JP2015011079A - フィルム貼付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特殊な構造部材を有する保護フィルムセットを用いることなく、容易にかつ確実に保護フィルムを貼り付けることを課題とする。
【解決手段】保護フィルムセット(10)を仮置きする上部アタッチメント(20)と、電子機器(D)を収納する下部アタッチメント(30)とを備え、上部アタッチメント(20)は、保護フィルムセット(10)を仮置きする仮置き部(22)と、剥離した保護フィルム(12)を押圧する押圧部(21)とを備え、仮置き部(22)は、保護フィルムセット(10)を載置する載置面(A)と、屈曲させることにより保護フィルム(12)から剥離したベースフィルム(11)の先端部を仮止めする仮止め面(B)と、を備え、押圧部(21)は、保護フィルムセット(10)の先端部を屈曲させることによりベースフィルム(11)から剥離した保護フィルム(12)の一部を押圧可能に構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】保護フィルムセット(10)を仮置きする上部アタッチメント(20)と、電子機器(D)を収納する下部アタッチメント(30)とを備え、上部アタッチメント(20)は、保護フィルムセット(10)を仮置きする仮置き部(22)と、剥離した保護フィルム(12)を押圧する押圧部(21)とを備え、仮置き部(22)は、保護フィルムセット(10)を載置する載置面(A)と、屈曲させることにより保護フィルム(12)から剥離したベースフィルム(11)の先端部を仮止めする仮止め面(B)と、を備え、押圧部(21)は、保護フィルムセット(10)の先端部を屈曲させることによりベースフィルム(11)から剥離した保護フィルム(12)の一部を押圧可能に構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器の保護フィルムを好適に貼り付けるためのフィルム貼付装置に関する。
メディアプレーヤやスマートフォン、タブレット端末等の電子機器の表示面を損傷から防いだり強い反射を抑制したり他人に見られないようにしたりする目的のために、保護フィルムが市場に供給されている。このような保護フィルムは、樹脂フィルムの片面に接着層が形成されており、電子機器の表示面に貼ることができるようになっている。
従来、気泡や埃を含むことなく、保護フィルムを電子機器の表示面に適切に貼り付けるためのフィルムの貼付装置が幾つか考案されていた。登録実用新案第3182202号公報(特許文献1)には、2つのスライド溝、第一収容溝、および第二収容溝を備える収容本体と、ローラフレームにローラセットが設けられた、保護フィルムカバーを押し出すためのローラ装置とを備えたフィルムの貼り付け装置が開示されている。保護フィルムカバーとしては、保護フィルムと底膜の他に、固定部材、固定薄膜、および押分部材を備えている。電子機器を第一収容溝に置き、保護フィルムカバーを第二収容溝に係合させて、ローラ装置を押して2つのスライド溝に沿ってスライドを移動させると、ローラ装置が保護フィルムカバーの押分部材を押し当てて底膜と保護フィルムを分離させ、保護フィルムを電子機器の表面に貼り付けられるようになっていた(要約書)。
登録実用新案第3180690号公報(特許文献2)には、台座とモバイル装置定位台と保護フィルム貼付装置とからなるモバイル装置用保護フィルム貼付装置が開示されている。保護フィルム貼付装置は、保護フィルムおよび離型層の他に、定位部、定位合わせユニット、三角形分離器を備えている。定位部は保護フィルムに取り付けられ、三角形分離器は離型層に取り付けられている。モバイル装置定位台にモバイル装置を収容して、保護フィルム貼付装置の定位部により保護フィルムの位置を固定してから、三角形分離器をモバイル装置の貼り付け面に寄りつけてスライドさせることにより、三角形分離器とともに離型層が保護フィルムから離脱していく。ユーザは保護フィルムを貼り付け面の裏面から押さえながら離型層をさらに剥がしていくことで、モバイル装置に保護フィルムを貼り付けることができるようになっている。
しかしならが、特許文献1に記載のフィルム貼付装置では、保護フィルムとして、保護フィルムと底膜の他に、固定部材、固定薄膜、および押分部材といった特別な構造部材が必要であった。特許文献2に記載の貼付装置でも、保護フィルムと離型層の他に、定形部、位置合わせユニット、三角分離器といった特別な構造部材が必要であった。つまり、特許文献1や特許文献2に記載のフィルム貼付装置は、いずれも専用の構造部材を備える特殊な保護フィルムセットが必須であった。このため従来のフィルム貼付装置では、保護フィルムに選択の余地がなく、かつ、構造部材に余計なコストがかかっていた。
また特許文献1や特許文献2に記載のフィルム貼付装置は、専用の構造部材により保護フィルムと底膜や離型層を分離するように構成されていたため、専用の構造部材の取扱いが難しく、フィルム貼付装置を初めて使用するユーザにとって必ずしも使い易いものとはいえず、確実にフィルムを貼り付けることが保証されるものではなかった。
そこで本発明は、特殊な構造部材を有する保護フィルムセットを用いることなく、容易にかつ確実に保護フィルムを貼り付けることができるフィルム貼付装置を提供することを目的の1つとする。
本願発明者は、特殊な構造部材を用いることなく保護フィルムを電子機器に貼り付けるための貼付構造を鋭意研究したところ、本発明は以下の手段を備えることにより、上記目的を達成しうることに想到した。
(1)上記課題を解決するために、本発明のフィルム貼付装置は、保護フィルム(12)およびベースフィルム(11)を有する保護フィルムセット(10)を仮置きする上部アタッチメント(20)と、保護フィルム(12)を貼り付ける電子機器(D)を収納する下部アタッチメント(30)とを備える。上部アタッチメント(20)は、保護フィルムセット(10)を仮置きする仮置き部(22)と、剥離した保護フィルム(12)を押圧する押圧部(21)とを備える。仮置き部(22)は、保護フィルムセット(10)を載置する載置面(A)と、載置された保護フィルムセット(10)の先端部を屈曲させることにより保護フィルム(12)から剥離したベースフィルム(11)の先端部を仮止めする仮止め面(B)と、を備える。押圧部(21)は、保護フィルムセット(10)の先端部を屈曲させることによりベースフィルム(11)から剥離した保護フィルム(12)の一部を押圧可能に構成されている。
本発明は、所望により、以下の構成を備えていてもよい。
(2)上部アタッチメント(20)の仮止め面(B)に、ベースフィルム(11)の先端部に係止する仮止め構造(26)を備える。
(2)上部アタッチメント(20)の仮止め面(B)に、ベースフィルム(11)の先端部に係止する仮止め構造(26)を備える。
(3)上部アタッチメント(20)の載置面(A)と仮止め面(B)とは、載置面(A)に保護フィルムセット(10)を載置してベースフィルム(11)の先端部を屈曲させて仮止め面(B)に仮止めさせた場合に、ベースフィルム(11)から剥離した保護フィルム(12)の先端部が押圧部(21)により押圧可能な位置に保持されるような角度に設定されている。
(4)保護フィルム(12)の貼り付け開始時において、電子機器(D)の貼り付け開始位置に相当する位置で押圧部(21)が保護フィルム(12)の先端部を押圧可能に構成されている。
(5)保護フィルム(12)の貼り付け開始後に上部アタッチメント(20)を下部アタッチメント(30)に対して相対的に移動させた場合において、押圧部(21)が保護フィルム(12)の押圧する位置を移動させるに連れて保護フィルム(12)とベースフィルム(11)との剥離が進行するように構成されている。
(6)保護フィルム(12)とベースフィルム(11)との剥離が進行し、剥離したベースフィルム(11)が押し出される場合に、ベースフィルム(11)の先端部の仮止め面(B)への仮止めが解除されるように構成されている。
(7)上部アタッチメント(20)は、下部アタッチメント(30)に摺動可能に係止する係止部材(24)を備え、下部アタッチメント(30)は、上部アタッチメント(20)の係止部材(24)を摺動可能に誘導するガイド部材(33)を備える。
(8)上部アタッチメント(20)の系止部材(24)は、下部アタッチメント(30)のガイド部材(33)に回動可能にかつ摺動可能に係止する。
(9)上部アタッチメント(20)の押圧部(21)は、回転可能に構成されている。
(10)下部アタッチメント(30)は、電子機器(D)を収容する収容部(32)を有し、電子機器(D)の形状に応じて電子機器(D)を位置決めするアダプター部(30b、30c)を収容部(32)に着脱自在に備える。
(11)下部アタッチメント(30)は、電子機器(D)の収容面に複数の孔(36)を有し、電子機器(D)の形状に応じて電子機器(D)を位置決めする位置決め部材(37)を複数の孔(36)に着脱自在に備える。
(12)下部アタッチメント(30)は、電子機器(D)の収容面に、電子機器(D)の形状に応じて電子機器(D)を位置決めする位置決め部材(38)を摺動自在に備える。
(13)下部アタッチメント(30)は、電子機器(D)の形状に応じて電子機器(D)を位置決めする位置決めシート(39)を視認可能に保持する。
本発明によれば、保護フィルムセットのベースフィルムが上部アタッチメントの仮止め面に仮止めされると、押圧部が剥離した保護フィルムを電子機器の貼り付け面に押圧するように位置決めされるので、特殊な構造部材を有する保護フィルムセットを用いることなく、容易にかつ確実に保護フィルムを貼り付けることができる。
次に本発明を実施するための好適な実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施例を組み合わせる等)して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
(実施形態1:フィルム貼付装置)
(1−1 構成)
図1に、本発明の実施形態1に係るフィルム貼付装置の全体構成を説明する模式斜視図を示す。
(1−1 構成)
図1に、本発明の実施形態1に係るフィルム貼付装置の全体構成を説明する模式斜視図を示す。
図1に示すように、本実施形態1に係るフィルム貼付装置100は、ベースフィルム11および保護フィルム12を有する保護フィルムセット10、保護フィルムセット10を仮置きする上部アタッチメント20、および保護フィルム12を貼り付ける電子機器Dを収納する下部アタッチメント30を備える。
図2に、実施形態1に係るフィルム貼付装置100の上部アタッチメント20の詳細な構造を示す。図2(A)が平面図、(B)が側面図、(C)が底面図、(D)が背面図である。図2および図1に示すように、上部アタッチメント20は、保護フィルムセット10を仮置きする仮置き部22と、剥離した保護フィルム12を押圧する押圧部21と、仮置き部22および押圧部21を挟み込んで保持する側壁23Rおよび23L(正面から見て右側の部材を「R」、左側の部材を「L」と称する)を備える。押圧部21を除いて、上部アタッチメント20の構成材料に限定はなく、コストや強度、製造容易性を考慮して適当な材料、例えば樹脂や木材により構成することが可能である。
仮置き部22は、三角柱類似の構造を有し、載置面Aと仮止め面Bとを備える。載置面Aは、保護フィルムセット10が載置される傾斜した平面である。仮止め面Bは、載置面Aに載置された保護フィルムセット10の先端部を屈曲させることにより保護フィルム12から剥離したベースフィルム11の先端部を仮止めする若干傾斜した裏面である。
上部アタッチメント20の仮止め面Bには、ベースフィルム11の先端部に係止する仮止め構造26が設けられている。仮止め構造26は、ベースフィルム11の先端部を仮止め可能な構造であればその構造に限定はない。例えば、ベースフィルム11に仮止めを補助する仮止め形状に引っかかることにより、貼り付け開始前にベースフィルム11の先端を屈曲させた状態で一時的に保持可能な構造とする。例えば、図1に示すように、ベースフィルム11に設けられた仮止め形状13が孔構造である場合に、仮止め構造26は当該仮止め形状13に挿入される釘の頭のような構造とする。
上部アタッチメント20の仮置き部22の載置面Aと仮止め面Bとは、載置面Aに保護フィルムセット10を載置してベースフィルム11の先端部を屈曲させて仮止め面Bの仮止め構造26に仮止めさせた場合に、ベースフィルム11から剥離した保護フィルム12の先端部が押圧部21により押圧可能な位置に保持されるような角度θに設定されている(詳しくは図5にて後述する)。載置面Aと仮止め面Bとのなす角度θは、ベースフィルム11を仮止めした場合に、ベースフィルム11がその弾性により屈曲する結果、ベースフィルム11に軽い密着力で接着されている保護フィルム12の先端部が剥離する程度の角度に設定され、例えば、90度より小さい角度とする。載置面Aと仮止め面Bとで形成される頂辺221は、保護フィルム12の先端部がベースフィルム11から剥離可能な程度の大きさの曲率を有するように、なまして(角取りして)形成されている。
上部アタッチメント20の仮置き部22の載置面Aと仮止め面Bとは、載置面Aに保護フィルムセット10を載置してベースフィルム11の先端部を屈曲させて仮止め面Bの仮止め構造26に仮止めさせた場合に、ベースフィルム11から剥離した保護フィルム12の先端部が押圧部21により押圧可能な位置に保持されるような角度θに設定されている(詳しくは図5にて後述する)。載置面Aと仮止め面Bとのなす角度θは、ベースフィルム11を仮止めした場合に、ベースフィルム11がその弾性により屈曲する結果、ベースフィルム11に軽い密着力で接着されている保護フィルム12の先端部が剥離する程度の角度に設定され、例えば、90度より小さい角度とする。載置面Aと仮止め面Bとで形成される頂辺221は、保護フィルム12の先端部がベースフィルム11から剥離可能な程度の大きさの曲率を有するように、なまして(角取りして)形成されている。
押圧部21は、ベースフィルム11から剥離した保護フィルム12の一部を押圧可能に構成されている。特に本実施形態1では、押圧部21は筒型形状を有し、軸芯に設けられた回転軸211が側壁23R・23Lの内側に設けられた回転穴に回転可能に係止し、押圧部21全体が保護フィルム12の繰り出しに合わせて回転するように構成されている。押圧部21を回転可能に構成することにより、保護フィルム12の繰り出し時の摩擦抵抗が無くなり、上部アタッチメント20を下部アタッチメント30に対して相対的に動かす際に要する力を些少に押さえることができ、保護フィルムの貼り付け作業を容易にすることができる。
押圧部21は、図2(B)に示すように、仮置き部22の載置面Aと仮止め面Bとがなす頂辺221よりも、所定量Δhだけ下側にせり出すように位置決めされている。このように配置することにより、貼り付け時に上部アタッチメント20を下部アタッチメント30に組み合わせた際に、押圧部21のみが電子機器Dの貼り付け面Pに当接するようになっている。押圧部21の表面は、保護フィルムの貼り付け時、電子機器Dの貼り付け面Pに適当な応力で押しつけられるため、貼り付け面Pを傷つけないような弾性材料で構成することが好ましい。例えば、ラバーやスポンジなどの柔軟性があり、貼り付け時に保護フィルムに均等な圧力を加えることが可能な材料で構成する。
側壁23Rおよび23Lは、脚部25Rおよび25Lを備える。脚部25Rおよび25Lには、内側に係止部材24Rおよび24Lが設けられており、後述する下部アタッチメント30のガイド部材33に摺動可能に係止するようになっている。
図3に、実施形態1に係るフィルム貼付装置100の下部アタッチメント30の構造を示す。図3(A)が平面図、(B)が側面図、(C)が正面図である。また図3(D)が電子機器Dを収納した下部アタッチメントの平面図、(E)が側面図、(F)が正面図である。図3に示すように、下部アタッチメント30は、本体の上面34に電子機器Dを収容するための凹部である収容部32が設けられている。また下部アタッチメント30の側壁には、保護フィルムの貼り付け時に上部アタッチメント20を誘導するガイド部材33が設けられている。本実施形態1では、ガイド部材33は溝形状をしており、貼り付け開始時に上部アタッチメント20の係止部材24Rおよび24Lが入口33iから挿入され、ガイド部材33に沿って摺動していくことで上部アタッチメント20の移動軌跡を画定し、貼り付け終了時に出口33oから係止部材24Rおよび24Lが抜けることにより、上部アタッチメント20との係止を解除するようになっている。
下部アタッチメント30の収容部32の形状は、図3(D)〜(F)に示されるように、収納する電子機器Dの外形形状とほぼ一致しており、収納する電子機器Dをぶれなく保持することが可能になっている。ただし、異なる種類の電子機器に対応可能とするには、実施形態6や実施形態7で後述するようにアダプター部を使用する。
図4に、実施形態1に係る保護フィルムセット10の構造を示す。図4(A)が平面図であり、(B)が図4(A)の4B−4B切断面で切断した断面図、(C)が仮止め時の模式斜視図である。図4に示すように、保護フィルムセット10は、ベースフィルム11と保護フィルム12とで構成されている。保護フィルム12は、電子機器Dの貼り付け面Pを保護するためのフィルムである。保護フィルム12は、貼付対象となる電子機器Dの表示面となる貼り付け面Pに適合した形状およびサイズを有しており、貼り付け面Pを傷等から保護する物理的強度を有し、視認性を妨げないような光透過性を有する。また選択的に特殊な光学的特性を共有させてもよい。例えば、光の反射を抑制する反射防止機能や、横方向から表示内容を読み取られないように光の射出方向を制限する偏光機能を持たせてもよい。保護フィルム12の裏面には、電子機器Dの貼り付け面Pに密着するための接着層が形成されている。ベースフィルム11は、貼付前の保護フィルム12を保存するための基材であり、保護フィルム12の裏面に形成された接着層を密封し、接着力を減衰させることなく保護するフィルムである。
図4および図1に示すように、ベースフィルム11の先端部には、上記仮置き部22の仮止め面Bに設けられた仮止め構造26への仮止めを補助する仮止め形状13が形成されている。図4(C)に示すように、仮止め形状13の穴構造には、仮置き部22の仮止め構造26が挿入されることで、貼り付け開始時にベースフィルム11の先端部を屈曲した状態で一時的に保持することが可能になっている。
(1−2 作用)
次に図5〜図8を参照しながら、本実施形態1に係るフィルム貼付装置100を使用した保護フィルムの貼付工程を説明する。図5は上部アタッチメント20に保護フィルムセット10を仮止めした時、図6は貼り付け開始時、図7はベースフィルム11の係止解除時、図8は貼り付け終了時をそれぞれ示し、(A)が模式斜視図であり、(B)が中央断面図である。
次に図5〜図8を参照しながら、本実施形態1に係るフィルム貼付装置100を使用した保護フィルムの貼付工程を説明する。図5は上部アタッチメント20に保護フィルムセット10を仮止めした時、図6は貼り付け開始時、図7はベースフィルム11の係止解除時、図8は貼り付け終了時をそれぞれ示し、(A)が模式斜視図であり、(B)が中央断面図である。
(ST1:仮止め時)
保護フィルムの貼り付け時、まず下部アタッチメント30に装着しない状態で、図1および図5に示すように、保護フィルムセット10を、その先端部が下側になるようにして、上部アタッチメント20の仮置き部22の載置面Aから差し入れる。そして図5の拡大断面図に示すように、載置面Aと押圧部21との間のギャップGから保護フィルムセット10の先端部を出し、ベースフィルム11の先端部を屈曲させて、仮止め面Bの仮止め構造26にベースフィルム11の先端部が仮止めされるように、仮止め形状13を仮止め構造26に係止させる。このとき、載置面Aと仮止め面Bとがなす頂辺221に沿ってベースフィルム11が強く曲げられるため、比較的小さな接着力でベースフィルム11に接着している保護フィルム12の裏面に剥離力が作用し、保護フィルム12の先端部がベースフィルム11から剥離する。剥離した保護フィルム12の先端部は、図5の拡大断面図に示すように、押圧部21の下側に突出したようになる。
保護フィルムの貼り付け時、まず下部アタッチメント30に装着しない状態で、図1および図5に示すように、保護フィルムセット10を、その先端部が下側になるようにして、上部アタッチメント20の仮置き部22の載置面Aから差し入れる。そして図5の拡大断面図に示すように、載置面Aと押圧部21との間のギャップGから保護フィルムセット10の先端部を出し、ベースフィルム11の先端部を屈曲させて、仮止め面Bの仮止め構造26にベースフィルム11の先端部が仮止めされるように、仮止め形状13を仮止め構造26に係止させる。このとき、載置面Aと仮止め面Bとがなす頂辺221に沿ってベースフィルム11が強く曲げられるため、比較的小さな接着力でベースフィルム11に接着している保護フィルム12の裏面に剥離力が作用し、保護フィルム12の先端部がベースフィルム11から剥離する。剥離した保護フィルム12の先端部は、図5の拡大断面図に示すように、押圧部21の下側に突出したようになる。
(ST2:貼り付け開始時)
次いで図6に示すように、保護フィルムセット10を仮止めした上部アタッチメント20を下部アタッチメント30に取り付ける。具体的には、上部アタッチメント20の脚部25Rおよび25Lに設けられている係止部材24Rおよび24Lが下部アタッチメント30のガイド部材33の入口33iから挿入されるように、上部アタッチメント20と下部アタッチメント30とを組み合わせる。このように組み合わせることにより、図6(B)の断面図に示すように、保護フィルム12の先端部が押圧部21により電子機器Dの貼り付け面Pの貼り付け開始位置で押圧される。押圧部21の表面は弾性材料で構成されているので、押圧部21と貼り付け面Pとの接触線上では、保護フィルム12の接着層が貼り付け面Pに均等に押圧され、保護フィルム12が貼り付け面Pに密着する。
次いで図6に示すように、保護フィルムセット10を仮止めした上部アタッチメント20を下部アタッチメント30に取り付ける。具体的には、上部アタッチメント20の脚部25Rおよび25Lに設けられている係止部材24Rおよび24Lが下部アタッチメント30のガイド部材33の入口33iから挿入されるように、上部アタッチメント20と下部アタッチメント30とを組み合わせる。このように組み合わせることにより、図6(B)の断面図に示すように、保護フィルム12の先端部が押圧部21により電子機器Dの貼り付け面Pの貼り付け開始位置で押圧される。押圧部21の表面は弾性材料で構成されているので、押圧部21と貼り付け面Pとの接触線上では、保護フィルム12の接着層が貼り付け面Pに均等に押圧され、保護フィルム12が貼り付け面Pに密着する。
(ST3:仮止め解除時)
次いで図7に示すように、上部アタッチメント20を矢印の方向に移動させると、上部アタッチメントの係止部材24Rおよび24Lが下部アタッチメント30のガイド部材33に沿って摺動し、上部アタッチメント20が下部アタッチメント30に対して相対的に移動する。上部アタッチメント20が下部アタッチメント30に対して相対的に移動すると、押圧部21が保護フィルム12の押圧する位置を移動させるに連れて保護フィルム12とベースフィルム11との剥離が進行し、保護フィルム12の電子機器Dの貼り付け面Pへの貼り付け面積が徐々に大きくなっていく。このとき、図7(B)に示すように、剥離したベースフィルム11が押し出されて、ベースフィルム11の先端部の仮止め面Bへの仮止めが解除される。すなわち、貼り付け開始時には、仮止め面Bの仮止め構造26は、ベースフィルム11の先端部を屈曲させることができる程度に仮止めすることができているが、貼り付け作業が進行するに従って、剥離されたベースフィルム11が横方向から仮止め構造26を押すようになる。ベースフィルム11の剥離部分が多くなると、ベースフィルム11自体の弾性により仮止め面Bと垂直な方向に応力が加わり、ベースフィルム11の仮止め形状13の穴構造から仮止め構造26が抜けて、仮止めしていた係止力が解除される。一旦、仮止めが解除されると、剥離したベースフィルム11は、電子機器Dの貼り付け面Pに沿って滑るように抵抗なく誘導される。
次いで図7に示すように、上部アタッチメント20を矢印の方向に移動させると、上部アタッチメントの係止部材24Rおよび24Lが下部アタッチメント30のガイド部材33に沿って摺動し、上部アタッチメント20が下部アタッチメント30に対して相対的に移動する。上部アタッチメント20が下部アタッチメント30に対して相対的に移動すると、押圧部21が保護フィルム12の押圧する位置を移動させるに連れて保護フィルム12とベースフィルム11との剥離が進行し、保護フィルム12の電子機器Dの貼り付け面Pへの貼り付け面積が徐々に大きくなっていく。このとき、図7(B)に示すように、剥離したベースフィルム11が押し出されて、ベースフィルム11の先端部の仮止め面Bへの仮止めが解除される。すなわち、貼り付け開始時には、仮止め面Bの仮止め構造26は、ベースフィルム11の先端部を屈曲させることができる程度に仮止めすることができているが、貼り付け作業が進行するに従って、剥離されたベースフィルム11が横方向から仮止め構造26を押すようになる。ベースフィルム11の剥離部分が多くなると、ベースフィルム11自体の弾性により仮止め面Bと垂直な方向に応力が加わり、ベースフィルム11の仮止め形状13の穴構造から仮止め構造26が抜けて、仮止めしていた係止力が解除される。一旦、仮止めが解除されると、剥離したベースフィルム11は、電子機器Dの貼り付け面Pに沿って滑るように抵抗なく誘導される。
(ST4:貼り付け終了時)
そして図8に示すように、上部アタッチメント20の係止部材24Rおよび24Lがガイド部材33の終端部にやってくると、保護フィルム12はベースフィルム11から総て剥離され、電子機器Dの貼り付け面Pに接着する。剥離したベースフィルム11は、上部アタッチメント20の背面から排出される。最後に、係止部材24Rおよび24Lをガイド部材33の出口33oから引き抜いて、上部アタッチメント20を下部アタッチメント30から離脱する。以上により、電子機器Dの貼り付け面Pに保護フィルム12が気泡や埃を含むことなく密着して貼り付けられる。
そして図8に示すように、上部アタッチメント20の係止部材24Rおよび24Lがガイド部材33の終端部にやってくると、保護フィルム12はベースフィルム11から総て剥離され、電子機器Dの貼り付け面Pに接着する。剥離したベースフィルム11は、上部アタッチメント20の背面から排出される。最後に、係止部材24Rおよび24Lをガイド部材33の出口33oから引き抜いて、上部アタッチメント20を下部アタッチメント30から離脱する。以上により、電子機器Dの貼り付け面Pに保護フィルム12が気泡や埃を含むことなく密着して貼り付けられる。
(1−3 効果)
(1)本実施形態1に係るフィルム貼付装置100によれば、保護フィルムセット10のベースフィルム11が上部アタッチメント20の仮止め面Bに仮止めされると、押圧部21が剥離した保護フィルム12を電子機器Dの貼り付け面Pに押圧するように位置決めされるので、特殊な構造部材を有する保護フィルムセットを用いることなく、容易にかつ確実に保護フィルムを貼り付けることができる。
(1)本実施形態1に係るフィルム貼付装置100によれば、保護フィルムセット10のベースフィルム11が上部アタッチメント20の仮止め面Bに仮止めされると、押圧部21が剥離した保護フィルム12を電子機器Dの貼り付け面Pに押圧するように位置決めされるので、特殊な構造部材を有する保護フィルムセットを用いることなく、容易にかつ確実に保護フィルムを貼り付けることができる。
(2)本実施形態1に係るフィルム貼付装置100によれば、上部アタッチメント20の仮止め面Bにベースフィルム11の先端部に係止する仮止め構造26を備えるので、貼り付け開始時において、ベースフィルム11の先端部を屈曲させて保護フィルム12の先端部を適量剥離させることができる。
(3)本実施形態1に係るフィルム貼付装置100によれば、上部アタッチメント20の載置面Aと仮止め面Bとは、載置面Aに保護フィルムセット10を載置してベースフィルム11の先端部を屈曲させて仮止め面Bに仮止めさせた場合に、ベースフィルム11から剥離した保護フィルム12の先端部が押圧部21により押圧可能な位置に保持されるような角度θに設定されているので、下部アタッチメント30に組み合わせることによって保護フィルム12の貼り付け開始状態とすることができる。
(4)本実施形態1に係るフィルム貼付装置100によれば、保護フィルム12の貼り付け開始時において、電子機器Dの貼り付け開始位置に相当する位置で押圧部21が保護フィルム12の先端部を押圧可能に構成されているので、貼り付け開始位置を正確に定めることができる。
(5)本実施形態1に係るフィルム貼付装置100によれば、保護フィルム12の貼り付け開始後に上部アタッチメント20を下部アタッチメント30に対して相対的に移動させた場合において、押圧部21が保護フィルム12の押圧する位置を移動させるに連れて保護フィルム12とベースフィルム11との剥離が進行するように構成されているので、特殊な構造部材を用いることなく保護フィルムとベースフィルムとの剥離を行うことができる。
(6)本実施形態1に係るフィルム貼付装置100によれば、保護フィルム12とベースフィルム11との剥離が進行し、剥離したベースフィルム11が押し出される場合に、ベースフィルム11の先端部の仮止め面Bへの仮止めが解除されるように構成されているので、特殊な構造部材を用いることなく、ベースフィルムの係止を解除し剥離することができる。
(7)本実施形態1に係るフィルム貼付装置100によれば、上部アタッチメント20の係止部材24Rおよび24Lが下部アタッチメント30のガイド部材33を摺動するよう構成されているので、上部アタッチメント20と下部アタッチメント30との相対位置や画定しながら貼り付け作業を完了させることができる。よって、保護フィルムの貼付を失敗することを防止することができる。
(8)本実施形態1に係るフィルム貼付装置100によれば、押圧部21は、回転可能に構成されているので、貼り付け作業に必要な力を少なくし、スムースな貼り付け作業を可能とする。
(実施形態2:フィルム貼付装置の変形例1)
本実施形態2は、フィルム貼付装置の変形例に係る。
(2−1 構成)
図9に、本実施形態2に係るフィルム貼付装置の構造を示す。図9(A)は電子機器収納時における模式斜視図であり、(B)は貼り付け開始時における模式斜視図、(C)は貼り付け終了時における模式斜視図である。図9では理解を容易にするため、保護フィルムセット10の図示を省略してある。
本実施形態2は、フィルム貼付装置の変形例に係る。
(2−1 構成)
図9に、本実施形態2に係るフィルム貼付装置の構造を示す。図9(A)は電子機器収納時における模式斜視図であり、(B)は貼り付け開始時における模式斜視図、(C)は貼り付け終了時における模式斜視図である。図9では理解を容易にするため、保護フィルムセット10の図示を省略してある。
図9に示すように、本実施形態2に係るフィルム貼付装置100bは、上部アタッチメント20bと下部アタッチメント30bとを備える。
上記実施形態1では、上部アタッチメント20の脚部25Rおよび25Lに設けられた係止部材24Rおよび24Lが下部アタッチメント30のガイド部材33に摺動可能に係止するように構成されていたが、本実施形態2では、上部アタッチメント20bの脚部25bが下部アタッチメント30bのガイド部材33bに回動可能にかつ摺動可能に係止する点で、実施形態1と異なっている。その他の構造については、上記実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
図9に示すように、ガイド部材33bは棒状部材であり、脚部25bに設けられた孔に挿入され、ガイド部材33bに沿って脚部25bが摺動可能になっている。また脚部25bはガイド部材33bに係止された状態で回転軸を中心に回動可能となっている。このため、上部アタッチメント20bは下部アタッチメント30bと分離不可能になっているが、脚部25bに設けられた回転軸を中心に一方向に回動させることにより下部アタッチメント30bの収容部32を解放したり、逆方向に回動させることにより下部アタッチメント30bの収容部32を覆うように閉鎖して貼り付け作業を実行させたりすることが可能に構成されている。
(2−2 作用)
まず図9(A)に示すように、上部アタッチメント20bを下部アタッチメント30bから回動させて収容部32を解放させる。そして、電子機器Dを収容部32に収納する。また上記実施形態1のステップST1と同様に、図示しない保護フィルムセット10を仮置き部22の載置面Aから差し入れて、ベースフィルム11の先端部を仮止め面Bに仮止めする。そして図9(A)の矢印方向に上部アタッチメント20bを回動させると、上記実施形態1のステップST2で説明した貼り付け開始位置に保護フィルム12が配置される。
まず図9(A)に示すように、上部アタッチメント20bを下部アタッチメント30bから回動させて収容部32を解放させる。そして、電子機器Dを収容部32に収納する。また上記実施形態1のステップST1と同様に、図示しない保護フィルムセット10を仮置き部22の載置面Aから差し入れて、ベースフィルム11の先端部を仮止め面Bに仮止めする。そして図9(A)の矢印方向に上部アタッチメント20bを回動させると、上記実施形態1のステップST2で説明した貼り付け開始位置に保護フィルム12が配置される。
次いで図9(B)に示すように、上部アタッチメント20bの脚部25bを下部アタッチメント30bのガイド部材33bに対して摺動させると、上部アタッチメント20bが下部アタッチメント30bに対して相対的に移動する。このとき、上記実施形態1のステップST3と同様に、ベースフィルム11と保護フィルム12との剥離が進行するとともに、ベースフィルム11の仮止め面Bへの仮止めが解除される。
そして図9(C)に示すように、上部アタッチメント20bの脚部25bを下部アタッチメント30bのガイド部材33bの終端まで移動させると、保護フィルム12の電子機器Dの貼り付け面Pへの貼り付け作業が完了する。次いで上部アタッチメント20bを図9(A)の貼り付け開始位置まで戻してから回動させ、下部アタッチメント30bの収容部32から保護フィルム12が貼り付けられた電子機器Dを取り出す。
(2−3 効果)
上記実施形態2に係るフィルム貼付装置100bによれば、上記実施形態1と同様の作用効果を奏する他に、上部アタッチメント20bと下部アタッチメント30bとが分離しない構造となっているので、携帯に便利であり、また、アタッチメントの紛失を防止することができる。
上記実施形態2に係るフィルム貼付装置100bによれば、上記実施形態1と同様の作用効果を奏する他に、上部アタッチメント20bと下部アタッチメント30bとが分離しない構造となっているので、携帯に便利であり、また、アタッチメントの紛失を防止することができる。
(実施形態3:フィルム貼付装置の変形例2)
本実施形態3は、フィルム貼付装置の別の変形例に係る。
(3−1 構成)
図10に、本実施形態3に係るフィルム貼付装置の構造を示す。図10(A)は電子機器収納時における模式斜視図であり、(B)は貼り付け開始時における模式斜視図、(C)は貼り付け終了時における模式斜視図である。図10では理解を容易にするため、保護フィルムセット10の図示を省略してある。
本実施形態3は、フィルム貼付装置の別の変形例に係る。
(3−1 構成)
図10に、本実施形態3に係るフィルム貼付装置の構造を示す。図10(A)は電子機器収納時における模式斜視図であり、(B)は貼り付け開始時における模式斜視図、(C)は貼り付け終了時における模式斜視図である。図10では理解を容易にするため、保護フィルムセット10の図示を省略してある。
図10に示すように、本実施形態3に係るフィルム貼付装置100cは、上部アタッチメント20cと下部アタッチメント30cとを備える。
上記実施形態1では、上部アタッチメント20の脚部25Rおよび25Lに設けられた係止部材24Rおよび24Lが下部アタッチメント30のガイド部材33に摺動可能に係止するように構成されていたが、本実施形態3では、上部アタッチメント20cに設けられたガイド部材24cが下部アタッチメント30cに設けられたガイド部材33cと嵌合して貼り付け開始位置を画定可能に構成されている点、および、上部アタッチメント20cの脚部25cが下部アタッチメント30cの側壁に摺動可能な構造となっている点で、実施形態1と異なっている。その他の構造については、上記実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
図10に示すように、下部アタッチメントcのガイド部材33cは角柱部材であり、上部アタッチメント20cのガイド部材24cと嵌め合わせることが可能に構成されている。また上部アタッチメント20cの側壁23Rおよび23Lには、下部アタッチメント30cの側壁と摺動可能に組み合わせられる脚部25cが形成されている。
(3−2 作用)
まず図10(A)に示すように、上部アタッチメント20cにおいて、上記実施形態1のステップST1と同様に、図示しない保護フィルムセット10を仮置き部22の載置面Aから差し入れて、ベースフィルム11の先端部を仮止め面Bに仮止めする。また下部アタッチメント30cにおいて、電子機器Dを収容部32に収納する。そして上部アタッチメント20cのガイド部材24cと下部アタッチメント30cのガイド部材33cとを嵌合させながら矢印の方向に移動させ、上記実施形態1のステップST2で説明した貼り付け開始位置に配置させる。
まず図10(A)に示すように、上部アタッチメント20cにおいて、上記実施形態1のステップST1と同様に、図示しない保護フィルムセット10を仮置き部22の載置面Aから差し入れて、ベースフィルム11の先端部を仮止め面Bに仮止めする。また下部アタッチメント30cにおいて、電子機器Dを収容部32に収納する。そして上部アタッチメント20cのガイド部材24cと下部アタッチメント30cのガイド部材33cとを嵌合させながら矢印の方向に移動させ、上記実施形態1のステップST2で説明した貼り付け開始位置に配置させる。
次いで図10(B)に示すように、上部アタッチメント20cの脚部25cを下部アタッチメント30cの側壁に沿って摺動させ、上部アタッチメント20cを下部アタッチメント30cに対して相対的に移動させる。このとき、上記実施形態1のステップST3と同様に、ベースフィルム11と保護フィルム12との剥離が進行するとともに、ベースフィルム11の仮止め面Bへの仮止めが解除される。
そして図10(C)に示すように、上部アタッチメント20cの脚部25cを下部アタッチメント30cの側壁の端部まで移動させると、保護フィルム12の電子機器Dの貼り付け面Pへの貼り付け作業が完了する。そのまま上部アタッチメント20cを引き抜いて、下部アタッチメント30cの収容部32から保護フィルム12が貼り付けられた電子機器Dを取り出す。
(3−3 効果)
上記実施形態3に係るフィルム貼付装置100cによれば、上記実施形態1と同様の作用効果を奏する他に、比較的簡単なガイド構造となっているので、壊れにくいという特徴を有する。
上記実施形態3に係るフィルム貼付装置100cによれば、上記実施形態1と同様の作用効果を奏する他に、比較的簡単なガイド構造となっているので、壊れにくいという特徴を有する。
(実施形態4:ベースフィルムの仮止め構造の変形例)
本実施形態4は、ベースフィルムの仮止め構造の変形例に関する。
(4−1 変形例1)
図11に、保護フィルムセットの第1の変形例を示す。図11(A)は平面図であり、(B)は仮止め時の模式斜視図である。図11(A)に示すように、第1の変形例に係る保護フィルムセット10bは、横方向に突出した孔構造の仮止め形状13bを備えている。図11(B)に示すように、上部アタッチメント20の仮止め面Bには、上記仮止め形状13bに対応した位置に仮止め構造26bが設けられている。このように、仮止め構造26bにより、ベースフィルム11の横方向でベースフィルム11の先端部を係止させる構造を採用することが可能である。
(4−2 変形例2)
図12に、保護フィルムセットの第2の変形例を示す。図12(A)は平面図であり、(B)は仮止め時の模式斜視図である。図12(A)に示すように、第2の変形例に係る保護フィルムセット10cは、ベースフィルム11に切り欠き構造の仮止め形状13cを備えている。図12(B)に示すように、上部アタッチメント20の仮止め面Bには、上記仮止め形状13cの切り欠き構造に嵌合可能な仮止め構造26cが設けられている。このように、仮止め構造26cにより、ベースフィルム11の切り欠き構造でベースフィルム11の先端部を係止させる構造を採用することが可能である。
(4−3 変形例3)
図13に、保護フィルムセットの第3の変形例を示す。図13(A)は平面図であり、(B)は仮止め時の模式斜視図である。図13(A)に示すように、第3の変形例に係る保護フィルムセット10dは、ベースフィルム11に突起構造の仮止め形状13dを備えている。図13(B)に示すように、上部アタッチメント20の仮止め面Bには、上記仮止め形状13dの突起構造を嵌合可能な仮止め構造26dが設けられている。このように、仮止め構造26dにより、ベースフィルム11の突起構造でベースフィルム11の先端部を係止させる構造を採用することが可能である。
(4−4 変形例4)
図14に、保護フィルムセットの第4の変形例を示す。図14(A)は平面図であり、(B)は仮止め時の模式斜視図である。図14(A)に示すように、第4の変形例に係る保護フィルムセット10eは、ベースフィルム11の先端の中央部に位置出し用の切れ込み構造13eを備えている。図14(B)に示されるように、上部アタッチメント20の仮止め面Bには、仮止め構造26eが設けられている。仮止め構造26eは、センターの位置出しをする突起部261と引っ掛け部262とが設けられている。仮止め時、ベースフィルム11の先端部の切れ込み構造13eを仮止め構造26eの突起部261に合わせるように当接させる。ベースフィルム11の先端部の切れ込み構造13eが仮止め構造26eの突起部261に係合することよりセンターの位置出しがされる。また、引っ掛け部262によりベースフィルム11の先端部が仮止めされる。このような構造によれば、保護フィルムの貼り付け時に、ベースフィルム11の剥離量が多くなると、ベースフィルム11の弾性に伴う応力により引っ掛け部262の仮止めが解除されるようになる。このように、仮止め構造26eにより、ベースフィルム11の切り欠き構造でベースフィルム11の先端部を係止させる構造を採用することが可能である。
本実施形態4は、ベースフィルムの仮止め構造の変形例に関する。
(4−1 変形例1)
図11に、保護フィルムセットの第1の変形例を示す。図11(A)は平面図であり、(B)は仮止め時の模式斜視図である。図11(A)に示すように、第1の変形例に係る保護フィルムセット10bは、横方向に突出した孔構造の仮止め形状13bを備えている。図11(B)に示すように、上部アタッチメント20の仮止め面Bには、上記仮止め形状13bに対応した位置に仮止め構造26bが設けられている。このように、仮止め構造26bにより、ベースフィルム11の横方向でベースフィルム11の先端部を係止させる構造を採用することが可能である。
(4−2 変形例2)
図12に、保護フィルムセットの第2の変形例を示す。図12(A)は平面図であり、(B)は仮止め時の模式斜視図である。図12(A)に示すように、第2の変形例に係る保護フィルムセット10cは、ベースフィルム11に切り欠き構造の仮止め形状13cを備えている。図12(B)に示すように、上部アタッチメント20の仮止め面Bには、上記仮止め形状13cの切り欠き構造に嵌合可能な仮止め構造26cが設けられている。このように、仮止め構造26cにより、ベースフィルム11の切り欠き構造でベースフィルム11の先端部を係止させる構造を採用することが可能である。
(4−3 変形例3)
図13に、保護フィルムセットの第3の変形例を示す。図13(A)は平面図であり、(B)は仮止め時の模式斜視図である。図13(A)に示すように、第3の変形例に係る保護フィルムセット10dは、ベースフィルム11に突起構造の仮止め形状13dを備えている。図13(B)に示すように、上部アタッチメント20の仮止め面Bには、上記仮止め形状13dの突起構造を嵌合可能な仮止め構造26dが設けられている。このように、仮止め構造26dにより、ベースフィルム11の突起構造でベースフィルム11の先端部を係止させる構造を採用することが可能である。
(4−4 変形例4)
図14に、保護フィルムセットの第4の変形例を示す。図14(A)は平面図であり、(B)は仮止め時の模式斜視図である。図14(A)に示すように、第4の変形例に係る保護フィルムセット10eは、ベースフィルム11の先端の中央部に位置出し用の切れ込み構造13eを備えている。図14(B)に示されるように、上部アタッチメント20の仮止め面Bには、仮止め構造26eが設けられている。仮止め構造26eは、センターの位置出しをする突起部261と引っ掛け部262とが設けられている。仮止め時、ベースフィルム11の先端部の切れ込み構造13eを仮止め構造26eの突起部261に合わせるように当接させる。ベースフィルム11の先端部の切れ込み構造13eが仮止め構造26eの突起部261に係合することよりセンターの位置出しがされる。また、引っ掛け部262によりベースフィルム11の先端部が仮止めされる。このような構造によれば、保護フィルムの貼り付け時に、ベースフィルム11の剥離量が多くなると、ベースフィルム11の弾性に伴う応力により引っ掛け部262の仮止めが解除されるようになる。このように、仮止め構造26eにより、ベースフィルム11の切り欠き構造でベースフィルム11の先端部を係止させる構造を採用することが可能である。
(4−5 その他)
上記変形例4のように、仮止め面Bに設ける仮止め構造がベースフィルム11の先端部を引っ掛けるような、または、軽く挟み込むような機能を有していれば、ベースフィルム11には必ずしも仮止め形状を設ける必要はない。よって、ベースフィルム11に仮止め形状を備えない保護フィルムセットを用いても仮止めさせたり仮止めを解除させたりすることができる。よって、仮止め形状を有しない市販の保護フィルムを用いるように構成することができる。
上記変形例4のように、仮止め面Bに設ける仮止め構造がベースフィルム11の先端部を引っ掛けるような、または、軽く挟み込むような機能を有していれば、ベースフィルム11には必ずしも仮止め形状を設ける必要はない。よって、ベースフィルム11に仮止め形状を備えない保護フィルムセットを用いても仮止めさせたり仮止めを解除させたりすることができる。よって、仮止め形状を有しない市販の保護フィルムを用いるように構成することができる。
(実施形態5:押圧部の変形例)
本実施形態5は、上部アタッチメントの押圧部の変形例に関する。図15に、上部アタッチメント20の押圧部の変形例を示す。
本実施形態5は、上部アタッチメントの押圧部の変形例に関する。図15に、上部アタッチメント20の押圧部の変形例を示す。
上記実施形態1では、回転軸211を中心に回転可能に押圧部21を構成したが、これに限定されるものではない。例えば、図15(A)に示すように、実施形態1と同様の円柱形状であるが回動しない固定された押圧部21bを適用することが可能である。また、電子機器Dへの貼り付け面Pへの当接部は所定の曲率の曲面を有し、その余の部分は異なる形状を有する図15(B)に示すような押圧部21cや、図15(C)に示すような押圧部21dを採用することも可能である。
(実施形態6:下部アタッチメントのアダプター部)
本実施形態6は、下部アタッチメントの収容部の変形例に関する。図16に、下部アタッチメント30の収容部32の変形例を示す。
本実施形態6は、下部アタッチメントの収容部の変形例に関する。図16に、下部アタッチメント30の収容部32の変形例を示す。
上記実施形態1では、下部アタッチメント30の収容部32は、電子機器Dの形状に適合した形状に形成されていたが、本実施形態のアダプター部を採用することにより、異なる種類の電子機器Dに適合させることが可能である。例えば、図16に示すように、下部アタッチメント30bは、適合対象とするいずれの種類の電子機器Dに対しても十分な大きさに収容部32を有する。この収容部32に収容可能な大きさのアダプター部を電子機器の形状に合わせて準備する。例えば、アダプター部31bは、ある種類の電子機器D2の形状に適合した収容部32bを有し、下部アタッチメント30bの収容部32に適合する外形形状を有する。またアダプター部31cは、他の種類の電子機器D3の形状に適合した収容部32cを有し、下部アタッチメント30の収容部32に適合する外形形状を有する。
そして、電子機器D2に保護フィルムを貼り付けたい場合には、アダプター部31bを下部アタッチメント30bの収容部32に取付け、電子機器D2を収容部32bに挿入する。電子機器D3に保護フィルムを貼り付けたい場合には、アダプター部31cを下部アタッチメント30の収容部32に取付け、電子機器D3を収容部32cに挿入する。
本実施形態6によれば、アダプター部30を収容部32に収容可能に下部アタッチメント30bを構成したので、異なる種類の電子機器を同一のフィルム貼付装置に収容して保護フィルムを貼り付けることが可能である。
(実施形態7:下部アタッチメントの変形例)
本実施形態7は、下部アタッチメントの他の変形例に関する。
(7−1 変形例1)
図17に下部アタッチメントの第1の変形例に係る模式斜視図を示す。図17(A)に示すように、第1の変形例に係る下部アタッチメント30cは、上面に複数の孔構造36と、位置決め部材37R、37L、および37Cとを備えている。図17(B)に示すように、位置決め部材37R、37L、および37Cには、突起371が設けられており、孔構造36に嵌合させることにより、いずれの位置決め部材37についても、下部アタッチメント30cの任意の位置に着脱自在に配置することが可能になっている。
本実施形態7は、下部アタッチメントの他の変形例に関する。
(7−1 変形例1)
図17に下部アタッチメントの第1の変形例に係る模式斜視図を示す。図17(A)に示すように、第1の変形例に係る下部アタッチメント30cは、上面に複数の孔構造36と、位置決め部材37R、37L、および37Cとを備えている。図17(B)に示すように、位置決め部材37R、37L、および37Cには、突起371が設けられており、孔構造36に嵌合させることにより、いずれの位置決め部材37についても、下部アタッチメント30cの任意の位置に着脱自在に配置することが可能になっている。
(7−2 変形例2)
図18に下部アタッチメントの第2の変形例に係る模式斜視図を示す。図18(A)に示すように、第2の変形例に係る下部アタッチメント30cは、上面に複数の孔構造36と、複数の棒状部材37Pとを備えている。棒状部材37Pは、いずれの孔構造36にも嵌合可能に構成されており、図18(B)に示すように、電子機器Dの形状に合わせて棒状部材37Pを孔構造36に嵌合させることにより、下部アタッチメント30cの任意の位置に複数の棒状部材37Pを配置することが可能になっている。
図18に下部アタッチメントの第2の変形例に係る模式斜視図を示す。図18(A)に示すように、第2の変形例に係る下部アタッチメント30cは、上面に複数の孔構造36と、複数の棒状部材37Pとを備えている。棒状部材37Pは、いずれの孔構造36にも嵌合可能に構成されており、図18(B)に示すように、電子機器Dの形状に合わせて棒状部材37Pを孔構造36に嵌合させることにより、下部アタッチメント30cの任意の位置に複数の棒状部材37Pを配置することが可能になっている。
(7−3 変形例3)
図19に下部アタッチメントの第3の変形例に係る模式斜視図を示す。図19(A)に示すように、第3の変形例に係る下部アタッチメント30dは、上面に摺動溝36bを備え、位置決め部材37R、37L、および37Cをそれぞれ摺動可能に保持している。位置決め部材37R、37L、および37Cは、摺動溝36bに沿って摺動可能になっている。図19(B)に示すように、摺動溝36bに沿って適切な位置に位置決め部材37R、37L、および37Cを摺動させて固定することにより、電子機器Dの形状に合わせた収納部を構成することが可能になっている。
図19に下部アタッチメントの第3の変形例に係る模式斜視図を示す。図19(A)に示すように、第3の変形例に係る下部アタッチメント30dは、上面に摺動溝36bを備え、位置決め部材37R、37L、および37Cをそれぞれ摺動可能に保持している。位置決め部材37R、37L、および37Cは、摺動溝36bに沿って摺動可能になっている。図19(B)に示すように、摺動溝36bに沿って適切な位置に位置決め部材37R、37L、および37Cを摺動させて固定することにより、電子機器Dの形状に合わせた収納部を構成することが可能になっている。
(7−4 変形例4)
図20に下部アタッチメントの第4の変形例に係る模式斜視図を示す。図20に示すように、下部アタッチメント30eには、筐体にスリットSを備え、電子機器Dの輪郭38が描かれた位置決めシート39を挿入可能になっている。下部アタッチメント30eのスリットSの上面は少なくとも透明な部材で構成されている。このため、位置決めシート39をスリットSに納めた状態で、上面から位置決めシート39を視認することが可能になっている。
図20に下部アタッチメントの第4の変形例に係る模式斜視図を示す。図20に示すように、下部アタッチメント30eには、筐体にスリットSを備え、電子機器Dの輪郭38が描かれた位置決めシート39を挿入可能になっている。下部アタッチメント30eのスリットSの上面は少なくとも透明な部材で構成されている。このため、位置決めシート39をスリットSに納めた状態で、上面から位置決めシート39を視認することが可能になっている。
例えば、本第4の変形例に係る下部アタッチメントの構造と上記第1〜第3の変形例に係る下部アタッチメントの位置合わせ構造とを組み合わせることにより、任意の形状の電子機器Dに対して位置合わせ可能な下部アタッチメントを提供することが可能である。ユーザは保護フィルムを貼り付けたい電子機器の輪郭38が印刷された位置決めシート39を選択して下部アタッチメント30eのスリットSに挿入する。そして、上面から輪郭38に沿うように、第1、第2の変形例のような位置決め部材37R、37L、37Cや、第3の変形例のような棒状部材37Pを位置決めすれば、所望の電子機器Dを収納可能なフィルム貼付装置を提供することが可能である。
(その他の変形例)
本発明は、上記実施形態に拘泥することなく、本発明の技術的意義から逸脱しない範囲で種々に変形して適用することが可能である。
本発明は、上記実施形態に拘泥することなく、本発明の技術的意義から逸脱しない範囲で種々に変形して適用することが可能である。
(1)仮置き部22については、以下の要件を満たす限り、上記実施形態以外の形態を採用可能である。
(1−1)貼り付け作業中、保護フィルムセット10を一時的に保持すること。
(1−2)貼り付け開始時に、保護フィルム12の先端部を剥離させて押圧部21により押圧可能な位置に保持すること。
(1−3)貼り付け開始後に、貼り付け作業を妨げることのないようにベースフィルム11と保護フィルム12との剥離を進行させること。
(1−1)貼り付け作業中、保護フィルムセット10を一時的に保持すること。
(1−2)貼り付け開始時に、保護フィルム12の先端部を剥離させて押圧部21により押圧可能な位置に保持すること。
(1−3)貼り付け開始後に、貼り付け作業を妨げることのないようにベースフィルム11と保護フィルム12との剥離を進行させること。
なお、上記実施形態では、保護フィルム12とベースフィルム11との剥離が進行し、剥離したベースフィルム11が押し出される場合に、ベースフィルム11の先端部の仮止め面Bへの仮止めが解除される態様であったが、必ずしも解除されるように構成する必要はない。例えば、ベースフィルム11を摺動可能に誘導するガイド形状の仮止め構造26を仮止め面Bに形成することができる。この態様によれば、貼り付け前にベースフィルム11の先端部をこのガイド形状の仮止め構造26に差し込んでから貼り付け作業を開始する。すると剥離の進行とともに、剥離したベースフィルム11を仮止め部26のガイド形状に摺動させながらガイド形状によって保持し、貼り付け作業完了後もガイド形状に留め置くことができる。従って、当該態様によれば、剥離したベースフィルム11が上部アタッチメント20から落ちてしまうことを防止し、ベースフィルム11の廃棄が簡単になる。
(2)押圧部21については、以下の要件を満たす限り、上記実施形態以外の形態を採用可能である。
(2−1)貼り付け作業中、保護フィルム12に均一な押圧を加えること。
(2−2)保護フィルム12を傷つけないこと。
(2−1)貼り付け作業中、保護フィルム12に均一な押圧を加えること。
(2−2)保護フィルム12を傷つけないこと。
(3)上部アタッチメント20および下部アタッチメント30については、以下の要件を満たす限り、上記実施形態以外の形態を採用可能である。
(3−1)貼り付け開始時に、保護フィルム12の先端部を貼り付け対象となる電子機器Dの貼り付け面Pの貼り付け開始時に位置させること。
(3−2)貼り付け作業中、上部アタッチメント20と下部アタッチメント30とが貼り付け作業の軌道(直線のみならず曲線等も含む)に沿って移動可能であって、軌道以外の方向にぶれないこと。
(3−1)貼り付け開始時に、保護フィルム12の先端部を貼り付け対象となる電子機器Dの貼り付け面Pの貼り付け開始時に位置させること。
(3−2)貼り付け作業中、上部アタッチメント20と下部アタッチメント30とが貼り付け作業の軌道(直線のみならず曲線等も含む)に沿って移動可能であって、軌道以外の方向にぶれないこと。
本発明のフィルム貼付装置は、電子機器に保護フィルムを貼り付ける用途に以外にも適用可能である。例えば貼り付け対象物は、電子機器のみならず、他の機械装置、家具、建材、ガラス等とすることができる。また貼り付けるものは保護フィルムに限らず、他の目的のために準備された薄膜であってもよい。さらに貼り付け面は、平面であることを要せず、例えば、曲面であってもよい。
A…載置面、B…仮止め面、D、D2、D3…電子機器、G…ギャップ、P…貼り付け面、S…スリット、Δh…押圧部のずれ量、θ…載置面と仮止め面とのなす角度、10、10b、10c、10d、10e…保護フィルムセット、11…保護フィルム、11…ベースフィルム、12…保護フィルム、13、13b、13c、13d、13e…仮止め形状、20、20b、20c…上部アタッチメント、21、21b、21c、21d…押圧部、22…仮置き部、23、23R、23L…側壁、24、24R、24L…係止部材、24c…ガイド部材、25、25b、25c、25R、25L…脚部、26、26b、26c、26d、26e…仮止め構造、30、30b、30c、20d、30e…下部アタッチメント、31b、31c…アダプター部、32、32b、32c…収容部、33、33b、33c…ガイド部材、33i…ガイド部材入口、33o…ガイド部材出口、36…孔構造、36b…摺動溝、37、37R、37L、37C…位置決め部材、37P…棒状部材、39…シート、100、100b、100c…フィルム貼付装置、211…回転軸、261…突起部、262…引っ掛かり部
Claims (13)
- 保護フィルムおよびベースフィルムを有する保護フィルムセットを仮置きする上部アタッチメントと、
前記保護フィルムを貼り付ける電子機器を収納する下部アタッチメントと、を備え、
前記上部アタッチメントは、
前記保護フィルムセットを仮置きする仮置き部と、剥離した前記保護フィルムを押圧する押圧部と、を備え、
前記仮置き部は、
前記保護フィルムセットを載置する載置面と、
載置された前記保護フィルムセットの先端部を屈曲させることにより前記保護フィルムから剥離した前記ベースフィルムの先端部を仮止めする仮止め面と、を備え、
前記押圧部は、
前記保護フィルムセットの先端部を屈曲させることにより前記ベースフィルムから剥離した前記保護フィルムの一部を押圧可能に構成されている、
フィルム貼付装置。 - 前記上部アタッチメントの前記仮止め面に、前記ベースフィルムの先端部に係止する仮止め構造を備える、
請求項1に記載のフィルム貼付装置。 - 前記上部アタッチメントの前記載置面と前記仮止め面とは、前記載置面に前記保護フィルムセットを載置して前記ベースフィルムの先端部を屈曲させて前記仮止め面に仮止めさせた場合に、前記ベースフィルムから剥離した前記保護フィルムの先端部が前記押圧部により押圧可能な位置に保持されるような角度に設定されている、
請求項1または2に記載のフィルム貼付装置。 - 前記保護フィルムの貼り付け開始時において、電子機器の貼り付け開始位置に相当する位置で前記押圧部が前記保護フィルムの先端部を押圧可能に構成されている、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフィルム貼付装置。 - 前記保護フィルムの貼り付け開始後に前記上部アタッチメントを前記下部アタッチメントに対して相対的に移動させた場合において、前記押圧部が前記保護フィルムの押圧する位置を移動させるに連れて前記保護フィルムと前記ベースフィルムとの剥離が進行するように構成されている、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のフィルム貼付装置。 - 前記保護フィルムと前記ベースフィルムとの剥離が進行し、剥離した前記ベースフィルムが押し出される場合に、前記ベースフィルムの先端部の前記仮止め面への仮止めが解除されるように構成されている、
請求項5に記載のフィルム貼付装置。 - 前記上部アタッチメントは、前記下部アタッチメントに摺動可能に係止する係止部材を備え、
前記下部アタッチメントは、前記上部アタッチメントの前記係止部材を摺動可能に誘導するガイド部材を備える、
請求項1乃至6のいずれか1項に記載のフィルム貼付装置。 - 前記上部アタッチメントの前記系止部材は、前記下部アタッチメントのガイド部材に回動可能にかつ摺動可能に係止する、
請求項7に記載のフィルム貼付装置。 - 前記上部アタッチメントの前記押圧部は、回転可能に構成されている、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載のフィルム貼付装置。 - 前記下部アタッチメントは、電子機器を収容する収容部を有し、前記電子機器の形状に応じて前記電子機器を位置決めするアダプター部を前記収容部に着脱自在に備える、
請求項1乃至9のいずれか1項に記載のフィルム貼付装置。 - 前記下部アタッチメントは、電子機器の収容面に複数の孔を有し、前記電子機器の形状に応じて前記電子機器を位置決めする位置決め部材を前記複数の孔に着脱自在に備える、
請求項1乃至10のいずれか1項に記載のフィルム貼付装置。 - 前記下部アタッチメントは、電子機器を収容面に、前記電子機器の形状に応じて前記電子機器を位置決めする位置決め部材を摺動自在に備える、
請求項1乃至10のいずれか1項に記載のフィルム貼付装置。 - 前記下部アタッチメントは、電子機器の形状に応じて前記電子機器を位置決めする位置決めシートを視認可能に保持する、
請求項11または12に記載のフィルム貼付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013134308A JP2015011079A (ja) | 2013-06-26 | 2013-06-26 | フィルム貼付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013134308A JP2015011079A (ja) | 2013-06-26 | 2013-06-26 | フィルム貼付装置 |
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JP2015011079A true JP2015011079A (ja) | 2015-01-19 |
Family
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JP2013134308A Pending JP2015011079A (ja) | 2013-06-26 | 2013-06-26 | フィルム貼付装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5845370B1 (ja) * | 2015-06-18 | 2016-01-20 | パナック株式会社 | 保護フィルム貼付用治具 |
-
2013
- 2013-06-26 JP JP2013134308A patent/JP2015011079A/ja active Pending
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JP2017007163A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | パナック株式会社 | 保護フィルム貼付用治具 |
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