JP2014508499A - 非対称電圧相殺技術を使ってlclコンバータを制御する方法および装置 - Google Patents

非対称電圧相殺技術を使ってlclコンバータを制御する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014508499A
JP2014508499A JP2013558097A JP2013558097A JP2014508499A JP 2014508499 A JP2014508499 A JP 2014508499A JP 2013558097 A JP2013558097 A JP 2013558097A JP 2013558097 A JP2013558097 A JP 2013558097A JP 2014508499 A JP2014508499 A JP 2014508499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
inductor
inductance
combination
points
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013558097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014508499A5 (ja
Inventor
デヴロ シーリー、カイリー
トーマス シャープ、ブライアン
ウー、ハンター
ギルクリスト、アーロン
Original Assignee
ユタ ステート ユニバーシティ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユタ ステート ユニバーシティ filed Critical ユタ ステート ユニバーシティ
Publication of JP2014508499A publication Critical patent/JP2014508499A/ja
Publication of JP2014508499A5 publication Critical patent/JP2014508499A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/53Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M7/537Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters
    • H02M7/5387Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters in a bridge configuration
    • H02M7/53871Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters in a bridge configuration with automatic control of output voltage or current
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • H02J50/12Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/4815Resonant converters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

【解決手段】 非対称電圧相殺を使ったLCL共振コンバータ制御のための方法および装置について説明する。制御変数の最適な軌跡を決定する方法を説明する。負荷パラメータを検出する実用的な実施態様が含まれる。単純なPI、PID、およびファジー論理コントローラが、適切な過渡応答特性および出力電流調整を実現するAVCとともに含まれる。
【選択図】 図37

Description

本願は、2011年3月11日付で出願された米国仮特許出願第61/451,823号の優先権を主張するものである。
本発明は、米国エネルギー省から交付された契約DE−EE0003114に基づく援助により実現されたものである。米国政府は、本発明に特定の権利を有する。
本開示は、誘導電力伝送システムの効率を改善する方法に関し、特に非対称電圧相殺技術を使ったLCL共振コンバータを制御する方法に関する。
無線電力伝送を実現する方法の1つは、誘導電力伝送(Inductive Power Transfer:IPT)として知られた工程によるものであるが、その場合、入力電力は、一定の高周波数交流電流からの電気エネルギーの形態で、アンペールの法則に基づき、時間変化する磁場へと変換される(図1)。その磁場が、受電側ではファラデーの法則に基づいて誘起電圧へと変換され、負荷に出力を生じる。無線電力伝送を利用すると、電気自動車が、当該自動車と道路との間に物理的接続がなくとも、静止中または走行中に充電し続けられるようになる。IPTシステムは、電源、磁気カプラ、およびピックアップ受信機を含む3つの主要カテゴリーに大別できる。
無線電源を設計する上で非常に重要なことは、まったく、またはほとんど損失および寄生効果を生じることなく、コストおよびサイズを低く保ちながら、DC電力を高周波数AC電力に変換することである。実際は、損失をゼロにすることは絶対に不可能である。そのため、電力コンバータを設計する際の従来の目標は、可能な最高の変換効率を得ながら、コスト、サイズ、および電磁干渉(Electromagnetic Interference:EMI)などの寄生効果を最低限に抑えることであった。高出力インダクタ・キャパシタ・インダクタ(Inductor Capacitor Inductor:LCL)共振コンバータの効率改善およびEMI低減は、無線電力伝送の分野において重要な作業になっている。電気効率の問題は、伝送装置の電子機器における変換損失と関連している。
再生可能エネルギー部門の急速な成長に伴い、高効率システムの概念はますます重要性を増している。この動向を受け、超高効率の実現能力は十分定着した概念となった。そのため、最新の電源電子機器では、効率の高いソフトスイッチングコンバータを非常に重視している。
MOSFET技術は過去十年間にわたり急速に成長し、その性能を伸ばしてきた。それらの装置は、今日の電源電子システムの多くで基礎的な構成単位として使用されている。ただし、そのような装置に含まれるボディダイオードは、通常、ターンオフ特性が非常に悪いため大きなダイオード逆回復損失を生じており、これは特にLCLコンバータで報告されている。そのため、LCLコンバータの効率を改善する制御戦略が必要とされている。これには、LCLコンバータでダイオード逆回復損失を排除する最適なスイッチング条件が含まれる。MOSFETでは、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(insulated gate bipolar transistor:IGBT)の性能を改善するため、高速のスイッチングスピードおよびオン状態で非常に低い抵抗が必要とされている。
本明細書では、非対称電圧相殺(Asymmetric Voltage Cancellation:AVC)を使った新たな変調技術を開示し、これにより誘導電力伝送(Inductive Power Transfer:IPT)システムに使用される高出力LCL共振コンバータの効率的制御が提供される。AVC制御は、ダイオード逆回復損失を回避するとともに、許容範囲内の全高調波歪み(Total Harmonic Distortion:THD)とそれに伴う損失を実現する方法をもたらす。Hブリッジにおける付加的な寄生成分またはスイッチの両端にわたる外部容量を伴う、完全にソフトスイッチング方式のゼロ電圧スイッチング(Zero Voltage Switching:ZVS)固定周波数共振電力コンバータが実現される。
図1は、誘導電力伝送システムを例示した図である。 図2は、フルブリッジ制御を備えた例示的なLCL共振コンバータを示した図である。 図3は、Hブリッジ出力電圧に対する例示的なスイッチゲート波形のマップを示した図である。 図4は、種々の例示的なHブリッジスイッチング過渡状態の表を示した図である。 図5は、例示的な対称電圧相殺制御のVab波形を示した図である。 図6は、例示的な非対称デューティサイクル制御のVab波形を示した図である。 図7は、例示的な非対称電圧相殺制御のVab波形を示した図である。 図8は、異なる制御角、ベータ=180およびQ1=4.0についてTHDを例示した図である。 図9は、異なる制御角、ベータ=180およびQ1=1.5についてTHDを例示した図である。 図10は、異なる制御角、ベータ=90およびQ1=1.5についてTHDを例示した図である。 図11は、ブリッジ電流を検出する変流器(Current Transformer:CT)を使った例示的なLCLコンバータを示した図である。 図12は、ベータ=180について例示的なVabの振幅成分プロットを示した図である。 図13は、ベータ=180について例示的なVabの位相成分プロットを示した図である。 図14は、ベータ=180について例示的なVabの2次高調波の振幅成分プロットを示した図である。 図15は、ベータ=180について例示的なVabの2次高調波の位相成分プロットを示した図である。 図16は、品質係数の関数として次数Nの関係を例示した図である。 図17は、ダイオード逆回復損失を決定する例示的なフローチャートを示した図である。 図18は、貪欲なセールスマンアルゴリズムの例示的な概略図を示した図である。 図19は、Q=2について貪欲なセールスマンアルゴリズムの例示的な解を示した図である。 図20は、Q=2についてTHD用制御角に関する貪欲なセールスマンアルゴリズムの例示的な解を示した図である。 図21は、Q=2について最適なTHDに関する貪欲なセールスマンアルゴリズムの例示的な解を示した図である。 図22は、Q=4について貪欲なセールスマンアルゴリズムの例示的な解を示した図である。 図23は、Q=4についてTHD用制御角に関する貪欲なセールスマンアルゴリズムの例示的な解を示した図である。 図24は、最小THD経路を伴う貪欲なセールスマンアルゴリズムの例示的な解を示した図である。 図25は、ベータ角に関する4次多項式フィッティングを例示した図である。 図26は、ブリッジインダクタ電流測定値を抵抗またはホール効果センサーで検出する例を示した図である。 図27は、PLLを使った例示的な位相検出回路を示した図である。 図28は、例示的なフィルタリング済みブリッジ電流波形を示した図である。 図29は、例示的な測定回路のブロック図を示した図である。 図30は、コントローラの例示的なマイクロコントローラ入出力信号図の実施態様を示した図である。 図31は、AVCのマイクロコントローラ実施態様の例示的な内部ブロック図を示した図である。 図32は、AVCコントローラを設計するための例示的なブロック図を示した図である。 図33は、付加的なスイッチ出力容量を伴う例示的なソフトスイッチング固定周波数LCLコンバータを示した図である。 図34は、スイッチング容量値を決定する例示的なフローチャートを示した図である。 図35は、スイッチング時における種々の例示的なブリッジ電流を示した図である。 図36は、LCL共振ネットワーク用の例示的な構成要素値の表を示した図である。 図37は、例示的なハイレベル制御ブロック図を示した図である。 図38は、例示的なHブリッジのハーフドライバのローレベル概略図を示した図である。 図39は、本明細書に開示するシステムを流れる例示的な電流経路を示した図である。 図40は、例示的なLCLコンバータシステムのハイレベル概略図を示した図である。 図41は、例示的なLCL共振ネットワークの概略図を示した図である。 図42は、例示的なソフトウェアフローチャートを示した図である。 図43は、グラフィカルユーザーインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の一例を示した図である。 図44は、例示的なハードウエア記述言語(Hardware Description Language:HDL)設計論理のフローチャートを示した図である。 図45は、例示的な非対称電圧相殺における全高調波歪みの改善を記載した表である。 図46は、ダイオード逆回復が回避不可能なことを示す例示的な実験結果を示した図である。 図47は、ダイオード逆回復が回避可能なことを示す例示的な実験結果を示した図である。 図48は、非対称電圧相殺および対称電圧相殺の例示的な効率比較を示した図である。
本開示は、改善されたインダクタ・キャパシタ・インダクタ(Inductor Capacitor Inductor:LCL)共振コンバータのための装置とそれに伴う方法とを対象とする。以下の説明では、特定の好適な実施形態が完全に理解されるよう具体的な詳細事項を多数提供している。ただし、当業者であれば、実施形態は、前記具体的な詳細事項のうち1若しくはそれ以上を伴わなくても、または他の方法、構成要素、材料などを伴っても、実施できることが理解できるであろう。一部のケースでは、周知の構造、材料、または動作は、好適な実施形態の態様を曖昧にしないよう図示または詳述を省いている。さらに、説明する特徴、構造、または特性は、種々の代替実施形態において、いかなる適切な態様でも組み合せることができる。そのため、本発明の実施形態に関する以下のより詳細な説明は、図面においていくつかの態様で例示するように、本発明の範囲を限定することを目的としたものではなく、単に本発明の種々の実施形態を代表するものである。
本明細書および添付の請求項において、単数形扱いしている名称は、別段の断りがない限り、複数形も含む。本明細書に開示する範囲は、すべて具体的に示されていない限り、すべての端点および中間値を含む。また、「任意選択的な」または「任意選択的に」とは、例えば、その後に説明される状況が起こっても若しくは起こらなくてもよい場合をいい、前記状況が起こる場合も起こらない場合も含む。用語「1若しくはそれ以上の」および「少なくとも1つの」とは、例えば、その後に説明される状況のうち1つが起こる場合、ならびにその後に説明される状況のうち1より多くが起こる場合をいう。
本開示は、改善されたインダクタ・キャパシタ・インダクタ(LCL)共振コンバータのための方法および装置について説明する。LCLネットワークは、望ましい周波数で共振するよう調整される。共振動作するLCLネットワークは、一定のAC電源として作用する。LCLコンバータは、通常、ダイオード逆回復損失があるため非効率的であるが、これは導通状態にあるボディダイオードの逆バイアスに伴うものである。その結果、スイッチング損失は高まる。また、コンバータ効率は、通常動作の品質係数(Q1)値ではダイオード逆回復損失を回避できない負荷範囲に関係する。Q1は、次式で定義できる。
Figure 2014508499
式中、Rr1は反射トラック抵抗(reflected track resistance)、ωはラジアン単位の周波数、Lは、トラックインダクタンス(track inductance)である。LCL共振コンバータに関する既存の制御方法は、対称電圧相殺(Symmetric Voltage Cancellation:SVC)および非対称デューティサイクル(Asymmetric Duty Cycle:ADC)の技術を含む。これらの方法は、どちらも単一の制御変数を利用する。本開示では、非対称電圧相殺(Asymmetric Voltage Cancellation:AVC)を実装しており、これは3つの制御変数を利用するためSVCおよびADCより柔軟性が高い。これにより、SVCおよびADCと同等の制御が可能になり、加えて柔軟性も得られるため、本質的にAVCは、LCL共振コンバータを制御する上でSVCおよびADCより非効率的になることはないはずである。他のコンバータ、例えばフルブリッジ直列共振コンバータではAVCを使用している。しかし、その発明者らは、LCLコンバータへのAVC応用に気づいていない。
誘導電力伝送における問題の1つは、電磁干渉(Electromagnetic Interference:EMI)である。この場合、EMIは、望ましくない周波数で放射される電力と見なされる。これは、信号が完全に正弦波でなく、高調波がその基本周波数とともに生じたとき起こる。高調波とは、基本周波数の整数倍の周波数を有する正弦波信号である。これは、全高調波歪み(Total Harmonic Distortion:THD)と呼ばれるよく知られた変数、すなわち高調波による電力寄与のパーセンテージにより定量化できる。例えば、60kHzの動作周波数信号が9次高調波(540kHz)を伴うと、AM無線通信に干渉が生じる。
ファラデーの法則により、起電力を生じるには磁場を変化させる必要がある。同様に、アンペールの法則により、磁場を変化させるには電流を変化させる必要がある。そのため、誘導電力伝送システムで電力を伝送するには、高い周波数の交流電流(AC)を生成しなければならない。これは、直流電流(DC)入力を望ましいAC出力に変換するには、何らかのコンバータまたはインバータを使用しなければならないことを意味する。DCをACに変換する方法の1つは、LCL共振コンバータにフルブリッジ制御を備えることである。
図2に示すLCL共振コンバータは、DC入力から高周波AC出力を生成するよく知られた回路である。このLCL共振コンバータの望ましい属性は、これを調整して共振周波数で動作させると、当該回路の負荷に関係なく出力電流が一定に保たれることである。これは、負荷、例えば一定電流源の特性がわからなくとも、AC出力電流を制御できることを意味する。また、LCLコンバータには、軽負荷での効率が高く(力率1)、高調波フィルタリング性能があるという利点がある。
ただし、LCL共振コンバータにはフルブリッジ制御の問題もある。フルブリッジコントローラ中のダイオードはスイッチング損失が高くなりやすく、これはダイオード逆回復損失として知られている。
1.ダイオード逆回復損失を軽減するためLCLコンバータに使用されるAVC
ダイオード逆回復損失は、順方向にバイアス電圧が印加されたダイオードにおいて、電流がまだ流れている状態で、逆方向に瞬間的な電圧推移が起こったときに生じる。例えば、状態Sから状態Sへの推移は、図2〜4を参照して説明できる。電流iがSで負の場合、この状態はS1bとして知られている。電流はD〜Dを流れ、Vabは正である。Vg1が高くVg2が低いため、Dの逆方向には電圧がかからない。この回路がS2bに移行すると、Vg1が高くVg2が高いため、Dの逆方向に高い電圧がかかる。この時点で、Vg2に伴うMOSFETのチャネルを電流が流れ始めるに伴い、Dは非導通状態に推移するが、瞬間的にDが高い逆バイアス電圧で導通する。この現象はダイオード逆回復損失と呼ばれ、それに伴うスイッチング損失は、通常、特に低性能のボディダイオードを有するパワーMOSFETなど一部の構成要素の導通損失の数十〜数百倍になるおそれがある。これは、製造されるMOSFETボディダイオードの特性が本質的に低いためである。この問題を回避するため現在行われている方法は、(逆回復応答の優れた)受動ダイオード構成要素を前記ボディダイオードと並列に配置するか、またはADC制御を使用するものである。ただし、前者では回路のコストおよびサイズ双方を増大させ、後者では波形中の高調波、したがってTHDが増大してしまう。
現在、LCL共振コンバータに使用される従来の制御方法は、2つある。電流を制御するため使用される第1の方法はSVC制御である(図5を参照)。この方法は実装しやすく、120°の導通角が使用されると非常に良好な高調波フィルタリング性能を有するという利点がある。SVC制御は、使用する制御変数が1つ、すなわち導通角σ(180°−アルファ))のみであるため、非常に実施しやすい。SVC制御では、導通角120°で3次高調波成分がすべて排除され、対称性により偶数次高調波がすべて排除されるため、THDも低くできる。ただし、SVCにも欠点はあり、上述したボディダイオードのスイッチング損失が、Q1が比較的高い(Q1>5)条件でも、σ=120°と特に高い。ダイオード逆回復損失は、回路の動作品質係数(Q1)に直接反比例する。
LCL共振コンバータを制御するため使用される第2の方法は、ADC制御である(図6を参照)。この方法は実装しやすく、一定の品質係数を超えるとダイオード逆回復損失を回避できるという利点がある。SVC同様、ADCも制御変数はベータただ1つである。しかし、波形が非対称であるため、そのTHDはSVCより著しく高い。
SVCおよびADC制御と対照的に、AVC制御は、LCL共振コンバータへのAC入力の制御を実現するとともに、ダイオード逆回復損失を軽減する解決策をもたらす(図7を参照)。AVC制御では、3つの制御変数、すなわちアルファ+、ベータ、およびアルファ−を使用する。これは、THDを削減し、かつダイオード逆回復損失を回避することにより、SVCおよびADCを組み合わせた利点を有する可能性がある。
2.LCLコンバータの性能を最適化するためのAVC
AVC制御は、関与する制御変数が3つあるため、上記2つの技術よりはるかに実装が難しい。また、最適な結果を達成するには、LCL共振コンバータの負荷条件(Q1)およびガンマ(Lb/L1)を考慮しなければならない(これについては、さらに第3および第4セクションで説明する)。また、以降で示すように、二次ピックアップからの反射無効インピーダンスも考慮すべきであり、これは、すべての無効負荷について、特に変数の相互結合条件を呈するシステムでは、受動的に補償できないためである。誘導電力伝送システムの変数相互結合システムは、伝達コイルおよび受信コイル間で可変量の高さおよびアラインメントを有する。これらシステムの例としては定置式EV充電システムがあり、その場合、運転者は、自動車が走行中の場合、完全な駐車アラインメント位置および電力伝送を達成できない。さらに、製造コストはネットワーク内の調整構成要素の製造許容誤差に直接左右されるため、LCLコンバータの費用効果を高く保つには、それら調整構成要素の精度を過度に高くすることはできない。コンバータのコストを妥当に保つには、調整に若干の許容誤差を許さなければならず、AVCアルゴリズムは、この変動に対する補償を、センサーによる測定、または広い誤調整条件範囲で動作する堅牢な設計のどちらか一方により行わなければならない。
要約すると、最適なAVC制御アルゴリズムでは、種々のQ1、ガンマ(Lb/L1)、反射インピーダンス、および構成要素感度問題下で、前記3つの変数、アルファ+、ベータ、およびアルファ−についてダイオード逆回復損失の回避条件を満たす軌跡を見つけることができる。ただし残念なことに、この条件を満たせるアルファ+、ベータ、およびアルファ−の組み合わせは多く、最適解の決定は単純ではないため、この問題は極めて複雑である。最適解を決定する基本的な指針のいくつかは、THD、スイッチング損失(ダイオード逆回復損失ではなく)、および導通損失である。
以下は、複雑な問題を解くいくつかのアプローチである。
定常状態時間領域解析アプローチを使用すると、AVC解が得られる。この実施形態では、各スイッチング状態における状態空間表現を使って、Vab、i、およびiの単一周期波形の解を得る。また、このアプローチを使った波形解は、SPICEモデルを使って検証されている。例えば、図2のLCLコンバータは、次のように区分的に線形状態の方程式セットでモデル化できる。
Figure 2014508499
式中、xは状態ベクトル、Aはシステム行列、Bは入力行列、Vは入力コンバータ電圧である。
Figure 2014508499
4つの時間間隔は、次のように定義できる。
Δ=t−t (4)
Δ=t−t
Δ=t−t
Δ=t−t
これら4つの間隔を考慮すると、次式のようになる。
Figure 2014508499
これらの状態方程式の時間領域解は、構成(configuration)kで次のようになる。
Figure 2014508499
前記4つの状態について時間領域解を表す(6)からは4つの式が得られ、それら4つの式を連立方程式へと組み合わせると次の行列が得られる。
Figure 2014508499
(7)を解くと、各時間間隔での状態ベクトル条件が得られる。(6)で状態ベクトルに初期条件を代入すると、全時間領域の解が得られる。
アルゴリズムでは、制御変数ベータ、アルファ+、およびアルファ−、ならびに図2に示した回路特性Lb、Cb、L1、C1、およびZrを使用する。前記アルゴリズムは、ベータ、アルファ+、およびアルファ−、ならびに多数のQ1値(負荷条件)の考えられる組み合わせについて反復し、かつi1、ib、i1の全高調波歪み、ibの全高調波歪みに関する4つの行列を埋めるよう作成されている。前記組み合わせでダイオード逆回復損失が回避される場合は、前記行列内でそれに対応した点がi1の二乗平均平方根と、ib値と、全高調波歪み値とで埋められる。また、すべてのスイッチング移行時におけるスイッチング電流と、各状態の導通電流とが保存される。
累積されたTHDデータは、図8に示すように許容可能性行列(acceptability matrix)に表示できる。ダイオード逆回復損失が避けられない白い領域は、考慮されない。この例はベータ値180°について行われたため、対角線(アルファ+=アルファ−の場合)は、SVC制御に関連する。また、アルファ+=アルファ−=0になる点は、ADC制御に関連する。
電流が約6.2A〜3.7Aで、または正規化電流0.95〜0.57で制御される場合、SVC制御でダイオード逆回復損失を避けることは不可能である。ダイオード逆回復損失は、Q1値が低くなるほど、回避することが難しくなる。図9は許容可能性行列であり、図8と比べると、Q1値の低下が及ぼす影響を例示している。この許容可能性行列は、SVC制御がダイオード逆回復損失を避けられないことを明らかに示している。異なるベータ値ごとに別個の許容可能性行列が構成されているが、それら許容可能性行列の評価によると、ADC制御でダイオード逆回復損失が回避されることが示されている。図10は別の許容可能性行列であり、図8および9と比べると、ベータの変化が及ぼす影響を例示している。
図10では原点が約4.6Aに対応し、図9の原点は約6.5Aに対応する。どちらの場合も、ダイオード逆回復損失は回避される。したがって、ADC制御を使うと、ダイオード逆回復損失は回避されるが、電流がその最大値の72%まで制御される。電流と電力間に2乗関係があることから、これはシステム電力伝送の48.2%低下に対応する。ただし、I1に関するTHDの点からは多大な代償が払われ、その値は10%にも上っている。その理由から、ダイオード逆回復損失を回避しながら妥当なTHDをもたらすため、AVCが提案された。
一実施形態において、ハードウェアは、図36に示すように、最大一次トラック電流(i)が6.57A RMS、比L/Lが1.5になるよう設計された。LCLコンバータを設計するには、必要とされるXがまず決定される。
Figure 2014508499
式中、Vdcは、Hブリッジへの入力DC電圧である。
を使うと、インダクタンスおよび容量の値が次式で決定できる。
Figure 2014508499
この式において、ガンマは、Cのサイズを決定する比γ=(L/L)で、Cは、ダイオード逆回復損失が回避される領域に著しい影響を及ぼす。そのため、ガンマは、ダイオード逆回復損失が回避されるシステムの設計において重要なパラメータである。比L/Lが小さいほど、ダイオード逆回復損失が回避可能な領域は大きくなる。ただし、Cは無限大より大きくできないため、達成可能な最小比は1である。比1.5は、回路を(Cの許容値とともに)実現可能に保つ上では十分大きく、ダイオード逆回復損失を回避できる領域を提供する上では十分小さい。図11は、使用できる値のリストを示したものである。インダクタは、望ましい値を得られるようカスタム調整され、キャパシタはバンク状にされて微調整のための柔軟性を提供している。
これらの波形およびデータがすべて計算されると、THD、スイッチング損失、および導通損失から計算される最低の加重指数に基づいて、特定のQ、ガンマ、反射インピーダンス、および構成要素許容誤差でダイオード逆回復損失を回避する最適な軌跡が決定可能になる。最適な軌跡は、最大設計値から一定の所定量までの出力電流を調節する制御角であるはずである。ただし、それでもこの条件を満たす点の数は非常に大きく、最適な軌跡をマッピングすることは難しい。
Figure 2014508499
3.解析解による最適な軌跡
最適な軌跡を決定するアプローチの1つは、解析関数の定式化による。このアプローチは、周波数領域のスペクトル解析を拡張したものである。ここでは、図式解法、微積分法、および最適化法を含む解析技術のいくつかを使って、最適な軌跡の解を得る。周波数解析を行うには、完全な周波数分解が使用される。周波数分解は2つの段階、すなわちAVC制御アルゴリズムにより生成される入力電圧と、LCL共振ネットワークの周波数応答とから成る。一次トラック電流に関する周波数成分の振幅は、次のようになる。
Figure 2014508499
式中、nはn次の高調波成分、YV1はネットワークへの入力電圧の一次トラック電流のアドミタンス、ωは基本共振角周波数である。
同様に、ブリッジ電流は次のようになる。
Figure 2014508499
式中、Yvbはネットワークへの入力電圧のブリッジ電流のアドミタンスである。どちらの変数の演算処理も極めて複雑であり、それぞれに振幅および位相成分の双方を考慮しなければならない。
abの振幅および位相成分は、次のとおりである。
Figure 2014508499
Figure 2014508499
振幅および位相どちらの方程式も、直接的な微積分法を使って解析的に予測することは難しい。したがって、直接的な微積分法を使用する前に、解析を単純化する方法が使われる。ここでは、まず図式(グラフ)に基づいたアプローチを使って、解析的微積分技術を使用する前に関数の特徴を決定できる。図12および13は、Vabの基本波振幅および位相成分をそれぞれ示したものである。また、2次高調波成分の振幅および位相成分については、それぞれ図14および15に示している。他の高調波成分も解析可能であるが、ここでは図示していない。他のβ角に関するプロットも解析の必要があるが、ここでは図示していない。
回路のアドミタンスは、LCLネットワークについて決定できる。一次トラックおよびブリッジを含む2つのアドミタンスが考慮される。ブリッジアドミタンスは、ダイオード逆回復損失が排除されるかどうかを決定し、一次トラックアドミタンスは、トラック電流の基本波電流およびTHDを決定する。まず、ブリッジアドミタンスが解析される。一定比のガンマを伴うLCLネットワークの場合、ネットワークのインピーダンスは次のようになる。
Figure 2014508499
Figure 2014508499
Figure 2014508499
式中、ωは正規化された周波数、ωは基本周波数である。
基本波の抵抗については、次のように単純化できる。
Figure 2014508499
より高次の高調波抵抗は、基本波インピーダンスおよび無効インピーダンスより実質的に低く、先行解析では無視される。
入力リアクタンスXinについて、後ろの2項は、第1項と比べ、より高次の高調波でゼロに比較的近く、当該式の振幅は第1項に支配される。2次高調波は、次のように近似される。
Figure 2014508499
2次より高次の高調波は、次式で近似される。
Figure 2014508499
ここで特筆すべき点として、基本波の同位相成分が通常ダイオード逆回復を回避できないことから、ダイオード逆回復を回避する重要な方法は、ブリッジ電流波形により高次の高調波を導入することである。そのため、この高調波解析は、通常無視すべきではない重要な工程である。
ここで生じる質問の1つは、ブリッジ電流を正確に決定する上で何個の高調波を保持すべきかである。インピーダンスの精度は実電流と無効電流の比に比例することがわかっており、これはブリッジに入る無効電流は90°位相がずれているためである。したがって、次式のようになる。
Figure 2014508499
電流の精度は、次のようになる。
Figure 2014508499
この式を使うと、精度係数=10で回路を解析するため必要な高調波の次数nは、図16に示すようになる。一実施形態の通常の動作条件では、γ=1.5およびQ=4の場合、約7の次数Nが必要であるが、これは動作条件に応じて異なることが本願発明者らによりわかっている。Q=4を超えるとダイオード逆回復損失が回避可能になって解析が不要になるため、Qには4が使用される。
次数が決定されると、LCLコンバータのインピーダンスおよび電圧入力がともに決定できるようになる。これは、インダクタンスを使ってネットワークのインピーダンスを近似することにより達成できるが、入力電圧の振幅および位相成分という複雑な部分を伴う。入力電圧の振幅および位相の一定の比を決定すると、ダイオード逆回復損失は回避可能になる。これらを使うと、一次トラック電流は、一次トラックのアドミタンスにより決定できる。
要約すると、ここでは2つの問題が解決される。その第1は、ダイオード逆回復損失が回避されるかどうかである。第2の演算処理では、逆回復損失を回避する点を取得し、動作について最適なTHDとのトレンドを計算する。
逆回復損失回避の計算について、例示的なフローチャートを図17に示す。このルーチンでは、まずシステムパラメータを使って周波数成分を決定する。次いで振幅成分の最適比を決定するルーチンを使って、広範囲のベータ、アルファ+、およびアルファ−の角度条件にわたりダイオード逆回復条件を予測する。最適な傾向が決定されると、この計算ルーチンの出力として制御角セットの結果が得られる。
ダイオード逆回復損失を回避する傾向が決定されると、その解は、THD値について制御の最適傾向を決定する第2の計算ルーチンの入力とされる。これらのルーチンは、必ずしもこの2段階の時間的順序で計算する必要はない。前記2段階間で双方向に計算を行う反復工程は、より最適な結果をもたらすことが示されている。
4.TSPの解を得るアルゴリズムでの最適な軌跡
制御限界の性質上、制御角アルファ+、アルファ−、およびベータの最大ジャンプサイズは、隣接する正規化トラック電流に関する境界により制約しなければならない。この境界を導入すると、局所的な一点における最低のTHDが、それより高いTHD全体を軌跡経由でオフセットするため、最適なTHD経路の決定が難しくなる。この特定タイプの問題は、巡回セールスマン問題(Travelling Salesperson Problem:TSP)として定量化できる。TSPはよく知られており、数学およびコンピュータサイエンスにおける極めて複雑な問題である。約100のステップすなわち巡回ノードがある場合、この問題を強引に計算するには、可能性として6×10169を超える比較が必要であり、実質的に実現不可能である。そのため、最適に近いAVC解を決定するための計算時間を有意に短縮するアルゴリズムは、絶対的な最適解を保証せずに実施される。算出された解は、通常、最適なAVCに非常に近い。ここで、貪欲法のセールスマンアルゴリズムを使用すると、計算資源を最小限に抑えながら最適に近い軌跡を決定できる。他の多くのアルゴリズム選択肢を使用してもTSP解は得られる。以下、TSPアルゴリズムに可能な変形形態をいくつか説明するが、これらを使用すると、LCLコンバータのAVC制御について最適軌跡の解を得ることができる。
貪欲なセールスマンアルゴリズムの例を図18に示す。このアルゴリズムでは、まず正規化された電流範囲I=0.5〜0.55と、最低のTHD点とがデータセットから決定される。次に、このアルゴリズムでは、最も近傍にある点(I=0.55〜0.6)を見て、一定の最大ジャンプ角(特定の場合、6度)の制約を満たす最低のTHD点を決定する。この場合、前記データセットの最低THD点は、ジャンプ角が大きすぎるため選択されない。この工程は、I=0.5からI=1までの完全な軌跡がマップされるまで繰り返される。前記アルゴリズムは、開始時に2番目に最高のTHD点を使って工程を再開し、別の最適軌跡を見つけられるか決定する。これはN回反復でき、例えばQ=2の場合は1回だけ反復すればよい。図19は、貪欲なセールスマンアルゴリズムを使って決定されたAVCの軌跡を示したものである。図19では、「bestAVC」をAVCに重ね合わせている。比較のため、絶対的な最適値のプロットも追加している。なお、これはTSPの解を求めて考えられる最適な解を探すことと等価である。一部の状況では、ジャンプ角の制約により、可能な選択肢がすべて強引な方法で計算される場合でも、考えられる最適な解をもたらすことはまったく不可能である。ジャンプ角の制約を伴わない最適値は、単純な貪欲なセールスマンアルゴリズム解にほぼ等しいことがわかる。貪欲なセールスマン解と、ジャンプ角制約を伴わない絶対最適解とに必要なアルファ+、アルファ−、およびベータの角度を、図20および21にプロットした。算出された角度は、この場合ほぼ等しく、貪欲なセールスマンアルゴリズムは最適な解を取得する上で十二分であることがわかる。Q=4について同様な計算を行い、その結果を図22に示した。この場合の最適解は、前記貪欲なセールスマン解とわずかに異なるものであった。これは、必ずしも貪欲なセールスマンアルゴリズムが最適でないことを意味しないが、ジャンプ角が制約されない場合は最適解と同程度に適切ではない可能性を意味する。これら2つのジャンプ角の違いを図23および24に示す。
望ましい軌跡が決定されたら、その物理的具現は、マイクロコントローラに格納されたルックアップテーブルを使って行われる。ただし、これには種々のQ動作条件に関する多数の点が必要になる可能性がある。点の数を減らす方法の1つでは、最小二乗フィッティングによる多項式近似を使用する。曲線フィッティングの例を図25に示す。ここでは、4次の多項式を使ってベータ角を推定しており、この近似が非常に正確であることがわかる。
以下、最適な軌跡を決定する方法について説明する。ここでは、一例として4次の最小二乗多項式を使用する。この近似には変数Iだけが含まれ、他の全変数は、一定で本質的に当該近似に組み込まれるものと見なされる。上述の正規化された特性を近似するため、近似関数は次の形態になる。
Figure 2014508499
そして、この多項式の値は次式から得られる。
Figure 2014508499
式中、Xはアルファ+、アルファ−、およびベータのデータ行列である。Yは、関心のある正規化出力データのデータ行列、例えばこの場合、正規化された一次トラック電流である。X行列は正方行列ではない可能性が最も高いため、直接逆行列を計算することはできない。したがって、行列Xを正方行列に変換して行列の逆変換を可能にするよう行列Xの転置を追加しなければならない場合は、通常、疑似逆変換工程が必要になる。
2若しくはそれ以上の動作パラメータを含む1つの多項式を使った多変量回帰法も選択肢の1つである。その一例として、上記の問題について多変量回帰を使った最小二乗フィッティング多項式は、次のようになる。
Figure 2014508499
この例では、3次の曲面近似が与えられる。この多項式の係数は、(24)の疑似行列逆変換工程と同様な工程を使って計算される。なお、曲面近似の場合、前記多項式における係数の数は劇的に増加するが、これは当該多項式の次数の組み合わせも含めなければならないためである。
5.AVC用の検出回路
検出回路を使用すると、負荷条件(Q)と、反射無効インピーダンスと、構成要素の許容誤差とを測定することができる。回路のQを測定するには、図11に示すように、ブリッジ電流を測定する変流器を備えた単純な整流器が使用される。RMSブリッジ電流は、近似的に次式に関係する。
Figure 2014508499
式中、VabはLCLネットワークへのAC入力電圧、Rr1は二次ピックアップの反射抵抗、X(=ω)はLCLネットワークのリアクタンスである。この式では、反射リアクタンスがないものと仮定している。Xは設計値でありVabはコントローラ入力であるため、どちらの変数もわかっており、Rr1はiを測定することにより直接推定される。Rr1とQの関係は、(1)Q=ωL/Rr1で定義される。
ブリッジインダクタ電流を測定する別の代替方法は、図26に示すように、ホール効果センサーおよび電力抵抗器を使用することである。これらの検出回路トポロジーは、任意の組み合わせで使用できる。
より高度な検出回路を使用すると、一次トラックコイルの反射リアクタンスを決定することができる。検出回路は、次のブリッジインダクタ電流を測定しても容易に得られる。
Figure 2014508499
式中、Xr1は、二次ピックアップの反射リアクタンスである。したがって、iの基本波成分の位相をVabに対して測定すると、実反射インピーダンスおよび無効反射インピーダンスが決定される。図27では、上記で概説したiの振幅測定のほか、位相測定回路が導入される。位相同期回路(Phase Lock Loop:PLL)を使用すると、iおよびVab双方の位相が得られ、それらの位相差がORゲートに入力される。IおよびVabは50%のデューティサイクル波形を有し、完全に同位相の場合、反射抵抗のみを参照し、ORゲートは50%のデューティサイクルを出力する。無効負荷の場合、iおよびVabは、完全に同位相ではないため、OR出力は50%を超える。Vabがiより先行する場合、Xr1は容量性でなければならず、同様にiがVabより先行する場合、Xr2は誘導性でなければならない。なお、LCLネットワークは、ブリッジ電流側で測定した場合、誘導性反射インピーダンスを反転させることに注意すべきである。他の回路、例えばローパスフィルタおよびバンドパスフィルタを前記PLL前に加えて高調波成分を排除することにより、位相検出の精度を改善することもできる。波形のフィルタリング済みバージョンを図28に示す。位相振幅は、フィルタリング後のブリッジ電流について決定され、Vabの基本波振幅および位相成分は、(13)および(14)を使って決定される。また、他のゲートレベルの実施態様を使っても位相は測定できる。さらに、アナログデジタルコンバータ(Analog to Digital Conversion:ADC)を使って高周波数波形をサンプリングし、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processors:DSP)を使って、対応するアナログ回路の概略説明と同様な方法で振幅および位相成分の双方を測定する。また、妥当な態様によるこれら回路のいずれかの組み合わせでも、iの位相および振幅双方を検出および測定でき、したがって当該回路の反射抵抗およびリアクタンスを推定できる。
図29に例示した要約ブロック図では、センサーブロックの動作を概説している。まず、関心のある重要な変数が測定またはサンプリングされる。次に、それら測定値の振幅および位相成分が上述の方法を使って取得されるが、前記方法に限定されるものではない。次いで前記振幅および位相成分が計算に使用され、ダイオード逆回復を達成できるかどうか決定される。
共振電力コンバータの製造中にコストを低く保つには、許容誤差が比較的低い調整用構成要素を使用しなければならない。これにより、無効負荷がLCLコンバータに余分に加わり、その性能特性が変化する。これを補償するため、上記で概説した電圧および電流センサーを使って、共振キャパシタの電圧および一次トラック電流を測定することができる。ただし、これは大量生産システムでコストがかかりすぎるおそれがある。別の代替案は、最悪の場合の調整ミスマッチに備えてダイオード逆回復損失を回避するよう制御軌跡を選択し、通常動作中、最適性の劣るTHD、スイッチング損失、および導通損失特性で運用することである。この設計手順では、モンテカルロ解析および堅牢なシステム設計技術の双方を使用する。この解析の裏にある意図は、広範囲の構成要素許容誤差(例えば、±10%)についてLCL共振ネットワークをシミュレートすることである。ダイオード逆回復回避に関する最悪の条件が十分な幅で確実に満たされるようにするには、調整用構成要素すべての組み合わせについて、広範囲の演算処理またはシミュレーションを行うべきである。
6.AVC用のコントローラ
動作中に最適な軌跡をもたらすには、制御システムを実用的に実現すべきである。主な制御変数は、前記LCLコンバータの出力電流を調節するものである。システム同定または過渡解析技術を使ってコンバータ特性をモデル化した後、次数を下げた伝達関数が推定される。この伝達関数を使うと、図30に示すように、単純な比例積分(Proportional Integral:PI)コントローラを伴う閉ループシステムを実装できる。前記コントローラは、図31に示すように、必要とされる入力、例えばi、Vab、V、iとともに、出力電流測定から入力を取得し、事前にマイクロコントローラにロードされたルックアップテーブルにより前記Hブリッジについて最適な制御角を決定する。他のコントローラ、例えば比例積分微分(Proportional Integral Derivative:PID)、ファジー論理、堅牢なコントローラ、状態空間コントローラ、または他のコントローラを使用してもよい。また、この制御機能は、デジタル式およびアナログ式どちらの実施態様でも可能である。
他の方法と比べ、AVCを使ったLCLコンバータ制御の違いの1つは、過渡的な条件下でダイオード逆回復を回避する能力である。時間領域で計算される定常状態解からこれを保証することは非常に難しい。そのため、ダイオード逆回復を回避するよう、付加的な決定論的動作条件がコントローラ設計に導入される。これは、異なるQおよび他のパラメータ下では、制御角におけるシステムのゲインが変わらざるをえない可能性があるためである。前記を受け、必要な応答時間を実現するため、従来のコントローラに非線形性が導入される可能性がある。この問題を解析的に解くため、状態平面解析および一般化状態空間平均化(generalized state space averaging :GSSA)をコントローラ設計に導入することができる。代表的な設計工程のフローチャートを図32に示す。解析を使用すると、時間領域の定常状態解に基づいてダイオード逆回復を回避できるか検証できる。これが満たされない場合は、2つの選択肢を利用できる。第1の選択肢では比較的低いゲインをコントローラに使って非常に低速にトラック電流をランピングさせ、過渡応答および定常状態が非常に類似するようにする。ただし、一部の応用では必ずしもこれが実践的であるとは限らない。もう1つの選択肢は、移行が比較的大きい場合にブリッジ電流を加重して最適な軌跡を修正し、過渡変化中であっても、逆回復損失を回避する上で十分な幅をもうけることである。これは、(10)での加重変更を伴う。
7.ソフトスイッチング固定周波数LCLコンバータ
AVCを導入すると、ダイオード逆回復損失を完全に回避することができる。そのため、前記LCLコンバータ内のHブリッジは、パワーMOSFETまたはIGBTのターンオフ損失のみ有する。このスイッチング特性により、電力スイッチング装置の付加的な小さいキャパシタまたは寄生出力容量が、ゼロ電圧スイッチング(Zero Voltage Switching:ZVS)条件を達成する完全にソフトスイッチング方式のコンバータ設計に役立つ。通常の回路構成を図33に示す。ZVS条件は、スイッチターンオフ条件下でキャパシタを流れる電流がゼロまで低下する間、前記キャパシタを使ってスイッチング電圧を一時的に維持することにより達成できる。これにより、ターンオフ条件下での電圧推移を最低限に抑えられるため、ソフトスイッチング条件が可能になる。ただし、ソフトスイッチングを保証するには設計上の制約がいくつかあり、これは、スイッチの両端にわたるキャパシタを注意深く制御しなければ前記付加的なキャパシタに致命的な短絡条件が生じ、いっそう高いスイッチング損失または極端な条件では電源装置障害が生じるためである。スイッチがオンにされる前にキャパシタが完全に放電するようにするには、次式を満たさなければならない。
Figure 2014508499
式中、tdeadはHブリッジのデッドタイム(すなわち、スイッチング状態の変更前、Hブリッジの枝路でシュートスルー電流を回避するため必要な時間)、i(0)は、スイッチング時のブリッジインダクタ電流、VdcはHブリッジへのDC入力電圧である。
スイッチと並列に設けられたキャパシタは、必ずしもHブリッジ内の4つのスイッチについて同じものではない。これは、前記スイッチを流れる電流が前記4つのスイッチング条件(S、S、S、S)下で異なり、(27)に基づいて異なる容量値が必要とされるためである。図34に示すフローチャートを使用すると、最適なキャパシタ値を決定できる。このフローチャートの第1の段階では、スイッチング時の電流値範囲を決定する。各スイッチング過渡時における電流の一例を図35に示している。これらの電流値は、上記で概説した時間領域解析技術で計算されたものである。前記フローチャートの計算ルーチンは、スイッチに短絡事象が現れるまで許容される最大容量を決定するはずである。なお、各Hブリッジ脚部の容量値は、2つのスイッチング時に共有される。S1およびS3は、グループ化されて1つのキャパシタ値セットを共有し、S2およびS4は、グループ化されて別のセットを共有する。
IPT電源用の新規性のあるコンバータは、スイッチング周波数を一定に保ちながらソフトスイッチングを実現するよう設計されている(LCLコンバータおよびAVC)。このコンバータは、IPTにおいて、固定周波数およびソフトスイッチングを同時に実現しにくい従来のコンバータと比べ、著しい利点を有する。この新たな制御技術により、コンバータは、どちらの利点も併せ持つことができるようになった。
一部の構成では、本明細書で説明したシステムおよび方法をコントローラで実施することができる(例えば、上述のように)。例えば、そのコントローラには、プロセッサおよび当該プロセッサと電子的に通信可能なメモリを含めることができる。一部の構成において、前記メモリは、プロセッサで実行可能な命令を格納し、これによりプロセッサが本明細書で説明したシステムおよび方法を実施する。例えば、前記プロセッサは実行可能な命令を実行し、その命令により、プロセッサは、THDを軽減しダイオード逆回復損失を回避するアルファプラス(例えば、α+)、アルファマイナス(例えば、α−)、およびベータを選択する。
以下の例は、単に例示的なものであり、決して本開示を限定することを目的としたものではない。
以上に開示した特徴および機能等の変形形態、またはその代替形態は、他の多くの異なるシステムまたは応用に望ましい態様で組み込めることが理解されるであろう。また、現時点で予測または予期できない種々の代替形態、変更形態、変形形態、または改良形態が当業者により今後作製される可能性があるが、これらの形態も、以下の請求項に包含されるよう意図されている。
当該装置の一実施形態の全体的な設計構成は、図36に示すパラメータ値を有し、図37に例示されている。図38は、ゲートドライバの概略図である。図39は、本明細書に開示するシステムの電流経路を例示したものである。
図40は、当該システムの一実施形態のハイレベルブロック図を示したものである。青い点線は絶縁を示し、NanoBoard 3000コントローラが光アイソレータを介して残りの回路と通信する。図41は、前記LCLコンバータの共振タンクを示したものである。
この実施形態では、ソフトウェアが望ましい電流値、過電流保護、および制御システムを設定するユーザーインターフェースを提供する。これらの制御は、非常に重要なゲートレベル制御のタイミングを取るフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)でハードウエア記述言語(Hardware Description Language:HDL)設計を制御するファームウェアに送信される。図42は、前記ソフトウェアの全体的な概要を示したもので、図43は、グラフィカルユーザーインターフェース(Graphical User Interface:GUI)のスクリーンショットを示したものである。
この実施形態では、前記ファームウェアが、前記HDL設計のインターフェースを介し、前記フルブリッジに関する重要なタイミング制御を設定する。その制御変数は、前記ソフトウェアから渡されて妥当性が確認され、HDL設計インターフェースを使ってタイミングが修正される。前記ファームウェアおよびHDL設計は、すべてのスイッチング過渡時に不感帯を導入してハイサイドおよびローサイドMOSFETが同時にオンにされないよう保護するため、前記フルブリッジの保護も提供する。前記ファームウェアの例示的なフローチャートを図44に示す。
本明細書に開示するAVC方法および装置は、図8〜10に示すように、ADC制御がダイオード逆回復損失を回避できる範囲と同じ範囲にわたりダイオード逆回復損失を回避できるよう実装できる。本明細書に開示するAVC方法および装置は、THDについて、SVC制御と同様な結果も提供する。
THDに関するAVCの利点は図45で要約でき、この図では、THDについてADCおよびSVC制御方法と比べた最大の改善点および平均的な改善点を示している。
本明細書に開示するAVC方法および装置の一実施形態に関する試験結果は図46および47のとおりであり、これらの図では同じ負荷(Q=2)および同じi(4.8A RMS)のSVC制御とAVC制御との比較を示している。これらの波形では、電圧(Vab)および電流(i)が示されている。これにより、SVC制御ではダイオード逆回復損失が回避されないこと、そして本開示の一実施形態に基づいて実施されたAVC制御では、ダイオード逆回復損失が回避されることが示されている。SVC波形の例(図46)において、第1および第3のスイッチング過渡時の電流は、電圧変化と同じ符号を有する(すなわち、電流が正で、電圧が上昇している)。これは、ダイオード逆回復損失が生じていることを示している。それと比べ、前記AVC波形の例(図47)では、すべてのスイッチング過渡時に電流が電圧変化と逆の符号を有していることが示されている。したがって、ダイオード逆回復損失は回避されている。
図48は、AVC制御がより効率的であることを示している。また、その効率は、広い電力範囲にわたりより一貫している。
調整回路におけるAVC制御について本明細書に開示した実施形態は、効率の高い非干渉無線充電システムを実現する上で役立つ。この制御装置および方法は、現在最先端のSVC制御およびADC制御方式よりはるかに複雑であり、SVC制御およびADC制御システムがそれぞれ単独で達成できないことを実現する能力を提供する。より具体的にいうと、AVC制御は、広範囲の負荷条件および電流値にわたりダイオード逆回復損失を回避する能力をもたらし、許容範囲内のTHDを達成する。

Claims (20)

  1. 非対称電圧相殺技術を使って回路を制御する、コンピュータで実行される方法であって、
    負荷条件および少なくとも1つの回路パラメータに基づいて、ダイオード逆回復損失を回避する複数の点を決定する工程であって、各点は制御変数の組み合わせを有するものである、前記複数の点を決定する工程と、
    前記複数の点の各々について高調波歪みを決定する工程と、
    前記決定された高調波歪みに基づいて、高調波歪みが最小になる点の軌跡を決定する工程と、
    前記点の軌跡上の少なくとも1つの点に関する制御変数の組み合わせを使って前記回路を制御する工程と、
    前記負荷条件に基づいて、前記回路における電力レベルを制御する工程と
    を有する方法。
  2. 請求項1記載の方法において、前記制御変数の組み合わせは、
    アルファプラス制御変数と、
    アルファマイナス制御変数と、
    ベータ制御変数と
    を有し、
    前記アルファプラス制御変数、前記アルファマイナス制御変数、および前記ベータ制御変数は、非対称電圧相殺を可能にするものである
    方法。
  3. 請求項1記載の方法において、前記回路は、
    第1のインダクタと、
    キャパシタと、
    第2のインダクタと
    を有し、
    前記第1のインダクタ、前記キャパシタ、および前記第2のインダクタは、インダクタ・キャパシタ・インダクタ(Inductor Capacitor Inductor:LCL)コンバータを形成するように構成されるものである
    方法。
  4. 請求項3記載の方法において、前記少なくとも1つの回路パラメータは、
    第1のインダクタンスの第2のインダクタンスに対する比であって、前記第1のインダクタンスは前記第1のインダクタに基づき、前記第2のインダクタンスは前記第2のインダクタに基づくものである、前記第1のインダクタンスの第2のインダクタンスに対する比と、
    インピーダンスと、
    反射インピーダンスと、
    構成要素の許容誤差と
    のうち少なくとも1つを有するものである方法。
  5. 請求項1記載の方法において、さらに、
    前記回路の前記負荷条件を監視する工程と、
    前記負荷条件に基づいて、前記制御変数の組み合わせを調整する工程と
    を有するものである方法。
  6. 請求項1記載の方法において、さらに、
    前記回路の前記少なくとも1つの回路パラメータを監視する工程と、
    前記検出された回路パラメータに基づいて、前記点の軌跡に沿って前記制御変数の組み合わせを調整する工程と
    を有するものである方法。
  7. 請求項1記載の方法において、前記点の軌跡上の前記少なくとも1つの点に関する前記制御変数の組み合わせは、一定のスイッチング周波数においてソフトスイッチングを可能にするものである方法。
  8. 回路のダイオード逆回復損失を低減するように構成されたコントローラであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子的に通信可能なメモリであって、当該メモリは、
    実行可能な命令を格納し、当該命令が前記プロセッサにより実行されると、前記プロセッサに、
    負荷条件および少なくとも1つの回路パラメータに基づいて、ダイオード逆回復損失を回避する複数の点を決定する工程であって、各点は制御変数の組み合わせを有するものである、前記複数の点を決定する工程と、
    前記複数の点の各々について高調波歪みを決定する工程と、
    前記決定された高調波歪みに基づいて、高調波歪みが最小になる点の軌跡を決定する工程と、
    前記点の軌跡上の少なくとも1つの点に関する制御変数の組み合わせを使って前記回路を制御する工程と、
    前記負荷条件に基づいて、前記回路における電力レベルを制御する工程と
    を実行させるものである、前記メモリと
    を有するコントローラ。
  9. 請求項8記載のコントローラにおいて、前記制御変数の組み合わせは、
    アルファプラス制御変数と、
    アルファマイナス制御変数と、
    ベータ制御変数と
    を有し、
    前記アルファプラス制御変数、前記アルファマイナス制御変数、および前記ベータ制御変数は、非対称電圧相殺を可能にするものである
    コントローラ。
  10. 請求項8記載のコントローラにおいて、前記回路は、
    第1のインダクタと、
    キャパシタと、
    第2のインダクタと
    を有し、
    前記第1のインダクタ、前記キャパシタ、および前記第2のインダクタは、インダクタ・キャパシタ・インダクタ(LCL)コンバータを形成するように構成されるものである
    コントローラ。
  11. 請求項10記載のコントローラにおいて、前記少なくとも1つの回路パラメータは、
    第1のインダクタンスの第2のインダクタンスに対する比であって、前記第1のインダクタンスは前記第1のインダクタに基づき、前記第2のインダクタンスは前記第2のインダクタに基づくものである、前記第1のインダクタンスの第2のインダクタンスに対する比と、
    インピーダンスと、
    反射インピーダンスと、
    構成要素の許容誤差と
    のうち少なくとも1つを有するものであるコントローラ。
  12. 請求項8記載のコントローラにおいて、さらに、
    前記回路の前記負荷条件を監視する工程と、
    前記負荷条件に基づいて、前記制御変数の組み合わせを調整する工程と
    を有するものであるコントローラ。
  13. 請求項8記載のコントローラにおいて、さらに、
    前記回路の前記少なくとも1つの回路パラメータを監視する工程と、
    前記検出された回路パラメータに基づいて、前記点の軌跡に沿って前記制御変数の組み合わせを調整する工程と
    を有するものであるコントローラ。
  14. 請求項8記載のコントローラにおいて、前記点の軌跡上の前記少なくとも1つの点に関する前記制御変数の組み合わせは、一定のスイッチング周波数においてソフトスイッチングを可能にするものであるコントローラ。
  15. 誘導電力伝送システムであって、
    伝達コイルを有する共振コンバータ回路と、
    前記伝達コイルから電力を受信するように構成された受信コイルと、
    コントローラと
    を有し、
    前記コントローラは、
    前記共振コンバータ回路の負荷条件および少なくとも1つの回路パラメータに基づいて、前記共振コンバータのダイオード逆回復損失を回避する複数の点を決定する工程であって、各点は制御変数の組み合わせを有するものである、前記複数の点を決定する工程と、
    前記複数の点の各々について高調波歪みを決定する工程と、
    前記決定された高調波歪みに基づいて、高調波歪みが最小になる点の軌跡を決定する工程と、
    前記点の軌跡上の少なくとも1つの点に関する制御変数の組み合わせを使って前記共振コンバータ回路を制御する工程と、
    前記負荷条件に基づいて、前記共振コンバータ回路における電力レベルを制御する工程と
    を実行するプロセッサを有するものである
    誘導電力伝送システム。
  16. 請求項15記載の誘導電力伝送システムにおいて、前記制御変数の組み合わせは、
    アルファプラス制御変数と、
    アルファマイナス制御変数と、
    ベータ制御変数と
    を有し、
    前記アルファプラス制御変数、前記アルファマイナス制御変数、および前記ベータ制御変数は、非対称電圧相殺を可能にするものである
    誘導電力伝送システム。
  17. 請求項15記載の誘導電力伝送システムにおいて、前記共振コンバータ回路は、
    ダイオードと、
    第1のインダクタと、
    キャパシタと、
    第2のインダクタと
    を有し、
    前記第1のインダクタ、前記キャパシタ、および前記第2のインダクタは、インダクタ・キャパシタ・インダクタ(LCL)コンバータを形成するように構成されるものである
    誘導電力伝送システム。
  18. 請求項17記載の誘導電力伝送システムにおいて、前記回路パラメータは、
    第1のインダクタンスの第2のインダクタンスに対する比であって、前記第1のインダクタンスは前記第1のインダクタに基づき、前記第2のインダクタンスは前記第2のインダクタに基づくものである、前記第1のインダクタンスの第2のインダクタンスに対する比と、
    反射インピーダンスと、
    構成要素の許容誤差と
    のうち少なくとも1つを有するものである誘導電力伝送システム。
  19. 請求項15記載の誘導電力伝送システムにおいて、前記プロセッサは、さらに、
    前記回路の前記負荷条件を監視する工程と、
    前記負荷条件に基づいて、前記制御変数の組み合わせを調整する工程と、
    前記回路の前記少なくとも1つの回路パラメータを監視する工程と、
    前記回路パラメータに基づいて、前記点の軌跡に沿って前記制御変数の組み合わせを調整する工程と
    を実行するものである誘導電力伝送システム。
  20. 請求項15記載の誘導電力伝送システムにおいて、前記点の軌跡上の前記点に関する前記制御変数の組み合わせは、前記共振コンバータ回路の一定のスイッチング周波数においてソフトスイッチングを可能にするものである誘導電力伝送システム。
JP2013558097A 2011-03-11 2012-03-12 非対称電圧相殺技術を使ってlclコンバータを制御する方法および装置 Pending JP2014508499A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161451823P 2011-03-11 2011-03-11
US61/451,823 2011-03-11
PCT/US2012/028829 WO2012125590A2 (en) 2011-03-11 2012-03-12 Method and apparatus for controlling lcl converters using asymmetric voltage cancellation techniques

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014508499A true JP2014508499A (ja) 2014-04-03
JP2014508499A5 JP2014508499A5 (ja) 2015-04-30

Family

ID=46831292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013558097A Pending JP2014508499A (ja) 2011-03-11 2012-03-12 非対称電圧相殺技術を使ってlclコンバータを制御する方法および装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9246409B2 (ja)
EP (1) EP2684286A2 (ja)
JP (1) JP2014508499A (ja)
KR (1) KR20140041461A (ja)
CN (1) CN103609013B (ja)
BR (1) BR112013023212A2 (ja)
WO (1) WO2012125590A2 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ587357A (en) 2010-08-13 2013-03-28 Auckland Uniservices Ltd Control circuit for pick-up in inductive power transfer system selectively shunts diodes in rectifier bridge to reduce transient disturbances to primary current
US9494631B2 (en) * 2012-05-04 2016-11-15 Det International Holding Limited Intelligent current analysis for resonant converters
US20140152250A1 (en) * 2012-11-30 2014-06-05 General Electric Company System and method for controlling output power in a contactless power transfer system
JP2014233187A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 トヨタ自動車株式会社 送電装置およびそれを備える電力伝送システム
CN104426246B (zh) * 2013-09-04 2019-04-19 恩智浦美国有限公司 具有宽输入电压范围的无线电力发射器及其操作方法
US10075086B2 (en) * 2014-04-09 2018-09-11 Auckland Uniservices Limited Inductive power transfer converters and system
RU2565664C1 (ru) * 2014-07-15 2015-10-20 Самсунг Электроникс Ко., Лтд. Способ управления в системах беспроводной передачи мощности
US9276413B1 (en) 2014-09-25 2016-03-01 Navitas Semiconductor, Inc. Soft switched single stage wireless power transfer
US9876442B2 (en) * 2014-10-10 2018-01-23 The Regents Of The University Of California Robust single-phase DC/AC inverter for highly varying DC voltages
CN104539031B (zh) * 2014-12-29 2018-01-30 哈尔滨工业大学 基于无线能量传输***的无线充电方法
US10046660B2 (en) 2015-06-19 2018-08-14 Qualcomm Incorporated Devices, systems, and methods using reactive power injection for active tuning electric vehicle charging systems
US10680457B2 (en) * 2015-07-27 2020-06-09 Witricity Corporation Systems, methods, and apparatus implementing hybrid symmetric and asymmetric control for soft switching in wireless power transfer applications
WO2017106902A1 (en) * 2015-12-23 2017-06-29 Daming Zhang Circuits of voltage source dc/ac converter with lccl or lcc filter and other modified forms, and operation of microgrid with such circuits
US9667157B1 (en) * 2016-04-27 2017-05-30 General Electric Company System and method for operating a power converter
WO2018048312A1 (en) 2016-09-06 2018-03-15 Powerbyproxi Limited An inductive power transmitter
DE102016219742A1 (de) * 2016-10-11 2018-04-12 Robert Bosch Gmbh Regelvorrichtung für einen Gleichspannungswandler, Gleichspannungswandler und Verfahren zur Regelung eines Gleichspannungswandlers
CN106685103B (zh) * 2016-12-23 2020-07-28 中国人民解放军海军工程大学 一种lccl谐振结构的参数设置方法
US10369891B2 (en) 2017-02-20 2019-08-06 Ford Global Technologies, Llc Wireless power transfer system parameter estimation
CN106991221B (zh) * 2017-03-24 2020-04-24 清华大学 一种基于igbt器件瞬态物理过程的分段折线建模方法
US10974608B2 (en) * 2017-07-19 2021-04-13 Hyundai Motor Company Method and apparatus for selectively performing full bridge control and half bridge control in wireless power transfer system using LCCL-S resonant network
EP4266545A2 (en) 2017-12-22 2023-10-25 Wireless Advanced Vehicle Electrification, Inc. Wireless power transfer pad with multiple windings
US11462943B2 (en) 2018-01-30 2022-10-04 Wireless Advanced Vehicle Electrification, Llc DC link charging of capacitor in a wireless power transfer pad
US11437854B2 (en) 2018-02-12 2022-09-06 Wireless Advanced Vehicle Electrification, Llc Variable wireless power transfer system
CN108832832B (zh) * 2018-07-03 2020-11-24 华南理工大学 一种交错并联并网逆变器
GB2580117A (en) * 2018-12-21 2020-07-15 Bombardier Primove Gmbh An antenna arrangement and a method of operating an antenna arrangement
CN111669055B (zh) 2019-03-08 2021-05-28 台达电子企业管理(上海)有限公司 电压转换电路及其控制方法
EP3809555A4 (en) 2019-03-27 2021-08-11 Huawei Technologies Co., Ltd. DEVICE FOR WIRELESS CHARGE TRANSFER, TRANSFER METHOD AND WIRELESS CHARGING SYSTEM
TWI783340B (zh) * 2020-12-31 2022-11-11 致茂電子股份有限公司 電壓控制方法
EP4282053A1 (en) * 2021-01-22 2023-11-29 Auckland Uniservices Limited Duty cycle control in polyphase wireless power transfer systems

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11224822A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 非接触給電装置における高調波電流抑制方法
JP2001103685A (ja) * 1999-08-02 2001-04-13 General Motors Corp <Gm> 力率補正型単一段誘導充電器
WO2005104343A1 (ja) * 2004-04-21 2005-11-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電源装置

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4661897A (en) 1985-01-23 1987-04-28 Allied Corporation Phase modulated, resonant power converting high frequency link inverter/converter
FR2738417B1 (fr) 1995-08-30 1997-11-07 Gaia Converter Convertisseur de tension continue a commutation douce
WO1998050993A1 (en) 1997-05-06 1998-11-12 Auckland Uniservices Limited Inductive power transfer across an extended gap
US5943223A (en) * 1997-10-15 1999-08-24 Reliance Electric Industrial Company Electric switches for reducing on-state power loss
GB2336223B (en) * 1998-04-09 2000-04-19 Alstom Uk Ltd Improvements in or relating to the application of power-factor correction in AV power systems
US6291968B1 (en) 2000-05-08 2001-09-18 Lear Corporation System for automatically charging the battery of a remote transmitter for use in a vehicle security system
CN1109399C (zh) * 2000-10-19 2003-05-21 南京航空航天大学 带钳位二极管的零电压开关三电平直流变换器
US6448745B1 (en) 2002-01-08 2002-09-10 Dialog Semiconductor Gmbh Converter with inductor and digital controlled timing
US7126832B2 (en) * 2002-01-24 2006-10-24 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Controller for power converter
US7148669B2 (en) 2004-02-02 2006-12-12 The Regents Of The University Of Colorado, A Body Corporate Predictive digital current controllers for switching power converters
US7196916B2 (en) 2005-02-14 2007-03-27 University Of Central Florida Research Foundation Alternated duty cycle control method for half-bridge DC-DC converter
FR2884075A1 (fr) 2005-04-04 2006-10-06 Thomson Licensing Sa Convertisseur de tension continue a commutation douce
TWI327402B (en) 2006-08-14 2010-07-11 Ching Tsai Pan Power circuit component parameters design method for compensating the loosely coupled inductive power transfer system
WO2008041418A1 (en) 2006-09-29 2008-04-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power supply and vehicle having same
WO2008051611A2 (en) 2006-10-25 2008-05-02 Farkas Laszio High power wireless resonant energy transfer system transfers energy across an airgap
US7652459B2 (en) * 2007-02-23 2010-01-26 Intel Corporation Adaptive controller with mode tracking and parametric estimation for digital power converters
KR102472547B1 (ko) 2007-05-10 2022-11-30 오클랜드 유니서비시즈 리미티드 멀티 전력을 공급받는 전기 자동차
CN101965671B (zh) 2008-01-07 2014-12-03 捷通国际有限公司 具有占空比控制的感应电源
US8085024B2 (en) * 2008-04-29 2011-12-27 Exar Corporation Self-tuning digital current estimator for low-power switching converters
CN201213241Y (zh) * 2008-06-04 2009-03-25 中兴通讯股份有限公司 一种零电压开关三电平直流变换电路
EP2333796A1 (en) 2008-10-02 2011-06-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Self-resonant coil, contactless power transferring apparatus, and vehicle
CN102427960B (zh) 2009-05-11 2015-05-06 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于轮胎内无线传感器***的感应功率传输的***和方法
CN101728961B (zh) * 2009-12-09 2012-06-06 艾默生网络能源有限公司 一种ac/dc变换器
CN102695629B (zh) 2010-01-05 2015-03-25 捷通国际有限公司 用于电动车辆的感应充电***
EP2362515B1 (en) * 2010-02-19 2012-07-25 ABB Research Ltd Control method for single-phase grid-connected LCL inverter
JP2013529451A (ja) 2010-04-30 2013-07-18 パワーマッド テクノロジーズ リミテッド 拡張領域上で誘導的に電力を伝達するシステム及び方法
JP6054863B2 (ja) 2010-06-10 2016-12-27 アクセス ビジネス グループ インターナショナル リミテッド ライアビリティ カンパニー 誘導式電力転送のためのコイルの構成
WO2012001291A2 (fr) 2010-07-01 2012-01-05 Renault S.A.S. Charge sans contact d'une batterie de vehicule automobile
WO2012007942A2 (en) 2010-07-12 2012-01-19 Powermat Ltd. Power management system and method for an inductive power transfer system
TW201318320A (zh) * 2011-10-26 2013-05-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 諧振頻率調整電路
US8885376B2 (en) * 2012-05-31 2014-11-11 Analog Devices, Inc. Switching regulator with integrated resonant circuit for ripple filtering

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11224822A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 非接触給電装置における高調波電流抑制方法
JP2001103685A (ja) * 1999-08-02 2001-04-13 General Motors Corp <Gm> 力率補正型単一段誘導充電器
WO2005104343A1 (ja) * 2004-04-21 2005-11-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012125590A3 (en) 2012-12-27
US20130039099A1 (en) 2013-02-14
KR20140041461A (ko) 2014-04-04
CN103609013A (zh) 2014-02-26
WO2012125590A2 (en) 2012-09-20
WO2012125590A9 (en) 2012-11-08
BR112013023212A2 (pt) 2017-01-03
US9246409B2 (en) 2016-01-26
CN103609013B (zh) 2016-03-09
EP2684286A2 (en) 2014-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014508499A (ja) 非対称電圧相殺技術を使ってlclコンバータを制御する方法および装置
CN111835092B (zh) 一种无线充电***的双边lcc补偿网络调节方法及***
CN108879906B (zh) 模块化中压快速充电器
US11316433B2 (en) Power conversion device including first and second bridge circuits
CN106685103B (zh) 一种lccl谐振结构的参数设置方法
US20130033240A1 (en) Pfc thd reduction by zvs or valley switching
CN112054694B (zh) 基于最小电流应力的双向变换器优化控制方法及装置
D'Antonio et al. Design optimization for weighted conduction loss minimization in a dual-active-bridge-based PV microinverter
Rymarski et al. Measuring the power conversion losses in voltage source inverters
Tofoli et al. Analysis, design, and implementation of soft‐switching cells applied to the single‐phase full‐bridge inverter
CN110086365B (zh) 一种中点自平衡三电平并网变流器拓扑
CN115425635A (zh) 一种基于分数阶电容的非对称参数低频谐波抑制电路和方法
WO2018185962A1 (ja) 電力変換装置
Ota et al. Boundary of soft-switching for efficient operation of bi-directional ipt systems
Shen et al. CCM vs. CRM design optimization of a boost-derived parallel active power decoupler for microinverter applications
Kim et al. Model-Based Dynamic Control of Two Degrees-Of-Freedom Modulation for Dual Active Half-Bridge Converter
Ohn et al. A simplified digital closed-loop current control of three-phase PV inverter operating in triangular conduction mode
KR101062386B1 (ko) 매트릭스 컨버터의 역률 개선 방법 및 그에 따른 시스템
Huang SiC-Based High-Frequency Soft-Switching Three-Phase Rectifiers/Inverters
CN112054696A (zh) 基于最小回流功率的多电平变换器优化控制方法及装置
CN110380630B (zh) 基于占空比单相pwm整流器的观测器精度提高方法
Kasper et al. Hybrid fixed/variable frequency TCM average current control method enabling ZVS MHz operation of GaN HEMTs in PFC stages
EP4274076A1 (en) Zero voltage switching
JP6381853B1 (ja) 電力変換装置
Chandwani et al. Parasitic Component Inclusive Optimum Phase-Frequency Contour Enabled Synchronous Rectification of Asymmetric CLLC Resonant Converter

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150311

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160322

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161018