JP2015009736A - 車両のドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高速走行に際しての負圧荷重に対して、ドアインナパネル形状によってドア剛性を向上させることができる車両のドア構造を提供する。
【解決手段】 ドアパネルを構成するドアインナパネルの一方の側辺部の上下にヒンジを取り付け、前記ドアインナパネルの他方の側辺部の上下方向中間位置にラッチを取り付け、前記ヒンジを介して車体のドア取付枠に組付けられる車両のドア構造において、前記ドアインナパネル1の窓枠12下部のパネル面13に、ドア前端のベルトライン角部からドア後端の下部角部を繋ぐ第1の主補強部19Aを設けたことにある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の高速走行時に作用する負圧からドア剛性の向上を図ることができる車両のドア構造に関する。
周知のように、車両に設けられるドア構造として、サイドドアの上方ヒンジまたは、それに近接した位置からドアストライカの近くに向かって延びる補強ビームをインナパネルにスポット溶接で取り付けるようにした構造が知られている。しかしながら、ドアパネルに補強ビームを追加するため、ドアの重量及び補強ビームの取付工数が増加する。また、各種装置の搭載に必要なスペースをドア内に確保しようとすると、補強ビームの追加に伴ってドアの厚さが増加する虞がある。
そこで、インナパネルに、ドアの周囲の互いに異なる側に配置されたヒンジ等の第1の結合部とラッチ等の第2の結合部とを結ぶように延びる補強加工部を設けた先行技術が知られている(特許文献1)
この先行技術では、インナパネルの車両前方側の側壁に設けられた下側ヒンジと、車両後方側の側壁に設けられたロック部とを結ぶように延びるビードを設け、このビードの略中央から分岐されて上側ヒンジへ向かって延びる副ビードを設けている。
この先行技術によると、他の車両等がドアに衝突した場合には、インナパネルへの衝突荷重の入力によりビード及び副ビードに引っ張り応力が集中し、衝突荷重がこれらに生じる張力に変換されてインナパネルで受け止められる。そして、インナパネルで受け止められた衝突荷重は、ビード及び副ビードから上側ヒンジ、下側ヒンジ、及びロック部のそれぞれへ分散されて車体へ伝達される。
特許4622635号公報 特許4740940号公報 特表2010−517846号公報
しかしながら、高速走行に際して、図7に示すように、ドアサッシュ100上部に矢印Xのように室外方向への負圧荷重が発生し、図示しない車体のピラー上端が車体外側に吸い出されるため、ラッチ噛合い点101を中心に矢印Y,Zのようにドアが回転し、ピラー下端が室内方向に変位する。こうして、ドア後部下端部102には大きな荷重が加わり変位が非常に大きくなる。これに対して、ドアのベルトライン103前端部では、上部ヒンジ取付部(上部側ヒンジ)104が設けられているため、変位は小さくなっている。このような、走行時の負圧荷重に対しては従来、何ら対策が施されていなかった。
先に説明した上記特許文献1に記載の先行技術によると、主に衝突対策を目的として、ビードの後端部がロック部に延びているため、上記のような負圧荷重に対しては、十分なドア剛性を得ることはできない。また、特許文献2,3に記載の先行技術についても負圧荷重に対しては対策が施されていなかった。
本発明は、高速走行に際しての負圧荷重に対して、ドアインナパネル形状によってドア剛性を向上させることができる車両のドア構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、ドアパネルを構成するドアインナパネルの一方の側辺部の上下にヒンジを取り付け、前記ドアインナパネルの他方の側辺部の上下方向中間位置にラッチ等のロック装置を取り付け、前記ヒンジを介して車体のドア取付枠に組付けられる車両のドア構造において、前記ドアインナパネルの窓枠下部のパネル面に、ドア前端のベルトライン角部からドア後端の下部角部を繋ぐ第1の主補強部を設けたことにある。
また、本発明は、前記ドアインナパネルのパネル面に、前記第1の主補強部の略中心位置からドア後端のベルトライン角部に向けて第2の主補強部を設けたことにある。
さらに、本発明は、前記ドアインナパネルのパネル面に、前記第1の主補強部の略中心位置からドア前端の下部角部に向けて第3の主補強部を設けたことにある。
またさらに、本発明は、前記主補強部の長手方向に沿って主ビードを形成したことにある。
また、前記ドア前端の側辺部と窓枠下部のベルトライン前端部を繋ぐ第1の補助ビードを設け、前記ドア後端の側辺部と前記ドアインナパネルの下辺部とを繋ぐ第2の補助ビードを設け、これら補助ビード相互間を前記第1の主補強部に形成した主ビードで繋いだことにある。
さらに、前記第1の主補強部に形成した主ビードの両端部に、二股に分岐する二股ビード部を設け、これら二股ビード部を介して前記補助ビードに前記主補強部に形成した主ビードを接続したことにある。
またさらに、前記ドア後端の側辺部とベルトライン後端部を繋ぐ第3の補助ビードを設け、該第3の補助ビードに前記第2の主補強部に形成した主ビードを接続したことにある。
また、前記ドア前端の側辺部と下辺部を繋ぐ第4の補助ビードを設け、該第4の補助ビードに前記第3の主補強部に形成した主ビードを接続したことにある。
さらに、前記第1の補助ビードの両端部と第3の補助ビードの両端部を前記ベルトライン部を通して接続するビード部を設けたことにある。
またさらに、前記第4の補助ビードの両端部と第2の補助ビードの両端部を前記ドアインナパネルの下辺部を通して接続するビード部を設けたことにある。
また、前記第1の主補強部と第2の主補強部を繋ぐ第1の補助補強部を設けたことにある。
さらに、前記第1の主補強部と前記ベルトライン部および/または下辺部を繋ぐ第2の補助補強部を設けたことにある。
またさらに、前記第2の主補強部と前記ベルトライン部を繋ぐ第2の補助補強部を設けたことにある。
また、前記第3の主補強部と前記下辺部を繋ぐ第3の補助補強部を設けたことにある。
さらに、前記第1ないし第3の補助補強部の長手方向に沿ってビードを形成したことにある。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
車体へのドア取付状態において、ドアインナパネルのドアヒンジとラッチ噛合い点とを結ぶ方向を回転軸とするねじり剛性を効果的に高めることができ、ドアのサッシュ剛性を向上させることができる。
第1乃至第3の主補強部の端末をドアインナパネルの強固な部分に結合させることにより、ドアヒンジとラッチ噛合い点とを結ぶ方向を回転軸とするねじり剛性をさらに高めることができる。
主補強部の長手方向に沿って主ビードを形成し、補助補強部の長手方向に沿ってビードを形成したので、重量、コストを抑制しながら、ドアインナパネルのねじり剛性を高めることができ、ドアのサッシュ剛性を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態による車両のドア構造を示す概念図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の第2の実施の形態による車両のドア構造を示す概念図である。 本発明の第3の実施の形態による車両のドア構造を示す概念図である。 図4の斜め前方からの斜視図である。 図4のB−B線断面図である。 走行時の負圧によって発生するドアパネルのねじり作用について説明する概念図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の車両のドア構造を示すドアインナパネルの室内側から見た概念図である。
ドアインナパネル1は、図示しないドアアウタパネルに組付けられてドアパネル2を構成するもので、ドアインナパネル1の車両前方側に位置する一方の側辺部10には、上下方向に一定間隔をおいて上部側ヒンジ3と下部側ヒンジ4が設けられている。また、ドアインナパネル1の車両後方側に位置する他方の側辺部11には、上下方向の中間位置にロック装置としてのラッチ機構5が設けられている。
前記ドアインナパネル1には、上部側に設けられた窓枠12の下部側に室内側に突出したパネル面13が設けられている。このパネル面13には、前記窓枠12の下縁に沿った所謂ベルトライン部14および前記ドアインナパネル1の前後の側辺部10,11並びに下辺部15に沿った4辺にビード16が連続して設けられている。このパネル面13には、ドア前端に位置する前記ベルトライン部14の前端上部角部17A(ドア前端のベルトライン角部)から、ドア後端に位置する後端下部角部18Bを繋ぐ帯状の第1の主補強部19Aが設けられている。この第1の主補強部19Aの板面には、長手方向に主ビード20が設けられ、この主ビード20の先がそれぞれ二股に分岐されて二股ビード部20a,20bを形成している。
図2は図1のA−A線の断面図で、第1の主補強部19Aに円弧状に膨出した主ビード20が形成されている。前記二股ビード部20a,20bには、二股ビード部20a,20a相互を繋ぐ第1の補助ビード21A、二股ビード部20b,20b相互を繋ぐ第2の補助ビード21Bが設けられている。第1の補助ビード21Aは、前記ドア前端の側辺部10と窓枠12下部のベルトライン部14の前端部を斜めに繋ぐビードで、二股ビード部20a,20aとともに三角形Tを形成している。第2の補助ビード21Bは、前記ドア後端の側辺部11と前記ドアインナパネル1の下辺部15とを斜めに繋ぐビードで、二股ビード部20b,20bとともに三角形Tを形成している。
二股ビード部20a,20bは、それぞれ、第1の補助ビード21A、第2の補助ビード21Bを介して、または直接、前端上部角部17A、後端下部角部18Bの前記ビード16に接続されている。第1の補助ビード21Aおよび第2の補助ビード21Bの両端部は、前記ビード16に接続されている。
パネル面13の形状やスペース等の理由により、二股ビード部20a,20bが設けられない場合、第1の主補強部19Aに形成された主ビード20を前記ビード16または第1の補助ビード21A、第2の補助ビード21Bに直接接続してもよい。
前記パネル面13の前記ビード16が設けられたベルトライン部14および前記ドアインナパネル1の前後の側辺部10,11並びに下辺部15に沿った4辺および、第1の主補強部19以外の部分には開口穴22を形成してドアインナパネル1の重量を削減することができる。
上記構成によるドアインナパネル1を用いたドア構造の作用を説明する。
高速走行時に働く負圧をドアパネル2が受けると、ドアパネル2の前端部は、上部側ヒンジ3によって車体に取り付けられているので、ベルトライン部14の前端上部角部17Aには、それほど大きな荷重がかからない。したがって、ベルトライン部14の前端上部角部17Aの変位は小さい。一方、ドアパネル2の後端部は、上下方向の中間位置に設けられたロック装置としてのラッチ機構5によって、固定されている。したがって、ラッチ機構5から離れたドアパネル2の後端窓枠12上部および後端下部角部18Bは、ドアパネル2が走行時に受ける負圧によって大きな変位荷重を受ける。この時、前端上部角部17Aと後端下部角部18Bには、矢視F、Fのように、互いに縮まろうとする力が働く。
しかしながら、前端上部角部17Aと後端下部角部18Bは、第1の主補強部19Aによって接続されているので、一定の距離を維持することができる。
したがって、上部側ヒンジ3とラッチ機構5(ラッチ噛合い点)を結ぶ線、あるいは下部側ヒンジ4とラッチ機構5(ラッチ噛合い点)を結ぶ方向を回転軸とするねじり作用に対しても第1の主補強部19Aによってねじり剛性を確保することができ、ドアのサッシュ剛性を向上させることができる。
第1の主補強部19Aの両端部には、二股ビード部20a,20a相互を繋ぐ第1の補助ビード21A、二股ビード部20b,20b相互を繋ぐ第2の補助ビード21Bが設けられてそれぞれ三角形T,Tが形成されているので、十分なねじり剛性を確保することができる。
(第2の実施の形態)
次に図3は本発明の第2の実施の形態で、図1と同一部分は同符号を付して、同一部分の説明は省略して説明する。
この場合、前記ドアインナパネル1のパネル面13に、前記第1の主補強部19Aの長手方向の中心位置Oからドア後端のベルトライン部14の後端上部角部17B(ドア後端のベルトライン角部)に向けて第2の主補強部19Bを設けたものである。この第2の主補強部19Bの長手方向に第1の主補強部19Aと同様に図2に示すようなビード20が設けられている。
前記第2の主補強部19Bの先には、ドア後端の側辺部11とベルトライン14後端部を繋ぐ第3の補助ビード21Cが設けられ、該第3の補助ビード21Cに前記第2の主補強部19Bに形成した主ビード20が接続されている。前記第3の補助ビード21Cの両端部は、前記ビード16に接続されている。前記第1の主補強部19Aと第2の主補強部19Bとの間には、略三角形(図3では、略四角形が形成されている。)Tを形成するように繋ぐ第1の補助補強部23Aが略縦方向に形成されている。第1の補助補強部23Aには、長手方向に沿ってビードが形成されている。
この実施の形態の場合にも、前記パネル面13の前記ビード16が設けられたベルトライン部14および前記ドアインナパネル1の前後の側辺部10,11並びに下辺部15に沿った4辺および、第1の主補強部19A、第2の主補強部19B以外の部分には開口穴22を形成してドアインナパネル1の重量を削減することができる。第1の補助補強部23Aによって、第1の主補強部19Aと第2の主補強部19Bが接続されているので、ドアインナパネル1の剛性をより向上することができる。
上記実施の形態によれば、前端上部角部17Aと後端下部角部18Bは、第1の主補強部19Aによって、また、第1の主補強部19Aの長手方向の中心位置Oからドア後端のベルトライン部14の後端上部角部17Bに向けて第2の主補強部19Bによって、接続されているので、一定の距離を維持することができる。したがって、上部側ヒンジ3とラッチ機構5(ラッチ噛合い点)を結ぶ線、あるいは下部側ヒンジ4とラッチ機構5(ラッチ噛合い点)を結ぶ方向を回転軸とする、ねじり作用に対しても第1の主補強部19A、および第2の主補強部19Bによって、ねじり剛性を確保することができ、ドアのサッシュ剛性を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
次に図4、および図5は本発明の第3の実施の形態で、図1及び図3と同一部分は同符号を付して、同一部分の説明は省略して説明する。
この場合、前記ドアインナパネル1のパネル面13に、ドア前端の下部角部18Aから前記第1の主補強部19Aの長手方向の中心位置Oを通り、ドア後端のベルトライン部14の後端上部角部17Bに向けて第3の主補強部19Cを設けたものである。第3の主補強部19Cの両端部には、第3の主補強部19Cの長手方向に設けられたビード20が、それぞれドア前端の下部角部18Aとドア後端の上部角部17Bを跨いで設けられた第4の補助ビード21D,第3の補助ビード21Cに接続されている。前記第4の補助ビード21Dは、ドア前端の側辺部10と下辺部15とを斜めに繋ぎ、前記第4の補助ビード21Dの両端部は、前記ビード16に接続されている。
この第3の実施の形態は、図3の実施例において、前記第1の主補強部19Aの中心位置Oからドア前端の下部角部に向けて第3の主補強部19Cを設けたものでもよい。
第3の主補強部19Cには、第2の主補強部19Bと同様に、図6に示すような長手方向に主ビード20が形成されている。第1の主補強部19Aとベルトライン部14を繋ぐ第2の補助補強部23Bを設けることで、ねじり剛性をより一層、確保することができる。この第2の補助補強部23Bは、第1の主補強部19Aから下辺部15との間に設けても良い。この第2の補助補強部23Bは、第2の主補強部19Bからベルトライン部14との間に設けてもよい。さらに、第3の主補強部19Cから下辺部15との間に第3の補助補強部23Cを設けても良い。第2の補助補強部23Bおよび第3の補助補強部23Cには、長手方向に沿ってビードが形成されている。
この実施の形態の場合にも、図1で示された前記パネル面13の前記ビード16が設けられたベルトライン部14および前記ドアインナパネル1の前後の側辺部10,11並びに下辺部15に沿った4辺および、第1の主補強部19A、第2の主補強部19B、第3の主補強部19C以外の部分には開口穴22を形成してドアインナパネル1の重量を削減することができる。
上記実施の形態によれば、前端上部角部17Aと後端下部角部18Bは、第1の主補強部19Aによって、また、第1の主補強部19Aの長手方向の中心位置Oからドア後端のベルトライン部14の後端上部角部17Bに向けて第2の主補強部19Bによって、さらに、前記第1の主補強部19Aの中心位置Oからドア前端の下部角部18Aに向けて第3の主補強部19Cによって接続されているので、それぞれの角部から中心位置Oまで、一定の距離を維持することができる。したがって、上部側ヒンジ3とラッチ機構5(ラッチ噛合い点)を結ぶ線、あるいは下部側ヒンジ4とラッチ機構5(ラッチ噛合い点)を結ぶ方向を回転軸とする、ねじり作用に対しても第1の主補強部19A、および第2の主補強部19B、第3の主補強部19Cによって、ねじり剛性を確保することができ、ドアのサッシュ剛性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、例えば、上記第1ないし第3の実施の形態により、それぞれの構成および作用効果について説明したが、それぞれの第1ないし第3の実施の形態の構成を合わせて用いることも可能であり、また、その構成に基づく作用効果が得られることは言うまでもない。その他、本発明の技術的範囲を変更しない範囲内で適宜変更して実施し得ることは言うまでもない。
1 ドアインナパネル
2 ドアパネル
3 上部側ヒンジ
4 下部側ヒンジ
5 ラッチ機構(ロック装置)
10 ドア前端の側辺部(一方の側辺部)
11 ドア後端の側辺部(他方の側辺部)
12 窓枠
13 パネル面
14 ベルトライン部
15 下辺部
16 ビード(ビード部)
17A 前端上部角部(ドア前端のベルトライン角部)
17B 後端上部角部(ドア後端のベルトライン角部)
18A ドア前端下部角部
18B ドア後端下部角部
19A 第1の主補強部
19B 第2の主補強部
19C 第3の主補強部
20 主ビード
20a,20b 二股ビード部
21A 第1の補助ビード
21B 第2の補助ビード
21C 第3の補助ビード
21D 第4の補助ビード
22 開口穴
23A 第1の補助補強部
23B 第2の補助補強部
23C 第3の補助補強部

Claims (15)

  1. ドアパネルを構成するドアインナパネルの一方の側辺部の上下にヒンジを取り付け、前記ドアインナパネルの他方の側辺部の上下方向中間位置にロック装置を取り付け、前記ヒンジを介して車体のドア取付枠に組付けられる車両のドア構造において、前記ドアインナパネルの窓枠下部のパネル面に、ドア前端のベルトライン角部からドア後端の下部角部を繋ぐ第1の主補強部を設けたことを特徴とする車両のドア構造。
  2. 前記ドアインナパネルのパネル面に、前記第1の主補強部の略中心位置からドア後端のベルトライン角部に向けて第2の主補強部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両のドア構造。
  3. 前記ドアインナパネルのパネル面に、前記第1の主補強部の略中心位置からドア前端の下部角部に向けて第3の主補強部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両のドア構造。
  4. 前記主補強部の長手方向に沿って主ビードを形成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両のドア構造。
  5. 前記ドア前端の側辺部と窓枠下部のベルトライン前端部を繋ぐ第1の補助ビードを設け、前記ドア後端の側辺部と前記ドアインナパネルの下辺部とを繋ぐ第2の補助ビードを設け、これら補助ビード相互間を前記第1の主補強部に形成した主ビードで繋いだことを特徴とする請求項4に記載の車両のドア構造。
  6. 前記第1の主補強部に形成した主ビードの両端部に、二股に分岐する二股ビード部を設け、これら二股ビード部を介して前記補助ビードに前記第1の主補強部に形成した主ビードを接続したことを特徴とする請求項5に記載の車両のドア構造。
  7. 前記ドア後端の側辺部とベルトライン後端部を繋ぐ第3の補助ビードを設け、該第3の補助ビードに前記第2の主補強部に形成した主ビードを接続したことを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載の車両のドア構造。
  8. 前記ドア前端の側辺部と下辺部を繋ぐ第4の補助ビードを設け、該第4の補助ビードに前記第3の主補強部に形成した主ビードを接続したことを特徴とする請求項4ないし7のいずれか1項に記載の車両のドア構造。
  9. 前記第1の補助ビードの両端部と第3の補助ビードの両端部を前記ベルトライン部を通して接続するビード部を設けたことを特徴とする請求項7に記載の車両のドア構造。
  10. 前記第4の補助ビードの両端部と第2の補助ビードの両端部を前記ドアインナパネルの下辺部を通して接続するビード部を設けたことを特徴とする請求項8に記載の車両のドア構造。
  11. 前記第1の主補強部と第2の主補強部を繋ぐ第1の補助補強部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の車両のドア構造。
  12. 前記第1の主補強部と前記ベルトライン部および/または下辺部を繋ぐ第2の補助補強部を設けたことを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の車両のドア構造。
  13. 前記第2の主補強部と前記ベルトライン部を繋ぐ第2の補助補強部を設けたことを特徴とする請求項9または11に記載の車両のドア構造。
  14. 前記第3の主補強部と前記下辺部を繋ぐ第3の補助補強部を設けたことを特徴とする請求項3または10に記載の車両のドア構造。
  15. 前記第1ないし第3の補助補強部の長手方向に沿ってビードを形成したことを特徴とする請求項11ないし14のいずれか1項に記載の車両のドア構造。
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