステーションは、種々の画像解析処理ソフトウェアがインストールされ、診断目的・対象に応じて、種々の画像解析処理を実行することが可能なように構成されている。
診療科端末2は、診療科の医師などが患者の診療情報の閲覧や検査オーダの入力などに利用するコンピュータであり、一般的なディスプレイである表示部2Aと、キーボード及びマウスからなる入力部2Bとを備えている。また、診療科端末2は、各診療科で実施された検査結果データや、作成された電子カルテなどの診療情報を表示して参照するためにも利用され、オペレーションシステムなどの標準的なソフトウェアと、作成された電子カルテなどの診療情報を表示するためのアプリケーションソフトウェアとがそれぞれインストールされている。
また、本実施形態においては、診療科端末2は、診療科端末2のマウスやキーボード等の入力部2Bが、医師らのユーザによる診療情報表示の開始を指示する操作と患者IDなどの必要な情報の指定(または入力)操作を受け付けて、診療情報表示のための各種指示と該各種指示に応じた必要な情報とを入力すると、各種指示と必要に応じて各種指示に対応するデータを後述の診療情報表示制御装置1に送信する。診療情報表示制御装置1は、これらの各種指示(および必要に応じて対応するデータ)を受信して、表示設定を規定する表示設定情報及び入力された患者IDに対応する複数の診療情報等の本実施形態の診療情報表示に必要な情報を診療科端末2に送信する。すると、診療科端末2はこれらの表示設定情報および必要な情報を受信し、受信した表示設定情報および必要な情報に基づいて、診療科端末2の表示部2Aの表示画面に後述の診療情報表示画面を表示する。
診療情報表示制御装置1は、診療情報管理データベース1Aを備えたコンピュータである。また、診療情報表示制御装置1は、オペレーティングシステムやデータベース管理用ソフトウェアがインストールされており、診療情報の管理サーバとしての機能を兼ね備えている。診療情報表示制御装置1は、電子カルテ管理サーバ4と、診療科端末2と、検査データ管理サーバ7と、画像管理サーバ61と、読影レポートサーバ62にネットワークを介して接続され、接続された各サーバ等から、患者IDに基づいて、その患者の電子カルテ、各種検査結果データ、画像データ、読影レポートなどの診療情報を検索して取得し、患者IDごとに対応付けて診療情報管理データベース1Aに記憶する。また各診療情報において、各診療情報に含まれる各診療データは、登録基準時(登録基準日)とそれぞれ対応付けられて記憶されている。なお、診療情報表示制御装置1は、管理する診療情報を毎日定時に更新する。その他、診療情報表示制御装置1は、上記各サーバ等からの要求に応じて、適宜各サーバ等から送信された各診療情報を受信して更新し、また、診療情報表示制御装置の必要に応じて、適宜上記各サーバ等から各診療情報を取得して更新する。
また、本実施形態における診療情報表示制御装置1は、本実施形態にかかる診療情報表示制御プログラムがインストールされている。そして、この診療情報表示制御プログラムの実行により、診療情報表示制御装置1は、対象期間を取得する対象期間取得部11と、複数の診療項目と、診療項目にそれぞれ対応する表示対象患者の診療データと、診療データの登録基準時とを互いに対応づけた複数の診療情報を取得し、複数の診療情報のうち、対象期間内に登録基準時が含まれる複数の診療情報を対象診療情報として取得する診療情報取得部12と、表示画面に表示させる複数の診療項目を対応付けてなる診療項目群を複数取得し、複数の診療項目群から、対象診療情報に含まれる所定の診療項目である注目診療項目を含む診療項目群を表示項目群として抽出する項目群抽出部13と、複数の診療情報に基づいて、抽出された表示項目群に含まれる複数の診療項目に対応する表示対象患者の診療データを表示画面に表示させる表示制御部14として機能する。
また、診療情報表示制御装置1の診療情報管理データベース1Aには、複数の診療情報を所定の表示形式で診療科端末2に表示させるために必要な表示設定情報が記憶されている。また、診療情報管理データベース1Aには、疾患に応じて、医学診断上総合的に判断すべき複数の診療項目を医師らが選択して対応付けたN個の診療項目群S1〜SN(診療項目セット)が疾患ごとに作成されて記憶されている。また、診療情報管理データベース1Aには、診療項目ごとに、診療データの異常値の範囲を対応付けた判別情報T1、診療項目ごとに、診療データの所定の期間における変動量が注意すべき水準であることを判別するための所定のしきい値を対応付けたしきい値情報T2が医学診断上の知見に基づいて予め作成されて記憶されている。
ここで、診療情報表示制御装置1によって表示制御される診療情報表示画面について説明する。図2Aは、本実施形態の診療情報表示制御装置によって制御されて診療科端末2に表示される初期表示画面の一例を示し、表示対象患者の各診療項目について所定の詳細表示期間の診療情報が全て表示されている例を示すものである。まず、図2Aを用いて、診療表示画面の各欄について説明する。なお、説明は後述するが、図2Bは、診療情報表示制御装置1による表示制御の過程において表示される、表示項目群指定時の診療情報表示制御画面の一例を示す図であり、図2Cは、抽出された表示項目群に従って表示された最終的な診療情報表示制御画面の一例を示す図である。
診療情報表示画面は、図2Aに示すように、基本情報表示欄R1と、検査期間表示欄R2と、投薬情報表示欄R3と、投薬データ表示欄R3Aと、生体情報表示欄R4と、検体検査情報表示欄R5と、画像情報表示欄R6と、画像データ表示欄6Aと、グラフ化可能な各診療データをグラフ表示するためのグラフ表示欄R7とを備えている。
基本情報表示欄R1は、患者の識別情報(患者ID)、名前、年齢、性別、疾患などといった基本情報が表示される欄である。この疾患は、電子カルテまたは退院サマリに記載された疾患を抽出して取得したものである。
検査期間表示欄R2は、時間軸を表す領域である。図2Aに示すように、検査期間表示欄R2の上段部R2Aは、時間軸を、西暦年を示す数字とバーで示している。ここでは、時間軸は、患者の診療データの存在する期間に所定の追加期間を加えた期間を表すよう設定されている。なお、初診患者などのように、診療データの存在する期間が予め設定された期間より短い場合には、時間軸は所定の初期期間を表すよう設定される。
また、検査期間表示欄R2の下段部R2Bは、現在日を含む過去1年間の診療情報の有無を示しており、時間軸に沿って表示対象者である患者の診療データの有無を表す矩形状の指標が、各診療データの登録基準時に対応する位置に表示される。また、検査期間表示欄R2には、現在日に対応する位置に現在日(なお、図2Aは2012年5月11日を現在日とした例である。)を表す赤線C5が表示され、また、入院日に対応する位置に円形指標が表示され、退院日に対応する位置に白い正方形指標が表示される。また、検査期間表示欄R2には、下段部R2Bに示される期間のうち、後述の診療データ表示欄R8に詳細な診療データが表示される詳細表示期間(診療データ表示欄R8の時間軸C2に対応する期間)に対応する位置に矩形状の指標C1が表示される。
投薬情報表示欄R3は、表示対象患者に投薬や点滴された薬剤の種類(診療項目)が表示される欄である。また、投薬情報表示欄R3に隣接して、患者に対して投薬や点滴が行われた期間を表示する欄である投薬データ表示欄R3Aが設けられており、投薬データ表示欄R3Aには患者が投薬や点滴を受けた期間が横棒グラフで表示される。
また、生体情報表示欄R4は、患者の生体情報項目(診療項目)を表示する欄である。生体情報表示欄R4の各生体情報項目に対応する生体データ(診療データ)は、生体情報の測定日(登録基準時)に応じて、患者の生体情報項目ごとに、グラフ表示欄R7に折れ線グラフでグラフ表示される。ここで、グラフ表示欄R7の横軸は時間軸であり、縦軸は生体情報および検体検査などの各診療データの数値を示す軸である。また、生体データ中、異常値を示すデータは赤色で識別表示される。
検体検査情報表示欄R5は、患者の検体検査項目(診療項目)を表示する欄である。検体検査情報表示欄R5に表示される各検体検査項目に対応する検体検査データ(診療データ)は、各検査結果データの検査日(登録基準時)に応じて、グラフ表示欄R7に折れ線グラフでグラフ表示される。また、検体検査情報に含まれる各診療項目は、生化学検査、血液検査、腎機能検査、負荷検査、凝固検査などの検査中分類にさらに分類分けされ、検査中分類の中でさらに検査小分類に分類分けされている。また、検体検査データ中、異常値を示すデータは赤色で識別表示されている。
画像情報表示欄R6は、患者の画像診療情報を表示する欄であり、ここでは、画像検査のタイトル文字が表示される。また、画像情報表示欄6に隣接して画像データ表示欄R6Aが設けられており、画像データ表示欄R6Aには、患者をCR装置やMRI装置で撮影した画像のサムネイル画像が、画像の撮影日(登録基準時)に応じた位置に表示される。また、このサムネイル画像がクリックなどされて選択された際には、サムネイル画像に対応する原画像が別の表示画面で表示され、また、その原画像に関する読影レポートも表示される。
なお、投薬データ表示欄R3Aと、グラフ表示欄R7と画像データ表示欄R6Aは、時間軸C2に示す詳細表示期間に含まれる患者の複数の診療項目の診療データが時系列に表示される欄である診療データ表示欄R8を構成している。楕円Bに示すように、詳細期間に現在日が含まれる場合には、現在日が識別表示される。また、ユーザの要求に応じて任意の期間を詳細表示期間とすることができる。また、診療情報表示画面において、診療データ表示欄R8に表示された診療データは、表形式とグラフ形式の切り替えが可能であり、診療情報表示画面の左上の表形式表示ボタンC4が選択された場合には表形式表示が適用され、診療情報表示画面の左上のグラフ形式表示ボタンC3が選択された場合にはグラフ形式表示が適用される。
なお、投薬情報表示欄R3、生体情報表示欄R4、検体検査情報表示欄R5においては、各診療項目がリスト表示されるとともに、その各検査項目に対してチェックボックスが表示される。そして、このチェックボックスがチェックされた診療項目の診療データが、診療データ表示欄R8において強調表示される。具体的には、たとえばチェックボックスでチェックされた診療項目の診療データがカラー表示され、チェックされていない診療項目の診療データは目立たないように薄いグレーなどで表示される。また、投薬情報表示欄R3、生体情報表示欄R4、検体検査情報表示欄R5における各診療項目は、所定の表示画面のサイズに応じて表示可能な範囲で表示されており、スクロールバーを上下させることにより、全ての診療項目を確認することができる。
図3は、第1の実施形態に係る診療情報表示制御装置1の処理の流れを表すフローチャートである。図3に従って、第1の実施形態に係る診療情報表示制御装置1の処理の流れを説明する。
まず、診療科端末2において、医師らのユーザ操作に基づいて、本実施形態に係る診療情報表示の指示と、表示対象者である患者の患者IDとを入力部2Bが入力すると、診療科端末2は、入力された患者IDと診療情報表示の開始指示とを診療情報表示制御装置1に送信する。すると、診療情報表示制御装置1は、患者IDと診療情報表示の開始指示とを受け付けて本実施形態に係る診療情報表示処理を実施する。
まず、診療情報取得部12は、診療科端末2から送信された患者IDを取得して、この患者IDに対応する複数の診療情報を診療情報管理データベース1Aから取得する(S01)。また、診療情報表示制御装置1は、診療情報表示用の表示設定情報と取得された複数の診療情報に基づいて、基本情報表示欄R1の表示指示と表示に必要な情報とを診療科端末2に送信する。すると、表示設定情報に基づいて、診療科端末2の表示部2Aに診療情報表示画面が表示され、基本情報表示欄R1に患者についての基本情報が表示される。
また、本明細書の各実施形態では、診療情報取得部12は、患者IDに基づいて、患者IDと対応付けられた全ての診療情報を診療情報管理データベース1Aから取得する。ここでは、電子カルテなどの診断情報、画像検査情報、検体検査情報、生体情報、治療情報を取得したものとする。
続いて、表示制御部14は、取得された複数の診療情報に基づいて、複数の診療情報に含まれる各診療データの登録基準時をそれぞれ取得し、取得された複数の登録基準時のうち最も古い日を開始日とし、取得された複数の登録基準時のうち最も新しい日を終了日とする全診療期間を算出する。そして、全診療期間を検査期間表示欄R2の上段部R2Aの時間軸の表す期間として決定する。また、現在の日から所定の過去表示期間(約一年間)を下段部R2Bの時間軸の表す期間として決定する。そして、表示制御部14は、決定した各時間軸の表示期間に応じて、所定の表示形式で検査期間表示欄R2を表示し、現在の日を終了日とする所定の期間を詳細表示期間として決定する。そして、表示制御部14は、詳細表示期間に存在する表示対象患者の投薬情報と生体情報と検体検査情報と画像情報を、投薬情報表示欄R3と、生体情報表示欄R4と、検体検査情報表示欄R5と、画像情報表示欄R6と、診療データ表示欄R8とに詳細表示する診療情報として抽出する。
そして、決定した検査期間表示欄R2の各時間軸の期間と、抽出した各診療情報とに基づいて、図2Aに示す診療情報表示画面を表示装置に表示させる表示指示を行う(S02)。ここでは、表示制御部14が、決定した検査期間表示欄R2の各時間軸の期間と、抽出した各診療情報などの必要なデータと表示指示を、診療科端末2に送信する。すると、診療科端末2の表示画面に図2Aに示す検査期間表示欄R2が表示される。
次に、ユーザ操作に基づいて診療科端末2の入力部2Bが図2Aに示す診療情報表示画面内で、診療データ表示欄R8の時間軸C2に沿ってドラッグアンドドロップ操作によって破線で示す領域Pを指定すると、診療科端末2は、領域Pが入力された始点と終点の位置を受け付けて、診療情報表示制御装置1に送信する。すると、対象期間取得部11は、始点と終点の位置と診療データ表示欄R8の時間軸の相対的な位置に基づいて、始点と終点に対応する日のうち、古い方の日を開始日とし、新しい方の日を終了日とする期間を、診療項目群を抽出するための対象期間として取得する(S03)。
次に、項目群抽出部13は、患者の過去の診療情報の中から対象期間内に登録基準時が含まれる複数の診療情報を特定して対象診療情報として取得する(S04)。
そして、本実施形態において、項目群抽出部13は、診療情報管理データベース1Aから、複数の診療項目について、診療項目と、異常値の範囲とを対応付けた判別情報T1と、診療項目ごとに、診療データの所定の期間における変動量(診療データの差の絶対値)が注意すべき水準であることを判別する所定のしきい値を対応付けたしきい値情報T2とを取得し、取得した判別情報T1としきい値情報T2に基づいて、対象診療情報の診療項目のうち、診療データが異常値を示す診療項目と診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目とを注目診療項目として取得する(S05)。ここでは、注目診療項目としてAST(アスパラギン酸アミノ基転移酵素)、ALT(アラニンアミノ基転移酵素)が抽出されたものとする。
そして、項目群抽出部13は、診療情報管理データベース1Aから、疾患ごとに、表示画面に表示させる複数の診療項目を対応付けてなる診療項目群S1〜SNを取得し、取得したN個の診療項目群から、対象診療情報に含まれる所定の診療項目である注目診療項目を少なくとも1つを含む診療項目群を表示項目群候補として抽出する(S06)。
以下の表1に、本実施形態における診療項目群である、肝がん診療項目群、肺炎診療項目群、腎がん診療項目の例を示す。表1は、疾患毎に各診療項目の表示の有無をY(Yes)、N(No)で対応付けたものであり、肝がん診療項目群は、表1の肝がんの列においてYと記載された診療項目からなる診療項目群である。同様に、肺炎診療項目群は、表1(表1Aと表1B)の肺炎の列において、Yと記載された診療項目からなる診療項目群であり、腎がん診療項目群は、表1の腎がんの列において、Yと記載された診療項目からなる診療項目群である。例えば、ここでは、注目診療項目であるAST、ALTのうち少なくとも1つ以上含む診療項目群である、肝がん診療項目群、腎がん診療項目群の2つが表示項目群候補として抽出されたものとする。

項目群抽出部13は、複数の表示項目群の有無を判別し、もし表示項目群が1つ抽出された場合には(S07,Yes、S08,No)、抽出された診療項目群を表示項目群として抽出する(S13)。なお、診療項目群が1つも抽出されなかった場合には(S07,No)、表示制御部14は、表示項目群が抽出されなかった旨を知らせるダイアログを表示画面に表示するよう指示を診療科端末2に送信する(S14)。
一方、もし複数の診療項目群が抽出された場合には(S07,Yes、S08,Yes)、項目群抽出部13は、表示項目群候補ごとに優先度を算出する(S09)。
本実施形態では、対象期間に含まれる診療項目と、表示項目群候補に含まれる診療項目が一致する数が多いほど、優先度が高くなるように重み付けをしたスコアを算出する。なお、ここでは、スコアの数値が大きい程、優先度が高いものとするが、スコアの数値が小さいほど、優先度が高くなるようにスコアを設定してもよい。
ここでは、表1において、太線で示す診療項目を対象診療情報に含まれる診療項目とすると、肝がん診療項目群に含まれる診療項目と一致する数は、上記の肝がん診療項目群は19個であり、腎がん診療項目群は11個であるため、肝がん診療項目群のスコアは19、腎がん診療項目群のスコアは11と算出される。
次に、表示制御部14は、2つの表示項目群候補を所定の形式で優先度順(スコアの大きい順)にソートして表示画面に選択可能にリスト表示する指示と必要な情報を診療科端末2に送信する(S10)。すると、図2Bに示すように、診療科端末2は、診療科端末2の表示画面に、表示項目群候補の選択を促すための選択ダイアログDを表示する。
ユーザが、図2Bの選択ダイアログDで所望の表示項目群候補を選択すると、診療科端末2は、この選択を受け付けて、選択された表示項目群候補を診療情報表示制御装置1に送信する。すると、項目群抽出部13は、選択された表示項目群候補を表示項目群として抽出する(S11)。ここでは、肝がん診療項目群が選択されたものとする。
次に、表示制御部14は、表示対象患者の詳細表示期間内の複数の診療情報から、抽出された表示項目群に含まれる複数の診療項目に対応する診療情報を特定し、特定した診療情報に対応する診療データのみを表示画面に表示させる指示と必要なデータを診療科端末2に送信する(S12)。すると、図2Cに示すように、診療科端末2は、診療科端末2の診療データ表示欄R8を更新し、肝がん診療項目群に応じた診療データのみを表示する。なお、図2Aでは、各診療項目について詳細表示期間(診療データ表示欄R8の時間軸C2に示す期間)の診療情報が全て表示されていたのに対し、図2Cに示す診療情報表示画面では、詳細表示期間中の診療データのうち、所定の疾患である肝がんの表示項目群に対応する診療データのみが表示されている。
本第1の実施形態によれば、上記のように注目診療項目を含む診療項目群を表示項目群として抽出し、抽出された表示項目群に含まれる複数の診療項目に対応する表示対象患者の診療データを表示画面に表示させるようにしたので、組み合わせて参照すべき所定の診療項目を適切に対応付けた診療項目群から表示項目群を適切に抽出して、抽出された表示項目群に基づいて、総合的に勘案することが有効である複数の診療項目にそれぞれ対応する診療データを好適に表示することができ、診断上注目すべき診療データの見落しを低減して、医師らの診断精度と診断効率の向上を支援できる。
また、複数の表示項目群候補を抽出した場合に、抽出した表示項目群候補を表示画面に表示し、ユーザの表示項目群候補の選択を受け付けて、選択された表示項目群候補を表示項目群として抽出することにより、ユーザの要求に応じた表示項目群に基づく診療データの表示を行うことができる。また、複数の表示項目群候補にそれぞれ優先度を算出し、各優先度を視認可能に複数の表示項目群候補をしているため、ユーザの選択の指針を提示することができる。
また、本実施形態では、疾患ごとに診断上総合的に勘案すべき複数の診療項目を適切に選択されてなる診療項目群が設定されているため、合併症など、注意すべき疾患に対応する表示項目群候補を好適に抽出することができる。さらに、本実施形態のように、どのような疾患(や症状)に対応する診療項目群かを理解可能に表示項目群候補の名称を表示した場合には、合併症などの注意すべき疾患や症状の手がかりとなる情報を医師らに提示して、より好適に診療データの見落としを低減することができる。
また、本実施形態のように、診療データが異常値を示す診療項目と、診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目とを注目診療項目とすることにより、診断上注目すべき診療項目を好適に判別して注目診療項目として設定することができ、注目診療項目を含む表示項目群を抽出することにより、効果的に診断上注意すべき診療データを含む診療情報を表示することができる。
また、本実施形態のように、対象診療項目と一致する程優先度が高くなるように重み付けして表示項目群候補の優先度を算出した場合には、好適に対象期間中の診療項目と一致する診療項目を含む表示項目群を抽出する可能性を高めることができる。
また、第1の実施形態のように、医師らのユーザ操作による入力部からの入力を受け付けて対象期間として取得した場合には、医師らが注目すべき診療データを含んでいると判断した期間を対象期間とすることができる。このため、この対象期間から診断上注目すべき診療項目を適切に注目診療項目として抽出した場合には、この対象期間内の注目診療項目を含むように表示項目群を抽出することにより、医師らの判断を活用して、適切な表示項目群を抽出できる可能性が高く、表示項目群に基づいて診断上有用な診療データを好適に表示することができる。
なお、本実施形態のように、マニュアル操作による期間の入力を受け付けて、受け付けた期間を対象期間とする場合には、任意のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を採用して、マウスやキーボードなどの入力部からの期間の入力を受け付けて入力された期間を対象期間とすることができる。例えば、ダイアログ等にキーボードから直接対象期間の数値を入力してもよく、ドロップダウンリストなどにより選択的に対象期間を入力してもよい。
一方、第1の実施形態に限定されず、診療項目群を抽出するための対象期間の取得方法として、任意の方法を採用してよい。
例えば、第2の実施形態として、第1の実施形態のS03に対応する処理に換えて、対象期間取得部11は、推定疾患と、診療科と、所定の基準期間とを予め互いに対応付けた期間対応付け情報T3を取得し、表示対象患者に対する推定疾患と表示画面を参照する診療科を取得し、期間対応付け情報T3に基づいて、表示対象患者に対する推定疾患と表示画面を参照する診療科に応じた所定の基準期間を対象期間としてもよい。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のS03に対応する処理のみが異なり、他の処理や各部の機能および構成は第1の実施形態と共通であるため記載を省略する。
第2の実施形態では、推定疾患と、診療科と、所定の基準期間とを予め互いに対応付けた期間対応付け情報T3を診療情報管理データベース1Aに予め作成して記憶する。期間対応付け情報T3における、所定の基準期間は、推定疾患と診療科との組合せに応じて、対象期間として適切な期間が予め設定される。例えば、同じ疾患であっても診療科が異なれば診断上注目すべき診療項目が異なる場合、または、所定の診療項目を経過観察する期間が異なる場合があり得る。このため、推定疾患と診療科との組合せに応じて、注目すべき診療項目を含むように対象期間を適切に設定することにより、対象期間に含まれる対象診療項目が注目すべき診療項目を含む可能性が高いため、結果的にその診療科と表示対象患者の診療情報に対してより適切な表示項目群を抽出できる可能性が高く、表示項目群に基づいて診断上有用な診療データを好適に表示することができる。
なお、上記場合に、対象期間取得部11は、表示対象患者の推定疾患を、既往歴などの診断情報、または、過去の複数の診療情報に任意の疾患推定技術を適用することにより取得することが考えられる。また、複数の推定疾患が考えられる場合などには、例えば、図2Aに示すように、電子カルテや退院サマリなどの診断情報から抽出した疾患名ごとに、表示画面にチェックボックスを表示し、このチェックボックスがチェックされた疾患を推定疾患として取得してもよい。
また、第2の実施形態を変形して、推定疾患と、所定の基準期間とを予め互いに対応付けた期間対応付け情報T3Aを診療情報管理データベース1Aに予め作成して記憶し、期間対応付け情報T3Aを取得し、表示対象患者に対する推定疾患を取得し、期間対応付け情報T3に基づいて、表示対象患者に対する推定疾患に応じた所定の基準期間を対象期間としてもよい。この場合には、疾患に応じて、注目すべき診療項目を含むように対象期間を適切に設定することにより、対象期間に含まれる対象診療項目が注目すべき診療項目を含む可能性が高いため、結果的に適切な表示項目群を抽出できる可能性が高く、表示項目群に基づいて診断上有用な診療データを好適に表示することができる。
また、さらに第3の実施形態として、第1の実施形態のS03に対応する処理に換えて、対象期間取得部11は、所定の診療項目を複数対応付けてなる期間決定用診療項目群と、所定の基準期間を互いに対応付けたさらなる期間対応付け情報T4を取得し、表示対象患者の複数の診療情報に含まれる診療項目のうち、診療データが異常値を示す診療項目または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目であって、登録基準時が最新の診療項目を最新診療項目として取得し、さらなる期間対応付け情報T4に基づいて、最新診療項目を含む期間決定用診療項目群に対応する基準期間を対象期間として取得してもよい。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態のS03に対応する処理のみが異なり、他の処理や各部の機能および構成は第1の実施形態と共通であるため記載を省略する。
なお、第3の実施形態における、期間決定用診療項目群は、任意の医学的な観点に基づいて、医学診断上類似又は同一の原因に基づいて、既知の特徴的な結果をもたらす複数の診療項目が適切に選択されて対応付けられたものであれば、様々な種類の任意の個数の診療項目の組合せからなるものとすることができる。また、さらなる期間対応付け情報T4は、期間決定用診療項目群ごとに、その期間決定用診療項目群の観点に対応する適切な所定基準期間が設定されることが好ましい。
ここでは、期間決定用診療項目群を、疾患ごとに、その疾患である場合に異常値を示す複数の診療項目または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目から選ばれる複数の診療項目からなるものとする。この一例として、肝機能障害に対応する期間決定用診療項目群を、肝機能障害の兆候を示す診療項目である、AST(アスパラギン酸アミノ基転移酵素)とALT(アラニンアミノ基転移酵素)とからなるものとすることができる。また、この場合に、さらなる期間対応付け情報T4を、期間決定用診療項目群に対応する疾患に応じた、適切な所定の基準期間を設定することが好ましい。ここでは、例えば、この肝機能障害に対応する期間決定用診療項目群の所定の基準期間を、ASTとALTの診療データの両方が異常値を示す最新の登録基準時を最終日とし、この最終日から過去に所定の日数遡った日を開始日とする期間とすることが考えられる。
なお、第3の実施形態において、期間決定用診療項目群を、症状(または互いに関連する症状からなる症候群)ごとに、その症状(または症候群)である場合に異常値を示す診療項目およびその疾患である場合に所定期間に大きく変動する可能性の高い診療項目の中から任意の組合せで選ばれた複数の診療項目からなるようにしてもよい。
表示対象患者の複数の診療情報に含まれる診療項目のうち、診療データが異常値を示す診療項目または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目であって、登録基準時が最新である最新診療情報は、現在の表示対象患者の医学上注目すべき診療情報である可能性が高い。第3の実施形態によれば、最新診療項目として取得し、さらなる期間対応付け情報T4に基づいて、最新診療項目を含む期間決定用診療項目群に対応する基準期間を対象期間として取得することができるため、注目すべき診療項目を含む対象期間を好適に取得できる可能性が高く、対象診療情報から診断上注目すべき診療項目を適切に注目診療項目として決定できる可能性が高いため、注目診療項目を含む表示項目群に基づいて診断上有用な診療データを好適に表示することができる。
さらに、第3の実施形態に示すように、期間決定用診療項目群を疾患ごとに、その疾患である場合に異常値を示す複数の診療項目または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目から選ばれる複数の診療項目からなるものとし、その疾患に応じた適切な基準期間がさらなる期間対応付け情報T4に対応付けられている場合には、期間決定用診療項目群に基づいて、最新の注目すべき診療情報に応じた、適切な基準期間を取得することができ、対象診療情報から診断上注目すべき診療項目を適切に注目診療項目として決定できる可能性をさらに高めることができる。
なお、第2の実施形態における期間対応付け情報T3または第3の実施形態におけるさらなる期間対応付け情報T4における、所定の基準期間は、上記各実施形態に限定されず、所定の期間を特定可能であれば、任意の方法で所定の期間を規定したものであってもよい。例えば、基準期間を、基準期間の開始時と終了時によって規定してもよく、基準期間を、基準期間の開始時(または終了時)と所定の期間によって規定してもよい。また、さらなる期間対応付け情報T4において、例えば、基準期間を、最新診療項目に対応する診療データの登録基準日を含む月を基準月とし、基準月の前後1年などの期間としてもよく、現在日を基準時(基準日)として基準日から過去6ヶ月の期間としてもよい。最新診療項目と同じ診療項目の診療データの登録基準日のうち最も古い日を開始時とし、最新診療項目の診療データの登録基準日を終了時としてもよい。
本明細書の各実施形態に限定されず、注目診療項目は、対象診療情報に含まれる診療項目のうち1つ以上の診療項目を任意に設定可能である。また、所定の疾患に対して既知の兆候を示す診療項目など診断上注目すべき診療項目を注目診療項目とすることが好ましい。例えば、対象診療情報に含まれる全診療項目を注目診療項目としてもよく、診療データが異常値を示す診療項目のみを注目診療項目としてもよく、診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目のみを注目診療項目としてもよい。また、例えば、疾患毎に、その疾患であれば既知の兆候を示すことが既知である所定の診療項目を予め対応付けた注目診療項目対応付け情報を作成して診療情報管理データベース1A等に記憶しておき、表示対象患者の過去の診療情報から周知の方法により表示対象患者の推定疾患を取得し、注目診療項目対応付け情報に基づいて、推定疾患に応じた注目診療項目を決定してもよい。推定疾患を取得する方法として、電子カルテや退院サマリなどから疾患を抽出する方法や、複数の診療データに基づいて推定疾患を抽出する任意の方法を適用することができる。
また、上記各実施形態に限定されず、項目群抽出部13は、複数の表示項目群候補が抽出された場合に、優先度を算出する任意の方法を採用してよい。例えば、上記実施形態では、第1優先条件を採用しているが、これに換えてまたはこれに加えてさらなる優先条件を用いてもよい。
例えば、項目群抽出部13は、対象診療情報の診療項目のうち、診療データが異常値を示す診療項目および/または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目と、診療項目群候補に含まれる診療項目が一致する数が多いほど優先度が高くなるように重み付けるという第2優先条件に基づいて優先度を算出してもよい。また、さらに、項目群抽出部13は、対象診療項目のうち、診療データが異常値を示す診療項目および/または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目に基づいて、推定疾患を推定し、推定した疾患に対応する表示項目群を優先度が高くなるように重み付けるという第3優先条件に基づいて優先度を算出してもよい。
なお、第3優先条件において、推定疾患を推定するために、任意の疾患推定方法を適用することができ、例えば、疾患ごとに、その疾患である場合に診療データが異常値を示すことが既知である診療項目と、その疾患である場合に所定のしきい値以上の診療データの変動が観察されることが既知である診療項目とを対応付けた疾患推定情報を予め用意して診療情報管理データベース1Aに記憶する。そして、対象診療項目のうち、診療データが異常値を示す診療項目および/または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目を取得し、疾患推定情報に基づいて、取得した診療項目に対応付けられた疾患を推定疾患として取得することが考えられる。
なお、第2優先条件を用いて優先度を算出した場合には、診療データが異常値を示す診療項目および/または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目を含む表示項目群を抽出する可能性を高めることができる。また、第3優先条件を用いた場合には、診療データが異常値を示す診療項目および/または診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目に基づいて、推定した疾患に対応する表示項目群を抽出する可能性を高めることができる。また、推定した疾患に対応する表示項目群候補を表示して、表示画面に表示した表示項目群候補の指定を取得し、取得した表示項目群候補を表示項目群として抽出する場合には、推定疾患に応じた表示項目群候補をユーザに提示できるため、合併症などの診断精度の向上に有効な情報を提供することができる。
また、上記第1優先条件から第3優先条件から選択される1以上の優先条件を任意の組合せで適用して優先度を算出してもよく、さらなる任意の優先条件や任意の優先条件の組合せによって優先度を算出してよい。それぞれ互いに異なる複数の観点に基づく複数の優先条件によって優先度を算出することによって、より正確に表示項目群候補の優先度を算出することができる。優先度の算出に複数の優先条件を適用する場合に、表示項目群候補ごとに各優先条件に対応する中間スコアを算出し、算出された複数の中間スコアの重み付け和を、その表示項目群候補の優先度を示すスコアとして算出することが考えられる。また、優先度の算出に複数の優先条件を適用する場合、複数の優先条件のうちより重要な条件の重みが大きくなるように重み付けの度合いを異ならせてもよい。
また、表示画面に表示された複数の表示項目群候補の指定を取得して、取得した表示項目群候補を表示項目群として取得する方法として、任意の方法を採用してよい。例えば、任意のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を採用して、マウスやキーボードやタッチパネルなどの入力装置からの入力による指定を受け付けて、表示項目群を取得することができる。
また、上記各実施形態において、表示制御部14は、複数の表示項目群候補を優先度順にリスト表示しているが、これに限定されず、優先度を視認可能な任意の方法で複数の表示項目群候補を表示してよい。例えば、優先度に応じて表示項目群を特定する文字や記号の色やフォントや大きさを異ならせてもよく、表示項目群を特定する文字や記号に優先度を表す指標や枠などを付してもよい。
一方、上記各実施形態において、項目群抽出部13は、複数の表示項目群候補が抽出された場合に、複数の表示項目候補にそれぞれ優先度を算出しているが、これに限定されず、項目群抽出部13が優先度の算出をしないように構成してもよい。この場合に、例えば、表示制御部14は、抽出された複数の表示項目群候補を選択可能に表示画面に表示し、項目群抽出部13が表示画面に表示された表示項目群候補の指定を取得し、指定された表示項目群候補を表示項目群として抽出するように構成することが考えられる。
また、上記各実施形態に限定されず、抽出された複数の表示項目群候補を選択可能に表示画面に表示して、表示項目群候補の指定を取得し、取得した表示項目群候補を表示項目群として抽出する構成に換えて、優先度などに基づく任意の評価方法を用いて複数の表示項目群候補から表示項目群を自動的に抽出してもよい。この場合に、例えば、優先度の最も高い表示項目群候補を表示項目群として抽出するように構成することが考えられる。
また、各実施形態に限定されず、表示項目群に含まれる診療項目に対応する診療データを選択的に表示するものであれば、診療情報表示画面を任意の形式で表示するものとしてもよい。本実施形態においては複数の診療項目に対応する各診療データを共通の時間軸に沿って表示する形式としているが、例えば表示項目群に含まれる診療項目に対応する最新の診療データをそれぞれ1つずつ表示するように構成してもよい。
また、本明細書の各実施形態において、「診療データが異常値を示す診療項目」について、異常値は、医学診断上の知見に基づいて、診療項目ごとに、診療データの値が注意すべき水準である値が適切に設定されることが好ましい。診療データの値と標準値との差の絶対値が所定の閾値より大きいものを異常値と判断してもよく、正常範囲と異常範囲を規定し、異常範囲に含まれる診療データの値を異常値と判断してもよく、陽性か陰性を示す検査において診療データが陽性を示すものを異常値と判断してもよい。また、疾患毎に、異常値と判断される数値範囲を異ならせてもよく、この場合には、例えば、表示対象患者の推定疾患を取得し、推定疾患に応じて、表示対象患者の診療データに適用する異常値の数値範囲を異ならせることが考えられる。
また、本明細書の各実施形態において、上記「診療データの変動が所定のしきい値以上である診療項目」について、所定のしきい値は、診療項目ごとに、医学診断上の知見に基づいて、診療データが注意すべき水準の変化を示していると判断可能な、適切な期間における適切な変動量が設定されることが好ましい。例えば、所定期間における生体情報の値の差の絶対値や、所定期間における検体検査の値の差の絶対値や、所定期間における画像データにおける病変領域のサイズ(長径、面積、体積などを示す値)の差の絶対値を診療データの変動として用いることが考えられる。また、疾患毎に、異常値と判断される数値範囲を異ならせてもよく、この場合には、例えば、表示対象患者の推定疾患を取得し、推定疾患に応じて、表示対象患者の診療データに適用する変動の所定のしきい値を異ならせることが考えられる。なお、疾患毎に、異常値と判断される数値範囲を異ならせる場合、または、異常値と判断される数値範囲を異ならせる場合に、推定疾患を取得する方法として、電子カルテや退院サマリなどから疾患を抽出する方法や、複数の診療データに基づいて推定疾患を抽出する任意の方法を適用することができる。
なお、上記各実施形態に限定されず、診療情報表示制御装置の構成要素の一部または全部は、1台のワークステーションにより構成されたものであってもよく、ネットワークを介して接続された一台以上のワークステーション、サーバ、記憶装置によって構成されたものであってもよい。なお、各機器は、CD−ROM等の記録媒体からインストールされた本明細書の診療情報表示を行うプログラムによって制御される。また、プログラムは、インターネット等のネットワーク経由で接続されたサーバの記憶装置からダウンロードされた後にインストールされたものであってもよい。
また、上述した各実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で任意に変形および応用が可能である。
1 診療情報表示装置
1A 診療情報管理データベース
11 対象期間取得部
12 診療情報取得部
13 項目群抽出部
14 表示制御部
2 診療科端末
R1 基本情報表示欄
R2 検査期間表示欄
R3 投薬情報表示欄
R4 生体情報表示欄
R5 検体検査情報表示欄
R6 画像情報表示欄
R7 グラフ表示欄
R8 診療データ表示欄

Claims (10)

  1. 対象期間を取得する対象期間取得部と、
    複数の診療項目と、該診療項目にそれぞれ対応する表示対象患者の診療データと、該診療データの登録基準時とを互いに対応づけた複数の診療情報を取得し、該複数の診療情報のうち、前記対象期間内に前記登録基準時が含まれる前記複数の診療情報を対象診療情報として取得する診療情報取得部と、
    表示画面に表示させる複数の診療項目を対応付けてなる診療項目群を複数取得し、前記複数の診療項目群から、前記対象診療情報に含まれる所定の診療項目である注目診療項目を含む診療項目群を表示項目群として抽出する項目群抽出部と、
    前記複数の診療情報に基づいて、抽出された前記表示項目群に含まれる前記複数の診療項目に対応する前記表示対象患者の診療データを表示画面に表示させる表示制御部とを備えたことを特徴とする診療情報表示制御装置。
  2. 前記対象期間取得部は、推定疾患と、診療科と、所定の基準期間とを予め互いに対応付けた期間対応付け情報を取得し、前記表示対象患者に対する推定疾患と前記表示画面を参照する診療科を取得し、前記期間対応付け情報に基づいて、前記表示対象患者に対する推定疾患と前記表示画面を参照する診療科に応じた前記所定の基準期間を前記対象期間として取得することを特徴とする請求項1記載の診療情報表示制御装置。
  3. 前記対象期間取得部は、所定の診療項目を複数対応付けてなる期間決定用診療項目群と、所定の基準期間を互いに対応付けたさらなる期間対応付け情報を取得し、
    前記表示対象患者の前記複数の診療情報に含まれる前記診療項目のうち、前記診療データが異常値を示す前記診療項目または前記診療データの変動が所定のしきい値以上である前記診療項目であって、前記登録基準時が最新の前記診療項目を最新診療項目として取得し、
    前記さらなる期間対応付け情報に基づいて、前記最新診療項目を含む前記期間決定用診療項目群に対応する前記基準期間を前記対象期間として取得することを特徴とする請求項1記載の診療情報表示制御装置。
  4. 前記項目群抽出部は、前記注目診療項目を含む診療項目群が複数抽出された場合に、前記診療項目群候補ごとに優先度を算出し、
    前記表示制御装置は、算出された前記優先度を視認可能に前記複数の診療項目群を表示項目群候補として表示画面に表示させるものであり、
    前記項目群抽出部は、前記表示画面上に表示された表示項目群候補の指定を取得し、取得した表示項目群候補を表示項目群として抽出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の診療情報表示制御装置。
  5. 前記項目群抽出部は、前記診療項目群候補ごとに、該診療項目群候補に含まれる前記診療項目と前記対象診療情報に含まれる前記診療項目とが一致するほど優先度が高くなるように重み付けて前記優先度を算出することを特徴とする請求項4記載の診療情報表示制御装置。
  6. 前記項目群抽出部は、前記対象診療情報の診療項目のうち、前記診療データが異常値を示す前記診療項目および/または前記診療データの変動が所定のしきい値以上である前記診療項目と、前記診療項目群候補に含まれる前記診療項目が一致するほど優先度が高くなるように重み付けて前記優先度を算出することを特徴とする請求項4または5記載の診療情報表示制御装置。
  7. 前記注目診療項目は、前記対象診療情報の診療項目のうち、前記診療データが異常値を示す前記診療項目および/または前記診療データの変動が所定のしきい値以上である前記診療項目であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の診療情報表示制御装置。
  8. 前記診療項目群が、疾患ごとに、該疾患の診断に用いられる複数の診療項目を対応付けてなることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の診療情報表示制御装置。
  9. 診療情報表示制御装置に実行させる診療情報表示制御方法であって、
    対象期間を取得する対象期間取得ステップと、
    複数の診療項目と、該診療項目にそれぞれ対応する表示対象患者の診療データと、該診療データの登録基準時とを互いに対応づけた複数の診療情報を取得し、該複数の診療情報のうち、前記対象期間内に前記登録基準時が含まれる前記複数の診療情報を対象診療情報として取得する診療情報取得ステップと、
    表示画面に表示させる複数の診療項目を対応付けてなる診療項目群を複数取得し、前記複数の診療項目群から、前記対象診療情報に含まれる所定の診療項目である注目診療項目を含む診療項目群を表示項目群として抽出する項目群抽出ステップと、
    前記複数の診療情報に基づいて、抽出された前記表示項目群に含まれる前記複数の診療項目に対応する前記表示対象患者の診療データを表示画面に表示させる表示制御ステップとを有することを特徴とする診療情報表示制御方法。
  10. コンピュータを、
    対象期間を取得する対象期間取得部と、
    複数の診療項目と、該診療項目にそれぞれ対応する表示対象患者の診療データと、該診療データの登録基準時とを互いに対応づけた複数の診療情報を取得し、該複数の診療情報のうち、前記対象期間内に前記登録基準時が含まれる前記複数の診療情報を対象診療情報として取得する診療情報取得部と、
    表示画面に表示させる複数の診療項目を対応付けてなる診療項目群を複数取得し、前記複数の診療項目群から、前記対象診療情報に含まれる所定の診療項目である注目診療項目を含む診療項目群を表示項目群として抽出する項目群抽出部と、
    前記複数の診療情報に基づいて、抽出された前記表示項目群に含まれる前記複数の診療項目に対応する前記表示対象患者の診療データを表示画面に表示させる表示制御部として機能させることを特徴とする診療情報表示制御プログラム。
JP2013145247A 2013-07-11 2013-07-11 診療情報表示制御装置および方法並びにプログラム Active JP5879308B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013145247A JP5879308B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 診療情報表示制御装置および方法並びにプログラム
US14/327,472 US20150019246A1 (en) 2013-07-11 2014-07-09 Medical care information display control apparatus, method, and program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013145247A JP5879308B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 診療情報表示制御装置および方法並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015018415A true JP2015018415A (ja) 2015-01-29
JP5879308B2 JP5879308B2 (ja) 2016-03-08

Family

ID=52277822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013145247A Active JP5879308B2 (ja) 2013-07-11 2013-07-11 診療情報表示制御装置および方法並びにプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20150019246A1 (ja)
JP (1) JP5879308B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016143147A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社島津製作所 医用プログラムおよびそれを用いた医用システム
JP2016151903A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 株式会社湯山製作所 検査支援システム
JP2019096157A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 トヨタ自動車株式会社 レポート出力装置、システム、方法、及びプログラム
JP2020514851A (ja) * 2016-12-05 2020-05-21 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. インテリジェントな腫瘍サイズの変更通知を伴う腫瘍追跡
JP2020144623A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 靖幸 小林 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6608142B2 (ja) * 2015-01-28 2019-11-20 株式会社野村総合研究所 サーバ装置
JP2016184221A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 富士フイルム株式会社 診療支援装置とその作動方法および作動プログラム、並びに診療支援システム
KR102439769B1 (ko) * 2016-01-18 2022-09-05 삼성메디슨 주식회사 의료 영상 장치 및 그 동작방법
CN107239722B (zh) * 2016-03-25 2021-11-12 佳能株式会社 用于从医疗文档中提取诊断对象的方法和装置
CN107863148A (zh) * 2017-11-06 2018-03-30 余帝乾 一种基于大数据时代患者就医的方法和装置
JP7142115B2 (ja) * 2019-02-15 2022-09-26 富士フイルム株式会社 超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0683880A (ja) * 1992-08-31 1994-03-25 Toshiba Corp 病院用診断支援装置
JPH10177605A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Hitachi Ltd 電子カルテシステム
JP2011103056A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Health Support Network Inc 医療データ・バイタルデータの統合表示システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7590551B2 (en) * 2000-11-17 2009-09-15 Draeger Medical Systems, Inc. System and method for processing patient information
US20100145720A1 (en) * 2008-12-05 2010-06-10 Bruce Reiner Method of extracting real-time structured data and performing data analysis and decision support in medical reporting
US8645164B2 (en) * 2009-05-28 2014-02-04 Indiana University Research And Technology Corporation Medical information visualization assistant system and method

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0683880A (ja) * 1992-08-31 1994-03-25 Toshiba Corp 病院用診断支援装置
JPH10177605A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Hitachi Ltd 電子カルテシステム
JP2011103056A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Health Support Network Inc 医療データ・バイタルデータの統合表示システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016143147A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社島津製作所 医用プログラムおよびそれを用いた医用システム
JP2016151903A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 株式会社湯山製作所 検査支援システム
JP2020514851A (ja) * 2016-12-05 2020-05-21 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. インテリジェントな腫瘍サイズの変更通知を伴う腫瘍追跡
JP7249940B2 (ja) 2016-12-05 2023-03-31 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ インテリジェントな腫瘍サイズの変更通知を伴う腫瘍追跡
JP2019096157A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 トヨタ自動車株式会社 レポート出力装置、システム、方法、及びプログラム
JP2020144623A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 靖幸 小林 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20150019246A1 (en) 2015-01-15
JP5879308B2 (ja) 2016-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5879308B2 (ja) 診療情報表示制御装置および方法並びにプログラム
JP6643379B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP5834042B2 (ja) 診療情報表示制御装置および診療情報表示制御方法並びに診療情報表示制御プログラム
US8589420B2 (en) Medical information system and program for same
JP5844247B2 (ja) 検査結果表示装置及びその作動方法、並びにプログラム
JP6097949B2 (ja) グラフ表示装置およびグラフ表示装置の作動方法並びにグラフ表示プログラム
JP5732015B2 (ja) グラフ作成装置およびグラフ作成方法並びにグラフ作成プログラム
JP2015203920A (ja) 類似症例検索システム、類似症例検索方法及びプログラム
JP6049194B2 (ja) グラフ表示装置およびグラフ表示装置の作動方法並びにグラフ表示プログラム
JP2007307290A (ja) 医用画像読影システム
JP5778730B2 (ja) 診療情報表示制御装置、方法及びプログラム
JP2009069893A (ja) 診断支援装置及びプログラム
JP2010172559A (ja) 医療診断支援システム及び医療診断支援装置
US20130159022A1 (en) Clinical state timeline
JP5564073B2 (ja) 臨床情報表示装置および臨床情報表示方法並びに臨床情報表示プログラム
EP3362925B1 (en) Systems and methods for generating correct radiological recommendations
US11183279B2 (en) Method and apparatus for a treatment timeline user interface
JP5348998B2 (ja) 画像検索装置及びその方法
US20150161333A1 (en) Clinical information display apparatus, method and program
US20150371419A1 (en) Inspection data display control apparatus, method, and recording medium
WO2021069105A1 (en) Diagnostic tool
JP2021051394A (ja) 医用情報処理装置及びプログラム
JP2007047979A (ja) 健康情報管理装置、健康情報管理装置の制御方法、及びプログラム
JP6985003B2 (ja) 病院情報システム及びデータ表示プログラム
JP5963164B2 (ja) 画像診断支援システム及び画像診断支援プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5879308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250