JP2015012438A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 単純な構成で、高精度に撮像素子を回動させ、回動中心の変位による像振れを抑えること。
【解決手段】 ベース部材5と、撮像素子1を保持する部材を回動可能に保持する回動部材3と、ベース部材5に備えられ、駆動軸4tを回転するモータ4と、駆動軸4tに螺合するナット部材6と、回動部材3の一部とナット部材6を当接させる方向へ付勢するばね80とを備える。
【選択図】 図6
【解決手段】 ベース部材5と、撮像素子1を保持する部材を回動可能に保持する回動部材3と、ベース部材5に備えられ、駆動軸4tを回転するモータ4と、駆動軸4tに螺合するナット部材6と、回動部材3の一部とナット部材6を当接させる方向へ付勢するばね80とを備える。
【選択図】 図6
Description
本発明は、手振れなどによる画像の像振れを光学的に補正する像振れ補正機構を備えた撮像装置に関するものである。
従来、カメラやカムコーダを用いて撮影者が手持ちで撮影する場合、撮影者の手振れ等によって撮像画像に像振れが発生することがあった。この像振れを軽減するために、撮像光学系に含まれる一部のレンズ(補正レンズ)、または撮像素子を撮像光学系の光軸に対して垂直な方向へ移動させる機構を備えた像振れ補正装置が知られている。これらの像振れ補正装置によってカメラやカムコーダの光軸が傾く方向(ピッチ方向およびヨー方向)の振れによる像振れは補正可能である。
一方、カメラやカムコーダの光軸周り(ロール方向)の振れも像振れに影響を及ぼす。特許文献1に開示された像振れ補正装置は、カメラのロール方向の傾きを傾斜センサで検出し、撮像素子を回動させる回動機構を備えている。
しかしながら、特許文献1に示されるような回転軸の構成では、軸と軸受穴との嵌合によってガタが生じる。また歯車により回動させる為、バックラッシにより駆動ガタも生じ、外周の歯車により大型化してしまう。
そこで、本発明の目的は、単純な構成で大型化することなく、撮像素子の高精度な回転駆動が可能な像ぶれ補正装置機構を備え撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、ベース部材と、撮像素子を保持する部材を回動可能に保持する回動部材と、前記ベース部材に備えられ、駆動軸を回転する駆動手段と、前記駆動軸に螺合する螺合部材と、前記回動部材の一部と前記螺合部材を当接させる方向へ付勢する付勢手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、単純な構成で装置の大型化を伴わずに、撮像素子の高精度な回転駆動が可能な像ぶれ補正装置機構を備え撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜11に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態にかかる像振れ補正機構を搭載した、レンズ鏡筒10とカメラ本体20を有する撮像装置としてのデジタルカメラの模式図である。なお、本発明は本実施形態に限られるものではなく、レンズ鏡筒10がカメラ本体20に対して着脱可能なデジタル一眼レフカメラであってもよい。その場合、像振れ補正機構は、撮像素子を有するユニット(カメラ本体20)側に配置される。
像振れ補正機構としての第2補正ユニット21は、撮像装置に加わる振れによって生じる撮像面上の像の揺れのうち、レンズ鏡筒10の光軸O周りの方向(ロール方向)の像振れを軽減する。また、本発明の実施形態においては、第2補正ユニット21とは別に、ピッチ方向およびヨー方向の振れによる像振れを補正するための第1補正ユニット11をレンズ鏡筒10に備える。
レンズ鏡筒10は、補正レンズL1および固定レンズL2の他に撮像光学系を形成するレンズ群を備える。第1補正ユニット11は像振れ補正用ベース部材12および保持枠13からなる。像振れ補正用ベース部材12はレンズ鏡筒10に固定される。また、像振れ補正用ベース部材12は固定レンズL2を保持している。
保持枠13は補正レンズL1を保持している。像振れ補正用ベース部材12および保持枠13は像振れ補正のためのアクチュエータである駆動コイル12aおよびマグネット13aを保持する。本実施例においては像振れ補正用ベース部材12が駆動コイル12aを保持し、保持枠13がマグネット13aを保持する。しかしながら、像振れ補正用ベース部材12がマグネットを保持し、保持枠13が駆動コイルを保持する構成であってもよい。
振れ検出部14は例えばジャイロセンサなどの振れ検出センサである。振れ検出部14はレンズ鏡筒10に配置されている。振れ検出部14はレンズ鏡筒10の光軸Oが傾く方向(ピッチおよびヨー方向)の振れを検出し、振れ信号を出力する。レンズ鏡筒10に配置されているレンズ駆動制御部31は振れ検出部14からの振れ信号に基づいて駆動コイル12aへの通電を制御し、光軸(図のО軸参照)に垂直な方向に補正レンズL1を移動させる。
次に、カメラ本体20に設けられた第2補正ユニット21と駆動制御部30について説明する。なお、レンズ鏡筒と撮像素子が一体となっているタイプであれば第2補正ユニット21はレンズ鏡筒10に配置されていてもよい。その場合、駆動制御部30はレンズ側にあってもよいし、レンズ駆動制御部31と一体であってもよい。
カメラ本体20に配置されている第2補正ユニット21は、撮像素子1の固定プレート2、撮像素子1を固定している回動部材3、モータ4、ベース部材5、ナット部材6(図2)、複数(3つ)のボール7、板ばね8およびばね80(図2)を有する。そして回動部材3は、ベース部材5とともにボール7を挟持し、ボール7の転がり摩擦によって光軸Оを中心に回動可能である。なお、詳細な構成は後述する。
カメラ本体20に配置されている姿勢検出部22はカメラの姿勢を検出するセンサである。姿勢検出部22は、たとえばカメラの光軸O周り方向(ロール方向)の傾きを検出する加速度センサなどである。また、姿勢検出部22は振れ検出センサ、3軸周り方向(ピッチ、ヨー、ロール方向)のうち少なくともロール方向の振れを検出するジャイロセンサを備える。
カメラ本体20に配置されている駆動制御部30は、姿勢検出部22から振れ信号や姿勢信号といった検出信号を取得する。そして駆動制御部30は、振れまたは姿勢変化に伴って生じるロール方向の像振れまたは傾きを抑制するように、姿勢検出部22からの出力に基づいてモータ4に電流を流す制御を行う。モータ4が駆動することによって回動部材3が図3の力f方向または逆方向(−f方向)に移動する。
次に、図2〜11を用いて、本実施形態の像振れ補正装置としての第2補正ユニット21を詳細に説明する。図2は第2補正ユニット21の分解斜視図である。図3(a)は第2補正ユニット21を光軸方向撮像素子側から見た図である。図3(b)は第2補正ユニット21を光軸方向被写体側から見た図である。図4は回動部材3の斜視図である。図5は回動部材3の斜視図であり、図4とは異なる方向からの見た図である。
図6はモータ4とナット部材6の詳細図である。図7はナット部材6を駆動したときのナット部材6と回動部材3が向き合う角度を示す図である。図8は図6に示されるD−D断面からナット部材6を見た図である。図9は図3に示される第2補正ユニット21のA−A断面図である。図10は図3に示される第2補正ユニット21のB−B断面図である。図11は図3に示される第2補正ユニット21のC−C断面図である。なお、以下では装置を基準として光軸方向被写体側を正面側および前方とし、その光軸方向撮像素子側を背面側および後方とする。
撮像素子1は、レンズ鏡筒10に設けられた撮像光学系を通して被写体を撮像して電気信号に変換する。撮像素子1は例えばCCD(Charge Coupled Device)型やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のイメージセンサである。
光軸Oは、撮像面と直交する軸のうち撮像面の中心を通る軸であることが光学特性上望ましい。固定プレート2は撮像素子1を固定する板金である。固定プレート2は撮像素子1の保持部2aおよび回動部材3への取り付け部2b、2c、2dを有する。
回動部材3はレンズ鏡筒10に設けられた撮像光学系からの光を通過させる開口部3a(図4参照)を有する。そして回動部材3は撮像素子1および撮像素子1を保持した固定プレート2を受け入れる配置用スペースを有する。固定プレート2の取り付け部2b、2c、2dは回動部材3の取り付け部3b、3c、3dにビスによって締結されて固定される。
また、回動部材3は外周部に、溝部3h、3i、3j(図4、図5参照)が形成される。これらの溝部3h、3i、3jは、図9に示すように、深くなるほど幅が狭くなるV溝または台形溝である。溝部3h、3i、3jはそれぞれの側面に傾斜面が形成される。可動支持部材としてのボール7(ボール7h、7i、7j)を溝部3h、3i、3jにそれぞれ配置すると、溝部3h、3i、3jの傾斜面がボール7にそれぞれ当接する。これによって溝部3h、3i、3jはボール7h、7i、7jの撮像面方向(ラジアル方向)と光軸方向への移動を規制する。
また、これらの溝部3h、3i、3jは、光軸周り方向に溝が延びるよう形成される。溝部3h、3i、3jの溝が光軸周り方向に延在することで、回動部材3はボール7を介してベース部材5に対して光軸回り方向に回転可能である。
回動部材3は、図4に示すように当接部3k、ばね取り付け部3m、回転規制軸3r、および位置検出用突起部3sを有する。これらについては詳細に説明する。
先ず、図4〜8を用いて当接部3kについて説明する。当接部3kはモータ4の駆動軸4t(図7)を挟み込むように光軸方向に間隔を有して形成される。また、図4に示すように、当接部3kは駆動軸4tを挟み込めるように半長円形状に形成されている。そして、図8に示すように当接部3kは半長円形状の対辺でナット部材6と2箇所で線接触している。なお、当接部3kは半円形状、半楕円形状、または半卵型形状でもよい。また当接部3kはナット部材6と点接触でもよく、接触箇所も2箇所でなくてもよい。
ベース部材5はカメラ本体20に固定される。ベース部材5は、駆動手段としてのモータ4を取り付けるためのモータ取り付け部5eを有する。図3(b)、図6に示したように、モータ取り付け部5eに駆動軸4tにナット部材6が螺合されたモータ4を固定、保持する。
図4〜6に示すように、ばね取り付け部3mは第1の付勢手段としてのばね80の第1の端部80mが取り付けられる。一方で、ベース部材5はばね80の第2の端部80nが取り付けられるばね取り付け部5nを有する。そして図6にあるように、ばね80の付勢力によって回動部材3はベース部材5およびナット部材6に対して付勢される。
駆動制御部30からモータ4に電流を流すことによって、モータ4の駆動軸4tが回転する。モータ4の駆動軸4tの回転によって、モータ4の駆動軸4tに螺合されたナット部材6は駆動軸4tに沿って直進移動する。また、ナット部材6に設けられた回転規制部6r(図8)が回転規制軸3rと係合している。これによってナット部材6はモータ4の駆動に対して回転すること無く回転規制軸3rに対して相対移動する。
このナット部材6が直進運動をすることによって、当接部3kとナット部材6との線接触している箇所もしくは点接触している箇所の位置を変化させながら、回動部材3が光軸を中心とした回転運動を行う。当接部3kとナット部材6との接触箇所の具体的な変化について、図7を用いて説明する。
図7(a)はモータ4がナット部材6をP1方向に駆動する時の図である。ナット部材6をP1方向に駆動する場合、ナット部材6と当接部3kが成す角度は角度Vとなる。
図7(b)はモータ4がナット部材6をP2方向に駆動する時の図である。ナット部材6をP2方向に駆動する場合、ナット部材6と当接部3kが成す角度は角度Wとなる。たとえばナット部材6をP1方向に駆動してからP2方向に駆動した場合、ナット部材6と当接部3kが成す角度が角度Vから角度Wへと変化する。
本実施形態においては、当接部3kとナット部材6は線接触もしくは点接触している。そして当接部3kとナット部材6との接触位置を移動させながら回動部材3を光軸を中心に回動しているため、当接部3kとナット部材6が成す角度変化の影響を受けない。また当接部3kとナット部材6との接触位置が移動しても、当接部3kは駆動軸4tの軸上にてナット部材6と当接する。よって、駆動軸4tに対してナット部材6が大きく傾くことがない。
また、図8に示すように、回転規制軸3rはナット部材6に設けられた回転規制部6rと係合する。そして回転規制部6rはモータ4を駆動する時に回転規制軸3rに対して相対移動する。以上より、モータ4を駆動する時に、ナット部材6が移動して回動部材3をスムーズに回動させることができる。
なお、図4,5の位置検出用突起部3sはフォトセンサ(不図示)によって回動部材3の基準位置を検出するための突起部である。ベース部材5は不図示のセンサー保持部5sを有している。センサー保持部5sはフォトインタラプラを保持している。そしてこの不図示のフォトインタラプラ等が位置検出用突起部3sを検出することでベース部材5に対する回動部材3の基準位置を検出する。
図9は図3(a)に示される第2補正ユニット21のA−A断面図である。図10は図3(a)に示される第2補正ユニット21のB−B断面図である。図9、10を用いて回動部材3、ベース部材5、ボール7h、および板ばね8の関係を示す。
図9、10は、回動部材3の溝部3h、ベース部材5の受け溝5h、ボール7h、そして板ばね8の関係を示している。本実施形態において、受け溝5hは他の受け溝5i,5jとは異なる形状になっている。すなわち、板ばね8によって回動部材3をベース部材5に対して付勢することで、回動部材3と受け溝5とのガタを無くしている。
ボール7hは回動部材3をベース部材5に対して回動可能に支持する。図9に示すように、板ばね8(付勢部材)はボール7hを光軸(撮像面と直交する軸)方向に対して角度θでベース部材5に対して付勢する。ここで、光軸方向に対する付勢力方向の角度θは、0°<θ<90°である。
図9に示すように、ボール7hには板ばね8の付勢力F1が働く。ボール7hが溝部3hの傾斜面に当接することで、板ばね8の付勢力F1は光軸方向の分力F2と撮像面方向(ラジアル方向)の分力F3とに分けられる。ここで、ボール7hは溝部3hによって撮像面方向(ラジアル方向)と光軸方向への移動を規制されているため、付勢力F1をF2とF3にロスなく分けることができる。
分力F2およびF3によって板ばね8はボール7hを介して回動部材3をベース部材5に近づける方向に付勢する。すなわち、板ばね8はボール7hを光軸方向および光軸に直交する方向(撮像面方向)にそれぞれ分力が働くように付勢する。
具体的には、付勢力F1の光軸方向の分力F2はボール7hを受け溝5hに押しつける。また、分力F2は回動部材3をベース部材5に対して光軸方向に押し付ける。付勢力F1の撮像面方向の分力F3はボール7hを溝部3hに押しつける。すなわち、分力F3は回動部材3をベース部材5に対して光軸に直交する方向(撮像面方向)に押し付ける。
なお、本実施形態においては、受け溝5i、5jおよび溝部3h、3i、3jが傾斜面を有するV溝または台形溝に形状されている。受け溝5i、5jおよび溝部3h、3i、3jは、この傾斜面によって光軸方向への移動と撮像面方向への移動を規制している。しかしながら、回動部材3またはベース部材5のいずれか一方にのみ傾斜面を有する溝(受け溝または溝部)が設けられてもよい。
図11は、図3(a)のC−C断面を示し、回動部材3の溝部3j、ベース部材5の受け溝5j、そしてボール7jの関係を示している。
ボール7jは回動部材3の溝部3jとベース部材5のボール受け溝5jとで挟み込まれるように配置される。回動部材3はボール7hにかかる力F3によって光軸に対して垂直方向に付勢されている。そのため、図9の分力F3の分力である分力F5(図3に示す)がボール7jを介して溝部3jを受け溝5jへ付勢する。同様に、図示してはいないが、分力F3の分力である分力F4(図3(a)に示す)は、ボール7iを介して溝部3iを受け溝5iへ付勢する。これにより回転部材3は光軸方向と光軸に対して垂直方向(撮像面方向)のガタを吸収することができる。
図2に示す姿勢検出部22はカメラ本体20の振れまたは姿勢ならびにその両方を検出し、検出信号を駆動制御部30に出力する。駆動制御部30は、振れまたは姿勢変化に伴って生じるロール方向の像振れまたは傾きを抑制するように、回動部材3の駆動制御を行う。
以上、本実施形態によれば、ばね80(付勢手段)の付勢力によって回動部材3をナット部材6に当接させ光軸を中心に回転する方向へのガタを吸収するようにしている。また、溝部(3h、3i、3j)とボール7とを付勢部材(板ばね8)の付勢力によって当接させているので、板ばね8の付勢力F1の分力F2によって、ベース部材5に対する回動部材3の光軸方向におけるガタを吸収することができる。
また、板ばね8によって発生する付勢力F1の分力F3によって、ベース部材5に対する回動部材3の撮像面方向(光軸に直交する方向)におけるガタを無くすことができる。したがって、回転軸が不要なため、撮像素子側を大型化することがない。また、板ばね8によって発生する付勢力F1の分力F2および分力F3が働くことで、回動部材3がガタついて像振れ補正に影響を及ぼすのを防止できる。
(変形例)
本発明は以上に説明した実施形態に限定されることなく、下記に示す種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明の実施形態では、撮像素子1の移動はロール方向の回動のみ行うものとし、ピッチおよびヨー方向の移動は補正レンズL1によって行うものとした。これに限らず、ボール受け溝5h、5i、5jを有するベース部材5そのものがピッチ方向およびヨー方向へ像振れ補正可能な構成でもよい。
(2)本発明の実施形態では、撮像素子1および回動部材3の回動中心は光軸Оと一致するものとしたが、中心位置はこれに限るものではなく、必要に応じて別の位置に設定してもよい。その際に、撮像素子および回動部材3の回動中心と光軸Oのずれによって生じる像振れを駆動制御部30が演算し、第1補正ユニット11で補正してもよい。
(3)本発明の実施形態ではナット部材6が係合部材の例として用いられている。しかしナット部材6の代わりにラックを用いても良い。
(4)本発明の実施形態では板ばね8は1つである。しかしながら複数あっても良い。また、溝部(3h、3i、3j)、受け溝(5h、5i、5j)、ボール(7h、7i、7j)はそれぞれ3つずつであるが、4つ以上ずつあっても良い。
本発明は以上に説明した実施形態に限定されることなく、下記に示す種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明の実施形態では、撮像素子1の移動はロール方向の回動のみ行うものとし、ピッチおよびヨー方向の移動は補正レンズL1によって行うものとした。これに限らず、ボール受け溝5h、5i、5jを有するベース部材5そのものがピッチ方向およびヨー方向へ像振れ補正可能な構成でもよい。
(2)本発明の実施形態では、撮像素子1および回動部材3の回動中心は光軸Оと一致するものとしたが、中心位置はこれに限るものではなく、必要に応じて別の位置に設定してもよい。その際に、撮像素子および回動部材3の回動中心と光軸Oのずれによって生じる像振れを駆動制御部30が演算し、第1補正ユニット11で補正してもよい。
(3)本発明の実施形態ではナット部材6が係合部材の例として用いられている。しかしナット部材6の代わりにラックを用いても良い。
(4)本発明の実施形態では板ばね8は1つである。しかしながら複数あっても良い。また、溝部(3h、3i、3j)、受け溝(5h、5i、5j)、ボール(7h、7i、7j)はそれぞれ3つずつであるが、4つ以上ずつあっても良い。
なお本発明は、静止画撮影を主目的とするデジタルスチルカメラに限らず、動画撮影を主目的とするビデオカメラやデジタル一眼レフカメラのような他の形態の撮像装置や光学機器にも利用できる。また、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話やゲーム機器など、本実施形態の像振れ補正装置を搭載した電子機器にも幅広く適用できる。
4 モータ
6 ナット部材
80 ばね
6 ナット部材
80 ばね
Claims (4)
- ベース部材と、
撮像素子を保持する部材を回動可能に保持する回動部材と、
前記ベース部材に備えられ、駆動軸を回転する駆動手段と、
前記駆動軸に螺合する螺合部材と、
前記回動部材の一部と前記螺合部材を当接させる方向へ付勢する付勢手段とを備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記螺合部材は前記駆動手段の駆動軸と点接触もしくは線接触することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記回動部材と前記ベース部材との間に配置され、前記回動部材を前記ベース部材に対して回動可能に支持する複数のボール部材をさらに有し、
前記ボール部材は、前記回動部材および前記ベース部材の少なくとも一方に設けられた溝部に挟持され、
前記溝部は深くなるにつれて幅が狭くなる断面形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - 少なくとも1つの前記ボール部材を前記回動部材に対して前記ベース部材方向に付勢する第2の付勢手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013136164A JP2015012438A (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | 撮像装置 |
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10440254B2 (en) | 2016-05-19 | 2019-10-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Display control device and image pickup device |
-
2013
- 2013-06-28 JP JP2013136164A patent/JP2015012438A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10440254B2 (en) | 2016-05-19 | 2019-10-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Display control device and image pickup device |
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