JP2014531025A - 法科学用採取器具 - Google Patents

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Abstract

本発明は、生物学的及び/又は化学的な試料を、かかる試料物質の露出している表面から直接採取するための採取部材(1)と共に器具を開示する。さらに本発明は生物学的及び/又は化学的な試料を、かかる試料物質の露出している表面から直接採取するための方法並びにこれにかかるキットに関するものである。【選択図】図1

Description

本発明は化学的又は生物学的な試料調製の分野に関する。本発明は特に試料の単離器具、中でも化学的試料又は生物学的試料の単離器具に関する。
法科学に関連する専門分野は様々であり、毒物学鑑定、血清学鑑定及びDNA鑑定、痕跡証拠(燃残物、ガラス、塗装、射撃残渣等)、火器及び弾道学、筆跡鑑定及び文書鑑定、指紋、傷跡及び痕跡(工具痕、靴跡等)、音声分析、映像分析及び電子計算機の分析、事故・災害調査、犯罪現場検査、並びに法医病理学などが含まれる。特に生物学的又は化学的分析は長く、最も重要な法科学調査と位置づけられてきた。
近年の技術進歩により、痕跡証拠と呼ばれる微細試料からの分析が促進されるようになったため、調査の範囲が広がった。かかる試料の中には頭髪および体毛(hair)、接触面、繊維、塗装、ガラス、土、及び他の粒子状物質であって、核酸やタンパク質を含むような試料も含まれる。細胞から得られたDNAの分子生物学的手法による分析には、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)、RFLP(制限断片長多型)、AFLP(増幅断片長多型)又は配列決定などがあり、これらにより、例えば遺伝子欠陥の検出又はHLA(ヒト白血球抗原)型の判定、又はショートタンデムリピート(縦列反復配列、STR)のような他の遺伝子マーカーの判定を行うことで個人を特定することができる。
例えば核酸やタンパク質などの生物学的試料中の特定の構成要素の分析により得られる利益が知られるようになり、分析自体もより正確にかつ利用しやすくなったことで、これらの分析は重要な、かつ頻繁に用いられる手段となったため、医学又は獣医学の専門家のみならず、法科学的な資料、医薬製品又は中間生成物、食品、又は環境物質の分析など他の幅広い領域でも利用されようになった。これらの領域の多くでは試料の分子構造の十分な保全が重要であり、試料の汚染や損失の回避は厳密であることが求められる。
事件の科学調査において犯罪現場の検証は欠くことが出来ない。犯罪現場の検証が適切に行われなければ、調査の信頼性が大きく損なわれる。犯罪現場の調査官及び専門家は科学捜査の研究機関に提出される証拠を特定し、確保し、採取し、保存する任務を負う。犯罪現場の証拠文献化やあらゆる証拠の採取と取扱いに関する様々な手法についての調査官の知識は非常に重要である。
生物学的又は化学的試料の採取又は取扱いには、セルロースや綿からなる、紙又は綿棒等の固相基材を用いるのが現行の方法である。外観を識別した後、試料物資の全体を表すとみなされる試料の表面に固相基材が押し付けられる。試料をより強く付着させるため、試料を採取する表面の構造に基づいて、異なる手法を用いる。応用例として固相基材を湿らせる場合がある。他には接着剤を塗布した固相基材、すなわち粘着テープを用いる場合もある。後者は布地のような構造を有する表面である場合に用いられ、その強い粘着力を利用する。粘着テープには、試料が湿らず、乾燥したまま保管できる利点もある。湿った基材で採取された試料は保管する前に乾燥させ、化学的な又は生物学的な分解による壊変の防止、及びカビの発生の防止を図る必要がある。
粘着テープを取り扱うのは習熟した者でなければならない。法科学的試料の採取に粘着テープを利用する場合、ハサミ又はナイフを用いて、テープを所望の長さに切断する必要がある。テープの中間部分を試料の採取に用い、両側部分は手で取り扱うために用いる。試料収拾後、両側部分を切り落とし、中間部分を保管することで、次の処理を進める。(交差)汚染を避けるため、一試料を採取するごとに、滅菌された手袋、ハサミ、ナイフを、交換しなければならない。犯罪現場は、この手法をとることが難しく、犯罪現場でなくとも煩雑であるため、汚染の起きる蓋然性が高い。さらにテープの柔軟性は平たんではない表面からの採取に有利であるが、接着剤のついた表面がテープの他の部分や、試料の次の処理に用いる試験管の内壁表面に誤って付着したりすることがある。このため次に試料を取り出す際の妨げになる可能性があり、例えば粘着テープを溶解用の緩衝液中で保温してDNAを取り出す場合に問題となる。
いくつかの課題が克服されたのは、Helling GmbH(ハイトグラーベン)が開発した、棒と、棒の一端にある堅い又は柔らかい部材とからなる試料採取器による。両面粘着テープをかかる要素に取り付けた後、試料を採取したい表面をなでる。このような器具をテープリフトスタブ(tape lift stubs)という。その後、両面テープを手で、又はピンセットを使って部材から除去し、試験管に入れる。上記の開発により、テープの切断を省略することが出来たものの、テープを手、又は他の別の道具で触れる必要ことが必要な工程がまだ多く残っている。さらに接着剤の付いた表面は、その構造により例えばVerheilやDeBruingadeの論文にて発表されたような6.6及び12.7 mm2に限定される(Forensic Sci. Int., 2011, A protocol for direct and rapid multiplex PCR amplification on forensically relevant samples; Forensic Sci. Int., 2011, Comparison of stubbing and the double swab method for collecting offender epithelial material from a victims skin)。
さらに他の器具が米国特許出願公開第2009/0252820号又は米国特許出願公開第2009/0209044号により知られている。これらの器具は取っ手から取り外し可能な採取用頭部を備える。かかる分離機構は、物理的に器具を分解するものであるため、採取用頭部は不可逆的に取っ手からもぎ取られる。かかる分離機構には採取用頭部が一旦、不意に引きちぎられ、吸収された物質が周囲に飛び散ることで、交差汚染が起きる可能性がある。また他にも、取っ手を再利用できないこと、又は米国特許出願公開第2009/0209044号の器具の場合、器具全体を分解せずには再利用できないことが問題となるため犯罪現場には適していない。
次に米国特許5988002号によれば器具の再利用が可能である。しかしながら、ここで、採取部は手で掴む必要があり、かつ動作部に触れないように気を付ける必要がある。操作を誤った場合、交差汚染する可能性が高い。
まとめると、現行の固体表面からの試料採取方法又は器具は、扱いにくく、非効率であり、(交差)汚染を生じやすく、また試料物質の損失を招きやすい。
痕跡証拠の取り扱い方法が課題である。痕跡証拠は通常、目に見えないか、ほとんど目に見えていないものである。比較的大きい粘着力により、あらゆる種類の表面に粘着するため、例えば採取器具から試験管内に試料を移す際の操作などを妨げる。痕跡証拠が微量であるほど、ごく少量の汚染でも高いバックグラウンドを生ずる。例えば外来のDNAがDNA鑑定の結果を完全に歪める場合がある。現行の方法では痕跡証拠の取り扱いに際して、上記課題に有効ではないと考えられる。
このため、本願発明は生物学的及び/又は化学的な試料を露出する表面から試料を採取する器具を提供することで、上記に概要を述べた課題を解消することを目的とする。
上記課題を解決するため、法科学的試料であって、生物学的及び/又は化学的な試料を、かかる試料物質の露出している表面から直接採取するための器具を提供する。前記器具は、(i)第一端部にプラグ(4)を有する支持部材(5)と、(ii)前記支持部材(5)と連結される解放部材(6)と、(iii)採取部材(1)とを備える。前記採取部材(1)は前記採取部材(1)の側部にあり、前記試料が付着する採取表面と、少なくとも一つの側面とを有する。前記プラグは前記採取部材の長軸に沿って又は平行に前記採取部材の中まで延伸している。前記採取部材(1)は機械的に取り外し可能な状態で前記支持部材(5)に取り付けられている。前記解放部材(6)は機械的な力を前記採取部材(5)のような前記採取部材の前記側面に負荷することができる。
上記課題は本発明の提供する器具によりさらに解決される。前記器具は生物学的及び/又は化学的試料を、かかる試料物質の露出している表面から直接採取するためのものである。前記器具は、(i)支持部材(5)と、(ii)解放部材(6)と、(iii)前記生物学的試料が付着する採取部材(1)とを備える。前記採取部材(1)は機械的に取り外し可能な状態で前記支持部材(5)取り付けられている。前記解放部材(6)は前記採取部材(1)を前記支持部材(5)から機械的に取り外すことができる。
本発明はまた前記器具のための採取部材(1)を提供する。
本発明はさらに前記器具のための支持部材(5)及び解放部材(6)を提供する。
本発明はさらに生物学的及び/又は化学的試料を生物学的な原料から直接採取するためのキットを提供する。前記キットは上記器具と密閉可能な試験管とを備える。前記試験管は、前記採取部材(1)を収容可能な大きさ及び形状を有する。
本発明はさらに生物学的及び/又は化学的な試料を、かかる試料物質の露出している表面から直接採取するための方法を提供する。前記方法は前記生物学的な試料に上記採取部材を接触させる工程を備える。
以下の各図は本発明の好ましい態様を例示するために添付される。本発明の範囲はこれらによりなんら限定的に解釈されることはない。
A:支持部材(5)及び解放部材(6)を備える、好ましい器具。解放部材(6)に取り付けられるのはレバー(10)である。レバー(10)を操作すると解放部材(6)の上端(11)が取り付け部(4)の方向に動く。採取部材(1)は取り付け部(4)に固定されており、採取部材(1)を押して取り付け部から外す。ピンセットのように動作するスリップトング継手(slip tongue joint)(8)によって柔軟性が得られる。取り付け部(4)はまた支持部材(5)よりも細い。支持部材(5)は太い部分(大径部)(7)を形成している。大径部(7)により採取部材(1)は横ずれに対抗するように固定される。支持部材(5)及び解放部材(6)は取手(3)に結合される。B:好ましい採取部材(1)は、円筒形状を有し、その回転軸を中心として固定するように支持部材(5)に据えつけられる。 本実施形態にかかる器具の解放機構の好ましい態様である。
「法医学的な化学的又は生物学的試料」の用語は、「法科学的試料」と言う場合がある。このため、あらゆる種類の法科学上の、化学的若しくは生物学的な物質又は混合物質をいう。
かかる法科学的試料には血液、喀痰、唾液、***、尿、頭髪及び体毛、又は他の適当な流動物又は組織であって、個人の持ち物(歯ブラシ、剃刀、その他)から得られるものが含まれる。
さらに、いわゆる痕跡証拠とは異なる物体の一方が他方に接触した時に生じる証拠を示す。このような物質は接触時の摩擦により転移することが多い。典型的な痕跡証拠には、化学的試料も生物学的試料が含まれている。その例として、指紋、頭髪及び体毛、化粧品、植物繊維、鉱物繊維、合成繊維、ガラス、塗料片、土、植物材料、射撃残渣、爆発残渣、及び揮発性炭化水素(放火の証拠)がある。これらの有用な証拠について容疑者から得られた類似物品と比較しなければならない。ただし分析全体を確実なものとする必要があり注意を要する。
好ましい態様において、法科学的試料には単離した細胞又は核酸が含まれる。本実施形態において「核酸」の用語は広い意味用いられる。このため考え得るあらゆる採取源から得られるリボ核酸(RNA)及びデオキシリボ核酸(DNA)が含まれる。またあらゆる長さと構造のものが含まれ、二本鎖、一本鎖、環状、直鎖状又は枝分かれしたもの等がこれにあたる。また、あらゆる下位の構成単位及び下位概念が含まれ、ヌクレオチド単量体、オリゴマー、プラスミド、ウィルス及び細菌の核酸に加え、ゲノムDNA及び非ゲノムDNA並びにRNAであって、動物及び植物又は他の真核細胞若しくは原核生物由来のものが含まれる。またプロセシング前後の形態のメッセンジャーRNA(mRNA)、ヘテロ核RNA(hn-RNA)、リボソームRNA(rRNA)、相補的DNA(cDNA)とともに他の考え得る全ての核酸が含まれる。
器具(以下に述べるキット及び方法と同様に)は特に法科学的試料の採取に適するがこれに限定されない。このため、食品又は環境の分析等のための試料採取にも有用である。このような例としてさらに上述の微生物(ウィルス、細菌、菌類等)、不純物(重金属、副産物)、その他が含まれる。
器具は(法科学的な)生物学的及び/又は化学的試料を、かかる試料物質の露出している表面から直接採取するためのものである。器具は、(i)支持部材(5)と、(ii)解放部材(6)と、(ii)生物学的試料が付着する採取部材(1)とを備える。採取部材(1)は機械的に取り外し可能な状態で支持部材(5)取り付けられている。解放部材(6)は採取部材(1)を支持部材(5)から機械的に取り外すことができる。
また器具は、法科学的試料であって、生物学的及び/又は化学的な試料を、かかる試料物質の露出している表面から直接採取するためのものである。器具は、(i)第一端部にプラグ(4)を有する支持部材(5)と、(ii)支持部材(5)と連結される解放部材(6)と、(iii)採取部材(1)とを備える。採取部材(1)は採取部材(1)の側部にあり、試料が付着する採取表面と、少なくとも一つの側面とを有する。プラグは採取部材の長軸に沿って又は平行に採取部材(1)の中まで延伸している。採取部材(1)は機械的に取り外し可能な状態で支持部材(5)に取り付けられている。解放部材(6)は機械的な力を採取部材(5)のような採取部材の側面に負荷することができる。
試料を表面から直接収集することは以下のように説明されると考えられる。上記採取部材(1)は試料を採取する間、直接使用される。例えば上記採取部材(1)を上記生物学的試料と接近させる。すなわち試料を有すると考えられる試料表面を器具で擦る。これに対して、非直接採取とは、生物学的試料の採取に他の採取器具が用いられ、その後、生物学的試料がかかる他の採取器具から、本発明に係る採取部材(1)に付着させた場合、すなわち上記他の採取器具を洗浄することで採取部材(1)に付着させることをいう。
器具の特徴より以下が明らかである。使用後に採取部材(1)は支持部材(5)から取り外すことができる。次に新しい採取部材(1)を支持部材(5)のプラグ(4)に取り付けることが出来る。これにより器具を再利用できる。換言すれば上記脱離機構は、採取部材(1)の可逆的な取り外しを容易にするのに適していると考えられる。これに関連し、採取部材(1)及び支持部材(5)はプラグ及びソケットからなる接続により互いに取り付けられることが好ましい。
支持部材(5)の第二の末端及び解放部材(6)は互いに直接又は取手(3)解して連結されていることが好ましい。連結は接着剤、接合剤、摩擦、実用的な固着などによるものでもよい。本実施形態において取手(3)とは握る部分又は部材をいう。取手(3)は当業者の認識し得る限り様々な形状をとることが出来る。棒状のような、人間工学的な形状を有する取手(3)が好ましい。
支持部材(5)、解放部材(6)及び取手(3)により器具の骨格が形成される。支持部材(5)、解放部材(6)及び取手(3)は一つながりであることが好ましい。上記骨組みは同一の素材で作られることが好ましく、素材は例えば(金属等の)線材やプラスチックである。骨組みが同一のプラスチックで作る方が素材の準備が容易である。ただし、異なるプラスチックを組み合わせることが、各部材にとって望ましい特性に基づくのに都合がよい場合もある。骨組みはワンショット成型工程で製造されることが特に好ましい。金属線は折り曲げて加工してもよい。プラスチック器具は射出成型してもよい。
支持部材(5)の形状及び大きさは、一方端、例えば取り付け部(4)に採取部材(1)を取り付けられるものとする。採取部材(1)の形状に基づき、採取部材(1)を垂直に立てるか、支持部材(5)と平行に並べることが好ましい。例えば、支持部材(5)はL字型、Z字型、又はU字型でもよい。支持部材(5)の一例を図1に示すがこれに制限されない。解放部材(6)で取り外すことが出来る限りいかなるものでも取り付けることができる。取り付けは摩擦によることが好ましい。取り付け部(4)は支持部材(5)よりも細いことが好ましい。または支持部材(5)は大径部(7)又は太い部分を有することが好ましい。これらにより採取部材(1)は横ずれに対抗するように固定される。好ましい実施形態において、採取部材は支持部材(5)に/支持部材(5)のプラグ(4)に可逆的に取り付けられる。
図1及び2に示すように採取表面は取手(3)と直角を成すことが好ましい。
さらに採取部材(1)及び支持部材(5)は互いにプラグ及びソケットによる結合により取り付けられることが好ましい。かかる場合、採取部材(1)はソケットを有することが好ましく、支持部材(5)はプラグ(4)を有することが好ましい。またはこの逆になっていてもよい。
解放部材(6)の大きさ及び形状は、かかる解放部材が、梃子として動かされた時に採取部材(1)を支持部材(5)から解放する程度のものである。レバー(10)は解放部材(6)と一体であることが好ましい。またレバー(10)は器具を持つ手と同じ手で動かすことが出来るように配置されることが好ましい。例えば器具を片手のみで動かすことが出来ることが好ましい。解放部材(6)はレバー(10)が採取部材(1)の方向に動かすことが出来るように動かすことが出来る。これにより採取部材(1)を押して支持部材(5)から取り外す。解放部材(6)は柔軟なため、レバー(10)に力が加わらない場合、最初の位置に戻る。好ましい態様において、解放部材(6)は特定部分のみ柔軟であってもよい。すなわちピンセット用に働くスリップトング継手(8)を有していてもよ。
支持部材(5)及び解放部材(6)は取手(3)に取り付けることが出来る。取手(3)は人間工学的に人の手になじむように設計してもよい。取手(3)は金槌の柄のような棒形状を有することが考えられる。また棒形状は、ねじ回しの柄のような形状であることが好ましい。図1にそのような形状の一例を示すがこれに限定されない。支持部材(5)、解放部材(6)及び取手(3)が一体であることも考えられる。器具の大きさ及び形状は、解放部材を、器具を持つ手と同じ手で動かすことが出来るものであることが好ましい。
採取部材(1)には必要に応じて異なる形状及び大きさを持たせてもよい。球状、円筒状、又は錐体状でもよい。特に採取部材(1)中の軸孔(2)及び固定部材(5)上の軸/プラグ(4)によって採取部材(1)の回転軸を中心として取り付けられたときに、かかる形状であることが好ましい。回転軸を中心として取り付けられた採取部材(1)は、比較的に短い時間で、広い領域の試料を採取できる。このため、多くの応用例において、採取部材(1)は回転軸を中心として取り付けられることが好ましい。採取部材(1)を、回転軸を中心として取り付けない場合、採取部材(1)は四角形、長方形、正方形とすることもできる。また当業者によって適切な形状としてもよい。当業者の想定する範囲において、採取部材(1)の大きさは試料を採取する表面の大きさに基づく。同様に採取部材(1)の組織も、試料を採取する表面の組織に基づく。また試料が固体か、液体かにも基づく。採取部材(1)は様々な材料で形成することが出来る。当業者であれば材料を所望の特性に従って選択することができることを容易に認識できる。特性は剛直性並びに/又は液体及び/若しくは固体との反応性に係るものである。さらに材料は分析対象の試料の液体(抽出及び/若しくは溶解緩衝液等)並びに/又は固体と相互作用しないことが好ましいことが認識できる。さらに材料は緩衝液及び化学物質に耐性のあるものを選択可能である。これらは化学物質及び/又は生物学的試料の恒温静置及び/又は分離の工程をに用いられるものである。他の実施形態において、採取部材は乾燥時に固体であり、湿らせると溶解する材料からなることが好ましい。湿らせる際は、例えば国際公開2008/080932号に記載されるように、水溶液又は特定の液体を溶媒とした溶液で行うことが好ましい。かかる溶液を添加した際、採取部材の一部又は全部が溶けて試料が溶液内に放出される。
粘着力を増やす場合は、採取部材(1)に接着剤で被覆することが好ましい。採取部材(1)の一部又は全部のいずれも被覆することができる。球状、円筒状、錐体状であれば、曲面部分に接着剤で被覆することが好ましい。採取部材(1)が長方形等であれば、一方側のみ接着剤にて被覆するだけで十分である。所望の接着剤の強度によって、異なる接着剤を用いることが出来る。例えば布地から試料を採取する場合はより強力な接着剤、例えばアクリル基材の接着剤が望ましい。紙の表面からはより弱い粘着力の接着剤、例えばゴムを基材とする感圧性の接着剤で試料を採取することが好ましい
多くの場合、試料は構造を有する表面から採取される。かかる表面としては布地、鉛筆等の小さい物品、及び電話のような小さい表面を持つ区画のある複雑な器具などがある。かかる表面には接しにくいため、採取効率がしばしば悪くなる。このため好ましい態様において、採取部材(1)は弾力性のある材料からなる。かかる材料は試料を採取したい表面の凹凸を埋め合わせることができる。このような素材としては例えばポリプロピレン及び発泡ゴムがあり、またこれらは液体を吸収しない。
採取器具からの試料物質の回収は通常液体で行われる。痕跡証拠を取り扱う際に液体を過剰量とするのは避けるべきである。これは核酸等の、分析対象の化合物の濃度が検出限界よりも薄くなる恐れがあるためである。このため本発明の採取部材(1)はほとんど液体を吸収しない材料からなることが好ましい。採取部材(1)は全く吸収しない材料からなることがより好ましい。しかしながら分析対象の試料が液体であれば、吸収性のない核及び液体吸収性のある表面を備えることが好ましい。吸収と脱離に関する好ましい特徴により材料が集められる。試料及び処理用の試験管はたいてい環構造であり、採取部材(1)が円筒状又は球状であり、試験管よりも若干小さい直径を有する。かかる採取部材は分離/抽出に必要な液体の量が少ない利点がある。
分離及び/又はさらなる処理は、当該目的のために特別に設計された通常の試験管内又は処理管内で実行される。かかる処理管は例えばGB-A 2 139 519であり、例えばPrepFiler LySep(商標)カラム(アプライドバイオシステムズ)として利用できるものである。このため、採取部材(1)の大きさ及び形状は試料を回収する管及び/又は試料を処理する管に丁度収まるものである。採取部材(1)の寸法は必要に応じて調整してもよい。しかしながら、試料や処理用の試験管同様に、実験室の設備は標準化されていることが多い。例えばかかる設備として化学、医学、生物学及び法科学の実験室内の遠心分離機がある。このため、採取部材(1)の寸法は標準的な実験室の設備と互換性のあるものを選択する。
採取部材(1)が円筒状であれば、外径は5.5mm以上、6mm以下であることが好ましく、かつ/又は長さが10mm以上、11mm以下であることが好ましく、かつ/又は表面の領域又は粘着する領域は1.73cm以上、2.07cm以下であることが好ましい。採取部材が球状であれば、外径は外径は5.5mm以上、6mm以下であることが好ましく、かつ/又は表面の領域又は粘着する領域は0.95cm以上、1.13cm以下であることが好ましい。
採取部材(1)に接着剤を塗布する場合、感圧性の接着剤であることが好ましい。例えばゴム、樹脂、シリコーン基材樹脂、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、又はこれらの組成物を基材とする接着剤がある。採取を容易にするため、感圧性の接着剤の接着力を調整することが望ましい。試料を採取する表面上にて小さい摩擦で動かすことが出来ることが望ましい。
当業者であれば容易に分かるように、器具又は採取部材(1)は適切に処理する必要がある。例えば、使用前に、エチレンジオキシド又はガンマ線で処理し、滅菌され、かつDNA混入のない状態にする。さらに、採取部材(1)に接着剤を塗布したならば、接着剤を保護するため、採取部材(1)及び/又は接着剤の表面を覆ってもよい。このため、ろう紙、シリコーン処理紙、金属箔、及び/又はこれらの組み合わせを用いて表面を覆うことが出来る。
支持部材(5)及び解放部材(6)は再利用できることが好ましいが、一方で使い捨てとしてもよい。採取部材(1)を使い捨てとすることがより重要である。かかる部材及び取手(3)はプラスチック製でも金属製でもよい。ただし、多くの場合、解放部材の(8)の可撓部(8)は除外される。
本発明は上記器具に係るものである。これには上記器具に用いる採取部材(1)が含まれる。これは上記器具用の支持部材(5)及び解放部材(6)を含む器具と同様である。すなわち採取部材(1)を備えない上記器具も同様である。すなわち生物学的及び/又は化学的試料を、かかり試料を露出している表面から直接採取のための以下の器具も同様である。(i)支持部材(5)と、(ii)解放部材(6)とを備える。支持部材(5)は採取部材(1)を機械的に取り外し可能な状態で取り付けることが出来る大きさ及び形状を有する。解放部材(6)は採取部材(1)を支持部材(5)から機械的に取り外すことができる。
さらに本発明には(例として法科学的な)生物学的及び/又は化学的試料を生物学的な原料から直接採取するためのキットが含まれる。キットは上記器具と密閉可能な試験管とを備える。試験管は、採取部材(1)を収容可能な大きさ及び形状を有する。キットには梱包材並びに梱包材及び/又は試験管を封止するためのシールが含まれてもよい。梱包材及び/又は試験管は標識手段を有していてもよい。
本発明には生物学的及び/又は化学的な試料を、かかる試料物質の露出している表面から直接採取するための方法が含まれる。かかる方法には生物学的な試料に採取部材(1)を接触させる工程が含まれる。かかる方法には採取部材(1)を取り外して、試験管に入れる工程が含まれる。試験管は、採取部材(1)を収容可能な大きさ及び形状を有する。取り外しは解放部材(6)によって促進されることが好ましい。

Claims (26)

  1. 法科学的試料であって、生物学的及び/又は化学的な試料を、かかる試料物質の露出している表面から直接採取するため、片手で使用することが出来る器具であって、
    (i)第一端部にプラグ(4)を有する支持部材(5)と、
    (ii)前記支持部材(5)と連結される解放部材(6)と、
    (iii)採取部材(1)と、を備え、
    前記採取部材(1)は前記採取部材(1)の側部にあり、前記試料が付着する採取表面と、少なくとも一つの側面とを有し、
    前記プラグは前記採取部材(1)の長軸に沿って又は平行に前記採取部材(1)の中まで延伸しており、
    前記採取部材(1)は機械的に取り外し可能な状態で前記支持部材(5)に取り付けられ、
    前記解放部材(6)は、前記採取部材(1)を前記支持部材(5)から取り外すために、機械的な力を前記採取部材(1)の前記側面に負荷することができる、
    器具。
  2. 前記支持部材(5)の第二の末端及び前記解放部材(6)は互いに直接、又は取手(3)解して連結されている、
    請求項1に記載の器具。
  3. 前記支持部材(5)、前記解放部材(6)及び前記取手(3)は一つながりである、
    請求項2に記載の器具。
  4. 前記支持部材(5)はL字型、Z字型、又はU字型である、
    請求項1〜3のいずれかに記載の器具。
  5. 前記採取表面は前記取手(3)と直角を成す、
    請求項2〜4のいずれかに記載の器具。
  6. 前記採取部材(1)及び前記支持部材(5)はプラグ及びソケットからなる接続により互いに取り付けられ、前記採取部材(1)は前記ソケットを有し、前記支持部材(5)は前記プラグ(4)を有する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の器具。
  7. 前記解放部材を、前記器具を持つ手と同じ手で動かすことが出来る大きさ及び形状を有する、
    請求項1〜6のいずれかに記載の器具。
  8. 前記採取部材(1)は、円筒状、又は球状である、
    請求項1〜7のいずれかに記載の器具。
  9. 前記採取部材(1)は回転軸を中心として取り付けられている、
    請求項1〜8のいずれかに記載の器具。
  10. 前記採取部材(1)は試料を採取したい表面の凹凸を埋め合わせることができる弾力性を有する材料からなる、
    請求項1〜9のいずれかに記載の器具。
  11. 前記採取部材(1)は吸収性のない材料からなる、
    請求項1〜10のいずれかに記載の器具。
  12. 前記採取部材(1)は、試料を回収する管及び/又は試料を処理する管に丁度収まる大きさ及び形状を有する、
    請求項1〜11のいずれかに記載の器具。
  13. 前記採取部材(1)は接着剤で被覆されている、
    請求項1〜12のいずれかに記載の器具。
  14. 前記接着剤は感圧性の接着剤である、
    請求項13に記載の器具。
  15. 前記感圧性の接着剤はゴム、樹脂、シリコーン基材樹脂、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、又はこれらの組成物を基材とする接着剤である、
    請求項14に記載の器具。
  16. 前記感圧性の接着剤は、前記試料を採取する表面上にて小さい摩擦で動かすことが出来る接着力を有する、
    請求項14又は15に記載の器具。
  17. 前記接着剤を保護するため、前記採取部材(1)及び/又は前記接着剤の表面が覆われている、
    請求項13〜16のいずれかに記載の器具。
  18. ろう紙、シリコーン処理紙、金属箔、及び/又はこれらの組み合わせを用いて、前記覆われている、
    請求項17に記載の器具。
  19. 前記支持部材(5)及び前記解放部材(6)は再利用可能であり、前記採取部材(1)は使い捨てである、
    請求項1〜18のいずれかに記載の器具。
  20. 請求項1〜19のいずれかに記載の器具のための採取部材(1)。
  21. 請求項1〜19のいずれかに記載の支持部材(5)及び請求項1〜19のいずれかに記載の解放部材(6)を備える器具。
  22. 生物学的及び/又は化学的試料をかかる試料物質の露出している表面から直接採取するためのキットであって、請求項1〜20のいずれかに記載の前記器具と、密閉可能な試験管とを備え、前記試験管は、前記採取部材(1)を収容可能な大きさ及び形状を有するキット。
  23. 梱包材並びに前記梱包材及び/又は前記試験管を封止するためのシールが含まれ、前記梱包材及び/又は前記試験管は標識手段を有していてもよい、
    請求項22に記載のキット。
  24. 生物学的及び/又は化学的な試料を、かかる試料物質の露出している表面から直接採取するための方法であって、前記生物学的な試料に請求項1〜20のいずれかに記載の前記採取部材(1)を接触させる工程を備える方法。
  25. 前記採取部材(1)を取り外して、試験管に入れる工程が含まれ、前記試験管は、採取部材(1)を収容可能な大きさ及び形状を有する、
    請求項24に記載の方法。
  26. 前記取り外しは前記解放部材(6)の動作によって促進される、
    請求項24又は25に記載の方法。
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