JP2014225988A - 充電装置 - Google Patents

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JP2014225988A JP2013104467A JP2013104467A JP2014225988A JP 2014225988 A JP2014225988 A JP 2014225988A JP 2013104467 A JP2013104467 A JP 2013104467A JP 2013104467 A JP2013104467 A JP 2013104467A JP 2014225988 A JP2014225988 A JP 2014225988A
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Abstract

【課題】本発明は、充電装置に係り、切換手段が発電器と二次電池との接続を遮断できなくなったときに二次電池が過充電となるタイミングをできるだけ遅らせることにある。
【解決手段】充電装置は、発電器と、発電器の発電により充電される二次電池と、発電器と二次電池との接続を導通/遮断させる切換手段と、切換手段による上記接続の遮断が機能しないときに二次電池を放電させる放電手段と、を備える。また、充電装置は、切換手段での接続が遮断されない故障を検出する遮断故障検出手段と、その故障が検出される場合に放電手段に対して二次電池の放電を実行させる指令を発する放電制御部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、充電装置に係り、特に、発電器の発電により二次電池を充電すると共に、発電器と二次電池との接続を切換手段により導通/遮断させることが可能な充電装置に関する。
従来、電動車両に搭載されるモータジェネレータなどの発電器の発電により二次電池を充電する充電装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この充電装置は、発電器と二次電池との電源ライン上に設けられた切換手段を備えている。この切換手段は、発電器と二次電池との接続を導通/遮断させる機能を有する。この切換手段は、二次電池の温度異常や過充電が検出される場合に、開放されることで発電器と二次電池との接続を遮断させる。従って、上記の充電装置によれば、切換手段の開放により二次電池を温度異常や過充電から保護することができる。
特開2011−91899号公報
ところで、切換手段に対して開指令がなされているにもかかわらずその切換手段が閉固着などを起こすことで、発電器と二次電池との接続が遮断されない故障が発生することがある。かかる事態が生じている際に発電器の発電による二次電池の充電が通常どおり行われると、二次電池が意図せずに充電されるので、その二次電池が短時間のうちに満充電となり、その二次電池の過充電が短時間のうちに生じてしまう。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、切換手段が発電器と二次電池との接続を遮断できなくなったときに二次電池が過充電となるタイミングをできるだけ遅らせることが可能な充電装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、発電器と、前記発電器の発電により充電される二次電池と、前記発電器と前記二次電池との接続を導通/遮断させる切換手段と、前記切換手段による前記接続の遮断が機能しないときに前記二次電池を放電させる放電手段と、を備える充電装置により達成される。
本発明によれば、切換手段が発電器と二次電池との接続を遮断できなくなったときに二次電池が過充電となるタイミングをできるだけ遅らせることができる。
本発明の一実施例である充電装置の構成図である。 本実施例の充電装置において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。 本発明の変形例である充電装置において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。 本発明の変形例である充電装置において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。
以下、図面を用いて、本発明に係る充電装置の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例である充電装置10の構成図を示す。本実施例の充電装置10は、車両に搭載されており、車載バッテリを充電する装置である。
図1に示す如く、充電装置10は、充放電可能な二次電池12と、発電可能な発電器14と、を備えている。二次電池12と発電器14とは、並列接続されている。二次電池12は、例えば、リチウムイオン電池やキャパシタである。二次電池12は、直列接続された複数のセル16からなる組電池である。各セル16はすべて、互いに略同等の蓄電特性を有している。また、発電器14は、例えばソーラーや風力,振動,ペルチェ熱などを利用して数百ワット以下の電力を発電する、車両に搭載可能な小型発電器である。発電器14は、車両が停車状態にあっても発電することが可能である。
二次電池12の正極側の電力ライン18上には、遮断装置20が設けられている。また、二次電池12の負極側の電力ライン22上には、遮断装置24が設けられている。遮断装置20,24は、電力ライン18,22上の発電器14と二次電池12との間に介在している。遮断装置20,24は、電力ライン18,22を介した発電器14と二次電池12との接続を導通/遮断させるリレーやコンタクタである。遮断装置20,24は、発電器14の発電電力により二次電池12が充電されるときに上記の接続を導通させ、一方、その二次電池12の充電が停止されるときに上記の接続を遮断させる。遮断装置20による上記接続の導通/遮断と遮断装置24による上記接続の導通/遮断とは、同期して行われる。
二次電池12には、負荷26が接続されている。二次電池12は、負荷26に対して電力供給することが可能である。負荷26は、例えばモータやエアコン,AC100ボルト電源などの電気負荷である。尚、負荷26は、車両の走行系の高電圧負荷ではなく、非走行系の負荷であることが安全上望ましい。負荷26は、二次電池12から電力供給されることにより動作することが可能である。
電力ライン18上には、また、遮断装置30が設けられている。また、電力ライン22上には、遮断装置32が設けられている。遮断装置30,32は、電力ライン18,22上の二次電池12と負荷26との間に介在している。遮断装置30,32は、電力ライン18,22を介した二次電池12と負荷26との接続を導通/遮断させるリレーやコンタクタである。遮断装置30,32は、二次電池12の蓄積電力により負荷26が動作されるときに上記の接続を導通させ、一方、その負荷26の動作が停止されるときに上記の接続を遮断させる。遮断装置30による上記接続の導通/遮断と遮断装置32による上記接続の導通/遮断とは、同期して行われる。
二次電池12には、また、均等化回路34が接続されている。均等化回路34は、二次電池12を構成する各セル16の電圧を均等化して各セル16の蓄電量を均等化する回路である。均等化回路34は、セル16ごとに設けられたスイッチ36及び抵抗38を有している。スイッチ36と抵抗38とは、対応するセル16の両端間において直列接続されており、そのセル16に対して並列接続されている。
スイッチ36は、対応するセル16と抵抗38との接続を導通/遮断させるスイッチである。スイッチ36は、対応するセル16の電圧を下げて蓄電量を低下させる要求があったときに上記の接続が導通されるようにオンし、一方、その要求がない或いはなくなったときに上記の接続が遮断されるようにオフする。抵抗38は、対応するセル16から放電された電力を消費する放電抵抗である。抵抗38は、スイッチ36がオンしているときに対応のセル16からの電流が流通することで電力を消費する。
充電装置10は、また、マイクロコンピュータを主体に構成された電子制御ユニット(ECU)40を備えている。ECU40は、各遮断装置20,24,30,32及び均等化回路34の各スイッチ36に接続されている。ECU40は、各遮断装置20,24,30,32の開閉を制御すると共に、各スイッチ36のオン/オフを制御する。
ECU40は、発電器14の発電電力により二次電池12を充電すべきときには発電器14と二次電池12との接続が導通されるように遮断装置20,24に対して閉じ指令を行い、一方、二次電池12の充電を停止すべきときにはその接続が遮断されるように遮断装置20,24に対して開放指令を行う。また、ECU40は、二次電池12の蓄積電力により負荷26を動作させるべきときには二次電池12と負荷26との接続が導通されるように遮断装置30,32に対して閉じ指令を行い、一方、負荷26の動作を停止すべきときにはその接続が遮断されるように遮断装置30,32に対して開放指令を行う。
また、ECU40は、均等化回路34の各セル16の両端電圧それぞれを検出して各セル16の蓄電量それぞれを検出して、各セル16の電圧或いは蓄電量に所定以上のバラツキがあるか否かを判別する。そして、ECU40は、そのバラツキがあると判別するときには、電圧或いは蓄電量が比較的高いセル16に対応するスイッチ36をオンして、均等化回路34による二次電池12を構成するセル16の電圧の均等化を実施させる。
ECU40は、電力ライン18上の発電器14と二次電池12との間の電位と電力ライン22上の発電器14と二次電池12との間の電位との差に基づいて、発電器14の出力端に生ずる電圧Vを検出する。また、ECU40は、発電器14の出力端に流れる電流などに基づいて、発電器14が発電しているか否かを判別する。そして、ECU40は、遮断装置20,24に対して開放指令を行っておりかつ発電器14が発電していないと判別するときに検出する発電器14の出力端に生ずる電圧Vに基づいて、ECU40が遮断装置20,24に対して開放指令を行っているにもかかわらず遮断装置20,24が閉状態にある故障(すなわち、遮断装置20,24が発電器14の発電による二次電池12の充電を停止できない故障;以下、閉故障と称す。)が生じているか否かを判別する。
次に、図2を参照して、本実施例の充電装置10の動作について説明する。図2は、本実施例の充電装置10においてECU40が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。
本実施例の充電装置10において、ECU40は、発電器14の発電電力により二次電池12を充電すべきときには、発電器14と二次電池12との接続が導通されるように遮断装置20,24に対して閉じ指令を行う。遮断装置20,24は、ECU40からの閉じ指令を受けると、発電器14と二次電池12との接続を導通させる。発電器14と二次電池12との接続が導通されると、発電器14が発生した電力が二次電池12に供給される。従って、かかる処理によれば、発電器14の発電電力により二次電池12を充電することができる。
また、ECU40は、二次電池12の各セル16の電圧或いは蓄電量に所定以上のバラツキがあると判別するときには、均等化回路34の、電圧或いは蓄電量が比較的高いセル16に対応するスイッチ36をオンさせることで、均等化回路34に対して二次電池12を構成するセル16の電圧の均等化を実施させる。均等化回路34において、何れかのセル16に対応するスイッチ36がオンされると、そのセル16の正極端子からそのスイッチ36及び抵抗38を経由してそのセル16の負極端子に向けて電流が流れる。この場合には、セル16が放電して、抵抗38においてセル16からの電力が消費されることとなる。従って、かかる処理によれば、電圧或いは蓄電量が比較的高いセル16を放電させることにより二次電池12を構成する各セル16の電圧或いは蓄電量を均等化することができる。
また、ECU40は、遮断装置20,24に対して開放指令を行っておりかつ発電器14が発電していないと判別するとき、発電器14の出力端に生ずる電圧Vに基づいて、遮断装置20,24が二次電池12の充電を停止できない閉故障が生じているか否かを判別する。
発電器14が発電していない場合は、通常、発電器14の出力端に生ずる電圧Vは略ゼロである。一方、発電器14が発電していない場合において、遮断装置20,24が開放指令に対する閉故障を起こしていると、発電器14と二次電池12との接続が導通したまま維持されるので、発電器14の出力端に二次電池12の電圧が現れる。従って、遮断装置20,24に対して開放指令が行われかつ発電器14が発電していないとき、検出される発電器14の出力端に生ずる電圧Vが略ゼロであるか否かを判別することにより、遮断装置20,24が開放指令に対する閉故障を起こしているか否かを判別することができる。
ECU40は、遮断装置20,24が閉故障を起こしていると判別する場合は、均等化回路34に対して二次電池12を放電させる指令を行う。かかる指令がなされると、均等化回路34のスイッチ36がオンされることで、二次電池12のセル16が放電して、抵抗38においてその電力が消費される。従って、上記の処理によれば、遮断装置20,24が閉故障を起こしている場合に、二次電池12を放電させてその蓄電量を減らすことができる。
詳細には、ECU40は、上記の如く遮断装置20,24の閉故障時における二次電池12の放電処理を行ううえで、まず、二次電池12のセル16の電圧を検出する(ステップ100)。そして、その検出したセル16の電圧(セル電圧)が所定の放電許可電圧以上であるか否かを判別する(ステップ102)。尚、この放電許可電圧は、セル16の放電を許可する最低の電圧であって、予め所定値に定められていればよい。
ECU40は、上記ステップ102の処理の結果、二次電池12のセル電圧が放電許可電圧以上であると判別する場合は、次に、遮断装置20,24の状態を検知する(ステップ104)。そして、遮断装置20,24に対して開放指令を行っておりかつ発電器14が発電していないと判別するときの発電器14の出力端に生ずる電圧Vに基づいて、遮断装置20,24が二次電池12の充電を停止できない閉故障が生じているか否かを判別する(ステップ106)。
ECU40は、上記ステップ102の処理の結果、発電器14の出力端に生ずる電圧Vが略ゼロであるときは、遮断装置20,24が開放指令に従って適切に開放されていると判断できるので、この場合、ECU40は、遮断装置20,24に閉故障が生じていないと判定して、以後、何ら処理を進めることなく今回のルーチンを終了する。
一方、発電器14の出力端に生ずる電圧Vが略ゼロでなく二次電池12の電圧近傍に達しているときは、遮断装置20,24が開放指令にかかわらず閉じられていると判断できるので、この場合、ECU40は、遮断装置20,24に閉故障が生じていると判定して、次に、均等化回路34に対して二次電池12を放電させる指令を行う(ステップ108)。かかる指令がなされると、均等化回路34のスイッチ36がオンされることで、二次電池12のセル16が放電して、抵抗38においてその電力が消費される。
尚、二次電池12を構成するすべてのセル16のうち放電が実施されるセル16は、二次電池12を構成するすべてのセル16であってもよいし、その一部のセル16であってもよい。また、放電が実施される一部のセル16は、セル電圧が放電許可電圧以上であるセル16に限定されることとしてもよい。
ECU40は、上記ステップ102の処理の結果、二次電池12のセル電圧が放電許可電圧未満であると判別する場合は、次に、均等化回路34に対する二次電池12の放電指令を停止させる(ステップ110)。かかる処理がなされると、均等化回路34のスイッチ36がオフされることで、二次電池12のセル16の放電が停止される。尚、この均等化回路34に対する二次電池12の放電指令の停止は、セル16ごとに行われるものとしてもよく、セル電圧が放電許可電圧未満に低下したセル16に対して行われるものとすればよい。
このように、本実施例の充電装置10においては、遮断装置20,24が閉故障を起こして発電器14と二次電池12との接続が遮断できなくなった場合に、均等化回路34の機能を用いて、具体的には、均等化回路34のスイッチ36をオンさせることで、二次電池12を放電させることができる。二次電池12が放電されれば、その二次電池12の蓄電量が減少する。従って、本実施例の充電装置10によれば、遮断装置20,24の閉故障発生後、発電器14が発電してその発電電力が電力ライン18,22を介して二次電池12側に供給されて二次電池12が充電される事態が生じたときに、その二次電池12が満充電となるタイミングを遅らせることができ、その二次電池12が過充電となるタイミングを遅らせることができる。
尚、本実施例において、遮断装置20,24の閉故障に起因する二次電池12の放電は、発電器14が発電しているか否かに関係なく、遮断装置20,24が閉故障を起こしたことを検知した時点で開始される。このため、本実施例によれば、遮断装置20,24の閉故障の発生直後から二次電池12を放電させることができるので、遮断装置20,24の閉故障が発生してから二次電池12が発電器14の発電によって満充電となるまでの期間をできるだけ先延ばしすることができる。
また、本実施例においては、遮断装置20,24の閉故障に起因して二次電池12を放電させるのに、その二次電池12の各セル16の電圧を均等化させる均等化回路34の機能を用いる。均等化回路34のスイッチ36がオンされると、そのスイッチ36に対応するセル16からそのスイッチ36及び抵抗38を経由して電流が流れるので、そのセル16が放電されてその放電電力が抵抗38で消費される。従って、本実施例によれば、遮断装置20,24の閉故障に起因した二次電池12の放電を、部品点数を増やすことなく簡易な構成で実現することができる。
尚、上記の実施例においては、遮断装置20,24が特許請求の範囲に記載した「切換手段」に、均等化回路34が特許請求の範囲に記載した「放電手段」に、それぞれ相当している。また、ECU40が、遮断装置20,24に対して開放指令を行っておりかつ発電器14が発電していないと判別するときの発電器14の出力端に生ずる電圧Vに基づいて、遮断装置20,24が二次電池12の充電を停止できない閉故障が生じているか否かを判別することにより特許請求の範囲に記載した「遮断故障検出手段」が、また、ECU40が、遮断装置20,24の閉故障検出時に均等化回路34に対して二次電池12を放電させる指令を行うことにより特許請求の範囲に記載した「放電制御部」が、それぞれ実現されている。
ところで、上記の実施例においては、遮断装置20,24の閉故障時における二次電池12の放電処理を行ううえで、まず、二次電池12のセル16の電圧を検出し、その検出したセル電圧が放電許可電圧以上である場合に、遮断装置20,24の状態を検知して、遮断装置20,24が二次電池12の充電を停止できない閉故障が生じているか否かを判別し、そして、その判別結果として閉故障が生じている場合に、二次電池12のセル16を放電させることとしている。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、図3に示す如く、遮断装置20,24の閉故障時における二次電池12の放電処理を行ううえで、まず、遮断装置20,24の状態を検知して(ステップ200)、遮断装置20,24が二次電池12の充電を停止できない閉故障が生じているか否かを判別し(ステップ202)、その判別結果として閉故障が生じている場合に、二次電池12のセル16の電圧を検出し(ステップ204)、その検出したセル電圧が放電許可電圧以上である場合(ステップ206の肯定判定時)に、均等化回路34の機能を利用して二次電池12のセル16を放電させる(ステップ208)こととしてもよい。尚、均等化回路34の機能を用いた二次電池12の放電開始後、セル電圧が放電許可電圧未満となる場合(ステップ206の否定判定時)は、均等化回路34に対する二次電池12の放電指令を停止させる(ステップ210)こととする。かかる変形例においても、上記の実施例と同様の効果を得ることができる。
また、上記の実施例や上記の変形例においては、遮断装置20,24の閉故障時における均等化回路34の機能を用いた二次電池12の放電を、その放電開始後、セル電圧が放電許可電圧未満に低下するまで継続することとしている。しかし、均等化回路34の機能を用いた二次電池12の放電が行われても、発電器14の発電電流量がその二次電池12の放電電流量よりも多いと、二次電池12の蓄電量が増えていくので、時間の経過に伴って二次電池12が満充電や過充電に至ってしまう。
そこで、二次電池12が満充電や過充電に至るタイミングを遅らせるために、発電器14の発電電流量がその二次電池12の放電電流量よりも多い場合は、均等化回路34の機能を用いた二次電池12の放電を継続したまま、更に二次電池12に接続されている負荷26を動作させて二次電池12の放電を促すこととしてもよい。
すなわち、ECU40は、電流センサなどを用いて発電器14の発電電流量(例えば、発電器14の発電時に発電器14の出力端から電力ライン18に向けて流れる電流量)及び二次電池12の放電電流量(例えば、二次電池12の負極から電力ライン20に向けて流れる電流量)の双方を検出することができるものとする。尚、この検出は、遮断装置30,32が開放されているときに行われるものとする。
そして、ECU40は、例えば上記の変形例においてステップ208で二次電池12のセル16の放電を開始した後の放電実施中は、二次電池12の放電電流量と発電器14の発電電流量とを比較する(ステップ300)。その比較の結果、二次電池12の放電電流量が発電器14の発電電流量以上である場合は、均等化回路34に対して放電指令を行ってその均等化回路34の機能のみを用いた二次電池12の放電を継続して実施させる。一方、発電器14の発電電流量が二次電池12の放電電流量よりも多い場合は、均等化回路34の機能を用いた二次電池12の放電を維持しつつ、更に負荷26に対して動作指令を行って負荷26の動作を用いた二次電池12の放電を実施させる(ステップ302)。
負荷26がECU40からの動作指令に従って動作するときは、遮断装置30,32が二次電池12と負荷26との接続を導通させるので、二次電池12から電力ライン18,22を介して負荷26に向けて電力が供給され、負荷26が二次電池12からの電力供給により動作して電力消費する。この点、この変形例において、二次電池12の放電量は、均等化回路34の機能を用いた二次電池12の放電量と負荷26の動作に伴う放電量との合算となる。従って、かかる変形例によれば、遮断装置20,24の閉故障時における二次電池12の放電量が、均等化回路34の機能のみを用いた二次電池12の放電量に比べて増加するので、上記の実施例に比べて、二次電池12の放電を促してその蓄電量の減少速度を高めることができ、その結果として、二次電池12が満充電や過充電となるタイミングを更に遅らせることができる。
尚、この変形例において、二次電池12の放電開始後、セル電圧が放電許可電圧未満となる場合(ステップ206の否定判定時)は、均等化回路34に対する二次電池12の放電指令及び負荷26に対する動作指令を停止させる(ステップ304)こととすればよい。また、この変形例において、ECU40が、二次電池12のセル16の放電を開始した後、二次電池12の放電電流量と発電器14の発電電流量とを比較することにより特許請求の範囲に記載した「比較手段」が実現される。
また、上記の実施例においては、遮断装置20,24が発電器14の発電による二次電池12の充電を停止できない閉故障が生じていることを、遮断装置20,24に対して開放指令が行われておりかつ発電器14が発電していないと判別されるときの発電器14の出力端に生ずる電圧Vに基づいて検出することとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、遮断装置20,24の閉故障を、電力ライン18,22上の遮断装置20,24の二次電池12側に流れる電流量に基づいて検出することとしてもよいし、また、他の手法で検出することとしてもよい。
また、上記の実施例においては、遮断装置20,24が発電器14の発電による二次電池12の充電を停止できない閉故障が生じていることをECU40が直接に検出することとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、遮断装置20,24が発電器14の発電による二次電池12の充電を停止できない閉故障が生じていることを発電器14自体が検出したうえで、発電器14からECU40へ向けて通信で遮断装置20,24の閉故障の有無が通知され、ECU40が間接的にその閉故障を検出することとしてもよい。
更に、上記の実施例においては、充電装置10が車両に搭載されるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両以外に搭載されるものに適用されることとしてもよい。
10 充電装置
12 二次電池
14 発電器
16 セル
18,22 電力ライン
20,24,30,32 遮断装置
34 均等化回路
36 スイッチ
38 抵抗
40 電子制御ユニット(ECU)

Claims (7)

  1. 発電器と、
    前記発電器の発電により充電される二次電池と、
    前記発電器と前記二次電池との接続を導通/遮断させる切換手段と、
    前記切換手段による前記接続の遮断が機能しないときに前記二次電池を放電させる放電手段と、
    を備えることを特徴とする充電装置。
  2. 前記切換手段での前記接続が遮断されない故障を検出する遮断故障検出手段と、
    前記遮断故障検出手段により前記故障が検出された場合に前記放電手段に対して前記二次電池の放電を実行させる指令を発する放電制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の充電装置。
  3. 前記二次電池は、複数のセルからなり、
    前記放電手段は、少なくとも一つのセルを放電させて各セルの電圧を均等化する均等化回路であり、
    前記放電制御部は、前記遮断故障検出手段により前記故障が検出された場合に、前記均等化回路に対して少なくとも一つのセルを放電させる指令を発することを特徴とする請求項2記載の充電装置。
  4. 各セルの電圧が所定閾値以上であるか否かを判別するセル電圧判別手段を備え、
    前記放電制御部は、前記遮断故障検出手段により前記故障が検出されかつ前記セル電圧判別手段により各セルの電圧が前記所定閾値以上であると判別された場合に、前記均等化回路に対して少なくとも一つのセルを放電させる指令を発することを特徴とする請求項3記載の充電装置。
  5. 前記放電手段は、前記均等化回路と、前記二次電池に接続する負荷と、であり、
    前記放電制御部は、前記遮断故障検出手段により前記故障が検出された場合に、前記均等化回路に対して少なくとも一つのセルを放電させる指令を発すると共に、前記負荷に対して動作指令を発することを特徴とする請求項3又は4記載の充電装置。
  6. 前記放電制御部の指令により前記均等化回路の機能を用いて少なくとも一つのセルが放電されているとき、前記二次電池から流れる放電電流量と、前記発電器から流れる発電電流量と、を比較する比較手段を備え、
    前記放電制御部は、前記負荷に対する動作指令を、前記比較手段の比較結果として前記発電電流量が前記放電電流量よりも多い場合に行うことを特徴とする請求項5記載の充電装置。
  7. 前記遮断故障検出手段は、前記発電器が発電しないときに該発電器の出力端に生ずる電圧に基づいて、前記故障を検出することを特徴とする請求項2乃至6の何れか一項記載の充電装置。
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