JP2015001857A - プルプリントシステム、プルプリントサーバーおよびコンピュータープログラム - Google Patents

プルプリントシステム、プルプリントサーバーおよびコンピュータープログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プルプリントに使用するプリンターの機種の制約を緩和する。
【解決手段】プルプリントサーバー3は、ジョブJ52を作成したプリンタードライバー52を特定するドライバー情報520をクライアント2Aから取得する。機種別の適合するプリンタードライバーを示す情報T2を用いて、ジョブJ52がこれの転送を要求したプリント装置4に適合するかどうかを判定する。適合しない場合に、プルプリントサーバー3は、複数のプリンタードライバーの間のコマンドの対応を示す情報T3に基づいて、ジョブJ52のコマンドをプリント装置4に適合するプリンタードライバー42のコマンドに置き換え、得られた修正ジョブJ524をプリント装置4に転送する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プルプリントのための装置およびコンピュータープログラムに関する。
一般にパーソナルコンピューターには、プリンターを使用するためのプリンタードライバーがインストールされる。これにより、プリンターに適合するプリントジョブをプリンターに与えることが可能になる。プリントジョブは、印刷すべき画像情報と印刷設定情報(部数、用紙サイズ、片面/両面、モノクロ/カラー、仕上げ加工の要否など)とを含む所定形式の印刷命令データである。
プリンターのメーカーが提供する純正ドライバーのように機種別に最適化された機種依存性のプリンタードライバーを用いることにより、プリンターのもつ印刷機能を最大限に利用することができる。例えば用紙を加工する後処理機能がプリンターに備わる場合には、後処理を行なわせることができる。これに対して、複数の機種に適合する汎用型のプリンタードライバーでは、プリンターのもつ機能の一部を利用することができなかったり、ユーザーの意図しない印刷動作が行なわれたりする。
従来、企業のオフィスのように複数のユーザーがプリンターを共用する印刷環境において、プルプリントが行なわれている。ここでいうプリンターには、MFP(Multi-functional Peripheral)のようにネットワークプリンターとして使用可能な情報機器が含まれる。プルプリントでは、プルプリントサーバーが使用され、プリントジョブの作成とは非同期のタイミングでプリントジョブの実行(すなわち印刷動作)が行われる。
例えば、複数のプリンターを備えるプルプリントシステムにおいて、パーソナルコンピューターのユーザーがドキュメントの印刷を指示すると、パーソナルコンピューターにおいて作成されたプリントジョブがプルプリントサーバーへ送信される。送信されたプリントジョブは、いったんプルプリントサーバーにおいて保存される。その後、ユーザーが複数のプリンターから任意に選んだ一つのプリンターの設置場所へ出向き、プリンターの操作パネルを用いてプリントジョブの実行を指示する。指示を受けたプリンターはプルプリントサーバーからプリントジョブを引き出して実行する。
プルプリントによれば、当人以外による印刷物の持ち去りを防止するセキュアプリントを実現することができる。また、ユーザーが都合の良い場所で印刷物を受け取ったり、他のユーザーによって使用されていないプリンターを選んで使用したりすることができる。
プルプリントに関して、プリンタードライバーがプリンターの機種に依存しない中間形式のプリントジョブを作成してプルプリントサーバーに送る手法が提案されている(特許文献1)。この手法によれば、ユーザーはプリンターの設置場所に出向いて印刷を実行させる段階で、印刷設定を変更することができる。ユーザーが印刷設定の変更を指示した場合、プルプリントサーバーは中間形式のプリントジョブを、プリンターによる実行が可能でかつ設定変更指示を反映させたプリントジョブに変換してプリンターに送る。
一方、プリンターに対する外部装置による制御に関して、プリンターに与えるコマンドをプリンターの機種に応じて切り替える技術がある(特許文献2)。従来において開示されたPOS(Point of sale)用の端末装置には、ロール紙に文字情報を印刷してレシートを発行する記録装置として、この種の製品ラインナップにおける上位または下位のプリンターが選択的に接続される。プリンターを制御する端末装置は、上位用コマンドとそれに対する代替コマンドになり得る下位用コマンドとを対応づけるデータベースを備える。下位のプリンターが接続されている場合、端末装置は、上位用コマンドを出力して制御すべき状況において、代替コマンドである下位用コマンドを出力する。
特開2012−078999号公報 特開2012−141880号公報
従来では、複数のプリンターを備えるプルプリントシステムを構築する際に、これらプリンターの機種を、適合する機種依存性のプリンタードライバーが共通である“同類”の機種に統一する必要があった。この制約は、プリンターを追加したり既存のプリンターの一部を最新機種に入れ替えたりするシステム構成の拡張や改変における制約でもあった。
本発明は、このような事情に鑑み、プルプリントに使用するプリンターの機種の制約を緩和することを目的としている。
上記目的を達成するシステムは、サーバーと、前記サーバーにプリントジョブをアップロードするクライアントと、前記サーバーからプリントジョブを取り込んで実行するプリント装置とを備えるプルプリントシステムであって、前記クライアントは、前記サーバーへのプリントジョブのアップロードに際して、当該プリントジョブを作成したプリンタードライバーを特定するドライバー情報を前記サーバーに送信する通信モニター部を有しており、前記サーバーは、アップロードされた前記プリントジョブと前記通信モニター部から送信された前記ドライバー情報とを関連付けて保存するジョブ管理部と、機種の異なる複数のプリント装置のそれぞれに適合するプリンタードライバーを示す適合ドライバー情報と、前記適合ドライバー情報に示される複数のプリンタードライバーのそれぞれが用いるコマンドのうちの指示内容が同じコマンドどうしの対応を示す対応コマンド情報とを管理するデータベース部と、前記複数のプリント装置のそれぞれとの通信時に各プリント装置の機種を示す装置情報を取得する取得部と、保存されている前記プリントジョブの転送が前記複数のプリント装置のいずれかから要求されたときに、前記適合ドライバー情報において前記装置情報が示す機種に適合するプリンタードライバーと前記ドライバー情報が示すプリンタードライバーとを照合することによって、転送の要求された当該プリントジョブが当該プリントジョブの転送を要求したプリント装置である要求元プリント装置に適合しているかどうかを判定する判定部と、前記判定部によって判定対象の前記プリントジョブが前記要求元プリント装置に適合していると判定された場合には、転送が要求された前記プリントジョブを前記要求元プリント装置に転送し、判定対象の前記プリントジョブが前記要求元プリント装置に適合していないと判定された場合には、転送が要求された前記プリントジョブに代えて、当該プリントジョブのコマンドを前記対応コマンド情報によって対応づけられている他のプリンタードライバーのコマンドのうちの前記装置情報が示す機種に適合するプリンタードライバーのコマンドに置き換えた修正プリントジョブを、前記要求元プリント装置に転送する転送部と、を有する。
本発明によれば、複数のプリンターのうちの少なくともいずれか一つに適合する機種依存性のプリンタードライバーによって作成されたプリントジョブを、いずれのプリンターにおいても実行させることができる。すなわち、適合する機種依存性のプリンタードライバーが異なる複数のプリンターを共存させたプルプリント環境の実現が可能になる。
本発明の実施形態に係るネットワーク構成の一例を示す図である。 プルプリントシステムの動作の概要を示す図である。 適合ドライバーテーブルの例を示す図である。 対応コマンドテーブルの例を示す図である。 プルプリントシステムにおけるプリントジョブのアップロードに関係する要部の機能構成を示す図である。 プルプリントシステムにおけるプリントジョブの実行に関係する要部の機能構成を示す図である。 プルプリントサーバーのハードウェア構成を示す図である。 プルプリントサーバーの動作の概要を示すフローチャートである。 プルプリントサーバーによるジョブ保存のフローチャートである。 プルプリントサーバーによるジョブ転送のフローチャートである。 ジョブ転送ルーチンにおけるジョブ修正サブルーチンのフローチャートである。 プルプリントサーバーによるデータベース管理のフローチャートである。 プルプリントサーバーの構成の変形例を示す図である。 図13の変形例に係る指定機種テーブルの例を示す図である。 図13のプルプリントサーバーの動作の概要を示すフローチャートである。 図13のプルプリントサーバーによる修正ジョブ作成のフローチャートである。 図13のプルプリントサーバーによるジョブ転送のフローチャートである。 プルプリントに係るネットワーク構成の変形例を示す図である。 適合ドライバーテーブルの変形例を示す図である。
図1にプルプリント環境として例示されるネットワーク7は、企業のオフィスに構築されたLAN(Local Area Network)である。ネットワーク7には、複数のパーソナルコンピューター2A,2B、プルプリントサーバー3、および複数のMFP4,5A,5Bが接続されている。これらの機器によってプルプリントシステムが構成される。パーソナルコンピューター2A,2Bの台数(図示では2)およびMFP4,5A,5Bの台数(図示では3)は例示の数に限らない。
パーソナルコンピューター2A,2Bは、プルプリントサーバー3に対するクライアントである。パーソナルコンピューター2A,2Bは、据置き型でもよいし、ノート型やタブレット型といった可搬型であってもよい。パーソナルコンピューター2A,2Bは、有線通信または無線通信によってプルプリントサーバー3にアクセスする。無線通信には例えばWLAN(Wireless Local Area Network)の規格に準拠した図示しないアクセスポイントが利用される。
プルプリントサーバー3は、クライアントからアップロードされたプリントジョブ(以下、これを略して「ジョブ」という)を管理する。本例のプルプリントサーバー3は、インターネット8を介して接続されるクラウド上のサーバー9と交信することができる。プルプリントサーバー3は、プルプリント専用の情報機器であってもよいし、メールサーバーやファイルサーバーといった他のサーバー機能を兼ね備える情報機器であってもよい。サーバー機やパーソナルコンピューターといった情報処理装置に限らず、サーバー用プログラムの実行が可能な他の機器をプルプリントサーバー3として利用することができる。サーバー用プログラムは、ネットワーク上のデバイスを効率的に管理する統合デバイス管理アプリケーションのプラグインソフトウェアであってもよい。
MFP4,5A,5Bは、SNMP(Simple Network Management Protocol)によって管理されるネットワークプリンターとして使用可能な複合型の情報機器である。MFP4,5A,5Bは、プルプリントにおけるプリント装置として動作する。すなわち、MFP4,5A,5Bは、プルプリントサーバー3内で保存されているジョブをプルプリントサーバー3から引き出して実行し、ジョブに応じた印刷物を出力する。MFP4,5A,5Bは画面表示の可能な操作パネルを有しており、プルプリントシステムのユーザーは、この操作パネルを用いて、実行させたいジョブを指定したりプリント動作の開始を指示したりする。
図1に描かれた3台のMFP4,5A,5Bにおいて、MFP4と他の2台のMFP5A,5Bとは互いに機種が異なる。ただし、3台のMFP4,5A,5Bにおいてハードウェア構成および印刷出力に関する仕様はほぼ共通であり、MFP4,5A,5Bのいずれもが同様の印刷物を出力することができる。しかし、MFP4とMFP5A,5Bとの間に、ハードウェアの制御および印刷に伴う画像データ処理のためのソフトウェアに差異がある。
例えば、MFP4,5A,5BがOEM(Original Equipment Manufacturer)メーカーによって製造され、MFP4とMFP5A,5Bとで販売者が異なり、販売者ごとに細部に独自性をもつソフトウェアが組み込まれるという場合がある。また、販売者は同じであるが、ソフトウェアのバージョンアップを機に機種名を変えて販売される場合もある。
以下に説明するプリプリントシステムは、機種の異なるプリント装置が混在するネットワークにおいて、機種に依存するプリンタードライバーによって作成されたジョブに対応する印刷物を、ユーザーがいずれのプリント装置にも出力させることが可能なプルプリントを実現する。
図2はプルプリントシステムの動作の概要を示している。図2において、プルプリントシステム1は、クライアントとしてのパーソナルコンピューター(PC)2A,2B、プルプリントサーバー3、およびプリント装置としての複数のMFP4,5A,5Bを備える。
MFP4,5A,5Bの使用に先立って、パーソナルコンピューター2A,2Bには、少なくともMFP4およびMFP5A,5Bのいずれかに適合するプリンタードライバーがインストールされる。MFP4に最適な純正のプリンタードライバーとして、ジョブを記述するページ記述言語としてPCL(Printer Control Language)を用いるPCLドライバー41と、PostScript(登録商標)を用いるPSドライバー42とが、MFP4のメーカーから提供されている。また、MFP5A,5Bに最適な純正のプリンタードライバーとして、PCLを用いてプリントジョブを記述するPCLドライバー51と、PostScriptを用いてプリントジョブを記述するPSドライバー52とが、MFP5A,5Bのメーカーから提供されている。図示の状態では、これら計四つのプリンタードライバーのうち、PCLドライバー41とPSドライバー42とがパーソナルコンピューター2Aにインストールされ、PCLドライバー51とPSドライバー52とがパーソナルコンピューター2Bにインストールされている。ただし、パーソナルコンピューター2A,2Bのそれぞれに四つのプリンタードライバーのうちの一つのみをインストールしてもよいし、任意に選んだ二つないし四つのプリンタードライバーをインストールしてもよい。
パーソナルコンピューター2A,2Bを操作するそれぞれのユーザーは、ドキュメントファイルD1、D2の印刷を指示する際に、インストールされているプリンタードライバーのうちの一つを任意に選択する。そうすると、選択されたプリンタードライバーによってジョブ(印刷動作を指定するファイル)が作成されてプルプリントサーバー3にアップロードされる。詳しくは、PCLドライバー41が選択されるとジョブJ41がアップロードされ、PSドライバー42が選択されるとジョブJ42がアップロードされる。PCLドライバー51が選択されるとジョブJ51がアップロードされ、PSドライバー52が選択されるとジョブJ52がアップロードされる。
アップロードされたジョブJ41,J42,J51,J52は、いったんプルプリントサーバー3において保存される。このとき、プルプリントサーバー3は、ジョブを作成してアップロードしたプリンタードライバーを特定するドライバー情報をパーソナルコンピューター2Aから取得する。そして、取得したドライバー情報410,420,510,520をそれに該当するジョブに対応づけて記憶する。ドライバー情報410,420,510,520は、以後に“ジョブ修正”の要否判断に用いられる。
ところで、ジョブJ41,J42は、いずれも同じ画像データ(ここではドキュメントファイルD1)を印刷対象に指定する。言い換えれば、ジョブJ41,J42のいずれが実行されたとしても、得られる印刷物に実質的な差異は生じない。ジョブJ51,J52についても同様である。しかし、ジョブJ41,J42,J51,J52の間において、印刷動作を規定するコマンド(指示を表わすビット列)およびパラメーターに差異の生じる場合がある。ページ記述言語が異なればコマンドは異なる。ページ記述言語が同じであっても、印刷設定の如何によっては、コマンドまたはパラメーターに差異が生じる。したがって、各ジョブJ41,J42,J51,J52がそれに適合しないMFPに投入された場合、ユーザーによる設定と異なる印刷物が出力されたり、ジョブ自体が実行されなかったりする。
そこで、プルプリントサーバー3は、MFP4,5A,5Bからジョブの転送が要求されたときに、必要に応じて元のジョブのコマンドおよびパラメーターを変更する“ジョブ修正”を行ない、要求元のMFPに対してそれに適合するジョブを転送する。例えば、MFP4からジョブJ41の転送が要求された場合、ジョブJ41を作成したPCLドライバー41はMFP4の純正のドライバーであるので、ジョブJ41はMFP4に適合する。したがって、この場合、ジョブJ41がそのままMFP4へ転送される。これに対して、MFP4からジョブJ52の転送が要求された場合、ジョブJ52を作成したPSドライバー52はMFP5A,5Bの純正のドライバーであってMFP4には適合しない。必然的にジョブJ52はMFP4に適合しない。したがって、この場合、ジョブJ52に対するジョブ修正が行なわれ、それによって得られた修正ジョブJ524がMFP4へ転送される。
このようにプルプリントサーバー3が必要に応じてジョブ修正を行なうことにより、ユーザーがPCLドライバー41,51およびPSドライバー42,52のいずれを選択するかにかかわらず、かつユーザーがMFP4,5A,5Bのいずれにジョブの実行を指示するかにかかわらず、ユーザーは所望の印刷物を得ることができる。
以下、プルプリントシステムの構成および動作をさらに詳しく説明する。
“ジョブ修正”の要否を判定するため、プルプリントサーバー3は、MFP4,5A,5Bの機種にそれぞれ適合するプリンタードライバーを示す適合ドライバーテーブルT2を有している。また、プルプリントサーバー3は、“ジョブ修正”において置き換えるべきコマンドおよびパラメーターを示す対応コマンドテーブルT3を有している。
図3は適合ドライバーテーブルT2の例を示している。適合ドライバーテーブルT2の各レコードは、機種を特定するフィールド201、機種に適合する第1のプリンタードライバーを示すフィールド202、および機種に適合する第2のプリンタードライバーを示すフィールド203を有する。
フィールド201には、MFP4,5A,5Bを含むプリント装置として使用可能な機器に備わるMIB(Management Information Base)におけるSysOID(システムオブジェクトID)またはSysDescriptionが格納される。フィールド202には、例えばPCLドライバーの識別コードが格納され、フィールド203には、例えばPSドライバーの識別コードが格納される。他のページ記述言語を用いるドライバーが存在する場合には、それの識別コードを格納するフィールドが、適合ドライバーテーブルT2に設けられる。
図4は対応コマンドテーブルT3の例を示している。対応コマンドテーブルT3において、レコードはプリンタードライバーが用いるページ記述言語によってグループ分けされる。各グループにおいて、各レコードは、コマンド種別を示すフィールド301、および適合ドライバーテーブルT2に示される該当する全てのプリンタードライバーのそれぞれに対応するフィールド302,303,351,352を有する。
例示において、PCLを用いるプリンタードライバーについては、「給紙トレイ」というコマンド種別がある。これは、複数の給紙トレイを有するプリント装置に対して、印刷時に使用する給紙トレイを指定するために設けられている。この「給紙トレイ」のレコードにおいて、フィールド302の「KOMIHA bh25 new PCL」というドライバーのコマンド(パラメーターを伴う)は「MEDIASOURCE=1」であり、フィールド303の「KOMIHA bh30 PCL」というドライバーのコマンドも同じく「MEDIASOURCE=1」である。したがって、フィールド302に対応するドライバーによって作成されたジョブの転送が、フィールド303に対応するドライバーと適合するプリント装置から要求された場合には、「給紙トレイ」ついてコマンドを置き換える必要はない。同様に、フィールド303に対応するドライバーによって作成されたジョブの転送が、フィールド302に対応するドライバーと適合するプリント装置から要求された場合にもコマンドを置き換える必要はない。
しかし、「給紙トレイ」におけるフィールド351の「AHIMOK 300 Series PCL」というドライバーのコマンド(パラメーターを伴う)は「MEDIASOURCE=5」であり、フィールド352の「AHIMOK 400 Series PCL」というドライバーのコマンドも同じく「MEDIASOURCE=5」である。すなわち、フィールド302,303のコマンドとフィールド351,352のコマンドとを比較すると、給紙指定を意味するコマンドの文字列は共通であるが、デフォルトの給紙トレイを表わすパラメーターの数値が異なる。したがって、フィールド302またはフィールド303に対応するドライバーによって作成されたジョブの転送が、フィールド351またはフィールド352に対応するドライバーと適合するプリント装置から要求された場合に、「給紙トレイ」ついてコマンドのパラメーターを置き換えるジョブ修正を行なう必要がある。同様に、フィールド351またはフィールド352に対応するドライバーによって作成されたジョブの転送が、フィールド302またはフィールド303に対応するドライバーと適合するプリント装置から要求された場合にも、ジョブ修正を行なう必要がある。
さらに他のレコードに注目すると、「フォント」というコマンド種別がある。これは、画像データに含まれる文字のラスタライズに適用するフォントを指定するために設けられている。この「フォント」のレコードにおいて、フィールド302,303のコマンド(パラメーターを伴う)は「FontStatus Hirakaku W3」であるのに対して、フィールド351,352のコマンドは(パラメーターを伴う)は「FStyle Hirakaku W3」である。これらコマンドを比較すると、フォント名を示すパラメーター部分(Hirakaku W3)は共通であるが、フォント指定を意味するコマンドの文字列に違いがある。すなわち、フィールド302,303では「FontStatus」であるのに対して、フィールド351,352では「FStyle」である。したがって、ジョブとそれの転送を要求するプリント装置とが、「フォント」のレコードにおける互いにコマンドの異なる二つのフィールドに対応する場合には、「フォント」についてコマンドを置き換えるジョブ修正を行なう必要がある。
図5はプルプリントシステムにおけるジョブのアップロードに関係する要部の機能構成を示している。図5ではPSドライバー42によってジョブJ42のアップロードされる場合が模式的に示されている。ただし、これに限らず、上述のとおりユーザーは他のプリンタードライバー(PCLドライバー41,51、またはPSドライバー52)をジョブの作成手段として選択することができる。
クライアントとしてのパーソナルコンピューター2Aにおいて、ユーザーはワードプロセッサーやビューワといった所定のアプリケーション25に対して、ファイル処理としてドキュメントファイルD1の印刷を指定する。続いて、アプリケーション25によって呼び出された印刷設定画面において、プリンターの選択肢として表示される複数のプリンタードライバーのうちの一つを選択する。本例ではPSドライバー42を選択するものとする。ユーザーは、必要に応じて、印刷対象ページや部数といった基本項目およびプリンタードライバーに依存する応用項目について所望の設定を指示する。そして、ユーザーはファイル出力の開始を指示する。
ユーザーの指示を受けて、PSドライバー42は、ドキュメントファイルD1の画像データを印刷対象として含むジョブJ42を作成する。ジョブJ42は、PSドライバー42に適合するMFP4が実行可能なコマンドによって構成される。PSドライバー42は、パーソナルコンピューター2Aに備わる通信機能を利用してプルプリントサーバー3にジョブJ42をアップロードする。
ジョブJ42がアップロードされるとき、ポートモニター60によってドライバー情報420がプルプリントサーバー3に送信される。ドライバー情報420は、アップロードされるジョブを作成したプリンタードライバーを特定する情報である。図示の場合、ドライバー情報420が示すプリンタードライバーはPSドライバー42である。
ドライバー情報420を送信するため、予めパーソナルコンピューター2Aには、ポートモニター60がPSドライバー42または他のプリンタードライバーとともにインストールされている。ポートモニター60は、API(Application Programming interface)を介して、パーソナルコンピューター2Aのオペレーティングシステム(OS)20またはミドルウェアからPSドライバー42のドライバー名をドライバー情報420として取得する。
プルプリントサーバー3は、通信処理部31およびジョブ管理部32を有する。これらの構成要素は所定のプログラムが実行されることによって実現される機能要素である。通信処理部31は、クライアントおよびプリント装置との通信処理を受け持ち、ジョブ管理部32は、ジョブおよびドライバー情報の管理を受け持つ。
通信処理部31は、パーソナルコンピューター2Aから受信したジョブJ42およびドライバー情報420をジョブ管理部32に引き渡す。ジョブ管理部32は、ジョブJ42をジョブ保存フォルダー131に格納する。ジョブ保存フォルダー131は、プルプリントサーバー3の内部の不揮発性メモリ領域である。ジョブJ42の格納に際して、ジョブ管理部32は、ジョブ管理テーブルT1にジョブJ42の管理に必要な情報を書き込む。
ジョブ管理テーブルT1では、管理されるジョブのそれぞれにレコードが対応する。各レコードは、「ジョブファイル名」というフィールド103と「ドライバー名」というフィールド105とを含む複数のフィールドを有している。フィールド103には、例えばジョブ管理テーブルT1が管理対象のジョブに対して自動付与したファイル名が書き込まれる。このファイル名はジョブを一意に特定する。フィールド105には、ドライバー情報420が書き込まれる。これにより、ジョブ保存フォルダー131内のジョブJ42と関連づけてドライバー情報420がプルプリントサーバー3において保存されることになる。
図6は、プルプリントシステムにおけるプリントジョブの実行に関係する要部の機能構成を示している。図6ではMFP5Aによってジョブが実行される場合が模式的に示されている。ただし、これに限らず、上述のとおりユーザーは他のMFP4,5Bをジョブの実行手段として選択することができる。
プルプリントサーバー3は、判定部34、転送部35、およびデータベース部36を有する。これらの構成要素は所定のプログラムが実行されることによって実現される機能要素である。判定部34は上述のジョブ修正の要否を判定する。転送部35は、通信処理部31と連携してジョブまたは修正ジョブをプリント装置へ転送する。修正ジョブを転送する場合、転送部35によってジョブ修正が行なわれる。データベース部36は、適合ドライバーテーブルT2および対応コマンドテーブルT3の保守管理を受け持つ。
MFP5Aからの転送要求は、通信処理部31を経由してジョブ管理部32に与えられる。転送要求には、ユーザーが指定したジョブのファイル名が含まれる。ジョブ管理部32は、ジョブ管理テーブルT1を参照し、転送要求の示すファイル名をもつジョブをジョブ保存フォルダー131から読み出す。ここでは、ユーザーがジョブJ42を指定したものとする。読み出されたジョブJ42は転送部35に引き渡される。
一方、通信処理部31は、転送要求を受ける通信の過程において、要求元のプリント装置であるMFP5Aから当該MFP5Aの機種を特定する装置情報75Aを取得する。すなわち、通信処理部31は装置情報75Aの取得手段として機能する。装置情報75Aは、MFP5Aが保有するMIB情報の一部である。装置情報75Aの示す機種は判定部34に伝えられる。
判定部34は、通信処理部31から伝えられたMFP5Aの機種をキーとして適合ドライバーテーブルT2を検索する。これに先立って、判定部34には、ジョブJ42に関連づけて保存されているドライバー名がジョブ管理部32から伝えられている。判定部34は、キーに該当する適合ドライバーテーブルT2のレコードに、ジョブ管理部32から伝えられたドライバー名が存在するかどうかを判定する。つまり、ジョブJ42がこれの転送を要求したMFP5Aに適合するかどうかを判定する。そして、判定部34は、判定結果を転送部35に伝える。その際、判定結果が「適合しない」である場合には、判定部34は、キーとしたドライバー名とキーに該当するレコード内のドライバー名(すなわちMFP5Aに適合するプリンタードライバー)とを転送部35に通知する。
転送部35は、判定部34からの判定結果が「適合する」であった場合には、ジョブ管理部32から引き渡されたジョブJ42をそのまま通信処理部31を介してMFP5Aに転送する。判定結果が「適合しない」であった場合、転送部35は、対応コマンドテーブルT3を参照してジョブJ42に対するジョブ修正を行ない、得られた修正ジョブJ425をMFP5Aに転送する。対応コマンドテーブルT3の参照に際して、転送部35は、判定部34から通知された二つのドライバー名のそれぞれ対応する二つのフィールドに注目し、これらフィールドの間でのコマンドおよびパラメーターの差異の有無を判別する。そして、差異のあるレコード(コマンド種別)についてコマンドまたはそれに付随するパラメーターを置き換える。
なお、図6の例示では、MFP5Aから転送が要求されたジョブJ42は、MFP4に適合するPSドライバー42によって作成されたジョブであるので、MFP5Aには適合しない。したがって、判定部34による判定結果は「適合しない」となり、転送部35によって修正ジョブJ425が作成されてMFP5Aに転送されることになる。
図7はプルプリントサーバーのハードウェア構成を示している。図示のように、プルプリントサーバー3のハードウェア構成は一般的な情報処理装置の構成と同様である。プルプリントサーバー3は、プログラムを実行するコンピューターとしてのCPU(Central Processing Unit)11、CPU11が直接にアクセスすることができる主記憶装置12、記憶容量を高める補助記憶装置13、および外部装置との通信のため通信インタフェース14を有する。補助記憶装置13によってサーバー用プログラム、ジョブ管理テーブルT1、適合ドライバーテーブルT2、および対応コマンドテーブルT3が保存される。また、補助記憶装置13にジョブ保存フォルダー131が設けられる。
図8のフローチャートはプルプリントサーバーの動作の概要を示している。プルプリントサーバー3は、クライアントによるアップロード要求があれば(S01でYES)、ジョブ保存ルーチンの処理を実行し(S02)、プリント装置からの転送要求があれば(S03でYES)、ジョブ転送ルーチンの処理を実行する(S04)。そして、毎日の定刻や設定時間が経過するごとの時点といった所定の時期が到来すれば(S05でYES)、データベース管理ルーチンの処理を実行する(S06)。
図9はジョブ保存ルーチンのフローチャートである。プルプリントサーバー3は、クライアントからアップロードされたジョブをジョブ保存フォルダー131に格納する(S21)。クライアントのポートモニターからドライバー情報を受信し(S22)、受信したドライバー情報をジョブ管理テーブルT1に登録する(S23)。
図10はジョブ転送ルーチンのフローチャートである。
プルプリントサーバー3は、転送要求によって指定されたジョブをジョブ保存フォルダー131から読み出し(S41)、読み出したジョブに対応するドライバー情報をジョブ管理テーブルT1から読み込む(S42)。ジョブの転送を要求した要求元プリント装置の装置情報を取得し(S43)、読み出したジョブが要求元プリント装置に適合するかどうかを判定する(S44)。
読み出したジョブが要求元プリント装置に適合する場合(S45でYES)、プルプリントサーバー3は当該ジョブを要求元プリント装置へ送信する(S46)。読み出したジョブが要求元プリント装置に適合しない場合には(S45でNO)、プルプリントサーバー3はジョブ修正サブルーチンの処理を実行する(S47)。
図11はジョブ修正サブルーチンのフローチャートである。
プルプリントサーバー3は、対応コマンドテーブルT3に基づいて、転送要求に従って読み出したジョブに含まれるコマンドと、要求元プリント装置に適合するプリンタードライバー(これを要求元適合ドライバーという)が使用するコマンドとを照合する(S470)。そして、ジョブに含まれるコマンドの中に、要求元適合ドライバーが対応しない非対応コマンドが有るかどうかをチェックする(S471)。つまり、置換えることのできないコマンド(非対応コマンド)がジョブに含まれているかどうかをチェックする。
非対応コマンドが無ければ(S471でNO)、フローはステップS475へ進む。プルプリントサーバー3は、ジョブに含まれるコマンドのうちの置換えの必要なコマンドを要求元適合ドライバーのコマンドに置き換える。そして、このジョブ修正によって得られた修正ジョブを要求元プリント装置へ送信する(S476)。
一方、非対応コマンドが有った場合(S471でYES)、プルプリントサーバー3は、要求元プリント装置に対して、ユーザーの指定した印刷設定どおりの印刷結果が得られないおそれのあることを通知する。このとき、指定されているジョブに適合する他のプリント装置の機種または機種および設置場所を合わせて通知する(S472)。そして、要求元プリント装置からの連絡を待つ(S473)。この場合、要求元プリント装置は、自装置での印刷(転送の続行)または他のプリント装置での印刷(転送中止)の選択をユーザーに促す案内画面を操作パネルのディスプレイに表示させる。
要求元プリント装置から“転送中止”を指示する連絡があると、フローは直ちに当該ジョブ修正サブルーチンを抜けて図10のフローに戻る。要求元プリント装置から“転送続行”を指示する連絡があると、プルプリントサーバー3は、転送要求に従って読み出したジョブのうちの非対応コマンドを削除する(S474)。この場合、削除されなかった残りのコマンドを必要に応じて置き換えるジョブ修正が行なわれ(S475)、得られた修正ジョブが要求元プリント装置へ送信される(S476)。
図12はデータベース管理ルーチンのフローチャートである。プルプリントサーバー3は、クラウド上のサーバー9(図1参照)に、適合ドライバーテーブルT2および対応コマンドテーブルT3の更新の有無を問い合わせる(S61)。サーバー9は、例えばプルプリントサーバー3を実現するサーバー用プログラムのベンダーによって更新される最新のテーブル内容を示すデータ、および最新でない歴代のテーブル内容と最新のテーブル内容との差分を示すデータを保有している。
クラウドにおいて適合ドライバーテーブルT2および対応コマンドテーブルT3が更新されている場合(S62でYES)、プルプリントサーバー3は、最新のデータまたは差分データをサーバー9からダウンロードして自装置内の適合ドライバーテーブルT2および対応コマンドテーブルT3を更新する(S63、S64)。
以上のプルプリントシステム1には次に説明する変形例がある。
図13のプルプリントシステム1bはプルプリントサーバー3bを有している。このプルプリントサーバー3bは、プリント装置からジョブの転送が要求される以前に、クライアントからアップロードされたジョブJ42について、一つまたは複数の修正ジョブJ425,J426を作成して保存しておく。このように予め修正ジョブを準備しておくことにより、転送が要求されてからジョブ修正を行なう上述のプルプリントシステム1と比べて、修正ジョブを転送すべき場合における転送要求から転送完了までの時間を、ジョブ修正処理の所要時間分だけ短縮することができる。すなわち、転送要求に対する応答性が高まる。
図13の例示において、アップロードされるジョブJ42はMFP4に適合し、MFP4とは機種の異なるMFP5に適合しない。また、ジョブJ42は、MFP4,5のいずれとも機種の異なるMFP6にも適合しない。そこで、MFP5に適合する修正ジョブJ425とMFP6に適合する修正ジョブJ426とが作成され、元のジョブJ42とともにジョブ保存フォルダー131において保存される。
修正ジョブの準備において、プルプリントサーバー3bは指定機種テーブルT4を参照する。指定機種テーブルT4は、準備すべき修正ジョブをクライアント別に示すテーブルであり、予めプルプリントサーバー3b内に設けられている。図14のとおり、指定機種テーブルT4の各レコードは、「クライアント」、「指定プリント装置の機種」および「備考」というフィールド401,402,403を有している。フィールド402の「指定プリント装置の機種」は、クライアントのユーザーがよく使用するプリント装置の機種を示し、フィールド403の「備考」は、クライアントのユーザーがよく使用するプリント装置の設置場所を示す。指定機種テーブルT4の内容は、例えばシステム管理者によってユーザーの要望を踏まえて定められる。
図14の指定機種テーブルT4に基づく修正ジョブの準備の例として、クライアントがユーザーAのPC(パーソナルコンピューター)であった場合を想定する。このクライアントには機種1、機種2および機種3が指定されているので、このクライアントからのジョブについて、二つの修正ジョブが準備されることになる。ジョブが機種1に適合する場合は、機種2,3にそれぞれ適合する修正ジョブが作成され、ジョブが機種2に適合する場合は、機種1,3にそれぞれ適合する修正ジョブが作成され、ジョブが機種3に適合する場合は、機種1,2にそれぞれ適合する修正ジョブが作成される。
また、他の例としてクライアントがユーザーBのPCであった場合を想定する。このクライアントには機種1および機種2が指定されているので、このクライアントからのジョブについて、一つの修正ジョブが準備されることになる。ジョブが機種1に適合する場合は機種2に適合する修正ジョブが作成され、ジョブが機種2に適合する場合は機種1に適合する修正ジョブが作成される。
このように指定機種テーブルT4によって修正ジョブの数を定めることにより、プルプリントサーバー3bにおけるデータ処理の負担を低減することができる。一般に、同じジョブが複数のプリント装置から引き出されることは少なく、アップロードされるジョブの大半は一回しか引き出されない。つまり、修正ジョブを準備してもそれが引き出されるとは限らない。引き出されなかった場合は結果的に無駄に修正ジョブを作成したことになってしまう。ネットワーク上のプリント装置の機種の数が多いほど、またアップロードされるジョブが多いほど、無駄になる修正ジョブを数多く作成することになる。そこで、ユーザーが頻繁に使用するプリント装置の機種に限定して修正ジョブを準備しておくことにより、無駄な修正ジョブの作成を低減することができる。
図15のフローチャートは図13のプルプリントサーバーの動作の概要を示している。プルプリントサーバー3bは、クライアントによるアップロード要求があれば(S11でYES)、ジョブ保存ルーチンの処理を実行し(S12)、CPUの稼動率の小さい低負荷状態であるときに(S13でYES)、修正ジョブ作成ルーチンの処理を実行する(S14)。そして、プリント装置からの転送要求があれば(S15でYES)、ジョブ転送ルーチンの処理を実行し(S16)、所定の時期が到来すれば(S17でYES)、データベース管理ルーチンの処理を実行する(S18)。
図16は修正ジョブ作成ルーチンのフローチャートである。
プルプリントサーバー3bは、ジョブ保存フォルダー131からジョブ修正における元のジョブとして注目していないジョブ(未処理のジョブ)を抽出する(S141)。抽出したジョブをアップロードしたクライアントをジョブ管理テーブルT1によって特定し、特定したクライアントに対して指定された機種を指定機種テーブルT4から抽出する(S142)。
続いてプルプリントサーバー3bは、抽出した機種に適合するプリンタードライバーを適合ドライバーテーブルT2から抽出し(S143)、注目しているジョブを作成したプリンタードライバー以外のプリンタードライバーを判別する(S144)。
そして、プルプリントサーバー3bは、対応コマンドテーブルT3に基づいて、注目しているジョブのコマンドをステップS144で判別したプリンタードライバーのコマンドに置き換えた修正ジョブを作成して保存する(S145、S146)。注目したジョブに対応するクライアントに当該ジョブに適合しない機種が複数指定されている場合には、これら機種のそれぞれに適合する修正ジョブを作成する。未処理のジョブが複数保存されている場合には、これらジョブのそれぞれについて以上と同様の処理を実行する。
図17は図13のプルプリントサーバーによるジョブ転送のフローチャートである。
プルプリントサーバー3bは、ジョブの転送を要求した要求元プリント装置からその機種を示す装置情報を取得する(S161)。転送要求によって指定されたジョブが要求元プリント装置に適合する場合には(S162でYES)、指定されたジョブをジョブ保存フォルダー131から読み出して要求元プリント装置へ送信する(S163、S164)。
一方、指定されたジョブが要求元プリント装置に適合しない場合には(S162でNO)、要求元プリント装置に適合する修正ジョブが既に作成されて保存されているかどうかをチェックする(S165)。適合する修正ジョブが既に有れば(S165でYES)、その修正ジョブをジョブ保存フォルダー131から読み出して要求元プリント装置へ送信する(S166、S164)。適合する修正ジョブが無い場合、すなわち修正ジョブの準備が間に合っていない場合には(S165でNO)、図11と同様のジョブ修正ルーチンの処理を実行する(S167)。
図18は、プルプリントに係るネットワーク構成の変形例を示している。
図18のネットワークでは、プルプリントサーバー3へのジョブのアップロードにプリントサーバー10が介在する。プリントサーバー10は、パーソナルコンピューター2Cまたは図示しない他の情報処理装置から送信されたジョブをスプールして順次にプルプリントサーバー3にアップロードする。プリントサーバー10は、プルプリントサーバー3からみたクライアントである。
プリントサーバー10には、ネットワーク上のプリント装置に適合するプリンタードライバーがインストールされる。図ではプリント装置として互いに機種の異なる2台のMFP4,5が描かれている。プリントサーバー10におけるプリンタードライバー43は一方のMFP4に適合し、プリンタードライバー53は他方のMFP5に適合する。これらプリンタードライバー43,53は、プリントサーバー10からプリントサーバー10に対するクライアントであるパーソナルコンピューター2Cおよび他の図示しない情報処理装置へダウンロードされる。
パーソナルコンピューター2Cは、プリントサーバー10からダウンロードされかつインストールされたプリンタードライバー43,53を、ジョブの作成およびアップロードに用いる。パーソナルコンピューター2Cにおいて作成されたジョブがプリントサーバー10を経由してプルプリントサーバー3へアップロードされるとき、プリントサーバー10において稼動するポートモニター60によって、ジョブを作成したプリンタードライバーを特定するドライバー情報が取得されてプルプリントサーバー3に送信される。
図19は適合ドライバーテーブルの変形例を示している。プリント装置に適合するプリンタードライバーを示す情報を第1のテーブルT2Aと第2のテーブルT2Bとに振り分けることにより、テーブル検索の効率化を図りかつテーブルの保守性を高めることができる。あるプリント装置の機種に対して、最適なプリンタードライバーの他に適合するプリンタードライバーが数多く存在する場合、適合するプリンタードライバーの全てを上述の図3の例のように単一のテーブルに列挙すると、適合するプリンタードライバーが増えたり減ったりしたときに、テーブル更新のためにテーブル全体をスキャニングしなければならない。これに対して、複数のテーブルに情報を分散しておくと、更新の内容によっては一部のテーブルのみを書き換えるだけで済む。
第1のテーブルT2Aのレコードは、機種を特定するフィールド201、最適なプリンタードライバーをそれぞれ示す二つのフィールド202,203、およびフィールド201の機種が属する機種グループを示すフィールド204を有する。機種グループは、少なくとも一つのプリンタードライバーが共通に適合する複数の機種の集合である。第2のテーブルT2Bのレコードは、機種グループを示すフィールド204および機種グループに適合するプリンタードライバーを示すフィールド205を有する。
ジョブ修正の要否の判定に際して、まず、第1のテーブルT2Aが参照される。判定部34は、要求元プリント装置から取得した装置情報が示す機種をキーとして第1のテーブルT2Aを検索し、ヒットしたレコードにおけるフィールド202,203のいずれかのプリンタードライバーとドライバー情報の示すプリンタードライバーとが一致するかどうかをチェックする。一致すれば、その時点で「ジョブ修正は不要」と判定する。一致しない場合に限って、第2のテーブルT2Bを検索する。
第1のテーブルT2Aのプリンタードライバーとドライバー情報が示すプリンタードライバーとが一致しなかった場合、判定部34は、第1のテーブルT2Aのフィールド204の機種グループをキーとして第2のテーブルT2Bを検索する。ヒットしたレコードにおけるフィールド205に列挙されたプリンタードライバーの中にドライバー情報の示すプリンタードライバーがあれば、「ジョブ修正は不要」と判定する。フィールド205にドライバー情報の示すプリンタードライバーがなければ、判定部34は「ジョブ修正は不要(ジョブは要求元プリント装置に適合しない)」と判定する。
以上の実施形態によれば、プリンタードライバーと独立して動作するポートモニター60によってドライバー情報を取得するので、既存のプリンタードライバーをそのまま用いて(すなわち、既にクライアントにインストールされているプリンタードライバーを入れ替えることなく)、プルプリントシステム1,1bを実現することができる。
上述の実施形態によれば、転送要求に応えてジョブ保存フォルダー131からジョブを読み出すときに当該ジョブを残しておくので、ユーザーの意図しない出力結果になるおそれのあることを操作パネルによる通知で知ったユーザーが、意図した印刷物を得るために、修正ジョブの転送を中止させて他のプリント装置に当初のジョブを実行させることができる。
上述の実施形態において、プルプリントサーバー3,3bの構成を、本発明の趣旨に沿う範囲内で適宜変更することができる。ジョブ管理テーブルT1、適合ドライバーテーブルT2、対応コマンドテーブルT3、および指定機種テーブルT4の構成は例示に限らない。適合ドライバーテーブルT2および対応コマンドテーブルT3をクラウド上のサーバー9からダウンロードする形態に限らず、ネットワーク7にプリント装置を導入するときに、システム管理者がテーブルに所定のデータを追加する操作を行なってもよい。機種プラグインをインストールすることによってテーブルを更新することができる。
ネットワーク上のプリント装置の機種の数およびアップロードされるジョブの数が比較的に少ない場合などにおいて、アップロードされたジョブの転送がどのプリント装置から要求されても対応可能なように、予め修正ジョブを作成して保存しておくようにしてもよい。その場合、保存されているジョブおよび修正ジョブの中から転送を要求したプリント装置に適合する一つを選択して転送すればよい。
1,1b プルプリントシステム
2A,2B,2C パーソナルコンピューター(クライアント、情報処理装置)
3,3b プルプリントサーバー
4,5,5A,5B,6 MFP(プリント装置)
10 プリントサーバー(中継サーバー)
J41,J42,J51,J52 ジョブ(プリントジョブ)
J524,J424、J425,J426 修正ジョブ(修正プリントジョブ)
41,51 PCLドライバー(プリントドライバー)
42,52 PSドライバー(プリントドライバー)
410,420,510,520 ドライバー情報
60 ポートモニター(情報送信部)
31 通信処理部(取得部)
32 ジョブ管理部
34 判定部
35 転送部
36 データベース部
T2 適合ドライバーテーブル(適合ドライバー情報)
T3 対応コマンドテーブル(対応コマンド情報)
T4 指定機種テーブル(指定機種情報)
T2A 第1のテーブル
T2B 第2のテーブル
75A 装置情報
9 クラウド上のサーバー

Claims (10)

  1. サーバーと、前記サーバーにプリントジョブをアップロードするクライアントと、前記サーバーからプリントジョブを取り込んで実行するプリント装置とを備えるプルプリントシステムであって、
    前記クライアントは、前記サーバーへのプリントジョブのアップロードに際して、当該プリントジョブを作成したプリンタードライバーを特定するドライバー情報を前記サーバーに送信する情報送信部を有しており、
    前記サーバーは、
    アップロードされた前記プリントジョブと前記通信モニター部から送信された前記ドライバー情報とを関連付けて保存するジョブ管理部と、
    機種の異なる複数のプリント装置のそれぞれに適合するプリンタードライバーを示す適合ドライバー情報と、前記適合ドライバー情報に示される複数のプリンタードライバーのそれぞれが用いるコマンドのうちの指示内容が同じコマンドどうしの対応を示す対応コマンド情報とを管理するデータベース部と、
    前記複数のプリント装置のそれぞれとの通信時に各プリント装置の機種を示す装置情報を取得する取得部と、
    保存されている前記プリントジョブの転送が前記複数のプリント装置のいずれかから要求されたときに、前記適合ドライバー情報において前記装置情報が示す機種に適合するプリンタードライバーと前記ドライバー情報が示すプリンタードライバーとを照合することによって、転送の要求された当該プリントジョブが当該プリントジョブの転送を要求したプリント装置である要求元プリント装置に適合しているかどうかを判定する判定部と、
    前記判定部によって判定対象の前記プリントジョブが前記要求元プリント装置に適合していると判定された場合には、転送が要求された前記プリントジョブを前記要求元プリント装置に転送し、判定対象の前記プリントジョブが前記要求元プリント装置に適合していないと判定された場合には、転送が要求された前記プリントジョブに代えて、当該プリントジョブのコマンドを前記対応コマンド情報によって対応づけられている他のプリンタードライバーのコマンドのうちの前記装置情報が示す機種に適合するプリンタードライバーのコマンドに置き換えた修正プリントジョブを、前記要求元プリント装置に転送する転送部と、を有する
    ことを特徴とするプルプリントシステム。
  2. 前記クライアントは、情報処理装置から送信されたプリントジョブを前記サーバーにアップロードする中継サーバーであり、当該情報処理装置による当該プリントジョブの送信に先立って、当該プリントジョブを作成するプリンタードライバーを当該情報処理装置にダウンロードする
    請求項1記載のプルプリントシステム。
  3. プリント装置によって指定されたプリントジョブを当該プリント装置へ転送するプルプリントサーバーであって、
    クライアントから送信されたプリントジョブと当該プリントジョブを作成したプリンタードライバーを特定するドライバー情報とを関連付けて保存するジョブ管理部と、
    機種の異なる複数のプリント装置のそれぞれに適合するプリンタードライバーを示す適合ドライバー情報と、前記適合ドライバー情報に示される複数のプリンタードライバーのそれぞれが用いるコマンドにおける指示内容が同じコマンドどうしの対応を示す対応コマンド情報とを管理するデータベース部と、
    前記複数のプリント装置のそれぞれとの通信時に各プリント装置の機種を示す装置情報を取得する取得部と、
    保存されている前記プリントジョブの転送が前記複数のプリント装置のいずれかから要求されたときに、前記適合ドライバー情報において前記装置情報が示す機種に適合するプリンタードライバーと前記ドライバー情報が示すプリンタードライバーとを照合することによって、転送の要求された当該プリントジョブが当該プリントジョブの転送を要求したプリント装置である要求元プリント装置に適合しているかどうかを判定する判定部と、
    前記判定部によって判定対象の前記プリントジョブが前記要求元プリント装置に適合していると判定された場合には、転送が要求された前記プリントジョブを前記要求元プリント装置に転送し、判定対象の前記プリントジョブが前記要求元プリント装置に適合していないと判定された場合には、転送が要求された前記プリントジョブに代えて、当該プリントジョブのコマンドを前記対応コマンド情報によって対応づけられている他のプリンタードライバーのコマンドのうちの前記装置情報が示す機種に適合するプリンタードライバーのコマンドに置き換えた修正プリントジョブを、前記要求元プリント装置に転送する転送部と、を備える
    ことを特徴とするプルプリントサーバー。
  4. プリントジョブを作成する装置別に指定された1以上のプリント装置の機種を示す指定機種情報を記憶しており、
    前記転送部は、前記ジョブ管理部によって保存された前記プリントジョブについて、当該プリントジョブの転送が要求される以前に、当該プリントジョブのコマンドを前記指定機種情報に示される機種に適合するプリンタードライバーのコマンドに置き換えた修正プリントジョブを作成し、
    前記ジョブ管理部は、前記クライアントから送信された前記プリントジョブと対応づけて、当該プリントジョブについて前記転送部によって作成された前記修正プリントジョブを保存し、当該プリントジョブの転送が前記複数のプリント装置のいずれかから要求されたときの前記判定部による判定において、判定対象の当該プリントジョブが前記要求元プリント装置に適合していないと判定された場合に、当該要求元プリント装置に適合する保存されている修正プリントジョブを前記転送部に転送させる
    請求項3記載のプルプリントサーバー。
  5. 前記適合ドライバー情報は、前記複数のプリント装置のそれぞれに最適なプリンタードライバーを示す第1のテーブルと、前記複数のプリント装置のそれぞれに適合するプリンタードライバーのうちの当該最適なプリンタードライバー以外のプリンタードライバーを示す第2のテーブルとを有しており、
    前記判定部は、前記第1のテーブルにおいて前記装置情報が示す機種に対応づけられている最適なプリンタードライバーが、前記ドライバー情報が示すプリンタードライバーと一致しない場合に、前記第2のテーブルにおいて前記装置情報が示す機種に対応づけられているプリンタードライバーと前記ドライバー情報が示すプリンタードライバーとを照合する
    請求項3または4記載のプルプリントサーバー。
  6. 前記修正プリントジョブの作成に際して、元のプリントジョブに含まれるコマンドのうち、当該修正プリントジョブの転送先のプリント装置が受け入れない非対応のコマンドを削除する
    請求項3ないし5のいずれかに記載のプリプリントサーバー。
  7. 前記判定部によって判定対象の前記プリントジョブが前記要求元プリント装置に適合していないと判定された場合に、前記複数のプリント装置のうちの当該プリンタードライバーに適合するプリント装置を前記要求元プリント装置へ通知し、当該要求元プリント装置からの指示に従って、前記修正プリントジョブの転送を中止または続行する
    請求項3ないし6のいずれかに記載のプリプリントサーバー。
  8. 前記データベース部は、予め定められた時期に、クラウド上のサーバーから前記適合ドライバー情報および前記対応コマンド情報を取得する
    請求項3ないし7のいずれかに記載のプリプリントサーバー。
  9. プリント装置によって指定されたプリントジョブを当該プリント装置へ転送するプルプリントサーバーとして動作する情報機器において実行されるコンピュータープログラムであって、
    前記情報機器が有するコンピューターに、
    クライアントから送信されたプリントジョブと当該プリントジョブを作成したプリンタードライバーを特定するドライバー情報とを関連付けて保存するジョブ管理処理と、
    機種の異なる複数のプリント装置のそれぞれに適合するプリンタードライバーを示す適合ドライバー情報と、前記適合ドライバー情報に示される複数のプリンタードライバーのそれぞれが用いるコマンドにおける指示内容が同じコマンドどうしの対応を示す対応コマンド情報とを管理するデータベース処理と、
    前記複数のプリント装置のそれぞれとの通信時に各プリント装置の機種を示す装置情報を取得する取得処理と、
    保存されている前記プリントジョブの転送が前記複数のプリント装置のいずれかから要求されたときに、前記適合ドライバー情報において前記装置情報が示す機種に適合するプリンタードライバーと前記ドライバー情報が示すプリンタードライバーとを照合することによって、転送の要求された当該プリントジョブが当該プリントジョブの転送を要求したプリント装置である要求元プリント装置に適合しているかどうかを判定する判定処理と、
    前記判定処理によって判定対象の前記プリントジョブが前記要求元プリント装置に適合していると判定された場合には、転送が要求された前記プリントジョブを前記要求元プリント装置に転送し、判定対象の前記プリントジョブが前記要求元プリント装置に適合していないと判定された場合には、転送が要求された前記プリントジョブに代えて、当該プリントジョブのコマンドを前記対応コマンド情報によって対応づけられている他のプリンタードライバーのコマンドのうちの前記装置情報が示す機種に適合するプリンタードライバーのコマンドに置き換えた修正プリントジョブを、前記要求元プリント装置に転送する転送処理と、を実行させる
    ことを特徴とするコンピュータープログラム。
  10. サーバーと、前記サーバーにプリントジョブをアップロードするクライアントと、前記サーバーからプリントジョブを取り込んで実行する複数のプリント装置とを備えるプルプリントシステムであって、
    前記クライアントは、前記サーバーへのプリントジョブのアップロードに際して、当該プリントジョブを作成したプリンタードライバーを特定するドライバー情報を前記サーバーに送信する通信モニター部を有しており、
    前記サーバーは、
    前記複数のプリント装置のそれぞれに適合するプリンタードライバーを示す適合ドライバー情報と、前記適合ドライバー情報に示される複数のプリンタードライバーのそれぞれが用いるコマンドにおける指示内容が同じコマンドどうしの対応を示す対応コマンド情報とを管理するデータベース部と、
    前記クライアントからアップロードされた前記プリントジョブについて、当該プリントジョブのコマンドを前記適合ドライバー情報に示される複数のプリンタードライバーのうちの前記ドライバー情報が示すプリンタードライバー以外のプリンタードライバーのコマンドに置き換えた修正プリントジョブを、前記対応コマンド情報に基づいて作成するジョブ修正部と、
    前記プリントジョブと前記修正プリントジョブとを保存するジョブ管理部と、
    前記複数のプリント装置のそれぞれとの通信時に各プリント装置の機種を示す装置情報を取得する取得部と、
    保存されている前記プリントジョブの転送が前記複数のプリント装置のいずれかから要求されたときに、当該プリントジョブと前記修正プリントジョブとのうちの前記装置情報が示す機種に適合する一つを、当該プリントジョブの転送を要求したプリント装置へ転送する転送部と、を有する
    ことを特徴とするプルプリントシステム。

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