JP2014224708A - 測色装置およびプリント装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】測色パッチに対する測色センサ走査方向の傾きをも補正することで測色パッチの小型化を図り、測色動作時のインクおよびシートの消費を低減するプリント装置および測色装置を提供する。
【解決手段】シートの幅方向の両端に配置されたYズレ情報取得パッチの測色結果から、色情報取得パッチと測色センサとのYズレ量を検出する。Yズレ量が閾値を超える場合、左側規制部材と右側規制部材を調整し、シート両端部でのYズレ量(傾き要因も含む)を補正する。
【選択図】図9
【解決手段】シートの幅方向の両端に配置されたYズレ情報取得パッチの測色結果から、色情報取得パッチと測色センサとのYズレ量を検出する。Yズレ量が閾値を超える場合、左側規制部材と右側規制部材を調整し、シート両端部でのYズレ量(傾き要因も含む)を補正する。
【選択図】図9
Description
本発明は測色時の補正が可能な測色装置およびその測色装置を具備したプリント装置に関する。
特許文献1に開示されているような測色装置を具備したプリント装置では、測色パッチと測色センサとの搬送方向の位置ズレを低減し、測色パッチの小型化を図るため、送り量確定用パッチを測色センサで読み取り、シート搬送量を確定する手段を具備していた。当該測色パッチと測色センサとの搬送方向の位置ズレを以下Yズレとも称する。
しかし特許文献1では、搬送系のすべり等に起因されるオフセット誤差のみしか補正できず、プリントヘッドが走査するレールと測色センサが走査するレールとの傾き及びシートの蛇行等に起因する測色パッチに対する測色センサ走査方向の傾きの補正ができない。そのため、当該傾きに起因するYズレ量をあらかじめ考慮し、測色パッチの搬送方向のサイズを大きくしなければならないという課題があった。
そこで本発明は、測色パッチに対する測色センサ走査方向の傾きをも補正することで測色パッチの小型化を図り、もって測色動作時のインクおよびシートの消費を低減する測色装置およびプリント装置を提供することを目的とする。
そのため本発明の測色装置は、測色センサを搭載して媒体の搬送方向と交差する方向に移動するキャリッジを備え、媒体にプリントされたパッチの測色を行う測色手段と、前記パッチと前記測色センサとの前記搬送方向におけるズレ量と、前記ズレ量をもとに前記パッチと前記測色センサとの間の傾きを検出する検出手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、測色パッチに対する測色センサ走査方向の傾きを補正することで測色パッチの小型化を図り、測色動作時のインクおよびシートの消費を低減することができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るプリント装置100及び測色装置200の構成例の概略図である。シート(媒体)1は、プリント装置100に積載され、ユーザーが操作パネル25によりシートの種類を入力した後に、搬送ローラ対2によって搬送される。その後、シートに、プリント部キャリッジ3に搭載されたプリントヘッド305によって、測色用のカラーパターン(以下、測色パッチとも称する)のプリントが行われる。そしてシートは、測色データ取得のために、プリント装置100に取り付けられた測色装置200へと搬送される。測色動作が行われた後、カッター4でシート1はカットされて排出される。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るプリント装置100及び測色装置200の構成例の概略図である。シート(媒体)1は、プリント装置100に積載され、ユーザーが操作パネル25によりシートの種類を入力した後に、搬送ローラ対2によって搬送される。その後、シートに、プリント部キャリッジ3に搭載されたプリントヘッド305によって、測色用のカラーパターン(以下、測色パッチとも称する)のプリントが行われる。そしてシートは、測色データ取得のために、プリント装置100に取り付けられた測色装置200へと搬送される。測色動作が行われた後、カッター4でシート1はカットされて排出される。
図2は、測色装置200内部の構成例を示す断面図であり、図3は、本発明のプリント装置及び測色装置の主要部のみ簡略化した斜視図である。次に測色装置200の構成について説明する。
測色パッチの色彩を定量測定する測色センサ5は、測色部キャリッジ(測色キャリッジ)6によって保持されている。測色部キャリッジ6は、測色部レール21で摺動可能に支持されている。また、測色部キャリッジ6の下部に摺動部材8が配設されており、摺動部材8は支持板7に当接し、支持板上を摺動移動可能な構成となっている。さらに測色部キャリッジ6に係止されたループ状のベルト9が、モータプーリー11とアイドラプーリー12の間に亘って帳架されている。測色部キャリッジ6は、センサ駆動モータ10によってシート幅方向(シート搬送方向と交差する方向)に支持板7上を摺動走査可能となっている。測色部キャリッジ6の移動によって、測色センサ5は支持板7上をシート幅方向に走査し、支持板7に設けられたスリット7bを介してシート1上の測色パッチの測色を行う。
測色センサ5のシート搬送方向下流側には、乾燥ダクト13と、風速が可変可能な送風ファン14とが配設されている。そして、送風ファン14により発生させた風を乾燥ダクト13に送り込み、乾燥ダクト13から噴き出した風を測色パッチのプリントされたシート1の表面に向けて一様に当てることによって、測色パッチの乾燥を促進している。一方、支持板7の直下には搬送方向下流側が低くなるように傾いた排紙ガイド16が設置されており、シート1は支持板7の押圧面7aと排紙ガイド16との間の開口部を通り搬送される。測色センサ5、測色部キャリッジ6、支持板7、摺動部材8、ベルト9、センサ駆動モータ10、モータプーリー11、アイドラプーリー12、乾燥ダクト13、送風ファン14は全てが一体的に設けられており、以下これらをまとめて測色ユニットUと呼ぶ。測色ユニットUは、昇降駆動手段(不図示)により、押圧面7aと排紙ガイド16の間の開口部の開口高さHを可変に設定できるように昇降動作する。測色ユニットUの開口高さHは、シートを搬送する時にシートから退避する退避ポジションと、測色パッチ乾燥時の乾燥ポジションと、測色パッチ測色時の測色ポジションとの3段階が設定可能となっている。
測色ポジション時においては、測色ユニットUの下部に配設された排紙ガイド16に対してシートを押圧面7aで押圧する状態まで測色ユニットUの高さを下げる。この時、測色ユニットUの両端部に設けられた位置決めコロ50、51が、排紙ガイド16上に設けられた左側規制部材30、右側規制部材40に対して当接することで、図2のZ軸周りの測色ユニットUの回転方向の姿勢が決まる。左側規制部材30、右側規制部材40は、シート搬送方向に対して位置が調整可能な構成となっている。
図4は、左側規制部材30、右側規制部材40を調整するための機構の概要を表した概略側面図である。左側規制部材30と右側規制部材40の調整機構の基本構成は同じであるため、ここでは左側規制部材30の調整機構についてのみ説明する。左側規制部材30は、バネ33によって矢印Y方向に付勢されている。また、左側規制部材30のバネ33との当接面の逆側には、回転可能で回転中心軸34が偏芯しているカム31が当接している。カム31は規制部材調整モーター(不図示)によって回転中心軸34を中心として回動し、左側規制部材30を図3の矢印Y方向に移動させることができる(位置を変更可能に構成されている)。左側規制部材30と右側規制部材40のシート搬送方向の位置を調整することで、測色センサ5の直下(測色センサ5と対向する位置)に搬送された測色パッチと測色センサ5の走査位置との搬送方向のズレを修正することが可能となる。また、左側規制部材30と右側規制部材40とをそれぞれ調整することで、位置決めコロ50、51のZ軸周りの調整を行うことができ、測色センサ5の走査方向の傾き成分を修正することが可能となる。
これにより測色パッチのプリント位置から測色センサ5直下までの搬送系のすべり等に起因するオフセット誤差及び測色ユニットUまたは測色部レール21の傾き及びシートの蛇行等に起因する測色パッチに対する測色センサ5の走査方向の傾き成分の補正が行える。
図5は、本発明で用いる、測色データ取得のためにプリントされる測色パッチの例を示した図である。以下、測色時の測色パッチに対する測色センサ5の搬送方向のズレ量を測定する手段について説明する。
測色パッチは、8×11mm程度の長方形のカラーパッチがシート幅方向及びシート搬送方向に複数列に亘って配置される。シートの幅方向の両端には、測色パッチに対する測色センサ5の搬送方向の位置ズレ情報を取得するための明暗パターンで構成されたYズレ情報取得パッチが配置されている。また、シートの両端部以外には、測色データを取得するための色情報取得パッチが配置されている。色情報取得パッチに対して測色センサ5が搬送方向にずれると、別色の色情報取得パッチを測色センサ5で読み取ることになるため、正確な色情報が取得できない。例えば、B列の色情報取得パッチを測色センサ5を走査させ読み取る場合、A列もしくはC列の色情報取得パッチ側に走査位置がずれると、B列の測色データに別カラー(A列またはC列)の色情報が入り込むため、正確な測色データの取得ができない。そのため、シートの両端部にYズレ情報取得パッチを配置し、測色パッチの両端部と測色センサ5のYズレ量を検出し、測色パッチに対する測色センサ5のY方向のオフセット量及びY方向の傾き量を測定、計算する。
図6(a)から(c)は、Yズレ情報取得パッチを測色センサ5で測定している状態であり、測色パッチと測色センサ5の矢印Y方向の位置関係がずれた状態をそれぞれ表している。Yズレ量の測定、計算は、Yズレ情報取得パッチを測色センサ5で測定することで行う。Yズレ情報取得パッチは白と黒のパッチが矢印Y方向に交互に連続して配置されており、色情報取得パッチに対して、矢印Y方向にパッチサイズの半分だけずれて配置されている。そのため、色情報取得パッチに対する測色センサ5の矢印Y方向位置が理想位置にある場合、図6(a)のように、測色センサ5の中心位置がYズレ情報取得パッチの白と黒のパッチの境界部を走査し測定することになる。一方、色情報取得パッチに対して測色センサ5が矢印Y方向のプラス側にずれている場合、図6(b)のように測色センサ5の中心位置がYズレ情報取得パッチの白黒パッチの境界部より矢印Y方向プラス側にずれることになる。この矢印Y方向のズレ量を、測色センサ5によって白黒パッチを測定し明度(L値)情報として取り込むことで、シート両端部でのYズレ量を検出することが可能となる。また逆に、色情報取得パッチに対して測色センサ5が矢印Y方向のマイナス側にずれている場合、図6(c)のように測色センサ5の中心位置がYズレ情報取得パッチの白黒パッチの境界部より矢印Y方向マイナス側にずれることになる。
具体的には、ROM301に明度情報から矢印Y方向のズレ量に値を換算するためのYズレ量換算テーブルを保存しておき、Yズレ量換算テーブルを用いて明度情報をYズレ量に換算する。
図7は、明度とYズレ量の相関関係を表す明度−Yズレ量相関グラフである。図7中の(a)点、(b)点、(c)点が図6(a)、(b)、(c)と概略対応している。Yズレ量換算テーブルは、シートごとに図7のようなYズレ量と明度の相関関係を実験的に求め作成する。本実施形態では、測色センサ5の測色スポット(測定領域)がφ8mmのものを使用し、Yズレ情報取得パッチの矢印Y方向サイズを11mmとしていることから、明度はYズレ量が4mmを超えるとほぼ一定値となる。そのため、Yズレ量換算テーブルにおいては、明度が一定値となる領域は一律4mmのYズレ量に換算し、一度測色センサ5の走査位置を補正した後、再度Yズレ情報取得パッチを測定しYズレ量を再確認することが望ましい。参考までに、色情報取得パッチサイズと測色スポット径との差分がYズレに対するマージン領域となる。本実施形態では、測色センサ5の測色スポットφ8mmに対し、色情報取得パッチのY方向サイズを11mmと設定し、Yズレに対するマージン領域として±1.5mm確保している。
Yズレのマージン領域として、シートを測色ユニットUの押圧面7aで排紙ガイド16に対して押圧するときのシートのズレに起因するYズレ量(±0.5mm)および測色センサの分解能、再現性に起因するYズレ量をあらかじめ見込んでおく必要がある。本実施形態では、Yズレ検出手段として、繰り返し精度が色差ΔE94≦0.2(白タイル測定)レベルの測色センサを使用している。当該測色センサであれば、少なくともセンサ分解能、再現性に起因するYズレ量換算誤差として±0.2mm程度確保しておけば十分である。このように、Yズレ量と明度の相関関係情報から明暗パターンと測色センサの搬送方向のズレ量を検出する。
図8は、本実施形態のプリント装置における制御系の構成の一例を示す制御ブロックであり、図9は、測色における制御動作のフローチャートである。本発明におけるプリント、測色、排紙の一連の動作を説明する。CPU300はROM301に記憶された制御プラグラムに従ってプリント、乾燥、測色全体の制御を行うものである。CPU300にはホストコンピュータ302からプリントデータ、プリントモード設定情報等が入力インターフェイス303を介して入力される。また、CPU300はプリントデータ等をRAM304 に書き込んだり、または、読み出したりするようになっている。CPU300はホストコンピュータ302からのプリントデータ、プリントモード情報を基に、プリントヘッド305、プリント部キャリッジモータ307、シート搬送モータ306、センサ駆動モータ306、規制部材調整モータ308、送風ファン14、昇降駆動手段17の制御を行う。
以下、図9のフローチャートに従って、測色パッチから測色データを取得する際のプリント、測色、排紙の一連の動作を説明する。測色パッチの画像データは、予めROM301に記録されている。CPU300は入力インターフェイス303を介して入力されるホストコンピュータ302からのプリントモード設定情報に従ってプリント制御を決定し、ステップS1でROM301の測色パッチ画像のプリントを開始する。そしてステップS2で、プリントされた測色パッチは、シート搬送モータ306によって駆動される搬送ローラ対2によって、測色パッチのシート搬送方向の最上流側のA列パッチが測色センサ5の直下まで搬送される。この状態で、ステップS3で、測色ユニットUが上述した測色パッチ乾燥時の乾燥ポジションまで回動する。そして、ステップS4で送風ファン14を駆動させ、測色パッチの乾燥を行う。乾燥が終了すると、ステップS5で測色パッチA列の測色のために、測色ユニットUが測色ポジションまで回動する。そして、測色パッチが測色ユニットUの押圧面7aで押圧された状態で、ステップS6で測色部キャリッジ6が支持板7上を走査し、測色センサ5によって、A列の色情報取得パッチ及びA列両端部のYズレ情報取得パッチを測色する。そして、ステップS7で測色ユニットを退避ポジションまで回動させる。
A列両端部のYズレ情報取得パッチの測色結果から、シート両端部でのA列の色情報取得パッチと測色センサ5とのYズレ量を検出する。測色結果からYズレ量への計算は、上述したように、ROM301にプリントされているYズレ量換算テーブルを用いて明度情報をYズレ量に換算する。ステップS8でYズレ量が閾値以下であるかどうかを確認する。Yズレ量が大きい場合、別列の別カラーの色情報が入り込むため、測色データの精度、信頼性が劣化する。そのため測色センサ5のスポット径と測色パッチのY方向サイズを基に、予め設定されたYズレ量の閾値を超える場合、ステップS9で規制部材調整モータ308を制御する。そして、左側規制部材30と右側規制部材40を調整し、シート両端部でのYズレ量(傾き要因も含む)を補正する。そして、再度測色動作を行うことで、正確な測色データを取得する。A列の測色パッチの測色が終了すると、次にB列の測色パッチの測色動作に入る。まずステップS2に戻り、B列の測色パッチを測色センサ5の直下に搬送する。そして、ステップS3でA列の場合と同様に、測色ユニットUの乾燥ポジションまでの回動、ステップS4で送風ファン14による乾燥、ステップS5で測色ユニットUの測色ポジションまでの回動、ステップS6でB列の測色が行われる。
B列の測色時も、B列両端部のYズレ情報取得パッチの測色結果(検出結果)から、シート両端部でのB列の色情報取得パッチと測色センサ5とのYズレ量を検出する。そして、ステップS8で、Yズレ量が閾値以下であれば、次のC列の測色動作に移行する。この、一連の動作を繰り返し、測色パッチをA列→B列→・・→L列(最終列)まで順次測色センサ5で測色し、測色データを取得する。ステップS10で全パッチの測色が終了すると、ステップS11にて測色パッチはカッター4で切断され、機外に排出されて終了となる。
このような、一連の測色動作を行うことで、測色すべきパッチと異なる別色パッチを測色し不正確な測色情報を取得するおそれがなくなり、より精度、信頼性の高い測色を行うことが可能となる。また、より精度よく測色データを取得する際には、測色パッチの個数が増加し、24inサイズのシートでは搬送方向の長さが1.2m程度の測色パッチとなる。本実施形態の構成をとれば、1.2mの測色動作中に、Yズレの影響で不正確な色情報を取得してしまった場合においても、1から測色動作を再度やり直すことなく、Yズレが発生した列から再度測色を再開することができる。これにより、測色動作に要する時間、インク、シートの消費を低減することができた。また本実施形態では、搬送系のすべり等に起因されるオフセット誤差の補正だけでなく、測色パッチに対する測色センサ5の走査方向の傾きをも補正することができる構成となっている。そのため、傾き要因のYズレも補正でき、より測色パッチの小型化を図ることができた。
このように、Yズレ情報取得パッチを備えた測色パッチにより、Yズレおよび測色センサ走査方向の傾きを検出し補正することで、測色パッチの小型化を図り、もって測色動作時のインクおよびシートの消費を低減するプリント装置を実現することができた。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
第1の実施形態では、図9のステップS9における規制部材の調整を、CPU300が規制部材調整モータ308を制御することで行っていたが、本実施形態では、ユーザーが左側規制部材30と右側規制部材40の調整を行う。
図10は、左側規制部材30と右側規制部材40とを調整するための機構の概要を表した概略側面図である。左側規制部材30と右側規制部材40の調整機構の基本構成は同じであるため、左側規制部材30の調整機構について説明する。左側規制部材30はバネ33によって矢印Y方向に付勢されている。また、左側規制部材30のバネ33との当接面の逆側には、回転可能で回転中心軸34に対して偏芯しているカム31が当接している。カム31は、カムレバー32によって回転中心軸34を中心として回動し、左側規制部材30を矢印Y方向に移動させることができる。カムレバー32は、ユーザーが簡易にアクセスできる位置に配設されており、ユーザーが操作パネル25の指示に従って、所定の目盛位置までカムレバー32を移動させることで、左側規制部材30の矢印Y方向位置を調整することができる。
図11は、本実施形態の測色における制御動作のフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って本実施形態の測色における制御動作を説明する。なお、第1の実施形態と同様の処理もあるため、ここでは第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
一連の測色動作において、ステップS8でYズレが閾値を超えていることを検出した場合、ステップS12で、操作パネル25に規制部材の調整が必要であること及びカムレバー32の調整位置(目盛)を表示する。これをもとにユーザーが左側規制部材30と右側規制部材40を調整する。調整終了後、ユーザーが操作パネルのボタンを押すことで、ステップS13で調整の終了をCPU300に知らせる。この操作パネルからの入力を受けると、ステップS5で測色ユニットUが測色ポジションまで移動し、その後の一連の測色動作が途中から再開される。このような構成をとることで、規制部材調整モータ308などの駆動部を有さずとも、第1の実施形態と同等の効果を得ることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した第1および第2の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の形態を採用することができることはもちろんである。
このように、Yズレ情報取得パッチを備えた測色パッチにより、Yズレおよび測色センサ走査方向の傾きを検出し補正することで、測色パッチの小型化を図り、もって測色動作時のインクおよびシートの消費を低減するプリント装置を実現することができた。
5 測色センサ
14 送風ファン
30 左側規制部材
40 右側規制部材
50 コロ
51 コロ
302 ホストコンピュータ
300 CPU
U 測色ユニット
14 送風ファン
30 左側規制部材
40 右側規制部材
50 コロ
51 コロ
302 ホストコンピュータ
300 CPU
U 測色ユニット
Claims (9)
- 測色センサを搭載して媒体の搬送方向と交差する方向に移動するキャリッジを備え、媒体にプリントされたパッチの測色を行う測色手段と、
前記パッチと前記測色センサとの前記搬送方向におけるズレ量と、前記ズレ量をもとに前記パッチと前記測色センサとの間の傾きを検出する検出手段と
を有することを特徴とする測色装置。 - 前記キャリッジの走査方向の傾きの変更が可能な変更手段をさらに有し、
前記変更手段は、前記ズレ量および前記傾きに基づいて、前記キャリッジの走査方向のズレ量および傾きを補正することを特徴とする請求項1に記載の測色装置。 - 前記ズレ量および前記傾きから、前記キャリッジの走査方向のズレ量および傾きの補正が必要であることを知らせ手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の測色装置。
- 前記ズレ量および前記傾きのいずれか一方の補正が必要であることを知らせる手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の測色装置。
- 前記測色センサに対向する位置で媒体を支持するガイド手段と、該ガイド手段に配設され、前記測色手段の前記ガイド手段に対する位置決め手段となる第1の規制部材と第2の規制部材と、をさらに備え。
前記変更手段は、前記第1の規制部材と前記第2の規制部材との少なくとも一方が前記搬送方向に対して移動可能な構成となっていることを特徴とする請求項2に記載の測色装置。 - 前記検出手段は、前記パッチの明暗のパターンを前記測色センサによって読み取り、前記パッチと前記測色センサとの前記搬送方向のズレ量を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の測色装置。
- 前記検出手段は、前記パッチにおける前記媒体の両端部に配置された、白と黒の前記搬送方向に連続した明暗パターンを前記測色センサによって明度の測定を行い、
当該測定された明度と、前記パッチと前記測色センサとの前記搬送方向のズレ量との相関関係情報をもとに、前記明暗パターンと前記測色センサの前記搬送方向のズレ量を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の測色装置。 - 前記ズレ量の検出と前記傾きの検出は、前記測色手段が測色のために前記パッチと対向する位置に移動するごとに行うことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の測色装置。
- 媒体にプリントするプリント手段と、
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の測色装置を備えることを特徴とするプリント装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013103144A JP2014224708A (ja) | 2013-05-15 | 2013-05-15 | 測色装置およびプリント装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017197315A (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、マーク検出器の位置調整方法 |
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- 2013-05-15 JP JP2013103144A patent/JP2014224708A/ja active Pending
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