JP2014232347A - 文字入力装置および携帯端末装置 - Google Patents

文字入力装置および携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014232347A
JP2014232347A JP2013111637A JP2013111637A JP2014232347A JP 2014232347 A JP2014232347 A JP 2014232347A JP 2013111637 A JP2013111637 A JP 2013111637A JP 2013111637 A JP2013111637 A JP 2013111637A JP 2014232347 A JP2014232347 A JP 2014232347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
input
contact position
area
touch panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013111637A
Other languages
English (en)
Inventor
智子 村河
Tomoko Murakawa
智子 村河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2013111637A priority Critical patent/JP2014232347A/ja
Publication of JP2014232347A publication Critical patent/JP2014232347A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Character Discrimination (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】簡単な操作で手書きによる文字の入力を行うことが可能な文字入力装置および携帯端末装置を提供する。【解決手段】タッチパネルによって1つの接触位置Lが検知され、該接触位置の検知が継続した状態で2つ目の接触位置Rが検知されると、動作モードを手書き文字入力モードに切替える。手書き文字入力モードでは、2つ目の接触位置を領域内に含むように手書き入力領域42を設定し、2つ目の接触位置の軌跡に基づく文字認識を行う。表示部には、文字認識部の認識結果43を表示させる。【選択図】図3

Description

本発明は、タッチパネルを備え、手書きによる文字入力を行う文字入力装置および携帯端末装置に関する。
タッチパネルなどの入力インターフェイスや、大容量かつ小型化された記録メディアの開発が進み、無線通信技術の向上、無線通信設備の整備などにより、スマートフォンやタブレットPC(パーソナルコンピュータ)などの携帯端末装置によって実現できる機能が大幅に向上し、普及率も高いものとなっている。
特にタッチパネルは、表示パネルとの組合せにより入力インターフェイスとして、従来のキーボードやマウスなどに比べて極めて汎用性が高いことから、携帯端末装置のみならず、あらゆる産業分野の入力デバイスとして利用されている。
タッチペンやスタイラス、手の指などによってタッチパネルをなぞって文字や図形を入力する手書き入力などの直感的な入力操作が可能であるので、単にソフトキーを押下することによるハードキーからの置き換えではなく、新たな入力デバイスとして日々改良されている。
特許文献1記載の情報処理装置は、手書きアプリを起動させた状態でタッチパネルを指でなぞると、指が接触した軌跡が半透明で軌跡ストロークとして表示されるとともに、この軌跡ストロークとは、サイズが異なる入力ストロークが表示される。ユーザは、表示される入力ストロークを確認しながら表示面を大きく使って手書き入力を行うことができる。
特開2010−218286号公報
上記のように手書き入力は、簡単な操作で文字の入力ができるので、使い勝手が良いが、手書き文字を認識するためには、ペンや指の接触が、ソフトキーの押下やダブルタップ、フリックなどの特定の操作入力のために接触したのか、文字を入力するために接触したのかを明確に区別しなければならない。この区別は、たとえば、文字の入力モードとなったときに、タッチパネルの特定の領域を手書き入力領域として設定し、手書き入力領域に接触があったときは、その軌跡を取得して文字を認識し、手書き入力領域以外に接触があったときは、操作入力として操作内容を認識して処理を行うようにすればよい。
すなわち、手書き入力によって文字入力を行うには、手書きする領域がタッチパネルのうちの一部の領域に制限されてしまう。手書き入力を行いながら他の操作も可能にしようとすると、入力された文字の認識結果を表示するための領域やソフトキーを表示するための領域なども同時に設けなければいけないので、手書き入力領域が狭くなってしまう。
手書き入力領域が狭くなると手書きするのが難しくなり、また文字の誤認識も増加してしまう。
特許文献1記載の情報処理装置は、手書き入力領域を大きくすることができるが、これは、手書きアプリを起動させ、手書き入力のみに装置の処理を特化させた状態であるから実現できるのであって、たとえば、検索キーの入力やメモ書きのテキスト入力などに直接用いることはできない。
本発明の目的は、簡単な操作で手書きによる文字の入力を行うことが可能な文字入力装置および携帯端末装置を提供することである。
本発明は、画像を表示する表示画面を有する表示部と、
前記表示画面に重ねて設けられるタッチパネルであって、該タッチパネルへの物体の2以上の接触位置を同時に検知することが可能なタッチパネルと、
前記タッチパネルに手書き入力領域を設定する領域設定部と、
前記タッチパネルによって連続的に検知される接触位置が、前記領域設定部によって設定される手書き入力領域の領域内であれば、該連続的に検知される接触位置の軌跡を検出し、該軌跡に基づく文字認識を行う文字認識部と、
前記文字認識部で認識された文字の入力が可能となる動作モードである手書文字入力モードと、該手書文字入力モード以外の動作モードとを切替える切替部と、
前記手書き文字入力モード以外の動作モードで動作しているときに、前記タッチパネルによって1つの接触位置が検知され、該接触位置の検知が継続した状態で2つ目の接触位置が検知されると、前記切替部に、動作モードを手書き文字入力モードに切替えさせ、前記領域設定部に、前記2つ目の接触位置を領域内に含むように手書き入力領域を設定させ、前記文字認識部に、該手書き入力領域の設定後に、前記2つ目の接触位置を始点とする連続的に検知される接触位置の軌跡を検出させ、検出された前記2つ目の接触位置の軌跡に基づく文字認識を行わせ、前記表示部に、前記文字認識部の認識結果を表示させる制御部と、を有することを特徴とする文字入力装置である。
また本発明は、前記文字認識部による認識結果は、複数の候補文字を含み、
前記制御部は、前記表示部に、前記複数の候補文字をユーザが選択可能に表示させ、ユーザがいずれか1つの候補文字を選択すると、選択された候補文字を入力文字として確定することを特徴とする。
また本発明は、前記制御部は、前記手書き入力領域が設定されると、設定された手書き入力領域の大きさに応じて、前記表示部に表示される画像を変更することを特徴とする。
また本発明は、上記の文字入力装置を備えることを特徴とする携帯端末装置である。
本発明によれば、タッチパネルによって1つの接触位置が検知され、該接触位置の検知が継続した状態で2つ目の接触位置が検知されると、切替部が動作モードを手書き文字入力モードに切替える。領域設定部は、2つ目の接触位置を領域内に含むように手書き入力領域を設定し、文字認識部は、2つ目の接触位置を始点とする軌跡に基づく文字認識を行う。表示部は、文字認識部の認識結果が表示される。
このように、2つ目の接触位置が検出されると手書き文字入力モードに遷移するとともに2つ目の接触位置を始点とする軌跡に基づいて文字認識を行うので、モードを遷移させる操作と手書き操作とが連続する。これにより、手書き文字入力モードへ遷移させるときに、手書き文字入力アプリケーションを起動するなどの操作が不要になり、簡単な操作で手書きによる文字の入力を行うことが可能となる。
また本発明によれば、表示部に、前記複数の候補文字をユーザが選択可能に表示させ、ユーザがいずれか1つの候補文字を選択すると、選択された候補文字を入力文字として確定する。候補が複数表示されるので、ユーザが入力したい文字を確実に入力することができる。
また本発明によれば、前記制御部は、前記手書き入力領域が設定されると、設定された手書き入力領域の大きさに応じて、前記表示部に表示される画像を変更する。
変更された画像を見てユーザは、設定された手書き入力領域の大きさを認識することができる。
また本発明によれば、上記の文字入力装置を備えることにより、簡単な操作で手書き文字の入力を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る携帯端末装置10を示す外観図である。 携帯端末装置10の概略的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態における割り込み入力処理を実行しているときの携帯端末装置10の動作を説明するための図である。 第2実施形態における割り込み入力処理を実行しているときの携帯端末装置10の動作を説明するための図である。 割り込み入力処理を示すフローチャートである。 割り込み入力処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末装置10を示す外観図である。本実施形態では、携帯端末装置として、携帯電話装置を例に挙げて説明するが、本発明の適用対象は、携帯電話装置に限定されるものではなく、タッチパネルを備え、手書きによる文字入力が可能な携帯端末装置であれば、たとえば、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレーヤ、ポータブルナビゲーション装置、携帯ゲーム機、ゲーム機のコントローラなどに対しても本発明は適用可能である。
携帯端末装置10は、いわゆるスマートフォンとして構成された携帯電話装置であり、その正面部には、画像が表示される表示面を有する表示部11が設けられるとともに、複数の操作キー12が設けられている。
図2は、携帯端末装置10の概略的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、携帯端末装置10は、表示部11と、操作キー12と、タッチパネル13と、通信部14と、マイクロホン15と、スピーカ16と、音声処理部17と、記憶部18と、主制御部19とを含んで構成される。
表示部11は、たとえば液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの既存の薄型表示パネルで構成され、画像データに応じた画像を表示面に表示させる。
タッチパネル13は、タッチパネル13の接触面に対してユーザの手指やタッチペン、スタイラスなどの物体が接触した接触位置を検知し、たとえば、予め接触面上に設定された座標系における座標位置を出力する。タッチパネル13から出力される座標位置は、主制御部19へ与えられる。
タッチパネル13は、接触面に対して同時に複数の位置に物体が接触した場合であってもそれぞれの接触位置を検知することが可能に構成された、いわゆるマルチタッチ方式のタッチパネルである。接触位置が2箇所の場合は、2つの座標位置が同時にタッチパネル13から出力される。
タッチパネル13によって接触位置の座標位置が出力されると、主制御部19の操作認識機能に基づいて、タッチパネル13に対するタッチ操作が認識される。認識されるタッチ操作には、たとえばシングルタップ、ダブルタップ、フリック、ドラッグ、ロングプレス、ピンチインおよびピンチアウトなどが含まれる。
主制御部19は、出力される座標位置の変化および時間間隔に基づいて各タッチ操作を認識する。たとえば、座標位置が変化せず、接触してから離れるまでの時間が所定時間内であればシングルタップと認識し、座標位置が変化せず、接触してから離れるまでの時間が所定時間を超えるとロングプレスと認識する。主制御部19は、その他の操作も含めて公知の認識方法でタッチ操作の内容を認識することができる。
通信部14は、通信用アンテナおよび通信制御部を備え、近距離無線通信および遠距離無線通信を行うことができる。近距離無線通信は、たとえば、赤外線信号を用いた通信であってもよく、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)およびZigbee(登録商標)などの無線通信規格に基づく電波を用いた通信であってもよい。
遠距離無線通信は、移動体通信のセルラーネットワークの基地局との間でCDMA(Code Division Multiple Access)等の方式による無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信およびデータ通信を行う。
携帯端末装置10が音声通話用に使用される場合には、マイクロホン15から入力された音声は、音声処理部17によってデジタル信号に変換され、該デジタル信号が通信制御部を経て、通信用アンテナから電波信号として移動体通信網に送信される。逆に、音声通話の相手先端末装置から電波信号として移動体通信網に送信された音声データは、通信用アンテナで受信され、通信制御部を経ることによりデジタル信号に変換され、該デジタル信号は音声処理部17でアナログ電気信号に変換され、最終的にスピーカ16から音声として出力される。
記憶部18には、主制御部19での処理に利用されるソフトウェアやデータが保存され、たとえばフラッシュメモリによって実現される。記憶部18は、具体的には、メールアプリケーション(電子メール機能)を実現するためのメールプログラム31、ブラウザアプリケーション(WEBブラウジング機能)を実現するためのブラウザプログラム32、電話帳アプリケーション(電話帳機能)を実現するための電話帳プログラム33、音楽再生アプリケーション(音楽再生機能)を実現するための音楽再生プログラム34、および手書きによる文字の割込み入力アプリケーションを実現するための割込み入力プログラム35などを記憶している。また、記憶部18には、電話通信機能など携帯端末装置10の基本的な機能を実現するプログラムも記憶されている。
なお、上記の各種プログラムは一例であって、記憶部18には、その他に各種アプリケーションを実現するためのプログラムが記憶されていてもよい。
また、記憶部18には、各アプリケーションの実行時に必要なデータが記憶され、たとえば電話帳アプリケーション実行時に必要なデータとして、連絡先の名称と電話番号、電子メールアドレスなどのデータが関連付けて登録された電話帳データ36が記憶され、音楽再生アプリケーション実行時に必要なデータとして、曲名、アーティスト名、アルバム名、音楽データなどが関連付けて登録された音楽リストデータ37が記憶される。
タッチパネル13に対する手書き文字の入力は、割り込み入力アプリケーションによって実現され、接触位置の軌跡を検出し、検出した軌跡に基づいて文字を認識する。認識した文字がユーザから入力された文字とし、他のアプリケーションに渡される。たとえば、電話帳アプリケーションにおいて連絡先を検索するための検索キー、メールアプリケーションにおいて、タイトルやメール本文に記載する文字列などを手書きで入力することができる。
主制御部19は、携帯端末装置10の全体的な動作を統括的に制御する処理部であり、たとえばCPU(Central Processing Unit)によって実現される。すなわち、主制御部19は、携帯端末装置10の各種の処理が、タッチパネル13および操作キー12に対する操作、ならびに携帯端末装置10の記憶部18に記憶されるプログラムに応じて適切な手順で実行されるように、表示部11および通信部14などの動作を制御する。
次に、携帯端末装置10における手書き文字の入力処理について説明する。以下に示す例では、電話帳アプリケーションが起動している状態で、連索先を検索するための検索キー(文字列)を手書きによって入力するものである。
図3は、第1実施形態における割り込み入力処理を実行しているときの携帯端末装置10の動作を説明するための図である。
図3(a)は、電話帳アプリケーションが起動している状態の画面例である。電話帳アプリケーションは、ホーム画面に表示される、電話帳プログラム33を起動するためのアイコンが、ユーザによってタップ操作されることによって、主制御部19が電話帳プログラム33を実行することで起動される。電話帳アプリケーションの検索機能では、連絡先として登録されている名称を検索キーとすることができる。
図に示す例では、連絡先の名称の姓を検索キーとするために、姓の入力ボックス40をユーザがタップするなどしてフォーカス(選択)し、入力ボックスに文字が入力可能な文字入力モードに移行する。
文字入力モードでは、たとえば、キーパッド41が表示され、キーパッド41に配列された各ソフトキーをタップすることで、文字を入力することができる。本実施形態では、文字入力モードに移行後、タッチパネル13にタッチペンやユーザの手指など(以下では、単に「手指など」という)が接触し、その1つ目の接触位置の検知が維持された状態で、手指などによる2つ目の接触位置が検知されると、手書き文字を入力可能な手書き文字入力モードに遷移する。手書き文字入力モードとは、タッチパネル13に特定の領域(手書き入力領域)を設定し、手書き入力領域内で検知された接触位置は、操作入力のためのものとは認識せず、その軌跡を検出し、検出した軌跡に基づいて文字認識を行うものであり、文字入力モードの下位の動作モードである。
図3(b)に示す例では、ユーザが、携帯端末装置10を把持した左手Lの親指でタッチパネル13に接触し、左手親指の接触を維持したまま、図3(c)に示すように、右手Rの人差し指でタッチパネル13に接触する。
文字入力モードでは、キーパッド41による文字入力も手書きによる文字入力も可能であるが、文字入力モードで同時に2つの接触位置がタッチパネル13によって検知されると、手書き文字入力モードに遷移する。
手書き文字入力モードへの遷移時には、接触位置の軌跡を検出すべき領域を手書き入力領域として設定する。図3(d)に示すように、手書き入力領域42は、2つ目の接触位置を含むような領域であって、タッチパネル13が接触位置を検知する有効面積のおおよそ80%〜90%の比較的広い面積の領域を設定する。残余の領域については、候補文字を表示するための表示領域など少なくとも手書き入力に必要な表示を行うための領域として用いられる。
タッチパネル13に手書き入力領域42を設定するとともに、キーパッド41の表示を消去し、文字認識の認識結果である候補文字を表示する認識結果表示領域43を表示する。認識結果表示領域43には、手書き入力領域42内で手書きされた文字が認識され、その認識結果である複数の候補文字が表示される領域である。
候補文字は、予め登録されている文字の中から、手書き入力領域42内で検出された2つ目の接触位置を始点とする軌跡との一致度が高い順に決定される。一致度の算出や候補文字の決定および表示などは、既存の文字認識技術によって実現可能であり、軌跡の途中でも予測によって認識したり、これまでの認識結果の履歴に基づいて認識したりすることもできる。
認識結果表示領域43は、手書き入力領域42との境界を有するように、手書き入力領域42に隣接して表示する。手書き入力領域42が、タッチパネル13の有効面積の全部ではない場合、手書き中に接触位置が手書き入力領域42からはみ出す可能性があり、そのときは軌跡が途切れて文字が正しく認識されなくなる。手書き入力領域42内に軌跡が納まるようにするために、手書き入力領域42の大きさをユーザに知らしめることは重要である。手書き入力領域42の大きさを知らしめるために、手書き入力領域42全体を一色で塗潰すことなどが考えられるが、塗潰した領域に表示されていた画像が隠れることにより、却って使い勝手が悪くなってしまう。
本実施形態では、上記のように、認識結果表示領域43を手書き入力領域42に隣接させて表示させることで、認識結果表示領域43に輪郭線が手書き入力領域42との境界となり、たとえば、図3(d)では、認識結果表示領域43よりも画面上部側の領域が手書き入力領域42であることをユーザに知らしめることができる。手書き入力領域42には、電話帳アプリケーションが本来表示すべき内容、すなわち検索キーの入力ボックス、電話帳に登録された情報の一部などの表示が継続される。特に、手書き文字入力モード遷移したときにキーパッド41の表示を消去したことで、キーパッド41による文字入力時よりも、電話帳アプリケーションが表示すべき内容をより多く表示することができる。
ユーザが手指などをタッチパネル13上で動かして文字を入力すると、文字認識処理によって候補文字が決定され、認識結果表示領域43に表示される。図3(e)に示す例では、ユーザが「手書き」と入力しようとして、軌跡が「き」の途中まで進んだ状態で、入力を予測して、「手書き」および「手書キ」を候補文字として認識結果表示領域43に表示させる。このとき、ユーザが手指などでタッチパネル13をなぞった接触位置の軌跡を、たとえば線太さの太い自由曲線などによって、現在表示している画像(本例では電話帳アプリケーションの画像)に重ねて表示する。
ユーザは、入力したい文字を最後まで手書してから、認識結果表示領域43に表示された候補文字に自分が入力したい文字が表示されていれば、該当する文字をタップするなどして選択することにより、入力文字を確定させることができる。また、文字認識の予測により、ユーザが最後まで文字を手書きする前に、認識結果表示領域43に表示された候補文字に自分が入力したい文字が表示されていれば、該当する文字をタップするなどして選択することにより、入力文字を確定させることもできる。
ユーザが認識結果表示領域43の候補文字から1つの候補文字を選んで入力文字を確定すると、アプリケーション画像に重ねて表示していた軌跡を消去するとともに、選択していた入力ボックスに確定した文字を表示する。ユーザが図3(e)で認識結果表示領域43に表示されている「手書き」の文字をタップすると、「手書き」が入力文字として確定し、確定した「手書き」の文字が図3(f)に示すように入力ボックス40に表示される。
入力文字が確定されるまでは、手書き文字入力モードを維持するために、1つ目の接触位置の検知が継続、すなわち携帯端末装置10を把持した左手Lの親指がタッチパネル13に接触したままである。そして、入力文字が確定したのち、1つ目の接触位置が検知されなくなる、すなわち携帯端末装置10を把持した左手Lの親指がタッチパネル13から離れると、手書き文字入力モードを終了する。手書き文字を続けて入力したい場合には、1つの入力文字を確定したのち、1つ目の接触位置の検知を継続させたまま、すなわち携帯端末装置10を把持した左手Lの親指をタッチパネル13に接触させたまま、右手Rの人差し指などでタッチパネル13に接触すると、新たに2つ目の接触位置が検知されたものとして、この2つ目の接触位置を始点とする新たな軌跡を検出し、文字認識などを行い、新たな手書き文字を入力することができる。このように、1つ目の接触位置が検知されなくなるまでは、手書き文字入力モードが継続されるので、2つ目の接触位置を始点とする軌跡の検出、軌跡に基づく文字の認識、入力文字の確定を繰り返して連続的に手書き文字を入力することができる。
検索用の文字が入力されると、電話帳アプリケーションの検索機能を用いて、入力された文字を検索キーとして、登録されている連絡先を検索し、検索結果が表示される。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態の携帯端末装置10について説明する。本実施形態は、第1実施形態と、携帯端末装置の外観およびブロック図などが共通であるので、本実施形態の外観図およびブロック図は省略し、図3に対応する携帯端末装置の動作説明を行う。
図4は、第2実施形態における割り込み入力処理を実行しているときの携帯端末装置10の動作を説明するための図である。
図4(a)は、ブラウザアプリケーションが起動している状態の画面例である。ブラウザアプリケーションは、ホーム画面に表示される、ブラウザプログラム32を起動するためのアイコンが、ユーザによってタップ操作されることによって、主制御部19がブラウザプログラム32を実行することで起動される。本実施形態では、ブラウザアプリケーションによって検索エンジンによる検索サイトで語句の検索を行う例を説明する。
図に示す例では、検索キーワードを入力するために、キーワードの入力ボックス50をユーザがタップするなどしてフォーカス(選択)し、入力ボックス50に文字が入力可能な文字入力モードに移行する。また、検索サイトには、たとえばサムネイルまたは広告用などの画像51が表示されている。
ユーザが、手書き文字入力モードへ遷移させようとして、まず携帯端末装置10を把持した左手Lの親指でタッチパネル13に接触し、左手親指の接触を維持する。しかしながら、1つ目の接触位置の検知では、文字入力モードには遷移しないので、操作入力と認識される。左手Lの親指で画像51に対応する位置の接触を維持すると、画像51に対するロングプレス(長押し)が入力されたものとして、図4(b)に示すように、画像51に対して行う処理内容の候補を表示するポップアップウィンドウ52が表示されることになる。ポップアップウィンドウ52には、たとえば、「画像を保存する」「画像を共有する」「画像をコピーする」などの処理内容の候補が表示される。
ここで、図4(c)に示すように、左手Lの親指による接触を継続したままで、さらに右手Rの人差し指でタッチパネル13に接触する。2つ目の接触位置がタッチパネル13によって検知されると、画像51に対する処理の実行がキャンセルされて、ポップアップウィンドウ52が消去される。画像51への処理の実行がキャンセルされると、手書き文字モードに遷移する。
手書き文字入力モードへの遷移時には、手書き入力領域が設定される。図4(d)に示すように、手書き入力領域53は、2つ目の接触位置を含むような領域であって、タッチパネル13が接触位置を検知する有効面積のおおよそ80%〜90%の比較的広い面積の領域を設定する。
タッチパネル13に手書き入力領域53を設定するとともに、文字認識の認識結果である候補文字を表示する認識結果表示領域54を表示する。
ユーザが手指などをタッチパネル13上で動かして文字を入力すると、文字認識処理によって候補文字が決定され、認識結果表示領域54に表示される。図4(e)に示す例では、ユーザが「android」と入力しようとして、軌跡が「andro」まで進んだ状態で、入力を予測して、「andro」および「android」を候補文字として認識結果表示領域54に表示させる。
ユーザが認識結果表示領域54の候補文字から1つの候補文字を選んで入力文字を確定すると、選択していた入力ボックスに確定した文字が表示される。ユーザが図4(e)で認識結果表示領域54に表示されている「android」の文字をタップすると、「android」が入力文字として確定し、確定した「android」の文字が図4(f)に示すように検索キーワードの入力ボックス50に表示される。
検索キーワードが入力されると、ブラウザアプリケーションの通信機能を用いて、検索サイトへ検索キーワードを送信し、検索サイトから検索結果を受信して表示する。
図5Aおよび図5Bは、割り込み入力処理を示すフローチャートである。本フローチャートは、検索キーワードやテキストの入力箇所が選択されて文字入力モードに移行したときに開始される。
ステップS1では、タッチパネル13によって1つ目の接触位置が検知されたかどうかを判断し、検知されればステップS2に進み、検知されなければ検知されるまで待機する。ステップS2では、検知された1つ目の接触位置に、ロングプレス(長押し)操作に反応する部品が配置されているかどうかを判断する。ロングプレスに反応する部品としては、たとえば画像やハイパーリンクされたテキスト、各種ソフトキーなどである。反応する部品が配置されていれば、ステップS3に進み、配置されている部品に対してロングプレスに対応する処理を実行する。ロングプレスに対応する処理の多くはポップアップウィンドウの表示である。ロングプレスに反応する部品が配置されていなければ、ステップS4に進む。
ステップS4では、1つ目の接触位置の検知が継続した状態で2つ目の接触位置が検知されたかどうかを判断する。2つ目の接触位置が検知されるとステップS5に進み、検知されないとステップS2に戻る。ステップS5では、ステップS3でロングプレスに対応する処理があれば、これをキャンセルし、ステップS6に進む。
ステップS6では、2つ目の接触位置が検知された時点で、すでに手書き文字入力モードであったかどうかを判断し、すでに手書き文字入力モードであればステップS8に進み、手書き文字入力モードでなければ、ステップS7で動作モードを手書き文字入力モードへ切り替える。
ステップS8では、手書き入力領域を設定し、設定した手書き入力領域内の2つ目の接触位置の軌跡を検出して、軌跡に基づく文字認識処理を実行する。
ステップS9では、文字認識処理の結果として複数の候補文字を決定して、これを認識結果表示領域に表示する。ユーザによって認識表示領域に表示された候補文字から1つが選択されると、選択された文字を入力文字として確定し、1つ目の接触位置が離れる。
1つ目の接触位置が離れると、手書き文字入力モードを終了するが、ステップS11で、この処理が実行されるより前に、すでに手書き文字入力モードであったかどうかを判断し、手書き入力モードでなかった場合には、ステップS12で手書き文字入力モードを終了する。手書き文字入力モードであった場合には、ステップS13で手書き文字入力モードに戻る。
本処理実行前にすでに手書き文字入力モードであったかどうかは、ステップS6で判断した結果を、記憶部18の処理条件データ38に記憶しておけばよい。
10 携帯端末装置
11 表示部
12 操作キー
13 タッチパネル
14 通信部
15 マイクロホン
16 スピーカ
17 音声処理部
18 記憶部
19 主制御部
31 メールプログラム
32 ブラウザプログラム
33 電話帳プログラム
34 音楽再生プログラム
35 割込み入力プログラム
36 電話帳データ
37 音楽リストデータ
38 処理条件データ
40 入力ボックス
41 キーパッド
42 手書き入力領域
43 認識結果表示領域
50 入力ボックス
51 画像
52 ポップアップウィンドウ
53 手書き入力領域
54 認識結果表示領域

Claims (4)

  1. 画像を表示する表示画面を有する表示部と、
    前記表示画面に重ねて設けられるタッチパネルであって、該タッチパネルへの物体の2以上の接触位置を同時に検知することが可能なタッチパネルと、
    前記タッチパネルに手書き入力領域を設定する領域設定部と、
    前記タッチパネルによって連続的に検知される接触位置が、前記領域設定部によって設定される手書き入力領域の領域内であれば、該連続的に検知される接触位置の軌跡を検出し、該軌跡に基づく文字認識を行う文字認識部と、
    前記文字認識部で認識された文字の入力が可能となる動作モードである手書文字入力モードと、該手書文字入力モード以外の動作モードとを切替える切替部と、
    前記手書き文字入力モード以外の動作モードで動作しているときに、前記タッチパネルによって1つの接触位置が検知され、該接触位置の検知が継続した状態で2つ目の接触位置が検知されると、前記切替部に、動作モードを手書き文字入力モードに切替えさせ、前記領域設定部に、前記2つ目の接触位置を領域内に含むように手書き入力領域を設定させ、前記文字認識部に、該手書き入力領域の設定後に、前記2つ目の接触位置を始点とする連続的に検知される接触位置の軌跡を検出させ、検出された前記2つ目の接触位置の軌跡に基づく文字認識を行わせ、前記表示部に、前記文字認識部の認識結果を表示させる制御部と、を有することを特徴とする文字入力装置。
  2. 前記文字認識部による認識結果は、複数の候補文字を含み、
    前記制御部は、前記表示部に、前記複数の候補文字をユーザが選択可能に表示させ、ユーザがいずれか1つの候補文字を選択すると、選択された候補文字を入力文字として確定することを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  3. 前記制御部は、前記手書き入力領域が設定されると、設定された手書き入力領域の大きさに応じて、前記表示部に表示される画像を変更することを特徴とする請求項1または2記載の文字入力装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つの文字入力装置を備えることを特徴とする携帯端末装置。
JP2013111637A 2013-05-28 2013-05-28 文字入力装置および携帯端末装置 Pending JP2014232347A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013111637A JP2014232347A (ja) 2013-05-28 2013-05-28 文字入力装置および携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013111637A JP2014232347A (ja) 2013-05-28 2013-05-28 文字入力装置および携帯端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014232347A true JP2014232347A (ja) 2014-12-11

Family

ID=52125712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013111637A Pending JP2014232347A (ja) 2013-05-28 2013-05-28 文字入力装置および携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014232347A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016151844A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 シャープ株式会社 表示機器、表示機器を制御するためのプログラム、およびコンピュータ読み取り可能なデータ記録媒体
JP2017199217A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 手書き文字入力装置、画像形成装置及び手書き文字入力方法
JP2018026026A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 認証装置、画像処理装置、認証方法
JP2021170339A (ja) * 2015-03-08 2021-10-28 アップル インコーポレイテッドApple Inc. 視覚及び/又は触覚フィードバックを用いてユーザインタフェースオブジェクトを操作するためのデバイス、方法、及びグラフィカルユーザインタフェース
US11681429B2 (en) 2015-06-07 2023-06-20 Apple Inc. Devices and methods for capturing and interacting with enhanced digital images
US11740785B2 (en) 2015-08-10 2023-08-29 Apple Inc. Devices, methods, and graphical user interfaces for manipulating user interface objects with visual and/or haptic feedback
US11947724B2 (en) 2012-05-09 2024-04-02 Apple Inc. Device, method, and graphical user interface for providing tactile feedback for operations performed in a user interface
US11977726B2 (en) 2015-03-08 2024-05-07 Apple Inc. Devices, methods, and graphical user interfaces for interacting with a control object while dragging another object
CN118094608A (zh) * 2024-04-29 2024-05-28 山东水文印务有限公司 水文数据管理方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11947724B2 (en) 2012-05-09 2024-04-02 Apple Inc. Device, method, and graphical user interface for providing tactile feedback for operations performed in a user interface
JP2016151844A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 シャープ株式会社 表示機器、表示機器を制御するためのプログラム、およびコンピュータ読み取り可能なデータ記録媒体
JP2021170339A (ja) * 2015-03-08 2021-10-28 アップル インコーポレイテッドApple Inc. 視覚及び/又は触覚フィードバックを用いてユーザインタフェースオブジェクトを操作するためのデバイス、方法、及びグラフィカルユーザインタフェース
JP7299270B2 (ja) 2015-03-08 2023-06-27 アップル インコーポレイテッド 視覚及び/又は触覚フィードバックを用いてユーザインタフェースオブジェクトを操作するためのデバイス、方法、及びグラフィカルユーザインタフェース
US11921975B2 (en) 2015-03-08 2024-03-05 Apple Inc. Devices, methods, and graphical user interfaces for manipulating user interface objects with visual and/or haptic feedback
US11977726B2 (en) 2015-03-08 2024-05-07 Apple Inc. Devices, methods, and graphical user interfaces for interacting with a control object while dragging another object
US11681429B2 (en) 2015-06-07 2023-06-20 Apple Inc. Devices and methods for capturing and interacting with enhanced digital images
US11835985B2 (en) 2015-06-07 2023-12-05 Apple Inc. Devices and methods for capturing and interacting with enhanced digital images
US11740785B2 (en) 2015-08-10 2023-08-29 Apple Inc. Devices, methods, and graphical user interfaces for manipulating user interface objects with visual and/or haptic feedback
JP2017199217A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 手書き文字入力装置、画像形成装置及び手書き文字入力方法
JP2018026026A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 認証装置、画像処理装置、認証方法
CN118094608A (zh) * 2024-04-29 2024-05-28 山东水文印务有限公司 水文数据管理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014232347A (ja) 文字入力装置および携帯端末装置
US20200081598A1 (en) Devices, methods, and graphical user interfaces for accessibility using a touch-sensitive surface
CN102281352B (zh) 联系人列表显示方法及终端
US8547347B2 (en) Method for generating multiple windows frames, electronic device thereof, and computer program product using the method
CN108334264B (zh) 在便携式终端中用于提供多点触摸交互的方法和设备
US8633909B2 (en) Information processing apparatus, input operation determination method, and input operation determination program
KR101224588B1 (ko) 멀티포인트 스트록을 감지하기 위한 ui 제공방법 및 이를적용한 멀티미디어 기기
US20180032831A1 (en) Character recognition and character input apparatus using touch screen and method thereof
US9703418B2 (en) Mobile terminal and display control method
JP4886582B2 (ja) 文字入力装置、文字入力用プログラムおよび文字入力方法
US20090207139A1 (en) Apparatus, method and computer program product for manipulating a reference designator listing
US20130263013A1 (en) Touch-Based Method and Apparatus for Sending Information
US20140071049A1 (en) Method and apparatus for providing one-handed user interface in mobile device having touch screen
CN103019577B (zh) 选择对象的方法及装置、控制方法和控制装置
US9298364B2 (en) Mobile electronic device, screen control method, and storage medium strong screen control program
JP5854928B2 (ja) タッチ検出機能を有する電子機器、プログラムおよびタッチ検出機能を有する電子機器の制御方法
JP2013232119A (ja) 入力装置、入力支援方法及びプログラム
KR101412431B1 (ko) 멀티 터치와 탭핑을 결합하여 사용자 명령을 입력하는 방식의 사용자 인터페이스 방법 및 이를 적용한 전자 기기
US20140317569A1 (en) Methods and Devices for Chinese Language Input to a Touch Screen
JP6217274B2 (ja) 携帯端末装置及びプログラム
US20080158151A1 (en) Electronic devices and input methods therefor
WO2020202755A1 (ja) 表示装置
JP2020170347A (ja) 表示装置
JP2014021927A (ja) 電子機器、プログラムおよび記録媒体
AU2012200071B2 (en) Devices, methods, and graphical user interfaces for accessibility using a touch-sensitive surface