JP2015016881A - 嵌合具付き袋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】嵌合具によって閉じた袋本体の開口部を容易に開封できる嵌合具付き袋体を提供する。
【解決手段】第1の平面部14及び第2の平面部14を有する内容物を収容する袋本体10と、第1の嵌合部38及び第2の嵌合部42を有し、袋本体10の開口部12に沿うように袋本体10の内面に取り付けられた嵌合具30と、嵌合具30の開口部12と反対側で第1の端部52が袋本体10の内面に取り付けられたシート基材50と、を有し、シート基材50を間に挟むように第1の嵌合部38及び第2の嵌合部42が嵌合され、第1の嵌合部38及び第2の嵌合部42が嵌合された状態で、シート基材50の第1の端部52から第2の端部54までの距離が、シート基材50の第1の端部52から袋本体10の開口部12までの距離よりも長い、嵌合具付き袋体1。
【選択図】図2

Description

本発明は、嵌合具付き袋体に関する。
食品、薬品、雑貨等を収容する袋体としては、内容物を収容する袋本体と、該袋本体の開口部近傍の内面に、該開口部を開閉自在に封じるように取り付けられた嵌合具と、を具備する嵌合具付き袋体が広く用いられている。
嵌合具としては、例えば、帯状の基材及び該基材の長手方向に沿って設けられた雄型嵌合部とを有する第1の嵌合部材と、帯状の基材及び該基材の長手方向に沿って設けられた雌型嵌合部とを有する第2の嵌合部材と、を有する嵌合具が挙げられる(例えば、特許文献1)。該嵌合具においては、雄型嵌合部と雌型嵌合部とが着脱自在に嵌合できるようになっている。袋本体の開口部近傍において向かい合う一方の内面に第1の嵌合部材の基材を取り付け、他方の内面に第2の嵌合部材の基材を取り付けて、雄型嵌合部と雌型嵌合部とを着脱させることで、袋本体の開口部の開閉が繰り返し行える。
このような嵌合具付き袋体においては、嵌合具によって開口部を開封する作業が難しいことがある。具体的には、嵌合具によって開口部を開封する際には、袋本体における第1の嵌合部材が取り付けられた側の開口端と、第2の嵌合部材が取り付けられた側の開口端とをそれぞれ把持し、それら各々の開口端を離間させるように引っ張ることで、雄型嵌合部を雌型嵌合部から脱離させて開封する。しかし、嵌合具によって開口部を閉じている状態では、袋本体の対向する開口端同士が密着した状態となりやすく、それぞれの開口端を把持することが難しい。そのため、袋体の開封に時間がかかることがある。
特開2003−160147号公報
本発明は、嵌合具によって閉じた袋本体の開口部を容易に開封できる嵌合具付き袋体を提供する。
本発明の嵌合具付き袋体は、内容物を収容する袋本体と、前記袋本体に形成される開口部に沿うように前記袋本体の内面に取り付けられた嵌合具と、前記嵌合具の前記開口部と反対側で前記袋本体の内面に第1の端部が取り付けられたシート基材と、を有し、前記袋本体が一対の平面部を有し、前記嵌合具が、前記開口部に沿うように前記一対の平面部のそれぞれに設けられ、互いに着脱自在に嵌合する突条の一対の嵌合部を有し、前記シート基材を間に挟むように前記一対の嵌合部が嵌合されることを特徴とする。
本発明の嵌合具付き袋体では、前記一対の嵌合部が嵌合された状態で、前記シート基材の前記第1の端部からその反対側の第2の端部までの距離が、前記シート基材の前記第1の端部から前記袋本体に形成された開口部までの距離よりも長いことが好ましい。
また、前記シート基材における第2の端部側には、部分的に肉厚な肉厚部が形成されていることが好ましい。
本発明の嵌合具付き袋体は、嵌合具によって閉じた袋本体の開口部を容易に開封できる。
本発明の嵌合具付き袋体の一例を示した正面図である。 図1の嵌合具付き袋体のA−A断面図である。 図2の嵌合具付き袋体における嵌合具で閉じられた開口部を開封する様子を示した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体におけるシート基材の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体の他の例を示した正面図である。 本発明の嵌合具付き袋体の他の例を示した正面図である。 図7の嵌合具付き袋体のB−B断面図である。
本発明の嵌合具付き袋体は、内容物を収容する袋本体の内面に、該袋本体に形成される開口部に沿うように嵌合具が取り付けられ、該嵌合具によって前記開口部を開閉自在に封じることができる袋体である。
以下、本発明の嵌合具付き袋体の一例を示して詳細に説明する。
本実施形態例の嵌合具付き袋体1(以下、「袋体1」という。)は、図1及び図2に示すように、内容物を収容する袋本体10と、袋本体10の上部に形成された開口部12に沿うように袋本体10の内面に取り付けられた嵌合具30と、嵌合具30の開口部12と反対側で袋本体10の内面に第1の端部52が取り付けられたシート基材50と、を有する。
袋本体10は、一対の第1の平面部14及び第2の平面部16を有している。袋本体10は、第1の平面部14と第2の平面部16における両方の側縁部18,20及び底縁部22がヒートシールされることで袋状とされており、上部に開口部12が形成されている。
袋本体10の形状は、本実施形態では矩形である。ただし、袋本体10の形状は矩形には限定されない。また、袋本体10の大きさも特に限定されず、袋本体10に収容する内容物によって適宜選定すればよい。
第1の平面部14及び第2の平面部16は、フィルム材で形成されていることが好ましい。
第1の平面部14及び第2の平面部16を形成するフィルム材は、ヒートシールによって嵌合具30を溶着できるものであればよく、内面側からシーラント層と基材層を少なくとも有する積層フィルムが好ましい。
基材層の材質としては、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリプロピレン等が挙げられる。
シーラント層の材質としては、直鎖状低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等が挙げられる。
また、前記積層フィルムには、バリア層等の機能層を設けてもよい。
また、第1の平面部14と第2の平面部16を形成するフィルム材は、シーラント層のみからなる単層フィルムであってもよい。
嵌合具30は、一対の帯状の第1の嵌合部材32と第2の嵌合部材34とを有する。
第1の嵌合部材32は、帯状の第1の基材36と、第1の基材36の対向面36aに長手方向に沿って設けられた突条の第1の嵌合部38とを有する。第2の嵌合部材34は、帯状の第2の基材40と、第2の基材40の対向面40aに長手方向に沿って設けられ、第1の嵌合部38と着脱自在に嵌合する第2の嵌合部42とを有する。
第1の基材36及び第2の基材40の材質としては、公知の嵌合具に使用される樹脂が用いられる。例えば、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、エチレン−アクリル酸系共重合体等のポリオレフィン又はオレフィン系共重合体が挙げられる。第1の基材36及び第2の基材40においては、それぞれ前記した樹脂を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、第1の基材36及び第2の基材40は、複層とすることができる。その場合、第1の基材36及び第2の基材40は、例えば、融点又は軟化温度が相対的に低い樹脂からなり、第1の平面部14と熱溶着するヒートシール層と、融点又は軟化温度が相対的に高い樹脂からなる耐熱層とからなる複層とすることができる。
第1の嵌合部38及び第2の嵌合部42の材質としては、例えば、第1の基材36及び第2の基材40で挙げた樹脂と同じ樹脂を用いることができる。第1の嵌合部38及び第2の嵌合部42には、第1の基材36及び第2の基材40に用いた樹脂よりも融点又は軟化温度が高い樹脂を用いることが好ましい。
嵌合具30は、袋本体10の内面に、開口部12に沿うように設けられている。より具体的には、第1の嵌合部材32が、第1の平面部14の内面に、袋本体10の開口部12に沿うように、袋本体10の第1の側縁10aから第2の側縁10bまで連続して取り付けられている。また、第2の嵌合部材34が、第2の平面部16の内面に、袋本体10の開口部12に沿うように、袋本体10の第1の側縁10aから第2の側縁10bまで連続して取り付けられている。
第1の嵌合部38は、第1の基材36の対向面36aに、第1の基材36の長手方向に沿って突条に設けられている。第1の嵌合部38は、図2に示すように、第1の基材36の対向面36aから立ち上がる幹部38aと、幹部38aの先端部に設けられ、幹部38aよりも大きい断面略半円形状の頭部38bを有する雄型嵌合部である。
第2の嵌合部42は、第2の基材40の対向面40aに、第2の基材40の長手方向に沿って突条に設けられている。第2の基材40は、図2に示すように、第2の基材40の対向面40aから断面円弧状に立ち上がる第1のアーム部42aと第2のアーム部42bからなり、第1のアーム部42aと第2のアーム部42bによって凹部42cが形成されている雌型嵌合部である。
第1の嵌合部38と第2の嵌合部42は、第1の嵌合部38の頭部38bを第2の嵌合部42の凹部42cに嵌め込むことで、着脱自在に嵌合できるようになっている。嵌合具30の第1の嵌合部38と第2の嵌合部42を着脱自在に嵌合することで、袋本体10に形成された開口部12を開閉自在に封じることができる。
第2の嵌合部42の凹部42cは、第1の嵌合部38の頭部38bよりも一回り大きくなっており、第1の嵌合部38及び第2の嵌合部42を嵌合した状態において、第2の嵌合部42の内面と第1の嵌合部38の外面との間に、シート基材50の厚みとほぼ同等の隙間が形成されている。すなわち、第1の嵌合部38及び第2の嵌合部42は、それら第1の嵌合部38と第2の嵌合部42の間にシート基材50を挟んだ状態で嵌合するようになっている。
第1の嵌合部38及び第2の嵌合部42の断面形状は、シート基材50を間に挟むように第1の嵌合部38と第2の嵌合部42とを嵌合することで、袋本体10の開口部12を閉じることができるものであればよく、公知の断面形状を採用できる。
シート基材50は、シート状の基材であって、第1の端部52が、嵌合具30の開口部12と反対側で袋本体10の内面に取り付けられている。より具体的には、この例では、シート基材50の第1の端部52が、嵌合具30の開口部12と反対側で袋本体10の第1の平面部14の内面14aに取り付けられている。
また、シート基材50は、嵌合具30によって袋本体10の開口部12が閉じられる際に、図2に示すように、第1の嵌合部38と第2の嵌合部42の間に挟まれる。すなわち、シート基材50の第2の端部54は、第1の嵌合部38及び第2の嵌合部42よりも開口部12側に位置している。
シート基材50を間に挟むように第1の嵌合部38と第2の嵌合部42が嵌合された状態において、シート基材50の第1の端部52からその反対側の第2の端部54までの距離d1(図1)は、シート基材50の第1の端部52から袋本体10の開口部12までの距離d2(図1)よりも長くなっていることが好ましい。これにより、シート基材50を間に挟むように第1の嵌合部38と第2の嵌合部42が嵌合された状態において、シート基材50の第2の端部54側の一部が袋本体10の外部に露出する。
袋体1では、このように、嵌合具30によって袋本体10の開口部12を閉じた際に、シート基材50が第1の嵌合部38と第2の嵌合部42の間に挟まれて、シート基材50の第2の端部54が外部に露出するようになっている。そのため、シート基材50を用いて袋本体10の開口部12を容易に開封することができる。
具体的には、嵌合具30によって閉じられた袋本体10の開口部12を開封する際に、シート基材50における袋本体10の外部に露出している部分を把持し、上方に引き上げる。これにより、図3に示すように、シート基材50が引き伸ばされ、それに伴って第1の嵌合部38の頭部38bが第2の嵌合部42の凹部42cから引き出されて脱離する。このように、シート基材50を用いることで、嵌合具30によって閉じられた袋本体10の開口部12を容易に開くことができる。
前記距離d1と距離d2の差(d1−d2)は、シート基材50における第2の端部54側を把持して上方に引き上げることができるように適宜設定すればよい。
差(d1−d2)は、1〜20mmが好ましく、5〜15mmがより好ましい。差(d1−d2)が下限値以上であれば、シート基材50における袋本体10の外部に露出した部分を把持して上方に引き上げることが容易になるため、嵌合具30によって閉じた袋本体10の開口部12を開くことがより容易になる。差(d1−d2)が上限値以下であれば、シート基材50における袋本体10の外部に露出した部分が邪魔になり難い。
袋本体10の内面において、シート基材50の第1の端部52が取り付けられる位置は、嵌合具30にできるだけ近いことが好ましい。これにより、嵌合具30によって袋本体10の開口部12を閉じる際に、シート基材50を第1の嵌合部38と第2の嵌合部42の間に挟み、シート基材50の第2の端部54側を袋本体10の外部に露出させることが容易になる。
シート基材50の形状は、この例では矩形であるが、矩形には限定されない。本発明では、シート基材の形状は、例えば、三角形状、半円状、台形状等であってもよい。
また、シート基材50の数は、この例では1つであるが、1つには限定されない。本発明では、シート基材の数が2つ以上であってもよい。
この例のようにシート基材50を1つ設ける場合、シート基材50を設ける位置は、袋本体10の開口部12の幅方向における中央部であることが好ましい。これにより、嵌合具30によって閉じられた袋本体10の開口部12をシート基材50によって開くことが容易になる。
袋本体10の開口部12の幅d4(図1)に対するシート基材50の幅d3(図1)の比(d3/d4)は、1/1〜1/20が好ましく、1/1〜1/5がより好ましい。比(d3/d4)が下限値以上であれば、嵌合具30によって閉じられた袋本体10の開口部12を、シート基材50を利用して開くことがより容易になる。
シート基材50における第1の嵌合部38と第2の嵌合部42との間に挟まれる部分の厚みは、シート基材50を挟んだ状態で第1の嵌合部38と第2の嵌合部42とを充分な嵌合強度で嵌合できる範囲であればよい。
また、シート基材50は、第2の端部54側に、部分的に肉厚な肉厚部56が形成されていることが好ましい。これにより、シート基材50の第2の端部54側を把持して上方に引き上げる際に指が肉厚部56に引っ掛かるため、シート基材50を引き上げて嵌合具30の第1の嵌合部38と第2の嵌合部42とを脱離させることがより容易になる。
この例の肉厚部56の断面形状は、図2に示すように、シート基材50における両方の面側に突き出た形状となっている。なお、シート基材50の肉厚部56の断面形状は、該形状には限定されない。例えば、図4に示すように、シート基材50の一方の面側のみに突き出た形状の肉厚部56Aであってもよい。
シート基材50の材質としては、第1の端部52を袋本体10の内面に取り付けることができ、かつシート基材50を間に挟んだ状態で第1の嵌合部38と第2の嵌合部42を嵌合できるものであればよい。シート基材50の材質としては、袋本体10の内面に溶着によって容易に取り付けられ、またシート基材50を間に挟んだ状態でも第1の嵌合部38と第2の嵌合部42を嵌合できる点から、フィルム材が好ましい。
シート基材50をフィルム材とする場合、該フィルム材としては、少なくとも袋本体10の内面に溶着される側にシーラント層を有するフィルム材がより好ましい。シーラント層の材質としては、例えば、第1の平面部14及び第2の平面部16を形成するフィルム材のシーラント層として挙げたものと同じものが挙げられる。
また、シート基材50をフィルム材とする場合、該フィルム材は、シーラント層のみからなる単層フィルムであってもよく、シーラント層と基材層を有する積層フィルムであってもよい。
例えばシート基材50の第1の端部52を接着剤等で袋本体10の内面に取り付ける場合等は、シート基材50は、シート基材50を間に挟んだ状態で第1の嵌合部38と第2の嵌合部42を嵌合できるものであればフィルム材以外のものでもよい。
フィルム材以外のシート基材50としては、例えば、ゴム製のシート、紙製のシート等、薄いシートが挙げられる。
袋体1の製造方法は、特に限定されず、例えば、公知の方法により袋本体10を作製し、該袋本体10の内面に嵌合具30を取り付けた後に、シート基材50の第1の端部52を、袋本体10の内面における、嵌合具30の開口部12と反対側にヒートシールによって溶着する方法等が挙げられる。
(作用効果)
袋体1では、袋本体10の上部に形成された開口部12を嵌合具30によって開閉自在に閉じることができる。具体的には、第1の嵌合部38と第2の嵌合部42の間にシート基材50が挟まれ、シート基材50の第2の端部54側が袋本体10の外部に露出するように、第1の嵌合部38と第2の嵌合部42とを嵌合させて袋本体の開口部12を閉じる。
袋本体10の開口部12を開く際には、シート基材50における袋本体10の外部に露出している部分を把持し、上方に引き上げる。これにより、図3に示すように、シート基材50が引き伸ばされて緊張状態となり、その引き伸ばされたシート基材50によって第2の嵌合部42の凹部42c内から第1の嵌合部38の頭部38bが引き出される。このように、シート基材50が引き伸ばされることで第1の嵌合部38と第2の嵌合部42の嵌合が解除され、袋本体10の開口部12が開かれる。
従来の嵌合具付き袋体では、嵌合具によって閉じた袋本体の開口部を開く場合、前述したように、袋本体の対向する開口端をそれぞれ把持してそれらを離間させるように引っ張る必要がある。しかし、嵌合具によって開口部が閉じられた状態においては、袋本体の各々の開口端は密着しやすく、各々の開口端を把持することが難しいことがある。
これに対して、袋体1では、嵌合具30によって袋本体10の開口部12が閉じられた状態で、袋本体10の各々の開口端14b,16bが密着していたとしても、シート基材50の第2の端部54側の一部が袋本体10の外部に露出している。そのため、シート基材50の第2の端部54側を容易に把持することができ、その結果、シート基材50を利用して容易に開封作業が行える。
以上説明したように、本発明の嵌合具付き袋体では、シート基材を利用することで、嵌合具によって閉じられた袋本体の開口部を容易に開封することができる。
なお、本発明の嵌合具付き袋体は、図1〜3に例示した袋体1には限定されない。
例えば、嵌合具の第1の嵌合部及び第2の嵌合部よりも開口部側にシート基材の第2の端部が位置し、該シート基材の第2の端部が把持できる範囲であれば、前記距離d1と前記距離d2が同じか、又は前記距離d1よりも前記距離d2の方が長い嵌合具付き袋体であってもよい。すなわち、本発明の嵌合具付き袋体は、シート基材の第2の端部が把持できる範囲であれば、該シート基材の第2の端部が袋本体から露出しないものであってもよい。ただし、シート基材の第2の端部側を把持しやすい点では、袋体1のように、シート基材の第2の端部側が袋本体から露出するようになっていることが好ましい。
また、図5に示すように、シート基材50の第1の端部52が、袋本体10における、雌型嵌合部である第2の嵌合部42が取り付けられている第2の平面部16の内面16aに取り付けられた嵌合具付き袋体2(以下、「袋体2」という。)であってもよい。図5において、図1と同じ部分については同符号を付して説明を省略する。
本発明では、雄型嵌合部及び雌型嵌合部を有する嵌合具を備えた嵌合具付き袋体とする場合、袋本体において雌型嵌合部の内部側に配置されるアーム部を変形させて雄型嵌合部の頭部を脱離させやすい点では、袋体2のように、袋本体における雌型嵌合部が取り付けられている側の平面部の内面にシート基材の第1の端部が取り付けられた嵌合具付き袋体が好ましい。
また、特に内容物が粉状である場合に、内容物が雌型嵌合部の凹部内に入り込んで雄型嵌合部と雌型嵌合部の嵌合が困難になることを抑制しやすい点では、袋体2のように、袋本体における雌型嵌合部が取り付けられている側の平面部の内面にシート基材の第1の端部が取り付けられた嵌合具付き袋体が好ましい。
また、本発明の嵌合具付き袋体は、図6に例示した嵌合具付き袋体3(以下、「袋体3」という。)であってもよい。図6において、図1と同じ部分については同符号を付して説明を省略する。
袋体3は、2つのシート基材50A,50Bを有し、それぞれのシート基材50A,50Bの第1の端部が嵌合具30の開口部12と反対側で袋本体10の内面に取り付けられている以外は、袋体1と同じである。
シート基材を2つ設ける場合は、袋本体の開口部の幅方向の中央部に対して対称となる位置にそれらシート基材がそれぞれ設けられることが好ましい。
また、本発明の嵌合具付き袋体では、シート基材における第2の端部側に肉厚部が形成されていなくてもよい。また、袋体1では、シート基材50の第2の端部54に肉厚部56が形成されていたが、肉厚部は袋本体の外部に露出する範囲であれば、シート基材における第2の端部よりも第1の端部側に形成されていてもよい。
また、本発明の嵌合具付き袋体は、嵌合具が帯状の基材を有さず、袋本体の一対の平面部のそれぞれに、該袋本体に形成される開口部に沿って一対の嵌合部が直接形成されたものであってもよい。
また、本発明の嵌合具付き袋体は、第1の嵌合部と第2の嵌合部をそれぞれ複数の雄型嵌合部からなる嵌合部とし、各々の雄型嵌合部の頭部を対向する2つの雄型嵌合部の間にそれぞれ挿入するように互いに嵌め込むことで、袋本体の開口部を開閉する嵌合具を有するものであってもよい。
また、本発明の嵌合具付き袋体は、第1の嵌合部と第2の嵌合部をそれぞれ1つ以上の雌型嵌合部とし、それら雌型嵌合部同士を互いに嵌め込むことで、袋本体の開口部を開閉する嵌合具を有するものとしてもよい。
また、本発明の嵌合具付き袋体では、嵌合具付き袋体の袋本体として知られる様々な形態の袋本体を採用できる。例えば、使用前には密封状態となっているものであってもよい。具体的には、例えば、図7及び図8に例示した嵌合具付き袋体4(以下、「袋体4」という。)であってもよい。図7及び図8において、図1及び図2と同じ部分については同符号を付して説明を省略する。
袋体4は、袋本体10の代わりに、密封状態の袋本体10Aを有している以外は、袋体1と同じである。
袋本体10Aは、フィルム材からなる第1の平面部14と第2の平面部16とが重ね合わされ、それらの両方の側縁部18,20、底縁部22及び上縁部24が全てヒートシールされることで形成されており、密封された状態になっている。
また、袋本体10Aにおける嵌合具30よりも上部側には、横方向に沿って切断補助線26が設けられており、その端部にノッチ28が形成されている。また、シート基材50の第2の端部54側は、袋本体10Aにおける嵌合具30よりも上側において、折り畳まれて収容されている。
切断補助線26は、袋本体10Aにおける嵌合具30よりも上部を切断して開封するのを補助する線である。切断補助線26としては、例えば、袋本体10Aの第1の平面部14及び第2の平面部16における切断補助線26の部分をそれ以外の部分に比べて薄肉化した弱化線、ミシン目からなる弱化線、列状に形成された細孔からなる弱化線が挙げられる。また、切断補助線26は、前記弱化線には限定されず、ハサミやカッター等で切断する位置を示す、印刷等で形成した線であってもよい。
切断補助線26は、本実施形態では袋本体10Aの横方向に沿って形成されているが、この形態には限定されず、袋本体10Aの幅方向に対して傾斜して設けられていてもよい。
ノッチ28の形状は、この例では三角形状であるが、特に限定されず、半円形状、直線状等であってもよい。
袋体4は、ノッチ28から切断補助線26に沿って袋本体10Aの上部を切断して除去することで、袋体1のように、上部に開口部を形成できる。上部に開口部を形成した後の袋体4は、袋体1と同様に、シート基材50の第2の端部54側が袋本体10Aの外部に露出した形態となる。そのため、袋体4においても、袋体1と同様に、袋本体10Aの外部に露出したシート基材50の第2の端部54側を把持して引き上げることで、嵌合具30によって閉じられた開口部を容易に開くことができる。
1〜4 嵌合具付き袋体
10,10A 袋本体
12 開口部
16 第1の平面部
18 第2の平面部
30 嵌合具
32 第1の嵌合部材
34 第2の嵌合部材
36 第1の基材
38 第1の嵌合部
40 第2の基材
42 第2の嵌合部
50 シート基材
52 第1の端部
54 第2の端部
56,56A 肉厚部

Claims (3)

  1. 内容物を収容する袋本体と、前記袋本体に形成される開口部に沿うように前記袋本体の内面に取り付けられた嵌合具と、前記嵌合具の前記開口部と反対側で前記袋本体の内面に第1の端部が取り付けられたシート基材と、を有し、
    前記袋本体が一対の平面部を有し、
    前記嵌合具が、前記開口部に沿うように前記一対の平面部のそれぞれに設けられ、互いに着脱自在に嵌合する突条の一対の嵌合部を有し、
    前記シート基材を間に挟むように前記一対の嵌合部が嵌合される、嵌合具付き袋体。
  2. 前記一対の嵌合部が嵌合された状態で、前記シート基材の前記第1の端部からその反対側の第2の端部までの距離が、前記シート基材の前記第1の端部から前記袋本体に形成された開口部までの距離よりも長い、請求項1に記載の嵌合具付き袋体。
  3. 前記シート基材における第2の端部側に、部分的に肉厚な肉厚部が形成されている、請求項1又は2に記載の嵌合具付き袋体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021045252A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 出光ユニテック株式会社 ジッパーテープ付き容器

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