JP2014511761A - 印刷方法 - Google Patents

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Abstract

液体の滴(26)を基板(12)の上に堆積させることによって印刷するプリンタ及び方法であって、線が印刷方向(B)において印刷され、線を形成する滴はウェットオンウェットで連続的に印刷され、線の少なくとも中央部において、滴(26)は規則的な滴パターンに従って印刷され、線の少なくとも1つの端部において、線の少なくとも最外側の滴(26)は、規則的な滴パターンから偏位して印刷され、それによって、印刷されるべき画像からの偏位を引き起こすインク流動挙動を補償するためにウェットオンウェットで連続的に印刷される線を適合させる。

Description

本発明は液滴(液体の滴)を基板の上に堆積させることによる印刷の方法に関する。具体的には、本発明は印刷方向において線(ライン)を印刷することを含むような方法に関する。
インクジェット印刷の分野では、特定の用途のために、特に高い印刷品質が要求されることが知られている。これらの用途の中には、エッチ又はめっきレジストの印刷、絶縁性、半導性、又は伝導性インクの印刷、溶融物からの金属の印刷、ソルダーレジスト、及び他の用途がある。
本発明の目的は、液滴を基板の上に堆積させることによって印刷する方法を提供し、印刷品質の向上を伴って細い線を印刷することを可能にすることである。
本発明によれば、この目的は、液体の滴を基板の上に堆積させることによって印刷するプリンタ及び方法であって、線を印刷することを含み、線を形成する滴がウェットオンウェットで連続的に印刷され、線の少なくとも中央部において、滴は規則的な滴パターンに従って印刷され、線の少なくとも1つの端部において、線の少なくとも最外側の滴は規則的な滴パターンから偏位(逸脱)して印刷され、それによって、連続的にウェットオンウェットに印刷される線を適合させるプリンタ及び方法によって達成される。線を伸長させ(長くさせ)或いは短縮させ(短くさせ)得る、即ち、線を通じて規則的な滴パターンを使用して得られるものと比べて、線を伸長させ或いは短縮させ得る。
偏位(deviation)の補償のために線の短縮が必要とされるか或いは伸長が必要とされるかは数多くのパラメータに依存する。可能性な関連するパラメータの例は、例えば、粘度、ゲル化特性のような、使用されるインクの特性、基板の特性、特に、例えば、多孔性のような、インクと相互作用することによって基板上のインクの流動挙動に影響を及ぼす基板の特性、及び、例えば、滴位置のような、印刷プロセスの特性を含む。ここに開示するように、所定の特性(インク、基板、印刷プロセスを含むが、それらに限定されない)のあらゆる組み合わせに関して、印刷される線の適合のために、規則的な滴パターンからの特定の偏位を決定し得る。
線を形成する滴は、連続的にウェットオンウェットに印刷される。即ち、隣接する滴は湿潤状態において互いに接続し合う。換言すれば、少なくとも直ぐ隣接する1つ又はそれよりも多くの従前に印刷された印刷済みの滴が依然として湿潤状態にある間に、線の各滴が堆積させられ、隣接する滴の間には重なり合い(オーバーラップ)がある。その隣接する滴が印刷される間に各滴が依然として液体状態にあるならば、印刷済みの滴は暫くした後に凝固し或いは乾燥し得る。規則的な滴パターンに従ってウェットオンウェットで連続的に印刷される線において、普段は実質的に均一な線プロファイルは、線の中央部をもたらす。しかしながら、印刷後の線は、線の印刷が開始し或いは終了する線の端部で、印刷されるべき画像によって要求されるよりも短く或いは長くあり得ることが分かった。更に、線の端部において、平均線厚からの線厚の偏位が起こり得る。そのような効果は印刷後の液滴の湿潤状態におけるコヒーレント力に起因すると予想される。
線の中央部において、滴は規則的な滴パターンに従って印刷される。例えば、滴は規則的な滴パターンに従った位置に印刷される。例えば、滴の容積(volume)及び基板上の滴の広がりに依存して、所要の滴距離を備える滴パターンを選択することによって、平均線幅をもたらし得る。
規則的な滴パターンから偏位する線の少なくとも最外側の滴を印刷し、それによって、連続的にウェットオンウェットに印刷される線を適合させる(可能であれば僅かに長くさせ或いは短くさせることを含む)ことによって、規則的な印刷パターンのみを使用することによって印刷される線の不完全性を補償することによって、所望の線からの印刷後の線の偏位を防止し得る。よって、接続させられる湿潤な滴内のコヒーレント力に起因する印刷後の線の偏位を相殺し得る。よって、実際に印刷される画像は、印刷されるべき画像により緊密に類似し得る。これは線を含む正確なパターンを印刷するために特に重要である。
例えば、線を形成する滴は互いに一致する位置に印刷される。よって、極めて細い線が印刷される。細い線を印刷するとき、精度要求はより高い。その上、液滴内のコヒーレント力の効果は、細い線内でより強くあり得る。よって、これらの効果の補償は特に有利である。例えば、線は長方形の線である。
更に、本発明は前記方法に適合させられるプリンタに関する。
1つの実施例において、印刷方向は、主走査方向において基板の上を移動させられ且つ主走査方向に対して概ね垂直な副走査方向に延びるノズルの配列を含む印刷ヘッドの主走査方向であり得る。主走査方向における1つ又はそれよりも多くの経路の印刷の後、基板は副走査方向において印刷ヘッドに対して移動させられる。他の実施態様において、ノズルの線又は配列は基板の幅に亘って延び得る。基板は主走査方向においてのみノズルに対して移動させられ、印刷方向は基板に対するノズルの移動の方向として定められる。
本発明の更なる好適実施態様を従属項に示す。
例えば、少なくとも線の1つの端部において、滴は補償パターンに従って印刷され、補償パターンは、滴位置、滴容積、長さ当たりの滴数のうちの少なくとも1つに関して、規則的な滴パターンから偏位している。例えば、滴位置を変更することによって、或いは、滴を線の更に端に配置することによって、線を適合させ得る。例えば、線の端で最外側の滴の容積を増大させることによって、線を長くさせ得る。例えば、滴密度又は線の長さ当たりの滴数を増大させることによって、線の端部において液体の利用可能な量を増大させ、線の伸長をもたらし得る。例えば、補償パターンは、規則的な滴パターンの滴位置から偏位する滴位置を含む。具体的には、例えば、滴位置は、線方向において、即ち、印刷方向において偏位する。例えば、補償パターンは、規則的な滴パターンの滴容積から偏位する滴容積を含む。
具体的には、線の両端部の印刷において上述のような補償パターンを使用し得る。よって、本方法は、線の連続的なウェットオンウェット印刷の開始及び終了のときに、印刷される湿潤な滴の流動挙動に起因する線変形効果を補償することを可能にする。規則的な滴パターンから変位する線の最外側の滴を印刷し、それによって、連続的にウェットオンウェットに印刷される線を僅かに伸長させることは、補償パターンに従って線の端部において滴を印刷する1つの例である。補償パターンは、最外側の滴よりも多くに関する規則的な滴からの偏位を含み得る。例えば、線の端部及び対応する補償パターンは、線の最初の数十の滴を含み得る。
1つの実施態様において、本方法は、少なくとも1つの試験線を先ず印刷し、印刷後の試験線のプロファイルを検出することを含み、補償パターンは、検出されるプロファイルに基づき決定される。例えば、以下に更に記載する検出されるプロファイルに基づき補償パターンを計算し得る。試験線を印刷し、試験済みの試験線のプロファイルを検出することは、補償パターンを基板及び印刷液、例えば、インクの実際の状態に適合させることを可能にする。その上、本方法は、試験線の少なくとも1つの端部における試験線の少なくとも最外側の滴を印刷するための補償パターンを使用して少なくとも1つの更なる試験線を印刷するステップ、及び、印刷された少なくとも1つの更なる試験線のプロファイルを検出するステップ、並びに、新規に検出されるプロファイルに基づき新規な補償パターンを決定するステップを含み得る。これらのステップを反復的に遂行し得る。よって、補償パターンを反復的に精錬し得る。前記プロファイルを検出するために、例えば、カメラ又はCCD配列を使用し得る。
本発明の更なる特徴によれば、印刷方向において線を印刷することを含む、液滴を基板の上に堆積させることによって印刷する方法が提供され、当該方法は、線の第1の線セグメントを印刷すること、及び、線の第2の線セグメントを印刷することを含み、
第1の線セグメントは、液滴を基板の上に噴出するための第1のノズルを使用して印刷され、
第2の線セグメントは、液滴を基板の上に噴出するための第2のノズルを使用して印刷され、
第1の線セグメントの少なくとも中央部において、滴は規則的な滴パターンに従って印刷され、
第1の線セグメントの少なくとも1つの端部において、第1の線セグメントの少なくとも最外側の滴は、規則的な滴パターンから偏位して印刷され、それによって、連続的にウェットオンウェットに印刷される第1の線セグメントを伸長させ、
第2の線セグメントを形成する滴は、連続的にウェットオンウェットに印刷され、
第2の線セグメントの端部は、第1の線セグメントの少なくとも1つの端部の1つの最外側の滴と少なくとも部分的に重なり合う。
各線セグメントは、それ自体が線である。よって、「線の第1の線セグメント」及び「線の第2の線セグメント」という用語を使用する代わりに、「第1の線」を印刷すること及び「第2の線」を印刷することとしても本発明を記載し得る。第1及び第2の線は、一体的により長い(直線的な)線を形成する。以下、両方の用語を置換可能に使用する。
第2の線の少なくとも中央部において、滴は規則的な滴パターンに従って印刷され、第2の線の少なくとも端部において、第2の線の少なくとも最外側の滴は、規則的な滴パターンから偏位して印刷され、それによって、連続的にウェットオンウェットに印刷される第2の線を伸長させるのが好ましい。よって、第1の線(又は第1の線セグメント)と第2の線(又は第2の線セグメント)との間の移行時の線プロファイルの混乱を最小限化し或いは回避し得る。例えば、第1の線が先ず印刷され、第2の線の開始時に第1の線の滴が既に凝固されているとき、第1の線は第2の線の第1の滴の印刷時に湿潤状態にない。よって、結果として得られるより長い線の不連続性を回避し或いは最小限化し得る。第1のノズルの誤作動が予測されるとき、これは第1のノズルと置換するために第2のノズルが使用される場合に特に有利である。
本発明の更なる特徴によれば、印刷方向において線を印刷することを含む、液滴を基板の上に堆積させることによって印刷する方法が提供され、線の第1の線セグメントは、基板の上に液滴を噴出するための第1のノズルを使用して印刷され、当該方法は、
− 第1のノズルの滴形成の状態を示す信号を測定すること、及び、
− 前記信号に基づき、第1のノズルを使用して現在印刷されている線セグメントの印刷を中断するか否かを決定し且つ液滴を基板の上に噴出するための第2のノズルを使用して線の第2の線セグメントを印刷するか否かを決定することを更に含み、
第1の線セグメントを形成する滴は、連続的にウェットオンウェットに印刷され、
第1の線セグメントの少なくとも中央部において、滴は規則的な滴パターンに従って印刷され、
第1の線セグメントの少なくとも1つの端部において、第1の線セグメントの少なくとも最外側の滴が規則的な滴パターンから偏位して印刷され、それによって、連続的にウェットオンウェットに印刷される第1の線セグメントを伸長させ、
第2の線セグメントの端部は、第1の線セグメントの少なくとも1つの端部の1つの最外側の滴と少なくとも部分的に重なり合う。
換言すれば、第1の線が印刷され、その線を印刷するのを中断することが決定されるとき、その線の端部は既述のように印刷され、第2の線が印刷され、第2の線の端部は、第1の中断された線の前記端部の最外側の滴と少なくとも部分的に重なり合う。よって、第2の線は中断された線の残部と置換する。
よって、その信号に従って、第1のノズルの誤作動が予期されるならば、その線の残部を印刷するために、第1のノズルを第2のノズルと置換し得る。少なくとも第1の線セグメントは僅かに伸長させられるので、第1の線セグメントから第2の線セグメントへの移行時の線プロファイルの混乱を最小限化させ或いは回避し得る。
第1の線セグメントの両端部で、線セグメントの少なくともそれぞれの最外側の滴が規則的な滴パターンから偏位して印刷され、それによって、連続的にウェットオンウェットに印刷される線セグメントを伸長させるのが好ましい。
第2の線セグメントの中央部において、滴が規則的な滴パターンに従って印刷され、第2の線セグメントの少なくとも1つの端部において、第2の線セグメントの少なくとも最外側の滴が規則的な滴パターンから偏位して印刷され、それによって、連続的にウェットオンウェットに印刷される第2の線セグメントを伸長させるのが好ましい。第2の線セグメントの両端部において、第2の線セグメントの少なくともそれぞれの最外側の滴が規則的な滴パターンから偏位して印刷され、それによって、連続的にウェットオンウェットに印刷される第2の線セグメントを伸長させるのがより好ましい。
次に、図面と共に本発明の好適実施態様を説明する。
本発明を適用可能なインクジェットプリンタを示す概略図である。 液滴位置及び結果としての線プロファイルを示す概略図である。 液滴位置及び結果としての線プロファイルを示す概略図である。 液滴位置及び結果としての線プロファイルを示す概略図である。 インクジェット印刷ヘッドを部分的に概略的に示す断面図である。 2つの線セグメントを有する線の印刷を示す概略図である。
図1は、ローラ10を含むインクジェットプリンタを示す概略図である。ローラは、記録基板12、例えば、紙を、副走査方向(矢印A)において印刷ヘッドユニット14を越えて輸送する働きをする。印刷ヘッドユニット14は、キャリッジ16の上に取り付けられ、キャリッジ16は、ガイドレール18の上を案内され、記録基板12に対して主走査方向(矢印B)において往復移動可能である。主走査方向は、印刷方向、例えば、実際の印刷中の印刷ヘッドユニットと基板12との間の相対的な移動の方向である。
図示の実施例では、印刷ヘッドユニット14の4つの印刷ヘッド20が例示されている。実際には、印刷ヘッドユニット14は、任意の数の印刷ヘッド20を含み得る。1つの実施態様において、印刷ヘッドユニット14は、8個の印刷ヘッド20、シアン、マジェンタ、イエロー、及びブラックの基本色の各々のために2つの印刷ヘッドを含む。
各印刷ヘッド20は、印刷方向に対して横方向に延びる直線配列のノズル22を有する。記録基板12の上にインク滴を噴射し、それによって基板の上に画素を印刷するために、印刷ヘッド20のノズル22を個別に励磁し得る。キャリッジ16が基板12の幅に亘って方向Bにおいて移動されるとき、画像の帯を印刷し得る。帯の画素線の数は、各印刷ヘッドのノズル22の数に対応する。キャリッジ16が1つの経路を完了すると、次の帯を印刷し得るよう、基板12は帯の幅だけ前進させられる。
印刷ヘッド20は、処理ユニット24を含む制御システムによって制御され、処理ユニット24は、以下に詳細に記載する方法において印刷データを処理する。議論は1つの色における印刷に焦点を向けられるが、1つの色よりも多くの色における印刷にも均しく有効である。
その実施例では、各基本色のために2つの印刷ヘッド20が設けられている。よって、各色のために第1の印刷ヘッド20及び第2の印刷ヘッド20が設けられ、印刷ヘッドユニット14の上で互いに隣り合って配置されている。第1及び第2の印刷ヘッド20の対応するノズル22が印刷方向Bにおいて整列させられる。よって、余剰性があるが、第1の印刷ヘッド20の故障した第1のノズル22を、印刷方向Bに対して横方向の同じ位置にある同じ色の第2の印刷ヘッド20の第2のノズル22と置換し得る。
図2A−2Cを参照して、印刷方法の第1の実施例を以下に説明する。本発明に従った適合が適用されないならば印刷線の短縮が起こる実施態様の詳細な記載を以下に提供することを付記する。しかしながら、当業者が直ちに認識するように、適合が適用されないならば伸長させられる線を適切に適合させるためにも、既述の方法を均しく適用し得る。
図2Aは、印刷方向Bにおける均等な位置に印刷された一連の滴26の位置及び大凡の大きさを概略的に示している。全ての滴26は第1のノズル22によって印刷される。滴26は基板12の上に液状に堆積されるので、インクが依然として湿った状態にある間に、インクは基板12の上で広がり得る。インクが湿ったままの状態にある間の時間期間中に隣接する滴26が印刷されるとき並びに隣接する滴26が重なり合うとき、隣接する滴26は湿った状態において互いに接続し合う。よって、線が連続的にウェットオンウェットに印刷される。
図2Bは、線の1つの端部における線プロファイルを例示している。図示の実施例には、線の2つの端部分の一方のみが示されており、線の中央部分は部分的に示されている。既述の実施例では、線の印刷は線の例示されている端部で開始する。線の端部において並びに中央部分において、滴は図2Aに示すような規則的な滴パターンに従って印刷される。即ち、滴は均等な位置に印刷され、均一な滴の容積(volume)を有する。滴位置を小さな円によって示している。滴は印刷方向Bにおいて整列させられる。
線の印刷は滴位置28で開始し、線の端部の最外側滴26が滴位置28で印刷される。図2Bにおいて、この滴位置28は最頂部の滴位置である。図2A−2Cに概略的に示すように、線プロファイルは理想的なプロファイルから偏位(逸脱)しており、それは滴26の湿潤状態におけるコヒーレント力に起因する。コヒーレント力の故に、インク流動挙動は、連続的にウェットオンウェットに印刷される線の端部で起こる。具体的には、滴位置28にある最外側滴のインクは隣接する滴26に向かって引き寄せられるので、結果として得られる線は僅かに短縮させられる(短くさせられる)。従って、最外側滴は、反対方向において広がるよりも、線の隣接する滴に更に向かって広がる。
図2A−2Cは、線が開始する線の端部におけるインク流動挙動を記述しているが、類似のインク流動効果が、線の最後の滴が印刷される線の他端部において起こる。この「開始」及び「終了」流動挙動が起こる程度は、粘度及び凝固時間のような、インクの種類に依存して、ゲル化及び固化時間のような、インクのレオロジー挙動に依存して起こり、その効果は、低い粘性、低いゲル化、及び遅い固化時間を有するインクで、特に大きい。図2Bは、線端部で太くなり、線の中央部により近接して狭くなることを示す、典型的な線プロファイルを例示している。
これらの効果を相殺するために、既述の方法では、線の端部の滴26は、規則的な滴パターンから偏位する補償パターンに従って印刷される。図2Cには、補償パターンに従った滴が示されており、線の端部の結果として得られる線プロファイルが例示されている。図示の実施例において、補償パターンは、滴位置に関して規則的な滴パターンから偏位している。滴容積は規則的な滴パターンの均一な滴容積に対応し、線の長さ当たりの滴数も規則的な滴パターンの長さ当たりの均一な滴数に対応する。しかしながら、滴位置は規則的な滴パターンの滴位置と異なるので、補償パターンは線方向における印刷密度分布(即ち、線の単位長さ当たりの滴の数)に関する規則的な滴パターンから偏位する。例えば、線の端部の最外側半分で、平均滴距離は線の中央部における均一な滴距離よりも大きい。そして、その端部の他の部分において、平均滴距離は規則的な滴パターンの規則的な滴距離よりも小さい。
図示の実施例において、線の最外側滴は滴位置28よりも線の端部に更に向かった滴位置28’に印刷されている。それによって、線は僅かに伸長させられる(長くさせられる)。よって、図2Bに示すような線の短縮の効果は補償される。更に、第1の4つの印刷される滴のより大きい滴距離の故に、厚くなる効果は相殺され、隣の滴のより低い平均距離の故に、狭くなる効果は相殺される。結果的に、より均一な線プロファイルが達成される。
試行錯誤、一般的なインク流動挙動を知ること、及び印刷速度を考慮に入れることによって、適切な補償パターンを決定し得るが、印刷される試験線から補償パターンを決定する実施例を以下に記載する。
その実施例では、較正手続きの間に、試験線が印刷され、印刷後の試験線のプロファイルが図1に概略的に例示するCCDカメラのような視察システム30を使用して検出される。カメラは所要の精度で線プロファイルを検出し得る高解像度カメラである。補償パターンは以下に記載するような被検出プロファイルに基づき決定される。
以下のステップを用いて補償スキームが定められる。
ステップ1:試験線を印刷する
ステップ1において、それぞれの規則的な滴パターンを使用して、幾つかの線の滴を備える試験パターンを印刷する。各線又は滴パターン内で、滴距離dを固定する。様々の試験線は様々の滴距離dを有し得る。典型的には、最大距離dは、基板上の滴直径の半分である。よって、滴は連続的にウェットオンウェットに印刷される。
図2の左部分は、一定の滴距離dを有する1つの試験線に対応する。図2の左部分に例示する規則的な滴パターンは、滴直径の半分の最大滴距離よりも僅かに小さい距離dに対応する。
例えば、以下のパラメータに従って5つの試験線を印刷し得る。
滴容積Vdrop=30pl
画素サイズ、即ち、滴位置の解像度、p=5μm
線1:d=35μm(ビットマップ100000010000001等)
線2:d=30μm
線3:d=25μm
線4:d=20μm
線5:d=15μm(ビットマップ1001001001001等)
ステップ2:試験線の線幅を決定する
ステップ2において、各試験線のために、線幅が平衡(equilibrium)に達する線の両端部からある位置距離で線幅を測定する。その線幅はインク流動挙動に起因する端部効果が起こらない線の中央部において測定される。図2の中央部の実施例では、線の中央部の始点を矢印Eによって示す。即ち、線の中央部は、ほぼ9番目の滴で開始する。
滴距離dの関数としての平衡Weq.でのこの線幅の適合アルゴリズムを遂行する。例えば、適合は等式Weq.=定数×(1/d)1/2に基づく。
例えば、線幅は、
線1:Weq.=68μm
線2:Weq.=74μm
線3:Weq.=81μm
線4:Weq.=91μm
線5:Weq.=105μm
であり得る。そして、適合アルゴリズムは、定数=405をもたらし得る。
ステップ3:線プロファイルを検出する
このステップでは、試験線の端部の線プロファイルが検出され、その端部では、インク流動挙動に起因する端部効果が起こり得る。線プロファイルは、位置i=1からi=nまでの位置で、インク流動挙動の補償が要求される選択的な範囲のための一連の局所的な線幅Wとして測定される。
これは印刷される各試験線のために反復される。試験線の1つの例示的な線のために、以下の線プロファイルを測定し得る。
Figure 2014511761
ステップ4:一連の位置のために累積インク容積を計算する
このステップでは、それぞれの線の端部で開始して、位置iの関数としての累積インク容積を計算する。
平衡で、位置iがd/pだけ増分される毎に、累積線容積は滴容積と共に増大することが想定される。
Figure 2014511761
平衡に達する前に、即ち、線の端部において、インク流動挙動の故にこの直線性は取らない。線内の累積インク容積を以下のように定めるためにステップ3の測定されるステップ3の幅を使用し得る。
Figure 2014511761
ステップ3の実施例における測定される線幅に関して、これは以下をもたらす。
Figure 2014511761
ステップ5:計算された滴位置を決定する
このステップでは、滴位置は測定される線プロファイルに基づき計算される。見掛けの滴位置が計算され、インク流動効果が起こらないならば、それは実際に測定される線プロファイルを近似的にもたらす。
よって、インク流動挙動に起因するインク容積交換は、印刷後の滴の実際の位置とステップ1乃至4に基づき計算される見掛けの滴容積と比較することによって決定される。
例えば、第1の滴のための計算される位置は、i=5と対応する。何故ならば、Vは、滴容積(15pl)の半分に最も近いからである。第2の滴のために計算される位置は、i=8と対応する。何故ならば、Vは、滴容積(45pl)の1.5倍に最も近いからである。第3の位置のための計算される位置は、i=11と対応する。何故ならば、V11は、滴容積(75pl)の2.5倍に最も近いからである等。
実際の滴位置iactual及び計算された滴位置icalc.は以下の通りである。
Figure 2014511761
ステップ6:計算された滴位置に基づき補償パターンを計算する
このステップでは、所要の線プロファイルに達する補償後の滴位置は、等式
Figure 2014511761
に従って計算される。
よって、
Figure 2014511761
補償パターンは、1000010000100100010000100010001000100010による当初のビットマップ0010001000100010001000100010001000100010の置換をもたらす。
丸め誤差及び実施例の方法が第1のオーダの補償であるという事実は、不完全な補償スキームを招き得る。より小さいステップのiを使用することによって、或いは、第1の計算された補償スキームに基づき第2の試験印刷を行うことによって、補償パターンを改良し得る。ステップ1乃至6が反復されるとき、結果として得られる第2の補償パターンは、第1の補償パターンの改良であり得る。この反復的なアプローチを多数回に亘って反復し得る。
上述のような視察システムを有するプリンタによって上述の手順を遂行し得る。しかしながら、補償パターンを、例えば、工場較正手続き中に、事前に又はオフラインで決定し得るし、決定される補償パターンをプリンタの処理装置24内で実施し得る。
印刷ノズル22の誤作動を予測可能であり且つ誤作動すると予測される印刷ノズル22の役割を置換ノズルが引き継ぎ得るプリンタに、既述の印刷方法を有利に適用し得る。ある実施例を図3及び図4を参照して以下に記載する。
図3には、圧力生成チャンバ32を有する印刷ヘッド20の一部が示されており、圧力生成チャンバ32は、フィードスルー34を介して印刷ヘッドノズル22に接続されている。インクが入口36を通じて圧力生成チャンバ32に供給され、入口36は、例えば、幾つかの圧力生成チャンバ32の共通のインク供給通路に接続される。圧力生成チャンバ32は、使用状態において、インクで充填される。圧力生成チャンバ32の壁の実質的な部分が、ピエゾアクチュエータ40の可撓な壁又は膜38によって形成される。
ノズル22から滴を噴射するために、アクチュエータ40が変形されるよう、アクチュエータ40が電気的に励磁される。この変形の結果として、圧力波が圧力生成チャンバ32内に形成され、圧力波を用いてインクの滴がノズル22から噴射され、アクチュエータ40が変形され、その変形の結果として、アクチュエータ40は電気信号を生成し、その電子信号が分析される。その信号はノズル22の滴形成の状態を示し、ノズル22の誤噴射又は他の誤作動を予測することを可能にし得る。
前記信号を分析する方法は、欧州特許出願EP1013453A2又は欧州特許出願EP1584473A1から知られている。これらの出願から、信号の分析は前記アクチュエータに対応する圧力生成チャンバ32の状態に関する情報が得られることを可能にすることが知られている。よって、チャンバ内に気泡又は他の不規則性があるか否か、ノズルは清浄か否か、チャンバ内に何らかの機械的欠陥があるか否か等を、この信号から抽出することが可能である。このようにして、そのような否定的な効果を取り除くために十分な行動を取り得るよう、印刷品質に対して否定的な効果を有し得る不規則性を直ちに極めて正確に追跡し得る。
測定される信号に依存して、処理装置24は第1の印刷ヘッド20の第1のノズル22を第2の印刷ヘッド20の第2のノズル22と置換するか否かを決定し得る。よって、故障しているノズルが印刷画像中に許容し得ない不規則性を引き起こす前に、故障しているノズルの印刷プロセスを十分に機能しているノズルで引き継ぎ得る。具体的には、例えば、線が第1のノズルによって印刷されている間に、第2のノズルは第1のノズルの役割を引き継ぎ得る。図4に関して、ある実施例を記載する。
図4は、印刷方向Bにおいて線を印刷する実施例を例示している。第1の滴26を基板12の上に噴出するために、その線は第1のノズル22を使用して印刷される。図4の上方部分には、規則的な滴パターンが例示されている。滴の位置は小さな円によって示され、基板12の上に広がった滴の大凡の大きさはより大きな円によって示されている。上述のように、滴26は連続的にウェットオンウェットに印刷され、線の近接する第1の滴26は湿潤状態において互いに接続される。
線の印刷中、上述のように、第1のノズル22の滴形成の状態を示す信号が測定される。例えば、信号は滴26の各噴射後に測定される。その信号に基づき、第1のノズル22を使用して印刷を続けるか否か或いは第1のノズル22を用いた印刷を中断するか否かを、処理装置24が決定する。例えば、その信号は第1のノズル22の誤作動が予期されることを示し得る。例えば、処理装置24がその信号を処理し、その信号に基づき、第1のノズル22の誤作動が予期されることを予測し得る。例えば、処理装置24は、数百のアクチュエータにおいて第1のノズル22がおそらく故障することを予測し得る。この場合、第1のノズル22は同様に線の印刷を継続すべきではない。何故ならば、その場合、それは直ぐに故障し、印刷画像からの印刷線プロファイルの許容し得ない偏位(deviation)を引き起こすからである。
その信号に基づき、処理装置24は、第1のノズル22を使用して現在印刷されている第1の線セグメント42の印刷を中断するか否かを決定し、第2のノズル22を使用して線の第2の線セグメント42’を印刷するか否かを決定する。図4の底部分には、第1及び第2の線セグメント42,42’のプロファイルが概略的に例示されている。滴26及び線セグメント42は破線で描写されている。同じ色の第2の余分の印刷ヘッド20の第2のノズル22が線の印刷を引き継ぐとき、第1の線セグメント42の端部が補償パターンに従って印刷され、補償パターンは、線セグメント42の少なくとも最外側の滴の位置に関して、規則的な滴パターンから偏位している。
図示の実施例において、第1のノズル22は、第1の線セグメント42の最後の最外側の滴26を減速させ或いは遅延させる。図4の底部分には、滴位置は小さな円によって示されている。例示されているように、第1の線セグメント42の最後の滴の位置は、線セグメントの端部に向かって更にシフトさせられている。例えば、そのノズル22のピエゾアクチュエータ40を、例えば、より低い振幅を有する異なるパルス形状で作動させることによって、滴の噴射を減速させ得る。ピエゾアクチュエータ40の作動を遅延させることによって滴を遅延させることも更に可能である。そのような手段は滴が基板12の上に後で着座するという効果を有する。それによって、継続的にウェットオンウェットに印刷される第1の線セグメント42は僅かに伸長させられる。よって、インク流動協働に起因する線短縮の効果は相殺される。
第2の印刷ヘッド20の余剰の第2のノズル22が第2の滴26’を使用して第2の線セグメント42’を印刷することによって線を印刷することを引き継ぐとき、滴26’は、線セグメント42’の開始に端部においてある補償パターンに従って印刷される。第2の線セグメント42’の第1の最外側の滴が規則的な滴パターンから偏位する位置に印刷され、それによって、第2の線セグメント42’を僅かに伸長させている点において、その補償パターンは規則的な滴パターンから偏位している。図4の底部に概略的に示すように、第2のノズル22は、その第1の最外側の滴26’の印刷を加速するので、滴は基板12の上に早期に着床する。よって、第2の線セグメント42’の開始に、最外側の滴26’は、第1のノズル22の最後の滴26とより多く重なり合った状態で印刷される。
第2の滴26の印刷が開始するときに、例えば、第1のノズル22と余剰のノズル22との間の距離の故に、第1の滴26が既に凝固しているならば、第2の線セグメント42’の最外側の液滴は、第1の線セグメント42の既に凝固した最後の滴と重なり合って基板12の上に着床する。既述の補償パターンを使用して第1及び第2の線セグメント42,42の重なり合う端部を印刷することによって、第1と第2のノズル22の間の移行時の線プロファイルの混乱を低減し得る。最外側の滴を更に外に配置することは簡単な補償スキームであるが、第1と第2の線セグメントの間の移行時の線の結果として得られる線プロファイルに対して有意な効果を既に有している。
図示の実施例では、第1のノズル22を使用した線の印刷が第1の線セグメント42の印刷の後に印刷されるとき、第2の線セグメント42’は線の残部を置換する。第1の線セグメント42の開始時及び第2の線セグメント42’の開始時の両方で、それぞれの線セグメントのそれぞれの端部は、規則的な滴パターンから偏位する補償パターンに従って印刷される。
図2及び図4の実施例において、補償パターンに従って線又は線セグメントを印刷するために使用されるインク容積は、規則的な滴パターンのためのインク容積と等しい。しかしながら、他の補償パターンを用いるならば、インク容積は、規則的な滴パターンに従ったインク容積から偏位し得る。例えば、図2の中央部に示される線端部効果の相殺に関して、補償パターンは、狭過ぎる線幅を伴う位置でのより大きい滴の印刷と、広過ぎる線幅を伴う位置でのより小さい滴の印刷とを含み得る。よって、線の端部の最外側の滴がより大きい滴容積で印刷されるとき、線は伸長させられる。例えば、50pl、40pl、30pl、20pl、又は10plの滴容積を選択し得る。補償パターンが滴容積に関して規則的な滴パターンから偏位するとき、1つの実施例において、滴位置及び線の長さ当たりの滴数は、規則的な滴パターンのための滴位置及び線の長さ当たりの滴数と同じであり得る。他の実施例において、補償パターンは滴位置及び滴容積の両方に関して規則的な滴パターンから偏位し得る。
接触角が湿潤な滴の流動挙動における支配的な要因である液滴を印刷するために、規則的な滴パターンのインク容積を維持する補償パターンが特に有用であり得る。
ゲル化挙動を伴うインク又は複数のインクを凝固させるために、滴の容積及び/又は滴の量(amount)が規則的な滴パターンから偏位する補償パターンが特に有用であり得る。そのために、レオロジー状態がインク流動協働の時間枠を限定し且つ予測可能で再現可能なインク流動挙動に寄与し、それは印刷される線の限定的な部分にのみ偏位を引き起こす。
暫くの後に凝固し或いはゲル相になる相変化インクを用いた印刷に本発明を適応し得る。例えば、この時間がミリ秒以上のオーダにあるが、印刷方向における線の滴がミリ秒未満の間隔で印刷されるとき、隣接する滴はウェットオンウェットに印刷される。
ウェットオンウェットに印刷され且つ硬化又はピンニング(pinning)によって凝固するUVインクのようなインクにも本発明を適用し得る。他の実施例は、高温で印刷されるポリマ又はポリマ状のインクで印刷することである。印刷後の滴の冷却は粘度を増大させ、それは滴が暫くの後に湿潤状態に留まることを防止する。
液体、即ち、溶融金属滴を印刷することによって、溶融物からの金属を印刷するためにも、本発明を適用し得る。

Claims (10)

  1. 液体の滴を基板の上に堆積させることによって印刷する方法であって、
    線を印刷することを含み、
    前記線を形成する前記滴は、連続的にウェットオンウェットに印刷され、
    前記線の少なくとも中央部において、前記滴は規則的な滴パターンに従って印刷され、
    前記線の少なくとも1つの端部において、前記線の少なくとも最外側の滴は、前記規則的な滴パターンから偏位して印刷され、それによって、連続的にウェットオンウェットに印刷される線を適合させる、
    方法。
  2. 前記線を形成する前記滴は、互いに一致する位置に印刷される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記線を形成する前記滴は、前記液体の滴を前記基板の上に噴射するための単一のノズルを使用して印刷される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記印刷後の滴が実質的に凝固し且つ/或いは乾燥することを許容することを更に含む、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の方法。
  5. 少なくとも前記線の前記1つの端部において、前記滴は補償パターンに従って印刷され、該補償パターンは、滴位置、滴容積、長さ当たりの滴数のうちの少なくとも1つに関して、前記規則的な滴パターンから偏位する、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記補償パターンは、前記印刷後の線の前記端の横方向膨張及び前記印刷後の線の前記端部の更に内向きの位置における横方向収縮を相殺するよう、前記規則的な滴パターンから偏位する、請求項5に記載の方法。
  7. 少なくとも1つの試験線を先ず印刷すること、及び、前記少なくとも1つの試験線のプロファイルを検出することを含み、前記補償パターンは、前記検出される少なくとも1つのプロファイルに基づき決定される、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 第2の線を印刷することを更に含み、前記第1の線及び前記第2の線は一体的により長い線を形成し、
    前記第1の線は、前記液体の滴を前記基板の上に噴出するための第1のノズルを使用して印刷され、
    前記第2の線は、前記液体の滴を前記基板の上に噴出するための第2のノズルを使用して印刷され、
    前記第2の線を形成する前記滴は、連続的にウェットオンウェットに印刷され、
    前記第2の線の端部は、前記第1の線の前記少なくとも1つの端部の1つの前記最外側の滴と少なくとも部分的に重なり合う、
    請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記線は、前記液体の滴を前記基板の上に噴出するための第1のノズルを使用して印刷される、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の方法であって、
    前記第1のノズルの滴形成の状態を示す信号を測定すること、及び、
    前記信号に基づき、前記第1のノズルを使用して現在印刷されている前記線の印刷を中断するか否かを決定し且つ前記液体の滴を前記基板の上に噴出する第2のノズルを使用して第2の線を印刷するか否かを決定することを更に含み、前記第1の線及び前記第2の線は、一体的により長い線を形成し、
    前記第2の線を形成する前記滴は、連続的にウェットオンウェットに印刷され、
    前記第2の線の端部は、前記第1の線の前記少なくとも1つの端部の1つの前記最外側の滴と少なくとも部分的に重なり合う、
    方法。
  10. 少なくとも1つの印刷ヘッドに対して基板を移動させるための駆動システムを含むプリンタであって、前記少なくとも1つの印刷ヘッドは、印刷データに従って液体の滴を前記基板の上に噴出するための少なくとも1つのノズルを提供し、当該プリンタは、請求項1乃至9のうちのいずれか1項に記載の方法を遂行するよう構成される制御システムを有する、プリンタ。
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