JP2015001698A - 液晶レンズ - Google Patents

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一之 菊地
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Abstract

【課題】レンズパワーを向上させることができる液晶レンズを提供する。【解決手段】液晶層41,42と、開口を有する第1の電極部3と、開口内に配置された第2の電極部4とを有する第1の電極1と、液晶層41,42を介して第1の電極1と対向している第2の電極2と、第1の電極1の少なくとも第2の電極部4と液晶層41との間に配置される高抵抗層6とを備える液晶レンズ10であって、第1の電極1と第2の電極2との間に、導電部21a、22a、23a、及び24aが設けられており、導電部21a、22a、23a、及び24aが第2の電極2に電気的に接続されていることを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、液晶レンズに関するものである。
従来より、屈折率が可変なレンズとして、液晶レンズが検討されている。液晶レンズにおいては、薄いリボン状のガラスをスペーサとして用い、液晶層の厚みを薄くすることにより、レンズパワーを向上させることが提案されている(特許文献1等)。また、駆動電圧を低減するため、高抵抗層を設けることが提案されている(特許文献2等)。
特開2011−175104号公報 特開2011−17742号公報
液晶レンズにおいては、レンズパワーをさらに向上させたいという要望がある。
本発明の目的は、レンズパワーを向上させることができる液晶レンズを提供することにある。
本発明は、液晶層と、開口を有する第1の電極部と、開口内に配置された第2の電極部とを有する第1の電極と、液晶層を介して第1の電極と対向している第2の電極と、第1の電極の少なくとも第2の電極部と液晶層との間に配置される高抵抗層とを備える液晶レンズであって、第1の電極と第2の電極との間に、導電部が設けられており、導電部が第2の電極に電気的に接続されていることを特徴としている。
本発明においては、第1の電極と第2の電極との間に、液晶層の側壁を形成するためのスペーサを設けることができる。この場合、第1の電極とスペーサとの間及び/またはスペーサと第2の電極との間に、導電部を設けてもよい。
また、スペーサを導電部としてもよい。
本発明においては、第1の電極と第2の電極との間に、中間板を設け、中間板で液晶層が第1の液晶層と第2の液晶層に分割されていてもよい。この場合、第1の電極と中間板との間に、第1の液晶層の側壁を形成するための第1のスペーサを設け、中間板と第2の電極との間に、第2の液晶層の側壁を形成するための第2のスペーサを設けてもよい。この場合、第1の電極と第1のスペーサとの間、第1のスペーサと中間板との間、中間板と第2のスペーサとの間、及び第2のスペーサと第2の電極との間の少なくとも1箇所に、導電部を設けてもよい。
また、第1のスペーサ及び第2のスペーサの内の少なくとも一方が、導電部であってもよい。
導電部は、液晶層の側壁の少なくとも一部を構成していることが好ましい。
本発明によれば、液晶レンズのレンズパワーを向上させることができる。
本発明の実施形態の液晶レンズを示す模式的断面図である。 本発明の実施形態の液晶レンズの製造工程を説明するための模式的斜視図である。 本発明の実施形態の液晶レンズにおける第1の電極が形成された第1の基板を示す平面図である。 本発明の他の実施形態の液晶レンズを示す模式的断面図である。 本発明の実施形態の液晶レンズを凸レンズとした場合の屈折率と液晶層における径方向の位置との関係を示す図である。 本発明の実施形態の液晶レンズを凹レンズとした場合の屈折率と液晶層における径方向の位置との関係を示す図である。 比較形態の液晶レンズを凸レンズとした場合の屈折率と液晶層における径方向の位置との関係を示す図である。 比較形態の液晶レンズを凹レンズとした場合の屈折率と液晶層における径方向の位置との関係を示す図である。 実施形態の液晶レンズを凸レンズとした場合の干渉縞を示す写真である。 実施形態の液晶レンズを凹レンズとした場合の干渉縞を示す写真である。 比較形態の液晶レンズを凸レンズとした場合の干渉縞を示す写真である。 比較形態の液晶レンズを凹レンズとした場合の干渉縞を示す写真である。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明する。但し、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態等を説明する図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号を用いて参照する。
図1は、本発明の実施形態の液晶レンズを示す模式的断面図である。液晶レンズ10は、互いに間隔をおいて対向するように配置された第1の基板11と第2の基板12とを備えている。第1の基板11と第2の基板12との間には、中間板13が配置されている。第1の基板11と中間板13との間には、第1のスペーサ14が配置されている。第1のスペーサ14を設けることにより、第1の基板11と中間板13との間に、第1の液晶層41を形成するための空間が設けられている。中間板13と第2の基板12との間には、第2のスペーサ15が配置されている。第2のスペーサ15を設けることにより、中間板13と第2の基板12との間に、第2の液晶層42を形成するための空間が設けられている。
第1の基板11及び第2の基板12は、例えば、ガラス基板などの透明基板から構成することができる。第1の基板11及び第2の基板12の厚みは、例えば、0.1mm〜1.0mm程度とすることができる。本実施形態において、中間板13、第1及び第2のスペーサ14及び15は、例えば、第1の基板11や第2の基板12よりも厚みの薄いガラス板から構成することができる。中間板13、第1及び第2のスペーサ14及び15の厚みは、例えば、5μm〜80μm程度とすることができる。
第1の基板11の上には、第1の電極1が設けられている。第1の電極1は、第1の電極部3及び第2の電極部4を有している。
図3は、本発明の実施形態の液晶レンズにおける第1の電極が形成された第1の基板11を示す平面図である。図3に示すように、第1の電極部3には、略円形状の開口3aが形成されている。第2の電極部4は、開口3a内に配置されている。第2の電極部4は、第1の電極部3に形成されたスリット3b内を通る引き出し部4aの一方端に接続されている。引き出し部4aの他方端は、第1の基板11の上に形成された第2の電極部端子11bに接続されている。第1の電極部3は、第1の基板11の上に形成された第1の電極部端子11aに接続されている。基板11の上には、後述する第2の電極2に電気的に接続されるグランド電極端子11cが形成されている。
図1を参照して、第1の電極1の上には、高抵抗層6が形成されている。高抵抗層6の上には、絶縁膜7が形成されている。本発明において、高抵抗層6は、電気抵抗値が表面抵抗で1×10Ω/□〜1×1014Ω/□であり、上記各電極よりも高く、絶縁膜7よりも低い電気抵抗を有する膜である。高抵抗層6は、例えば、酸化亜鉛、アルミニウム亜鉛酸化物、インジウムスズ酸化物、アンチモンスズ酸化物、ガリウム亜鉛酸化物、シリコン亜鉛酸化物、スズ亜鉛酸化物、ホウ素亜鉛酸化物及びゲルマニウム亜鉛酸化物のうちの少なくとも一種から形成されていることが好ましい。絶縁膜7は、例えば、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化タンタル、酸化ニオブ及び酸化ジルコニウムの少なくとも一種から形成されていることが好ましい。
高抵抗層6の厚みは、例えば、10nm〜300nmであることが好ましい。絶縁膜7の厚みは、1nm〜2μm程度であることが好ましく、100nm〜1.5μm程度であることがより好ましい。
絶縁膜7の上には、第1のスペーサ14が設けられている。絶縁膜7と第1のスペーサ14との間には、金属膜21が設けられている。第1のスペーサ14と中間板13との間には、金属膜22が設けられている。中間板13と第2のスペーサ15との間には、金属膜23が設けられている。第2のスペーサ15と第2の基板12との間には、金属膜24が設けられている。本実施形態において、金属膜21〜24は、アルミニウム膜から構成されている。金属膜21〜24の厚みは、例えば、50nm〜1μm程度であることが好ましい。
第1の基板11と対向する第2の基板12の表面上には、第2の電極2が形成されている。第2の電極2は、金属膜24と電気的に接続されている。図1に示すように、第1のスペーサ14、中間板13、及び第2のスペーサ15には、貫通孔14a、貫通孔13a、及び貫通孔15aがそれぞれ形成されている。貫通孔14a、貫通孔13a、及び貫通孔15a内には、導電性物質が充填され、導通部31、導通部32、及び導通部33が形成されている。導通部31により、金属膜21と金属膜22が電気的に接続され、導通部32により、金属膜22と金属膜23が電気的に接続され、導通部33により、金属膜23と金属膜24が電気的に接続されている。したがって、金属膜21〜24は、第2の電極2に電気的に接続されている。
図1に示すように、第1のスペーサ14には、開口14bが形成され、第2のスペーサ15には、開口15bが形成されている。開口14b及び開口15bの端面は、それぞれ第1の液晶層41及び第2の液晶層42の側壁を形成している。また、金属膜21からなる導電部21a、金属膜22からなる導電部22a、金属膜23からなる導電部23a、及び金属膜24からなる導電部24aも、それぞれ第1の液晶層41及び第2の液晶層42の側壁を形成している。第1の液晶層41及び第2の液晶層42の側壁の一部を構成する導電部21a、導電部22a、導電部23a、及び導電部24aは、第2の電極2に電気的に接続されている。なお、第1の液晶層41が接する絶縁膜7の上及び中間板13の表面上、並びに第2の液晶層42が接する中間板13の表面上及び第2の電極2の上には、液晶を配向させるための配向膜が形成されているが、図1においては図示省略している。本実施形態では、第1の液晶層41及び第2の液晶層42の内の一方を、P偏光とし、他方をS偏光としている。
図2は、本発明の実施形態の液晶レンズの製造工程を説明するための模式的斜視図である。図2は、図1に示す実施形態の液晶レンズを分解斜視図として示している。図2に示す第1の基板11には、第1の電極部3及び第2の電極部4を有する第1の電極1が形成されている。第1の電極1の上には、高抵抗層6及び絶縁膜7が形成されているが、図2においては図示省略している。
第1の基板11の上に、金属膜21としてのアルミニウム膜を形成する。アルミニウム膜の形成方法としては、例えば、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法などが挙げられる。金属膜21には、開口21bと、開口21bに接続された2つの液晶導入孔21dが設けられている。また、金属膜21には、端子部21cが設けられている。端子部21cは、第1の基板11の上のグランド電極端子11cの上に形成され、グランド電極端子11cと電気的に接続される。金属膜21のパターニングは、マスクなどを用いることにより行うことができる。
第1の基板11上の金属膜21に、第1のスペーサ14を陽極接合で接合する。この陽極接合は、金属膜21を形成した第1の基板11及び第1のスペーサ14を、180〜250℃程度に加熱し、ガラスである第1のスペーサ14にマイナス電圧、金属膜21にプラス電圧を印加することにより行うことができる。第1のスペーサ14には、貫通孔14a及び開口14bが形成されている。
次に、第1のスペーサ14の上に、金属膜22としてのアルミニウム膜を、金属膜21と同様にして形成する。金属膜22には、開口22bが設けられている。開口21b、開口14b、及び開口22bから、第1の液晶層41の側壁が形成される。
次に、金属膜22に、中間板13を陽極接合で接合する。中間板13には、貫通孔13aが形成されている。次に、中間板13の上に、金属膜23としてのアルミニウム膜を、金属膜21と同様にして形成する。金属膜23には、開口23bが設けられている。次に、金属膜23に、第2のスペーサ15を陽極接合で接合する。第2のスペーサ15には、貫通孔15a及び開口15bが形成されている。
次に、第2のスペーサ15の上に、金属膜24としてのアルミニウム膜を、金属膜21と同様にして形成する。金属膜24には、開口24bと、開口24bに接続された2つの液晶導入孔24dが設けられている。次に、金属膜24の上に、第2の基板12を陽極接合で接合する。尚、第1の基板11と対向する第2の基板12の表面上には、陽極接合に先立って第2の電極2を形成する。
貫通孔14a、貫通孔13a、及び貫通孔15a内には、その上に金属膜22,23、及び24を形成する際、これらの金属膜の一部が導電性物質として充填される。これにより、図1に示す導通部31、導通部32、及び導通部33が形成される。また、このような導通部の形成方法に代えて、貫通孔14a、貫通孔13a、及び貫通孔15a内に、導電性ペーストなどを充填し、その後乾燥または加熱して、導通部31、導通部32、及び導通部33を形成してもよい。図1は、図3に示すI−I線に沿う液晶レンズの断面図である。図3に示す想像線35は、貫通孔14a、貫通孔13a、及び貫通孔15aの位置を示している。また、想像線34は、第1の液晶層41及び第2の液晶層42の側壁の位置を示している。
上記のようにして、陽極接合を用いて、液晶レンズのセルを組み立てた後、セル内に液晶を注入する。液晶導入孔21d、24dは、セルの端面に露出しているので、これらの液晶導入孔からセル内に液晶を注入することができる。具体的には、セル内の空気を液晶導入孔から排出させた後、第1の液晶層41には液晶導入孔21dから、第2の液晶層42には液晶導入孔24dから液晶を注入する。液晶を導入した後、液晶導入孔は、紫外線硬化樹脂等を用いて封止される。
以上のようにして、図1に示す液晶レンズを製造することができる。図1に示すように、導電部21a、導電部22a、導電部23a、及び導電部24aは、第2の電極2に電気的に接続されている。また、導電部21a、導電部22a、導電部23a、及び導電部24aは、図2に示す金属膜21の端子部21cを介して、第1の基板11のグランド電極端子11cに電気的に接続されている。一般に、第1の電極1の第1の電極部3及び第2の電極部4は、液晶の駆動電極として用いられ、第2の電極2はグランド電極として用いられる。したがって、導電部21a、導電部22a、導電部23a、及び導電部24aは、グランド電極に電気的に接続されている。
図5及び図6は、導電部21a、導電部22a、導電部23a、及び導電部24aを、第2の電極2すなわちグランド電極と電気的に接続した本実施形態の液晶レンズにおける屈折率と液晶層における径方向の位置との関係を示す図である。図5は、液晶レンズを凸レンズとした場合の関係を示しており、図6は、液晶レンズを凹レンズとした場合の関係を示している。
図7及び図8は、導電部21a、導電部22a、導電部23a、及び導電部24aを、第2の電極2すなわちグランド電極と電気的に接続していない比較形態の液晶レンズにおける屈折率と液晶層における径方向の位置との関係を示す図である。図7は、液晶レンズを凸レンズとした場合の関係を示しており、図8は、液晶レンズを凹レンズとした場合の関係を示している。
図5に示すように、液晶レンズを凸レンズとした場合、本実施形態では、径方向の中心において屈折率は、n(1.7)であり、外周へ向かうにつれて屈折率は、n(1.5)に近づく。また、図6に示すように、液晶レンズを凹レンズとした場合、本実施形態では、径方向の中心において屈折率は、n(1.5)であり、外周へ向かうにつれて屈折率は、n(1.7)に近づく。
これに対して、比較形態では、液晶レンズを凸レンズとした場合あるいは凹レンズとした場合、図7及び図8に示すように、外周での屈折率は、1.6である。
したがって、導電部21a、導電部22a、導電部23a、及び導電部24aを、第2の電極2すなわちグランド電極と電気的に接続することにより、液晶レンズのレンズパワーを向上させることができる。その理由として、第1の電極1と第2の電極2との間に、グランド電極と電気的に接続された導電部を設けることにより、高抵抗層6に電荷をチャージすることができ、より強い電場を第1の液晶層41及び第2の液晶層42に印加することができるからであると思われる。また、第1の電極1と第2の電極2との間に、グランド電極と電気的に接続された導電部を設けることにより、第1の液晶層41及び第2の液晶層42の側壁を形成する部分を、電気力線が通過したときの減衰を小さくできることによるものと思われる。
図9は、実施形態の液晶レンズを凸レンズとした場合の干渉縞を示す写真である。図10は、実施形態の液晶レンズを凹レンズとした場合の干渉縞を示す写真である。ここでは、1つの液晶層の厚みを30μmとし、レンズ有効径を2.54mmとしている。
液晶レンズを凸レンズとした場合、第1の電極部3の駆動電圧(V1)を15Vrmsとし、第2の電極部4の駆動電圧(V2)を5Vrmsとした。その結果、ジオプトリは、+5.1m−1であった。液晶レンズを凹レンズとした場合、第1の電極部3の駆動電圧(V1)を1Vrmsとし、第2の電極部4の駆動電圧(V2)を9Vrmsとした。その結果、ジオプトリは、−4.4m−1であった。
図11は、比較形態の液晶レンズを凸レンズとした場合の干渉縞を示す写真である。図12は、比較形態の液晶レンズを凹レンズとした場合の干渉縞を示す写真である。ここでは、1つの液晶層の厚みを30μmとし、レンズ有効径を2.54mmとしている。
液晶レンズを凸レンズとした場合、第1の電極部3の駆動電圧(V1)を9Vrmsとし、第2の電極部4の駆動電圧(V2)を4Vrmsとした。その結果、ジオプトリは、+3m−1であった。液晶レンズを凹レンズとした場合、第1の電極部3の駆動電圧(V1)を3Vrmsとし、第2の電極部4の駆動電圧(V2)を8Vrmsとした。その結果、ジオプトリは、−2.7m−1であった。
上記の結果から明らかなように、本実施形態では、比較形態に比べ、ジオプトリが約1.6倍になっており、レンズパワーが向上していることがわかる。したがって、本発明によれば、レンズパワーを向上できることがわかる。
図4は、本発明の他の実施形態の液晶レンズを示す模式的断面図である。本実施形態では、第1のスペーサ16及び第2のスペーサ17として、開口16b、17b及び金属膜21、24と同様の形状の液晶導入孔(図示せず)を有する金属製のスペーサを用いている。具体的には、アルミニウム製のスペーサを用いている。このような金属製のスペーサは、例えば、アルミニウム箔などの金属箔を用いて形成することができる。金属製のスペーサを用いる場合、第1の基板11、中間板13、及び第2の基板12と金属製のスペーサとを陽極接合で接合することができる。このため、図1に示す実施形態のように、金属膜21〜24を設ける必要がなくなる。したがって、本実施形態では、第2の電極2に第2のスペーサ17が電気的に接続され、第2スペーサ17は導通部32を介して第1のスペーサ16に電気的に接続されている。
第1のスペーサ16には、開口16b及び液晶導入孔(図示せず)が形成されている。この開口16bが、第1の液晶層41の壁面となる。同様に、第2のスペーサ17には、開口17b及び液晶導入孔(図示せず)が形成されており、この開口17bが、第2の液晶層42の壁面となる。したがって、本実施形態では、第1のスペーサ16からなる導電部16aが、第1の液晶層41の壁面全体を構成しており、第2のスペーサ17からなる導電部17aが、第2の液晶層42の壁面全体を構成している。
本実施形態においても、導電部16a及び導電部17aが、第2の電極2すなわちグランド電極と電気的に接続されているので、液晶レンズのレンズパワーを向上させることができる。
上記実施形態では、導電部が液晶層の側壁の少なくとも一部を構成しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1の電極と第2の電極との間において、液晶層の側壁の近傍に導電部を設けることによっても、本発明の効果を得ることができる。
上記実施形態では、2つの液晶層を有する液晶レンズを例にして説明しているが、本発明をこれ限定されるものではなく、例えば、1つの液晶層を有する液晶レンズであってもよい。
1…第1の電極
2…第2の電極
3…第1の電極部
3a…開口
3b…スリット
4…第2の電極部
4a…引き出し部
6…高抵抗層
7…絶縁膜
10…液晶レンズ
11…第1の基板
11a…第1の電極部端子
11b…第2の電極部端子
11c…グランド電極端子
12…第2の基板
13…中間板
13a…貫通孔
14…第1のスペーサ
15…第2のスペーサ
14a,15a…貫通孔
14b,15b…開口
16…第1のスペーサ
17…第2のスペーサ
16a,17a…導電部
16b,17b…開口
21〜24…金属膜
21a,22a,23a,24a…導電部
21b,22b,23b,24b…開口
21c…端子部
21d,24d…液晶導入孔
31〜33…導通部
34…想像線(液晶層の側壁の位置)
35…想像線(貫通孔の位置)
41…第1の液晶層
42…第2の液晶層

Claims (13)

  1. 液晶層と、
    開口を有する第1の電極部と、前記開口内に配置された第2の電極部とを有する第1の電極と、
    前記液晶層を介して前記第1の電極と対向している第2の電極と、
    前記第1の電極の少なくとも前記第2の電極部と前記液晶層との間に配置される高抵抗層とを備える液晶レンズであって、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に、導電部が設けられており、前記導電部が前記第2の電極に電気的に接続されている、液晶レンズ。
  2. 前記第1の電極と前記第2の電極との間に、前記液晶層の側壁を形成するためのスペーサが設けられている、請求項1に記載の液晶レンズ。
  3. 前記第1の電極と前記スペーサとの間に、前記導電部が設けられている、請求項2に記載の液晶レンズ。
  4. 前記スペーサと前記第2の電極との間に、前記導電部が設けられている、請求項2または3に記載の液晶レンズ。
  5. 前記スペーサが、前記導電部である、請求項2に記載の液晶レンズ。
  6. 前記第1の電極と前記第2の電極との間に、中間板が設けられており、前記中間板で前記液晶層が第1の液晶層と第2の液晶層に分割されている、請求項1に記載の液晶レンズ。
  7. 前記第1の電極と前記中間板との間に、前記第1の液晶層の側壁を形成するための第1のスペーサが設けられており、前記中間板と前記第2の電極との間に、前記第2の液晶層の側壁を形成するための第2のスペーサが設けられている、請求項6に記載の液晶レンズ。
  8. 前記第1の電極と前記第1のスペーサとの間に、前記導電部が設けられている、請求項7に記載の液晶レンズ。
  9. 前記第1のスペーサと前記中間板との間に、前記導電部が設けられている、請求項7または8に記載の液晶レンズ。
  10. 前記中間板と前記第2のスペーサとの間に、前記導電部が設けられている、請求項7〜9のいずれか一項に記載の液晶レンズ。
  11. 前記第2のスペーサと前記第2の電極との間に、前記導電部が設けられている、請求項7〜10のいずれか一項に記載の液晶レンズ。
  12. 前記第1のスペーサ及び前記第2のスペーサの内の少なくとも一方が、前記導電部である、請求項7に記載の液晶レンズ。
  13. 前記導電部が、前記液晶層の側壁の少なくとも一部を構成している、請求項1〜12のいずれか一項に記載の液晶レンズ。
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