JP2014233021A - 映像信号処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】解像度が良好で、擬似カラー、擬似ノイズ、斜めエッジのジャギが少ない高画質の補間画像を得ることができる映像信号処理装置を提供する。
【解決手段】G補間方法選択部30とR,B補間方法選択部60は、補間画素信号を生成するための基準となる画素信号における3画素分の画素信号が単調増加または単調減少ではない第1のケースと、単調増加または単調減少である第2のケースであるかを判定する。G補間部40は、第1のケースと第2のケースとで補間方法を異ならせて、Gの補間画素信号を生成する。R,B補間部70は、第1のケースと第2のケースとで補間方法を異ならせて、R,Bの補間画素信号を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベイヤ配列のカラーフィルタを備えた撮像素子より出力された3原色の画素信号を補間処理する映像信号処理装置及び方法に関する。
ベイヤ配列のカラーフィルタを備えた撮像素子より出力された3原色の画素信号は、1つの画素においてはR(赤),G(緑),B(青)のいずれかの画素信号のみである。それぞれの画素において、画素信号として出力されない他の2色の画素信号については、補間処理によって生成することが必要である。補間処理によって画素信号として出力されない色の画素信号を生成する処理をデモザイク処理と称している。
デモザイク処理の最も簡易な方法として、補間によって生成しようとする色と同色の周囲の色の画素信号を用いて線形補間するバイニリア法がある。バイニリア法による補間処理は、画像のエッジ部分に誤補間による擬似カラーが発生しやすく、解像度の劣化が大きい等の欠点があるため、一般的には使用されていない。
バイニリア法の欠点を改善する方法として、ACPI(Adaptive Color Plane Interpolation)法が知られており、広く使用されている。ACPI法は、補間によって生成しようとする色とは異なる色の画素信号を参照して、画素信号を補間する方法である。特許文献1は、ACPI法による補間処理を開示する。特許文献2は、ACPI法を改良した補間処理を開示する。
米国特許第5629734号明細書 特開2012−99903号公報
ACPI法による補間処理は、補間対象の色の画素信号を他の色の画素信号を参照して補間する方法である。従って、ACPI法による補間処理では画像のエッジ情報が正確に得られ、解像度が比較的良好で、擬似カラーが少ない補間画像となる。
ところが、補色関係にある2色が隣接するエッジ部分では、エッジの境界をまたぐ際に例えばRの画素信号は減少する一方で、G,Bの画素信号は増加するような関係にあると、エッジ情報が正確に得られず、誤差が増大する。その結果、擬似ノイズが大きかったり、斜めエッジにジャギが発生したりする場合がある。
そこで、ACPI法よりもさらに高画質の補間画像を得ることができる映像信号処理装置及び方法が望まれている。
本発明はこのような要望に対応するため、解像度が良好で、擬似カラー、擬似ノイズ、斜めエッジのジャギが少ない高画質の補間画像を得ることができる映像信号処理装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、ベイヤ配列のカラーフィルタを備えた撮像素子より出力されたR,G,Bの画素信号におけるGの画素信号が存在していないRまたはBの画素信号の画素位置に、Gの補間画素信号を生成するための基準となるRまたはBの画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第1〜第3のR,B画素信号としたとき、前記第1のR,B画素信号から前記第2のR,B画素信号へと増加し、前記第2のR,B画素信号から前記第3のR,B画素信号へと減少するか、前記第1のR,B画素信号から前記第2のR,B画素信号へと減少し、前記第2のR,B画素信号から前記第3のR,B画素信号へと増加する第1のケースであるか、前記第1〜第3のR,B画素信号が単調増加するか単調減少する第2のケースであるかを判定する第1の判定部と、前記Gの補間画素信号と、前記Gの補間画素信号を挟む2画素分のGの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第1〜第3のG画素信号としたとき、前記第1の判定部によって前記第1のケースであると判定されたときには、前記第1のR,B画素信号と前記第3のR,B画素信号との平均値と前記第2のR,B画素信号との差分に、前記第1のR,B画素信号と前記第3のR,B画素信号との距離に対する前記第1のG画素信号と前記第3のG画素信号との距離の比を乗じた値を、前記第1のG画素信号と前記第3のG画素信号との平均値に加算することによって前記Gの補間画素信号を生成し、前記第1の判定部によって前記第2のケースであると判定されたときには、前記第1〜第3のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、前記第1〜第3のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、前記Gの補間画素信号を生成するG補間部と、前記撮像素子より出力されたR,G,Bの画素信号におけるR及びBの画素信号が存在していないGの画素信号の画素位置と、Bの画素信号が存在していないRの画素信号の画素位置と、Rの画素信号が存在していないBの画素信号の画素位置とのそれぞれに、RまたはBの補間画素信号を生成するための基準となるGの画素信号またはGの補間画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のG画素信号としたとき、前記第4のG画素信号から前記第5のG画素信号へと増加し、前記第5のG画素信号から前記第6のG画素信号へと減少するか、前記第4のG画素信号から前記第5のG画素信号へと減少し、前記第5のG画素信号から前記第6のG画素信号へと増加する前記第1のケースであるか、前記第4〜第6のG画素信号が単調増加するか単調減少する前記第2のケースであるかを判定する第2の判定部と、前記RまたはBの補間画素信号と、前記RまたはBの補間画素信号を挟む2画素分のRまたはBの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のR,B画素信号としたとき、前記第2の判定部によって前記第1のケースであると判定されたときには、前記第4のG画素信号と前記第6のG画素信号との平均値と前記第5のG画素信号との差分を、前記第4のR,B画素信号と前記第6のR,B画素信号との平均値に加算することによって前記RまたはBの補間画素信号を生成し、前記第2の判定部によって前記第2のケースであると判定されたときには、前記第4〜第6のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、前記第4〜第6のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、前記RまたはBの補間画素信号を生成するR,B補間部とを備えることを特徴とする映像信号処理装置を提供する。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、ベイヤ配列のカラーフィルタを備えた撮像素子より出力されたR,G,Bの画素信号におけるGの画素信号が存在していないRまたはBの画素信号の画素位置に、Gの補間画素信号を生成するための基準となるRまたはBの画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第1〜第3のR,B画素信号としたとき、前記第1のR,B画素信号から前記第2のR,B画素信号へと増加し、前記第2のR,B画素信号から前記第3のR,B画素信号へと減少するか、前記第1のR,B画素信号から前記第2のR,B画素信号へと減少し、前記第2のR,B画素信号から前記第3のR,B画素信号へと増加する第1のケースであるか、前記第1〜第3のR,B画素信号が単調増加するか単調減少する第2のケースであるかを判定し、前記Gの補間画素信号と、前記Gの補間画素信号を挟む2画素分のGの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第1〜第3のG画素信号としたとき、前記第1のケースであると判定されたときには、前記第1のR,B画素信号と前記第3のR,B画素信号との平均値と前記第2のR,B画素信号との差分に、前記第1のR,B画素信号と前記第3のR,B画素信号との距離に対する前記第1のG画素信号と前記第3のG画素信号との距離の比を乗じた値を、前記第1のG画素信号と前記第3のG画素信号との平均値に加算することによって前記Gの補間画素信号を生成し、前記第2のケースであると判定されたときには、前記第1〜第3のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、前記第1〜第3のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、前記Gの補間画素信号を生成し、前記撮像素子より出力されたR,G,Bの画素信号におけるR及びBの画素信号が存在していないGの画素信号の画素位置と、Bの画素信号が存在していないRの画素信号の画素位置と、Rの画素信号が存在していないBの画素信号の画素位置とのそれぞれに、RまたはBの補間画素信号を生成するための基準となるGの画素信号またはGの補間画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のG画素信号としたとき、前記第4のG画素信号から前記第5のG画素信号へと増加し、前記第5のG画素信号から前記第6のG画素信号へと減少するか、前記第4のG画素信号から前記第5のG画素信号へと減少し、前記第5のG画素信号から前記第6のG画素信号へと増加する前記第1のケースであるか、前記第4〜第6のG画素信号が単調増加するか単調減少する前記第2のケースであるかを判定し、前記RまたはBの補間画素信号と、前記RまたはBの補間画素信号を挟む2画素分のRまたはBの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のR,B画素信号としたとき、前記第1のケースであると判定されたときには、前記第4のG画素信号と前記第6のG画素信号との平均値と前記第5のG画素信号との差分を、前記第4のR,B画素信号と前記第6のR,B画素信号との平均値に加算することによって前記RまたはBの補間画素信号を生成し、前記第2のケースであると判定されたときには、前記第4〜第6のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、前記第4〜第6のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、前記RまたはBの補間画素信号を生成することを特徴とする映像信号処理方法を提供する。
本発明の映像信号処理装置及び方法によれば、解像度が良好で、擬似カラー、擬似ノイズ、斜めエッジのジャギが少ない高画質の補間画像を得ることができる。
一実施形態の映像信号処理装置を示すブロック図である。 ベイヤ配列のカラーフィルタを備えた撮像素子の画素配列を示す図である。 R,Bの画素信号の位置にGの画素信号を補間する場合に用いるR,G,Bの画素信号を示す図である。 ACPI法によってRの画素信号の位置にGの画素信号を補間する補間処理を概念的に示す図である。 Gの画素信号の位置にR,Bの画素信号を補間する場合に用いるR,Bの画素信号を示す図である。 Gの画素信号の位置にR,Bの画素信号を補間する場合に用いるGの画素信号及びGの補間画素信号を示す図である。 ACPI法によってGの画素信号の位置にRの画素信号を補間する補間処理を概念的に示す図である。 Rの画素信号の位置にBの画素信号を補間する場合に用いるBの画素信号を示す図である。 Rの画素信号の位置にBの画素信号を補間する場合に用いるGの補間画素信号を示す図である。 ACPI法によってRの画素信号の位置にBの画素信号を補間する補間処理を概念的に示す図である。 Bの画素信号の位置にRの画素信号を補間する場合に用いるRの画素信号を示す図である。 Bの画素信号の位置にRの画素信号を補間する場合に用いるGの補間画素信号を示す図である。 ACPI法によってGの画素信号の位置にRの画素信号を補間する補間処理を概念的に示す図である。 ACPI法による補間処理によって不具合が発生する場合の例を示す図である。 基準とする画素信号における3画素の画素信号の増減の状態に応じたケース分けを示す図である。 一実施形態の映像信号処理装置のより好ましい構成例を示すブロック図である。
以下、一実施形態の映像信号処理装置及び方法について、添付図面を参照して説明する。図1において、画素遅延部10には、ベイヤ配列のカラーフィルタを備えた単板の撮像素子より出力されて、A/D変換等の所定の信号処理が施された各色の画素信号が順次入力される。
ベイヤ配列のカラーフィルタを備えた撮像素子は、図2に示すような画素配列となっている。図2に示すように、Rの画素とGの画素とが水平方向に交互に配列した第1のラインと、Bの画素とGの画素とが水平方向に交互に配列した第2のラインとが垂直方向に交互に配列されている。第1のラインにおけるGの画素をGr、第2のラインにおけるGの画素をGbと記述している。
画素遅延部10は、G補間方向選択部20からR,B補間部70までのそれぞれの回路ブロックで必要な画素信号を出力するよう、入力された画素信号を水平方向及び垂直方向に遅延させる。画素遅延部10は、複数のラインメモリと複数の画素遅延器を用いて構成することができる。
図1より分かるように、一実施形態の映像信号処理装置及び方法は、まず、G補間方向選択部20からG補間部40までの回路ブロックによって、Gの画素が存在していない画素位置のGの補間画素信号を生成する。G^は、Gの補間画素信号を示す。
次に、一実施形態の映像信号処理装置及び方法は、R,B補間方向選択部50からR,B補間部70までの回路ブロックによって、R,Bの画素が存在していない画素位置のR,Bの補間画素信号を生成する。R^,B^は、R,Bの補間画素信号を示す。
これによって、R,G,Bの画素信号のうち撮像素子より出力されて存在している画素信号以外の2つの色の補間画素信号が生成される。R,B補間部70からは、全ての画素位置に3つの色の画素信号が揃った状態の画素信号が出力される。
一実施形態の映像信号処理装置及び方法は、ACPI法による画素信号の補間を基本としている。まず、ACPI法による画素信号の補間処理について説明する。
後述するように、G補間部40は、Rの画素位置とBの画素位置におけるGの補間画素信号を生成する。G補間方向選択部20は、G補間部40がGの画素信号を誤補間少なく補間できるよう、相関が大きい方向を検出して補間方向を選択する。
図3の(a)に示すように、G補間部40がR22で示すRの画素位置のGの補間画素信号を生成するために、G補間方向選択部20は、水平方向Dhと垂直方向Dvとのどちらが相関が大きいかを検出する。水平方向Dhの変化の大きさをCh、垂直方向Dvの変化の大きさをCvとすると、Ch,Cvは式(1),(2)で表される。
Ch=Abs(2×R22−R02−R42)+Abs(G12−G32) …(1)
Cv=Abs(2×R22−R20−R24)+Abs(G21−G23) …(2)
式(1),(2)におけるAbsは絶対値を求める関数を示す。後述する式においても同様である。
Ch<Cvであれば、水平方向Dhの方が相関が大きいということである。この場合、G補間方向選択部20は、G補間部40が水平方向に補間処理を実施するよう、水平方向を示す選択データを出力する。
Ch>Cvであれば、垂直方向Dvの方が相関が大きいということである。この場合、G補間方向選択部20は、G補間部40が垂直方向に補間処理を実施するよう、垂直方向を示す選択データを出力する。
G補間方向選択部20は、Ch=Cvであれば、G補間部40が水平方向の補間値と垂直方向の補間値とを平均した値を補間画素信号とするよう、Ch=Cvであることを示す選択データを出力する。
また、図3の(b)に示すように、G補間部40がB22で示すBの画素位置のGの補間画素信号を生成するために、G補間方向選択部20は、水平方向Dhと垂直方向Dvのどちらが相関が大きいかを検出する。水平方向Dhの変化の大きさCh、垂直方向Dvの変化の大きさCvは式(3),(4)で表される。
Ch=Abs(2×B22−B02−B42)+Abs(G12−G32) …(3)
Cv=Abs(2×B22−B20−B24)+Abs(G21−G23) …(4)
Ch<Cvであれば、水平方向Dhの方が相関が大きいということである。この場合、G補間方向選択部20は、G補間部40が水平方向に補間処理を実施するよう、水平方向を示す選択データを出力する。
Ch>Cvであれば、垂直方向Dvの方が相関が大きいということである。この場合、G補間方向選択部20は、G補間部40が垂直方向に補間処理を実施するよう、垂直方向を示す選択データを出力する。
G補間方向選択部20は、Ch=Cvであれば、G補間部40が水平方向の補間値と垂直方向の補間値とを平均した値を補間画素信号とするよう、Ch=Cvであることを示す選択データを出力する。
図3の(a),(b)に示すように、ハッチングを付したR22で示すRの画素またはB22で示すBの画素が注目画素であるとき、G補間方向選択部20,G補間方法選択部30,G補間部40には、図3の(a),(b)に示すR,G,Bの画素信号が入力される。画素遅延部10は、図3の(a),(b)に示すR,G,Bの画素信号をG補間方向選択部20,G補間方法選択部30,G補間部40へと供給する。
G補間方向選択部20より出力された選択データは、G補間方法選択部30に入力される。本実施形態の映像信号処理装置及び方法は、ACPI法による画素信号の補間を基本とする一方で、所定の条件のときにACPI法とは異なる補間方法で補間画素信号を生成する。G補間方法選択部30は、補間方法を選択する。ACPI法とは異なる補間方法及びG補間方法選択部30における補間方法の選択については後に詳述する。
G補間部40は、G補間方向選択部20より出力された選択データと、G補間方法選択部30によって選択された補間方法に基づいて、Rの画素位置とBの画素位置におけるGの補間画素信号を生成する。
ここではACPI法のみについて示すと、G補間部40は、式(5),(6)によってRの画素位置とBの画素位置におけるGの補間画素信号を生成する。
図3の(a)におけるR02,R22,R42またはR20,R22,R24をR0,R2,R4とする。図3の(a)におけるG12,G32またはG21,G23をG1,G3とする。図3の(b)におけるB02,B22,B42またはB20,B22,B24をB0,B2,B4とする。図3の(b)におけるG12,G32またはG21,G23をG1,G3とする。R22で示すRの画素位置のGの補間画素信号をG^2とする。
G^2=(G1+G3)/2+{R2−(R0+R4)/2}/2 …(5)
G^2=(G1+G3)/2+{B2−(B0+B4)/2}/2 …(6)
式(5)は、図4の(a),(b)に示すように、R0とR4との平均値とR2との差分bの半分であるb/2が、G1とG3との平均値と補間画素信号G^2との差分に等しいことを示している。特に図示しないが、式(6)も同様である。
G補間部40がGの補間画素信号を生成する際に、基準となるRまたはBの画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第1〜第3のR,B画素信号(R0,R2,R4またはB0,B2,B4)とする。Gの補間画素信号と、Gの補間画素信号を挟む2画素分のGの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第1〜第3のG画素信号(G1,G^2,G3)とする。
G補間部40は、ACPI法に基づき、第1のR,B画素信号(R0,B0)と第3のR,B画素信号(R4,B4)との平均値と第2のR,B画素信号(R2,B2)との差分に、第1のR,B画素信号と第3のR,B画素信号との距離に対する第1のG画素信号(G1)と第3のG画素信号(G3)との距離の比(ここでは1/2)を乗じた値を、第1のG画素信号と第3のG画素信号との平均値に加算することによってGの補間画素信号(G^2)を生成する。
図1において、以上のようにして、G補間部40によって生成されたRの画素位置とBの画素位置におけるGの補間画素信号は、R,B補間方向選択部50と、R,B補間方法選択部60と、R,B補間部70とに入力される。
後述するように、R,B補間部70は、Gの画素位置におけるR,Bの補間画素信号と、Rの画素位置におけるBの補間画素信号と、Bの画素位置におけるRの補間画素信号とをそれぞれ生成する。R,B補間方向選択部50は、R,B補間部70におけるそれぞれの補間処理の際の補間方向を選択する。
図5に示すように、R,B補間部70がG22で示すGの画素位置のRの補間画素信号を生成するとき、Rの画素信号はGの画素位置に対して上下にしか存在しないため、R,B補間方向選択部50で選択すべき方向は一意に決まる。また、R,B補間部70がG22で示すGの画素位置のBの補間画素信号を生成するとき、Bの画素信号はGの画素位置に対して左右にしか存在しないため、R,B補間方向選択部50で選択すべき方向は一意に決まる。
そこで、R,B補間方向選択部50は、R,B補間部70がGの画素位置のRの補間画素信号を生成するときには垂直方向を示す選択データを出力し、Gの画素位置のBの補間画素信号を生成するときには水平方向を示す選択データを出力する。
図5に示すように、ハッチングを付したG22で示すGの画素が注目画素であるとき、R,B補間方向選択部50,R,B補間方法選択部60,R,B補間部70には、図5に示すR,G,Bの画素信号が入力される。画素遅延部10は、図5に示すR,G,Bの画素信号をR,B補間方向選択部50,R,B補間方法選択部60,R,B補間部70へと供給する。
R,B補間方向選択部50より出力された選択データは、R,B補間方法選択部60に入力される。R,B補間方法選択部60は、補間方法を選択する。R,B補間部70は、R,B補間方向選択部50より出力された選択データと、R,B補間方法選択部60によって選択された補間方法に基づいて、Gの画素位置におけるR,Bの補間画素信号を生成する。
ここではACPI法のみについて示すと、R,B補間部70は、式(7),(8)によってGの画素位置におけるR,Bの補間画素信号を生成する。
図5におけるG22をG2とする。図5におけるR21,R23をR1,R3とする。図5におけるB12,B32をB1,B3とする。図5におけるR21,R23,B12,B32の画素位置におけるGの補間画素信号を、図6に示すように、G^21,G^23,G^12,G^32とする。図6におけるG^12,G^32またはG^21,G^23をG^1,G^3とする。
R^2=(R1+R3)/2+{G2−(G^1+G^3)/2} …(7)
B^2=(B1+B3)/2+{G2−(G^1+G^3)/2} …(8)
式(7)は、図7の(a),(b)に示すように、G^1とG^3との平均値とG2との差分bが、R1とR3との平均値と補間画素信号R^2との差分に等しいことを示している。特に図示しないが、式(8)も同様である。
RまたはBの補間画素信号を生成するための基準となるGの画素信号またはGの補間画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のG画素信号(G^1,G2,G^3)とする。RまたはBの補間画素信号と、RまたはBの補間画素信号を挟む2画素分のRまたはBの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のR,B画素信号(R1,R^2,R3またはB1,B^2,B3)とする。
R,B補間部70は、ACPI法に基づき、第4のG画素信号(G^1)と第6のG画素信号(G^3)との平均値と第5のG画素信号(G2)との差分を、第4のR,B画素信号(R1,B1)と第6のR,B画素信号(R3,B3)との平均値に加算することによってRまたはBの補間画素信号(R^2,B^2)を生成する。
図8に示すように、R,B補間部70がR22で示すRの画素位置のBの補間画素信号を生成するとき、R,B補間方向選択部50は、左上−右下方向D1と右上−左下方向D2とのどちらが相関が大きいかを検出する。左上−右下方向D1の変化の大きさをC1、右上−左下方向D2の変化の大きさをC2とすると、C1,C2は式(9),(10)で表される。
図8におけるB11,B31,B13,B33の画素位置におけるGの補間画素信号を、図9に示すように、G^11,G^31,G^13,G^33とする。
C1=Abs(2×G^22−G^11−G^33)+Abs(B11−B33) …(9)
C2=Abs(2×G^22−G^13−G^31)+Abs(B13−B31) …(10)
C1<C2であれば、左上−右下方向D1の方が相関が大きいということである。この場合、R,B補間方向選択部50は、R,B補間部70が左上−右下方向D1に補間処理を実施するよう、左上−右下方向D1を示す選択データを出力する。
C1>C2であれば、右上−左下方向D2の方が相関が大きいということである。この場合、R,B補間方向選択部50は、R,B補間部70が右上−左下方向D2に補間処理を実施するよう、右上−左下方向D2を示す選択データを出力する。
R,B補間方向選択部50は、C1=C2であれば、R,B補間部70が左上−右下方向D1の補間処理による補間値と右上−左下方向D2の補間処理による補間値とを平均した値を補間画素信号とするよう、C1=C2を示す選択データを出力する。
図8に示すように、ハッチングを付したR22で示すRの画素が注目画素であるとき、R,B補間方向選択部50,R,B補間方法選択部60,R,B補間部70には、図8に示すBの画素信号と図9に示すGの補間画素信号とが入力される。
画素遅延部10は、図8に示すBの画素信号をR,B補間方向選択部50と、R,B補間方法選択部60と、R,B補間部70とに供給し、G補間部40は、図9に示すGの補間画素信号をR,B補間方向選択部50と、R,B補間方法選択部60と、R,B補間部70とに供給する。
R,B補間方向選択部50より出力された選択データは、R,B補間方法選択部60に入力される。R,B補間方法選択部60は、補間方法を選択する。R,B補間部70は、R,B補間方向選択部50より出力された選択データと、R,B補間方法選択部60によって選択された補間方法に基づいて、Rの画素位置のBの補間画素信号を生成する。
ここではACPI法のみについて示すと、R,B補間部70は、式(11)によってRの画素位置のBの補間画素信号を生成する。図8におけるB11,B33またはB31,B13をB1,B3とする。図9におけるG^22をG^2、G^11,G^33またはG^31,G^13をG^1,G^3とする。
B^2=(B1+B3)/2+{G^2−(G^1+G^3)/2} …(11)
式(11)は、図10の(a),(b)に示すように、G^1とG^3との平均値とG^2との差分bが、B1とB3との平均値と補間画素信号B^2との差分に等しいことを示している。
同様に、Bの補間画素信号を生成するための基準となるGの補間画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のG画素信号(G^1,G^2,G^3)とする。Bの補間画素信号と、Bの補間画素信号を挟む2画素分のBの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のB画素信号(B1,B^2,B3)とする。
R,B補間部70は、ACPI法に基づき、第4のG画素信号(G^1)と第6のG画素信号(G^3)との平均値と第5のG画素信号(G^2)との差分を、第4のB画素信号(B1)と第6のB画素信号(B3)との平均値に加算することによってBの補間画素信号(B^2)を生成する。
図11に示すように、R,B補間部70がB22で示すBの画素位置のRの補間画素信号を生成するとき、R,B補間方向選択部50は、左上−右下方向D1と右上−左下方向D2とのどちらが相関が大きいかを検出する。左上−右下方向D1の変化の大きさC1、右上−左下方向D2の変化の大きさC2は、式(12),(13)で表される。
図11におけるR11,R31,R13,R33の画素位置におけるGの補間画素信号を、図12に示すように、G^11,G^31,G^13,G^33とする。
C1=Abs(2×G^22−G^11−G^33)+Abs(R11−R33) …(12)
C2=Abs(2×G^22−G^13−G^31)+Abs(R13−R31) …(13)
C1<C2であれば、左上−右下方向D1の方が相関が大きいということである。この場合、R,B補間方向選択部50は、R,B補間部70が左上−右下方向D1に補間処理を実施するよう、左上−右下方向D1を示す選択データを出力する。
C1>C2であれば、右上−左下方向D2の方が相関が大きいということである。この場合、R,B補間方向選択部50は、R,B補間部70が右上−左下方向D2に補間処理を実施するよう、右上−左下方向D2を示す選択データを出力する。
R,B補間方向選択部50は、C1=C2であれば、R,B補間部70が左上−右下方向D1の補間処理による補間値と右上−左下方向D2の補間処理による補間値とを平均した値を補間画素信号とするよう、C1=C2を示す選択データを出力する。
図11に示すように、ハッチングを付したB22で示すBの画素が注目画素であるとき、R,B補間方向選択部50と、R,B補間方法選択部60と、R,B補間部70とには、図11に示すRの画素信号と図12に示すGの補間画素信号とが入力される。
画素遅延部10は、図11に示すRの画素信号をR,B補間方向選択部50と、R,B補間方法選択部60と、R,B補間部70とに供給し、G補間部40は、図12に示すGの補間画素信号をR,B補間方向選択部50と、R,B補間方法選択部60と、R,B補間部70とに供給する。
R,B補間方向選択部50より出力された選択データは、R,B補間方法選択部60に入力される。R,B補間方法選択部60は、補間方法を選択する。R,B補間部70は、R,B補間方向選択部50より出力された選択データと、R,B補間方法選択部60によって選択された補間方法に基づいて、Bの画素位置のRの補間画素信号を生成する。
ここではACPI法のみについて示すと、R,B補間部70は、式(14)によってBの画素位置のRの補間画素信号を生成する。図11におけるR11,R33またはR31,R13をR1,R3とする。図12におけるG^22をG^2、G^11,G^33またはG^31,G^13をG^1,G^3とする。
R^2=(R1+R3)/2+{G^2−(G^1+G^3)/2} …(14)
式(14)は、図13の(a),(b)に示すように、G^1とG^3との平均値とG^2との差分bが、R1とR3との平均値と補間画素信号R^2との差分に等しいことを示している。
同様に、Rの補間画素信号を生成するための基準となるGの補間画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のG画素信号(G^1,G^2,G^3)とする。Rの補間画素信号と、Rの補間画素信号を挟む2画素分のRの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のR画素信号(R1,R^2,R3)とする。
R,B補間部70は、ACPI法に基づき、第4のG画素信号(G^1)と第6のG画素信号(G^3)との平均値と第5のG画素信号(G^2)との差分を、第4のR画素信号(R1)と第6のR画素信号(R3)との平均値に加算することによってRの補間画素信号(R^2)を生成する。
次に、ACPI法をどのように改良するかについて説明する。本実施形態の映像信号処理装置及び方法においては、ACPI法による補間画素信号の生成を基本とし、所定の条件のときにACPI法を改良した改良ACPI法で補間画素信号を生成する。改良ACPI法をAACPI(Advanced Adaptive Color Plane Interpolation)法と称することとする。
図14の(a),(b)は、図7の(a),(b)と同様、Gの画素信号G2及びGの補間画素信号G^1,G^3を基準として、Rの画素信号R1,R3間のRの補間画素信号R^2を生成する場合を示している。図14の(b)では、補間画素信号G^1と画素信号G2との画素レベルがほぼ同じであり、補間画素信号G^3の画素レベルが補間画素信号G^1と画素信号G2の画素レベルと比較して小さい。
上述したACPI法による補間では、補間画素信号R^2は図14の(a)に示すように画素信号R1,R3の平均値よりも画素レベルが大きくなる。図14の(b)では、補間画素信号G^1と画素信号G2とが平坦で、画素信号G2から補間画素信号G^3へと画素レベルが変化しているので、画像のエッジは画素信号G2と補間画素信号G^3との間にあると考えられる。
図14の(a)に示すようにACPI法によって補間画素信号R^2を生成すると、Rの画素信号における画像のエッジは画素信号R1と補間画素信号R^2との間にあることになってしまう。よって、Rの画素信号における画像のエッジがGの画素信号における画像のエッジと不整合となり、画質劣化を招く。
G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60は、それぞれの補間画素信号を生成する際の基準とする画素信号(補間画素信号を含む、以下同様)がどのように変化しているかを判定して、ACPI法を採用するか、AACPI法で追加された補間方法を採用するかを決定する。
図15は、基準とする画素信号がGの画素信号である場合を示している。図15の(a)は、補間画素信号G^1から画素信号G2へと画素レベルが増加し、画素信号G2から補間画素信号G^3へと画素レベルが減少するパターンを示している。G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60は、基準とする画素信号が増加−減少のパターンをケース1とする。
図15の(b)は、補間画素信号G^1から画素信号G2へと画素レベルが減少し、画素信号G2から補間画素信号G^3へと画素レベルが増加するパターンを示している。G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60は、基準とする画素信号が減少−増加のパターンもケース1とする。
図15の(c)は、補間画素信号G^1から画素信号G2へと画素レベルが減少し、画素信号G2から補間画素信号G^3へと画素レベルが減少する単調減少のパターンを示している。G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60は、基準とする画素信号が単調減少のパターンをケース2とする。
図15の(d)は、補間画素信号G^1から画素信号G2へと画素レベルが増加し、画素信号G2から補間画素信号G^3へと画素レベルが増加する単調増加のパターンを示している。G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60は、基準とする画素信号が単調増加のパターンもケース2とする。
基準とする画素信号がRの画素信号またはB画素信号の場合でも、ケース1とケース2とのケース分けの仕方は同じである。
G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60は、基準とする画素信号が変化するパターンがケース1であると判定したとき、G補間部40及びR,B補間部70が上述したACPI法によってそれぞれの補間画素信号を生成するよう、G補間部40及びR,B補間部70に対してACPI法による補間を指示する第1の指示信号を供給する。
G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60は、基準とする画素信号が変化するパターンがケース2であると判定したとき、G補間部40及びR,B補間部70がAACPI法によってそれぞれの補間画素信号を生成するよう、G補間部40及びR,B補間部70に対してAACPI法で追加された補間方法を指示する第2の指示信号を供給する。
G補間方法選択部30は、Gの補間画素信号を生成するための基準となる第1〜第3のR,B画素信号における画素レベルの変化のパターンが、第1のケースであるか第2のケースであるかを判定する第1の判定部として動作している。
R,B補間方法選択部60は、RまたはBの補間画素信号を生成するための基準となる第4〜第6のG画素信号における画素レベルの変化のパターンが、第1のケースであるか第2のケースであるかを判定する第2の判定部として動作している。
G補間部40及びR,B補間部70におけるAACPI法で追加された補間方法について説明する。
G補間部40は、図3の(a),(b)におけるR22で示すRの画素位置のGの補間画素信号とB22で示すBの画素位置のGの補間画素信号を生成する際、G補間方法選択部30より第2の指示信号が供給されたときには、式(5),(6)の代わりに、以下の式(15),(16)を採用する。
G補間部40は、Rの画素信号を基準としてGの補間画素信号を生成する場合には、画素信号R0から画素信号R2への変化と、画素信号R2から画素信号R4への変化の変化比が、画素信号G1から補間画素信号G^2への変化と、補間画素信号G^2から画素信号G3への変化の変化比と等しくなるように、式(15)に基づいて補間画素信号G^2を生成する。
G^2={G1×(R2−R0)+G3×(R2−R4)}/(R0−R4) …(15)
G補間部40は、Bの画素信号を基準としてGの補間画素信号を生成する場合も同様にして、変化比を合わせるために、式(16)に基づいて補間画素信号G^2を生成する。
G^2={G1×(B2−B0)+G3×(B2−B4)}/(B0−B4) …(16)
G補間部40による式(15),(16)に基づく補間画素信号G^2の生成は、第1〜第3のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、第1〜第3のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、Gの補間画素信号を生成することを意味する。
R,B補間部70は、図5におけるG22で示すGの画素位置のRの補間画素信号とBの補間画素信号を生成する際、R,B補間方法選択部60より第2の指示信号が供給されたときには、式(7),(8)の代わりに、以下の式(17),(18)を採用する。
R,B補間部70は、Gの画素信号及びGの補間画素信号を基準としてRの補間画素信号を生成する場合には、補間画素信号G^1から画素信号G2への変化と、画素信号G2から補間画素信号G^3への変化の変化比が、画素信号R1から補間画素信号R^2への変化と、補間画素信号R^2から画素信号R3への変化の変化比と等しくなるように、式(17)に基づいて補間画素信号R^2を生成する。
R^2={R1×(G2−G^1)+R3×(G2−G^3)}/(G^1−G^3) …(17)
R,B補間部70は、Gの画素信号及びGの補間画素信号を基準としてBの補間画素信号を生成する場合も同様にして、変化比を合わせるために、式(18)に基づいて補間画素信号B^2を生成する。
B^2={B1×(G2−G^1)+B3×(G2−G^3)}/(G^1−G^3) …(18)
R,B補間部70による式(17),(18)に基づく補間画素信号R^2,B^2の生成は、第1〜第3のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、第1〜第3のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、R,Bの補間画素信号を生成することを意味する。
また、R,B補間部70は、図8におけるR22で示すRの画素位置のBの補間画素信号を生成する際、R,B補間方法選択部60より第2の指示信号が供給されたときには、変化比を合わせるために、式(11)の代わりに式(19)に基づいて補間画素信号B^2を生成する。
B^2={B1×(G^2−G^1)+B3×(G^2−G^3)}/(G^1−G^3) …(19)
R,B補間部70による式(19)に基づく補間画素信号B^2の生成は、第1〜第3のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、第1〜第3のB画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、Bの補間画素信号を生成することを意味する。
さらに、R,B補間部70は、図11におけるB22で示すBの画素位置のRの補間画素信号を生成する際、R,B補間方法選択部60より第2の指示信号が供給されたときには、変化比を合わせるために、式(14)の代わりに式(20)に基づいて補間画素信号R^2を生成する。
R^2={R1×(G^2−G^1)+R3×(G^2−G^3)}/(G^1−G^3) …(20)
R,B補間部70による式(20)に基づく補間画素信号R^2の生成は、第1〜第3のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、第1〜第3のR画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、Rの補間画素信号を生成することを意味する。
以上のように、G補間部40及びR,B補間部70は、基準とする画素信号の変化のパターンがケース2であるとき、式(15)〜(20)に示すAACPI法で追加された補間方法を採用する。
これによって、本実施形態においては、基準とする色の画素信号における画像のエッジと補間画素を生成しようとしている色の画素信号における画像のエッジとが不整合となることを防止することができる。よって、本実施形態によれば、画質劣化を招きにくくすることができる。
次に、G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60におけるより好ましい構成について説明する。
本来であればケース2と考えるべき画素レベルの変化を示す画素信号であっても、ノイズが重畳することによってケース1であると判定される場合が起こり得る。そこで、誤判定を低減させるために、次のように構成することが好ましい。
ここでは、図7の(b)のように、基準とする画素信号がG^1,G2,G^3と並んでいる場合を例にして説明する。補間画素信号G^1と補間画素信号G^3とのうち大なる方を補間画素信号G^x、小なる方を補間画素信号G^yとする。所定の閾値をTh1とする。閾値Th1はノイズのレベルよりも十分大きい値とする。
R,B補間方法選択部60は、図15の(a)〜(d)を用いて説明したケース1,2の判定方法による判定結果にかかわらず、式(21)または式(22)を満たすときケース1であると判定し、式(21),(22)のいずれも満たさないときケース2であると判定する。
G2>G^x+Th1 …(21)
G2<G^y−Th1 …(22)
G補間方法選択部30が用いるR,Bの画素信号を含めて一般化して説明する。G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60は、基準とする3画素分の画素信号のうち、中央に位置する画素信号が、中央に位置する画素信号を挟む左右,上下,斜めのいずれかの方向の両隣の画素信号のうち、大きい方の画素信号に閾値Th1を加算した値より大きい第1の条件を満たすとき、ケース1であると判定する。
また、G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60は、中央に位置する画素信号が、左右,上下,斜めのいずれかの方向の両隣の画素信号のうち、小さい方の画素信号より閾値Th1を減算した値より小さい第2の条件を満たすとき、ケース1であると判定する。
G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60は、第1及び第2の条件のいずれも満たさないときケース2であると判定する。
さらに、図16を用いて、G補間部40及びR,B補間部70におけるより好ましい構成について説明する。
図16は、G補間部40及びR,B補間部70以外の部分を省略して図示している。より好ましい構成例においては、G補間部40とR,B補間部70は、それぞれ、基準となる画素信号の波形形状を補正する基準画素信号波形形状補正部41,71を備える。
両隣の画素信号のうちの一方の画素信号(例えば補間画素信号G^1)から中央に位置する画素信号(例えば画素信号G2)への変化と、中央に位置する画素信号から両隣の画素信号のうちのもう一方の画素信号(例えば補間画素信号G^3)への変化のそれぞれの変化量が小さい場合には、ノイズの影響によって不正確な変化比となる場合がある。
そこで、基準画素信号波形形状補正部41は、正確な変化比が得られるように、所定のオフセット値Ofsを設定する。基準画素信号波形形状補正部41は、第1のR,B画素信号と記第2のR,B画素信号との差分と、第2のR,B画素信号と第3のR,B画素信号との差分とのそれぞれにオフセット値Ofsを加算して、第1〜第3のR,Bの画素信号の波形形状を補正する。
G補間部40は、第1〜第3のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ補正した形状と、第1〜第3のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、Gの補間画素信号を生成する。
また、基準画素信号波形形状補正部71は、正確な変化比が得られるように、所定のオフセット値Ofsを設定する。基準画素信号波形形状補正部71は、第4のG画素信号と第5のG画素信号との差分と、第5のG画素信号と第6のG画素信号との差分とのそれぞれにオフセット値Ofsを加算して、第1〜第3のGの画素信号の波形形状を補正する。
R,B補間部70は、第1〜第3のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ補正した形状と、第1〜第3のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、R,Bの補間画素信号を生成する。
具体的には、G補間部40は式(15),(16)の代わりに次の式(23),(24)を用いてGの補間画素信号を生成する。R,B補間部70は、式(17)〜(20)の代わりに、次の式(25)〜(28)を用いてR,Bの補間画素信号を生成する。
G^2=[G1×{Abs(R2−R0)+Ofs}+G3×{Abs(R2−R4)+Ofs}]/{Abs(R2−R0)+Abs(R2−R4)+2×Ofs} …(23)
G^2=[G1×{Abs(B2−B0)+Ofs}+G3×{Abs(B2−B4)+Ofs}]/{Abs(B2−B0)+Abs(B2−B4)+2×Ofs} …(24)
R^2=[R1×{Abs(G2−G^1)+Ofs}+R3×{Abs(G2−G^3)+Ofs}]/{Abs(G2−G^1)+Abs(G2−G^3)+2×Ofs} …(25)
B^2=[B1×{Abs(G2−G^1)+Ofs}+B3×{Abs(G2−G^3)+Ofs}]/{Abs(G2−G^1)+Abs(G2−G^3)+2×Ofs} …(26)
B^2=[B1×{Abs(G^2−G^1)+Ofs}+B3×{Abs(G^2−G^3)+Ofs}]/{Abs(G^2−G^1)+Abs(G^2−G^3)+2×Ofs} …(27)
R^2=[R1×{Abs(G^2−G^1)+Ofs}+R3×{Abs(G^2−G^3)+Ofs}]/{Abs(G^2−G^1)+Abs(G^2−G^3)+2×Ofs} …(28)
式(23)〜(28)によれば、両隣の画素信号のうちの一方の画素信号から中央に位置する画素信号への変化と、中央に位置する画素信号から両隣の画素信号のうちのもう一方の画素信号への変化のそれぞれの変化量が小さいときには、線形補間に近い補間処理となる。変化量がオフセット値Ofsより十分大きい場合には、ほぼ式(15)〜(20)による補間処理と同等となる。
G補間部40及びR,B補間部70が式(23)〜(28)を用いて補間画素信号を生成すると、基準とする連続した3つの画素信号の変化量が小さい場合でも、ノイズによる悪影響を回避することが可能となる。
G補間部40,R,B補間部70が基準画素信号波形形状補正部41,71を備え、式(23)〜(28)を用いて補間画素信号を生成する構成は、G補間方法選択部30及びR,B補間方法選択部60におけるケース1,2の判定方法とは関係なく採用することができる。
本発明者は、ベイヤ配列のカラーフィルタを備えた撮像素子を搭載した撮像装置で種々の画像を撮像して、本実施形態によってR,G,Bの画素信号に対してデモザイク処理を実施して効果を検証した。ACPI法による補間処理における解像度が良好で、擬似カラーが少ないという特長を維持しながら、補色関係にある2色が隣接するエッジを含むような画像であっても、擬似ノイズ、斜めエッジのジャギが少ない高画質の補間画像を得ることができることが確かめられた。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
30 G補間方法選択部(第1の判定部)
40 G補間部
41,71 基準画素信号波形形状補正部
60 R,B補間方法選択部(第2の判定部)
70 R,B補間部

Claims (4)

  1. ベイヤ配列のカラーフィルタを備えた撮像素子より出力されたR,G,Bの画素信号におけるGの画素信号が存在していないRまたはBの画素信号の画素位置に、Gの補間画素信号を生成するための基準となるRまたはBの画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第1〜第3のR,B画素信号としたとき、前記第1のR,B画素信号から前記第2のR,B画素信号へと増加し、前記第2のR,B画素信号から前記第3のR,B画素信号へと減少するか、前記第1のR,B画素信号から前記第2のR,B画素信号へと減少し、前記第2のR,B画素信号から前記第3のR,B画素信号へと増加する第1のケースであるか、前記第1〜第3のR,B画素信号が単調増加するか単調減少する第2のケースであるかを判定する第1の判定部と、
    前記Gの補間画素信号と、前記Gの補間画素信号を挟む2画素分のGの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第1〜第3のG画素信号としたとき、前記第1の判定部によって前記第1のケースであると判定されたときには、前記第1のR,B画素信号と前記第3のR,B画素信号との平均値と前記第2のR,B画素信号との差分に、前記第1のR,B画素信号と前記第3のR,B画素信号との距離に対する前記第1のG画素信号と前記第3のG画素信号との距離の比を乗じた値を、前記第1のG画素信号と前記第3のG画素信号との平均値に加算することによって前記Gの補間画素信号を生成し、前記第1の判定部によって前記第2のケースであると判定されたときには、前記第1〜第3のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、前記第1〜第3のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、前記Gの補間画素信号を生成するG補間部と、
    前記撮像素子より出力されたR,G,Bの画素信号におけるR及びBの画素信号が存在していないGの画素信号の画素位置と、Bの画素信号が存在していないRの画素信号の画素位置と、Rの画素信号が存在していないBの画素信号の画素位置とのそれぞれに、RまたはBの補間画素信号を生成するための基準となるGの画素信号またはGの補間画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のG画素信号としたとき、前記第4のG画素信号から前記第5のG画素信号へと増加し、前記第5のG画素信号から前記第6のG画素信号へと減少するか、前記第4のG画素信号から前記第5のG画素信号へと減少し、前記第5のG画素信号から前記第6のG画素信号へと増加する前記第1のケースであるか、前記第4〜第6のG画素信号が単調増加するか単調減少する前記第2のケースであるかを判定する第2の判定部と、
    前記RまたはBの補間画素信号と、前記RまたはBの補間画素信号を挟む2画素分のRまたはBの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のR,B画素信号としたとき、前記第2の判定部によって前記第1のケースであると判定されたときには、前記第4のG画素信号と前記第6のG画素信号との平均値と前記第5のG画素信号との差分を、前記第4のR,B画素信号と前記第6のR,B画素信号との平均値に加算することによって前記RまたはBの補間画素信号を生成し、前記第2の判定部によって前記第2のケースであると判定されたときには、前記第4〜第6のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、前記第4〜第6のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、前記RまたはBの補間画素信号を生成するR,B補間部と、
    を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 前記第1の判定部は、前記第2のR,B画素信号が、前記第1のR,B画素信号と前記第3のR,B画素信号とのうちの大きい方の画素信号に所定の閾値を加算した値より大きい第1の条件を満たすか、前記第2のR,B画素信号が、前記第1のR,B画素信号と前記第3のR,B画素信号とのうちの小さい方の画素信号より前記所定の閾値を減算した値より小さい第2の条件を満たすとき、前記第1のケースであると判定し、前記第1の条件と前記第2の条件とのいずれも満たさないとき、前記第2のケースであると判定し、
    前記第2の判定部は、前記第5のG画素信号が、前記第4のG画素信号と前記第6のG画素信号とのうちの大きい方の画素信号に所定の閾値を加算した値より大きい前記第1の条件を満たすか、前記第5のG画素信号が、前記第4のG画素信号と前記第6のG画素信号とのうちの小さい方の画素信号より前記所定の閾値を減算した値より小さい前記第2の条件を満たすとき、前記第1のケースであると判定し、前記第1の条件と前記第2の条件とのいずれも満たさないとき、前記第2のケースであると判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  3. 前記G補間部は、前記第1のR,B画素信号と前記第2のR,B画素信号との差分と、前記第2のR,B画素信号と前記第3のR,B画素信号との差分とのそれぞれに所定のオフセット値を加算して、前記第1〜第3のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状を補正する第1の波形形状補正部を有し、
    前記G補間部は、前記第1の判定部によって前記第2のケースであると判定されたとき、前記第1の波形形状補正部によって補正された形状と、前記第1〜第3のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、前記Gの補間画素信号を生成し、
    前記R,B補間部は、前記第4のG画素信号と前記第5のG画素信号との差分と、前記第5のG画素信号と前記第6のG画素信号との差分とのそれぞれに所定のオフセット値を加算して、前記第4〜第6のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状を補正する第2の波形形状補正部を有し、
    前記R,B補間部は、前記第2の判定部によって前記第2のケースであると判定されたとき、前記第2の波形形状補正部によって補正された形状と、前記第4〜第6のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、前記RまたはBの補間画素信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の映像信号処理装置。
  4. ベイヤ配列のカラーフィルタを備えた撮像素子より出力されたR,G,Bの画素信号におけるGの画素信号が存在していないRまたはBの画素信号の画素位置に、Gの補間画素信号を生成するための基準となるRまたはBの画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第1〜第3のR,B画素信号としたとき、前記第1のR,B画素信号から前記第2のR,B画素信号へと増加し、前記第2のR,B画素信号から前記第3のR,B画素信号へと減少するか、前記第1のR,B画素信号から前記第2のR,B画素信号へと減少し、前記第2のR,B画素信号から前記第3のR,B画素信号へと増加する第1のケースであるか、前記第1〜第3のR,B画素信号が単調増加するか単調減少する第2のケースであるかを判定し、
    前記Gの補間画素信号と、前記Gの補間画素信号を挟む2画素分のGの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第1〜第3のG画素信号としたとき、前記第1のケースであると判定されたときには、前記第1のR,B画素信号と前記第3のR,B画素信号との平均値と前記第2のR,B画素信号との差分に、前記第1のR,B画素信号と前記第3のR,B画素信号との距離に対する前記第1のG画素信号と前記第3のG画素信号との距離の比を乗じた値を、前記第1のG画素信号と前記第3のG画素信号との平均値に加算することによって前記Gの補間画素信号を生成し、
    前記第2のケースであると判定されたときには、前記第1〜第3のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、前記第1〜第3のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、前記Gの補間画素信号を生成し、
    前記撮像素子より出力されたR,G,Bの画素信号におけるR及びBの画素信号が存在していないGの画素信号の画素位置と、Bの画素信号が存在していないRの画素信号の画素位置と、Rの画素信号が存在していないBの画素信号の画素位置とのそれぞれに、RまたはBの補間画素信号を生成するための基準となるGの画素信号またはGの補間画素信号における3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のG画素信号としたとき、前記第4のG画素信号から前記第5のG画素信号へと増加し、前記第5のG画素信号から前記第6のG画素信号へと減少するか、前記第4のG画素信号から前記第5のG画素信号へと減少し、前記第5のG画素信号から前記第6のG画素信号へと増加する前記第1のケースであるか、前記第4〜第6のG画素信号が単調増加するか単調減少する前記第2のケースであるかを判定し、
    前記RまたはBの補間画素信号と、前記RまたはBの補間画素信号を挟む2画素分のRまたはBの画素信号との3画素分の画素信号を時系列の順に第4〜第6のR,B画素信号としたとき、前記第1のケースであると判定されたときには、前記第4のG画素信号と前記第6のG画素信号との平均値と前記第5のG画素信号との差分を、前記第4のR,B画素信号と前記第6のR,B画素信号との平均値に加算することによって前記RまたはBの補間画素信号を生成し、
    前記第2のケースであると判定されたときには、前記第4〜第6のG画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状と、前記第4〜第6のR,B画素信号それぞれの画素位置を結ぶ形状とが相似形となるように、前記RまたはBの補間画素信号を生成する
    ことを特徴とする映像信号処理方法。
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