JP2014236707A - 作業車輌 - Google Patents

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拓実 長谷川
Takumi Hasegawa
拓実 長谷川
康平 小倉
Kohei Ogura
康平 小倉
敏之 三輪
Toshiyuki Miwa
敏之 三輪
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Abstract

【課題】自動昇降操作部材の上げ操作によって任意に設定し得る位置まで作業機を上昇させる操作態様に加えて、自動昇降操作部材の上げ操作の際に作業機の前記車輌本機への衝突が確実に防止される位置まで前記作業機を上昇させる操作態様を可能とする。
【解決手段】メイン制御装置は、自動昇降操作部材の上げ操作時に所定の上げ位置を目標値として昇降アクチュエータの作動制御を行う自動上昇制御として、上げ位置設定部材によって設定される任意上げ位置を目標値とする基本上昇制御モードと連結されている作業機の個別上げ位置を目標値とする個別上昇制御モードとを有している。前記基本上昇制御モード及び前記個別上昇制御モードは選択的に起動可能とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、異なる複数種類の作業機が昇降リンク機構を介して選択的に連結可能とされた車輌本機を備え、連結状態の作業機を人為操作に応じて昇降させ得る作業車輌に関する。
車輌本機と、前記車輌本機に設けられた昇降リンク機構と、前記昇降リンク機構を介して連結されている作業機を昇降させる昇降アクチュエータとを備え、人為操作部材の操作に応じて前記昇降アクチュエータが作動制御される作業車輌は、従来から、トラクタ等として広く利用されている(例えば、下記特許文献1参照)。
詳しくは、前記作業車輌は、前記人為操作部材として手動昇降操作部材及び自動昇降操作部材を備えており、さらに、前記昇降アクチュエータの作動制御を司るメイン制御装置を備えている。
前記作業車輌においては、前記メイン制御装置は、前記手動昇降操作部材の操作時には当該手動昇降操作部材の操作量に応じて前記作業機が昇降するように前記昇降アクチュエータの作動制御を行う一方で、前記自動昇降操作部材の操作時には前記作業機が予め設定されている退避位置(上げ位置)又は作業位置(下げ位置)に位置するように前記昇降アクチュエータの作動制御を行う。
前記退避位置及び前記作業位置は、人為操作される作業機位置設定部材によって任意設定される。
前記退避位置は前記車輌本機に備えられる上げ位置設定部材によって設定され、前記作業位置は前記手動昇降操作部材によって設定される。即ち、前記メイン制御装置は、前記自動昇降操作部材を下げ操作した時点における前記手動昇降操作部材の操作位置を前記作業位置として認識する。
ところで、前記車輌本機には、前記昇降リンク機構を介して、耕耘機やブロードキャスター(施肥・播種装置)等の異なる種類の作業機が選択的に連結可能とされている。
従って、例えば、耕耘作業を行う場合には前記車輌本機に前記昇降リンク機構を介して前記耕耘機を連結させ、肥料散布を行う場合には前記耕耘機を前記昇降リンク機構から取り外して前記ブロードキャスターを連結させる。
ここで、前記耕耘機及び前記ブロードキャスターは形状や大きさが異なる。その為、前記耕耘機を前記ブロードキャスターに付け替えた際に、前記退避位置が前記耕耘機用に設定されたままであるとすると、前記自動昇降操作部材の上げ操作時に前記ブロードキャスターが前記車輌本機に衝突し、場合によっては、前記車輌本機及び/又は前記ブロードキャスターが破損する事態が生じ得る。
特開2010−132041号公報
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、昇降リンク機構を介して車輌本機に連結されている作業機を手動昇降操作部材の操作量に応じて昇降させると共に自動昇降操作部材の上げ操作に応じて前記作業機を上げ位置に位置させる作業車輌であって、前記自動昇降操作部材の上げ操作によって任意位置まで前記作業機を上昇させる操作態様に加えて、前記自動昇降操作部材の上げ操作の際に前記作業機が前記車輌本機に衝突することを確実に防止する操作態様を可能とした作業車輌の提供を、目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、車輌本機と、前記車輌本機に設けられ、異なる種類の作業機が着脱自在に連結可能とされた昇降リンク機構と、前記昇降リンク機構を介して連結されている作業機を昇降させる昇降アクチュエータと、人為操作可能な手動昇降操作部材及び自動昇降操作部材と、前記昇降アクチュエータの作動制御を司るメイン制御装置とを備え、前記メイン制御装置は、前記手動昇降操作部材の操作時には当該手動昇降操作部材の操作位置を目標値として前記昇降アクチュエータの作動制御を行うと共に、前記自動昇降操作部材の上げ操作時には所定の上げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータの作動制御を行う自動上昇制御を実行し且つ前記自動昇降操作部材の下げ操作時には所定の下げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータの作動制御を行う自動下降制御を実行するように構成された作業車輌であって、前記メイン制御装置は、前記自動上昇制御として、上げ位置設定部材によって設定される任意上げ位置を目標値とする基本上昇制御モードと、連結されている作業機の個別上げ位置を目標値とする個別上昇制御モードとを有し、前記基本上昇制御モード及び前記個別上昇制御モードが選択的に起動可能とされている作業車輌を提供する。
好ましくは、前記メイン制御装置は一の作業機に対して複数の個別上げ位置を記憶可能とされ得る。
この場合には、前記複数の個別上げ位置のうち人為操作に応じて選択された一の個別上げ位置が前記個別上昇制御モードにおける前記目標値に設定される。
好ましくは、前記メイン制御装置には、前記作業機の種類と前記個別上げ位置とを関連付けた情報が予め記憶される。
この場合には、前記メイン制御装置と前記車輌本機に連結されている作業機とが電気的に接続されることで認識される作業機の種類と前記情報とに基づいて前記個別上げ位置が設定される。
前記種々の構成において、前記個別上昇制御モードの起動時に前記上げ位置設定部材が人為操作されると、前記個別上昇制御モードから前記基本上昇制御モードへ制御モードが切り替わるものとされ得る。
前記種々の構成において、好ましくは、前記メイン制御装置は、前記自動下降制御として、下げ位置設定部材によって設定される任意下げ位置を目標値とする基本下降制御モードと、連結されている作業機の個別下げ位置を目標値とする個別下降制御モードとを有するものとされ、前記基本下降制御モード及び前記個別下降制御モードが選択的に起動可能とされる。
好ましくは、前記メイン制御装置には、前記作業機の種類と前記個別下げ位置とを関連付けた情報が予め記憶される。
この場合には、前記メイン制御装置と前記車輌本機に連結された作業機とが電気的に接続されることで認識される作業機の種類と前記情報とに基づいて前記個別下げ位置が設定される。
本発明に係る作業車輌によれば、メイン制御装置が、自動昇降操作部材の上げ操作時には所定の上げ位置を目標値として昇降アクチュエータの作動制御を行う自動上昇制御として、上げ位置設定部材によって設定される任意上げ位置を目標値とする基本上昇制御モードと、連結されている作業機の個別上げ位置を目標値とする個別上昇制御モードとを有しており、前記基本上昇制御モード及び前記個別上昇制御モードが選択的に起動可能とされているので、前記基本上昇制御モードの起動時には前記自動昇降操作部材の上げ操作によって前記作業機を任意に設定し得る位置まで上昇させることができる一方で、前記個別上昇制御モードの起動時には前記自動昇降操作部材の上げ操作の際に前記作業機が前記車輌本機に衝突することを確実に防止する位置まで前記作業機を上昇させることができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る作業車輌の模式側面図である。 図2は、図1に示す前記作業車輌における制御ブロック図である。 図3は、図1に示す前記作業車輌における車輌本機に連結されたブロードキャスターの模式側面図である。
以下、本発明に係る作業車輌の好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に、それぞれ、本実施の形態に係る作業車輌1の模式側面図及び制御ブロック図を示す。
図1及び図2に示すように、前記作業車輌1は、走行可能な車輌本機10と、前記車輌本機10に設けられ、異なる種類の作業機が着脱自在に連結可能とされた昇降リンク機構60と、前記昇降リンク機構60を介して連結されている作業機を昇降させる昇降アクチュエータ50と、人為操作可能な手動昇降操作部材30及び自動昇降操作部材32と、前記昇降アクチュエータ50の作動制御を司るメイン制御装置90とを備えている。
図1に示すように、前記車輌本機10は、車体フレーム11と、前記車体フレーム11に支持された駆動源12と、前記車体フレーム11に支持され、少なくとも一方が駆動輪とされた前輪13及び後輪14と、前記駆動源12から回転動力を入力して前記駆動輪に向けて変速された回転動力を出力するトランスミッション15と、前記車体フレーム11に支持された運転席16とを備えている。
前記運転席16の前方には、操舵輪(通常は前輪13)を操舵する為の操向操作部材17が設けられている。
前記手動昇降操作部材30及び前記自動昇降操作部材32は、前記運転席16に着座した操縦者が人為操作し得るように前記運転席16の近傍に配置されている。
本実施の形態においては、前記車輌本機10はキャビン20を有しており、前記運転席16、前記操向操作部材17、前記手動昇降操作部材30及び前記自動昇降操作部材32は前記キャビン20の内部に配置されている。
前記昇降リンク機構60は、異なる種類の作業機を前記車輌本機10に選択的に連結でき、且つ、連結されている作業機が前記車輌本体10に対して昇降可能とされ得る限り、種々の形態をとり得る。
本実施の形態においては、図1に示すように、前記昇降リンク機構60は、トップリンク61及び左右一対のロワーリンク62を含む3点リンク機構とされている。
図示は省略するが、前記昇降アクチュエータ50は、例えば、油圧シリンダ及び前記油圧シリンダに進退自在に収容されるピストンを含む油圧シリンダ装置と、前記油圧シリンダの油室への圧油に給排を切り換える電磁弁とを備え得る。
この場合には、前記電磁弁が前記メイン制御装置90によって作動制御される。
前記手動昇降操作部材30は、前記作業機を任意高さに位置させる際に人為操作される部材である。
詳しくは、前記作業車輌1には前記手動昇降操作部材30の操作位置を検出する手動昇降位置センサ31が備えられており、前記メイン制御装置90は前記手動昇降位置センサ31からの信号に基づいて前記手動昇降操作部材30の操作位置を認識し得るようになっている。
さらに、前記作業車輌1には前記作業機の位置を直接又は間接的に検出する作業機位置センサ51が備えられており、前記メイン制御装置90は前記作業機が前記手動昇降位置センサ31からの信号に応じた高さに位置するように前記昇降アクチュエータ50を作動させるようになっている。
前記作業機位置センサ51は、例えば、前記昇降アクチュエータ50の動作状態を検出するセンサとされ得る。
即ち、前記昇降アクチュエータ50が前記油圧シリンダ装置及び前記電磁弁を備える場合には、一端部が前記油圧シリンダ装置に作動連結され且つ他端部が前記昇降リンク機構60に作動連結されたリフトアームを介して前記油圧シリンダ装置が前記作業機を昇降させる。
この場合には、前記作業機位置センサ51は前記リフトアームのリフト角を検出するセンサとされる。
前記自動昇降操作部材32は、前記作業機を予め設定されている退避位置(上げ位置)又は作業位置(下げ位置)に位置させる際に人為操作される部材である。
即ち、前記メイン制御装置90は、前記自動昇降操作部材32の上げ操作時には予め設定されている上げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータ50の作動制御を行う自動上昇制御を実行し且つ前記自動昇降操作部材32の下げ操作時には予め設定されている下げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータ50の作動制御を行う自動下降制御を実行する。
本実施の形態においては、図1に示すように、前記作業車輌1は、前記作業機としてブロードキャスター100を有している。
図3に、前記ブロードキャスターの模式側面図を示す。
図3に示すように、前記ブロードキャスター100は、ホッパー101と、前記ホッパー101の散布口を開閉するシャッター102と、前記シャッター102を開閉させるシャッターアクチュエータ110と、前記シャッターアクチュエータ110の作動制御を司る前記サブ制御装置190(図2参照)とを有している。
図3に示すように、前記ブロードキャスター100は、さらに、前記ホッパー101を支持し且つ前記昇降リンク機構60に連結されるフレーム104と、前記車輌本機115におけるPTO軸に伝動軸115を介して作動連結され、前記シャッター102を介して落下する散布物をまき散らす散布羽根105とを有している。
なお、前記シャッターアクチュエータ110はリンク機構111を介して前記シャッター102に作動連結されている。
また、図2及び図3に示すように、前記車輌本機10及び前記ブロードキャスター100には、前記ブロードキャスター100による散布作業のON/OFFの切替を行う本機側散布スイッチ36及び作業機側散布スイッチ136と、前記シャッター102の開度調整を行う本機側シャッター開度調整部材38及び作業機側シャッター開度調整部材138とが備えられている。
さらに、図2及び図3に示すように、前記ブロードキャスター100には、前記シャッター102の開度を検出するシャッター開度センサ103が備えられている。
本実施の形態においては、前記シャッター開度センサ103は、前記リンク機構111における一構成部材の姿勢(回動軸回りの角度)を検出している。
本実施の形態に係る前記作業車輌1においては、前記メイン制御装置90は、前記自動上昇制御として、選択的に起動可能とされた基本上昇制御モード及び個別上昇制御モードを有している。
前記基本上昇制御モードは、前記自動昇降操作部材32が上げ操作された際に、上げ位置設定部材34によって設定される任意上げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータ50の作動制御を行うように構成されている。
詳しくは、前記作業車輌1には、任意上げ位置を設定する為の前記上げ位置設定部材34が備えられている。
前記基本上昇制御モードの起動時に前記自動昇降操作部材32が上げ操作されると、前記メイン制御装置90は、その操作時点において前記上げ位置設定部材34によって設定されている上げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータ50の作動制御を行う。
なお、前記上げ位置設定部材34は、種々の形態をとり得るが、例えば、位置設定ダイヤルとされる。
これに対し、前記個別上昇制御モードは、前記自動昇降操作部材32が上げ操作された際に、その時点で連結されている作業機の個別上げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータ50の作動制御を行うように構成されている。
詳しくは、前記メイン制御装置90は、前記昇降リンク機構60を介して前記車輌本機10に連結されている作業機の個別上げ位置を有しており、前記個別上昇制御モードの起動時に前記自動昇降操作部材32が上げ操作されると、前記メイン制御装置90は、前記個別上げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータ50の作動制御を行う。
例えば、前記作業車輌1に備えられる個別上げ位置入力手段42(図2参照)を介して操縦者によって入力される情報を前記個別上げ位置として前記メイン制御装置90に認識させることができる。
これに代えて、前記作業機の種類と個別上げ位置とを関連付けた個別上げ位置情報を予め前記メイン制御装置90に記憶させておき、連結されている作業機の種類を前記メイン制御装置90に認識させることで、前記メイン制御装置90が前記個別上げ位置を設定するように構成することも可能である。
この場合において、前記メイン制御装置90による前記作業機の種類認識は、作業機入力手段(図示せず)を介した操縦者による入力、または、前記メイン制御装置90と前記作業機におけるサブ制御装置190(図2参照)との電気的接続によって行うことができる。
斯かる構成の前記作業車輌1においては、前記基本上昇制御モードを起動させることによって、前記自動昇降操作部材32の上げ操作に応じて前記作業機を操縦者が任意に設定した上げ位置まで上昇させることを可能としつつ、前記個別上昇制御モードを起動させることによって、前記自動昇降操作部材32の上げ操作に応じてその時点で連結されている作業機を当該作業機に適した位置まで上昇させることができる。従って、前記自動昇降操作部材32の上げ操作によって作業機が前記車輌本機10に衝突する事態を確実に防止することができる。
即ち、前記車輌本機10には前記昇降リンク機構60を介して、ロータリー耕耘機やブロードキャスター(施肥・播種装置、図1参照)等の異なる種類の作業機が選択的に連結可能となっている。
異なる種類の作業機は、それぞれ、固有の形状・大きさを有しており、それぞれ、最適な上げ位置が存在する。
つまり、前記ロータリー耕耘機が前記車輌本機10に衝突しない上げ位置と前記ブロードキャスターが前記車輌本機10に衝突しない上げ位置とは異なるから、前記自動昇降操作部材32の上げ操作時に位置させるべき上げ位置は、それぞれの作業機に固有のものとなる。
例えば、前記作業機がブロードキャスター、ロータリー耕耘機及び施肥機付きロータリー耕耘機の場合には、前記上げ位置は、それぞれ、リフト角10度、リフト角0度及びリフト角5度とすることができる。
その一方で、前記自動昇降操作部材32の上げ操作時に、連結されている作業機を任意高さに上昇させたい場合もある。
この点に関し、本実施の形態に係る前記作業車輌1においては、前記基本上昇制御モードを起動させた場合には、前記車輌本機10に連結されている前記作業機は前記自動昇降操作部材32の上げ操作時に操縦者が任意に設定する上げ位置まで上昇される一方で、前記個別上昇制御モードを起動させた場合には、前記車輌本機10に連結されている前記作業機は前記自動昇降操作部材32の上げ操作時に当該作業機用に設定されている上げ位置まで上昇される。
従って、前記自動昇降操作部材32の上げ操作によって前記作業機を任意位置まで上昇させる操作態様に加えて、前記自動昇降操作部材32の上げ操作によって前記作業機を、前記作業機の前記車輌本機への衝突が確実に防止される位置まで上昇させる操作態様が提供される。
ここで、前記基本上昇制御モード又は前記個別上昇制御モードの何れのモードを起動させるかは、作業者による手動操作によって決定しても良いし、若しくは、前記メイン制御装置90と前記作業機に備えられるサブ制御装置190(図2参照)との間の自動通信によって決定しても良い。
前者の態様は、前記車輌本機10に備えられる上昇制御モード切替スイッチ25(図2参照)によって実現される。
後者の態様は、何れの上昇制御モードを起動させるかに関する情報を作業機毎に予め前記メイン制御装置90又は前記サブ制御装置190に記憶させておき、前記メイン制御装置90及び前記サブ制御装置190間の電気接続によって認識される作業機の種別と前記情報とに基づいて前記メイン制御装置90が決定することによって実現される。
なお、後者の態様においては、前記メイン制御装置90によって決定された上昇制御モードを初期設定としつつ、前記上昇制御モード切替スイッチ25によって前記初期設定を変更可能としても良い。
何れの態様においても、好ましくは、前記車輌本機1に備えられるモニター22(図1及び図2参照)に、作業機が連結されているか否かの表示、連結されている場合にはその作業機の種類の表示、及び、起動中の上昇制御モードの種別の表示を行うことができる。
好ましくは、前記メイン制御装置90が作業機毎に複数の個別上げ位置を記憶可能としておき、前記複数の個別上げ位置のうち人為操作に応じて選択された一の個別上げ位置を前記個別上昇制御モードにおける前記目標値に設定することができる。
斯かる構成によれば、前記自動昇降操作部材32の上げ操作に関する種々の要望にさらに柔軟に応えることができる。
又、好ましくは、人為操作可能な微調整部材44(図2参照)を備え、前記メイン制御装置90によって設定されている個別上げ位置を前記微調整部材44によって変更させることができる。
さらに、好ましくは、前記個別上昇制御モードが起動されている際に前記上げ位置設定部材34が操作された場合には、前記メイン制御装置90は、前記個別上昇制御モードから前記基本上昇制御モードへ制御モードを切り替えるように構成され得る。
即ち、前記個別上昇制御モードの起動時に前記自動昇降操作部材32が上げ操作されると、前記メイン制御装置90は前記個別上げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータ50の作動制御を行う。
ここで、前記上げ位置設定部材34の操作位置は、前記基本上昇制御モードの起動時に前記自動昇降操作部材32が上げ操作された際の目標値となるものであり、前記個別上昇制御モードの起動時には前記上げ位置設定部材34の操作位置は前記昇降アクチュエータ50の作動制御には関与されない。
従って、前記個別上昇制御モードの起動時には、通常、前記上げ位置設定部材34が操作されることはない。
その一方で、前記個別上昇制御モードの起動時に、前記上げ位置設定部材34が敢えて操作されたということは、前記自動昇降操作部材32の上げ操作時における作業機の上げ位置を変更したいという操縦者の意思表示であると考えられる。
この点を考慮して、前記個別上昇制御モードの起動時に前記上げ位置設定部材34が操作された場合には、前記個別上昇制御モードから前記基本上昇制御モードへ制御モードを切り替えるように構成することができる。
本実施の形態においては、前記メイン制御装置90は、前記自動下降制御として、選択的に起動可能とされた基本下降制御モード及び個別下降制御モードを有している。
前記基本下降制御モードは、前記自動昇降操作部材32が下げ操作された際に、下げ位置設定部材によって設定される任意下げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータ50の作動制御を行うように構成されている。
詳しくは、前記作業車輌1には、前記任意下げ位置を予め設定する為の下げ位置設定部材が備えられている。
前記基本下降制御モードの起動時に前記自動昇降操作部材32が下げ操作されると、前記メイン制御装置90は、その操作時点において前記下げ位置設定部材によって設定されている下げ位置を、前記作業機を位置させる目標値として前記昇降アクチュエータ50の作動制御を行う。
なお、前記下げ位置設定部材は、種々の形態をとり得るが、例えば、前記手動昇降操作部材30が前記下げ位置設定部材として兼用される。
即ち、前記基本下降制御モードの起動状態で前記自動昇降操作部材32が下げ操作された時点における前記手動昇降操作部材30の操作位置が、前記任意下げ位置として認識される。
これに対し、前記個別下降制御モードは、前記自動昇降操作部材32が下げ操作された際に、その時点で連結されている作業機の個別下げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータ50の作動制御を行うように構成されている。
例えば、前記作業車輌1に備えられる個別下げ位置入力手段46(図2参照)を介して操縦者によって入力される情報を前記個別下げ位置として前記メイン制御装置90に認識させることができる。
これに代えて、前記作業機の種類と個別下げ位置とを関連付けた個別下げ位置情報を予め前記メイン制御装置90に記憶させておき、連結されている作業機の種類を前記メイン制御装置90に認識させることで、前記メイン制御装置90が前記個別下げ位置を設定するように構成することも可能である。
この場合において、前記メイン制御装置90による前記作業機の種類認識は、前記作業機入力手段を介した操縦者による入力、または、前記メイン制御装置90と前記サブ制御装置190との電気的接続によって行うことができる。
前記基本下降制御モード又は前記個別下降制御モードの何れのモードを起動させるかは、作業者による手動操作によって決定しても良いし、若しくは、前記メイン制御装置90と前記サブ制御装置190との間の自動通信によって決定しても良い。
前者の態様は、前記車輌本機10に備えられる下降制御モード切替スイッチ26(図2参照)によって実現される。
後者の態様は、何れの下降制御モードを起動させるかに関する情報を作業機毎に予め前記メイン制御装置90又は前記サブ制御装置190に記憶させておき、前記メイン制御装置90及び前記サブ制御装置190間の電気接続によって認識される作業機の種別と前記情報とに基づいて前記メイン制御装置90が決定することによって実現される。
なお、後者の態様において、前記メイン制御装置によって決定された下降制御モードを、前記下降制御モード切替スイッチ26によって切替可能とすることもできる。
1 作業車輌
10 車輌本機
30 手動昇降操作部材
32 自動昇降操作部材
34 上げ位置設定部材
50 昇降アクチュエータ
60 昇降リンク機構
90 メイン制御装置

Claims (6)

  1. 車輌本機と、前記車輌本機に設けられ、異なる種類の作業機が着脱自在に連結可能とされた昇降リンク機構と、前記昇降リンク機構を介して連結されている作業機を昇降させる昇降アクチュエータと、人為操作可能な手動昇降操作部材及び自動昇降操作部材と、前記昇降アクチュエータの作動制御を司るメイン制御装置とを備え、前記メイン制御装置は、前記手動昇降操作部材の操作時には当該手動昇降操作部材の操作位置を目標値として前記昇降アクチュエータの作動制御を行うと共に、前記自動昇降操作部材の上げ操作時には所定の上げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータの作動制御を行う自動上昇制御を実行し且つ前記自動昇降操作部材の下げ操作時には所定の下げ位置を目標値として前記昇降アクチュエータの作動制御を行う自動下降制御を実行するように構成された作業車輌であって、
    前記メイン制御装置は、前記自動上昇制御として、上げ位置設定部材によって設定される任意上げ位置を目標値とする基本上昇制御モードと、連結されている作業機の個別上げ位置を目標値とする個別上昇制御モードとを有し、前記基本上昇制御モード及び前記個別上昇制御モードが選択的に起動可能とされていることを特徴とする作業車輌。
  2. 前記メイン制御装置は一の作業機に対して複数の個別上げ位置を記憶可能とされており、前記複数の個別上げ位置のうち人為操作に応じて選択された一の個別上げ位置を前記個別上昇制御モードにおける前記目標値に設定することを特徴とする請求項1に記載の作業車輌。
  3. 前記メイン制御装置は、前記作業機の種類と前記個別上げ位置とを関連付けた情報を記憶しており、前記メイン制御装置と前記車輌本機に連結されている作業機とが電気的に接続されることで認識される作業機の種類と前記情報とに基づいて前記個別上げ位置が設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業車輌。
  4. 前記個別上昇制御モードの起動時に前記上げ位置設定部材が人為操作されると、前記個別上昇制御モードから前記基本上昇制御モードへ制御モードが切り替わることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の作業車輌。
  5. 前記メイン制御装置は、前記自動下降制御として、下げ位置設定部材によって設定される任意下げ位置を目標値とする基本下降制御モードと、連結されている作業機の個別下げ位置を目標値とする個別下降制御モードとを有し、前記基本下降制御モード及び前記個別下降制御モードが選択的に起動可能とされていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の作業車輌。
  6. 前記メイン制御装置は、前記作業機の種類と前記個別下げ位置とを関連付けた情報を記憶しており、前記メイン制御装置と前記車輌本機に連結された作業機とが電気的に接続されることで認識される作業機の種類と前記情報とに基づいて前記個別下げ位置が設定されることを特徴とする請求項5に記載の作業車輌。
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