JP2014236310A - 画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが注目する領域をフォーカスエリアとして設定する。【解決手段】 本発明の画像処理装置は、画像に含まれる被写体領域を抽出する抽出部と、抽出部が被写体領域を抽出したか否かを判定する第1の判定部と、第1の判定部が被写体領域を抽出していないと判定したときに、画像が風景の画像であるか否かを推定する推定部と、推定部が風景の画像でないと推定したときに、被写体領域を抽出する際に用いる抽出条件を変更する条件変更部と、変更した抽出条件を用いて画像から被写体領域を再度抽出する再抽出部と、変更した抽出条件を用いて抽出された被写体領域を主要被写体領域として設定する設定部と、を備えたことを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラムに関する。
従来、被写体の動きに合わせて焦点調節時に用いるフォーカスエリアを追従させる、所謂追尾に関して様々な技術が考案されている。この追尾に関する技術として、例えばカメラに近づく、或いはカメラから離れる方向に移動する被写体の形状や大きさ等に応じて、フォーカスエリアを変化させる技術が挙げられる(特許文献1参照)。
特開2009−69748号公報
例えば風景などの撮影は、人物の撮影と異なり、撮影範囲(画角)内に被写体となる対象物が少ないことから、予め画角内に設定された複数の領域をフォーカスエリアとした焦点調節を行うことが一般的である。したがって、ユーザが注目する領域が画角内に含まれる場合であっても、ユーザが注目する領域が上述したフォーカスエリアとして用いられないことが多い。その結果、ユーザが注目する領域に焦点が合わない画像が得られてしまうという欠点がある。
本発明は、上述した課題を鑑みて発明されたものであり、ユーザが注目する領域をフォーカスエリアとして設定することができるようにした画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、画像に含まれる被写体領域を抽出する抽出部と、前記抽出部が前記被写体領域を抽出したか否かを判定する第1の判定部と、前記第1の判定部が前記被写体領域を抽出していないと判定したときに、前記画像が風景の画像であるか否かを推定する推定部と、前記推定部が前記風景の画像でないと推定したときに、前記被写体領域を抽出する際に用いる抽出条件を変更する条件変更部と、変更した前記抽出条件を用いて前記画像から前記被写体領域を再度抽出する再抽出部と、前記変更した前記抽出条件を用いて抽出された前記被写体領域を主要被写体領域として設定する設定部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、前記画像を取得する撮像部と、上述した画像処理装置と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の画像処理プログラムは、画像に含まれる被写体領域を抽出する抽出工程と、前記抽出工程により前記被写体領域を抽出したか否かを判定する判定工程と、前記判定工程により前記被写体領域を抽出していないと判定したときに、前記画像が風景の画像であるか否かを推定する推定工程と、前記推定工程により前記風景の画像でないと推定したときに、前記被写体領域を抽出する際に用いる抽出条件を変更する条件変更工程と、変更した前記抽出条件を用いて、前記画像から前記被写体領域を再度抽出する再抽出工程と、前記変更した前記抽出条件を用いて抽出された前記被写体領域を主要被写体領域として設定する設定工程と、をコンピュータに実行させることが可能なものである。
本発明によれば、ユーザが注目する領域をフォーカスエリアとして設定することができる。
撮像装置の構成における一形態を示す機能ブロック図である。 画像処理回路の構成における一例を示す機能ブロック図である。 撮像時の処理の流れを示すフローチャートである。 撮像時の処理の流れを示すフローチャートである。 マスク抽出処理の流れを示すフローチャートである。 山を撮影する場合の表示部の表示例を示す図である。
以下、撮像装置の一形態について、図1を用いて説明する。この撮像装置10は、装置本体11、レンズ鏡筒12から構成される。ここで、レンズ鏡筒12は、装置本体11に一体であってもよいし、着脱できるものであってもよい。
装置本体11は、撮像部21、画像処理回路22、表示部23、バッファメモリ部24、記憶部25、CPU26、操作部27及び通信部28を備えている。撮像部21、画像処理回路22、表示部23、バッファメモリ部24、記憶部25、CPU26、操作部27及び通信部28は、バスを介して電気的に接続される。なお、本発明の画像処理装置は、CPU26及び画像処理回路22からなる。
撮像部21は、撮像素子29、A/D(Analog/Digital)変換部30を有している。撮像部21は、設定された撮像条件(例えば露出値、シャッタ速度等)に従って、CPU26により、その動作が制御される。
撮像素子29は、光電変換面を備え、レンズ鏡筒12により光電変換面に結像された光学像を電気信号に変換して、A/D変換部30に出力する。撮像素子29は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの光電変換素子で構成される。ここで、撮像素子29は、光電変換面の全領域において光学像を電気信号に変換してもよいし、光電変換面の一部領域において光学像を電気信号に変換するようにしてもよい。この撮像素子29から出力される電気信号が画像データとなる。
A/D変換部30は、撮像素子29から出力される画像データをデジタル化して、デジタル化した画像データをバッファメモリ部24等に出力する。
画像処理回路22は、記憶部25に記憶されている画像処理条件に基づいて、バッファメモリ部24に一時的に記憶されている画像データに対する画像処理を行う。ここで、画像処理としては、ホワイトバランス調整、補間処理、色調補正処理、階調変換処理などが挙げられる。画像処理回路22にて画像処理が施された画像データは、バッファメモリ部24に一次記憶される他、通信部28を介して記憶媒体31に記憶される。
また、画像処理回路22は、撮影指示が行われていない状態で撮像部21にて連続して得られる画像データを用いて、主要被写体領域を設定する処理を実行する。ここで、撮影指示が行われていない状態で撮像部21にて連続して得られる画像データを、スルー画像データと称する。なお、主要被写体領域を設定する処理については、後述する。
表示部23は、例えば液晶ディスプレイが挙げられる。この表示部23は制御部を有し、この制御部により表示部23における画像の表示制御が行われる。ここで、表示部23に表示される画像としては、撮像部21により得られた画像データに基づく画像や、各種設定を行う際に表示する画像が挙げられる。バッファメモリ部24は、撮像部21によって生成された画像データや画像処理回路22によって画像処理が施された画像データを一時的に記憶する。記憶部25は、撮像条件や、各種判定の際にCPU26によって参照される判定条件などを記憶する他、マスク抽出処理の結果を示すフラグや、フラグの履歴を記憶する。
CPU26は、画像処理回路22や記憶部25などから取得した情報や、操作部27の操作状態などに基づいて、装置本体11の各部を統括的に制御する。CPU26による制御には、焦点調整(AF)の設定、露出調整(AE)の設定、ホワイトバランス調整(AWB)の設定、閃光の発光量の変更の設定、被写体追尾の設定、各種撮影モードの設定、各種画像処理の設定、各種表示の設定、ズーム倍率に連動した明るさの最適化の設定などが含まれる。
操作部27は、電源スイッチ、シャッタボタン、マルチセレクタ(十字キー)、又はその他の操作キーから構成される。なお、表示部23がタッチパネルを備えた表示部23となる場合、タッチパネルも操作部27として機能する。この操作部27は、ユーザの操作入力を受け付け、操作入力に応じた信号をCPU26に出力する。
通信部28は、不揮発性メモリからなるメモリカード等、装置本体11に対して着脱することができる記憶媒体31と電気的に接続される。通信部28は、装置本体11に装着された記憶媒体31にデータ(画像データ、領域の情報など)を書き込む、または記憶媒体31に記憶されたデータを消去する。通信部28は、必要に応じて、記憶媒体31に記憶されたデータの読み出しを行う。
レンズ鏡筒12は、撮像光学系35、レンズ駆動部36、エンコーダ37、鏡筒制御部38を有している。撮像光学系35はフォーカスレンズやズームレンズなどの複数のレンズを有している。この撮像光学系35の各レンズは、レンズ駆動部36により、その位置が光軸方向に移動するように制御される。撮像光学系35は、装置本体11に設けられた撮像素子29の受光面(光電変換面)に取り込まれた光学像を導く。
レンズ駆動部36は、例えば駆動モータや、ギヤ機構又はヘリコイド機構などの駆動機構を有し、撮像光学系35の各レンズを光軸方向に移動させる。エンコーダ37は、撮像光学系35のズームレンズやフォーカスレンズが光軸方向に移動したときに、その移動に伴う位置や移動方向を検出し、鏡筒制御部38に出力する。
鏡筒制御部38は、装置本体11のCPU26から入力される駆動制御信号に応じて、レンズ駆動部36を制御する。ここで、駆動制御信号とは、撮像光学系35の各レンズを光軸方向に移動させる制御信号である。鏡筒制御部38は、駆動制御信号に応じて、レンズ駆動部36に出力するパルス電圧のステップ数を制御する。また、鏡筒制御部38は、撮像光学系35の各レンズの移動量に応じた信号に基づいて、フォーカスレンズの位置(フォーカスポジション)を、装置本体11のCPU26に出力する。
次に、画像処理回路22の構成について説明する。上述したように、画像処理回路22は、画像処理条件に基づいて画像データに対する画像処理を実行する他に、スルー画像データを用いて、主要被写体領域を設定する処理を実行する。図2に示すように、画像処理回路22は、抽出部41、判定部42、追尾部43、評価部44及び設定部45の機能を有している。
抽出部41は、撮像部21にて取得されるスルー画像データを用いて、該スルー画像データに基づいた画像に含まれる被写体の領域をマスクとして抽出する。以下、スルー画像データに基づく画像をスルー画像と称する。なお、マスク抽出処理については後述する。マスク抽出処理を行うことで、抽出部41は、マスクとして抽出した被写体の情報(以下、マスク情報)を記憶部25に記憶する。ここで、マスク情報としては、マスク抽出処理の抽出条件(色区分やマスク区分など)、マスクの位置、マスクの大きさや形状、マスクの動き(移動方向、移動ベクトル)、マスクに該当する被写体までの距離の情報が含まれる。
判定部42は、複数のスルー画像のそれぞれから得られるマスク情報を用いて、同一のマスクがn回(nフレーム)以上連続して検出されるか否かを判定する。この判定を行うことで、同一のマスクが安定しているか否かが判定される。
例えば、図示を省略した撮像光学系35における光学ズーム倍率が一定の場合には、対象となるマスクと同色で、且つ同一サイズとなるマスクが、連続するnフレーム以上のスルー画像データのそれぞれで検出されているか否かを判定する。この場合、被写体自体が動いていても、静止していてもよい。
また、撮像光学系35における光学ズーム倍率を変更する場合や、撮像光学系35における光学ズーム倍率が一定で被写体又は撮影者が撮像光学系35の光軸方向に変化する場合もある。このような場合、連続して得られるスルー画像においては検出される被写体の領域の大きさが変化する。よって、対象となるマスクと同色となり、且つ光学ズーム倍率に合わせた拡大率又は縮小率でサイズが変化しているマスクが、連続するnフレーム以上のスルー画像のそれぞれで検出されているか否かを判定すればよい。
ここで、判定部42においては、同一のマスクがn回(nフレーム)以上連続して検出されるか否かを判定するようにしているが、少なくとも2回(2フレーム)以上連続して検出される場合に、マスクが安定していると判定することもできる。なお、マスクが安定しているか否かの判定として用いるスルー画像については、撮像部21から出力される全てのスルー画像を対象としてもよいし、撮像部21から出力されるスルー画像のうち、例えば3フレームおき等、所定フレーム間隔を空けて得られるスルー画像を対象のスルー画像として上記判定を行うことも可能である。
追尾部43は、主要被写体領域が設定された以降に得られるスルー画像に対して、例えば主要被写体領域として設定されたマスクを用いたテンプレートマッチングの手法を用い、取得されるスルー画像に含まれる主要被写体領域の位置を特定する。この処理をスルー画像のそれぞれに対して行うことで、主要被写体を追尾することが可能となる。
評価部44は、判定部42において、n回(nフレーム)以上連続して検出されるマスク(主要被写体領域として設定されるマスクも含む)に対する評価を実行する。ここで、評価部44は、記憶部25に記憶されたマスク情報を用いて、マスクに対する評価を行う。
設定部45は、評価部44における評価結果に基づいて主要被写体領域を設定する。ここで、主要被写体領域を設定する処理としては、主要被写体領域が設定されていないときに、新規に主要被写体領域を設定する場合の他に、主要被写体領域が設定されているときに、主要被写体領域となる被写体の領域を切り替える(再設定する)処理が含まれる。設定部45は、主要被写体領域を設定したときに、該設定した情報を記憶部25に書き込む。なお、この情報は、マスク情報に対応付けて記憶してもよいし、個別に記憶してもよい。
以下、主要被写体領域として用いるマスクを抽出する処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
ステップS101は、Y画像データ、Cb画像データ及びCr画像データを生成する処理である。画像処理回路22は、画像処理済みのスルー画像データを読み出す。そして画像処理回路22は、読み出したスルー画像データから、Y画像データ、Cb画像データ及びCr画像データを生成する。
ステップS102は、注目点を推定する処理である。画像処理回路22は、生成されたY画像データに対して、例えば2次元のガボールフィルタ関数を用いたフィルタ処理を行い、マップ(ガボールマップ)を生成する。ここで、2次元のガボールフィルタ関数を用いたフィルタ処理としては、複数方向(例えば45°及び135°)の2次元のガボールフィルタ関数のそれぞれとY画像データとを畳み込みし、その演算結果を加算することで、畳み込み和を求める処理である。この処理を行うことで、ガボールマップが生成される。画像処理回路22は、生成したガボールマップに対して2値化処理を行う。画像処理回路22は、2値化処理を行ったガボールマップに含まれる白画素の領域の重心を注目点として推定する。なお、このステップS102における注目点を推定する処理は、上記に限定されるものではなく、例えばユーザが指定した位置を注目点の位置としてもよい。
ステップS103は、対象となるマスクを抽出する処理である。画像処理回路22は、Y画像データ、Cb画像データ及びCr画像データのそれぞれを用いて、ステップS102にて推定した注目点となる画素と、その周辺部の画素を含む例えば3×3画素の領域における画素値の平均Aveを求める。画像処理回路22は、Y画像データ、Cb画像データ及びCr画像データに対して、Ave±ασを用いた2値化処理を行う。ここで、αは係数であり、例えばα=0.6が挙げられる。また、σは標準偏差である。画像処理回路22は、2値化処理によりAve±ασの範囲に含まれる画素に対してラベリング処理を行う。このラベリング処理を行うことで、上記範囲に含まれる画素値を有する画素が白画素となり、上記範囲から外れる画素値を有する画素が黒画素となる。画像処理回路22は、Y画像データ、Cb画像データ及びCr画像データのそれぞれから生成された2値化画像データを合成する。画像処理回路22は、合成後の2値化画像データを用いて、白画素となる画素の領域が重なり合う領域をマスクとして抽出する。画像処理回路22は、抽出したマスクに係る情報を、記憶部25に記憶する。
このステップS103においては、Y画像データ、Cb画像データ及びCr画像データから生成された2値化画像データを合成したときに、白画素となる領域が重なり合う領域をマスクとして抽出している。この他に、2値化画像データのいずれかにおいて白画素となる領域があれば、その領域をマスクとして抽出することも可能である。
ステップS104は、面積が大きいマスク又は面積が小さいマスクを除外する処理である。画像処理回路22は、抽出されたマスクのうち、合成された2値化画像の総面積に対するマスクの総面積の比率が60%以上となるマスクや、1%以下となるマスクを除外する。
ステップS105は、充填率が低いマスクを除外する処理である。画像処理回路22は、マスクが含まれる矩形の領域(以下、矩形領域)毎に、矩形領域に対してマスクが占める比率を求める。そして、画像処理回路22は、求めた比率が閾値(例えば0.2)以下である場合に、そのマスクを充填率が低いマスクとして除外する。
ステップS106は、横長及び縦長となるマスクを除外する処理である。画像処理回路22は、マスクが含まれる矩形領域の縦横比を求める。画像処理回路22は、求めた縦横比が、例えば0.2以上5未満の範囲から外れるマスクを横長のマスク又は縦長のマスクとして除外する。
ステップS107は、背景となるマスクを除外する処理である。画像処理回路22は、Y画像データ、Cb画像データ及びCr画像データを参照して、対象となるマスクにおける輝度値や色相の情報を読み出す。そして、画像処理回路22は、輝度値や色相の情報から、背景に想到する輝度値や色相の情報を有するマスクを除外する。
ステップS108は、画像の周縁部に位置するマスクを除外する処理である。画像処理回路22は、画像の左端および右端にかかるマスクや、例えば左端、右端にかかるマスクの画素数が縦辺に配置される画素の総数の1/3以上であれば排除する。
ステップS109は、除外したマスクの情報を記憶する処理である。画像処理回路22は、ステップSからステップSによって除外したマスクの情報を記憶部に記憶する。
ステップS110は、抽出したマスクの優先度を設定する処理である。画像処理回路22は、残りのマスクのそれぞれに対して、マスクの面積を慣性モーメントで除算した値(評価値)を求める。そして、求めた値(評価値)の高いマスクから順に優先度を設定する。
次に、撮影時の処理の流れについて、図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。なお、これらフローチャートは、レリーズボタンが半押し操作されたことを契機にして実行される。
ステップS201は、スルー画像データを取得する処理である。CPU26は、撮像部21を制御して、スルー画像データの取得を開始する。取得されたスルー画像データの画像情報はバッファメモリ部24に一時的に記憶される。このスルー画像データは、所定の時間間隔で連続して取得される。
ステップS202は、画像処理である。CPU26は、画像処理回路22に対して画像処理を行う指示を行う。この指示を受けて、画像処理回路22は、バッファメモリ部24に記憶されたスルー画像データを読み出す。そして、画像処理回路22は、読み出したスルー画像データに対して、ホワイトバランス調整処理、補間処理、色調補正処理、階調変換処理などの画像処理を実行する。これら画像処理が実行された後、画像処理回路22は、スルー画像データをバッファメモリ部24に一時記憶する。
ステップS203は、スルー画像を表示する処理である。このステップS203の処理において、CPU26は、バッファメモリ部24に一時記憶されたスルー画像データを読み出し、表示部23に出力する。これを受けて、表示部23は読み出したスルー画像データに基づくスルー画像を表示する。
ステップS204は、マスク抽出処理である。CPU26は、画像処理回路22に対して、主要被写体領域を設定する指示を行う。この指示を受けて、画像処理回路22は、バッファメモリ部24からスルー画像データを読み出す。そして、画像処理回路22は、読み出したスルー画像データを用いてマスク抽出処理を行う。マスクが抽出される場合、CPU26は、マスクが抽出されたことを示すフラグを記憶部25に書き込む。一方、マスクが抽出されない場合、CPU26は、マスクが抽出されないことを示すフラグを記憶部25に書き込む。
ステップS205は、マスクが抽出できたか否かを判定する処理である。ステップS204の処理により、記憶部25にはマスク抽出の結果を示すフラグが記憶される。画像処理回路22は、記憶部25からフラグを読み出す。読み出したフラグが、マスクを抽出したことを示すフラグであれば、画像処理回路22は、ステップS205の判定結果をYesとする。この場合、ステップS206に進む。一方、読み出したフラグが、マスクを抽出されていないことを示すフラグであれば、画像処理回路22は、ステップS205の判定結果をNoとする。この場合、ステップS220に進む。
ステップS206は、マスク情報を記録する処理である。画像処理回路22は、ステップS204により抽出したマスクに係る情報をマスク情報として記憶部25等に記録する。
ステップS207は、n回以上連続して抽出されたマスクがあるか否かを判定する処理である。このステップS207における判定は、ステップS204のマスク抽出処理により抽出されたマスクが安定しているか否かを判定するためのものである。よって、n回以上連続して同一のマスクを抽出した場合、画像処理回路22は、抽出されたマスクが安定していると判定する。つまり、主要被写体領域を正しく検出していると判断することができる。画像処理回路22は、ステップS207の判定結果をYesとする。この場合、ステップS208に進む。一方、n回以上連続して同一のマスクを抽出していない場合は、画像処理回路22は、ステップS204のマスク抽出処理により抽出されたマスクが安定していないと判定する。画像処理回路22は、ステップS207の判定結果をNoとする。この場合、ステップS215に進む。
ステップS208は、主要被写体領域を設定する処理である。画像処理回路22は、ステップS204におけるマスク抽出処理により抽出されたマスクから、優先度の高いマスクを選択する。そして、画像処理回路22は、選択されたマスクに対応する領域を主要被写体領域として設定する。
ステップS209は、主要被写体領域に係る情報を記憶する処理である。画像処理回路22は、主要被写体領域の情報(主要被写体領域情報)を記憶部25等に記録する。主要被写体領域情報としては、マスクに関するマスク情報、主要被写体領域の位置、主要被写体領域の大きさや形状などの情報が挙げられる。
ステップS210は、主要被写体領域情報を表示する処理である。CPU26は、主要被写体領域情報を表示部23に出力する。表示部23は、主要被写体領域情報に基づいた表示をスルー画像に重畳して表示する。主要被写体領域情報に基づいた表示としては、例えば主要被写体領域であることを示す枠が挙げられる。なお、この枠は、主要被写体領域の形状に応じた枠であってもよいし、矩形や円形など所定の形状の枠であってもよい。このような表示を行うことにより、ユーザは、自動で検出される主要被写体領域の位置や形状がどのようなものであるかを、容易に把握することができる。
ステップS211は、撮影指示があるか否かを判定する処理である。操作部27を用いた入力操作が行われた場合、CPU26には、操作部27における入力操作に基づく信号が入力される。CPU26は、この入力される信号が撮影指示を示す信号であるか否かを判定する。例えばレリーズボタンの全押し操作が行われた場合に入力される信号など、撮影指示を示す信号であれば、CPU26は、ステップS211の判定結果をYesとする。この場合、ステップS212に進む。一方、入力される信号が撮影指示を示す信号でない場合には、CPU26は、ステップS211の判定結果をNoとする。この場合、ステップS201に戻る。
ステップS212は、撮像処理である。例えば安定したマスク抽出が行えている場合には、ステップS208で主要被写体領域を設定し、ステップS209で該主要被写体領域情報を記憶している。CPU26は、記憶部25に記憶される主要被写体領域情報に基づいて、焦点調整(AF)の設定処理、露出調整(AE)の設定処理、ホワイトバランス調整処理(AWB)の3A処理を行う。また、CPU26は、画像処理回路22における各種画像処理の条件等を決定する。
一方、安定したマスク抽出が行えていないときにも、ユーザの操作により撮影が実行される場合がある。このような場合には、CPU26は、例えば中央の領域など特定の領域を用いて、焦点調整(AF)の設定処理、露出調整(AE)の設定処理、ホワイトバランス調整処理(AWB)の3A処理を行う。これに合わせて、CPU26は、画像処理回路22における各種画像処理の条件等を決定する。CPU26は、上述した処理の結果に基づいて、撮像処理を実行する。
ステップS213は、画像を記録する処理である。CPU26は、ステップS212による撮像処理により取得された画像データを、通信部28を介して記憶媒体31に記録して一連の処理を終了する。
ステップS207の判定結果がNoとなる、言い換えれば、n回以上連続して抽出されたマスクがないと判定された場合、ステップS215に進む。
ステップS215は、前回までのマスク抽出処理で連続して抽出されたマスクがあるか否かを判定する処理である。画像処理回路22は、記憶部25に記憶されたマスク情報を読み出す。例えば、前回までのマスク抽出処理において連続して抽出されたマスクに関するマスク情報があれば、画像処理回路22は、ステップS215の判定結果をYesとする。この場合、ステップS210に進む。一方、前回までのマスク抽出処理において連続して抽出されたマスクに関するマスク情報がない場合、画像処理回路22は、ステップS215の判定結果をNoとする。この場合、ステップS216に進む。
ステップS216は、通常の3A処理である。例えば主要被写体領域の設定処理を行っていない状態で撮影指示が行われてしまう場合に備えて、CPU26は、通常の3A処理を行う。3A処理とは、焦点調整(AF)の設定処理、露出調整(AE)の設定処理、ホワイトバランス調整処理(AWB)であり、公知技術と同様に行われる。この処理が実行された後、ステップS211に進む。
また、ステップS205の判定結果がNoとなる場合、言い換えれば、取得されたスルー画像からマスクが抽出されない場合には、ステップS220に進む。
ステップS220は、m(m<n)回以上マスク抽出されていないか否かを判定する処理である。画像処理回路22は、記憶部25に書き込まれたフラグの履歴を参照する。画像処理回路22は、記憶部25に記憶されたフラグの履歴からm回以上マスクが抽出されていないか否かを判定する。例えばm回以上連続してマスクが抽出されていない場合には、画像処理回路22は、ステップS220の判定結果をYesとする。この場合、ステップS221に進む。一方、m回以上連続してマスクが抽出されている場合には、画像処理回路22は、ステップS220の判定結果をNoとする。この場合、ステップS211に進む。
ステップS221は、画像の輝度値Bvが所定値を超過するか否かを判定する処理である。画像処理回路22は、バッファメモリ部24に記憶されたスルー画像データを読み出す。画像処理回路22は、読み出したスルー画像データを用いて画像の輝度値を求める。画像処理回路22は、求めた画像の輝度値Bvが所定値(例えば6)を超過するか否かを判定する。求めた画像の輝度値Bvが所定値を超過する場合、画像処理回路22は、ステップS221の判定結果をYesとする。この場合、ステップS222に進む。一方、求めた画像の輝度値Bvが所定値以下となる場合には、画像処理回路22は、ステップS221の判定結果をNoとする。この場合、ステップS224に進む。
ステップS222は、風景撮影用に設定される領域を主要被写体領域として設定する処理である。画像処理回路22は、記憶部25から風景撮影用に設定される領域の情報を読み出す。そして、画像処理回路22は、読み出した風景撮影用に設定される領域を主要被写体領域として設定する。なお、風景撮影用に設定される領域としては、画像の中央の領域が挙げられ、その領域の横幅及び縦幅は、例えば画像の横幅及び縦幅の0.4倍に設定される。なお、風景撮影用に設定される領域の幅は一例を示すものである。
ステップS223は、主要被写体領域情報を記録する処理である。このステップS223の処理は、ステップS209と同一の処理である。
ステップS224は、主要被写体領域情報を表示する処理である。このステップS224の処理は、ステップS210と同一の処理である。
例えば、図6に示すように、晴れた日に山を撮影する場合には、スルー画像51においては画像全体の輝度が高く、また画像全体の色相が類似していることから、スルー画像51に含まれる山の部分を主要被写体として特定することができない。このような場合には、画像全体の輝度値に基づいて風景撮影であるか否かを自動的に判別する。つまり、輝度値が高い場合には風景撮影であると自動的に判別される。その結果、予め風景撮影用として設定される領域が主要被写体領域として設定される。したがって、このような場合には、表示部23においては、スルー画像51と風景撮影用の枠52が表示される。
上述したステップS221の判定結果がNoとなる場合、言い換えれば、被写体輝度Bvが所定値以下となる場合には、ステップS225に進む。
ステップS225は、マスク抽出処理時に除外されたマスクのうち、中央の領域に位置するマスクがあるか否かを判定する処理である。画像処理回路22は、記憶部25に記憶されたマスク情報を参照する。そして、参照したマスク情報に含まれるマスクの位置情報から、中央の領域に位置するマスクがあるか否かを判定する。中央の領域に位置するマスクがある場合、画像処理回路22は、ステップS225の判定結果をYesとする。この場合、ステップS226に進む。一方、中央の領域に位置するマスクがない場合、画像処理回路22は、ステップS225の判定結果をNoとする。この場合、ステップS228に進む。ここで、画像の中央の領域としては、例えば画像の横幅及び縦幅の1/2の領域を示す。なお、画像の中央の領域と、上述した風景撮影用の領域とは、同一の大きさであってもよいし、異なる大きさであってもよい。
ステップS226は、対象となるマスクを主要被写体領域として設定する処理である。例えばステップS225において中央の領域に位置するマスクがあると判定された場合には、該マスクを主要被写体領域として設定する。また、後述するステップS229において条件を満足するマスクがあると判定された場合には、抽出条件を変更することで抽出されたマスクを主要被写体領域として設定する。そして、画像処理回路22は、主要被写体領域の情報を記憶部25等に記録する。
ステップS227は、主要被写体領域情報を表示する処理である。CPU26は、主要被写体領域の情報を表示部23に出力する。表示部23は、入力された主要被写体領域の情報に基づいた表示をスルー画像に重畳して表示する。この処理が実行されると、ステップS211に進む。
このように、マスク抽出処理で除外されるマスクのうち、画像の中央の領域に位置するマスクがあれば、そのマスクを主要被写体領域として設定する。例えば建造物などを含む風景を撮影する場合等、マスク抽出処理によりマスクの対象から除外される場合がある。しかしながら、除外されたマスクのうち、ユーザが注目するマスクが中央の領域にあれば、そのマスクが主要被写体として設定される。したがって、主要被写体として抽出された対象物に合わせた枠が表示されるので、ユーザはユーザ自身が狙っている被写体の位置や大きさを確認することが可能となる。
ステップS225の判定結果がNoとなる、言い換えれば、除外されたマスクのいずれもが中央の領域に位置していない場合には、ステップS228に進む。
ステップS228は、抽出条件を変更してマスク抽出を行う処理である。なお、抽出条件を変更するとは、上述したマスク抽出処理時に実行される2値化処理における係数αの値を、α=0.6ではなく、他の値(例えばα=0.8,1.0,1.2)に変更することが挙げられる。なお、このステップS228の処理は、係数αの値を変更して、上述したマスク抽出処理(ステップS101からステップS110の処理)を実行する。この係数αの値を変更することで、ステップS204の処理におけるマスク抽出処理の際にマスクが抽出されない場合であっても、抽出条件を変更することでマスクを抽出することが可能となる。
ここで、抽出条件を変更する例として、Y画像データ、Cb画像データ及びCr画像データに対して2値化処理を行う際の係数αの値を変更する場合を例に取り上げているが、この他に、注目点及びその周辺部の画素からなる3×3画素の領域ではなく、例えば注目点及びその周辺部の画素からなる3×3画素の領域に対して、上方向、下方向、左方向或いは右方向に3画素ずらした領域に含まれる画素の画素値の平均値、及び標準偏差をそれぞれ求め、これら値を用いた2値化処理を行うことも可能である。
ステップS229は、条件を満足するマスクがあるか否かを判定する処理である。画像処理回路22は、ステップS228の処理を行うことで抽出されたマスクがあるか否かを判定する。抽出したマスクがあれば、画像処理回路22は、ステップS229の判定結果をYesとする。この場合、ステップS226に進む。一方、抽出したマスクがない場合には、ステップS229の判定結果をNoとする。この場合、ステップS230に進む。
ステップS230は、中央の領域を主要被写体領域として設定する処理である。CPU26は、画像の中央の領域を主要被写体領域として設定する。そして、CPU26は主要被写体領域の情報を記憶部25に書き込む。
ステップS231は主要被写体領域情報を表示する処理である。CPU26は、ステップS230にて設定した主要被写体領域の情報を表示部23に出力する。この処理が実行されると、ステップS211に進む。
このように、マスク抽出処理で除外されるマスクのうち、中央の領域に位置するマスクがない場合には、抽出条件を変更してマスク抽出処理が再度実行される。再度実行されるマスク抽出処理によりマスクが抽出された場合には、抽出されたマスクを主要被写体領域とした枠が表示される。したがって、ユーザは新たに抽出されたマスクに基づく枠の表示を確認しながら、画角の調整を行うことが可能となる。
一方、抽出条件を変更してもマスクが抽出されない場合には、予め設定されている画像の中央の領域を主要被写体領域とした枠が表示される。この場合には、ユーザが注目している対象が枠の中に入るように画角の調整を行うことが可能となる。
本実施形態では、ステップS102において注目点を推定する処理を行っているが、この動作を行う必要はなく、例えばユーザによる操作部の入力操作に基づく位置を注目点とすることも可能である。
本実施形態では、抽出されたマスクのうち、最も評価値の高いマスクを主要被写体領域として設定しているが、例えばマスク抽出処理により抽出されたマスクを全て表示部に表示し、ユーザによる操作部の入力操作により、主要被写体領域とするマスクを選択させることも可能である。
本実施形態では、画像処理装置を備えた撮像装置を例に取り上げているが、これに限定される必要はなく、図2に示す画像処理回路の構成や、図3から図5に示すフローチャートの処理をコンピュータに実行させることが可能な画像処理プログラムであってもよい。この場合、画像処理プログラムは、メモリカード、光学ディスク、磁気ディスクなどコンピュータにて読み取り可能な記憶媒体に記憶されることが好ましい。
10…撮像装置、21…撮像部、22…画像処理回路、23…表示部、26…CPU、41…抽出部、42…判定部、43…追尾部、44…評価部、45…設定部

Claims (12)

  1. 画像に含まれる被写体領域を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が前記被写体領域を抽出したか否かを判定する第1の判定部と、
    前記第1の判定部が前記被写体領域を抽出していないと判定したときに、前記画像が風景の画像であるか否かを推定する推定部と、
    前記推定部が前記風景の画像でないと推定したときに、前記被写体領域を抽出する際に用いる抽出条件を変更する条件変更部と、
    変更した前記抽出条件を用いて前記画像から前記被写体領域を再度抽出する再抽出部と、
    前記変更した前記抽出条件を用いて抽出された前記被写体領域を主要被写体領域として設定する設定部と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記第1の判定部が前記被写体領域を抽出していないと判定したときに、前記画像が取得される以前に前記被写体領域を安定して抽出していたか否かを判定する第2の判定部を備え、
    前記推定部は、前記第2の判定部が前記被写体領域を安定して抽出していないと判定したときに、前記画像が前記風景の画像であるか否かを推定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記推定部は、前記画像の輝度値に基づいて、前記画像が風景の画像であるか否かを推定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記設定部は、前記推定部が前記風景の画像であると推定したときに、風景撮影用として設定される領域を前記主要被写体領域として設定することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記設定部は、変更した前記抽出条件を用いて前記被写体領域を抽出する処理を行っても前記画像から前記被写体領域を抽出していないときに、前記画像の中央の領域を前記主要被写体領域として設定することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記抽出部は、
    前記画像を、輝度画像及び色度画像に変換する変換部と、
    前記輝度画像及び前記色度画像のそれぞれに対して前記抽出条件を用いた2値化処理を実行する2値化処理部と、
    前記2値化処理により生成された2値化画像を合成する合成部と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置において、
    前記抽出部は、合成された2値化画像に含まれる白画素で構成される白画素領域のうち、該白画素領域を含む矩形の面積に対する前記白画素領域の面積の比が閾値以下となる白画素領域を除外することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項6に記載の画像処理装置において、
    前記抽出部は、合成された2値化画像に含まれる白画素で構成される白画素領域のうち、該白画素領域を含む矩形の縦横比が所定範囲内に含まれる白画素領域を除外することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記設定部は、変更した前記抽出条件を用いて前記画像から前記被写体領域を抽出する処理を実行したときに、合成された2値化画像に対して設定された所定領域に含まれる白画素領域を前記主要被写体領域として設定することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記設定部が設定した前記主要被写体領域の情報を前記画像とともに表示する表示部を、さらに備えることを特徴とする画像処理装置。
  11. 前記画像を取得する撮像部と、
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  12. 画像に含まれる被写体領域を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程により前記被写体領域を抽出したか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により前記被写体領域を抽出していないと判定したときに、前記画像が風景の画像であるか否かを推定する推定工程と、
    前記推定工程により前記風景の画像でないと推定したときに、前記被写体領域を抽出する際に用いる抽出条件を変更する条件変更工程と、
    変更した前記抽出条件を用いて、前記画像から前記被写体領域を再度抽出する再抽出工程と、
    前記変更した前記抽出条件を用いて抽出された前記被写体領域を主要被写体領域として設定する設定工程と、
    をコンピュータに実行させることが可能な画像処理プログラム。
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