JP2015007463A - ティルティングパッド軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッドの摺動面の側縁からの油漏洩量を低減でき、パッドの摺動面への給油量を低減できるティルティングパッド軸受を提供する。
【解決手段】回転軸1の外周面に対向するように回転軸1の周方向に配置された複数のジャーナルパッド2と、複数のピボット3を介して複数のジャーナルパッド2を傾動可能に支持する軸受ハウジング4とを備え、ジャーナルパッド2に形成された給油孔5を介し、ジャーナルパッド2の摺動面14に潤滑油を供給するように構成されたティルティングパッド軸受装置において、ジャーナルパッド2の摺動面14は、給油孔5から摺動面14に給油する給油開始位置より、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成された部分を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ティルティングパッド軸受に関する。
すべり軸受は、薄い流体膜を介して回転軸を支持する軸受であり、転がり軸受と比較して耐荷重性能が高く、振動減衰性や耐衝撃性にも優れる。そのため、高い信頼性が必要とされる蒸気タービンや発電機等の産業用大型機械に広く採用されている。これらの機械に使用されるすべり軸受の一つとして、振動安定性に優れたティルティングパッド軸受が知られている。
ティルティングパッド軸受は、回転軸の周方向に配置された複数のパッドと、複数のピボットを介して複数のパッドを傾動可能に支持する軸受ハウジングとを備えている。そして、回転軸とパッドの摺動面の間に潤滑油を供給して油膜を形成し、この油膜の圧力によって回転軸を支持する。このとき、油膜の圧力分布に応じてパッドの傾きが変化するので、オイルホップ等の不安定振動を抑制することができる。
ティルティングパッド軸受には、大別して、油浴方式と直接給油方式がある。油浴方式では、パッドが収納される軸受室のシール性を高め、この軸受室に潤滑油を貯留することにより、回転軸とパッドの摺動面の間に潤滑油を供給するようになっている。この方式では、せん断による発熱で高温となった潤滑油の一部が軸受室内に留まるため、パッドのメタル温度の上昇が懸念される。
一方、直接給油方式では、例えばパッドに形成された給油孔を介して、回転軸とパッドの摺動面の間に潤滑油を供給するようになっている(例えば特許文献1参照)。この方式では、回転軸とパッドの摺動面の間に低温の潤滑油を直接供給するので、パッドのメタル温度の上昇を抑制することができる。また、給油量を低減することができる。
特公平5−36646号公報
特許文献1に記載の直接給油方式のティルティングパッド軸受(ジャーナル軸受)において、パッドの摺動面は、給油孔が形成された周方向位置の部分を除外すれば、周方向上流側の前縁から周方向下流側の後縁まで、軸方向幅が一定となるように形成されている。言い換えれば、パッドの摺動面は、給油孔から摺動面に給油する給油開始位置より周方向下流側の後縁まで、軸方向幅が一定となるように形成されている。そのため、給油孔からパッドの摺動面に供給された潤滑油の一部は、摺動面の後縁に向かって流れるものの、残りの潤滑油は、摺動面の側縁に向かって流れて漏洩する。詳しく説明すると、上述したようにパッドが傾くことから、回転軸とパッドの摺動面の間に形成される油膜の厚さ(言い換えれば、回転軸とパッドの摺動面との間隔)は、周方向下流側に向かうに従って減少するようになっている。そのため、上述したように軸方向幅が一定であるパッドの摺動面であれば、回転軸とパッドの摺動面の間に形成される油膜の断面積(言い換えれば、回転軸とパッドの摺動面の間に形成される隙間の断面積)も、周方向下流側に向かうに従って減少する。そして、油膜の断面積が減少するぶん、パッドの摺動面の側縁から油が漏洩する。したがって、パッドの摺動面の側縁からの油漏洩量が少なからず、この油漏洩量を考慮して給油孔からパッドの摺動面への給油量を多めにしなければならなかった。
本発明の目的は、パッドの摺動面の側縁からの油漏洩量を低減でき、パッドの摺動面への給油量を低減できるティルティングパッド軸受を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、回転軸の外周面に対向するように前記回転軸の周方向に配置された複数のジャーナルパッドと、複数のピボットを介して前記複数のジャーナルパッドを傾動可能に支持する軸受ハウジングとを備え、少なくとも一つの前記ジャーナルパッドに形成された給油孔又は少なくとも隣り合う一組の前記ジャーナルパッドの間に配置された給油ノズルを介し、前記ジャーナルパッドの摺動面に潤滑油を供給するように構成されたティルティングパッド軸受において、前記ジャーナルパッドの摺動面は、前記給油孔又は前記給油ノズルから前記摺動面に給油する給油開始位置より、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成された部分を有する。
かかる構成により、回転軸の外周面とジャーナルパッドの摺動面の間に形成される油膜の断面積(言い換えれば、隙間の断面積)は、給油開始位置より周方向下流側に向かうに従って減少しないか、若しくはその減少を抑制することができる。したがって、パッドの摺動面の側縁からの油漏洩量を低減でき、パッドの摺動面への給油量を低減できる。
上記目的を達成するために、第2の発明は、回転軸のランナ部に対向するように前記回転軸の周方向に配置された複数のスラストパッドと、複数のピボットを介して前記複数のスラストパッドを傾動可能に支持する軸受ハウジングとを備え、少なくとも一つの前記スラストパッドに形成された給油孔又は少なくとも隣り合う一組の前記スラストパッドの間に配置された給油ノズルを介し、前記スラストパッドの摺動面に潤滑油を供給するように構成されたティルティングパッド軸受において、前記スラストパッドの摺動面は、前記給油孔又は前記給油ノズルから前記摺動面に給油する給油開始位置より、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成された部分を有する。
かかる構成により、回転軸のランナ部とスラストパッドの摺動面の間に形成される油膜の断面積(言い換えれば、隙間の断面積)は、給油開始位置より周方向下流側に向かうに従って減少しないか、若しくはその減少を抑制することができる。これにより、パッドの摺動面の側縁からの油漏洩量を低減でき、パッドの摺動面への給油量を低減できる。
本発明によれば、パッドの摺動面の側縁からの油漏洩量を低減でき、パッドの摺動面への給油量を低減できる。
本発明の第1の実施形態におけるティルティングパッド軸受の構造を表す周方向断面図である。 本発明の第1の実施形態における回転軸の外周面とジャーナルパッドの摺動面の間に形成された油膜を表す周方向断面図である。 本発明の第1の実施形態における回転軸の外周面とジャーナルパッドの摺動面の間に形成された油膜の厚さ変化を表す図である。 本発明の第1の実施形態におけるジャーナルパッドの構造を表す斜視図である。 従来技術におけるジャーナルパッドの摺動面上の油流れを示す摺動面展開図である。 本発明の第1の実施形態におけるジャーナルパッドの摺動面上の油流れを示す摺動面展開図である。 従来技術及び本発明の第1の実施形態におけるパッドの摺動面の側縁からの油漏洩量を表す図である。 本発明の第1の変形例におけるジャーナルパッドの構造を表す斜視図である。 本発明の第2の変形例におけるジャーナルパッドの構造を給油ノズルとともに表す斜視図である。 本発明の第2の実施形態におけるティルティングパッド軸受の構造を表す軸方向断面図である。 図10中断面XI−XIにおける周方向断面図である。 従来技術におけるスラストパッドの摺動面上の油流れを示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるスラストパッドの摺動面上の油流れを示す図である。 本発明の第3の変形例におけるティルティングパッド軸受の構造を表す周方向断面図である。 本発明の第4の変形例におけるティルティングパッド軸受の構造を表す周方向断面図である。
本発明の第1の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態におけるティルティングパッド軸受の構造を表す周方向断面図である。図2は、本実施形態における回転軸の外周面とジャーナルパッドの摺動面の間に形成された油膜を表す周方向断面図であり、図3は、油膜の厚さ変化を表す図である。図4は、本実施形態におけるジャーナルパッドの構造を表す斜視図である。
本実施形態のティルティングパッド軸受は、回転軸1の径方向荷重を支持するジャーナル軸受である。このティルティングパッド軸受は、回転軸1の外周面に対向するように回転軸1の周方向に配置された複数のジャーナルパッド2と、複数のピボット3を介して複数のジャーナルパッド2を傾動可能に支持する軸受ハウジング4とを備えている。
各ジャーナルパッド2の前端部(言い換えれば、周方向上流側の端部)には、径方向に貫通する給油孔5が形成されている。軸受ハウジング4の外周側には、周方向に延在する導油溝6が形成されている。また、軸受ハウジング4には、各ジャーナルパッド2の給油孔5に対応して、導油溝6から径方向に貫通する導油孔7が形成されている。軸受ハウジング4の導油孔7とジャーナルパッド2の給油孔5は、伸縮自在又は可撓性の導油管8を介して接続されている。軸受ハウジング4の導油溝6は、ケーシング9の導油孔10、配管11、及びポンプ12を介してオイルタンク13に接続されている。そして、ポンプ12の駆動により、オイルタンク13で貯蔵された潤滑油が軸受ハウジング4の導油溝6に供給され、さらに、軸受ハウジング4の導油孔7、導油管8、及びジャーナルパッド2の給油孔5を介して、ジャーナルパッド2の摺動面14に供給されるようになっている。
回転軸1の外周面とジャーナルパッド2の摺動面14の間に供給された潤滑油は、回転軸1に連れ回り、油膜15を形成する。この油膜15の圧力によって回転軸1を支持するようになっている。このとき、油膜15の圧力分布に応じてジャーナルパッド2が傾くことから、回転軸1の外周面とジャーナルパッド2の摺動面14の間に形成された油膜の厚さは、周方向下流側(すなわち、図中矢印Aで示す回転軸1の回転方向)に向かうに従って減少する。詳細には、図3で示すように、ジャーナルパッド2の摺動面14の前縁(周方向位置θ=0)で油膜の厚さが最大値となり、周方向下流側に向かうに従って油膜の厚さが減少し、周方向位置θ=θで油膜の厚さが最小値に達する。さらに、摺動面14の後縁(周方向位置θ=θ)に向かうに従って油膜の厚さが若干増加する。
ここで、本実施形態のジャーナルパッド2の摺動面14は、図4で示すように、前縁の軸方向幅がW1であり、後縁の軸方向幅がそれより大きいW2である。(すなわち、W2>W1)。そして、給油孔5が形成された周方向位置の部分を除外すれば、前縁から後縁まで、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成されている。言い換えれば、ジャーナルパッド2の摺動面14は、給油孔5から摺動面14に給油する給油開始位置(周方向位置θ=θ)より、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成された部分を有している。なお、後述の図6では、直線的に増加するように形成された場合を示しているが、これに限られず、曲線的に増加するように形成されてもよい。このように構成された本実施形態の作用効果を、従来技術と比較しながら説明する。
図5は、従来技術におけるジャーナルパッド102の摺動面114上の油流れを示す摺動面展開図である。図6は、本実施形態におけるジャーナルパッド2の摺動面14上の油流れを示す摺動面展開図である。図7は、従来技術及び本実施形態におけるパッドの摺動面の側縁からの油漏洩量を表す図である。
従来技術のジャーナルパッド102の摺動面114は、給油孔105が形成された周方向位置の部分を除外すれば、前縁から後縁まで、軸方向幅が一定(例えばW2)となるように形成されている。言い方を変えれば、ジャーナルパッド102の摺動面114は、給油孔105から摺動面114に給油する給油開始位置より周方向下流側の後縁まで、軸方向幅が一定となるように形成されている。そして、給油孔105からパッド102の摺動面114に供給された潤滑油の一部は、図5中矢印F1で示すように、摺動面114の後縁に向かって流れるものの、残りの潤滑油は、図5中矢印F2で示すように、摺動面114の側縁に向かって流れて漏洩する。詳しく説明すると、上述の図3で示したように油膜の厚さが周方向下流側に向かうに従って減少するため、油膜の断面積も周方向下流側に向かうに従って減少する。そして、油膜の断面積が減少するぶん、パッド102の摺動面114の側縁から油が漏洩する。したがって、図7で示すようにパッド102の摺動面114の側縁からの油漏洩量が少なからず、この油漏洩量を考慮してパッド102の摺動面114への給油量を多めにしなければならない。
これに対し、本実施形態のジャーナルパッド2の摺動面14は、給油孔5が形成された周方向位置の部分を除外すれば、前縁から後縁まで、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成されている。言い換えれば、ジャーナルパッド2の摺動面14は、給油孔5から摺動面14に給油する給油開始位置より、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成された部分を有している。これにより、油膜の断面積は、周方向下流側に向かうに従って減少しないか、若しくはその減少を抑制することができる。したがって、パッド2の摺動面14の側縁からの油漏洩量を低減できる。すなわち、給油孔5からパッド2の摺動面14に供給された潤滑油の大部分は、図6中矢印F1で示すように、摺動面14の後縁に向かって流れる。したがって、所望の油膜圧力を得ながら、パッド2の摺動面14への給油量を低減できる。
また、従来技術のジャーナルパッド102の摺動面114は、前縁の軸方向幅と後縁の軸方向幅が同じである。そのため、一方のジャーナルパッド102の摺動面114の後縁から流出した高温の潤滑油(図5中矢印F3参照)のうち、他方のジャーナルパッド102の摺動面114の前縁に流入する潤滑油(図5中矢印F4参照)の割合が比較的多い。そのため、パッド102の摺動面114の温度が上昇しやすく、給油孔105から摺動面114への給油量を多めにしなければならない。
これに対し、本実施形態のジャーナルパッド2の摺動面14は、前縁の軸方向幅W1が後縁の軸方向幅W2より小さい。そのため、一方のジャーナルパッド2の摺動面14の後縁から流出した高温の潤滑油(図6中矢印F3参照)のうち、他方のジャーナルパッド2の摺動面14の前縁に流入する潤滑油(図6矢印F4参照)の割合が比較的少ない。したがって、パッド2の摺動面14の温度上昇を抑制でき、給油孔5から摺動面14への給油量を低減できる。
なお、上記第1の実施形態において、ジャーナルパッド2の摺動面14は、給油孔5が形成された周方向位置の部分を除外すれば、前縁から後縁まで、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成された場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、ジャーナルパッドの摺動面は、給油孔から摺動面に給油する給油開始位置(周方向位置θ=θ)より、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成された部分を有していればよい。そのため、例えば、給油孔が形成された周方向位置の部分を除外したとしても、前縁から給油開始位置まで、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加していなくともよい。また、例えば、給油開始位置から油膜の厚さが最小値に達する位置(周方向位置θ=θ)まで、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成されてもよい(言い換えれば、油膜の厚さが最小値に達する位置から後縁まで、軸方向幅が増加していなくともよい)。また、油漏洩量の低減効果が小さくなるものの、油膜の厚さが最小値に達する位置よりも周方向上流側の位置(但し、好ましくは、前縁と後縁の中間よりも周方向下流側の位置)で、軸方向幅が最大となるように形成されてもよい。これらの変形例でも、従来技術と比べ、パッドの摺動面の側縁からの油漏洩量を低減でき、パッドの摺動面への給油量を低減できる。
また、上記第1の実施形態において、ジャーナルパッド2は、周方向上流側の前端から周方向下流側の後端まで、全体の軸方向幅が周方向下流側に向かうに従って増加するように構成された場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、例えば図8で示すように、ジャーナルパッド2Aの摺動面14の軸方向両外側に段差面16(詳細には、摺動面14より凹み、回転軸1の外周面との間で油膜を形成しない段差面16)が形成されてもよい。そして、ジャーナルパッド2Aは、周方向上流側の前端から周方向下流側の後端まで、摺動面14及び段差面16を含む全体の軸方向幅が一定(W2)となるように構成されてもよい。このような変形例においても、パッド2Aの摺動面14の側縁からの油漏洩量を低減でき、パッド2Aの摺動面14への給油量を低減できる。また、本変形例では、上記第1の実施形態と比べ、パッド2Aの側面と壁面との隙間が小さくなるので、パッド2Aが軸方向に可動し難く、パッド2Aの取付性が良くなる。
また、上記第1の実施形態においては、全てのジャーナルパッド2に給油孔5が形成され、これら給油孔5を介してジャーナルパッド2の摺動面14に潤滑油を供給する構成を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば水平方向の回転軸1を支持するティルティングパッド軸受であれば、回転軸1の下側に位置するジャーナルパッド2のみに給油孔5を形成し、この給油孔5を介してジャーナルパッド2の摺動面に潤滑油を供給する構成であってもよい。この場合、回転軸1の下側に位置するジャーナルパッド2の摺動面のみ、本発明の特徴を採用してもよい。このような変形例においても、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記第1の実施形態においては、ジャーナルパッド2に形成された給油孔5を介して、ジャーナルパッド2の摺動面14に潤滑油を供給する構成に適用した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば隣り合うジャーナルパッド2Bの間に設けられた給油ノズル17(図9参照)を介して、ジャーナルパッド2Bの摺動面14に潤滑油を供給する構成に適用してもよい。この場合、給油ノズル17から摺動面14に給油する給油開始位置は、摺動面14の前縁となる。そのため、ジャーナルパッド2Bの摺動面14は、前縁より、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成された部分を有すればよい。具体例の一つとして、図9で示すジャーナルパッド2Bの摺動面14は、前縁から後縁まで、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成されている。なお、給油ノズル17の噴出口18は、ジャーナルパッド2Bの前縁の軸方向幅に対応して配置される。このような変形例においても、パッド2Bの摺動面14の側縁からの油漏洩量を低減でき、パッド2Bの摺動面14への給油量を低減できる。また、本変形例では、給油孔5が形成されないぶん、摺動面14の面積を増加させることができ、安定性を高めることができる。
本発明の第2の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図10は、本実施形態におけるティルティングパッド軸受の構造を表す軸方向断面図であり、図11は、図10中断面XI−XIにおける周方向断面図である。なお、図11においては、回転軸1の回転方向(矢印B)を示すものの、回転軸1の図示を省略している。
本実施形態のティルティングパッド軸受は、回転軸1の軸方向荷重を支持するスラスト軸受である。このティルティングパッド軸受は、回転軸1のランナ部19に対向するように回転軸1の周方向に配置された複数のスラストパッド20と、複数のピボット21を介して複数のスラストパッド20を傾動可能に支持する軸受ハウジング22とを備えている。
各スラストパッド20の前端部(言い換えれば、周方向上流側の端部)には、軸方向に貫通する給油孔23が形成されている。そして、スラストパッド20の給油孔23を介してスラストパッド20の摺動面24に潤滑油が供給されるようになっている。
回転軸1のランナ部19とスラストパッド20の摺動面24の間に供給された潤滑油は、回転軸1に連れ回り、油膜を形成する。この油膜の圧力によって回転軸1を支持するようになっている。このとき、油膜の圧力分布に応じてスラストパッド20が傾くことから、回転軸1のランナ部19とスラストパッド20の摺動面24の間に形成された油膜の厚さは、周方向下流側(すなわち、図中矢印Bで示す回転軸1の回転方向)に向かうに従って減少する。詳細には、図示しないが、スラストパッド20の摺動面24の前縁で油膜の厚さが最大値となり、周方向下流側に向かうに従って油膜の厚さが減少し、周方向位置θ=θで油膜の厚さが最小値に達する。さらに、摺動面24の後縁に向かうに従って油膜の厚さが若干増加する。
ここで、本実施形態のスラストパッド20の摺動面24は、図11で示すように、前縁の径方向幅がW3であり、後縁の径方向幅がそれより大きいW4である。(すなわち、W4>W3)。そして、給油孔23が形成された周方向位置の部分を除外すれば、前縁から後縁まで、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成されている。言い換えれば、スラストパッド20の摺動面24は、給油孔23から摺動面24に給油する給油開始位置(周方向位置θ=θ)より、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成された部分を有している。このように構成された本実施形態の作用効果を、従来技術と比較しながら説明する。
図12は、従来技術におけるスラストパッド120の摺動面124上の油流れを示す図である。図13は、本実施形態におけるスラストパッド20の摺動面24上の油流れを示す図である。
従来技術のスラストパッド120の摺動面124は、給油孔123が形成された周方向位置の部分を除外すれば、前縁から後縁まで、径方向幅が一定(例えばW4)となるように形成されている。言い換えれば、ジャーナルパッド120の摺動面124は、給油孔123から摺動面124に給油する給油開始位置より周方向下流側の後縁まで、径方向幅が一定となるように形成されている。そして、給油孔123からパッド120の摺動面124に供給された潤滑油の一部は、図12中矢印F5で示すように、摺動面124の後縁に向かって流れるものの、残りの潤滑油は、図12中矢印F6で示すように、摺動面124の側縁に向かって流れて漏洩する。詳しく説明すると、上述したように油膜の厚さが周方向下流側に向かうに従って減少するため、油膜の断面積も周方向下流側に向かうに従って減少する。そして、油膜の断面積が減少するぶん、パッド120の摺動面124の側縁から油が漏洩する。したがって、パッド120の摺動面124の側縁からの油漏洩量が少なからず、この油漏洩量を考慮してパッド120の摺動面124への給油量を多めにしなければならない。
これに対し、本実施形態のスラストパッド20の摺動面24は、給油孔23が形成された周方向位置の部分を除外すれば、前縁から後縁まで、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成されている。言い換えれば、スラストパッド20の摺動面24は、給油孔23から摺動面24に給油する給油開始位置より、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成された部分を有している。これにより、油膜の断面積は、周方向下流側に向かうに従って減少しないか、若しくはその減少を抑制することができる。したがって、パッド20の摺動面24の側縁からの油漏洩量を低減できる。すなわち、給油孔23からパッド20の摺動面24に供給された潤滑油の大部分は、図13中矢印F5で示すように、摺動面24の後縁に向かって流れる。したがって、所望の油膜圧力を得ながら、パッド20の摺動面24への給油量を低減できる。
また、従来技術のジャーナルパッド120の摺動面124は、前縁の径方向幅と後縁の径方向幅が同じである。そのため、一方のジャーナルパッド120の摺動面124の後縁から流出した高温の潤滑油のうち、他方のジャーナルパッド120の摺動面124の前縁に流入する潤滑油(図12中矢印F7参照)の割合が比較的多い。そのため、パッド120の摺動面124の温度が上昇しやすく、給油孔123から摺動面124への給油量を多めにしなければならない。
これに対し、本実施形態のスラストパッド20の摺動面24は、前縁の径方向幅W3が後縁の径方向幅W4より小さい。特に、摺動面24の前縁部の径方向外側が減じられている。そのため、一方のスラストパッド20の摺動面24の後縁から流出した高温の潤滑油のうち、他方のスラストパッド20の摺動面24の前縁に流入する潤滑油(図13矢印F7参照)の割合が比較的少ない。したがって、パッド20の摺動面24の温度上昇を抑制でき、給油孔23から摺動面24への給油量を低減できる。
なお、上記第2の実施形態において、スラストパッド20の摺動面24は、給油孔23が形成された周方向位置の部分を除外すれば、前縁から後縁まで、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成された場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、スラストパッドの摺動面は、給油孔から摺動面に給油する給油開始位置(周方向位置θ=θ)より、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成された部分を有していればよい。そのため、例えば、給油孔が形成された周方向位置の部分を除外したとしても、前縁から給油開始位置まで、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加していなくともよい。また、例えば、給油開始位置から油膜の厚さが最小値に達する位置(周方向位置θ=θ)まで、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成されてもよい(言い換えれば、油膜の厚さが最小値に達する位置から後縁まで、径方向幅が増加していなくともよい)。また、油漏洩量の低減効果が小さくなるものの、油膜の厚さが最小値に達する位置よりも周方向上流側の位置(但し、好ましくは、前縁と後縁の中間よりも周方向下流側の位置)で、径方向幅が最大となるように形成されてもよい。これらの変形例でも、従来技術と比べ、パッドの摺動面の側縁からの油漏洩量を低減でき、パッドの摺動面への給油量を低減できる。
また、上記第2の実施形態において、スラストパッド20は、周方向上流側の前端から周方向下流側の後端まで、全体の径方向幅が周方向下流側に向かうに従って増加するように構成された場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、例えば図14で示すように、スラストパッド20Aの摺動面24の径方向外側に段差面25(詳細には、摺動面24より凹み、回転軸1のランナ部19との間で油膜を形成しない段差面25)が形成されてもよい。そして、スラストパッド20Aは、周方向上流側の前端から周方向下流側の後端まで、摺動面24及び段差面25を含む全体の径方向幅が一定(W4)となるように構成されてもよい。このような変形例においても、パッド20Aの摺動面24の側縁からの油漏洩量を低減でき、パッド20Aの摺動面24への給油量を低減できる。また、本変形例では、上記第2の実施形態と比べ、パッド20Aの取付性が良くなる。
また、上記第2の実施形態においては、全てのスラストパッド20に給油孔23が形成され、これら給油孔23を介してスラストパッド20の摺動面24に潤滑油を供給する構成を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば水平方向の回転軸1を支持するティルティングパッド軸受であれば、回転軸1の下側に位置するスラストパッド20のみに給油孔23を形成し、この給油孔23を介してスラストパッド20の摺動面に潤滑油を供給する構成であってもよい。この場合、回転軸1の下側に位置するスラストパッド20の摺動面のみ、本発明の特徴を採用してもよい。このような変形例においても、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記第2の実施形態においては、スラストパッド20に形成された給油孔23を介してスラストパッド23の摺動面に潤滑油を供給する構成に適用した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば図15で示すように隣り合うスラストパッド20Bの間に設けられた給油ノズル26を介して、スラストパッド20Bの摺動面24に潤滑油を供給する構成に適用してもよい。この場合、給油ノズル26から摺動面24に給油する給油開始位置は、摺動面24の前縁となる。そのため、スラストパッド20Bの摺動面24は、前縁より、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成された部分を有すればよい。具体例の一つとして、図15で示すスラストパッド20Bの摺動面24は、前縁から後縁まで、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成されている。なお、給油ノズル26の噴出口は、スラストパッド20Bの前縁の軸方向幅に対応して配置される。このような変形例においても、パッド20Bの摺動面24の側縁からの油漏洩量を低減でき、パッド20Bの摺動面24への給油量を低減できる。また、本変形例では、給油孔23が形成されないぶん、摺動面24の面積を増加させることができ、安定性を高めることができる。
1 回転軸
2,2A,2B ジャーナルパッド
3 ピボット
4 軸受ハウジング
5 給油孔
14 摺動面
16 段差面
17 給油ノズル
19 ランナ部
20,20A,20B スラストパッド
21 ピボット
22 軸受ハウジング
23 給油孔
24 摺動面
25 段差面
26 給油ノズル

Claims (6)

  1. 回転軸の外周面に対向するように前記回転軸の周方向に配置された複数のジャーナルパッドと、
    複数のピボットを介して前記複数のジャーナルパッドを傾動可能に支持する軸受ハウジングとを備え、
    少なくとも一つの前記ジャーナルパッドに形成された給油孔又は少なくとも隣り合う一組の前記ジャーナルパッドの間に配置された給油ノズルを介し、前記ジャーナルパッドの摺動面に潤滑油を供給するように構成されたティルティングパッド軸受において、
    前記ジャーナルパッドの摺動面は、前記給油孔又は前記給油ノズルから前記摺動面に給油する給油開始位置より、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成された部分を有することを特徴とするティルティングパッド軸受。
  2. 請求項1記載のティルティングパッド軸受において、
    前記ジャーナルパッドは、周方向上流側の前端から周方向下流側の後端まで、前記摺動面及び段差面を含む全体の軸方向幅が一定となるように構成されたことを特徴とするティルティングパッド軸受。
  3. 請求項1記載のティルティングパッド軸受において、
    前記ジャーナルパッドの摺動面は、前記給油孔が形成された場合にはその周方向位置の部分を除外すれば、周方向上流側の前縁から周方向下流側の後縁まで、周方向下流側に向かうに従って軸方向幅が増加するように形成されたことを特徴とするティルティングパッド軸受。
  4. 回転軸のランナ部に対向するように前記回転軸の周方向に配置された複数のスラストパッドと、
    複数のピボットを介して前記複数のスラストパッドを傾動可能に支持する軸受ハウジングとを備え、
    少なくとも一つの前記スラストパッドに形成された給油孔又は少なくとも隣り合う一組の前記スラストパッドの間に配置された給油ノズルを介し、前記スラストパッドの摺動面に潤滑油を供給するように構成されたティルティングパッド軸受において、
    前記スラストパッドの摺動面は、前記給油孔又は前記給油ノズルから前記摺動面に給油する給油開始位置より、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成された部分を有することを特徴とするティルティングパッド軸受。
  5. 請求項4記載のティルティングパッド軸受において、
    前記スラストパッドは、周方向上流側の前端から周方向下流側の後端まで、前記摺動面及び段差面を含む全体の径方向幅が一定となるように構成されたことを特徴とするティルティングパッド軸受。
  6. 請求項4記載のティルティングパッド軸受において、
    前記スラストパッドの摺動面は、前記給油孔が形成された場合にはその周方向位置の部分を除外すれば、周方向上流側の前縁から周方向下流側の後縁まで、周方向下流側に向かうに従って径方向幅が増加するように形成されたことを特徴とするティルティングパッド軸受。
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