JP2014514107A - 歯科用構成部材のセット - Google Patents

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Abstract

発明の態様によると、アバットメントスクリューなどのオス型の歯科用構成部材のセットにおいて、各オス型の歯科用構成部材は、異なった芯直径を備えたねじ部を有する。各オス型の歯科用構成部材は、アバットメントなどの嵌合するメス型の歯科用構成部材に連結されようとする。ねじ部が有する芯直径が小さければ小さいほど、同一の挿入トルクが全てのオス型の歯科用構成部材にかけられたとしても、オス型の歯科用構成部材が、最終的に、その嵌合するメス型の歯科用構成部材に締められたとき、より高い摩擦が提供される。

Description

本発明は、オス型の歯科用構成部材のセットに関する。発明は、また、メス形の歯科用構成部材のセットに関する。発明は、また、オス型の歯科用構成部材のサブセット及びメス型の歯科用構成部材のサブセットを含む歯科用構成部材のセットに関する。
損傷した又は損失した歯を修復するために、現在頻繁にもちいられる方法は、隣接した顎骨組織(上顎又は下顎)において、フィクスチャーを含む歯科用インプラントをインストールし、及び歯科用補綴物で損傷した又は損失した歯を交換することである。アバットメントなどの超構造は、歯科用補綴物とインストールしたフィクスチャーの間の連結として使用される。
アバットメントは、補綴物支持部分を備えた一片に形成される雄ねじ部を有してもよい。アバットメントは、そのねじ部を用いて、対応するねじ部を備えた内部穴を有するフィクスチャー内にねじ締めする。その結果、この場合、アバットメントはオス型歯科構成部材であり、フィクスチャーはメス型歯科構成部材である。
一片のアバットメントに対する選択肢は、個別のアバットメントスクリューを有するアバットメントである。アバットメントスクリューは、雄ねじ部及びスクリューヘッドを有する。フィクスチャーにアバットメントを締めるとき、アバットメントは、初めに、フィクスチャーに嵌合させて、そしてその後、アバットメントスクリューは、アバットメントスクリューのねじ部が、フィクスチャーの雌ねじに係合し、そして、スクリューヘッドがアバットメントのスルーホールのシートに座るように、アバットメントのスルーホール内へ挿入される。この場合、アバットメントスクリューは、アバットメントの形状においてメス型の歯科用構成部材内に挿入されるオス型の歯科用構成部材と見なしてもよい。
オス型/メス型の歯科用構成部材の他の例は、ブリッジスクリュー/ブリッジ支持体、ガイドピン、印象成分及びシリンダである。
歯科用構成部材の製造者は、一般に、オス型の歯科用構成部材が最終的にメス型の歯科用構成部材にきつく締められるときに使用するために、あるレベルのトルク(通常は、15〜35Ncmの範囲)を推薦する。例えば、製造者は、ある種のアバットメントスクリューに対して、最終的にアバットメントにきつく締められるとき、一般的に、スクリューヘッドがアバットメントのシートに触れるとき、25Ncmのトルクを推薦するかもしれない。
適用トルクが低すぎる場合、オス型の歯科用構成部材は、メス型の歯科用構成部材に適切にきつく締められず、それは、オス型の歯科用構成部材の緩みに導くかもしれない。もし緩めば、オス型の歯科用構成部材は、順に、メス型の歯科用構成部材の破砕を引き起こすかもしれない。
他方、適用トルクが高すぎる場合、軸方向の引張り応力は高くなるので、オス型の歯科用構成部材が破壊し、最弱点は、通常は、下部のねじ山の初めて歯冠方向に回転するところある。メス型の歯科用構成部材も、また、損傷するかもしれない。
不運にも、歯科医師は、推薦トルクを常に使用するとは限らないので、時には、高い又は低いトルクを使用する。更にその上、製造者は、異なった歯科用構成部材に対して、又は同一タイプの歯科用構成部材の異なったサイズに対して、異なったトルクを推薦するかもしれない。その結果、歯科医師が非推薦のトルクを不注意に適用するリスクが存在する。
従って、発明の目的は、オス型の歯科用構成部材の緩みを発生させ、そして潜在的に、メス型の歯科用構成部材の破砕を確実にするかもしれない低すぎるトルクを適用する歯科医師のリスクを低下させ、そして、また、オス型の歯科用構成部材の破壊を発生させ、そして潜在的に、また、メス型の歯科用構成部材の損傷を発生させるかもしれない高すぎるトルクを適用する歯科医師のリスクを低下させることでもある。以下に明確になる通り、この及びその他の目的は、付随する請求項で規定される通り発明により達成される。
発明は、オス型の歯科用構成部材の間の異なった幅などの差異に関係なく、一つのトルク値のみを推薦することにより、推薦値を混同する歯科医師のリスクが低下するという洞察に基づく。発明は、更に、さもなければ、比較的弱いオス型の歯科用構成部材の一つ又はそれ以上の機能を改変することにより、そのような構成部材は、強いオス型の歯科用構成部材と同じトルクで適切に引張りを受けるかもしれないという洞察にも基づく。特に、発明は、適用トルクの一部がオス型とメス型の歯科用構成部材の間の摩擦により取り込まれ、それにより、オス型の歯科用構成部材の引張り応力を低下させるという理解に基づく。このように、第一のオス型の歯科用構成部材は、第二のオス型の歯科用構成部材より、嵌合する第一のメス型の歯科用構成部材に最終的にきつく締められるとき、第一のオス型とメス型構成部材の間の高い摩擦より、嵌合する第二のメス型の歯科用構成部材に最終的にきつく締められるとき、破壊されやすくなる場合、それは第一のオス型の歯科用構成部材の相対的に高い脆弱性を相殺するであろう。
発明の第一の態様によると、オス型の歯科用構成部材のセットが提供される。セットは、
嵌合する第一のメス型の歯科用構成部材に連結するように適合された第一のオス型の歯科用構成部材、ここで第一のオス型の歯科用構成部材は、雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み、
嵌合する第二のメス型の歯科用構成部材に連結するように適合された第二のオス型の歯科用構成部材、ここで第二のオス型の歯科用構成部材は雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み、
を含み、
ここで、前記第一のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯は、前記第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯より小さい直径を有し、
ここで、それぞれの嵌合するメス型の歯科用構成部材に対して、同一トルクで最終的にきつく締められるとき、前記第一のオス型の歯科用構成部材は、前記第二のメス型の歯科用構成部材に対して、第二のオス型の歯科用構成部材により提供される摩擦より、前記第一のメス型の歯科用構成部材に対して、より高い摩擦を提供するように構成され、寸法が決められる。
第一及び第二のオス型の歯科用構成部材は、例えば、アバットメントスクリュー、一片のアバットメント及びブリッジスクリューであってもよい。第一及び第二のメス型の歯科用構成部材は、例えば、スルーホール、歯科用フィクスチャー、及びブリッジ支持具を備えたアバットメントであり得る。
オス型の歯科用構成部材のねじ部は、一般的に、オス型の歯科用構成部材の根尖側部分に位置する。芯上の雄ねじは、芯方向の交互にねじ山の上部及びねじ山の底部を提供する。第一のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯の幅は、第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯の幅より小さい。換言すれば、中心軸と第一のオス型の歯科用構成部材のねじ底部分の間の半径方向の距離は、中心軸と第二のオス型の歯科用構成部材のねじ底の間の半径方向の距離より小さい。ねじ部の芯は、若干先細の芯もまた考えられるが、普通は、円筒状である。若干先細の芯に対しては、ねじ山の歯冠側端部の第一の回転における芯の幅は、第二のオス型の歯科用構成部材より、第一のオス型の歯科用構成部材の方が小さい。
少なくとも一つの例の実施態様によると、第一及び第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部の雄ねじは、第一及び第二のメス型の歯科用構成部材のそれぞれの嵌合する雌ねじに係合するように適合される。例えば、これは、オス型の歯科用構成部材が歯科用フィクスチャーにねじ締めするように適合された一片のアバットメントの形体の場合である。
少なくとも一例の実施態様によると、第一及び第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部の雄ねじは、第一及び第二の追加の歯科用構成部材の嵌合する雌ねじと係合するように適合される。例えば、これは、メス型の歯科用構成部材がそれぞれスルーホールを有するアバットメントであり、そしてオス型の歯科用構成部材がアバットメントをそれぞれのフィクスチャーに締めるための個別のアバットメントスクリューであり、フィクスチャーは、前記の追加の歯科用構成部材である場合である。オス型の歯科用構成部材のセットは、前記第一及び前記第二のオス型の歯科用構成部材より多く含んでもよい。例えば、それは嵌合する第三のメス型の歯科用構成部材を連結するように適合された第三のオス型の歯科用構成部材を含んでもよく、第三のオス型の歯科用構成部材は、雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み、ここで、前記第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯は、前記第三のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯より小さい直径を有し、ここで、最終的に、それぞれ嵌合するメス型の歯科用構成部材に対して同一トルクできつく締められるとき、前記第二のオス型の歯科用構成部材は、前記第三のメス型の歯科用構成部材に対して、第三のオス型の歯科用構成部材により提供される摩擦より、前記第二のメス型の歯科用構成部材に対してより高い摩擦を提供するように、構成され、そして寸法が決まる。
同様に、セットは、第四、第五、第六などのメス型の歯科用構成部材にそれぞれ連結するように適合された 更に多くのオス型の歯科用構成部材を含んでもよい。
最終的な締付けは、第一及び第二の歯科用構成部材が、互いに、最終的接触を行った後、実施される締付けを意味すると理解され、それにより、オス型の歯科用構成部材に引張応力を創り出す。その結果、第一のオス型の歯科用構成部材を第一のメス型の歯科用構成部材に、最終的にきつく締めるとき、与えられたトルクが使用される場合、その結果、同一の与えられたトルクが、第二のオス型の歯科用構成部材を第二のメス型の歯科用構成部材に最終的にきつく締められるとき、使用されるならば、これらの第一の構成部材の間の摩擦が、第二のオス型とメス型の歯科用構成部材の間の摩擦より高いことを理解するべきであろう。
このように、第一のオス型の歯科用構成部材が、ねじ部でより薄い芯を有し、そしてねじ部においてより厚い芯を有する第二のオス型の歯科用構成部材より、普通は、第一のオス型の歯科用構成部材の方が、一般的な場合より高い摩擦を提供するので、壊れやすいかもしれないという事実にも係わらず、かけられたトルクは、第一のオス型の歯科用構成部材に対して低い引張応力をもたらし、その結果、それを破壊するリスクは低下する。
少なくとも一つの例の実施態様によると、各々オス型の歯科用構成部材は、前記ねじ部の歯冠側に位置するねじ式でない(non-threaded)シート嵌合部分を含み、ここで、該シート嵌合部分は、オス型の歯科用構成部材の縦方向の中心軸に対して非ゼロ角を形成し、ここで、第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分は、第二のメス型の歯科用構成部材の対応する嵌合シートに対して、第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分により提供される摩擦より、第一のメス型の歯科用構成部材の嵌合シートに対するより高い摩擦を提供するように構成され、寸法が決められる。
シート嵌合部分は、例えば、先細の部分であってもよく、ここで、中心軸に対する角度は、0〜90°の間である。シート嵌合部分は、尖端方向で適切に先細になってもよい。あるいは、シート嵌合部分は、中心軸に対して実質的垂直であってもよく、即ち、中心軸に対する角度は、約90°であってもよい。あるいは、シート嵌合部分は、歯冠方向に先細になってもよい。
メス型構成部材のシートは、オス型の歯科用構成部材の前記シート嵌合部分に対応するように、適切に寸法が決められ、そして構成される。好適に、メス型の歯科用構成部材のシート及びオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分は、中心軸に対して同一角度を形成する。例えば、第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分及び第一のメス型の歯科用構成部材の嵌合シートは、中心軸に対して角度αを形成し得て、一方、第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分及び第二のメス型の歯科用構成部材の嵌合シートは、中心軸に対して角度βを形成し得る。
該角度αが該角度βより小さい場合、その結果、第一のオス型及びメス型の歯科用構成部材の間、それから、第二のオス型及びメス型の歯科用構成部材の間で高い摩擦が得られる。これは、第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分が第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分より、中心軸に対して小さい角度を形成することに基づく、少なくとも一つの例の実施態様で反映される。
中心軸に対する前記角度を参照するとき、該参照角が鋭角又は90°角であることは理解すべきである。これを例示するために、1〜12の標準フォーマットに番号付けされたダイヤル(時計面)を想定することができ、ここで番号12が最上部に、番号6が底部にある。番号6と12を通して伸びる仮想直線は、オス型の歯科用構成部材の軸を表わし得る。時計の手が数字1を示すとき、それは「軸」と30°の角度を形成する。時計の手が番号2を示すために動いたとき、それは「軸」と60°の角度を形成する。最後に、時計の手が番号3の参照のために動いたとき、それは「軸」と90°の角度を形成する。このように、この配列は、減少する摩擦を提供するシート嵌合部分を表す。角度が大きくなればなるほど、摩擦が小さくなる。しかし、時計の手が番号4に続き、そしてそれに到達するとき、それは再び「軸」に接近し「、そして「軸」と60°を形成する。このように、これは角度120°と見なすべきではなく、何故ならば、摩擦の観点から、60°の歯冠側に先細になるシート嵌合部分は、60°の尖端が先細となるシート嵌合部分と同一の摩擦を提供できる。同様に、ダイヤル上の番号5を参照することを継続したとき、角度は30°であろう。このように、軸に対して垂直方向に通過するとき、シート嵌合部分は、対応するシートに嵌合するとき、より高い摩擦をますます提供するであろう。オス型の歯科用構成部材の歯冠側の先細シート嵌合部分及びメス型の歯科用構成部材の対応する歯冠側の先細シートは、例えば、歯冠側の先細シートがセラミックアバットメントである場合有利であるかもしれない。そのような歯冠側の先細部分は、セラミックアバットメントにおけるクラックのリスクを低下させるセラミックアバットメントのシート上の内側に向いた圧力(尖端先細部分で発生した外側に向いた圧力に反対方向)をもたらすであろう。
オス型の歯科用構成部材の前記シート嵌合部分は、中心軸に対して約40°などの、35°〜45°の角度を適切に形成し得る。別のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分は、中心軸に対して約50°などの、45°〜55°の角度を適切に形成し得る。オス型の歯科用構成部材のそのようなシート嵌合部分の他の想定可能な例は、約60°などの、55°〜65°;約70°などの、65°〜75°;約80°などの、75°〜85°;約90°などの、85°〜95°である。オス型の歯科用構成部材のセットは、少なくとも二つのオス型の歯科用構成部材を含んでもよく、それぞれは、上記の例示した角度の一つを備え、又は上記の例示した角度範囲の一つ内でシート嵌合部分を有する。もちろん、セットは、上記範囲から選択されたそれぞれの角度を備えたシート嵌合部分を有する三つ又はそれ以上の歯科用構成部材を含んでもよい。
少なくとも一つの例の実施態様によると、第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分は、第二のメス型の歯科用構成部材の嵌合シートと接触することを意図した第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分の面積より大きい、第一のメス型の歯科用構成部材の嵌合シートと接触することを意図した面積を有する。増大する接触面積は、それぞれのシート嵌合部分の角度が第一及び第二のオス型の歯科用構成部材用と同一であっても、より大きい摩擦を意味する。例えば、第一及び第二の両方のオス型の歯科用構成部材が、90°の角度を形成する中心軸に接触する面(即ち、メス型の歯科用構成部材のシートとの面と面の接触)を備えたシート嵌合部分を有し得るが、しかし、第一の構成部材接触面積は第二の構成部材のそれより大きい。対応する面積の分化も、また、他の角度で考えられ、例えば、第一及び第二の両方のオス型の歯科用構成部材は、中心軸と70°の角度を形成する接触面を備えたシート嵌合部分(即ち、錐体間の接触)を有し得る、しかし、第一の構成部材の接触面積は、第二の構成部材のそれより大きい。
第一及び第二のオス型の歯科用構成部材に対する異なった摩擦効果を提供するための別の方法は、異なった面特性を備えた構成部材を提供することである。このように、少なくとも一つの例の実施態様によると、前記オス型の歯科用構成部材の各々の一つは、そのそれぞれ嵌合するメス型の歯科用構成部材に接触するための接触面積を有し、ここで、前記第一のオス型の歯科用構成部材の接触面は、第一のオス型の歯科用構成部材の前記接触面とその嵌合する第一のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数が、第二のオス型の歯科用構成部材の前記接触面とその嵌合する第二のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数より高くなるので、第二のオス型の歯科用構成部材の前記接触面とは異なる。摩擦係数の差別化は、例えば、面改質、面の粗面化、陽極酸化又は面コーティングにより達成されるかもしれない。第一のオス型の歯科用構成部材は、一つの方法で面改質されてもよく、一方、第二のオス型の歯科用構成部材は、全く改質されず(例えば、滑らか)又は別の方法で改質される。前記接触面は、シート嵌合部分であってもよい。あるいは、それはメス型の歯科用構成部材に接触する別の部分であってもよく、そして、そのような円滑面を有する部分と比較して摩擦が増加するかもしれない。
その結果、少なくとも一つの例の実施態様によると、第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分と(適切なシートの)嵌合する第一のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数は、第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分と(適切なシートの)嵌合する第二のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数より高い。
少なくとも一つの例の実施態様によると、第一のオス型の歯科用構成部材のねじ部と嵌合する雌ねじ部、例えば、フィクスチャーの間の摩擦係数は、第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部と嵌合する雌ねじ部、例えば、フィクスチャーの間の摩擦係数より高い。
摩擦係数の差異が、異なった面粗度に起因するならば、これは、例えば、ブラスティング、エッチング又は当該分野で公知のその他いかなる好適な方法を用いて達成し得る。
このように、少なくとも一つの例の実施態様によると、第一のオス型の歯科用構成部材の前記シート嵌合部分の面粗度は、第二のオス型の歯科用構成部材の前記シート嵌合部分の面粗度より大きい。
少なくとも一つの例の実施態様によると、第一のオス型の歯科用構成部材のねじ部上の面粗度は、第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部上の面粗度より大きい。
摩擦を上昇させる、及び/又は、低下させる様々な手段を組み合わせることにより、第一及び第二のオス型の歯科用構成部材により提供される摩擦を更に分化することも、また、考えられる。例えば、少なくとも一つの例の実施態様によると、第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分は、第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分より、中心軸に関してより小さい角度を形成し、そして、更に、第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部の面は、非改質のねじ部より小さい摩擦を提供するために改質される(例えば、コーティング、研磨などにより)。例えば、次の状況が発生し得る。弱い第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分は、中心軸と一緒に70°などの、<90°の非ゼロ角を形成すると思われ、一方、強い第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分が、角度90°を形成すると思われる。このように、第一のオス型の歯科用構成部材が、それら両方が同一の推薦トルクでインストール可能になるように、第二のオス型の歯科用構成部材より高い摩擦を提供するけれども、第二のオス型の歯科用構成部材が、それがその最終のインストール状態にあるとき、適切にプレストレスをかけられないことが一つの見解となるかもしれない。従って、第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部と、例えば、フィクスチャーの内側の嵌合するねじ部の間の摩擦を低下させることにより、プレストレスが上昇する。上記の通り、摩擦の低下は、第二のオス型の歯科用構成部材のねじ山の表面を改質することにより、例えば、適切なコーティング、研磨などにより達成するかもしれない。
発明の第二の態様によると、メス型の歯科用構成部材のセットが提供される。セットは、
嵌合する第一のオス型の歯科用構成部材に連結するように適合された第一のメス型の歯科用構成部材、ここで第一のオス型の歯科用構成部材は、雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み;
嵌合する第二のオス型の歯科用構成部材に連結するように適合された第二のメス型の歯科用構成部材、ここで第二のオス型の歯科用構成部材は、雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含む、
を含み、
ここで、前記第一のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯は、前記第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯より小さい直径を有し、
ここで、前記オス型の歯科用構成部材がそれぞれメス型の歯科用構成部材に対して同一トルクで最終的に締められたとき、前記第一のメス型の歯科用構成部材は、前記第二のオス型の歯科用構成部材に対する第二のメス型の歯科用構成部材により提供される摩擦より前記第一のオス型の歯科用構成部材に対するより高い摩擦を提供するように構成され、寸法が決められる。
発明の第一の態様に関連して記載した通り、また、発明の第二の態様において、第一及び第二のオス型の歯科用構成部材は、例えば、アバットメントスクリュー、一片のアバットメント及びブリッジスクリューであってもよい。第一及び第二のメス型の歯科用構成部材は、例えば、スルーホールを備えたアバットメント、歯科用フィクスチャー及びブリッジ支持体を備えたアバットメントであってもよい。
少なくとも一つの例の実施態様によると、各々のメス型歯科用構成部材は、それぞれの嵌合するオス型の歯科用構成部材を受け取るためのシートを含み、
ここで、前記シートは、メス型の歯科用構成部材の縦方向の中心軸に対して非ゼロ角を形成し、
ここで、第一のメス型の歯科用構成部材のシートは、第二のオス型の歯科用構成部材の対応するシート嵌合部分に対する第二のメス型の歯科用構成部材のシートにより提供される摩擦より、第一のオス型の歯科用構成部材の対応するシート嵌合部分に対してより高い摩擦を提供することにより提供されるように構成し、寸法を決められる。
発明の第一の態様に関連して議論されたオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分に類似して、メス型の歯科用構成部材の前記シートは、例えば、作細部分であり得るが、ここで、中心軸に対する角度は、0〜90°の間である。あるいは、シート嵌合部分は、中心軸に垂直であり得る、即ち、角度は中心軸に対して約90°であり得る。適切に、メス型の歯科用構成部材のシート及びオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分が、中心軸に対して同一の角度を形成する。
少なくとも一つの例の実施態様によると、第一のメス型の歯科用構成部材のシートは、第二のメス型の歯科用構成部材のシートより、中心軸に対してより小さい角度を形成する。角度はオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分と同じ方法で測定され、それは発明の第一の態様と関連して説明された。また、発明の第一の態様に関連して例示された角度及び角度の範囲は、また、発明の第二の態様に記載のメス型の歯科用構成部材のシートに適用可能である。
少なくとも一つの例の実施態様によると、第一のメス型の歯科用構成部材シートは、第二のオス型の歯科用構成部材の対応するシート嵌合部分と接触することを意図した第二のメス型の歯科用構成部材のシートの面積より、第一のオス型の歯科用構成部材の対応するシート嵌合部分と接触することを意図したより大きい面積を有する。発明の第一の態様に関連して記載する通り、それぞれのシート嵌合部分の角度が、第一及び第二のオス型の歯科用構成部材に対して同一であるけれど、増大する接触面積は、より大きい摩擦を意味する。
少なくとも一つの例の実施態様によると、前記メス型の歯科用構成部材の各々の一つは、そのそれぞれ嵌合するオス型の歯科用構成部材を接触するための接触面を有し、ここで第一のメス型の歯科用構成部材の前記接触面は、第一のメス型の歯科用構成部材の前記接触面と嵌合する第一のオス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数は、第二のメス型の歯科用構成部材の前記接触面とその嵌合する第二のオス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数より高くなるように、第二のメス型の歯科用構成部材の前記接触面とは異なる。
発明の第一の態様に記載のセットと関連して議論されるいかなる機能も発明の第二の態様に記載のセットにおける機能として実行され得る。
発明の第三の態様によると、歯科用構成部材のセットが提供される。セットは、第一のオス型の歯科用構成部材及び第二のオス型の歯科用構成部材を含むオス型の歯科用構成部材のサブセット、及び
第一のメス型の歯科用構成部材及び第二のメス型の歯科用構成部材を含むメス型の歯科用構成部材のサブセットを、
含み、
ここで、前記第一のオス型の歯科用構成部材は、前記第一のメス型の歯科用構成部材を連結するように適合され、ここで第一のオス型の歯科用構成部材は、雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み、
ここで、前記第二のオス型の歯科用構成部材は、前記第二のメス型の歯科用構成部材を連結するように適合され、ここで第二のオス型の歯科用構成部材は、雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み、
ここで、前記第一のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯は、前記第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯より小さい直径を有し、
ここで、オス型の歯科用構成部材が最終的にそれぞれのメス型の歯科用構成部材に対して同一トルクで締められたとき、前記第一のオス型の歯科用構成部材と前記第一のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦が、前記第二のオス型の歯科用構成部材と前記第二のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦より高い。
発明の第三の態様に記載のセットにおいて、オス型の歯科用構成部材のサブセットは、発明の第一の態様に記載のセットにおいて含まれるものとしての対応する機能及び実施態様を有してもよい。同様に、発明の第三の態様に記載のセットにおいて、メス型の歯科用構成部材のサブセットは、発明の第二の態様に記載のセットに含まれるものとして対応する機能及び実施態様を有してもよい。
このように、少なくとも一つの例の実施態様によると、各オス型の歯科用構成部材は、前記ねじ部の歯冠側に位置するねじ式でないシート嵌合部分を含み、そして各メス型の歯科用構成部材は、それぞれのオス型の歯科用構成部材の前記シート嵌合部分を受けるためのシートを含み、
ここで、前記シート嵌合部分及び各々の前記シートは、それぞれの歯科用構成部材の縦方向の中心軸に関連して非ゼロの角度を形成し、
ここで、オス型の歯科用構成部材が、それぞれのメス型の歯科用構成部材に対して同一トルクで最終的にきつく締められるとき、第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分と第一のメス型の歯科用構成部材のシート間の摩擦が、第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分と第二のメス型の歯科用構成部材のシートの間の摩擦より高い。
少なくとも一つの例の実施態様によると、第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分及び第一のメス型の歯科用構成部材の嵌合シートは、第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分及び第二のメス型の歯科用構成部材の嵌合シートより中心軸に対して小さい角度を形成する。
少なくとも一つの例の実施態様によると、第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分と第一のメス型の歯科用構成部材の嵌合シートの間の接触面積は、第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分と第二のメス型の歯科用構成部材の嵌合シートの間の接触面積より大きい。
少なくとも一つの例の実施態様によると、各々の前記オス型の歯科用構成部材は、そのそれぞれ嵌合するメス型の歯科用構成部材の接触面を接触するための接触面を有し、ここで、第一のオス型の歯科用構成部材の前記接触面とその嵌合する第一のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数は、第二のオス型の歯科用構成部材の前記接触面とその嵌合する第二のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数より大きい。
発明の第一及び第二の態様に記載のセットと関連して議論されたいかなる機能も発明の第三の態様に記載のセット機能として実施し得る。
発明の第一、第二及び第三の態様のいずれか一つは、上記メス型の歯科用構成部材が、顎骨内に挿入可能なそれぞれの歯科用フィクスチャーに連結するように適合されたアバットメントである少なくとも一つの例の実施態様を含み、ここで、前記オス型の歯科用構成部材は、それぞれの嵌合アバットメントをそれぞれの歯科用フィクスチャーに固定するためのアバットメントスクリューである。
発明の第一、第二及び第三の態様のいずれか一つは、各々のアバットメントスクリューがアバットメントスクリューの中心軸に対して非ゼロ角を形成する根尖側部分を有するスクリューヘッドを含む少なくとも一つの例の実施態様を含み、
ここで、前記第一のオス型の歯科用構成部材は、第一のアバットメントスクリューであり、そして前記第二のオス型の歯科用構成部材は、第二のアバットメントスクリューであり、
ここで、前記第一のメス型の歯科用構成部材は、第一のアバットメントであり、そして前記第二のメス型の歯科用構成部材は、第二のアバットメントであり、
ここで、第一のアバットメントスクリューのスクリューヘッドの根尖側部分は、第二のアバットメントスクリューのスクリューヘッドの根尖側部分より中心軸に対して小さい角度を形成し、及び/又は、ここで、第一のアバットメントスクリューのスクリューヘッドの根尖側部分を受けるための第一のアバットメントのシートは、第二のアバットメントスクリューのスクリューヘッド根尖側部分を受けるための第二のアバットメントのシートより中心軸に対して小さい角度を形成する。
このように、薄い芯を有し、その結果、脆弱な第一のアバットメントスクリューは、第一のアバットメントに連結するとき、前記第二のアバットメントに連結するときの幅広いアバットメントスクリューより高い摩擦を提供する。その結果、第一のアバットメントスクリューは、より強力な第二のアバットメントスクリューと同一トルクで、適切に引張る。何故ならば、かけられたトルクの一部は、第一のアバットメントと第一のアバットメントスクリューの間の摩擦により取り込まれるからであり、それにより、第一のアバットメントスクリュー上の引張り応力を低下させる。
この適用において、歯科用のインプラントは、歯科用フィクスチャー、及びアバットメントのような超構造物を含み得ることは理解すべきであろう。
歯科用フィクスチャーは、歯科用補綴物のアンカ部材として使用するためにある。この目的のために、歯科用フィクスチャーは、歯科用補綴物が求められるサイトにおいて、顎骨(上顎又は下顎)の骨組織における事前準備されたボアホール内へ挿入可能である。歯科用のフィクスチャーは、通常は、ボアホール内へ回転する。
スクリュータイプの歯科用フィクスチャーのために、ボアホールは、前方に雌ねじを備えてもよく、又は、例えば、固定ねじにおける一つ又はそれ以上の軸方向に伸びる切断凹部、端部又はノッチなどの提供により、セルフタッピング能力を備えた歯科用フィクスチャーを未開栓まま残してもよい。例えば、フィクスチャーの根尖側部分は、3個の切断凹部などの2〜4個の切断凹部を備えてもよい。その他の数の切断凹部も、容易に考えられる。
フィクスチャーに補綴部分を連結するための超構造体は、アバットメント、上顎又は下顎を覆う歯肉にブリッジするため歯科用フィクスチャーに係合するスペーサ又はその他の経粘膜的構成部材を含んでもよい。補綴部分、例えば、クラウン、ブリッジ又は義歯は、アバットメントに固定されてもよい。超構造体が取り得る様々な他の形体も存在する。
用語「歯冠側」は、本明細書及び本出願を通して、歯科用インプラントのヘッドの端部又は裾の端部に向かう方向を表示するために使用される。例えば、アバットメントが歯科用フィクスチャーに連結される状況において、アバットメントの歯冠方向は、フィクスチャーから離れた方向であるアバットメントの部分に向かう方向である。逆に、用語「尖端」は、構成部材の挿入又は導入端に向かう方向を表示する。このように、尖端と歯冠は反対方向である。更にその上、用語「軸の」、「軸方向の」又は「軸方向に(axially)」 は、本出願を通して、歯冠側端部から尖端への、又はその逆の方向を表示するために使用される。用語「半径の」、「半径方向の」又は「半径方向に(radially)」 は、軸方向と垂直な方向を表示する。
ブラインド孔又はソケットは、フィクスチャーに固定するための超構造体用の固定本体の尖端と歯冠側端部の間における歯冠側端部から端面へ固定本体内に尖端方向に伸び得る。ソケットは、超構造体のフィクスチャーへのスクリュー連結のために内側にねじを切った(internally-threaded)セクションを含む。超構造体用の回転ロックは、内側の、例えば、六角形の多角側壁、あるいは、ソケット壁からの突出物又はその中のくぼみなどをソケットに提供されてもよい。歯冠セクションなどのソケットのセクションは、尖端に向かって先細になってもよい。先細セクションは、内側にねじを切ったセクションの歯冠側に好適に配置される。
フィクスチャーは一段法で、又は二段法で使用されてもよい。一段法において、治癒又は一次的アバットメントは、歯肉組織を形成するためにフィクスチャーに連結され、そして、治癒期間の後、治癒又は一次的アバットメントは、恒久的なアバットメントで交換される。二段法のために、フィクスチャーはカバースクリューを備え、そして歯肉組織は、フィクスチャー及びカバースクリューに縫合され、そして治癒期間の後、組織は開放され、そしてアバットメントは、カバースクリューを除去した後、フィクスチャーに連結される。
フィクスチャーは歯冠側端部に向かって先細になる円錐状の先細の端部分を有し得る。この歯冠側端部の軸方向の量は、一例として、1.5%〜3.7%の範囲など全長の4%以下であるので、フィクスチャーの全長に比較して小さい。歯冠側端部は、ねじ山面なしで、例えば、円滑面又は粗面(ブラスティングなど)を有して、適切に提供され得る。
フィクスチャーはフィクスチャーの縦軸に垂直で、実質的に平坦な歯冠側端部を有してもよい。あるいは、歯冠側端部面は、例えば、顎骨内に位置するとき、フィクスチャーの長さは、フィクスチャーの舌側では長く、そして頬側では短くなるように、フィクスチャーの縦軸に対して勾配を持った輪郭を有してもよい。別の選択肢は、サドル形又は波状の歯冠側端部面である。
a及びbは、少なくともいくつかの例の実施態様に記載されたオス型の歯科用構成部材のサブセット及びメス型の歯科用構成部材のサブセットを含む歯科用構成部材のセットを図示する。 a及びbは、少なくともいくつかの例の実施態様に記載されたオス型の歯科用構成部材のサブセット及びメス型の歯科用構成部材のサブセットを含む歯科用構成部材のセットを図示する。 a及びbは、少なくともいくつかの例の実施態様に記載されたオス型の歯科用構成部材のサブセット及びメス型の歯科用構成部材のサブセットを含む歯科用構成部材のセットを図示する。 a〜cは、少なくとも一つの例の実施態様に記載されたオス型の歯科用構成部材のセットを図示する。 a〜cは、少なくとも別の例の実施態様に記載のオス型の歯科用構成部材のセットを図示する。 望ましい摩擦に影響を与える特性を有するための歯科用構成部材の表面改質を図示する。 a及びbは、少なくともいくつかの例の実施態様に記載のオス型の歯科用構成部材のサブセット及びメス型の歯科用構成部材のサブセットを含む歯科用構成部材のセットを図示する。 a及びbは、少なくともいくつかの例の実施態様に記載のオス型の歯科用構成部材のサブセット及びメス型の歯科用構成部材のサブセットを含む歯科用構成部材のセットを図示する。 a及びbは、少なくともいくつかの例の実施態様に記載のオス型の歯科用構成部材のサブセット及びメス型の歯科用構成部材のサブセットを含む歯科用構成部材のセットを図示する。 a及びbは、少なくともいくつかの例の実施態様に記載の歯科用構成部材のセットにおいて含まれ得るオス型の歯科用構成部材及びメス型の歯科用構成部材を図示する。
図1a〜b、2a〜b及び3a〜bは、少なくともいくつかの例の実施態様に記載のオス型の歯科用構成部材のサブセット及びメス型の歯科用構成部材のサブセットを図示する。
図1a〜1bより出発して、本明細書のアバットメント2aの形体におけるオス型の歯科用構成部材は、フィクスチャー6aを締めるために、本明細書のアバットメント4aの形体においてメス型の歯科用構成部材とつながるように適合される。
図6aは、海綿状の骨組織を係合することを意図した相対的に大きいねじ山8を備えた外面を有するものとして、本明細書に図示される。フィクスチャーの歯冠側部分は、皮質骨組織を係合する目的の小さいピーク間距離を有する相対的に小さいねじ山10を備えている。図示されたフィクスチャー6aは、正に一例であり、そして当該分野で公知の他のいかなるフィクスチャー外面も、フィクスチャーの骨結合のために使用してもよい。
開放端を有するソケット12は、フィクスチャー6aの歯冠側端部に設けられる。ソケット12は、フィクスチャー6a内へ根尖側に伸びる。ソケット12は、ボアホールを覆う歯肉にブリッジし、及び補綴部分を支持し/提示する、図示されたアバットメント4aなどの歯科用構成部材を受けるためにある。しかし、それは、アバットメントレプリカ、ドライバー、ヒーリングキャップ又は印象ピックアップエレメントなどの他の歯科用構成部材を、また、受けてもよい。
様々な更なる構成も考えられるけれども、ソケット12は、本明細書において、円錐状の歯冠側セクション14及び実質的に円筒状の中間壁セクション16を有するとして図示される。四つの半径方向に伸びる凹部18が中間壁セクション16に設けられる。凹部18は円錐状の歯冠セクション14の連続体として本明細書で図示され、このように、尖端的に先細になる。選択肢として、凹部18は、非先細であり得る。更に、選択肢として、中間壁セクション16は、実質的に円錐状であり得る。
ソケット12は、更に、雌ねじの尖端セクション20を備えている。
アバットメント4aは、先細面などの他の包囲する面も想定可能な選択肢であるけれど、一般的に円筒状の包囲面を有するものとして、本明細書で図示される係合部分22を含む。アバットメント4aは、更に、歯肉上のフィクスチャー6aより歯冠側に伸びる歯科用の歯冠受け入れ又は補綴物受け入れ部分24を含む。本明細書で、歯冠側にショルダ28まで引き上げられるように図示される延長部分26は、歯肉を通して伸びることを意図し、そして係合部分22と補綴物受け入れ部分24の間で提供される。
四つの半径方向の突出物30は、係合部分22の円筒状の包囲面の周囲に間隔を置いて配置される。四つの突出物30は、他の実施態様においては別の番号で提示されるかもしれないが、本明細書で楔状及び尖端的に先細として図示される。即ち、その半径方向の伸びがその歯冠側端部で最大となる。
アバットメント4aは、貫通孔32を備え、ここで、アバットメントスクリュー2aは、貫通孔32内へ挿入するように適合され、そしてアバットメント4aをフィクスチャー6aに固定するためにフィクスチャー6aの雌ねじ20に係合する。
図示された例において、アバットメント4aの補綴物受け入れ部分24は、貫通孔32の軸に対して角度を有している。歯科医師などの使用者は、四つのインデックス位置(indexing positions)のどれが、角度の付いた補綴物受け入れ部分24に対して最適な配向を提供するかを選択することができる。同様に、補綴物受け入れ部分24が特別に適合させたものとして設計され、そして患者に特有の構成を有し、使用者は、フィクスチャー6aに対して望ましいインデックス位置において、アバットメント4aを配列できる。ソケット12における四つの凹部18が多くの手術用として十分であるかもしれないが、更なるインデックス位置を可能とするためにより多くの凹部を備えたソケットを提供することも考えられる。
アバットメント4aが定着物6aに対して望ましい回転インデックス位置に配置され、そして突出物/凹部インタフェースが回転ロックを提供した後、アバットメントスクリュー2aは、アバットメント4aの貫通孔32を通して、そしてフィクスチャー6aの雌ねじの尖端セクション20内へ挿入され、そしてきつく締められる。最終的に、人工歯(示されていない)は、アバットメント4aに取り付けられ得る。使用されたアバットメントスクリュー2aは、相対的に小さい直径を有する。これは、アバットメントスクリュー2aがアバットメント4aに固定させることを意図しているフィクスチャー6aは、相対的に小さい直径を有し、そしてソケット12回りの材料にある厚さを必要とするからである。図2a〜b及び3a〜bにおけるフィクスチャーに対する比較が行われ得る。
図2a〜bにおいて、幾分幅広いフィクスチャー6bが図示され、ここでそれは、幾分幅広いアバットメントスクリュー2bがフィクスチャー6bをアバットメント4bに固定させるために使用することを可能にする
図3a〜bにおいて、更に幅広いフィクスチャー6cが図示され、その結果、尚、幅広いアバットメントスクリュー2cがアバットメント4cをフィクスチャー6cに固定させるために使用することを可能にする。
このように、図1a〜b、2a〜b、3a〜bを参照して、アバットメントスクリュー形状のオス型の歯科用構成部材のセットが開示され、そしてアバットメント形状のメス型の歯科用構成部材のセットが開示される。以下に、図1a〜bは、第一のアバットメントスクリュー2a及び第一のアバットメント4aを示すものとして参照され、図2a〜bは、第二のアバットメントスクリュー2b及び第二のアバットメント4bを示すものとして参照され、そして、図3a〜bは、第三のアバットメントスクリュー2c及び第三のアバットメント4cを示すものとして参照される。
第一のアバットメントスクリュー2aは、雄ねじを備えた芯を有するねじ部40aを含む。第二のアバットメントスクリュー2bは、雄ねじを備えた芯を有するねじ部40bを含み、ここで、第一のアバットメントスクリュー2aのねじ部40aの芯は、第二のアバットメントスクリュー2bのねじ部40bの芯より小さい直径を有する。第三のアバットメントスクリュー2cは、雄ねじを備えた芯を有するねじ部40cを含み、ここで、第二のアバットメントスクリュー2bのねじ部40bの芯は、第三のアバットメントスクリュー2cのねじ部40cの芯より小さい直径を有する。
各アバットメントスクリュー2a、2b、2cは、ヘッド及びシャフトを備え、ここで、ねじ部40a、40b、40cは、シャフトの根尖側部分にある。図3bにおいて、第三のアバットメントスクリュー2cのヘッド44cの尖端42cは、シャフトの隣接したねじ式でない部分46cに実質的に垂直であることは、理解することができる。尖端42cは、ねじ部40cに歯冠側に位置するシート嵌合部分であり、第三のアバットメントスクリュー2cの縦方向の中心軸Cに対して約90°の角度γを形成する。第三のアバットメント4cは、第三のアバットメントスクリュー2cのシート嵌合部分42c(この場合は、尖端又はヘッドの底面)を受けるために、対応するアバットメントシート48cを有する。このように、第三のアバットメントスクリュー2cが、第三のフィクスチャー6cに対して後者を固定させるために、第三のアバットメント4c内に挿入されるとき、そのシート嵌合部分42cが、最終的に第三のアバットメント4cのシート48cに接触するであろう。それが面と面の間の接触をもたらすので、第三のアバットメントスクリュー2cの更なるそして最終的な締付けが、第三のアバットメントスクリュー2cのシート嵌合部分とアバットメント4cのシート48cの間で相対的に低い摩擦をもたらすであろう。
第三のアバットメントスクリュー 2cに比較して、第二のアバットメントスクリュー2bは、ねじ部40bにおいて小さい芯を有し、そしてその芯は、従って、脆弱である。しかし、小さい寸法を相殺するために、第二のアバットメントスクリュー2bのヘッド44bの尖端におけるシート嵌合部分は、第三のアバットメント スクリュー2cの前記角度γと比較して、中心軸に対して小さい角度βを形成する。同様に、第二のアバットメント4bの嵌合シート48bは、中心軸に対して対応する小さい角度βを形成する。このように、第二のアバットメントスクリュー2bのシート嵌合部分42bが、第二のアバットメント4bの嵌合シート48bと錐体間で接触するとき、最終的な締付けは、第三のアバットメント4cと第三のアバットメントスクリュー2cの間の既に記載した摩擦より、第二のアバットメントスクリュー2bのシート嵌合部分42bと第二のアバットメント4bのシート48bの間におけるより高い摩擦をもたらす。挿入トルクの力が大きい摩擦で、部分的に消費されるので、シート嵌合部分42b及びシート48bが、第三のアバットメント4c及び第三のアバットメントスクリュー2c用として、同一の90°の角度γを形成する場合より、第二のアバットメントスクリュー2bのねじ部40b上により低い引張り歪が存在するであろう。換言すれば、第二のアバットメント4b及びアバットメントスクリュー 2bのシート嵌合部分42b及びシート48bの適切な傾斜で以って、歯科医師は、第二のアバットメントスクリュー2bのため、高すぎる挿入トルクのために第二のアバットメントスクリュー2bを破壊するリスクなしで、第三のアバットメントスクリュー2cに適用したものと同一の挿入トルクを適用し得る。
同様に、ねじ部40aにおいて、尚、狭い芯を有する第一のアバットメントスクリュー2aは、中心軸に対して、更に小さい鋭角αを有するシート嵌合部分42aを有し、そしてその結果、第一のアバットメントスクリュー2aが、最終的に第一のアバットメント4aにきつく締められ、第一のアバットメント4aは、第一のアバットメントスクリュー2aのシート嵌合部分42aとして、同一角度αを備えた嵌合シート48aを有するとき、より高い摩擦を提供する(同一の適用挿入トルクで以って)。このように、前記角度間の関係は、α<β<γである。
なお、異なったアバットメントスクリュー2a、2b、2cの角度が適切であり、そして、尚、一つ又はそれ以上のアバットメントスクリューが、推薦トルクで最終的にインストールされた後、十分にプレストレスを受けていないことが判明した場合、プレストレシングを上昇させるため、ねじ部の摩擦を低下させることは考えられる。例えば、よりしっかりした固定を得るために、第三のアバットメントスクリュー2cに、より大きいプレストレスをかけることは望ましい。ねじ部40cは、摩擦低下のコーティングを備えているか、又は、さもなければ、フィクスチャー6cに対して摩擦を低下させるために改質されてもよい。
図4a〜4cは、少なくとも一つの例の実施態様に記載のオス型の歯科用構成部材のセットを図示する。オス型の歯科用構成部材は、アバットメント スクリューとして(又はブリッジスクリュー)として本明細書に図示する。以下に、図4aは第一のアバットメントスクリュー52aを示すものとして参照され、図4bは第二のアバットメントスクリュー52bを示すものとして参照され、及び図4cは第三のアバットメントスクリュー52cを示すものとして参照される。
図4cにおける第三のアバットメントスクリュー52cは、例えば、以前に議論した図3cにおける第三のアバットメントスクリュー2cに対応する。換言すれば、図4cにおける第三のアバットメントスクリュー52cは、ヘッド54c及びシャフト55cを有する。シャフト55cは、歯冠側のねじ式でない部分56c及び尖端ねじ部58cを備えている。ヘッド54cの尖端又は下面60cは、シャフト55cと垂直であり、その結果、第三のアバットメントスクリュー52cの中心軸に対して角度90°を形成する(そして、以前の実施態様に関連して議論した通り、前記シート嵌合部分として作用するであろう)。ヘッド54cの前記下面60cは、アバットメントのようなメス型の歯科用構成部材のシートに嵌合する接触面として作用するであろう。ヘッド54cの下面60cで提示される最大接触面積は、その結果、ヘッド54cの下面60cの直径マイナスシャフト55cの歯冠側のねじ式でない部分56cの直径となるであろう。
図4bにおいて、第二のアバットメントスクリュー52bは、第三のアバットメントスクリュー52cのねじ部58cより小さい芯直径を有するねじ部58bを備えたシャフト55bを含む。このように、第二のアバットメントスクリュー52bのねじ部8bは、第三のアバットメントスクリュー52cのねじ部58cより脆弱である。しかし、第三のアバットメントスクリュー52cと同じ挿入トルクを使用できるようにするために、第二のアバットメントスクリュー52bは、最終的にその対応するメス型の歯科用構成部材にきつく締められるとき、より高い摩擦を提供する(いくらかの適用力を取り込んで)ように構成され、そして設計され、それにより、第二のアバットメントスクリュー52bのねじ部58b上の引張り歪を低下させる。この高い摩擦は、第二のアバットメントスクリュー52bのヘッド54bの下面60bで提供される接触面の大きい面積を用いて達成される。その結果、ヘッド54bの下面60bと隣接シャフト55bの歯冠側のねじ式でない部分56bの間の直径の差異は、第三のアバットメントスクリュー52c対してより、第二のアバットメントスクリュー52bに対しては大きい。
同様に、更に、小さい直径を備えたねじ部58aを有する第一のアバットメントスクリュー52aは、更に、大きい摩擦を提供するために、更に、大きい接触面積を備えたヘッド54aの下面60aを有することにより相殺される。その結果、ヘッド54aの下面60aと隣接シャフト55aの歯冠側ねじ式でない部分56aの間の直径の差異は、第二のアバットメントスクリュー 52bに対してより、第一のアバットメントスクリュー52aに対しては大きい。
このように、第一、第二、及び第三のアバットメントスクリュー52a、52b、52cの各々一つは、小さい第一及び第二のアバットメントスクリュー52a、52bのねじ部58a、58b上に高すぎる引張り歪のリスクをかけることなく、同じ値の挿入トルクを用いて、それぞれのメス型の歯科用構成部材に連結し得る。
図5a〜5cは少なくとも別の例の実施態様に記載されたオス型の歯科用構成部材のセットを図示する。オス型の歯科用構成部材は、本明細書において、アバットメントスクリュー72a、72b、72c(又は、ブリッジスクリュー)として例示される。図4a〜4cにおけるアバットメントスクリュー52a、52b、52cのヘッド54a、54b、54cの垂直な下面60a、60b、60cとは異なり、図5a〜5cにおけるアバットメントスクリュー72a、72b、72cのヘッド76a、76b、76cの下面74a、74b、74cは、尖端が先細であり、そしてその結果、中心軸に対して0〜90°の間の角度を形成する。しかし、図5a〜5cにおけるアバットメントスクリュー72a、72b、72cは、異なった寸法の摩擦発生面を提示する。このように、図5aにおける第一のアバットメントスクリュー72aは、ねじ部78aの芯に対して最も小さい直径を有し、従って、最も大きい面積を有する先細接触面を提示する下面74aで相殺され、即ち、第一のアバットメントスクリュー72aが、最終的に、嵌合するメス型の歯科用構成部材にきつく締められるとき最も高い摩擦を提供する。図5bにおける第二のアバットメントスクリュー72bは、ねじ部78bの芯に対して幾分大きい直径を有し、従って、即ち、第一のアバットメントスクリュー72aより小さい摩擦を提供するため、幾分小さい接触面積を備えた下面74bを有する。最終的に、図5cにおける第三のアバットメントスクリュー72cは、ねじ部78cの芯に対して大きい直径を有し、従って、最も小さい面積を備えた、即ち、最も小さい摩擦を提供する、先細接触面を提示する下面74cを有する。
図6は、望ましい摩擦に影響を与える特性を得るための歯科用構成部材の表面の改質を示す。オス型の歯科用構成部材のねじ部の芯に対する直径の差異を相殺するため異なった摩擦特性を実施するための接触面の異なった面積、又は異なった角度を備えたセット内でのオス型及びメス型の歯科用構成部材を提供するよりむしろ、表面特性の変更は別の選択肢である。このように、図6は、アバットメントスクリュー102のヘッド110の下面108(シート嵌合部分)が、粗い表面を備え、そして、同様に、アバットメント104の嵌合シート112も粗い表面を備えている例を図示する。アバットメントスクリュー102が、最終的にアバットメント104にきつく締められるとき(アバットメント104がフィクスチャー106内に挿入された後)、シート嵌合部分108及びシート112が滑らかな表面を有する場合より、高い摩擦が発生するであろう。このように、第二のオス型の歯科用構成部材より小さい芯直径を備えたねじ山を有する第一のオス型の歯科用構成部材は、大きい摩擦を提供するために大きい表面粗度の接触面を有利に備えられ得る。オス型とメス型の歯科用構成部材の間で高い摩擦を達成するためには、両方の構成部材が大きい表面粗度を備えていることは、必ずしも必要ではないことを指摘すべきであろう。構成部材の一つ、例えば,図6における粗い表面108を備えたアバットメントスクリュー102を提供し、一方、アバットメント104のシート112を円滑に保つことは、なお、両構成部材が円滑接触面を有する場合より高い摩擦をもたらすであろう。摩擦係数に影響を与えるための他の表面改質の選択肢は、もちろん考えられる。このように、表面粗化の代わりの選択肢としては表面コーティングがあり、別の選択肢は、陽極酸化などがある。
図7a〜b、8a〜b及び9a〜bは、少なくともいくつかの例の実施態様に基づくオス型の歯科用構成部材のサブセット及びメス型の歯科用構成部材のサブセットを含む歯科用構成部材のセットを図示する。本明細書において、オス型の歯科用構成部材は、アバットメント201a、201b、201cで表され、一方、メス型の歯科用構成部材は、アバットメント203a、203b、203cで表される。
以下に、図7a〜bは、第一のアバットメント201a及び第一のフィクスチャー203aを示すものとして参照され、図8a〜bは、第二のアバットメント201b及び第二のフィクスチャー203bを示すものとして参照され、及び、図9a〜bは、第三のアバットメント201c及び第三のフィクスチャー203cを示すものとして参照される。
図7a〜bから始まって、第一のフィクスチャー203aは、その歯冠側端部において、尖端ねじ部207、及び第一のアバットメント201a用のシート209aとして役立つ歯冠側先細部分209aを備えたソケット205を有する。シート209aは、第一のフィクスチャー203aの縦方向の中心軸に関して、非ゼロの角度θを形成する。第一のアバットメント201aは、尖端ねじ部211aを備え、それはアバットメント201aと共に一片を形成し、そして第一のフィクスチャー203aのねじ部207内にねじ締めされることを意図している。第一のアバットメント201aのねじ部211aの芯は、相対的に小さい直径を有している。第一のアバットメント201aは、また、第一のフィクスチャー203aの前記シート209aと嵌合するために、尖端的に先細のシート嵌合部分213aを有する。第一のアバットメント201aは、最終的に第一のフィクスチャー203aにきつく締められるとき、シート嵌合部分213aは、嵌合シート209aと一緒になり、相対的に大きい摩擦を提供する。
図8a〜8bは、第一のアバットメント201aの芯より幾分広い芯を備えたねじ山211bを有する第二のアバットメント201bを図示する。その結果、第二のアバットメント201bのねじ部211bは、強力であり、従って、第一のアバットメント201aと同一の高い摩擦を必要としない。結果として、第二のアバットメント201bのシート嵌合部分213b及び第二のフィクスチャー203bの嵌合シート209bは、第一のアバットメント201a及び第一のフィクスチャー203aで提示される角度θに比較して、中心軸に対して大きい角度φを形成する。同様に、図9a〜9bにおける第三のアバットメント201cのねじ部211cは、尚、大きい直径を有するので、第三のアバットメント201cのシート嵌合部分213c及び第三のフィクスチャー203cのシート209cで形成される鋭角ψは、第二のアバットメント201b及び第二のフィクスチャー203bの前記角度φより大きい。
図10a〜10bは、少なくともいくつかの例の実施態様に基づく歯科用構成部材のセットに含まれ得るオス型の歯科用構成部材及びメス型の歯科用構成部材を図示する。オス型の歯科用構成部材は、本明細書において、アバットメント304aをフィクスチャー306aに締めるために、本明細書においてアバットメント304aの形体においてメス型の歯科用構成部材に連結するように適合されるアバットメントスクリュー302aの形体にある。
図10a〜10bにおける機能は、実質的に、図1a〜1bにおける構成部材として図示されるものに対応する。従って、対応する機能に対して、数値300が加えられる。図1a〜1b及び図10a〜10bの実施態様の間の指摘可能な差異は、図1a〜1bにおいて、シート嵌合部分42a及び嵌合シート48aが、尖端方向において先細になり、一方、図10a〜10bにおいて、シート嵌合部分342a及び嵌合シート348aは、歯冠側方向において先細になることである。シート嵌合部分342a及び嵌合シート348aは、中心軸に対して角度εを形成する。図10bにおける鋭角εが図1bにおける鋭角αと同じ値を有する場合、その結果、アバットメントスクリュー302aとアバットメント304aの間の摩擦は、アバットメントスクリュー2aとアバットメント4aの間の摩擦と同じであってもよい。(90°の角度から離れて)それは、シート/シート嵌合部分と検討すべき中心軸の間に形成され、そして結果として、中心軸に対して形成される鈍角でなく、鋭角(<90°)であることを指摘すべきであろう。
このように、図1a〜bから図3a〜bにおいて提示されたセットにおける変更と類似して、セットは、図10a〜10bにおける構成部材に追加したセットは、オス型の歯科用構成部材の異なった芯肉厚を相殺するために、歯冠側の先細シート/シート嵌合部分に関して異なった角度を備えた他の構成部材対を含む。
図10a〜10bに図示するシート348a及びシート嵌合部分342aの歯冠側に向いた先細部分は、都合よくセラミックのアバットメント用に使用され得る。何故ならば、この構成において、シート嵌合部分342aは、相対的に脆弱なセラミックアバットメントを壊すリスクを低下させるシート348a上の内側に向いた圧力を提供するからである。
更にその上、いくつかのオス型/メス型構成部材の対は、歯冠側に先細のシート嵌合部分及びシートを有する歯科用構成部材のセットを提供し、しかし、他方は、尖端的に先細でシート嵌合部分を含み、中心軸に対して形成された角度は、オス型の歯科用構成部材のねじ部のそれぞれの芯の寸法に依存することも、また、考えられる。
図示された実施態様は、オス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分が関連するメス型の歯科用構成部材の嵌合シートと中心軸に対して同じ角度を有することを示すが、選択肢は、シート嵌合部分とシートが異なった角度を有することを可能とし、そして、尚、異なった構成部材のために異なった摩擦特性を提供することを可能にする。

Claims (17)

  1. オス型の歯科用構成部材のセットであって、
    嵌合する第一のメス型の歯科用構成部材に連結するように適合された第一のオス型の歯科用構成部材、ここで第一のオス型の歯科用構成部材は、雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み、
    嵌合する第二のメス型の歯科用構成部材に連結するように適合された第二のオス型の歯科用構成部材、ここで第二のオス型の歯科用構成部材は雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み、
    を含んでなり、
    ここで、該第一のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯は、該第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯より小さい直径を有し、
    ここで、最終的に、それぞれの嵌合するメス型の歯科用構成部材に対して同じトルクで締められたとき、該第一のオス型の歯科用構成部材は、該第二のメス型の歯科用構成部材に対して第二のオス型の歯科用構成部材によりもたらされる摩擦よりも、第一のメス型の歯科用構成部材に対して高い摩擦をもたらすように構成され、寸法が決められる、上記セット。
  2. 請求項1に記載のセットであって、ここで、各オス型の歯科用構成部材は、前記ねじ部の歯冠側に位置するねじ式でないシート嵌合部分を含み、
    ここで、該シート嵌合部分は、オス型の歯科用構成部材の縦方向の中心軸に対して非ゼロの角度を形成し、
    ここで、第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分は、第二のメス型の歯科用構成部材の対応するシートに対して第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分によりもたらされる摩擦よりも、第一のメス型の歯科用構成部材のシートに対して高い摩擦をもたらすように構成され、寸法が決められる、上記セット。
  3. 第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分が、第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分よりも、中心軸に対して小さい角度を形成する、請求項2に記載のセット。
  4. 第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分が、第二のメス型の歯科用構成部材のシートと接触する目的の第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分の面積よりも、第一のメス型の歯科用構成部材のシートと接触する目的の大きい面積を有する、請求項2又は3に記載のセット。
  5. 前記オス型の歯科用構成部材の各一つが、そのそれぞれの嵌合するメス型の歯科用構成部材を接触させるための接触面を有し、ここで、第一のオス型の歯科用構成部材の該接触面は、第一のオス型の歯科用構成部材の該接触面とその嵌合する第一のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数が、第二のオス型の歯科用構成部材の該接触面とその嵌合する第二のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数より高くなるように、第二のオス型の歯科用構成部材の該接触面とは異なる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のセット。
  6. メス型の歯科用構成部材のセットであって、
    嵌合する第一のオス型の歯科用構成部材に連結するように適合された第一のメス型の歯科用構成部材、ここで第一のオス型の歯科用構成部材は、雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み、
    嵌合する第二のオス型の歯科用構成部材に連結するように適合された第二のメス型の歯科用構成部材、ここで第二のオス型の歯科用構成部材は、雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み、
    を含んでなり、
    ここで、該第一のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯は、該第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯よりより小さい直径を有し、
    ここで、該オス型の歯科用構成部材が、最終的に、それらのそれぞれのメス型の歯科用構成部材に対して同一トルクで締められたとき、該第一のメス型の歯科用構成部材は、該第二のオス型の歯科用構成部材に対して第二のメス型の歯科用構成部材によりもたらされる摩擦よりも、該第一のオス型の歯科用構成部材に対して高い摩擦をもたらすように、構成され、寸法が決められる、上記セット。
  7. 請求項6に記載のセットであって、ここで、各メス型歯科用構成部材が、それぞれの嵌合するオス型の歯科用構成部材を受けるためのシートを含み、
    ここで、該シートは、メス型の歯科用構成部材の縦方向の中心軸に対して非ゼロの角度を形成し、
    ここで、第一のメス型の歯科用構成部材のシートは、第二のオス型の歯科用構成部材の対応するシート嵌合部分に対して第二のメス型の歯科用構成部材のシートによりもたらされる摩擦よりも、第一のオス型の歯科用構成部材の対応するシート嵌合部分に対して高い摩擦をもたらすように構成され、寸法が決められる、上記セット。
  8. 第一のメス型の歯科用構成部材のシートが、第二のメス型の歯科用構成部材のシートより、中心軸に対して小さい角度を形成する、請求項7に記載のセット。
  9. 第一のメス型の歯科用構成部材のシートが、第二のオス型の歯科用構成部材の対応するシート嵌合部分に接触する目的の第二のメス型の歯科用構成部材のシートの面積より、第一のオス型の歯科用構成部材の対応するシート嵌合部分に接触する目的の大きい面積を有する、請求項7又は8に記載のセット。
  10. 請求項6〜9のいずれか1項に記載のセットであって、ここで、前記メス型の歯科用構成部材の各一つが、そのそれぞれ嵌合するオス型の歯科用構成部材に接触するための接触面を有し、ここで、第一のメス型の歯科用構成部材の該接触面は、第一のメス型の歯科用構成部材の該接触面と嵌合する第一のオス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数が、第二のメス型の歯科用構成部材の該接触面とその嵌合する第二のオス型の歯科用構成部材間の摩擦係数より高くなるように、第二のメス型の歯科用構成部材の該接触面とは異なる、上記セット。
  11. 歯科用構成部材のセットであって、
    第一のオス型の歯科用構成部材及び第二のオス型の歯科用構成部材を含むオス型の歯科用構成部材のサブセット、
    第一のメス型の歯科用構成部材及び第二のメス型の歯科用構成部材を含むメス型の歯科用構成部材のサブセット、
    を含んでなり、
    ここで、該第一のオス型の歯科用構成部材は、該第一のメス型の歯科用構成部材に連結するように適合され、ここで第一のオス型の歯科用構成部材は、雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み、
    ここで、該第二のオス型の歯科用構成部材は、該第二のメス型の歯科用構成部材に連結するように適合され、ここで第二のオス型の歯科用構成部材は、雄ねじを備えた芯を有するねじ部を含み、
    ここで、該第一のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯は、該第二のオス型の歯科用構成部材のねじ部の芯より小さい直径を有し、
    ここで、オス型の歯科用構成部材が、最終的に、それぞれメス型の歯科用構成部材に対して同一トルクで締められたとき、該第一のオス型の歯科用構成部材と該第一のメス型の歯科用構成部材間の摩擦が、該第二のオス型の歯科用構成部材と該第二のメス型の歯科用構成部材間の摩擦より高い、上記セット。
  12. 請求項11に記載のセットであって、各オス型の歯科用構成部材は、前記ねじ部の歯冠側に位置するねじ式でないシート嵌合部分を含み、各メス型の歯科用構成部材は、それぞれオス型の歯科用構成部材の該シート嵌合部分を受けるためのシートを含み、
    ここで、該シート嵌合部分及び該シートの各々は、それぞれの歯科用構成部材の縦方向の中心軸に対して非ゼロの角度を形成し、
    ここで、オス型の歯科用構成部材が、最終的に、それぞれメス型の歯科用構成部材に対して同一トルクで締められたとき、第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分と第一のメス型の歯科用構成部材のシート間の摩擦が、第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分と第二のメス型の歯科用構成部材のシート間の摩擦より高い、上記セット。
  13. 第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分及び第一のメス型の歯科用構成部材のシートが、中心軸に対して、第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分及び第二のメス型の歯科用構成部材のシートより小さい角度を形成する、請求項12に記載のセット。
  14. 第一のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分と第一のメス型の歯科用構成部材のシート間の接触面積が、第二のオス型の歯科用構成部材のシート嵌合部分と第二のメス型の歯科用構成部材のシート間の接触面積より大きい、請求項12又は13に記載のセット。
  15. 請求項11〜14のいずれか1項に記載のセットであって、ここで、前記オス型の歯科用構成部材の各一つが、そのそれぞれ嵌合するメス型の歯科用構成部材の接触面に接触させるための接触面を有し、ここで、第一のオス型の歯科用構成部材の該接触面とその嵌合する第一のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数が、第二のオス型の歯科用構成部材の該接触面とその嵌合する第二のメス型の歯科用構成部材の間の摩擦係数より高い、上記セット。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載のセットであって、ここで、前記メス型歯科用構成部材は、顎骨内に挿入可能なそれぞれの歯科用フィクスチャーに連結されるように適合されたアバットメントであり、ここで、上記オス型の歯科用構成部材は、それぞれの嵌合するアバットメントをそれぞれ歯科用フィクスチャーに固定するためのアバットメントスクリューである、上記セット。
  17. 請求項16に記載のセットであって、ここで、各アバットメントスクリューは、アバットメントスクリューの中心軸に対して非ゼロの角度を形成する根尖側部分を有するスクリューヘッドを有し、
    ここで、前記第一のオス型の歯科用構成部材は、第一のアバットメントスクリューであり、前記第二のオス型の歯科用構成部材は、第二のアバットメントスクリューであり、
    ここで、前記第一のメス型の歯科用構成部材は、第一のアバットメントスクリューであり、前記第二のメス型の歯科用構成部材は、第二のアバットメントスクリューであり、
    ここで、第一のアバットメントスクリューのスクリューヘッドの根尖側部分は、第二のアバットメントスクリューのスクリューヘッドの根尖側部分より小さい中心軸に対する角度を形成し、そして/又はここで、第一のアバットメントスクリューのスクリューヘッドの根尖側部分を受けるための第一のアバットメントのシートは、第二のアバットメントスクリューのスクリューヘッドの根尖側部分を受けるための第二のアバットメントのシートより中心軸に対して小さい角度を形成する、上記セット。
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