JP2014241349A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性を低下させることなく、所定のパターンを適切に印刷することが可能な印刷装置を提供する。
【解決手段】回路基板12を支持するステージと、ステージによって支持された回路基板に導電性インクを吐出する複数の吐出孔が所定の方向に並んで形成された吐出ヘッド22と、ステージを移動させるステージ移動装置とを備えた印刷装置において、吐出ヘッドによる液滴の吐出方向に延びる軸線回りにステージを回転可能に構成する。これにより、回路基板に対する複数の吐出孔の配列方向を変えることが可能となり、回路基板に傾斜した直線状の回路パターン82を適切に印刷することが可能となる。また、ステージが回転することで、ステージの移動方向(Y軸方向)と複数の吐出孔の配列方向とを直角に維持することが可能となる。これにより、吐出ヘッドによって印刷可能な幅を有効利用することが可能となり、生産性を高くすることが可能となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、印刷媒体を支持するステージと、ステージによって支持された印刷媒体に液滴を吐出する液滴吐出ヘッドとを備えた印刷装置に関するものである。
印刷装置は、一般的に、印刷媒体を支持するステージと液滴を吐出する液滴吐出ヘッドとを備えており、液滴吐出ヘッドには、液滴を吐出する複数の吐出孔が形成されている。複数の吐出孔は、通常、所定の方向に並んで配列されており、それら複数の吐出孔から、液滴が吐出されることで、複数の液滴によって、印刷媒体上に複数のドットが印刷される。それら複数のドットは、複数の吐出孔の配列方向に延びるようにして、印刷されており、複数のドットによって直線状の印刷パターンが形成される。つまり、液滴吐出ヘッドからの液滴の吐出により、複数の吐出孔の配列方向に延びるように、直線が印刷媒体に印刷される。一方で、複数の吐出孔の配列方向に延びる直線に対して傾斜した直線状の印刷パターン(以下、「傾斜パターン」と記載する場合がある)を印刷媒体に印刷する際には、後に詳しく説明するように、液滴吐出ヘッドとステージとの少なくとも一方を移動させつつ、印刷処理を行う必要があり、適切に印刷を行えない虞がある。このため、下記特許文献に記載されているように、液滴吐出ヘッドを印刷媒体に垂直な軸線回りに回転させることが考えられる。液滴吐出ヘッドを回転させることで、複数の吐出孔の配列方向を変更し、傾斜パターンを適切に印刷することが可能となる。
特開2007−234811号公報
上記特許文献に記載の印刷装置によれば、液滴吐出ヘッドを軸線回りに回転させることで、複数の吐出孔の配列方向を変更し、傾斜パターンを適切に印刷することが可能となる。ただし、例えば、複数の傾斜パターンを印刷媒体に印刷する際には、液滴吐出ヘッドとステージとの位置調整を頻繁に行う必要があり、生産性が低下する虞がある。詳しい説明は、後に図を用いて行うため、簡単に説明すると、液滴吐出ヘッドがステージ上を移動する際に、通常、複数の吐出孔の配列方向と、液滴吐出ヘッドの移動方向とは、直角となる。このため、この状態で印刷された印刷パターンの移動方向における印刷幅は、液滴吐出ヘッドによって印刷可能な幅と同じとなる。一方、液滴吐出ヘッドの回転により、複数の吐出孔の配列方向が変わると、複数の吐出孔の配列方向と、液滴吐出ヘッドの移動方向とが、直角とならない。このため、この状態で印刷された印刷パターンの移動方向における印刷幅は、液滴吐出ヘッドによって印刷可能な幅より狭くなる。つまり、液滴吐出ヘッドを回転させると、液滴吐出ヘッドによって印刷可能な幅を有効利用することができなくなり、複数の傾斜パターン印刷時に、液滴吐出ヘッドとステージとの位置調整が頻繁に行われ、生産性が低下する。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、生産性を低下させることなく、傾斜パターンを適切に印刷することが可能な印刷装置の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の印刷装置は、印刷媒体を支持するステージと、前記ステージによって支持された印刷媒体に液滴を吐出する複数の吐出孔が所定の方向に並んで形成された液滴吐出ヘッドと、前記ステージと前記液滴吐出ヘッドとを相対的に、少なくとも前記所定の方向に交わる方向に移動させる移動装置と、前記液滴吐出ヘッドによる液滴の吐出方向に延びる軸線回りに前記ステージを回転させる回転装置とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の印刷装置は、請求項1に記載の印刷装置において、前記回転装置の作動を制御する制御装置を備え、前記制御装置が、印刷媒体への印刷予定の印刷パターンを取得するパターン取得部と、前記パターン取得部によって取得された印刷パターンの少なくとも一部が1以上の直線部によって構成されている場合に、前記1以上の直線部の各々と予め設定された方向に延びる直線とのなす角度を演算する演算部と、前記演算部によって演算された角度に基づいて、前記ステージを回転させるステージ回転制御部とを有することを特徴とする。
また、請求項3に記載の印刷装置では、請求項2に記載の印刷装置において、前記ステージ回転制御部が、前記予め設定された方向が前記所定の方向である場合に、前記演算部によって演算された角度に、前記ステージを回転させることを特徴とする。
また、請求項4に記載の印刷装置では、請求項2に記載の印刷装置において、前記回転装置は、前記予め設定された方向に対して段階的に設定された複数の角度である設定角度に、前記ステージを回転させる装置であり、前記制御装置が、前記複数の設定角度のなかから、前記演算部によって演算された角度未満の最大角と前記演算部によって演算された角度を超えた最小角との2つの設定角度を抽出する設定角度抽出部を有し、前記ステージ回転制御部が、前記設定角度抽出部によって抽出された2つの設定角度の各々に、前記ステージを回転させることを特徴とする。
請求項1に記載の印刷装置では、ステージが、液滴の吐出方向に延びる軸線回りに回転可能とされている。これにより、印刷媒体に対する複数の吐出孔の配列方向を変えることが可能となり、傾斜パターンを適切に印刷することが可能となる。また、ステージが回転することで、液滴吐出ヘッドがステージ上を移動する際の移動方向と複数の吐出孔の配列方向とは直角に維持される。これにより、液滴吐出ヘッドによって印刷可能な幅を有効利用することが可能となり、複数の傾斜パターン印刷時の生産性を高くすることが可能となる。
また、請求項2に記載の印刷装置では、印刷媒体への印刷予定の印刷パターンが取得され、その印刷パターンの少なくとも一部が1以上の直線部によって構成されている場合に、1以上の直線部の各々と予め設定された直線とのなす角度が演算される。そして、演算された角度に基づいて、ステージの回転が制御される。これにより、複雑な形状の印刷パターンであっても、適切に印刷することが可能となる。
また、請求項3に記載の印刷装置では、演算された角度となるように、ステージの回転が制御される。これにより、印刷予定の印刷パターンと同じ形状のものを印刷媒体に印刷することが可能となる。
また、請求項4に記載の印刷装置では、ステージは、回転装置によって、段階的に設定された複数の角度である設定角度に回転する。また、それら複数の設定角度のなかから、演算された角度未満の最大角と演算された角度を超えた最小角との2つの設定角度が抽出され、抽出された2つの設定角度の各々となるように、ステージの回転が制御される。これにより、演算された角度にステージを回転させることができない場合であっても、印刷予定の印刷パターンに近似した形状のものを印刷媒体に印刷することが可能となる。
本発明の実施例である印刷装置を示す斜視図である。 印刷装置が備える制御装置を示すブロック図である。 回路パターンが印刷された回路基板を示す平面図である。 回路パターンが印刷された回路基板を示す平面図である。 吐出ヘッドとステージとのいずれか一方を回転させた印刷装置を示す平面図である。 回路パターンの一例を示す図である。 図6に示す回路パターンが印刷される際の途中経過を示す図である。 変形例の印刷装置が備える制御装置を示すブロック図である。 回路パターンの一例を示す図である。 図9に示す回路パターンが印刷される際の途中経過を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例および変形例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<印刷装置の構成>
図1に、本発明の実施例の印刷装置10を示す。印刷装置10は、回路基板12に回路パターンを印刷するための装置である。印刷装置10は、ステージ20と吐出ヘッド22とステージ移動装置(図2参照)24とステージ回転装置(図2参照)26とを備えている。
ステージ20は、回路基板12を支持するものであり、固定板30と回転板32とによって構成されている。回転板32は、固定板30の上に積層されており、回転板32の上面に回路基板12が載置される。固定板30と回転板32との中央部には、固定板30と回転板32との垂直方向に延びる軸(図示省略)が設けられており、回転板32は、固定板30に対して、その軸を中心に回転する。
吐出ヘッド22は、インクジェット方式の吐出ヘッドであり、導電性インク、具体的には、銀ナノ粒子ペーストを吐出する。詳しくは、吐出ヘッド22は、ステージ20に支持された回路基板12と向かい合うように、印刷装置10の躯体に固定されている。吐出ヘッド22の下面には、導電性インクを吐出するための複数のノズル穴36が形成されており、それら複数のノズル穴36は、所定の方向に延びるように配列されている。そして、電気信号に従って、圧電素子(図2参照)38や熱による蒸気泡を駆動源として、導電性インクが複数のノズル穴36から吐出される。導電性インクの吐出方向は、回路基板12、つまり、回転板32の垂直方向となっており、導電性インクは、回路基板12上に垂直に滴下される。なお、以下の説明において、複数のノズル穴36の配列方向である所定の方向を、X軸方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
ステージ移動装置24は、XYロボット型の移動装置であり、ステージ20を印刷装置10のベース(図示省略)上の任意の位置に移動させる。詳しくは、ステージ移動装置24は、ステージ20の固定板30をベース上でX軸方向にスライドさせる電磁モータ(図2参照)50と、固定板30をベース上でY軸方向にスライドさせる電磁モータ(図2参照)52とを備えており、2つの電磁モータ50,52の作動によって、ステージ20をベース上の任意の位置に移動させる。
ステージ回転装置26は、電磁モータ(図2参照)58を有しており、その電磁モータ58の作動によって、回転板32が、固定板30に対して上記軸回りに回転する。なお、電磁モータ58は、サーボモータであり、回転角度は無段階である。つまり、回転板32は、固定板30に対して任意の角度に回転する。
また、印刷装置10は、図2に示すように、制御装置70を備えている。制御装置70は、コントローラ72と複数の駆動回路74とを備えている。複数の駆動回路74は、上記圧電素子38,電磁モータ50,52,58に接続されている。一方、コントローラ72は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路74に接続されている。これにより、吐出ヘッド22,ステージ移動装置24,ステージ回転装置26の作動が、コントローラ72によって制御される。
<印刷装置による回路パターンの印刷>
上述した構成により、印刷装置10では、回路基板12の上面に、吐出ヘッド22によって、導電性インクが吐出されることで、回路パターンが印刷される。具体的には、例えば、ステージ20を停止させた状態で、吐出ヘッド22の複数のノズル穴36から同時に導電性インクを吐出させる。すると、図3(a)に示すように、複数のノズル穴36から吐出された導電性インクによって、複数のドット80が回路基板12に印刷され、それら複数のドット80により、X軸方向に延びる直線状の回路パターン82が形成される。なお、複数のノズル穴36の配設ピッチ、つまり、複数のノズル穴36のうちの隣り合う2つのノズル穴36の間隔は、Ammとされている。このため、複数のドット80の印刷ピッチ、つまり、複数のドット80のうちの隣り合う2つのドット80の間隔もAmmとなる。
また、例えば、ステージ20をY軸方向に移動させつつ、吐出ヘッド22の複数のノズル穴36のうちの各々のノズル穴36から順次、導電性インクを吐出させることで、図3(b)に示すように、X軸方向に延びる直線に対して傾斜した直線状の回路パターン82(以下、「傾斜線の回路パターン」と記載する場合がある)を印刷することが可能である。詳しくは、ステージ20を停止させた状態で、複数のノズル穴36のうちの1つのノズル穴36から導電性インクを吐出させる。そして、ステージ20をY軸方向に所定距離(例えば、Bmm)、移動させた後に、上記1つのノズル穴36の隣のノズル穴36から導電性インクを吐出させる。このように、ステージ20の停止・移動および、1つのノズル穴36からの導電性インクの吐出を繰り返すことで、傾斜線の回路パターン82が、回路基板12に印刷される。
ただし、上記手法により、傾斜線の回路パターン82が印刷されると、図3(b)に示すように、複数のドット80のうちの隣り合う2つのドット80が、X軸方向にAmm、Y軸方向にBmm、離れるため、回路パターン82が断線する虞がある。このため、回路パターン82の断線を回避するべく、複数のドット80の印刷ピッチを短くすることが考えられる。つまり、図4(a)に示すように、複数のドット80のうちの隣り合う2つのドット80のX軸方向の間隔をa(<A)mm、Y軸方向の間隔をb(<B)mmとすることが考えられる。しかしながら、隣り合う2つのノズル穴36の間隔は、Ammであるため、隣り合う2つのドット80のX軸方向の間隔をammとするためには、回路基板12、つまり、ステージ20をX軸方向に(A−a)mm移動させる必要がある。さらに、隣り合う2つのドット80のY軸方向の間隔をbmmとするためには、ステージ20のY軸方向への移動ピッチを短くする必要がある。このように、ステージ20をX軸方向および、Y軸方向に細かく移動させていては、印刷時間が長くなり、生産性が低下する。
このことを考慮すると、例えば、吐出ヘッド22を回路基板12に垂直な軸線回りに回転させることが考えられる。吐出ヘッド22を回転させれば、図4(b)に示すように、複数のドット80の印刷ピッチを複数のノズル穴36の配設ピッチ(Amm)とした状態で傾斜線の回路パターン82を印刷することが可能である。ただし、回路基板12に複数の傾斜線の回路パターン82を印刷する際には、ステージ20の位置を頻繁に移動させる必要があり、生産性が低下する虞がある。
詳しくは、図5(a)に示すように、2本の傾斜線の回路パターン82を回路基板12に印刷する際には、軸回りに回転された吐出ヘッド22によって、2本の傾斜線の回路パターン82の一方を印刷した後に、ステージ20を、X軸方向に移動させるとともに、Y軸方向に移動させる。なお、図では、ステージ20がX軸方向および、Y軸方向に移動した後の吐出ヘッド22のステージ20に対する相対的な位置が、点線によって示されている。そして、移動後の位置において、他方の傾斜線の回路パターン82が印刷される。このように、吐出ヘッド22を軸線回りに回転させた状態で複数の傾斜線の回路パターン82を印刷する際には、ステージ20の頻繁な移動により、印刷時間が長くなり、生産性が低下する。
そこで、印刷装置10では、吐出ヘッド22を軸回りに回転させるのではなく、回路基板12、つまり、ステージ20を、ステージ回転装置26によって回転させることで、傾斜線の回路パターン82が、回路基板12に印刷される。詳しくは、回路基板12に印刷予定の回路パターン82の延びる方向と、X軸方向とが一致するように、ステージ回転装置26の作動が制御され、回路基板12を、図5(b)に示すように、回転させる。そして、所定の位置において、2本の傾斜線の回路パターン82の一方が、吐出ヘッド22によって印刷される。次に、ステージ20を、ステージ移動装置24によって、Y軸方向に移動させ、移動後の位置において、他方の傾斜線の回路パターン82が印刷される。このように、回路基板12、つまり、ステージ20を回転させることで、ステージ20をX軸方向に移動させることなく、回路基板12に複数の傾斜線の回路パターン82を印刷することが可能となる。これにより、印刷時間が短縮化され、生産性を高くすることが可能となる。
また、印刷装置10では、回路基板12に印刷予定の回路パターンが複数の直線部と、直線以外の形状の部分とに区分けされ、区分けされた部分毎の印刷が行われる。詳しくは、例えば、図6に示す形状の回路パターン100が、回路基板12への印刷予定の回路パターンである場合について説明する。まず、コントローラ72は、回路基板12に印刷予定の回路パターン100を取得し、回路パターン100を、直線部と、直線以外の形状の部分とに区分けする。具体的に、回路パターン100は、コントローラ72において、6本の直線部102,104,106,108,110,112と、円形部114とに区分けされる。そして、各直線部102等とX軸方向に延びる直線とのなす角度が、演算される。この際、直線部102および直線部108のX軸方向に延びる直線に対する傾斜角度は、0°となり、直線部106および直線部112のX軸方向に延びる直線に対する傾斜角度は、60°となり、直線部104および直線部110のX軸方向に延びる直線に対する傾斜角度は、120°となる。
各直線部102等の傾斜角度が演算されると、回路基板12を、ステージ回転装置26の作動により、演算された傾斜角度に回転させる。具体的には、まず、回路基板12をステージ回転装置26の作動により、0°に回転させる。つまり、ステージ20を回転させずに、回路基板12がステージ20に載置された初期状態とされている。なお、初期状態では、回路基板12の縁が、X軸方向、若しくは、Y軸方向に延びる姿勢で、回路基板12がステージ20に載置されている。そして、その状態の回路基板12に、図7(a)に示すように、回路パターン100を構成する2本の直線部102,108が、吐出ヘッド22によって印刷される。
直線部102,108が印刷されると、回路基板12をステージ回転装置26の作動により、反時計回りに60°回転させる。つまり、回路基板12は、初期状態の回路基板12から反時計回りに60°回転した状態となる。そして、その状態の回路基板12に、図7(b)に示すように、回路パターン100を構成する2本の直線部106,112が、吐出ヘッド22によって印刷される。続いて、回路基板12をステージ回転装置26の作動により、反時計回りに60°回転させる。つまり、回路基板12は、初期状態の回路基板12から反時計回りに120°回転した状態となる。そして、その状態の回路基板12に、図7(c)に示すように、回路パターン100を構成する2本の直線部104,110が、吐出ヘッド22によって印刷される。
6本の直線部102等が印刷されると、吐出ヘッド22は、円形部114の印刷予定位置の上方に移動し、吐出ヘッド22の複数のノズル穴36のうちの1つのノズル穴36から導電性インクが吐出される。この際、回路基板12は、ステージ回転装置26の作動により、360°回転する、つまり、回路基板12は、1回転する。なお、1つのノズル穴36からの導電性インクの吐出は、回路基板12の回転中に、継続して行われる。このように、回路基板12を回転させた状態で、1つのノズル穴36からの導電性インクが吐出されることで、図7(d)に示すように、回路基板12に円形部114が印刷される。これにより、回路基板12に、6本の直線部102等と円形部114とによって構成される回路パターン100が印刷される。
なお、印刷装置10の制御装置70は、図2に示すように、パターン取得部120、演算部122、ステージ回転制御部124を有している。パターン取得部120は、回路基板12に印刷予定の回路パターンを取得する機能部である。演算部122は、回路パターンを構成する複数の直線部の各々と、X軸方向に延びる直線とのなす角度を演算する機能部である。ステージ回転制御部124は、演算部122において演算された角度に基づいて、ステージ回転装置26の作動を制御する機能部である。
<変形例>
上記実施例の印刷装置10では、ステージ回転装置26の駆動源としてサーボモータが採用されているが、ステッピングモータを採用することが可能である。ステージ回転装置26の駆動源としてステッピングモータを採用した印刷装置を、変形例の印刷装置130として、図8に示す。変形例の印刷装置130は、ステージ回転装置132を除いて、上記印刷装置10と同様の構成であるため、印刷装置10と同様の機能の構成要素については、同じ符号を用いて説明を省略あるいは簡略に行う。
ステージ回転装置132は、ステッピングモータ134を有しており、ステッピングモータ134の作動によって、ステージ20の回転板32が、固定板30に対して軸回りに回転する。ステッピングモータ134は、20°毎に回転するモータであり、ステージ20に載置された回路基板12は、初期状態の回路基板12に対して20°毎に段階的に回転する。つまり、回路基板12は、ステージ回転装置132の作動により、20°の倍数に相当する角度に回転する。
変形例の印刷装置130では、回路パターンが印刷される際に、回路パターンの直線部と、X軸方向に延びる直線とのなす角度が、20°の倍数に相当する角度である場合には、上記印刷装置10と同様の印刷手法により、回路パターンを印刷することが可能である。ただし、回路パターンの直線部と、X軸方向に延びる直線とのなす角度が、20°の倍数に相当する角度でない場合には、印刷予定の回路パターンに近似した回路パターンが印刷される。
詳しくは、例えば、図9に示す形状の回路パターン140が、回路基板12への印刷予定の回路パターンである場合について説明する。回路パターン140は、1本の直線部により構成されるパターンであり、その直線部とX軸方向に延びる直線とのなす角度は、50°である。つまり、コントローラ72では、回路パターン140の直線部の傾斜角度が、50°と演算される。そして、コントローラ72において、ステージ回転装置132による回路基板12の回転角度、つまり、20°の倍数に相当する角度のうちの、演算された傾斜角度(=50°)に近い2つの角度が抽出される。具体的には、20°の倍数に相当する角度から、50°未満の最大角である40°と、50°を超えた最小角である60°とが抽出される。
そして、回路基板12が、ステージ回転装置132の作動により、初期状態の回路基板12から抽出された2つの角度(40°および60°)の各々に、回転し、各々の回転角度の回路基板12に導電性インクが吐出されることで、印刷予定の回路パターン140に近似した回路パターンが印刷される。具体的には、まず、回路基板12が、ステージ回転装置132の作動により、図10(a)に示すように、初期状態の回路基板12から40°回転する。そして、初期状態から40°回転した回路基板12に、2本の直線部144,146が、吐出ヘッド22によって印刷される。なお、図には、直線部144を印刷する際の吐出ヘッド22が実線により示され、直線部146を印刷する際の吐出ヘッド22が点線により示されている。
次に、回路基板12が、ステージ回転装置132の作動により、図10(b)に示すように、初期状態の回路基板12から60°回転する。そして、初期状態から60°回転した回路基板12に、2本の直線部148,150が、吐出ヘッド22によって印刷される。ちなみに、直線部148は、それの両端部が直線部144の一端部と直線部146の一端部と一致するように、印刷される。また、直線部150は、それの一端部が直線部146の他端部と一致するように、印刷される。なお、図には、直線部148を印刷する際の吐出ヘッド22が実線により示され、直線部150を印刷する際の吐出ヘッド22が点線により示されている。
上記手法により、4本の直線部144等が回路基板12に印刷されることで、4本の直線部144等によって、印刷予定の回路パターン140に近似した回路パターン152が形成される。このように、印刷装置130では、演算された傾斜角度に回路基板12を回転させることができない場合、つまり、印刷予定の回路パターン140の延びる方向と、X軸方向とを一致させることができない場合であっても、回路パターン140に近似した回路パターン152を形成すること可能である。
なお、印刷装置130の制御装置70は、図8に示すように、パターン取得部120、演算部122、ステージ回転制御部124に加えて、設定角度抽出部160を有している。設定角度抽出部160は、回路基板12を回転させることが可能な角度のなかから、演算された傾斜角度に近い2つの角度を抽出する機能部である。
ちなみに、上記実施例および変形例において、印刷装置10,130は、印刷装置の一例である。回路基板12は、印刷媒体の一例である。ステージ20は、ステージの一例である。吐出ヘッド22は、液滴吐出ヘッドの一例である。ステージ移動装置24は、移動装置の一例である。ステージ回転装置26,132は、回転装置の一例である。ノズル穴36は、吐出孔の一例である。制御装置70は、制御装置の一例である。パターン取得部120は、パターン取得部の一例である。演算部122は、演算部の一例である。ステージ回転制御部124は、ステージ回転制御部の一例である。設定角度抽出部160は、設定角度抽出部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例および変形例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例および変形例では、ステージ20がX軸方向および、Y軸方向に移動するように構成されているが、吐出ヘッド22がX軸方向および、Y軸方向に移動するように構成することが可能である。また、ステージ20がX軸方向とY軸方向との一方に移動し、吐出ヘッド22がX軸方向とY軸方向との他方に移動するように構成することが可能である。
また、上記実施例および変形例では、吐出される液体として導電性のインクが採用されているが、種々の液体を採用することが可能である。具体的には、例えば、樹脂パターンを印刷可能なインク,染料系のインク,顔料系のインク等を採用することが可能である。さらに言えば、印刷媒体は、回路基板に限定されることなく、種々のものを採用することが可能である。具体的には、例えば、チップを有する基材,紙等を採用することが可能である。
10:印刷装置 12:回路基板(印刷媒体) 20:ステージ 22:吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド) 24:ステージ移動装置(移動装置) 26:ステージ回転装置(回転装置) 36:ノズル穴(吐出孔) 70:制御装置 120:パターン取得部 122:演算部 124:ステージ回転制御部 130:印刷装置 132:ステージ回転装置(回転装置) 160:設定角度抽出部

Claims (4)

  1. 印刷媒体を支持するステージと、
    前記ステージによって支持された印刷媒体に液滴を吐出する複数の吐出孔が所定の方向に並んで形成された液滴吐出ヘッドと、
    前記ステージと前記液滴吐出ヘッドとを相対的に、少なくとも前記所定の方向に交わる方向に移動させる移動装置と、
    前記液滴吐出ヘッドによる液滴の吐出方向に延びる軸線回りに前記ステージを回転させる回転装置と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 当該印刷装置が、
    前記回転装置の作動を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置が、
    印刷媒体への印刷予定の印刷パターンを取得するパターン取得部と、
    前記パターン取得部によって取得された印刷パターンの少なくとも一部が1以上の直線部によって構成されている場合に、前記1以上の直線部の各々と予め設定された方向に延びる直線とのなす角度を演算する演算部と、
    前記演算部によって演算された角度に基づいて、前記ステージを回転させるステージ回転制御部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記ステージ回転制御部が、
    前記予め設定された方向が前記所定の方向である場合に、前記演算部によって演算された角度に、前記ステージを回転させることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記回転装置は、
    前記予め設定された方向に対して段階的に設定された複数の角度である設定角度に、前記ステージを回転させる装置であり、
    前記制御装置が、
    前記複数の設定角度のなかから、前記演算部によって演算された角度未満の最大角と前記演算部によって演算された角度を超えた最小角との2つの設定角度を抽出する設定角度抽出部を有し、
    前記ステージ回転制御部が、
    前記設定角度抽出部によって抽出された2つの設定角度の各々に、前記ステージを回転させることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
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