JP2014222971A - モータ - Google Patents

モータ Download PDF

Info

Publication number
JP2014222971A
JP2014222971A JP2013101605A JP2013101605A JP2014222971A JP 2014222971 A JP2014222971 A JP 2014222971A JP 2013101605 A JP2013101605 A JP 2013101605A JP 2013101605 A JP2013101605 A JP 2013101605A JP 2014222971 A JP2014222971 A JP 2014222971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder member
bracket
case
motor
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013101605A
Other languages
English (en)
Inventor
徳郎 楠
Tokuro Kusunoki
徳郎 楠
早川 幸彦
Yukihiko Hayakawa
幸彦 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp filed Critical Nisca Corp
Priority to JP2013101605A priority Critical patent/JP2014222971A/ja
Publication of JP2014222971A publication Critical patent/JP2014222971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

【課題】ホルダー部材が容易に且つ確実にブラケットに取り付けられ、コストが低く且つ信頼性の高いモータを提供することを目的としている。【解決手段】回転子と固定子が収納する筒状のケースの開放部を閉塞する閉塞手段を備えるモータであって、閉塞手段を、回転子の回転軸を支持する軸受け23を有する樹脂形成されたホルダー部材10と、ホルダー部材10を覆うように設けられた金属性のブラケット部材20と、で構成し、ホルダー部材10に、ブラケット部材20に係合する係合部材42、43とケースの内周面に当接する当接片41を設けた。【選択図】 図7

Description

本発明は、モータに関し、詳しくはモータのケースの開放部を閉塞するブラケット構造に関する。
従来、モータは、一端が開放したケースと、ケースの開放部を閉塞するブラケットと、ケース内に設けられた回転子及び固定子とから構成されている。例えば、一般的に知られているブラシモータでは、ケース2内の中心に回転可能に支持された回転子と、ケース内の周囲に配設された永久磁石(固定子)を備えている。
回転子は、その回転軸がケースの開放部と異なる他端の面の中央に設けられた軸受けと、ブラケットに取り付けられたホルダー部材の面の中央に設けられた軸受けにより回転自在に支持されている。そして、回転子は、回転軸の軸方向の中央部に固定された複数の積層コアと、各積層コアに巻回されたコイルと、回転軸の一端に取り付けられた複数の整流子とを有している。
整流子は、それぞれ互いに隣接する二つのコイルの巻線端末が接続されており、リード線によって外部から供給される電流はブラシを介して整流子からコイルに通電される。
ここで、従来のモータにおいて、ブラケットは、耐熱性が高く、また対電波ノイズの影響を抑えるために金属板で形成し、ホルダー部材は、ブラシなどを保持する保持部が形成し易いために樹脂で形成しているおり、金属製のブラケットに樹脂製のホルダー部材を熱溶着で取り付けられている(例えば、特許文献1)。 そして、ブラケットはケースの開放部に装着され、その後にブラケットはケースの開放端のエッジの複数個所にかしめを施すことによりケースに固定される(例えば 特許文献2)。
特開平7−123626号公報 実開昭59−8254号公報
しかしながら、従来のモータにおいては、金属製のブラケットに樹脂製のホルダー部材を熱溶着で取り付けているため、作業性が悪く、生産効率が比較的低くなり、コストが高くなると問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ホルダー部材が容易に且つ確実にブラケットに取り付けられ、コストが低く且つ信頼性の高いモータを提供することを目的としている。
本発明によるモータは、回転軸を有する回転子と、回転子と相互作用して回転モーメントを発生させる固定子と、回転子と前記固定子を収納するとともに一端側に回転軸を支持する第1の軸受けが底面に設けられ、他端側が開放された筒状のケースと、開放された前記ケースの開放部を閉塞する閉塞手段と、を備え、閉塞手段を、回転軸を支持する第2の軸受けを有する樹脂形成されたホルダー部材と、ホルダー部材を覆うように設けられた金属性のブラケット部材と、で構成し、ホルダー部材に設けられ、ブラケット部材に係合してホルダー部材とブラケット部材とを連結する係合部材と、ホルダー部材の外周部の複数箇所に前記ケースの内周面に当接する当接片と、を設けたものである。
上記の構成によって、回転子の回転軸を支持する軸受けが樹脂形成されたホルダー部材とホルダー部材を覆うように設けられた金属性のブラケット部材とを係合部材で連結したホルダー部材が容易に且つ確実にブラケットに取り付けられ、ホルダー部材の外周部の複数箇所に設けられた当接片をケースの内周面に当接させるようにする閉塞手段をケースの開放部に嵌め込むようにしたので、第2の軸受けが設けられたホルダー部材の位置が第1の軸受けが設けられたケースの内周面によって位置決めされるので、第1、第2の軸受けの位置ずれがなくなり、回転斑が低減される。
本発明の実施の形態の一例としてのモータの外観を示す外観図である。 本発明に係るモータの構成を示す断面図である。 本発明に係るモータの分解斜視図である。 本発明に係るモータにおけるブラケットの一方面を示す正面図である。 本発明に係るモータにおけるホルダー部材の一方面を示す正面図である。 は本発明に係るモータにおけるホルダー部材の他方面を示す背面図である。 本発明に係るモータにおけるブラケットとホルダー部材の連結状態を示す正面図である。 本発明に係るモータにおけるケースに連結ユニットを装着する方法を説明するための断面図である。 本発明に係るモータにおける保護カバーがリード線を保護する状態を示す断面図である。 本発明に係るモータにおけるブラケットとホルダー部材の連結方法を説明するための状態斜視図である。 本発明に係る保護カバーの変形例を示す斜視図である。 本発明に係る保護カバーの変形例を示す断面図である。 本発明に係る保護カバーの変形例におけるホルダー部材とブラケットの連結方法を説明するための状態斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明をブラシモータに適用した実施の形態について説明する。
図1はブラシモータ1の外観を示す外観図であり、図2はブラシモータの構成を示す断面図である。また、図3はブラシモータの分解斜視図である。図1、図2、図3に示すように本実施形態のブラシモータ1はその一端側が閉鎖され、他端側が開放された円筒状のケース2と、ケース2内に設けられた回転子及び固定子と、回転子が取り付けられた回転軸としてのシャフト3と、ケース2の開放部を閉塞する閉塞手段としてのブラケット20とホルダー部材10で構成されている。
回転子は、シャフト3に固定して取り付けられた積層コア4(鉄心)と、積層コア4に巻き付けられたコイル17、積層コア4とコイル17とを絶縁する絶縁層16と、にて構成されている。なお、絶縁層16の材質には例えばエポキシ樹脂が用いられる。また、シャフト3には、積層コア4のコイル17に流れる電流の方向と相を切り替えるための整流子9が固定されている。
固定子は、回転子を構成する積層コア4およびコイル17の回りを取り囲むように互いに対向して配置された永久磁石15である。そして、永久磁石15は、その表裏にS極とN極が着磁されており、ケース2の内周側にそれぞれ等間隔で固定して取り付けられている。
本実施形態では、3個のコイル17と2個の永久磁石15は設けられており、整流子9からコイル17に電流を流すことによって発生する磁力が永久磁石15に反発してシャフト3を回転させる。なお、2個の永久磁石15の互いに対向する面は、異なる極に着磁されている。
ケース2は、鋼板に深絞り加工を施すことで有底円筒状に形成されている。そして、ケース2の底側の中央部にはシャフト3を貫通するための丸孔が形成されており、この丸孔にはシャフト2を回転自在に支持する軸受22が設けられている。ケース2の開放端部は他の部分に対して薄く形成されている。つまり、ケース2の開放端から所定距離だけケース2内に入った位置の内周に段差部2bが形成されている。この段差部2bは、ブラケット20の外周部分を支持し、ブラケット20とホルダー部材10をケース2内の所定の位置より内側に入り込まないように規制する。ケース2の開放部側は円板状のブラケット20とホルダー部材10で閉塞されている。なお、本実施形態では、ケース2とブラケット20とでブラシモータ1の外装ケースを構成している。
ホルダー部材10は樹脂で形成されており、その中央部にシャフト3を支持する軸受23が設けられている。つまり、シャフト3はケース2の底側中央部に設けられた軸受22とホルダー部材10に形成された軸受23に両端を支持され回転する。
図4はブラケット20の一方面を示す正面図である。また、図5はホルダー部材10の一方面を示す正面図であり、図6はホルダー部材10の他方面を示す背面図である。さらに、図7はブラケット20とホルダー部材10の連結状態を示す正面図である。図8(a)はケース2に連結ユニット12を装着する前の状態を示す一部断面図、図8(b)はケース2に連結ユニット12を装着した状態を示す一部断面図である。図9は保護カバー46がリード線18を保護する状態を示す断面図である。図10はブラケット20とホルダー部材10の連結方法を説明するための状態斜視図である。
ブラケット20は、図4に示すように円盤状の金属板の中央に円状の切抜部21が設けられている。すなわち、ブラケット20はその中央が切る抜かれたドーナツ形状となっている。また、その外周の3箇所が円弧状に切り欠いた切り欠き部分が形成されている。そして、ブラケット20は図7に示すようにホルダー部材10の表面10aに重なるように連結され、ホルダー部材10とともにケース2の開放部に嵌め込まれ、開放部を閉塞する。このようにブラケット20を金属とし、金属のケース2とともに回転子や固定子を覆うことでモータの耐熱性が向上する。また外部からの電波ノイズの侵入を防止するとともにブラシモータが発生する電波ノイズを外部に放出させない。
ホルダー部材10は、図5に示すように円盤状の一部を切り欠いた形状に形成されており、その一方面の中央部には、ホルダー部材10の表面10aから突き出して形成されてシャフト3が挿通する丸孔が設けられた軸受23と、ケース2にホルダー部材10を嵌合させるための複数の嵌合片41と、ホルダー部材10をブラケット20に連結するための係合部材としての係合爪42、43と、ブラケット20に対するホルダー部材10の位置を合わせる位置合わせピン44と、リード線18が挿通する挿通孔45と、リード線18をケース2のエッジから保護する保護カバー46と、が形成されている。
嵌合片(当接片)41は本実施の形態ではホルダー部材10の外周部の3箇所に設けられており、嵌合片41はケース2の内周面2aに当接する当接面41aを有している。そして、嵌合片41は図8(a)に示すようにホルダー部材10の中心Oから当接面41aまでの距離Hがケース2の中心Pからケース2の内周面2aまでの距離Lよりも若干大きくなるように形成されている。なお、本実施の形態では、前述の距離Lよりも距離Hを0.1mm大きくしている。
また、嵌合片41にはホルダー部材10の外周に沿った方向に横溝41bが形成されており、本実施の形態においては、リード線18が挿通する挿通孔45を挟んだ両側に形成された2つの嵌合片41のみに横溝41bと交差する縦溝41cが形成されている。なお、嵌合片41に形成された横溝41bはホルダー部材10をケース2に嵌合する際に嵌合し易くするためのものであり、また縦溝41cはブラケット20をホルダー部材10に連結し易くするための構成である。
係合爪42、43は、外部より押圧力で揺動する揺動係合爪42と、固定された固定係合爪43とがあり、本実施の形態では1つの揺動係合爪42と2つの固定係合爪43が設けられ、2つの固定係合爪43はリード線18が挿通される挿通孔45を挟むように配置されている。係合爪42、43は、ホルダー部材10の表面10aに対向する保持面48を有して表面10aとの間でコの字状に形成され、ブラケット20の内周部に引っ掛かるように配設されている(図8(a)参照)。つまり、ブラケット20の内周部が係合爪42、43が係合する被係合部材としての被係合部となっており、係合爪42、43はブラケット20の内周部をホルダー部材10の表面10aとの間で挟んで保持するように構成されている。なお、揺動係合爪42はブラケット20を保持する保持面48とホルダー部材10の表面10aとの間隔がブラケット20の厚さよりも大きくなるように形成され、固定係合爪43はブラケット20を保持する保持面48とホルダー部材10の表面10aとの間隔がブラケット20の厚さと同一または若干小さくなるように形成されている。そして、ブラケット20を取り付ける際に、先に固定係合爪43とホルダー部材10の表面10aとの間にブラケット20を嵌め込んだ状態で揺動係合爪42に係合する。このように、固定係合爪43と揺動係合爪42の2種類の係合爪でホルダー部材10にブラケット20を連結する構成としたので、ホルダー部材10に取り付けたブラケット20のがたつきが防止されるとともにブラケット20の取り付けが容易となる。
位置合わせピン44は、図7に示すようにブラケット20の位置合わせ孔47に嵌合し、ホルダー部材10とブラケット20とが相対的に回転しないように位置決めしている。
保護カバー46は、リード線18の挿通孔45の位置からホルダー部材10の外周側に向かって延設して形成されている。この保護カバー46は、図7に示すようにブラケット20と連結された状態において、ブラケット20の表面の上に載るように取り付けられている。そして、ブラケット20とホルダー部材10をケース2に装着した状態では図9に示すように保護カバー46の先端がケース2の開放部のエッジ(開放端)の一部を覆うようになっている。
さらに、保護カバー46には挿通孔45から引き出されたリード線18の位置を規制する規制突起46a、46bが設けられている。本実施の形態では保護カバー46の表面における挿通孔45側に間隔を隔てて設けられた一対の規制突起46aと先端側に間隔を隔てて設けられた一対の規制突起46bを設けている。
なお、前述した固定係合爪43に換えて保護カバー46の背面とホルダー部材10の表面10aとの間にブラケット20を挟み込んで固定係合爪43と同様な作用をさせるようにしてもよい。このように保護カバー46に固定係合爪43の作用を兼用させれば、保護カバー46と固定係合爪43を個別に設ける必要がなくなる。
ホルダー部材10の背面(他方面)は、図6に示すようにブラシ5、6を収納、保持するブラシケース24、25と捩りコイルバネ7、8のコイル部が挿通される円柱状の位置決め突起13、14が形成されている。
すなわち、ホルダー部材10の背面にはブラシ5、6及びブラシ5、6を整流子9に圧接するための捩りコイルバネ7、8が取り付けられている。ブラシ5、6は黒鉛を主材料とし、その一端が整流子9の周面と直角に当接するようにブラシケース24、25に収納される。捩りコイルバネ7、8は、そのコイルの一端側がブラシ5、6の端部に当接し、ブラシ5、6を整流子9に圧接するように押圧する。なお、上述したブラシケース24、25には長手方向に切り欠きが形成されており、ブラシ5、6が損耗しても捩りコイルバネ7、8の他端によるブラシ5、6の他端への圧接が継続して確保されるように構成されている。
次に、ブラケット20とホルダー部材10の連結方法について説明すると、ホルダー部材10に対してブラケット20を斜めにした状態とし、ホルダー部材10の切り欠いた側からブラケット20の中央の切抜部21を保護カバー46に対して潜らせるようにしてブラケット20をホルダー部材10の中心に向かって移動させる。そして、図10に示すようにブラケット20の内周部の2箇所が2つの固定係合爪43に引っ掛かる位置まで移動させた後にブラケット20を斜め状態から水平状態に移動させる。
なお、このときにブラケット20の位置合せ孔47がホルダー部材10の位置合せピン44に嵌め込まれるように位置調整を行う。ブラケット20を斜め状態から水平状態に移動させるとブラケット20の内周部の1箇所がホルダー部材10の揺動係合爪42に当接して揺動係合爪42を揺動させる。そして、揺動係合爪42の爪部をブラケット20の内周部が超えるとブラケット20が揺動される前の状態に戻り、ホルダー部材10の表面10aとの間でブラケット20を挟み込む。これによって、図7に示すようにブラケット20の内周部の3箇所がホルダー部材10の揺動係合爪42及び固定係合爪43に係合保持され、ブラケット20とホルダー部材10が連結される。なお、ブラケット20とホルダー部材10を取り付ける過程において、ブラケット20の円弧状の切り欠き部分の端部がホルダー部材10の嵌合片41に当接することがあるが、この際は嵌合片41の横溝41bと縦溝41cによって形成されたホルダー部材10の中央側のブロックが揺動して支障なく、取り付けることができる。
そして、上述したようにして連結されたブラケット20とホルダー部材10はケース2に取り付けられる。このケース2への取り付け方法について説明する。
連結されたブラケット20とホルダー部材10には、リード線18、ブラシ5、6、捩りコイルバネ7、8が取り付けられる。以降においてブラケット20とホルダー部材10及び各部品で形成されたアッセンブリを連結ユニット12と称する。
連結ユニット12は、ケースの開放部に嵌め込まれて、その後に図1に示すようにケース2の開放端側のエッジの3箇所にカシメ11を施し、連結ユニット12をケース2に装着固定している。具体的に説明すると、図8(a)に示すような状態から連結ユニット12をケ−ス2の開放部分にブラケット20が外側となるように挿入する。この挿入によってホルダー部材10の嵌合片41の当接面41aがケース2の内周面2aに当接しつつ嵌め込まれる。そして、図8(b)に示すようにブラケット20の外周部がケース2の段差部2bに当接する所定位置まで挿入されると、その後にブラケット2の開放端の3箇所にカシメを施す(図1参照)。これによって、連結ユニット12がケース2に装着固定される。
ここで、前述べたようにホルダー部材10の嵌合片41は、ホルダー部材10の中心Oから当接面41aまでの距離Hがケース2の中心Pからケース2の内周面2aまでの距離Lよりも若干大きくなるように配設され、さらに嵌合片41には横溝41bを形成している。このような構成によって、連結ユニット12をケース2の開放部に挿入する際にホルダー部材10の当接面41a側のブロックが中心側に撓んで連結ユニット12が取り付けられる。取り付け後は嵌合片41の当接面41a側ブロックの弾性力によって当接面41aが常にケース2の内周面2aを押圧するので、連結ユニット12を所定の取付位置に保持することができる。またホルダー部材10は、嵌合片41をケース2の内周面2aに当接させることで位置決めされるので、ケース2に設けられた軸受22とホルダー部材10に設けられた軸受23が直線上で一致し、軸ずれの恐れがなくなる。
図11は保護カバーの変形例を示す斜視図である。また図12は変形例における保護カバーの断面図である。図13は変形例におけるホルダー部材とブラケットの連結方法を説明するための状態斜視図である。
この変形例ではホルダー部材10の保護カバーが上述した実施の形態と異なっている。図11に示すように変形例における保護カバー51は、その背面に揺動係合爪54が設けられ、表面には上述した実施の形態における規制突起46a、46bに換えて逆L字状の第1規制部材52と起立した第2規制部材53がそれぞれ対になって設けられている。
揺動係合爪54は、ブラケット20とホルダー10とを連結する際に図12に示すようにブラケット20の外周の一部の切欠部分55に係合し、他の揺動係合爪42、固定係合爪43と協働してブラケット20とホルダー10とを連結、保持するようになっている。
また、逆L字状の第1規制部材52と起立した第2規制部材53は、リード線18をより強固に保持する構成となっている。図12及び図11の仮想線(二点鎖線)で示すようにリード線18は対向する一対の第1規制部材52の対向面の反対面側を通過させた後に対向する一対の第2規制部材53の間、すなわち一対の第2規制部材53の対向面側を通過させる。これによって、リード線18が第1、第2規制部材52、53によって波状に取り付けられて固定保持できる。またリード線18を第1、第2規制部材52、53に取り付けたときにL字状の第1規制部材52がリード線18の2方を取り囲んで規制する。
なお、この変形例におけるブラケット20とホルダー部材10の連結方法は、上述した実施の形態の連結方法と同様にホルダー部材10に対してブラケット20を傾け、ブラケット20の中央の切抜部21をホルダー部材10の保護カバー51に対して差し込むようにして取り付ける。そして、図13に示すようにブラケット20の内周部の2箇所が2つの固定係合爪43の位置まで移動させた後にブラケット20を斜め状態から水平状態に移動させる。この水平状態への移動でホルダー部材10の表面10aに設けられた揺動係合爪42と保護カバー51の背面に設けられた揺動係合爪54がブラケット20に係合される。つまり、この変形例では、ブラケット20とホルダー部材10がより強固に連結される構成となっている。
上記の実施の形態によれば、ブラケット20の切抜部21にホルダー部材10の係合爪42、43を係合させて、ブラケット20とホルダー部材10を連結するようにしたので、簡素な構成でブラケット20とホルダー部材10の連結が容易にできる。
また、係合爪42、43を3箇所に設け、2つの係合爪を撓みが発生しないような強固な固定係合爪43にし、他の1つの係合爪を容易に撓むような揺動係合爪42で構成した。これによって、ブラケット20に対してホルダー部材10が固定され、がたつくことがない。
さらに、ホルダー部材10の外周部の3箇所にケース2の内周よりも若干外側に張り出した同軸合わせ用の嵌合片41を形成し、ホルダー部材10とブラケット20を連結した状態でケース2に取り付ける際にホルダー部材10がケース2に嵌合するように構成した。これによって、ホルダー部材10がケース2の内周面2aによって位置決めされ、ケース2及びホルダー部材10の両軸受22、23の軸がずれることがなくなる。
上記の実施の形態によれば、ブラケット20に位置合せ孔47を形成し、またホルダー部材10に位置合わせピン44を形成し、位置合せ孔47と位置合わせピン44とを嵌合させることで、ブラケット20とホルダー部材10が相互に回転することを防止できる。
上記の実施の形態によれば、ホルダー部材10にケース2の開放端のエッジを覆う保護カバー46を設けたので、リード線18がケース2のエッジによって損傷することを防止できる。
1 ブラシモータ
2 ケース
3 シャフト(回転軸)
4 積層コア(鉄心)
5 整流子
10 ホルダー部材
12 連結ユニット
15 永久磁石
17 コイル
18 リード線
20 ブラケット
21 切抜部
22 軸受(第1の軸受け)
23 軸受(第2の軸受け)
41 嵌合片(当接片)
42 揺動係合爪(係合爪)
43 固定係合爪(係合爪)
44 位置合せピン
45 挿通孔
46 保護カバー
47 位置合せ孔

Claims (6)

  1. 回転軸を有する回転子と、前記回転子と相互作用して回転モーメントを発生させる固定子と、前記回転子と前記固定子を収納するとともに一端側の底面に前記回転軸を支持する第1の軸受けが設けられ、他端側が開放された筒状のケースと、開放された前記ケースの開放部を閉塞する閉塞手段と、を備えるモータにおいて、
    前記閉塞手段を、前記回転軸を支持する第2の軸受けを有する樹脂形成されたホルダー部材と、前記ホルダー部材を覆うように設けられた金属性のブラケット部材と、で構成し、
    前記ホルダー部材に前記ブラケット部材に係合して該ホルダー部材を該ブラケット部材に連結させる係合部材を設けるとともに、前記ホルダー部材の外周部の複数箇所に前記ケースの内周面に当接する当接片を設けたことを特徴とするモータ。
  2. 前記各当接片は前記ケースの内周面に当接する当接面を有し、この当接面の前記ホルダー部材の中心からの距離が前記ケース部材の中心から該ケース部材の内周面までの距離よりも大きくなるように該当接片を配設したことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記ブラケット部材はその中央部を円形状に切り抜いた形状に形成され、前記係合部材は前記ホルダー部材に形成された係合爪であり、前記係合爪は前記ブラケット部材の内周端部の所定箇所に係合し、前記ホルダー部材と前記ブラケット部材とを連結することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ。
  4. 前記係合爪は、外部からの押圧力によって前記ブラケット部材に係合する係合位置と係合を解除する解除位置に移動する揺動係合爪と、前記ブラケット部材に係合する係合位置に固定された固定係合爪と、を有することを特徴とする請求項3に記載のモータ。
  5. 前記回転子は、前記回転軸に取り付けられたヨークと、このヨークに巻き付けられたコイルと、このコイルに電流を供給する整流子と、を有し、
    前記ホルダー部材は、前記回転子に電流を供給するためのリード線を前記ケース内部から外部に引き出すための引き出し孔が形成されるとともに、前記ケースの開放部側の端部を覆うカバー部材をホルダー部材に設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のモータ。
  6. 前記ホルダー部材の表面に形成された突起と前記ブラケット部材に形成された嵌合孔とを嵌合させ、前記ホルダー部材に対して前記ブラケットを位置決めすることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のモータ。
JP2013101605A 2013-05-13 2013-05-13 モータ Pending JP2014222971A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013101605A JP2014222971A (ja) 2013-05-13 2013-05-13 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013101605A JP2014222971A (ja) 2013-05-13 2013-05-13 モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014222971A true JP2014222971A (ja) 2014-11-27

Family

ID=52122230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013101605A Pending JP2014222971A (ja) 2013-05-13 2013-05-13 モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014222971A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180059057A (ko) * 2016-11-25 2018-06-04 효성전기주식회사 Egr 밸브 조립체

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180059057A (ko) * 2016-11-25 2018-06-04 효성전기주식회사 Egr 밸브 조립체
KR101906178B1 (ko) * 2016-11-25 2018-10-11 효성전기주식회사 Egr 밸브 조립체

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7033810B2 (ja) ブラシ付き永久磁石マイクロモータ及びその組立方法
JP6088762B2 (ja) ステッピングモータ
JP2012138994A (ja) 回転電機
WO2009133942A1 (ja) モータ
JP6406142B2 (ja) 直流モータ
JP2014222971A (ja) モータ
JP6160096B2 (ja) モールドモータ
JP2013132127A (ja) 回転電機の固定子
JP5307509B2 (ja) モータ、及びサーミスタの製造方法
JP5972637B2 (ja) ステッピングモータ
JP5953143B2 (ja) 直流電動機の製造方法
JP5066135B2 (ja) 振動モータ
JP2009207326A (ja) モータ用コミュテータ
JP2020018061A (ja) モータ及びモータと被接続部材との接続構造
US8237315B2 (en) Step motor
JP5999805B2 (ja) 直流モータ
JP7153461B2 (ja) モータ
JPH07322572A (ja) 小型モータ
JP2007252105A (ja) モータの給電部構造
JP2008236933A (ja) モータ装置
JP6626785B2 (ja) 電動モータ、及び電動モータの組立方法
JP2000184662A (ja) 小型直流モ―タ
JPS603650Y2 (ja) 小型モ−タケ−ス
JP3191105B2 (ja) 直流モータ
JP5706199B2 (ja) 電磁回転機及びその製造方法並びに電磁回転機の製造装置