JP2014503771A - 保定装置を有するケージナット及びケージナットを製作するための方法 - Google Patents

保定装置を有するケージナット及びケージナットを製作するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、保定装置を備えるケージナット(1)及び同ケージナットを製作するための方法に関する。ケージナット(1)は、半径方向に突き出ている矩形フランジ(5)とねじのためのねじの切られたスリーブ様の座(6)とを備えるナット(4)、を備えている。スリーブ様のねじ座(6)を通す貫通穴(8)を有する保定手段(7)が、ナットの矩形フランジ(5)の上からブラケットの様な方式で係合している。貫通穴の領域(8)では保定手段(7)上に、ナット(4)のスリーブ様のねじ座(6)を取り囲んでいる保定カラー(9)が支持されている。保定カラー(9)は一体型であり、保定手段(7)の貫通穴(8)の両面を覆っている第1及び第2の覆い要素(10、11)を備えている。覆い要素(10、11)は、ねじ座(6)に同心に隣接している接続ブッシュ(12)を介して機械的に接続されている。接続ブッシュ(12)は、貫通穴(8)から半径方向に間隔を空けて配置されている。
【選択図】図4

Description

保定装置を備えるケージナット及び当該ケージナットを製作するための方法が記載されている。ケージナットは、半径方向に突き出ている角張ったフランジとボルトのためのねじの切られたスリーブ様レセプタクルとを備えるナット、を備えている。スリーブ様ボルトレセプタクルを通す通し穴を備えるホルダが、ナットの角張ったフランジの上からブラケットの様な方式で係合している。通し穴の領域ではホルダ上に、ナットのスリーブ様ボルトレセプタクルを取り囲んでいる保定カラーが支持されている。
この型式のケージナットは、ドイツ特許DE9409087U1号からナットのための保定装置として知られている。この型式のケージナットは、ナット・ボルト接続部の一部として使用されており、自動車のエンジン又は車両内の座席の様な構成要素は、ケージナットを用いて車体の当接部へ付着されている。組み立てを簡略化するために、ケージナットは、当接部のスクリューボルト用に設計されている通し穴の領域に、ホルダを用いて事前に組み付けられている。この目的で、ホルダは当接部へ堅く接続され、取り付け位置でナットに上から係合し、ナットは当該ホルダの内部に緩く配設される。
その後、スクリューボルトをねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクルのナットねじ部の中へねじ込んでゆく間、ホルダは、ナット側に設けられている半径方向に突き出たフランジのための回転方向に固定された支持を提供している。同時に、ホルダは、ナットがスクリューボルトの軸方向に降伏するのを防いでいる。それ故、前記ナットを手で又は対応する工具を使って固定させる必要なしに、スクリューボルトをナットの中へねじ込むことができる。
車両のエンジン又は座席の様な組み付けられる側の構成要素と車体側に設けられているケージナットを備える締結点との間の組み立て公差を補償するために、ナットは遊びを持たせてホルダ内に保定されている。従って、ナットのねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクルの半径方向外周部とホルダの通し穴の間にはギャップが残っている。結果として、既知のホルダを使用したとき、ホルダ内のナットがスクリューボルトの軸方向の配置向きに対して傾く可能性がある。ナットの傾き運動のせいで、スクリューボルトをナットの雌ねじ部の中へ同軸方向にねじ込むのが難しくなる。
また、従来のホルダ内でのナットは、多種多様な構成要素がいつでも使用できるようにするために構成要素について複数の固定点にケージナットが提供されている場合、耳障りなガチャガチャという雑音を生じさせる。複数の様々な構成要素の変型に対する組み立て要件に相応して使用されている過剰なケージナットは、この事例のホルダ内では比較的自由に動くことができ、結果としてこれらの耳障りなガチャガチャという雑音をとりわけ車両内部に生じさせてしまうものであり、それは特に既知のホルダ内ではナットが軸方向及び半径方向に自由に動くことができ角張ったフランジ領域の回転が耳障りな金属の衝突音の原因となるからであり、このモデルは安全に正しく組み立てられていないという印象を与えてしまいかねない。
ドイツ特許DE9409087U1号
本出願によって解決が図られる課題は、ケージナットにおいて、用心のための措置として、組み付けられ固定されたケージナットについて傾くリスクを減らし雑音を抑えたケージナットを提供することである。この型式のケージナットを製作するのに使用できる方法も明確にする。
この課題は、独立請求項によって解決されている。従属請求項からは好都合な発展型が明らかになっている。
この課題への解決策として、保定装置を備えるケージナット及び当該ケージナットを製作するための方法を記載している。ケージナットは、半径方向に突き出ている角張ったフランジとボルトのためのねじの切られたスリーブ様レセプタクルとを備えるナット、を備えている。スリーブ様ボルトレセプタクルを通す通し穴を備えるホルダが、ナットの角張ったフランジの上からブラケットの様な方式で係合している。通し穴の領域ではホルダ上に、ナットのスリーブ様ボルトレセプタクルを取り囲んでいる保定カラーが支持されている。保定カラーは一体型であり、ホルダの通し穴の両面を覆う第1及び第2の覆い要素を備えている。一体型保定カラーの覆い要素は、ボルトレセプタクルに同心に隣接している接続ブッシュを介して機械的に接続されている。接続ブッシュは、通し穴から半径方向に間隔を空けて配置されている。
保定装置を備えるこのケージナットの利点は、ケージナットを組み立てる際に、相互接続させるべき部品の数が、3つの要素、具体的には特別な形状のケージナットとホルダと保定カラーの3要素にまで減り、その結果、ホルダに納まるこの型式のケージナットを、費用効率良く製作できるようになることである。更なる利点は、保定カラーが一体型であるという事実により、通し穴内でのナットの軸方向の配置向きを維持しながらもナットの移動性が確保されるということにある。
加えて、ナットは、保定カラーによって軸方向に固定されているので、ホルダ内でナットの軸が傾くことは、一体型保定カラーのおかげで、もはや起こり得ない。最後に、ナットの軸方向運動と角張ったフランジの回転は、ホルダとナットの間の雑音を生じさせる金属の触れ合い又は接触が一体型保定カラーによって防止されるという程度まで制限される。保定カラーのおかげで、制限範囲内で許容されている半径方向移動は、金属ナットと金属ホルダの間の如何なる金属接触の原因にもならない。ケージナットを有する未使用位置からの雑音はこうして防止される。
或る更なる実施形態では、ケージナットのホルダは、保定カラーを通し穴の中へ挿入するための保定カラー用挿入スロットを備えている。とはいえ、当該挿入スロットは、一体型保定カラーの接続ブッシュの外径よりも小さい穴幅を有している。従って、接続ブッシュが覆い要素への移行部の向かい合う側の各々にスロットを備えることが規定されており、その結果、ねじの切られたブッシュの両側面に弾性部分が形成され、当該部分は、保定カラーが押し込まれるときには挿入スロットの中へ降伏し、それが通し穴に到達するとその元の形状にはね戻る。このはね戻りのおかげで、ねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクルが保定カラーの中へ押し入れられるやいなや、紛失に対する永久的な予防が実現される。
ケージナットを保定カラーの中に固定するために、ねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクルは、一体型保定カラーを越えて突き出ており、突出領域の周囲に亘って分散されたかしめ点を備えていることが、更に規定されている。
前記かしめ点は、パンチによる圧縮プレスで単純なやり方で作ることができ、大概は、ボルトレセプタクルの突出端の周囲3箇所に亘って分散されている。かしめ点の深さは、圧縮プレス時に設定することができる。特に、かしめたとき、一体型保定カラーは半径方向に突き出ている角張ったフランジとかしめ点の間に締め付けられるので、かしめ点の大きさを設定することによって、通し穴の領域でのホルダ上の一体型保定カラーの滑動式移動性を最終的に設定することができる。
また、一体型保定カラーの第1覆い要素が、突き出ている角張ったフランジとホルダの間に配設されていて、角張ったフランジのエッジ面を越えて突き出ていることが規定されている。第1覆い要素がこの様に角張ったフランジのエッジを越えて突き出ているおかげで、ホルダ内のナット及びひいては角張ったフランジの半径方向移動がホルダとナットの間の雑音を生じさせる金属接触の原因になることはあり得ないということが、その上更に確約される。これにより、雑音予防が促進され、ナットとホルダの間の完全な電気的絶縁が確約される。
雌ねじ部を有するナットの完全絶縁は、例えば、その後のカソード浸漬被覆槽での被覆作業では、ケージナットのうち車体へ溶接されるホルダを被覆するだけでよい、という更なる利点をもたらす。ナット自体は被覆電位に曝されることはあり得ないので、被覆は金属ホルダ限定に留まる。ナット自体はプラスチック材料で作られた一体型保定カラーによって電気的に絶縁されているものであって、特にその雌ねじ部は、金属導電性のケージにもかかわらず、被覆層無しのままとなる。加えて、ホルダ上に支持されている第2覆い要素は、ホルダ自体を越えて突き出ておらず、好適には円盤形状をしていることが規定されている。ケージナットの外寸は、従って、ホルダに依って決まる。
或る更なる実施形態では、第1覆い要素は、突き出ている角張ったフランジとホルダの間に配設されている板であり、当該板は、ホルダに対して挿入スロットを横断するエッジに、弾性的に初期張力の掛けられた波状窪みを備えている。保定カラーを挿入スロットの中へ押し込むと、当該の弾性的に初期張力の掛けられた波状窪みが、確実に、接続ブッシュが軸方向に向くようにし、ナットは接続ブッシュ内で弾性的に初期張力の掛けられた軸方向の配置向きに問題なく位置付けられることになる。
加えて、ホルダの上に載っている第2覆い要素は***を備えていることが規定されている。前記***は、第2覆い要素が、挿入スロットの中へ押し込まれたときに、ホルダに対し第1覆い要素の弾性波状窪みに初期張力を掛けることができるように、提供されている。第2覆い要素は、相応に形成されるものであり、初期張力の掛けられたばね要素か又は***のどちらを備えていてもよく、初期張力の掛けられたばね要素を備えるものとされるのは、第1覆い要素側が第2覆い要素のばね要素をホルダに押圧するために対応する***を備えている場合であり、そうでなければ第2覆い要素は通し穴の領域で第1覆い要素の上述の初期張力の掛けられた波状窪みをホルダに押圧するために対応する***を備えるものとすることができる。これらの実施形態は、以下の図中に詳細に提示されている。
覆い要素と接続ブッシュの間の移行領域の、接続ブッシュのばね要素を形成するための、及び覆い要素の波状窪み又は***を形成するための、上述の半径方向スロットに加えて、通し穴内のナットの半径方向に移動可能な座を改善するための更なる手だてが提供されている。この目的で、接続要素には更なる横断スロットが設けられている。当該横断スロットは、弾性波状窪みに平行で且つ挿入スロットを横断するように、接続要素の第1覆い要素への移行部に設けられている。接続ブッシュの当該追加のスロットは、挿入スロットを横断して波状窪み又は***に平行に配置されているものであって、一体型保定カラーの第1覆い要素と第2覆い要素を機械的に接続している接続ブッシュを実際に脆弱化させるが、一体型保定カラーの結合性を損なうほど深く刻まれも切られもしていない。これらのフリーカットは、弾性波状窪みを接続ブッシュにより近接に配設できるようにし、ひいては初期張力を有するより大きな作用領域が生み出されることを可能にする。
或る更なる実施形態は、半径方向に突き出ている角張ったフランジが矩形であることを規定している。この事例では、ホルダは、通し穴を備える基板の3つの曲げられた脚部を備えており、3つの脚部は、ナットの矩形フランジの3つのエッジ面の上から係合する。これらの3つの脚部によって、ケージナットを車体領域の固定位置へしっかりと溶接でき、同時に矩形フランジを介して、ナットを、ホルダ内の固定位置に、回転方向には固定されるが但し半径方向には移動可能なやり方で締結できるようになる。
ホルダ内でのナットの移動性は、実際に製造時の公差範囲の要件に依存するものであるが、ホルダ内の初期張力の掛けられた保定カラーを備えるナットは、挿入スロットを横断する方向よりも挿入スロットの方向により大きな半径方向移動量を有していることが規定されている。従って、ケージナットは、ねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクルをスクリューボルトの位置へ移動させられるように、相対的に長い細長スロット長さと相対的に短い細長スロット幅とを持たせて事前加工しておけばよい。
以上に既に言及されている様にナット及びホルダは合金を備えてはいるが、一体型保定カラーはプラスチック材料から製造することができる。この型式のプラスチック材料は、寸法安定性でなくてはならないが、それでもなお、覆い要素の覆い板のための様々な弾性要素を提供するために弾性的性質を有していなくてはならない。
ケージナットを製作するための方法は以下の方法工程を有している。第1に、基板と、3つの脚部と、基板内の挿入スロットを備える通し穴と、を備えている複数のブラケット状ホルダを、金属薄板から打ち抜く。これは、単回の打抜工程でおこなうことができ、よって、この型式のブラケット状ホルダの大量生産が実施可能である。次いで、半径方向に突き出ている角張ったフランジを備えていてボルトのためのねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクルを有しているナットを製作する。
ケージナット用のこれらの2つの構成要素を打ち抜き及び次いで製作した後、又は同時に、2つの覆い要素を備える保定カラーを射出成形することができ、2つの覆い要素は、ホルダの通し穴の両面を覆うことのできるものであって、覆い要素同士を接続している接続ブッシュと共に提供されている。これらの3つの構成要素がケージナットとして利用できるようになったところで、最初に、保定カラーを、挿入スロットを通して、ホルダの基板上へ、覆い要素が通し穴の両面のエッジ領域を覆うまで被せてゆく。
次いで、ナットのねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクルを、通し穴の中の保定カラーの接続ブッシュの中へ軸方向に移動させる。次いで、ねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクルの、保定カラーから突き出ている端を、通し穴の中に半径方向に移動可能に取り付けられている軸方向に配置向きの定まったケージナットへかしめる。この最後の方法工程では、ホルダの通し穴のエッジ領域に対する2つの覆い要素の接触圧力を追加で設定することができる。
この方法には、ケージナットを比較的費用効果の高い製造手段及び工具を使用して製作でき、それらは、ホルダの中に、実際に半径方向には滑動式に移動可能であり且つ軸方向に配置向きの定まった状態を保つように固定されるが、雑音が起こったり傾きが起こり得るほどナットが軸方向に動くことはあるはずがない、という利点がある。
かしめには、かしめパンチを使用する圧縮プレスが提供され、ボルトレセプタクルの突出端全体が環状方式にかしめられはするが、但しかしめは、むしろ、周囲に亘って分散された3箇所にしか起こらない。
以上の実施形態によるケージナットを複数使用し且つ適切なボルトを使用して車両内に構成要素を固定するための方法は、車両座席を車両内の形状付きレールへ固定するか又はエンジンを車両のエンジン室内のパネルへ固定するかに当たり、ケージナットのホルダの当該脚部が形状付きレール又はパネルの所定の当接部固定位置へ溶接された後に、車両座席が形状付きレールへ固定されるか又はエンジンがパネルへ固定されることを規定している。この事例では、例えば座席を固定する場合、他のモデル範囲のために用意される固定点を提供するに当たり、好都合にも、前記ケージナットを盲ねじ又はストッパを使用して固定する必要なしに提供できるようになる。ケージナットは、一体型保定カラーだけによって、ホルダの中にしっかり留められるように配設されているので、衝撃が何か雑音発生源を始動させたりナットを当該保定カラーから緩めたりすることは起こり得ない。
次に添付図面を参照しながら実施形態をより詳細に説明する。
第1の実施形態によるケージナット用のナットの概略斜視図である。 第1の実施形態によるケージナット用のホルダの概略斜視図である。 第1の実施形態によるケージナット用の保定カラーの概略斜視図である。 第1の実施形態によるケージナットを通る概略縦断面図である。 第2の実施形態によるケージナット用のナットの概略斜視図である。 第2の実施形態によるケージナット用のホルダの概略斜視図である。 第2の実施形態によるケージナット用の保定カラーの概略斜視図である。 第2の実施形態によるケージナットを通る概略縦断面図である。 第3の実施形態によるケージナット用のナットの概略斜視図である。 第3の実施形態によるケージナット用のホルダの概略斜視図である。 第3の実施形態によるケージナット用の保定カラーの概略斜視図である。 第3の実施形態によるケージナットを通る概略縦断面図である。
図1は、第1の実施形態によるケージナット用のナット4の概略斜視図である。当該ナット4は、大凡角張ったフランジ5を備えており、フランジ5からはスクリューボルトのためのボルトレセプタクル6が突き出ている。当該ナット4は、フランジ底面32からボルトレセプタクル6の突出端33まで広がる連続した雌ねじ部31を備えている。半径方向に突き出ているフランジ5は、この実施形態では矩形であり、4つのエッジ面18、19、20、及び21を有している。フランジ5のエッジ面18とエッジ面20の間の長さはlであり、フランジ5のエッジ面19とエッジ面21の間の幅はbである。
図2は、第1の実施形態によるケージナット用のホルダ7の概略斜視図である。ホルダ7は、図1に示されているナット4のねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクル6を挿通させる通し穴8の設けられた基板30を備えている。前記通し穴8の直径dは、ボルトレセプタクルの図1に示されている直径dよりも遥かに小さい。基板30は、3面が曲げられて脚部27、28、及び29を形成しており、これら脚部27、28、29がフランジ5の図1に示されているエッジ面19、20、及び21の上から係合することになる。
この型式の脚部を備えていないホルダのエッジ面34は、幅bが通し穴8の直径dよりも小さい挿入スロット13を有している。加えて、向かい合う脚部27と29は、ホルダ7を車体の当接部へ溶接できるようにする足要素35、36、及び37を備えている。よって、脚部27及び29は、半径方向に突き出ているフランジ5の図1に示されているエッジ面19及び21の上から係合している。
図3は、第1の実施形態によるケージナット用の保定カラー9の概略斜視図である。当該保定カラー9は、一体型であり、3つの構成要素、厳密には、図2に示されている通し穴8を下方から覆うことのできる第1覆い要素10と、図2に示されている通し穴8を上方から覆うことのできる第2覆い要素11と、それらの間に配設されている接続ブッシュ12であって2つの覆い要素10と12を機械的に相互接続している接続ブッシュ12と、で構成されている。
接続ブッシュ12の内径dは、図1のナット4のボルトレセプタクル6の外径dに対応するように寸法設定されており、追加の内ビード40が、ケージナット組み立て時のボルトレセプタクル6の押圧嵌めを確保する。接続ブッシュ12の外径dは、図2に示されている通し穴8の内径dよりも小さい。結果として、一体型保定カラー9とホルダ7の図2に示されているホルダ7の通し穴8の内側との間に十分な遊びが確保される。保定カラー9の接続ブッシュ12の外径dは、更に、図2に示されているホルダ7の挿入スロット13の幅bよりも小さい。
保定カラー9を図2に示されているAの矢印方向に挿入スロット13を通してホルダ7の通し穴8の中へ押し込んでゆくと、保定カラー9は、その結果、挿入スロット13に閊えたままになってしまおう。これを防ぐために、接続ブッシュ12は、接続ブッシュ12の覆い要素10及び11への移行部分に半径方向スロット14及び15を備え、向かい合うばね要素16を出現させている。保定カラー9をAの矢印方向に挿入スロット13の中へ挿入してゆくと、接続ブッシュ12の前記ばね要素16が降伏し、保定カラー9を通し穴8の中に配置するのを可能にする。この事例では、外径dが内径dよりも小さいために、接続ブッシュ12と通し穴8の間には空きが残っている。この空きが、保定カラー9を通し穴8内で半径方向に移動させることを可能にする。
2つの覆い要素10、11のおかげで、保定カラー9は、ホルダ7の基板30上での半径方向への滑動式の移動が可能となることを確約する。ホルダ7と保定カラー9の間の初期張力を確約するために、第1覆い要素10は、そのエッジ22及び23のそれぞれに波状窪み25を備える板として形成されており、当該窪みは弾性的に降伏できる。第2覆い要素11は、反対に、ホルダ7の基板30上に支持されている***24を備えており、その結果、保定カラー9を挿入スロット13を通して通し穴8の中へ挿入した後は、保定カラーは基板30へ滑動式に移動可能なやり方で固定されている。
想定され得る半径方向移動の間、保定カラー9の内穴39は、常に、軸方向に配置向きの定まった状態に保たれている。ホルダ7と保定カラー9を滑動させて一体にした後、ボルトレセプタクル6を備えるナット4を図1に示されている様にBの矢印方向に内穴39の中を通して移動させると、その結果、ホルダ7の脚部27及び29がナット4のフランジ5のエッジ面19及び21の上から係合する。部品4を押し込むことにより、ばね要素16は自動的に塞がれ、これにより非破壊的な脱着は不可能になる。次いで、組み立てられたこの型式のケージナットを、脚部27及び29の足要素35、36、及び37によって当接部へ固定すると、スクリューボルトをフランジ底面32を通して軸方向に安定保持されているナット4の中へ挿入することができる。
図4は、第1の実施形態によるケージナット1を通る概略縦断面図である。この縦断面図では、以上に図1から図3に関連付けて説明されている3つの構成要素は接続されており、その結果、保定カラー9はホルダ7の通し穴8に配設されていて、その覆い要素10及び11で通し穴8を覆っている。保定カラー9の覆い要素10と11を機械的に接続している接続ブッシュ12は、ナット4を同軸押圧嵌めによって軸方向に配置向きの定まったやり方でホルダ7の中に保持している。加えて、ナット4は、そのねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクル6によって接続ブッシュ12の内穴39の中に固定されている。
保定カラー9から突き出ている領域41は、周囲に亘って分散されていてボルトレセプタクル6が保定カラー9から滑り出でるのを防止するかしめ点17を備えている。保定カラー9から突き出ているナット4のこの領域41の反対側には、半径方向に突き出ている角張ったフランジ5の底面32が配設されており、当該底面から、スクリューボルトをナット4の雌ねじ部31の中へねじ込むことができる。脚部9の足要素37と38は、パネルの当接部へ実質的に接続されるので、ナット4は矩形フランジ5によってホルダ7の中に回転しないように固定される。
更に、プラスチック材料から製作されている保定カラー9の第1覆い要素10は、矩形フランジ5に対し、図3に示されている長さlが矩形フランジ5の図1に示されている長さlより僅かに大きくなるように、また同様に保定カラー9の第1覆い要素10の図3に示されている幅bが図1に示されている矩形フランジ5の幅bより大きくなるように、適合されており、それにより、確実に、図4に示されている組立体の矩形フランジ5が、通り穴8内での保定カラー9の半径方向移動性にもかかわらず短絡を生じさせず、ホルダ7の全ての位置でナット4が絶縁された状態に保たれるようにしている。而して、車体との電気的接触は起こらず、その結果、カソード浸漬被覆槽でのカソード浸漬被覆では、更に、ナット及びその雌ねじ部は被覆されない。
図5から図8は、図1から図4に記載されているケージナット1の第2の実施形態によるケージナット2を示している。図5から図8の構成要素で図1から図4の構成要素と同じ機能を有する構成要素は同一の符号で示され、それ以上詳しくは論じられていない。図5のナット4及び図6のホルダ7は図1に示されているナット4及び図2に示されているホルダ7と違いのないことが容易に見てとれ、従って、それ以上の詳しい論考は不要である。修正された保定カラー9’だけが、図7に示されている様に、接続ブッシュが更なるスリットを図2に示されている挿入スロット13を横断する方向に半径方向スロット14及び15に追加されるフリーカット42として備えている点において、図3の保定カラーと異なっている。
前記フリーカット42は、第2の実施形態によるケージナット2を通る概略縦断面図である図8に、より明瞭に見てとれる。図8によるこの縦断面図では、Cと印の付けられた円の中にフリーカット42を見ることができ、このフリーカット42によって、横断方向の弾性波状窪み25を通し孔8にかなり近接に配設することが可能になり、それにより弾性波状窪み25のばね定数を小さくできるとともに、半径方向に突き出ているフランジ5の縦方向の延びを削減できるためケージナット2のコンパクトな構成が実施可能になる。図9から図12は、ケージナット3の第3の実施形態を示しており、ここでも、先の図と同じ機能を有する構成要素は同一符号によって示され、それ以上詳しくは論じられていない。この第3の実施形態でも、図9に見られるナット4及び図10に見られるホルダ7は、既に図1及び図2に関連付けて説明されているものと変わっていない。
保定カラー9’’だけが、下側の覆い要素10が平板状の面を有していてそこから可縮性***24が突き出ている点において、先の実施形態と異なっている。向かい合う覆い要素11からはホルダ7の図10に示されている基板30へ向けてばね要素26が突き出ており、当該ばね要素が、確実に、保定カラー9’’を初期張力下にホルダ7の中へ挿入できるようにしている。この実施形態でも、平板状の覆い要素10の大きさによって、確実に、半径方向に突き出ている角張ったフランジ5が、ホルダ7内での保定カラー9’’の半径方向移動性にもかかわらずホルダ7とナット4の間に短絡を生じさせることのないようにされている。雑音もまた、この新しい保定カラー9’’によって防止されている。
1、2、3 ケージナット
4 ナット
5 フランジ
6 ボルトレセプタクル
7 ねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクル
8 ホルダの通し穴
9、9’、9’’ 保定カラー
10 第2覆い要素
11 第2覆い要素
12 接続ブッシュ
13 挿入スロット
14、15 半径方向スロット
16 ばね要素
17 かしめ点
18、19、20、21 フランジのエッジ面
22、23 第1覆い要素のエッジ
24 ***
25 窪み
26 ばね要素
27、28、29 ホルダの脚部
30 基板
32 フランジの底面
31 雌ねじ部
33 ボルトレセプタクルの突出端
34 ホルダのエッジ面
35、36、37、38 脚部の足要素
39 保定カラーの内穴
40 内ビード
41 ナットの保定カラーから突き出ている領域
42 フリーカット
フランジ長さ
第1覆い要素の長さ
フランジの幅
挿入スロットの幅
ボルトレセプタクルの直径
通し穴の直径
接続ブッシュの内径
接続ブッシュの外径

Claims (15)

  1. 保定装置を備えるケージナットにおいて、
    −半径方向に突き出ている角張ったフランジ(5)と、ボルトのためのねじの切られたスリーブ様レセプタクル(6)と、を備えるナット(4)と、
    −前記スリーブ様ボルトレセプタクル(6)を通す通し穴(8)を備えるホルダ(7)であって、前記角張ったフランジ(5)の上からブラケットの様なやり方で係合しているホルダ(7)と、
    −前記ナット(4)の前記スリーブ様ボルトレセプタクル(6)を取り囲んでいて前記通し穴(8)の領域で前記ホルダ(7)上に支持されている保定カラー(9)と、を備えており、
    前記保定カラー(9)は一体型であり、前記ホルダ(7)の前記通し穴(8)の両面を覆っている第1及び第2の覆い要素(10、11)を備えており、前記覆い要素(10、11)は、前記ボルトレセプタクル(6)に同軸に隣接している接続ブッシュ(12)を介して機械的に接続されており、前記接続ブッシュ(12)は前記通し穴(8)から半径方向に間隔を空けて配置されている、ケージナット。
  2. 前記ホルダ(7)は、前記保定カラー(9)を前記通し穴(8)の中へ挿入するための挿入スロット(13)を備えている、請求項1に記載のケージナット。
  3. 前記接続ブッシュ(12)は、前記覆い要素(10、11)への機械的移行部に半径方向スロット(14、15)を有しており、当該半径方向スロットは、前記接続ブッシュ(12)が前記一体型保定カラー(9)を前記通し穴(8)の中へ挿入するための向かい合うばね要素(16)を備えるように、配設されている、請求項2に記載のケージナット。
  4. 前記ねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクル(6)は前記一体型保定カラー(9)を越えて突き出ていて、前記突出領域の周囲に亘って分散されているかしめ点(17)を備えている、上記請求項の何れかに記載のケージナット。
  5. 前記一体型保定カラー(9)の前記第1覆い要素(10)は、前記突き出ている角張ったフランジ(5)と前記ホルダ(7)の間に配設されていて、前記角張ったフランジ(5)のエッジ面(18から21)を越えて突き出ている、上記請求項の何れかに記載のケージナット。
  6. 前記第2覆い要素(11)は、円盤形状をしていて、前記ホルダ(5)を越えて突き出ていない、上記請求項の何れかに記載のケージナット。
  7. 前記第1覆い要素(10)は、前記ホルダ(7)に対して前記挿入スロット(13)を横断するエッジ(22、23)に、弾性的に初期張力の掛けられた波状窪み(25)又は***(24)を備えている板である、上記請求項の何れかに記載のケージナット。
  8. 前記第2覆い要素(11)は、当該第2覆い要素(11)のエッジ領域に、前記ホルダに対して前記挿入スロット(13)を横断している***(24)又は弾性的に初期張力の掛けられたばね要素(26)を備えている、上記請求項の何れかに記載のケージナット。
  9. 前記半径方向に突き出ている角張ったフランジ(5)は矩形であり、前記ホルダ(7)は、前記通し穴(8)を備える基板(30)の3つの曲げられた脚部(27、28、29)を備えており、前記3つの脚部(27、28、29)は前記ナット(4)の前記矩形フランジ(5)の3つのエッジ面(19、20、21)の上から係合している、上記請求項の何れかに記載のケージナット。
  10. 前記ホルダ(7)の中で初期張力の掛かっている前記保定カラー(9)を備える前記ナット(4)は、前記挿入スロット(13)を横断する方向よりも前記挿入スロット(13)の方向により大きな半径方向移動量を有している、上記請求項の何れかに記載のケージナット。
  11. 前記ナット(4)と前記ホルダ(7)は、合金を備えており、前記一体型保定カラー(9)は、プラスチック材料を備えている、上記請求項の何れかに記載のケージナット。
  12. 前記ナット(4)は、前記ホルダ(7)から電気的に絶縁されている、上記請求項の何れかに記載のケージナット。
  13. ケージナット(1)を製作するための方法において、
    −基板(30)と、3つの曲げられた脚部(27、28、29)と、前記基板(30)内の挿入スロット(13)を備える通し穴(8)と、を備えるブラケット状ホルダ(7)を打ち抜く工程と、
    −半径方向に突き出ている角張ったフランジ(5)と、ボルトのためのねじの切られたスリーブ様レセプタクル(6)と、を備えるナット(4)を製作する工程と、
    ―前記ホルダ(7)の前記通し穴(8)の両面を覆うことのできる覆い要素(10、11)を備え、前記覆い要素(10、11)を接続している接続ブッシュ(12)を備えている保定カラー(9)を射出成形する工程と、
    −前記保定カラー(5)を、前記挿入スロット(13)を通して、前記ホルダ(7)の前記基板(30)上へ、前記覆い要素(10、11)が前記通し穴(9)の両面のエッジ領域を覆うまで被せる工程と、
    −前記ナット(4)の前記ねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクル(6)を、軸方向に、前記通し穴(8)内の前記保定カラー(9)の前記接続ブッシュ(12)の中へ移動させる工程と、
    −前記ねじの切られたスリーブ様ボルトレセプタクル(6)の、前記保定カラー(9)から突き出ている端を、前記通し穴(8)の中で半径方向に移動可能である軸方向に配置向きの定まったケージナット(1)に対しかしめる工程と、
    から成る組み立て工程を備えている方法。
  14. 前記かしめる工程は、圧縮プレスでかしめパンチを使用して行われる、請求項13に記載の方法。
  15. 上記請求項1から12の何れかに記載のケージナット(1)を複数使用して、車両内に構成要素を固定するための方法において、車両座席を前記車両の形状付きレールへ固定するか又はエンジンを前記車両のエンジン室内のパネルへ固定するに当たり、前記ケージナット(1)の前記ホルダ(7)の脚部(27、28、29)が前記形状付きレール又は前記パネルの所定の固定位置へ溶接された後に、前記車両座席が前記形状付きレールへ固定されるか又は前記エンジンが前記パネルへ固定される、方法。
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