JP2014235507A - 端末装置、睡眠言動記録方法及び睡眠言動記録プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外部で発生した音を入力する音声入力手段15を備えた端末装置10であって、就寝状態にある対象者から発せられて音声入力手段15で入力された音を記憶する記憶手段12と、この記憶手段12に記憶された音を文字に変換する音声変換手段28と、この音声変換手段28で変換された文字を表示する表示手段13と、音を再生して出力する音出力手段16、33とを備える。
【選択図】図2
Description
これらいびきや寝言は、睡眠中に発せられるものであり、しかも、無意識のうちに発せられるものである。このため、それらいびき等を発した本人は、起床後に覚えていないことが多い。
ただし、人は、自分が睡眠中にいびきを発していたかどうか、あるいは、寝言を言っていたかどうかについて、興味を持つものである。
そこで、睡眠中に発したいびきや寝言を検知する技術が提案されている。
例えば、対象者の周囲の光を検出する受光装置と、音を検出する受音装置と、対象者がいびきを発したかどうかを判定する判定装置とを備え、受光装置が検出している光の光量が所定量以下になると、判定装置は、対象者が就寝したものと判断し、その後に受音装置が音を検出すると、判定装置は、その音を対象者から発せられたいびきであるものと判定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
つまり、同技術では、判定装置がいびきを検知したとしても、この検知の結果を、起床後の対象者に提示することまでは考慮されていなかった。
このため、対象者は、自分がいびきを発したことを知ることはできなかった。
このため、対象者が発した寝言が具体的にどのような言葉であったのかまでは、知ることができなかった。
また、その寝言として発せられた具体的な言葉についても知得できる。
まず、本発明の端末装置の実施形態について、図1、図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態の端末装置の構成を示す外観斜視図である。図2は、端末装置の制御系の構成を示すブロック図である。
端末装置10は、プログラム制御により動作するコンピュータであって、例えば、インターネットやLANなどの所定の電気通信回線に、有線又は無線で接続可能となっており、その電気通信回線に接続されたサーバなどの他の情報処理装置にアクセスして、所定の情報を取得したり、所定のプログラムをダウンロードしたり、所定の画像や映像を取得して表示するなどの機能を備えている。
このような機能を備えた端末装置10の具体例として、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、PHSなどを挙げることができる。
この記憶手段12が記憶するプログラムには、例えば、音声を解析して文字データに変換する音声認識プログラムと、当該端末装置10のユーザが睡眠中に発したいびきや寝言などの音声を音声認識プログラムの実行により変換させて文字データを取得し、これを表示手段13に表示させる睡眠言動記録プログラムなどがある。
記憶手段12に記憶されるプログラムは、端末装置10の販売時点で既に当該記憶手段12に記憶されたもの、すなわち、端末装置10に標準装備されたものであってもよく、あるいは、ユーザが当該端末装置10を購入後、入力操作手段14を操作することにより、所定の電気通信回線及び通信手段11を介してダウンロードしたアプリケーションソフトウェアなどのプログラムであってもよい。
表示・設定制御部20Aは、表示手段13への画面表示、入力操作部14の操作の検知、設定された曲等の記憶手段12への記憶などを制御する機能部である。データ収集部20Bは、就寝中にユーザから発生されたいびきや寝言などの音、ユーザの体動、ユーザの睡眠の深さ等をデータ化して記憶手段12に記憶させる機能部である。音声出力制御部20Cは、音声出力手段16における音や曲の出力を制御する機能部である。記録表示制御部20Dは、データ化されたユーザの体動、音、睡眠深さ等を表示手段13に表示させる機能部である。
制御手段20は、起動画面に表示されたアイコンのうち、睡眠言動記録プログラムを示すアイコンがユーザにより選択操作されると、睡眠言動記録プログラムを起動させる。そして、制御手段20は、表示・設定制御部20Aの表示制御部21として動作し、表示手段13に、オープニング画面501を表示させる。
このオープニング画面501に表示されるソフトウェアキーには、例えば、「ぐっすり記録」キー501a、「ちょっと昼寝」キー501b、「快眠準備」キー501c、「妖精図鑑」キー501d、「記録を見る」キー501e、「その他」キー501fなどがある。
「ちょっと昼寝」キー501bは、5分や10分などの短い時間を設定しておき、現在の時刻からその設定された時間が経過した後にアラームを起動させる「ちょっと昼寝モード」に移行するときに操作されるキーである。
「快眠準備」キー501cは、睡眠前の準備体操をレクチャーする画面に移行するときに操作されるキーである。
「妖精図鑑」キー501dは、取得した妖精を一覧表示する画面に移行するときに操作されるキーである。
「記録を見る」キー501eは、過去に記録されたいびきや寝言、体動などのデータを表示する画面に移行するときに操作されるキーである。
「その他」キー501fは、睡眠言動記録プログラムに関する情報を表示する画面や各種設定を行う画面等に移行するときに操作されるキーである。
サウンド設定画面502は、ユーザの就寝時や起床前、起床時等において音声出力手段16から出力させる音を設定するための画面であって、図4に示すように、操作可能なソフトウェアキーとして、例えば、「おやすみサウンド」キー502a、「さわやかサウンド」キー502b、「目覚まし」設定キー502c、「おびきよせアイテム」キー502d、「OK」キー502e、「BACK」キー502fなどを表示する。
「さわやかサウンド」キー502bは、設定された「目覚まし時刻」から所定時間前に音声出力手段16から出力させる曲である「さわやかサウンド」の曲名を設定する画面に移行するときに操作されるキーである。
「目覚まし」設定キー502cは、ユーザが起床する時刻として設定された「目覚まし時刻」の到達時に音声出力手段16から出力させる音である「目覚まし音」の種類を設定する画面に移行するときに操作されるキーである。
「OK」キー502eは、選択された曲の曲名等を最終決定するときに操作されるキーである。
「BACK」キー502fは、一つ前の画面であるオープニング画面501を表示手段13に表示させるときに操作されるキーである。
おやすみサウンド設定画面503は、ユーザが睡眠を開始しようとするときに音声出力手段16から出力させる曲である「おやすみサウンド」を設定するための画面であって、図5に示すように、操作可能なソフトウェアキーとして、例えば、「オリジナルサウンド」キー503a、「ミュージックサウンド」キー503b、キャンセルキー503c、設定キー503d、再生ボリューム503e、「BACK」キー503fなどを表示する。
「ミュージックサウンド」キー503bは、ダウンロード等によって記憶手段12に記憶された曲の曲名を「おやすみサウンド」として設定する画面に移行するときに操作されるキーである。
キャンセルキー503cは、「オリジナルサウンド」として設定された曲の曲名と、「ミュージックサウンド」として設定された曲の曲名を、いずれもキャンセル(解除)して、「オリジナルサウンド」と「ミュージックサウンド」がいずれも設定されていない状態にするときに操作されるキーである。
設定キー503dは、音声出力手段16から曲を出力する時間を設定するための画面に移行するときに操作されるキーである。
再生ボリューム503eは、音声出力手段16から出力される曲の音量を調節するときに操作されるスライド式のソフトウェアキーである。
「BACK」キー503fは、一つ前の画面であるサウンド設定画面502を表示手段13に表示させるときに操作されるキーである。
そして、おやすみサウンド設定画面503に表示された「BACK」キー503fがユーザによる操作により選択されると、制御手段20は、表示・設定制御部20Aの表示制御部21として動作し、図4に示すサウンド設定画面502を、表示手段13に表示させる。
さわやかサウンド設定画面504は、設定された「目覚まし時刻」の到達前に音声出力手段16から出力させる曲である「さわやかサウンド」を設定するための画面であって、図6に示すように、操作可能なソフトウェアキーとして、例えば、「オリジナルサウンド」キー504a、「ミュージックサウンド」キー504b、キャンセルキー504c、設定キー504d、再生ボリューム504e、「BACK」キー504fなどを表示する。
「ミュージックサウンド」キー504bは、ダウンロード等によって記憶手段12に記憶された曲の曲名を「さわやかサウンド」として設定する画面に移行するときに操作されるキーである。
キャンセルキー504cは、「オリジナルサウンド」として設定された曲の曲名と、「ミュージックサウンド」として設定された曲の曲名を、いずれもキャンセル(解除)して、「オリジナルサウンド」と「ミュージックサウンド」がいずれも設定されていない状態にするときに操作されるキーである。
設定キー504dは、音声出力手段16から曲を出力する時間を設定するための画面に移行するときに操作されるキーである。
再生ボリューム504eは、音声出力手段16から出力される曲の音量を調節するときに操作されるスライド式のソフトウェアキーである。
「BACK」キー504fは、一つ前の画面であるサウンド設定画面502を表示手段13に表示させるときに操作されるキーである。
そして、さわやかサウンド設定画面504に表示された「BACK」キー504fがユーザによる操作により選択されると、制御手段20は、表示・設定制御部20Aの表示制御部21として動作し、図4に示すサウンド設定画面502を、表示手段13に表示させる。
目覚まし種類設定画面505は、設定された「目覚まし時刻」に到達したときに音声出力手段16から出力させる曲や音である「目覚まし音」を設定するための画面であって、図7に示すように、操作可能なソフトウェアキーとして、例えば、「普通の目覚まし」キー505a、「恋人モード」キー505b、「軍隊モード」キー505c、キャンセルキー505d、設定キー505e、「BACK」キー505fなどを表示する。
「恋人モード」キー505bは、「目覚まし音」として、女性の声を設定する画面に移行するときに操作されるキーである。
「軍隊モード」キー505cは、「目覚まし音」として、軍曹などの男性の声を設定する画面に移行するときに操作されるキーである。この軍隊モードを設定したときは、「目覚まし時刻」に到達したときに、音声出力手段16から、軍曹風の声で、例えば、「こら、起きろ」などの声が出力され、これに対して、ユーザが、「イエス、サー」などの掛け声を発しない限り、軍曹の声が繰り返し出力されるようになっている。
設定キー505eは、音声出力手段16から音を出力する時間を設定するための画面に移行するときに操作されるキーである。
「BACK」キー505fは、一つ前の画面であるサウンド設定画面502を表示手段13に表示させるときに操作されるキーである。
目覚まし時刻設定画面506は、ユーザが起床する時刻を「目覚まし時刻」として設定するための画面であって、図8に示すように、操作可能なソフトウェアキーとして、例えば、「目覚まし時刻」の具体的な時と分とを個別に設定するときに操作される目覚まし時刻設定ダイヤル506a、選択された「目覚まし時刻」を最終的に決定するときに操作される「OK」キー506b、一つ前の画面であるサウンド設定画面502を表示手段13に表示させるときに操作される「BACK」キー506cなどを表示する。
ぐっすりモード開始画面507は、図9に示すように、端末装置10をユーザの枕元に置くように指示することを内容とするメッセージを表示するとともに、操作可能なソフトウェアキーとして、「ぐっすりモード」の開始をユーザが承諾するときに操作される「OK」キー507a、一つ前の画面である目覚まし時刻設定画面506を表示手段13に表示させるときに操作される「BACK」キー507bなどを表示する。
また、このぐっすりモード実行中画面508には、「目覚まし時刻」に到達する前に「ぐっすりモード」を解除するときに操作されるぐっすりモード解除キー(起きる)508aが、ソフトウェアキーとして表示される。
さらに、このぐっすりモード実行中画面508には、「ぐっすりモード」を実行中にユーザが操作可能な内容をメッセージとして表示する。このメッセージには、例えば、「電源ボタンやホームボタンを押すと記録が中断されます」などがある。
そして、制御手段20のおやすみ音出力制御部24は、その「おやすみサウンド」の出力を開始した後、その「おやすみサウンド」の出力時間を監視し、おやすみサウンド設定画面503(図5参照)の設定キー503dにより設定された曲の出力時間が経過すると、その「おやすみサウンド」の出力を停止する。
加速度センサ18は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を使った半導体方式の加速度センサなどを使用することができる。具体的な動作として、加速度センサ18は、外部から与えられた振動を微小可動部の位置変化などで検出し、この検出した微小可動部の位置変化を振動の加速度の大きさとし、これを示す電気信号を加速度信号として出力する。
この加速度センサ18は、端末装置10に内蔵されている。ユーザは、就寝前に、当該端末装置10を自身の枕元に置く。これにより、加速度センサ18は、就寝中のユーザが寝返りをうつなどして、体を動かしたときに、そのユーザが寝ているベッド、床、布団などを通して伝わってきた振動を微小可動部の位置変化として検出し、この振動の加速度の大きさに応じた電気信号を加速度信号として出力する。
この音声入力手段15を内蔵した端末装置10は、就寝中のユーザの枕元に置かれることを想定している。このため、音声入力手段15は、就寝中のユーザから発せられたいびきや寝言などの音を入力することができる。
なお、本実施形態では、音声入力手段15が入力する音としていびきや寝言を想定しているが、いびきや寝言に限るものではなく、この音声入力手段15が入力可能な音圧や音量を有する音であればよい。例えば、ユーザが発した寝息や歯ぎしり、このユーザの近くにいる者の声、付近で物が落ちる音、屋外を通過する自動車や電車の音などであってもよい。
また、録音部26は、一定の音圧を閾値として設定しておき、音声入力手段15に入力された音のうち、閾値以上の音圧を有する音が音声入力手段15に入力されたときに、この音の録音を開始して、その音を記憶手段12に録音(記憶)させることができる。
さらに、録音部26は、一度、音の録音を開始した後、音圧がゼロ(0)又は所定の音圧以下に下がり、この音圧のゼロの状態又は所定の音圧以下の状態が一定時間経過したときに、その録音を終了させることができる。
あるいは、録音部26は、音の録音を開始して、一定時間経過後に、その録音を終了させることもできる。
ここで、制御手段20の音圧算出部27は、音声入力手段15から送られてきたアナログ音声を入力すると、このアナログ音声の音圧を算出し、この算出した音圧を所定の範囲内の数値(例えば、0から255までの256段階の数値)に変換し、この変換した数値を音圧データとして、記憶手段12に記憶させる。このとき、制御手段20は、音声入力手段15で当該アナログ音声が入力された日付及び時刻を、当該音圧データに対応付けて、記憶手段12に記憶させる。
睡眠深さは、次式を用いて算出することができる。
睡眠深さ=加速度データ+音圧データ (式1)
ただし、睡眠深さについても、0〜255の数値の範囲内で表される数値とする場合、睡眠深さは、次式を用いて算出することができる。
睡眠深さ=(加速度データ+音圧データ)/2 (式2)
この式2を用いて算出された睡眠深さデータは、0〜255の数値の範囲内で表された数値となる。
そして、現在の時刻が、「目覚まし時刻」から所定時間前の時刻に到達したものとアラーム管理部30が判断すると、制御手段20は、さわやかサウンド設定画面504(図6参照)で設定された曲である「さわやかサウンド」を、音声出力手段16から出力させる。
そして、制御手段20のアラーム管理部30は、その「さわやかサウンド」の出力を開始した後、その「さわやかサウンド」の出力時間を監視し、さわやかサウンド設定画面504(図6参照)の設定キー504dにより設定された曲の出力時間が経過すると、その「さわやかサウンド」の出力を停止する。
そして、現在の時刻が「目覚まし時刻」に到達したものとアラーム管理部30が判断すると、制御手段20は、記録表示制御部20Dの表示制御部21として動作し、表示手段13に起床時表示画面509を表示させる。
「ぐっすりモード」が終了したことを示すメッセージには、例えば、「おはようございます」などがある。
また、この起床時表示画面509には、例えば、「ぐっすりモード」の終了時点でユーザに操作させるぐっすりモード終了確認キー(起きる)509aが、ソフトウェアキーとして表示される。
なお、目覚まし種類設定画面505(図7参照)で「恋人モード」キー505bが選択されて、「恋人モード」が設定されたときは、制御手段20は、表示手段13に、その「恋人モード」に関する画面を表示させることができる。
また、目覚まし種類設定画面505(図7参照)で「軍隊モード」キー505cが選択されて、「軍隊モード」が設定されたときは、制御手段20は、表示手段13に、その「軍隊モード」に関する画面を表示させることができる。
就寝時間表示画面510は、図12に示すように、ユーザが就寝した時間を表示する画面である。
また、この就寝時間表示画面510には、この画面の表示を終了するときに操作される確認キーである「OK」キー510aが、ソフトウェアキーとして表示される。
日付選択画面511は、図13に示すように、日付一覧表示部511aと、次月表示キー511bと、前月表示キー511cと、「BACK」キー511dとを表示する画面である。
なお、図13に示す日付選択画面511の日付一覧表示部511aにおいては、「2月4日」が二つ表示されている。これは、その「2月4日」である24時間のうちに、睡眠言動記録プログラムを実行した回数、正確には、「ぐっすりモード」を実行した回数が二回あったことを示している。このように、「ぐっすりモード」は、一日の間に複数回実行することができる。
また、「ぐっすりモード」を実行しなかった日の日付については、日付一覧表示部511aに表示されないようになっている。
前月表示キー511cは、日付一覧表示部511aに表示されている日付を、前の月の日付に変更するときに操作されるキーである。
「BACK」キー511dは、一つ前の画面であるオープニング画面501を表示手段13に表示させるときに操作されるキーである。
そして、制御手段20は、記録表示制御部20Dのグラフ制御部31として動作し、その選択された日付に対応付けて記憶された加速度データと音圧データと睡眠深さデータとを記憶手段12から取り出し、表示手段13におけるグラフ表示が可能なデータに変換する。
グラフ表示画面512は、図14に示すように、睡眠深さ表示エリア512aと、体動グラフ表示エリア512bと、寝言グラフ表示エリア512cと、「BACK」キー512dとを表示する画面である。
睡眠深さ表示エリア512aは、横軸を時間とし、縦軸を睡眠深さとして、睡眠深さデータをグラフ表示するエリアである。この睡眠深さ表示エリア512aに睡眠深さデータをグラフ表示することにより、ユーザは、そのグラフに示された波形の縦軸方向の大きさによって、自身の睡眠の深さを知ることができる。
また、この睡眠深さ表示エリア512aでは、縦軸方向に4段階の色分けがされており、一番上が「睡眠の深さ」が浅く、一番下が「睡眠の深さ」が深いことを示している。これにより、睡眠の深さを視覚的に容易に捉えることができる。
寝言グラフ表示エリア512cは、横軸を時間とし、縦軸を音圧の大きさとして、音圧データをグラフ表示する。この寝言グラフ表示エリア512cに音圧データをグラフ表示することにより、ユーザは、自身が寝言を発したことを、波形の有無によって知ることができる。また、ユーザは、そのグラフに示された波形の縦軸方向の大きさを確認することにより、そのときの寝言の音圧の大きさを知ることができる。
「BACK」キー512dは、一つ前の画面である日付選択画面511を表示手段13に表示させるときに操作されるキーである。
この寝言表示キー512eがユーザにより操作されると、制御手段20は、記録表示制御部20Dの操作検知部22として動作し、その寝言表示キー512eが操作されたことを検知する。そして、制御手段20は、記録表示制御部20Dの表示制御部21として動作し、表示手段13に、寝言履歴表示画面513を表示させる。
「BACK」キー513bは、一つ前の画面であるグラフ表示画面512を表示手段13に表示させるときに操作されるキーである。
例えば、日付選択画面511の日付一覧表示部511aに表示された日付の中から選択された一の日付が「2月4日」であったとする。
この「2月4日」において睡眠言動記録プログラムの「ぐっすりモード」が実行されたときに、この一回の「ぐっすりモード」の実行において音が録音される回数は、0回、一回又は複数回である。これは、「ぐっすりモード」の実行中、端末装置10の外部で発声した音の音圧(又は音量等)が一定値以上となったときに録音を開始し、その後に、その音圧(又は音量等)が一定値以下となった時間が所定時間以上となったときにその録音を終了し、次に音圧(又は音量等)が一定値以上である音が入力されるまでは録音を行わないからである。例えば、「ぐっすりモード」を実行した時間が7時間であった場合において、所定時間の間隔をおいてユーザがいびきを三回発したとき、この「ぐっすりモード」の一回の実行において、いびきが三回録音されることとなる。
そして、日付選択画面511の日付一覧表示部511aに表示された日付の中から「2月4日」が選択されると、寝言一覧表示部513aには、その選択された「2月4日」において録音された一又は二以上の音声のそれぞれに対応する文字データが、それら録音された音声ごとに、一覧表示される。上記の例では、「2月4日」において録音された三回のいびきのそれぞれに対応する文字データが、寝言一覧表示部513aに、一覧表示される。
そして、寝言一覧表示部513aには、それら文字データ及び時刻が、これら文字データ等ごとに、選択可能なソフトウェアキーとして表示される。
ここで、一のソフトウェアキーに表示可能な文字データの文字数には制限が設けられており、この制限数よりも文字データの示す文字数が少ないときにのみ、当該ソフトウェアキーにその文字データのすべてが表示される。
一方、文字データの示す文字数がその制限数よりも多いときには、当該ソフトウェアキーには、文字データの一部(例えば、文字データの示す文字のうち、最初の数文字)が表示される。これにより、このソフトウェアキーに表示される文字データは、当該寝言一覧表示部513aにおいて、各文字データのインデックスとしての役割を果たしている。
そして、制御手段20は、記録表示制御部20Dの表示制御部21として動作し、表示手段13に、寝言変換文字表示画面514を表示させる。
寝言表示エリア514aは、所定時間ごと(例えば、30秒ごと)又は録音ごとに、取得された寝言を文字データとして列記する表示エリアである。
この寝言表示エリア514aにおける文字データの表示は、制御手段20が、記録表示制御部20Dのテキスト制御部32として機能することによって実行される。テキスト制御部32は、表示手段13に寝言変換文字表示画面514が表示されると、寝言履歴表示画面513の寝言一覧表示部513aで選択された文字データに対応する音声信号から変換された文字データのすべてを記憶手段12から取り出して、その寝言変換文字表示画面514の寝言表示エリア514aに表示させる。
この次文字表示キー514bが選択されたとき、制御手段20のテキスト制御部32は、寝言表示エリア514aに表示されていた文字データを消去させるとともに、この文字データに対応するアナログ音声が録音された後に、このアナログ音声の次に録音されたアナログ音声から変換された文字データを記憶手段12から取り出して、寝言表示エリア514aに表示させる。
この前文字表示キー514cが選択されたとき、制御手段20のテキスト制御部32は、寝言表示エリア514aに表示されていた文字データを消去させるとともに、この文字データに対応するアナログ音声が録音される前の、過去直近に録音されたアナログ音声から変換された文字データを記憶手段12から取り出して、寝言表示エリア514aに表示させる。
この再生キー514dがユーザにより操作されると、制御手段20は、本発明の音出力手段である記録表示制御部20Dの音出力制御部33として動作し、寝言表示エリア514aに表示されている文字データに対応する音声信号を記憶手段12から取り出して、音声出力手段16から再生出力させる。これにより、ユーザは、自分が発したいびきや寝言であって、端末装置10に録音されたいびきや寝言を、起床後に聞くことができる。
また、この再生キー514dを操作して寝言等を再生している間も、この寝言変換文字表示画面514の寝言表示エリア514aには、いびきや寝言の文字データが表示されている。このため、ユーザは、その寝言表示エリア514aに表示されたいびきや寝言の文字データを視認しながら、同時に、自分が発したいびきや寝言を聞くことができる。
ここで、寝言変換文字表示画面514の寝言表示エリア514aに表示される文字データは、音声認識プログラムが音声信号から変換した文字データであるが、音声認識プログラムは、必ずしも、音声信号を平易な日本語の文章に変換するものではない。
その理由として、いびきや寝言がそもそも日本語として成立していないことが挙げられる。
例えば、それらいびきや寝言のうち、いびきは、「ガー」や「ゴ、ゴ、ゴー」といった、上気道や舌根等における振動音又は摩擦音であるので、これが音声認識プログラムによって変換されると、例えば、「我ぁ」や「五、五、五」などのように変換されることがある。
ユーザは、寝言変換文字表示画面514の寝言表示エリア514aに表示されている文字データを見たときに、自分のいびきが「我ぁ」や「五、五、五」などに変換されていることを面白く感じる。また、再生キー514dを操作して自分が発したいびきを聞いたときに、この聴取しているいびきが「ガー」や、「ゴ、ゴ、ゴー」と言っているのに対して、寝言表示エリア514aに「我ぁ」や「五、五、五」などと表示されたことに、滑稽さをおぼえる。このように、ユーザのいびきを文字として画面表示するとともに、そのいびきを再生可能とすることにより、ユーザに面白さや楽しさを与えることができる。
例えば、「あっ」や「わっ」といった叫び声や、「ぅぎ、ぅごぅ」などの単発的な言葉、「んー、んあ、ぅわあー、ぅえぇー」などの発声などが寝言として発せられることがある。
これらの寝言を音声認識プログラムが文字に変換すると、例えば、「亜っ」、「和っ」、「右、動っ」、「んー、ん輪、上唖ー、Aー」などと変換することがある。
このように変換された文字データを寝言表示エリア514a上で視認したユーザは、自分が就寝中にこのような寝言を発していたことに驚きと恥じらいを覚えるとともに、再生キー514dを操作して自分が発した寝言を聞きながら、この聞いている寝言とその表示された文字データとを比較したときに、その文字データがうまく変換されたものであったり、あるいは、思いもよらない変換がされていたりすることで、面白いと感じる。このように、ユーザの寝言を文字として画面表示するとともに、寝言を再生可能とすることにより、ユーザに面白さや楽しさを与えることができる。
「投稿」キー514fは、寝言表示エリア514aに表示されている文字データをツイッター(登録商標)やフェイスブック(登録商標)などへ投稿するときに操作されるキーである。
「BACK」キー514gは、一つ前の画面であるグラフ表示画面512を表示手段13に表示させるときに操作されるキーである。
このような端末装置10の動作を、睡眠言動管理方法として、以下、説明する。
次に、本実施形態の携帯端末の動作を睡眠言動管理方法として、図17〜図20を参照して説明する。
なお、ここでは、次の項目について、順に説明する。
(1)オープニング画面処理
(2)「ぐっすり記録」処理
(3)「ぐっすりモード」処理
(4)「記録を見る」処理
端末装置10の電源が投入されると、制御手段20は、OSを起動し、表示手段13に起動画面を表示させる。
起動画面に表示されたアイコンのうち、睡眠言動記録プログラムを示すアイコンがユーザにより選択操作されると、制御手段20は、アプリケーションソフトウェアである睡眠言動記録プログラムを起動させる(図17のS10。Sは、ステップ)。
次いで、制御手段20の表示制御部21は、表示手段13に、オープニング画面501を表示させる(S11)。
「ぐっすり記録」キー501aが選択されたものと判断したときは(S12−Yes)、制御手段20は、「ぐっすり記録」処理を実行する(S13)。
「記録を見る」キー501eが選択されたものと判断したときは(S14−Yes)、制御手段20は、「記録を見る」処理を実行する(S15)。
他のキー(501b、501c、501d、501f)が選択されたものと判断したときは(S16−Yes)、制御手段20は、それら選択されたキー(501b、501c、501d、501f)に対応する処理を実行する(S17)。
一方、オープニング画面501に表示された他のキー(501b、501c、501d、501f)が選択されていないときは(S16−No)、いずれかのキーが選択されるまで待機する。
ユーザによる操作により、オープニング画面501に表示された「ぐっすり記録」キー501aが選択されたものと判断したときは(図17のS12−Yes)、制御手段20は、「ぐっすり記録」処理を実行する(S13)。
制御手段20の操作検知部22は、ユーザによる操作により、サウンド設定画面502に表示された「おやすみサウンド」キー502aが選択されたか否かを判断する(S21)。
「おやすみサウンド」キー502aが選択されたものと判断したときは(S21−Yes)、制御手段20の表示制御部21は、おやすみサウンド設定画面503を表示手段13に表示させる(S22)。
そして、ユーザによる操作により、「オリジナルサウンド」、又は、「ミュージックサウンド」が「おやすみサウンド」として選択される(S23)。この選択された「おやすみサウンド」は、制御手段20の設定部23によって記憶手段12に記憶されることで設定される。
「BACK」キー503fが選択されていないときは(S24−No)、「おやすみサウンド」の選択が可能な状態を続行する。
一方、「BACK」キー503fが選択されたものと判断したときは(S24−Yes)、制御手段20の表示制御部21は、サウンド設定画面502を表示手段13に表示させる(S20)。
「さわやかサウンド」キー502bが選択されたものと判断したときは(S25−Yes)、制御手段20の表示制御部21は、さわやかサウンド設定画面504を表示手段13に表示させる(S26)。
そして、ユーザによる操作により、「オリジナルサウンド」、又は、「ミュージックサウンド」が「さわやかサウンド」として選択される(S27)。この選択された「さわやかサウンド」は、制御手段20の設定部23によって記憶手段12に記憶されることで設定される。
「BACK」キー504fが選択されていないときは(S28−No)、「さわやかサウンド」の選択が可能な状態を続行する。
一方、「BACK」キー504fが選択されたものと判断したときは(S28−Yes)、制御手段20の表示制御部21は、サウンド設定画面502を表示手段13に表示させる(S20)。
「目覚まし」設定キー502cが選択されたものと判断したときは(S29−Yes)、制御手段20の表示制御部21は、目覚まし種類設定画面505を表示手段13に表示させる(S30)。
そして、ユーザによる操作により、「目覚まし音」が選択される(S31)。この選択された「目覚まし音」は、制御手段20の設定部23によって記憶手段12に記憶されることで設定される。
「BACK」キー505fが選択されていないときは(S32−No)、「目覚まし音」を選択可能な状態を続行する。
一方、「BACK」キー505fが選択されたものと判断したときは(S32−Yes)、表示制御部21は、サウンド設定画面502を表示手段13に表示させる(S20)。
「OK」キー502eが選択されたものと判断したときは(S33−Yes)、制御手段20は、「ぐっすりモード」処理を実行する(S34)。
一方、「OK」キー502eが選択されていないものと判断したときは(S33−No)、制御手段20は、サウンド設定画面502に表示されているソフトウェアキーの中からいずれかのソフトウェアキーが選択されるまで待機する。
制御手段20の表示制御部21は、目覚まし時刻設定画面506を表示手段13に表示させる(図19のS40)。
ユーザによる操作により、目覚まし時刻設定ダイヤル506aが操作されることで、「目覚まし時刻」が選択される(S41)。
「OK」キー506bが選択されていないときは(S42−No)、「目覚まし時刻」を選択可能な状態を続行する。
一方、「OK」キー506bが選択されたものと判断したときは(S42−Yes)、制御手段20の設定部23は、目覚まし時刻設定ダイヤル506aの操作により選択された「目覚まし時刻」を記憶手段12に記憶されることで当該「目覚まし時刻」を設定し(S43)、制御手段20の表示制御部21は、ぐっすりモード開始画面507を、表示手段13に表示させる(S44)。
「OK」キー507aが選択されていないものと判断したときは(S45−No)、操作検知部22は、「OK」キー507aが選択されるまで待機する。
一方、「OK」キー507aが選択されたものと判断したときは(S45−Yes)、制御手段20の表示制御部21は、ぐっすりモード実行中画面508を表示手段13に表示させる(S46)。
そして、制御手段20のおやすみ音出力制御部24は、設定時間経過後に、その「おやすみサウンド」の出力を停止させる。
制御手段20の録音部26は、音声入力手段15にて入力されたアナログの音声を、音声信号として、記憶手段12に記憶させることで録音させる(S49)。
制御手段20の音圧算出部27は、記憶手段12からアナログの音声信号を取り出し、この音声信号の音圧を算出し、音圧データとして記憶手段12に記憶させる(S50)。
制御手段20の睡眠深さ算出部29は、記憶手段12から加速度データと音圧データとを取り出し、これら加速度データと音圧データとを加算して睡眠深さを算出し、これを睡眠深さデータとして、記憶手段12に記憶させる(S52)。
ぐっすりモード解除キー508aが操作されていないものと判断したときは(S53−No)、制御手段20のアラーム管理部30は、現在の時刻が「目覚まし時刻」から所定時間前の時刻に到達したか否かを判断する(S54)。
現在の時刻が「目覚まし時刻」から所定時間前の時刻に到達していないものと判断したときは(S54−No)、S48以降の処理を実行する。
一方、現在の時刻が「目覚まし時刻」から所定時間前の時刻に到達したものと判断したときは(S54−Yes)、アラーム管理部30は、「さわやかサウンド」を音声出力手段16から出力させる(S55)。
現在の時刻が「目覚まし時刻」に到達していないものと判断したときは(S56−No)、現在の時刻が「目覚まし時刻」に到達するまで待機する。
一方、現在の時刻が「目覚まし時刻」に到達したものと判断したときは(S56−Yes)、表示制御部21は、表示手段13に起床時表示画面509を表示させる(S57)。そして、制御手段20のアラーム管理部30は、「目覚まし音」を音声出力手段16から出力させる(S58)。
ぐっすりモード終了確認キー(起きる)509aが操作されていないものと判断したときは(S59−No)、操作検知部22は、ぐっすりモード終了確認キー(起きる)509aが操作されるまで、待機する。
一方、ぐっすりモード終了確認キー(起きる)509aが操作されたものと判断したときは(S59−Yes)、制御手段20の表示制御部21は、表示手段13に、就寝時間表示画面510を表示させる(S60)。
なお、S53の判断において、ぐっすりモード解除キー508aが操作されたものと判断したときにも(S53−Yes)、表示制御部21は、表示手段13に、就寝時間表示画面510を表示させる(S60)。
「OK」キー510aが操作されていないものと判断したときは(S61−No)、操作検知部22は、「OK」キー510aが操作されるまで待機する。
一方、「OK」キー510aが操作されたものと判断したときは(S61−Yes)、制御手段20の表示制御部21は、表示手段13に、オープニング画面501を表示させる(S62)。
これにより、「ぐっすりモード」処理を終了する。
ユーザによる操作により、オープニング画面501に表示された「記録を見る」キー501eが選択されたものと判断したときは(図17のS14−Yes)、制御手段20は、「記録を見る」処理を実行する(S15)。
制御手段20の操作検知部22は、ユーザによる操作により、日付選択画面511に表示された日付一覧表示部511aの中から一の日付が選択されたか否かを判断する(S71)。
一の日付が選択されていないものと判断したときは(S71−No)、選択されるまで待機する。
一方、一の日付が選択されたものと判断したときは(S71−Yes)、制御手段20のグラフ制御部31は、その選択された日付に対応付けて記憶された加速度データと音圧データと睡眠深さデータとを記憶手段12から取り出し、表示手段13においてグラフ表示されるように、各データをグラフ用のデータに変換する。
また、制御手段20の表示制御部21は、表示手段13に、グラフ表示画面512を表示させるとともに、加速度データのグラフを体動グラフ表示エリア512bに表示させ、音圧データのグラフを寝言グラフ表示エリア512cに表示させ、睡眠深さデータのグラフを睡眠深さ表示エリア512aに表示させる(S72)。
寝言表示キー512eが操作されていないものと判断したときは(S73−No)、選択されるまで待機する。
一方、寝言表示キー512eが操作されたものと判断したときは(S73−Yes)、制御手段20の表示制御部21は、表示手段13に、寝言履歴表示画面513を表示させる(S74)。
一の文字データが選択されていないものと判断したときは(S75−No)、選択されるまで待機する。
一方、一の文字データが選択されたものと判断したときは(S75−Yes)、制御手段20の表示制御部21は、表示手段13に、寝言変換文字表示画面514を表示させるとともに、その選択された文字データに対応する音声信号から変換された文字データのすべてを寝言表示エリア514aに表示させる(S76)。
このような機能を端末装置10が実現可能とすることにより、この端末装置10のユーザは、自身が睡眠中にいびきや寝言を発していたことを、起床後に知ることができる。また、その端末装置10の表示手段13に表示された文字データを視認することで、自身が発した寝言を文字として知得することができる。
次に、睡眠言動記録プログラムについて説明する。
上記の実施形態におけるコンピュータである端末装置10の睡眠言動記録機能(睡眠言動記録方法を実行するための機能)は、記憶手段12(例えば、ROM(Read Only Memory)やハードディスクなど)に記憶された睡眠言動記録プログラムにより実現される。
Processing Unit)など)に読み込まれることにより、端末装置10の構成各部に指令を送り、所定の処理、たとえば、端末装置10における表示手段13の画面表示処理、音声入力手段15の音声入力処理、体動算出部25の体動算出処理、録音部26の録音処理、音圧算出部27の音圧(音声値)算出処理、音解析部28の音声変換処理、睡眠深さ算出部29の睡眠深さ算出処理、おやすみ音出力制御部24のおやすみサウンド出力処理、アラーム管理部30のさわやかサウンド出力処理、目覚まし音出力処理などを行わせる。
これによって、睡眠言動記録機能は、ソフトウエアである睡眠言動記録プログラムとハードウエア資源であるコンピュータ(端末装置10)の各構成手段とが協働することにより実現される。
外部記憶装置とは、CD−ROM(Compact
Disk-Read Only Memory)等の記憶媒体を内蔵し、端末装置10に外部接続されるメモリ増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気ディスク等をいう。
Memory)等にロードされて、制御手段20により実行される。この実行により、上述した実施形態の端末装置10の機能が実現される。
さらに、端末装置10で睡眠言動記録プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された睡眠言動記録プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。このダウンロードされた睡眠言動記録プログラムも、制御手段20により実行され、上記実施形態の端末装置10の睡眠言動記録機能を実現する。
また、その寝言として発せられた具体的な言葉についても知得できる。
例えば、上述した実施形態では、端末装置が、スマートフォンなどに代表される携帯型の情報処理装置であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、端末装置は、例えば、卓上に載置したり、床上に設置したりするなどして使用する情報処理装置、具体的には、ディスクトップ型のパーソナルコンピュータやノート型のパーソナルコンピュータなどであってもよい。この場合、ユーザの体動を検知するための加速度センサを当該端末装置の外部に設け、ケーブルなどで当該端末装置の本体に接続する構成とすることができる。
さらに、上述した実施形態では、対象者から発せられたいびきや寝言などの音を入力すると、この音の音圧を算出し、グラフ化して表示することとしている。ただし、その入力した音に関するデータである音声値は、音圧に限るものではなく、例えば、その音の音量、音波の波長、周波数、振幅などであってもよい。これらのうち、その音の音量を用いる場合、端末装置の音声値算出部は、その音の音量を音声値として算出し、グラフ制御部は、その音量をグラフ化可能に変換し、表示手段は、その音量をグラフ表示画面にグラフ表示することができる。
12 記憶手段
13 表示手段
15 音声入力手段
16 音声出力手段(音出力手段)
18 加速度センサ
20 制御手段
25 体動算出部(体動算出手段)
27 音圧算出部(音声値算出手段)
28 音解析部(音声変換手段)
29 睡眠深さ算出部(睡眠深さ算出手段)
33 音出力制御部(音出力手段)
Claims (6)
- 外部で発生した音を入力する音声入力手段を備えた端末装置であって、
就寝状態にある対象者から発せられて前記音声入力手段で入力された音を記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶された音を文字に変換する音声変換手段と、
この音声変換手段で変換された文字を表示する表示手段と、
前記音を再生して出力する音出力手段とを備えた
ことを特徴とする端末装置。 - 前記記憶手段は、前記音声入力手段で入力された音と、この音から変換された文字とを対応付けて記憶し、
前記表示手段は、前記文字を表示し、
前記音出力手段は、前記表示手段に表示された文字に対応する音を再生して出力する
ことを特徴とする請求項1記載の端末装置。 - 前記記憶手段は、就寝状態にある前記対象者から発せられた前記音を記憶するためのプログラムを記憶し、
前記端末装置の制御手段は、前記プログラムを実行して、前記音を前記記憶手段に記憶させ、
前記記憶手段は、前記プログラムが実行されるたびに、前記音を記憶するとともに、前記音ごとに対応する前記文字を記憶し、
前記表示手段は、前記プログラムの実行ごとに前記記憶手段に記憶された前記音ごとに、当該音に対応する文字の一部を一覧表示し、
一覧表示された一又は二以上の文字の中から一の文字が選択されると、前記表示手段は、選択された文字に対応する音から変換された文字のすべてを画面上に表示する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の端末装置。 - 振動を検知する加速度センサと、
検知された振動にもとづいて、前記対象者の体動の大きさを算出する体動算出手段と、
前記音声入力手段が入力した音の大きさを算出する音声値算出手段と、
前記対象者の体動の大きさと前記音声入力手段が入力した音の大きさとにもとづいて、前記対象者の睡眠の深さを算出する睡眠深さ算出手段とを備え、
前記表示手段は、前記体動の大きさと、前記音の大きさと、前記睡眠の深さとをグラフ表示する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の端末装置。 - 端末装置の音声入力手段が当該端末装置の外部で発生した音を入力する処理を有する睡眠言動記録方法であって、
前記音声入力手段が、就寝状態にある対象者から発せられた音を入力する処理と、
前記端末装置の記憶手段が、前記音声入力手段で入力された音を記憶する処理と、
前記端末装置の音声変換手段が、前記記憶手段に記憶された音を文字に変換する処理と、
前記端末装置の表示手段が、前記音声変換手段にて変換された文字を表示する処理と、
前記端末装置の音出力手段が、前記音を再生して出力する処理とを有した
ことを特徴とする睡眠言動記録方法。 - 端末装置の外部で発生した音を入力するステップを前記端末装置に実行させるための睡眠言動記録プログラムであって、
就寝状態にある対象者から発せられた音を入力するステップと、
入力された音を記憶するステップと、
記憶された音を文字に変換するステップと、
変換された文字を表示するステップと、
前記音を再生して出力するステップと
を前記端末装置に実行させる
ことを特徴とする睡眠言動記録プログラム。
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