JP2014235346A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像を構成する扁平形状の顔料(扁平顔料)を、顔料の扁平面が記録媒体の紙面に沿うような姿勢にすることができる画像形成装置を得る。【解決手段】金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与する場合に、制御部が、定着時にトナー画像に付与する熱量を、金属光沢感を画像に付与しない場合に比して大きくすることで、トナーを構成する樹脂バインダーが軟化して、トナーを構成する扁平形状の顔料110の移動が容易となる。これにより、顔料110の反射面110Aがシート部材Pのシート面に沿うような姿勢になる。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、1回定着時(表面定着時)と2回定着時(裏面定着時)とで表画像と裏画像との光沢度差を抑止するため、表面の定着時と裏面の定着時とで押圧手段による押圧力を変更する構成が記載されている。
特開2004−29194号公報
本発明の課題は、画像を構成する扁平形状の顔料(扁平顔料)を、顔料の扁平面が記録媒体の紙面に沿うような姿勢にすることである。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、扁平顔料を含むトナーを用いる第一画像部と、扁平顔料を含まないトナーを用いる第二画像部と、記録媒体に形成された画像を熱により記録媒体に定着する定着部と、を備え、前記扁平顔料を含むトナーによって記録媒体に形成された画像を定着する場合に、前記扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成された画像を定着する場合と比して、前記定着部が画像に付与する熱量を大きくすることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記扁平顔料を含むトナーによって記録媒体に形成された画像を定着する際の定着温度における、前記扁平顔料を含まないトナーの貯蔵弾性率は、前記定着温度における、前記扁平顔料を含むトナーの貯蔵弾性率より大きいことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、記録媒体がコート紙であるとの紙種情報に基づき、前記扁平顔料を含むトナー及び前記扁平顔料を含まないトナーで画像を形成する場合に、前記扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量を、前記扁平顔料を含まないトナーだけで記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量と比して小さくすることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1〜3の何れか1に記載の画像形成装置において、記録媒体が普通紙であるとの紙種情報に基づき、前記扁平顔料を含むトナー及び前記扁平顔料を含まないトナーで画像を形成する場合に、前記扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量を、前記扁平顔料を含まないトナーだけで記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量と比し大きくすることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置において、トナー像を前記記録媒体に転写する転写部をさらに有し,前記定着部は、記録媒体を搬送しながら記録媒体に画像を定着し、扁平顔料を含むトナーによって画像が記録媒体に形成された場合に、前記転写部または前記定着部は、画像に対して記録媒体の搬送方向の剪断力を付与することを特徴とする。
本発明の請求項1の画像形成装置によれば、画像を記録媒体に定着する際の熱量が常に一定である場合と比して、画像を構成する扁平顔料を、顔料の扁平面が記録媒体の紙面に沿うような姿勢にすることができる。
本発明の請求項2の画像形成装置によれば、定着温度における、扁平顔料を含まないトナーの貯蔵弾性率と、定着温度における、扁平顔料を含むトナーの貯蔵弾性率とが同じ場合と比して、色味を適正に再現することができる。
本発明の請求項3の画像形成装置によれば、紙種がコート紙である場合において、扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量が一定である場合と比して、色味を適正に再現することができる。
本発明の請求項4の画像形成装置によれば、紙種が普通紙である場合において、扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量が一定である場合と比して、色味を適正に再現することができる。
本発明の請求項5の画像形成装置によれば、扁平顔料を含むトナーによって画像を記録媒体に形成する場合に、定着部で画像に対して記録媒体の搬送方向の剪断力を付与しない場合と比して、画像を構成する扁平顔料を、顔料の扁平面が記録媒体の紙面に沿うような姿勢にすることができる。
(A)(B)本発明の第1実施形態に係る画像形成装置によって形成されたトナー画像に含まれる扁平顔料の姿勢を比較例と共に示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る画像形成装置によって形成されたトナー画像に含まれる扁平顔料の姿勢を比較例と共に示した平面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置に用いられたトナーに含まれる扁平顔料の平面図及び側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置によって形成されたトナー画像のフロップインデックス値と定着時の熱量との関係をグラフで示した図面である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る画像形成装置によって形成されたトナー画像のフロップインデックス値と定着速度との関係を比較例と共にグラフで示した図面である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置に備えられたトナー画像形成部を示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置に備えられた画像形成部を示した構成図である。 本発明の第1実施形態の実施例に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態の実施例に係る画像形成装置において、色差を説明するのに用いたグラフを示した図面である。 (A)(B)本発明の第2実施形態の実施例に係る画像形成装置において、グロスを説明するのに用いたグラフを示した図面である。 (A)(B)本発明の第3実施形態の実施例に係る画像形成装置において、画像の総合バラツキ値を説明するのに用いたグラフを示した図面である。 (A)(B)(C)(D)本発明の第3実施形態の実施例に係る画像形成装置において、シート部材にトナーを定着した際のトナーの形状を説明するのに用いた図面である。 (A)(B)本発明の第3実施形態の実施例に係る画像形成装置において、シート部材にトナーを転写した際のトナーの形状を説明するのに用いた図面である。 本発明の第3実施形態の実施例に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 (A)(B)本発明の第4実施形態の実施例に係る画像形成装置において、画像の総合バラツキ値を説明するのに用いたグラフを示した図面である。 (A)(B)本発明の第4実施形態の実施例に係る画像形成装置の比較例において、トナーをシート部材Pに転写した際、及びトナーをシート部材Pに定着した際を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第4実施形態の実施例に係る画像形成装置において、トナーをシート部材Pに転写した際、及びトナーをシート部材Pに定着した際を示した断面図である。 本発明の第5実施形態の実施例に係る画像形成装置に備えられた制御部の制御系を示したブロック図である。
≪第1実施形態≫
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を図1〜図8に従って説明する。なお、各図に示す矢印Hは鉛直方向を示し、矢印Wは、水平方向であって装置幅方向を示す。
<画像形成装置の全体構成>
図8は、画像形成装置10を正面側から見た全体構成を示す概略図である。この図に示される如く、画像形成装置10は、電子写真方式により記録媒体としてのシート部材Pに画像を形成する画像形成部12と、シート部材Pを搬送する媒体搬送装置50と、画像が形成されたシート部材Pに対する後処理等を行う後処理部60と、を含んで構成されている。
さらに、画像形成装置10は、前述の各部及び後述の電源部80の制御を行う制御部70、及び制御部70を含む上記各部に電力を供給する電源部80を含んで構成されている。
また、画像形成部12は、トナー画像を形成するトナー画像形成部20と、トナー画像形成部20で形成されたトナー画像をシート部材Pに転写する転写装置30と、シート部材Pに転写されたトナー画像をシート部材Pに定着する定着装置40と、を含んで構成されている。
媒体搬送装置50は、画像形成部12にシート部材Pを供給する媒体供給部52と、トナー画像が形成されたシート部材Pを排出する媒体排出部54と、を含んで構成されている。また、媒体搬送装置50は、シート部材Pの両面に画像を形成させる際に用いられる媒体戻し部56と、後述する中間搬送部58と、を含んで構成されている。
後処理部60は、画像形成部12でトナー画像が転写されたシート部材Pを冷却する媒体冷却部62と、シート部材Pの湾曲を矯正する矯正装置64と、シート部材Pに形成された画像を検査する画像検査部66と、を含んで構成されている。後処理部60を構成する各部は、媒体搬送装置50の媒体排出部54中に配置されている。
画像形成装置10は、媒体搬送装置50の媒体排出部54を構成する排出媒体受け部541を除き、各部が筐体90内に収容されている。この実施形態における筐体90は、装置幅方向に隣り合う第1筐体91及び第2筐体92より成る2分割構造とされている。これにより、画像形成装置10の搬送単位が装置幅方向に小型化されている。
第1筐体91には、後述する定着装置40を除く画像形成部12の主要部と、媒体供給部52とが収容されている。第2筐体92には、画像形成部12を構成する定着装置40と、排出媒体受け部541を除く媒体排出部54と、媒体冷却部62と、画像検査部66と、媒体戻し部56と、制御部70と、電源部80とが収容されている。第1筐体91と第2筐体92とは、一例として図示しないボルト・ナット等の締結手段によって結合されている。この結合状態で第1筐体91と第2筐体92との間には、画像形成部12の後述する転写ニップNTから定着ニップNFへのシート部材Pの連絡開口部90C1、及び媒体戻し部56から媒体供給部52へのシート部材Pの連絡路90C2が形成されている。
(画像形成部)
画像形成部12は、前述の通りトナー画像形成部20と、転写装置30と、定着装置40と、を含んで構成されている。トナー画像形成部20は、色ごとにトナー画像を形成するように複数備えられている。この実施形態では、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計6色のトナー画像形成部20が設けられている。図8に示す(V)、(W)、(Y)、(M)、(C)、(K)は、上記各色を示している。転写装置30は、6色分のトナー画像が重畳して一次転写された転写ベルト31から、転写ニップNTにおいてシート部材Pに6色分のトナー画像を転写するようになっている(詳細は後述)。
なお、本実施例では、一例として、第1特別色(V)は、画像に金属光沢を付加するための扁平顔料を含むトナーが用いられる銀色である。一方、第2特別色(W)は、他の色に比して頻繁に使用されるユーザ特有のコーポレート色である。なお、銀色のトナーについての詳細、及び銀色のトナーを用いて画像を形成する際の制御部70による各部の制御等については後述する。
〔トナー画像形成部〕
各色のトナー画像形成部20は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されている。したがって、以下、各色の画像形成ユニット14について、特に区別することなく説明する。トナー画像形成部20の画像形成ユニット14は、図6に示されるように、像保持体の一例である感光体ドラム21と、帯電器22と、露光装置23と、現像器の一例である現像装置24と、清掃装置25と、除電装置26とを含んで構成されている。
[感光体ドラム]
感光体ドラム21は、円筒状に形成されて接地され、図示しない駆動手段によって自軸周りに回転駆動されるようになっている。感光体ドラム21の表面には、一例として負の帯電極性を呈する感光層が形成されている。図8に示される如く、各色の感光体ドラム21は、正面視で装置幅方向に沿って直線状に並べて配置されている。
[帯電器]
帯電器22は、図6に示されるように、感光体ドラム21の表面(感光層)を負極性に帯電させるようになっている。この実施形態では、帯電器22は、コロナ放電方式(非接触帯電方式)のスコロトロン帯電器とされている。
[露光装置]
露光装置23は、感光体ドラム21の表面に静電潜像を形成するようになっている。具体的には、制御部70を構成する画像信号処理部71(図8参照)から受け取った画像データに応じて、変調した露光光Lを帯電器22により帯電された感光体ドラム21の表面に照射するようになっている。この露光装置23による露光光Lの照射によって、感光体ドラム21の表面には静電潜像が形成される。
[現像装置]
現像装置24は、トナーを含む現像剤Gで感光体ドラム21の表面に形成された静電潜像を現像することで、感光体ドラム21の表面にトナー画像を形成するようになっている。
そして、現像装置24は、トナーを保持するトナーカートリッジ27からトナーが供給されるようになっている。
[清掃装置]
清掃装置25は、転写装置30へのトナー画像の転写後に感光体ドラム21の表面に残留したトナーを感光体ドラム21の表面から掻き取るブレード状とされている。
[除電装置]
除電装置26は、転写後の感光体ドラム21に光を照射して除電を行う。これにより、感光体ドラム21の表面の帯電履歴がキャンセルされるようになっている。
〔転写装置〕
転写装置30は、各色の感光体ドラム21のトナー画像を転写ベルト31に重畳して一次転写し、該重畳されたトナー画像をシート部材Pに二次転写するようになっている。以下、具体的に説明する。
[転写ベルト]
転写ベルト31は、図7に示されるように、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。この実施形態では、転写ベルト31は、正面視で装置幅方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。複数のロール32のうち、図7に示すロール32Dは、図示しないモータの動力により転写ベルト31を矢印A方向に周回させる駆動ロールとして機能する。
また、複数のロール32のうち、図7に示すロール32Tは、転写ベルト31に張力を付与する張力付与ロールとして機能する。複数のロール32のうち、図7に示すロール32Bは、後述する二次転写ロール34の対向ロールとして機能する。ロール32Bには、前述の通り逆さ鈍角三角形状の姿勢とされた転写ベルト31の鈍角を成す下端側の頂部が巻き掛けられている。この転写ベルト31は、前述した姿勢で装置幅方向に延びる上辺部において、各色の感光体ドラム21に下方から接触している。
[一次転写ロール]
この転写ベルト31の内側には、各感光体ドラム21のトナー画像を転写ベルト31に転写させる転写部材の一例である一次転写ロール33が配置されている。各一次転写ロール33は、転写ベルト31を挟んで対応する色の感光体ドラム21に対して対向配置されている。また、一次転写ロール33は、トナー極性とは逆極性の転写バイアス電圧が印加されるようになっている。この転写バイアス電圧の印加により、感光体ドラム21に形成されたトナー画像が転写ベルト31に転写される構成である。
[二次転写ロール]
また、転写装置30は、転写ベルト31に重畳されたトナー画像をシート部材Pに転写する二次転写ロール34を備えている。二次転写ロール34は、ロール32Bとの間に転写ベルト31を挟むように配置され、転写ベルト31との間に転写ニップNTを形成している。この転写ニップNTには、媒体供給部52から適時にシート部材Pが供給されるようになっている。二次転写ロール34は、図示しない給電部によって、トナー極性とは逆極性の転写バイアス電圧が印加されるようになっている。この転写バイアス電圧の印加により、転写ニップNTを通過するシート部材Pに、転写ベルト31からシート部材Pにトナー画像が転写されるようになっている。
[清掃装置]
さらに、転写装置30は、二次転写後に転写ベルト31を清掃する清掃装置35を備えている。清掃装置35は、転写ベルト31の周回方向において、二次転写が行われる部分(転写ニップNT)の下流側で、かつ一次転写が行われる部分の上流側に配置されている。清掃装置35は、転写ベルト31の表面に残留したトナーを転写ベルト31の表面から掻き取るブレード351を備えている。
〔定着装置:概要〕
定着装置40は、転写装置30においてトナー画像が転写されたシート部材Pに、該トナー画像を定着させるようになっている。この実施形態では、定着装置40は、複数のロール413に巻き掛けられた定着ベルト411と加圧ロール42とで形成される定着ニップNFにおいてトナー画像を加熱しつつ加圧することで、トナー画像をシート部材Pに定着する構成とされている。なお、ロール413Hは、内部に例えばヒータを備えると共に図示せぬモータから伝達される駆動力により回転する加熱ロールとされている。これにより、定着ベルト411が矢印R方向に周回するようになっている。
また、加圧ロール42も図示せぬモータから伝達される駆動力により、定着ベルト411の周速度と同様の周速度で回転するようになっている。なお、制御部70によって制御される定着装置40の定着温度、定着圧力、及び定着時間等については詳細を後述する。
(媒体搬送装置)
図8に示されるように、媒体搬送装置50は、媒体供給部52と、媒体排出部54と、媒体戻し部56と、中間搬送部58と、を含んで構成されている。
〔媒体供給部〕
媒体供給部52は、シート部材Pが積載して収容される収容器521を備えている。この実施形態では、収容器521は、転写装置30に対して下方で装置幅方向に沿って2つ並べて配置されている。
各収容器521から二次転写位置である転写ニップNTまでには、複数の搬送ロール対522及び図示しないガイド等によって媒体供給経路52Pが形成されている。媒体供給経路52Pは、2箇所の折返部52P1、52P2において装置幅方向に折り返されて上昇しつつ転写ニップNTに至る形状(略「S」字状)を成している。
そして、各収容器521の上側には、収容器521に積載された最上位のシート部材Pを送り出す送出ロール523が配置されている。複数の搬送ロール対522のうち、シート部材Pの搬送方向の最上流側の搬送ロール対522Sは、送出ロール523によって収容器521から重なって送り出されたシート部材Pを一枚ずつに分離する分離ロールとして機能する。また、複数の搬送ロール対522のうち、シート部材Pの搬送方向において転写ニップNTの直上流に位置する搬送ロール対522Rは、転写ベルト31上のトナー画像の移動タイミングとシート部材Pの搬送タイミングを合わせるように動作されるようになっている。
また、媒体供給部52は、予備搬送経路52Prを備えている。予備搬送経路52Prは、第1筐体91の第2筐体92側とは反対側の開口部91Wから発し、媒体供給経路52Pの折返部52P2に合流している。予備搬送経路52Prは、第1筐体91の開口部91W側に隣接して配置されるオプションの記録媒体供給装置(図示省略)から送り出されたシート部材Pを画像形成部12に送り込む際の搬送経路とされている。
〔中間搬送部〕
図7に示されるように、中間搬送部58は、転写装置30の転写ニップNTから定着装置40の定着ニップNFまでの間に配置され、ロールに巻き掛けられた無端状の搬送ベルトを備えたベルト搬送部材581を複数備えている。
搬送部材581の内側から空気を吸引(負圧吸引)してシート部材Pを搬送ベルトの表面に吸い付けながら搬送ベルトが周回してシート部材Pを搬送するようになっている。
〔媒体排出部〕
図8に示されるように、媒体排出部54は、画像形成部12の定着装置40でトナー画像が定着されたシート部材Pを、第2筐体92における第1筐体91側とは反対側の端部に形成された排出口92Wから筐体90の外部に排出するようになっている。
媒体排出部54は、排出口92Wから排出されたシート部材Pを受ける排出媒体受け部541を備えている。
この媒体排出部54は、定着装置40(定着ニップNF)から排出口92Wまでにシート部材Pを搬送する媒体排出経路54Pを有する。媒体排出経路54Pは、ベルト搬送部材543、複数のロール対542、及び図示しないガイド等によって形成されている。そして、複数のロール対542のうち、シート部材Pの排出方向の最下流に配置されたロール対542Eは、シート部材Pを排出媒体受け部541上に排出する排出ロールとして機能する。
〔媒体戻し部〕
媒体戻し部56は、複数のロール対561を備えている。複数のロール対561は、両面に画像を形成する要求がある場合に、画像検査部66を通過したシート部材Pが送り込まれる反転経路56Pを形成している。反転経路56Pは、分岐パス56P1と、搬送パス56P2と、反転パス56P3とを有する。分岐パス56P1は、媒体排出経路54Pから分岐されている。搬送パス56P2は、分岐パス56P1から受け取ったシート部材Pを媒体供給経路52Pに送り込むようになっている。反転パス56P3は、搬送パス56P2の途中に設けられ、搬送パス56P2を搬送されるシート部材Pの搬送方向を逆向きに折り返すことで(スイッチバック搬送させて)表裏を反転させるようになっている。
(後処理部)
後処理部60を構成する媒体冷却部62、矯正装置64、及び画像検査部66は、媒体排出部54の媒体排出経路54P上において分岐パス56P1の分岐部分に対するシート部材Pの排出方向の上流側に、排出方向の上流側からこの順で配置されている。
〔媒体冷却部〕
媒体冷却部62は、シート部材Pの熱を吸収する吸熱装置621と、シート部材Pを吸熱装置621に押し付ける押付装置622とを備えている。吸熱装置621は、媒体排出経路54Pに対する上側に配置され、押付装置622は、媒体排出経路54Pに対する下側に配置されている。
吸熱装置621は、無端状の吸熱ベルト6211と、吸熱ベルト6211を支持する複数のロール6212と、吸熱ベルト6211内に配置されたヒートシンク6213と、ヒートシンク6213を冷却するためのファン6214とを含んで構成されている。
吸熱ベルト6211は、外周面においてシート部材Pと熱交換可能に接触する。複数のロール6212のうち、ロール6212Dは、吸熱ベルト6211に駆動力を伝達する駆動ロールとして機能する。ヒートシンク6213は、媒体排出経路54Pに沿った定められた範囲で吸熱ベルト6211の内周面に摺動可能に面接触されている。
押付装置622は、無端状の押付ベルト6221と、押付ベルト6221を支持する複数のロール6222とを備えている。押付ベルト6221は、複数のロール6222に巻き掛けられている。押付装置622は、シート部材Pを吸熱ベルト6211(ヒートシンク6213)へ押し付けながら、吸熱ベルト6211とでシート部材Pを搬送するようになっている。
〔矯正装置〕
媒体排出部54における媒体冷却部62の下流側には、矯正装置64が設けられている。矯正装置64は、媒体冷却部62から受け取ったシート部材Pの湾曲(カール)を矯正するようになっている。
〔画像検査部〕
媒体排出部54における矯正装置64の下流側には、画像検査部66の主要部を成すインラインセンサ661が配置されている。インラインセンサ661は、シート部材Pに照射しシート部材Pから反射された光に基づいて、定着されたトナー画像のトナー濃度欠陥、画像欠陥、画像位置欠陥等の有無や程度を検出するようになっている。
<画像形成装置の画像形成動作(作用)>
次に、画像形成装置10によるシート部材Pへの画像形成工程、及び、その後処理工程の概要を説明する。
図8に示されるように、画像形成指令を受けた制御部70は、トナー画像形成部20、転写装置30、定着装置40を作動させる。これにより、図7に示されるように、各色の画像形成ユニット14の感光体ドラム21、現像装置24の現像ロール242が回転され、転写ベルト31が周回される。また、加圧ロール42が回転されると共に、定着ベルト411が周回される。さらに、これらの動作に同期して、制御部70は、媒体搬送装置50等を作動させる。
これにより、各色の感光体ドラム21は、回転されながら帯電器22によって帯電される。また、制御部70は、画像信号処理部で画像処理が施された画像データを、各露光装置23に送る。各露光装置23は、画像データに応じて各露光光Lを出射して、帯電した各感光体ドラム21に露光する。すると、各感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム21に形成された静電潜像は、現像装置24から供給される現像剤によって現像される。これにより、各色の感光体ドラム21には、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のうち、対応する色のトナー画像が形成される。
各色の感光体ドラム21に形成された各色のトナー画像は、各色の一次転写ロール33を通じた転写バイアス電圧の印加によって、周回する転写ベルト31に順次転写される。これにより、転写ベルト31には、6色分のトナー画像が重畳された重畳トナー画像が形成される。この重畳トナー画像は、転写ベルト31の周回によって転写ニップNTに搬送される。
この転写ニップNTには、図8に示されるように、媒体供給部52の搬送ロール対522Rによって重畳トナー画像の搬送にタイミングを合わせてシート部材Pが供給される。この転写ニップNTにおいて転写バイアス電圧が印加されることで、転写ベルト31から重畳トナー画像がシート部材Pに転写される。
トナー画像が転写されたシート部材Pは、中間搬送部58によって転写装置30の転写ニップNTから定着装置40の定着ニップNFに向けて、搬送される。定着装置40は、定着ニップNFを通過するシート部材Pに熱及び圧力を付与する。これにより、シート部材Pに転写されたトナー画像が定着される。
定着装置40から排出されたシート部材Pは、媒体排出部54によって装置外の排出媒体受け部541に向けて搬送されつつ、後処理部60により処理が施される。定着工程により加熱されたシート部材Pは、先ず媒体冷却部62において冷却される。次いで、シート部材Pは、矯正装置64によって湾曲が矯正される。さらに、シート部材Pに定着されたトナー画像は、画像検査部66によって、トナー濃度欠陥、画像欠陥、画像位置欠陥等の有無や程度が検出される。そして、シート部材Pは、媒体排出部54に排出される。
一方、シート部材Pの画像が形成されていない非画像面に画像を形成させる場合(両面印刷の場合)、制御部70は、画像検査部66の通過後のシート部材Pの搬送経路を、媒体排出部54の媒体排出経路54Pから媒体戻し部56の分岐パス56P1に切り替える。これによりシート部材Pは、反転経路56Pを経由して表裏反転されて媒体供給経路52Pに送り込まれる。このシート部材Pの裏面には、前述した表面への画像形成工程と同様の工程で画像が形成(定着)される。このシート部材Pは、前述した表面への画像成形後の処理工程と同様の工程を経て、媒体排出部54によって装置外の排出媒体受け部541に排出される。
<要部構成>
次に、第1特別色(V)に用いられる銀色のトナー、及び銀色のトナーを用いて画像を形成する際の制御部70による定着装置40に対する制御について説明する。
(トナー)
第1特別色(V)として用いられる銀色のトナーは、図1(B)に示されるように、扁平顔料の一例としての顔料110とバインダー樹脂111とを含んで構成されおり、画像に金属光沢感を付与する場合に用いられる。なお、金属光沢感が付与された画像とは、銀色のトナー及び銀色以外の色のトナーを用いて形成される画像と、銀色のトナーだけを用いて形成される画像である
顔料110は、アルミニウムから構成されている。そして、顔料110を平面に置いて側方から見ると、顔料110は、図3(B)に示されるように、図中左右方向の寸法が図中上下方向の寸法に対して長くなる形状とされている。
さらに、図3(B)に示す顔料110を図中上方から見ると、顔料110は、図3(A)に示されるように、側方から見た形状に対して広がった形状とされ、顔料110は、顔料110を平面に置いた状態(図3(B)参照)で、上方又は下方を向いた一対の反射面110A(扁平面)を有している。このように、顔料110は、扁平形状とされている。
一方、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)として用いられ、銀色以外の他の色のトナー(以下単に「他の色のトナー」と記載する)は、扁平顔料を含まない顔料(例えば、有機顔料、無機顔料)とバインダー樹脂とを含んで構成されている。
(制御部)
制御部70は、金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与するように画像形成指令を受けた場合には、銀色のトナー画像形成部20V(第一画像部の一例)を他の色のトナー画像形成部20(第二画像部の一例)と同様に稼働させるようになっている。なお、制御部70の他の構成については、後述する要部構成の作用と共に説明する。
<要部構成の作用>
次に、要部構成の作用について説明する。
金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与するように画像形成指令を受けた制御部70は、図7に示されるように、銀色のトナー画像形成部20Vを他の色のトナー画像形成部20と同様に稼働させる。
具体的には、感光体ドラム21Vの表面に、画像に金属光沢感を付与する部位に対応した静電潜像が形成される。つまり、シート部材Pの全面に金属光沢感を付与する場合は、感光体ドラム21Vの表面全体に静電潜像が形成され、部分的に金属光沢感を付与する場合は、その部分に対応した静電潜像が形成される。
感光体ドラム21Vに形成された静電潜像は、現像装置24Vから供給される銀色のトナーを含んだ現像剤によって現像される。これにより、感光体ドラム21Vには、銀色のトナー画像が形成される。
そして、銀色のトナー画像は、周回する転写ベルト31に転写され、さらに、他の色のトナー画像は、銀色のトナー画像が転写ベルト31に転写された後に、転写ベルト31に順次転写される。これにより、転写ベルト31には、6色分のトナー画像が重畳された重畳トナー画像が形成される。この重畳トナー画像(以下単に「トナー画像」と記載する)は、転写ニップNTにて転写ベルト31からシート部材Pに転写される。
トナー画像が転写されたシート部材Pは、中間搬送部58によって転写装置30の転写ニップNTから定着装置40の定着ニップNFに向けて、搬送される。定着装置40は、定着ニップNFを通過するシート部材Pに熱及び圧力を付与する。これにより、シート部材Pに転写されたトナー画像が定着される。
ここで、制御部70は、定着装置40を制御して、金属光沢感を画像に付与しないように画像形成指令を受けた場合(銀色のトナーを用いない場合)に比して、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくする。換言すれば、制御部70は、顔料110を含むトナーによってシート部材Pに形成されたトナー画像を定着する場合に、顔料110を含むトナーを用いないでシート部材Pに形成されたトナー画像を定着する場合と比して、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくする。
具体的には、制御部70は、定着装置40を制御して定着温度、定着圧力、及び定着時間の少なくとも一つを変えることで、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくする。
<評価>
次に、銀色のトナーによってシート部材Pに形成された画像のフロップインデックス値(FI:Flop Index値)をASTM E2194に準じて測定した。なお、フロップインデックス値とは、金属光沢感を表す指数であって、大きい値ほど金属光沢感が向上していることを示す。
〔評価1〕
1.シート部材Pとして、OSコート紙W(富士ゼロックスインターフィールド製、坪量127〔g/m〕、JISP 8119に準じて測定された平滑度4735〔Sec〕)を用いた。
2.トナーについては、銀色のトナーのみを用いた。
3.定着ベルト411の周速度、及び加圧ロール42の周速度(以下単に「定着速度」)については、160〔mm/s〕、266〔mm/s〕、又は445〔mm/s〕として、各定着速度に対して評価した。
4.定着ベルト411の温度(以下「定着温度」)については、155〔℃〕、又は185〔℃〕として、各定着温度に対して評価した。
なお、定着速度445〔mm/s〕、定着温度155〔℃〕での定着は、金属光沢感を画像に付与しない場合の定着条件(以下単に「標準定着条件」と記載する)の一例であって、定着速度266〔mm/s〕、定着温度185〔℃〕での定着は、金属光沢感を画像に付与する場合の定着条件(以下単に「光沢定着条件」と記載する)の一例である。
また、各評価間で他の条件については同様とした。
〔評価1結果〕
評価1の結果を図5(A)のグラフを用いて説明する。
図5(A)のグラフの横軸は定着速度を示し、縦軸はフロップインデックス値を示す。グラフ中の「△」が定着温度155〔℃〕の際の値を示し、「▲」は定着温度が185〔℃〕の際の値を示す。
〔評価1小括〕
このグラフから、定着速度が遅くなる程フロップインデックス値が向上すること、及び、定着温度が高くなる程フロップインデックス値が向上することが分かる。
〔評価2〕
1.シート部材Pとして、J紙(富士ゼロックスインターフィールド製、坪量82〔g/m〕、JISP 8119に準じて測定された平滑度112〔Sec〕)を用いた。
2.他の条件については、「評価1」と同様とした。
〔評価2結果〕
評価2の結果を図5(B)のグラフを用いて説明する。
図5(B)のグラフの横軸は定着速度を示し、縦軸はフロップインデックス値を示す。グラフ中の「○」が定着温度155〔℃〕の際の値を示し、「●」は定着温度が185〔℃〕の際の値を示す。
〔評価2小括〕
このグラフから、定着速度が遅くなる程フロップインデックス値が向上すること、及び、定着温度が高くなる程フロップインデックス値が向上することが分かる。
〔評価1.2まとめ〕
評価1及び評価2より、定着速度が遅くなる程フロップインデックス値が向上すること、及び定着温度が高くなる程フロップインデックス値が向上することが分かる。つまり、図4のグラフに示されるように、トナー画像をシート部材Pに定着させる際の熱量を大きくすると、小さい場合と比して、フロップインデックス値が向上する(金属光沢感が向上する)ことが分かる。
以下トナー画像をシート部材Pに定着させる際の熱量を大きくすることフロップインデックス値が向上する理由について説明する。
トナー画像をシート部材Pに定着させる際の熱量を大きくすることでトナーを構成する樹脂バインダーが軟化して、トナーを構成する扁平形状の顔料110の移動が容易となる。この状態で、トナー画像が加圧ロール42によって定着ベルト411に向けて加圧されることで、図1(B)に示されるように、顔料110の反射面110Aがシート部材Pのシート面に対して直交する方向(図中X方向)を向く。さらに、顔料110は、シート部材Pのシート面に沿った方向(図中Y方向)に並ぶ。そして、図2(B)に示されるように、反射面110Aがシート面に対して直交する方向を向いた顔料110は、シート部材P上に満遍なく配置されている。
以上、図1(B)に示されるように、反射面110Aがシート面に対して直交する方向を向いた顔料110が、シート面に沿った方向に並ぶことで、図1(A)に示されるように、顔料110の反射面110Aの向く方向が一定ではない場合と比して、画像から反射する反射光の拡散が抑制される。これにより、フロップインデックス値が向上する。
また、図2(B)に示されるように、反射面110Aがシート面に対して直交する方向を向いた顔料110が、シート部材P上に満遍なく配置されることで、図2(A)に示されるように、反射面110Aの向く方向が一定ではない顔料110がシート部材P上に配置される場合と比して、顔料110でシート部材Pを隠ぺいする割合である隠ぺい率が向上する。換言すれば、シート部材Pの表面から入射した光が顔料110によって反射される反射面積が大きくなる。これによっても、フロップインデックス値が向上する。
<要部構成のまとめ>
以上の評価結果からも分かるように、金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与する場合に、制御部70が、定着時にトナー画像に付与する熱量を、金属光沢感を画像に付与しない場合に比して大きくすることで、顔料110の反射面110Aがシート部材Pのシート面に沿うような姿勢になる。
また、顔料110の反射面110Aがシート部材Pのシート面に沿うような姿勢になることで、フロップインデックス値が向上する。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の一例について図9〜図10に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
本第2実施形態では、現像装置24によって、感光体ドラム21の静電潜像を現像するのに用いられる現像剤Gのトナーの貯蔵弾性率G’が、銀色のトナーと他の色のトナーとで変えられている。
具体的には、光沢定着条件の際の定着温度における他の色のトナーの貯蔵弾性率G’が、定着温度における銀色のトナーの貯蔵弾性率G’より大きくされている。
なお、トナーの貯蔵弾性率G’は、測定温度T[℃]におけるせん断複素弾性率Gの実数部分を示しており、具体的には、JIS K 7244−6「プラスチック−動的機械特性の試験方法−第6部:せん断振動−非共振法」に規定の方法に準じて、粘弾性測定装置により測定される値である。
そして、バインダーに用いる樹脂を変えることで、貯蔵弾性率G’を変えることができる。
〔色差〕
次に、貯蔵弾性率G’を変えたことによる作用を、JIS K 5101に基づいて測定される色差(ΔE)を用いて説明する。
図9(A)の縦軸は、他の色のトナーを用いた際の色差(ΔE)を示している。なお、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)については参考として示され、第2特別色(W)については省略する。
具体的には、他の色のトナーを標準定着条件で、OSコート紙Wに定着した場合を基準にして、他の色のトナーを光沢定着条件で、OSコート紙Wに定着した場合の色差(ΔE)が示されている。
ここで、定着温度における他の色のトナーの貯蔵弾性率G’は、定着温度における銀色のトナーの貯蔵弾性率G’と同等とされている。
図9(A)から分かるように、他の色のトナーについては、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えること、つまり、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくことで、色味が変化して色差(ΔE)が生じる。これは、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくすることで、他の色のトナーのバインダーが軟化して他の色のトナーが流れ易くなり、画像の表面形状(粗さ等)が変化して反射光が変化するため色味が変わるためである。
しかし、本第2実施形態では、前述したように、定着温度における他の色のトナーの貯蔵弾性率G’が、定着温度における銀色のトナーの貯蔵弾性率G’より大きくされている。つまり、定着時における他の色のトナーが、定着時の銀色のトナーより、流れ難くなっている。このように、定着時における他の色の貯蔵弾性率Gを大きくすることで、他の色のトナーが流れ難くなり、図9(B)のグラフから分かるように、前述した色差(ΔE)が小さくなる。
つまり、定着温度における他の色のトナーの貯蔵弾性率G’を、定着温度における銀色のトナーの貯蔵弾性率G’より大きくすることで、色味が適正に再現される。
〔グロス〕
次に、貯蔵弾性率G’を変えたことによる作用を、グロスを用いて説明する。
図10(A)のグラフの縦軸は、他の色のトナーを用いた際のグロス値(JIS−Z−8741による60度鏡面光沢度)を示している。なお、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)については参考として示され、第2特別色(W)については省略する。
具体的には、他の色のトナーを、標準定着条件で、OSコート紙Wに定着した場合のグロス値と、光沢定着条件で、OSコート紙Wに定着した場合のグロス値とが示されている。ここで、定着温度における他の色のトナーの貯蔵弾性率G’は、定着温度における銀色のトナーの貯蔵弾性率G’と同等とされている。
図10(A)から分かるように、他の色のトナーについては、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えること、つまり、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくすることで、グロス値が変わる。
具体的には、光沢定着条件の際のグロス値が、標準定着条件の際のグロス値に対して上昇する。これは、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくすることで、他の色のトナーのバインダーが軟化して他の色のトナーが流れ易くなり、画像の表面形状(粗さ等)が変化して反射光が変化するためである。
しかし、本第2実施形態では、前述したように、定着温度における他の色のトナーの貯蔵弾性率G’が、定着温における銀色のトナーの貯蔵弾性率G’より大きくされている。つまり、定着時における他の色のトナーが、定着時の銀色のトナーより、流れ難くなっている。このように、定着時における他の色のトナーの貯蔵弾性率Gを大きくすることで、他の色のトナーが流れ難くなり、図10(B)のグラフから分かるように、グロス値の上昇が抑制される。
つまり、定着温度における他の色のトナーの貯蔵弾性率G’を、定着温度における銀色のトナーの貯蔵弾性率G’より大きくすることで、光沢が適正に再現される。
〔まとめ〕
以上、色差(ΔE)及びグロス値を用いた説明したように、定着温度における他の色のトナーの貯蔵弾性率G’を、定着温度の銀色のトナーの貯蔵弾性率G’より大きくすることで、色味が適正に再現され、かつ、光沢が適正に再現される。
なお、他の作用については、第1実施形態の作用と同様である。
≪第3実施形態≫
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の一例について図11〜図14に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
本第3実施形態の画像形成装置120は、画像が形成されるシート部材Pがコート紙であるか普通紙であるかを選択する選択画面122を備えている。具体的には、選択画面122は、図14に示されるように、筐体92の一段低くなった上面に配置されている。この選択画面122には、「コート紙」の文字と「普通紙」の文字とが表示されており、作業者が選択できるようになっている。なお、作業者が選択しない場合は、「普通紙」が選択されるようになっている。
(コート紙選択時の制御)
制御部70は、選択画面122を用いて「コート紙」が選択され、かつ、金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与するように画像形成指令を受けた場合には、他の色のTMAを、金属光沢感を画像に付与しないように画像形成指令を受けた場合に比して、低くする。
なお、TMA(Toner Mass per Area)とは、シート部材Pに転写されたトナーの単位面積当たりの質量〔g/m〕であって、トナー画像がシート部材Pに定着される前に、決められた大きさのパッチのトナーを吸引してその質量を測定することで得られる値である。
また、コート紙とは、紙面に光沢を付与するために原紙に塗料又は合成樹脂等を塗布した用紙であって、前述したように、一例として、OSコート紙W(富士ゼロックスインターフィールド製、坪量127〔g/m〕、JISP 8119に準じて測定された平滑度4735〔Sec〕)があげられる。
〔コート紙選択時の作用〕
次に、コート紙選択時にTMAを変えたことによる作用について説明する。
図11(A)(B)のグラフの縦軸は、色味の総合バラツキ値(粒状感)を示し、横軸は、JIS Z8729に準じて測定された明度L*を示している。
総合バラツキ値は、JIS Z8729に準じて明度L*、色相a*、及び色相b*を測定し、これらの測定値から細かな色味のムラを数値化したものである。つまり、総合バラツキ値については、値が大きい程、小さい場合に比して、細かな色味のムラが大きいことを示している。
また、明度L*については、値が大きい程、小さい場合に比して、色が薄いことを示している。
図11(A)は、TMAが4.5〔g/m〕のトナーを、標準定着条件でOSコート紙Wに定着した場合の総合バラツキ(図中実線)と、TMAが4.5〔g/m〕のトナーを、光沢定着条件でOSコート紙Wに定着した場合の総合バラツキ値(図中点線)とを示している。
これに対して、図11(B)は、TMAが4.0〔g/m〕のトナーを、標準定着条件でOSコート紙Wに定着した場合の総合バラツキ(図中実線)と、TMAが4.0〔g/m〕のトナーを、光沢定着条件でOSコート紙Wに定着した場合の総合バラツキ値(図中点線)とを示している。
TMAが4.0〔g/m〕のトナーについては、図11(A)から分かるように、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えること、つまり、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくすることで、総合バラツキ値が大きくなる。特に、明度L*60〜90の範囲で、総合バラツキ値が大きくなる。これは、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくすることで、トナーのバインダーが軟化して他の色のトナーが流れ易くなるためである。
以下具体的に、総合バラツキ値が大きくなる要因について説明する。
図12(A)(B)には、標準定着条件でコート紙(OSコート紙W)に定着されたTMAが4.5〔g/m〕のトナー124の平面図と断面図とが示されている。この場合には、トナー124の断面は、図中左右方向で対称となっている。
これに対して、図12(C)(D)には、光沢定着条件でコート紙(OSコート紙W)に定着されたTMAが4.5〔g/m〕のトナー124の平面図と断面図とが示されている。この場合には、トナー124の断面は、図中左右方向で対称となっておらず、一方側(図中左側)に所謂像ずれが発生している。これは、トナーが流れ易くなったことにより、トナー124の一部が一方側に流れて生じたものである。特に、この傾向は、平滑度が普通紙より大きいコート紙の場合に顕著に表れる。
これは、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えることでこの像ずれが発生して総合バラツキ値が大きくなると考えられる。
これに対して、TMAが4.0〔g/m〕のトナーについては、図11(B)から分かるように、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えても、つまり、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくしても、TMAが4.5〔g/m〕のトナーのように総合バラツキ値が大きくならない。
以下具体的に、TMAを小さくすると、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えても、総合バラツキ値が大きくならない理由について説明する。
図13(A)には、定着前のTMAが4.5〔g/m〕の断面が示され、図13(B)には、定着前のTMAが4.0〔g/m〕のトナー126の断面が示されている。前述したように、TMAの相違により、TMAが4.0〔g/m〕のトナー126の高さが、TMAが4.5〔g/m〕のトナー124の高さに比して低くされる。つまり、TMAの相違により、トナーの高さに差が生じるのである。
これにより、定着条件を光沢定着条件とすることでトナーが流れ易くなっても、トナー126の一部が一方側に流れるのが抑制される。このため、TMAが4.0〔g/m〕のトナーについては、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えても、TMAが4.5〔g/m〕のトナーのように総合バラツキ値が大きくならない。換言すれば、コート紙を用いる場合に、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えても、TMAを小さくすると、TMAを小さくしない場合と比して、総合バラツキ値が大きくならない。
ここで、前述したように、制御部70は、選択画面122を用いて「コート紙」が選択され、かつ、金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与するように画像形成指令を受けた場合には、他の色のTMAを、金属光沢感を画像に付与しないように画像形成指令を受けた場合に比して、低くする。
このため、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えても、総合バラツキ値が大きくならず、色味のムラが抑制される。
他の作用については、第1実施形態と同様である。
≪第4実施形態≫
次に、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の一例について図15〜図17に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
本第4実施形態の画像形成装置120は、第3実施形態と同様に、画像が形成されるシート部材Pがコート紙であるか普通紙であるかを選択する選択画面122を備えている。なお、作業者が選択しない場合は、「普通紙」が選択されるようになっている。
(普通紙選択時の制御)
制御部70は、選択画面122を用いて「普通紙」が選択され、かつ、金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与するように画像形成指令を受けた場合には、他の色のTMAを、金属光沢感を画像に付与しないように画像形成指令を受けた場合に比して、大きくする。
なお、普通紙とは、普通の印字に用いられる用紙であって、前述したように、一例として、J紙(富士ゼロックスインターフィールド製、坪量82〔g/m〕、JISP 8119に準じて測定された平滑度112〔Sec〕)があげられる。
〔普通紙選択時の作用〕
次に、普通紙選択時にTMAを変えたことによる作用について説明する。
図15(A)(B)のグラフの縦軸は、色味の総合バラツキ値(粒状感)を示し、横軸は、JIS Z8729に準じて測定された明度L*を示している。
図15(A)は、TMAが4.8〔g/m〕のトナーを、標準定着条件でJ紙に定着した場合の総合バラツキ(図中実線)と、TMAが4.8〔g/m〕のトナーを、光沢定着条件でJ紙に定着した場合の総合バラツキ値(図中点線)とを示している。
これに対して、図15(B)は、TMAが5.3〔g/m〕のトナーを、標準定着条件でJ紙に定着した場合の総合バラツキ(図中実線)と、TMAが5.3〔g/m〕ののトナーを、光沢定着条件でJ紙に定着した場合の総合バラツキ値(図中点線)とを示している。
TMAが4.8〔g/m〕のトナーについては、図15(A)から分かるように、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えること、つまり、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくすることで、総合バラツキ値が大きくなる。特に、明度L*45〜60の範囲で、総合バラツキ値が大きくなる。これは、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくすることで、トナーのバインダーが軟化してトナーがJ紙に染み込み易くなるためである。
以下具体的に、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくすることで、総合バラツキ値が大きくなる要因について説明する。
図16(A)には、定着前のTMAが4.8〔g/m〕のトナー130の断面が示され、図16(B)には、光沢定着条件で定着された後のTMAが4.8〔g/m〕のトナー130の断面が示されている。
J紙(普通紙)の平滑度は、コート紙の平滑度より小さく、J紙の表面は、コート紙に比して、凸凹している。そして、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えることでバインダーが軟化したTMAが4.8〔g/m〕のトナー130は、J紙に染み込み易くなる。このため、図16(B)に示されるように、TMAが4.8〔g/m〕のトナー130がJ紙に染み込んでJ紙に定着した状態では、凹凸状のJ紙の表面の一部が露出する。このため、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくすることで、総合バラツキ値が大きくなる。
これに対して、TMAが5.3〔g/m〕のトナーについては、図15(B)から分かるように、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えても、つまり、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくしても、TMAが4.8〔g/m〕のトナーのように総合バラツキ値が大きくならない。これは、TMAの相違によるものである。
換言すれば、J紙を用いる場合に、TMAを大きくすると、定着条件を標準定着条件から光沢定着条件に変えても、総合バラツキ値が大きくならない。
以下具体的に、J紙を用いる場合に、TMAを大きくすると、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくしても、総合バラツキ値が大きくならない理由について説明する。
図17(A)には、定着前のTMAが5.3〔g/m〕のトナー132の断面が示され、図17(B)には、光沢定着条件で定着された後のTMAが5.3〔g/m〕のトナー132の断面が示されている。
前述したように、TMAの相違のため、図17(A)に示されるように、TMAが5.3〔g/m〕のトナー132の高さが、TMAが4.8〔g/m〕のトナー130の高さより高くなる。このため、図17(B)に示されるように、J紙にTMAが5.3〔g/m〕のトナー132が染み込んでJ紙に定着した状態では、凹凸状のJ紙の表面が露出することがない。これにより、J紙を用いる場合に、TMAを大きくすると、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくしても、総合バラツキ値が大きくならない。
ここで、前述したように、制御部70は、選択画面122を用いて「普通紙」が選択され、かつ、金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与するように画像形成指令を受けた場合には、他の色のTMAを、金属光沢感を画像に付与しないように画像形成指令を受けた場合に比して、大きくする。
このため、定着時にトナー画像に付与する熱量を大きくしても、総合バラツキ値が大きくならず、色味のムラが抑制される。
他の作用については、第1実施形態と同様である。
≪第5実施形態≫
次に、本発明の第5実施形態に係る画像形成装置の一例について図18を用いて説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与するように画像形成指令を制御部140が受けた場合には、制御部140は、図18に示されるように、定着ベルト411に駆動力を付与するモータ142、及び加圧ロール42に駆動力を付与するモータ144を制御して、定着ベルト411の周速度と加圧ロール42の周速度とに差を付ける。
これにより、シート部材Pに定着されるトナー画像のトナーに対してシート部材Pの搬送方向の剪断力が付与され、顔料110は、反射面110Aがシート部材Pのシート面に対して直交する方向を向いて、シート面に沿った方向に並ぶ(図1(B)参照)。
これにより、効果的に、顔料110の反射面110Aがシート部材Pのシート面に沿うような姿勢になる。
他の作用については、第1実施形態と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態を説明する上で、各色のトナー画像を夫々転写ベルト31に転写する場合を例にとって説明したが、各色のトナー画像を夫々直接シート部材Pに転写してもよく、各色のトナー画像を一括して転写ベルト又はシート部材Pに転写してもよく、銀色のトナー画像と他の色のトナー画像とを同時にシート部材Pに定着すればよい。
また、上記実施形態は、説明のために例示したものであって、本発明としてはそれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、明細書および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更、削除、付加及び組み合わせが可能である。具体的には、例えば、第1実施形態〜第4実施形態を組み合わせてもよい。
10 画像形成装置
20Y トナー画像形成部(第二画像部の一例)
20M トナー画像形成部(第二画像部の一例)
20C トナー画像形成部(第二画像部の一例)
20K トナー画像形成部(第二画像部の一例)
20W トナー画像形成部(第二画像部の一例)
20V トナー画像形成部(第一画像部の一例)
40 定着装置(定着部の一例)
110 顔料(扁平顔料の一例)
120 画像形成装置
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、記録媒体がコート紙であるとの紙種情報に基づき、前記扁平顔料を含むトナー及び前記扁平顔料を含まないトナーで画像を形成する場合に、前記扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量を、前記扁平顔料を含まないトナーだけで記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量と比して小さくすることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、記録媒体が普通紙であるとの紙種情報に基づき、前記扁平顔料を含むトナー及び前記扁平顔料を含まないトナーで画像を形成する場合に、前記扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量を、前記扁平顔料を含まないトナーだけで記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量と比し大きくすることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置において、トナー像を前記記録媒体に転写する転写部をさらに有し,前記定着部は、記録媒体を搬送しながら記録媒体に画像を定着し、扁平顔料を含むトナーによって画像が記録媒体に形成された場合に、前記転写部または前記定着部は、画像に対して記録媒体の搬送方向の剪断力を付与することを特徴とする。
本発明の請求項2の画像形成装置によれば、紙種がコート紙である場合において、扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量が一定である場合と比して、色味を適正に再現することができる。
本発明の請求項3の画像形成装置によれば、紙種が普通紙である場合において、扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量が一定である場合と比して、色味を適正に再現することができる。
本発明の請求項4の画像形成装置によれば、扁平顔料を含むトナーによって画像を記録媒体に形成する場合に、定着部で画像に対して記録媒体の搬送方向の剪断力を付与しない場合と比して、画像を構成する扁平顔料を、顔料の扁平面が記録媒体の紙面に沿うような姿勢にすることができる。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、 扁平顔料を含むトナーを用いる第一画像部と、扁平顔料を含まないトナーを用いる第二画像部と、 記録媒体に形成された画像を熱により記録媒体に定着する定着部と、扁平顔料を含むトナーを用いる画像か否かで前記定着部が画像に付与する熱量を制御する制御部と、を備え、前記制御部は前記扁平顔料を含むトナーによって記録媒体に形成された画像を定着する場合に、前記扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成された画像を定着する場合と比して、前記定着部が画像に付与する熱量を大きくすることを特徴とする。

Claims (5)

  1. 扁平顔料を含むトナーを用いる第一画像部と、
    扁平顔料を含まないトナーを用いる第二画像部と、
    記録媒体に形成された画像を熱により記録媒体に定着する定着部と、を備え、
    前記扁平顔料を含むトナーによって記録媒体に形成された画像を定着する場合に、前記扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成された画像を定着する場合と比して、前記定着部が画像に付与する熱量を大きくする画像形成装置。
  2. 前記扁平顔料を含むトナーによって記録媒体に形成された画像を定着する際の定着温度における、前記扁平顔料を含まないトナーの貯蔵弾性率は、前記定着温度における、前記扁平顔料を含むトナーの貯蔵弾性率より大きい請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記録媒体がコート紙であるとの紙種情報に基づき、前記扁平顔料を含むトナー及び前記扁平顔料を含まないトナーで画像を形成する場合に、前記扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量を、前記扁平顔料を含まないトナーだけで記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量と比して小さくする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 記録媒体が普通紙であるとの紙種情報に基づき、前記扁平顔料を含むトナー及び前記扁平顔料を含まないトナーで画像を形成する場合に、前記扁平顔料を含まないトナーによって記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量を、前記扁平顔料を含まないトナーだけで記録媒体に形成される画像を構成するトナーの単位面積当たりの質量と比し大きくする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. トナー像を前記記録媒体に転写する転写部をさらに有し,
    前記定着部は、記録媒体を搬送しながら記録媒体に画像を定着し、
    扁平顔料を含むトナーによって画像が記録媒体に形成された場合に、前記転写部または前記定着部は、画像に対して記録媒体の搬送方向の剪断力を付与する請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
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