JP2015015622A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】実質的なダイナミックレンジを拡張した動画の撮影中に、ダイナミックレンジ拡張効果の高い静止画を撮影できるようにする。
【解決手段】CPU101がシャッターボタンの半押し状態を示すSW1信号を受信すると、動画撮影およびHDR動画の合成処理と並行してHDR静止画用の露出計算を実施する。その後、シャッターボタンの全押し状態を示すSW2信号を受信すると、動画撮影による適正露出画像およびアンダー露出画像をHDR静止画合成用として保存する。次に、CPU101は、次フレームのアンダー露出をオーバー露出に変更して撮影を実施し、オーバー露出画像をメモリ103に保存し、保存されたそれぞれの画像を用いて、HDR静止画を合成する。
【選択図】図1
【解決手段】CPU101がシャッターボタンの半押し状態を示すSW1信号を受信すると、動画撮影およびHDR動画の合成処理と並行してHDR静止画用の露出計算を実施する。その後、シャッターボタンの全押し状態を示すSW2信号を受信すると、動画撮影による適正露出画像およびアンダー露出画像をHDR静止画合成用として保存する。次に、CPU101は、次フレームのアンダー露出をオーバー露出に変更して撮影を実施し、オーバー露出画像をメモリ103に保存し、保存されたそれぞれの画像を用いて、HDR静止画を合成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、特に、ダイナミックレンジを拡張した動画および静止画を撮影するために用いて好適な撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
従来、撮影対象に極端な明るさの違いがある場合でも両方の特徴を表した画像を得る手法が知られている。例えば特許文献1には、露出の異なる複数の動画を撮影し、合成して実質的なダイナミックレンジを拡張した動画(以下、HDR動画)を得る技術が開示されている。また、動画の撮影中に動画の撮影を中断することなく静止画の撮影が可能な撮像装置が、例えば特許文献2に開示されている。
ここで、実質的なダイナミックレンジを拡張した静止画(以下、HDR静止画)を得る場合は、3つの露出の異なる静止画を合成する。すなわち、主被写に露出を合わせた適正露出画像と、より高輝度側に露出を合わせたアンダー露出画像と、より低輝度側に露出を合わせたオーバー露出画像とを撮影して合成することによりHDR静止画を得ることができる。一方、HDR動画を得る場合には、一定のフレームレートを維持する必要がある。そこで、HDR動画を撮影する時は、HDR静止画を撮影する時よりも合成に使用する画像数を減らす必要がある。このため、HDR動画の撮影中にHDR静止画を撮影しようとすると、HDR静止画を合成するために必要な露出の種類が足りず、ダイナミックレンジ拡張効果の低い画像しか得られないという問題点がある。
本発明は前述の問題点に鑑み、実質的なダイナミックレンジを拡張した動画の撮影中に、ダイナミックレンジ拡張効果の高い静止画を撮影できるようにすることを目的としている。
本発明に係る撮像装置は、第1の露出で撮影して第1のフレームを生成するとともに、前記第1の露出とは異なる第2の露出で撮影して第2のフレームとを生成し、前記第1のフレームと前記第2のフレームとを合成したフレームで構成される動画を生成する動画撮影手段と、前記第1の露出で撮影して第1の画像を生成するとともに、前記第2の露出で撮影して第2の画像を生成し、さらに前記第1の露出および第2の露出とは異なる第3の露出で撮影して第3の画像を生成し、前記第1の画像、前記第2の画像および前記第3の画像を合成した静止画を生成する静止画撮影手段と、前記動画撮影手段による動画の撮影中に、前記静止画撮影手段による静止画の撮影を指示する指示手段と、前記指示手段による撮影の指示に応じて、前記第3の露出による第3の画像を生成するように前記動画撮影手段を制御するとともに、前記第1の露出で生成された第1のフレームと、前記第2の露出で生成された第2のフレームと、前記第3の露出に変更して生成された第3の画像とを合成して静止画を生成するように前記静止画撮影手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、HDR静止画撮影により得られるHDR静止画と同等のダイナミックレンジ拡張効果をもつ静止画をHDR動画の撮影中に得ることができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図1において、デジタルカメラ100はCPU101、不揮発性メモリ102、メモリ103、撮像部104、画像処理部105、ディスプレイ106、入力部107、ドライブ装置108、および通信I/F110を備えている。これらの各構成は内部バス150に接続されており、内部バス150に接続される各部は、内部バス150を介して互いにデータのやりとりを行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図1において、デジタルカメラ100はCPU101、不揮発性メモリ102、メモリ103、撮像部104、画像処理部105、ディスプレイ106、入力部107、ドライブ装置108、および通信I/F110を備えている。これらの各構成は内部バス150に接続されており、内部バス150に接続される各部は、内部バス150を介して互いにデータのやりとりを行うことができる。
不揮発性メモリ102は、例えばROMで構成されており、不揮発性メモリ102には、画像データや音声データ、その他のデータ、CPU101が動作するための各種プログラムなどが格納されている。メモリ103は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリなど)からなる。CPU101は、例えば不揮発性メモリ102に格納されるプログラムに従い、メモリ103をワークメモリとして用い、デジタルカメラ100の各部を制御する。
撮像部104は、ズームレンズやフォーカスレンズを含むレンズ群、シャッター、CCDやCMOS素子等からなる撮像素子などから構成されている。画像処理部105は、CPU101の制御に基づいて、不揮発性メモリ102や記録媒体109に格納された画像データなどに対して各種画像処理を施す。画像処理部105が行う画像処理には、A/D変換処理、D/A変換処理、画像データの符号化処理、圧縮処理、デコード処理、拡大/縮小処理(リサイズ)、ノイズ低減処理、色変換処理などが含まれる。画像処理部105は特定の画像処理を施すための専用の回路ブロックで構成してもよく、画像処理の種別によっては画像処理部105を用いずにCPU101がプログラムに従って画像処理を施すことも可能である。
ディスプレイ106は、CPU101の制御に基づいて、画像やGUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面などを表示する。CPU101は、プログラムに従い表示制御信号を生成し、ディスプレイ106に表示するための映像信号を生成してディスプレイ106に出力するようにデジタルカメラ100の各部を制御する。ディスプレイ106は、出力された映像信号に基づいて映像を表示する。
入力部107は、ボタン、ダイヤル、タッチパネルジョイスティックなどを含む、ユーザ操作を受け付けるための入力デバイスである。なお、タッチパネルは、ディスプレイ106に重ね合わせて平面的に構成され、接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。また、ボタンには、静止画の撮影を指示するシャッターボタン、動画の撮影を開始および停止するボタン、通常の撮影モードとダイナミックレンジを拡張した撮影を行うモードとを切り替えるスイッチなどが含まれる。
ドライブ装置108は、SDカードなどの記録媒体109を装着可能であり、CPU101の制御に基づき、装着された記録媒体109からデータを読み出したり、記録媒体109にデータを書き込んだりする。通信I/F110は、外部装置111やインターネットなどと接続し、映像信号や音声信号、ファイルやコマンドなどの各種データの送受信を行うためのインターフェースである。
上述したデジタルカメラ100では、中央1点AF(オートフォーカス)や顔AFを用いた撮影を行うことができる。中央1点AFとは、撮影画面内の中央位置1点に対してAFを行うことであり、顔AFとは、顔検出機能によって検出された撮影画面内の顔に対してAFを行うことである。
次に、HDR(ハイダイナミックレンジ)画像の合成について説明する。以下の説明で、SW1信号とは、シャッターボタンの操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)した状態に生成される信号を指すものとする。また、SW2信号とは、シャッターボタンの操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)した状態に生成される信号を指すものとする。
シャッター操作のSW2信号によってダイナミックレンジを拡張した静止画(HDR静止画)を撮影する指示がなされると、CPU101は、主被写体が適正露出となるように撮像部104を制御して適正露出画像を得る。次に、CPU101は、例えば青空のように高輝度の被写体が適正露出となるように撮像部104を制御し、アンダー露出画像を得る。さらにCPU101は適正露出では黒潰れするような低輝度の被写体が適正な露出となるように撮像部104を制御してオーバー露出画像を得る。
画像処理部105はCPU101の制御に基づいて、高輝度部分はアンダー露出画像となり、低輝度部分はオーバー露出画像となるように得られた3種類の露出の画像を合成し、低輝度から高輝度まで再現された画像を生成する。ダイナミックレンジを拡張した動画(HDR動画)を撮影する場合は、CPU101は適正露出と、アンダー露出、オーバー露出のいずれか適切な方との画像のみ撮影して合成し、一定のフレームレートを維持するように各部を制御する。本実施形態では、適正露出の画像とアンダー露出の画像とを合成するものとする。
以下、本実施形態では、HDR動画の撮影時にHDR静止画の撮影を行う例について説明する。以下、第1の露出とは適正露出のことを指し、第2の露出とはアンダー露出のことを指し、第3の露出とはオーバー露出を指すものとする。
図2は、本実施形態において、HDR動画の撮影中にHDR静止画を撮影する処理手順の一例を示すフローチャートである。図2に示す例では、第1の露出および第2の露出により動画を撮影して合成する例について示す。
まず、ステップS201において、HDR動画の撮影中に、ユーザの操作によりシャッターボタンの半押しが実行されて入力部107がSW1信号を生成するまで待機する。そして、CPU101がSW1信号を受信すると、ステップS202において、HDR静止画を撮影するために必要な第3の露出の計算を行う。
まず、ステップS201において、HDR動画の撮影中に、ユーザの操作によりシャッターボタンの半押しが実行されて入力部107がSW1信号を生成するまで待機する。そして、CPU101がSW1信号を受信すると、ステップS202において、HDR静止画を撮影するために必要な第3の露出の計算を行う。
次に、ステップS203において、ユーザ操作によりシャッターボタンの全押しが実行されて入力部107がSW2信号を生成するまで待機する。そして、CPU101がSW2信号を受信すると、ステップS204において、撮像部104を制御し、露出を第3の露出に切り替えて撮影を実施し、撮影画像をメモリ103に保存する。第3の露出での撮影が終了すると、CPU101はステップS205において、メモリ103に保存されている、直近で撮影した第1、第2の露出による撮影画像(動画のフレーム)およびステップS204で撮影した第3の露出による撮影画像を読み出す。そして、画像処理部105を制御してHDR静止画合成を実施する。その後、ステップS206において、CPU101は、露出を変更したフレームに対応する動画フレームを、適正露出による撮影画像を用いて生成する。
図3(a)は、適正輝度画像と低輝度用画像との組み合わせのHDR動画を撮影中にHDR静止画を撮影する場合の処理のタイミングを説明するための図である。図3(a)において、「M」は第1の露出により生成された適正露出画像を指し、「L」は第2の露出により高輝度の被写体が適正となるように撮影したアンダー露出画像を指す。また、「H」は第3の露出により低輝度被写体が適正となるように撮影したオーバー露出画像を指す。また、図3(a)における横軸は、時刻を示している。
HDR動画撮影では、1フレーム分の時間を二つに分割し、「M」および「L」の2種類の画像を撮影し、次フレームの撮影と並行してHDR動画の合成処理が行われる。時刻T1でCPU101がSW1信号を受信すると、CPU101は動画撮影およびHDR動画の合成処理と並行してHDR静止画用の露出計算を実施する。その後、時刻T2でSW2信号を受信すると、CPU101は、時刻T3から撮影する「M」および「L」の画像をHDR静止画合成用としてメモリ103に保存する。
次に、CPU101は、時刻T4で次フレームの「L」用の露出を「H」用に変更して撮影を実施し、「H」の画像をメモリ103に保存する。次に、CPU101は、得られた「M」、「L」、および「H」のそれぞれの画像を用いて、HDR静止画を合成する。また、時刻T4で露出を変更した「H」の画像はHDR動画の合成には使用できないため、時刻T5において「M」の画像のみを動画フレームとして使用する。
図3(b)は、本実施形態において、図3(a)に示した例と異なるタイミングでSW2信号が得られた場合の処理のタイミングを説明するための図である。
例えば、「L」の画像の撮影よりも早い時刻T2´でSW2信号を入力した場合、CPU101は時刻T3´のタイミングで撮影した第2の露出の画像を、HDR静止画の合成用画像としてメモリ103に保存する。そして、次のフレームの「M」の画像をメモリに103に保存して、時刻T4´で「L」用の露出を「H」用に変更し、「H」の画像をメモリ103に保存する。
例えば、「L」の画像の撮影よりも早い時刻T2´でSW2信号を入力した場合、CPU101は時刻T3´のタイミングで撮影した第2の露出の画像を、HDR静止画の合成用画像としてメモリ103に保存する。そして、次のフレームの「M」の画像をメモリに103に保存して、時刻T4´で「L」用の露出を「H」用に変更し、「H」の画像をメモリ103に保存する。
以上のように本実施形態によれば、HDR動画の撮影中に静止画を撮影する場合において、動画撮影時よりも多い種類の露出で撮影した画像が得られる。このため、ダイナミックレンジ拡張効果の高いHDR静止画を得ることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、第1の実施形態で説明したHDR静止画撮影を行った場合において、静止画撮影のタイムラグをより削減する撮影処理について説明する。なお、本実施形態に係るデジタルカメラの内部構成については図1と同様であるため、説明は省略する。以下、第1の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、第1の実施形態で説明したHDR静止画撮影を行った場合において、静止画撮影のタイムラグをより削減する撮影処理について説明する。なお、本実施形態に係るデジタルカメラの内部構成については図1と同様であるため、説明は省略する。以下、第1の実施形態と異なる点について説明する。
図4は、本実施形態におけるHDR動画の撮影中にHDR静止画を撮影する処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS401からS402、およびステップS405からS407は、それぞれ第1の実施形態で説明した図2のステップS201からS202、およびステップS204からS206と同様のため、説明は省略する。
SW1信号を受信してHDR静止画を撮影するために必要な第3の露出を計算した後、ステップS403において、CPU101は第2の露出で撮影した画像を、HDR静止画用としてメモリ103に保存する。そして、次フレームの撮影を行うたびにステップS404において、CPU101はSW2信号を受信しているか否かを判定する。この判定の結果、SW2信号を受信している場合はステップS405に進む。一方、ステップS404の判定の結果、SW2信号を受信していない場合は、ステップS403に戻り、既にメモリ103に保存されている第2の露出で撮影した画像を新しい画像に更新する。
図5は、本実施形態において、HDR動画の撮影中にHDR静止画を撮影する場合の処理のタイミングを説明するための図である。
時刻T1でCPU101がSW1信号を受信すると、CPU101は以降に撮影される「L」の画像をHDR静止画合成用としてメモリ103に保存または更新する。そして、時刻T2でSW2信号を受信すると、第1の実施形態と同様に、CPU101は時刻T3から開始する次フレームの撮影において、時刻T4で「H」の画像を撮影するように撮像部104を制御する。CPU101は、メモリ103に保存されている「L」の画像、露出変更処理によって得た「H」画像、および時刻T3で撮影を開始した「M」の画像を用いて、時刻T5でHDR静止画の合成を実施する。
時刻T1でCPU101がSW1信号を受信すると、CPU101は以降に撮影される「L」の画像をHDR静止画合成用としてメモリ103に保存または更新する。そして、時刻T2でSW2信号を受信すると、第1の実施形態と同様に、CPU101は時刻T3から開始する次フレームの撮影において、時刻T4で「H」の画像を撮影するように撮像部104を制御する。CPU101は、メモリ103に保存されている「L」の画像、露出変更処理によって得た「H」画像、および時刻T3で撮影を開始した「M」の画像を用いて、時刻T5でHDR静止画の合成を実施する。
以上のように本実施形態によれば、SW1信号を受信した後に、HDR静止画合成用の画像として第2の露出による画像を保存するようにした。これにより、SW2信号を受信してからHDR静止画合成用の画像を撮影するよりも、シャッター操作から合成用画像を取得するまでのタイムラグをより短縮することができる。
(第3の実施形態)
図3(a)に示した処理手順では、HDR静止画を合成するために用いる「L」の画像を取得してから「H」の画像を取得するまでの間に「M」の画像を撮影するため、動きの速い被写体の撮影において合成処理が失敗する可能性がある。そこで本実施形態では、第1の実施形態におけるHDR静止画の撮影と類似する手順でHDR静止画合成用の画像を、連続した撮影で取得する処理について説明する。なお、本実施形態に係るデジタルカメラの内部構成については図1と同様であるため、説明は省略する。以下、第1の実施形態と異なる点について説明する。
図3(a)に示した処理手順では、HDR静止画を合成するために用いる「L」の画像を取得してから「H」の画像を取得するまでの間に「M」の画像を撮影するため、動きの速い被写体の撮影において合成処理が失敗する可能性がある。そこで本実施形態では、第1の実施形態におけるHDR静止画の撮影と類似する手順でHDR静止画合成用の画像を、連続した撮影で取得する処理について説明する。なお、本実施形態に係るデジタルカメラの内部構成については図1と同様であるため、説明は省略する。以下、第1の実施形態と異なる点について説明する。
図6は、本実施形態におけるHDR動画の撮影中にHDR静止画を撮影する処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS601からS603、およびステップS605からS607は、それぞれ第1の実施形態で説明した図2のステップS201からS203、およびステップS204からS206と同様のため、説明は省略する。
CPU101がSW2信号を受信すると、ステップS604において、CPU101は、「L」の画像、すなわち第3の露出の画像が連続して得られるか否かを判定する。この判定の結果、図3(b)に示した例のように第3の露出の画像が連続して得られる場合は、ステップS605にそのまま進む。一方、ステップS604の判定の結果、図3(a)に示した例のように第3の露出の画像が連続で得られない場合は、ステップS608において、CPU101は第1の露出による撮影と、第2の露出による撮影とで順序を入れ替える。その後、ステップS605に進む。
図7は、本実施形態において、HDR動画の撮影中にHDR静止画を撮影する場合の処理のタイミングを説明するための図である。以下、図3(a)に示した例と異なる点について説明する。
時刻T2でCPU101がSW2信号を受信すると、CPU101は、次の撮影処理からHDR静止画合成用の画像が連続して撮影できるか否かを判定する。時刻T3からHDR静止画用の画像の保存が始まるため、CPU101は時刻T4以降のフレームの動画撮影の撮影順序を入れ替えた上で、「L」の画像の撮影を「H」の画像の撮影へ切り替える。これにより、HDR静止画合成用の画像が連続した撮影で得られ、動きの速い被写体の撮影においてHDR静止画を合成する成功率を高めることができる。
時刻T2でCPU101がSW2信号を受信すると、CPU101は、次の撮影処理からHDR静止画合成用の画像が連続して撮影できるか否かを判定する。時刻T3からHDR静止画用の画像の保存が始まるため、CPU101は時刻T4以降のフレームの動画撮影の撮影順序を入れ替えた上で、「L」の画像の撮影を「H」の画像の撮影へ切り替える。これにより、HDR静止画合成用の画像が連続した撮影で得られ、動きの速い被写体の撮影においてHDR静止画を合成する成功率を高めることができる。
以上のように本実施形態によれば、シャッター全押し後にHDR静止画合成用の画像が連続撮影できるか否かを判定するようにした。そして、連続撮影できない場合に第1の露出による撮影と第2の露出による撮影の順序を入れ替え、さらに第2の露出による撮影を第3の露出の撮影と変更するようにした。これにより、タイムラグをより削減してHDR静止画合成用の画像を連続して撮影することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 CPU
103 メモリ
104 撮像部
105 画像処理部
107 入力部
103 メモリ
104 撮像部
105 画像処理部
107 入力部
Claims (9)
- 第1の露出で撮影して第1のフレームを生成するとともに、前記第1の露出とは異なる第2の露出で撮影して第2のフレームとを生成し、前記第1のフレームと前記第2のフレームとを合成したフレームで構成される動画を生成する動画撮影手段と、
前記第1の露出で撮影して第1の画像を生成するとともに、前記第2の露出で撮影して第2の画像を生成し、さらに前記第1の露出および第2の露出とは異なる第3の露出で撮影して第3の画像を生成し、前記第1の画像、前記第2の画像および前記第3の画像を合成した静止画を生成する静止画撮影手段と、
前記動画撮影手段による動画の撮影中に、前記静止画撮影手段による静止画の撮影を指示する指示手段と、
前記指示手段による撮影の指示に応じて、前記第3の露出による第3の画像を生成するように前記動画撮影手段を制御するとともに、前記第1の露出で生成された第1のフレームと、前記第2の露出で生成された第2のフレームと、前記第3の露出に変更して生成された第3の画像とを合成して静止画を生成するように前記静止画撮影手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記指示手段による撮影の指示がなされた後に前記動画撮影手段により生成された第1のフレームおよび第2のフレームと、前記第3の露出に変更して生成された第3の画像とを合成して静止画を生成するように前記静止画撮影手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第2の露出で撮影して生成された第2のフレームを記憶する記憶手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記指示手段による撮影の指示に応じて、該指示の後に生成された第1のフレームと、前記記憶手段に記憶された第2のフレームと、前記第2の露出を前記第3の露出に変更して生成された第3の画像とを合成して静止画を生成するように前記静止画撮影手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、前記指示手段により撮影の指示がなされた後に、前記動画撮影手段が前記第1の露出による第1のフレームを生成してから前記第2の露出による第2のフレームを生成する場合には、前記第1の露出による撮影と、前記第2の露出による撮影との順序を入れ替えた後に、前記第2の露出を前記第3の露出に変更するように前記動画撮影手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第2の露出はアンダー露出であり、前記第3の露出はオーバー露出であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記動画撮影手段は、前記第2の露出を前記第3の露出に変更している間は、前記第1のフレームを動画のフレームとすることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の撮像装置。
- 第1の露出で撮影して第1のフレームを生成するとともに、前記第1の露出とは異なる第2の露出で撮影して第2のフレームとを生成し、前記第1のフレームと前記第2のフレームとを合成したフレームで構成される動画を生成する動画撮影工程と、
前記第1の露出で撮影して第1の画像を生成するとともに、前記第2の露出で撮影して第2の画像を生成し、さらに前記第1の露出および第2の露出とは異なる第3の露出で撮影して第3の画像を生成し、前記第1の画像、前記第2の画像および前記第3の画像を合成した静止画を生成する静止画撮影工程と、
前記動画撮影工程における動画の撮影中に、前記静止画撮影工程による静止画の撮影を指示する指示工程と、
前記指示工程による撮影の指示に応じて、前記第3の露出による第3の画像を生成するように前記動画撮影工程を制御するとともに、前記第1の露出で生成された第1のフレームと、前記第2の露出で生成された第2のフレームと、前記第3の露出に変更して生成された第3の画像とを合成して静止画を生成するように前記静止画撮影工程を制御する制御工程とを備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 第1の露出で撮影して第1のフレームを生成するとともに、前記第1の露出とは異なる第2の露出で撮影して第2のフレームとを生成し、前記第1のフレームと前記第2のフレームとを合成したフレームで構成される動画を生成する動画撮影工程と、
前記第1の露出で撮影して第1の画像を生成するとともに、前記第2の露出で撮影して第2の画像を生成し、さらに前記第1の露出および第2の露出とは異なる第3の露出で撮影して第3の画像を生成し、前記第1の画像、前記第2の画像および前記第3の画像を合成した静止画を生成する静止画撮影工程と、
前記動画撮影工程における動画の撮影中に、前記静止画撮影工程による静止画の撮影を指示する指示工程と、
前記指示工程による撮影の指示に応じて、前記第3の露出による第3の画像を生成するように前記動画撮影工程を制御するとともに、前記第1の露出で生成された第1のフレームと、前記第2の露出で生成された第2のフレームと、前記第3の露出に変更して生成された第3の画像とを合成して静止画を生成するように前記静止画撮影工程を制御する制御工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項8に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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2013
- 2013-07-05 JP JP2013141500A patent/JP2015015622A/ja active Pending
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