JP2015004734A - 画像表示装置および画像表示プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】経時変化したガンマ特性に対する補正誤差が表示素子ごとに異なることによる画質への影響を低減する。
【解決手段】画像表示装置は、光センサ309を用いて複数の表示素子307において累積表示時間の増加に伴い経時変化したガンマ特性を測定する手段405と、測定結果から表示素子ごとに得られたガンマ特性の経時変化量のそれぞれに対応する個別補正量を用いて、各表示素子のガンマ特性を補正する第1の補正処理を行う手段405とを有する。第1の補正処理は累積表示時間が所定時間に達した後に行う。累積表示時間が該所定時間に達する前は、第1の表示素子における第1の経時変化量に対応する第1の補正量を用いて第1の表示素子のガンマ特性を補正し、第1の経時変化量を用いて得られた第2の補正量を用いて第2の表示素子のガンマ特性を補正する第2の補正処理を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶表示素子等の複数の表示素子を用いてカラー画像を表示する画像表示装置に関する。
上記のような画像表示装置では、長期間の使用に伴い、表示素子の入力階調−表示輝度特性(以下、ガンマ特性という)に経時変化が生じる傾向がある。例えば、液晶表示素子を用いた液晶プロジェクタでは、液晶層に光源からの強い光が照射されたり該光の照射によって熱が発生したり、さらには外部から水分が侵入したりすることで、液晶表示素子のガンマ特性が変動する。そして、このような表示素子のガンマ特性の経時変化により、表示画像の色味であるモニターガンマ値が所定の標準値(sRGB規格ではγ=2.2)から乖離し、画質が低下する。
図13には、ガンマ特性の経時変化の例を示している。101は画像表示装置の生産工程でのガンマ調整によってγ=2.2に設定されたガンマ特性である。これに対して、102は経時変化によって中間調が明るくなったガンマ特性である。
一方、いわゆる3板式液晶プロジェクタのような複数の液晶表示素子によってそれぞれ異なる色光を変調してカラー画像を表示する場合には、液晶表示素子間のガンマ特性の経時変化量の差異によって、無彩色が色味を帯びるという画質低下が発生する。
特許文献1には、光センサによる検出結果に応じて表示画像の色味の変化を補正する(色ごとの光源の光量を制御する)画像表示装置が開示されている。また、特許文献2には、液晶表示素子のガンマ特性を装置側メモリに記憶しておき、液晶表示素子の交換時に装置側メモリに記憶されたガンマ特性と交換された液晶表示素子側のメモリに格納されたガンマ特性との差分を算出する画像表示装置が開示されている。この画像表示装置では、該差分に応じて、交換後の液晶表示素子を駆動するためのガンマ変換データ(ガンマ変換テーブル)を補正する。
そして、このような先行技術から、複数の液晶表示素子のガンマ特性の経時変化を液晶表示素子ごとに補正するため、以下のような方法が一般には考えられる。光センサを用いて各液晶表示素子の経時変化後のガンマ特性を測定し、該測定されたガンマ特性と使用開始前にメモリに記憶した初期ガンマ特性との差分(経時変化量)を求める。そして、該経時変化量を相殺可能な補正量を用いてガンマ特性(またはガンマ変換データ)を補正する。
特開2007−122014号公報 特開2011−081310号公報
しかしながら、単に液晶表示素子ごとにガンマ特性を測定し、初期ガンマ特性からの経時変化量を補正すると、光センサの測定誤差に起因して、経時変化量に対する補正誤差(表示輝度の理想的なガンマカーブに対する差異)が色によって異なってしまう場合がある。この場合、表示されるカラー画像の色相が補正誤差に応じてシフトする。1つの液晶表示素子の補正誤差としてはわずかなものであっても、色味のシフトとしては目立ちやすく、例えば、無彩色画像を表示する際に、3原色の表示輝度の差異によって色味を帯びる場合がある。
本発明は、経時変化したガンマ特性に対する補正誤差が表示素子ごとに異なることによる画質への影響を低減することができるようにした画像表示装置および画像表示制御プログラムを提供する。
本発明の一側面としての画像表示装置は、互いに異なる色域の光である複数の色光を合成して画像を表示する。該画像表示装置は、複数の色光がそれぞれ入射し、それぞれのガンマ特性に応じて入力階調に対して表示輝度を変化させる複数の表示素子と、複数の表示素子から射出された複数の色光を受光する光センサと、該光センサからの出力を用いて、各表示素子において該装置の累積表示時間の増加に伴い経時変化したガンマ特性の測定を行う測定手段と、該測定の結果から表示素子ごとに得られたガンマ特性の経時変化量のそれぞれに対応する個別補正量を用いて、複数の表示素子のそれぞれのガンマ特性を補正する第1の補正処理を行うガンマ補正手段とを有する。ガンマ補正手段は、累積表示時間をカウントする時間カウンタを有しており、第1の補正処理を、累積表示時間が所定時間に達した後に行う。そして、ガンマ補正手段は、累積表示時間が該所定時間に達する前は、複数の表示素子のうち第1の表示素子については測定の結果から得られた該第1の表示素子における経時変化量である第1の経時変化量に対応する第1の補正量を用いてガンマ特性を補正し、第1の表示素子とは異なる少なくとも1つの第2の表示素子については第1の経時変化量を用いて得られた第2の補正量を用いてガンマ特性を補正する第2の補正処理を行うことを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての画像表示プログラムは、互いに異なる色域の光である複数の色光を合成して画像を表示する画像表示装置であって、複数の色光がそれぞれ入射し、それぞれのガンマ特性に応じて入力階調に対して表示輝度を変化させる複数の表示素子と、複数の表示素子から射出された複数の色光を受光する光センサと、該光センサからの出力を用いて、各表示素子において該装置の累積表示時間の増加に伴い経時変化したガンマ特性の測定を行う測定手段と、該測定の結果から表示素子ごとに得られたガンマ特性の経時変化量のそれぞれに対応する個別補正量を用いて、複数の表示素子のそれぞれに対するガンマ特性を補正する第1の補正処理を行うコンピュータとを有する画像表示装置に適用される。コンピュータプログラムである該画像表示プログラムは、コンピュータに、累積表示時間をカウントさせ、第1の補正処理を、累積表示時間が所定時間に達した後に行わせる。さらに、コンピュータに、累積表示時間が所定時間に達する前は、複数の表示素子のうち第1の表示素子については測定の結果から得られた該第1の表示素子における経時変化量である第1の経時変化量に対応する第1の補正量を用いてガンマ特性を補正し、第1の表示素子とは異なる少なくとも1つの第2の表示素子については第1の経時変化量を用いて取得した第2の補正量を用いてガンマ特性を補正する第2の補正処理を行わせることを特徴とする。
本発明によれば、複数の表示素子を用いて画像を表示する画像表示装置において、経時変化したガンマ特性に対する補正誤差が表示素子ごと(つまりは色ごと)に異なることによる画質への影響を低減し、良好な画質の画像を表示することができる。
本発明の実施例1である液晶プロジェクタの使用例を示す図。 実施例1の液晶プロジェクタの光学系の構成を示す図。 実施例1の液晶プロジェクタの信号処理回路の構成を示す図。 実施例1の液晶プロジェクタにおける液晶表示素子の階調特性とガンマ変換テーブルを示す図。 実施例1の液晶プロジェクタの生産時のガンマ調整工程を示すフローチャート。 実施例1の液晶プロジェクタの光センサ計測工程を示すフローチャート。 実施例1における測定輝度とガンマ変換テーブル補正量との関係を示す図。 実施例1における経時変化後のガンマ変換テーブル補正処理を示すフローチャート。 実施例1における使用時間5000時間未満でのガンマ変換テーブル補正量算出手順を示すフローチャート。 実施例1における使用時間5000時間経過後でのガンマ変換テーブル補正量算出手順を示すフローチャート。 本発明の実施例2における経時変化後のガンマ変換テーブル補正処理を示すフローチャート。 実施例2における使用時間5000時間未満でのガンマ変換テーブル補正量算出手順を示すフローチャート。 液晶表示素子のガンマ特性の経時変化の例を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
実施例において、表示素子のガンマ特性とは、表示素子の駆動系に入力される画像信号の階調である入力階調(後述するガンマ変換テーブルによる変換前の階調)に対する表示素子の表示輝度(出力階調)の特性を意味する。例えば、液晶表示素子は一般に、S字カーブを描くVT(印加電圧−透過率)特性を有する。このため、所定のガンマ値(例えばγ=2.2)を有する入力階調−表示輝度特性を得るために、入力階調をガンマ変換データ(ガンマ変換テーブル)により変換(調整)した上でその変換後の階調に応じた駆動電圧を表示素子に印加する。先に説明した表示素子の経時変化によって、実際にはVT特性が変化するが、ガンマ変換データが同じであれば、結果的に入力階調−表示輝度特性も変化する。本実施例では、このVT特性の経時変化に起因する入力階調−表示輝度特性の変化を、表示素子のガンマ特性の経時変化と称する。また、VT特性が変化した場合にガンマ変換データをその変化を相殺するように補正することで、ガンマ特性の変化を補正できる。本実施例では、このガンマ変換データの補正をガンマ特性の補正と称する。
本発明の発明者は、画像表示装置に用いられる複数の表示素子(特に液晶表示素子)のガンマ特性が、該装置が画像表示動作を行った累積時間である累積表示時間(以下、使用時間という)の増加とともに変化する際に、以下の変化特性を示すことを見いだした。基本的には、使用時間の増加に伴って表示素子ごとのガンマ特性の変化量が増加し、かつ表示素子間でのガンマ特性の変化量の差も増加する。つまり、複数の表示素子は、使用時間の増加に伴うガンマ特性の経時変化が互いに異なる。ただし、使用時間が少ない初期段階では、複数の表示素子のガンマ特性の変化量はほぼ同じである。
本実施例は、このようなガンマ特性の経時変化特性に注目したガンマ特性の補正を行う。具体的には、光センサからの出力を用いて、各表示素子において使用示時間の増加に伴い経時変化したガンマ特性の測定を行う。そして、該測定の結果から表示素子ごとに得られたガンマ特性の経時変化量のそれぞれに対応する個別補正量を用いて、複数の表示素子のそれぞれのガンマ特性を補正する処理(第1の補正処理)を行う。ただし、この第1の補正処理は、使用時間が所定時間に達した後に行う。
一方、使用時間が上記所定時間に達する前は、以下のような第2の補正処理を行う。特定の表示素子(第1の表示素子)については、上記測定の結果から得られた該特定の表示素子における経時変化量(第1の経時変化量)に対応する補正量(第1の補正量)を用いてガンマ特性を補正する。また、他の表示素子(第2の表示素子)については第1の経時変化量を用いて得られた補正量(第2の補正量)を用いてガンマ特性を補正する。
このような補正処理の切り替えにより、複数の表示素子のガンマ特性が上記のような経時変化特性を有する場合でも、使用時間にかかわらず、各表示素子のガンマ特性の経時変化による表示画像の画質の劣化(色味の変動等)を良好に補正することができる。より詳細には、光センサを用いたガンマ特性の測定誤差に起因するガンマ特性の補正誤差の色ごとの違いによって、表示されるカラー画像の色相が補正誤差に応じてシフトすることを防止することができる。
なお、使用時間(累積表示時間)の始点は、例えば、画像表示装置が生産工場から各表示素子のガンマ特性が所定の特性を有するように調整されて出荷された後(工場出荷時より後で)、はじめてユーザにより画像表示装置の電源が投入された時点とすればよい。
図1には、本発明の実施例1である画像表示装置としての液晶プロジェクタの使用例を示す。液晶プロジェクタ201は、光源からの光を、画像供給装置であるビデオプレーヤ202からケーブル(または無線通信)203を介して入力された画像信号(映像信号)に応じて表示素子としての液晶表示素子により変調することで画像を形成する。そして、この画像を被投射面であるスクリーン204に投射して投射画像205を表示する。
図2には、液晶プロジェクタ201の光学系の構成を示す。光源301から発せられた光は、照明光学系302によって偏光方向が揃った偏光光に変換され、かつその強度分布が均一化される。
照明光学系302から射出した光は、ダイクロイックミラー303により、緑色域の光であるG光と、赤色域および青色域の色光であるR光およびB光とに分離される。ダイクロイックミラー303を透過したG光は、偏光ビームスプリッタ(PBS)304にて反射され、G用液晶表示素子(以下、G液晶パネルという)307Gに入射する。G液晶パネル307Gにて変調されたG光は、PBS304を透過した後、PBS306で反射され、投射光学系308に向かう。
また、ダイクロイックミラー303にて反射されたR光およびB光のうちB光は、不図示の波長選択性偏光板によってその偏光方向が90度回転され、PBS305を透過してB用液晶表示素子(以下、B液晶パネルという)307Bに入射する。B液晶パネル307Bにて変調されたB光は、PBS305で反射され、PBS306も透過し、投射光学系308に向かう。一方、ダイクロイックミラー303にて反射されたR光は、PBS305で反射されてR用液晶表示素子(以下、R液晶パネルという)307Rに入射する。R液晶パネル307Rにて変調されたR光は、PBS305を透過し、PBS306も透過して投射光学系308に向かう。
PBS306にて合成され、投射画像205を形成するG光、B光およびR光は、投射光学系308によって、図2に示したスクリーン204に投射される。
PBS306のうち投射光学系308に向かうG光、R光およびB光(以下、これらを表示光ともいう)のいずれもが透過しない面に、光センサ309が配置されている。光センサ309は、PBS306が、RGBの表示光に対して一定割合の漏れ光を生じさせる特性を利用し、この漏れ光(つまりは、R、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bから射出した色光の一部)を受光してその光量を測定する。漏れ光の光量(輝度)を測定することで、投射画像205の輝度(表示輝度)を間接的に測定することができる。以下の説明では、光センサ309を用いて測定される漏れ光の輝度も、表示輝度(または測定輝度)という。
図3には、液晶プロジェクタ201の上記光学系の構成と電気回路の構成を示している。なお、この図では、R、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bをまとめて液晶パネル307として示している。
液晶プロジェクタ201に入力された映像信号は、映像処理部401にてブライトネス補正、コントラスト補正、色変換処理等の各種映像処理を受けることで、各液晶パネル307の駆動に適した映像信号(画像信号)に変換される。
変換された映像信号は、ガンマ変換部402に入力される。液晶パネル307は、映像信号の階調(入力階調)に比例した液晶駆動電圧が印加されると、図4(a)に示すように非線形の輝度特性(VT特性)に従った光量(輝度)を有する表示光を射出する。ガンマ変換部402は、入力階調と表示輝度(出力階調)との関係を示すガンマ特性が適切なガンマ値(例えば、sRGB規格ではγ=2.2)を有する特性(図7(a)中の101)となるようにガンマ変換テーブルを用いて階調変換処理を行う。具体的には、図4(b)に示すような非線形のガンマ変換データ(ガンマ変換テーブル)を用いて、ガンマ変換前の映像信号の入力階調を、液晶パネルに印加する液晶駆動電圧に対応するガンマ変換後の階調(駆動階調)に変換する。ガンマ変換テーブルは、R、GおよびBの液晶パネル307ごとに設けられている。本実施例では、先に説明したように、このガンマ変換テーブルを補正することによって各液晶パネル307のガンマ特性の補正を行う。
ガンマ変換テーブルは、ガンマメモリとしてのROM406に、ルックアップテーブル(LUT)407として記憶されている。ガンマ変換部402にてガンマ変換された映像信号は、液晶駆動部403へと入力される。液晶駆動部403は、ガンマ変換された映像信号の階調(駆動階調)に応じた液晶駆動電圧を生成し、これを液晶パネル307に印加して該液晶パネル307を駆動する。
光センサ309は、前述した漏れ光を光電変換し、該漏れ光の光量に応じた値を有する電気信号を出力する。光センサ309から出力されたアナログ信号としての電気信号は、ADコンバータ404によりデジタル信号に変換されてCPU405に入力される。
前述したROM406は、不揮発性メモリにより構成されており、上述したガンマ変換テーブル(LUT)407と、光センサ309による初期測定輝度データ(これについては後述する)を保存するための領域(測定値メモリ)408とを含む。CPU405は、コンピュータとして液晶プロジェクタ201の各動作を制御するとともに、測定手段として上記光センサ309からの出力を用いた輝度測定を行う。また、CPU405は、ガンマ補正手段としてガンマ変換テーブルの補正処理を行う。さらに、CPU405は、内蔵した時間カウンタ機能により、液晶プロジェクタ201の出荷時からの使用時間のカウントも行う。
次に、各液晶パネルにおいて液晶プロジェクタ201の使用時間の増加に伴って経時変化したガンマ特性を補正するためのガンマ変換テーブルの補正処理について説明する。本実施例では、経時変化したガンマ特性を光センサ309を用いて実際に測定し、該測定ガンマ特性の工場出荷時のガンマ特性(以下、初期ガンマ特性という)または前回補正したガンマ特性からの変化分を補う補正ガンマ変換テーブルを算出する。そして、この補正ガンマ変換テーブルを、補正前のガンマ変換テーブルに代えてガンマ変換部402に設定する。
ここでは、液晶パネル307(つまりは液晶プロジェクタ201)で実際に得られるガンマ特性が、使用時間の増加に伴う経時変化によって、初期ガンマ特性よりも明るいガンマ特性に変化する場合について説明する。ただし、経時変化によって、ガンマ特性が初期ガンマ特性よりも暗くなる特性に変化する場合でも、以下に説明するガンマ変換テーブル補正処理を同様に適用することができる。
図5のフローチャートは、液晶プロジェクタ201の使用開始後に行われる上記ガンマ変換テーブル補正処理を可能とするために該液晶プロジェクタ201の生産工程にて行われる前処理の手順を示している。この前処理およびガンマ変換テーブル補正処理を含む処理全体は、CPU405が、コンピュータプログラムとしての画像表示プログラムに従って実行する。このことは、後述する実施例2でも同じである。
図5のSTEP601では、CPU405は、ガンマ調整を行う。すなわち、各液晶パネル307のガンマ値γが標準値である2.2(ただし、他の値でもよい)となるように、工場出荷時のガンマ変換テーブル402のデータである初期ガンマ変換テーブルを決定する。STEP602にて、決定した初期ガンマ変換テーブルを、LUT407に書き込む。
次にSTEP603では、CPU405は、初期ガンマ特性の測定(初期測定)を行う。図6のフローチャートは、この初期測定の手順を示している。
図6のSTEP701では、CPU405は、ガンマ特性を測定する液晶パネルをR、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bの中から決定する。そして、STEP702〜STEP704にて、CPU405は、ガンマ特性を測定する液晶パネルに対して入力階調としての所定階調の画像を入力し、そのときの光センサ309の出力を用いて上述した漏れ光の輝度を計測する(STEP703)。本実施例では、STEP702〜STEP704を繰り返すことで、7段階(i=1〜7)の入力階調での光センサ309による輝度の測定を行い、これら入力階調に対する測定輝度の特性、つまりはガンマ特性を取得する。図7(a)には、こうして測定された初期ガンマ特性の例を示す。γ=2.2のガンマ特性(初期ガンマ特性)101に沿った初期輝度801が測定されている。
STEP705では、CPU405は、STEP702〜STEP704の処理をR、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bのすべてに対して行ったか否かを判定する。まだ該処理を行っていない液晶パネルが残存する場合は、STEP701に戻って、まだ該処理を行っていない液晶パネルに対してSTEP702〜STEP704の処理を行う。STEP702〜STEP704の処理をR、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bのすべてに対して行った場合は、図5のSTEP604に進む。
STEP604では、CPU405は、計測した初期ガンマ特性を、測定値メモリ408に保存する。こうして初期測定を終了する。
次に、図8のフローチャートを用いて、ガンマ変換テーブル補正処理の手順を説明する。ユーザの指示等により、上記画像表示プログラムのうちガンマ変換テーブル補正処理を実行するためのプログラム部分を起動させると、CPU405は、STEP901から処理を開始する。STEP901では、CPU405は、時間カウンタ機能により取得された使用時間が、所定時間である5000時間未満(5000時間に達する前)か5000時間以上(5000時間に達した後)かを判定する。使用時間が5000時間以上であれば、CPU405はSTEP903に進んで後述する第1の補正処理を行う。一方、使用時間が5000時間未満であれば、CPU405はSTEP902に進んで後述する第2の補正処理を行う。
本実施例にて説明するR、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bは、予め実験にて各液晶パネルのガンマ特性の経時変化の傾向が把握できている。具体的には、使用時間が5000時間に達する前は、該3つの液晶パネル307R,307G,307Bのガンマ特性は同じ方向(より明るくなる方向)にほぼ同等の変化量だけ経時変化する。しかし、使用時間が5000時間に達した後は、該3つの液晶パネル307R,307G,307Bのガンマ特性が変化する方向は同じであるが、その変化量の差が大きくなる。そこで、本実施例では、5000時間を使用時間の閾値として、3つの液晶パネル307R,307G,307Bのガンマ特性の補正処理の方法(アルゴリズム)を切り替える。なお、5000時間は例に過ぎず、使用時間は、表示素子の経時変化の特性に応じて任意に決定すればよい。
次に、図9のフローチャートを用いて、STEP902にて行われる第2の補正処理についてまず説明する。図9のSTEP1001では、CPU405は、R、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bのそれぞれの経時変化後のガンマ特性の測定を行う。ここでは、図6に示した初期測定と同様の手順で、光センサ309の出力を用いて7階調の入力階調に対する輝度の測定を行う。
次に、STEP1002では、CPU405は、R、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bのうちいずれの液晶パネル用のガンマ変換テーブルの補正量を計算するかを決定する。
次に、STEP1003では、CPU405は、測定値メモリ408に保存されたG液晶パネル307Gの初期ガンマ特性(または前回補正後のガンマ特性)と今回測定されたG液晶パネル307Gのガンマ特性との差を算出する。すなわち、ガンマ特性の経時変化量としての輝度変化量(第1の経時変化量)を算出する。本実施例では、CPU405は、STEP1003とSTEP1004の繰り返しにより、7段階(i=1〜7)の入力階調での輝度変化量を算出する。そして、CPU405は、算出したG液晶パネル307Gでの輝度変化量に対応する補正量として、LUT407に書き込まれているG液晶パネル307G用のガンマ変換テーブルを補正するための補正量(第1の補正量)を算出する。なお、G液晶パネル307Gが第1の表示素子に相当し、他の2つ(少なくとも1つでよい)のR用およびB用液晶パネル307R,307Bが第2の表示素子に相当する。
さらに、CPU405は、STEP1002〜STEP1005の繰り返しにより、LUT407に書き込まれているRおよびB液晶パネル307R,307B用のガンマ変換テーブルを補正するための補正量(第2の補正量)も算出する。本実施例では、第2の補正量を、液晶パネル307Gでの輝度変化量である第1の経時変化量を用いて算出(取得)する。より具体的には、本実施例では、第2の補正量として、第1の補正量をそのまま用いる。
例えば、図7(a)中の入力階調である80階調での測定輝度を例として説明する。初期ガンマ特性101上の80階調での初期輝度801に対して、経時変化後の輝度802が測定された場合、経時変化によって輝度変化量803だけ輝度が増加したことを示す。一方、図7(b)にはガンマ変換テーブルを示す。80階調での輝度変化量(輝度増加量)803を相殺するための初期ガンマ変換テーブル804に対する補正量としては、80階調での変換値807を補正ガンマ変換テーブル805上の変換値808に減少させる値を設定すればよい。このようにして、G液晶パネル307G用のガンマ変換テーブルに対する各入力階調での補正量を、各入力階調での輝度変化量に対応する値として得ることができる。
さらに、CPU405は、G液晶パネル307Gの各入力階調での輝度変化量を、RおよびB液晶パネル307R,307B用のガンマ変換テーブルに対する各入力階調での補正量を算出するためにも使用する。したがって、G液晶パネル307Gについては、その経時変化後のガンマ特性は初期ガンマ特性またはこれに近いガンマ特性に補正される。一方、RおよびB液晶パネル307R,307Bについては、G液晶パネル307Gでの輝度変化量を補正する量だけ、ガンマ特性が補正される。
なお、本実施例では、図6に示した手順で、3つの液晶パネル307R,307G,307Bに対して光センサ309を用いて7つの入力階調に対する表示輝度を測定した後、どの液晶パネルにおける輝度変化量を算出するかを決定した。しかし、まずどの液晶パネルにおける輝度変化量を算出するかを決めた後、その液晶パネルに対してのみ上記測定を行ってもよい。
次に、図10のフローチャートを用いて、STEP903にて行われる第1の補正処理について説明する。図10のSTEP1101では、CPU405は、R、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bのそれぞれの経時変化後のガンマ特性の測定を行う。ここでは、図6に示した初期測定と同様の手順で、光センサ309の出力を用いて7階調の入力階調に対する輝度の測定を行う。
そして、STEP1102では、CPU405は、R、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bのうちいずれの液晶パネルのガンマ特性(ガンマ変換テーブル)の補正量を計算するかを決定する。以下、補正量を計算すると決定された液晶パネルを、補正量計算パネルという。
続いて、STEP1103では、CPU405は、測定値メモリ408に保存された補正量計算パネルの初期ガンマ特性(または前回補正後のガンマ特性)と今回測定された同液晶パネルのガンマ特性との差を算出する。すなわち、ガンマ特性の経時変化量としての輝度変化量を算出する。
そして、CPU405は、STEP1103とSTEP1104の繰り返しにより、7段階(i=1〜7)の入力階調での輝度変化量を算出する。さらに、CPU405は、補正量計算パネルでの輝度変化量に対応する補正量(個別補正量)を算出する。
CPU405は、STEP1102〜STEP1105の繰り返しにより、R、GおよびB液晶パネル307R,307G,307B用のガンマ変換テーブルのそれぞれに対する個別補正量を算出する。個別補正量を用いてR、GおよびB液晶パネル307R,307G,307B用のガンマ変換テーブルをそれぞれ補正することで、R、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bのガンマ特性は、初期ガンマ特性またはこれに近いガンマ特性に補正される。
以上説明したように、本実施例では、使用時間が少ない間(5000時間に達する前)は、3つの液晶パネル307R,307G,307Bのガンマ特性の経時変化量が同程度であるとして扱う。そして、G液晶パネル307Gでの経時変化量に対応する補正量を用いて、3つの液晶パネル307R,307G,307Bのガンマ特性を補正する。このような補正処理によれば、RおよびB液晶パネル307R,307Bのガンマ特性に関しても、概ね経時変化を補正できる。しかも、光センサ309による測定輝度に誤差が含まれている場合でも、3つの液晶パネル307R,307G,307Bに対して均等に補正量が適用されるため、上記測定輝度の誤差に起因する補正誤差の画質に対する影響として視認し易い色味の変化を抑制できる。
一方、使用時間が多くなる(5000時間に達する)と、3つの液晶パネル307R,307G,307Bのガンマ特性の経時変化量の差異が大きくなるため、各液晶パネルのガンマ特性の補正量を個別に設定する。この場合、上記測定輝度の誤差に起因する色味の変化が発生してしまうものの、補正前よりは工場出荷時に近い色味の画質が期待できる。
次に、本発明の実施例2である液晶プロジェクタについて説明する。本実施例における液晶プロジェクタの構成や初期測定の手順は実施例1と同じである。本実施例において、実施例1と共通する構成要素には、実施例1と同符号を付す。
本実施例においても、実施例1中に説明した図8のフローチャートに示すように、5000時間の使用時間を閾値として、3つの液晶パネル307R,307G,307Bのガンマ特性の補正処理の方法(アルゴリズム)を切り替える。
図11のフローチャートを用いて、使用時間が5000時間未満である場合に行われる第2の補正処理について説明する。
STEP1201では、CPU405は、実施例1と同様にR,GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bにおける経時変化後のガンマ特性の測定を行う。その後、STEP1202〜1204でそれぞれ、G,RおよびB液晶パネル307G,307R,307Bに対するガンマ変換テーブルの補正量を算出する。実施例1では、第2の補正処理においてG,RおよびB液晶パネル307G,307R,307Bに対する補正量を全てG液晶パネル307Gでのガンマ特性の経時変化量に対応する値としたが、本実施例では、液晶パネルごとに補正量の計算式が異なる。具体的には、
である。ただし、ΔR,ΔGおよびΔBはそれぞれ、R、GおよびB液晶パネル307R,307G,307Bにおけるガンマ特性の経時変化量に対応するガンマ変換テーブルの補正量である。また、Tは使用時間であり、Tは第1および第2の補正処理の切り替え閾値としての使用時間(5000時間)である。
図12のフローチャートは、STEP1202〜1204にて行われる各液晶パネルに対する補正量の算出手順を示している。CPU405は、STEP1301とSTEP1302の繰り返しにより、各液晶パネルに対する7段階(i=1〜7)の入力階調での補正量を、上記式(1)〜(3)を用いて算出する。
G液晶パネル307Gに対しては、実施例1と同様に、式(2)で示すように、G液晶パネル307Gにおけるガンマ特性の経時変化量(第1の経時変化量)に対応する、言い換えれば、該経時変化量を相殺できる補正量(第1の補正量)が設定される。
R液晶パネル307Rに対する補正量(第2の補正量)は、式(1)で示すように、R液晶パネル307Rにおけるガンマ特性の経時変化量(第2の経時変化量)と、G液晶パネル307Gにおけるガンマ特性の経時変化量と、使用時間とを用いて算出(決定)される。具体的には、R液晶パネル307Rに対する補正量は、使用時間Tが増加するにつれてG液晶パネル307Gの経時変化量を用いる割合が減少し、R液晶パネル307Rの経時変化量を用いる割合が増加するように算出される。
例えば、使用開始時であるT=0時間では、G液晶パネル307Gの経時変化量が100%用いられ、R液晶パネル307Rの経時変化量は用いられない(0%)。T=2000時間では、G液晶パネル307Gの経時変化量が60%用いられ、R液晶パネル307Rの経時変化量が40%用いられる。さらに、T=3000時間では、G液晶パネル307Gの経時変化量が40%用いられ、R液晶パネル307Rの経時変化量が60%用いられる。そして、T=4000時間では、G液晶パネル307Gの経時変化量が20%用いられ、R液晶パネル307Rの経時変化量が80%用いられる。こうして使用時間TがT=5000時間に達すると、R液晶パネル307Rの経時変化量が100%用いられ、G液晶パネル307Gの経時変化量は用いられなくなる。
B液晶パネル307Bに対する補正量(第2の補正量)も、式(3)で示すように、使用時間Tが増加するにつれてG液晶パネル307Gの経時変化量を用いる割合が減少し、B液晶パネル307Bの経時変化量を用いる割合が増加するように算出される。
使用時間が5000時間に達した後に行われる第1の補正処理は、実施例1にて図10を用いて説明したものと同じである。
本実施例によれば、使用時間が少ない間(5000時間に達する前)は、3つの液晶パネル307R,307G,307Bのガンマ特性の経時変化量を同程度のものとして扱う。ただし、使用時間が5000時間に近づくほど、これら経時変化量の差が広がる傾向にあることも考慮して、3つの液晶パネル307R,307G,307Bに対する補正量の算出式を異ならせている。このような補正処理によれば、RおよびB液晶パネル307R,307Bのガンマ特性に関しても、良好に経時変化を補正できる。しかも、光センサ309による測定輝度に誤差が含まれている場合でも、該測定輝度の誤差に起因する補正誤差の画質に対する影響として視認し易い色味の変化を抑制できる。
一方、使用時間が多くなる(5000時間に達する)と、3つの液晶パネル307R,307G,307Bのガンマ特性の経時変化量の差異が大きくなるため、各液晶パネルのガンマ特性の補正量を個別に設定する。この場合、上記測定輝度の誤差に起因する色味の変化が発生してしまうものの、補正前よりは工場出荷時に近い色味の画質が期待できる。
なお、上記各実施例では、表示素子として液晶表示素子を用い、表示画像を被投射面に投射する液晶プロジェクタについて説明した。しかし、本発明の他の実施例は、液晶表示素子以外の表示素子を用いる画像表示装置や、モニタのような表示素子を直視するタイプの画像表示装置も含む。
また、上記各実施例で説明したガンマ変換テーブル補正処理は、液晶パネルのガンマ特性の補正処理の一例にすぎず、経時変化したガンマ特性を補正できれば、どのような補正処理を行ってもよい。例えば、経時変化後の測定ガンマ特性と初期ガンマ特性との差から、ガンマ特性の経時変化分に対応する入力階調ごとの補正量を示す補正量テーブルを算出する。そして、この補正量テーブル上の補正量を初期ガンマ特性に対応するガンマ変換テーブル上のガンマ変換後の階調値に対して加算または減算して駆動階調(液晶駆動電圧)を生成するようにしてもよい。この場合、補正ガンマ変換テーブルを算出しなくてもよい。また、ガンマ変換テーブル自体を用いず、入力階調ごとのガンマ変換後の階調値を演算式により演算してもよく、この場合はガンマ特性の経時変化分に応じて演算式を変更することで、経時変化したガンマ特性を補正してもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
良好な画質の画像を表示できる液晶プロジェクタ等の画像表示装置を提供できる。
201 液晶プロジェクタ
205 投射画像
307R,G,B 液晶表示素子
309 光センサ
405 CPU

Claims (8)

  1. 互いに異なる色域の光である複数の色光を合成して画像を表示する画像表示装置であって、
    前記複数の色光がそれぞれ入射し、それぞれのガンマ特性に応じて入力階調に対して表示輝度を変化させる複数の表示素子と、
    前記複数の表示素子から射出された前記複数の色光を受光する光センサと、
    該光センサからの出力を用いて、前記各表示素子において該装置の累積表示時間の増加に伴い経時変化した前記ガンマ特性の測定を行う測定手段と、
    前記測定の結果から前記表示素子ごとに得られた前記ガンマ特性の経時変化量のそれぞれに対応する個別補正量を用いて、前記複数の表示素子のそれぞれの前記ガンマ特性を補正する第1の補正処理を行うガンマ補正手段とを有し、
    前記ガンマ補正手段は、前記累積表示時間をカウントする時間カウンタを有しており、
    該ガンマ補正手段は、
    前記第1の補正処理を、前記累積表示時間が所定時間に達した後に行い、
    前記累積表示時間が前記所定時間に達する前は、前記複数の表示素子のうち第1の表示素子については前記測定の結果から得られた該第1の表示素子における前記経時変化量である第1の経時変化量に対応する第1の補正量を用いて前記ガンマ特性を補正し、前記第1の表示素子とは異なる少なくとも1つの第2の表示素子については前記第1の経時変化量を用いて得られた第2の補正量を用いて前記ガンマ特性を補正する第2の補正処理を行うことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記ガンマ補正手段は、前記第1の補正量をそのまま前記第2の補正量として用いることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記ガンマ補正手段は、前記第2の補正量を、前記第1の経時変化量と、前記測定の結果から得られた前記第2の表示素子における前記ガンマ特性の経時変化量である第2の経時変化量と、前記累積表示時間とを用いて算出することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記ガンマ補正手段は、前記第2の補正量の算出において、前記累積表示時間が増加するにつれて前記第1の経時変化量を用いる割合を減少させ、前記第2の経時変化量を用いる割合を増加させることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記第1および第2の補正処理は、前記ガンマ特性が所定のガンマ値を有する特性となるように前記入力階調を変換するためのガンマ変換データを前記各補正量を用いて補正する処理であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  6. 前記複数の色光は、赤色域、青色域および緑色域の光であり、
    前記第1の表示素子は、前記緑色域の光を変調することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  7. 前記表示素子は、液晶表示素子であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  8. 互いに異なる色域の光である複数の色光を合成して画像を表示する画像表示装置であって、
    前記複数の色光がそれぞれ入射し、それぞれのガンマ特性に応じて入力階調に対して表示輝度を変化させる複数の表示素子と、
    前記複数の表示素子から射出された前記複数の色光を受光する光センサと、
    該光センサからの出力を用いて、前記各表示素子において該装置の累積表示時間の増加に伴い経時変化した前記ガンマ特性の測定を行う測定手段と、
    前記測定の結果から前記表示素子ごとに得られた前記ガンマ特性の経時変化量のそれぞれに対応する個別補正量を用いて、前記複数の表示素子のそれぞれに対する前記ガンマ特性を補正する第1の補正処理を行うコンピュータとを有する画像表示装置の前記コンピュータに、
    前記累積表示時間をカウントさせ、
    前記第1の補正処理を、前記累積表示時間が所定時間に達した後に行わせ、
    前記累積表示時間が前記所定時間に達する前は、前記複数の表示素子のうち第1の表示素子については前記測定の結果から得られた該第1の表示素子における前記経時変化量である第1の経時変化量に対応する第1の補正量を用いて前記ガンマ特性を補正し、前記第1の表示素子とは異なる少なくとも1つの第2の表示素子については前記第1の経時変化量を用いて取得した第2の補正量を用いて前記ガンマ特性を補正する第2の補正処理を行わせるコンピュータプログラムであることを特徴とする画像表示プログラム。
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