JP2014235094A - 表示機構、時計用ムーブメントおよび時計 - Google Patents
表示機構、時計用ムーブメントおよび時計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014235094A JP2014235094A JP2013117175A JP2013117175A JP2014235094A JP 2014235094 A JP2014235094 A JP 2014235094A JP 2013117175 A JP2013117175 A JP 2013117175A JP 2013117175 A JP2013117175 A JP 2013117175A JP 2014235094 A JP2014235094 A JP 2014235094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- display unit
- unit
- movement
- mark
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
Abstract
【解決手段】表示機構5は、レトログラード表示領域21を指示部6が往復移動して時間情報を表示する表示部20と、指示部6が、レトログラード表示領域21の一端22から他端23へ、またはレトログラード表示領域21の他端23から一端22へ向かう際の、指示部6の移動方向を示す方向表示部30と、を備えている。動力伝達機構40は、指示部6がレトログラード表示領域21の一端22から他端23へ移動するときに第1マーク31を第1開口部15から露出させ、指示部6がレトログラード表示領域21の他端23から一端22へ移動するときに第2マーク32を第2開口部16から露出させるように、方向表示部30を動作させる。
【選択図】図4
Description
このような表示機構において曜日を表示させる場合を例に説明する。
扇形の表示領域の一端部(他方側)から順に終端部(一方側)までには、曜日である月、火、水・・・日が表示されており、運針は、時間経過とともに現在の曜日を指し示す(すなわち、月から日まで指し示す)。そして、月曜日を迎えると、運針は、表示領域に表示された日から月まで瞬間的に戻るようになっている。
したがって、運針が他端部へ移動した後に一端部へ戻る際に、時間経過に応じて運針を移動させることはできなかった。換言すれば、運針が、表示領域を往復移動(一端部から他端部へ移動し、更に一端部に戻る移動)しながら、時間経過に応じた所定の情報を表示することができなかった。また、連続的な指示部の移動により初期位置に復帰可能な表示機構を従来技術の表示機構に付加する場合、部品点数が増加し、かつ構造が複雑となるおそれがある。さらに、移動領域の一端と他端との間を指示部が連続的に往復移動する場合、指示部の移動方向を判別できないという問題もある。
また、表示部作動レバーの一方端部は、表示部作動レバーに対して第2軸周りに所定トルク以上の負荷が加わったときに、作動用回動部材に対して第2軸周りに回動するように構成されているので、表示部作動レバーの他方端部が規制部により移動を規制されているときには、表示部作動レバーに対して第2軸周りに所定トルク以上の負荷が加わることにより、表示部作動レバーの一方端部が回動するとともに、作動用回動部材の回動にともなって、表示部作動レバーの他方端部を規制部に沿って移動させることができる。また、表示部作動レバーの他方端部が規制部により移動を規制されていないときには、表示部作動レバーに対して第2軸周りに所定トルク以上の負荷が加わることがないので、表示部作動レバーの一方端部が回動することなく、作動用回動部材の回動にともなって、表示部作動レバーの他方端部を所定範囲内で移動させることができる。このように、表示部作動レバーの他方端部は、連結された方向表示部を支持した状態で規制部によって規制された所定範囲内を移動するので、方向表示部を移動させて指示部の移動方向を表示することができる。
したがって、簡単な構成で連続的に指示部を往復移動できるとともに、指示部の移動方向を容易に判別できる表示機構を提供できる。
さらに、表示部作動レバーに対して第2軸周りに所定トルク以上の負荷が加わったときに、作動用回動部材に対して第2軸周りに回動するように構成されていることから、過剰なトルクが表示部作動レバーに対して作用した場合であっても、表示部作動レバー等の各部品の損傷を防止できる。したがって、例えば本発明に係る表示機構を時計に採用した場合に、りゅうずを所定方向に回転させて時計の時刻の表示(時や分等の表示)を修正する際に、りゅうずを所定方向とは逆方向に回転させても、表示部作動レバー等の各部品の損傷を防止できる。
また、本発明の時計は、上述の時計用ムーブメントを備えたことを特徴とする。
以下では、まず実施形態に係る機械式の腕時計(請求項の「時計」に相当。)およびこの腕時計に組み込まれたムーブメント(請求項の「時計用ムーブメント」に相当。)について説明したあと、表示機構の詳細について説明する。
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。このムーブメントに文字板および針を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。時計の基板を構成する地板の両側のうち、時計ケースのガラスのある方の側、すなわち文字板のある方の側をムーブメントの「裏側」と称する。また、地板の両側のうち、時計ケースのケース裏蓋のある方の側、すなわち文字板と反対の側をムーブメントの「表側」と称する。
図3は、図1に示す時計のA−A線に沿った断面図である。
図1に示すように、本実施形態の時計1のコンプリートには、ケース本体3a、不図示の裏蓋、およびカバーガラス3bを備えた時計ケース3内に、ムーブメント10と、時刻に関する情報を示す目盛り2aを有する文字板2と、時を示す時針4a、分を示す分針4bおよび秒を示す秒針4cを含む針4と、が設けられている。
文字板2には、時針4a、分針4bおよび秒針4cの回転中心である時計1の中心軸Oよりも平面視で目盛り2aの6時側に、0時から24時の時の情報の表示について表示するレトログラード表示領域21(請求項の「所定領域」に相当。)が設けられている。なお、図1においては、レトログラード表示領域21を一点鎖線で図示している。
なお、本発明において、「連続的な往復移動」の一例としては、例えば、運針(指示部6)が、表示領域(表示部20)を往復移動(表示領域の一端22から他端23へ移動し、更に一端22に戻る移動)しながら、時間経過に応じた所定の情報を表示することを含むものとする。
第2地板14の裏側には、文字板2が配置されている。図1に示すように、文字板2には、一対の開口部15,16(第1開口部15および第2開口部16)が形成されている。第1開口部15および第2開口部16は、中心軸Oよりも平面視で目盛り2aの8時側に、それぞれ径方向に離間するように設けられている。
巻真8は、巻真案内穴によって回転可能に支持されているとともに、巻真8の延在方向に例えば2段階に引き出し操作可能とされている。この際、巻真8は、地板12の表側に配置された、おしどり、かんぬきやかんぬきばね等の図示しない切替装置により、延在方向の位置が決められている。
表示部20は、レトログラード表示領域21を指示部6が連続的に往復移動して、時間情報を表示するものである。
表示部20のレトログラード表示領域21は、平面視で時計1の中心軸Oよりも目盛り2aの6時側に位置する第1軸Pを中心とし、目盛り2aの5時側と7時側との間に広がる扇形状に形成されている。レトログラード表示領域21の中心角度は、例えば約90°となっている。以下の説明においては、レトログラード表示領域21における目盛り2aの5時側に対応した端部を一端22とし、目盛り2aの7時側に対応した端部を他端23として説明する。
図1に示すように、指示部6は、レトログラード表示領域21を一端22から他端23へ連続的に移動したあと、レトログラード表示領域21を他端23から一端22へ連続的に移動する動作を繰り返すことにより、レトログラード表示領域21の一端22と他端23との間を往復移動する。
本実施形態の指示部6は、0時から24時の時を示すいわゆる24時針であって、レトログラード表示領域21を24時間で1往復する(すなわち、往復運動しながら、時間経過に応じた情報を表示する)。なお、図1は、指示部6がレトログラード表示領域21を一端22から他端23へ移動している状態を図示しており、図2は、指示部6がレトログラード表示領域21を他端23から一端22へ移動している状態を図示している。
また、18時、9時および0時の時を表す各第1文字25に対応した位置であって、各第1文字25よりも外側には、第1軸Pを中心とした反時計回り方向の他端23から一端22に向かって、45°ピッチの等間隔に、18時、21時および24時の時を表す第2文字26が付されている。第2文字26は、指示部6がレトログラード表示領域21を他端23から一端22に向かって移動する際に、指示部6によって指示される文字である。
目盛り29は、指示部6が一端22から他端23に向かって移動するとき、1目盛りあたり3時間の時間経過を示す。また、目盛り29は、指示部6が他端23から一端22に向かって移動するとき、1目盛りあたり1時間の時間経過を示す。
これにより、方向表示部30が移動して第1マーク31が第1開口部15から露出したとき、第2マーク32が文字板2により覆われて第2開口部16から露出できないようになっている。また、図5に示すように、方向表示部30が移動して第2マーク32が第2開口部16から露出したとき、第1マーク31が文字板2により覆われて第1開口部15から露出できないようになっている。
図3に示すように、24時間車41は、軸部材を介して、地板12により24時間車41の中心軸周りに回転自在に支持されている。24時間車41は、例えば中間車19を介して筒車18と噛合している。中間車19は、筒車18の駆動力を24時間車41に伝達するとともに、筒車18の回転速度を1/2倍に減速している。これにより、24時間車41は、筒車18の1/2倍の回転速度、すなわち24時間に1回転の回転速度で回転する。
24時間車41の中心よりも径方向の外側であって、外縁部の近傍には、円筒状のピン部材41aがムーブメント10の裏側に向かって突設されている。
図4に示すように、24時作動レバー43の一方端部43aよりも他方側には、長手方向に沿って延びる長孔43bが形成されている。長孔43bには、24時間車41のピン部材41aが長孔43b内をスライド移動自在に挿通されている。24時作動レバー43は、24時間車41の回転にともなってピン部材41aが長孔43b内をスライド移動することにより、第1軸P周りに回動する。
伝達回動部材46は、24時作動レバー43の長手方向に沿う中心線を挟んで所定の中心角度で両側に広がる扇形状に形成されている。図3に示すように、伝達回動部材46は、指示部6および24時作動レバー43と共通の軸部材61を介して、地板12と第2地板14とにより第1軸P周りに回動可能に支持されている。これにより、伝達回動部材46は、24時作動レバー43および指示部6とともに回動する。
また、伝達回動部材46の弧状部分には、歯部45aが形成されている。伝達回動部材46の歯部45aは、表示伝え車47と噛合している。
表示伝え車47の中心よりも径方向の外側であって、外縁部の近傍には、円筒状のピン部材47aがムーブメント10の裏側に向かって突設されている。なお、以下の説明では、ピン部材47aの中心軸を第2軸Qと定義する。
ピン部材55のうち、表示部作動レバー51よりもムーブメント10の表側の部分には、方向表示部30が、ピン部材55と同軸上に取り付けられている。これにより、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30に対して相対移動不能に連結される。
また、ピン部材55のうち、表示部作動レバー51よりもムーブメント10の表側の部分は、規制ピン55aとなっている。規制ピン55aは、地板12に形成された凹部57内に配置されている。
上述のように形成された表示部作動レバー51は、表示伝え車47の往復回動にともなって揺動する。
T3<T1≦T2・・・(1)
を満足するように設定される。
また、表示部作動レバー51の他方端部54が規制部56により移動を規制されていないときには、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の負荷が加わることがないので、表示部作動レバー51の一方端部52が回動しない。そして、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30を支持した状態で、表示伝え車47の往復回動にともなって、移動可能範囲58内を移動する。
さらに、スリップトルクT1を(1)式のように設定することで、以下のような効果を奏することもできる。例えば、りゅうず7(図1参照)を所定方向に回転させて時計1(図1参照)の時や分等の表示を修正する際に、りゅうず7を所定方向とは逆方向に回転させても、表示部作動レバー51等の各部品の損傷を防止できる。
続いて、上述のように構成された表示機構5の作用について説明する。図6から図14は、それぞれ表示機構5の説明図であって、所定時刻を表示しているときの説明図である。なお、図6から図14においては、文字板2を透過して図示しており、第1開口部15、第2開口部16および指示部6をそれぞれ二点鎖線で図示している。また、表示部20のレトログラード表示領域21を一点鎖線で図示している。また、説明を分かりやすくするために、図4および図5に対して、指示部6、表示部20およびレトログラード表示領域21の位置を異ならせている。すなわち、指示部6と24時作動レバー43とを同一直線状に配置するとともに、指示部6の位置に対応して、表示部20およびレトログラード表示領域21を設けている。また、図6から図14では、24時間車41の回転中心を原点とするX−Y軸線を定義している。以下の説明では、図6から図14の各図中の右側を+X側とし、左側を−X側とし、上側を+Y側とし、下側を−Y側として、X−Yの直交座標系を用いて説明する。
このとき、図7に示すように、指示部6は、一端22から他端23に向かって第1軸P周りに連続的に回動し、時間の経過に対応した24時間の時の情報を指示する。なお、図7に示す例においては、動作開始から3時間が経過して24時間車41の回転角度θ1=45°となっており、指示部6が3時を指示した状態を図示している。
T3<T1≦T2・・・(1)
を満足するように設定されている。
したがって、表示伝え車47の回動により、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の負荷(すなわち規制時トルクT2)が加わる。これにより、表示部作動レバー51の一方端部52が回動するとともに、表示部作動レバー51の他方端部54が方向表示部30を支持した状態で、規制部56の壁面56aに沿って+Y側に移動する(図7参照)。
この場合においても、(1)式を満足しているので、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の規制時トルクT2が加わる。これにより、表示部作動レバー51の一方端部52が回動するとともに、表示部作動レバー51の他方端部54が方向表示部30を支持した状態で、規制部56の壁面56aに沿って−Y側に移動する。
また、前述のとおり、表示部作動レバー51の一方端部52のスリップトルクT1、規制時トルクT2および非規制時トルクT3は、
T3<T1≦T2・・・(1)
を満足するように設定されており、非規制時トルクT3はスリップトルクT1未満となっている。したがって、表示部作動レバー51の他方端部54が方向表示部30を支持した状態で、移動可能範囲58内を+X側に移動する際、表示部作動レバー51に非規制時トルクT3が加わっても、表示部作動レバー51の一方端部52が回動することがない。これにより、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30を支持した状態で、移動可能範囲58内を+X側に向かって移動する(図10における移動可能範囲58の破線矢印参照)。
この場合においても、(1)式を満足しているので、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の規制時トルクT2が加わって、表示部作動レバー51の一方端部52が回動するとともに、表示部作動レバー51の他方端部54が方向表示部30を支持した状態で、規制部56の壁面56aに沿って−Y側に移動する。
また、スリップトルクT1、規制時トルクT2および非規制時トルクT3は、(1)を満足するように設定されているので、表示部作動レバー51に非規制時トルクT3が加わっても、表示部作動レバー51の一方端部52が回動することがない。これにより、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30を支持した状態で、移動可能範囲58内を−X側に向かって移動する(図14における移動可能範囲58の破線矢印参照)。
以降、上述の動作を繰り返すことにより、レトログラード表示領域21における一端22と他端23との間を指示部6が連続的に往復移動するとともに、方向表示部30により指示部6の移動方向を表示することができる。
また、表示部作動レバー51の一方端部52は、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の負荷が加わったときに、表示伝え車47のピン部材47aに対して第2軸Q周りに回動するように構成されているので、表示部作動レバー51の他方端部54が規制部56により移動を規制されているときには、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の規制時トルクT2が加わることにより、表示部作動レバー51の一方端部52が回動するとともに、表示伝え車47の回動にともなって、表示部作動レバー51の他方端部54および方向表示部30を規制部56の壁面56aに沿って移動させることができる。また、表示部作動レバー51の他方端部54が規制部56により移動を規制されていないときには、表示部作動レバー51に対してスリップトルクT1未満の非規制時トルクT3が加わり、第2軸Q周りにスリップトルクT1以上のトルクが加わることがないので、表示部作動レバー51の一方端部52が回動することなく、表示伝え車47の回動にともなって表示部作動レバー51の他方端部54を移動可能範囲58内で移動させることができる。これにより、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30を支持した状態で規制部56によって画成された移動可能範囲58内を移動するので、方向表示部30を移動させて指示部6の移動方向を表示することができる。
したがって、簡単な構成で連続的に指示部6を往復移動できるとともに、指示部6の移動方向を容易に判別できる表示機構を提供できる。
さらに、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の負荷が加わったときに、表示伝え車47のピン部材47aに対して第2軸Q周りに回動するように構成されていることから、過剰なトルクが表示部作動レバー51に対して作用した場合であっても、表示部作動レバー51等の各部品の損傷を防止できる。したがって、りゅうず7を所定方向に回転させて時計1の時刻の表示(時や分等の表示)を修正する際に、りゅうず7を所定方向とは逆方向に回転させても、表示部作動レバー51等の各部品の損傷を防止できる。
かかる変更により、ユーザの活動時間に応じて、指示部6の移動時間を変更することができるため、例えば、ユーザが仕事等により時計を見る機会が多い時間帯(例えば、指示部6が、9時から18時を示す時間が含まれる一端22から他端23への移動時)には指示部6の移動時間を遅くさせ、かかる指示部6の変化を認識しやすくすることもできる。
また、ユーザが就業時間を過ぎた等により時計を見る機会が少ない時間帯(例えば、18時から24時を示す時間が含まれる他端23から一端22への移動時)には、指示部6を見る機会も少ないため、指示部6の移動時間を早くさせることもできる。
したがって、例えば、文字板2に1個の開口部を設けるとともに、指示部6の移動方向に対応して、異なる色で表示された第1マーク31と第2マーク32とを、1個の開口部から交互に露出させる構成としてもよい。さらに、このとき、文字板2に付された第1文字25および第1方向指示部27を第1マーク31と同色とし、第2文字26および第2方向指示部28を第2マーク32と同色とするのが好ましい。これにより、使用者は、色の違いによって指示部6の移動方向を容易に判別することができる。
Claims (8)
- 所定領域を指示部が往復移動して時間情報を表示する表示部と、
前記指示部が、前記所定領域の一端から他端へ、または前記所定領域の他端から一端へ向かう際の、前記指示部の移動方向を示す方向表示部と、
を備えたことを特徴とする表示機構。 - 動力を前記方向表示部に伝達して、前記方向表示部を動作させる動力伝達機構を備え、
前記方向表示部は、前記所定領域の一端から他端へ向かう方向を示す第1マークと、前記所定領域の他端から一端へ向かう方向を示す第2マークと、を備え、
前記動力伝達機構は、前記指示部が前記所定領域の一端から他端へ移動するときに前記第1マークを表示し、前記指示部が前記所定領域の他端から一端へ移動するときに前記第2マークを表示するように、前記方向表示部を動作させることを特徴とする請求項1に記載の表示機構。 - 前記表示部の前記所定領域は、前記方向表示部を覆う文字板に、第1軸を中心とする扇形状に形成され、
前記指示部は、前記第1軸周りに回動可能に支持されて、前記所定領域の一端と他端との間を往復移動可能に形成され、
前記文字板には、開口部が形成され、
前記動力伝達機構は、前記指示部が前記所定領域の一端から他端へ移動するときに前記第1マークを前記開口部から露出させ、前記指示部が前記所定領域の他端から一端へ移動するときに前記第2マークを前記開口部から露出させるように、前記方向表示部を動作させることを特徴とする請求項2に記載の表示機構。 - 前記動力伝達機構は、
24時間で1回転する24時間車と、
前記24時間車に対して揺動可能に連結され、作動用回動部材および前記指示部を回 動させる24時作動レバーと、
一方端部が前記作動用回動部材に対して第2軸周りに回動可能に連結されるとともに 、他方端部が前記方向表示部に対して連結され、前記作動用回動部材の往復回動にとも なって揺動する表示部作動レバーと、
前記表示部作動レバーの他方端部の移動を所定範囲内に規制する規制部と、
を備え、
前記表示部作動レバーの一方端部は、前記表示部作動レバーに対して前記第2軸周りに所定トルク以上の負荷が加わったときに、前記作動用回動部材に対して前記第2軸周りに回動するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の表示機構。 - 前記指示部は、24時針であり、前記所定領域を24時間で1往復することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表示機構。
- 前記指示部は、前記所定領域の一端から他端への移動時間と、前記所定領域の他端から一端への移動時間とが異なることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示機構。
- 請求項1に記載の表示機構を備えたことを特徴とする時計用ムーブメント。
- 請求項7に記載の時計用ムーブメントを備えたことを特徴とする時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013117175A JP2014235094A (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 表示機構、時計用ムーブメントおよび時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013117175A JP2014235094A (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 表示機構、時計用ムーブメントおよび時計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014235094A true JP2014235094A (ja) | 2014-12-15 |
Family
ID=52137915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013117175A Pending JP2014235094A (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 表示機構、時計用ムーブメントおよび時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014235094A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114077184A (zh) * | 2020-08-18 | 2022-02-22 | 西铁城时计株式会社 | 往复显示机构和时钟 |
JP7467020B1 (ja) | 2023-12-07 | 2024-04-15 | 富雄 柿見 | アナログ時計、時間表示方法、および、時間表示プログラム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1870785A1 (fr) * | 2006-06-22 | 2007-12-26 | Daniel Roth et Gerald Genta Haute Horlogerie SA | Piece d'horlogerie munie d'un mecanisme d'affichage des phases de lune |
JP2010216988A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Seiko Epson Corp | 時計 |
WO2011113170A1 (fr) * | 2010-03-17 | 2011-09-22 | Daniel Roth et Gérald Genta Haute Horlogerie SA | Piece d'horlogerie munie d'un mecanisme d'affichage des phases de lune |
CH704094A2 (de) * | 2010-11-15 | 2012-05-15 | Daniel Nebel | Anzeigemechanismus für eine Uhr mit mechanischem Uhrwerk. |
-
2013
- 2013-06-03 JP JP2013117175A patent/JP2014235094A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1870785A1 (fr) * | 2006-06-22 | 2007-12-26 | Daniel Roth et Gerald Genta Haute Horlogerie SA | Piece d'horlogerie munie d'un mecanisme d'affichage des phases de lune |
JP2010216988A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Seiko Epson Corp | 時計 |
WO2011113170A1 (fr) * | 2010-03-17 | 2011-09-22 | Daniel Roth et Gérald Genta Haute Horlogerie SA | Piece d'horlogerie munie d'un mecanisme d'affichage des phases de lune |
CH704094A2 (de) * | 2010-11-15 | 2012-05-15 | Daniel Nebel | Anzeigemechanismus für eine Uhr mit mechanischem Uhrwerk. |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114077184A (zh) * | 2020-08-18 | 2022-02-22 | 西铁城时计株式会社 | 往复显示机构和时钟 |
CN114077184B (zh) * | 2020-08-18 | 2023-02-17 | 西铁城时计株式会社 | 往复显示机构和时钟 |
JP7467020B1 (ja) | 2023-12-07 | 2024-04-15 | 富雄 柿見 | アナログ時計、時間表示方法、および、時間表示プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6372815B2 (ja) | 表示機構、時計用ムーブメントおよび時計 | |
JP5210557B2 (ja) | 時計 | |
CN107577134B (zh) | 用于手表的具有滚轮的显示机构 | |
JP5517004B2 (ja) | 表示装置および電子機器 | |
US8724430B2 (en) | Retrograde display mechanism and timepiece having the same | |
JP6209196B2 (ja) | 一年サイクルを形成する期間を表示するための装置 | |
JP4453645B2 (ja) | 時計の表示装置、ムーブメント、および時計 | |
US9791832B2 (en) | Timepiece and method for manufacturing timepiece | |
JP2020126047A (ja) | 可変ピッチ表示装置を備える時計 | |
JP2014235094A (ja) | 表示機構、時計用ムーブメントおよび時計 | |
JP2006275646A (ja) | 指針式表示装置 | |
US11868090B2 (en) | On-demand horological display mechanism | |
US10248082B2 (en) | Timepiece movement, mechanical timepiece, and method for releasing pawl lever from engagement | |
JP6801423B2 (ja) | 時計用ムーブメントおよび機械式時計 | |
JP6004857B2 (ja) | 表示機構、時計用ムーブメント、及び機械式時計 | |
JP2010014738A (ja) | 時計 | |
JP2005017295A (ja) | アナログ表示装置 | |
JP2021009169A (ja) | 時計用ムーブメントおよび機械式時計 | |
JP6029441B2 (ja) | 時計用カレンダ機構並びに該機構を備えたムーブメント及びカレンダ時計 | |
US1932754A (en) | Time-piece | |
JP2010216988A (ja) | 時計 | |
US20220373974A1 (en) | Timepiece | |
JP7430123B2 (ja) | 時計用ムーブメントおよび時計 | |
JP5811506B2 (ja) | 表示装置および電子機器 | |
JP2016206002A (ja) | 時計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170331 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170822 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170913 |