JP2014233111A - 非接触電力伝送装置、非接触電力伝送システム及び非接触電力伝送方法 - Google Patents

非接触電力伝送装置、非接触電力伝送システム及び非接触電力伝送方法 Download PDF

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靖 宮内
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悟 大貫
義弘 戸高
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義弘 戸高
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Abstract

【課題】非接触電力伝送装置において、電力を供給する送電装置に対して受電装置の受電に適する面が正しく対向していない場合には、音などで使用者に通知するだけで、最終的には使用者が受電装置を正しい位置に直す必要があり、操作が煩雑となっていた。
【解決手段】送電装置1の一方に送電補助装置2を配置し、他方に送電補助装置3を配置することにより、受電装置を配置する為の受電空間を2個形成している。そして、送電装置1と送電補助装置2の間に受電装置4を配置し、送電装置1と送電補助装置3の間に受電装置5を配置した状態で非接触電力伝送を行う。送電装置1と送電補助装置2の間、及び送電装置1と送電補助装置3の間の、各々の受電空間の磁場を一様にする為に、調整用コンデンサ11と調整用コンデンサ13の容量を調整する。これにより、受電装置の配置の裏表に関係なく、2個の受電コイルへ同時に非接触での安定な電力伝送が可能となる。

【選択図】図1

Description

本発明は、送電装置に具備された送電コイルと受電装置に具備された受電コイルを介して、非接触(ワイヤレス)で電力の伝送を行う非接触電力伝送装置、非接触電力伝送システム及び非接触電力伝送方法に関する。
非接触で電力を伝送する方法として、電磁誘導(数100kHz)による電磁誘導型、電界または磁界共鳴を介したLC共振間伝送による電界・磁界共鳴型、電波(数GHz)によるマイクロ波送電型、あるいは可視光領域の電磁波(光)によるレーザ送電型が知られている。この中で既に実用化されているのは、電磁誘導型である。これは簡易な回路(トランス方式)で実現可能であるなどの優位性はあるが、送電距離が短いという課題もある。
そこで、最近になって近距離伝送(〜2m)が可能な電界・磁界共鳴型の電力伝送が注目を浴びてきた。このうち、電界共鳴型の場合、伝送経路中に手などを入れると、人体が誘電体であるため、エネルギーを熱として吸収して誘電体損失を生じる。これに対して磁界共鳴型の場合、人体がエネルギーをほとんど吸収せず、誘電体損失を避けられる。この点から磁界共鳴型に対する注目度が上昇してきている。
ここで、電磁誘導型や電界・磁界共鳴型により非接触で電力を送受電する場合、送電コイルユニットに対して受電コイルユニットが適切に配置されていないと、効率良く電力を伝送することができない場合が多い。例えば、電磁誘導型においては、電力伝送効率を上げる為に受電コイルが携帯機器の片面(ここでは裏側と仮定する)に設けられていることが多く、間違って携帯機器の表側を下にして配置した場合に、携帯機器の厚みによっては送電コイルと受電コイルとの距離が離れすぎて電力伝送効率が低下してしまう可能性がある。また、磁界共鳴型においても、特に、携帯機器に受電装置により充電される2次電池が搭載される場合には、受電コイルと2次電池パックとの間に、電磁波の影響を少なくする為のシールド材(電波吸収体含む)が挿入されていることが多く、このような場合には送電コイルと受電コイルとの間にシールド材が介在することになり、間違って携帯機器の表側を下にして配置した場合には伝送効率が大幅に低下し電力伝送が困難になる。
そこで、特許文献1には、電力を供給する送電コイルユニットに対して、受電コイルユニットの受電に適する面が正しく対向しているか否かを検出する表裏検出部(磁気センサ使用)を設け、対向していない場合には使用者に通知するようにした充電システムが開示されている。
特開2010−207017号公報
特許文献1の従来技術では、電力を供給する送電装置に対して受電装置の受電に適する面が正しく対向していない場合には、音などで使用者に通知する。その通知に基づいて、使用者が手動で送電装置に対する受電装置の面を正しい位置に修正する必要があるが、複数の受電装置に対して同時に非接触で充電を行う場合、前記操作を複数の受電装置ごとに個別に行う必要があり、大変な労力を必要とした。
また、従来技術では1つの受電装置に対して1つの送電装置が必要であるため、複数の受電装置に対して同時に非接触で充電を行う充電装置の構成は複雑かつ高価になるという問題もあった。
本発明は、このような従来技術における問題点を解決するものであり、送電コイルに対して受電コイルが適切に配置されていない場合であっても、使用者の手を煩わせることなく効率的な電力伝送を可能とし、かつ、複数の受電装置に対して同時に非接触で充電を行う場合でも、より簡易な構成で低価格の非接触電力伝送装置、その非接触電力伝送装置を用いたシステム、及び非接触電力伝送方法を提供することを目的とする。
本発明の非接触電力伝送装置は、送電コイル及び共振容量により構成された送電共振器を有する送電装置と、受電コイル及び共振容量により構成された受電共振器を有する受電装置とを備え、前記送電コイルと前記受電コイルの間の作用を介して前記送電装置から前記受電装置へ電力を伝送するように構成され、上記課題を解決するために、本発明の非接触電力伝送装置は、補助コイル及び共振容量により構成された補助共振器を有する送電補助装置を更に備え、前記送電装置と前記送電補助装置との組み合わせで3台以上となるように構成し、前記送電装置と前記送電補助装置を対向した状態で配置することにより、前記受電装置を配置する為の受電空間を2個以上形成することを特徴とする。例えば、前記送電装置の数をX、前記送電補助装置の数をYとした場合、X+Y≧3となるように構成し、前記送電装置と前記送電補助装置を対向した状態で配置することにより、前記受電装置を配置する為の受電空間Zを、Z=(X+Y−1)個形成する。
従来方式に従えば、n個の受電空間を形成するためには、(2×n)個のコイルが必要である。一方、本願発明では、(n+1)個のコイルでn個の受電空間を形成できる。したがって、従来に比べて、用いるコイルの数を(n−1)個だけ少なくできる。これにより、非接触電力伝送装置の低コスト化及び設置容積の縮小化が可能となる。
本発明の非接触電力伝送システムは、前記送電装置と前記送電補助装置を保持し、前記送電装置と前記送電補助装置の間に前記受電空間を形成することが可能な筐体を備え、前記受電装置は前記受電空間に対して着脱可能に装着することが可能である。この構成において、さらに前記筐体に開閉自在の蓋を備え、前記筐体の蓋が閉まった状態でないと前記送電コイルから前記受電コイルへ電力伝送ができないようにすれば、外部への電磁波の影響を少なくできる。すなわち、前記筐体には前記送電装置から前記受電装置への電力伝送状態を維持するためのインターロック機能を備え、電力伝送時には、前記送電コイルと前記受電コイルの周囲が電磁シールドされた状態になるように前記インターロック機能により維持される。
本発明の非接触電力伝送方法は、送電コイル及び共振容量により構成された送電共振器を有する送電装置と、受電コイル及び共振容量により構成された受電共振器を有する受電装置とを用い、少なくとも前記送電コイルと前記受電コイルの間の作用を介して前記送電装置から前記受電装置へ電力を伝送する方法であって、補助コイル及び共振容量により構成された補助共振器を有する送電補助装置を更に用い、3台以上の前記送電装置と前記送電補助装置とを対向配置することにより、前記受電装置を配置する為の受電空間を複数個形成し、前記受電空間内に前記受電コイルを配置して電力伝送を行うことを特徴とする。
本発明によれば、送電コイルに対して受電コイルが適切に配置されていない場合であっても、使用者の手を煩わせることなく効率的な電力伝送を可能とし、かつ、送電装置若しくは送電補助装置のいずれかを共通化できるので、複数の受電装置に対して同時に非接触で充電を行う場合でも、非接触電力伝送装置の構成を簡略化できるとともに、低価格化も実現できる。すなわち、より簡易な構成で低価格の非接触電力伝送装置、その非接触電力伝送装置を用いたシステム、及び非接触電力伝送方法を実現できる。
実施の形態1における非接触電力伝送装置の構成を示す模式断面図 実施の形態1における受電装置の構成を示す模式断面図 実施の形態1において送電コイルと補助コイルを一方向に交互配置した例を示す図 実施の形態2において受電コイルを2個配置した非接触電力伝送システムの構成を示す模式断面図 実施の形態2において受電コイルを1個配置した非接触電力伝送システムの構成を示す模式断面図 実施の形態2において受電コイルを1個配置した非接触電力伝送システムの別の構成を示す模式断面図 実施の形態2において1個の受電コイルへの給電中に受電コイルが1個追加された非接触電力伝送システムの構成を示す模式断面図 実施の形態2においてシールド筺体にシールド蓋を設けた非接触電力伝送システムの構成を示す模式断面図 実施の形態2において複数の非接触電力伝送装置を有する非接触電力伝送システムの構成を示す模式断面図 実施の形態3における非接触電力伝送システムの構成を示す模式断面図 実施の形態4における非接触電力伝送システムの構成を示す模式断面図 実施の形態5における非接触電力伝送システムの構成を示す模式断面図 実施の形態5において複数の非接触電力伝送装置を有する非接触電力伝送システムの構成を示す模式断面図 実施の形態5において複数の非接触電力伝送装置を有する非接触電力伝送システムの別の構成を示す模式断面図断面図
本発明は、上記構成を基本として、以下のような態様を採ることができる。
すなわち、上記構成の非接触電力伝送装置において、少なくとも送電コイルと受電コイルの間における磁界共鳴を介して送電装置から受電装置へ電力を伝送するように構成することができる。
特に、本願発明の非接触電力伝送装置は、少なくとも1つの送電コイルと少なくとも1つの補助コイルを合計で3個以上用い、受電コイルを配置するための受電空間を2個以上形成することを特徴とする。受電空間をn個設けるために必要な送電コイルの数をX個、受電空間をn個設けるために必要な補助コイルの数Y個とすると、X+Y=n+1の関係を満たす。従来は、X+Y=2nであったので(n−1)個だけコイルの数を少なくできる。これにより、非接触電力伝送装置の構成を簡略化でき、それに伴い低コスト化も実現できる。この場合、前記送電コイルと前記補助コイルを一方向に交互配置すれば、受電空間内の磁界分布を容易に制御できる。
従来は、1つの送電コイルと1つの補助コイルを対向配置して、1つの受電空間を形成していた。したがって、従来方式に従えば、n個の受電空間を形成するためには、(2×n)個のコイルが必要である。
一方、本願発明では、送電コイル1個と補助コイル2個を用いる場合は、一方向に、補助コイル、送電コイル、補助コイルの順で交互に対向配置する。送電コイル2個と補助コイル1個を用いる場合は、一方向に、送電コイル、補助コイル、送電コイルの順で交互に対向配置する。いずれの場合でも、補助コイルと送電コイルの対向関係で受電空間を2個形成できるが、コイルの数は3個で済む。すなわち、(n+1)個のコイルでn個の受電空間を形成できる。したがって、従来に比べて、用いるコイルの数を(n−1)個だけ少なくできる。
1つの非接触電力伝送装置内に送電コイルを2個以上用いる場合、1個の高周波電力ドライバーで各送電コイルへ電力を供給してもよいが、送電コイル毎に高周波電力ドライバーを設けることもできる。この場合、各高周波電力ドライバーは、各送電コイルに同位相で電力を供給することが好ましい。これにより、各受電空間内を一様な磁場にできるので、いずれの受電空間でも高効率の充電を実現できる。
受電コイルが受電空間に配置された状態では、少なくとも送電コイルと補助コイルの軸方向が互いに平行であり、更に効率の観点から受電コイルの軸方向も送電コイルの軸方向と平行であることが好ましい。送電コイルの中心軸、補助コイルの中心軸、受電コイルの中心軸のいずれもが、同一軸上にあることがさらに好ましい。
なお、送電コイル、受電コイル、補助コイルに用いるコイルは、円形や四角形の平面コイルに限らず、ヘリカルコイルや空芯コイルでもよい。
本願発明の非接触電力伝送装置は、2個以上の受電空間を有するが、充電時には、受電空間ごとに受電コイルの有無を検知して、受電コイルが存在する受電空間のみ給電可能としてもよい。
例えば、2個の受電空間があり、そのうち1つの受電空間のみに受電コイルがある場合、この受電空間を形成する送電コイルと補助コイルによって受電コイルに電力を伝送する。一方、受電コイルが配置されていない受電空間を形成する補助コイルは、給電を行う側の最適条件を乱してしまう可能性がある。そのため、給電に寄与しない補助コイルの共振容量間を電気的に解放したり、あるいは共振容量を切り離して補助コイルのみで短絡してもよい。若しくは、給電に用いられない補助共振器に用いられている共振容量の値を受電コイルが配置されている受電空間に影響が無いような値に切り換えたりして、給電を行う受電空間への影響を少なくしてもよい。
2個の受電空間にそれぞれ1個の受電コイルが配置された場合には、それぞれの送電補助装置の共振容量を予め決められていた値にセットする。これにより2個の受電コイルへ同時に最適な条件で電力伝送が可能となる。決められた1つの受電装置のみに給電することも可能である。
共振容量は、受電コイルが受電空間に配置された状況に応じて、その都度最適状態になるように個々の送電補助装置の共振容量を調整する。例えば、予め送電補助装置の共振容量を実測により求めておき、送電補助装置の共振容量をスイッチなどにより切り替えれば良い。同様に、短絡状態及びオープン状態もスイッチなどにより切り替えれば良い。
また、2個の受電空間のうち片方の受電空間に配置された受電コイルへ給電中に、もう一方の受電空間に新たに受電コイルが配置された場合は、2個の受電コイルへ同時に給電する為にそれぞれの送電補助装置の共振容量を調整し直してもよい。あるいは、既に給電中の受電コイルへ給電が終了した後に、もう一方の新たに配置された受電コイルへ給電を開始してもよい。
2個同時に給電中に、一方の受電コイルが満充電になった場合、若しくは満充電前に受電コイルを取り出す場合など、一方の受電コイルへの給電を終了する場合には、そのままの状態でもう一方の受電コイルへ給電を継続してもよい。あるいは、給電を終了した受電空間を形成する送電補助装置の補助コイルと共振容量間を電気的に解放したり、共振容量を切り離して補助コイルのみで短絡してもよい。さらには、給電を継続する補助共振器の共振容量の値を切り換え、受電コイルが配置されている受電空間において、最適な条件で電力伝送を行ってもよい。
以上は、2個の受電空間の場合を例として説明したが、n個の受電空間の場合も同様に実現できることは言うまでもない。また、1個の受電空間に複数個の受電コイルを配置してもよい。
本願発明の非接触電力伝送装置を、筐体により少なくとも1つ以上保持する非接触電力伝送システムを構成しても良い。その場合、システムの筺体を構成する面に受電空間内に受電装置を配置する為の挿入口を設けることが好ましい。また、送電コイルから受電コイルへの電力伝送状態を維持するためのインターロック機能を筺体に備えても良い。筐体に開閉自在の蓋を設け、受電コイルが筐体の受電空間内に置かれた状態で、かつ筐体の蓋が閉まった状態でのみ、送電コイルから受電コイルへ電力伝送を行うようにする。筐体や蓋の材質はアルミなどの金属を用い、シールド筺体及びシールド蓋とするのが好ましい。インターロック機能が作動した状態で電力伝送を行えば、送電コイルと受電コイルの周囲を電磁シールドできるので、電磁波が筺体の外に漏れ出すのを防止できる。
また、非接触電力伝送システムは、想定された電力伝送を正常に行うことができない場合には、送電コイルからの給電を行わない。例えば、受電装置が筐体内の受電空間に1個も配置されていない場合、受電空間に金属などの異物が存在する場合、電力伝送可能な受電装置以外の受電装置が配置された場合など、異常時には給電を行わない。そのため、非接触電力伝送システムは、電源をオンにした時や筐体に蓋をした時に、受電コイルへ電力伝送を行っても良いかを調べる機能を持っている。例えば、LEDなどの光源を用いて受電装置の位置を検出したり、送電コイルの反射電力をモニターすることにより異物の有無を検出したり、送受電装置間の情報通信により認証を行ったり、筐体に設けた突起などにより蓋が閉まったかどうかを検出すればよい。また、非接触電力伝送システムは、筐体の蓋を開けた時に、受電空間内の状態や受電装置内にある充電池の充電状態、補助共振器に用いられている共振容量の値などを記憶する機能を有していても良い。
非接触電力伝送システムの筐体内に非接触電力伝送装置を複数個設けた場合には、隣の非接触電力伝送装置からの磁場の影響を少なくするために、隣接する非接触電力伝送装置の間にフェライトなどの磁性シートを設けることが好ましい。さらには、各非接触電力伝送装置の両端にあるコイルの後ろ側にもフェライトなどの磁性シートを設けることが好ましい。
非接触電力伝送システムの筐体内には、受電空間内に受電装置を配置する為の配置空間が設けられる。配置空間の一方には挿入口が設けられ、この挿入口から受電装置を配置空間に挿入する。受電装置を配置空間の奥まで挿入した状態で、受電コイルが送電コイルに対して対向するように配置空間の奥行きの形状を定める。ただし、配置空間の奥行きは受電装置の長さよりも短くし、受電装置を配置空間の奥まで挿入しても配置空間から受電装置の一部が飛び出した状態としてもよい。これにより、配置空間に受電装置を出し入れし易くなる。また、場合によっては、配置空間における挿入口側の幅を奥側に比べて広くした方が、受電装置の挿入および取出しが楽になるので好ましい。また、本発明においては、受電装置を裏側あるいは表側にした状態で挿入しても、また受電装置を手前側あるいは奥側にして挿入しても良い。
なお、本発明の非接触電力伝送装置は、受電装置に電力を伝送する為の複数個の受電空間を有するが、受電装置の形態は自由である。例えば、携帯電話やタブレットやノートパソコンのようなモバイル用途の装置、ウェアラブル端末、各種センサー、補聴器などの人間や動物や鳥など生き物に取り付けて使用する小型装置、また、電気自動車(EV)や電動自転車など乗り物など、多種多様な受電装置に対して非接触で電力伝送が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下に示す実施の形態は、本発明を具現化するための一例を示したものであり、本発明の思想はこれに限定されるものではない。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1における磁界共鳴型の非接触電力伝送装置の構成を示す模式断面図である。
図1の非接触電力伝送装置101は、送電装置1の両側に送電補助装置2及び送電補助装置3をそれぞれ対向して配置することにより、受電装置を配置する為の受電空間を2個形成する。このような構成において、送電装置1と送電補助装置2の間に受電装置4を配置し、更に送電装置1と送電補助装置3の間に受電装置5を配置した状態で非接触電力伝送を行う場合を示している。
送電装置1は、交流電源6の電力を送電可能な高周波電力に変換し、受電装置4及び受電装置5に電力を伝送する。送電補助装置2と送電補助装置3は、電力伝送時における、送電装置1に関わる共振系の共振周波数を、受電装置4や受電装置5の共振系の共振周波数に対して、適切な関係に設定する機能を有する。送電補助装置の具体的な機能や共振周波数などの調整方法については、先に出願されている特開2013−85436公報に記載されている。
送電装置1は、少なくとも交流電源6の電力を送電可能な高周波電力に変換する高周波電力ドライバー7、及び送電コイル8を備えている。場合によっては、送電用のループコイルを設けても良い。送電コイル8には共振容量9が接続されて、送電共振器を構成している。共振容量としては、回路素子として可変コンデンサあるいは固定コンデンサを接続してもよいし、浮遊容量を利用した構成としてもよい。
送電補助装置2は、補助コイル10と共振容量としての調整用コンデンサ11を有し、両要素により補助共振器が構成されている。調整用コンデンサ11は、固定コンデンサを用いてもよいし、可変コンデンサを用いて常に再調整可能としてもよい。
送電補助装置3は、補助コイル12と共振容量としての調整用コンデンサ13を有し、両要素により補助共振器が構成されている。調整用コンデンサ13は、固定コンデンサを用いてもよいし、可変コンデンサを用いて常に再調整可能としてもよい。
受電装置4は、少なくとも受電コイル14と共振容量19を有し、受電コイル14に共振容量19が接続されて、受電共振器を構成している。共振容量19は、回路素子として可変コンデンサあるいは固定コンデンサを用いてもよいし、浮遊容量を用いてもよい。
図2は、受電装置4のより詳細な一例である。受電装置4には、受電コイル14と受電用ループコイル16が組合わされた受電コイルユニットが配置されている。受電用ループコイル16で得られた電力は、少なくとも整流回路17を経由して充電池18に蓄えられる。受電コイル14には共振容量19が接続されて、受電共振器を構成している。
充電池18としてコイン電池等の小型電池を用いた場合には、受電用ループコイル16と充電池18を重ね合わせて設置面積を小さくすることが好ましい。この場合、受電用ループコイル16から充電池18に磁束が漏れて渦電流が発生して損失となるので、受電用ループコイル16と充電池18の間に、伝送時の共振周波数において高透磁率を有するフェライトなどの磁性シート20を配置することが望ましい。トータルの厚さを薄くするために、磁性シート20を挟んで受電用ループコイル16と充電池18とを密着させても良い。なお、図2は充電池を用いる例であるが、充電池18を用いないで直接負荷へ電力伝送する構成にしてもよい。
受電装置5は受電装置4と同様であり、詳細な説明は省略する。
また図示は省略されているが、必要に応じて送電コイル8の反射電力、共振周波数、電流値、あるいは電圧値などをモニターする手段や、送電装置1と受電装置2及び送電装置3との相互間、送電装置1と送電補助装置2及び送電補助装置3との相互間で情報のやり取りをするための通信手段及び回路等を含むことができる。そのような構成を採用する場合は、調整用コンデンサ11及び調整用コンデンサ13を可変コンデンサとし、容量値を自動的に制御可能とすることもできる。
図3は、本願発明に従う非接触電力伝送装置における、送電コイルと補助コイルの位置関係を示したものである。
送電コイルと補助コイルを同軸線上に配置することが好ましく、さらには、送電コイルと補助コイルのコイル間隔で定められる受電空間の幅をほぼ同じにすることが好ましい。これによれば、補助共振器の共振周波数を制御するのが容易となる。
図3(a)のように、送電コイル24の一方に補助コイル25を配置し、他方に補助コイル26を配置した場合には、送電コイルと補助コイルの合計3個を用いて、受電空間27と受電空間28の2個の受電空間が形成される。図3(b)のように送電コイル29を図3(a)の構成に追加すると、送電コイルと補助コイルの合計4個を用いて、3個の受電空間が形成される。図3(c)のように補助コイル30を図3(b)の構成に追加すると、送電コイルと補助コイルの合計5個を用いて、4個の受電空間が形成される。
従来は、1つの送電コイルと1つの補助コイルを対向配置して、1つの受電空間を形成していた。したがって、従来方式に従えば、n個の受電空間を形成するためには、(2×n)個のコイルが必要である。
一方、本願発明の実施の形態1では、送電コイル1個と補助コイル2個を用いる場合は、一方向に、補助コイル、送電コイル、補助コイルの順で交互に対向配置する。送電コイル2個と補助コイル1個を用いる場合は、一方向に、送電コイル、補助コイル、送電コイルの順で交互に対向配置する。いずれの場合でも、補助コイルと送電コイルの対向関係で受電空間を2個形成できるが、コイルの数は3個で済む。すなわち、(n+1)個のコイルでn個の受電空間を形成できる。したがって、従来に比べて、用いるコイルの数を(n−1)個だけ少なくできる。これにより、非接触電力伝送装置の低コスト化及び設置容積の縮小化が可能となる。
<実施の形態2>
図4は、実施の形態2における磁界共鳴型の非接触電力伝送装置を筐体で保持する非接触電力伝送システムの構成を示す模式断面図である。
図4は、非接触電力伝送装置102を保持するための筐体31を備えている場合の例である。非接触電力伝送装置102においては、送電コイル32の一方に補助コイル33を配置し、他方に補助コイル34を配置することにより、配置空間39と40の2個の受電空間を形成している。受電コイル35を搭載した受電装置36は、受電空間内に受電装置を配置する為に設けた配置空間39に挿入されている。同様に、受電コイル37を搭載した受電装置38は、配置空間40に挿入されている。配置空間39と配置空間40の奥行き方向は送電コイル32の面に対して、略平行に設けられる。配置空間の奥行き方向の片側には受電装置の挿入口が設けられ、受電装置36を配置空間39の奥まで挿入した状態において、受電コイル35が送電コイル32に対して対向するように配置空間39の奥行きを定めている。同様に、受電装置38を配置空間40の奥まで挿入した状態において、受電コイル37が送電コイル32に対して対向するように配置空間40の奥行きを定めている。配置空間39と40の奥行きを定めるにあたっては、電力の伝送効率の観点から、受電コイル35と37の軸方向が送電コイル32の軸方向と平行であるようにすることが好ましい。さらには、送電コイル32の中心軸、補助コイル33と34の中心軸、受電コイル35と37の中心軸のいずれもが、同一軸上にあることが好ましい。
配置空間に設ける挿入口の形状は、挿入される受電装置の幅より適度に大きくすることにより、筐体の振動などによる受電装置の位置ずれを少なくできる。
本願発明では、受電コイル35が補助コイル33に近くなるように受電装置36を配置空間39に挿入した場合と、受電コイル35が送電コイル32に近くなるように受電装置36を配置空間39に挿入した場合を比較すると、ほぼ同等の送電効率を得ることができる。これは、補助コイル33と34を用いたことの効果であり、受電装置の挿入の仕方によらず安定な電力伝送が可能となる。この特徴については、先に出願されている特開2013−85436公報に記載されている。なお、受電コイル37が補助コイル34に近くなるように受電装置38を配置空間40に挿入した場合と、受電コイル37が送電コイル32に近くなるように受電装置38を配置空間40に挿入した場合を比較すると、ほぼ同等の送電効率を得ることができる。
また、受電装置36を筐体31の配置空間39に出し入れしやすくするために、配置空間39の奥行きは受電装置36の長さよりも短くしている。すなわち、受電装置36を配置空間39の奥まで挿入した状態において、配置空間39から受電装置36の一部が飛び出している。同様に、受電装置38を筐体31の配置空間40に出し入れしやすくするために、配置空間40の奥行きは受電装置38の長さよりも短くしている。
なお、受電装置36や38は、携帯電話などの小型端末を用いることができる。
図4に示す非接触電力伝送装置では、交流電源の電力を送電可能な高周波電力に変換する高周波電力ドライバー41、送電パワーや送電周波数などを制御する為の制御回路42、送受電装置間で通信のやり取りをする通信回路43を設けている。図示しないが、受電装置の位置を検出する機能、送電コイルの反射電力をモニターして異物を検出する機能、受電装置内にある充電池の充電状態を検出する機能、補助共振器に用いられている共振容量の値などを記憶する機能を有していても良い。なお、高周波電力ドライバー41などの回路関係部品と送電コイル32などのコイル関係部品との間にフェライトなどの磁性シートを設けることが好ましい。
本願発明に従う非接触電力伝送装置では、複数の受電空間が存在するが、電力伝送は受電コイルが存在する受電空間のみで行うことが好ましい。図5は、配置空間39と配置空間40に受電装置が配置されていない状態から、配置空間39に受電装置36を挿入した状態を示す。図示したように、配置空間39に受電コイル35を搭載した受電装置36が挿入されると、図示しないセンサーが受電装置36の存在を検出し、制御回路42にその情報が送られる。制御回路42は、配置空間39を形成する送電コイル32と補助コイル33によって受電コイル35に電力を伝送するように高周波電力ドライバー41を駆動する。一方、空の配置空間40を形成する補助コイル34については、補助コイル34と共振容量の間を電気的に解放する。若しくは、共振容量を切り離して補助コイル34のみで短絡したり、補助コイル34に用いられている共振容量の値を受電コイル35が配置されている配置空間39に影響が無いような値に切り換えてもよい。これにより、電力伝送に用いられないコイルが電力伝送を行う受電空間へ及ぼす影響を少なくできる。このような切り替えは電気的あるいは機械的なリレースイッチなどにより自動的に行ったほうが好ましい。
図6は、配置空間39と配置空間40に受電装置が配置されていない状態から、配置空間40に受電装置37を挿入した状態を示す。図示したように、配置空間40に受電コイル37を搭載した受電装置38が挿入されると、図示しないセンサーが受電装置38の存在を検出し、制御回路42にその情報が送られる。制御回路42は、配置空間40を形成する送電コイル32と補助コイル34によって受電コイル37に電力を伝送するように高周波電力ドライバー41を駆動する。一方、空の配置空間39を形成する補助コイル33については、補助コイル33と共振容量の間を電気的に解放する。若しくは、共振容量を切り離して補助コイル33のみで短絡したり、補助コイル33に用いられている共振容量の値を受電コイル38が配置されている配置空間40に影響が無いような値に自動的に切り換えてもよい。これにより、電力伝送に用いられないコイルが電力伝送を行う受電空間へ及ぼす影響を少なくできる。
図7は、配置空間39において受電コイル35を搭載した受電装置36を給電中に、もう一方の配置空間40に受電コイル37を搭載した受電装置38を挿入した場合を示す。このように新たに受電コイル37が配置された場合には、配置空間39で給電中の受電コイル35にはそのまま給電を継続しつつ、追加で配置空間40の受電コイル37への給電を開始し、同時に2個の受電コイルへ給電することができる。あるいは、配置空間40に新たに配置された受電コイル37へはすぐには給電しないで、配置空間39で給電中の受電コイル35への給電が終了した後に、もう一方の新たに配置した受電コイル37への給電を開始しても良い。
図4に示したように、2個の配置空間にそれぞれ1個の受電コイルがほぼ同時に配置された場合には、それぞれの送電補助装置の共振容量を予め決められていた値にセットする。これにより、2個の受電コイルへ同時に安定な非接触電力伝送が可能となる。なお、2個の受電装置のうち定められた一方の受電装置のみに給電することも可能である。更に、2個の受電コイルに同時に給電していて、満充電、受電コイルの取り出しなどを理由に一方の受電コイルへの給電を中止する場合には、そのままの状態でもう一方の受電コイルへ給電を継続して行っても良い。あるいは、給電を中止した受電空間にある送電補助装置の補助コイルと共振容量間を電気的に解放したり、あるいは共振容量を切り離して補助コイルのみで短絡したり、補助共振器に用いられている共振容量の値を切り換えたりして、受電コイルが配置されている受電空間の共振容量の値をセットし直して安定な電力伝送が行えるようにすれば良い。要するに、受電コイルが受電空間に配置された状況に応じて、その都度最適状態になるように個々の送電補助装置の共振容量を調整したり、予め各パターンを想定して送電補助装置の共振容量を実測により求めておき、その都度送電補助装置の共振容量をその値にスイッチなどにより自動的に切り替えれば良い(短絡状態及びオープン状態含む)。更に、送電コイルと受電コイルの相互関係で受電空間の磁場が制御されるため、受電装置の共振容量の調整を不要とすることもできるので非接触電力伝送システム全体の低価格化が図れるメリットがある。
場合によっては、1個の受電空間において複数個の受電コイルを配置したり、1個の受電コイルに対して1個の送電コイルと2個の補助コイルを使用して電力伝送を行っても良い。
図8に示したように、非接触電力伝送システムはシールド筐体44を備えてもよい。この場合には、シールド筐体44に開閉自在のシールド蓋45を備えることが好ましい。図8は、シールド蓋45をシールド筐体44の上側に設けた場合を示す。磁気シールドの効果を考慮すると、シールド筐体44やシールド蓋45の材質はアルミなどの金属が好ましい。シールド筺体44に対してシールド蓋45が閉まった状態を維持するためのインターロック機能を備える。
インターロック時には、インターロック用突起46をインターロック用窪み47に嵌合させる。シールド蓋45が開いている時や、シールド蓋45が閉まっている状態からシールド蓋45を開けた時などには電力伝送は行われない。すなわち、インターロック機能によりシールド蓋45が閉まっている状態でのみ電力伝送が行われるのである。ただ、シールド蓋45が閉まった状態でも、配置空間に異物が存在する場合や配置空間に受電コイルが存在しない状態では電力伝送を行わない。
配置空間から受電装置の出し入れがしやすいように各受電装置が出っ張って配置される。そのため、シールド蓋45には受電装置の出っ張りに対応した窪み48を設けている。
図9は、4つの非接触電力伝送装置を筐体で保持する非接触電力伝送システムの構成を示す模式断面図である。図9はシールド筐体49のシールド蓋が設けられた側から見た図である。見やすさを考慮して、シールド蓋は図示していない。シールド筐体49にはインターロック機能を備えている。シールド蓋に設けられたインターロック用突起(図示せず)とシールド筺体49に設けられたインターロック用窪み50を嵌合させる。シールド筐体49で複数の非接触電力伝送装置を保持する場合は、隣接する非接触電力伝送装置からの磁場の影響を少なくするために、各隣接する非接触電力伝送装置の間にフェライトなどの磁性シートなどを貼った区分け板51で区切った方が良い。また、各非接触電力伝送装置の両端にあるコイル(例えば、補助コイル33や補助コイル34など)の後ろ側にもフェライトなどの磁性シートを設けてシールド筐体49からの影響を少なくする方が好ましい。
実施の形態2では、1つの非接触電力伝送装置に送電コイルが1個存在する場合について説明した。1つの非接触電力伝送装置に送電コイルが2個以上存在する場合は、高周波電力ドライバーを2個以上用いても良いが、この場合は高周波電力ドライバーは同位相で電力を供給する方が好ましい。これにより、各受電空間内を一様な磁場にすることができる。なお、1つの非接触電力伝送装置では、1台の高周波電力ドライバーを兼用して各送電コイルへの電力供給を兼用するのが好ましい。
本発明の非接触電力伝送装置は、受電装置に電力を伝送する為の受電空間を複数個設けたことが特徴であり、受電装置の形態は規定されない。例えば、携帯電話やタブレットなどの小型受電装置を例として説明したが、受電装置としては、ノートパソコンのようなモバイル用途の装置、あるいは、ウェアラブル端末、各種センサー、補聴器などの人間や動物や鳥など生き物に取り付けて使用する小型装置、また、電気自動車(EV)や電動自転車など乗り物など、非接触で電力伝送が可能な物に適用できる。
<実施の形態3>
図10は、実施の形態3における非接触電力伝送システムの別の構成を示す模式断面図である。非接触電力伝送システムは1つの非接触電力伝送装置103を筺体72により保持する。図4に示したように、実施の形態2の非接触電力伝送装置102においては、送電コイル32の一方に補助コイル33を配置し、他方に補助コイル34を配置することにより、2個の受電空間を形成していた。これに対して、実施の形態3の非接触電力伝送装置103においては、送電コイル73の一方に補助コイル74と補助コイル75を順次配置する。受電コイル76を搭載した受電装置77は、受電空間内に受電装置を配置する為に設けた配置空間80に挿入されている。同様に、受電コイル78を搭載した受電装置79は、配置空間81に挿入されている。その他の構成の用途と機能については、実施の形態2と同様であるので詳説は省略する。
ここで2個の配置空間80と81のうち、受電装置がどの配置空間に配置されるかによって送電補助装置の共振容量の最適化方法が異なってくる。以下、3つの場合を例に挙げて説明する。
(1)配置空間80のみに受電コイル76が配置された場合
送電コイル73と補助コイル74を使用して受電コイル76へ給電する。この時、受電装置79が配置されていない空の配置空間81を構成する補助コイル75と共振容量間を電気的に解放する。若しくは、共振容量を切り離して補助コイル75のみで短絡したり、補助コイル75に用いられている共振容量の値を受電コイル76が配置されている配置空間80に影響が無いような値に切り換えてもよい。これにより、電力伝送に用いられないコイルが電力伝送を行う受電空間へ及ぼす影響を少なくできる。
(2)配置空間81のみに受電コイル78が配置された場合
送電コイル73と補助コイル74と補助コイル75を使用して受電コイル78へ給電する。補助コイル74と補助コイル75の共振容量は、予め決められていた値にセットされる。これにより各受電空間内を一様な磁場にすることができるので、受電コイル78へ安定な非接触電力伝送が可能となる。
(3)配置空間80に受電コイル76が、配置空間81に受電コイル78がそれぞれ配置された場合
送電コイル73と補助コイル74と補助コイル75を使用して受電コイル76及び受電コイル78へ給電する。補助コイル74と補助コイル75の共振容量は、予め決められていた値にセットされる。これにより各受電空間内を一様な磁場にすることができるので、受電コイル76及び受電コイル78へ非接触での安定な電力伝送が可能となる。給電に際しては、2個の受電コイルへ同時に給電を行っても良いし、また決められた1つの受電コイルから順番に給電しても良い。
なお、実施の形態3においても、図8に示したようなシールド筐体やシールド蓋を用いたり、図9に示したような複数の非接触電力伝送装置を用いた非接触電力伝送システムを構成することが可能である。
<実施の形態4>
図11は、実施の形態4における非接触電力伝送システムの別の構成を示す模式断面図である。非接触電力伝送システムは1つの非接触電力伝送装置104を筺体85により保持する。図4に示したように、実施の形態2の非接触電力伝送装置においては、送電コイル32の一方に補助コイル33を配置し、他方に補助コイル34を配置することにより、受電空間39と40の2個の受電空間を形成していた。これに対し実施の形態4の非接触電力伝送装置においては、補助コイル86の一方に送電コイル87を配置し、他方に送電コイル88を配置することにより、2個の受電空間を形成している。すなわち、実施の形態2では1個の送電コイルと2個の補助コイルの組合せであるが、実施の形態4では2個の送電コイルと1個の補助コイルの組合せである点で相違する。受電コイル89を搭載した受電装置90は、受電空間内に受電装置を配置する為に設けた配置空間93に挿入されている。同様に、受電コイル91を搭載した受電装置92は、配置空間94に挿入されている。その他の構成の用途と機能については、実施の形態2と同様であるので詳説は省略する。
ここで2個の配置空間93と94のうち、受電装置がどの配置空間に配置されるかによって送電補助装置の共振容量の最適化方法が異なってくる。以下、3つの場合を例に挙げて説明する。
(1)配置空間93のみに受電コイル89が配置された場合
送電コイル87と補助コイル86を使用して受電コイル89へ給電する。この時、受電装置89が配置されていないもう一方の配置空間94にある送電コイル91は共振容量間を電気的に解放とした。場合によっては短絡としてもよい。
(2)配置空間94のみに受電コイル91が配置された場合
送電コイル88と補助コイル86を使用して受電コイル91へ給電する。この時、受電装置91が配置されていないもう一方の配置空間93にある送電コイル87は共振容量間を電気的に解放とした。場合によっては短絡としてもよい。
(3)配置空間93に受電コイル89が、配置空間94に受電コイル91がそれぞれ配置された場合
送電コイル87と送電コイル88と補助コイル86を使用して受電コイル89及び受電コイル91へ給電する。ここでは、補助コイル86の送電補助装置の共振容量を予め決められていた値にセットすることにより受電コイル89及び受電コイル91へ非接触での安定な電力伝送が可能となる。
なお、実施の形態4においても、図8に示したようなシールド筐体やシールド蓋を用いたり、図9に示したような複数の非接触電力伝送装置を用いた非接触電力伝送システムを構成することが可能である。
<実施の形態5>
実施の形態2乃至4では、筐体の上側から受電装置を挿入するタイプについて説明した。実施の形態5では、筐体の前側から受電装置を挿入するタイプについて説明する。本実施の形態の前側から挿入するタイプは、筐体を壁にかけて使用する壁掛け用途にも利用できる利点がある。
図12は、筐体の前側から受電装置を挿入するタイプの非接触電力伝送システムを示す。非接触電力伝送システムは、1つの非接触電力伝送装置を保持するシールド筐体52を備えている。シールド筐体52には開閉自在のシールド蓋62を備えることが好ましい。図12は、シールド蓋62をシールド筐体52の前側に設けた場合を示す。磁気シールドの効果を考慮すると、シールド筐体52やシールド蓋62の材質はアルミなどの金属が好ましい。
非接触電力伝送装置では、送電コイル53の一方に補助コイル54を配置し、他方に補助コイル55を配置することにより、2個の受電空間を形成している。受電コイル56を搭載した受電装置57は、受電空間内に受電装置を配置する為に設けた配置空間60に挿入されている。同様に、受電コイル58を搭載した受電装置59は、配置空間61に挿入されている。配置空間60と配置空間61の奥行き方向は送電コイル53の面に対して、略平行に設けられる。配置空間の奥行き方向の筺体前面に対応する側には受電装置の挿入口が設けられ、受電装置57を配置空間60の奥まで挿入した状態において、受電コイル56が送電コイル53に対して対向するように配置空間60の奥行きを定めている。同様に、受電装置59を配置空間61の奥まで挿入した状態において、受電コイル58が送電コイル53に対して対向するように配置空間61の奥行きを定めている。
また、受電装置57を筐体52の配置空間60に出し入れしやすくするために、配置空間60の奥行きは受電装置57の長さよりも短くしている。すなわち、受電装置57を配置空間60の奥まで挿入した状態において、配置空間60から受電装置57の一部が飛び出している。同様に、受電装置59を筐体52の配置空間61に出し入れしやすくするために、配置空間61の奥行きは受電装置59の長さよりも短くしている。
実施の形態3では配置空間の下側の面と受電装置の面が接している為に、その面と面との摩擦抵抗が生じるので、筐体に振動が加わった場合でも受電装置の位置ずれが少ないという利点がある。
本願発明では、受電コイル56が補助コイル54に近くなるように受電装置57を配置空間60に挿入した場合と、受電コイル56が送電コイル53に近くなるように受電装置57を配置空間60に挿入した場合を比較すると、ほぼ同等の送電効率を得ることができる。これは、補助コイル54と55を用いたことの効果であり、受電装置の挿入の仕方によらず安定な電力伝送が可能となる。この特徴については、先に出願されている特開2013−85436公報に記載されている。なお、受電コイル58が補助コイル55に近くなるように受電装置59を配置空間61に挿入した場合と、受電コイル58が送電コイル53に近くなるように受電装置59を配置空間61に挿入した場合を比較すると、ほぼ同等の送電効率を得ることができる。
非接触電力伝送システムは、シールド筺体52に対してシールド蓋62が閉まった状態を維持するためのインターロック機能を備える。インターロック時には、インターロック用突起63をインターロック用窪み64に嵌合させる。シールド蓋62が開いている時や、シールド蓋62が閉まっている状態からシールド蓋62を開けた時などには電力伝送は行われない。配置空間から受電装置の出し入れがしやすいように各受電装置が出っ張って配置される。そのため、シールド蓋62には受電装置の出っ張りに対応した窪み65を設けている。実施の形態2と同じように高周波電力ドライバー、制御回路、通信回路などを搭載しているが、実施の形態2と同じであり詳説は省略する。
図13は、3つの非接触電力伝送装置を筐体で保持する非接触電力伝送システムの模式断面図である。図13はシールド筐体66のシールド蓋が設けられた側から見た図である。見やすさを考慮して、シールド蓋は図示していない。シールド筐体66にはインターロック機能を備えている。シールド蓋に設けられたインターロック用突起(図示せず)とシールド筺体66に設けられたインターロック用窪み67を嵌合させる。シールド筐体66で複数の非接触電力伝送装置を保持する場合は、隣接する非接触電力伝送装置からの磁場の影響を少なくするために、各隣接する非接触電力伝送装置の間にフェライトなどの磁性シートなどを貼った区分け板68で区切った方が良い。また、各非接触電力伝送装置の両端にあるコイルの後ろ側にもフェライトなどの磁性シートを設けてシールド筐体66からの影響を少なくする方が好ましい。
図14は、4つの非接触電力伝送装置を筐体で保持する非接触電力伝送システムの模式断面図である。図14はシールド筐体69のシールド蓋が設けられた側から見た図である。見やすさを考慮して、シールド蓋は図示していない。シールド筺体69に設けられたインターロック用窪み70や区分け板71の用途と機能については、図13と同じであるので詳説は省略する。
なお、実施の形態5では、送電コイルの両側に補助コイルを配置した実施の形態2で用いたタイプの非接触電力伝送装置を例に挙げて説明したが、実施の形態3の送電コイルの一方に複数個の補助コイルを順次配置するタイプの非接触電力伝送装置や、実施の形態4の補助コイルの両側に送電コイルを配置するタイプの非接触電力伝送装置をもちいることは言うまでもない。
本発明の非接触電力伝送装置は、受電装置に電力を伝送する為の受電空間を複数個設けたことが特徴であり、受電装置の形態は規定されない。例えば、受電装置としては、携帯電話やタブレットやノートパソコンのようなモバイル用途の装置、あるいは、ウェアラブル端末、各種センサー、補聴器などの人間や動物や鳥や魚など生き物に取り付けて使用する小型装置、また、電気自動車(EV)や電動自転車などの乗り物など、非接触で電力伝送が可能な物に適用できる。
また筐体として、配置空間の片側から受電装置を挿入する場合を示したが、もちろん両側から受電装置を挿入可能な場合でも良い。また、化粧箱タイプ以外にも机の引き出しタイプや靴箱タイプなどにも適用できる。
本発明の非接触電力伝送装置は、送電装置に対して受電装置の受電に適する面が適正に対向していない等、送電コイルに対して受電コイルが適切に配置されていない場合であっても、効率的な電力伝送が可能となる。更に、受電装置が複数あった場合において設置面積やトータル価格を低減する効果が大きい。
受電装置が小さい場合においても、非接触電力伝送を、良好な状態で長い距離まで安定に行うことができるので、携帯電話や補聴器等の小型機器の電力伝送に好適である。また、TVや電気自動車など大型装置に対しても適用できる。
1 送電装置
2、3 送電補助装置
4、5、36、38、57、59、77、79、90、92 受電装置
6 交流電源
7、41、82、95 高周波電力ドライバー
8、24、29、32、53、73、87、88 送電コイル
9、19、21 共振容量
10、12、25、26、30、33、34、54、55、74、75、86 補助コイル
11、13 調整用コンデンサ
14、15、35、37、56、58、76、78、89、91 受電コイル
16 受電用ループコイル
17 整流回路
18 充電池
20 磁性シート
27、28、39、40、60、61、80、81、93、94 受電空間
31、72、85 筐体
42、83、96 制御回路
43、84、97 通信回路
44、49、52、66、69 シールド筐体
45、62 シールド蓋
46、63 インターロック用突起
47、50、64、67、70 インターロック用窪み
48、65 受電装置対応窪み
51、68、71 区分け板
101、102、103、104 非接触電力伝送装置

Claims (13)

  1. 送電コイル及び共振容量により構成された送電共振器を有する少なくとも1つの送電装置と、
    受電コイル及び共振容量により構成された受電共振器を有する少なくとも1つの受電装置とを備え、
    前記送電コイルと前記受電コイルの間の作用を介して前記送電装置から前記受電装置へ電力を伝送する非接触電力伝送装置において、
    補助コイル及び共振容量により構成された補助共振器を有する少なくとも1つの送電補助装置を更に備え、
    前記送電装置と前記送電補助装置が前記送電コイルの中心軸方向及び/又は前記補助コイルの中心軸方向に配置され、
    前記送電補助装置と前記送電装置を互いに対向させて配置した状態で、前記送電コイルと前記補助コイルの間に、前記受電コイルを配置するための受電空間が形成され、
    前記送電装置の数をX、前記送電補助装置の数をYとした場合、X+Y≧3であり、
    前記受電空間の数Zが、Z=X+Y−1であることを特徴とする非接触電力伝送装置。
  2. 前記送電装置と前記送電補助装置が交互に配置されていることを特徴とする請求項1記載の非接触電力伝送装置。
  3. 隣り合う前記送電装置と前記送電補助装置の距離が同一であることを特徴とする請求項2記載の非接触電力伝送装置。
  4. 前記受電空間に前記受電コイルが配置されているか否かを検出する機能を有する請求項1記載の非接触電力伝送装置。
  5. 前記受電コイルが配置されていない受電空間を形成する前記送電コイルまたは前記補助コイルの少なくとも一方を電気的に開放あるいは短絡することを特徴とする請求項4記載の非接触電力伝送装置。
  6. 前記受電コイルが配置されている受電空間を形成する補助共振器の共振容量と、前記受電コイルが配置されていない受電空間を形成する補助共振器の共振容量とが異なることを特徴とする請求項4記載の非接触電力伝送装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の非接触電力伝送装置を筺体の内部に保持したことを特徴とする非接触電力伝送システム。
  8. 前記筺体を構成する面に前記受電空間内に前記受電装置を配置する為の挿入口を設けたことを特徴とする請求項7記載の非接触電力伝送システム。
  9. 前記挿入口が設けられた前記筺体の面から前記受電装置の一部が飛び出た状態で前記受電装置が配置されることを特徴とする請求項8記載の非接触電力伝送システム。
  10. 前記送電コイルと前記受電コイルの周囲が前記筐体内で電磁シールドされる機能と、
    前記筐体に前記送電コイルから前記受電コイルへの電力伝送状態を維持するためのインターロック機能を備え、
    電力伝送時には、前記送電コイルと前記受電コイルの周囲が電磁シールドされた状態が前記インターロック機能により維持されている請求項7記載の非接触電力伝送システム。
  11. 前記筐体に開閉自在の蓋を備え、前記筐体の蓋が閉まった状態で、かつ前記配置空間に受電コイルが少なくとも1個は存在する状態で、前記送電コイルから前記受電コイルへ電力伝送を行うように構成された請求項10記載の非接触電力伝送システム。
  12. 前記筺体内には前記複数個の非接触電力伝送装置が互いに隣接して保持され、隣接する前記非接触電力伝送装置の間に磁性シートを設けたことを特徴とする請求項7記載の非接触電力伝送システム。
  13. 送電コイル及び共振容量により構成された送電共振器を有する少なくとも1つの送電装置と、受電コイル及び共振容量により構成された受電共振器を有する少なくとも1つの受電装置とを用い、前記送電コイルと前記受電コイルの間の作用を介して前記送電装置から前記受電装置へ電力を伝送する方法であって、
    補助コイル及び共振容量により構成された補助共振器を有する少なくとも1つの送電補助装置を更に用い、
    前記送電装置と前記補助送電装置との組み合わせで3個以上のコイルを用い、前記送電コイルと前記補助コイルをそれぞれ対向して配置して受電コイルを配置するための受電空間を2個以上形成し、
    前記受電空間内に前記受電コイルを配置して電力伝送を行うことを特徴とする非接触電力伝送方法。
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