JP2014233678A - ガス処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】棒状の紫外線ランプを流路部材内における適正な位置に確実にかつ簡単な作業で配置することのできるガス処理装置を提供すること。
【解決手段】このガス処理装置は、少なくともアンモニアガスを含む処理用ガスが内部に流通される管状の流路部材と、流路部材内において流路部材の中心軸上に延在するよう配置された棒状の紫外線ランプと、流路部材内に配置された紫外線ランプを保持するランプキャリアとを具えてなり、ランプキャリアは、流路部材の内面によって支持された構成とされている。ランプキャリアの外面形状は、紫外線ランプの軸方向に垂直な断面において、流路部材の内面形状に適合した形状であることが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明はガス処理装置に関する。特に、排ガスなどの被処理ガス中に含まれる窒素酸化物を還元処理するガス処理装置に関する。
例えば焼却炉若しくは燃焼炉や、ディーゼルエンジン等の内燃機関においては、その使用時に、空気中の窒素と酸素とが反応することにより、或いは燃料等に含まれる窒素と酸素とが反応することにより、一酸化窒素や二酸化窒素等の窒素酸化物が生成されるため、焼却炉等や内燃機関などから排出される排ガス中には、一酸化窒素や二酸化窒素等の窒素酸化物が含まれている。このような窒素酸化物は、それ自体が人体に有害な物質であると共に、光化学スモッグや酸性雨を引き起こす大気汚染原因物質である。そのため、焼却炉等や内燃機関から排出される排ガスについては、それに含まれる窒素酸化物を還元処理することが行われている。
排ガスに含まれる窒素酸化物を還元処理するために用いられるガス処理装置としては、例えば、アンモニアガスに紫外線を照射することによりアンモニアガスを活性化させ、これにより生成されるアンモニアラジカルを含む活性化ガスを還元剤として用い、窒素酸化物を含む排ガスに混入させることにより、排ガス中の窒素酸化物の還元処理を行う構成のものが開示されている(例えば特許文献1参照)。
図10は、従来のガス処理装置の一例における構成の概略を示す説明図である。このガス処理装置は、アンモニアガス供給源71およびキャリアガス供給源72の各々に導管73,74を介して接続されたガス混合部70と、このガス混合部70に導管75を介して接続された二重管状のガス流路部材81を有するアンモニアラジカル発生部80と、一端(図10において左端)に例えば焼却炉等の被処理ガス発生源90が接続され、他端(図10において右端)にガス排出口79aが形成された、被処理ガス発生源90からの被処理ガスが流通するガス流通管79を備えている。このガス流通管79には、被処理ガス発生源90から排出される被処理ガスを加熱するガス加熱処理部77が形成されていると共に、このガス加熱処理部77の被処理ガスの流通方向下流側の位置においてガス還元処理部78が形成されており、ガス還元処理部78には、アンモニアラジカル発生部80が導管76を介して接続されている。
アンモニアラジカル発生部80においては、ガス流路部材81の内管部分に、紫外線を透過する例えば石英ガラスよりなる管状の紫外線透過窓82が設けられ、この紫外線透過窓82を構成する石英ガラス管内に、紫外線ランプ85が設けられている。
このガス処理装置においては、被処理ガス発生源90からガス流通管79内に被処理ガス(黒塗りの矢印G1で示す)が供給され、この被処理ガスG1はガス加熱処理部77において加熱された後、この加熱された被処理ガス(矢印G2で示す)がガス還元処理部78に供給される。
一方、ガス混合部70に、アンモニアガス供給源71から導管73を介してアンモニアガス(矢印g1で示す)が供給されると共に、キャリアガス供給源72から導管74を介してキャリアガス(矢印g2で示す)が供給されることにより、当該ガス混合部70においてアンモニアガスg1とキャリアガスg2とが混合され、更に、ガス混合部70から導管75を介してアンモニアガスとキャリアガスとの混合ガス(矢印g3で示す)がアンモニアラジカル発生部80におけるガス流路部材81内に供給される。そして、アンモニアラジカル発生部80においては、紫外線ランプ85からの紫外線(矢印Lで示す)が、紫外線透過窓82を介してガス流路部材81内に供給された混合ガスg3に照射されることによりアンモニアラジカルが発生する。
そして、ガス還元処理部78に、アンモニアラジカル発生部80から導管76を介してアンモニアラジカルを含有する還元処理用ガス(矢印g4で示す)が供給され、当該ガス還元処理部78内において、被処理ガスG2に還元処理用ガスg4が混入されることにより、被処理ガスG2中の窒素酸化物が還元処理される。その後、処理済ガス(矢印G3で示す)がガス流通管79におけるガス排出口79aから外部に排出される。
特開2012−076033号公報
このようなガス処理装置においては、アンモニアガスに効率的に紫外光を照射するためには、ガス流路部材の中心軸上に紫外線ランプが延在するよう配置された構成とされることが望ましいが、紫外線ランプのガス流路部材に対する位置決め作業は相当に手間がかり、効率よく作業することが困難である。また、紫外線ランプの寿命等により紫外線ランプを交換する場合においても、同様の問題が生ずる。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、棒状の紫外線ランプを流路部材内における適正な位置に確実にかつ簡単な作業で配置することのできるガス処理装置を提供することにある。
本発明のガス処理装置は、少なくともアンモニアガスを含む処理用ガスが内部に流通される管状の流路部材と、当該流路部材内において当該流路部材の中心軸上に延在するよう配置された棒状の紫外線ランプと、当該流路部材内に配置された当該紫外線ランプを保持するランプキャリアとを具えてなり、
前記ランプキャリアは、前記流路部材の内面によって支持されていることを特徴とする。
本発明のガス処理装置においては、前記ランプキャリアの外面形状は、前記紫外線ランプの軸方向に垂直な断面において、前記流路部材の内面形状に適合した形状であることが好ましい。
このような構成のものにおいては、前記ランプキャリアは、前記流路部材の中心軸に沿って延びる樋状のものとすることができる。
また、本発明のガス処理装置においては、前記ランプキャリアは、金属材料で形成されており、
前記紫外線ランプは、発光ガスが内部に封入された発光管と、この発光管の内部に配置された内部電極と、前記発光管の外面に配置された外部電極と具えたエキシマランプであって、当該発光管が当該外部電極を介して当該ランプキャリアに保持されており、
前記流路部材は、接地された金属製保持体によって保持されており、前記ランプキャリアが当該金属製保持体に電気的に接続された状態で固定された構成とされていることが好ましい。
本発明の請求項1に係るガス処理装置によれば、棒状の紫外線ランプがランプキャリアが用いられて流路部材内に配置されていると共に当該ランプキャリアが流路部材の内周面よって支持された構成とされていることにより、紫外線ランプを、流路部材内において中心軸が流路部材の中心軸上に位置された適正な位置に位置決めされた状態で、確実にかつ容易に配置することができる。
本発明の請求項2および請求項3に係るガス処理装置によれば、ランプキャリアの外面形状が、紫外線ランプの軸方向に垂直な断面において、流路部材の内面形状に適合した形状であることにより、紫外線ランプが流路部材の内部においてランプキャリアによって支持される構造のものでありながら、紫外線ランプからの紫外線を効率的に処理用ガスに照射することができて処理効率が低下することを回避することができる。
本発明の請求項4に係るガス処理装置によれば、ランプキャリアの金属製保持体に対する機械的固定と、当該ランプキャリアに保持された紫外線ランプの外部電極の保持体に対する電気的接続とを同時に達成することができるので、紫外線ランプの交換作業を含む紫外線ランプの設置作業を容易にかつ高い作業効率で行うことができる。
本発明のガス処理装置におけるガス活性化装置を構成するガス活性化ユニットの一例における要部の構成を示す、流路部材の中心軸に沿った断面図である。 図1に示すガス活性化ユニットにおけるA−A線断面図である。 ランプキャリアの一例における構成の概略を示す平面図である。 本発明のガス処理装置において好適に用いられるキセノンエキシマランプの一例における構成の概略を示す、中心軸に沿った断面図である。 紫外線ランプのランプキャリアに対する装着方法を説明するための斜視図である。 紫外線ランプがランプキャリアに装着された状態を示す斜視図である。 紫外線ランプの流路部材に対する配置方法を説明するための斜視図である。 本発明に係る窒素酸化物処理装置の一例における構成の概略を示す説明図である。 ガス活性化ユニットの他の構成例を概略的に示す説明用断面図である。 従来のガス処理装置の一例における構成の概略を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明のガス処理装置は、少なくともアンモニアガスを含む処理用ガスに紫外線を照射することによりアンモニアガスを活性化するガス活性化装置を備えてなる。
図1は、本発明のガス処理装置におけるガス活性化装置を構成するガス活性化ユニットの一例における要部の構成を示す、流路部材の中心軸に沿った断面図である。図2は、図1に示すガス活性化ユニットにおけるA−A線断面図である。
このガス活性化装置は、処理用ガスが内部に流通される円管状の流路部材(以下、「ガス流路管」という。)12と、このガス流路管12の内部に配置された円柱棒状の紫外線ランプ20とよりなるガス活性化ユニット11を備えている。
ガス流路管12は、中心軸CRが水平方向に延びる姿勢で、両端部がガス活性化装置の機枠に固定されて接地された例えば金属製保持体40に固定されている。具体的には、金属製保持体40は、互いに軸方向に離間した位置において互いに対向して鉛直方向に延びる一対の板状の固定部41a,41bを有する。そして、ガス流路管12の軸方向における両端の各々に形成された円板状のフランジ部12a,12bがその外面が固定部41a,41bの内面に対接された状態でネジ止めされて固定されている。
金属製保持体40におけるガス流路管12の一端(図1において左端)側の一端側固定部41aには、ガス流路管12の一端開口に対応する位置においてガス流路管12の内径より小さい孔径のガス流通用貫通孔42aが形成されている。また、金属製保持体40におけるガス流路管12の他端(図1において右端)側の他端側固定部41bには、ガス流路管12の他端開口に対応する位置においてガス流路管12の内径と同一の大きさの孔径を有するガス流通用貫通孔42bが形成されている。
ガス流路管12の構成材料は、ガス流路管12の内面がアンモニアに対する耐腐食性を有するものであれば特に限定されず、例えばガラスや、ステンレス鋼等の金属等を用いることができる。
紫外線ランプ20は、ガス流路管12の内部において、ガス流路管12内に配置されたランプキャリア30によって保持されてガス流路管12の中心軸CR上に(紫外線ランプ20の中心軸CLがガス流路管12の中心軸CRに一致する状態で)延在するよう配置されている。
ランプキャリア30としては、例えば、ガス流路管12の中心軸CRに沿って延びる全体が樋状のものが用いられている。このランプキャリア30は、紫外線ランプ20の軸方向に垂直な断面において、ガス流路管12の内面形状に適合した外面形状を有し、その外周面がガス流路管12の下方領域における内周面に対接された状態で(処理用ガスが流通される空隙を介さずに)ガス流路管12の内周面によって支持されて配置されている。従って、ランプキャリア30の内周面による内周面領域を含むガス流路管12の内周面と、紫外線ランプ20の発光管の外周面との間には、略円筒状のガス流路Rが形成されている。そして、この例においては、ガス流路管12の他端開口がガス導入口13bとされると共にガス流路管12の一端開口がガス排出口13aとされる。
ランプキャリア30の構成材料としては、ガス流路管12と同様の理由により、ガス流路管12の構成材料として例示したものを用いることができるが、例えばステンレス鋼などの金属材料により構成されていることが好ましい。
このランプキャリア30には、図3にも示すように、複数(この例では2つのものが図示されている。)の板状のランプ固定部材31が、ランプキャリア30の両側縁部の軸方向に互いに離間した位置において、水平方向に延びるよう設けられており、これにより、ランプ固定部材31の下面とランプキャリア30の内周面との間に処理用ガスが流通される空間が形成されている。ランプ固定部材31には、中央部に紫外線ランプ20に装着された装着用金具35の脚部37が挿入係合される装着用開口部32が形成されていると共に、この装着用開口部32の幅方向(図3において上下方向)の両側の位置に紫外線ランプ20からの紫外線を下方に向けて放射するための開口による光取出し窓部33が形成されている。
また、ランプキャリア30の軸方向における他端面には、板状のアース接続板34が上端縁がランプキャリア30の内周面より上方に突出した状態で設けられている。このアース接続板34は、金属製保持体40における他端側固定部41bの外面に例えば固定用ネジ45によって固定されている。
紫外線ランプ20としては、アンモニアにおけるN−H結合を切断し得るエネルギーを有する紫外線を放射するものであればよいが、アンモニアの光吸収波長が220nm以下であることから、波長が220nm以下の紫外線を放射するものであることが好ましい。
波長が220nm以下の紫外線を放射するランプとしては、例えばキセノンエキシマランプ(波長172nm,波長146nm)、低圧水銀ランプ(波長185nm)およびエキシマ蛍光ランプなどが挙げられる。
図4は、本発明のガス処理装置において好適に用いられるキセノンエキシマランプの一例における構成の概略を示す、中心軸に沿った断面図である。
このキセノンエキシマランプは、例えば石英ガラスなどの紫外線を透過する材料によって構成された、両端が封止された円筒状の発光管21を備えている。この発光管21の内部には、他端(図4における右端)が封止され、一端(図4における左端)が発光管21の金属箔26が埋設されている封止部(以下、「金属箔埋設封止部」ともいう。)22に溶着された内側管23が、発光管21の管軸(紫外線ランプの中心軸CL)に沿って設けられている。また、この内側管23の外周面と発光管21の内周面との間に形成された空間に発光ガスとしてのキセノンガスが封入されている。そして、内側管23の内部には、コイル状の内部電極25が、内側管23の内周面に沿って管軸方向に延びるように配設されており、その内部電極25は金属箔26に電気的に接続されている。この金属箔26には、金属箔埋設封止部22の外端面から外方に突出する外部リード27が電気的に接続されており、この外部リード27は、高周波電源(図示せず)に接続されている。また、発光管21の外周面には、網状の外部電極28が設けられている。そして、内部電極25と外部電極28とが、内側管23の管壁、内側管23の外周面と発光管21の内周面との間の空間および発光管21の管壁を介して対向する領域において、発光領域が形成されている。
紫外線ランプ20に装着される装着用金具35は、例えば、紫外線ランプ(例えば上記キセノンエキシマランプ)20の発光管21の一部を受容して保持する、発光管21の外形形状に適合する断面形状を有するランプ受容部36と、このランプ受容部36の下部に連続する板状の一対の脚部37とにより構成されている。ランプ受容部36は、上方に向かって狭まって延びるよう構成されており、紫外線ランプ20の中心軸CLより上方に位置される発光管21の外周面部分に当接して紫外線ランプ20を下方に押圧している。脚部37は、上端部が自由端とされた下方に向かって拡開するよう傾斜して伸びる第1のテーパー部分39aと、この第1のテーパー部分39aの下端に連続して下方に向かって狭まるよう傾斜して伸びる第2のテーパー部分39bとにより構成された係合部38を有する。なお、図1および図2における符号29a,29bは、例えばセラミックスよりなるベース部材である。
紫外線ランプ20のランプキャリア30に対する装着方法について具体的に説明すると、図5に示すように、装着用金具35の脚部37がランプキャリア30におけるランプ固定部材31の装着用開口部32に対して上方から挿入されることにより、装着用金具35の脚部37は脚部37全体が押し狭められるよう弾性的に変形されながら装着用開口部32内に進入し、その後、図6にも示すように、第1のテーパー部分39aの外面がランプ固定部材31の装着用開口部32における下側開口縁と対接されて、装着用金具35が脚部37それ自体の弾性によってランプ固定部材31に固定される。これにより、紫外線ランプ20の発光管21が外部電極28および装着用金具35を介してランプキャリア30によって保持されると共に外部電極28がランプキャリア30に対して電気的に接続される。
而して、上記のガス活性化装置においては、図7に示すように、紫外線ランプ20をランプキャリア30によって保持固定させた構造体(ランプユニット)20aが、金属製保持体40における他端側固定部41bの外面側からガス流通用貫通孔42bを介してガス流路管12内に挿入されることにより、紫外線ランプ20がガス流路管12内における所定位置に配置され、ランプキャリア30におけるアース接続板34が金属製保持体40の他端側固定部41bにネジ止めされて固定されることにより、紫外線ランプ20における外部電極28がランプキャリア30を介して金属製保持体40に対して電気的に接続される。すなわち、金属製保持体40は接地されていることから、紫外線ランプ20の外部電極28が接地された状態(接地電位状態)とされる。このように、ランプキャリア30は、紫外線ランプ20をガス流路管12内における所定位置に保持固定する機能と、外部電極28を接地させる機能の2つの機能を有している。
ガス活性化装置は、実際には、例えば焼却炉などによる排ガス(被処理ガス)は流量が極めて大きいため、複数のガス活性化ユニット11を備えた構成とされていることが好ましい。具体的には、複数のガス活性化ユニット11が各々ガス流路管12の中心軸が同一水平面内において互いに平行に延びる姿勢で並設された状態で、共通の金属製保持体40に固定された構成とすることができる。図7には、金属製保持体40における他端側固定部41bに、複数のガス流通用貫通孔42bが並んで形成された状態が示されている。このような構成のものにおいて、ガス活性化ユニット11の数は、例えば2〜8である。
上記のガス活性化ユニット11の一構成例を示すと、ガス流路管12の全長が1100mm、ガス流路管12の内径がφ55mm、肉厚が2mm、ランプキャリア30の全長が1050mm、紫外線ランプ20の全長が1100mm(有効発光長が800mm)、発光管21の外径が20mm、発光管21の内径が18mm、内側管23の外径がφ6mm、内側管23の内径がφ4mm、外部電極28の金属素線径がφ0.5mmである。
図8は、本発明のガス処理装置に係る窒素酸化物処理装置の一例における構成の概略を示す説明図である。
この窒素酸化物処理装置は、一端(図8における下端)に例えば焼却炉、燃焼炉または内燃機関などの被処理ガス発生源(図示せず)が接続された反応器60と、この反応器60に対して導管62を介して接続された上記のガス活性化装置10と、このガス活性化装置10に処理用ガスを導管56を介して供給するガス供給手段50とを備えている。
ガス供給手段50は、アンモニアガス供給源51およびキャリアガス供給源52と、アンモニアガス供給源51およびキャリアガス供給源52の各々に導管53,54を介して接続されたガス混合部55とを有している。図8において、符号58はアンモニアガス用流量計であり、59は、キャリアガス用流量計である。
この例におけるガス活性化装置10は、複数のガス活性化ユニット11と、複数のガス活性化ユニット11の各々にガス供給手段50からの処理用ガスを分岐管16を介して分配するためのガス分配部15と、複数のガス活性化ユニット11からの活性化された処理用ガスを分岐管18を介して集気するための集気部17と、各々のガス活性化ユニット11における紫外線ランプ20に給電する給電装置65とを備えている。図8において、符号19は、ガス活性化ユニット11に供給される処理用ガス用流量計である。
上記構成の窒素酸化物処理装置においては、被処理ガス発生源から排出された被処理ガス(図8において矢印G1で示す。)が反応器60内に供給される。
一方、アンモニアガス供給源51から導管53を介してアンモニアガスが供給されると共に、キャリアガス供給源52から導管54を介してキャリアガスが供給されることにより、ガス混合部55においてアンモニアガスとキャリアガスとが混合される。更に、ガス混合部55から導管56を介してアンモニアガスとキャリアガスとの混合ガスよりなる処理用ガスがガス活性化装置10に供給される。
ガス活性化装置10においては、ガス分配部15および分岐管16を介して複数のガス活性化ユニット11の各々に処理用ガスが供給され、これらの複数のガス活性化ユニット11の各々において、紫外線ランプ20からの光、例えば発光ガスとしてキセノンガスを利用したときには、172nmの中心波長を有する紫外線が、ガス流路管12内を流通される処理用ガスに照射されることにより、処理用ガスにおけるアンモニアガスが活性状態となって、例えばNHラジカル、NHラジカル、Nラジカルなどのラジカルや、Nイオン、NHイオン、NH イオン、NH イオンなどのイオンを含む活性化ガスが生成される。このようにして、複数のガス活性化ユニット11の各々において得られた活性化ガスが、分岐管18を介して集気部17に導入され、活性化ガスが集気部17から導管62を介して反応器60に供給される。
反応器60内において、被処理ガスG1に活性化ガスが混合されることにより、被処理ガスG1中の窒素酸化物が活性化ガスによって還元処理される。
而して、上記構成のガス活性化装置10を備えてなるガス処理装置によれば、ガス活性化装置10を構成するガス活性化ユニット11が、紫外線ランプ20がランプキャリア30が用いられてガス流路管12内に配置された構成とされていると共に当該ランプキャリア30がガス流路管12の内周面よって支持された構成とされていることにより、棒状の紫外線ランプ20を、ガス流路管12内において、中心軸CLがガス流路管12の中心軸CR上に位置された適正な位置に位置決めされた状態で確実に配置することができる。しかも、紫外線ランプ20をランプキャリア30に保持固定させたランプユニット20aを単にガス流路管12内に挿入するという簡単な作業を行うだけでよいので、紫外線ランプ20の配置を極めて容易に行うことができる。
そして、上記のガス活性化ユニット11を構成するに際しては、ランプキャリア30のガス流路管12の内周面に対する接触面積を小さくした方がランプユニット20aを挿入しやすくなる。従って、例えば図9に示すように、ランプキャリア30aとして全体が略平板状のものを用いた構成とすることが考えられるが、このような構成のものにおいては、ランプキャリア30aの外面(図9において下面)とガス流路管12の内周面との間に処理用ガスが流通し得る空隙Sが不可避的に形成されるため、ガス流路R内において、紫外線ランプ20からの紫外光が当たらない部分(領域)が形成されてしまう。このため、この部分を流通するアンモニアガスには紫外光が照射されなくなり、処理効率が低下するという問題が生ずる。
然るに、ランプキャリア30の外面形状が、紫外線ランプ20の軸方向に垂直な断面において、ガス流路管12の内面形状に適合した形状を有する、例えば樋状のものにより構成されていることにより、上記の構成のガス活性化ユニット11を備えてなるガス処理装置によれば、ガス流路Rにおいて、紫外線ランプ20からの光が照射されない領域が形成されることが回避されるので、紫外線ランプ20がガス流路管12の内部においてランプキャリア30によって支持される構造のものでありながら、紫外線ランプ20からの紫外線を効率的に処理用ガスに照射することができて処理効率が低下することを回避することができる。
さらにまた、ガス活性化ユニット11においては、ランプキャリア30に設けられたアース接続板34が金属製保持体40にネジ止めされて固定されることにより、ランプユニット20aの金属製保持体40に対する機械的固定と、当該ランプユニット20aにおける紫外線ランプ20の外部電極28の金属製保持体40に対する電気的接続とが同時に達成されるので、ランプの交換作業を含むランプの設置作業を容易にかつ高い作業効率で行うことができる。また、一の固定用ネジ45によってランプユニット20aが着脱可能に構成されている点においても、上記効果を得ることができる。
10 ガス活性化装置
11 ガス活性化ユニット
12 流路部材(ガス流路管)
12a,12b フランジ部
13a ガス排出口
13b ガス導入口
CR ガス流路管の中心軸
15 ガス分配部
16,18 分岐管
17 集気部
19 処理用ガス用流量計
20 紫外線ランプ
20a ランプユニット
21 発光管
22 封止部(金属箔埋設封止部)
23 内側管
25 内部電極
26 金属箔
27 外部リード
28 外部電極
29a,29b ベース部材
CL 紫外線ランプの中心軸
30,30a ランプキャリア
31 ランプ固定部材
32 装着用開口部
33 光取出し窓部
34 アース接続板
35 装着用金具
36 ランプ受容部
37 脚部
38 係合部
39a 第1のテーパー部分
39b 第2のテーパー部分
40 金属製保持体
41a 一端側固定部
41b 他端側固定部
42a,42b ガス流通用貫通孔
45 固定用ネジ
50 ガス供給手段
51 アンモニアガス供給源
52 キャリアガス供給源
53,54,56,62 導管
55 ガス混合部
58 アンモニアガス用流量計
59 キャリアガス用流量計
60 反応器
65 給電装置
R ガス流路
70 ガス混合部
71 アンモニアガス供給源
72 キャリアガス供給源
73,74,75,76 導管
77 ガス加熱処理部
78 ガス還元処理部
79 ガス流通管
79a ガス排出口
80 アンモニアラジカル発生部
81 ガス流路部材
82 紫外線透過窓
85 紫外線ランプ
90 被処理ガス発生源

Claims (4)

  1. 少なくともアンモニアガスを含む処理用ガスが内部に流通される管状の流路部材と、当該流路部材内において当該流路部材の中心軸上に延在するよう配置された棒状の紫外線ランプと、当該流路部材内に配置された当該紫外線ランプを保持するランプキャリアとを具えてなり、
    前記ランプキャリアは、前記流路部材の内面によって支持されていることを特徴とするガス処理装置。
  2. 前記ランプキャリアの外面形状は、前記紫外線ランプの軸方向に垂直な断面において、前記流路部材の内面形状に適合した形状であることを特徴とする請求項1に記載のガス処理装置。
  3. 前記ランプキャリアは、前記流路部材の中心軸に沿って延びる樋状のものであることを特徴とする請求項2に記載のガス処理装置。
  4. 前記ランプキャリアは、金属材料で形成されており、
    前記紫外線ランプは、発光ガスが内部に封入された発光管と、この発光管の内部に配置された内部電極と、前記発光管の外面に配置された外部電極と具えたエキシマランプであって、当該発光管が当該外部電極を介して当該ランプキャリアに保持されており、
    前記流路部材は、接地された金属製保持体によって保持されており、前記ランプキャリアが当該金属製保持体に電気的に接続された状態で固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のガス処理装置。
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