JP2014231977A - ガスタービンエンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】1次燃焼場への空気の逆流を防止し、1次燃焼場における燃焼温度の上昇を防止して、NOxの低減を図ることが可能なガスタービンエンジンを提供する。【解決手段】上流側の1次燃焼場3で燃料過濃状態の燃焼を行うと共に、下流側の2次燃焼場4で燃料希薄状態の燃焼を行う燃焼室5を備え、2次燃焼場4の流路より狭い流路を有する絞り部10を、2次燃焼場4の上流側に隣接して配置する。1次燃焼場3を流れる内部流体をより高い流速で2次燃焼場4に流入させることで、1次燃焼場3と2次燃焼場4との間に供給された追加の燃焼用空気の逆流を抑制する。これにより、1次燃焼場3に追加の燃焼用空気が混入することが抑制され、1次燃焼場3でのリッチ燃焼が可能となり、1次燃焼場での温度の上昇を防止して、NOxの発生を抑える。【選択図】図1
Description
本発明は、燃焼室の1次燃焼場の下流に追加の燃焼用空気を供給して、1次燃焼場の下流の2次燃焼場で燃料希薄状態の燃焼を行うガスタービンエンジンに関する。
従来、大気を圧縮機で圧縮し、この圧縮空気を燃焼室内に導入して燃焼室内の燃料を燃焼し、この燃焼室から排出された燃焼ガスを用いてタービンを回転させて機械的動力を得るガスタービンエンジンの燃焼器がある。この燃焼器は、燃焼器ケーシング内の上流側に設けられた1次燃焼室と、燃焼器ケーシング内の下流側に設けられた2次燃焼室とを備えている(例えば特許文献1参照)。
特許文献2に記載のガスタービン燃焼器は、予混合ダクトの下流に連接されて燃焼室を区画するライナーを備えている。このライナー内には、予混合ダクト内で生成された予混合気を燃焼する一次燃焼域が形成され、ライナーの壁体には、燃焼ガスを必要に応じて希釈するための希釈空気を流入させるための希釈孔が設けられている。
特許文献3に記載のガスタービンは、複数の空気ノズルを備え、この空気ノズルは、空気と共に燃料を噴射する燃料噴射ノズルを囲む同心上に間隔を隔てて順次配置されている。このガスタービンでは、空気ノズル内を通過した空気を燃料噴射ノズルから噴射された燃料に衝突させて、燃料分布が均一である混合気を形成することによりNOxの発生量の低減を図っている。
特許文献4に記載のガスタービンでは、燃焼器の上流側で1次空気を供給し、燃焼器のほぼ中央で2次空気を供給して燃焼器の下流側で希釈空気を供給している。特許文献5に記載の燃焼室は、上流側の1次燃焼室の壁面に、燃焼室内に空気を流入させる吸入口及び流入した空気流に渦を発生させる渦流発生器を備え、壁面側に渦流を生じさせて空気膜を形成することで燃料室の壁体の熱的負荷を低減させている。
ところで、ガスタービンエンジンの燃焼器として、燃料過濃状態の燃焼を行うと共に、その下流で燃料希薄状態の燃焼を行って火炎温度の上昇を抑制することにより、NOx排出量を低減させる部分過濃形態燃焼(Rich Burn Quick Quench Lean Burn)方式が採用された燃焼器がある。このRQL燃焼器では、燃料及び空気を均一に混合して燃料過濃状態を作ると共に、燃焼ガス及び空気を急速に混合して燃料希薄状態を作ることが重要である。
本発明は、1次燃焼場への空気の逆流を防止し、1次燃焼場における燃焼温度の上昇を防止してNOxの低減を図ることが可能なガスタービンエンジンを提供することを目的とする。
本発明のガスタービンエンジンは、圧縮空気及び燃料を燃焼室内に導入し、燃焼室の1次燃焼場で燃料過濃状態の燃焼を行うと共に、1次燃焼場の下流の2次燃焼場で燃料希薄状態の燃焼を行い、2次燃焼場から排出された燃焼ガスを吹き付けてタービンを回転させるガスタービンエンジンにおいて、2次燃焼場の上流には、1次燃焼場と2次燃焼場との間に追加の燃焼用空気を供給する吸入口が設けられ、2次燃焼場の流路よりも狭い流路を有する絞り部は、2次燃焼場の上流側に隣接し、1次燃焼場の内部流体をより高い流速で2次燃焼場に流入させることを特徴としている。
このガスタービンエンジンは、上流側の1次燃焼場で燃料過濃状態の燃焼を行うと共に、下流側の2次燃焼場で燃料希薄状態の燃焼を行う燃焼室を備え、2次燃焼場の上流には、1次燃焼場と2次燃焼場との間に追加の燃焼用空気を供給する吸入口が設けられている。2次燃焼場の流路より狭い流路を有する絞り部は、2次燃焼場の上流側に隣接して配置され、1次燃焼場を流れる内部流体(1次燃焼場で発生した燃焼ガス、未燃の燃料及び残存する圧縮空気)を2次燃焼場の内部流体の流速より高い流速で通過させて2次燃焼場に流入させるので、1次燃焼場と2次燃焼場との間に供給された追加の燃焼用空気の逆流が抑制される。これにより、1次燃焼場に追加の燃焼用空気が混入することが抑制され、1次燃焼場をリッチに保ち燃焼温度の上昇を防止して、NOxの発生を抑えることができる。
燃焼室の壁面から燃焼室の内方へ張り出す案内部は、吸入口よりも上流で吸入口に隣接する壁面の部分から下流側に伸びていることが好ましい。この構成のガスタービンエンジンによれば、吸入口から流入した追加の燃焼用空気が案内部によって下流側に向けて案内されるので、1次燃焼場へ逆流する空気を一層抑制することができ、1次燃焼場における燃焼温度の上昇を防止してNOxの発生を抑制することができる。
本発明によれば、1次燃焼場への空気の逆流を防止し、1次燃焼場における燃焼温度の上昇を防止してNOxの低減を図ることが可能なガスタービンエンジンを提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るガスタービンエンジンの実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示されるようにガスタービンエンジン1は、部分過濃形態燃焼方式が採用された燃焼器2を備え、この燃焼器2は、上流側の1次燃焼場3で燃料過濃状態(リッチ状態)の燃焼を行うと共に、下流側の2次燃焼場4で燃料希薄状態(リーン状態)の燃焼を行う燃焼室5を有する。
図1に示されるようにガスタービンエンジン1は、部分過濃形態燃焼方式が採用された燃焼器2を備え、この燃焼器2は、上流側の1次燃焼場3で燃料過濃状態(リッチ状態)の燃焼を行うと共に、下流側の2次燃焼場4で燃料希薄状態(リーン状態)の燃焼を行う燃焼室5を有する。
ガスタービンエンジン1は、例えば、航空機のジェットエンジンとして利用可能なものであり、燃焼器2の上流に設けられた圧縮機によって大気を圧縮して、圧縮空気を燃焼器2の燃焼室5に導入して燃焼室5内に供給された燃料を燃焼し、燃焼室5から排出された燃焼ガスを用いて、燃焼器2の下流に設けられたタービンを回転させて機械的動力を得ると共に、燃焼室5から排出された高速の燃焼ガスから推力を得るものである。
燃焼室5の上流側の端部には、燃料噴射ノズル6が設けられ、燃料噴射ノズル6の周囲には、燃焼室5内に圧縮空気を導入させるための吸気口5aが設けられている。燃料噴射ノズル6から噴射された燃料は、燃焼室5内で圧縮空気と混合されて混合気を生成する。1次燃焼場3で燃料過濃状態の燃焼が行われ、1次燃焼場を流れる内部流体である燃焼ガス及び未燃の混合ガスは下流の2次燃焼場4へ導入される。
燃焼室5は、環状の燃焼室(アニュラー型燃焼室)であり、環の中心が存在する方を内側とし、筒状の内側ケース7と、この内側ケース7の外側に配置された筒状の外側ケース8とを備えている。これらの内側ケース7と外側ケース8との間に、内部流体が流れる流路が形成される。なお、燃焼室5は、アニュラー型に限定されず、カン型又はカニュラー型などその他の構造の燃焼室でもよい。
燃焼室5は、燃焼室5の上流側に配置された上流部9と、上流部9の下流に連続する繋ぎ部10と、繋ぎ部の下流に連続する下流部11と備えている。内側ケース7の上流部分7aと外側ケース8の上流部分8aとは、燃焼室5の内部流体の流れ方向に沿って互いに平行に配置されている。この内側ケース7の上流部分7aと外側ケース8の上流部分8aとの間の流路に、1次燃焼場3が形成される。
上流部9の下流側の端部から屈曲された繋ぎ部10は、下流側に向けられた一対の壁面10aを有する。内側ケース7の繋ぎ部分7bと外側ケース8の繋ぎ部分8bとは、下流側に向かうにつれて互いに離れるように傾斜し、内側ケース7と外側ケース8との間の流路が広げられている。
内側ケース7の繋ぎ部分7b及び外側ケース8の繋ぎ部分8bには、追加の燃焼用空気を1次燃焼場3と2次燃焼場4との間に供給するための燃焼用空気吸入口12が設けられている。燃焼用空気吸入口12の形状は、円形でもよく、スリット状でもよい。燃焼用空気吸入口12は、内部流体の流れ方向に対して傾斜する方向に複数配置されていてもよい。また、燃焼用空気吸入口12の軸線方向は、燃焼室5の軸線方向に平行に配置されていてもよく、燃焼室5の軸線方向に対して傾斜して配置されていてもよい。
繋ぎ部10の下流側の端部から流れ方向の後方へ屈曲された下流部11は、内側ケース7の下流部分7cと外側ケース8の下流部分8cとを有し、これらの下流部分7c,8cは、内部流体の流れ方向に沿って互いに平行に配置されている。この内側ケース7の下流部分7cと外側ケース8の下流部分8cとの間の流路に2次燃焼場4が形成される。
燃焼室5は、2次燃焼場4の上流側に隣接し2次燃焼場4の流路より狭い流路を有する絞り部として上記の繋ぎ部10を備え、内側ケース7の繋ぎ部分7bと外側ケース8の繋ぎ部分8bとの間の隙間は、下流側から上流側に向かうにつれて狭くなっている。繋ぎ部10の上流側の端部10bは、絞り部において内側ケース7と外側ケース8とが最も接近して流路が狭められている。
燃焼室5の下流側の端部には、燃焼室5内の燃焼による燃焼ガスを排出する排気口5bが形成されている。燃焼ガスは、燃焼室5の下流に設けられたタービンに向けられて噴出されてタービンを回転させる。燃焼器2の前段に配置された圧縮機の回転羽根車は、燃焼器2の後段のタービンと共通の回転軸を備え、タービンが回転することで回転羽根車が回転して空気を圧縮し圧縮された空気が燃焼器2に導入される。
次にこのように構成されたガスタービンエンジン1の動作について説明する。
ガスタービンエンジン1では、吸入された大気が圧縮機によって圧縮されて燃焼器2に供給される。圧縮空気は、吸気口5aを通じて燃焼室5内に導入される。燃焼室内5内に導入された圧縮空気と燃料噴射ノズル6から噴射された燃料とが混合されて、混合気が生成される。
ガスタービンエンジン1では、吸入された大気が圧縮機によって圧縮されて燃焼器2に供給される。圧縮空気は、吸気口5aを通じて燃焼室5内に導入される。燃焼室内5内に導入された圧縮空気と燃料噴射ノズル6から噴射された燃料とが混合されて、混合気が生成される。
混合気は1次燃焼場3において燃料過濃状態で燃焼し、燃焼ガス及び未燃の混合ガスは繋ぎ部10を通過して下流部11に流入する。燃焼用空気吸入口12を通じて燃焼室5に流入した追加の燃焼用空気は、燃焼ガス及び未燃の混合ガスと共に下流部11へ流れ込む。追加の燃焼用空気が供給されて未燃の混合ガスが希釈され、2次燃焼場4での燃料希薄状態の燃焼が行われて、燃焼温度の上昇を抑制することによりNOx排出量が低減する。燃焼室5内で発生した燃焼ガスは、燃焼室5の下流側の排気口5bから排出されて燃焼室5の下流のタービンに吹き付けられ、タービンを回転させると共に推進力を発生させる。
このようなガスタービンエンジン1によれば、2次燃焼場4の流路より狭い流路を有する絞り部として繋ぎ部10を備え、この繋ぎ部10は、1次燃焼場3を流れる内部流体(1次燃焼場で発生した燃焼ガス、未燃の混合ガス及び残存する圧縮空気)をより高い流速で2次燃焼場4へ流入させることができる。これにより、繋ぎ部10の燃焼用空気吸入口12から供給された追加の燃焼用空気の逆流が抑制され、1次燃焼場3に追加の燃焼用空気が混入することが抑制され、1次燃焼場3においてリッチ燃焼が可能となり、燃焼温度の上昇が抑制されるので、1次燃焼場においてNOxの発生を低減することができる。
このガスタービンエンジン1では、2次燃焼場4の上流の1次燃焼場3で燃料過濃状態での燃焼を行うので、燃焼安定性を実現しつつ、NOxの発生を抑制することができる。
(第2実施形態)
図2を参照してガスタービンエンジン21について説明する。上記の実施形態と同一の構成については説明を省略する。ガスタービンエンジン21の燃焼器22は、第1実施形態の燃焼室5と形状が異なる燃焼室25を備えている。具体的には、燃焼室25の上流部29の形状が第1実施形態と異なっている。
図2を参照してガスタービンエンジン21について説明する。上記の実施形態と同一の構成については説明を省略する。ガスタービンエンジン21の燃焼器22は、第1実施形態の燃焼室5と形状が異なる燃焼室25を備えている。具体的には、燃焼室25の上流部29の形状が第1実施形態と異なっている。
燃焼室25は、筒状の内側ケース27と、この内側ケース27の外側に配置された筒状の外側ケース28とを備えている。
内側ケース27は、上流側で流れ方向に沿って配置された上流部分27aと、上流部分27aの下流側の端部から内方へ屈曲された傾斜部分27bと、この傾斜部分27bの下流側の端部から流れ方向の後方へ屈曲され、流れ方向に沿って配置された連結部分27cとを有する。
外側ケース28は、上流側で流れ方向に沿って配置された上流部分28aと、上流部分28aの下流側の端部から内方へ屈曲された傾斜部分28bと、この傾斜部分28bの下流側の端部から流れ方向の後方へ屈曲され、流れ方向に沿って配置された連結される連結部分28cとを有する。
燃焼室25内の流路は、上流部29の下流側の傾斜部分27b,28bで絞られ、連結部分27c,28cで維持され、繋ぎ部10で広げられて下流部11に繋がっている。
このような第2実施形態のガスタービンエンジン21では、燃焼室25の上流部29の下流側で流路が絞られ、1次燃焼場3を流れる内部流体を後続の繋ぎ部10の下流に高い流速で流出させることができる。これにより、第1実施形態のガスタービンエンジン1と同様に、追加の燃焼用空気の逆流が抑制され、1次燃焼場3においてリッチ燃焼が可能となり、1次燃焼場3における燃焼温度の上昇が抑制され、1次燃焼場3においてNOxの発生を低減することができる。
(第3実施形態)
図3を参照してガスタービンエンジン31について説明する。上記の実施形態と同一の構成については説明を省略する。ガスタービンエンジン31の燃焼器32は、上記実施形態の燃焼室5,25と形状が異なる燃焼室35を備えている。具体的には、燃焼室35の上流部39の形状が上記実施形態と異なっている。
図3を参照してガスタービンエンジン31について説明する。上記の実施形態と同一の構成については説明を省略する。ガスタービンエンジン31の燃焼器32は、上記実施形態の燃焼室5,25と形状が異なる燃焼室35を備えている。具体的には、燃焼室35の上流部39の形状が上記実施形態と異なっている。
燃焼室35は、筒状の内側ケース37と、この内側ケース37の外側に配置された筒状の外側ケース38とを備えている。内側ケース37の上流部分37aと外側ケース38の上流部分38aとは、下流に向かうにつれて、互いに接近するように傾斜している。
このような第3実施形態のガスタービンエンジン31では、燃焼室35の上流部39で流路が絞られ、1次燃焼場3を流れる内部流体は、繋ぎ部10の下流に高い流速で流出される。これにより、上記実施形態のガスタービンエンジン1,21と同様に、追加の燃焼用空気の逆流が抑制され、1次燃焼場3においてリッチ燃焼が可能となり、1次燃焼場3における燃焼温度の上昇が抑制され、1次燃焼場3においてNOxの発生を低減することができる。
(第4実施形態)
図4を参照してガスタービンエンジン41について説明する。上記の実施形態と同一の構成については説明を省略する。ガスタービンエンジン41は、燃焼室5の壁面10aから燃焼室5の内方へ張り出す案内部13を備える点で、第1実施形態のガスタービンエンジン1と異なっている。
図4を参照してガスタービンエンジン41について説明する。上記の実施形態と同一の構成については説明を省略する。ガスタービンエンジン41は、燃焼室5の壁面10aから燃焼室5の内方へ張り出す案内部13を備える点で、第1実施形態のガスタービンエンジン1と異なっている。
案内部13は、板状を成し、繋ぎ部10の上流側の端部10bから燃焼室5の内方へ張り出している。案内部13は、内側ケース7及び外側ケース8の両方から張り出し、流路の両側の案内部13は、下流側に向かうにつれて互いに接近するように、傾斜して配置されている。
第4実施形態のガスタービンエンジン41では、燃焼用空気吸入口12から流入した追加の燃焼用空気は、案内部13によって下流側に向けて案内されるので、1次燃焼場へ逆流する空気を一層抑制することができ、1次燃焼場3における燃焼温度の上昇を防止して、NOxの発生を抑制することができる。
なお、案内部13は、第2及び第3実施形態のガスタービンエンジン21,31の燃焼室25,35に設けられていてもよい。また、案内部13は、繋ぎ部10の上流側の端部10bから張り出すものに限定されず、繋ぎ部10の上流側の端部10bよりも下流側へずれた位置から張り出すものでもよく、上流部9の下流側の端部よりも上流側へずれた位置から張り出すものでもよい。
(第5実施形態)
図5を参照してガスタービンエンジン51について説明する。上記の実施形態と同一の構成については説明を省略する。ガスタービンエンジン51は、燃焼室5の内側ケース57が流れ方向に沿って、形状変化がなく直線的に配置されている点で、第4実施形態のガスタービンエンジン51と異なっている。このように、内側ケース57が直線的に配置され、流路を挟んで対向して配置された外側ケース8を変形させて、内側ケース57と外側ケース8との隙間を変えることで流路を狭めてもよい。同様に、外側ケースを直線的に配置して内側ケースを変形させることで、流路を狭めてもよい。
図5を参照してガスタービンエンジン51について説明する。上記の実施形態と同一の構成については説明を省略する。ガスタービンエンジン51は、燃焼室5の内側ケース57が流れ方向に沿って、形状変化がなく直線的に配置されている点で、第4実施形態のガスタービンエンジン51と異なっている。このように、内側ケース57が直線的に配置され、流路を挟んで対向して配置された外側ケース8を変形させて、内側ケース57と外側ケース8との隙間を変えることで流路を狭めてもよい。同様に、外側ケースを直線的に配置して内側ケースを変形させることで、流路を狭めてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、航空機のジェットエンジンとして利用可能なガスタービンエンジン1として説明しているが、本発明のガスタービンエンジン1,21,31,41,51は、航空機のジェットエンジンに限定されず、火力発電用の発電機や、コージェネレーション用の発電機などその他の用途に利用可能である。
また、上記の実施形態では、燃焼室5,25,35の外形を変えることで流路を狭めているが、流路内に他の壁面を形成することで、流路を狭めてもよい。
1,21,31,41,51…ガスタービンエンジン、3…1次燃焼場、4…2次燃焼場、5,25,35…燃焼室、12…燃焼用空気吸入口、13…案内部。
Claims (2)
- 圧縮空気及び燃料を燃焼室内に導入し、前記燃焼室の1次燃焼場で燃料過濃状態の燃焼を行うと共に、前記1次燃焼場の下流の2次燃焼場で燃料希薄状態の燃焼を行い、前記2次燃焼場から排出された燃焼ガスを吹き付けてタービンを回転させるガスタービンエンジンにおいて、
前記2次燃焼場の上流には、前記1次燃焼場と前記2次燃焼場との間に追加の燃焼用空気を供給する吸入口が設けられ、
前記2次燃焼場の流路よりも狭い流路を有する絞り部は、前記2次燃焼場の上流側に隣接し、前記1次燃焼場の内部流体をより高い流速で前記2次燃焼場に流入させることを特徴とするガスタービンエンジン。 - 前記燃焼室の壁面から前記燃焼室の内方へ張り出す案内部は、前記吸入口よりも上流で前記吸入口に隣接する前記壁面の部分から下流側に伸びていることを特徴とする請求項1に記載のガスタービンエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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