JP2015002480A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自装置と離れた位置にある外部端末からポーリング受信やプルプリント等を実行する指示を受けた場合に、印刷物ののぞき見や持ち去り等による情報漏洩を、ユーザが意識的な操作を行うことなく防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
外部の装置から画像を取得し印刷する第1指示を、自装置に設置された操作部が受けた場合は、当該第1指示に従って外部の装置から画像を取得し、その取得した画像の印刷を行う。第1指示を通信部が受けた場合は、外部の装置から画像を取得後、その取得した画像を記憶部に保存するが、印刷は行わない。
【選択図】図6

Description

本発明は、外部端末からの指示によって、外部装置から画像を取得し、印刷する画像形成装置に関する。
オフィスなどでは、画像形成装置としての機能を持つ一台の複合機(MFP(Multifunction Peripheral))を複数人で使用する場合がある。たとえば、各ユーザは、自身の所持する端末からジョブをMFPに送信し、MFPに当該ジョブを実行させる。
MFPに実行させるジョブとしては、たとえば、ポーリング受信やプルプリントのように外部装置から画像を取得して印刷するジョブがある。下記の特許文献1、2には、外部端末から指示を受けてポーリング受信する装置が記載されている。
たとえば、特許文献1には、ファクシミリ手順でポーリング受信する機能のない外部端末からの指示により、この外部端末に代わってファクシミリ装置に対してポーリング受信を行って画像を取得して保存し、その保存した画像を外部端末に転送する中継機が開示されている(特許文献1参照)。
特許文献2には、MFPがポーリング受信によって取得した画像データを蓄積するか、もしくは出力するかの受信モードを外部端末から設定する方法が開示されている。特許文献2では、MFPは、外部端末にファイルID(Identification)を発行しておき、外部端末からポーリング受信を実行する指示を受けると、その外部端末によって設定された受信モードに従って、ポーリング受信した画像データを蓄積、もしくは出力する(特許文献2参照)。
特開2007−329728号公報 特開平7−288628号公報
ところで、MFP本体の近くに居ないユーザが外部端末からMFPに、ポーリング受信の実行を指示すると、その離れた場所からユーザがMFP本体に印刷物を取りに来るまでの間に、MFP本体にて出力された機密文書が他人に見られてしまう恐れがあり、セキュリティ上の問題がある。
上記の特許文献1では、そもそも印刷機能を具備しない中継機なので、外部端末からの指示でポーリング受信を行って取得した画像はその外部端末に転送され、該中継機で印刷されることはなく、上記のような問題は発生しない。しかし、この場合、外部端末側で印刷機能を備えて印刷しなければならない。
上記の特許文献2では、外部端末からMFPを操作するユーザがMFP本体から離れていても、ポーリング受信で取得した画像データを蓄積する受信モードに設定しておけば、当該画像データが出力されないので、前述の問題は解消される。
しかし、予め受信モードを設定するのは手間がかかる。受信モードの設定を忘れたまま、ポーリング受信を指示した場合、MFPは、当該指示に従って取得した画像データを印刷してしまう。その場合、印刷物が、第3者にのぞき見されたり、持ち去られてしまうといった情報漏洩が起こる可能性がある。よって、受信モードの設定を行うことなく、これらの情報漏洩を防止することが望まれる。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、外部端末から指示されたポーリング受信やプルプリント等によって取得した画像の印刷機能を持ちつつ、その印刷物がのぞき見されたり持ち去られたりすることによる情報漏洩を、ユーザが意識的な操作を行うことなく防止することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]外部装置から画像を取得する取得部と、
記憶部と、
印刷部と、
自装置に設けられた操作部と、
外部端末から自装置に対する指示を受信する通信部と、
外部装置から画像を取得して前記印刷部で印刷する動作の実行を指示する第1指示を前記操作部で受けた場合は、前記第1指示に従って外部装置から画像を取得して前記印刷部で印刷し、前記第1指示を前記通信部が受信した場合は、前記第1指示に従って外部装置から画像を取得し、該画像を前記印刷部で印刷せずに前記記憶部に保存するよう制御する制御部と、
を備える
ことを特徴とする画像形成装置。
上記発明では、外部装置から画像を取得し印刷する第1指示を操作部が受けた場合は、当該第1指示に従って外部装置から画像を取得し印刷する。一方、第1指示を通信部が受けた場合は、外部装置から画像を取得後、印刷せずに記憶部に保存する。外部端末から第1指示を受けた場合は取得した画像を出力しないので、自装置から離れた位置の外部端末から第1指示が送信された場合に、印刷物ののぞき見や持ち去り等による情報漏洩を、ユーザが意識的な操作を行うことなく防止することができる。
[2]前記制御部は、前記記憶部に記憶されている画像を読み出して前記印刷部で印刷する動作の実行を指示する第2指示を前記操作部で受けた場合は、該第2指示で指示された印刷を行わず、前記第2指示を前記通信部が受信した場合は、前記第2指示に従って前記記憶部から画像を読み出し前記印刷部で印刷するよう制御する
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成装置。
上記発明では、記憶部に記憶された画像を読み出して印刷する第2指示を操作部が受けた場合は、当該印刷を行わず、第2指示を通信部が受けた場合は、第2指示に従って印刷を行う。これにより、第1指示を投入した外部端末の操作者以外のユーザが、勝手に保存されている画像を印刷して持ち去ってしまうといった情報漏洩を防止することができる。
[3]前記制御部は、
前記通信部が前記第1指示を受信した場合は、前記第1指示の送信元の外部端末の識別情報を、前記第1指示に従って外部装置から取得して前記記憶部に保存した画像に関連付けし、
前記通信部が前記第2指示を受信した場合は、前記第2指示の送信元の外部端末の識別情報と同一の識別情報が関連付けされている画像を前記記憶部から読み出して前記印刷部で印刷する
よう制御する
ことを特徴とする[2]に記載の画像形成装置。
上記発明では、第1指示によって取得した画像を印刷することなく保存する場合、当該画像と、第1指示の送信元の装置の識別情報を関連付けて保存する。そして、第2指示を受けた場合、その送信元の装置の識別情報と、関連付けられている識別情報が一致する画像を読み出して印刷を行う。第1指示、第2指示を送信する外部端末が複数ある場合でも、第1指示と第2指示の送信元の外部端末が一致する場合のみ第2指示に従って印刷を行う。よって、第1指示の送信元の外部端末の操作者以外のユーザが、勝手に保存されている画像を印刷して持ち去ってしまうといった情報漏洩を防止することができる。
[4]前記取得部は、ファクシミリ通信におけるポーリング受信、もしくはネットワークのプルプリントにて、外部装置から画像を取得する
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
[5]前記制御部は、前記通信部が前記第1指示を受信した場合は、前記第1指示に従って外部装置から取得して前記記憶部に保存した画像もしくは該画像の縮小画像を、前記第1指示の送信元の外部端末に送信して表示させる
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、通信部が第1指示を受けた場合、取得した画像を記憶部に保存するとともに、第1指示の送信元の外部端末にその画像を送信する。これにより、第1指示の送信元の外部端末の操作者は、取得した画像を確認することができる。
[6]前記通信部と前記外部端末との接続状態を判断する判断部を更に備え、
前記制御部は、前記第2指示を前記通信部で受信したとき、該第2指示の送信元の外部端末に関する前記判断部の判断結果に基づいて、前記第2指示の示す印刷を実行するか否かを決定する
ことを特徴とする[2]に記載の画像形成装置。
上記発明では、通信部が第2指示を受けた場合、その第2指示の送信元の外部端末との接続状態に応じて、記憶部内の画像を読み出して印刷するか否かを決定する。たとえば、近距離ではなく長距離での通信によって接続されている状態であれば、当該印刷を行わないように決定する。
[7]前記判断部は、前記通信部に前記外部端末が有線で接続されているか否かを判断し、
前記制御部は、前記判断部の判断結果が前記通信部に前記外部端末が有線で接続されていることを示す場合に、前記第2指示の示す印刷を実行する
ことを特徴とする[6]に記載の画像形成装置。
上記発明では、自装置と第2指示を送信する外部端末が有線で接続されている場合に、第2指示の示す印刷を実行する。有線で接続されている場合は、自装置と外部端末の距離が近距離であると推測される。よって、第2指示の送信を外部端末で指示したユーザが自装置に到着するまでの間に、印刷された記録紙ののぞき見や、持ち去られてしまうといった情報漏洩を防止することができる。
[8]前記通信部は、無線通信によって前記外部端末と通信し、
前記判断部は、前記外部端末と前記通信部との通信における電波強度が所定値以上か否かを判断し、
前記制御部は、前記判断部の判断結果が、前記電波強度が所定値以上であることを示す場合に、前記第2指示の示す印刷を実行する
ことを特徴とする[6]または[7]に記載の画像形成装置。
上記発明では、無線接続における電波強度が所定値以上か否かを判断し、電波強度が所定値以上であると判断した場合に、第2指示の示す印刷を行う。電波強度が所定値以上であれば、自装置と通信中の外部端末の距離が近距離であり、電波強度が所定値未満であれば、自装置と通信中の外部端末の距離が長距離であると推測される。自装置と外部端末の距離が近距離の場合のみ印刷が行われるので、第2指示の送信を外部端末で指示したユーザが自装置に到着するまでの間に、印刷された記録紙ののぞき見や、持ち去られてしまうといった情報漏洩を防止することができる。
[9]前記外部端末が装着される接合部を更に備え、
前記判断部は、前記接合部に前記外部端末が装着されているか否かを判断し、
前記制御部は、前記判断部の判断結果が前記接合部に前記外部端末が装着されていることを示す場合に、前記第2指示の示す印刷を実行する
ことを特徴とする[6]乃至[8]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、自装置に外部端末が装着されているか否かを判断し、装着されていると判断した場合に、第2指示の示す印刷を行う。自装置に外部端末が装着されていれば、当該外部端末から第2指示の送信を指示するユーザは、自装置の手前にいるはずなので、印刷された記録紙ののぞき見や、持ち去られてしまうといった情報漏洩を防止することができる。
[10]前記判断部は、前記外部端末までの距離が所定の短距離以内か否かを判断し、
前記制御部は、前記判断部の判断結果が所定の短距離以内であることを示す場合に、前記第2指示の示す印刷を実行する
ことを特徴とする[6]に記載の画像形成装置。
上記発明では、自装置と外部端末との距離が近距離の場合に第2指示の示す印刷を行う。自装置と外部端末の距離が近距離の場合のみ印刷が行われるので、第2指示の送信を外部端末で指示したユーザが自装置に到着するまでの間に、印刷された記録紙ののぞき見や、持ち去られてしまうといった情報漏洩を防止することができる。
自装置と外部端末までの距離が所定の短距離以内か否かを判断する方法としては、たとえば、GPS(Global Positioning System)等によって得た位置情報から当該距離を算出したり、外部装置との無線通信において電波強度が一定以上であるか否かによって自装置と外部端末の距離が所定の短距離以内か否かを判断してもよい。また、当該外部端末が自装置に装着されている場合に自装置と外部端末の距離が所定の短距離以内であると判断してもよい。
本発明に係る画像形成装置によれば、自装置と離れた位置にある外部端末からポーリング受信やプルプリント等を実行する指示を受けた場合に、印刷物ののぞき見や持ち去り等による情報漏洩を、ユーザが意識的な操作を行うことなく防止することができる。
本発明の実施の形態に係るプリントシステムを示す図である。 画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 リモートパネルの概略構成を示すブロック図である。 通信確立時にリモートパネルが行う処理を示す流れ図である。 通信確立時に画像形成装置が行う処理を示す流れ図である。 第1指示を投入された際に画像形成装置が行う処理を示す流れ図である。 第2指示を投入された際に画像形成装置が行う処理を示す流れ図である。 接続状態判定処理を示す流れ図である。 リモートパネと画像形成装置を接合させる様子を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10を含むプリントシステム7を示す。プリントシステム7は、画像形成装置10と、2台のリモートパネル40(40A、40B)が無線LANであるLAN3を介して接続されている。また、画像形成装置10には電話回線5を介してファクシミリ装置70が、ネットワーク網6を介して複合機60が接続されて構成されている。なお、画像形成装置10は有線LANで接続されているルータ80を介してLAN3と接続されているが、以後、LAN3と直接接続されているものとして説明する。なお2台のリモートパネル40(40A、40B)のうち、任意のいずれか一台を指す場合はリモートパネル40と示す。リモートパネル40は1台でも、3台以上の任意の台数でもよい。
画像形成装置10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部装置へ送信したりするスキャンジョブ、外部の装置から送信されたデータに係る画像を記録紙に印刷して出力するプリントジョブなどのジョブを実行する機能を備えた、所謂、複合機である。本発明の実施の形態では、画像形成装置10は、プルプリントやポーリング受信等のジョブを実行する。
プルプリントとは、ネットワーク網6を通じて外部の装置(複合機60)から画像を取得後、その取得した画像を印刷するジョブである。ポーリング受信とは、電話回線5を通じてファクシミリ機能を持つ装置(ファクシミリ装置70)から画像を取得後、その取得した画像を印刷するジョブである。
ファクシミリ装置70は、ファクシミリ機能を持つ装置である。本発明の実施の形態では、画像形成装置10がポーリング受信を行う場合、電話回線5を通じて画像形成装置10に画像を送信する。複合機60はスキャナやプリンタ、記憶装置等としての機能を備えている。本発明の実施の形態では、画像形成装置10がプルプリントを行う際には、複合機60からネットワーク網6を通じて画像を取得する。
リモートパネル40は、持ち運びが可能な携帯端末であり、画像形成装置10と通信を確立したら、画像形成装置10に対して指示を送信する機能を果たす。本発明の実施の形態では、リモートパネル40と画像形成装置10が通信を確立したら、ユーザはリモートパネル40を介して画像形成装置10の操作を行うことができる。たとえば、ユーザは当該操作によって、ポーリング受信やプルプリント等のジョブの実行を指示することができる。
ルータ80は、画像形成装置10と他の装置がLAN3を介してデータの送受信を行う際に、当該データを中継する中継器としての役割を果たす。
画像形成装置10は、後述する表示部31と操作部32を含む操作表示部30を本体に固定的に備えている。ユーザは、操作表示部30からプルプリントやポーリング受信等のジョブの実行を指示することも可能である。
画像形成装置10は、ポーリング受信やプルプリント等のように、外部の装置から画像を取得し印刷するジョブ(動作)を実行する指示(以後、第1指示とする)を操作表示部30から受けた場合は、当該第1指示に従って画像を取得し、印刷する。一方、第1指示をリモートパネル40から受信した場合は、当該第1指示に従って画像を取得後、その画像を印刷せずに保存する。画像形成装置10と離れた位置にあるリモートパネル40から第1指示を投入した場合に、特別な操作を行わなくとも、外部の装置から取得した画像を出力しないので、印刷された記録紙がのぞき見されてしまう、持ち去られてしまうといった情報漏洩の発生を防ぐことができる。
なお、第1指示をリモートパネル40から受信した場合は、外部の装置から取得した画像は、後述するハードディスク装置15内において当該リモートパネル40に対応付けられた記憶領域に保存する。画像形成装置10は、予め各リモートパネル40の識別情報(パネルID)を登録しておき、各リモートパネル40に専用の記憶領域を割り当てておく。本発明の実施の形態では、この専用の記憶領域をボックスと呼ぶ。たとえば、パネルID001のリモートパネル40から第1指示を受けた場合は、外部の装置から取得した画像をパネルID001に対応するボックスに格納する。
図2は、画像形成装置10の概略構成を示している。画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)11と、このCPU11に接続されたROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、ハードディスク装置15と、画像処理部16と、プリンタ部17と、スキャナ部18と、ネットワークI/F部19と、ファクシミリ通信部22と、リモートパネル接合判断部24と、電源制御部25と、遠隔制御判断部26と、操作表示部30を備えて構成されている。
CPU11はOS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。ROM12には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が処理を実行することでジョブの実行など画像形成装置10の各機能が実現される。RAM13はCPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源がオフにされても記憶が保持できる書き換え可能なメモリ(フラッシュメモリ)である。不揮発メモリ14には、装置固有の情報や各種の設定情報などが記憶される。ハードディスク装置15は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、印刷データや画像データ、ジョブに係る情報履歴やリモートパネル40のIDなどが保存される。
画像処理部16は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理を行う。
プリンタ部17は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置などを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成出力(印刷)を行う際は、主走査方向への1ライン分の画像形成を繰り返しつつ、画像形成の対象物(記録紙)を副走査方向に移動させることによって、記録紙上に2次元の画像が形成される。
スキャナ部18は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部18は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
ネットワークI/F部19は、無線LANモジュール20と、NIC(Network Interface Card)21を備えており、LAN3やネットワーク網6を通じて外部の装置(リモートパネル40や複合機60)と通信を行う。本発明の実施の形態では、たとえば、リモートパネル40との間で画像形成装置10の操作に係る制御情報や、画像などの送受信を行う。
無線LANモジュール20は有線でルータ80と接続されている。無線LANモジュール20を使用して通信を行う場合は、ルータ80を介してデータの送受信を行う。無線LANモジュール20は、ルータ80と外部端末(たとえばリモートパネル40)間での無線通信における電波強度を測定することができる。
ユーザが通信を行う機器(たとえばリモートパネル40)と画像形成装置10をケーブル等の有線で直接接続した場合は、データの送受信はNIC21を使用して行われる。
ファクシミリ通信部22は、モデム・NCU(Network Control Unit)23を備えており、電話回線5を通じて外部のファクシミリ装置70と画像データを送受信する機能を果たす。ファクシミリ通信の手順は、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication standardization sector:国際電気通信連合電気通信標準化セクタ)の国際標準規格T.30に準拠する。
リモートパネル接合判断部24は、画像形成装置10の本体上(実施の形態では操作表示部30の下部(図9参照))に設けられた接合部にリモートパネル40が装着されているか否かを判断する。たとえば、接合部にリモートパネル40を装着した際に、画像形成装置10とリモートパネル40が通信可能となるよう、当該接合部とリモートパネル40に所定のインターフェース35(図9参照)(赤外線センサや、USB(Universal Serial Bus)等)を設置しておく。そして、当該インターフェース35による通信が可能であれば、リモートパネル40が接合部に装着されていると判断する。上記は一例であり、リモートパネル40が接合部に装着していることの検知は別のセンサや方法を使用してもかまわない。
電源制御部25は、画像形成装置10を構成する各部への電力供給を制御する。
遠隔制御判断部26は、操作表示部30から操作を受け付けているのか、通信中のリモートパネル40から操作を受けているのかを判断する。たとえば、操作表示部30から第1指示が投入されたのか、リモートパネル40から第1指示が投入されたのかを判断する。CPU11は、第1指示が投入されたら、遠隔制御判断部26の判断によっては、異なる処理を行う。
操作表示部30は、表示部31と操作部32とを備えている。このうち操作部32は、スタートボタンなどのスイッチ部33とタッチパネル部34とを備えている。表示部31は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作表示部30が表示する表示内容の制御、操作表示部30による操作の受け付けに関する制御はCPU11が行う。
タッチパネル部34は、表示部31上に設けられている。タッチパネル部34は、タッチペンや指などで押下された表示部31上のタッチ位置(座標位置)や、フリック操作やドラッグ操作等を検出する。また、CPU11は、継続的に検出されるタッチ位置の変化(操作情報)から、ユーザによる手書き入力等を認識する。
図3は、リモートパネル40の概略構成を示している。リモートパネル40は、当該リモートパネル40の動作を制御するCPU41と、このCPU41に接続されたROM42と、RAM43と、不揮発メモリ44と、ハードディスク装置45と、電源制御部46と、ネットワークI/F部47と、装置接合部49と、操作表示部50とを備えて構成されている。
CPU41はOSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。ROM42には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU41が処理を実行することでジョブの送信などリモートパネル40の各機能が実現される。RAM43はCPU41がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。
不揮発メモリ44は、電源がオフにされても記憶が保持できる書き換え可能なメモリ(フラッシュメモリ)である。不揮発メモリ44には、端末固有の情報や各種の設定情報などが記憶される。本発明の実施の形態では、端末固有の識別情報として装置ID(パネルID)が記憶されている。
ハードディスク装置45は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや、画像形成装置10の操作を行うための操作アプリケーションなどの各種アプリケーションプログラム、画像データなどが保存される。
電源制御部46は、リモートパネル40を構成する各部への電源供給を制御する。
ネットワークI/F部47は、無線LANモジュール48を含み、LAN3を通じて画像形成装置10と通信を行う。
装置接合部49は、画像形成装置10の接合部に設けられたインターフェース35(図9参照)を通じて通信を行うための機構である。リモートパネル40を画像形成装置10の接合部に装着した場合に、そのインターフェース35を通じた通信が可能となる。たとえば、インターフェース35がUSBコネクタの接続口である場合は、USBのコネクタが装置接合部49となる。
操作表示部50は、表示部51と操作部52とを備えている。このうち操作部52は、スタートボタンなどのスイッチ部53とタッチパネル部54とを備えている。表示部51は、液晶ディスプレイなどで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作表示部50が表示する表示内容の制御、操作表示部50による操作の受け付けに関する制御はCPU41が行う。
タッチパネル部54は、表示部51上に設けられている。タッチパネル部54は、タッチペンや指などで押下された表示部51上のタッチ位置(座標位置)や、フリック操作やドラッグ操作等を検出する。本発明の実施の形態では、CPU41は、タッチ位置が、表示部51に表示している画面上のいずれの部分に該当するかを認識する。
次に、画像形成装置10とリモートパネル40が通信を確立する処理について説明する。プリントシステム7では、リモートパネル40側から通信を確立する。まずユーザがリモートパネル40で操作アプリケーションを立ち上げ、そのアプリが画像形成装置10への通信確立要求を出し、これを受信した画像形成装置10との間で通信が確立される。その後、通信が確立された画像形成装置10とリモートパネル40は接続状態となる。
図4は通信を確立する際にリモートパネル40が行う処理を、図5は通信を確立する際に画像形成装置10が行う処理を示す。
図4の処理では、まず、リモートパネル40は、ユーザによって操作アプリが立ち上げられたら、通信を確立する処理(接続処理)を開始する(ステップS101)。
次に、初期ポート番号で、通信確立要求(接続要求)とともに自装置の装置ID(パネルID)を送信する(ステップS102)。
通信確立(接続)が可能である旨の応答と、通信に使用するポート番号(通信用ポート番号)を受信するまでは(ステップS103;No)、ステップS102に戻って処理を継続する。
画像形成装置10から前述の応答と通信用ポート番号を受信したら(ステップS103;Yes)、通信で使用するポート番号を、初期ポート番号から、S103で受信した通信用ポート番号に切り替え、画像形成装置10と通信が確立したことを確認し接続状態に移行して(ステップS104)、本処理を終了する。
図5の処理では、まず、画像形成装置10は、リモートパネル40から初期ポート番号で、通信確立要求(接続要求)とともにパネルIDを受信したか否かを調べる(ステップS201)。
受信していなければ(ステップS201;No)、本処理を終了する。図4のステップS102で送信された通信確立要求とパネルIDを受信したら(ステップS201;Yes)、その受信したパネルIDに通信用ポート番号を割り当てて、両者を関連付けして記憶する(ステップS202)。
その後、通信確立(接続)が可能である旨の応答と、割り当てた通信用ポート番号をリモートパネル40に送信する(ステップS203)。
その後、通信に使用するポート番号を、初期ポート番号から通信用ポート番号に切り替え、リモートパネル40と通信が確立したことを確認し接続状態に移行して(ステップS204)、本処理を終了する。
なお、図5の処理は、接続状態でない時、定期的に繰り返し行われる。画像形成装置10は、あるリモートパネル40と通信を確立し、接続状態である場合に、他のリモートパネル40から通信確立要求を受信した場合は、通信確立が不可能である旨を返信する。
通信が確立され、接続状態に移行したリモートパネル40には、操作表示部30に表示されている画面と同じ画面が表示され、操作表示部30にて可能な操作と同様の操作が可能となる。具体的には、画像形成装置10からHTML(Hyper Text Markup Language)等で作成された画面データが送信され、これを受信したリモートパネル40は、当該画面データに基づく画面を表示する。
その後、リモートパネル40は、画面上にて押下された座標の情報を画像形成装置10に送信する。画像形成装置10は、この情報に基づいて、画面上のいずれのボタンが押下されたのかを認識し、操作表示部30で受けた場合と同じく画面の遷移や、ジョブの実行等を行う。なお、操作表示部50で操作表示部30と同じ画面を表示している間、すなわち接続状態の間は、操作表示部30での操作を無効とする。
このように、画像形成装置10と通信を確立したリモートパネル40では、操作表示部30で行う操作と同じ操作でジョブの実行を指示することが可能となる。画像形成装置10は、ポーリング受信やプルプリント等のように、外部の装置から画像を取得し印刷するジョブを実行する指示(第1指示)を、操作表示部30から受けた場合と、リモートパネル40から受けた場合で異なる処理を行う。
図6は、画像形成装置10が第1指示に従って動作する場合の処理について説明する。まず、第1指示を受けたら(ステップS301)、当該第1指示に従って外部の装置から画像を取得する(ステップS302)。
画像形成装置10がリモートパネル40と通信中(接続状態)でなければ(ステップS303;No)、操作表示部30から第1指示の投入が行われたと判断し、ステップS302で取得した画像の印刷を行い(ステップS308)、処理を終了する。
画像形成装置10がリモートパネル40と通信中(接続状態)であれば(ステップS303;Yes)、そのリモートパネル40のパネルIDが登録済であるか否かを調べる(ステップS304)。本発明の実施の形態では、予め、通信予定のリモートパネル40のパネルIDを登録しておき、当該パネルIDごとに専用の記憶領域(ボックス)を割り当てておく。
パネルIDが登録済でない場合、すなわち接続されているリモートパネル40のパネルIDが未登録のパネルIDであれば(ステップS304;No)、ステップS302で取得した画像を、管理用(未登録ID用)のボックスに保存し(ステップS307)、処理を終了する。
パネルIDが登録済である場合、すなわち、通信中のリモートパネル40のパネルIDが登録済みのパネルIDであれば(ステップS304;Yes)、ステップS302で取得した画像を、当該パネルIDに対応付けられた記憶領域(ボックス)に保存(ステップS305)する。
その後、ステップS302で取得した画像を通信中のリモートパネル40に転送して(ステップS306)、処理を終了する。ステップS306にて画像を転送する際には、画像のサイズや解像度等をリモートパネル40の表示部51にてユーザが視認しやすいサイズに変換してから転送してもよい。これにより、リモートパネル40の操作者は、画像形成装置10が外部の装置から取得した画像を確認することができる。
このように、画像形成装置10は、ポーリング受信やプルプリント等のように、外部の装置から画像を取得し印刷するジョブを実行する指示(第1指示)を操作表示部30から受けた場合は、当該第1指示に従って画像を取得し、印刷する。第1指示をリモートパネル40から受信した場合は、当該第1指示に従って画像を取得後、その画像を印刷せずに保存する。これにより、画像形成装置10と離れた位置にあるリモートパネル40からポーリング受信やプルプリント等のジョブを実行する指示を受けた場合に、印刷物ののぞき見や持ち去り等による情報漏洩を、ユーザが意識的な操作を行うことなく防止することができる。
次に、リモートパネル40から受信した第1指示に従って外部の装置から取得し、ボックスに保存した画像(以後、取得画像と呼ぶ。)を読み出して印刷する場合について説明する。
画像形成装置10は、取得画像を読み出して印刷するジョブを実行する指示(以後、第2指示と呼ぶ)を操作表示部30から受けた場合、当該第2指示に従った動作を行わない。一方、第2指示をリモートパネル40から受けた場合は、当該第2指示に従って取得画像を印刷する。
なお、ボックスに格納された画像(取得画像)は、当該ボックスに対応づけられたパネルIDのリモートパネル40からの指示によってのみ、読み出しを可能とする。すなわち、第1指示の送信元のリモートパネル40と、第2指示の送信元のリモートパネル40が同一の端末でない場合は、取得画像の読み出しが行われず、印刷が行われない。これにより、画像形成装置10に保存されている取得画像を、第1指示の送信元のリモートパネル40の操作者以外のユーザが、勝手に印刷して持ち去ってしまうといった情報漏洩を防止することができる。
また、画像形成装置10は、第1指示の送信元のリモートパネル40(以後、投入機と呼ぶ)から、第2指示を受けた場合であっても、当該投入機との接続状態によっては、印刷を行わない。
画像形成装置10は、上記接続状態の判定を、異なる条件で行う複数の判定モードを持つ。各判定モードは、ユーザが有効状態(ON状態)と無効状態(OFF状態)を切り替えることができ、画像形成装置10は、投入機との接続状態において、ON状態の判定モードの条件が成立するか否かを判定する。成立する判定モードがあれば、第2指示に従って印刷可能であると判断する。一方成立する判定モードが1つも無ければ、第2指示に従った印刷が不可能であると判断する。
本発明の実施の形態では、画像形成装置10は、第1判定モード、第2判定モード、第3判定モードの3つの判定モードを持つ。第1判定モードは、画像形成装置10と投入機が有線で接続されているのか、無線で接続されているのかを判定する判定モードである。第2判定モードは、無線通信における電波強度が所定値以上か否かを判定する判定モードである。第3判定モードは、投入機が画像形成装置10の接合部に装着されているか否かを判定する判定モードである。
第1判定モードがONの場合は、画像形成装置10と投入機が直接有線で接続されているのか、無線で接続されているのかをチェックする。有線で接続されている場合は第1判定モードの示す条件が成立していると判定し、無線で接続されている場合は当該条件が不成立であると判定する。
第2判定モードがON状態の場合は、無線通信における電波強度が所定値以上か否かをチェックする。電波強度が所定値以上である場合は、第2判定モードの示す条件が成立していると判定し、所定値未満である場合は、当該条件が不成立であると判定する。
第3判定モードがON状態の場合は、投入機が画像形成装置10の接合部に装着されているか否かをチェックする。装着されていれば、第3判定モードの示す条件が成立していると判定し、装着されていなければ、当該条件が不成立であると判定する。
なお、前述の3つの判定モードでは、実質的には投入機と画像形成装置10との距離が、近いか否かを判断している。すなわち、有線で接続されている場合、電波強度が所定値以上である場合、接合部にリモートパネル40が装着されている場合は投入機と画像形成装置10との距離が近いと判断している。投入機と画像形成装置10との距離が近ければ、判定モードの示す条件が成立したと判定する。一方、投入機と画像形成装置10との距離が遠ければ、当該条件が不成立であると判定する。投入機と画像形成装置10の距離が近いか否かの判断は他の方法でもよい。たとえば、GPS等によって得た両者の位置情報から、距離を算出してもよい(他の方法で距離を算出してもよい)。
図7は、第2指示を受け付けた場合に画像形成装置10が行う処理を示す。まず、第2指示を受け付けるまで待って(ステップS401;No)、第2指示を受け付けたら(ステップS401;Yes)、画像形成装置10がリモートパネル40と通信中(接続状態)か否かを調べる(ステップS402)。
リモートパネル40と通信中(接続状態)でなければ(ステップS402;No)、本処理を終了する。リモートパネル40と通信中(接続状態)であれば(ステップS402;Yes)、その通信中のリモートパネル40との接続状態が、第2指示に従って印刷可能な状態か否かの判定(接続状態判定処理)を行う(ステップS403)。接続状態判定処理の詳細については後述する。
接続状態判定処理にて、印刷不可能であると判断された場合は(ステップS404;No)、本処理を終了する。
接続状態判定処理にて印刷可能であると判断された場合は(ステップS404;Yes)、通信中のリモートパネル40のパネルIDに対応するボックス内に取得画像があるか否かを調べる(ステップS405)。
ボックス内に取得画像があれば(ステップS405;Yes)、その取得画像を印刷し(ステップS407)、本処理を終了する。
ボックス内に取得画像がなければ(ステップS405;No)、印刷可能な画像が無い旨を通信中のリモートパネル40に通知し(ステップS406)、本処理を終了する。
図8は、図7のステップS403で行われる接続状態判定処理を示す。まず、各判定モードの設定内容(ON状態、OFF状態)を読み出す(ステップS501)。
第1判定モードがON状態であれば(ステップS502;Yes)、画像形成装置10と接続中のリモートパネル40が直接有線で接続されているのか、無線で接続されているのかを調べる(ステップS503)。具体的には、無線LANモジュール20を使用してデータの送受信を行っている場合は無線で接続されていると判断し、NIC21を使用してデータの送受信を行っている場合は有線で接続されているとCPU11が判断する。
有線で接続されていると判断した場合は(ステップS503;Yes)、フラグ1を立てて(ステップS504)ステップS505に進む。無線で接続されていると判断した場合は(ステップS503;No)、ステップS505に進む。第1判定モードがOFF状態であれば(ステップS502;No)、ステップS505に進む。
第2判定モードがON状態であれば(ステップS505;Yes)、無線通信において、画像形成装置10とリモートパネル40間の電波強度が所定値以上か否かを調べる(ステップS506)。
所定値は、ユーザが決定することができる。電波強度が所定値以上であれば(ステップS506;Yes)、フラグ2を立てて(ステップS507)、ステップS508に進む。
電波強度が所定値未満であれば(ステップS506;No)、ステップS508に進む。第2判定モードがOFF状態の場合は(ステップS505;No)、ステップS508に進む。
第3判定モードがON状態であれば(ステップS508;Yes)、接続中のリモートパネル40が画像形成装置10の接合部に装着されているか否かを調べる(ステップS509)。
装着されている場合は(ステップS509;Yes)、フラグ3を立てて(ステップS510)、ステップS511に進む。装着されていない場合は(ステップS509;No)、ステップS511に進む。第3判定モードがOFF状態であれば(ステップS508;No)、ステップS511に進む。
いずれかのフラグ(フラグ1〜フラグ3)が立っていれば(ステップS511;Yes)、判定結果を印刷可能と決定し(ステップS513)、本処理を終了する。
いずれのフラグも立っていなければ(ステップS511;No)、判定結果を印刷不可能と決定し(ステップS512)、本処理を終了する。
図9は、画像形成装置10の接合部にリモートパネル40を装着する様子を示す。本発明の実施の形態では、画像形成装置10は操作表示部30の下部に、操作表示部30の内部に収納された状態と操作表示部30から引き出された状態とにスライド移動可能に構成されたパネル支持部36を備えており、当該パネル支持部36が接合部に該当する。
図9(A)はパネル支持部36をリモートパネル40に収納している状態、図9(B)はパネル支持部36を引き出した状態を示す。
パネル支持部36上にはインターフェース35が設けられており、ユーザは、リモートパネル40をパネル支持部36に装着する場合、リモートパネル40の装置接合部49とインターフェース35間での通信が可能になるよう接続する。図9(C)は、リモートパネル40をパネル支持部36に装着した場合の様子を示す。
なお、接続状態では、リモートパネル40と操作表示部30に同画面が表示されるので、リモートパネル40と画像形成装置10が接続状態であって、そのリモートパネル40が接合部に装着されている場合は、操作表示部30の表示をOFFにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の実施の形態では、パネルIDと取得画像を関連付ける方法としてボックスを採用したが、他の方法で関連付けしてもよい。たとえば、取得画像のファイルにパネルID等の付加情報を付加して保存するようにしてもよい。その場合、第2指示が投入されたら、その投入機のパネルIDに関連付けられている取得画像が保存されているか否かを調べる。そして、投入機のパネルIDに関連付けられている取得画像が保存されている場合は、その取得画像を読み出して印刷する。
本発明の実施の形態では、第1指示が実行を指示する動作としてポーリング受信と、プルプリント等のジョブを例に説明したが、これら第1指示が実行を指示する動作は、これらのジョブに限らない。外部の装置から画像を取得して印刷する動作(ジョブ)であれば、他の動作やジョブであってもよい。
本発明の実施の形態では、インターフェース35は、リモートパネル40が接合部に装着されているか否かを判別するのみに使用されたが、接合部に装着されたリモートパネル40と通信を行う際には、LAN3を通じた通信に代えて、当該インターフェース35経由でデータの送受信を行ってもよい。
本発明の実施の形態の図8では、全ての判定モードがOFFの場合は、いずれのフラグも立たず、印刷不可能としていたが、全ての判定モードがOFFの場合は判定結果を印刷可能としてもよい。また、実施の形態で説明した判定モードは無くともよい。その場合、画像形成装置10は操作パネル30から第2指示が投入された場合は、当該第2指示を無効とし、リモートパネル40から第2指示が投入された場合に、当該第2指示に従って動作すればよい。
本発明の実施の形態では、リモートパネル40は携帯型の端末であったが、PC端末などのような持ち歩きが不可能な端末であってもよい。
本発明の実施の形態では、リモートパネル40から第1指示を受けた場合、取得した画像を保存するとともに、そのリモートパネル40にその画像を送信していたが、送信しなくともよい。
3…LAN
5…電話回線
6…ネットワーク網
7…プリントシステム
10…画像形成装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…ハードディスク装置
16…画像処理部
17…プリンタ部
18…スキャナ部
19…ネットワークI/F部
20…無線LANモジュール
21…NIC
22…ファクシミリ通信部
23…モデム・NCU
24…リモートパネル接合判断部
25…電源制御部
26…遠隔制御判断部
30…操作表示部
31…表示部
32…操作部
33…スイッチ部
34…タッチパネル部
35…インターフェース
36…パネル支持部
40(40A、40B)…リモートパネル
41…CPU
42…ROM
43…RAM
44…不揮発メモリ
45…ハードディスク装置
46…電源制御部
47…ネットワークI/F部
48…無線LANモジュール
49…装置接合部
50…操作表示部
51…表示部
52…操作部
53…スイッチ部
54…タッチパネル部
60…複合機
70…ファクシミリ装置
80…ルータ

Claims (10)

  1. 外部装置から画像を取得する取得部と、
    記憶部と、
    印刷部と、
    自装置に設けられた操作部と、
    外部端末から自装置に対する指示を受信する通信部と、
    外部装置から画像を取得して前記印刷部で印刷する動作の実行を指示する第1指示を前記操作部で受けた場合は、前記第1指示に従って外部装置から画像を取得して前記印刷部で印刷し、前記第1指示を前記通信部が受信した場合は、前記第1指示に従って外部装置から画像を取得し、該画像を前記印刷部で印刷せずに前記記憶部に保存するよう制御する制御部と、
    を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記記憶部に記憶されている画像を読み出して前記印刷部で印刷する動作の実行を指示する第2指示を前記操作部で受けた場合は、該第2指示で指示された印刷を行わず、前記第2指示を前記通信部が受信した場合は、前記第2指示に従って前記記憶部から画像を読み出し前記印刷部で印刷するよう制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記通信部が前記第1指示を受信した場合は、前記第1指示の送信元の外部端末の識別情報を、前記第1指示に従って外部装置から取得して前記記憶部に保存した画像に関連付けし、
    前記通信部が前記第2指示を受信した場合は、前記第2指示の送信元の外部端末の識別情報と同一の識別情報が関連付けされている画像を前記記憶部から読み出して前記印刷部で印刷する
    よう制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記取得部は、ファクシミリ通信におけるポーリング受信、もしくはネットワークのプルプリントにて、外部装置から画像を取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記通信部が前記第1指示を受信した場合は、前記第1指示に従って外部装置から取得して前記記憶部に保存した画像もしくは該画像の縮小画像を、前記第1指示の送信元の外部端末に送信して表示させる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記通信部と前記外部端末との接続状態を判断する判断部を更に備え、
    前記制御部は、前記第2指示を前記通信部で受信したとき、該第2指示の送信元の外部端末に関する前記判断部の判断結果に基づいて、前記第2指示の示す印刷を実行するか否かを決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記判断部は、前記通信部に前記外部端末が有線で接続されているか否かを判断し、
    前記制御部は、前記判断部の判断結果が前記通信部に前記外部端末が有線で接続されていることを示す場合に、前記第2指示の示す印刷を実行する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記通信部は、無線通信によって前記外部端末と通信し、
    前記判断部は、前記外部端末と前記通信部との通信における電波強度が所定値以上か否かを判断し、
    前記制御部は、前記判断部の判断結果が、前記電波強度が所定値以上であることを示す場合に、前記第2指示の示す印刷を実行する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 前記外部端末が装着される接合部を更に備え、
    前記判断部は、前記接合部に前記外部端末が装着されているか否かを判断し、
    前記制御部は、前記判断部の判断結果が前記接合部に前記外部端末が装着されていることを示す場合に、前記第2指示の示す印刷を実行する
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  10. 前記判断部は、前記外部端末までの距離が所定の短距離以内か否かを判断し、
    前記制御部は、前記判断部の判断結果が所定の短距離以内であることを示す場合に、前記第2指示の示す印刷を実行する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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