JP2014239722A - 衛生用品用熱ラミネート用フィルム及びこれを用いた衛生用品 - Google Patents
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Abstract
【課題】衛生用品の裏面材として好適に用いることができるシートとして、不織布や織布などかなる表面材と好適に熱ラミネートすることができ、しかも、液洩れを十分に防ぐことができ、さらには通気性も有する、新たな衛生用品用熱ラミネート用フィルムを提供する。【解決手段】エチレン系共重合体を含有してなる接合層(A)と、該接合層(A)のエチレン系共重合体よりも融点の高い熱可塑性樹脂を含有してなる樹脂層(B)とを備えたシートを含むことを特徴とする衛生用品用熱ラミネート用フィルムを提案する。【選択図】なし
Description
本発明は、おむつ、衛生用ナプキン、タンポン、失禁製品等の衛生用品、並びに、これら衛生用品の材料として好適に使用できる熱ラミネート用フィルムに関する。
おむつ、衛生用ナプキン、タンポン、失禁製品等の各種衛生用品は、通常、液体透過性を備えた表面材と、液体の洩れを防ぐための液体不透過性を備えた裏面材と、これらの間に挿入された吸収体とから構成されている。
例えばおむつの構造に関してみると、例えば特許文献1において、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シートおよびこれら両シートの間に位置する吸収層を有してなるおむつが開示されており、液不透過性の裏面シートとして、透湿の目的で微細孔が設けられたポリエチレンフィルムが示されている。
特許文献2には、液体浸透性を有する表面シートと、液体不浸透性及び通気性を有する裏面シートとを備える使い捨ておむつであって、上記裏面シートが、繊維状多孔質シートと、線状低密度ポリエチレン樹脂製多孔質体及び/又はホットメルト系多孔質接着シートを積層し、部分的接合部において接合して成る多孔質積層シートで形成されていることを特徴とする使い捨ておむつが開示されている。
特許文献3には、不織布や多孔フィルムなどからなる長方形状などの形状の透液性のトップシートと、ポリエチレンシートやポリラミ不織布、ミクロボイドを形成して蒸気は透過するが液は透過しないシートなどからなる不透液性のバックシートとの間に、適宜高分子吸収性ポリマーが添加されるなどした綿状パルプなどからなる吸収性本体を有する構成の紙おむつが開示されている。
特許文献4には、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、及び両シート間に介在された液保持性の吸収体を備えたおむつが開示されており、裏面シートとして、透湿性を有しない樹脂フィルムや、微細孔を有し、透湿性を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の不織布、これらと他のシートとのラミネート体等を開示している。
また、生理用ナプキンの構造に関してみると、例えば特許文献5には、肌側表面に現れる液透過性の表面シートと、着衣側表面に現れる液不透過性の裏面シートと、前記表面シートと裏面シートとの間に位置する液吸収層とを有する生理用ナプキンが開示されており、裏面シートとして、ポリエチレン樹脂などの透湿性のフィルムが開示されており、表面シートと裏面シートとがホットメルト型接着剤などで接着接合されている構成のものが開示されている。
従来の衛生用品に関しては、表面材と裏面材との接合方法として、ホットメルト剤等により接着する方法が採用されていた。
しかし、ホットメルト剤などの接着剤を用いて表面材と裏面材とを接合すると、ホットメルト剤を塗布したり、或いは溶融樹脂を流し込んだりするための処理加工が別途必要となって生産性に劣るばかりか、ホットメルト剤が他の部材に付着したり、有機溶剤が残存したりするなどの問題点を抱えていた。
そこで本発明者は、かかる問題点を解決するべく、衛生用品の裏面材として熱ラミネート用フィルムを用いることにより、かかる問題点を解消することを着想した。
しかし、ホットメルト剤などの接着剤を用いて表面材と裏面材とを接合すると、ホットメルト剤を塗布したり、或いは溶融樹脂を流し込んだりするための処理加工が別途必要となって生産性に劣るばかりか、ホットメルト剤が他の部材に付着したり、有機溶剤が残存したりするなどの問題点を抱えていた。
そこで本発明者は、かかる問題点を解決するべく、衛生用品の裏面材として熱ラミネート用フィルムを用いることにより、かかる問題点を解消することを着想した。
ところで、熱ラミネート用フィルムに関しては、例えば特許文献6において、保護層(A)と、中間層(B)と、接合層(C)とで構成され、保護層(A)がシングルサイト触媒を用いて重合されたプロピレン・α−オレフィン共重合体からなり、中間層(B)がエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂からなり、接合層(C)が(c1)シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体、(c2)エチレン・酢酸ビニル共重合体、又は、(c3)エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体からなり、多層インフレ成形法によって成形されてなる熱ラミネート用フィルムが開示されている。
また、特許文献7には、保護層(A)と中間層(B)と接合層(C)とから構成されるTダイ多層共押出法にて製造したラミネート用積層シートであって、保護層(A)は、シングルサイト触媒を用いて重合されたプロピレン系重合体からなり、中間層(B)は、シングルサイト触媒を用いて重合されたプロピレン・α−オレフィン共重合体を主成分とする熱可塑性樹脂からなり、さらに、接合層(C)は、シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体からなることを特徴とする熱ラミネート用フィルムが開示されている。
衛生用品の裏面材として熱ラミネート用フィルムを用いることは、従来は知られていなかった。
そこで本発明は、衛生用品の裏面材として好適に用いることができる部材として、不織布や織布などかなる表面材、吸収体を包むパルプと好適に熱ラミネートすることができ、しかも、液洩れを十分に防ぐことができる、新たな衛生用品用熱ラミネート用フィルム並びにこれを用いた衛生用品を提供せんとするものである。
本発明は、エチレン系共重合体を含有してなる接合層(A)と、該接合層(A)のエチレン系共重合体よりも融点が高い熱可塑性樹脂を含有してなる樹脂層(B)とを備えることを特徴とする衛生用品用熱ラミネート用フィルムを提案する。
本発明はまた、このような熱ラミネート用フィルムを用いた衛生用品の一例として、表面材と、パルプ材で包まれた吸収体と、裏面材とを備えており、少なくとも前記裏面材と前記吸収体、並びに、前記裏面材と前記表面材とが熱ラミネートによって接合されてなる構成を備えた衛生用品であって、前記裏面材は、エチレン系共重合体を含有してなる接合層(A)と、該接合層(A)のエチレン系共重合体よりも融点が高い熱可塑性樹脂を含有してなる樹脂層(B)とを備えた、液不透過性を有する積層フィルムであることを特徴とする衛生用品を提案する。
本発明が提案する衛生用品用熱ラミネート用フィルムは、これを裏面材として使用すれば、ホットメルト剤を使用しなくても、ポリエステやポリオレフィンなどの不織布や織布などかなる表面材と好適に熱ラミネート、すなわち熱圧着することによって接合することができる。しかも、液洩れを十分に防ぐことができる。よって、おむつ、衛生用ナプキン、タンポン、失禁製品等などの衛生用品の材料、特に裏面材として好適に使用することができる。
次に、本発明を実施するための形態例について説明する。但し、本発明が次に説明する実施形態の例に限定されるものではない。
<本衛生用品>
本発明の実施形態の一例に係る衛生用品(「本衛生用品」と称する)は、表面材、吸収体及び裏面材、必要に応じて他の部材、例えば防漏材などを備えており、少なくとも前記裏面材と前記吸収体、並びに、前記裏面材と前記表面材とが熱ラミネートによって接合されてなる構成を備えた衛生用品である。
本発明の実施形態の一例に係る衛生用品(「本衛生用品」と称する)は、表面材、吸収体及び裏面材、必要に応じて他の部材、例えば防漏材などを備えており、少なくとも前記裏面材と前記吸収体、並びに、前記裏面材と前記表面材とが熱ラミネートによって接合されてなる構成を備えた衛生用品である。
<表面材>
本衛生用品に用いられる表面材は、透液性を有するシート体であるのが好ましい。例えばポリエステル、或いは、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィンからなる不織布又は織布からなる層を備えた単層シート又は複層シートを挙げることができ、中でも前記の不織布又は織布からなる層を裏面側に備えた複層シートを例示することができる。
不織布とは、一定方向またはランダムに重ねた繊維を、熱や接着剤で繊維同士を絡ませて結合させ、シート状にしたものである。
本衛生用品に用いられる表面材は、透液性を有するシート体であるのが好ましい。例えばポリエステル、或いは、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィンからなる不織布又は織布からなる層を備えた単層シート又は複層シートを挙げることができ、中でも前記の不織布又は織布からなる層を裏面側に備えた複層シートを例示することができる。
不織布とは、一定方向またはランダムに重ねた繊維を、熱や接着剤で繊維同士を絡ませて結合させ、シート状にしたものである。
表面材は、ポリエステル或いはポリオレフィンからなる不織布又は織布からなる層の少なくとも一側に紙シートが積層してなる構成のものであってもよい。
但し、上記以外にも、おむつ、衛生用ナプキン、タンポン、失禁製品等などの衛生用品の表面材として公知であるものも、本衛生用品の表面材として使用することができる。
但し、上記以外にも、おむつ、衛生用ナプキン、タンポン、失禁製品等などの衛生用品の表面材として公知であるものも、本衛生用品の表面材として使用することができる。
<吸収体>
本衛生用品の吸収体としては、例えば吸収紙、綿状パルプ、高分子吸水材などの組み合わせで構成された吸収材を、パルプ材で包んだ構成のものを挙げることができる。例えば、粉砕パルプ(紙の原料となる綿状の木材パルプ)と、水を閉じ込める高分子吸収ポリマー(粉末状の樹脂成分を混ぜ合わせたもの)がマット状に敷かれたものを、パルプ材で包んだ構成のものを挙げることができる。
但し、上記以外にも、おむつ、衛生用ナプキン、タンポン、失禁製品等などの衛生用品の吸収体として公知であるものも、本衛生用品の吸収体として使用することができる。
本衛生用品の吸収体としては、例えば吸収紙、綿状パルプ、高分子吸水材などの組み合わせで構成された吸収材を、パルプ材で包んだ構成のものを挙げることができる。例えば、粉砕パルプ(紙の原料となる綿状の木材パルプ)と、水を閉じ込める高分子吸収ポリマー(粉末状の樹脂成分を混ぜ合わせたもの)がマット状に敷かれたものを、パルプ材で包んだ構成のものを挙げることができる。
但し、上記以外にも、おむつ、衛生用ナプキン、タンポン、失禁製品等などの衛生用品の吸収体として公知であるものも、本衛生用品の吸収体として使用することができる。
<防漏材>
本衛生用品、特におむつなどの場合には、防漏材として立体ギャザーなどを備えることができる。おむつを広げた時に、表面材の両端に位置するように設けられ、尿が、吸収体で吸収される前に、おむつの外側にあふれ出るのをせき止め、吸収体に押し戻す防波堤の役割を為す。
この種の防漏材は、表面材とは異なり、水をはじく撥水性を備えるのが好ましい。
但し、用途によっては、この種の防漏材は不要である。
本衛生用品、特におむつなどの場合には、防漏材として立体ギャザーなどを備えることができる。おむつを広げた時に、表面材の両端に位置するように設けられ、尿が、吸収体で吸収される前に、おむつの外側にあふれ出るのをせき止め、吸収体に押し戻す防波堤の役割を為す。
この種の防漏材は、表面材とは異なり、水をはじく撥水性を備えるのが好ましい。
但し、用途によっては、この種の防漏材は不要である。
<裏面材>
本衛生用品の裏面材(「本裏面材」と称する)としては、エチレン系共重合体を含有してなる接合層(A)と、該接合層(A)のエチレン系共重合体よりも融点の高い熱可塑性樹脂を含有してなる樹脂層(B)と、必要に応じて他の層、例えば中間層(C)を備えた積層シートからなる熱ラミネート用フィルムを用いることができる。
本衛生用品の裏面材(「本裏面材」と称する)としては、エチレン系共重合体を含有してなる接合層(A)と、該接合層(A)のエチレン系共重合体よりも融点の高い熱可塑性樹脂を含有してなる樹脂層(B)と、必要に応じて他の層、例えば中間層(C)を備えた積層シートからなる熱ラミネート用フィルムを用いることができる。
熱ラミネート用フィルムであるから、接着剤を用いずに、加熱して熱圧着、すなわち熱ラミネートすることができるフィルムである。
(接合層(A))
接合層(A)のベースポリマーとしては、不織布や織布などかなる表面材と好適に熱ラミネートすることができる観点から、融点が50〜130℃、中でも60℃以上或いは90℃以下、密度が0.870〜0.925、中でも0.870以上或いは0.910以下であるエチレン系共重合体を挙げることができる。
接合層(A)のベースポリマーとしては、不織布や織布などかなる表面材と好適に熱ラミネートすることができる観点から、融点が50〜130℃、中でも60℃以上或いは90℃以下、密度が0.870〜0.925、中でも0.870以上或いは0.910以下であるエチレン系共重合体を挙げることができる。
ここで、「ベースポリマー」とは、各層を構成する樹脂成分の中で主となる樹脂成分の意味である。各層におけるベースポリマーの含有割合を特定するものではない。目安としては各層を構成する樹脂成分の50質量%以上、特に70質量%以上、中でも90質量%以上(100%含む)を占めるのが一般的である。また、各層が、2種類以上の樹脂を含有する場合には、最も含有量の多い樹脂の意味である(後述する「ベースポリマー」についても同様)。
接合層(A)のベースポリマーとして用いるエチレン系共重合体は、エチレンとエチレン以外の共重合成分との共重合体であり、その際、エチレン以外の共重合成分の含有量が5〜40質量%であるエチレン系共重合体が好ましい。
接合層(A)のベースポリマーとしては、接着性の観点から、例えばエチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体からなる群より選択される1種以上のエチレン系共重合体を好適に例示することができる。
前記エチレン−α−オレフィン共重合体として、シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体を使用することもできる。
エチレン・α−オレフィン共重合体のコモノマーとして用いられるエチレン以外の他のα−オレフィンとしては、好ましくは炭素数3〜12のα−オレフィンであって、具体的には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−へキセン、1−オクテン等を好ましく挙げることができる。
エチレン−α−オレフィン共重合体中のα−オレフィンの含有量は5〜40質量%が好ましく、より好ましくは7〜35質量%である。α−オレフィンの含有量が5質量%以上であれば、低温シール性を得ることができ、α−オレフィンの含有量が40質量%以下であれば、耐ブロッキング性が損なわれることがないため、好ましい。
なお、α−オレフィン含有量は13C−NMR法によって計測することができる。
前記エチレン−α−オレフィン共重合体として、シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体を使用することもできる。
エチレン・α−オレフィン共重合体のコモノマーとして用いられるエチレン以外の他のα−オレフィンとしては、好ましくは炭素数3〜12のα−オレフィンであって、具体的には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−へキセン、1−オクテン等を好ましく挙げることができる。
エチレン−α−オレフィン共重合体中のα−オレフィンの含有量は5〜40質量%が好ましく、より好ましくは7〜35質量%である。α−オレフィンの含有量が5質量%以上であれば、低温シール性を得ることができ、α−オレフィンの含有量が40質量%以下であれば、耐ブロッキング性が損なわれることがないため、好ましい。
なお、α−オレフィン含有量は13C−NMR法によって計測することができる。
シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体は、融点が85〜95℃で、且つ、密度が0.870〜0.910であるものが好ましく、中でも密度が0.900以下であるものが特に好ましい。
前記エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)の酢酸ビニル含量は3〜50質量%であるのが好ましく、中でも15質量%以上或いは25質量%以下であるのがさらに好ましい。当該酢酸ビニル含量が3質量%以上であれば接着不良を抑制でき、50質量%以下であれば、べたつきが発生し易くなるのを防ぐことができる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体のMFR(230℃、21.18N荷重)は、1〜30g/10分であるのが好ましく、中でも2g/10分以上或いは20g/10分以下であるのがさらに好ましい。当該MFRが1g/10分以上であれば接着性が悪くなるのを防ぐことができ、30g/10分以下であれば、成形時の溶融樹脂膜の安定性を維持することができる点で好ましい。
なお、ここでのMFRは、JIS−K6921−2に準拠して測定することができる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体のMFR(230℃、21.18N荷重)は、1〜30g/10分であるのが好ましく、中でも2g/10分以上或いは20g/10分以下であるのがさらに好ましい。当該MFRが1g/10分以上であれば接着性が悪くなるのを防ぐことができ、30g/10分以下であれば、成形時の溶融樹脂膜の安定性を維持することができる点で好ましい。
なお、ここでのMFRは、JIS−K6921−2に準拠して測定することができる。
前記エチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体は、エチレンとアクリル酸、メタアクリル酸、アクリル酸エステル及び又はメタアクリル酸エステルを共重合成分とする総称した共重合体を意味する。
これらのエチレンとの共重合割合としては、(メタ)アクリル酸或いは(メタ)アクリル酸エステル系のコモノマーが5質量%以上から50質量%未満であるのが好ましく、中でも10質量%以上或いは40質量%以下、その中でも15質量%以下であるのがさらに好ましい。
当該コモノマーの割合が5質量%以上であれば、十分な接着力を得られ易く、50質量%未満であれば、樹脂としての取り扱い容易であるから、好ましい。
具体的には、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体樹脂(EEA)、エチレン−メチルアクリレート共重合体樹脂(EMA)、エチレン−メチルメタクリレート共重合体樹脂(EMMA)等を挙げることができる。
これらのエチレンとの共重合割合としては、(メタ)アクリル酸或いは(メタ)アクリル酸エステル系のコモノマーが5質量%以上から50質量%未満であるのが好ましく、中でも10質量%以上或いは40質量%以下、その中でも15質量%以下であるのがさらに好ましい。
当該コモノマーの割合が5質量%以上であれば、十分な接着力を得られ易く、50質量%未満であれば、樹脂としての取り扱い容易であるから、好ましい。
具体的には、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体樹脂(EEA)、エチレン−メチルアクリレート共重合体樹脂(EMA)、エチレン−メチルメタクリレート共重合体樹脂(EMMA)等を挙げることができる。
接合層(A)には、本発明の効果が著しく損なわない範囲で、他の付加的任意成分を配合することができる。このような任意成分としては、酸化防止剤、透明化剤、滑剤、アンチブロッキング剤、帯電防止剤、防曇剤、中和剤、金属不活性剤、着色剤、蛍光増白剤を挙げることができる。
(樹脂層(B))
樹脂層(B)は、該接合層(A)のエチレン系共重合体よりも融点の高い熱可塑性樹脂をベースポリマーとして含有してなる層である。
被着体、すなわち表面材との熱ラミネート加工時において、樹脂層(B)のベースポリマーである熱可塑性樹脂の融点が、接合層(A)のベースポリマーの融点よりも高いことで、樹脂層(B)が熱圧着機と接着して剥がれなくなることがなく、裏面材を好適に熱ラミネートすることができる。
樹脂層(B)は、該接合層(A)のエチレン系共重合体よりも融点の高い熱可塑性樹脂をベースポリマーとして含有してなる層である。
被着体、すなわち表面材との熱ラミネート加工時において、樹脂層(B)のベースポリマーである熱可塑性樹脂の融点が、接合層(A)のベースポリマーの融点よりも高いことで、樹脂層(B)が熱圧着機と接着して剥がれなくなることがなく、裏面材を好適に熱ラミネートすることができる。
但し、このように接合層(A)のベースポリマーの融点と、樹脂層(B)のベースポリマーの融点の差は小さいと、積層フィルムを作製して巻き取った際に密着してくっついて剥がれなくなるなどの問題を生じることになる。そのため、接合層(A)のベースポリマーの融点と、樹脂層(B)のベースポリマーの融点の差がこのように小さい場合には、裏面材を構成する前記積層フィルムの少なくとも一面を後述するようにマット加工するのが好ましい。
樹脂層(B)のベースポリマーとしては、例えばポリエチレン、ポロプロピレンなどのポリオレフィン及びオレフィン系共重合体を挙げることができる。
樹脂層(B)には、本発明の効果が著しく損なわない範囲で、他の付加的任意成分を配合することができる。このような任意成分としては、酸化防止剤、透明化剤、滑剤、アンチブロッキング剤、帯電防止剤、防曇剤、中和剤、金属不活性剤、着色剤、蛍光増白剤を挙げることができる。
樹脂層(B)の厚さは、本裏面材の液不透過性を高めつつゴワゴワにならない観点から、10μm〜30μm、中でも15μm以上或いは25μm以下であるのが好ましい。
(中間層(C))
本裏面材の耐熱性を高めるなどの観点から、必要に応じて中間層(C)を設けるのが好ましい。
本裏面材の耐熱性を高めるなどの観点から、必要に応じて中間層(C)を設けるのが好ましい。
中間層(C)のベースポリマーとしては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、などを挙げることができる。
中間層(C)には、本発明の効果が著しく損なわない範囲で、他の付加的任意成分を配合することができる。このような任意成分としては、酸化防止剤、透明化剤、滑剤、アンチブロッキング剤、帯電防止剤、防曇剤、中和剤、金属不活性剤、着色剤、蛍光増白剤を挙げることができる。
(積層構成)
裏面材は、接合層(A)と樹脂層(B)とを積層してなる構成であればよく、必要に応じてさらに中間層(C)、その他の層を積層してなる構成であってもよい。
この際、各層の積層方法及び製膜方法を特に限定するものではない。例えば共押インフレーション法、共押Tダイ法、押出ラミネート法などの公知の方法を採用することができる。中でも、共押Tダイ法が好ましい。
裏面材は、接合層(A)と樹脂層(B)とを積層してなる構成であればよく、必要に応じてさらに中間層(C)、その他の層を積層してなる構成であってもよい。
この際、各層の積層方法及び製膜方法を特に限定するものではない。例えば共押インフレーション法、共押Tダイ法、押出ラミネート法などの公知の方法を採用することができる。中でも、共押Tダイ法が好ましい。
(加工処理)
上述のように、接合層(A)のベースポリマーの融点と、樹脂層(B)のベースポリマーの融点の差は小さいと、積層フィルムを作製して巻き取った際に密着して剥がれなくなるなどの問題を生じることになるため、そのような場合には、裏面材を構成する前記積層フィルムの少なくとも一面をマット加工するのが好ましい。
上述のように、接合層(A)のベースポリマーの融点と、樹脂層(B)のベースポリマーの融点の差は小さいと、積層フィルムを作製して巻き取った際に密着して剥がれなくなるなどの問題を生じることになるため、そのような場合には、裏面材を構成する前記積層フィルムの少なくとも一面をマット加工するのが好ましい。
<本裏面材と表面材との接合方法>
本衛生用品において、表面材と本裏面材は、その間に吸収体を内在させた状態で、周囲を重ねて、ホットメルト剤を使用することなく、加熱して圧着する、すなわち熱ラミネートすることにより接合することができる。
このように、不織布や織布などの異種材料に対しても好適に熱ラミネートすることができる点が、本裏面材の特徴の一つである。
本衛生用品において、表面材と本裏面材は、その間に吸収体を内在させた状態で、周囲を重ねて、ホットメルト剤を使用することなく、加熱して圧着する、すなわち熱ラミネートすることにより接合することができる。
このように、不織布や織布などの異種材料に対しても好適に熱ラミネートすることができる点が、本裏面材の特徴の一つである。
<本裏面材と吸収体との接合方法>
本衛生用品において、パルプ材で包まれた吸収体と本裏面材は、ホットメルト剤を使用することなく、加熱して圧着する、すなわち熱ラミネートすることにより接合することができる。
このように、パルプ材に対しても好適に熱ラミネートすることができる点が、本裏面材の特徴の一つである。
本衛生用品において、パルプ材で包まれた吸収体と本裏面材は、ホットメルト剤を使用することなく、加熱して圧着する、すなわち熱ラミネートすることにより接合することができる。
このように、パルプ材に対しても好適に熱ラミネートすることができる点が、本裏面材の特徴の一つである。
<語句の説明>
一般的に「シート」とは、JISにおける定義上、薄く、一般にその厚さが長さと幅のわりには小さく平らな製品をいい、一般的に「フィルム」とは、長さ及び幅に比べて厚さが極めて小さく、最大厚さが任意に限定されている薄い平らな製品で、通常、ロールの形で供給されるものをいう(日本工業規格JISK6900)。例えば厚さに関して言えば、狭義では100μm以上のものをシートと称し、100μm未満のものをフィルムと称すことがある。しかし、シートとフィルムの境界は定かでなく、本発明において文言上両者を区別する必要がないので、本発明においては、「フィルム」と称する場合でも「シート」を含むものとし、「シート」と称する場合でも「フィルム」を含むものとする。
一般的に「シート」とは、JISにおける定義上、薄く、一般にその厚さが長さと幅のわりには小さく平らな製品をいい、一般的に「フィルム」とは、長さ及び幅に比べて厚さが極めて小さく、最大厚さが任意に限定されている薄い平らな製品で、通常、ロールの形で供給されるものをいう(日本工業規格JISK6900)。例えば厚さに関して言えば、狭義では100μm以上のものをシートと称し、100μm未満のものをフィルムと称すことがある。しかし、シートとフィルムの境界は定かでなく、本発明において文言上両者を区別する必要がないので、本発明においては、「フィルム」と称する場合でも「シート」を含むものとし、「シート」と称する場合でも「フィルム」を含むものとする。
本明細書において「X〜Y」(X,Yは任意の数字)と表現する場合、特にことわらない限り「X以上Y以下」の意と共に、「好ましくはXより大きい」或いは「好ましくはYより小さい」の意も包含する。
また、「X以上」(Xは任意の数字)或いは「Y以下」(Yは任意の数字)と表現した場合、「Xより大きいことが好ましい」或いは「Y未満であることが好ましい」旨の意図も包含する。
また、「X以上」(Xは任意の数字)或いは「Y以下」(Yは任意の数字)と表現した場合、「Xより大きいことが好ましい」或いは「Y未満であることが好ましい」旨の意図も包含する。
以下、本発明を下記実施例及び比較例に基づいてさらに詳述する。
(実施例1)
接合層(A)を構成する樹脂として、シングルサイト触媒によるエチレン−α−オレフィン共重合体(商品名「KF360T」、日本ポリエチレン株式会社製、融点:90℃、MFR=2g/10分、密度=0.903)を用いた。
他方、樹脂層(B)を構成する樹脂組成物として、直鎖状低密度ポリエチレン65質量部(商品名「SF8402」、日本ポリエチレン株式会社製、融点:125℃、MFR=2.6g/10、密度=0.926)、低密度ポリエチレン15質量部(商品名「LC720」、日本ポリエチレン株式会社製、融点:110℃、MFR=9.4g/10、密度=0.922)、及び、高密度ポリエチレン15質量部(商品名「HF560」、日本ポリエチレン株式会社製、融点:134℃、MFR=7.0g/10、密度=0.963)からなる樹脂組成物を用いた。
上記(A)層及び(B)層がそれぞれ10μm、15μmの厚みになるように、(B)層をキャスティングロール側としてTダイ共押出成形機で製膜した。その際、押出速度80m/min、シート幅2400mmで、上記の層比で、総厚25μmとなるように調整し、インラインで(A)層面にコロナ処理を施し、インラインスリットで耳を切り落として230mm幅の熱ラミネート用フィルムを得た。
接合層(A)を構成する樹脂として、シングルサイト触媒によるエチレン−α−オレフィン共重合体(商品名「KF360T」、日本ポリエチレン株式会社製、融点:90℃、MFR=2g/10分、密度=0.903)を用いた。
他方、樹脂層(B)を構成する樹脂組成物として、直鎖状低密度ポリエチレン65質量部(商品名「SF8402」、日本ポリエチレン株式会社製、融点:125℃、MFR=2.6g/10、密度=0.926)、低密度ポリエチレン15質量部(商品名「LC720」、日本ポリエチレン株式会社製、融点:110℃、MFR=9.4g/10、密度=0.922)、及び、高密度ポリエチレン15質量部(商品名「HF560」、日本ポリエチレン株式会社製、融点:134℃、MFR=7.0g/10、密度=0.963)からなる樹脂組成物を用いた。
上記(A)層及び(B)層がそれぞれ10μm、15μmの厚みになるように、(B)層をキャスティングロール側としてTダイ共押出成形機で製膜した。その際、押出速度80m/min、シート幅2400mmで、上記の層比で、総厚25μmとなるように調整し、インラインで(A)層面にコロナ処理を施し、インラインスリットで耳を切り落として230mm幅の熱ラミネート用フィルムを得た。
このようにして得られた熱ラミネート用フィルムを110mm×210mmの大きさに裁断して裏面材を作製し、当該裏面材上に、パルプ材で包まれた吸収体(75mm×160mm)を載せて熱ラミネートし、さらに該吸収体上に、表面材としての不職布(融点127℃、100×190)を載せて熱ラミネートして、簡易的な衛生用品を作製した。
(比較例1)
直鎖状低密度ポリエチレン65質量部(商品名「SF941」、日本ポリエチレン株式会社製、融点:126℃、MFR=2.0g/10、密度=0.936)、低密度ポリエチレン15質量部(商品名「LC500」、日本ポリエチレン株式会社製、MFR=7.0g/10、融点:108℃、密度=0.963)、及び、高密度ポリエチレン15質量部(商品名「HF560」、日本ポリエチレン株式会社製、MFR=7.0g/10、融点:134℃、密度=0.963)からなる樹脂組成物を用いて、23μm〜25μmの厚みになるようにTダイ共押出成形機で製膜した。
その際、押出速度135m/min、シート幅2400mmで、総厚25μmとなるべく調整し、インラインでA層面にコロナ処理を施し、インラインスリットで耳を切り落として最終製品175mm幅の比較用フィルムを得た。
このようにして得られた比較用フィルムを裏面材として用いて、実施例1と同様に、簡易的な衛生用品を作製した。
直鎖状低密度ポリエチレン65質量部(商品名「SF941」、日本ポリエチレン株式会社製、融点:126℃、MFR=2.0g/10、密度=0.936)、低密度ポリエチレン15質量部(商品名「LC500」、日本ポリエチレン株式会社製、MFR=7.0g/10、融点:108℃、密度=0.963)、及び、高密度ポリエチレン15質量部(商品名「HF560」、日本ポリエチレン株式会社製、MFR=7.0g/10、融点:134℃、密度=0.963)からなる樹脂組成物を用いて、23μm〜25μmの厚みになるようにTダイ共押出成形機で製膜した。
その際、押出速度135m/min、シート幅2400mmで、総厚25μmとなるべく調整し、インラインでA層面にコロナ処理を施し、インラインスリットで耳を切り落として最終製品175mm幅の比較用フィルムを得た。
このようにして得られた比較用フィルムを裏面材として用いて、実施例1と同様に、簡易的な衛生用品を作製した。
<裏面材とパルプ材で包まれた吸収体との接着性評価>
実施例1の熱ラミネート用フィルムと比較例1の比較用フィルムを用いて、下記条件にて、パルプ材に熱ラミネートした時のヒートシール接着強度結果を表1に示した。
実施例1の熱ラミネート用フィルムと比較例1の比較用フィルムを用いて、下記条件にて、パルプ材に熱ラミネートした時のヒートシール接着強度結果を表1に示した。
シールバー:5mm幅
サンプル幅:15mm
サンプル測定部:40mm
引張速度:500mm/min
サンプル幅:15mm
サンプル測定部:40mm
引張速度:500mm/min
<裏面材と表面材との接着性評価>
実施例1の熱ラミネート用フィルムと比較例1の比較用フィルムを用いて、下記条件にて、表面材(高密度ポリエチレンシート)に熱ラミネートした時のヒートシール接着強度結果を表1に示した。
実施例1の熱ラミネート用フィルムと比較例1の比較用フィルムを用いて、下記条件にて、表面材(高密度ポリエチレンシート)に熱ラミネートした時のヒートシール接着強度結果を表1に示した。
シールバー:5mm幅
サンプル幅:15mm
サンプル測定部:40mm
引張速度:500mm/min
サンプル幅:15mm
サンプル測定部:40mm
引張速度:500mm/min
実施例1の熱ラミネート用フィルムと比較例1の比較用フィルムを用いて、高密度ポリエチレンシートを熱圧着したときのヒートシール接着強度結果を表2に示した。
実施例1で得られた衛生用品は、表1に示すとおり、パルプ(紙)及びポリエチレン系シートとの接着に優れ、ヒートシール性も充分に高く、実用性に優れた品質を有していることが確認できた。なお、別試験により、実施例1で得られた衛生用品が、液洩れを十分に防ぐことができることが確かめられた。
さらに、実施例1の熱ラミネート用フィルムの一面にマット加工した結果、フィルムどうしを重ねた際、密着して剥がれなくなることを防止できることも確認した。
さらに、実施例1の熱ラミネート用フィルムの一面にマット加工した結果、フィルムどうしを重ねた際、密着して剥がれなくなることを防止できることも確認した。
Claims (9)
- エチレン系共重合体を含有してなる接合層(A)と、該接合層(A)のエチレン系共重合体よりも融点が高い熱可塑性樹脂を含有してなる樹脂層(B)とを備えることを特徴とする衛生用品用熱ラミネート用フィルム。
- 接合層(A)は、融点が50〜130℃で、密度が0.870〜0.925であるエチレン系共重合体を含有することを特徴とする請求項1に記載の衛生用品用熱ラミネート用フィルム。
- フィルムの少なくとも一面がマット加工されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の衛生用品用熱ラミネート用フィルム。
- 前記接合層(A)が、シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、及び、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体からなる群より選択される1種以上のエチレン系共重合体を含有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の衛生用品用熱ラミネート用フィルム。
- 前記シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体は、融点が85℃〜95℃で、密度が0.870〜0.910であることを特徴とする請求項4に記載の衛生用品用熱ラミネート用フィルム。
- 接合層(A)中のエチレン系共重合体は、エチレン以外の共重合成分の含有量が5〜40質量%であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の衛材製品用熱ラミネート用フィルム。
- 樹脂層(B)が、熱可塑性樹脂として、ポリエチレン系樹脂又はポリプロピレン系樹脂を含有してなる請求項1〜6の何れかに記載の衛生用品用熱ラミネート用フィルム。
- 表面材と、パルプ材で包まれた吸収体と、裏面材とを備えており、少なくとも前記裏面材と前記吸収体、並びに、前記裏面材と前記表面材とが熱ラミネートによって接合されてなる構成を備えた衛生用品であって、
前記裏面材は、請求項1〜7何れかに記載の衛生用品用熱ラミネート用フィルムであることを特徴とする衛生用品。 - 表面材は、ポリエステル或いはポリオレフィンからなる不織布又は織布である請求項8に記載の衛生用品。
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---|---|---|---|---|
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-
2013
- 2013-06-11 JP JP2013122447A patent/JP2014239722A/ja active Pending
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