JP2015012245A - 実装部材管理方法および電子装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】詳細な管理が可能な実装部材管理方法を提供する。
【解決手段】電子部品を電子基板に実装する部材実装システムは、それぞれ複数の部材が装着された複数の部材リールを保管する第1場所と、部材リールが取り付けられ、部材リールに装着されている部材を、電子基板に搭載する実装機が設置された第2場所とを具備する。この部材実装システムにおいて、実装部材を管理する管理方法は、第1場所に保管される複数の部材リールのそれぞれに、それぞれを特定する特定情報を付与する付与工程と、実装機において、その実装機に取り付けられた部材リールに付与されている特定情報を認識する認識工程とを有する。部材リールの所在場所は、その部材リールに付与されている特定情報を認識することにより、可能となる。
【選択図】図3
【解決手段】電子部品を電子基板に実装する部材実装システムは、それぞれ複数の部材が装着された複数の部材リールを保管する第1場所と、部材リールが取り付けられ、部材リールに装着されている部材を、電子基板に搭載する実装機が設置された第2場所とを具備する。この部材実装システムにおいて、実装部材を管理する管理方法は、第1場所に保管される複数の部材リールのそれぞれに、それぞれを特定する特定情報を付与する付与工程と、実装機において、その実装機に取り付けられた部材リールに付与されている特定情報を認識する認識工程とを有する。部材リールの所在場所は、その部材リールに付与されている特定情報を認識することにより、可能となる。
【選択図】図3
Description
本発明は、実装部材管理方法および電子装置の製造方法に関し、特に、それぞれ複数の実装部材が装着された複数のリールが、ロットの単位として納入される場合に有効な実装部材管理方法および電子装置の製造方法に関する。
電子装置は、種々の電子部品が実装された電子基板を有している。電子基板に実装される電子部品(以下、実装部材、あるいは部材とも称する)は、それを設計・製造する部品メーカーから、工場等に納入され、工場における実装ラインにおいて、電子基板に実装される。
電子部品が実装された電子基板を、多数枚、安定的で、しかも効率よく提供できる様に、部品メーカーから工場へ電子部品を納入する際には、比較的安価な電子部品は、ロットの単位で納入される。ここで、ロットの単位とは、電子部品の数を意味しており、例えば10万個の電子部品が1ロットの単位とされる。
納入の際には、1ロット(例えば、10万個)の電子部品は、適当な数量に分割され、分割された電子部品は、プラスチックの様なテープに装着(接着)され、リールに巻かれて納められる。そのため、納入の際には、例えば、複数のリール(電子部品が巻かれた)が、1つの箱に梱包されて、納められる。勿論、1つの箱だけでは、納入数量を満たせない場合には、複数個の箱に梱包して、納められる。
工場における実装ラインには、電子基板に電子部品を搭載する実装機がある。実装機への電子部品の供給は、電子部品が装着されたリールを実装機に取り付けることにより、行われる。そのため、工場においては、納入された箱からリールを取り出して、実装機に取り付けることになる。
電子部品はロットの単位で、部品メーカーから納入されるため、工場においては、ロットの単位、言い換えるならば、電子部品の個数で管理が行われる。一方、実装ラインにおける実装機に対しては、リールを単位として、電子部品の取り付けが行われる。そのため、電子部品が装着(接着)されているところのテープが巻き付けられているリール(以下、電子部品リール、あるいは部材リールとも称する)の所在、残っている電子部品リールの個数を把握することが難しい。
また、実装機から、使用した電子部品の数量を把握したとしても、ロットの単位で管理をしているため、残りの数量を把握するだけに留まってしまう。すなわち、電子部品リール毎の電子部品の残数を把握、管理することが困難である。
さらに、特定の電子部品リールにおける電子部品に欠陥等が発生した場合であっても、ロットの単位で管理されているため、その特定の電子部品リールを含んでいたロットの電子部品を実装した全ての電子基板に対して対策を取ることが要求される。例えば、特定の日時に納入されたロットの電子部品で製造した全ての電子基板の回収、交換が要求され、影響の範囲が広くなり、対策に掛かる時間と費用が増えることが危惧される。
特許文献1には、リール30が取り付けられる実装機10の構造が、その図1に示されている。しかしながら、リールの管理については、意識されていない。
本発明の目的は、詳細な管理が可能な実装部材管理方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、部材を電子基板に実装する部材実装システムは、それぞれ複数の部材が装着された複数の部材リールを保管する第1場所と、部材リールが取り付けられ、部材リールに装着されている部材を、電子基板に搭載する実装機が設置される第2場所とを備える。この部材実装システムで、実装される部材を管理する実装部材管理方法は、第1場所に保管される複数の部材リールのそれぞれに、それぞれを特定する特定情報を付与する付与工程と、実装機において、その実装機に取り付けられた部材リールに付与されている特定情報を認識する認識工程とを有する。部材リールの所在場所は、その部材リールに付与されている特定情報を認識することにより、可能となる。すなわち、部材リール毎の管理が可能となり、詳細な管理が可能となる。
また、一実施の形態においては、電子部品が実装される電子基板に、その電子基板を特定するための第1特定情報が付与される。電子基板を有する電子装置を製造する電子装置の製造方法は、電子基板に実装される複数の電子部品が装着された複数の電子部品リールのそれぞれに、それぞれを特定する第2特定情報を付与する付与工程と、電子基板に電子部品を搭載する実装機において、電子基板に付与された第1特定情報と、電子部品リールに付与されている第2特定情報とを認識する認識工程とを有する。電子基板と、それに実装された電子部品が装着されていた電子部品リールとの間の対応が、第1特定情報と、第2特定情報とにより求めることが可能となる。そのため、特定の電子部品リールにおける電子部品に欠陥等が発生した場合、回収、交換を行う範囲を狭くすることが可能となり、欠陥等が発生した場合の費用および時間の低減を図ることが可能な、電子装置の製造方法が提供される。
一実施の形態によれば、詳細な管理が可能な実装部材管理方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部分には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、工場における部材実装システム(電子部品実装システム)の構成を示すブロック図である。同図には、倉庫100、保管棚101、複数の実装ラインL1、L2、実装ラインの管理等を行う計算機108、および計算機に接続された入出力装置109を含む部材実装システムが示されている。倉庫100には、部品メーカーから電子部品がロットの単位で納入され、格納される。この実施の形態においては、1ロットの個数の電子部品が、例えば複数の箱に梱包されて、納入される。この場合、それぞれの箱には、複数の電子部品が装着された複数の電子部品リールが納められている。倉庫100において、それぞれの箱から、複数の電子部品リールが、取り出され、取り出されたリールは、保管棚101へ移される。また、電子部品が実装される電子基板も、部品メーカーから、倉庫100に、納入され、保管棚101へ移されて、保管される。保管棚101に保管された電子部品リールおよび電子基板は、適時、保管棚101から実装ラインへ出庫される。
この実施の形態においては、部材実装システムは、複数の実装ラインL1、L2を有している。実装ラインL1、L2は、互いに同様な構成にされているため、図1には、実装ラインL1が代表として、その構成が示されている。実装ラインL1は、特に制限されないが、ローダー、印刷機、複数の実装機、リフロー炉、外観検査機およびアンローダーを有している。実装ラインL1、L2は、電子部品リールを保管する場所(第1場所)である保管棚101とは、物理的に離れた場所(第2場所)に設置され、電子部品リールが、第1場所と第2場所の間を移動する。
同図において、102−L1は、ローダーである。電子部品が実装される電子基板は、保管棚101から取り出され、ローダー102−L1により、ベルトコンベアーに乗せられ、順次後の各処理機に送り込まれる。103−L1は、印刷機であり、電子基板における所定の位置に、半田材料を印刷する。104−L1−1〜104−L1−nのそれぞれは、実装機である。実装機104−L1−1〜104−L1−nについては、後で詳細に説明するが、電子部品リールから電子部品を取り出し、電子基板における所定の位置に、取り出し電子部品を搭載する。実装機104−L1−1〜104−L1−nは、この実施の形態においては、複数台設置されているが、1台でもよい。実装機104−L1−1〜104−L1−nは、実装する電子部品の種類および/あるいはその個数により、それぞれの構成は異なる。
図1において、105−L1はリフロー炉であり、印刷機103−L1により印刷された半田材料を熔解させて、電子基板に搭載された電子部品と電子基板との間を電気的に接続させる。106−L1は外観検査機であり、電子部品と電子基板との接続を検査する。107−L1はアンローダーであり、ベルトコンベアーから、電子部品が実装されたところの電子基板を取り出す。取り出された電子基板(電子部品が実装済みの電子基板)は、特に制限されないが、この実施の形態においては、整理され、出荷される。特に制限されないが、この実施の形態においては、整理されたところの電子部品実装済み電子基板は、倉庫100において、搬送用の車両に積載され、出荷される。
同図において、108は計算機で、109は、計算機108に接続された入出力装置である。計算機108は、上記した実装ラインL1における各処理装置の制御を行う。また、計算機108は、各処理装置からの情報を受け、種々の処理を行う。入出力装置109は、実装ラインを制御する使用者等が、計算機108に対して指示および/あるいは情報の入力を行う入力装置と、計算機108により処理された結果等を表示する表示装置等を含んでいる。計算機108と各処理装置との間では、種々の情報の送受信が行われる。図面が複雑になるのを避けるために、図1には、実装ラインL1における実装機104−L1−1、104−L1−nからの情報317−L1−1、317−L1−nと、実装ラインL2における実装機104−L2−1、104−L2−n(図示せず)からの情報317−L2−1、317−L2−nのみが示されている。
また、この実施の形態においては、倉庫100および保管棚101においても、電子部品の管理のための情報が生成され、計算機108に供給される。図1には、倉庫100および保管棚101から計算機108へ供給される情報313,314も示されている。
図示しないが、実装ラインL2についても、実装ラインL1と同様に、ローダー102−L2、印刷機103−L2、実装機104−L2−1〜104−L2−n、リフロー炉105−L2、外観検査機106−L2、アンローダー107−L2を有している。また、実装ラインL2からは、実装ラインL1と同様に、実装機104−L2−1、104−L2−nのそれぞれからの情報317−L2−1、317−L2−nが、計算機108へ供給される。
なお、以下の説明において、実装機104−L1−1〜104−L1−nおよび104−L2−1〜104−L2−nに関して共通する事項を述べる際、あるいは代表として実装機を述べる際には、実装機104と記載する。後で図3を用いて説明するが、電子部品リールは、実装する電子部品の種類に応じて、保管棚101と、各実装ラインL1、L2における実装機104との間を移動する。図1には、この移動が一点破線で示されている。
次に、実装ラインL1、L2における実装の処理を説明する。図2の(A)および(B)は、電子基板に電子部品を実装する処理を模式的に示した模式図である。同図において、200は、電子基板を示し、204〜206のそれぞれは、実装されるべき電子部品(実装部材)を示している。
電子基板200および電子部品204〜206は、部品メーカーから納入され、倉庫100に保管される。電子部品204〜206のそれぞれは、ロットの単位で、部品メーカーから納入され、ロットの単位で倉庫に格納される。後で、図3を用いて説明するが、1個のロットは、複数の電子部品リールを有しており、これらの電子部品リールは箱に納められている。ここで、電子部品204と206とが、同じ電子部品で、電子部品205が、電子部品204、206と異なる電子部品であるとした場合、電子部品204と206は、特に制限されないが、同じ電子部品リールに装着されており、電子部品205は、別の電子部品リールに装着されている。
電子部品204、206が装着された電子部品リールと、電子部品205が装着された電子部品リールとは、倉庫100において、それぞれの箱から取り出される。取り出されたところのそれぞれの電子部品リールは、保管棚101に移される。すなわち、それぞれ複数の電子部品204、206が装着された複数の電子部品リールと、それぞれ複数の電子部品205が装着された複数の電子部品リールが、保管棚101に移され、保管される。特に制限されないが、同様にして、複数の電子基板200も、倉庫100から保管棚101に移され、保管される。
実装ラインL1およびL2において、同じ種類の電子基板に電子部品の実装を行う場合、電子基板200は、保管棚101から取り出され、実装ラインL1およびL2のそれぞれにおけるローダー102−L1、102−L2によって、ベルトコンベアーに載せられる。一方、複数の電子部品204、206が装着された複数の電子部品リールのうち、所定数の電子部品リールが、保管棚101から取り出され、実装ラインL1、L2のそれぞれの実装機104に装着される。例えば、実装ラインL1における実装機104−L1−1と、実装ラインL2における実装機104−L2−1に装着される。また、電子部品205が装着された複数の電子部品リールのうち、所定数の電子部品リールが、保管棚101から取り出され、実装ラインL1、L2のそれぞれにおける実装機104−L1−n、104−L2−nに装着される。
ベルトコンベアーに載せられた電子基板200は、実装ラインL1、L2のそれぞれにおける印刷機103−L1、103−L2に送られる。印刷機103−L1、103−L2は、電子部品204〜206を搭載すべき、電子基板200上の所定の位置201〜203(図2の(A))のそれぞれに、半田材料を印刷する。半田材料が印刷された後、電子基板200は、ベルトコンベアーにより、実装機104−L1−1〜104−L1−n(104−L2−1〜104−L2−n)へ順次送られる。
実装機104−L1−1(104−L2−1)においては、装着された電子部品リールから、テープを取り込み、テープに装着されている電子部品204、206をピックアップする。ピックアップした電子部品204、206を、半田が印刷されている領域201、203に、搭載する。また、実装機104−L1−n(104―L2−n)においても、同様に、装着された電子部品リールから、テープを取り込み、テープに装着されている電子部品205をピックアップする。ピックアップした電子部品205を、半田が印刷されている領域202に、搭載する。
電子部品204〜206が搭載された電子基板200は、リフロー炉105−L1(105−L2)に送られる。リフロー炉105−L1(105−L2)では、電子基板200に熱を加えることにより、印刷されている半田を溶解させ、電子基板200と電子部品204〜206のそれぞれとを電気的に接続させる。電子基板200を冷却させた後、電子基板200は、外観検査機106−L1(106−L2)に送られる。外観検査機106−L1(106−L2)は、例えばカメラと認識装置とを具備しており、それらを用いて、電子部品204〜206のそれぞれが、電子基板200の所定の位置201〜203に実装されているか否かの検査を行う。
当該検査により、所定の位置に電子部品が実装されていると判定された電子基板は、アンローダー107−L1(107−L2)によって、ベルトコンベアーから取り出されて、出荷される。なお、外観検査機106−L1(106−L2)により、電子部品が所定の位置に実装されていないと判定された場合には、特に制限されないが、その電子基板は破棄される。
この様にして、図2の(B)に示されている様に、所定の位置201〜203にそれぞれ電子部品204〜206が実装された電子基板200が製造される。製造された電子基板200は、出荷される。なお、電子部品が実装された電子基板は、電子装置に搭載されて、電子装置の製造が完了する。
また、電子基板200には、その電子基板を特定するための特定情報207が付与されている。この特定情報207は、例えば電子基板200を製造する部品メーカーが、電子基板200を製造する際に、生成し、電子基板200に付与する。特定情報207は、特に制限されないが、例えばバーコードにより表される。この場合、電子基板200には、バーコードが記載されたバーコードラベルが貼り付けられている。この場合、図2の(A)および(B)において、207は、その電子基板を特定する特定情報(第1特定情報)であり、バーコードラベルである。
次に図3を用いて説明するが、倉庫100、保管棚101および実装機104の各処理において、実装部材(電子部品)を管理するための情報が生成される。
図3は、実装部材を管理する管理方法を示す模式図である。同図において、破線の矢印および実線の矢印は、処理の流れを表している。破線の矢印は、図1において、1つのブロック内での工程の流れを示しており、実線の矢印は、図1において、複数のブロック間での工程の流れを表している。しかしながら、例示で有り、これに限定されるものではない。図3において、300〜302は、倉庫100(図1)で行われる工程であり、303は保管棚101で行われる工程であり、304は実装機104で行われる工程を示している。
部品メーカーから、部品がロットの単位、すなわち個数を単位として、倉庫100に納入される。この実施の形態においては、説明を容易にするために、ロットの単位である個数の電子部品が、1つの箱に梱包されているものとする。すなわち、箱305−1〜305−3のそれぞれに、ロット単位の個数の電子部品が梱包されている。
工程300は、倉庫100において行われる納入・格納の工程である。図3においては、納入・格納工程300において、部品メーカーから3箱305−1〜305−3、すなわち3ロットの電子部品が、倉庫100に納入・格納されている。
納入された箱305−1〜305−3は、その箱に収められている電子部品リールを、保管棚101へ移すために、倉庫100において、開封され、例えば箱305−1から、電子部品リール307−1〜307−nが取り出される。これにより、箱306と複数の電子部品リール307−1〜307−nに分離される(リール取り出し工程301)。以下、複数の電子部品リール307−1〜307−nに対して共通する事項を述べる際、あるいは代表として電子部品リールを述べる際、電子部品リール307と記載する。
取り出された電子部品リール307には、特に制限されないが、複数のバーコード(barcode)ラベル309、310が、貼り付けられている。バーコードラベル309には、部品メーカーによって作成されたバーコードが印刷(記載)されている。このバーコードラベル309は、特に制限されないが、部品メーカーが、電子部品リール307を箱に納める前に、作成し、電子部品リール307に貼り付けて、納入する。
一方、バーコードラベル310には、この電子部品リール307を特定するための特定情報が、印刷(記載)されている。この電子部品リール307を特定するための特定情報は、特に制限されないが、部品メーカーから電子部品を受け入れる工場において、生成し、バーコードにして、バーコードラベル310に印刷する。印刷されたバーコードラベル310は、工場において、電子部品リール307に貼り付けられる。
ここで、電子部品リール307の構成について説明する。電子部品リール307の構成の例が、図4に示されている。図4において、先に説明した電子部品204、206を例にすると、電子部品204、206は、テープ400に装着され、複数の電子部品が装着されたテープ400は、リール307に巻かれている。特に制限されないが、図4において、402はリール307に設けられた穴であり、401は、当該リール307を、フィーダーに装着するための穴である。電子部品リール307が装着されたフィーダーは、後で図6を用いて説明する台車に装着され、実装機104に取り付けられる。これにより、実装機104によって、電子部品リール307には、回転が加えられる。
部品メーカーにより作成されるバーコードには、部品コード、部品数量、部品ロット等の部品情報が含まれ、バーコードラベル309に印刷されている。ここで、部品コードは、当該電子部品リール307に収められている電子部品に対する部品メーカーの製品コードを表している。部品コードは、この電子部品リールに納められている電子部品が、例えば抵抗素子であれば、抵抗素子であることとその抵抗値等を表す部品メーカーのコードである。部品数量は、部品メーカーが当該電子部品リールを納入する際に、当該電子部品リールに納めている電子部品の個数である。また、部品ロットは、部品メーカーが、ロットに対して付与する情報である。部品ロットは、例えば同じ電子部品を、異なる工場へ部品メーカーが納入する場合、納入先を示す情報である。この実施の形態においては、特に制限されないが、部品メーカーによって生成されたバーコードは、2行で、バーコードラベルに印刷されている。
これに対して、バーコードラベル310には、その電子部品リール307を特定するための特定情報(第2特定情報)が印刷される。後で述べるが、この特定情報を用いて、管理を行うため、管理用バーコードとみなすことも可能である。特定するための特定情報であるため、バーコードラベル310には、他の電子部品リール307に付与される特定情報とは一致しない、ユニークキーの情報が含まれる様にする。例えば、この管理用バーコードは、バーコードラベル310を電子部品リール307に貼り付けるときの時刻(秒単位まで含めた)をユニークキーとして、バーコードを生成し、バーコードラベル310に印刷し、電子部品リール307に貼り付ける。印刷した管理用バーコードラベルには、特に制限されないが、1行の管理用バーコードが印刷されている。なお、バーコードラベル309を、管理用バーコードラベル310と区別するために、以下では、部品メーカー用バーコードラベルとも称する。
図3の説明に戻る。図3において、312は、部品メーカー用バーコードラベル309および管理用バーコードラベル310のそれぞれの情報を読み取るためのバーコードスキャナーである。リール取り出し工程301において、箱、すなわちロットの単位から取り出された複数の電子部品リール307のそれぞれにおいて、電子部品リール307に貼り付けられている部品メーカー用バーコードラベル309と管理用バーコードラベル310に対してバーコードスキャナー312が当てられる。これにより、部品メーカー用バーコードラベル309と管理用バーコードラベル310の情報が読み取られる。読み取られた情報、すなわち、部品コード、部品数量、部品ロットおよびユニークキー(特定情報)は、管理情報313として、バーコードスキャナー312から計算機108(図1)に供給される。
この実施の形態においては、工程302において、それぞれの電子部品リール307に、管理用バーコードラベルが貼り付けられる。また、この工程302において、それぞれの電子部品リール307における部品情報とそれを特定する特定情報が、管理情報313として、計算機108に供給される。そのため、この工程302は、電子部品リール307に、それを特定するための特定情報を付与する工程(付与工程)、あるいは電子部品リール307の管理情報を取得する工程(管理情報取得工程)と見なすことができる。この付与工程、あるいは管理情報取得工程は、この実施の形態においては、倉庫100において実行される。しかしながら、これに限定されず、保管棚101において、この付与工程あるいは管理情報取得工程を実施してもよい。
管理情報取得工程302で、管理情報が取得された電子部品リール307は、保管棚101に移される。保管棚101には、特に制限されないが、複数のキャビネット308−1〜308−3が設置されている。各キャビネット308−1〜308−3には、棚が設けられ、倉庫100から保管棚101へ移動した電子部品リール307のそれぞれは、棚に置かれる。いずれのキャビネットの棚に電子部品リール307を置くかは、例えば、実装機へ電子部品リールを移す際の効率を向上させる様に定めればよい。
図5には、保管棚101に設けられているキャビネット308−1の一部が模式的に示されている。同図において、501−1〜501−4のそれぞれは、複数の電子部品リール307が格納される棚を示している。また、500−1〜500−4のそれぞれは、各棚501−1〜501−4のそれぞれに対応した保管棚用バーコードラベルである。保管棚用バーコードラベルの構成は、その一例(バーコードラベル500−2)が、図5の下側に示されている。棚501−1〜501−4のそれぞれに対応した保管棚用バーコードラベル500−1〜500−4のそれぞれには、保管棚101における所在を示す情報が印刷されている。
すなわち、複数のキャビネットのうちのいずれであるか、および対応する棚を示す情報が、バーコードとして生成され、印刷されている。また、保管棚101には、バーコードスキャナー320(図3)が設置されており、バーコードスキャナー320によって、保管棚用バーコードラベルと、電子部品リール307に貼り付けられている管理用バーコードラベル310の情報を読み取り、読み取った情報は、管理情報314として計算機108(図1)に供給される。このとき、部品メーカー用バーコードラベル309の情報も読み込み、管理情報314として計算機108に供給する様にしてもよい。
保管棚101に保管された電子部品リール307は、図3において実線の矢印で示されている様に、電子部品を電子基板へ実装する際には、その電子部品を納めた電子部品リールが、保管棚101から実装機104へ移動させられる。また、所定数の電子基板への電子部品の実装が、実装ラインL1、L2において完了すると、実装ラインL1、L2のそれぞれにおける実装機104から、電子部品リール307は、再び、保管棚101へ移動させられる。
このときも、工程(保管工程)303において、上記したのと同様に、バーコードスキャナー320を用いて、電子部品リール307に貼り付けられている管理用バーコードラベル310と、その電子部品リール307を格納するキャビネットの棚に対応する保管棚用バーコードラベルのそれぞれの情報を取り込む。取り込んだ情報を、管理情報314として、計算機108(図1)に供給する。この様にすることにより、電子部品リール307の所在場所が、保管棚101にあることを把握することができるだけでなく、保管棚101における保管場所(棚501−1〜501−4)も把握することが可能となる。また、電子部品リール307が、保管棚101に戻されたことの確認も行うことが可能となる。
保管棚101から実装ラインL1、L2へ、電子部品リール307を移動させる場合、特に制限されないが、電子部品リール307は、フィーダーに装着され、更に、フィーダーは台車に装着され、台車が移動させられる。
図6には、台車の構成が示されている。同図において、318は台車を示しており、315はフィーダーを示している。電子基板200に実装される電子部品は、複数種類ある。そのため、それぞれの電子部品(種類の異なる電子部品)を納めている複数の電子部品リール307が、それぞれフィーダー315に装着される。電子部品リール307がそれぞれ装着された複数のフィーダー315は、台車318に搭載されて、保管棚101から、実装ラインL1、L2における実装機104に運ばれる。
実装機104に運ばれた台車318は、電子部品リール307を実装機に装着する工程304(図3)において、実装機104に装着される。すなわち、実装機104に装着されるべき複数の電子部品リール307が、予め纏められて、台車318に取り付けられており、これらが実装機104に取り付けられる。
実装機104には、上記した様に、台車318が装着される。実装機104は、台車318に取り付けられている複数のフィーダー315のそれぞれから、電子部品(例えば204、206)が搭載されたテープ400(図4)を取り込む。実装機104においては、取り込んだテープ400に搭載されている電子部品(204、206)を、テープ400からピックアップし、図2で説明した様にして、電子基板200(図2)の所定位置に搭載する。
実装機104は、図示しないが、バーコードスキャナーを有しており、台車318およびフィーダー315を介して装着されている電子部品リール307のそれぞれに貼り付けられている管理用バーコードラベル310の特定情報(ユニークキー)を読み取る。バーコードスキャナー(図示しない)により読み取った特定情報は、管理情報317として、計算機108(図1)へ供給される。これにより、電子部品リール307の特定情報(ユニークキー)が認識される。
また、実装機104は、電子基板200に印刷されている特定情報(識別子ID:第1特定情報)を認識するカメラを具備しており、このカメラにより認識した特定情報を、管理情報317として、計算機108へ供給する。ここで、特定情報は、図2の(A)および(B)において説明した特定情報207である。
実装機は、図1に示した様に、各実装ラインL1、L2にそれぞれ配置されており、それぞれの実装機104−L1−1、104−L1−n、104−L2−1、104−L2−nから、管理情報317が計算機108(図1)に供給される。管理情報317は、管理用バーコードラベル310から認識した特定情報(ユニークキー)と、電子基板200から認識した電子基板の特定情報(第1特定情報)とを含んでいる。更に、管理情報を供給する実装機を特定する実装機特定情報を、上記した管理情報317は含んでいる。この実装機特定情報によって、管理情報317が、どの実装ラインのどの実装機により形成されたもので有るかを判定することができる。図1においては、それぞれの実装機104−L1−1、104−L1−n、104−L2−1、104−L2−nが形成する管理情報317を、管理情報317−L1−1、317−L1−n、317−L2−1、317−L2−nとして示してある。
管理情報317−L1−1、317−L1−n、317−L2−1、317−L2−nにより、実装機毎に、装着されている電子部品リール307と、その電子部品リール307に納められている電子部品が搭載された電子基板とを認識することができる。
図3において、工程304は、電子部品リール307を実装機104に装着する工程であるが、装着された電子部品リール307の管理用バーコードラベル310を読み取り、電子部品リール307を認識する認識工程と見なすこともできる。すなわち、それぞれの実装機104に装着されている電子部品リール307を、認識する工程と見なすこともできる。また、電子基板200の識別子IDを読み取るため、電子基板200を認識する工程と見なすことも可能である。
なお、図3において、316は電子基板200を搬送するベルトコンベアーが通過する通過口を示しており、319は実装機104の制御パネルを示しており、Pは電源スイッチを示している。
実装ラインL1における実装機104を通過した電子基板200は、リフロー炉105−L1を経由して、外観検査機106−L1に供給され、外観検査機106−L1において検査が行われる。実装ラインL2においても、実装ラインL1と同様に、電子基板200は、リフロー炉を介して外観検査機に送られ、半田材料の溶解、外観検査が行われる。
図7は、計算機108の機能を説明するブロック図である。計算機108は、図示されていない記憶装置に格納されたプログラムを実行することにより、図7にブロックとして示されている機能を実現する。
図7において、700はユーザーインタフェース部、701は部品情報管理部、702は実装実績管理部、703は所在情報管理部、704はデータ連携部である。また、同図において、705〜707は、それぞれデータベースであり、705はマスタ情報を格納する格納部、706は部品情報を格納する格納部、707は実績情報を格納する格納部である。これらの格納部705〜707に格納される情報については、後で図8の(A)〜(D)を用いて説明する。
ユーザーインタフェース部700は、図1に示した入出力装置109と上記した各管理部701〜703との間のインタフェースを行う。例えば、入出力装置109を用いて、使用者等が入力した情報および/あるいは指示を、各管理部701〜703に伝える。各管理部701〜703での処理結果を、ユーザーインタフェース部700は、入出力装置109において表示させる。また、データ連携部704は、各管理部701〜703の指示に従って、データベースであるマスタ情報格納部705、部品情報格納部706、および実績情報格納部707にアクセスを行い、それぞれからのデータを用いて、指示に従ったデータを各管理部へ供給する。
上記した部品情報管理部701は、電子部品リール307毎の部品情報(部品コード、部品数量、部品ロット)と電子部品リール307毎の特定情報の管理を行う。ここで、部品情報である部品コード、部品数量、および部品ロットは、その電子部品リール307に貼り付けられている部品メーカー用バーコードラベル309から得られる情報である。実装機104に装着された電子部品リール307の管理用バーコードラベル310から、ユニークキー(特定情報)を取得することにより、そのユニークキーに対応する電子部品リール307を特定し、特定した電子部品リールの部品メーカー用バーコートラベル309を特定し、その特定した部品メーカー用バーコードラベル309の情報を把握する。
この部品情報管理部701は、ユーザーインタフェース部700を介して、例えば、入出力装置109から部品情報の閲覧要求(指示)が有った場合、データ連携部704を介して、部品情報格納部706に格納されている部品情報を取得する。取得した部品情報を、同じくユーザーインタフェース部700を介して、入出力装置109へ出力させ、表示させる。
実装実績管理部702は、実装ラインL1、L2のそれぞれで実装した電子部品実装済み電子基板の実装情報(電子基板ID、装着部品情報、部品の使用数等)の管理を行う。ここで、電子基板IDは、電子基板200に付与された特定情報207(図2)に該当する。装着部品情報は、実装機104によって電子基板200に実装された電子部品の情報であり、部品の使用数は、1枚の電子基板200に対する、その電子部品の使用数(部品の使用数)である。装着部品情報は、例えば、その電子部品を納めた電子部品リール307の特定情報とされる。これらの装着部品情報および部品の使用数は、電子基板IDと対をなす様にして、実績情報格納部707に格納される。
実装実績管理部702は、ユーザーインタフェース部700を介して、例えば、入出力装置109から電子基板の実装情報の閲覧要求(指示)が有った場合、データ連携部704を介して、実績情報格納部707に格納されている実績情報を、同じくユーザーインタフェース部700を介して、入出力装置109へ出力させ、表示させる。
所在情報管理部703は、電子部品リール307毎の電子部品の移動情報の管理を行う。所在情報管理部703は、ユーザーインタフェース部700を介して、例えば、入出力装置109から、電子部品リール307の所在の確認要求(指示)が有った場合、データ連携部704を介して、部品情報格納部706に格納されている所在情報を、同じくユーザーインタフェース部700を介して、入出力装置109へ出力させ、表示させる。
所在情報管理部703は、ユーザーインタフェース部700を介して、入出力装置109から、例えば、電子部品リール307の移動要求(指示)が有った場合、データ連携部704を介して、マスタ情報格納部705の内容と照合し、部品情報格納部706に格納されている所在情報を更新する。マスタ情報格納部705は、後で説明するが、実装ラインL1、L2に関する情報と、電子部品リール307の所在場所に関する情報を有している。
それぞれデータベースを形成するマスタ情報格納部705、部品情報格納部706、および実績情報格納部707には、部品実装に係わる情報が格納される。部品実装に係わる情報としては、先に述べたバーコードスキャナー312、320(図3)により読み取られた管理情報313、314、および各実装ラインL1、L2における各実装機104からの管理情報317−L1−1、317−L1−n、317−L2−1、317−L2−nが含まれる。また、電子基板200とそれに実装する電子部品を特定する情報も、部品実装に係わる情報として格納される。これらの部品実装に係わる情報は、例えば、ユーザーインタフェース部700、各管理部701〜703およびデータ連携部704を介して、各格納部705〜707に供給され、格納される。
次に、マスタ情報格納部705、部品情報格納部706、および実績情報格納部707に格納される部品実装に係わる情報について説明する。図8の(A)〜(D)には、マスタ情報格納部705、部品情報格納部706、および実績情報格納部707において格納される情報のテーブルが示されている。
図8の(A)および(B)には、マスタ情報格納部705に構成されるテーブルが示されている。マスタ情報格納部705には、複数のテーブルが形成されるが、図8の(A)および(B)は、形成されるテーブルのうちの一部が示されている。図8の(A)には、実装ラインに関する情報(実装ライン情報)を格納するテーブルが示されており、図8の(B)には、電子部品リール307が所在しうる場所の情報(場所情報)を格納するテーブルが示されている。
実装ライン情報は、各実装ラインの構成を示す情報である。実装ラインの構成であるため、実装ラインを構築あるいは変更した際に、このテーブルは作成あるいは更新される。図8の(A)において、800は実装ラインを特定する情報を格納する実装ラインの列、801は印刷機を特定する情報を格納する印刷機の列、802および803は実装機を特定する情報を格納する実装機の列、804はリフロー炉を特定する情報を格納するリフロー炉の列、805は、外観検査機を特定する情報を格納する外観検査機の列である。図8の(A)において、806および807のそれぞれは、各実装ラインと、それぞれの実装ラインに設置されている各処理機を特定する情報が格納される行である。
例えば、この実装ライン情報のテーブルでは、行806において、実装ラインの列800に、複数の実装ラインのうちの特定の実装ラインである実装ラインL1を特定する情報L1が格納されている。また、行806において、印刷機の列801に、実装ラインL1に設置されている印刷機を特定する情報103−L1が格納され、実装機1の列802および実装機nの列803に、実装ラインL1に設置されている実装機1および実装機nを特定する情報104−L1−1および104−L1−nが格納されている。さらに、行806において、リフロー炉の列804に、実装ラインL1に設置されているリフロー炉を特定する情報105−L1が格納され、外観検査機の列805に、実装ラインL1に設置されている外観検査機を特定する情報106−L1が格納されている。この様にして、実装ラインL1、L2毎の情報が、実装ライン情報のテーブルに格納されている。
図8の(B)に示した場所情報のテーブルは、電子部品リール307のそれぞれが所在しうる場所を示している。図8の(B)において、808は、電子部品リール307が所在しうる場所として保管棚101を示す保管棚の列、809は、所在しうる場所として実装機を示す実装機の列、810は所在しうる場所としてその他を示すその他の列である。
図8の(B)において、811は、廃棄を示す列である。この実施の形態においては、電子部品リール307に、管理用バーコードラベル310が貼り付けられる。電子部品リール307に貼り付けられた管理用バーコードラベル310によって表される電子部品リール307の特定情報は、その電子部品リールに納められている電子部品を全て使用してしまっても、管理においては有効である。そのため、それに納められている電子部品を全て使用してしまい、空きリールとなったリールを、廃棄のリールとして、把握し、管理するために、廃棄の列811が設けられている。廃棄の列811には、廃棄のリールであることを特定する情報が、格納されればよいので、格納される情報は、特定の場所(保管棚、実装機、台車等)を示す情報では無く、仮想の場所を示す情報でよく、特定の場所と区別できる情報であればよい。
上記したその他の列810は、電子部品リール307が、保管棚101に存在しておらず、またいずれの実装機にも存在していない場合の所在場所を示している。その他の列810に格納される所在場所は、例えば、準備場所、外段取りの場所、あるいは倉庫100を示す。ここで、準備場所とは、保管棚101から、実装に必要な電子部品リール307を収集する際に、電子部品リール307を一時的に置いておく場所を示している。また、外段取りの場所とは、次に行う実装処理で用いられる電子部品リール307を、フィーダー315および/あるいは台車318に取り付け、準備する場所を示している。なお、特に制限されないが、電子部品リール307を、フィーダー315および/あるいは台車318に取り付けた際には、誤った部品が取り付けられていないかのチェックが行われる。
図5および図1において述べた様に、保管棚は複数の棚501−1〜501−4を有しており、また実装ラインL1、L2には複数の実装機が設置されている。そのため、上記した場所情報のテーブルにおける保管棚(808)、実装機(809)、その他(810)は、複数存在する。複数の所在場所は、図8の(B)において、行によって表されている。すなわち、図8の(B)において、812および813のそれぞれは、保管棚、実装機、その他をそれぞれ特定する情報が格納される行である。
図8の(B)において、行812、813を例にして、場所情報のテーブルを説明すると、保管棚の列808には、図5に示した棚501−1を示す情報が格納されている。棚501−1を示す情報は、棚501−1に対応して設けられているバーコードラベル500−1によって表される。実装機の列809には、実装機104−L1−1を示す情報が格納される。その他の列810には、準備場所を示す情報XX3が格納されている。また、廃棄の列811には、仮想の場所を示す情報XX4が格納されている。同様に、行813においては、保管棚の列808には、棚501−2を示す情報が格納されている。実装機の列809には、実装ラインL2の実装機104−L2−1を示す情報が格納されている。その他の列810には、外段取りの場所を示す情報XX7が格納されている。また、廃棄の列811には、仮想的な場所を示す情報XX4が格納されている。
この様にして、工場において、電子部品リールが存在しうる場所の情報が、場所情報として、マスタ情報格納部705に格納される。図8の(B)に示したテーブルは、電子部品リール307が存在しうる場所を示しているのであって、電子部品リール307のそれぞれが存在する場所の情報は、この場所情報のテーブルを参照して、後で説明する部品情報のテーブル(図8の(C))に格納される。
図8の(C)には、部品情報格納部706に格納される部品情報のテーブルが示されている。図8の(C)において、814は電子部品リール307を特定する特定情報が格納される電子部品リールの列、815は電子部品リールの部品コードを示す情報が格納される部品コードの列、816は電子部品リールの部品数量を示す情報が格納される部品数量の列、817は電子部品リールの部品ロットを示す情報が格納される部品ロットの列である。同図において、818は、その電子部品リールに残っている電子部品の個数を示す情報が格納される残数の列、819は、電子部品リールの所在場所を示す情報が格納される所在場所の列である。また、図8の(C)において、行820、821のそれぞれは、電子部品リールを示しており、電子部品リール毎に、電子部品リールを特定する特定情報、部品コード、部品数量、部品ロット、残数、存在場所が格納される。
図8の(C)に示した部品情報のテーブルにおいて、行820を例に説明すると、電子部品リールの列814には、電子部品リール307に対応する特定情報(XX1)が格納され、部品コードの列815には、この電子部品リール307における部品コードの情報(A)が格納されている。また、部品数量の列816には、この電子部品リール307における部品数量の情報(10,000)が格納され、部品ロットの列817には、この電子部品リール307における部品ロットの情報(A1)が格納されている。
図3において述べた様に、管理情報取得工程302において、電子部品リール307に貼り付けられた部品メーカー用バーコードラベル309が読み出される。この読み出された情報が、部品コード、部品数量、部品ロットであり、図8の(C)における列815、列816、列817に格納される。また、この部品メーカー用バーコードラベル309と同じ電子部品リール307に貼り付けられたところの管理用バーコードラベル310から読み取った特定情報(XX1:ユニークキー)が、電子部品リールの列814に格納される。
残数の列818には、実装機104からの管理情報317に含まれる電子部品の使用数を基にした計算により得られた値が格納される。すなわち、実装機104は、1枚の電子基板に電子部品を搭載したとき、その搭載した電子部品の個数(使用数)を把握する。実装機104は、把握した電子部品の使用数、すなわち搭載した電子部品の個数を、管理情報317として計算機108へ供給する。計算機108においては、例えば、実装機104に装着したが、まだ電子部品の実装に用いられていない電子部品リール307においては、部品数量の列816における情報で表される個数から、実装機104から通知された搭載されたところの電子部品の個数を減算する。この減算により得た値を、電子部品リール307に残っている電子部品の個数(残数)として把握し、残数の列818に格納する(例では、8,000)。
一方、それに納められている電子部品が、既に実装において使われているところの電子部品リール307に対しては、残数の列818から、実装機104から通知された搭載されたところの電子部品の個数を減算することにより、電子部品リール307に残っている電子部品の個数(残数)を把握し、残数の列818に格納する。
所在場所の列819には、電子部品リール307の存在場所の情報が格納される。この実施の形態においては、図3を用いて説明した様に、倉庫100において、管理用バーコードラベル310が、バーコードスキャナー312により読み取られ、バーコードスキャナー312から電子部品リール307を特定する特定情報を含む管理情報313が、計算機108に供給される。バーコードスキャナー312は、倉庫100に設置されているため、このバーコードスキャナー312から、その電子部品リールの特定情報が供給されたときには、その存在場所は、倉庫100であるとして、倉庫を示す情報100を格納する。
倉庫100から保管棚101へ、電子部品リール307が移動し、保管棚101に設置されているバーコードスキャナー320によって、電子部品リール307に貼り付けられている管理用バーコードラベル310が読み込まれると、バーコードスキャナー320から、電子部品リール307を特定する特定情報を含む管理情報314が、計算機108に供給される。バーコードスキャナー320から、特定情報を含む管理情報314が供給されることにより、その特定情報によって表されている電子部品リール307が保管棚101に存在していると判定する。このとき、バーコードスキャナー320によって、電子部品リール307を格納する棚501−1〜501−4に対応するバーコードラベル500−1〜500−4(図5)の情報を読み込む。これにより、保管棚101に存在する複数の棚501−1〜501−4のいずれに、その電子部品リールが格納されたかを示す場所情報が、管理情報314として計算機108に供給される。計算機108は、存在場所の列819に、電子部品リールが格納された保管棚101における棚を示す情報501−1を格納する(行820の例)。
一方、実装機104から電子部品リール307の特定情報が供給されたときには、実装機104から供給される管理情報317に含まれる実装機特定情報により、複数の実装機から、電子部品リールの特定情報を送信した実装機を特定し、その実装機の情報(例えば、行821では、104−L1−1)を格納する。
図8の(B)で説明した準備場所および外段取りの場所においても、例えば、バーコードスキャナーが設けられる。準備場所あるいは外段取りの場所に、電子部品リール307が移動した場合、その場所に設置されたバーコードスキャナーによって、電子部品リール307に貼り付けられた管理用バーコードラベルの読み取りが行われ、計算機108に供給される。これにより、その電子部品リール307の存在場所が把握され、存在場所の列819には、準備場所を示す情報XX3あるいは外段取りの場所を示す情報XX7が格納される。
また、実装の処理が終了し、実装機104から、保管棚101へ電子部品リールを移す場合、バーコードスキャナー320によって、当該電子部品リールに貼り付けられている管理用バーコードラベル310と、移すべき棚に対応したバーコードラベルの情報を読み込み、計算機108へ管理情報314として供給する。これにより、図8の(C)に示した所在場所の列819の内容が、保管棚を示す情報へ更新される。
電子部品リール307に納められている電子部品の残数は、先に説明した様に、計算により求められ、残数の列818に格納されるが、この残数の計算において、残数が0以下となり、残数の列818に0以下の数値が格納される場合、その電子部品リール307の存在場所は、図8の(B)で述べた廃棄となる。すなわち、残数が0以下となった場合には、所在場所の列819には、図8の(B)の廃棄の列811に格納されている仮想の場所情報XX4が格納される。なお、実装機104において、例えば、電子部品の実装にミスが発生した場合、電子部品リールから再度電子部品のピックアップが行われ、同じ電子基板へ実装が行われる。この場合、所定の個数よりも多くの電子部品が電子基板に搭載されることになり、残数が負の値を取ることがあり得るため、残数が0以下となったときに、廃棄の場所を示す情報XX4を格納する様にしている。
この様にして、電子部品リール307毎に、電子部品リールを特定する特定情報、所在場所、残数、部品情報が対応付けられ、格納される。
なお、電子部品リール307を移動させる要求が、入出力装置109からされた場合には、マスタ情報格納部705の内容を確認してから、部品情報格納部706の内容を更新する。例えば、場所情報に関するマスタ情報(図8の(B))を参照して、移動要求のあった電子部品リール307の移動先の場所が適切であるかの確認をする。確認の結果として、適切であれば、部品情報格納部706の部品情報テーブルにおける所在場所の列819を更新する。これにより、部品情報に格納される所在場所の情報の正確性を向上させることが可能となる。
図8の(D)には、実績情報格納部707に格納される実績情報のテーブルが示されている。同図において、822は、電子部品を装着した電子基板200を特定するための情報が格納される電子基板IDの列、823は、電子基板に実装された部品の情報を示す装着部品情報を格納する装着部品情報の列、824は、装着した電子部品の個数を示す情報が格納される部品の個数の列である。同図において、825、826のそれぞれは、それぞれの電子基板に装着された実績情報を表している。
この実施の形態においては、電子基板200毎に、装着部品情報と、その個数が、実績情報のテーブルによって表されている。実装機104は、電子基板に電子部品を搭載する際に、図2において説明した様に、その電子基板を特定する特定情報207(図2)を読み込んで、管理情報317として出力する。また、実装機104は、装着している電子部品リール307に貼り付けられている管理用バーコードラベルを読み込んで、電子部品リールを特定する特定情報も管理情報317として出力する。
計算機108は、実装機104から、電子基板200を特定する特定情報を受け取ると、この特定情報を電子基板IDとして、電子基板IDの列822に格納する。また、計算機108は、管理情報317に含まれている電子部品リール307を特定する特定情報(ユニークキー)を、装着部品情報の列823に格納する。さらに、実装機104からの電子部品の搭載個数を、部品の個数の列824に格納する。この場合、1枚の電子基板には複数の電子部品が搭載されるため、1個の電子基板IDに対して、複数の装着部品情報と、その個数が、列823,列824に格納される。
この様にして、電子基板200毎に、装着部品情報と部品の個数を示す情報が実績情報のテーブルとして作成される。例えば、行825を例にすれば、電子基板200の電子基板IDは、XYであり、装着部品情報は、電子部品リール307を特定する特定情報XX1、XX6である。また、特定情報XX1で特定される電子部品リールの部品(部品コードA)が、10個使用され、特定情報XX6で特定される電子部品リールの部品(部品コードB)が、2個使用されている。
上記した様に、使用者からの要求により、各管理部は、上記した各格納部705〜707の情報を用いて、要求に応じた情報を提供することができる。例えば、電子部品リールの所在場所は、所在情報管理部703を用いて、部品情報格納部706から知ることができる。この場合、所在している場所の詳細も知ることが可能である。また、その電子部品リールに納められている電子部品の残数も把握することができる。
更に、この実施の形態によれば、実績情報格納部707に、電子基板を特定する特定情報と、その電子基板に搭載した電子部品を納めていた電子部品リールを特定する特定情報が格納されている。そのため、電子装置に搭載された電子基板に欠陥が発生した場合、その電子基板に搭載した電子部品を納めていた電子部品リールを特定することが可能となり、電子部品を搭載した電子基板の回収あるいは交換する範囲を制限することが可能となり、時間と費用の低減化が図れる。
この実施の形態によれば、実装に供される電子部品を納めた電子部品リールが、存在しているのか、および存在している所在場所を、部品情報格納部706に格納されている情報から認識することができ、より詳細な管理が可能となる。
例えば、複数の実装ラインを有する場合、複数の実装ラインを用いて、時間的に平行して、同じ種類の電子基板に電子部品を実装することが行われる。一方、電子部品は、ロットを単位として所定数が、部品メーカーから納入される。このとき、上記した様に、電子部品は、複数の電子部品リールに納めて、納入される。納入された複数の電子部品リールのそれぞれに納めされている電子部品の個数は、必ずしも、電子部品リール間で同じであるとは限らない。また、ロットの単位としての所定数の電子部品が、複数ではなく、1個のリールに巻かれて、納入されることも考えられる。
1個のリールに巻かれて電子部品が納入された場合、納入された電子部品の個数は適切であるが、電子部品リールは1個となるため、複数の実装ラインで、時間的に平行して、電子部品の実装を行うことが困難となる。また、実装ラインの数よりも少ない数の電子部品リールで納入された場合においても、ロットの単位での納入数は適切であるが、効率的な実装処理に支障が生じる。上記した実施の形態によれば、電子部品リール毎の部品情報を、部品情報格納部706から取得することが可能となるため、早い段階で、実装ラインに対して、電子部品リールの不足を認識することが可能となり、実装処理での遅延を低減することが可能となる。
また、電子部品リール毎に、それに納められている電子部品の個数が異なる場合、複数の実装ラインで平行して実装の処理を行っていると、いずれかの実装ラインで、電子部品の不足が発生することが考えられる。すなわち、納められている電子部品の個数が少ない電子部品リールが取り付けられている実装機は、他の実装機よりも早い時期に、電子部品リールに納めされている電子部品を使い終わってしまう。そのため、その様な電子部品リールが取り付けられている実装機を有する実装ラインでは、実装の処理を継続することが困難となる。ロットの単位で管理を実施している場合、この様な状況でも、納入された電子部品には、まだ残数があり、継続して複数の実装ラインで実装の処理を行うことが可能であると判断されてしまう。すなわち、ロットの単位で、電子部品を管理すると、複数の実装ラインで、並列に実装処理を継続することが困難であることを認識できない。
これに対して、この実施の形態においては、電子部品リール毎に、電子部品の残数を把握することができ、残数の少ない電子部品リールを交換あるいは追加発注をする等の対策を施すことにより、複数の実装ラインを継続して稼働させることが可能となる。あるいは、予め残数の少ない電子部品リールを把握することにより、その電子部品を実装する実装ラインの数を減らす等の対策を、早期にとることが可能となる。
この実施の形態においては、電子部品がリールに巻かれて電子部品リールとして納入される場合を例にして説明したが、比較的高価な電子部品はトレーに納められ、複数のトレーが1つのパックに包装され、複数のパックが纏めて、部品メーカーから納入される。この場合、複数のパックに纏められた電子部品の個数が、ロットの単位として納入される。この場合においても、上記した管理用バーコードラベル310を、パックに貼り付け、上記した管理を行うことにより、より詳細な管理が可能となる。
上記した実施の形態においては、電子部品リールが、実装機に取り付けられているとき、その所在場所は、実装機本体(例えば、104−L1−1、104−L2−1)としていたが、これに限定されるものではない。たとえば、電子部品リール307が装着されたフィーダーが、バーコードスキャナーを具備し、フィーダーに設置されたバーコードスキャナーによって、電子部品リール307の管理用バーコード310を読み取る様にし、読み込んだ特定情報を管理情報317として計算機108に供給する様にしてもよい。この様にすることにより、実装機本体ではなく、それが取り付けられたフィーダーを、所在場所の単位として、把握することができる。この場合に、図8の(B)に示した実装機の列809には、電子部品リールが存在しうる場所の情報として、フィーダーを特定する場所情報が格納される。また、図8の(C)に示した所在場所の列819には、その電子部品リールの存在するフィーダーを特定する場所を示す情報が格納される。
実施の形態においては、バーコードおよびそれを印刷したバーコードラベルを用いる例を説明したが、例えばQRコード(登録商標)等の他の方法で、電子部品リール等に特定情報を付与する様にしてもよい。
以上本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
100 倉庫
101 保管棚
104−L1−1、104−L1−n 実装機
108 計算機
200 電子基板
307、307−1〜307−n 電子部品リール
309、310 バーコードラベル
312、320 バーコードスキャナー
701 部品情報管理部
702 実装実績管理部
703 所在情報管理部
704 データ連携部
705 マスタ情報格納部
706 部品情報格納部
707 実績情報格納部
L1、L2 実装ライン
101 保管棚
104−L1−1、104−L1−n 実装機
108 計算機
200 電子基板
307、307−1〜307−n 電子部品リール
309、310 バーコードラベル
312、320 バーコードスキャナー
701 部品情報管理部
702 実装実績管理部
703 所在情報管理部
704 データ連携部
705 マスタ情報格納部
706 部品情報格納部
707 実績情報格納部
L1、L2 実装ライン
Claims (8)
- それぞれ複数の部材が装着された複数の部材リールを保管する第1場所と、部材リールが取り付けられ、部材リールに装着されている部材を、電子基板に搭載する実装機が設置される第2場所とを備えた部材実装システムにおける実装部材管理方法であって、
前記第1場所に保管される前記複数の部材リールのそれぞれに、それぞれを特定する特定情報を付与する付与工程と、
前記実装機において、その実装機に取り付けられた部材リールに付与されている特定情報を認識する認識工程と、
を具備し、
部品リールに付与されている特定情報に基づいて、その部材リールの所在場所を判定する、実装部材管理方法。 - 請求項1に記載の実装部材管理方法において、
前記部材実装システムは、前記実装機に接続され、部材リールに付与された特定情報と該部材リールの所在場所とを対として格納するデータベースを有する計算機を具備する、実装部材管理方法。 - 請求項2に記載の実装部材管理方法において、
前記第1場所には、前記複数の部材リールのそれぞれに付与された特定情報を認識する認識装置が設置されている、実装部材管理方法。 - 請求項3に記載の実装部材管理方法において、
前記特定情報は、バーコードにより表され、前記認識装置はバーコードスキャナーである、実装部材管理方法。 - 請求項3に記載の実装部材管理方法において、
前記第2場所には、前記計算機に接続された複数の実装機が設置され、前記複数の実装機のそれぞれにおいて認識された部材リールの特定情報は、前記計算機に供給される、実装部材管理方法。 - それを特定する第1特定情報が付与された電子基板に、電子部品を実装することにより、電子装置を製造する電子装置の製造方法であって、
前記電子基板に実装される複数の電子部品が装着された複数の電子部品リールのそれぞれに、それぞれを特定する第2特定情報を付与する付与工程と、
電子部品リールに装着されている電子部品を、前記電子基板に搭載する実装機において、前記電子基板に付与された第1特定情報と、電子部品リールに付与されている第2特定情報とを認識する認識工程と、
を具備する、電子装置の製造方法。 - 請求項6に記載の電子装置の製造方法において、
前記第1特定情報と前記第2特定情報とを、データベースへ格納する工程を具備する、電子装置の製造方法。 - 請求項7に記載の電子装置の製造方法において、
前記第2特定情報は、前記電子部品リールに貼り付けられたバーコードラベルにおけるバーコードにより表される、電子装置の製造方法。
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JP2013138305A JP2015012245A (ja) | 2013-07-01 | 2013-07-01 | 実装部材管理方法および電子装置の製造方法 |
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