JP2014239316A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】瞳分割方式の位相差焦点検出が可能な撮像素子を備える撮像装置において、画質の劣化を抑えつつ、消費電力を削減すること。
【解決手段】撮像装置は、画素部が各マイクロレンズに対して複数の光電変換部を有する撮像素子102を備える。撮像素子102は、瞳分割された光束に応じた画素信号を出力可能である。画像処理LSI103は、撮像素子102が出力した画素信号に基づく映像信号を処理する。撮像素子制御部107は撮像素子102の動作を制御する。露出制御部108は光学レンズ部101および撮像素子102の露出制御を行う。第1モードでは、撮像素子102の画素部を構成する複数の光電変換部の全てから画素信号を読み出す動作が行われ、第2モードでは、複数の光電変換部の一部から画素信号を読み出すとともに、画素信号を読み出さないことで使用しない光電変換部に係る回路を停止させる制御が行われる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル一眼レフカメラやデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置とその制御方法に関する。
従来、撮像装置における焦点位置の検出方法として、ミラーを用いてオートフォーカス(AF)専用のセンサに光を入射させる方式や、焦点状態を検出するためのセンサを用いる位相差検出方式が知られている。また、撮像素子による映像信号に基づき、フォーカスレンズを移動しながら明暗差(コントラスト)が大きな位置を探索してピントを合わせるコントラスト検出方式がある。AF専用のセンサを用いる位相差検出方式では、正確なピント合わせを行える反面、部品点数が多くなり、装置の大型化、コストアップの原因となる。また、コントラスト検出方式では、ピント合わせに要する所要時間が、位相差検出方式に比べて長くなってしまう。
そのため、近年では両方式のメリットを得るために、撮像面上位相差検出方式が提案されている。この方式では、撮像レンズからの光を取り込み、映像信号に変換する撮像素子に位相差を検出するための画素が設けられる。特許文献1には、撮影レンズ(撮影光学系)の射出瞳における一対の瞳部分(例えば左側および右側の領域)を通過した被写体からの光束をそれぞれ受光する一対の画素を備え、位相差検出用の信号を生成可能な構成が開示されている。
特開平4−267211号公報
しかしながら、特許文献1の開示の撮像装置では、撮像素子の画素数が増加すると、これにつれて撮像素子の消費電力および撮像装置の画像処理に伴う消費電力が増加してしまうという課題がある。
本発明の目的は、瞳分割方式の位相差焦点検出が可能な撮像素子を備える撮像装置において、画質の劣化を抑えつつ、消費電力を削減することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る装置は、瞳分割方式の位相差焦点検出による焦点調節制御を行う撮像装置であって、各マイクロレンズに対して複数の光電変換部を有する画素部により画素信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子が出力する画素信号を処理する画像処理部と、前記撮像素子の画素信号の読出しおよび前記画像処理部の画像処理を制御する制御部を備える。前記制御部は、前記画素部を構成する複数の光電変換部の全てから画素信号を読み出す第1モードと、前記複数の光電変換部の一部から画素信号を読み出す第2モードを有し、前記第2モードにて画素信号を読み出さない前記光電変換部に係る回路を停止させる制御を行う。
本発明によれば、瞳分割方式の位相差焦点検出が可能な撮像素子を備える撮像装置において、画質の劣化を抑えつつ、消費電力を削減することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る撮像素子の構成例を示す図である。 本発明の実施形態における動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態における波形モニタの表示例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の各実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置の一般的な構成を示すブロック図である。撮像光学系を構成する光学レンズ部101は被写体からの光を取り込み、撮像素子102の受光面上に結像させる。光学レンズ部101は、フォーカスレンズ、絞り、焦点距離を変更するズームレンズ等を備える。撮像素子102は、光学レンズ部101から取り込んだ光を光電変換により電気信号に変換する。画像処理LSI(大規模集積回路)103は、撮像素子102から出力された映像信号を処理する画像処理部である。撮像素子102がアナログ信号を出力する場合、デジタル信号に変換される。また、画像処理LSI103は、デジタル化した映像信号に対して、デジタルゲイン、ガンマ補正、ニー(KNEE)補正等の各画像処理を施し、撮像素子102の出力信号の黒レベルを測定して映像信号をクランプする処理等を行う。表示部104は、画像処理LSI103がデジタル処理した動画等の映像信号に従って画像表示する。信号記録部105は、映像信号を記録媒体に記録する処理を行う。
レンズ制御部106は、光学レンズ部101の焦点調節や、絞り値、焦点距離等を制御する。撮像素子制御部107は、撮像素子102に駆動信号を出力して撮像動作を制御する。露出制御部108は、撮像素子102の露出時間を決定し、露出制御のための制御信号をレンズ制御部106および撮像素子制御部107へ出力する。尚、図1に示す各ブロック要素については分割されたLSIとは限らず、複数の部分または全体をひとつにまとめたLSIで構成してもよい。例えば、レンズ制御部106、撮像素子制御部107、露出制御部108等を1つのシステム制御部内に備える回路部で構成しても構わない。
以下に、各部の詳細を説明する。
光学レンズ部101は、ピントを合わせるためのフォーカス機構と、光量や被写界深度を調節する絞り機構、焦点距離を変更するためのズーム機構を有する。ただし、単焦点レンズの場合にはズーム機構は用意されず、また、パンフォーカスレンズの場合、フォーカス位置は無限遠の1点のみであり、フォーカス機構は有していない。レンズのコスト低減のため、絞り位置を1点とし、光量を調整するためのNDフィルタで代用した構成でもよい。光学レンズ部101は撮像素子102に光を結像して受光させるための構成をもつすべての形態を含む。
撮像素子102は、CCD(電荷結合素子)イメージセンサやCMOS(相補型金属酸化膜半導体)イメージセンサ等であり、撮影画面の任意の列または行の画素部から画素信号を読み出して出力可能である。撮像素子102には、アナログ映像信号を直接出力するタイプと、撮像素子102の内部でAD(Analog to Digital)変換処理を行い、LVDSによるデジタルデータで出力するタイプがある。LVDSは”Low Voltage Differential Signaling”の略号である。
撮像素子102の構成例を、図2(A)に示す。TG部201は撮像素子全体の駆動を制御するためのタイミングジェネレータである。画素部202は、光を電気信号に変換するためのフォトダイオード、フローティングディフュージョンアンプ(floating diffusion amplifier)を有し、各画素を列単位で後段の列ADC部203へ伝送する。列ADC部203は、画素部202が出力する各画素のアナログ映像信号レベルをAD変換し、デジタル化する。HSR(水平シフトレジスタ)部204は、列ADC部203からの各画素のデジタル信号を1行ごとにP/S(パラレル/シリアル変換)部205へ転送する回路である。P/S部205は、デジタル信号を出力方式として近年用いられているLVDS出力に変換する回路である。LVDS部206は、P/S部205で変換されたシリアル信号を出力するためのドライブ回路である。
画素部202について、図2(B)に示す断面の模式図を参照して説明する。マイクロレンズ301は、撮像素子に照射された光を効率的にフォトダイオード(以下、PDと記す)304に入射させるための光学素子であり、集光率を高めることで撮像素子の感度を上げることができる。カラーフィルタ302は、入射光をR(赤)色,G(緑)色,B(青)色の3組、またはさらに4組の色に分光する光学素子であり、ベイヤー配列に代表されるカラーフィルタ構造が挙げられる。インナーレンズ303は層内レンズとも呼ばれ、マイクロレンズ301とPD304との間に設けられる。インナーレンズ303の導入は、画素縮小化に対して有効であり、絞りのF値が小さく入射角度が厳しい光線に対しても感度を向上させることができる。
PD304は入射光を電子に変換する光電変換部であり、本発明の撮像装置では、それぞれの画素部が2個以上のPDを有する(この構造を瞳分割構造と呼ぶ)。すなわち、1つのマイクロレンズ301に対して、複数の信号を読み出す回路が設けられる。これは、撮像面上位相差検出方式を実現するためのひとつの手法であって、複数のPDから読み出した映像信号を比較し、相関演算により位相差を検出することができる。
図2(C)は、瞳分割方式による画素を撮像素子の上面から見た場合の模式図である。この例ではベイヤー配列の撮像素子を構成する画素部を左右方向にて2分割している。例えば、R画素に対してR1L、R1Rという2つの画素を有する。R,Gr,Gb,Bは色の違いを表し、その下方に示すL,Rは左目用と右目用の画素の違いを表す。以下では、Lのみ、またはRのみの場合、すなわち、どちらか一方の場合を片目といい、LとRを合わせた場合を両目という。例えば、R1やGb1にRをそれぞれ付記したPDについては片目であり、B1のLとRをそれぞれ付記した両方のPDについては両目である。以下では、各画素部を構成する複数の光電変換部の全てから画素信号を読み出す第1モードを「両目画素読出しモード」という。また、各画素部を構成する複数の光電変換部の一部から画素信号を読み出す第2モードを「片目画素読出しモード」という。第2モードでは、画素信号を読み出さない光電変換部に係る回路を停止させる制御が行われる。つまり、各画素部を構成する2つのPDのうち、一方だけの信号を読み出す場合、信号を読み出さない方の回路部の消費電力を削減できる。例えば、画素R1Lから信号を読み出し、画素R1Rから信号を読み出さない場合である。画素部の垂直読出し線の回路および列ADC等の回路については、信号を読み出さない画素に対して使用しないので、消費電力を低減できる。
図1に示す画像処理LSI103は、撮像素子102から出力されたアナログ電気信号をデジタル信号へ変換するアナログフロントエンド(AFE)部と、デジタル化した映像信号を処理するブロックから構成される。撮像素子102の内部でAD変換を行い、撮像素子の出力がLVDS等でのデジタル信号を出力する場合には、AFE部は省略される。撮像素子102がCMOSイメージセンサの場合、画像処理LSI103は、CMOSイメージセンサ特有の固定パターンノイズの除去や、黒レベルクランプ処理等を行う。また、撮像装置の代表的な画像処理機能には、画素データの加算機能やノイズリダクション、ガンマ補正、ニー補正、デジタルゲイン制御等をはじめ、キズ補正等がある。画像処理LSI103は、補正や画像処理に必要な設定値を記憶しておく記憶回路を含む。画像処理LSI103は、入力された映像信号を測定して、現在の露出情報を露出制御部108へ出力する。
露出制御部108は、画像処理LSI103から露出情報を取得し、当該情報に基づいて撮像装置の最適な露出状態にするための制御に必要な演算を実行する。また、使用者の操作により、レンズの制御指示を受け付けた場合、露出制御部108は、光学レンズ部101の駆動制御を行うレンズ制御部106の動作および撮像素子制御部107の動作を決定して制御指令を伝達する。
表示部104は、モニタ装置や、撮像装置に付属する液晶モニタやビューファインダ等を含む。撮像装置の使用者は表示部104の表示画像を見て画角や露出等を確認することができる。信号記録部105には、画像処理LSI103から、その画像処理が反映された映像信号が入力され、不図示の記録媒体や記憶装置に信号を記録する処理を行う。
次に、本発明の撮像装置における露出制御および撮像素子の駆動に関して、図3(A)に例示するフローチャートを参照して説明する。以下の処理は撮像装置の制御部を構成するCPU(中央演算処理装置)がメモリから制御プログラムを読み出して実行し、各部を制御することにより実現される。
S1において、撮像装置は信号記録部105により映像信号を記録中であるか、または記録していないプレビュー中であるかを判断する。映像信号の記録中であった場合、S4へ処理を進め、記録中でない場合、S2へ処理を進める。S4にて撮像素子制御部107は、画質劣化なく映像信号を記録するために両目画素読出しモードに設定する。両目画素読出しモードでは、図2で説明したように、L(左目用)およびR(右目用)の両画素についてPD信号が読み出される。
S2で撮像装置は、現在のモードがマニュアルフォーカスモードであるか否かを判断する。判定の結果、使用者が手動操作で焦点調節を行うマニュアルフォーカスモードの場合、S3に処理を進め、マニュアルフォーカスモードでない場合、S4に処理を進める。マニュアルフォーカスモードでない場合、つまり撮像面上位相差検出方式によりオートフォーカス制御を行う場合には、片目画素読出しモードの設定により消費電力を節減できないためである。
S3で撮像素子制御部107は、片目画素読出しモードに設定する。片目画素読出しモードでは、図2で説明したように、L(左目用)またはR(右目用)の画素についてPD信号が読み出される。片方の画素信号に基づいて映像信号を生成する場合、視差の発生に伴う輝度分布等の不均一化に配慮する必要がある。
図4は、照度が均一の面を撮影した場合の映像信号の挙動を例示する。図4では、撮像装置からの映像信号を外部の波形モニタに入力して、水平方向における映像信号を測定した例を示す。縦軸は信号レベルを任意単位で示し、横軸は水平方向の位置を示す。
図4(A)は、両目画素読出しモードにてL画素とR画素の両出力から生成した映像信号のレベルを例示する。水平方向にて均一な映像が得られる。これに対して、図4(B)は、L画素の出力だけから生成した映像信号を例示し、図4(C)は、R画素の出力だけから生成した映像信号のレベルを例示する。図4(B)や図4(C)では、図4(A)に比して映像信号のレベルが変化している。図4(B)では右側部分AR、図4(C)では左側部分ALでレベルが低下し、輝度および色の分布に変化(シェーディング)が発生することが分かる。
そのため、図3(A)のS5で画像処理LSI103は映像信号のレベル補正処理を実行する。具体的には、画像処理LSI103は、シェーディングにより映像レベルが減衰した部分、つまり図4(B)では画面の右側部分AR、図4(C)では画面の左側部分ALに対してデジタルゲインをかける(補正ゲインの乗算)。このレベル補正処理により、図4(A)のように、映像信号の均一性を回復することができる。
本実施形態によれば、瞳分割方式の位相差焦点検出による焦点調節制御を行う撮像装置において画質劣化を抑えつつ、消費電力を削減することができる。すなわち、第2モード(片目画素読出しモード)への設定により、撮像素子および撮像装置の消費電力を削減することができる。その場合に生じ得るシェーディングに対しては、映像信号のレベル補正を行うことで、使用者に違和感のない映像を提供することができる。
本実施形態の特徴は撮像素子および画像処理部の構造と制御にある。例えば、撮影画面の任意の列または行の画素部を構成する複数の光電変換部から画素信号を読み出して出力可能な各種の撮像素子に適用可能である。その場合、制御部は、第2モードに設定した場合、画素部を構成する複数の光電変換部のうち、画素信号を読み出さない列または行に位置する光電変換部の回路を停止させる制御を行う。第2モードでは、画素信号を読み出した列または行の画素部を構成する光電変換部が出力する画素信号から生成される映像信号に対してレベル補正処理が行われる。
尚、本実施形態に限らず、例えば、撮像素子の構造で列ADCをもたない形態や、画素構造が裏面照射型である形態、MOS型イメージセンサを実装した形態についても本発明を適用可能である。撮像装置の構成として、表示部や信号記録部をもたない、気象観測用カメラや監視用カメラ等の構成形態にも本発明を適用可能である。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態にて第1実施形態の場合と同様の構成要素については既に使用した符号を用いることにより、それらの詳細な説明を省略して相違点を説明する。このような説明の省略の仕方は後述の実施形態でも同様である。
第1実施形態では、消費電力を低減しつつ、レベル補正によりシェーディング対策を講じている。この場合、例えばL画素のみから生成される映像信号において、画面右側でデジタルゲインをかけることに伴い、画面右側にいくにつれて映像信号にノイズが増える可能性がある。そこで、本実施形態では、撮像画面の中央の列において読み出す画素を切り替える。図2(D)は撮像画面に相当する有効画素の範囲を例示する。有効画素の画面中央から左側の範囲ではL側の読出し、すなわち左目用画素の出力が読み出される。一方、有効画素の画面中央から右側の範囲ではR側の読出し、すなわち右目用画素の出力が読み出される。画素選択制御は撮像素子制御部107によって行われる。このように画素信号を切り替えて読み出すことで、例えば照度が均一の面を撮影した場合に、撮像装置の映像信号の出力は図4(D)に示すようになる。図4(B)では画面の右側部分ARを除外した左側部分でのレベル分布は均一であり、図4(C)では画面の左側部分ALを除外した右側部分でのレベル分布は均一である。よって、有効画素の画面中央を基準として読み出す片目画素を切り替える(L画素からR画素)ことにより、映像信号の均一性を確保できる。尚、図4(A)に示す均一な分布の信号にするためには、画面中央部に相当する画素出力についてデジタルゲインをかけて補正する必要があるが、第1実施形態に比べて補正ゲイン量は少なくて済む。
画面中央の列で切替えが行われる映像では、画面中央部の被写体にピントが合っていれば視差はなく、使用者の目に境界が際立つことはない。また、画面中央部にピントが合っていない場合には、視差により映像のズレが残る可能性がある。しかし、この位置にはピントを合わせていないので、当該位置に主被写体は存在しない。このため、使用者が境界での映像のズレを気にすることはない。
また、画面中央で読出し画素を切り替える制御については、任意の列に変更することで一般化される。つまり、撮像素子制御部107は、撮像素子102に任意の列において読出し画素の切り替えを行う機能を有し、読出し画素の切り替えを行う列を、画面上でピントが合っている位置に移動させる処理を実行する。これにより、境界でのズレの発生を最小限に抑えた映像を使用者に提示できる。
本実施形態によれば、第2モードに設定した場合、撮像画面の中央もしくは任意の列において画素信号の読出し画素を左目用画素から右目用画素へ、または右目用画素から左目用画素へ切り替える制御が行われる。これにより、シェーディングに対する映像信号のレベル補正に伴うノイズを抑制しつつ、消費電力の削減を実現できる。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態を説明する。本実施形態では、撮像面上位相差検出方式を用いたAF動作を行いつつ、消費電力を削減できる撮像装置について説明する。
図3(B)のフローチャートを参照して、本実施形態に係るAF動作について説明する。S11およびS12は、図3(A)のS3およびS5とそれぞれ同様である。よって、主にS13ないしS16を説明する。
撮影時における通常のプレビュー時には、S11で片目画素読出しモードに設定され、S12でレベル補正が行われる。次のS13は、使用者の操作指示によりAF命令があったか否か、または撮像装置自身がフォーカス状態を変更するか否かの判断処理である。判断処理はCPUが行い、AF動作を行う場合、S14に処理を進める。また、AF動作を行わない場合には処理を終了する。
S14で撮像素子制御部107は、両目画素読出しモードに設定して、L画素およびR画素からデータを読み出す制御を行う。次のS15でCPUは、S14で読み出した画素データに基づいて、撮像面上位相差検出方式で合焦位置を算出する。つまり、瞳分割による2像の信号の相関演算により像ズレ量が算出される。そして、S16へ進み、レンズ制御部106はS15で算出した像ズレ量により求まるデフォーカス量に従って合焦位置へとフォーカスレンズを移動させる制御を行い、S11へ処理を戻す。
本実施形態では、焦点調節制御にて合焦位置を算出する場合に両目画素読出しモードへの設定変更が行われる。その他の状態(プレビューを含む)では、片目画素読出しモードが設定されるので、撮像装置の消費電力を削減することができる。
102・・・撮像素子
103・・・画像処理LSI
105・・・信号記録部
106・・・レンズ制御部
107・・・撮像素子制御部
108・・・露出制御部
301・・・マイクロレンズ
304・・・フォトダイオード



Claims (10)

  1. 瞳分割方式の位相差焦点検出による焦点調節制御を行う撮像装置であって、
    各マイクロレンズに対して複数の光電変換部を有する画素部により画素信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子が出力する画素信号を処理する画像処理部と、
    前記撮像素子の画素信号の読出しおよび前記画像処理部の画像処理を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記画素部を構成する複数の光電変換部の全てから画素信号を読み出す第1モードと、前記複数の光電変換部の一部から画素信号を読み出す第2モードを有し、前記第2モードにて画素信号を読み出さない前記光電変換部に係る回路を停止させる制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記第2モードにて前記複数の光電変換部の一部から読み出した画素信号から前記画像処理部により映像信号を生成する際、映像信号のレベル補正を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子は、撮影画面の任意の列または行の画素部を構成する前記複数の光電変換部から画素信号を読み出して出力可能であり、
    前記制御部は、前記第2モードにて画素信号を読み出さない前記列または行の画素部に構成する前記光電変換部に係る回路を停止させ、前記第2モードにて画素信号を読み出した前記列または行の画素部を構成する前記光電変換部が出力する画素信号から生成される映像信号に対してレベル補正を制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記画像処理部により生成される映像信号を記録する信号記録部を備え、
    前記制御部は、前記信号記録部により前記映像信号の記録を行う場合、前記第1モードに設定し、前記信号記録部により前記映像信号の記録を行わない場合、前記第2モードに設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子の画素部は、左目用画素の信号を出力する光電変換部および右目用画素の信号を出力する光電変換部を有し、
    前記制御部は、前記第2モードにて前記左目用画素または右目用画素の光電変換部から画素信号を読み出す制御を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像素子の画素部は、左目用画素の信号を出力する光電変換部および右目用画素の信号を出力する光電変換部を有し、
    前記制御部は、前記第2モードに設定した場合、撮像画面の任意の列において画素信号を読み出す画素を前記左目用画素から右目用画素へ、または右目用画素から左目用画素へ切り替える制御を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像素子の画素部は、左目用画素の信号を出力する光電変換部および右目用画素の信号を出力する光電変換部を有し、
    前記制御部は、前記第2モードに設定した場合、撮像画面の中央で読出し画素の切り替えを行うことにより、前記撮像画面の左側の範囲で前記左目用画素から画素信号を読み出し、右側の範囲で前記右目用画素から画素信号を読み出す制御を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記制御部は、前記撮像素子の出力する画素信号を用いて位相差検出方式によりオートフォーカス制御を行う場合、前記第1モードに設定することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部は、マニュアルフォーカスモードの場合、前記第2モードに設定することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 各マイクロレンズに対して複数の光電変換部を有する画素部により画素信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子が出力する画素信号を処理する画像処理部と、
    前記撮像素子の画素信号の読出しおよび前記画像処理部の画像処理を制御する制御部を備え、瞳分割方式の位相差焦点検出による焦点調節制御を行う撮像装置にて実行される制御方法であって、
    前記制御部により、第1モードにて前記画素部を構成する複数の光電変換部の全てから画素信号を読み出すステップと、
    前記制御部により、第2モードにて前記複数の光電変換部の一部から画素信号を読み出すとともに、画素信号を読み出さない前記光電変換部に係る回路を停止させる制御を行うステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。

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