JP2015011582A - 入力装置、表示装置、および携帯端末 - Google Patents

入力装置、表示装置、および携帯端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2015011582A
JP2015011582A JP2013137416A JP2013137416A JP2015011582A JP 2015011582 A JP2015011582 A JP 2015011582A JP 2013137416 A JP2013137416 A JP 2013137416A JP 2013137416 A JP2013137416 A JP 2013137416A JP 2015011582 A JP2015011582 A JP 2015011582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection electrode
electrode pattern
input device
electrode patterns
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013137416A
Other languages
English (en)
Inventor
佐藤 昭典
Akinori Sato
昭典 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Display Corp
Original Assignee
Kyocera Display Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Display Corp filed Critical Kyocera Display Corp
Priority to JP2013137416A priority Critical patent/JP2015011582A/ja
Publication of JP2015011582A publication Critical patent/JP2015011582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】検出精度が低下してしまう可能性を低減することができる入力機能付き表示装置、および電子機器を提供する。【解決手段】入力装置X1は、互いに電気的に接続された複数の第1検出電極パターン4と、第1検出電極パターン4同士の間に設けられた第2検出電極パターン6と、平面視して複数の第1検出電極パターン4および第2検出電極パターン6と交差した第3検出電極パターン9と、第3検出電極パターン9に電圧を印加する電圧供給部111、第1検出電極パターン4から信号を受信する第1受信部112、第2検出電極パターン6から信号を受信する第2受信部113、第2受信部113から受信した信号に基づいて第1受信部112が受信した信号を補正する第1補正部114、および第1補正部114が補正した信号が所定値に達した場合に入力操作が行われたと判定する第1判定部115を有する制御部11と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、入力装置、表示装置、および携帯端末に関する。
従来から、使用者における指と検出電極パターンとの間に形成される静電容量に応じて、入力操作を検出する入力装置が知られている。このような入力装置では、基体上に複数の第1検出電極パターンと複数の第2検出電極パターンとが設けられている。複数の第2検出電極パターンは、平面視して複数の第1検出電極パターンと交差している。また、複数の第1検出電極パターンのうち、隣り合う第1検出電極パターン同士は、電気的に接続されている(例えば、特許文献1参照)。このような入力装置では、例えば、第2検出電極パターンに電圧が印加されるとともに、第1検出電極パターンから信号を受信する制御部を有する。ここで、使用者における指が基体に近接した場合、第1検出電極パターンと指との間に静電容量が形成されるため、制御部において受信する信号が変化する。上記従来の入力装置では、当該信号の変化を捉えることによって、入力操作を検出することができる。
特開2010−39515号公報
ところで、例えば、上記従来の入力装置が携帯端末に組み込まれた場合において、当該携帯端末には、外部の電子機器が接続される可能性がある。外部の電子機器が携帯端末に接続されると、入力装置におけるグランド電位が、アース電位に対して変動してしまう可能性があった。入力装置におけるグランド電位に変動が生じると、使用者における指と第1検出電極パターンとの間に形成される静電容量によって、当該第1検出電極パターンに電流が流れてしまう可能性があった。このため、当該電流がノイズとなり、入力装置における入力操作の検出精度が低下してしまう可能性があった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、検出精度が低下してしまう可能性を低減することができる入力装置、表示装置、および携帯端末に関する。
本発明に係る入力装置の一態様は、互いに隣り合うとともに、互いに電気的に接続された複数の第1検出電極パターンと、互いに隣り合う前記第1検出電極パターン同士の間に設けられており、且つ前記第1検出電極パターンとは離間した第2検出電極パターンと、複数の前記第1検出電極パターンおよび前記第2検出電極パターンとは離間しており、平面視して複数の前記第1検出電極パターンおよび前記第2検出電極パターンと交差した第3検出電極パターンと、前記第3検出電極パターンに電圧を印加する電圧供給部、該電圧供給部から前記第3検出電極パターンに印加された電圧に基づいて前記第1検出電極パターンから信号を受信する第1受信部、前記電圧供給部から前記第3検出電極パターンに印加された電圧に基づいて前記第2検出電極パターンから信号を受信する第2受信部、該第2受信部から受信した信号に基づいて前記第1受信部が受信した信号を補正する第1補正部、および該第1補正部が補正した信号が所定値に達した場合に入力操作が行われたと判定する第1判定部を有する制御部と、を備える
本発明に係る表示装置の一態様は、本発明に係る入力装置と、前記入力装置に対向して配置された表示パネルと、を備える。
本発明に係る携帯端末の一態様は、本発明に係る表示装置と、前記表示パネルを収容した筺体と、外部の電子機器に対して電気的に接続するための外部接続端子と、を備える。
本発明の入力装置、表示装置、および携帯端末は、検出精度が低下してしまう可能性を低減することができる、という効果を奏する。
本実施形態に係る入力装置の概略構成を示す平面図である。 図1に示したI−I線断面図である。 図1に示した1点鎖線で囲んだ領域A1を拡大した図である。 本実施形態に係る入力装置の概略構成を示すブロック図である。 (a)図3に示したII−II線断面図であり、静電容量の形成を示した概略図である。(b)図3に示したII−II線断面図であり、入力装置に対して指が近接した場合における静電容量の形成を示した概略図である。 本実施形態に係る入力装置の動作を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る表示装置の概略を示す断面図である。 本実施形態に係る携帯端末の概略構成を示す斜視図である。 変形例1に係る入力装置の概略構成を示す平面図である。 変形例1に係る入力装置の概略構成を示すブロック図である。 変形例2に係る入力装置の動作を説明するフローチャートである。 変形例3に係る入力装置の概略構成を示すブロック図である。 変形例3に係る入力装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る入力装置、表示装置、および携帯端末は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
まず、図1〜図3を参照しながら、本実施形態に係る入力装置X1の外観構成について説明する。図1は、入力装置X1の概略構成を示した平面図である。図2は、図1中に示したI−I線断面図である。図3は、図1中に示した1点鎖線で囲んだ領域A1を拡大した図である。
図1に示すように、本実施形態に係る入力装置X1は、静電容量方式のタッチパネルであって、入力領域E1および外側領域E2を有している。入力領域E1は、使用者が入力操作を行うことができる領域である。外側領域E2は、使用者が入力操作を行うことができない領域である。本実施形態では、外側領域E2は、平面視して加飾部3bが位置する全領域を指す。また、本実施形態では、外側領域E2は、入力領域E1を取り囲むように当該入力領域E1の外側に位置しているが、これに限らず、入力領域E1内に位置していてもよい。
図1〜図3に示すように、入力装置X1は、基体2、加飾層3、第1検出電極パターン4、第1配線導体5、第2検出電極パターン6、第2配線導体7、絶縁層8、第3検出電極パターン9、第3配線導体10、および制御IC11を備えている。なお、図1および図3では、説明の便宜上、加飾層3および絶縁層8の図示は省略する。また、図1および図3では、図面の見やすさの観点から、第1配線導体5、第2配線導体7、および第3配線導体10は実線で示す。
基体2は、加飾層3、第1検出電極パターン4、第1配線導体5、第2検出電極パターン6、第2配線導体7、絶縁層8、第3検出電極パターン9、および第3配線導体10を支持する役割を有する。基体2は、第1主面2Aおよび第2主面2Bを有する。第1主面2Aは、第2主面2Bよりも使用者側に位置している。第2主面2Bは、第1主面2Aの反対側に位置している。具体的には、第2主面2Bは、第1主面2Aよりも使用者から遠い側に位置している。なお、本実施形態では、基体2は、平面視して矩形状であるが、これに限らない。基体2は、平面視して円形状あるいは多角形状等であってもよい。本実施形態では、基体2の構成材料はガラスであるが、ガラスに代えてプラスチック等の透明樹脂材料を採用してもよい。
加飾層3は、基体2の第1主面2Aを加飾する役割を有する。加飾層3は、基体2の第1主面2Aの略全面に亘って設けられている。加飾層3は、透光性を有するフィルム部3a、および任意の色によって着色された加飾部3bを有する。加飾部3bは、外側領域E2に対応する基体2の第1主面2A上にのみ設けられている。また、加飾部3bは、基体2の第1主面2Aとフィルム部3aとの間に位置している。フィルム部3aの構成材料としては、例えば、プラスチック等が挙げられる。加飾部3bの構成材料としては、例えば、樹脂材料に対して、着色材料であるカーボン、チタン、あるいはクロム等を含有したものが挙げられる。加飾層3は、例えば、アクリル系粘着材、シリコーン系粘着材、ゴム系粘着材、あるいはウレタン系粘着材によって基体2の第1主面2A上に接着される。
第1検出電極パターン4は、第3検出電極パターン9に印加された電圧に基づいて、制御IC11に含まれる第1受信部112(図5参照)に対して信号を出力する電極である。第1検出電極パターン4は、入力領域E1に対応する基体2の第2主面2B上において、基体2の長手方向(図1にてY方向)に並んで複数設けられている。なお、本実施形態では、第1検出電極パターン4は、平面視して基体2の短手方向(図1にてX方向)に延びる略矩形状であるが、これに限らない。第1検出電極パターン4の平面視における形状は、入力装置X1の使用態様に応じて適宜変更することができる。
第1検出電極パターン4の構成材料としては、透光性を有する導電性部材が挙げられる。透光性を有する導電性部材としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Al-Doped Zinc Oxide)、酸化錫、酸化亜鉛、あるいは導電性高分子が挙げられる。なお、第1検出電極パターン4は、例えば、金属細線によって形成されていてもよい。第1検出電極パターン4の形成方法としては、例えば、上述の材料をスパッタリング法、蒸着法、あるいはCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって成膜する。そして、この膜の表面に感光性樹脂を塗布し、露光、現像、エッチング工程を経て、膜が所定形状にパターニングされることによって形成される。
第1配線導体5は、第1検出電極パターン4と図示しない制御IC11とを電気的に接続する役割を有する。第1配線導体5は、外側領域E2に対応する基体2の第2主面2B上に複数設けられている。第1配線導体5の一端は、図1において紙面左側に位置する第1検出電極パターン4の端部に電気的に接続されている。なお、本実施形態では、第1配線導体5の一端は、入力領域E1において第1検出電極パターン4の端部に接続されているが、これに限らず、外側領域E2において第1検出電極パターン4の端部に接続されていてもよい。第1配線導体5の一端が外側領域E2に位置していると、第1配線導体5の一端が視認されてしまう可能性を加飾部3bによって低減することができる。第1配線導体5の他端は、外側領域E2に含まれる導通領域E3に位置している。このため、第1配線導体5は、導通領域E3において、図示しない配線基板を介して制御IC11と電気的に接続される。
ここで、図3に示すように、第1配線導体5の一端は、2本に分岐している。2本に分岐した第1配線導体5の一端は、互いに隣り合う第1検出電極パターン4に対してそれぞれ接続されている。このため、1つの第1配線導体5によって、互いに隣り合う2つの第1検出電極パターン4同士が電気的に接続されている。入力装置X1では、電気的に接続された互いに隣り合う2つの第1検出電極パターン4を、第1検出電極パターン群4Aと称する。本実施形態では、第1検出電極パターン4は、18つ設けられている。このため、第1検出電極パターン群4Aは、9つ存在することになる。なお、第1検出電極パターン4の個数は任意であり、入力装置X1の使用態様に応じて適宜変更することができる。また、第1検出電極パターン群4Aに含まれる第1検出電極パターン4は、2つに限らず、2つ以上であればよい。
第1配線導体5は、例えば、硬質で高い形状安定性を得るべく、金属薄膜で形成される。金属薄膜の構成材料としては、例えば、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜、クロム膜とアルミニウム膜との積層膜、クロム膜とアルミニウム合金膜との積層膜、銀膜、銀合金膜、あるいは金合金膜が挙げられる。金属薄膜を形成する方法としては、例えば、スパッタリング法、CVD法、あるいは蒸着法が挙げられる。
第2検出電極パターン6は、第3検出電極パターン9に印加された電圧に基づいて、制御IC11に含まれる第2受信部113(図5参照)に対して信号を出力する電極である。第2検出電極パターン6は、基体2の第2主面2B上において、Y方向に並んで複数設けられている。本実施形態では、第2検出電極パターン6は、平面視してX方向に延びる略矩形状であり、X方向における第2検出電極パターン6の長さと第1検出電極パターン4の長さとは略同一である。なお、第2検出電極パターン6の平面視における形状は、入力装置X1の使用態様に応じて適宜変更することができる。
第2検出電極パターン6は、第1検出電極パターン群4Aに対応して8つ設けられている。具体的には、第2検出電極パターン6は、第1検出電極パターン群4Aに含まれた互いに隣り合う2つの第1検出電極パターン4の間に設けられている。また、第2検出電極パターン6は、第1検出電極パターン4とは離間している。すなわち、第2検出電極パターン6は、第1検出電極パターン4とは電気的に独立している。
第2検出電極パターン6の構成材料および形成方法としては、第1検出電極パターン4と同様のものが挙げられる。
第2配線導体7は、第1検出電極パターン4と図示しない制御IC11とを電気的に接続する役割を有する。第2配線導体7は、外側領域E2に対応する基体2の第2主面2B上に複数設けられている。複数の第2配線導体7は、互いに離間している。すなわち、複数の第2配線導体7は、互いに電気的に独立している。第2配線導体7の一端は、図1において紙面右側に位置する第2検出電極パターン6の端部に電気的に接続されている。なお、本実施形態では、第2配線導体7の一端は、入力領域E1において第2検出電極パターン6の端部に接続されているが、これに限らず、外側領域E2において第2検出電極パターン6の端部に接続されていてもよい。第2配線導体7の一端が外側領域E2に位置していると、第2配線導体7の一端が視認されてしまう可能性を加飾部3bによって低減することができる。第2配線導体7の他端は、導通領域E3に位置している。このため、第2配線導体7は、導通領域E3において、図示しない配線基板を介して制御IC11と電気的に接続される。
第2配線導体7の構成材料および形成方法としては、第1配線導体5と同様のものが挙げられる。
絶縁層8は、第1検出電極パターン4、第1配線導体5、第2検出電極パターン6、および第2配線導体7を保護する役割を有する。ここで、これらの部材を保護する役割としては、例えば、水分の吸湿による腐食から保護する役割、あるいは、不要な電気的接続から保護する役割等が挙げられる。絶縁層8は、基体2の第2主面2Bの略全面に亘って設けられている。絶縁層8は、第1検出電極パターン4、第1配線導体5、第2検出電極パターン6、および第2配線導体7の少なくとも一部を被覆している。また、絶縁層8は、導通領域E3において切欠かれている。このため、第1配線導体5の他端および第2配線導体7の他端は、導通領域E3において絶縁層8から露出している。なお、絶縁層8は、基体2の第2主面2Bの略全面に亘って設けられていなくともよく、例えば、入力領域E1に対応する基体2の第2主面2B上にのみ設けられていてもよい。
絶縁層8の構成材料としては、例えば、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、ゴム系樹脂、ウレタン系樹脂、あるいは、ケイ素を含む無機化合物が挙げられる。絶縁層8の形成方法としては、例えば、転写印刷法、スピンコート法、あるいはスリットコート法が挙げられる。
第3検出電極パターン9は、制御IC11に含まれる電圧供給部111(図5参照)から電圧を印加される電極である。第3検出電極パターン9は、入力領域E1に対応する基体2の第2主面2B上において、X方向に並んで複数設けられている。具体的には、第3検出電極パターン9は、入力領域E1に対応する絶縁層8上に設けられている。なお、本実施形態では、第3検出電極パターン9は、Y方向に延びる略矩形状であるが、これに限らない。第3検出電極パターン9の平面視における形状は、入力装置X1の使用態様に応じて適宜変更することができる。
第3検出電極パターン9は、平面視して複数の第1検出電極パターン4および第2検出電極パターン6と交差している。ここで、上記のとおり、第3検出電極パターン9は、絶縁層8上に設けられている。このため、第3検出電極パターン9は、第1検出電極パターン4および第2検出電極パターン6とは電気的に独立している。なお、絶縁層8を設けない場合、第3検出電極パターン9は、基体2の第2主面2B上に直接設けられていてもよい。このような場合、平面視して第3検出電極パターン9と第1検出電極パターン4および第2検出電極パターン6とが交差する複数の領域に対応して、複数の絶縁体が設けられる。すなわち、第3検出電極パターン9は、平面視して第1検出電極パターン4または第2検出電極パターン6と交差する領域においては、絶縁体を跨いで設けられる。
第3検出電極パターン9の構成材料および形成方法としては、第1検出電極パターン4と同様のものが挙げられる。
第3配線導体10は、第3検出電極パターン9と図示しない制御IC11とを電気的に接続する役割を有する。第3配線導体10は、外側領域E2に対応する基体2の第2主面2B上に複数設けられている。具体的には、第3配線導体10は、外側領域E2に対応する絶縁層8上に設けられている。第3配線導体10の一端は、図1において紙面下側に位置する第3検出電極パターン9の端部に電気的に接続されている。なお、本実施形態では、第3配線導体10の一端は、入力領域E1において第3検出電極パターン9の端部に接続されているが、これに限らず、外側領域E2において第3検出電極パターン9の端部に接続されていてもよい。第3配線導体10の一端が外側領域E2に位置していると、第3配線導体10の一端が視認されてしまう可能性を加飾部3bによって低減することができる。第3配線導体10の他端は、導通領域E3に位置している。このため、第3配線導体10は、導通領域E3において、図示しない配線基板を介して制御IC11と電気的に接続される。
第3配線導体10の構成材料および形成方法としては、第1配線導体5と同様のものが挙げられる。 なお、本実施形態では、入力装置X1は、カバーガラス一体型の静電容量方式のタッチパネルであるが、これに限らない。入力装置X1は、積層型あるいはオン・セル型の静電容量方式のタッチパネルであってもよい。入力装置X1が積層型である場合、基体2の第2主面2Bは、第1主面2Aよりも使用者に近い側に位置することになる。また、入力装置X1がオン・セル型である場合は、基体2は、基体2の第2主面2Bは、第1主面2Aよりも使用者に近い側に位置するとともに、表示パネル12の第1基板12a(図7参照)と一体に形成されることになる。
制御IC11は、入力装置X1の動作を制御する役割を有する。制御IC11は、導通領域E3に位置する第1配線導体5を介して、第1検出電極パターン群4Aと電気的に接続されている。制御IC11は、導通領域E3に位置する第2配線導体7を介して、第2検出電極パターン6と電気的に接続されている。制御IC11は、導通領域E3に位置する第3配線導体10を介して、第3検出電極パターン9と電気的に接続されている。制御IC11は、例えば、入力装置X1が表示装置Y1に組み込まれた場合に(図7参照)、回路基板14上に設けることができる。
ここで、図4および図5を参照しながら、制御IC11の機能について詳細に説明する。図4は、入力装置X1の概略構成を示すブロック図である。図4において、1点鎖線で取り囲んだブロックは、制御IC11が有する機能ブロックである。図5の(a)は、図3に示したII−II線断面図であり、静電容量の形成を示した概略図である。図5の(b)は、図3に示したII−II線断面図であり、入力装置X1に対して指が近接した場合における静電容量の形成を示した概略図である。
図4に示すように、制御IC11は、電圧供給部111、第1受信部112、第2受信部113、第1補正部114、および第1判定部115を有する。なお、制御IC11が有する各部における機能は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアによって実現してもよいし、デジタルシグナルプロセッサ等の専用のプロセッサによって実現してもよい。制御IC11が有する各部における機能は、複数のICによって個別に実現してもよいし、1つのICによって実現してもよい。
次に、図4を参照しながら、制御IC71が備える第1制御部110、動作制御部120、第2制御部130、および基準電位設定部140について、具体的に説明する。
電圧供給部111は、第3検出電極パターン9に対して入力信号Vinを供給する役割を有する。本実施形態では、入力信号Vinは、所定周波数の波形を有する電圧V1である。
第1受信部112は、入力信号Vinに対応した出力信号I1を、第1検出電極パターン群4Aから受信する役割を有する。
具体的には、図5の(a)に示すように、第1検出電極パターン群4Aに含まれる一方の第1検出電極パターン4には、容量C1および容量C2が形成される。容量C1は、平面視して一方の第1検出電極パターン4と第3検出電極パターン9とが重なる部位に形成される容量である。容量C2は、フリンジ効果によって一方の第1検出電極パターン4と当該一方の第1検出電極パターン4の側方に位置する第3検出電極パターン9との間に形成される容量である。また、第1検出電極パターン群4Aに含まれる他方の第1検出電極パターン4には、容量C3および容量C4が形成される。容量C3は、平面視して他方の第1検出電極パターン4と第3検出電極パターン9とが重なる部位に形成される容量である。容量C4は、フリンジ効果によって他方の第1検出電極パターン4と当該他方の第1検出電極パターン4の側方に位置する第3検出電極パターン9との間に形成される容量である。ここで、第3検出電極パターン9に入力信号Vinが供給されると、容量C1〜C4に応じて、第1検出電極パターン群4Aに電流が流れる。第1受信部112は、当該電流を出力信号I1として受信する。
ここで、図5の(b)に示すように、使用者の指F1が基体2の第1主面2Aに近接した場合、当該指F1と第1検出電極パターン群4Aとの間に容量が形成される。具体的には、第1検出電極パターン群4Aに含まれる一方の第1検出電極パターン4と指F1との間には、容量C5が形成される。第1検出電極パターン群4Aに含まれる他方の第1検出電極パターン4と指F1との間には、容量C6が形成される。ここで、一方の第1検出電極パターン4と第3検出電極パターン9との間に形成されていた容量C2は、指F1の近接によって、当該指F1と第3検出電極パターン9との間に形成される容量C2´に変化する。同様に、他方の第1検出電極パターン4と第3検出電極パターン9との間に形成されていた容量C4は、指F1の近接によって、当該指F1と第3検出電極パターン9との間に形成される容量C4´に変化する。このため、指F1が基体2の第1主面2Aに近接した場合における出力信号Iは、指F1が基体2の第1主面2Aに近接していない場合における出力信号I1に比して小さくなる。入力装置X1では、この出力信号I1の変化を捉えて入力操作を検出することとなる。
第2受信部113は、入力信号Vinに対応した出力信号I2を、第2検出電極パターン6から受信する役割を有する。
具体的には、図5の(a)に示すように、第2検出電極パターン6には、容量C7が形成される。容量C7は、平面視して第2検出電極パターン6と第3検出電極パターン9とが重なる部位に形成される容量である。ここで、第3検出電極パターン9に入力信号Vinが供給されると、容量C7に応じて、第2検出電極パターン6に電流が流れる。第2受信部113は、当該電流を出力信号I2として受信する。なお、第2検出電極パターン6は、第1検出電極パターン群4Aに含まれる一方の第1検出電極パターン4と他方の第1検出電極パターン4との間に挟まれている。このため、第2検出電極パターン6では、第3検出電極パターン9との間におけるフリンジ効果が抑制される。すなわち、第2検出電極パターン6と第3検出電極パターン9との間において、フリンジ効果によって形成される容量は、容量C2および容量C4に比して無視できる程度に小さくなる。
また、図5の(b)に示すように、使用者の指F1が基体2の第1主面2Aに近接した場合、当該指F1と第2検出電極パターン6との間には、容量C8が形成される。第1検出電極パターン群4Aに含まれる他方の第1検出電極パターン4と指F1との間には、容量C6が形成される。
第1補正部114は、第2受信部113が受信した出力信号I2に応じて第1受信部112が受信した出力信号I1を補正する役割を有する。入力装置X1では、第1補正部114によって出力信号I1を補正することで、検出精度が低下してしまう可能性を低減することができる。
具体的には、例えば、入力装置X1が携帯端末Z1に組み込まれた場合において(図8参照)、携帯端末Z1には、外部接続端子205を介して外部の電子機器が接続される可能性がある。携帯端末Z1に外部の電子機器が接続されると、当該電子機器におけるグランド電位と入力装置X1におけるグランド電位とが接続されることによって、入力装置X1におけるグランド電位に変動が生じてしまう可能性がある。具体的には、入力装置X1におけるグランド電位には、携帯端末Z1に接続される外部の電子機器の種類によって異なるものの、例えば、振幅0.5V、周波数400kHz程度の変動が生じる。当該変動が生じると、入力装置X1におけるグランド電位と指F1におけるアース電位との間に電位差が生じる。このため、図5の(b)に示すように、指F1が基体2の第1主面2Aに近接した場合に、容量C5およびC6を介して第1検出電極パターン群4Aにノイズ信号IXとしての電流が流れる。すなわち、第1受信部112において受信する出力信号I1は、容量C2およびC4に加えて、ノイズ信号IXによっても変化することになる。このため、入力装置X1の検出精度が低下してしまう可能性がある。
そこで、入力装置X1では、第1検出電極パターン群4Aに含まれる一方の第1検出電極パターン4と他方の第1検出電極パターン4との間に第2検出電極パターン6が設けられている。図5の(b)に示すように、指F1が基体2の第1主面2Aに近接した場合に、容量C8を介して第2検出電極パターン6にノイズ信号IXとしての電流が流れる。ここで、上述したとおり、第2検出電極パターン6と第3検出電極パターン9との間において、フリンジ効果によって形成される容量は、容量C2および容量C4に比して無視できる程度に小さい。すなわち、第2受信部113において受信する出力信号I2では、ノイズ信号IXによってのみ変化するものとみなすことができる。このため、第1補正部114において、出力信号I2に応じて出力信号I1を補正することによって、出力信号I1におけるノイズ信号IXの影響を実質的にキャンセルすることができる。そのため、入力装置X1の検出精度が低下してしまう可能性を低減することができる。
第1判定部115は、入力操作が行われた否かを判定する役割を有する。第1判定部115には、例えば、所定の閾値が記録されている。第1判定部115は、第1補正部114において補正された出力信号I1が閾値に達したと判定した場合に、入力操作が行われたと判定する。
なお、本実施形態のように、第1配線導体5は、入力領域E1を挟んで第2配線導体7の反対側に位置することが好ましい。このような構成によれば、平面視して第1配線導体5と第2配線導体7とが重なる可能性を低減することができる。このため、第1配線導体5と第2配線導体7とが電気的に干渉する可能性を低減することができる。
また、本実施形態のように、第2検出電極パターン6が複数の第1検出電極パターン群4Aに対応して複数設けられており、複数の第2検出電極パターン6が互いに独立していることが好ましい。このような構成によれば、1つの第1検出電極パターン群4Aから第1受信部112が受信した出力信号I1を、当該第1検出電極パターン群4Aに対応する第2検出電極パターン6から第2受信部113が受信した出力信号I2に応じて補正することができる。このため、第1補正部114における補正の手順を簡略化することができる。
また、第2検出電極パターン6の平面視における面積は、第1検出電極パターン群4Aの平面視における面積と略同一であることが好ましい。このような構成によれば、指F1が基体2の第1主面2Aに近接した場合に、第1検出電極パターン群4Aに流れるノイズ信号IXと、第2検出電極パターン6に流れるノイズ信号IXとを略同一にすることができる。このため、面積差に応じた補正を必要とせず、第1補正部114における補正の手順を簡略化することができる。
また、第2検出電極パターン6と第1検出電極パターン4との離間距離は、相対的に小さいことが好ましい。具体的には、第2検出電極パターン6と第1検出電極パターン4との離間距離は、絶縁層8の厚みの半分以下であることが好ましい。また、絶縁層8を設けることなく、基体2の第2主面2B上に直接第3検出電極パターン9を設ける場合は、第2検出電極パターン6と第1検出電極パターン4との離間距離は、10〜300μm程度であることが好ましい。このような構成によれば、フリンジ効果によって第2検出電極パターン6と第3検出電極パターン9との間に容量が形成される可能性を低減することができる。
次に、図6を参照しながら、入力装置X1の動作について説明する。図6は、入力装置X1の動作を説明するフローチャート図である。
図6に示すように、電圧供給部111は、第3検出電極パターン9に対して入力信号Vinを供給する(Op1)。次に、第1受信部112は、Vinに応じて第1検出電極パターン群4Aから出力された出力信号I1を受信する(Op2)。また、第2受信部113は、Vinに応じて第2検出電極パターン6から出力された出力信号I2を受信する(Op3)。なお、本実施形態では、第1検出電極パターン群4Aおよび当該第1検出電極パターン群4Aに対応する第2検出電極パターン6については、Op2とOp3とを同じタイミングで行っている。ここで、指F1が基体2の第1主面2Aに近接した場合に、容量C2および容量C4は、容量C2´および容量C4´に変化する。また、第1検出電極パターン群4Aおよび第2検出電極パターン6には、容量C5、容量C6、および容量C8を介してノイズ信号IXが流れる。そこで、第1補正部114は、出力信号I2に基づいて、出力信号I1を補正する(Op4)。これにより、出力信号I1に対するノイズ信号IXの影響をキャンセルし、容量C2および容量C4が容量C2´および容量C4´へと変化したことによる出力信号I1の変化量を補正値として算出する。次に、第1判定部115は、当該第1判定部115に記録された閾値と第1補正部114における補正値とを比較し(Op5)、補正値が閾値に達したと判定した場合に(Op5にてYES)入力操作を検出する(Op6)。一方、補正値が閾値に達していないと判定した場合には(Op5にてNO)、Op1から動作を繰り返す。このような動作によって、入力装置X1の検出精度が低下してしまう可能性を低減することができる。
次に、図7を参照しながら、入力装置X1を備えた表示装置Y1について説明する。図7は、入力装置X1を備えた表示装置Y1の概略構成を示した断面図である。
図7に示すように、本実施形態に係る表示装置Y1は、入力装置X1、表示パネル12、バックライト13、回路基板14、および第1筺体15を備えている。
表示パネル12は、画像あるいは動画を表示する役割を有する。表示パネル12は、上側基板12a、下側基板12b、液晶層12c、および封止部材12dを有する。
上側基板12aは、入力装置X1の基体2の第2主面2Bに対向して、配置されている。なお、入力装置X1は、固定部材を介して上側基板12a上に設けられていてもよい。固定部材としては、例えば、両面テープ、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、あるいはねじ等の止め具が挙げられる。下側基板12bは、上側基板12aに対向して配置されている。上側基板12aおよび下側基板12bの構成材料としては、例えば、ガラスあるいはプラスチック等の透明樹脂材料が挙げられる。
液晶層12cは、画像を表示するための表示部材層であり、上側基板12aと下側基板12bとの間に介在している。具体的には、液晶層12cは、上側基板12a、下側基板12b、および封止部材12dによって、上側基板12aと下側基板12bとの間の領域に封止されている。なお、本実施形態に係る表示パネル12では、表示部材層として液晶層12cを備えているが、これに限らない。液晶層12cに変えて、プラズマ発生層あるいは有機EL層等を備えていてもよい。
バックライト13は、表示パネル12の下面全体にわたって、光を入射する役割を有する。バックライト13は、表示パネル12の後方に配置されている。バックライト13は、光源13aおよび導光板13bを備えている。光源13aは、導光板13bに向けて光を出射する役割を担う部材であり、LED(Light Emitting Diode)から構成されている。なお、光源13aはLEDから構成されていなくともよく、例えば、冷陰極蛍光ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプあるいはEL(Electro-Luminescence)から構成されてもよい。導光板13bは、表示パネル12の下面全体にわたって、光源13aからの光を略均一に導くための役割を担う部材である。なお、表示パネル12の代わりに自発光素子を用いた表示パネルを用いる場合は、バックライト13はなくともよい。
回路基板14は、例えば、表示パネル12およびバックライト13を制御する制御回路、抵抗器、あるいはコンデンサ等の電子部品を支持する役割を有する。回路基板14は、バックライト13の後方に配置されている。回路基板14上に配置された制御回路は、図示しないフレキシブルプリント配線基板によって、表示パネル12およびバックライト13と電気的に接続されている。なお、入力装置X1の制御IC11は、当該回路基板14に設けられていてもよい。
第1筐体15は、入力装置X1を支持する役割、および、表示パネル12、バックライト13、及び回路基板14を収容する役割を有する。第1筐体15は、一部が開口して形成されており、当該開口において入力装置X1における加飾層3が露出している。また、表示パネル12、バックライト13、および回路基板14は、第1筐体15および入力装置X1によって取り囲まれる領域に位置している。
第1筐体15の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート等の樹脂、あるいは、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属が挙げられる。
このように、表示装置Y1は、入力装置X1を介して表示パネル12を透視しながら、入力装置X1の入力領域E1を入力操作することによって、各種の情報を入力することができる。
以上のように、表示装置Y1では、入力装置X1を備えているため、検出精度が低下してしまう可能性を低減することができる。
次に、図8を参照しながら、表示装置Y1を備えた携帯端末Z1について説明する。図8は、表示装置Y1を備えた携帯端末Z1の斜視図である。
図8に示すように、本実施形態に係る携帯端末Z1は、スマートフォン端末である。なお、携帯端末Z1は、スマートフォン端末に限らず、例えば、携帯電話、タブレット端末、あるいはPDA(Personal Digital Assistant)等の電子機器であってもよい。
携帯端末Z1は、表示装置Y1、音声入力部201、音声出力部202、キー入力部203、および第2筐体204を備えている。
音声入力部201は、使用者の音声等を入力する役割を有し、マイク等により構成されている。音声出力部202は、相手方からの音声等を出力する役割を有し、電磁スピーカあるいは圧電スピーカ等により構成されている。キー入力部203は、機械的なキーにより構成されている。キー入力部203は、表示画面に表示された操作キーであってもよい。第2筐体204は、表示装置Y1、音声入力部201、音声出力部202、およびキー入力部203を収容する役割を有する。第2筐体204の構成材料としては、第1筺体15と同様のものが挙げられる。なお、第2筐体204と表示装置Y1の第1筺体15とは、一体であってもよい。
ここで、第2筐体204の一部には、開口が設けられており、当該開口において外部接続端子205が設けられている。このため、携帯端末Z1は、外部接続端子205を介して充電器等の外部の電子機器に接続することができる。ここで、外部接続端子205に外部の電子機器が接続された場合、当該電子機器は、入力装置X1におけるグランド電位に接続されることになる。この際、入力装置X1におけるグランド電位は、コモンモードノイズによって変動することになる。携帯端末Z1では、入力装置X1を備えているために当該ノイズによって入力装置X1の検出精度が低下してしまう可能性を低減することができる。
なお、携帯端末Z1は、必要な機能に応じて、デジタルカメラ機能部、ワンセグ放送用チューナ、赤外線通信機能部等の近距離無線通信部、無線LANモジュール、および各種インタフェース等を備える場合もあるが、これらの詳細についての図示および説明は省略する。
また、表示装置Y1は、上記の携帯端末Z1の代わりに、電子手帳、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム用の端末装置、テレビ、デジタルカメラ、あるいは産業用途で使用されるプログラマブル表示器等の様々な電子機器に備えられていてもよい。
なお、上述した実施形態は、本発明の実施形態の一具体例を示したものであり、種々の変形が可能である。以下、いくつかの主な変形例を示す。
[変形例1] 図9は、変形例1に係る入力装置X2の概略構成を示す平面図である。図10は、変形例1に係る入力装置X2の概略構成を示すブロック図である。図11は、変形例1に係る入力装置X2の動作を示すフローチャート図である。なお、図9〜図11において、図1、図4、および図6と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。また、図9では、説明の便宜上、加飾層3および絶縁層8の図示は省略する。また、図9では、図面の見やすさの観点から、第1配線導体5、第2配線導体21、および第3配線導体10を実線で示す。
図9および図10に示すように、入力装置X2は、入力装置X1が備える第2配線導体7の代わりに、第2配線導体21を備えている。また、入力装置X2では、制御IC11は、第2判定部116をさらに有している。
第2配線導体21は、第2配線導体7と同様の役割を有する。第2配線導体21は、外側領域E2に対応する絶縁層8上に複数設けられている。第2配線導体21の一端は、図9において紙面右側に位置する第2検出電極パターン6の端部に電気的に接続されている。ここで、複数の第2配線導体21は、互いに接続されている。変形例1では、9つの第2検出電極パターン6に対応して設けられた9つの第2配線導体21が、1つの配線導体に集約されて導通領域E3に引き出されている。なお、9つの第2配線導体21の全てが互いに接続されていなくともよい。
このように、複数の第2配線導体21を互いに接続した場合、導通領域E3に引き出される配線導体の数を少なくすることができる。このため、外側領域E2を相対的に小さくすることができ、入力装置X2の小型化を実現することができる。
第2判定部116は、第1受信部112において受信した出力信号I1が所定値に達したか否かを判定する役割を有する。具体的には、入力装置X2では、複数の第2配線導体21が互いに接続されている。このため、指F1が基体2の第1主面2Aに近接した場合に、複数の第2検出電極パターン6のうちいずれの第2検出電極パターン6に出力信号I2が流れたのかを判別することができない。そこで、第2判定部116は、出力信号I1が所定値に達したか否かを判定することで、複数の第1検出電極パターン群4Aのうち指F1と対向する第1検出電極パターン群4Aを判別する。第1補正部114は、第2判定部116において出力信号I1が所定値に達したと判定された第1検出電極パターン群4Aに対して、当該出力信号I1を補正する。
ここで、図11を参照しながら、入力装置X2の動作について説明する。
入力装置X2では、図6に示したOp1〜Op6に加えて、Op7を有する。Op7は、Op2とOp4との間に位置する動作フローである。具体的には、第2判定部116には、例えば、所定の閾値が記録されている。Op2において第1受信部112が受信した出力信号I1は、第2判定部116において上記の閾値と比較される(Op7)。第2判定部116において出力信号I1が閾値以上であると判定された場合には(Op7にてYES)、当該閾値以上と判定された出力信号I1を出力信号I2に応じて補正する(Op4)。一方、第2判定部116において出力信号I1が閾値未満であると判定された場合には(Op7にてNO)、Op2へと戻り動作を繰り返す。このように、入力装置X2では、第2判定部116を備えているため、複数の第2配線導体21が互いに接続されていたとしても検出精度が低下してしまう可能性を低減することができる。
[変形例2] 図12は、変形例2に係る入力装置X3の概略構成を示すブロック図である。図13は、変形例2に係る入力装置X3の動作を示すフローチャート図である。なお、図12および図13において、図4および図6と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図12に示すように、入力装置X3では、制御IC11は、第2補正部117をさらに有している。
第2補正部117は、第2受信部113が受信した出力信号I2を補正する役割を有する。具体的には、入力装置X3では、第2検出電極パターン6の平面視における面積と、第1検出電極パターン群4Aの平面視における面積とは、互いに異なる。このため、出力信号I1に含まれるノイズ信号Ixと、出力信号I2に含まれるI2に含まれるノイズ信号Ixとは、互いに異なる。そこで、第2補正部117は、第2検出電極パターン6の平面視における面積と第1検出電極パターン群4Aの平面視における面積との比率に応じて、出力信号I2を補正する。当該補正によって算出された補正値は、出力信号I1に含まれるノイズ信号Ixと略同一になる。
ここで、図13を参照しながら、入力装置X3の動作について説明する。
入力装置X3では、図6に示したOp1〜Op6に加えて、Op8を有する。Op8は、Op3とOp4との間に位置する動作フローである。具体的には、第2補正部117には、例えば、第1検出電極パターン群4Aの平面視における面積と第2検出電極パターン6の平面視における面積との比率が記録されている。Op3において第2受信部113が受信した出力信号I2は、上記の比率に応じて補正される(Op8)。すなわち、Op8において、出力信号I2を出力信号I1に含まれるノイズ信号Ixと略同一の補正値に変換する。次に、当該補正値に基づいて出力信号I1から当該出力信号I1に含まれるノイズ信号Ixをキャンセルする(Op4)。このように、入力装置X3では、第2補正部117を備えているため、第1検出電極パターン群4Aの平面視における面積と第2検出電極パターン6の平面視における面積とが異なる場合であっても、検出精度が低下してしまう可能性を低減することができる。
[変形例3] なお、本明細書は、上記の実施形態、変形例1、および変形例2について個別具体的に説明したが、これに限らず、上記の実施形態、変形例1、および変形例2に個別に記載された事項を適宜組み合わせた例についても記載されているものである。すなわち、本発明に係る入力装置は、入力装置X1〜X3に限定されるものではなく、上記の実施形態、変形例1、および変形例2に個別に記載された事項を適宜組み合わせた入力装置も含む。
また、本実施形態では、入力装置X1を備えた表示装置Y1について説明したが、本発明に係る表示装置は、これに限定されない。本発明に係る表示装置は、入力装置X1に代えて、入力装置X1または入力装置X2を備えていてもよい。
また、本実施形態では、入力装置X1を備えた携帯端末Z1について説明したが、本発明に係る携帯端末は、これに限定されない。本発明に係る携帯端末は、入力装置X1に代えて、入力装置X1または入力装置X2を備えていてもよい。
X1〜X3 入力装置
Y1 表示装置
Z1 携帯端末
E1 入力領域
E2 外側領域
4 第1検出電極パターン
4A 第1検出電極パターン群
5 第1配線導体
6 第2検出電極パターン
7 第2配線導体
9 第3検出電極パターン
10 第3配線導体
11 制御IC(制御部)
111 電圧供給部
112 第1受信部
113 第2受信部
114 第1補正部
115 第1判定部
116 第2判定部
117 第2補正部
12 表示パネル
204 第2筐体(筺体)
205 外部接続端子

Claims (10)

  1. 互いに隣り合うとともに、互いに電気的に接続された複数の第1検出電極パターンと、
    互いに隣り合う前記第1検出電極パターン同士の間に設けられており、且つ前記第1検出電極パターンとは離間した第2検出電極パターンと、
    複数の前記第1検出電極パターンおよび前記第2検出電極パターンとは離間しており、平面視して複数の前記第1検出電極パターンおよび前記第2検出電極パターンと交差した第3検出電極パターンと、
    前記第3検出電極パターンに電圧を印加する電圧供給部、該電圧供給部から前記第3検出電極パターンに印加された電圧に基づいて前記第1検出電極パターンから信号を受信する第1受信部、前記電圧供給部から前記第3検出電極パターンに印加された電圧に基づいて前記第2検出電極パターンから信号を受信する第2受信部、該第2受信部から受信した信号に基づいて前記第1受信部が受信した信号を補正する第1補正部、および該第1補正部が補正した信号が所定値に達した場合に入力操作が行われたと判定する第1判定部を有する制御部と、を備えた入力装置。
  2. 入力領域および該入力領域の外側に位置する外側領域を有し、
    前記第1検出電極パターン、前記第2検出電極パターン、および前記第3検出電極パターンは、前記入力領域に設けられており、
    互いに隣り合う前記第1検出電極パターン同士を電気的に接続するとともに、前記外側領域に位置する第1配線導体と、
    前記第2検出電極パターンと電気的に接続されており、前記外側領域に位置する第2配線導体と、をさらに備えた、請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記第1配線導体は、前記入力領域を挟んで前記第2配線導体の反対側に位置している、請求項2に記載の入力装置。
  4. 電気的に接続された互いに隣り合う前記第1検出電極パターン同士を第1検出電極パターン群とするとき、
    前記第1検出電極パターン群は、複数設けられており、
    前記第2検出電極パターンは、複数の前記第1検出電極パターン群に対応して複数設けられており、
    前記第2配線導体は、複数の前記第3検出電極パターンに対応して複数設けられており、
    複数の前記第2配線導体は、互いに離間している、請求項2または3に記載の入力装置。
  5. 電気的に接続された互いに隣り合う前記第1検出電極パターン同士を第1検出電極パターン群とするとき、
    前記第1検出電極パターン群は、複数設けられており、
    前記第2検出電極パターンは、複数の前記第1検出電極パターン群に対応して複数設けられており、
    前記第2配線導体は、複数の前記第3検出電極パターンに対応して複数設けられており、
    複数の前記第2配線導体は、互いに接続されている、請求項2または3に記載の入力装置。
  6. 前記制御部は、前記第1検出電極パターンの平面視における面積と前記第2検出電極パターンの平面視における面積との比率に基づいて、前記第2受信部が受信した信号を補正する第2補正部をさらに有し、
    前記第1補正部は、前記第2補正部が補正した信号に基づいて、前記第1受信部が受信した信号を補正する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の入力装置。
  7. 前記制御部は、前記第1受信部が受信した信号が所定値に達したか否かを判定する第2判定部をさらに有し、
    前記第1補正部は、前記第2判定部において前記第1受信部が受信した信号が所定値に達したと判定された場合に、当該信号を前記第2受信部が受信した信号に基づいて補正する、請求項5に記載の入力装置。
  8. 互いに隣り合うとともに、互いに電気的に接続された複数の第1検出電極パターンと、
    互いに隣り合う前記第1検出電極パターン同士の間に設けられており、且つ前記第1検出電極パターンとは離間した第2検出電極パターンと、
    複数の前記第1検出電極パターンおよび前記第2検出電極パターンとは離間しており、平面視して複数の前記第1検出電極パターンおよび前記第2検出電極パターンと交差した第3検出電極パターンと、を備えた入力装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の入力装置と、
    前記入力装置に対向して配置された表示パネルと、を備えた表示装置。
  10. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の入力装置と、
    前記入力装置に対向して配置された表示パネルと、を備えた表示装置。
JP2013137416A 2013-06-28 2013-06-28 入力装置、表示装置、および携帯端末 Pending JP2015011582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013137416A JP2015011582A (ja) 2013-06-28 2013-06-28 入力装置、表示装置、および携帯端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013137416A JP2015011582A (ja) 2013-06-28 2013-06-28 入力装置、表示装置、および携帯端末

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015011582A true JP2015011582A (ja) 2015-01-19

Family

ID=52304670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013137416A Pending JP2015011582A (ja) 2013-06-28 2013-06-28 入力装置、表示装置、および携帯端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015011582A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019175926A1 (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 三菱電機株式会社 産業用機器
US10521044B2 (en) 2017-03-14 2019-12-31 Japan Display Inc. Display device having an auxiliary wiring
US11696688B2 (en) 2017-11-17 2023-07-11 Shimadzu Corporation Semiconductor SWCNT slurry for bioimaging and method for producing the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10521044B2 (en) 2017-03-14 2019-12-31 Japan Display Inc. Display device having an auxiliary wiring
US11696688B2 (en) 2017-11-17 2023-07-11 Shimadzu Corporation Semiconductor SWCNT slurry for bioimaging and method for producing the same
WO2019175926A1 (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 三菱電機株式会社 産業用機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9915979B2 (en) Input device, display device, electronic device, and mobile terminal
JP5933035B2 (ja) 入力装置、表示装置、および電子機器
US10159146B2 (en) Input apparatus, display apparatus, and electronic apparatus
US20150062458A1 (en) Input device, display device, and electronic device
JP5941132B2 (ja) 入力装置、表示装置、電子機器、および携帯端末
US20140362309A1 (en) Input device, display device, and electronic equipment
JP2015011582A (ja) 入力装置、表示装置、および携帯端末
JP5318289B2 (ja) 入力装置、電子機器、および携帯端末
JP5818741B2 (ja) 入力装置、表示装置、および電子機器
JP5849028B2 (ja) 遮光装置、入力装置、表示装置、および電子機器
JP5812877B2 (ja) 入力装置、表示装置、および携帯端末
JP5960531B2 (ja) 入力装置、表示装置、および電子機器
JP6084875B2 (ja) 入力機能付き表示装置、および電子機器
JP5762350B2 (ja) 入力装置、表示装置、および電子機器
JP5869454B2 (ja) 接続構造体、入力装置、表示装置、および電子機器
JP5960570B2 (ja) 入力装置、表示装置、および電子機器
JP2014191359A (ja) 入力装置、表示装置、および電子機器
JP2013045155A (ja) 入力装置、表示装置、および機器
JP6075754B2 (ja) 入力装置、表示装置、および電子機器
JP2014174738A (ja) 入力装置、表示装置、および電子機器
JP5869446B2 (ja) 入力装置、表示装置、および電子機器
JP2013250641A (ja) 入力装置、表示装置、および電子機器
JP2013011966A (ja) 入力装置、表示装置、および機器