JP2014217309A - 植物栽培システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 植物の栽培場所と遠方の夫々から効果的に植物を監視制御できること。【解決手段】 植物栽培ユニットの側面に外部から視認可能に窓穴を形成し、当該窓穴を遮蔽する位置に透明液晶パネルと、透明タッチパネルを配置する。温度等の環境データは、透明タッチパネルへ表示される一方、サーバ装置を介して植物を撮影した画像データと共に端末装置へ送信される。端末から送られてくる制御指令は植物栽培ユニットへ送られる。植物栽培ユニットでは、タッチパネルから入力される制御指令およびサーバ装置送られてくる制御指令を時系列的に設定キューとして登録し、該設定キューを実行することによりLED照明、ヒーター、送風ファン等の被制御機器を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、室内等の閉鎖的な空間内で光や温度などの植物の生育環境を栽培場所のみならず端末装置を用いて遠方からでも監視制御することのできる植物栽培システムに関する。
従来、LED等の光源を用いて、植物の生育環境を人工的に制御する技術が提案されている。たとえば、特許文献1では、単一の施設内で品種や栽培時期、生育段階の異なる野菜を同時に栽培することを目的として、水槽の水面との間にクレートを設置し、クレートの上側に制御パネルを搭載した装置が開示されている。この制御パネルは、下面にLEDランプ、ファン、カメラを備え、上面に炭酸ガスセンサ、温度センサ、湿度センサ、RFユニットを備え、このRFユニットを介して中央のコンピュータと接続する構成になっている。
また、特許文献2には、太陽電池を各種センサの電源にすると共に、配線をコードレス化して植物の生育環境をコンピュータ制御する装置が開示されている。
特開2010−279269号公報 特開2011−147413号公報
上述の技術は、植物の生育状況の監視やコンピュータへの制御指令の入力を特定の場所から行うことを前提としているが、一般に植物を自宅等で栽培するような場合、屋内,屋外からこまめに植物の生育状況を監視したり、コンピュータへの制御指令を入力したりする必要がある。この場合、監視制御を行う場所に応じて多種多様なデータをいかに見やすく表示し、制御指令を設定しやすくするかなど監視制御のためのユーザインタフェースが問題となる。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、植物の栽培場所で監視制御する場合と、植物の栽培場所以外の場所(以下、「遠方」という。)で監視制御する場合の夫々の状況に応じて効果的に当該植物の育成者に情報を提供でき、育成者にとって利便性の高い植物栽培システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の植物栽培システムは、
水槽と、該水槽の上方に取り付けられ植物に向けて照らす人工照明装置と、温度、湿度を含む環境データと植物の撮影画像を入力し、制御指令に基づいて前記人工照明装置を制御する制御装置と、を有する植物栽培ユニットと、
当該植物栽培ユニットと通信回線を介して接続し、前記植物栽培ユニットから送られてくる環境データおよび撮影画像を受信して端末装置へ表示出力するサーバ装置と、
を有する植物栽培システムであって、
前記サーバ装置は、前記植物栽培ユニットから送られてくる前記画像データおよび前記環境データを前記端末装置へ表示出力する一方、前記端末装置から送られてくる制御指令を受信して前記植物栽培ユニットへ制御指令を送信し、
前記植物栽培ユニットの側面には、栽培している植物を外部から視認可能に窓穴が形成され、当該窓穴を遮蔽する位置に透明液晶パネルと、該透明液晶パネルの外側表面に透明タッチパネルが配置され、前記制御装置は、前記透明液晶パネルへ環境データを表示出力すると共に、前記タッチパネルから入力された制御指令または前記サーバ装置送られてくる制御指令を時系列的に設定キューとして登録し、該設定キューを実行することにより、前記人工照明装置を制御することを特徴とする。
本発明では、水槽側面に内部の植物視認可能に透明液晶パネルと透明タッチパネルを配置し、透明液晶パネルに環境データを表示すると共に育成者に直接植物を観察できるようにする一方、育成者がこれらの環境データや植物を確認しながらタッチパネルを通して制御指令を入力できるようにする。さらに遠方では、端末装置上に環境データと植物の撮影画像を表示し、端末装置から入力された制御指令は、植物栽培ユニット側で設定キューとして登録することによって栽培場所と遠方の両方から制御指令を出力できるようにする。
特に植物栽培ユニット側では撮影画像ではなく、透明液晶パネルを通して栽培中の植物を視認できるので、育成者はカメラ画像に比べて植物を詳細に観察でき、同時に環境データを確認しながら制御データの設定をすることが可能になる。
好ましくは、透明タッチパネルから制御指令が入力されたときは、サーバ装置に保存されている設定キューはクリアするのが良い。これにより、育成者が栽培状況をより詳細に確認することのできる植物栽培場所での操作を優先させ、植物栽培場所と遠方の両方から制御指令が入力されたときの制御指令の不整合を防止することができる。
なお、前記制御装置によって前記透明液晶パネル上に出力される監視画面は、環境データ表示領域と水槽内を視認可能にする透明領域からなり、前記環境データ表示領域は、前記透明領域よりも上側に配置されるようにすると良い。これにより人工照明光下でも環境データの視認性が良くなる。
また、本発明に係わる植物栽培システムの前記水槽は、植物へ供給するための水を蓄水するための下層ユニットと、該下層ユニットの上に重ねて使用され、栽培用スポンジを配設された上層ユニットから構成され、前記上層ユニットには、水が一定の高さに達すると前記下層ユニット側へ水を流出させる排水管を有し、さらに、前記下層ユニットの水を前記上層ユニット側へ汲み上げる揚水ポンプを備えたことを特徴とする。
これにより、水槽の養分水をすべての植物に満遍なく行き渡らせることができる。
以上のごとく、本発明によれば、植物の育成者は、植物栽培ユニット側面に備えられた透明液晶パネルによってユニット内で栽培されている植物を監視ながらタッチパネルを通して入力された設定値によって照明光や温度等を制御することができ、また遠方では、撮影画像によって栽培状況を確認しながら端末装置を通して入力された設定値によって制御することができるので、育成者にとって利便性の高い植物栽培システムを提供することができる。
本発明の実施の形態による植物栽培システムの装置構成図である。 図1の植物栽培ユニットの構成図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は右側面図である。 図2の水槽の斜視図である。 図4(a)は、図2の水槽の上層ユニットの正面図、左右側面図、および底部の平面図である。図4(b)は、図2の水槽の下層ユニットの正面図である。 図3の上層ユニット12aの上蓋30の説明図であり、図5(a)は、平面図、図5(b)は正面図である。 図3の導通管と揚水ポンプの外形図である。 図1の制御装置17のブロック図である。 図1の端末装置上に表示される状態画面の説明図である。 図1の端末装置上に表示される記録画面の説明図である。 図1の端末装置上に表示される設定画面の説明図である。 図2の植物栽培ユニットの透明液晶パネル上に表示される画面の遷移図である。 図2の透明液晶パネルの画面構成の説明図である。 図2の透明液晶パネルに表示される状態表示画面の説明図である。 図2の透明液晶パネルに表示される記録表示画面の説明図である。 図2の透明液晶パネルに表示される記録編集画面の説明図である。 図2の透明液晶パネルに表示される栽培画面の説明図である。 図2の透明液晶パネルに表示される設定画面の説明図である。
以下に本発明に係る植物栽培システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本実施の形態による植物栽培システム1は、室内等で植物を栽培するための植物栽培ユニット10、この植物栽培ユニット10と通信回線80aを介して接続するサーバ装置60およびサーバ装置60と通信回線80bを介して接続する端末装置70から構成される。
(植物栽培ユニット10の構成)
植物栽培ユニット10は、図2に示すように概略的には、水槽12、水槽12の下側に設置される貯水タンク13、LEDを用いた人工照明装置18c,ヒーター18a,送風ファン18b等の被制御機器18、温度計,湿度計等の各種センサ類15、カメラ16、および前記カメラ16で撮影した画像データや各種センサ類15からのデータを収集し、被制御機器18へ制御信号を出力する制御装置17、これらの機器類を収納するフレーム11から構成されている。このフレームの下側4箇所にキャスター19が取り付けられている。また、送風ファン18bの正面にあたる図中フレーム右側面には吸気口が設けられている。さらに、フレームの水槽側一側面には、透明液晶パネル55とその外側表面に透明タッチパネル56が配設されている。
また、水槽12の上方には天井パネル20がフレーム11に取り付けられており、この天井パネル20の下面に人工照明装置18cを構成するLED14aが複数取り付けられ、天井パネル20の上面には制御装置17が設設されている。
本実施の形態による水槽12は、図3、図4に示すように上層ユニット12aと下層ユニット12bの2つに分かれている。
下層ユニット12bは上側開口の桶状構造を有し、底の中央には排水穴41が設けられている。この排水穴41には、ドレン42が接続されており、ドレンのバルブを開け閉めすることにより、水槽下層ユニット12bの水を貯水タンク13側へ流したり、止めたりする。
水槽12の上層ユニット12aは、下層ユニット12bと同様に桶状構造を有し、さらに図5に示すように上蓋30を備える。上層ユニット12aは、下層ユニット12bの上に重ねて一体として使用される。また、上層ユニット12aの上蓋30には、栽培用スポンジ(以下、単に「スポンジ」という。)を挿入するための穴(スポンジ挿入管)31が複数設けられている。このスポンジ挿入管31に植物の根を包んだスポンジ32を挿入して使用する。
上層ユニット12aの底は、図3、図4に示すように揚水ポンプ用の導通管33,34、排水用の穴35および排水管(オーバーフロー管)36が設けられている。揚水ポンプ用の導通管33,34からは図6に示すように、揚水ポンプ38が通され、下層ユニット12bの水を上層ユニット12aに汲み上げるようになっている。
上層ユニット12aでは、仕切り板37によって植物栽培エリアとオーバーフローした水の排水エリアが分離され、前記揚水ポンプ38は植物栽培エリアに設けられている。仕切り板37および排水管36は上層ユニット12aの高さよりも若干低く設定されている。この排水管36は、揚水ポンプによって汲み上げられた水が一定の高さ以上になったときに下層ユニット12b側へ流す役割を担っている。
また、仕切り板37によって、根の切れはし等のごみが下層ユニット12b側へ流出するのを防止し、揚水ポンプ38のごみによる動作不良を防いでいる。また、上層ユニット12aにおいて、水流は表面だけではなく下側も含めて流れるようにする必要があるが、仕切り板37が無い場合は、水槽表面に近い部分のみ水が流れ、底面に近い部分は流れがない状態になる。しかし、仕切り板37を設けて仕切り板の下側からのみ水を通すことで、一旦仕切り板37に水があたり、仕切り板37を潜るようにして水が流れることで、水を効果的に掻き混ぜることが可能になる。
このように、揚水ポンプ38と排水管36との間に仕切り板37を設置することによって、植物に養分水を均等に行き渡らせることができる。なお、上層ユニットの中央付近にも穴35があいているが、この穴35は、移動時などに水槽から水を抜くための穴であり、通常時は常に閉じて使用される。
なお、排水管36からの排出量は、揚水ポンプ38の揚水量(単位時間あたりに汲み上げる量)よりも大きくなるように、排水管の穴径および揚水量が設定される。
勿論、水感センサによって、オーバーフローを検知して、揚水量を減少させたり、あるいは揚水ポンプを停止させたりする等の制御を行うようにしても良い。
ユニットの制御装置17は、図7に示すように、メインプロセッサ51と、サブプロセッサ52のマルチプロセッサ構成になっている。メインプロセッサ51は、主に通信I/F53を介してサーバ装置60との通信を行ったり、透明液晶パネル55へのデータ出力や透明タッチパネル56からのデータ入力を行う。
メインプロセッサ51は、透明タッチパネルから入力された、あるいはサーバ装置60から取得した制御指令(被制御機器への設定値)を時系列的に保存する設定キューを格納するメモリ54を有している。この設定キューはサブプロセッサ52に渡され、サブプロセッサ52はこの設定キューに基づいて、各被制御機器18を制御する。
サブプロセッサ52は、温度センサ等の図7に示したセンサ類15からセンサ値(環境データ)を入力してメモリ(図示せず)に保存する一方、メインプロセッサ51から渡される設定キューに基づいて人工照明装置18cや送風ファン18b、ヒーター18a等の被制御機器18に対して制御指令を出力する。
サブプロセッサ52は、人工照明装置18cに対しては、たとえば、日長、波長毎照度等の設定値に基づいて、一定時間ごとに夫々のLED14aに対するRGB値を出力する。人工照明装置18cは、このRGB値を受け取ると、LED制御基板14bを通して、天井パネル20に取り付けられた個々のLED14aを制御する。また、水温設定値に基づいてヒーター18aに対して制御指令を出力し、風量設定値に基づいて送風ファン18bに対して制御指令を出力する。
メインプロセッサ51は、一定時間ごとにサブプロセッサ52が保有しているセンサ値を取得する。メインプロセッサ51は、このセンサ値とカメラ16から取得した画像データとを栽培記録としてサーバ装置60へ登録したり、サーバ装置60を経由して他のサイトへ投稿したりすることができる。サーバ装置60に登録された画像データは、定点観測画像として再生することができる。
端末装置70は、たとえばタブレット型端末を使用することができる。ブラウザベースで動作させ、サーバ装置60から送られてきた栽培記録をもとに、育成者は植物栽培ユニット10の各センサ15が取得したデータの現在値や積算値の確認を行うことができる。また、育成者は、端末装置70から植物栽培ユニット10のLEDの照度、日長(照明時間)、送風ファンの風量調整、ヒーター温度の設定を行うことができる。
次に、植物栽培システム1の動作について説明する。
本システム1の特徴は、植物栽培ユニット10側での監視制御と、端末装置(遠方)70側での監視制御の両方を効果的に行うところにある。
(1)端末装置側での監視制御
(監視処理)
まず、植物栽培ユニット10の制御装置のサブプロセッサ52は、各種センサ15(15a〜15g)からセンサ値(環境データ)を収集すると、そのセンサ値はメインプロセッサ51に渡され、メモリ54に保存される。また、メインプロセッサ51は、カメラ16から画像データを取得し、同様にメモリ54に保存する。メインプロセッサ51は、メモリ54に保存されている環境データと画像データを栽培記録として通信回線80aを通してサーバ装置60へ送信する。サーバ装置60は、植物栽培ユニット10から送られてくる栽培記録を受信すると植物栽培システムのID、端末装置IDと関連付けてサーバ装置60の記憶部(データベース)61に保存する。サーバ装置60は、端末装置70から要求に応じて栽培記録を当該端末装置70に送信する。
図8は、端末装置上に表示される状態画面の例である。
ユニットの温度、湿度、水温、気圧、PH、CO2濃度、日長、照度、水位、風量などの現在値のほか、グラフ表示よって、時間経過によるデータの推移が表示される。
なお、水位センサによって計測した水位が一定値よりも低下している場合は、状態画面の水位を色別表示することにより育成者に注意喚起する。また、風量は、その値がどの範囲に属するかによってアイコンを変化させるようにしてもよい。
図9は、記録画面の一例である。育成者は、端末装置70からコメントを入力する。なお、図9に示すように、コメント入力画面には、温度などの環境データや植物の撮影画像などの栽培記録を表示させるようにするとよい。これにより、育成者は、画面上に表示されている栽培記録を確認しながら、コメントを入力することができ利便性が向上する。
また、記録画面では、日付や時刻を入力することにより、その日時の栽培記録と共に、育成者が入力したコメントを表示するようになっている。
(制御処理)
図10は、設定画面の例である。
育成者は、端末装置の設定画面から水温、風量、照度、日長などの設定値、すなわち各被制御機器18(18a,18b,18c)への制御指令を入力することができる。入力された設定値は、通信回線80bを介してサーバ装置60に送ら、サーバ装置60の記憶部61に保存される。この設定値は、植物栽培ユニット10からの要求に応じて植物栽培ユニット10へ送信される。
植物栽培ユニット10のメインプロセッサ51は、サーバ装置60から送られてくる設定値を入力すると設定キューとして登録する。サブプロセッサ52は、メインプロセッサ51から設定キューを受け取ると、その設定値に基づいて該当する被制御機器18へ制御指令を出力する。
上記の動作を実現させるためには、植物栽培ユニット10と端末装置向けサイトの連携を図るために、次に示すWEB API(WEBサービスと連携させるためのアプリケーションプログラミング・インタフェース)をサーバ装置上に構築するのが効果的である。
(APIの概要)
(a)状態の登録(setStatus)
植物栽培ユニット10のメインプロセッサ51は、一定周期で(たとえば1分毎に)このAPIを呼び出して、各種センサで取得した値と設定値・記録データをサーバ装置60の記憶部61に登録する。
ここで、センサ取得値は、気温・水温・湿度・気圧・pH・CO2濃度・水位・照度などのデータである。また、設定値は、日長・昼用LED(RGB)・夜用LED(RGB)・水温・風量などのデータである。記録データは、コメントや植物の設営画像である。
(b)サーバ装置側で設定した設定値の取得(getSettingQue)
端末装置70を介してサーバ装置60(WEBアプリ)に入力された設定値(設定キューデータ)を取得する。この設定値としては、日長・昼用LED(RGB)・夜用LED(RGB)・水温・風量などがある。
(c)サーバ装置側で設定した設定値の削除(clearSettingQue)
端末装置70を介してサーバ装置60の記憶部61に登録された設定キューデータを削除する。たとえば、getSettingQueを呼び出した後、この設定キューデータに基づいて植物栽培ユニット側での設定の変更処理を行い、setStatus、続いてclearSettingQueの順で呼び出して、取得した設定キューデータを削除する。
なお、植物栽培ユニット側で設定が更新された場合は、始めにclearSettingQueを呼び出して、サーバ装置上の全ての設定キューデータを削除するのが良い。
(d)サーバ装置側で設定したコメントの取得(getCommentQue)
端末装置70を介してサーバ装置60に設定されたコメント(コメントキューデータ)を取得する。
(e)サーバ装置側で設定したコメントの削除(clearCommentQue)
端末装置70を介してサーバ装置60に設定されたコメント(コメントキューデータ)を削除する。たとえば、getCommentQueを呼び出した後、このキューに基づいて植物栽培ユニット10側でコメントの更新を行い、setStatus、続いてclearCommentQueの順で呼び出して、取得したコメントキューを削除する。
なお、植物栽培ユニット側でコメントが更新された場合は、始めにclearCommentQueを呼び出して、サーバ装置60上の全てのコメントキューを削除するのが良い。
(2)植物栽培ユニット側の監視制御
(監視処理)
植物栽培ユニット10の透明液晶パネル55上には、制御装置17から表示データを出力することによって、データが表示される。
図11は、植物栽培ユニット10の透明液晶パネル55に表示される画面の遷移図である。初期状態では、状態表示画面が表示され、当該画面から、設定画面や記録表示画面など所定の画面に移行できるようになっている。
図12は、透明液晶パネル55の画面構成の説明図である。画面の左側は、メニュー選択や状態表示を行うエリア、画面の上側は、設定データや観測データなどのメインコンテンツが表示されるエリアになっている。また、画面の右下部は、透過状態にするエリアである。このエリアを通して、育成者はユニット内部の栽培の様子を直接観察することができる。
このように、水槽上方にLED光源を配置したときに、データを透明液晶パネル55の上側(光源側)に表示することにより、植物の視認性を維持しつつデータの視認性が良くすることができる。このような表示配置を実現するためには、フレームの一側面の、水槽の上層ユニット12aの底付近から上方のLED光源より下の一定領域に窓穴をあけ、当該窓穴を遮蔽する位置に透明液晶パネル55を配設するのが良い。
特に、LED光源は、時間帯によってその光源色や照度が変化するが、光源に近い側にデータの表示領域を取り、光源から遠い側にユニット内の栽培状況の観察領域を取ることによって、光源色や照度の変化による情報の視認性を維持することができる。この条件下で、特にデータの表示領域を黒地にして文字色を白(透明)にすると文字の視認性が良くなる。
育成者は、透明タッチパネル上で所定の項目を選択すると、そのデータはメインプロセッサ51に読み込まれる。すると、メインプロセッサ51は、該当する画面を透明液晶パネル上に表示する。
図13は、透明液晶パネル55に表示される状態表示画面例である。上述したように、監視画面は、データの表示領域(画面左および上側)と栽培状況の観察領域(画面右下の透明エリア)から構成されている。この画面例では、画面上側に各センサ値のトレンドグラフが左右にスワイプ表示されるようになっている。
図14は、記録表示画面の例である。画面上には、カレンダと、写真シャッターボタン、画像再生ボタン、コメント編集ボタンなどが表示されている。育成者が写真シャッターボタンを押下すると、カメラ16からその時点の画像が取り込まれメモリ54に保存される。画像再生ボタンを押下すると、メモリ54に保存されている画像が再生される。
また、コメント編集ボタンを押下すると、図15の記録編集画面が表示され、画面上のコメント入力ボックスを通して、コメントを入力できるようになっている。入力されたコメントは、メモリ54に保存される。
図16は、栽培画面の例である。画面上のデータ表示領域には、環境データが表示され、その下の観察領域は透明になり、ユニット内の植物を直接観察できるようになっている。
(制御処理)
図17は、透明液晶パネル55に表示される設定画面例である。画面上側で昼夜別のRGB値や日長、水温、風量が設定可能になっている。また、画面右下は観察領域である。育成者は透明の画面を通して、ユニット内の植物を観察しながら、設定値を入力することができる。
育成者は、タッチパネル56を通して、設定値を入力する。入力された設定値は、時系列的にリンク付けされ、設定キューとしてメインプロセッサ51のメモリ54に保存される。メインプロセッサ51は、この設定キューをサブプロセッサ52に渡す。
サブプロセッサ52は、この設定キューにしたがって、被制御機器18に対して制御指令を出力する。
以上、本実施の形態によれば、植物栽培場所のみならず、サーバ装置を介して端末装置から栽培のためのデータ設定や、栽培状況の観察を行うことができ、外出先からでも自宅にいるのと同様に植物を育成することができる。
さらに、育成者は、端末装置側では、必要な栽培データを表示しながら、ユニット内のカメラの撮影画像によって植物を観察することこができ、一方ユニット側では、透明液晶パネルによって、必要な栽培データを表示しながら、植物を直に観察することこができるので、利便性が向上する。
また、キュー形式によって、設定値を保存しておき、ユニット側で設定値が入力されたときは、サーバ装置の設定キューをクリアするので、ユニット側,端末側の双方からの制御指令に対する不整合を防止することができる。
1 植物栽培システム
10 植物栽培ユニット
11 フレーム
12 水槽
12a 上層ユニット
12b 下層ユニット
13 貯水タンク
14a LED
14b 制御基板
15 センサ
16 カメラ
17 制御装置
18 被制御機器
18a ヒーター
18b 送風ファン
18c 人工照明装置
19 キャスター
20 天井パネル
30 上蓋
31 スポンジ挿入管
33,34 導通管
35 穴
36 排水管
37 仕切り板
38 揚水ポンプ
41 排水穴
42 ドレン
51 メインプロセッサ
52 サブプロセッサ
54 メモリ
55 透明液晶パネル
56 透明タッチパネル
56 タッチパネル
60 サーバ装置
61 記憶部
70 端末装置
80a,80b 通信回線

Claims (3)

  1. 水槽と、該水槽の上方に取り付けられ植物に向けて照らす人工照明装置と、温度、湿度を含む環境データと植物の撮影画像を入力し、制御指令に基づいて前記人工照明装置を制御する制御装置と、を有する植物栽培ユニットと、
    当該植物栽培ユニットと通信回線を介して接続し、前記植物栽培ユニットから送られてくる環境データおよび撮影画像を受信して端末装置へ表示出力するサーバ装置と、
    を有する植物栽培システムであって、
    前記サーバ装置は、前記植物栽培ユニットから送られてくる前記画像データおよび前記環境データを前記端末装置へ表示出力する一方、前記端末装置から送られてくる制御指令を受信して前記植物栽培ユニットへ制御指令を送信し、
    前記植物栽培ユニットの側面には、栽培している植物を外部から視認可能に窓穴が形成され、当該窓穴を遮蔽する位置に透明液晶パネルと、該透明液晶パネルの外側表面に透明タッチパネルが配置され、前記制御装置は、前記透明液晶パネルへ環境データを表示出力すると共に、前記タッチパネルから入力された制御指令または前記サーバ装置送られてくる制御指令を時系列的に設定キューとして登録し、該設定キューを実行することにより、前記人工照明装置を制御することを特徴とする植物栽培システム。
  2. 前記制御装置によって前記透明液晶パネル上に出力される監視画面は、環境データ表示領域と水槽内を視認可能にする透明領域からなり、前記環境データ表示領域は、前記透明領域よりも上側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の植物栽培システム。
  3. 前記水槽は、植物へ供給するための水を蓄水するための下層ユニットと、該下層ユニットの上に重ねて使用され、栽培用スポンジを配設された上層ユニットから構成され、
    前記上層ユニットには、水が一定の高さに達すると前記下層ユニット側へ水を流出させる排水管を有し、
    さらに、前記下層ユニットの水を前記上層ユニット側へ汲み上げる揚水ポンプを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の植物栽培システム。
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