JP2015006937A - 巻芯保持具、巻芯ユニット及びフィルム状接着剤セット - Google Patents

巻芯保持具、巻芯ユニット及びフィルム状接着剤セット Download PDF

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Abstract

【課題】芯材を回転軸に装着させると共に、芯材と回転軸との間の力の伝達を確実にして、フィルム状の接着剤の繰り出しを安定的に行うことができる巻芯保持具を提供する。
【解決手段】巻芯保持具1は、巻芯内に挿入されて巻芯を保持する外周部10と、回転軸を挿通させる開口部8を有し回転軸に嵌着される回転軸挿通部9と、回転軸挿通部9から径方向外側に延在し外周部10に連結される連結部11と、を備え、開口部8の周縁には、回転軸の外周面から突出する凸部を受容する受容部13が形成されている構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、フィルム状の接着剤が巻き重ねられた筒状の巻芯を回転軸に装着するための巻芯保持具、この巻芯保持具を備えた巻芯ユニット及び異方導電材テープセットに関する。
フィルム状の接着剤として、電子部品と回路基板、回路基板同士などを接着固定する共に、両者の対向する電極同士を電気的に接続する異方導電材テープが知られている。このような異方導電材テープを対向する電極間に挟んで加熱加圧することにより、基板同士を接着して電極同士を導通させることができる。
従来、異方導電材テープは、例えば円盤状の芯材であるリールに巻回されてリール製品として提供されていた。また、中心線方向に所定の長さを有する円筒体を芯材とし、この芯材に異方導電材テープを巻き重ねることで、製品として異方導電材テープを供給することが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−59776号公報
芯材に巻き重ねられたフィルム状の接着剤を使用する場合には、芯材の開口部に繰り出し装置の回転軸を挿通させて芯材を回転軸に固定することで、フィルム状の接着剤の巻回体を回転可能に支持している。このとき、芯材と回転軸との間の結合が不十分であると、両者の間での力の伝達が不足し、例えば回転軸が空回りすることになり、フィルム状の接着剤を巻回体から安定的に引き出せなくなる。また、巻芯を回転軸にそのまま装着する構成であると、巻芯の内径のサイズ変更があった場合、そのまま従来の回転軸に装着させることができないという問題がある。
本発明は、芯材を回転軸に装着させると共に、芯材と回転軸との間の力の伝達を確実にして、フィルム状の接着剤の繰り出しを安定的に行うことができる巻芯保持具、巻芯ユニット及びフィルム状接着剤セットを提供することを目的とする。
また、本発明は、巻芯の内径のサイズ変更があっても、従来の回転軸に装着させることが可能な巻芯保持具、巻芯ユニット及びフィルム状接着剤セットを提供することを目的とする。
本発明の巻芯保持具は、フィルム状の接着剤が巻き重ねられた筒状の巻芯の端部に装着されて巻芯を回転軸に装着させるための巻芯保持具において、巻芯内に挿入されて巻芯を保持する外周部と、回転軸を挿通させる開口部を有し回転軸に嵌着される回転軸挿通部と、回転軸挿通部から径方向外側に延在し外周部に連結される連結部と、を備え、開口部の周縁には、回転軸の外周面から突出する凸部を受容する受容部が形成されていることを特徴としている。
本発明の巻芯保持具は、筒状の巻芯を回転軸に装着するため巻芯保持具であり、回転軸が挿入される開口部の周縁には、回転軸の外周面から突出する凸部を受容する受容部が形成されている。これにより、巻芯保持具の開口部に回転軸を挿通させて、開口部の周縁に形成された受容部に回転軸の凸部を挿入することができる。回転軸を軸回りに回転させると、回転軸の凸部が当接する受容部に回転力が伝達されるので、回転軸と共に巻芯を回転させてフィルム状の接着剤を安定的に繰り出すことができる。
また、巻芯保持具を介して回転軸に巻芯を装着することができるので、巻芯のサイズ変更があっても、巻芯保持具のサイズ変更を行うだけで従来の回転軸に装着させることができる。そのため、回転軸の変更などの費用負担を回避することができる。
また、受容部は、開口部の径方向外側に延びている構成でもよい。受容部が径方向外側に延びていると、回転軸の外周面から突出する凸部の張り出し長さを長くすることができるので、回転軸の凸部と受容部とが接触する領域を径方向に増やすことができる。そのため、回転軸の回転力を巻芯保持具に確実に伝達させて、フィルム状の接着剤を安定的に繰り出すことができる。
また、受容部は、開口部の中心線が延在する方向に貫通している構成でもよい。受容部が中心線の延在する方向に貫通していると、回転軸の外周面から突出する凸部を回転軸の長手方向に長くすることができるので、回転軸の凸部と受容部とが接触する領域を回転軸の長手方向に増やすことができる。そのため、回転軸の回転力を巻芯保持具に確実に伝達させて、フィルム状の接着剤を安定的に繰り出すことができる。
巻芯保持具は、開口部の径方向に対向して配置された一対の受容部を有する構成でもよい。このように、受容部が径方向の両側に配置されていると、回転軸の外周面から突出する凸部を、回転軸の径方向の両側に設けることができる。これにより、回転軸から突出する一対の凸部を、それぞれ受容部に挿入することができ、凸部に作用する力を分散させて巻芯を回転させることができる。また、凸部が複数個所に設けられていると、例えば、一つの凸部に不具合が生じても残りの凸部によって回転軸の回転力を伝達して巻芯保持具を回転させることもできる。
外周部には、径方向外側に突出する外周突起部が形成されていてもよい。このように、巻芯内に挿入されて巻芯を保持する外周部に、径方向外側に突出する外周突起部が形成されていると、外周突起部が巻芯の内周壁に引っ掛かり、巻芯保持具の回転力を巻芯に確実に伝達させて巻芯を回転させることができる。そのため、回転軸の回転力が巻芯保持具を介して巻芯に伝達されるので、フィルム状の接着剤を安定的に繰り出すことができる。
フィルム状の接着剤は、基材フィルムと、基材フィルム上に設けられた接着剤層である異方導電材層とを有する異方導電材テープでもよい。これにより、回転軸と共に巻芯を回転させて異方導電材テープを安定的に繰り出すことができる。
また、本発明の巻芯ユニットは、上記の巻芯保持具と、フィルム状の接着剤が巻き重ねられる筒状の巻芯と、を備え、巻芯保持具が巻芯の端部の開口に嵌められている。
本発明の巻芯ユニットは、巻芯保持具を備えており、この巻芯保持具の開口部の周縁には、回転軸の外周面から突出する凸部を受容する受容部が形成されている。これにより、巻芯保持具の開口部に回転軸を挿通させて、開口部の周縁に形成された受容部に回転軸の凸部を挿入することができる。回転軸を軸回りに回転させると、回転軸の凸部が当接する受容部に回転力が伝達されるので、回転軸と共に巻芯を回転させてフィルム状の接着剤を安定的に繰り出すことができる。また、巻芯ユニットは、巻芯と巻芯保持具とが一体として構成されているので、回転軸に装着する前に巻芯と巻芯保持具とを組み合わせる必要がなく取扱いが容易である。
また、本発明のフィルム状接着剤セットは、上記の巻芯ユニットと、巻芯に巻き重ねられたフィルム状の接着剤の巻回体と、を備えている。
本発明のフィルム状接着剤セットは、巻芯保持具を備えており、この巻芯保持具の開口部の周縁には、回転軸の外周面から突出する凸部を受容する受容部が形成されている。これにより、巻芯保持具の開口部に回転軸を挿通させて、開口部の周縁に形成された受容部に回転軸の凸部を挿入することができる。回転軸を軸回りに回転させると、回転軸の凸部が当接する受容部に回転力が伝達されるので、回転軸と共に巻芯を回転させてフィルム状の接着剤を安定的に繰り出すことができる。また、フィルム状接着剤セットは、巻芯と巻芯保持具とが一体として構成された巻芯ユニットを備えているので、回転軸に装着する前に巻芯と巻芯保持具とを組み合わせる必要がなく取扱いが容易である。フィルム状接着剤セットによれば、巻芯ユニットと異方導電材テープの巻回体とが一体として構成された製品として提供することができる。
本発明によれば、フィルム状の接着剤が巻き重ねられた巻芯を回転軸に装着させることができ、巻芯と回転軸との間の力の伝達を確実にして、フィルム状の接着剤の繰り出しを安定的に行うことができる巻芯保持具、巻芯ユニット及びフィルム状接着剤セットを提供することができる。
また、巻芯保持具を介して回転軸に巻芯を装着することで、巻芯のサイズ変更があっても、巻芯保持具のサイズ変更を行うだけで従来の回転軸に装着させることができる。そのため、回転軸の変更などの費用負担を回避することができる。
本発明の実施形態に係る巻芯保持具が装着された巻芯及び巻芯に巻き重ねられた異方導電材テープを示す模式的斜視図である。 巻芯保持具を介して回転軸に保持された巻芯及び異方導電材テープを示す模式的側面図である。 異方導電材テープの模式的断面図である。 巻芯保持具の模式的正面図である。 巻芯保持具の変形例を示す模式的正面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る巻芯保持具、巻芯ユニット及びフィルム状接着剤セットの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示されるように、巻芯保持具1は、異方導電材テープ(フィルム状の接着剤)2が巻き重ねられた巻芯(芯材)4を、回転軸5に固定する際に使用されるものである。巻芯4に巻き重ねられた状態の異方導電材テープ2を巻回体3と記す。回転軸5は、巻回体3から異方導電材テープ2を引き出すための繰り出し装置に設けられており、例えば駆動源である電動モータから出力された回転駆動力が伝達されて軸回りに回転する。
また、巻芯ユニット31は、巻芯4と、この巻芯4の両端部の開口4aにそれぞれ嵌められた一対の巻芯保持具1とを備えている。異方導電材テープセット(フィルム状接着剤セット)32は、巻芯ユニット31と、巻回体3とを有する。
巻芯4に巻き重ねられた状態の異方導電材テープ2を使用する場合には、巻芯4を回転軸5に固定して、回転軸5及び巻芯4を回転させながら巻回体3から異方導電材テープ2を引き出す。
図3は、異方導電材テープ2の模式的断面図である。異方導電材テープ2は、図3に示されるように、フィルム状の接着剤層(異方導電材層)6と、この接着剤層6を保持する基材フィルム7とを有する。基材フィルム7に用いることができる素材としては、ポリプロピレン(PP)、延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が挙げられる。基材フィルム7は、破断強度が80〜400MPa、且つ、破断伸度が30〜200%であることが好適である。破断強度及び破断伸度は、JIS C2318又はこれに準じる方法で測定したものである。このような破断強度及び破断伸度の基材フィルム7を用いることで、接着剤層6が基材フィルム7と共に伸びてしまうことが防止され、接合後の製品の性能安定性をより向上させることができる。
基材フィルム7の厚さは100μm以下(好ましくは75μm以下、更には50μm以下)が好ましい。基材フィルム7の厚さをこの範囲にすることで、異方導電材テープ2の厚さを薄くすることができ、巻芯4に巻回できる異方導電材テープ2の長さを増大させることができ、生産性を向上させることができる。なお、基材フィルム4の厚さの下限としては10μm程度である。
基材フィルム7の幅は、接着剤層6の幅と同じであるか、接着剤層6の幅よりも大きいことが好ましい。具体的には、接着剤層6の幅は、0.5〜5mmが好ましいため、これと同等か50%程広い幅、すなわち、0.5〜7.5mm程度の幅が好ましい。基材フィルム7の幅が、接着剤層6より広いときは、接着剤層6は、基材フィルム7の幅方向の中央に配置させるのがよい。
基材フィルム7はその表面が離型処理されたものであってもよい。ここで「離型処理」とは、基材フィルムの表面を低表面エネルギーにして、材料の密着性を低下させる処理をいう。離型処理としては、シリコーン又はフッ素化合物で表面処理する方法が典型的である。基材フィルム7の両面が離型処理されていることが好ましい。このように離型処理されていることにより、接着剤層6を電子基板等に接着させるときに容易に基材フィルム7から剥離できるようになる。
接着剤層6としては、電極間の導通を得るための導電粒子が樹脂に混合されたものが典型的であり、樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂の混合系並びに光硬化性樹脂を用いることができる(例えば、特開昭55−104007号公報参照)。なお導電粒子を含まず、樹脂のみからなるものであってもよい(例えば、特開昭60−262430号公報参照)。
熱可塑性樹脂としては、スチレン樹脂系、ポリエステル樹脂系があり、また熱硬化性樹脂系としてはエポキシ樹脂系、シリコーン樹脂系、アクリル樹脂系等が知られている。熱可塑性樹脂系、熱硬化性樹脂系共に接続するために、通常、加熱加圧を必要とする。熱可塑性樹脂系では樹脂を流動させ被着体との密着力を得るため、また熱硬化性樹脂系では更に樹脂の硬化反応を行うためである。また、光硬化樹脂系は低温度で接続が求められる用途に有用である。
接着剤層6の厚さには特に制限はなく、適用する用途に合わせて適宜決定できる。接着剤層6の厚さは、例えば、1〜100μm(好ましくは5〜100μm、更には10〜40μm)とすることができる。
巻芯4は、図1及び図2に示されるように、軸線方向に所定の長さを有する円筒体である。巻芯4の外径は、例えば90mmであり、好ましくは60〜120mmであり、巻芯4の内径は、例えば76mmである。巻芯4の軸線方向の長さは、例えば50〜150mmである。
異方導電材テープ2は、巻芯4の外周面に沿って巻き付けられ、巻芯4の軸線方向の所定の長さの領域に複数列、巻かれた後、径方向の外側へ順次巻き重ねられ、複数回巻かれている。巻芯4に巻き重ねられた異方導電材テープ2の全長は、例えば3000mである。このときの巻回体3の軸線方向の幅は、例えば、20mmであり、巻回体3の外径は、例えば、150mmである。また、巻回体3は、巻芯4の軸線方向の中央の領域に配置されている。
図4は、巻芯保持具1の模式的正面図である。巻芯保持具1は、巻芯4の軸線方向の両端部に装着されて使用される。なお、巻芯保持具1の正面は、巻芯4に嵌められた状態で、巻芯4の軸線方向において外方を向く面とする。巻芯保持具1の中央には、回転軸5を挿通させる開口部8が形成されている。巻芯保持具1は、開口部8を有し回転軸5に嵌着されるハブ(回転軸挿通部)9と、巻芯4内に挿入されて巻芯4を保持する外周壁(外周部)10と、ハブ9から径方向外側に延び外周壁10に連結される連結部11とを備えている。
ハブ9の開口部8の周縁には、回転軸5の外周面から突出する凸部(不図示)を受容する受容部(切欠き部)13が形成されている。受容部13は、開口部8の径方向外側に延び、径方向において外周壁10の内面側まで形成されている。受容部13は、開口部8の軸線方向に貫通している。受容部13は、正面側から見て径方向に延在する一対の壁体14を有し、この一対の壁体14は、径方向においてハブ9から外周壁10まで連続している。そして、一対の壁体14及びこの壁体14間の外周壁10によって囲まれた領域に回転軸5の凸部が収容される。受容部13の一対の壁体14間の距離は、例えば6mmであり、一対の壁体14の径方向の長さは、例えば14.5mmである。受容部13の大きさは、回転軸5の凸部の形状に対応している。受容部13に収容された回転軸5の凸部は、一対の壁体14に当接した状態となる。なお、受容部13は、径方向において外周壁10まで達していないものでもよい。回転軸5の凸部は、回転軸の軸線方向において、巻芯保持具1の外側へ張出すものでもよい。
外周壁10は、巻芯保持具1の外周縁に沿って周方向に連続している。また、外周壁10は、開口部8の軸線方向において所定の長さを有する。外周壁10の外面(径方向外側に向く面)は、巻芯4の内周面に当接する面である。外周壁10の外面には、径方向外側に突出する突起部(外周突起部)15が形成されている。この突起部15が、巻芯4の内周面に突き当てられて、巻芯保持具1が巻芯4に引っ掛かることで、巻芯保持具1の回転力が巻芯4に伝達される。突起部15の周方向における位置は、受容部13の周方向における位置と同じであってもよく、異なっていてもよい。
連結部11は、背面側でハブ9と外周壁10とを連結する板状部16と、板状部16の正面側に形成されたリブ17,18とを有する。板状部16の厚さ方向は、開口部8の軸線方向に沿うように配置されている。板状部16は、径方向においてハブ9と外周壁10との間を覆うように配置されている。なお、受容部13が形成されている領域には、板状部16は形成されていない。また、板状部16において、開口部8の軸線方向に貫通する切欠きが形成されていてもよい。このような切欠きを設けることで、材料の削減及び軽量化を図ることができる。
リブ17,18は、例えば、板状部16から正面側へ突出すると共に、ハブ9から径方向外側へ放射状に延びている。リブ18は、径方向において受容部13に対して開口部8を挟んで反対側に配置されている。また、リブ17は、周方向において、リブ17と受容部13の一対の壁体14との間に配置されている。リブ18は、径方向においてハブ9と外周壁10と連結している。リブ17は、径方向において外周壁10と連結されていないが、外周壁10と連結されていてもよい。
次に、巻芯保持具1の作用について説明する。
巻芯保持具1は、巻芯4の長手方向の両端部に嵌められ、巻芯4の内周面と巻芯保持具1の外周壁10とが当接した状態で使用される。このとき、巻芯保持具1の突起部15は、巻芯4の内周面に突き当てられた状態であり、巻芯保持具1と巻芯4との結合を強固なものとしている。
巻芯保持具1が巻芯4に装着された状態において、回転軸5を巻芯4の開口部8に挿通させる。回転軸5は、軸線方向において巻芯4を貫通し、巻芯4の両端部に装着された一対の巻芯保持具1の開口部8に挿通されている。巻芯保持具1のハブ9は回転軸5に嵌められた状態となり、このとき、回転軸5の外周面から突出する凸部は、巻芯保持具1の受容部13に収容された状態となる。回転軸5の凸部は、一対の壁体14に挟まれ、周方向に隣接する壁体14と当接した状態となる。
これにより、巻芯保持具1を介して、巻芯4を回転軸5に装着することができ、巻回体3は回転軸5と共に回転可能に支持された状態となる。そして、回転軸5を軸回りに回転させることで巻回体3を回転させて、異方導電材テープ2を巻回体3から引き出して使用することができる。
このような巻芯保持具1では、回転軸5が挿入される開口部8の周縁に、回転軸5の凸部を受容する受容部13が形成されているので、受容部13に回転軸の凸部を挿入して回転軸5の回転力を巻芯保持具1に伝達することができる。巻芯保持具1は、巻芯4を回転軸5に装着させると共に、巻芯4と回転軸5との間の周方向の力の伝達を確実にして、巻回体3を回転させて巻回体3からの異方導電材テープ2の引出しを安定的に行うことができる。
また、受容部13は、径方向においてハブ9から外周壁10の内側まで達するように形成されているので、回転軸5の凸部の張り出し長さを長くすることができる。これにより、回転軸5の凸部と一対の壁体14とが接触する領域を径方向に増やすことができる。そのため、回転軸5の回転力を巻芯保持具1に確実に伝達することができ、異方導電材テープ2をより安定的に引き出すことができる。
また、受容部13は、巻芯保持具1の正面側から背面側へ貫通するように形成されているので、回転軸5の凸部を回転軸5の軸線方向に長くすることができるので、回転軸5の凸部と受容部13とが接触する領域を増やすことができる。そのため、回転軸5の回転力を巻芯保持具1に伝達させて、異方導電材テープ2を安定的に引き出すことができる。
また、巻芯保持具1を介して回転軸5に巻芯4を装着することができるので、巻芯4のサイズ変更があっても、巻芯保持具1のサイズ変更を行うだけで従来の回転軸5に装着させることができる。そのため、繰り出し装置の回転軸5の変更などの費用負担を回避することができる。
また、異方導電材テープセット32は、巻芯4に巻芯保持具1が嵌められて一体として構成された巻芯ユニット31を備えているので、回転軸5に装着する前に巻芯4と巻芯保持具1とを組み合わせる必要がなく取扱いが容易である。また、異方導電材テープセット32によれば、巻芯ユニット31と巻回体3とが一体として構成された製品として提供することができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、下記のような種々の変形が可能である。
上記の実施形態では、一つの受容部13を備える巻芯保持具1について説明しているが、受容部13は複数形成されていてもよい。図5は、変形例に係る巻芯保持具21を示す模式的正面図である。図5に示されるように、巻芯保持具21は、開口部8を挟んで径方向に対向して配置された一対の受容部13を備えている。また、巻芯保持具21の開口部8の内径は、巻芯保持具1の開口部8の内径よりも大きいものである。
また、上記実施形態の巻芯保持具1では、連結部11がリブ17,18を備えているが、図5に示されるように、リブ17,18を備えていない連結部22でもよい。連結部22は、正面側から見て円弧状を成すように形成され、巻芯保持具21の回転軸挿通部23と外周壁10とを径方向において連結している。
また、上記実施形態では、接着剤層6及び基材フィルム7を有する異方導電材テープ2を巻芯4に巻き付けているが、巻芯4に巻き付けられる異方導電材テープ2は、2層構造ものものに限定されず、3層以上の構造の異方導電材テープでもよい。例えば、複数の基材フィルムを備える異方導電材テープでもよい。
また、上記実施形態では、フィルム状の接着剤として異方導電性を有する異方導電材テープ2を例示しているが、フィルム状の接着剤は異方導電材テープに限定されず、等方導電材テープ、絶縁材テープ等のその他のフィルム状の接着剤を巻芯に巻き重ねてもよい。等方導電材テープは、等方導電性を有する接着剤層を備え、この接着剤層に含まれる導電粒子の含有量は、異方導電材テープの接着剤層よりも多くなっている。また、絶縁材テープは、導電粒子を含有せず電気絶縁性を有する接着剤層を備えている。
また、フィルム状の接着剤は、帯状の接着剤テープに限定されず、フィルム状を成し所定の幅を有するものでもよく、その他の形状のものでもよい。また、フィルム状の接着剤は、基材フィルムを備えておらず接着剤層のみからなるものでもよい。
また、上記実施形態では、回転軸5の凸部を収容する受容部が、巻芯保持具1の正面から背面へ貫通する構成となっているが、受容部は、回転軸5の凸部を収容可能であればよく、貫通していないものでもよい。例えば、背面側が連結部11の板状部16に覆われている構成でもよく、この場合には、回転軸5の凸部と板状部16とが当接することで、回転軸5の軸線方向における巻芯保持具1の位置を規制することができる。
また、上記実施形態では、外周壁10の外面に外周突起部15が形成されているが、複数の外周突起部15を備える巻芯保持具でもよく、外周突起部15を備えていない巻芯保持具でもよい。
また、巻芯ユニット及びフィルム状接着剤セットは、図5に示された巻芯保持具21を備えるものでもよく、その他の形状の巻芯保持具を備えるものでもよい。
1,21…巻芯保持具、2…異方導電材テープ(フィルム状の接着剤)、3…巻回体、4…巻芯、4a…巻芯の開口、5…回転軸、6…接着剤層、7…基材フィルム、8…開口部、9…ハブ(回転軸挿通部)、10…外周壁(外周部)、11,22…連結部、13…受容部、15…突起部(外周突起部)、31…巻芯ユニット、32…異方導電材テープセット(フィルム状接着剤セット)。

Claims (8)

  1. フィルム状の接着剤が巻き重ねられた筒状の巻芯の端部に装着されて前記巻芯を回転軸に装着させるための巻芯保持具において、
    前記巻芯内に挿入されて前記巻芯を保持する外周部と、
    前記回転軸を挿通させる開口部を有し前記回転軸に嵌着される回転軸挿通部と、
    前記回転軸挿通部から径方向外側に延在し前記外周部に連結される連結部と、を備え、
    前記開口部の周縁には、前記回転軸の外周面から突出する凸部を受容する受容部が形成されていることを特徴とする巻芯保持具。
  2. 前記受容部は、前記開口部の径方向外側に延びていることを特徴とする請求項1に記載の巻芯保持具。
  3. 前記受容部は、前記開口部の中心線が延在する方向に貫通していることを特徴とする請求項1又は2に記載の巻芯保持具。
  4. 前記開口部の径方向に対向して配置された一対の前記受容部を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の巻芯保持具。
  5. 前記外周部には、径方向外側に突出する外周突起部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の巻芯保持具。
  6. 前記フィルム状の接着剤は、基材フィルムと、前記基材フィルム上に設けられた接着剤層である異方導電材層とを有する異方導電材テープであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の巻芯保持具。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の巻芯保持具と、
    フィルム状の接着剤が巻き重ねられる筒状の巻芯と、を備え、
    前記巻芯保持具が前記巻芯の端部の開口に嵌められている巻芯ユニット。
  8. 請求項7に記載の巻芯ユニットと、
    前記巻芯に巻き重ねられた前記フィルム状の接着剤の巻回体と、を備えるフィルム状接着剤セット。
JP2013132675A 2013-06-25 2013-06-25 巻芯保持具、巻芯ユニット及びフィルム状接着剤セット Active JP6286893B2 (ja)

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